JP2015151225A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プリンタとスキャナそれぞれの使用時に給排出の経路が互いに干渉せず確実に確保されるような構成を提供する。【解決手段】プリンタ部2で使用するロールシート4を保護するためのロールカバー7を、プリント動作時には、ロールシート4に上方から接触しプリンタの供給口6へ誘導するための第1ポジションに配置する。一方、スキャナ動作時には、プリンタ部2の供給口6を覆いつつスキャナ用の搬送される原稿Mを下方から支持するための第2のポジションに配置する。【選択図】図5
Description
本発明は、プリンタにスキャナを搭載した複合機に関する。特に、スキャナの原稿およびプリンタのシートそれぞれの搬送経路を、大型化を伴わずに互いに干渉することなく確保するための構成に関する。
大判プリンタにスキャナを付けた複合機では、スキャナ部の原稿設置操作の利便性から、特許文献1のように、スタンド上のプリンタの更に上位にスキャナを配置する構成が一般的になっている。一方、特許文献2には、プリント前の連続シートをロール状に保持しておき、これを必要な分だけ引き出してプリントする構成と、カットシートを手差しで送入してプリントする構成とを併せ持つ大型プリンタが開示されている。
ここで、特許文献2のような大型プリンタの上位に特許文献1のようにスキャナを搭載することを仮想する。すると、ある程度大きな径を持つロールシートやこれを保護するカバー部材が、スキャナ原稿の搬送経路まで張り出し、スキャナの操作性を損なうおそれがある。そして、これを回避する程度までスキャナとロールシートの設置位置とを離そうとすると、複合機自体が更に大型化してしまう懸念が生じる。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものである。よって、その目的とするところは、プリンタとスキャナを複合した画像形成装置において、プリンタとスキャナそれぞれの使用時に給排出の経路が互いに干渉せず確実に確保されるような構成を提供することである。
そのために本発明は、ロールシートに画像をプリントするプリンタ部と、該プリンタ部の上位に配置され、原稿の画像を読み取るスキャナ部と、前記ロールシートを保護するためのロールカバーとを備え、前記ロールカバーは、前記ロールカバーの上から手差し供給されたシートを前記プリンタ部への供給口に誘導するための第1ポジションと、前記供給口を覆い且つ前記スキャナ部での読み取りで搬送される原稿を下方から支持する第2ポジションとに切り替えることが可能であることを特徴とする。
本発明によれば、プリンタの供給経路とスキャナの搬送経路の夫々を、互いに干渉させることなく好適に確保することが可能な画像形成装置を提供することが可能となる。
図1は、本実施形態の画像形成装置1(マルチファンクションプリント装置)の外観斜視図である。画像形成装置1は、主にプリンタ部2とスキャナ部3とから構成されている。操作部12は、画像形成装置1の状態をユーザに表示したり、ユーザからの指示を受信したりする。プリンタ部2は、側カバー8、排出カバー9、開閉カバー10といった外装カバーにより、後述する内部機構を囲いこれを保護している。開閉カバー10は、不図示のヒンジを中心に開閉可能になっており、搬送中のシートが詰まったりプリントヘッドを交換したりする場合には、ユーザが開閉カバー10を開放し、各種メンテナンス作業が行えるようになっている。
ロールカバー7は、ロールシートを装着する時に開放され、装着後は搭載されたロールシート4をその周辺から囲って汚れやほこりからこれを保護する。本実施形態において、ロールシート4は装置1に着脱可能なスプール11を介して、装置1に装着される。
図2(a)およ(b)は、スプール11にロールシート4を取り付ける方法を説明する図である。図2(a)は取り付け前、同図(b)は取り付け後を夫々示している。ロールシート4は、連続状の紙、プラスチックシート、布等のプリント媒体が中空のシート管27に巻きつけられたものであり、取り付けの際はシート管27の中にスプール軸24が通される。スプール軸24の片方の端部には固定フランジ25が設けられており、ロールシート4の側端部が固定フランジ25の端部28に突き当たった状態で、もう片方の端部に可動フランジ26を嵌め、ロック機構30で固定する。取り付け作業後のロールシート4は図2(b)のようになり、スプール11ごとロールシート収納部5に搭載される。
なお、ロールシート4の幅は、スプール軸24の許容範囲内であれば、限定されることはない。また、図では固定フランジ25および可動フランジ26がスプール軸24に固定および着脱される構成としているが、本実施形態は必ずしもこの限りではない。例えばロールシート4のシート管27の両端部に、直接2つのフランジを取り付ける構成であっても良い。
図3は、プリンタ部2の内部構成を説明するための図である。画像データに従ってインクを吐出するプリントヘッド15は、ヘッドホルダ14を介してキャリッジ13に搭載されている。キャリッジ13は、キャリッジモータ16を駆動源とし、これに接続されたプーリ18およびタイミングベルト19を介することにより、メインレール41に案内支持されながら、図のX方向に往復移動が可能になっている。キャリッジ13がX方向に移動する最中にプリントヘッド15がインクを吐出することにより、プラテン20上を搬送されるシートPに1バンド分のプリント走査が行われる。この際、シートSはロールシートであってもカットシートであっても良い。このようなプリント動作の最中、シートSは搬送ローラ22とピンチローラ21に挟持され、またプラテン20によっても下方から支持されている。これにより、シートSのプリントヘッド15によるプリント領域は、平滑に保たれている。
