JP6575063B2 - 画像形成装置、画像形成方法、中間部材 - Google Patents

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本発明は画像形成装置、画像形成方法、中間部材に関する。
画像形成装置として、液体吐出方式によって被捺染物(媒体)に対して画像を形成(捺染)する捺染装置が知られている。
例えば、被捺染材を載置する載置台と、載置台に載置された被捺染材の捺染側の面に向けてインクを吐出して所望の捺染を実行する捺染ヘッドを備えた捺染実行部と、捺染実行部による捺染実行に先立って被捺染材に対して前処理を実行する前処理部とを備え、前処理部は、被捺染材の捺染側の面に対して熱を加える熱供給手段と、被捺染材の捺染側の面を押圧するローラとを備え、ローラと載置台との相対的な移動により、載置台上の被捺染材がローラにより押圧される構成としたものが知られている(特許文献1)。
特開2013−19083号公報
ところで、特に被捺染物として使用されることが多い布地は、紙などに比べて、相対的に伸び易く、シワが寄り易いなどの特性がある。布地の伸び、シワが発生した場合、形成された画像が歪んだり、画像の一部が欠けたりする画像異常が発生する。また、シワが大きい場合は、液滴を吐出するヘッドと布地表面が擦れて異常画像になるなど、画像品質の低下を生じることになる。
ところが、被捺染物として、例えばシャツなどの個別に裁断された布地を使用する場合、シャツのサイズや様々な画像形成位置(例えば襟口、胸元ワンポイント、腹部プリントなど)に対応するためには、シャツ全体を皺や伸びなく載置する載置台が必要になって装置が大型化し、また皺や伸びを低減した状態で保持することが困難であるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、装置を大型化することなく、皺や伸びを抑えて媒体をセットできるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る画像形成装置は、
媒体に画像を形成する画像形成手段と、
前記媒体を保持して回転する回転体と、
前記媒体の画像を形成する領域より前記回転体の回転方向で上流側の任意の位置を前記回転体に保持可能な第1の保持手段と、
前記媒体を押える押さえ手段と、
前記回転体に対向する加熱手段と、を備え、
前記押さえ手段は、前記媒体を押える押さえ位置と前記回転体の周面から離間する離間位置との間で移動可能であり、
前記加熱手段は、前記媒体を加熱する加熱位置と前記回転体の周面から離間する離間位置との間で移動可能である
構成とした。
本発明によれば、装置を大型化することなく、皺や伸びを抑えて媒体をセットできる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の斜視説明図である。 同じく側面説明図である。 保持手段による被捺染物の保持構造の説明に供する斜視説明図である。 同じく分解斜視説明図である。 同じく保持手段の側面説明図である。 同実施形態の作用説明に供する側面説明図である。 同実施形態の作用説明に供する側面説明図である。 同実施形態の作用説明に供する側面説明図である。 同実施形態の作用説明に供する側面説明図である。 同実施形態の作用説明に供する側面説明図である。 本発明の第2実施形態の説明に供する斜視説明図である。 同じく保持ドラムの軸方向に沿う要部断面説明図である。 本発明の第3実施形態の説明に供する斜視説明図である。 同じく保持ドラムの軸方向に沿う要部断面説明図である。 本発明の第4実施形態の説明に供する斜視説明図である。 同じく保持ドラムの軸方向に沿う要部断面説明図である。 本発明の第5実施形態の説明に供する保持ドラムの軸方向に沿う要部断面説明図である。 本発明の第6実施形態に係る画像形成装置の説明に供する正面説明図である。 同じく側面説明図である。 保持ドラムに被捺染物を保持する構成の説明に供する側面説明図である。 本発明の第7実施形態における保持ドラムに被捺染物を保持する構成の説明に供する側面説明図である。 本発明の第8実施形態の説明に供する側面説明図である。 本発明の第9実施形態の説明に供する被捺染物に中間部材を内包する状態の斜視説明図である。 同じく中間部材を含む被捺染物を保持するときの分解斜視説明図である。 同じく側面説明図である。 本発明の第10実施形態の説明に供する要部斜視説明図である。 同じく断面説明図である。 本発明の第11実施形態の説明に供する要部側面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態に係る画像形成装置について図1及び図2を参照して説明する。図1は同装置の斜視説明図、図2は同じく側面説明図である。
