JP2018088329A - 配線器具用プレート及び配線器具システム - Google Patents

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Abstract

【課題】施工面に取り付けられた状態で、施工面からの突出量が小さいこと。
【解決手段】配線器具用プレート10は、第1プレート1と、第2プレート2と、を備える。第1プレート1は、前方から見て配線器具の前面が第1開口窓11の内側に位置するように、施工面A1に取り付けられた配線器具に取り付けられる。第2プレート2は、前方から見て配線器具の前面が第2開口窓の内側に位置するように配線器具に取り付けられる。第2プレート2の一部は、前後方向において第1プレート1と重なり合っている。第2プレート2は、前後方向と直交する第1方向(上下方向)の両端縁に近づくほど、前後方向における前面と施工面A1との間の距離が小さくなるように形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に配線器具用プレート及び配線器具システムに関し、より詳細には、配線器具に取り付けられる配線器具用プレート及び配線器具システムに関する。
従来、施工面に取り付けられるコンセントが知られており、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に記載のコンセントでは、施工面へのコンセントの取り付けのために用いられる組立枠に、化粧プレートが取り付けられている。化粧プレートは、コンセントにおける栓刃挿入口が設けられるカバーの前面を前方に露出させる露出穴を有している。
特開2009−238533号公報
上記従来例のコンセント(配線器具)に用いられる化粧プレートのような配線器具用プレートは、施工面に取り付けられた状態で、施工面からの突出量が小さい方が望ましい。
本発明は、上記の点に鑑みてなされており、施工面に取り付けられた状態で薄く見え易い配線器具用プレート及び配線器具システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る配線器具用プレートは、第1プレートと、第2プレートと、を備える。前記第1プレートは、前後方向に貫通する第1開口窓を有する。前記第2プレートは、前後方向に貫通する第2開口窓を有し、前記第1プレートの後方に位置する。前記第1プレートは、前方から見て配線器具の前面が前記第1開口窓の内側に位置するように、施工面に取り付けられた前記配線器具に取り付けられる。前記第2プレートは、前方から見て前記配線器具の前面が前記第2開口窓の内側に位置するように前記配線器具に取り付けられる。前記第2プレートの一部は、前後方向において前記第1プレートと重なり合っている。前記第1プレート及び前記第2プレートは、いずれも前後方向と直交する第1方向の両端縁に近づくほど、前後方向における前面と前記施工面との間の距離が小さくなるように形成されている。
本発明の一態様に係る配線器具システムは、上記の配線器具用プレートと、前記配線器具用プレートが取り付けられる配線器具と、を備える。
本発明は、施工面に取り付けられた状態で、施工面からの突出量を小さくすることができる。
図1は、本発明の実施形態1に係る配線器具用プレート及び配線器具システムの取付状態を示す斜視図である。 図2は、同上の配線器具用プレートのうちの第1プレート及び第2プレートの正面図である。 図3は、同上の配線器具用プレートの分解斜視図である。 図4は、同上の配線器具システムの分解斜視図である。 図5は、同上の配線器具用プレートのうちの第1プレート及び第2プレートを左方から見た平面図である。 図6は、同上の配線器具用プレートのうちの第1プレート及び第2プレートを上方から見た平面図である。 図7は、同上の配線器具用プレートを後方から見た平面図である。 図8は、同上の配線器具用プレートのうちの第1プレート及び第3プレートを後方から見た斜視図である。 図9は、同上の配線器具用プレートのうちの第1プレート及び第2プレートを後方から見た拡大斜視図である。 図10Aは、同上の配線器具用プレートを後方から見た拡大した分解斜視図である。図10Bは、同上の配線器具用プレートを後方から見た拡大斜視図である。 図11は、同上の配線器具用システムを左方から見た平面図である。 図12は、同上の配線器具用プレートのうちの第1プレート及び第2プレートを左方から見た拡大平面図である。 図13は、本発明の実施形態2に係る配線器具用プレート及び配線器具システムの分解斜視図である。 図14は、本発明の実施形態3に係る配線器具用プレート及び配線器具システムの分解斜視図である。
(実施形態1)
(1)概要
まず、本実施形態に係る配線器具用プレート10及び配線器具システム101の概要について図1〜図4を用いて説明する。
本実施形態の配線器具システム101は、配線器具用プレート10と、配線器具用プレート10が取り付けられる配線器具5と、を備えている。本実施形態では、配線器具5はスイッチであるが、例えば後述する実施形態2に示すように、コンセント等であってもよい。
配線器具5は、配線器具5に対して電線を電気的に接続した状態で、施工面A1(ここでは、建物の壁面)に取り付けられる。配線器具5は、埋込型の配線器具であって、取付枠4を用いて施工面A1に取り付けられる。具体的には、配線器具5が取り付けられた取付枠4を、例えば埋込ボックスに対して固定することにより、配線器具5が施工面A1に取り付けられる。ここでいう埋込ボックスは、一面が開放された箱状の部材であって、施工面A1に形成された施工孔から上記一面を露出させるようにして、壁内に設置される。
配線器具用プレート10は、配線器具5が施工面A1に取り付けられた状態で、取付枠4を覆い隠すように構成されている。つまり、配線器具5に配線器具用プレート10を取り付けることで、取付枠4などの外部に露出するのが好ましくない部位が配線器具用プレート10に覆い隠され、配線器具5の前面が外部に露出する。また、配線器具用プレート10は、配線器具5が設置されている環境において、配線器具5を目立たないようにさせるための意匠性を有している。
配線器具用プレート10は、第1プレート1と、第2プレート2と、を備えている。第2プレート2は、施工面A1と直交する方向(前後方向)において、第1プレート1よりも施工面A1側に位置している。また、第2プレート2の一部は、前後方向において第1プレート1と重なり合っている。そして、第2プレート2は、前後方向と直交する第1方向(上下方向)の両端縁に近づくほど、前後方向における前面と施工面A1との間の距離が小さくなるように形成されている。
このため、本実施形態の配線器具用プレート10では、施工面A1との境界において配線器具用プレート10の前方への突出量を小さくすることができる。したがって、本実施形態の配線器具用プレート10は、施工面A1に取り付けた状態で薄く見え易い。
(2)詳細
以下、本実施形態の配線器具用プレート10及び配線器具システム101について詳細に説明する。以下の説明では、施工面A1である建物の壁面に配線器具5が取り付けられた状態において、施工面A1と直交する方向を「前後方向」とし、第2プレート2から見て第1プレート1側を「前方」、第1プレート1から見て第2プレート2側を「後方」とする。また、以下の説明では、前後方向に直交し、かつ水平方向に平行な方向を「左右方向」とし、配線器具用プレート10を正面から見た右方を「右方」、左方を「左方」とする。さらに、前後方向と左右方向との両方に直交する方向、つまり水平面に直交する方向を「上下方向」とし、配線器具用プレート10を正面から見た上方を「上方」、下方を「下方」とする。
