JP2018083579A - 減速装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 大きな荷重に対抗し得る外歯歯車を有する乗物シート用の減速装置を提供する。【解決手段】 外歯歯車13の「歯元の面13A」のうち「歯溝の底13E」側の歯面13Bは、歯間接円弧13Dより歯先側に位置している。これにより、危険断面SDの歯厚寸法Sを大きくすることができるので、大きな荷重に対抗し得る外歯歯車を有する乗物シート用の減速装置を得ることができる。【選択図】 図5
Description
本願は、乗物用シートに用いられる減速装置に関する。
例えば、特許文献1に記載されていように、乗物用シートに用いられる減速装置では、外歯歯車の歯に大きな荷重が作用する。なお、外歯歯車とは、歯先が径方向外向きに突出した歯車をいう。
本願は、上記点に鑑み、大きな荷重に対抗し得る外歯歯車を有する乗物シート用の減速装置を提供する。
本願では、外歯歯車(13)の「歯元の面(13A)」のうち「危険断面(SD)」部位には、当該部位の歯厚(S)が歯元側に向かうほど線形的に大きくなる直線部(13C)が設けられている。
これにより、本願では、危険断面(SD)の歯厚寸法(S)を大きくすることができるので、大きな荷重に対抗し得る外歯歯車を有する乗物シート用の減速装置を得ることができる。
なお、歯先中央点と歯車の回転中心とを通る仮想線を歯形中心線(Lo)としたとき、直線部(13C)と歯形中心線(Lo)とのなす角(α)は、30度未満とすることが望ましい。
また、直線部(13C)と歯形中心線(Lo)とのなす角(α)は、20度以上とすることが望ましい。具体的には、直線部(13C)と歯形中心線(Lo)とのなす角(α)は略25度が望ましい。
さらに、外歯歯車(13)の「歯元の面(13A)」のうち「歯溝の底」側の歯面(13B)は、歯間接円弧(13D)より歯先側に位置しているように構成してもよい。
これにより、危険断面(SD)の歯厚寸法(S)を大きくすることができるので、大きな荷重に対抗し得る外歯歯車を有する乗物シート用の減速装置を得ることができる。
これにより、危険断面(SD)の歯厚寸法(S)を大きくすることができるので、大きな荷重に対抗し得る外歯歯車を有する乗物シート用の減速装置を得ることができる。
なお、「歯間接円弧(13D)」とは、外歯歯車(13)の隣り合う「歯面」及び当該「隣り合う歯面(13F)」間の「歯溝の底(13E)」に接する仮想円の円弧をいう。
さらに、外歯歯車(13)の「歯末の面」がトロコイド曲線状の曲面に構成された減速装置に本願を適用することが望ましい。
さらに、外歯歯車(13)の「歯末の面」がトロコイド曲線状の曲面に構成された減速装置に本願を適用することが望ましい。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
以下に説明する「発明の実施形態」は、本願発明の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「1つの」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材が2以上設けられていてもよい。
(第1実施形態)
本実施形態は、乗物用シートのリクライナに本発明に係る減速装置を適用したものである。なお、以下の説明における方向は、本実施形態に係る乗物用シートを車両に組み付けた状態における方向を意味する。
本実施形態は、乗物用シートのリクライナに本発明に係る減速装置を適用したものである。なお、以下の説明における方向は、本実施形態に係る乗物用シートを車両に組み付けた状態における方向を意味する。
1.乗物用シートの概要
図1に示すように、乗物用シート1は、少なくともシートクッション3及びシートバック5を有する。シートクッション3は着席者の臀部等を支持するための部位である。シートバック5は着席者の背部を支持するための部位であって、シートクッション3に対してシート前後方向に対して揺動(リクライニング)可能である。
図1に示すように、乗物用シート1は、少なくともシートクッション3及びシートバック5を有する。シートクッション3は着席者の臀部等を支持するための部位である。シートバック5は着席者の背部を支持するための部位であって、シートクッション3に対してシート前後方向に対して揺動(リクライニング)可能である。