この画像形成装置は、インクジェット捺染装置であり、液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッド2を搭載したキャリッジ4を備えている。キャリッジ4は、ガイド部材3によって主走査方向(矢印A方向)に往復移動される。
また、媒体である被捺染物11を保持する回転体である筒状(中空状)の保持ドラム5を備えている。保持ドラム5は駆動部8によって送り方向(矢印B方向)に回転される。なお、保持ドラム5を往復回転させて画像を形成することもできる。
そして、被捺染物11の画像を形成する領域より保持ドラム回転方向で上流側の任意の位置を保持ドラム5に保持可能な第1の保持手段6と、被捺染物11の画像を形成する領域より保持ドラム回転方向で下流側を保持ドラム5に保持可能な第2の保持手段7とを備えている。
また、この保持ドラム5の外周面に対向して、保持ドラム5に保持される被捺染物11を押える押さえローラ9を備えている。押さえローラ9はスプリング21で押さえ方向に付勢されている。また、押さえローラ9は開閉可能な上前カバー12に保持されている。上前カバー12を開閉することで、押さえローラ9が被捺染物11を押える押さえ位置と保持ドラムの周面から離間する離間位置との間で移動可能である。
また、保持ドラム5の外周面に対向して、加熱手段であるヒータ10を備えている。ヒータ10は開閉可能な下前カバー13に保持されている。下前カバー13を開閉することで、ヒータ10が被捺染物11を加熱する加熱位置と保持ドラム5の周面から離間する離間位置との間で移動可能である。
次に、保持ドラムに被捺染物を保持する構成について図3ないし図5も参照して説明する。図3は保持手段による被捺染物の保持構造の説明に供する斜視説明図、図4は同じく分解斜視説明図、図5は同じく保持手段の側面説明図である。
保持ドラム5の外周面には、側面で見て一部を切り欠いた形状とすることで、被捺染物11を保持した第1の保持手段6を嵌め込んで取付ける取り付け部51と、被捺染物11を押さえる第2の保持手段7を嵌め込んで取り付ける取り付け部52を形成している。
保持ドラム5は、内部に空間50を有する部材であり、上記取り付け部51、52には、保持ドラム5の軸方向に沿って、内外を通じる開口部53、54が設けられている。この開口部53、54を通じて被捺染物11の余剰部分11a、11bを内部の空間50に差し入れて収容することができる。なお、余剰部分11a、11bは、少なくとも被捺染物11のうちの画像を形成する領域以外の領域の一部である。
第1の保持手段6は、2つに分割された保持部材(ベース部材)6aと保持部材(蓋部材)6bとで構成され、凹凸で嵌め合わせる形状としている。蓋部材6bは、保持手段6を保持ドラム5の取り付け部51に取り付けた状態で、蓋部材6bの外周が、保持ドラム5の回転軌跡に沿う形状又は回転軌跡よりも内側(回転中心側)になる形状としている。
第1の保持手段6は、保持部材6aと保持部材6bとの間に、被捺染物11の画像を形成する領域以外の領域の任意の位置を挟むことができ、この状態で保持ドラム5の取り付け部51に嵌め込むことで、被捺染物11を第1の保持手段6によって保持ドラム5に保持することができる。つまり、第1の保持手段6は、被捺染物11の画像を形成する領域より保持ドラム5の回転方向で上流側の任意の位置を保持ドラム5に保持できる。
第2の保持手段7は、保持部材6bとほぼ同じ外形状を有し、保持ドラム5の取り付け部52に取り付けた状態で、外周が、保持ドラム5の回転軌跡に沿う形状又は回転軌跡よりも内側(回転中心側)になる形状としている。
そして、この第2の保持部材7は、保持部材6aと同様な外形状を有する保持ドラム5の取り付け部52に嵌め込むことで、被捺染物11を保持ドラム5に保持することができる。
次に、このように構成した本実施形態の作用について図6ないし図10を参照して説明する。図6ないし図10は同作用説明に供する側面説明図である。
まず、前述した図3ないし図5に示すように、被捺染物11の画像を形成しない領域の上流側(回転方向)の任意の位置を第1の保持手段6の保持部材6a、6bで挟んで保持する。一方、図6に示すように、上前カバー12及び下前カバー13を開いて、保持ドラム5の取り付け部51へのアクセスが可能な状態にする。