ここで、図面中の「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」を示す矢印は説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。また、上記に示す方向は、配線器具用プレート10及び配線器具システム101の使用方向を限定する趣旨ではない。例えば、配線器具5が床面に取り付けられる場合は、「前後方向」は水平面に直交する方向となり、左右方向及び上下方向は、水平面に平行な方向となる。
本実施形態の配線器具システム101は、図1〜図4に示すように、配線器具用プレート10と、取付枠4と、配線器具5と、を備える。本実施形態では、配線器具用プレート10、取付枠4、及び配線器具5は、配線器具用プレート10の長手方向が水平面に平行な方向となる向き(つまり、横向き)で、施工面A1に取り付けられている。もちろん、配線器具用プレート10、取付枠4、及び配線器具5は、例えば配線器具用プレート10の長手方向が水平面に直交する方向となる向き(つまり、縦向き)で、施工面A1に取り付けられていてもよい。
配線器具用プレート10は、第1プレート1と、第2プレート2と、第3プレート3と、を備える。本実施形態では、第1プレート1及び第2プレート2が互いに結合され、第1プレート1及び第3プレート3が互いに結合されることで、第1プレート1、第2プレート2、及び第3プレート3が組み合わさるように構成されている。また、本実施形態では、第1プレート1、第2プレート2、及び第3プレート3は、いずれも同じ樹脂(例えば、PC(Polycarbonate)、ABS樹脂、又はASA樹脂などの熱可塑性樹脂)により形成されている。もちろん、第1プレート1、第2プレート2、及び第3プレート3は、それぞれ互いに異なる樹脂により形成されていてもよい。また、第1プレート1、第2プレート2、及び第3プレート3は、上記の樹脂以外の材料で形成されていてもよい。
第1プレート1は、前方から見て左右方向に長い長方形の枠状に形成されており、左右方向に長い長方形状の第1開口窓11を有する。第1開口窓11は、第1プレート1を前後方向に貫通している。また、第1プレート1は、左右方向において第1開口窓11を挟んで対向する一対の第1縦片12と、上下方向において第1開口窓11を挟んで対向する一対の第1横片13と、を有している。一対の第1縦片12は、一対の第1横片13のうちの上側の第1横片13の左右方向の両端部と、下側の第1横片13の左右方向の両端部との間を連結している。つまり、第1プレート1は、一対の第1縦片12と一対の第1横片13とで、第1開口窓11を囲むように形成されている。以下の説明では、一対の第1横片13は、一対の第1縦片12との連結部位も含んでいるとする。つまり、本実施形態では、一対の第1縦片12の上下方向の寸法は、それぞれ第1開口窓11の上下方向の寸法と略等しい。
第1プレート1の後面には、図7、図8に示すように、後方に突出する突壁15が一体に形成されている。言い換えれば、第1プレート1は、第1プレート1の後面から後方に突出する突壁15を有している。突壁15は、第1プレート1の外周縁に沿って延びており、全周に亘って設けられている。突壁15は、後方から見て、突壁15で囲まれる内側の領域に第3プレート3が収まる寸法で形成されている。また、突壁15は、後方から見て、第2プレート2の第2開口窓21の内側の領域に収まる寸法で形成されている。
突壁15には、図8に示すように、長方形状の複数の取付凹部151が設けられている。取付凹部151は、突壁15のうちの上下両壁に2つずつ、突壁15のうちの左右両壁に1つずつ設けられている。突壁15のうちの上下両壁に設けられた取付凹部151は、これらの壁を上下方向に貫通している。また、突壁15のうちの左右両壁に設けられた取付凹部151は、これらの壁を左右方向に貫通している。複数の取付凹部151は、第1プレート1及び第2プレート2が互いに結合された状態において、それぞれ第2プレート2の複数の取付凸部25(後述する)が嵌る位置に設けられている(図9参照)。
また、突壁15のうちの左壁には、図8に示すように、第1凹部152が設けられている。第1凹部152は、突壁15のうちの左壁の後端縁であって、上下方向における中央部において、前方に窪んだ長方形状に形成されている。第1凹部152は、第1プレート1及び第3プレート3が互いに結合された状態において、第3プレート3の凸部36(後述する)の第1規制部361が嵌る位置に設けられている。つまり、突壁15は、左右方向(前後方向と直交する第1方向)において第1開口窓11を挟んだ左側(一方側)の部位に設けられて、前方に窪んだ第1凹部152を有している。そして、第3プレート3は、第1凹部152の内側に位置する凸部36(第1規制部361)を有している。この構成では、第1プレート1及び第3プレート3が互いに結合された状態において、第1凹部152の内側に凸部36が位置することで、第1プレート1及び第3プレート3の短手方向(上下方向)への移動が互いに規制される。したがって、この構成では、第1プレート1と第3プレート3とが互いに位置ずれを生じ難い。
第1プレート1の後面には、図7、図8に示すように、複数の引掛突起16が一体に形成されている。引掛突起16は、第1開口窓11の四隅の近傍に1つずつ設けられており、後方に突出する形で形成されている。複数の引掛突起16は、それぞれ第3プレート3の複数の取付孔34(後述する)に挿入したときに、複数の取付孔34の縁部に引掛かるように構成されている。
第1プレート1の後面には、図8に示すように、複数のリブ17が一体に形成されている。リブ17は、第1開口窓11を挟んだ左右方向の両側に一対ずつ設けられており、後方に突出する形で形成されている。複数のリブ17の前後方向の寸法は、複数の引掛突起16の前後方向の寸法よりも小さい。複数のリブ17は、第1プレート1及び第3プレート3が互いに結合された状態において、第3プレート3の前面と当たるように構成されている。つまり、複数のリブ17は、第1プレート1及び第3プレート3が結合された状態において、第1プレート1と第3プレート3との間に一定の隙間を設ける機能を有している。
第1プレート1の後面には、図8に示すように、複数の位置決め突起18が一体に形成されている。位置決め突起18は、第1プレート1の左右両側縁に沿って一対ずつ、第1プレート1の上下両側縁に沿って1つずつ設けられており、後方に突出する形で形成されている。複数の位置決め突起18は、第1プレート1及び第2プレート2が互いに結合された状態において、それぞれ第2プレート2の複数の位置決め凹部27(後述する)に嵌る位置に設けられている。
第2プレート2は、前方から見て左右方向に長い長方形の枠状に形成されており、左右方向に長い長方形状の第2開口窓21を有する。第2開口窓21は、第2プレート2を前後方向に貫通している。第2プレート2は、前方から見て第1プレート1よりも大きい(図2参照)。また、第2開口窓21は、前方から見て第1開口窓11よりも大きい。第2プレート2は、左右方向において第2開口窓21を挟んで対向する一対の第2縦片22と、上下方向において第2開口窓21を挟んで対向する一対の第2横片23と、を有している。一対の第2縦片22は、一対の第2横片23のうちの上側の第2横片23の左右方向の両端部と、下側の第2横片23の左右方向の両端部との間を連結している。つまり、第2プレート2は、一対の第2縦片22と一対の第2横片23とで、第2開口窓21を囲むように形成されている。以下の説明では、一対の第2横片23は、一対の第2縦片22との連結部位も含んでいるとする。つまり、本実施形態では、一対の第2縦片22の上下方向の寸法は、それぞれ第2開口窓21の上下方向の寸法と略等しい。