1バンド分のプリント走査が完了すると、シートSは、搬送モータ17を駆動源とする搬送ローラ22の回転によって、1バンド分の距離に相当する分だけY方向に搬送される。搬送ローラ22の端部には、搬送ローラ22と共に回転するエンコーダフィルム23が取り付けられており、不図示のエンコーダセンサがエンコーダフィルム23の回転量を検出することにより、シートSの搬送距離は管理されている。このように、キャリッジ13の移動による1バンド分のプリント走査とシートSの搬送動作とを交互に繰り返すことにより、シートSに段階的に画像が形成されて行く。
図4(a)および(b)は、画像形成装置のプリント動作時におけるロールカバー7のポジションを説明するための断面図である。図4(a)はロールシート4から供給されたシートに対してプリント動作を行っている状態、同図(b)ユーザによる手差しで供給されたカットシートSに対してプリント動作を行っている状態を示している。
ロールカバー7は、平面部Pと曲面部Rを有し、ロールシート4の回転軸と同一の回転軸を中心に図の矢印方向に回動可能となっている。プリント動作を行う際、ロールカバー7は図に示す第1ポジションに配置される。この第1ポジションにおいて、ロールカバー7の平面部P側の先端は、供給口6の略中央に位置し、平面部Pは供給口6から搬送ローラ22に向かう挿入経路にほぼ平行な姿勢を保っている。そして、ロールシート4へのプリントを行う場合は、図4(a)を参照するに、平面部Pの先端部分がロールシート4に対し上位から接触してシートの跳ね上がりを防止し、ロールシート4を供給口6へと確実に誘導する。
一方、手差し供給されたカットシートSへのプリントを行う場合は、図4(b)を参照するに、平面部Pは手差しされたカットシートSを下方より支持し、これを供給口6へと確実に誘導する。平面部Pの先端付近の表面には搬送方向に平行な櫛歯形状が形成されており、シート搬送が効果的に行われるようになっている。また、第1ポジションにおいて、平面部Pは鉛直Z方向に平行ではないので、平面部P上にプリント前の複数枚のカットシートを保持しておくことも出来る。このように、第1ポジションにおけるロールカバー7は、ロールシートへのプリントを行う場合にもカットシートへのプリントを行う場合にも、プリンタ部2における供給ガイドの役割を担っている。
図4(a)と図4(b)では、ロールカバー7の位置は共に第1ポジションで同じである。ロールカバー7の平面部Pにおける部材厚みに対して供給口6の入口が広いため。カバーの上面(手差しシート)、下面(ロールシート)のどちら側からシートが導入されても、シート先端は供給口6に確実に差し込まれる。
図5は、原稿読み取り動作時におけるロールカバー7のポジションを説明するための側断面図である。原稿読み取り動作を行う際、ロールカバー7は、第1ポジションから時計回りに回動され図の第2ポジションに配置される。第2ポジションにおいて、ロールカバー7の平面部Pの先端は、スキャナ部3の排出口35に極近い鉛直方向(Z方向)下方に位置し、プリンタ部2の挿入口6はロールカバー7によって覆われた状態となっている。
ユーザがスキャナ部3の原稿台31に原稿Mをセットし、操作部12を介して原稿読み取り開始を指示すると、2組の搬送ローラ対32および34が回転し原稿Mを−Y方向に一定の速度で搬送する。搬送の最中、読み取り部33がその下方を通過する原稿Mの画像を読み取る。搬送が進行すると、原稿Mの先端はロールカバー7の表面に突き当たり、表面に形成された櫛歯形状に沿って上方に案内され、読み取り終了後はロールカバー7上に保持される。このように、本実施形態のロールカバー7は、第2ポジションにおいて、スキャナ部3の排出ガイドの役割を担っている。
図6は、ロールシート4を装着する際のロールカバー7のポジションを説明するための側断面図である。ロールシート4を装着する際、ロールカバー7は、第2ポジションから更に時計回りに回動され、図の第3ポジションに配置される。ロールカバー7を第3ポジションに配置することにより、ロールカバー7はプリンタ部2の挿入口6やスキャナ部3の排出口35から離れ、作業用の開口部40が形成される。ユーザは、この開口部40を介してロールシート4をスプール11ごと着脱することが出来る。
以上説明したように、本実施形態によれば、ロールカバー7のポジションを用途に応じて異なる位置に配置可能とすることにより、プリンタの供給経路とスキャナの排出経路の夫々を、互いに干渉させることなく好適に確保することが出来る。
以上の実施形態では、スキャナ部3において、画像形成装置1の前面から原稿を挿入し背面側に排出する構成である。これに限らず、画像形成装置1の背面から原稿を挿入し前面に排出する構成としてもよい。
図7(a)および(b)は、画像形成装置が原稿読み取り動作を行っている状態、すなわちロールカバーが第2のポジションにある状態を示している。この実施形態では、上述の実施形態における排出口35の位置が原稿挿入口37となり、原稿読み取り動作時、ロールカバー7の平面部Pは供給トレイの役割を担うことになる。原稿挿入口37下方の搬送経路にはY方向に複数の溝が平行に延在する櫛歯形状36が形成されており、第2のポジションにおいて、平面部Pの先端付近に形成された櫛歯形状と噛み合うようになっている。このような構成により、平面部Pに保持された原稿は、その先端が櫛歯形状36に案内支持されながら滑らかに原稿挿入口37に給送される。
