JP2018078148A - 光半導体モジュール - Google Patents

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英人 古山
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浩 上村
Hiroshi Kamimura
浩 上村
史隆 石橋
Fumitaka ISHIBASHI
史隆 石橋
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Abstract

【課題】小型化や低コスト化が可能で信頼性の高い光半導体モジュールを提供する。【解決手段】実施形態によれば、第1面及び第1面と反対側の第2面を持ち、第2面側に光素子20が設けられ、第1面側から光入力及び出力可能な光デバイス1と、光デバイス1と離間して設けられた電気端子16と、光デバイス1及び電気端子16を保持する樹脂15と、樹脂15内に設けられ、光デバイス1と電気端子16を電気的に接続する接続部17とを有し、光デバイス1及び電気端子16は、樹脂15の同一面側に埋め込まれ、光デバイス1は第2面が樹脂15に覆われていることを特徴としている。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、光半導体モジュールに関する。
光ファイバと光素子(発光素子または受光素子)を光結合させる光デバイスや、光通信や光配線などの光伝送技術について検討が進められている。
特許3831350号公報 特開2014−203945号公報 特許3884155号公報 特許3723177号公報
本発明の実施形態は、小型化や低コスト化が可能で信頼性の高い光半導体モジュールを提供する。
実施形態によれば、光半導体モジュールは、第2面側に光素子が設けられ、前記第2面と反対側の第1面側から光入力及び出力可能な光デバイスと、前記光デバイスと離間して設けられた電気端子と、前記光デバイス及び前記電気端子を保持する樹脂と、前記樹脂内に設けられ、前記光デバイスと前記電気端子を電気的に接続する接続部とを有し、前記光デバイス及び前記電気端子は、前記樹脂の同一面側に埋め込まれ、前記光デバイスは第2面が前記樹脂に覆われていることを特徴としている。
第1の実施形態の光半導体モジュールの模式断面図である。 第1の実施形態の光半導体モジュール製造方法の一工程を示す模式断面図である。 第1の実施形態の光半導体モジュール製造方法の一工程を示す模式断面図である。 第1の実施形態の第1の変形例の光半導体モジュールを示す模式断面図である。 第1の実施形態の第2の変形例の光半導体モジュールを示す模式断面図である。 第1の実施形態の第2の変形例の光半導体モジュールの製造方法の一工程を示す模式断面図である。 第1の実施形態の第3の変形例の光半導体モジュールの製造方法の一工程を示す模式断面図である。 第1の実施形態の第4の変形例の光半導体モジュールを示す模式断面図である。 第1の実施形態の第4の変形例の光半導体モジュールの製造方法の一工程を示す模式断面図である。 第1の実施形態の第5の変形例の光半導体モジュールを示す模式断面図である。 第1の実施形態の第5の変形例の光半導体モジュールの製造方法の一工程を示す模式断面図である。 第2の実施形態の光半導体モジュールの模式断面図である。 第3の実施形態の光半導体モジュールの構成例(1)の模式断面図である。 第3の実施形態の光半導体モジュールの構成例(2)の模式断面図である。 第3の実施形態の光半導体モジュールの構成例(3)の模式断面図である。 第3の実施形態の光半導体モジュールの構成例(4)の模式断面図である。 第3の実施形態の光半導体モジュールの構成例(5)の模式断面図である。 第3の実施形態の光半導体モジュールの構成例(6)の模式断面図である。 第3の実施形態の光半導体モジュールの構成例(7)の模式断面図である。 第3の実施形態の光半導体モジュールの構成例(8)の模式断面図である。 第3の実施形態の光半導体モジュールの構成例(9)の模式断面図である。 第3の実施形態の光半導体モジュールの構成例(10)の模式断面図である。 第3の実施形態の光半導体モジュールの構成例(11)の模式断面図である。 第3の実施形態の光半導体モジュールの他の構成例の模式断面図である。 第3の実施形態の光半導体モジュールの他の構成例の模式断面図である。 第3の実施形態の光半導体モジュールの他の構成例の模式断面図である。 第3の実施形態の光半導体モジュールのブラインドビアの開口部の構成例の模式断面図である。
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。なお、各図面中、同じ要素には同じ符号を付している。各図面は全て模式的なものである。例えば、図面を見やすくするために、いくつかの図面においては、構成要素を省略して、または、構成要素の個数を減らして描いている。また、図面間において、各構成要素の個数及び寸法比は必ずしも整合していない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る光半導モジュール及びその製造方法について説明する。図1は、第1の実施形態の光半導体モジュールの模式断面図である。図1に示すように、第1面1A及び第1面の反対側の第2面1Bを有する光デバイス1が設けられている。光デバイス1は、半導体基板、例えばシリコン基板10に、単一または複数の光素子(発光素子または受光素子または回折格子等)20を有している。第1面1A側から光の入出力が可能となっており、第2面1B側に光素子20が形成されている。
本実施形態では、例えば、第1面側にブラインドビア(またはファイバソケット)10Vが設けられている。ブラインドビア10Vは、光素子20の光の通る場所(例えば、光素子が発光素子または受光素子の場合は発光部または受光部)に位置合わせされて形成されている。このようにして、第1面側からブラインドビア10Vを介して光の入出力が可能となる。ここで、光素子20とは、発光素子や受光素子など電気信号を光信号に変換する素子または光信号を電気信号に変換する素子に限定されず、光の進行方向を変える素子または光を反射する素子を含む。なお、光デバイス1のブラインドビア10Vの断面図では、ブラインドビアが2つの場合を説明するが、ブラインドビア10Vは単一または3つ以上であっても構わない。
図1に示すように、シリコン基板10には、ブラインドビア10Vが空けられている。このブラインドビア10Vは、シリコン基板10の厚さ方向の途中まで空けられたものであり、シリコン基板10を貫通していない。すなわち、シリコン基板10が、光入出力側となる第1面10Aと、この第1面の反対側で光素子が設けられる側となる第2面10Bを有するものとすると、ブラインドビア10Vはシリコン基板10の第1面10A側から厚さ方向の途中まで空けられ、第2面10Bまでは達していない。ブラインドビア10Vの底面と第2面10Bとの距離は、例えば20μm〜40μmである。
シリコン基板10の第2面10Bには、光素子(発光素子または受光素子)20が形成されており、ブラインドビア10Vは、光素子20の発光部または受光部に位置合わせされて形成される。すなわち、ブラインドビア10Vは、光素子20と後述する光ファイバ11が光結合可能となるように、光ファイバ11の光軸上に光素子20の発光部または受光部が位置するように配置される。
光デバイス1のブランドビア10V内に光ファイバ11が挿入され、光ファイバ11はシリコン基板10に透明樹脂12等により固定されている。光ファイバ11には、光ファイバ11を覆う被覆部13が設けられている。
光素子20には、半導体基板が透明となる波長で動作する材料および構造を用いる。例えば、半導体基板がシリコン基板10の場合、発光素子の発光波長が例えば1.3μmより長い波長とし、例えばInP基板に格子整合するGaInAsP系やAlInGaAs系材料を用いて発光素子を構成する。受光素子は、発光素子の発光波長が受光可能な材料で構成し、例えばInP基板に格子整合するInGaAsを光吸収層として構成する。
光素子20は、例えば特許文献4で示された方法により製造することが可能であり、シリコン基板10の平坦性が保たれている状態で形成することが望ましく、ブラインドビア10Vより先に形成されていることが望ましい。但し、光素子20はブラインドビア10Vより後に形成されても構わず、光素子20の発光部または受光部が光ファイバ11に光結合されるように位置合わせされれば、いずれでも構わない。