また、第2プレート2の一対の第2縦片22の前後方向の寸法は、第1プレート1の一対の第1縦片12の前後方向の寸法よりも大きくなっている。言い換えれば、第2プレート2の外周部24(後述する)の短辺(第2縦片22)の前後方向における厚さは、第1プレート1の外周縁の短辺(第1縦片12)の前後方向における厚さよりも厚くなっている。この構成では、第2プレート2の外周部24の短辺の厚さを厚くすることで、第2プレート2の強度を向上することができる。
第2プレート2は、図3、図9に示すように、複数の取付凸部25を有している。具体的には、取付凸部25は、一対の第2縦片22に1つずつ、一対の第2横片23に2つずつ設けられている。左側の第2縦片22に設けられた取付凸部25は、左側の第2縦片22の内周縁から右方に突出している。右側の第2縦片22に設けられた取付凸部25は、右側の第2縦片22の内周縁から左方に突出している。また、上側の第2横片23に設けられた一対の取付凸部25は、それぞれ上側の第2横片23の内周縁から下方に突出している。下側の第2横片23に設けられた一対の取付凸部25は、それぞれ下側の第2横片23の内周縁から上方に突出している。
複数の取付凹部151は、第1プレート1及び第2プレート2が互いに結合された状態において、それぞれ第2プレート2の複数の取付凸部25が嵌る位置に設けられている。つまり、突壁15及び第2プレート2のいずれか一方(ここでは、第2プレート2)は、前後方向に直交する向きに突出する取付凸部25を有している。また、突壁15及び第2プレート2のいずれか他方(ここでは、突壁15)は、内側に取付凸部25が位置する取付凹部151を有している。この構成では、前後方向において第1プレート1及び第2プレート2を互いに結合する構成と比較して、前後方向に沿って配線器具用プレート10に掛かる外力に対する強度を向上することができる。したがって、この構成では、配線器具用プレート10の使用時の安定性を向上することができる。仮に、前後方向において第1プレート1及び第2プレート2を互いに結合する構成であれば、第1プレート1に前方に窪んだ溝を設けるか、又は第2プレート2に後方に窪んだ溝を設ける必要があるため、前後方向における寸法(厚さ)が小さい部位が生じる。この場合、第1プレート1又は第2プレート2の強度が低下する可能性がある。
また、左側の第2縦片22には、図10A、図10Bに示すように、第2凹部26が設けられている。第2凹部26は、左側の第2縦片22の後端縁であって、上下方向における中央部において、前方に窪んだ長方形状に形成されている。また、第2凹部26は、第1プレート1及び第2プレート2が互いに結合された状態において、第1凹部152と対向している。そして、第2凹部26は、第1プレート1、第2プレート2、及び第3プレート3が組み合わさった状態において、第3プレート3の凸部36の第2規制部362(後述する)が嵌る位置に設けられている。つまり、第2プレート2は、第1凹部152と対向する部位に設けられて、前方に窪んだ第2凹部26を有している。そして、凸部36(第2規制部362)は、第2凹部26の内側に位置する。この構成では、第2プレート2及び第3プレート3が互いに結合された状態において、第2凹部26の内側に凸部36が位置することで、第2プレート2及び第3プレート3の短手方向(上下方向)への移動が互いに規制される。したがって、この構成では、第2プレート2と第3プレート3とが互いに位置ずれを生じ難い。また、この構成では、凸部36と第2凹部26の底部との間に、例えばマイナスドライバなどの治具を差し込んだり、手の爪を差し込んだりすることで、梃子の原理を利用して第3プレート3を第2プレート2から外し易くなる。
また、第2凹部26の上下方向の寸法は、第1凹部152の上下方向の寸法よりも小さくなっている。言い換えれば、前後方向及び第1方向(左右方向)の両方向と直交する第2方向(上下方向)において、第2凹部26の寸法は、第1凹部152の寸法よりも小さくなっている。この構成では、凸部36における第1凹部152に嵌まり込む部位(第1規制部361)の幅寸法(上下方向の寸法)を大きくすることで、凸部36の強度を確保することができる。また、この構成では、凸部36における第2凹部26に嵌まり込む部位(第2規制部362)の幅寸法(上下方向の寸法)を小さくすることで、外部に露出する部位を小さくすることができ、配線器具用プレート10の見栄えが損なわれ難い。
また、第2プレート2には、図3に示すように、複数の位置決め凹部27が設けられている。位置決め凹部27は、一対の第2縦片22に一対ずつ、一対の第2横片23に一つずつ設けられており、後方に窪んでいる。複数の位置決め凹部27は、第1プレート1及び第2プレート2が互いに結合された状態において、それぞれ第1プレート1の複数の位置決め突起18が嵌る位置に設けられている。
第3プレート3は、前方から見て左右方向に長い長方形の枠状に形成されており、左右方向に長い長方形状の第3開口窓31を有する。第3開口窓31は、第3プレート3を前後方向に貫通している。また、第3プレート3は、左右方向において第3開口窓31を挟んで対向する一対の第3縦片32と、上下方向において第3開口窓31を挟んで対向する一対の第3横片33と、を有している。一対の第3縦片32は、一対の第3横片33のうちの上側の第3横片33の左右方向の両端部と、下側の第3横片33の左右方向の両端部との間を連結している。つまり、第3プレート3は、一対の第3縦片32と一対の第3横片33とで、第3開口窓31を囲むように形成されている。
第3プレート3には、図7、図8に示すように、複数の取付孔34が設けられている。取付孔34は、第3プレート3の四隅の近傍に1つずつ設けられており、前後方向に貫通している。複数の取付孔34は、第1プレート1及び第3プレート3を互いに重ね合わせた状態において、それぞれ第1プレート1の複数の引掛突起16と対向する位置に設けられている。
第3プレート3には、図7、図8に示すように、円形状の一対のねじ孔35が設けられている。一対のねじ孔35は、それぞれ一対の第3縦片32の上下方向の中央部に1つずつ設けられており、前後方向に貫通している。一対のねじ孔35は、第3プレート3及び取付枠4を互いに重ね合わせた状態において、それぞれ一対の結合孔423(後述する)と対向する位置に設けられている。
第3プレート3は、図10A、図10Bに示すように、凸部36を有している。凸部36は、左側の第3縦片32の外周縁であって、上下方向における中央部に設けられており、後方及び左方に突出している。凸部36は、第1規制部361と、第2規制部362と、を有している。
第1規制部361は、左側の第3縦片32の外周縁から後方に突出しており、長方形状に形成されている。第1規制部361は、第1プレート1及び第3プレート3が互いに結合された状態において、第1プレート1の第1凹部152の内側に位置する。また、第1規制部361の上下方向の寸法は、第1凹部152の上下方向の寸法よりも僅かに小さい。
