JP2018072595A - カラオケシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の性格に合わせたカラオケ演奏が可能なカラオケシステムを提供する。【解決手段】サービス提供者が所持する携帯端末との間で通信を確立する通信制御部と、カラオケ演奏が行われている場合、歌唱音量の測定を行う音量測定部と、前記通信が確立され、且つ歌唱区間である場合、測定された前記歌唱音量が所定値以下であるかどうかを判断する歌唱音量判断部と、前記歌唱音量が所定値以下の場合、前記カラオケ演奏を中断させ、且つ前記携帯端末との通信が解除された場合、前記カラオケ演奏を再開させる演奏制御部と、を有するカラオケシステム。【選択図】図3

Description

本発明はカラオケシステムに関する。
カラオケ店舗(カラオケボックス等)では、カラオケ装置の利用中にリモコン装置やインターホンを介して部屋毎に飲食物をオーダーすることができる。
オーダーされた飲食物は、カラオケ店舗の店員(サービス提供者)によって提供される。この際、店員はカラオケ歌唱を行っている最中の部屋に入室することがある。
ところで、カラオケ装置の利用者の中には、店員等の見知らぬ人の前で歌うことを躊躇う性格の者もいる。そのような利用者は、店員がいつ入室してくるかを気にしてカラオケ歌唱を楽しめなかったり、店員が部屋に入室してきた際には、カラオケ歌唱を中断してしまうこともありうる。
このような問題に対し、特許文献1には、カラオケルーム内に設置された検出機器より、サービス提供者の入室・退室を判定し、サービス提供者がカラオケルームに入室している場合には、現在演奏中もしくは演奏終了後の楽曲の次曲の演奏を開始しないように制御し、サービス提供者がカラオケルームから退室した場合には、所定時間経過後に次曲の演奏を開始するように制御するシステムが開示されている。
特開2010−8974号公報
しかし、特許文献1に記載のシステムによれば、カラオケ演奏の最中(カラオケ歌唱の最中)に店員が入室した場合、現在行われているカラオケ演奏は継続される。一方で、見知らぬ人の前で歌うことを躊躇う性格の利用者はカラオケ歌唱を中断してしまうため、カラオケ歌唱を十分に楽しむことができない。
本発明の目的は、利用者の性格に合わせたカラオケ演奏が可能なカラオケシステムを提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、サービス提供者が所持する携帯端末との間で通信を確立する通信制御部と、カラオケ演奏が行われている場合、歌唱音量の測定を行う音量測定部と、前記通信が確立され、且つ歌唱区間である場合、測定された前記歌唱音量が所定値以下であるかどうかを判断する歌唱音量判断部と、前記歌唱音量が所定値以下の場合、前記カラオケ演奏を中断させ、且つ前記携帯端末との通信が解除された場合、前記カラオケ演奏を再開させる演奏制御部と、を有するカラオケシステムである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、利用者の性格に合わせたカラオケ演奏が可能となる。
実施形態に係るカラオケ装置のハードウェア構成例を示す図である。 実施形態に係るカラオケ本体のソフトウェア構成例を示す図である。 実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。
後述する明細書及び図面の記載から、上記の主たる発明の他、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
すなわち、前記演奏制御部が、前記カラオケ演奏を再開させる際、前記カラオケ演奏を中断した演奏位置よりも前の所定位置から演奏を再開させるカラオケシステムが明らかとなる。このようなカラオケシステムを利用することにより、利用者はカラオケ歌唱を楽しむことができる。
<実施形態>
図1〜図3を参照して、実施形態に係るカラオケ装置1について説明する。カラオケ装置1は、「カラオケシステム」の一例である。
==カラオケ装置==
カラオケ装置1は、カラオケ演奏及び利用者がカラオケ歌唱を行うための装置である。カラオケ装置1は、カラオケ店舗の各部屋に設置される。図1に示すように、カラオケ装置1は、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30、マイク40、及びリモコン装置50を備える。
スピーカ20はカラオケ本体10からの放音信号に基づいて放音するための構成である。表示装置30はカラオケ本体10からの信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。マイク40は利用者の音声(歌唱音声)をアナログの音声信号に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。利用者はリモコン装置50を用いてカラオケ楽曲の予約等を行うことができる。リモコン装置50の表示画面には各種操作の指示入力を行うためのアイコン等が表示される。
カラオケ本体10は、選択されたカラオケ楽曲の演奏制御、歌詞や背景映像等の表示制御、マイク40を通じて入力された音声信号の処理といった、カラオケ歌唱に関する各種の制御を行う。図1に示すように、カラオケ本体10は、制御部11、通信部12、記憶部13、音響処理部14、表示処理部15及び操作部16を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