光素子20は、化合物半導体(例えば、III−V族半導体)材料からなり、化合物半導体材料がシリコン基板(半導体基板)10とは別の化合物半導体基板上で結晶成長された結晶成長層を含み、この化合物半導体材料がシリコン基板10の第2面10Bに貼り合されて光素子能動部を形成してもよい。
光素子20は、シリコン基板10の第2面10B上に直接設けられていてもよい。ここで、直接設けられたとは、バンプなどで実装されることなく、例えば、シリコン基板10の第2面10Bに別の化合物半導体材料が貼り合されるなどして直接設けられた場合、あるいはシリコン基板10の第2面に結晶成長により(一体化して)設けられた場合を含む。
更に、光素子20がシリコン基板10の第2面10B上に直接設けられる形態として、シリコン基板10に光素子20の機能構成の一部が設けられていることでもよい。例えば、光素子20が面発光型半導体レーザであり、レーザ共振器を構成する反射鏡対が発光層を挟んで上下に設けられる場合に、その一方の反射鏡がシリコン基板10の表面または内部に埋め込み形成されており、シリコン基板10の第2面に発光層および反対側の反射鏡を含む別の化合物半導体材料が貼り合されて一体化されたような場合が含まれてよい。
また、光素子20として設けられた発光部または受光部が光ファイバ11の光軸上に直接配置されるのではなく、シリコン基板10の第2面10B上における光ファイバ11の光軸延長上に光素子として例えば回折格子等の光結合構造を配置し、シリコン基板10の第2面10B上で別の位置に配置された発光素子の発光部または受光素子の受光部まで光導波路等で光を導く構成としてもよい。
なお、ブラインドビア10Vの内壁は、第1面10Aに対して垂直に形成された垂直形状となっていてもよいが、図1に示すように、第1面10Aからブラインドビアの深さ方向に向かって徐々に孔径が小さくなるテーパ形状になっていてもよく、さらに、垂直形状とテーパ形状の複合形状となっていてもよい。
また、光素子20が設けられたシリコン基板10の第2面10B上には、例えば、樹脂などを含む絶縁層14が設けられている。絶縁層14には、発光素子または受光素子の電極に電気的に接続される配線電極(以下、単に電極と記す)が設けられている。
図1に示した構成を有する光半導体モジュールは以下のような動作を行う。 光素子20から出射された光は、光素子20とブラインドビア10Vの底面との間のシリコン基板を透過し、光ファイバ11の端部に入射する。光ファイバ11の端部に入射した光は、光ファイバ11を伝播し、光ファイバ11の他の端部に配置された受光素子(不図示)に入射する。
また、光ファイバ11から出射された光は、ブラインドビア10Vの底面と光素子20との間のシリコン基板10を透過し、光素子20に入射する。光素子20に入射した光は、光素子20により光電変換され、電気信号となる。
なお、本実施形態では、半導体基板としてシリコンを用いたが、シリコン以外の半導体基板を用いてもよい。光デバイス1は前記した構造に限定されず、第1面1A側から光の入出力が可能となっており、第2面1B側に光素子が形成されていればよい。このように構成することによって、光素子20が光ファイバ11に光結合するとともに、光デバイス1自体が光ファイバ11を保持可能な光半導体モジュールを実現することができる。
図1に示すように、樹脂15は、第1面15A及び第1面の反対側の第2面15Bを有しており、光デバイス1は、樹脂15の第1面15A側に埋め込まれている。光デバイス1は、少なくとも光デバイス1の第1面1Aが樹脂15から露出するように、樹脂15の上に設けられている。樹脂15の第1面15Aに第1面15Aの一部として第1の凹部15C1が設けられ、光デバイス1は、第1の凹部15C1内に光デバイスの第1面1Aが露出するように設けられている。光デバイス1は、例えば、第2面1B及び側面が樹脂15に覆われるように設けられている。
光デバイス1の第1面1A及び樹脂15の第1面15Aは、隣接して設けられ、実質的な同一平面となっている。ここで、実質的な同一平面とは、表面電極などの微小な凹凸や製造プロセスで発生するずれなどは考慮せず、例えば20um以内、好ましくは5um以内の微小な段差や凹凸がある場合を含む。製造プロセスで発生するずれとは、例えば、光デバイスを後述の粘着テープ上に配列する際にテープの粘着層の厚みおよび弾性により、光デバイスが粘着層へ押し込まれることによって生じる、光デバイス1の埋め込み高さのずれである。
樹脂15は、例えば、シリカフィラーを含有させて熱膨張率を半導体材料に合わせたエポキシ樹脂やシリコーン樹脂などとし、樹脂弾性率を調整してウェハ反りを抑制可能なウェハレベルパッケージ用の樹脂を用いることが好ましい。
また、電気端子として用いられる電極リード16は、樹脂15の第1面15A側に埋め込まれている。電極リード16は、少なくとも表面の一部が樹脂15から露出するように、樹脂15の上に設けられている。図1に示すように、樹脂15の第1面15Aに、第1面15Aの一部として第2の凹部15C2が設けられ、第2の凹部15C2内に電極リード16の上面及び側面が露出するように設けられている。電極リード16は、例えば、底面及び側面の一部が樹脂15に覆われるように設けられている。ここで、電極リード16の上面及び樹脂15の第1面15Aは光デバイスと同様に実質的な同一平面となっている。
なお、第2の凹部は複数の突出形状の間にくぼみ形状が設けられるトレンチ形状ではなく、突出形状に隣接してくぼみ形状が設けられている段差構造となっている。このような場合でも凹部と呼ぶ。
電極リード16は、リードフレームの一部分であり、個片化する際、リードフレームから切り離された金属片である。リードフレームは、例えば、一定の配列ピッチを有したフレームとなっている。電極リード16を構成するリードフレームは、例えば1枚の銅板(例えば150um厚)にフォトリソグラフィーとエッチングを施して作成し、複数モジュール分の電気端子を支持フレームで1体化しているため、全モジュール分の電気端子を一度に扱うことができる。リードフレームの材料は、例えば、無酸素銅、銅合金(CuAg、CuZn、CuSnP、CuFePなど)、鉄合金(FeNiなど)などを用いることができる。リードフレームの表面は腐食や酸化を防止するために、メッキ処理(Sn、Ni、Au/Niなど)を施してもよい。メッキ処理によって形成されるメッキ層は、予めリードフレームの全面に形成してもよいし、樹脂や電気端子を形成した後に露出した部分にのみ選択的に形成してもよい。
光デバイス1の絶縁層14に設けられた電極は、接続部として設けられた、例えばボンディングワイヤなどのワイヤ17を介して、電極リード16に接続されている。ワイヤは、例えば、金、アルミ、銅、銀などの材料を用いることができる。ここで、ワイヤとは比較的細く、屈曲しやすい配線であり、ボンディングなどによって、例えば曲線状の形状を有して下層の層とは非接触に、高さの異なる電極同士を電気的に接続させることができる。
前記したように、樹脂15は、離間して設けられた光デバイス1及び電極リード16を保持している。また、光デバイス1及び電極リード16は樹脂15の同一面側に埋め込まれている。さらに、光デバイス1の電極と電極リード16を電気的に接続する接続部が樹脂内に設けられている。
このようにして、光デバイス及び電気端子の一部を樹脂で覆うことにより、光半導体モジュールを構成する。光デバイス及び電気端子の一部は、樹脂によって、連続的に覆われており、一体的に形成されている。本実施形態では、単一の樹脂によって、連続的に覆われている。
次に、図2(a)乃至図2(e)は、第1の実施形態の光半導体モジュール製造方法の一工程を示す模式断面図である。図2(a)乃至図2(e)を参照して、第1の実施形態の製造方法について説明する。
図2(a)に示すように、光デバイス1となるシリコン基板10には、ブラインドビア10Vが空けられている。このブラインドビア10Vは、シリコン基板10の厚さ方向の途中まで空けられたものであり、シリコン基板10を貫通していない。
シリコン基板10の第2面10Bには、光素子(発光素子または受光素子)20が形成されており、ブラインドビア10Vは、光素子20の発光部または受光部に位置合わせされて形成される。すなわち、ブラインドビア10Vは、光素子20と後に配置される光ファイバ11が光結合可能となるように、光ファイバ11の光軸上に光素子20の発光部または受光部が位置するように配置される。
