JP2018083240A - 加工装置 - Google Patents

加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018083240A
JP2018083240A JP2016226478A JP2016226478A JP2018083240A JP 2018083240 A JP2018083240 A JP 2018083240A JP 2016226478 A JP2016226478 A JP 2016226478A JP 2016226478 A JP2016226478 A JP 2016226478A JP 2018083240 A JP2018083240 A JP 2018083240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
cover
transparent sheet
workpiece
transparent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016226478A
Other languages
English (en)
Inventor
恵太 布施
Keita Fuse
恵太 布施
和実 部谷
Kazumi Butani
和実 部谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2016226478A priority Critical patent/JP2018083240A/ja
Publication of JP2018083240A publication Critical patent/JP2018083240A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Dicing (AREA)

Abstract

【課題】清掃に要する時間を一定にして、また、カバーの交換回数を減らして、加工の効率高めた加工装置を提供する。【解決手段】被加工物を保持する保持テーブルと、該保持テーブルに保持された被加工物を加工する加工手段と、該保持テーブルに保持された被加工物を該加工手段で加工する際に該加工手段に加工液を供給する加工液供給手段と、該加工手段による被加工物の加工が実施される加工領域と、外部と、を隔てる透明で開閉可能なカバーと、を有し、該加工手段は、砥粒を含む加工工具を有し、該カバーの該加工領域側の面には、透明シートが着脱自在に配設されている。該透明シートは、ガラスからなる透明シートとしてもよい。【選択図】図2

Description

本発明は、被加工物を保持する保持テーブルと、該保持テーブルに保持された被加工物を加工する加工手段と、を備えた加工装置に関する。
半導体ウェーハやガラス基板等の被加工物を円環状の切削ブレードで精密に切削加工する切削装置が知られている。該切削装置では、該切削ブレードがスピンドルに回転可能に支持されている。該スピンドルの回転軸は被加工物に平行である。そして、該スピンドルを回転させることで切削ブレードを回転させ、回転する切削ブレードを被加工物に切り込ませて被加工物を切削する。
また、該被加工物を円板状の研削ホイールで精密に研削加工する研削装置が知られている。該研削装置では、研削ホイールがスピンドルに回転可能に支持されている。該スピンドルの回転軸は被加工物に垂直である。そして、該スピンドルを回転させることで研削ホイールを回転させ、回転する研削ホイールを被加工物に向けて降下させて、研削ホイールに固定された研削砥石により被加工物を研削する。
切削装置や研削装置等の加工装置には、被加工物の搬入や搬出、切削ブレードまたは研削ホイールの交換、及び、該加工装置の内部の清掃やメンテナンス等の作業ために、作業者が外部から内部にアクセスするための開口が設けられている。一方、加工装置では、切削ブレードや研削ホイール等の加工手段による加工により、被加工物の一部が除去されて加工屑が生じる。また、加工を円滑にするために、加工装置の加工手段または加工箇所には加工液等が供給される。
すると、該加工屑や該加工液等が該開口から加工装置の外部に飛散する場合がある。そこで、加工装置の開口には、該加工屑や該加工液等の外部への飛散を防止するために、加工が実施される加工領域(加工装置の内部)と、外部と、を隔てるカバーが取り付けられている。開口から外部に飛散しようとする加工屑や加工液等は、該カバーに当たるため、外部への飛散が防止される。
また、加工装置による加工の途上で該加工手段が破損すると、加工手段の破片や加工手段に含まれる砥粒等が外部に向かって弾き出され場合がある。しかし、該カバーが存在すると、該破片や該砥粒等が該カバーに当たるため、これらの外部への飛散も防止される。
該カバーは、被加工物の搬入及び搬出、切削ブレードまたは研削ホイールの交換、及び、加工装置内部の清掃やメンテナンス等の作業ために、開閉可能となっており、作業者はこのような作業時には該カバーを開けて作業を行う。しかし、被加工物の加工中はカバーを開くことができないため、加工中の被加工物や加工手段の状態を外部から確認することはできない。
そこで、該カバーを閉じていても作業者が加工装置の内部を目視できるように、該カバーを透明にすることが考えられる。カバーが透明であると、作業者はカバーを開けずに該カバーを通して加工装置の内部を視認できる。