第2規制部362は、第1規制部361の後端縁から左方に突出しており、長方形状に形成されている。第2規制部362は、第1プレート1、第2プレート2、及び第3プレート3が組み合わさった状態において、第2プレート2の第2凹部26の内側に位置する。また、第2規制部362の上下方向の寸法は、第2凹部26の上下方向の寸法よりも僅かに小さい。さらに、第2規制部362の上下方向の寸法は、第1規制部361の上下方向の寸法よりも小さい。
取付枠4は、図4に示すように、左右方向に長い長方形の枠状に形成されており、長方形状の開口窓41を有する。取付枠4は、左右方向において開口窓41を挟んで対向する一対の縦片42と、上下方向において開口窓41を挟んで対向する一対の横片43と、を有している。一対の縦片42は、一対の横片43のうちの上側の横片43の左右方向の両端部と、下側の横片43の左右方向の両端部との間を連結している。つまり、取付枠4は、一対の縦片42と一対の横片43とで、開口窓41を囲むように形成されている。
一対の縦片42の各々は、長円状の第1固定孔421と、円形状の一対の第2固定孔422と、円形状の結合孔423と、を有している。第1固定孔421は、縦片42を前後方向に貫通しており、埋込ボックス等へ取付枠4を固定する固定ねじを通すための孔である。一対の第2固定孔422は、それぞれ縦片42を前後方向に貫通しており、取付枠4を施工面A1に直付けする固定ねじを通すための孔である。結合孔423は、縦片42の前面から前向きに突出した台部424において、縦片42を前後方向に貫通して設けられている。結合孔423は、配線器具用プレート10を取付枠4に固定する固定ねじを通すための孔である。
一対の横片43の各々は、少なくとも一対の長方形状の取付孔431を有している。取付孔431は、横片43を上下方向に貫通している。取付孔431は、配線器具5の取付爪513(後述する)が嵌められることで、配線器具5を取付枠4に固定するための孔である。
本実施形態では、一対の横片43の各々は、三対の取付孔431を有している。つまり、本実施形態では、取付枠4は、後述する単位寸法の器具本体51を左右方向に3個まで並べて取付可能に構成されている。言い換えれば、取付枠4には、1〜3個の範囲の任意の個数の配線器具5を取り付けることができる。ここでは、取付枠4には、1個の配線器具5が取り付けられる。
配線器具5は、いわゆるピアノハンドル式スイッチであり、図4に示すように、器具本体51と、スイッチを操作するためのスイッチハンドル52と、を備える。配線器具5は、電源と負荷(例えば、照明器具)とを電気的に接続する給電路の途中に電気的に接続される。そして、配線器具5の接点が閉じると、電源から負荷へ電力が供給され、配線器具5の接点が開くと、電源から負荷への電力の供給が遮断される。
器具本体51は、取付枠4に対して最大で3個まで取付可能な単位寸法で形成されており、ランプ、一対の端子板、及び一対の端子板間の電路を開閉する接点などの部品を収納している。また、器具本体51の前部には、押釦511が前後方向に移動可能な状態で取り付けられている。押釦511は、押し込まれるごとに接点の状態(開/閉)を切り替えるように構成されている。押釦511の前面は、器具本体51から露出しており、スイッチハンドル52に押されるようになっている。
器具本体51の前面の上側には、透光性を有する長方形状のランプカバー512が取り付けられている。ランプカバー512は、器具本体51の内部に収納されているランプの発する光を透過することで、ランプの発する光を外部へと出射させる。本実施形態では、ランプとして、例えば接点が閉じている状態で緑色に発光する発光ダイオードと、接点が開いている状態で赤色に発光する発光ダイオードと、が用いられている。
器具本体51は、二対の取付爪513を有しており、器具本体51の上下方向の両側面にそれぞれ一対ずつ設けられている。配線器具5は、器具本体51を取付枠4の開口窓41に挿入した状態で、二対の取付爪513を用いて器具本体51を取付枠4に取り付けることにより、取付枠4に取り付けられる。具体的には、器具本体51の上側面にある一対の取付爪513を、それぞれ取付枠4の上側の横片43の一対の取付孔431に嵌め合わせる。そして、器具本体51の下側面にある一対の取付爪513を、それぞれ取付枠4の下側の横片43の一対の取付孔431に嵌め合わせることで、器具本体51が取付枠4に取り付けられる。
スイッチハンドル52は、平坦部521と、突出部522と、を有している。平坦部521の前面は、スイッチハンドル52が操作されていない状態において、前後方向と直交する平面に略平行な面である(図11参照)。突出部522は、平坦部521の下端に設けられており、左右方向の全長にわたって平坦部521よりも前方に突出している。言い換えれば、突出部522は、平坦部521における軸514側の一端と反対側の一端に設けられており、軸514に沿う方向の全長にわたって平坦部521よりも前方に突出している。また、突出部522は、下側に向かうほど、つまりスイッチハンドル52の下端縁に近づくほど、前方に突出するように形成されている。
スイッチハンドル52の突出部522を後方に押し込むと、スイッチハンドル52は、一対の軸514によって支持される部位を支点として回転する。これにより、押釦511がスイッチハンドル52により押し込まれ、接点の状態(開/閉)が切り替えられる。
ここで、突出部522を備えないスイッチハンドルにおいて、押し込み易さを考慮して、平坦部521の前後方向の寸法を大きくすることが考えられる。この場合、平坦部521が全体的に前方に突出することにより、スイッチハンドルの押し込み易さは向上するが、上下方向又は左右方向から見たときに配線器具システムが薄く見え易いという効果は期待できない。一方、突出部522を備えないスイッチハンドルにおいて、配線器具システムが薄く見え易いという効果を考慮して平坦部521の前後方向の寸法を小さくすると、配線器具システムが薄く見え易いという効果は期待できるが、スイッチハンドルを押し込み難くなる。これに対して、本実施形態のスイッチハンドル52は、突出部522を備えているので、スイッチハンドル52の押し込み易さを向上することができる。また、本実施形態のスイッチハンドル52では、突出部522のみを前方に突出させ、平坦部521の前後方向の寸法を小さくすることができるので、配線器具システム101が薄く見え易いという効果が期待できる。
スイッチハンドル52の上側であって、左右方向における中央部には、長円形状の透光部523が設けられている。透光部523は、透光性を有する部材を、スイッチハンドル52を前後方向に貫通する孔の内部に埋め込んで構成されている。透光部523は、ランプカバー512から出射された光を透過することで、ランプの発する光を外部へと出射させる。
したがって、ユーザは、透光部523を見ることにより、周囲が暗い場合であっても配線器具システム101の位置を確認することができる。また、ユーザは、透光部523の色を見ることにより、配線器具5の接点の状態、つまり負荷の動作状態を知ることができる。例えば、ランプの光が緑色である場合、透光部523が緑色に光るため、ユーザは、負荷が動作中であると知ることができる。
(3)配線器具用プレートの組立方法、及び構成
本実施形態の配線器具用プレート10は、以下のようにして組み立てられる。前提として、第3プレート3は、予め固定ねじを用いて取付枠4に取り付けられていると仮定する。まず、ユーザは、第2プレート2を第1プレート1に対して後方から押し当てる。これにより、第2プレート2の複数の取付凸部25が、それぞれ第1プレート1の複数の取付凹部151に嵌め合わされ、第1プレート1及び第2プレート2が互いに結合される(第1手順)。また、このとき、第1プレート1の複数の位置決め突起18が、それぞれ第2プレート2の複数の位置決め凹部27内に位置することで、第1プレート1及び第2プレート2の短手方向(上下方向)及び長手方向(左右方向)への移動が互いに規制される。さらに、このとき、第2プレート2は、第1プレート1の突壁15の外側に位置する。