また、光素子20が設けられたシリコン基板10の第2面10B上には、例えば、樹脂などを含む絶縁層14が設けられている。絶縁層14には、発光素子または受光素子の電極に電気的に接続される配線電極(以下、単に電極と記す)が設けられている。光デバイス1は第1面1A側から光の入出力が可能となっており、光デバイス1の第2面1B側に光素子20が形成されている。
図2(b)に示すように、光デバイス1は、片面粘着テープでチップ保持やテープ伸延性に優れるダイシングテープDT上に、光デバイス1の第1面1AがダイシングテープDTに向かい合うように置かれる。続いて、光デバイス1は、ダイシングテープDT上で個片化される。ダイシングテープは、テープを伸長させることによって、容易に個片化された光デバイスの取り扱うことができるように伸長性が優れている。
図2(c)に示すように、電極リード16となるリードフレーム16F及び個片化された光デバイス1が、片面粘着テープであり、搭載物へのワイヤボンディング性や樹脂モールド時の耐熱性に優れたQFN(Quad Flat Non-leaded Package)テープQT上に置かれる。リードフレーム16Fは、複数モジュール分、設けられており、リードフレーム16Fに位置合わせして光素子20が所定位置に配置される。すなわち、QFNテープQT上には光デバイス1が繰り返し配置されており、一度に複数の光半導体モジュールを作製することができる。
QFNテープは、通常のテープと比較して、例えば、ワイヤボンディング性や、樹脂封止時の樹脂漏れ防止性などを改善したテープである。光デバイス1の第2面1B側に設けられた電極とリードフレーム16Fを接続するようにワイヤ17がボンディングされる。この時、QFNテープQT上にリードフレーム16F及び光デバイス1が配置される。よって、QFNテープQTと向かい合う、リードフレーム16Fの表面と光デバイス1の表面が粘着層への僅かな減り込み程度の範囲で揃い、実質的な同一平面をなす。図2(c)の工程では、ブラインドビア10VがQFNテープQTと向かい合うように配置されているため、加熱工程などによるブラインドビア10V内部残留気体の膨張圧力を低減するため、減圧状態で行うあるいは、ブラインドビアにつながるようにQFNテープQTに一部開口を設けて行うことが好ましい。
図2(d)に示すように、光デバイス1及びリードフレーム16F上に樹脂15を形成する。樹脂15は、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などである。
図2(e)に示すように、QFNテープQT貼り付け側が上になるようにダイシングテープDT上に置き、個片化する。個片化する前にQFNテープQTをはがしてもかまわない。続いて、光デバイス1のブラインドビア10V内に図示しない光ファイバ11が挿入される。光ファイバ11は、ブラインドビア10Vに挿入された状態でシリコン基板10に透明樹脂12等により固定される。これにより、光ファイバ11はシリコン基板10の第2面10Bの光素子20に光結合される。
なお、図2(d)の代わりに、図3(a)に示すように、リードフレーム16Fが露出するように樹脂15をパターン形成してもよく、その後、図3(b)に示すように、個片化してもかまわない。このようにすることで、樹脂15とリードフレーム16Fの複合材料の切削ではなく、ほぼリードフレームのみの切削または切断として工程条件の安定化を図ることができ、また、テープを張り替えることなく、そのままダイシングや切断を行うことも可能となる。
ところで、幹線系光通信、大型情報機器間光配線など、大型機器の光伝送用光半導体モジュールは性能重視するため適用部材や検査コストなどの制限が比較的緩く、光半導体素子材料費に対し数千倍の最終価格となることも珍しくない。一方、民生機器で高精細映像などを帯域圧縮して電気伝送するより非圧縮で光配線する方がエネルギー効率や性能で優るケースがあり、また、産業用機器のボード内配線において電気配線より光配線を用いる方が妥当なケースが増えている。しかしながら、このような機器の光配線適用ではそのコスト低減が必須であり、材料費がコスト支配要因となるような限界的コスト削減が求められている。
本実施の形態によれば、小型化及び低コスト化が可能で、信頼性の高い光半導体モジュールを提供できる。
すなわち、光デバイス及び電極リードは樹脂の同一面側に埋め込まれており、光半導体素子を実装基板や配線基板を用いずにパッケージ化することができるため、材料コストを低減でき、更にはパッケージの薄型化と小型化が可能となる。また、光入出力側などの外部からの光デバイスへの応力を、樹脂や樹脂内に設けられた接続部によって、緩和することができるため、劣化しにくく、信頼性の高い半導体モジュールを実現できる。また、光素子が設けられた側と反対側から光入出力可能な光デバイスを、外部に接続可能な電気端子と一体に樹脂封止して形成し、光入出力側と電気端子とを同一面側に設けている。したがって、電気接続面と光入出力面が同じ面方向であるため、光導波路内蔵プリント基板などボード内光配線への光電気複合実装が容易となり、光半導体モジュールの利便性を向上するとともにパッケージを小型化することができる。また、電気端子として、リードフレームをそのまま用いることにより、低コストで製造することができる。また、接続部として樹脂内に設けられたワイヤを用いることにより、光デバイスの電極が設けられた面と電気端子が設けられた面が離れている場合でも容易に接続することができ、比較的柔軟性のあるワイヤによって、外部から生じる応力をより緩和することができる。また、光デバイスの第1面、電極リードの上面及び樹脂の第1面が実質的な同一平面となっている。したがって、破損しにくく、取扱いが容易なパッケージを実現できる。
また、ブラインドビアを設けた光デバイスを用いたことにより、光ファイバをホールドするホルダーが別途に必要なく、光ファイバと光素子との位置合わせを高精度で行うことができ、光ファイバと光素子間の光結合を簡素で小型化が可能な構成で実現することができる。
例えば、光ファイバが挿入されるブラインドビアはシリコン基板を貫通していないため、ブラインドビアの裏面(第2面)に光素子を形成することが可能である。これにより、シリコン基板は、光ファイバを固定すると共に、光素子を光ファイバの光軸上に固定する機能を有する。さらに、シリコン基板の第2面上に化合物半導体から構成された光素子を形成すること、あるいはシリコン基板の第2面に光素子を直接形成することにより、ウェハ状態にて多量に一括製造可能となり、品質管理も容易となるため、低コスト化が可能である。
(第1の変形例)
図4は、第1の実施形態の第1の変形例の光半導体モジュールを示す模式断面図である。図4に示すように、電気端子を他の電子デバイスと接続可能なコネクタ端子18として用いることもできる。
第1の変形例によれば、本実施形態の効果の他、モジュールの一部がコネクタ端子(例えば、コネクタプラグ)18として機能するため、外付け電気コネクタを簡略化できる。つまり、電気コネクタ機能を集積することにより、部材数を減らすことができ、より低コスト化が実現できる。さらに、モジュール実装に必要な電気コネクタ付けが不要となり、実装基板の電気コネクタ(例えばコネクタジャック)にモジュール端子を差し込むだけで実装完了できる。すなわち、モジュール部材、実装部材ともに削減可能となり、光伝送コストのさらなる低コスト化に寄与できる。また、電気コネクタの挿抜やケーブルの張力などによるコネクタ端子への応力が生じても、樹脂や樹脂内に設けられた接続部によって応力を緩和することができるため、光素子が劣化しにくく、信頼性の高い光半導体モジュールを実現できる。
(第2の変形例)
図5は、第1の実施形態の第2の変形例の光半導体モジュールを示す模式断面図である。光デバイス1及び電極リード16は樹脂15の同一面側に埋め込まれている。光デバイス1の第1面1Aに部材19が設けられている。部材19はリードフレームの一部からなるフレーム材19A、及びフレーム材19Aと光デバイス1の間に設けられ、フレーム材19Aと光デバイス1を接続するダイペーストあるいはダイフィルムからなる接着材19Bを有している。電極リード16及びフレーム材19Aの上面と樹脂15の第1面15Aは、実質的な同一平面となっている。
図6(a)乃至図6(c)は、第1の実施形態の第2の変形例の光半導体モジュールの製造方法の一工程を示す模式断面図である。