しかし、被加工物の加工を進めると、カバーの内側の面に加工液が付着して水滴となり作業者の視界を遮るため、カバーが透明であってもカバーを通して加工装置の内部を目視しにくくなる。そこで、カバーの内側の面を親水性にすると、カバーの内側の面に到達した加工液が該面上で広がり水滴の形成を抑制し、カバーの透明性を保つ。ただし、これには該面を親水性化する処理が必要となり手間とコストがかかる。
特開2004−95856号公報 特開2005−313253号公報 特開2006−247760号公報
被加工物の加工を進めると、加工により発生した加工屑や加工手段の破片が透明なカバーの内側の面に付着して、加工装置の内部の視認性を下げてしまう。また、加工屑や加工手段の破片等がカバーの内側の面に衝突するときに、該面に傷等の損傷を生じる場合がある。これは、該面を親水性にしても抑制しきれない。
カバーの内側の面の付着物を除去するには、カバーを開けて内側を清掃すればよい。しかし、清掃をしている間は加工装置を停止させなければならず、停止させた時間の分だけ加工の効率が下がる。しかも、カバーの内側に付着した加工屑は容易に除去しきれない場合があり、清掃に要する時間は一定になるとは限らない。加工装置を停止させる時間を詳細に予想するのは容易ではないため、被加工物に対する該加工の前後に実施される工程において、スケジュールに含ませる余裕を大きくする等の対策が必要となる。
また、カバーの内側の面に生じた傷等の損傷は清掃では除去できない。そのため、新しいカバーを準備して、傷等の損傷が増えて加工装置の内部の視認性が低下したカバーを交換しなければならず、また、交換のためには加工装置を停止させなければならないため、やはり加工の効率が下がる。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、カバーの清掃に要する時間を一定にして、また、カバーの交換回数を減らし、加工の効率高めた加工装置を提供することである。
本発明の一態様によれば、被加工物を保持する保持テーブルと、該保持テーブルに保持された被加工物を加工する加工手段と、該保持テーブルに保持された被加工物を該加工手段で加工する際に該加工手段に加工液を供給する加工液供給手段と、該加工手段による被加工物の加工が実施される加工領域と、外部と、を隔てる透明で開閉可能なカバーと、を有し、該加工手段は、砥粒を含む加工工具を有し、該カバーの該加工領域側の面には、透明シートが着脱自在に配設されたことを特徴とする加工装置が提供される。
なお、本発明の一態様に係る加工装置においては、該透明シートは、ガラスからなる透明シートとしてもよい。
本発明の一態様に係る加工装置では、加工装置の内部の加工領域と、外部と、を隔てる透明なカバーの加工領域側の面(内側の面)に、透明シートが着脱自在に配設されている。そのため、加工により生じた加工屑や、加工手段に導入された加工液が該カバーに向かって飛散すると、該加工屑や加工液が該透明シートに付着する。
加工屑や加工液がカバーに付着して、外部から加工装置の内部(加工領域)が視認しにくくなったときには、着脱自在の該透明シートをカバーから剥離して除去すれば良い。これにより、加工屑や加工液等の付着物を該透明シートとともに除去できる。
加工の途中で加工手段の破片や砥粒等が弾き出されて該カバーに衝突する場合には、該透明シートにこれらが当たるため、該透明シートに損傷が生じてもカバーに損傷が生じにくい。すなわち、カバーの加工領域側の面は該透明シートにより保護される。そして、透明シートに損傷が生じて加工装置の内部(加工領域)の視認性が低下した場合には、該透明シートを除去すれば良い。すると、損傷を受けた透明シートにより低下した視認性を回復させて、カバーを通して加工領域を視認できるようになる。
このように、透明シートを剥離して除去するだけで付着物による問題を解消できる。透明シートの剥離に要する時間はほぼ一定であるため、加工装置を停止する時間もほぼ一定となる。また、カバーは透明シートにより保護されて、損傷等が生じにくくなるため、カバーの交換の頻度を下げることができる。そのため、加工装置を停止する時間が少なくて済み、加工の効率を高められる。そして、透明シートを剥離した後は、新たな透明シートを該カバーに配設すると、その後も容易に保護カバーを保護できる。
したがって、本発明によると、カバーの清掃に要する時間を一定にして、また、カバーの交換回数を減らし、加工の効率高めた加工装置が提供される。
加工装置の一例を示す斜視図である。 透明シートが配設された加工装置を説明する説明図である。 加工装置の加工手段と、カバーと、透明シートと、の関係を説明する模式図である。 加工装置の加工手段と、カバーと、透明シートと、の関係を説明する模式図である。 加工装置の他の態様を示す斜視図である。
本発明に係る実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る加工装置の一例を示す斜視図である。該加工装置は、加工工具として切削ブレードを備え、該切削ブレードにより被加工物を切削する切削装置である。図1は、該加工装置2を示す斜視図である。加工装置2は、面4に開口6を有する。該開口6には、装置の内部(加工領域)と、外部と、を隔てる開閉可能で透明なカバー8が設けられている。