そして、図7及び図8に示すように、被捺染物11を保持した第1の保持手段6を保持ドラム5の取り付け部51に嵌め込んで取付ける。このとき、被捺染物11の第1の保持手段6で保持している部分よりも上流側の余剰部分11aは、保持ドラム5の開口部53から差し込んで内部の空間50に収容する。
次いで、図8に示すように、上前カバー12を閉じることで、押さえローラ9が保持ドラム5の周面に押し付けられて、被捺染物11を押さえる。この状態のまま保持ドラム5を矢印B方向に徐々に回転させることで、被捺染物11は皺を伸ばされながら保持ドラム5の周面に巻きついて行く。
その後、図9及び図10に示すように、被捺染物11が保持ドラム5の外周をほぼ一周した状態で、被捺染物11の後端側の余剰部分11bを取り付け部52の開口部54から内部の空間50に差し入れて収容する。
そして、第2の保持手段7を取り付け部52に嵌め込んで被捺染物11の画像を形成する領域の下流側を保持ドラム5に保持する。
次いで、図10に示すように、下前カバー13を閉じることで、ヒータ10が保持ドラム5の周面に対向した位置に移動する。
このようにして、被捺染物11を保持ドラム5の外周にセット(保持)することで、被捺染物11の画像を形成する領域は保持ドラム5の外周面に皺がなく伸びが抑えられた状態で密着する。なお、図面上は見易くするために保持ドラム5の周面などと被捺染物11との間に隙間を設けて図示している。
そして、被捺染物11の余剰部分11a、11bは保持ドラム5の内部空間50に収容され、保持手段6、7の表面は保持ドラム5の表面とほぼ同一表面を形成し、凹凸が無くスムーズな面となる。
これにより、保持ドラム5を一方向に回転させながら記録ヘッド2によって液滴を吐出して被捺染物11に安定して品質の高い画像を形成することができる。このとき、被捺染物11の表面や第1の保持手段6及び第2の保持手段7の外周面は保持ドラム5の周面に倣っているので、他のローラ等の部品に干渉すること無く、安定して画像を形成することができる。
また、下前カバー13には、被捺染物11を加熱するヒータ10が設けられており、ヒータ10によって加熱しつつ、押さえローラ9で押さえながら、保持ドラム5を回転させることにより、アイロンを掛けるがごとく皺を伸ばし、浮きを防止することができる。
また、上述したように、被捺染物11の余剰部分は、内部空間50内に収容することができる。これにより、被捺染部材11のサイズに合わせて直径の異なる保持ドラムを交換する必要がなく、被捺染物の段取りに時間が掛からず、多品種少量生産を短時間で行うことができる。
また、内部空間50内に収容する余剰部分11a、11bの量を画像形成位置に合わせて調整することにより、保持ドラムを大きくすることなく被捺染物のどのような位置にでも画像を形成することができ、装置本体のサイズの小型化を図ることができる。
次に、本発明の第2実施形態について図11及び図12を参照して説明する。図11は同実施形態の説明に供する斜視説明図、図12は同じく保持ドラムの軸方向に沿う要部断面説明図である。
本実施形態では、上記第1実施形態の構成において、保持ドラム5には、内部の空間50と外部を連通する穴14を設けている。
これにより、ヒータ10で加熱しているとき、被捺染物11が含む水分によって発生した水蒸気を逃すことができるので、被捺染物11の乾燥を促進でき、更に装置内の結露を防止することができる。
次に、本発明の第3実施形態について図13及び図14を参照して説明する。図13は同実施形態の説明に供する斜視説明図、図14は同じく保持ドラムの軸方向に沿う要部断面説明図である。
本実施形態では、上記第2実施形態の構成において、保持ドラム5の内部と装置外部を通じる流路を形成するダクト15を設けている。
これにより、より確実に、被捺染物11が含む水分によって発生した水蒸気を逃すことで被捺染物11の乾燥を促進し、更に装置内の結露を防止することができる。
次に、本発明の第4実施形態について図15及び図16を参照して説明する。図15は同実施形態の説明に供する斜視説明図、図16は同じく保持ドラムの軸方向に沿う要部断面説明図である。
本実施形態では、上記第3実施形態の構成において、ダクト15内に気流発生手段であるファン16を設けている。
これにより、ファン16を正転させて外部から気流を保持ドラム5内に送り込むことで、被捺染物11の乾燥を更に促進し、確実に結露を防止できる。