図2(b)に続いて、図6(a)に示すように、電極リード16となるリードフレーム16FがQFNテープQT上に置かれる。リードフレーム16Fは、複数モジュール分、設けられており、リードフレーム16Fに位置合わせして光素子20が所定位置に配置される。すなわち、QFNテープQT上には光デバイス1が繰り返し配置されており、一度に複数の光半導体モジュールを作製することができる。ここで、リードフレーム16Fのうち、個片化された光デバイス1が配置される場所のリードフレーム19A(以下フレーム材と記す)上にはダイペーストあるいはダイフィルムなどの接着材19Bが設けられる。光デバイス1の第2面1B側に設けられた電極とリードフレーム16Fを接続するようにワイヤ17がボンディングされる。この時、QFNテープQT上にリードフレーム16F及びリードフレームの一部からなるフレーム材19Aが配置されているため、QFNテープQTと向かい合う、リードフレーム16Fの表面とフレーム材19Aの表面が揃い、実質的な同一平面をなす。図6(a)の工程では、ブラインドビア10VがQFNテープQTと向かい合うように配置されているため、加熱工程時の内部圧力を低減するように減圧状態で接着する、あるいは、ブラインドビア10VにつながるようにQFNテープQTに一部開口を設けて行うことが好ましい。
図6(b)に示すように、光デバイス1及びリードフレーム16F上に樹脂15を形成する。樹脂15は、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などである。
図6(c)に示すように、QFNテープQT貼り付け側が上になるようにダイシングテープDT上に置き、個片化する。個片化する前にQFNテープQTをはがしてもかまわない。続いて、光デバイス1のブラインドビア10V内に図示しない光ファイバ11が挿入される。光ファイバ11は、ブラインドビア10Vに挿入された状態でシリコン基板10に透明樹脂12等により固定される。これにより、光ファイバ11はシリコン基板10の第2面10Bの光素子20に光結合される。
第2の変形例によれば、光デバイスはリードフレームの一部であるフレーム材上に配置されるため、光デバイスの電極から電気端子へ接続するワイヤを形成する際に、比較的硬い下地上でボンディングすることができる。したがって、ボンディングの確実性を向上させ、信頼性の高い接続部を設けることができる。また、フレーム材、電極リードの上面及び樹脂の第1面が実質的な同一平面となっている。したがって、破損しにくく、取扱いが容易なパッケージを実現できる。
(第3の変形例)
図7(a)乃至図7(c)は、第1の実施形態の第3の変形例の光半導体モジュールの製造方法の一工程を示す模式断面図である。
図2(b)に続いて、図7(a)に示すように、補強のためのリードフレーム30上に、両面粘着テープであり樹脂モールド時の耐熱性に優れたモールドテープMTが設けられ、モールドテープMT上に、電極リード16となるリードフレーム16F及び個片化された光デバイス1が置かれている。リードフレーム16Fは、複数モジュール分、設けられており、リードフレーム16Fに位置合わせして光素子20が所定位置に配置される。すなわち、モールドテープMT上には光デバイス1が繰り返し配置されており、一度に複数の光半導体モジュールを作製することができる。光デバイス1の第2面1B側に設けられた電極とリードフレーム16Fを接続するようにワイヤ17がボンディングされる。
この時、モールドテープMT上にリードフレーム16F及び光デバイス1が配置される。よって、モールドテープMTと向かい合う、リードフレーム16Fの表面と光デバイス1の表面が揃い、実質的な同一平面をなす。図7(a)では、ブラインドビア10VがモールドテープMTと向かい合うように配置されているため、加熱工程時の内部圧力を低減するように減圧状態で接着することが好ましい。なお、本変形例では、図7(a)において、リードフレーム30上にモールドテープが置かれているが、モールドテープではなく、粘着層のみである基材レスの両面テープを用いてもかまわない。
図7(b)に示すように、光デバイス1及びリードフレーム16F上に樹脂15を形成する。樹脂15は、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などである。
図7(c)に示すように、リードフレーム30及びモールドテープMT貼り付け側が上になるようにダイシングテープ上に置き、リードフレーム30を除去した後、個片化する。個片化する前にモールドテープMTをはがしてもかまわない。続いて、光デバイス1のブラインドビア10V内に図示しない光ファイバ11が挿入される。光ファイバ11は、ブラインドビア10Vに挿入された状態でシリコン基板10に透明樹脂12等により固定される。これにより、光ファイバ11はシリコン基板10の第2面10Bの光素子20に光結合される。
第3の変形例によれば、光デバイスはリードフレーム上に配置されるため、光デバイスの電極から電気端子へ接続するワイヤを形成する際に、比較的硬い下地上でボンディングすることができる。したがって、ボンディングの確実性を向上させ、信頼性の高い接続部を設けることができる。また、光デバイスの第1面、電極リードの上面及び樹脂の第1面が実質的な同一平面となっている。したがって、破損しにくく、取扱いが容易なパッケージを実現できる。
本変形例では、光デバイスはリードフレーム30上に配置されたが、シリコン基板などの半導体基板上にモールドテープを介して配置されても同様の効果を有する。さらに、半導体基板上に光デバイスを配置すると、光デバイス及びリードフレーム上に樹脂を形成する工程において、半導体基板と光デバイスの熱膨張係数差を小さくすることができる。したがって、樹脂が変形することによって光デバイスへ応力がかかるなどの悪影響を抑制し、光デバイスへの応力緩和を実現することができる。
(第4の変形例)
図8は、第1の実施形態の第4の変形例の光半導体モジュールを示す模式断面図である。光デバイス1及び電極リード32は樹脂15の同一面側に埋め込まれている。電極リード32の上面と樹脂15の第1面15Aは、実質的な同一平面となっている。
図9(a)乃至図9(d)は、第1の実施形態の第4の変形例の光半導体モジュールの製造方法の一工程を示す模式断面図である。
図2(a)に続いて、図9(a)に示すように、光デバイス1は、ダイシングテープDT上に、ダイペーストあるいはダイフィルムなどの接着材31上に設けられる。光デバイス1の第1面1Aが接着材31に向かい合うように置かれる。続いて、光デバイス1は、ダイシングテープDT上で接着材31とともに個片化される。図9(a)の工程では、ブラインドビア10VがダイシングテープDTと向かい合うように配置されているため、加熱工程時の内部圧力を低減するように減圧状態で接着することが好ましい。
図9(b)に示すように、光デバイス1を配置する部分及びその周辺の領域に凹部32Aが設けられたリードフレーム32Fを用意する。リードフレーム32Fの凹部32Aは、リードフレームの厚さが薄くなっており、ハーフエッチングを行って形成してもよい。あるいは、リードフレーム32Fの一部をプレス加工し、凹ませることでも実施可能である。この場合、ハーフエッチングのためのフォトリソグラフィー及び追加エッチングが不要となる。光デバイス1はリードフレーム32Fの凹部32Aに置かれる。光デバイス1の第2面1B側に設けられた電極とリードフレーム32Fを接続するようにワイヤ17がボンディングされる。
図9(c)に示すように、光デバイス1及びリードフレーム32F上に樹脂15を形成する。樹脂15は、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などである。
図9(d)に示すように、リードフレーム32F側が上になるようにダイシングテープDT上に置き、化学的機械的研磨(CMP)を行って樹脂15の上面が露出するまでリードフレーム32Fを研磨して、平坦化する。このようにして、光デバイス1及び電極リード32は樹脂15の同一面側に埋め込まれている状態になる。電極リード32の上面と樹脂15の第1面15Aは研磨することにより表面が揃い、連続的な面となっており、同一平面をなす。その後、光デバイス1の第1面1Aに設けられた接着材31を除去し、個片化する。続いて、光デバイス1のブラインドビア10V内に図示しない光ファイバ11が挿入される。光ファイバ11は、ブラインドビア10Vに挿入された状態でシリコン基板10に透明樹脂12等により固定される。これにより、光ファイバ11はシリコン基板10の第2面10Bの光素子20に光結合される。