図2は、透明シート10が配設された状態のカバー8と、切削ブレード14を備える切削ユニット12と、を有する該加工装置2の構造を模式的に説明する説明図である。加工装置2の加工領域16には切削ユニット12が備えられる。該切削ユニット12は切削ブレード14を同時に2つ装着できるように構成されている。加工装置2には、例えば、2つの種類の切削ブレード14を取り付けることができ、被加工物の切削時には、被加工物の種類に対応して適切な切削ブレード14を選択して使用できる。
それぞれの切削ブレード14は、該切削ブレード14を回転可能に支えるスピンドル14aに装着されている。それぞれのスピンドル14aは、スピンドルハウジング14bに収納されたスピンドル14aを回転させるモータ(不図示)に接続されている。ただし、切削ユニット12はこれに限らず、切削ブレード14等は一つでもよい。
図3は、加工装置2のカバー8、透明シート10、及び、切削ユニット12を模式的に説明する側面図である。加工装置2のカバー8の内側は、被加工物を加工する加工領域16となる。切削ユニット12は、切削ブレード14に加工液(切削液)を供給するノズル等の加工液供給手段18(切削液供給手段)を有する。
切削ブレード14による被加工物の切削時には、該加工液供給手段18から切削ブレード14に加工液が供給される。該加工液は、例えば、純水であり、被加工物の切削を円滑にするとともに切削ブレード14を冷却する機能を有する。また、切削により発生した加工屑を該加工液に含ませて排出することで効率的に被加工物から加工屑を除去できる。
切削ブレード14は、例えば、環状の基台14cと、該基台14cの外周に固定された切り刃14dと、を有する。該環状の基台14cの内周面は、スピンドル14aの先端に装着される装着穴となる。切り刃14dは、砥粒と、該砥粒を保持するボンド材と、からなる。
該ボンド材から適度に砥粒を露出させ、回転する該切削ブレードを被加工物に切り込ませると、砥粒が被加工物に当たり被加工物が切削される。切削により砥粒が消耗したり切り刃14dから脱落等するが、該ボンド材も加工により適度に除去されるため、新しい砥粒が露出して、切削ブレードの切削能力は維持される。
加工装置2の加工領域16には、切削ユニット12の下方に被加工物を保持する保持テーブル20が備えられる。保持テーブル20の内部には、一端が吸引源(不図示)に連通する吸引路(不図示)を有し、該吸引路の他端は該保持テーブル20の上面に連通されている。該加工領域16に搬入された被加工物は、該保持テーブル20の上面に載せ置かれ、該保持テーブル20から負圧を作用されて該保持テーブル20上に吸引保持される。
該保持テーブル20の下部には、該保持テーブル20をその上面に平行な面内(X−Y平面)に移動させるモータ等の移動手段(不図示)が設けられている。また、切削ユニット12は、該切削ユニット12を鉛直方向(Z軸方向)に移動させるモータ等の昇降手段(不図示)に支持されている。該移動手段と、昇降手段と、を適切に制御すると、回転する切削ブレード14により被加工物を切削予定ラインに沿って切削できる。
加工装置2が有する透明なカバー8は、例えば、一部が板状の透明な硬質部材によって構成される。カバー8は、加工領域16と、外部と、を隔てており、外部から加工領域16への塵等の侵入を防止する。また、透明な該カバー8を通して作業者が加工領域16を確認できる。さらに、加工領域16に生じた加工屑、加工液、または、加工工具の破片等が外部に飛散するのを防止できる。
また、カバー8は、開閉可能であり、作業者は非加工時にカバー8を開いて加工領域16にアクセスできる。作業者はカバー8を開いて切削ブレード14の交換や加工領域16内部の清掃、加工装置2のメンテナンス等を実施できる。カバー8の外部側の面には取っ手8aが設けられており、作業者は該取っ手8aを掴んでカバー8を開閉できる。図3に示す通り、カバー8の一部は、鉛直方向(Z軸方向)に平行ではなく鉛直方向から傾けて設けられている。
被加工物が切削されると、加工屑(切削屑)が発生する。被加工物の切削時には、加工液供給手段18から切削ブレード14に加工液(切削液)が供給されるため、発生した該加工屑(切削屑)は該加工液(切削液)に含まれるようになる。切削を継続すると、加工屑(切削屑)を含んだ加工液(切削液)の一部が飛散する。
また、被加工物の切削により加工工具(切削ブレード14)に予期せぬ力が加わる等すると、加工工具(切削ブレード14)が破損して破片が弾き出される場合がある。加工装置2の開口6に向かってそのような加工屑、加工液、または、破片が飛散する場合でも、それらは開口6に到達する前にカバー8に衝突して勢いを失って落下するため、開口6から外部には飛散しない。
図3に示す通り、カバー8が鉛直方向から傾いていると、被加工物の加工時等に加工屑(切削屑)や加工工具(切削ブレード14)の破片等22がカバー8に衝突するときに、その衝撃を受け流し、カバー8の損傷の発生が抑制される。一方で、カバー8の面が鉛直方向に沿っていると、破片等22の侵入方向がカバー8に対して略垂直になりやすく、衝撃を逃がすことができずに、カバー8に損傷等が生じやすくなる。
本実施形態に係る加工装置2では、カバー8の加工領域16側の面に、透明シート10が配設される。被加工物の切削時には、被加工物の加工屑、加工液、加工屑を含んだ加工液、及び、加工工具の破片等が飛散し、それらは、カバー8に配設された透明シート10に衝突する。