バックフレーム7は、シートバック5の骨格を形成するフレームであって、クッションフレーム9に対して揺動可能に連結されている。クッションフレーム9は、シートクッション3を支持する骨格を構成するフレームである。
バックフレーム7は、一対のサイドフレーム7A、アッパパネル7B及びロアパネル7C等を有する。各サイドフレーム7Aは、略上下方向に延びるとともに、シート幅方向両側それぞれに配設されたフレームである。なお、シート幅方向は、本実施形態では、車両の左右方向と一致する。
アッパパネル7Bは、シート幅方向に延びて各サイドフレーム7Aの上端側を連結するフレームである。ロアパネル7Cは、シート幅方向に延びて各サイドフレーム7Aの下端側を連結するフレームである。
バックフレーム7のシート幅方向両側、つまり各サイドフレーム7Aには、リクライナ10が設けられている。一対のリクライナ10は、シートバック5、つまりバックフレーム7の揺動(リクライニング)を制御する機能(以下、リクライニング機能という。)を実現するための機構である。
2.リクライナの構造
2.1 リクライナの構成
一対のリクライナ10は、左右対称構造である点を除き、同一の構造である。以下、シート幅方向一端側(本実施形態では、左側)のリクライナ10を例にリクライナの構造を説明する。なお、各リクライナ10は、各サイドフレーム7Aの下端側に装着されている。
2.1 リクライナの構成
一対のリクライナ10は、左右対称構造である点を除き、同一の構造である。以下、シート幅方向一端側(本実施形態では、左側)のリクライナ10を例にリクライナの構造を説明する。なお、各リクライナ10は、各サイドフレーム7Aの下端側に装着されている。
本実施形態に係るリクライニング機能は、電動式の「角度位置調整機構」により実現されている。当該「角度位置調整機構」は、例えば特許4029847号に記載の「角度位置調整機構」と同様な原理で作動する機構である。
角度位置調整機構、つまりリクライナ10は、図2及び図3に示すように、内歯歯車11及び外歯歯車13等を有して構成されている。内歯歯車11は、サイドフレーム7A、つまりバックフレーム7側に直接的又は間接的に固定された環状歯車(リングギア)であって、各歯先が中心側に向けて突出した歯車である。
外歯歯車13は、クッションフレーム9側に直接的又は間接的に固定された歯車であって、各歯先が径方向外向きに突出した歯車である。そして、当該外歯歯車13は、内歯歯車11に噛み合って自転しながら内歯歯車11内を旋回する。
つまり、外歯歯車13は、自身の中心を自転中心として回転しながら、内歯歯車11の中心を公転中心として当該自転中心が公転する遊星歯車である。本実施形態に係る外歯歯車13及び内歯歯車11の歯面は、トロコイド曲線状の曲面である(図4参照)。
外歯歯車13は、連結ロッド20(図3参照)を介して電動モータ(図示せず。)から回転力の供給を受ける。連結ロッド20は、一対のリクライナ10間を渡すように延びて当該一対のリクライナ10それぞれに電動モータの回転力を供給する。
なお、電動モータは、バックフレーム7に固定されている。このため、連結ロッド20、電動モータ及び内歯歯車11は、クッションフレーム9に対してバックフレーム7と一体的に変位する。
連結ロッド20により伝達されてきた回転力は、伝達機構21を介して外歯歯車13に伝達される。伝達機構21は、外歯歯車13と内歯歯車11との中心差(偏心量)を吸収して当該回転力を外歯歯車13に伝達する。
具体的には、伝達機構21は、図4に示すように、係合部21A、一対の楔部21B及びバネ21C等を有して構成されている。係合部21Aは連結ロッド20と噛み合うように係合する。
一対の楔部21Bは、外歯歯車13の内周面に接触する円弧状の外周面21D、及び係合部21Aの外周面に接触する円弧状の内周面21Eを有し、周方向一端側に向かうほど外周面21Dと内周面21Eとの距離が小さくなる楔状の部材である。
バネ21Cは、一対の楔部21Bを楔の向き(図4の矢印で示す向き)に押圧する弾性力を発揮する。楔の向きとは、上記距離が大きい側から上記距離が小さい向きに向かう向きをいう。
2.2 リクライナの作動
外歯歯車13の歯数Z1とし、内歯歯車11の歯数Z2(>Z1)とすると、外歯歯車13がn度だけ自転すると、当該外歯歯車13は、(Z2−Z1)/Z2×n度だけ公転する。
外歯歯車13の歯数Z1とし、内歯歯車11の歯数Z2(>Z1)とすると、外歯歯車13がn度だけ自転すると、当該外歯歯車13は、(Z2−Z1)/Z2×n度だけ公転する。