第4の変形例によれば、光デバイスは凹部が設けられたリードフレーム上に配置されるため、光デバイスの電極から電気端子へ接続するワイヤを形成する際に、比較的硬い下地上でボンディングすることができる。したがって、ボンディングの確実性を向上させ、信頼性の高い接続部を設けることができる。また、電極リードの上面及び樹脂の第1面が実質的な同一平面となっている。したがって、破損しにくく、取扱いが容易なパッケージを実現できる。
(第5の変形例)
図10は、第1の実施形態の第5の変形例の光半導体モジュールを示す模式断面図である。光デバイス1及び配線層33は樹脂15の同一面側に埋め込まれている。電気端子として設けられた配線層33の上面と樹脂15の第1面15Aは、実質的な同一平面となっている。
図11(a)乃至図11(d)は、第1の実施形態の第5の変形例の光半導体モジュールの製造方法の一工程を示す模式断面図である。
図2(a)に続いて、図11(a)に示すように、光デバイス1は、ダイシングテープDT上であって、ダイペーストあるいはダイフィルムなどの接着材31上に設けられる。光デバイス1の第1面1Aが接着材31に向かい合うように置かれる。続いて、光デバイス1は、ダイシングテープDT上で接着材31とともに個片化される。図11(a)の工程では、ブラインドビア10VがダイシングテープDTと向かい合うように配置されているため、加熱工程時の内部圧力を低減するように減圧状態で接着することが好ましい。
図11(b)に示すように、シリコン基板などの基板40上に配線層33を形成し、光デバイス1を配置する。光デバイス1の第2面1B側に設けられた電極と配線層33を接続するようにワイヤ17がボンディングされる。
ここで、シリコン基板(現状最大12インチ)ではなく、プリント基板用の有機基板(例えば400mm角)を用いても良く、液晶ディスプレイを作成する大型ガラス基板(例えば1m×1.2m)を用いることも可能である。これにより、一度に作成できるモジュールの数を増加させ、加工コストと材料コストの低減化が可能となる。この場合、樹脂15を基板材料や基板サイズに合せた熱膨張係数に調整する。
図11(c)に示すように、光デバイス1及び配線層33上に樹脂15を形成する。樹脂15は、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などである。
図11(d)に示すように、基板40側が上になるようにダイシングテープDT上に置き、基板40を例えばエッチングなどにより除去して、樹脂15の上面を露出させる。このようにして、光デバイス1及び電極リード32は樹脂15の同一面側に埋め込まれている状態になる。配線層33の上面と樹脂15の第1面15Aは表面が揃い、実質的な同一平面をなす。その後、光デバイス1の第1面1Aに設けられた接着材31を除去し、個片化する。続いて、光デバイス1のブラインドビア10V内に図示しない光ファイバ11が挿入される。光ファイバ11は、ブラインドビア10Vに挿入された状態でシリコン基板10に透明樹脂12等により固定される。これにより、光ファイバ11はシリコン基板10の第2面10Bの光素子20に光結合される。
第5の変形例によれば、光デバイスは半導体基板などの基板上に配置されるため、光デバイスの電極から電気端子へ接続するワイヤを形成する際に、比較的硬い下地上でボンディングすることができる。したがって、ボンディングの確実性を向上させ、信頼性の高い接続部を設けることができる。また、金属配線の上面及び樹脂の第1面が実質的な同一平面となっている。したがって、破損しにくく、取扱いが容易なパッケージを実現できる。
また、リードフレームを用いずに、金属配線をそのまま電気端子として設けている。したがって、薄膜化した電気端子を設けることができるとともに、製造工程を簡略化し、部材数を低減することができる。
さらに、半導体基板上に光デバイスを配置すると、光デバイス及び金属配線上に樹脂を形成する工程において、半導体基板と光デバイスの熱膨張係数差を小さくできる。したがって、樹脂が変形することによって光デバイスへ応力がかかるなどの悪影響を抑制し、光デバイスへの応力緩和を実現することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る光半導モジュールについて説明する。なお、基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態で説明した事項の説明は省略する。
図12は、第2の実施形態の光半導体モジュールの模式断面図である。本実施形態は、第1の実施形態に対して、光素子駆動用デバイス70となる集積回路(IC)をさらに設けている点で異なる。光デバイス1と電気端子として用いられるコネクタ端子71の間に光素子駆動用デバイス70が設けられている。コネクタ端子71は他の電子デバイスと接続可能な端子として用いることができる。
図12に示すように、樹脂15は、第1面15A及び第1面の反対側の第2面15Bを有しており、コネクタ端子71は樹脂15の第1面15A側に埋め込まれている。コネクタ端子71は、少なくとも表面の一部が樹脂15から露出するように、樹脂15の上に設けられている。樹脂15の第1面15Aに、第1面15Aの一部として第1の凹部15C1が設けられ、第1の凹部15C1内にコネクタ端子71の上面及び側面が露出するように設けられている。コネクタ端子71は、例えば、底面及び側面が樹脂15に覆われるように設けられている。
コネクタ端子71の上面及び樹脂15の第1面15Aは、実質的な同一平面となっている。ここで、実質的な同一平面とは、表面電極などの微小な凹凸や製造プロセスで発生するずれなどは考慮せず、例えば20um以内、好ましくは5um以内の微小な段差や凹凸がある場合を含む。製造プロセスで発生するずれとは、例えば、光デバイスを後述の粘着テープ上に配列する際にテープの粘着層の厚みおよび弾性により、光デバイスが粘着層へ押し込まれることによって生じる、光デバイス1の埋め込み高さのずれである。
樹脂15は、例えば、シリカフィラーを含有させて熱膨張率を半導体材料に合わせたエポキシ樹脂やシリコーン樹脂などとし、樹脂弾性率を調整してウェハ反りを抑制可能なウェハレベルパッケージ用の樹脂を用いることが好ましい。
コネクタ端子71は、リードフレームの一部分であり、個片化する際にリードフレームから切り離された金属片である。リードフレームは、例えば、一定の配列ピッチを有したフレームとなっている。リードフレーム71は、例えば1枚の銅板(例えば150um厚)にフォトリソグラフィーとエッチングを施して作成し、複数モジュール分の電気端子を支持フレームで1体化しているため、全モジュール分の電気端子を一度に扱うことができる。リードフレームの材料は、例えば、無酸素銅、銅合金(CuAg、CuZn、CuSnP、CuFePなど)、鉄合金(FeNiなど)などを用いることができる。リードフレームの表面は腐食や酸化を防止するために、メッキ処理(Sn、Ni、Au/Niなど)を施してもよい。メッキ処理によって形成されるメッキ層は、予めリードフレーム71の全面に形成してもよいし、樹脂や電気端子を形成した後に露出した部分にのみ選択的に形成してもよい。
また、光素子駆動用デバイスの放熱用の放熱プレート72として、光素子駆動用デバイス70が設けられる部分にリードフレームの一部が設けられている。
図12に示すように、光素子駆動用デバイス70は樹脂15の第1面15A側に埋め込まれている。光素子駆動用デバイス70の上面に、放熱プレート72が設けられている。放熱プレート72としてのリードフレームの一部は、少なくとも表面の一部が樹脂15から露出するように、樹脂15の上に設けられている。樹脂15の第1面15Aに、第1面15Aの一部として第2の凹部15C2が設けられ、第2の凹部15C2内に光素子駆動用デバイス70が設けられている。光素子駆動用デバイス70は、第1面70A及び第1面の反対側の第2面70Bを有しており、光素子駆動用デバイス70の第1面70Aが放熱プレート72と向かい合うように設けられている。光素子駆動用デバイス70の第1面70Aは、樹脂15の第1面15Aと隣接して設けられている。放熱プレート72は、その上面が樹脂15から露出するように設けられている。放熱プレート72は、例えば、底面及び側面が樹脂15及び光素子駆動デバイス70に覆われるように設けられている。ここで、放熱プレート72の上面及び樹脂15の第1面15Aは、隣接して設けられ、実質的な同一平面となっている。