透明シート10が存在しなければ、被加工物の加工屑、加工液、加工屑を含んだ加工液、及び、加工工具の破片等はカバー8に直接衝突して、カバー8の加工領域16側の面に付着してしまう。さらには、カバー8の面を鉛直方向(Z軸方向)から傾けていても、衝突による衝撃を十分に受け流せずに、カバー8に損傷等が生じてしまう場合がある。カバー8の該面に付着物や損傷が存在すると、作業者が該カバー8を通して加工領域16を視認しようとしても視界が遮られて十分に視認できなくなる。
そのため、定期的に加工装置2の加工を停止してカバー8を開き、該カバー8の加工領域16側の面を布等で拭いて清掃し、付着物を除去しなければならない。しかし、清掃を実施している間、加工装置2は被加工物を加工できない。また、清掃に要する時間は一定とは限らないため、加工装置2を安定的に稼働できない場合がある。
さらに、該カバー8の加工領域16側の面に生じた損傷は清掃では除去できず、一定以上の損傷が生じた場合は、該カバー8を交換しなければならない。カバー8を交換する間も加工を実施できないため、加工の効率が下がる。
一方、カバー8の加工領域16側の面に透明シート10が配設されている場合、加工屑や加工液、加工工具の破片等は、透明シート10に当たるため、透明シート10にそれらが付着したり損傷を生じたりする。そのため、カバー8の該面の透明シート10が配設された部分には、それらが付着せず、損傷の発生も抑制される。
加工領域16を外部から視認しにくくなったときは、加工装置2の加工を停止してカバー8を開いて透明シート10を除去することで清掃を行い、視認を妨げていた要因を取り除くことができる。さらに、新しい透明シート10をカバー8の該面に設けると、カバー8をその後の加工により生じる付着物や損傷から守ることができる。
古い透明シート10から新しい透明シート10への交換は、カバー8の該面の拭き上げよりも容易であり短時間で済む。そして、透明シート10の交換作業に要する時間はほぼ一定である。また、カバー8は透明シート10により損傷から保護されるため、カバー8の交換の頻度を下げることができる。そのため、加工装置2の停止時間を短くできるため、加工の効率を上げることができる。
したがって、本実施形態に係る加工装置では、カバーの清掃に要する時間を一定にして、カバーの交換回数を減らし、稼働時間を長くして加工の効率高められる。
なお、カバー8の加工領域16側の面に設ける透明シート10は、1枚でなくてもよく、カバー8の該面に複数の透明シート10を重ねて配設してもよい。複数の透明シート10をカバー8の該面に設けると、最表面の透明シート10を取り除くと同時に新しい透明シート10が露出される。
カバー8の該面に複数の透明シート10を重ねて配設する場合について、図4に示す。図4に示すカバー8の加工領域16側の面には、複数の透明シート10が設けられている。この場合、複数の透明シート10を予め加工装置2の外部で張り合わせておくことにより、複数の透明シート10をまとめてカバー8の該面に配設できる。
そのため、複数の透明シート10を配設する手間は、1枚の透明シート10を配設する手間と同じである。複数の透明シート10をまとめてカバー8に配設すると、透明シート10の1枚あたりの配設に要する時間を短縮できる。
次に、透明シート10について説明する。透明シート10は、例えば、透明な基材上に粘着性を有する透明な樹脂層を設けることで形成される。該基材は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタラート)、強化ガラスフィルム等で構成され、該樹脂層は、例えば、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等で構成される。
図2に示す通り、透明シート10はカバー8の加工領域16側の面のすべてを覆う大きさでなくてもよく、作業者が該透明シート10を通して加工領域16を十分確認できる大きさであればよい。そのような大きさの透明シート10を用いることで、該面の全面を大きさの透明シート10を用いるよりも、コストを減らすことができる。
本発明に係る他の実施形態について説明する。図5は、該他の実施形態に係る加工装置の一例を示す斜視図である。該加工装置は、切削ブレードを備える切削装置である。図5は、該加工装置32を示す斜視図である。加工装置32は、開口34aと、開口34bと、を有する。加工装置32は、内部の加工領域34に、切削ブレード36を備える切削ユニット38と、該切削ブレード36で加工される被加工物を保持する保持テーブル40と、を有する。
該開口34aには、装置の加工領域34と、外部と、を隔てる透明なカバー42aが設けられている。該カバー42aの下辺には軸が通されており、カバー42aは該軸を中心に開閉可能である。該開口34bには、装置の内部と、外部と、を隔てる透明なカバー42bが設けられている。該カバー42bは、2枚の略矩形の平板で構成され、引き違い戸式にスライドさせて開閉可能である。
作業者は、カバー42a、または、カバー42bを開けて、加工領域の内部の清掃作業や切削ブレード36の交換作業等を実施することができる。また、カバー42a及びカバー42bは透明であるため、外部から加工領域34を視認できる。カバー42a及びカバー42bの内面には透明シート(不図示)が貼られている。
加工装置32により被加工物を切削すると、加工屑や加工液がカバー42aやカバー42bの内面に付着する場合がある。そのような場合でも、該内面には透明シートが貼られているため、加工屑や加工液等は、該透明シートに付着する。加工屑や加工液等の付着物が増えてカバー42a及びカバー42bを通して加工領域34を外部から視認しにくくなったとき、該透明シートを除去するだけで加工屑や加工液等の付着物を除去できる。