このため、外歯歯車13が1回転する度に、外歯歯車13の自転中心は、内歯歯車11に対して公転方向にずれる。具体的には、外歯歯車13が1回転する度に、外歯歯車13の自転中心は、公転方向に360−[(Z2−Z1)/Z2×360]だけずれる。
したがって、電動モータ(連結ロッド20)が回転すると、外歯歯車13が外歯歯車13に対して公転方向にずれるため、バックフレーム7がクッションフレーム9に対して当該公転方向と反対向きに揺動する。
2.3 外歯歯車の歯形
図5に示すように、外歯歯車13の「歯元の面13A」のうち「歯溝の底13E」側の歯面13Bは、歯間接円弧13Dより歯先側に位置している。「歯面13Bが歯間接円弧13Dより歯先側に位置している」とは、歯面13Bが、歯間接円弧13Dに対して当該歯間接円弧13Dの曲率中心側に位置することをいう。
図5に示すように、外歯歯車13の「歯元の面13A」のうち「歯溝の底13E」側の歯面13Bは、歯間接円弧13Dより歯先側に位置している。「歯面13Bが歯間接円弧13Dより歯先側に位置している」とは、歯面13Bが、歯間接円弧13Dに対して当該歯間接円弧13Dの曲率中心側に位置することをいう。
歯間接円弧13Dとは、外歯歯車13の隣り合う「歯面13F」及び当該「隣り合う歯面13F」間の「歯溝の底13E」に接する仮想円の円弧をいう。「歯元の面13A」は、歯面13Fのうち外歯歯車13の噛み合い半径円L1から歯底円L2に至る範囲をいう。噛み合い半径円L1は、外歯歯車13うち内歯歯車11との噛み合いに寄与する部分であって、最も「歯溝の底13E」側に位置する箇所を繋ぐ円である。
本実施形態係る歯面13Bは直線部13Cにより構成されている。つまり、直線部13Cは、歯間接円弧13Dに対して当該歯間接円弧13Dの曲率中心側に位置する。
直線部13Cは、外歯歯車13の「歯元の面13A」のうち「危険断面SD(図4参照)」部位を含む部位であって、当該部位の歯厚Sが歯元(歯溝の底13E)側に向かうほど線形的に大きくなる部位である。
直線部13Cは、外歯歯車13の「歯元の面13A」のうち「危険断面SD(図4参照)」部位を含む部位であって、当該部位の歯厚Sが歯元(歯溝の底13E)側に向かうほど線形的に大きくなる部位である。
危険断面SDとは、ホーファの30°接線法により定義される部位である。具体的には、図4に示すように、歯先中央点と歯車の回転中心とを通る仮想線を歯形中心線Loとし、「歯元の面13A」に接する仮想接線のうち歯面歯形中心線Loとなす角が30°となる接線を「30°接線」としたとき、当該「30°接線」と「歯元の面13A」との接点を通る断面をいう。
そして、本実施形態では、歯形中心線Loと直線部13Cとのなす角αは、30度未満、かつ、20度以上に設定されている。具体的には、当該なす角αは、略25度である。
3.本実施形態に係るリクライナ(減速装置)の特徴
本実施形態では、外歯歯車13の「歯元の面13A」のうち「歯溝の底」側の歯面13Bは、歯間接円弧13Dより歯先側に位置している。
3.本実施形態に係るリクライナ(減速装置)の特徴
本実施形態では、外歯歯車13の「歯元の面13A」のうち「歯溝の底」側の歯面13Bは、歯間接円弧13Dより歯先側に位置している。
これにより、危険断面SDの歯厚寸法Sを大きくすることができるので、大きな荷重に対抗し得る外歯歯車を有する乗物シート用の減速装置を得ることができる。
なお、図4に示すように、危険断面SDに作用する曲げモーメントは、噛み合い力Fとモーメントアーム長Lとの積である。モーメントアーム長Lは、危険断面SDと歯形中心線Loとの交点から噛み合い力Fの作用線に降ろした垂線の長さである。そして、危険断面SDの断面係数は、危険断面SDに発生する曲げ応力に耐え得る値となっている。
なお、図4に示すように、危険断面SDに作用する曲げモーメントは、噛み合い力Fとモーメントアーム長Lとの積である。モーメントアーム長Lは、危険断面SDと歯形中心線Loとの交点から噛み合い力Fの作用線に降ろした垂線の長さである。そして、危険断面SDの断面係数は、危険断面SDに発生する曲げ応力に耐え得る値となっている。
本実施形態に係る外歯歯車13は、プレス加工等の塑性加工法により製造されている。そして、プレス加工においては、プレス用金型の製作上の制限、及び加工対象となる材料の特性等により加工条件が拘束される。