次に、ユーザは、第2プレート2が結合された第1プレート1を第3プレート3に対して前方から押し当てる。これにより、第1プレート1の複数の引掛突起16は、それぞれ第3プレート3の複数の取付孔34に挿入される。そして、複数の引掛突起16がそれぞれ複数の取付孔34の縁部に引掛かることにより、第1プレート1及び第3プレート3が互いに結合される(第2手順)。このとき、第3プレート3の凸部36の第1規制部361が、第1プレート1の第1凹部152内に位置することで、第1プレート1及び第3プレート3の短手方向(上下方向)への移動が互いに規制される。また、このとき、第3プレート3は、第1プレート1の突壁15の内側に位置する。さらに、第3プレート3の凸部36の第2規制部362が、第2プレート2の第2凹部26内に位置することで、第2プレート2及び第3プレート3の短手方向(上下方向)への移動が互いに規制される。
上述のようにして、ユーザが第1手順及び第2手順を踏むことにより、第1プレート1、第2プレート2、及び第3プレート3を組み合わせることで、配線器具用プレート10が組み立てられる。
本実施形態では、配線器具用プレート10が取付枠4に取り付けられた状態において、配線器具5の前面(ここでは、スイッチハンドル52の前面)は、第1開口窓11、第2開口窓21、及び第3開口窓31を通して外部に露出するようになっている。つまり、第1プレート1は、前方から見て配線器具5の前面が第1開口窓11の内側に位置するように、施工面A1に取り付けられた配線器具5に取り付けられている。同様に、第2プレート2は、前方から見て配線器具5の前面が第2開口窓21の内側に位置するように配線器具5に取り付けられている。同様に、第3プレート3は、前方から見て配線器具5の前面が第3開口窓31の内側に位置するように配線器具5に取り付けられている。
本実施形態では、第1プレート1及び第2プレート2は、いずれも配線器具5に直接取り付けられているのではなく、第3プレート及び取付枠4を用いて間接的に配線器具5に取り付けられている。また、第3プレート3は、配線器具5に直接取り付けられているのではなく、取付枠4を用いて間接的に配線器具5に取り付けられている。
ここで、図1に示すように、第1プレート1及び第2プレート2が互いに結合された状態において、第2プレート2は、第1プレート1の後方に位置している。また、図2に示すように、第1プレート1の一対の第1縦片12及び一対の第1横片13は、第2プレート2の一対の第2縦片22及び一対の第2横片23に対して、これらの一部を覆うようにして前後方向において重なり合っている。つまり、第2プレート2の一部は、前後方向において第1プレート1と重なり合っている。
そして、図2に示すように、第2プレート2の外周形状は、第1プレート1の外周形状よりも大きいことから、第1プレート1及び第2プレート2が互いに結合された状態において、第2プレート2は、前方から見て第1プレート1よりも外側に突出している。つまり、第2プレート2は、前後方向と交差する向き(ここでは、上向き、下向き、左向き、右向き)で第1プレート1の外周縁から突出する外周部24を有している。
また、本実施形態では、外周部24は、図2に示すように、第2プレート2の全周にわたって設けられている。つまり、本実施形態では、第2プレート2は、前方から見て全周にわたって第1プレート1よりも外側に突出している。この構成では、外周部24が第2プレート2の外周縁に沿って断続的に設けられる場合と比較して、配線器具用プレート10の見栄えを向上することができる。
さらに、図1、図5に示すように、第1プレート1及び第2プレート2が互いに結合された状態において、第1プレート1の外周縁の前面と、第2プレート2の外周部24の前面との間には段差がある。つまり、配線器具用プレート10は、前後方向において、第1プレート1の外周縁と、第2プレートの外周部24との間に段差部14をさらに備えている。
そして、第1プレート1は、図5、図6に示すように、上下方向の両端縁に近づくほど、前後方向における前面と施工面A1との間の距離が小さくなるように形成されている。具体的には、一対の第1縦片12は、前後方向と直交する平面(言い換えれば、施工面A1)と略平行となるように形成されている。一方、上側の第1横片13は、第1プレート1の上端縁に近づくほど、前後方向における前面と施工面A1との間の距離が小さくなるように湾曲して形成されている。また、下側の第1横片13は、第1プレート1の下端縁に近づくほど、前後方向における前面と施工面A1との間の距離が小さくなるように湾曲して形成されている。
また、第2プレート2は、図4、図5に示すように、上下方向(前後方向と直交する第1方向)の両端縁に近づくほど、前後方向における前面と施工面A1との間の距離が小さくなるように形成されている。具体的には、一対の第2縦片22は、前後方向と直交する平面(言い換えれば、施工面A1)と略平行となるように形成されている。一方、上側の第2横片23は、第2プレート2の上端縁に近づくほど、前後方向における前面と施工面A1との間の距離が小さくなるように湾曲して形成されている。また、下側の第2横片23は、第2プレート2の下端縁に近づくほど、前後方向における前面と施工面A1との間の距離が小さくなるように形成されている。
(4)効果
本実施形態の配線器具用プレート10では、第1プレート1及び第2プレート2は、いずれも第1方向(上下方向)の両端縁に近づくほど、前面と施工面A1との間の距離が小さくなるように形成されている。したがって、本実施形態の配線器具用プレート10は、施工面A1に取り付けられた状態で、第1プレート1及び第2プレート2と施工面A1との境界において、第1プレート1及び第2プレート2の施工面A1からの突出量を小さくすることができる。言い換えれば、本実施形態の配線器具用プレート10は、施工面A1に取り付けられた状態で、施工面A1からの突出量を小さくすることができる。したがって、本実施形態の配線器具用プレート10では、配線器具用プレート10と施工面A1との境界が目立ち難いため、配線器具用プレート10が薄く見え易いという効果が期待できる。
また、本実施形態の配線器具用プレート10では、第1プレート1及び第2プレート2と施工面A1との境界に段差が生じ難いため、配線器具用プレート10に外部からの応力が掛かり難い。つまり、本実施形態の配線器具用プレート10は、外部からの応力に対する強度も向上することができる。
ここで、第1プレート1の前面は、一対の第1縦片12の前面と面一である。また、一対の第1縦片12は、施工面A1と略平行となるように形成されている。つまり、本実施形態では、第1プレート1の前面は、前後方向及び第1方向(上下方向)の両方向と直交する第2方向(左右方向)において、平坦に形成されている。また、第2プレート2の前面は、一対の第2縦片22の前面と面一である。そして、一対の第2縦片22は、施工面A1と略平行となるように形成されている。つまり、本実施形態では、第1プレート1及び第2プレート2の各々の前面は、前後方向及び第1方向(上下方向)の両方向と直交する第2方向(左右方向)において、平坦に形成されている。この構成では、第1プレート1及び第2プレート2の各々の前面の外周縁が全周にわたって湾曲している構成と比較して、第1プレート1及び第2プレート2をユーザに印象付け易い。