以上説明したように、本実施形態によれば、ロールカバー7のポジションを用途に応じて異なる位置に配置可能とすることにより、プリンタの供給経路とスキャナの供給経路の夫々を、互いに干渉させることなく好適に確保することが出来る。
1 画像形成装置
2 プリンタ部
3 スキャナ部
4 ロールシート
6 供給口
7 ロールカバー
2 プリンタ部
3 スキャナ部
4 ロールシート
6 供給口
7 ロールカバー
Claims (7)
- ロールシートに画像をプリントするプリンタ部と、
該プリンタ部の上位に配置され、原稿の画像を読み取るスキャナ部と、
前記ロールシートを保護するためのロールカバーと
を備え、
前記ロールカバーは、前記ロールカバーの上から手差し供給されたシートを前記プリンタ部への供給口に誘導するための第1ポジションと、前記供給口を覆い且つ前記スキャナ部での読み取りで搬送される原稿を下方から支持する第2ポジションとに切り替えることが可能であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記ロールシートにプリントを行うときは、前記ロールシートは前記第1ポジションに配置された前記ロールカバーの下面に接触しながら前記供給口に誘導されることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- ロールシートに画像をプリントするプリンタ部と、
該プリンタ部の上位に配置され、原稿の画像を読み取るスキャナ部と、
前記ロールシートを保護するためのロールカバーと
を備え、
前記ロールカバーは、前記ロールシートに対して上方から接触して前記ロールシートを前記プリンタ部への供給口に誘導するための第1ポジションと、前記供給口を覆い且つ前記スキャナ部での読み取りで搬送される原稿を下方から支持する第2ポジションとに切り替えることが可能であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記第2のポジションにおいて、前記ロールカバーは、前記スキャナ部から排出された後もしくは前記スキャナ部に供給される前の前記原稿を下方から支持することを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記ロールカバーは、前記ロールシートの周辺を囲う平面部と曲面部とを有し、前記ロールシートの回転軸と中心として回動することによって前記第1のポジションと前記第2のポジションとに切り替えられることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記平面部には櫛歯形状が形成され、前記第2のポジションにおいて前記スキャナ部の搬送経路に形成された櫛歯形状と噛み合うことを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記ロールカバーは、更に、前記ロールシートの装着を行うための開口が形成される第3のポジションに切り替えることが可能であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014025503A JP2015151225A (ja) | 2014-02-13 | 2014-02-13 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family
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JP2014025503A Pending JP2015151225A (ja) | 2014-02-13 | 2014-02-13 | 画像形成装置 |
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JP (1) | JP2015151225A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106079923A (zh) * | 2016-07-11 | 2016-11-09 | 江南大学 | 一种送布辊装置 |
CN111716900A (zh) * | 2019-03-20 | 2020-09-29 | 精工爱普生株式会社 | 复合机 |
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2014
- 2014-02-13 JP JP2014025503A patent/JP2015151225A/ja active Pending
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US10897547B2 (en) | 2019-03-20 | 2021-01-19 | Seiko Epson Corporation | Multi-function printer |
US11165920B2 (en) | 2019-03-20 | 2021-11-02 | Seiko Epson Corporation | Multi-function printer |
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