また、ファン16を逆転させて保持ドラム5内部から外部の方向に気流を形成した場合、被捺染物11が保持ドラム5の外周面に吸引されて密着し、被捺染物11の浮きや皺をより効果的に抑制することができる。
次に、本発明の第5実施形態について図17を参照して説明する。図17は同実施形態の説明に供する保持ドラムの軸方向に沿う要部断面説明図である。
本実施形態では、上記第4実施形態の構成において、ダクト15内にフィルタ17を設けている。
これにより、ファン16を正転させて外部から気流を保持ドラム5内に送り込むとき、外部の塵などが保持ドラム5内に送り込まれることを防止できる。また、ファン16を逆転させて保持ドラム5内部から外部の方向に気流を形成した場合、装置内部で発生した汚染物質を濾過することができる。
次に、本発明の第6実施形態に係る画像形成装置ついて図18及び図19を参照して説明する。図18は同装置の説明に供する正面説明図、図19は同じく側面説明図である。
この画像形成装置は、インクジェット捺染装置であり、液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成したライン型記録ヘッド102を備えている。
媒体である被捺染物111を保持する回転体である中空状の保持ドラム105を備えている。この保持ドラム105には被捺染物11が巻き付けられて保持手段106、107によって保持される。
なお、保持ドラム105は、装置本体フレーム100取り付けた支持板109、109間に回転可能に保持され、保持ドラム105は駆動部108によって回転される。また、保持ドラム105の外周面に対向して、定着装置110が配置されている。
次に、保持ドラムに被捺染物を保持する構成について図20も参照して説明する。図20は保持手段による被捺染物の保持構造の説明に供する側面説明図である。
保持ドラム105の外周部には、被捺染物11の画像を形成する領域以外の少なくとも一部を収容して、第1の保持手段106、第2の保持手段107を嵌め込む収容部を兼ねる凹部151、152を設けている。
第1の保持手段106及び第2の保持手段107はロッド状部材であり、凹部151、152に被捺染物11を挟んで嵌め込んだ状態で、保持ドラム105の外周の回転軌跡と同じか、回転軌跡より回転中心になるように第1の保持手段106及び第2の保持手段107の径及び凹部151、152の深さを設定している。
このように構成したので、図20(a)に示すように、保持ドラム105の凹部151に、被捺染物11の画像を形成する領域より上流側の余剰部分11aの任意の位置を合わせて、第1の保持手段106を凹部151に嵌め込む。これにより、被捺染物11の余剰部分11aで保持ドラム105に固定保持する。
そして、図20(b)に示すように、被捺染物11を保持ドラム105の外周に巻き付けて、被捺染物11の画像を形成する領域より下流側の余剰部分11bを、第2の保持手段107を凹部152に嵌め込んで固定保持する。
このようにして、被捺染物11を保持ドラム105に周面に倣って皺や伸びを抑えた状態で保持することができ、安定して品質の高い画像を形成することができる。
このとき、被捺染物11の表面や第1の保持手段106、第2の保持手段107の外周面は保持ドラム105の周面から突出していないので、他のローラ等の部品に干渉すること無く、安定して画像を形成することができる。
次に、本発明の第7実施形態について図21を参照して説明する。図21は同実施形態の説明に供する側面説明図である。
本実施形態では、保持ドラム105に、軸方向に沿って、被捺染物11の余剰部分11a、11bを内部の空間150に差し入れるための開口部153が設けられている。
この保持ドラム105の開口部153の周方向両側部は、保持ドラム105を折り返すことで爪状部155、155が形成されている。
そして、保持ドラム105の開口部153に、被捺染物11を保持する第1の保持手段108A、第2の保持手段108Bを配置している。
第1、第2の保持手段108A、108Bは、爪状部155に着脱可能に係合する係合部108aと、保持ドラム105の軸方向に沿って配置された軸部108bとを有し、軸部108bで矢印方向に揺動可能に保持されている。このとき、軸部108bと開口部153の端部との間には被捺染物11を通すことが可能な隙間が設けられている。