光デバイス1の絶縁層14に設けられた電極(不図示)は、第1の接続部として樹脂内に設けられた、例えばボンディングワイヤなどの第1のワイヤ17Aを介して、光素子駆動用デバイス70の第2面70B側に設けられた電極(不図示)に接続されている。ワイヤは、例えば、金、アルミ、銅、銀などの材料を用いることができる。さらに、光素子駆動用デバイス70の第2面70B側に設けられた他の電極(不図示)は、第2の接続部として樹脂内に設けられた、例えばボンディングワイヤなどの第2のワイヤ17Bを介して、電気端子として設けられるコネクタ端子71に接続されている。ここで、ワイヤとは比較的細く、屈曲しやすい配線であり、ボンディングなどによって、例えば曲線状の形状を有して下層の層とは非接触に、高さの異なる電極同士を電気的に接続させることができる。
前記したように、樹脂15は、離間して設けられた光デバイス1、光素子駆動用デバイス70及びコネクタ端子71を保持している。また、光デバイス1、光素子駆動用デバイス70及びコネクタ端子71は樹脂15の同一面側に埋め込まれている。また、光デバイス1の電極と光素子駆動用デバイス70の電極を電気的に接続する第1の接続部、及び、光素子駆動用デバイス70の他の電極とコネクタ端子71が電気的に接続する第2の接続部を樹脂15内に設けられている。
このようにして、光デバイス1、光素子駆動用デバイス70、及び電気端子の一部を樹脂15で覆うことにより、光半導体モジュールを構成する。光デバイス1、光素子駆動用デバイス70、及び電気端子の一部は、樹脂15によって、連続的に覆われており、一体的に形成されている。本実施の形態では単一の樹脂15によって、連続的に覆われている。
本実施の形態によれば、小型化及び低コスト化が可能で、信頼性の高い光半導体モジュールを提供できる。
すなわち、光デバイス、光素子駆動用デバイス、および電気端子は樹脂の同一面側に埋め込まれており、光半導体素子や光素子駆動用デバイスを実装基板や配線基板を用いずにパッケージ化することができるため、小型化することができる。また、光入出力側などの外部からの光デバイスへの応力を、樹脂や樹脂内に設けられた接続部によって、緩和することができるため、劣化しにくく、信頼性の高い半導体モジュールを実現できる。また、光素子が設けられた側と反対側から光入出力可能な光デバイスを、外部に接続可能な電気端子と一体に樹脂封止して形成し、光入出力側と電気端子とを同一面側に設けている。したがって、電気接続面と光入出力面が同じ面方向であるため、光導波路を内蔵したプリント基板などへの光電気複合実装が容易となり、光半導体モジュールの利便性を向上するとともにパッケージを小型化することができる。また、電気端子(コネクタ端子)として、リードフレームをそのまま用いることにより、低コストで製造することができる。また、接続部として樹脂内に設けられたワイヤを用いることにより、光デバイスの電極が設けられた面と電気端子が設けられた面が離れている場合でも容易に接続することができ、比較的柔軟性のあるワイヤによって、外部から生じる応力をより緩和することができる。また、電気端子をコネクタ端子として用いることにより、モジュールの一部がコネクタ端子(例えば、コネクタプラグ)として機能するため、外付け電気コネクタを簡略化できる。つまり、電気コネクタ機能を集積することにより、部材数を減らすことができ、より低コスト化が実現できる。さらに、モジュール実装に必要な電気コネクタ付けが不要となり、実装基板の電気コネクタ(例えばコネクタジャック)にモジュール端子を差し込むだけで実装完了できる。すなわち、モジュール部材、実装部材ともに削減可能となり、光伝送コストのさらなる低コスト化に寄与できる。また、電気コネクタの挿抜やケーブルの張力などによるコネクタ端子への応力が生じても、樹脂や接続部によって応力を緩和することができるため、光素子が劣化しにくく、信頼性の高い光半導体モジュールを実現できる。
さらに、光素子駆動用デバイスを、光デバイス及び外部に接続可能な電気端子と一体に樹脂封止して形成することができ、より集積化することができるため、光半導体モジュールの利便性をさらに向上するとともにパッケージを小型化することができる。また、発熱量の大きな光素子駆動用デバイスに接するように放熱プレートを設けることにより、熱抵抗をより低減し、光デバイスへの悪影響等を抑制することができる。また、電気端子(コネクタ端子)だけでなく、光素子駆動用デバイスの放熱プレートとして、リードフレームをそのまま用いることにより、低コストで製造することができる。
(第3の実施形態)
光デバイス1は前記した実施形態に記載された構造に限定されず、第1面1Aから光の入出力が可能となっており、第2面1B側に光素子が形成されていればよい。
本実施の形態では、ブラインドビアを用いた光デバイスの構成例及びブラインドビアの開口部の構成例を記載する。その他の構成は、第1及び第2の実施形態に記載された構成を用いることができる。
(光半導体モジュールの構成例(1))
図13は、図1に示した光素子20を発光素子20Aおよび受光素子20Bのペアとし、光送信部と光受信部を1つのモジュールに集積した光半導体モジュールの例である。発光素子20Aとしては、例えば面発光型半導体レーザが適用できる。受光素子20Bとしては、例えばpin型フォトダイオードやMSM(金属/半導体/金属)型フォトダイオード等が適用できる。また以降、2つの光ファイバを11_1,11_2と記すが、光ファイバ11と記した場合、光ファイバ11_1,11_2の各々をさすものとする。
図13に示すように、シリコン基板10の第2面10Bには、発光素子20Aまたは受光素子20Bがそれぞれ設けられている。発光素子20Aは、光ファイバ11_1の光軸上に配置され、発光素子20Bは、光ファイバ11_2の光軸上に配置されている。さらに、発光素子20A、受光素子20B、及び第2面上には、絶縁層14が設けられている。
(光半導体モジュールの構成例(2))
以降では、前述の図13に示した構成と異なる部分を主に説明する。この構成例(2)は、発光素子20Aまたは受光素子20Bが光ファイバ11の光軸上に直接配置されない構成とした例を示す。
図14は、図1に示した光半導体モジュールの構成例(2)におけるブラインドビアの断面図である。図示するように、シリコン基板10の第2面10B上に光導波路81が配置され、光導波路81上には、光ファイバ11の光軸上に光素子として回折格子(あるいは反射鏡)82_1,82_2がそれぞれ配置されている。さらに、光ファイバ11_1,11_2の光軸上から外れた光導波路81上に、発光素子20Aまたは受光素子20Bがそれぞれ配置されている。
回折格子82_1は、発光素子20Aから出射された光を回折して、光ファイバ11_1へ曲げる。回折格子82_2は、光ファイバ11_2から出射された光を回折して、受光素子へ曲げる。光導波路81は、発光素子20Aから出射された光を回折格子82_1に伝送する。また、光導波路81は、回折格子82_2によって回折された光を受光素子20Bに伝送する。さらに、発光素子20A、受光素子20B、及び光導波路81上には絶縁層14が設けられている。
図14に示した構成を有する光半導体モジュールは以下のような動作を行う。
発光素子20Aから出射された光は、光導波路81を介して回折格子82_1に入射する。回折格子82_1に入射した光は、回折格子82_1により回折されて、第2面10Bとブラインドビア10Vの底面間のシリコン基板を透過し、光ファイバ11_1の端部に入射する。光ファイバ11_1の端部に入射した光は、光ファイバ11_1を伝播し、光ファイバ11_1の他の端部に配置された受光素子(不図示)に入射する。
また、光ファイバ11_2から出射された光は、ブラインドビア10Vの底面と光導波路81間のシリコン基板を透過し、回折格子82_2に入射する。回折格子82_2に入射した光は、回折格子82_2により回折されて、光導波路81を介して受光素子20Bに入射する。受光素子20Bに入射した光は、受光素子20Bにより光電変換され、電気信号となる。
(光半導体モジュールの構成例(3))
この構成例(3)は、図13に示した構成において、発光素子20Aと回折格子82_1との間に光変調器を配置した例である。
図15は、図1に示した光半導体モジュールの構成例(3)におけるブラインドビアの断面図である。図示するように、発光素子20Aと回折格子(あるいは反射鏡)82_1との間に光変調器83が配置されている。光変調器83は、発光素子20Aから出射された光の波長を変調し、変調した光を光導波路81に出射する。
図15に示した構成を有する光半導体モジュールは以下のような動作を行う。