また、切削中に何等かの要因により切削ブレード36が破損し、破片がカバー42a及びカバー42bに向けて弾き出される場合がある。そのような場合でも、破片は該内面に直接衝突せずに透明シートに衝突し、カバー42a及びカバー42bは損傷から保護される。透明シートに生じた損傷により加工領域34の視認性が低下する場合でも、透明シートを除去することで該視認性を回復できる。カバー42aやカバー42bの損傷を抑制できるため、カバーの交換頻度を下げることができる。
このように、本発明の他の実施形態に係る加工装置32のように、様々な形式のカバーに透明シートを配設できる。そのため、様々な形式のカバーの内面の清掃の手間を軽減し、加工装置の停止時間を少なくできる。また、停止時間を一定にできる。さらに、様々な形式のカバーの損傷の発生が抑制されるため、カバーの交換の頻度を低下させて、加工装置の稼働時間を長くすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記の実施形態では加工工具として切削ブレードを用いた加工ユニットによる加工について説明したが、加工工具や加工ユニットはこれに限定されない。例えば、加工ユニットは加工工具に研削ホイールを用いた研削ユニットでもよい。そのような場合でも、加工装置のカバーの内面に透明シートを設けることで、加工装置の稼働時間を長くすることができる。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 加工装置
4 面
6 開口
8 カバー
8a 取っ手
10 透明シート
12 切削ユニット
14 切削ブレード
14a スピンドル
14b スピンドルハウジング
14c 基台
14d 切り刃
16 加工領域
18 加工液供給手段
20 保持テーブル
22 加工屑や加工工具の破片等
32 加工装置
34a,34b 開口
36 切削ブレード
38 切削ユニット
40 保持テーブル
42a,42b カバー

Claims (2)

  1. 被加工物を保持する保持テーブルと、
    該保持テーブルに保持された被加工物を加工する加工手段と、
    該保持テーブルに保持された被加工物を該加工手段で加工する際に該加工手段に加工液を供給する加工液供給手段と、
    該加工手段による被加工物の加工が実施される加工領域と、外部と、を隔てる透明で開閉可能なカバーと、を備え、
    該加工手段は、砥粒を含む加工工具を有し、
    該カバーの該加工領域側の面には、透明シートが着脱自在に配設されたことを特徴とする加工装置。
  2. 該透明シートは、ガラスからなる、請求項1に記載の加工装置。
JP2016226478A 2016-11-22 2016-11-22 加工装置 Pending JP2018083240A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016226478A JP2018083240A (ja) 2016-11-22 2016-11-22 加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016226478A JP2018083240A (ja) 2016-11-22 2016-11-22 加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018083240A true JP2018083240A (ja) 2018-05-31

Family

ID=62236781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016226478A Pending JP2018083240A (ja) 2016-11-22 2016-11-22 加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018083240A (ja)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4923350Y1 (ja) * 1970-02-25 1974-06-22
JPS61195950U (ja) * 1985-02-05 1986-12-06
JPH03166037A (ja) * 1989-08-22 1991-07-18 Boehringer Werkzeugmas Gmbh 保護カバー
JPH0560294A (ja) * 1991-08-28 1993-03-09 Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd 工作機械用防護カバーにおける覗き窓付作業用ドア装置
JPH08192363A (ja) * 1995-01-11 1996-07-30 Mitsubishi Materials Corp のぞき窓を備えた作業ボックス
JP2004095856A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Disco Abrasive Syst Ltd ダイシング装置の開閉カバー