また、本実施形態では、図5に示すように、第1プレート1及び第2プレート2の前面は、それぞれ前方に向かって凸状となるように形成されている。そして、第1プレート1及び第2プレート2が互いに結合された状態において、第1プレート1の前面は、第2プレート2の前面に沿って湾曲している。この構成では、第1プレート1の前面が第2プレート2の前面に沿って湾曲していない構成と比較して、見栄えを向上することができる。例えば、第1プレート1の前面の曲率と、第2プレート2の前面の曲率とが略等しくなければ、第1プレート1及び第2プレート2の一体感が失われ、見栄えを損なう可能性がある。
また、本実施形態では、図12に示すように、第1プレート1の外周縁の後端部1Aは、平面視で丸みを帯びた形状に形成されている。このため、第1プレート1の外周縁と、第2プレート2の外周部24との間には、隙間19が設けられている。言い換えれば、本実施形態の配線器具用プレート10は、前後方向において、第1プレート1の外周縁と、第2プレート2の外周部24との間に隙間19を有している。この構成では、隙間19に例えばマイナスドライバなどの治具を差し込んだり、手の爪を差し込んだりすることで、梃子の原理を利用して第1プレート1を第2プレート2から外し易くなる。また、この構成では、隙間19を有しない場合と比較して、ユーザが第1プレート1に注視し易く、結果として配線器具用プレート10が薄く見え易いという効果を期待できる。
さらに、本実施形態では、第2プレート2の外周縁の前端部2Aは、平面視で丸みを帯びた形状に形成されている。つまり、第1プレート1の外周縁の後端部1A、及び第2プレート2の外周縁の前端部2Aは、いずれも零よりも大きい曲率を有している。この構成では、第1プレート1の外周縁の後端部1A、及び第2プレート2の外周縁の前端部2Aが尖っている場合と比較して、薄く見え易いという効果が期待できる。
また、本実施形態では、図6に示すように、第2プレート2の左右方向の両端部は、斜め後方に沿った平面で切断されているような形状となっている。このため、第2プレート2の左右方向の両端部は、それぞれ斜め後方に沿った端面28を有している。つまり、第2プレート2の前後方向及び第1方向(上下方向)の両方向と直交する第2方向(左右方向)の両端面は、後方を向いている。この構成では、施工面A1が粗い場合であっても、施工面A1に配線器具用プレート10を取り付けた際に、配線器具用プレート10と施工面A1との間に生じ得る隙間が目立ち難く、見栄えを向上することができる。また、本実施形態では、図7に示すように、第2プレート2の左側の第2縦片22に第2凹部26が設けられており、この第2凹部26から凸部36が外部に露出している。このため、端面28を後方に向ける構成であれば、前方から見て第2凹部26及び凸部36を視認し難くなり、見栄えを向上することができる。
<変形例>
ところで、本実施形態では、第2プレート2の一部が外周部24として第1プレート1よりも外側に突出しているが、他の構成であってもよい。例えば、第2プレート2は、外周部24を有していなくてもよい。この場合、第2プレート2の外周縁は、第1プレート1の外周縁と面一であってもよいし、第1プレート1の外周縁よりも内側にあってもよい。
また、本実施形態の配線器具用プレート10では、第2プレート2の光の反射率は、第1プレート1の光の反射率よりも小さくてもよい。具体的には、比較的光の反射率の大きい白色の塗装を第1プレート1の前面に施し、比較的光の反射率の小さい黒色の塗装を第2プレート2の前面に施してもよい。この構成では、ユーザが第2プレート2よりも第1プレート1に注視し易くなり、配線器具用プレート10が薄く見え易いという効果が期待できる。もちろん、第1プレート1の光の反射率と、第2プレート2の光の反射率との関係は、上記の関係に限定されない。例えば、第1プレート1の光の反射率が、第2プレート2の光の反射率よりも小さい構成であってもよい。その他、第1プレート1及び第2プレート2の彩色は、白色及び黒色の組み合わせに限定されず、例えば白色及び銀色又はコバルトブルーの組み合わせであってもよいし、灰色及び銀色の組み合わせであってもよい。また、彩色は塗装に限らず、例えば第1プレート1及び第2プレート2自身が発色する構成であってもよい。
また、本実施形態では、第1プレート1、第2プレート2、及び第3プレート3は、互いに異なる部材で構成されているが、他の構成であってもよい。例えば、第1プレート1及び第2プレート2は、一体に形成されていてもよい。
また、本実施形態では、突壁15は、第1プレート1の全周にわたって連続して形成されているが、他の構成であってもよい。例えば、突壁15は、複数の壁を有し、これら複数の壁を第1プレート1の外周縁に沿って間隔を空けて並べて構成されていてもよい。
また、本実施形態では、配線器具5はピアノハンドル式スイッチであるが、いわゆるロッカー式(シーソー式)スイッチであってもよい。
また、本実施形態の配線器具システム101は、配線器具5を1個のみ備える構成であるが、複数の配線器具5を備える構成であってもよい。
また、本実施形態では、配線器具用プレート10は、前方から見て長方形状であるが、前方から見て正方形状であってもよい。また、配線器具用プレート10は、前方から見て矩形状でなくてもよく、例えば前方から見て円形状や多角形状であってもよい。
また、本実施形態では、第1開口窓11、第2開口窓21、及び第3開口窓31は、いずれも前方から見て長方形状であるが、前方から見て正方形状であってもよい。また、第1開口窓11、第2開口窓21、及び第3開口窓31は、いずれも前方から見て矩形状でなくてもよく、例えば前方から見て円形状や多角形状であってもよい。つまり、第1開口窓11、第2開口窓21、及び第3開口窓31は、いずれも配線器具5の前面を外から見ることができるような形状であればよい。
また、本実施形態の配線器具用プレート10では、第2プレート2は、第2開口窓21の外周縁の全周にわたって後方に窪んだ窪みを有していてもよい。そして、第1プレート1は、第2プレート2の窪みに載せ置かれる構成であってもよい。この構成では、窪みの前後方向の寸法(厚さ)の分だけ、配線器具用プレート10の厚さを小さくすることができる。
(5)まとめ
以上述べたように、第1の態様の配線器具用プレート10は、第1プレート1と、第2プレート2と、を備える。第1プレート1は、前後方向に貫通する第1開口窓11を有する。第2プレート2は、前後方向に貫通する第2開口窓21を有し、第1プレート1の後方に位置する。第1プレート1は、前方から見て配線器具5の前面が第1開口窓11の内側に位置するように、施工面A1に取り付けられた配線器具5に取り付けられる。第2プレート2は、前方から見て配線器具5の前面が第2開口窓21の内側に位置するように配線器具5に取り付けられる。第2プレート2の一部は、前後方向において第1プレート1と重なり合っている。第1プレート1及び第2プレート2は、いずれも前後方向と直交する第1方向(上下方向)の両端縁に近づくほど、前後方向における前面と施工面A1との間の距離が小さくなるように形成されている。
この構成によると、配線器具用プレート10が施工面A1に取り付けられた状態で、施工面A1からの突出量を小さくすることができるので、配線器具用プレート10が薄く見え易いという効果が期待できる。