発光素子20Aから出射された光は、光導波路81を通り、光変調器83に入射する。光変調器83に入射された光は、光変調器83によりその波長が変調され、光導波路81を介して回折格子82_1に入射する。回折格子82_1に入射した光は、回折格子82_1により回折されて、シリコン基板を透過し、光ファイバ11_1の端部に入射する。
(光半導体モジュールの構成例(4))
この構成例(4)は、図13に示した構成において、光ファイバの端部とブラインドビアの底面との間に、ボールレンズを配置した例である。
図16は、図1に示した光半導体モジュールの構成例(4)におけるブラインドビアの断面図である。図示するように、光ファイバ11_1,11_2の端部とブラインドビア10Vの底面との間に、ボールレンズ84がそれぞれ配置されている。ボールレンズ84とブラインドビア10Vの底面間の空間には、樹脂12が充填されていてもよいし、空気が存在していてもよい。ボールレンズ84は、例えばシリコンあるいは高屈折率ガラス等で構成される。
図16に示した構成を有する光半導体モジュールは以下のような動作を行う。
発光素子20Aから出射された光は、第2面10Bとブラインドビア10Vの底面間のシリコン基板を透過し、さらにボールレンズ84を通り、光ファイバ11_1の端部に入射する。
また、光ファイバ11_2から出射された光は、ボールレンズ84を通り、ブラインドビア10Vの底面と第2面10B間のシリコン基板を透過し、受光素子20Bに入射する。
(光半導体モジュールの構成例(5))
この構成例(5)は、図13に示した構成において、光ファイバの端部とブラインドビアの底面との間に、同軸レンズを配置した例である。
図17は、図1に示した光半導体モジュールの構成例(5)におけるブラインドビアの断面図である。図示するように、光ファイバ11_1,11_2の端部とブラインドビア10Vの底面との間に、同軸レンズ(例えば、同軸屈折率変調ロッドレンズ等)31が配置されている。同軸レンズ31は、例えばシリコンあるいはガラス等で構成できる。
図17に示した構成を有する光半導体モジュールは以下のような動作を行う。
発光素子20Aから出射された光は、第2面10Bとブラインドビア10Vの底面間のシリコン基板を透過し、さらに同軸レンズ31を通り、光ファイバ11_1の端部に入射する。
また、光ファイバ11_2から出射された光は、同軸レンズ31を通り、ブラインドビア10Vの底面と第2面10B間のシリコン基板を透過し、受光素子20Bに入射する。
(光半導体モジュールの構成例(6))
この構成例(6)は、図13に示した構成において、ブラインドビア10Vの底面に回折光学素子(回折レンズ、フレネルレンズ等)を形成配置した例である。
図18は、図1に示した光半導体モジュールの構成例(6)におけるブラインドビアの断面図である。図示するように、ブラインドビア10Vの底面に回折格子82_1,82_2がそれぞれ配置されている。さらに、光ファイバ11_1,11_2の端部とブラインドビア10Vの底面との間には、レンズの働きを持つ空気が存在している。
図18に示した構成を有する光半導体モジュールは以下のような動作を行う。
発光素子20Aから出射された光は、第2面10Bとブラインドビア10Vの底面間のシリコン基板を透過し、回折格子82_1により回折されて、光ファイバ11_1の端部に入射する。
また、光ファイバ11_2から出射された光は、回折格子82_2により回折されて、ブラインドビア10Vの底面と第2面10B間のシリコン基板を透過し、受光素子20Bに入射する。
(光半導体モジュールの構成例(7))
この構成例(7)は、図13に示した構成において、ブラインドビア10Vの底面が凸面形状を有する例である。
図19は、図1に示した光半導体モジュールの構成例(7)におけるブラインドビアの断面図である。図示するように、ブラインドビア11の底面は凸面形状10Eを有している。
図19に示した構成を有する光半導体モジュールは以下のような動作を行う。
発光素子20Aから出射された光は、第2面10Bとブラインドビア10Vの底面間のシリコン基板を透過し、さらに底面の凸面形状10Eを通り、光ファイバ11_1の端部に入射する。
また、光ファイバ11_2から出射された光は、ブラインドビア10V底面の凸面形状10Eを通り、ブラインドビア10Vの底面と第2面10B間のシリコン基板を透過し、受光素子20Bに入射する。
(光半導体モジュールの構成例(8))
この構成例(8)は、図13に示した構成において、ブラインドビア10Vの底面がピン形状を有する例である。
図20は、図1に示した光半導体モジュールの構成例(8)におけるブラインドビアの断面図である。図示するように、ブラインドビア10Vの底面がピン形状、例えば円錐形状10Fを有している。
図20に示した構成を有する光半導体モジュールは以下のような動作を行う。
発光素子20Aから出射された光は、第2面10Bとブラインドビア10Vの底面間のシリコン基板を透過し、さらに底面の円錐形状10Fを通り、光ファイバ11_1の端部に入射する。
また、光ファイバ11_2から出射された光は、ブラインドビア10V底面の円錐形状10Fを通り、ブラインドビア10Vの底面と第2面10B間のシリコン基板を透過し、受光素子20Bに入射する。
(光半導体モジュールの構成例(9))
この構成例(9)は、図13に示した構成において、隣接するブラインドビア10V間に溝を有する例である。
図21(a)、(b)は、図1に示した光半導体モジュールの構成例(9)におけるブラインドビアの断面図である。
図21(a)に示すように、ブラインドビア10V間、言い換えると、光ファイバ11_1,11_2間には、シリコン基板10の第2面10B側から空けられた溝10Gが形成されている。すなわち、シリコン基板10は、光ファイバ11_1,11_2間の第2面10Bに溝10Gを有している。
また、図21(b)に示すように、ブラインドビア10V間、言い換えると、光ファイバ11_1,11_2間には、シリコン基板10の第1面10A側から空けられた溝10Hが形成されている。すなわち、シリコン基板10は、光ファイバ11_1,11_2間の第1面10Aに溝10Hを有している。
これら溝10G,10Hは、各々の光ファイバの端部やブラインドビアの底面で発生する散乱光を遮る働きをもつ。
これらの例でも、図13に示した構成と同様に、光ファイバ11_1と発光素子20A間、および光ファイバ11_1と受光素子20B間で光を送受信することができ、さらに、各々の光ファイバの端部やブラインドビアの底面で発生する散乱光を低減することができる。
(光半導体モジュールの構成例(10))
この構成例(10)は、図13に示した構成において、光ファイバを固定した透明樹脂上に、さらに光を吸収する樹脂を形成した例である。
図22は、図1に示した光半導体モジュールの構成例(10)におけるブラインドビアの断面図である。
図22に示すように、光ファイバ11_1,11_2が固定されたブラインドビア10Vの周囲の第1面10A上のみに光吸収樹脂86を配置する。
これら光吸収樹脂86は、発光素子20Aの発光波長に対して不透明であり、各々のブラインドビアの底面等で発生する散乱光をその表面または側面で吸収する。これにより、他のブラインドビア内の光ファイバまたは光素子へのクロストーク(迷光等)を抑制する。すなわち、ブラインドビアの底面等で発生する散乱光をカットする。
(光半導体モジュールの構成例(11))
図23は、変形例の光半導体モジュールにおけるブラインドビアの断面図である。この変形例では、ブラインドビア10V内に樹脂レンズ87を配置する。さらに、ブラインドビア10Vの上方に、光ファイバ11が固定されたレンズ成形部品(またはホルダー)88を配置する。レンズ成形部品88はレンズ89を有しており、レンズ89は樹脂レンズ87(及び発光素子20Aまたは受光素子20B)の光軸上に配置されている。さらに、発光素子20A及び受光素子20Bは、シリコン基板10の第2面上で樹脂レンズ87の光軸上にそれぞれ配置されている。発光素子20Aまたは受光素子20Bと光ファイバ1
1との間の光の送受信は、樹脂レンズ87とレンズ成形部品のレンズ89を介して行われる。
さらに以下に、光半導体モジュールの他の様々な構成例を説明する。
図24,図25及び図26は、図1に示した光半導体モジュールにおけるブラインドビアの断面図である。