しかし、歯面13Bは、歯間接円弧13Dより歯先側に位置する構成であると、上記の加工条件を満たしながら、危険断面SDの歯厚寸法Sを大きくした外歯歯車13を製造することが可能となり得る。
そして、本実施形態では、外歯歯車13の「歯元の面13A」のうち「危険断面SD」部位には、当該部位の歯厚Sが歯元側に向かうほど線形的に大きくなる直線部13Cが設けられている。これにより、危険断面SDの歯厚寸法Sが大きい外歯歯車13を容易に製造することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、内歯歯車11がバックフレーム7側に直接的又は間接的に固定され、外歯歯車13がクッションフレーム9側に直接的又は間接的に固定されていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
上述の実施形態では、内歯歯車11がバックフレーム7側に直接的又は間接的に固定され、外歯歯車13がクッションフレーム9側に直接的又は間接的に固定されていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、例えば、外歯歯車13がバックフレーム7側に直接的又は間接的に固定され、内歯歯車11がクッションフレーム9側に直接的又は間接的に固定された構成であってもよい。なお、当該構成においては、伝達機構21を簡略化又は廃止でき得る。
上述の実施形態に係る外歯歯車13及び内歯歯車11の歯面は、トロコイド曲線状の曲面であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、サイクロイド曲線、インボリュート曲線等であってもよい。
上述の実施形態では、直線部13Cと歯形中心線Loとのなす角αが略25度であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、その他の角度(30°未満、20°以上以外の角度を含む。)であってもよい。
上述の実施形態では、外歯歯車13の「歯元の面13A」のうち「歯溝の底13E」側の歯面13Bが直線部13Cにより構成されていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、円弧等の曲線形状にて歯面13Bが構成されていてもよい。
上述の実施形態では、リクライナ10に本願に係る減速装置を適用した。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではなく、その他の機構にも適用できる。
さらに、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態を組み合わせてもよい。
1… 乗物用シート 3… シートクッション 5… シートバック
7… バックフレーム 7A… サイドフレーム 9… クッションフレーム
10… リクライナ 11… 内歯歯車 13… 外歯歯車
7… バックフレーム 7A… サイドフレーム 9… クッションフレーム
10… リクライナ 11… 内歯歯車 13… 外歯歯車
Claims (6)
- 乗物用シートに用いられる減速装置であって、少なくとも歯先が径方向外向きに突出した外歯歯車を有する減速装置において、
前記外歯歯車の「歯元の面」のうち「危険断面」部位には、当該部位の歯厚が歯元側に向かうほど線形的に大きくなる直線部が設けられている減速装置。 - 歯先中央点と歯車の回転中心とを通る仮想線を歯形中心線としたとき、前記直線部と前記歯形中心線とのなす角は、30度未満である請求項1に記載の減速装置。
- 前記直線部と前記歯形中心線とのなす角は、20度以上である請求項2に記載の減速装置。
- 前記直線部と前記歯形中心線とのなす角は、略25度である請求項2又は3に記載の減速装置。
- 乗物用シートに用いられる減速装置であって、少なくとも歯先が径方向外向きに突出した外歯歯車を有する減速装置において、
前記外歯歯車の隣り合う「歯面」及び当該「隣り合う歯面」間の「歯溝の底」に接する仮想円の円弧を「歯間接円弧」としたとき、
前記外歯歯車の「歯元の面」のうち「歯溝の底」側の歯面は、前記歯間接円弧より歯先側に位置している減速装置。 - 前記外歯歯車の「歯面」は、トロコイド曲線状の曲面である請求項1ないし5のいずれか1項に記載の減速装置。
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