また、第2の態様の配線器具用プレート10では、第1の態様において、第1プレート1及び第2プレート2の各々の前面は、前後方向及び第1方向(上下方向)の両方向と直交する第2方向(左右方向)において、平坦に形成されている。
この構成によると、第1プレート1及び第2プレート2の各々の前面の外周縁が全周にわたって湾曲している構成と比較して、第1プレート1及び第2プレート2をユーザに印象付け易い。ただし、この構成は必須ではなく、第1プレート1及び第2プレート2の各々の前面は、第2方向において平坦に形成されていなくてもよい。例えば、第1プレート1及び第2プレート2は、いずれも第2方向の両端縁に近づくほど、前後方向における前面と施工面A1との間の距離が小さくなるように形成されていてもよい。
また、第3の態様の配線器具用プレート10では、第1又は第2の態様において、第1プレート1の前面は、第2プレート2の前面に沿って湾曲している。
この構成によると、第1プレート1の前面が第2プレート2の前面に沿って湾曲していない構成と比較して、見栄えを向上することができる。ただし、この構成は必須ではなく、第1プレート1の前面は、第2プレート2の前面に沿って湾曲していなくてもよい。
また、第4の態様の配線器具用プレート10では、第1〜第3のいずれかの態様において、第1プレート1の外周縁の後端部1A、及び第2プレート2の外周縁の前端部2Aは、いずれも零よりも大きい曲率を有している。
この構成によると、第1プレート1の外周縁の後端部1A、及び第2プレート2の外周縁の前端部2Aが尖っている場合と比較して、薄く見え易いという効果が期待できる。ただし、この構成は必須ではなく、第1プレート1の外周縁の後端部1A、及び第2プレート2の外周縁の前端部2Aは、いずれも尖っていてもよい。
また、第5の態様の配線器具用プレート10では、第1〜第4のいずれかの態様において、第2プレート2の前後方向及び第1方向(上下方向)の両方向と直交する第2方向(左右方向)の両端面は、後方を向いている。
この構成によると、施工面A1が凹凸を有する等して、施工面A1が粗い場合であっても、施工面A1に配線器具用プレート10を取り付けた際に、配線器具用プレート10と施工面A1との間に生じ得る隙間が目立ち難く、見栄えを向上することができる。ただし、この構成は必須ではなく、第2プレート2の第2方向の両端面は、前後方向に沿った面であってもよいし、前方を向いていてもよい。また、第2プレート2の第1方向の両端面が後方を向いていてもよい。
また、第6の態様の配線器具システム101は、第1〜第5のいずれかの態様の配線器具用プレート10と、配線器具用プレート10が取り付けられる配線器具5と、を備える。
この構成によると、施工面A1に取り付けられた状態で、配線器具用プレート10の施工面A1からの突出量を小さくすることができる配線器具システム101を実現することができる。
また、第7の態様の配線器具システム101では、第6の態様において、配線器具5はスイッチである。配線器具システム101は、スイッチを操作するためのスイッチハンドル52をさらに備える。スイッチハンドル52は、前後方向と直交する軸514を支点として回転可能に構成される。スイッチハンドル52は、平坦部521と、平坦部521の軸514側の一端と反対側の一端(下端)に設けられる突出部522とを有する。突出部522は、軸514に沿う方向(左右方向)の全長にわたって平坦部521よりも前方に突出する。
この構成によると、スイッチハンドル52の押し込み易さを向上することができ、かつ、配線器具システム101が薄く見え易いという効果が期待できる。ただし、この構成は必須ではなく、スイッチハンドル52は、例えば平坦部521のみで構成されていてもよい。
(実施形態2)
以下、実施形態2に係る配線器具システム102について図13を用いて説明する。ただし、本実施形態の配線器具システム102の基本的な構成は、実施形態1の配線器具システム101(変形例を含む)と共通するので、共通する部位には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の配線器具システム102は、図13に示すように、実施形態1とは異なり、配線器具5の代わりに配線器具500を備えている。また、本実施形態の配線器具システム102は、実施形態1とは異なり、第3プレート3及び取付枠4の代わりに第3プレート300を備えている。また、本実施形態では、実施形態1とは異なり、コンセントである配線器具500の前面を外部に露出させるだけでよいため、第1プレート1の第1開口窓11の大きさは、実施形態1の第1開口窓11の大きさよりも小さくなっている。
第3プレート300は、例えば樹脂により、左右方向に長い長方形の枠状に形成されている。また、第3プレート300は、実施形態1の取付枠4と同等の寸法で形成されている。第3プレート300は、第3開口窓301と、一対の第3縦片302と、一対の第3横片303と、複数(ここでは、4つ)の取付孔304と、を有している。また、第3プレート300は、複数(ここでは、2つ)の第1固定孔305と、複数(ここでは、4つ)の第2固定孔306と、複数組(ここでは、3組)の取付部307と、を有している。その他、第3プレート300は、図示を省略するが、実施形態1の第3プレート3と同様に、凸部36を有している。また、第3プレート300の第3開口窓301の大きさは、実施形態1の第3開口窓31の大きさよりも小さくなっている。
ここで、第3プレート300は、実施形態1の第3プレート3と、実施形態1の取付枠4との両方の機能を有している。つまり、第3プレート300の第3開口窓301、第3縦片302、第3横片303、及び取付孔304は、それぞれ実施形態1の第3プレート3の第3開口窓31、第3縦片32、第3横片33、及び取付孔34に対応する。また、第3プレート300の第1固定孔305及び第2固定孔306は、それぞれ実施形態1の取付枠4の第1固定孔421及び第2固定孔422に対応する。
複数の取付部307は、それぞれ配線器具500を第3プレート300に取り付けるための構造を有している。本実施形態では、複数の取付部307は、図示を省略するが、配線器具500の取付爪505(後述する)を引っ掛けるための引掛溝を有している。
配線器具500は、電気機器のプラグが接続されて電気機器への電力供給を行うコンセント(Outlet)である。本実施形態では、配線器具500は、接地極付きであって、2個のプラグを同時に接続可能な2個口タイプのコンセントである。配線器具500は、ボディ501及びカバー502を結合してなる器体を有する。器体には、刃受け部材及び端子板などの部品が収納されている。カバー502の前面には、複数の挿入孔503が形成されている。これら複数の挿入孔503に、電気機器のプラグのピン又は栓刃が差し込まれることにより、配線器具500に対して電気機器が電気的に接続される。本実施形態では、配線器具500は、一対の電源極(L極及びN極)と接地極とを有するプラグに適合するように、3つ一組の挿入孔503を二組有している。
ボディ501及びカバー502は、左右方向に長い長方形の枠状の取付具504により結合されている。取付具504は、複数(ここでは、4つ)の取付爪505を有している。したがって、取付具504の複数の取付爪505を、それぞれ第3プレート300の複数の取付部307に引掛けることにより、配線器具500が第3プレート300に取り付けられる。
本実施形態の配線器具システム102は、実施形態1の配線器具システム101と同様に、配線器具用プレート10が施工面A1に取り付けられた状態で薄く見え易い配線器具システムを実現できる。