JP2005313253A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置
JP2006247760A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Disco Abrasive Syst Ltd 加工装置
JP2010284393A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Hochiki Corp 消火装置の窓取付構造
US20140174774A1 (en) * 2012-12-26 2014-06-26 Dmg Mori Seiki Co., Ltd. Machine Tool
WO2016038178A1 (de) * 2014-09-12 2016-03-17 Schott Ag Dünnglas-rolle und verfahren zu dessen herstellung
JP2016527091A (ja) * 2013-07-22 2016-09-08 エコーヴィスタ ゲーエムベーハーEchovista Gmbh 工作機械窓

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4923350Y1 (ja) * 1970-02-25 1974-06-22
JPS61195950U (ja) * 1985-02-05 1986-12-06
JPH03166037A (ja) * 1989-08-22 1991-07-18 Boehringer Werkzeugmas Gmbh 保護カバー
JPH0560294A (ja) * 1991-08-28 1993-03-09 Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd 工作機械用防護カバーにおける覗き窓付作業用ドア装置
JPH08192363A (ja) * 1995-01-11 1996-07-30 Mitsubishi Materials Corp のぞき窓を備えた作業ボックス
JP2004095856A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Disco Abrasive Syst Ltd ダイシング装置の開閉カバー
JP2005313253A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置
JP2006247760A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Disco Abrasive Syst Ltd 加工装置
JP2010284393A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Hochiki Corp 消火装置の窓取付構造
US20140174774A1 (en) * 2012-12-26 2014-06-26 Dmg Mori Seiki Co., Ltd. Machine Tool
JP2016527091A (ja) * 2013-07-22 2016-09-08 エコーヴィスタ ゲーエムベーハーEchovista Gmbh 工作機械窓
WO2016038178A1 (de) * 2014-09-12 2016-03-17 Schott Ag Dünnglas-rolle und verfahren zu dessen herstellung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5048379B2 (ja) ウェーハの加工方法
JP6129022B2 (ja) 研削装置の加工室洗浄方法
TWI600077B (zh) Wafer cutting method
EP1775070A1 (en) Grinding machine
JP6162568B2 (ja) 研削装置及びウエーハの搬出方法
TWI397955B (zh) The cutting device of the workpiece
JP2007083392A (ja) シンギュレーション装置
JP5199831B2 (ja) ウェーハ面取り部除去装置及びウェーハ面取り部の除去方法
JP5637769B2 (ja) レーザー加工装置
TW201726324A (zh) 刀片蓋
JP2011110631A (ja) 切削装置
JP2018083240A (ja) 加工装置
JP5975703B2 (ja) 切削装置
TWI783136B (zh) 研磨裝置
JP6419616B2 (ja) マシニングセンタにおける主軸の端面の洗浄方法
JP6012239B2 (ja) ウェーハの加工方法
JPH11254281A (ja) 加工装置及び加工方法
JP6173036B2 (ja) 加工装置
JP5907716B2 (ja) バイト切削装置
JP2019018268A (ja) 加工方法
JP2014154774A (ja) 加工方法
JP5954978B2 (ja) バイト切削装置
JP2012231057A (ja) ウエーハの加工方法
JP2015208796A (ja) バイト切削装置
JP6635864B2 (ja) 加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210803