図24に示すように、光ファイバ11_1,11_2の先端が球状に加工されている。すなわち、ブラインドビア10V内に挿入された光ファイバ11_1,11_2の先端は球面形状を有している。これにより、光ファイバと発光素子20Aまたは受光素子20B間の光結合を向上でき、例えば発光素子20Aから光を受けた場合の発光素子への反射戻り光を低減することができる。
また、図25に示すように、光ファイバ11_1,11_2の先端が斜めに加工されている。すなわち、ブラインドビア10Vに挿入された光ファイバ11_1,11_2の先端は、第1面10Aあるいは第2面10Bに対して斜めな形状を有している。これにより、発光素子20Aから光を受けた場合の発光素子への反射戻り光を抑制することができる。例えば、発光素子20Aが半導体レーザの場合に問題となる、反射戻り光による外部誘起雑音を抑制できる。
また、図26に示すように、光ファイバ11_1,11_2の先端が第1面10A(あるいは第2面10B)に対して平行な面を有し、ブラインドビア10Vが第1面10Aに対して傾斜している。すなわち、ブラインドビア10Vの深さ方向(光ファイバ11_1,11_2の挿入方向)が第1面10Aに対して垂直ではなく、斜めになっている。ここで、斜めとは、第1面10A(あるいは第2面10B)と、ブラインドビア10Vの深さ方向(または光ファイバ)とがなす角が90度より小さい角度を有することをいう。
これにより、発光素子20Aから光を受けた場合の発光素子への反射戻り光を抑制でき、例えば、発光素子20Aが半導体レーザの場合に問題となる、反射戻り光による外部誘起雑音を抑制できる。なお、光ファイバの先端は平行な面であることに限定されず、球状加工、斜め加工等、垂直以外に加工されていてもよい。
(ブラインドビアの開口部の構成例)
また、図27(a)〜(d)は、ブラインドビア10Vの上面から見た開口形状を示す図である。
ブラインドビア10Vの開口形状は、光ファイバ11の円形断面に必ずしも合わせる必要はなく、光ファイバ11の側面に接しない領域を有する形状、例えば、図27(a)〜(d)にそれぞれ示す正方形、菱形、楕円、三角形等の形状でもよい。
このように、ブラインドビア10Vの開口形状を、光ファイバ11の側面に接しない領域を有する形状にすれば、光ファイバ11の挿入時の余剰な透明樹脂12や泡を抜くための隙間が形成されるため、光ファイバの挿入及び組立が容易になる。
本実施形態によれば、光ファイバと光素子間の光結合を簡略化でき、小型化および低コスト化が可能な光デバイスを用いることができるため、第1乃至第3の実施形態と組み合わせることによって、小型化および低コスト化が可能な光半導体モジュールを提供できる。
光デバイスとして、ブラインドビアを用いた光デバイスを用いたことにより、光ファイバをホールドするホルダーが別途に必要なく、光ファイバと光素子との位置合わせを高精度で行うことができ、光ファイバと光素子間の光結合を簡素で小型化が可能な構成で実現することができる。
また、半導体基板は、光ファイバを固定すると共に、光素子を光ファイバの光軸上に固定する機能を有する。さらに、シリコン基板の第2面上に化合物半導体から構成された光素子を形成すること、あるいは半導体基板の第2面に光素子を直接形成することにより、ウェハにて多量に製造可能となり、品質管理も容易となるため、より低コスト化が可能である。
光半導体モジュールは、光通信、光配線などの光伝送技術、光ディスク用ピックアップなどの光記録技術、更には、光情報処理技術や光計測技術などの分野で用いられている。本発明の実施形態としては、発光素子や受光素子などの光半導体素子そのものをパッケージ化したもの、または、これに更に光素子駆動用デバイスを含むものや、光素子駆動用デバイスと光半導体素子を一体化した集積素子からなるものなどを含む。また、光の伝達媒体として、空間、光ファイバ、光導波路などが適用分野に応じて適宜選定される。
また、本発明の実施形態においては、光ファイバ伝送用光半導体モジュールを例に説明したが、本発明はその主旨を逸脱することなく、前記したような他の用途や種類への適用も可能であり、これらの実施形態に限定されるものではない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…光デバイス、1A…光デバイスの第1面、1B…光デバイスの第2面、10…シリコン基板、10A…シリコン基板の第1面、10B…シリコン基板の第2面、10E…凸面形状、10F…円錐形上、10G…溝、10H…溝、10V…ブラインドビア、11…光ファイバ、11_1…光ファイバ、11_2…光ファイバ、…透明樹脂、13…被覆部、14…絶縁層、15…樹脂、15A…樹脂の第1面、15B…樹脂の第2面、15C…樹脂の凹部、16…電極リード(電気端子)、16F…リードフレーム、17…ワイヤ、17A…第1のワイヤ、17B…第2のワイヤ、18…コネクタ端子(電気端子)、19…部材、19A…フレーム材、19B…接着材、20…光素子、20A…発光素子、20B…受光素子、30…リードフレーム、31…接着材、32…電極リード、32F…リードフレーム、32A…リードフレームの凹部、33…配線層、40…基板、70…光素子駆動用デバイス、70A…光素子駆動用デバイスの第1面、70B…光素子駆動用デバイスの第2面、71…コネクタ端子(電気端子)、71F…リードフレーム、72…放熱プレート(リードフレーム)、81…光導波路、82_1…回折格子、82_1…回折格子、83…光変調器、84…ボールレンズ、85…同軸レンズ、86…光吸収樹脂、87…樹脂レンズ、88…レンズ成形部品、89…レンズ、QT…QFNテープ、DT…ダイシングテープ、MT…モールドテープ

Claims (10)

  1. 第1面及び第1面と反対側の第2面を持ち、第2面側に光素子が設けられ、第1面側から光入力及び出力可能な光デバイスと、
    前記光デバイスと離間して設けられた電気端子と、
    前記光デバイス及び前記電気端子を保持する樹脂と、
    前記樹脂内に設けられ、前記光デバイスと前記電気端子を電気的に接続する接続部とを有し、
    前記光デバイス及び前記電気端子は、前記樹脂の同一面側に埋め込まれ、前記光デバイスは第2面が前記樹脂に覆われていることを特徴とする光半導体モジュール。
  2. 前記光デバイスは半導体基板を有し、前記半導体基板は前記光デバイスの第2面側の面及び第1面側の面を持ち、前記第2面側の面に直接設けられた光素子と、前記光素子に位置合わせされ、前記第1面側の面から厚さ方向の途中まで空けられたビアとを具備していることを特徴とする請求項1に記載の光半導体モジュール。
  3. さらに、前記ビア内に固定された光ファイバを具備していることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか一項に記載の光半導体モジュール。
  4. 前記光デバイスの第1面、前記電気端子の表面及び、前記樹脂の表面が実質的な同一平面を有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光半導体モジュール。
  5. 前記接続部はワイヤであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光半導体モジュール。
  6. 前記電気端子はリードフレームの一部又は配線層であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光半導体モジュール。
  7. 前記電気端子はコネクタ端子を兼ねていることを特徴とする請求項乃至1乃至6のいずれか一項に記載の光半導体モジュール。
  8. 第3面及び第3面と反対側の第4面を持つ光素子駆動用デバイスを有し、
    前記接続部は前記樹脂内に設けられ、前記光デバイス、前記光素子駆動用デバイス、及び前記電気端子を電気的に接続し、
    前記光素子駆動用デバイスは、前記樹脂の前記同一面側に埋め込まれ、前記光素子駆動用デバイスは第4面が前記樹脂に覆われていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の光半導体モジュール。
  9. 前記光素子駆動用デバイスの第3面に向かい合うように、さらに放熱プレートが設けられていることを特徴とする請求項8に記載の光半導体モジュール。
  10. 前記光デバイスの第1面、前記電気端子の表面、前記樹脂の表面、及び前記放熱用プレートの表面が、実質的な同一平面を有している請求項9に記載の光半導体モジュール。
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