このように構成したので、被捺染物11の画像を形成する領域の上流側の余剰部分11aを第1の保持手段108Aと開口部153の端部との間を通して内部の空間150内に差し入れ、第1の保持手段108Aの爪部108aを爪状部155に係合させる。これにより、被捺染物11の画像を形成する領域の上流側の任意の位置を保持ドラム105に保持する。
そして、被捺染物11を保持ドラム105の周面に巻き付けて、被捺染物11の画像を形成する領域の下流側の余剰部分11bを第2の保持手段108Bと開口部153の端部との間を通して内部の空間150内に差し入れ、第2の保持手段108Bの爪部108aを爪状部155に係合させる。
このようにして、被捺染物11を保持ドラム105の周面に皺や伸びが抑えられた状態で保持することができ、安定して画像を形成することができる。
次に、本発明の第8実施形態について図22を参照して説明する。図22は同実施形態の説明に供する側面説明図である。
本実施形態は、前記第1実施形態における保持ドラム5には第1の保持手段6のみを備え、被捺染物11の画像を形成する領域の上流側の余剰部分11aの任意の位置を第1の保持手段6で保持する。
そして、被捺染物11の第1の保持手段6で保持された位置より下流側の部分は、保持ドラム5を回転させることで、保持ドラム5の周面に倣って巻き付いていく。
このように構成することで、被捺染物11の長さが保持ドラム5の周長より短い場合や被捺染物11の搬送方向下流端近傍であっても、皺の発生や伸びを抑制した状態で画像を形成することができる。
次に、本発明の第9実施形態について図23ないし図25も参照して説明する。図23は同実施形態の説明に供する被捺染物に中間部材を内包する状態の斜視説明図、図24は同じく中間部材を含む被捺染物を保持するときの分解斜視説明図、図25は同じく側面説明図である。
本実施形態は、前記第1実施形態に係る画像形成装置を使用した本発明に係る画像形成方法によって画像を形成する実施形態である。
本実施形態では、一部又は全部が重なり合う重なり部分を有する媒体としての被捺染物111に画像を形成する。被捺染物111は、例えば2枚の布帛111a、111bを縫製したシャツなどのように、前身頃(布帛111a)と後ろ見頃(布帛111b)が重なっている媒体である。
そこで、図23に示すように、被捺染物111の布帛111a、111bの間に、屈曲変形可能な面状の中間部材200を差し入れて、図24に示すように、被捺染物111内に中間部材200を内包させる。
中間部材200は、重なり部分の一方に付着した液体が他方に移動することを阻止する部材であり、液体を吸収しない材料、一面から液体を吸収して内部に保持する材料などで構成できる。例えば、液体を吸収しない部材としてはポリエステルフィルム、液体を吸収して内部に保持する部材としては多孔質状のフィルムを挙げることができる。また、中間部材200が発熱部材を兼ねて、画像形成毎に被捺染物を加熱するようにもできる。
これにより、図25にも示すように、被捺染物111の布帛111aと111bとの重なり部分の間に中間部材200を介在させる。このとき、中間部材200は画像を形成する領域の背面側(内面側)に配置されるように内包させる。
そして、図25に示すように、中間部材200を内包した被捺染物111を、第1の保持手段6と第2の保持手段7とを使用して保持ドラム5の外周(周面)に保持させる。このとき、中間部材200は屈曲変形可能であるので、保持ドラム5の外周面に沿って被捺染物111を保持することができる。
このとき、本実施形態では保持ドラム5を使用しているので、中間部材200も保持ドラム5に固定保持することで、保持ドラム5が回転しても中間部材200の位置がずれないようにしている。
その後、前述したように保持ドラム5を回転して被捺染物111と中間部材200とを重ね合わせた状態で移動しながら、記録ヘッド2によって、被捺染物111の例えば布帛111a側に画像を形成する。
このとき、被捺染物111の画像が形成された側の布帛111aと画像が形成されない側の布帛111bとの間には、中間部材200が介在しているので、布帛111aに付着した液体が布帛111bに浸透して裏写りすることが防止される。
次に、本発明の第10実施形態について図26及び図27を参照して説明する。図26は同実施形態の説明に供する要部斜視説明図、図27は同じく断面説明図である。
中間部材200には、保持ドラム5に連結する連結部201を設けて、連結部201にはピン形状の嵌め合い部202を設けている。