ところで、配線器具500は、2個口タイプのコンセントに限定されない。例えば、配線器具500は、1個口タイプのコンセントであってもよいし、さらに多数のプラグが接続可能なコンセントであってもよい。また、第3プレート300に取り付けられる配線器具500の数は、1個に限らず、2個以上であってもよい。
(実施形態3)
以下、実施形態3に係る配線器具システム103について図14を用いて説明する。ただし、本実施形態の配線器具システム103の基本的な構成は、実施形態1の配線器具システム101(変形例を含む)と共通するので、共通する部位には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の配線器具システム103は、図14に示すように、実施形態1と比べて、取付枠4の形状が異なっている。また、本実施形態の配線器具システム103は、実施形態1とは異なり、配線器具5に加えて、配線器具500を備えている。また、配線器具5は、実施形態1とは異なり、スイッチハンドル52の代わりに、スイッチハンドル53を有している。また、配線器具500は、実施形態2とは異なり、1個口タイプのコンセントである。さらに、配線器具500は、1個口タイプのコンセント用の化粧カバー54を有している。化粧カバー54は、開口窓541を有している。開口窓541は、化粧カバー54を前後方向に貫通しており、配線器具500の前面を外部に露出させる。
取付枠4の一対の横片43の左右方向における中央部は、連結片44により互いに連結されている。この連結片44により、開口窓41は、左右方向において第1開口部411及び第2開口部412に区分けされている。本実施形態では、第1開口部411に配線器具5の前面が位置し、第2開口部412に配線器具500の前面が位置する。上側の横片43において、第2開口部412と対向する内周縁には、取付部45が設けられている。同様に、下側の横片43において、第2開口部412と対向する内周縁には、取付部45が設けられている。これら取付部45は、実施形態2の取付部307と同じ機能を有している。つまり、配線器具500は、取付具504の複数の取付爪505を、それぞれ取付枠4の複数の取付部45に引掛けることにより、取付枠4に取り付けられる。
スイッチハンドル53は、取付枠4に配線器具5が3個取り付けられる場合に使用される3個用ハンドルである。スイッチハンドル53は、平坦部531と、突出部532と、透光部533と、を有している。平坦部531、突出部532、及び透光部533は、それぞれ実施形態1のスイッチハンドル52の平坦部521、突出部522、及び透光部523に対応する。
本実施形態の配線器具システム103は、実施形態1の配線器具システム101と同様に、配線器具用プレート10が施工面A1に取り付けられた状態で薄く見え易い配線器具システムを実現できる。
ところで、取付枠4に取り付けられる配線器具500の数は、1個に限らず、複数個であってもよい。また、取付枠4に取り付けられる配線器具5の数は、1個に限らず、複数個であってもよい。
ここで、上述の実施形態1〜3において、配線器具5,500は、屋内用に限らず、建物の外部で使用される屋外用の装置であってもよい。また、配線器具500は、接地極を有していなくてもよく、例えば交流100V用又は直流用のコンセントであってもよい。さらに、配線器具500は、Aタイプ及びCタイプのプラグに適合したコンセントに限らず、例えばAタイプのプラグのみ、又はBタイプ、BFタイプ、Cタイプ若しくはOタイプ等のプラグを接続可能なコンセントであってもよい。
また、配線器具5,500は、上述のスイッチ、コンセントに限らず、例えば人感センサ又はタイマ等であってもよい。さらに、配線器具5,500は、例えば人感センサ付きのコンセントのように、コンセント、スイッチ、人感センサ、タイマ等のうち2以上の機能の組み合わせであってもよい。
また、配線器具5,500は、後部が壁内に埋め込まれた状態で設置される構成(埋込設置型)に限らず、全体が露出した状態で壁に設置される構成(露出設置型)であってもよい。また、取付枠4は、埋込ボックスに固定される構成に限らず、例えば挟み金具などを用いて施工面A1に取り付けられる構成であってもよい。
以上、実施形態1〜3に係る配線器具用プレート10、及び配線器具システム101〜103について説明した。ただし、以上に説明した実施形態1〜3は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記の実施形態1〜3は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
1 第1プレート
11 第1開口窓
2 第2プレート
21 第2開口窓
5,500 配線器具
10 配線器具用プレート
101,102,103 配線器具システム
A1 施工面

Claims (7)

  1. 前後方向に貫通する第1開口窓を有する第1プレートと、
    前後方向に貫通する第2開口窓を有し、前記第1プレートの後方に位置する第2プレートと、を備え、
    前記第1プレートは、前方から見て配線器具の前面が前記第1開口窓の内側に位置するように、施工面に取り付けられた前記配線器具に取り付けられ、
    前記第2プレートは、前方から見て前記配線器具の前面が前記第2開口窓の内側に位置するように前記配線器具に取り付けられ、
    前記第2プレートの一部は、前後方向において前記第1プレートと重なり合っており、
    前記第1プレート及び前記第2プレートは、いずれも前後方向と直交する第1方向の両端縁に近づくほど、前後方向における前面と前記施工面との間の距離が小さくなるように形成されていることを特徴とする配線器具用プレート。
  2. 前記第1プレート及び前記第2プレートの各々の前面は、前後方向及び前記第1方向の両方向と直交する第2方向において、平坦に形成されていることを特徴とする請求項1記載の配線器具用プレート。
  3. 前記第1プレートの前面は、前記第2プレートの前面に沿って湾曲していることを特徴とする請求項1又は2に記載の配線器具用プレート。
  4. 前記第1プレートの外周縁の後端部、及び前記第2プレートの外周縁の前端部は、いずれも零よりも大きい曲率を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配線器具用プレート。
  5. 前記第2プレートの前後方向及び前記第1方向の両方向と直交する第2方向の両端面は、後方を向いていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の配線器具用プレート。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の配線器具用プレートと、
    前記配線器具用プレートが取り付けられる配線器具と、を備えることを特徴とする配線器具システム。
  7. 前記配線器具はスイッチであって、
    前記スイッチを操作するためのスイッチハンドルをさらに備え、
    前記スイッチハンドルは、前後方向と直交する軸を支点として回転可能に構成され、
    前記スイッチハンドルは、平坦部と、前記平坦部の前記軸側の一端と反対側の一端に設けられる突出部とを有し、
    前記突出部は、前記軸に沿う方向の全長にわたって前記平坦部よりも前方に突出することを特徴とする請求項6記載の配線器具システム。
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