一方、保持ドラム5には、軸方向に沿って被連結部である円筒体16を回転可能に保持し、円筒体16には中間部材200の嵌め合い部202を嵌め込む連結穴17を設けている。
なお、装置本体側では、取り付け部51側のドラム断面形状を前記第1の保持手段6を構成するベース部材6aの形状として、蓋部材6bを嵌め込めるようにしている。
このように構成したので、被捺染物111を保持ドラム5に保持するとき、図26に示すように、被捺染物111内に中間部材200を内包した状態で、中間部材200の連結部201の嵌め合い部202を、保持ドラム5側の円筒体16の連結穴17内に嵌め込む。
そして、円筒体16を回転させて図27に示すように中間部材200の連結部201を円筒体16の外周面に巻き付けた状態にした後、蓋部材6bを嵌め込んで被捺染物111を含めて保持ドラム5に周面に保持する。
これにより、中間部材200のドラム軸方向位置を容易に決めることができる。
また、円筒体16を回転することで、被捺染物111の余剰部分111cを円筒体16に巻きつけ、任意の量だけ内部空間50に収容することができる。
このようにして、蓋部材6bを取付ける前の被捺染物111の保持ドラム5への取り付け作業や位置合わせを容易に行うことができる。
また、被捺染物111は中間部材200を介して保持ドラム5に取り付けられているため、被捺染物111の非印字領域が狭く、蓋部材6bの嵌め合い領域が少なくなっても、良好に保持ドラム5に保持することができる。
なお、本実施形態において、円筒体16の回転を許容及び規制する手段を備えることで、上述したような中間部材200から外れない被捺染物を使用するのであれば、蓋部材6bを使用して挟み持たないでも、保持ドラム5に保持することができる。
このようにすれば、保持できる被捺染物の形態上の制約は生じるが、被捺染物の厚みによらずに保持することが可能となる。
すなわち、本実施形態において、画像形成装置は、媒体が一部又は全部が重なる重なり部分を有し、媒体を回転体である保持ドラムの保持するときに、媒体内の重なり部分に介在された状態で保持ドラムの周面に保持される、液体を浸透しない中間部材200を備えている。
また、本実施形態において、画像形成装置は、媒体に画像を形成する画像形成手段と、媒体を保持して回転する回転体としての保持ドラム5とを備えている。そして、一部又は全部が重なる重なり部分を有する媒体に画像を形成するときに媒体の重なり部分に介在される中間部材200を保持ドラム5に連結可能である。保持ドラム5には中間部材200に設けられる連結部201が連結される被連結部としての円筒体16を有している。一方、中間部材200は、当該画像形成装置に対して連結及び分離可能な中間部材であって、被連結部としての円筒体16に連結される連結部201を有している。
次に、本発明の第11実施形態について図28も参照して説明する。図28は同実施形態の説明に供する要部側面説明図である。
本実施形態では、第1の保持手段側は、取り付け部51側のドラム断面形状を前記第1の保持手段6を構成するベース部材6aの形状として、蓋部材6bを嵌め込めるようにしている。
一方、第2の保持手段7側では、ローラ71と、保持ドラム5におけるローラ71と対向する位置にローラ72をそれぞれ矢印の方向のみに回転可能に設けている。
これにより、被捺染物11を保持ドラム5にセットするとき、ローラ71、72で挟み持つことで保持ドラム5表面に保持することができる。
また、それぞれのローラ71、72は、被捺染物11の非印字領域を保持ドラム5内部に送り込む方向に回転可能とすることで、非印字領域を容易に保持ドラム5内部に送り込むとともに、保持ドラム5表面に生じたしわを伸ばすことができる。
なお、上記実施形態においては、媒体が被捺染物である例で説明しているが、これに限らず、保持ドラムに巻き回すことが可能な媒体であれば、シート用紙などでも適用することができ、媒体が限定されるものではない。
2 記録ヘッド
5 保持ドラム(回転体)
6 第1の保持手段
7 第2の保持手段
11 被捺染物(媒体)
50 空間
51、52 取り付け部
102 記録ヘッド
105 保持ドラム(回転体)
106 第1の保持手段
107 第2の保持手段
108A 第1の保持手段
108B 第2の保持手段
150 空間
151、152 凹部
153 開口部
155 爪状部
200 中間部材

Claims (12)

  1. 媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記媒体を保持して回転する回転体と、
    前記媒体の画像を形成する領域より前記回転体の回転方向で上流側の任意の位置を前記回転体に保持可能な第1の保持手段と、
    前記媒体を押える押さえ手段と、
    前記回転体に対向する加熱手段と、を備え、
    前記押さえ手段は、前記媒体を押える押さえ位置と前記回転体の周面から離間する離間位置との間で移動可能であり、
    前記加熱手段は、前記媒体を加熱する加熱位置と前記回転体の周面から離間する離間位置との間で移動可能である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記媒体の画像を形成する領域より前記回転体の回転方向で下流側の任意の位置を前記回転体に保持可能な第2の保持手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 前記保持手段の少なくとも一方は、前記回転体の外周部に嵌め込まれて前記媒体を保持する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記回転体は、内部に空間を有する部材であり、内外を通じる開口部が設けられ、
    前記保持手段の少なくとも一方は、前記回転体の開口部を介して、前記媒体の画像を形成する領域以外の少なくとも一部が前記回転体の内部の空間に収容された状態で、前記開口部に嵌め込まれて前記媒体を保持可能である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記保持手段は、前記回転体の外周面が描く軌跡より内側に配置される
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記回転体には前記媒体の画像を形成する領域以外の少なくとも一部を収容する収容部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  7. 前記回転体は、内部に空間を有する部材であり、内外を通じる穴が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記回転体の内部空間と装置外部とを通じる流路を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記流路には気流発生手段が配置されている
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記媒体を保持して回転する回転体と、
    前記媒体の画像を形成する領域より前記回転体の回転方向で上流側の任意の位置を前記回転体に保持可能な第1の保持手段と、を備え、
    前記媒体が一部又は全部が重なる重なり部分を有し、
    前記媒体を前記回転体に保持するときに、前記媒体内の前記重なり部分に介在された状態で前記回転体の周面に保持される中間部材を備え、
    前記中間部材は、前記重なり部分の一方に付着された液体が他方に移動することを阻止する部材である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1に記載の画像形成装置によって媒体に画像を形成する画像形成方法であって、
    一部又は全部が重なる重なり部分を有する前記媒体を前記回転体の保持するときに、前記媒体内の前記重なり部分に中間部材を内包した状態で前記回転体の周面に保持し、
    前記媒体に画像を形成し、
    前記中間部材は、前記重なり部分の一方に付着された液体が他方に移動することを阻止する部材である
    ことを特徴とする画像形成方法。
  12. 媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記媒体を保持して回転する回転体と、を備え、
    一部又は全部が重なる重なり部分を有する媒体に画像を形成するときに前記媒体の重なり部分に介在される中間部材を前記回転体に連結可能であり、
    前記回転体に前記中間部材に設けられる連結部が連結される被連結部を有する画像形成装置に対して連結及び分離可能な中間部材であって、
    前記被連結部に連結される前記連結部を有し、
    前記重なり部分の一方に付着された液体が他方に移動することを阻止する部材である
    ことを特徴とする中間部材。
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