制御部11は、CPU11aおよびメモリ11bを備える。CPU11aは、メモリ11bに記憶された動作プログラムを実行することにより各種の制御機能を実現する。メモリ11bは、CPU11aに実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行時に各種情報を一時的に記憶したりする記憶装置である。
通信部12は、ルーター(図示なし)を介してカラオケ本体10を通信回線に接続するためのインターフェースを提供する。また、本実施形態に係る通信部12は、サービス提供者の携帯端末Mと無線通信(たとえば、Bluetooth(登録商標)通信や赤外線通信)を確立するためのインターフェースとしても機能する。
携帯端末Mには、カラオケ装置1と通信を確立するためのアプリケーションソフトウエアがダウンロードされている。当該アプリケーションソフトウエアを立ち上げた状態で携帯端末Mをカラオケ装置1に近づけることにより、携帯端末Mとカラオケ装置1との間で通信を確立することができる(詳細は後述)。
記憶部13は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどである。
記憶部13は、複数の楽曲データを記憶する。楽曲データは、カラオケ装置1によりカラオケ演奏を行うためのデータである。カラオケ装置1が楽曲データに基づいて楽曲を演奏することにより、利用者はカラオケ歌唱が可能となる。
音響処理部14は、制御部11の制御に基づき、カラオケ楽曲に対する演奏の制御およびマイク40を通じて入力された音声信号の処理を行う。音響処理部14は、たとえばMIDI音源、ミキサ、アンプ(いずれも図示なし)を含む。MIDI音源は、楽曲データに基づいて楽音信号を生成する。ミキサは、当該音楽信号およびマイク40から出力される音声信号を適当な比率でミキシングしてアンプに出力する。アンプは、ミキサからのミキシング信号を増幅し、放音信号としてスピーカ20へ出力する。これにより、スピーカ20からは放音信号に基づくカラオケ演奏音およびマイク40からの歌唱音声が放音される。
表示処理部15は、制御部11の制御に基づき、表示装置30やリモコン装置50における各種表示に関する処理を行う。たとえば、表示処理部15は、カラオケ演奏時における背景映像に歌詞テロップや各種アイコンが重ねられた映像を表示装置30に表示させる制御を行う。
操作部16は、パネルスイッチおよびリモコン受信回路などからなり、利用者によるカラオケ装置1のパネルスイッチあるいはリモコン装置50の操作に応じて予約信号、演奏中断信号などの操作信号を制御部11に対して出力する。制御部11は、操作部16からの操作信号を検出し、対応する処理を実行する。
(ソフトウェア構成)
図2はカラオケ本体10のソフトウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、通信処理部100、音量測定部200、歌唱音量判断部300及び演奏制御部400を備える。通信処理部100、音量測定部200、歌唱音量判断部300、演奏制御部400は、CPU11aがメモリ11bに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
[通信処理部]
通信処理部100は、通信部12を介し、サービス提供者が所持する携帯端末Mとの間で通信を確立する。
たとえば、通信処理部100は、通信部12を介して接続要求メッセージを送信し、カラオケ装置1が設置されている部屋内に受信待機状態の携帯端末Mが存在するか否かを検索する。
一方、サービス提供者が所持する携帯端末Mには、専用のアプリケーションソフトウエアが予めインストールされている。サービス提供者は、飲食物を提供する際、アプリケーションソフトウエアを立ち上げた状態の携帯端末Mを所持したまま、オーダーを受けた部屋に入室する。
サービス提供者がオーダーを受けた部屋に入室した場合、携帯端末Mは、通信処理部100からの接続要求メッセージを受信することができる。この場合、携帯端末Mは、カラオケ装置1に対し、サービス提供者の携帯端末Mである旨の確認信号を送信する。通信処理部100は、通信部12を介して確認信号を受信した場合、所定のプロトコル(たとえば、Bluetoothのプロトコル)に従ってカラオケ装置1と携帯端末Mとの通信を確立する。通信処理部100は、所定時間毎に接続要求メッセージを送信し、携帯端末Mからの確認信号が受信できるかどうかにより、通信の確立及び通信の解除を判断する。通信部12及び通信処理部100は「通信制御部」の一例である。
カラオケ装置1と携帯端末Mとの通信が確立された場合、通信処理部100は、通信が確立した旨の信号を歌唱音量判断部300に出力する。
[音量測定部]
音量測定部200は、カラオケ演奏が行われている場合、歌唱音量の測定を行う。
具体的に、音量測定部200はカラオケ演奏が行われているかどうかを判断する。カラオケ演奏が行われているかどうかは、たとえば、音響処理部14がカラオケ楽曲の演奏処理を実行しているかどうかを確認することにより行う。
カラオケ演奏が行われていると判断された場合、音量測定部200は、歌唱音量の測定を開始する。歌唱音量は、たとえば、マイク40を通じて入力された音声信号の強度として測定される。歌唱音量の測定は、連続的に行われてもよいし、所定の間隔毎(たとえば、1秒毎)に行われてもよい。音量測定部200は、測定結果を歌唱音量判断部300に出力する。なお、カラオケ演奏が行われていないと判断された場合、音量測定部200は、歌唱音量の測定を行わない。
歌唱音量の測定は、カラオケ演奏(カラオケ歌唱)の最初から開始されてもよいし、携帯端末Mとカラオケ装置2との通信が確立された際に開始されてもよい。後者の場合、通信処理部100は、通信が確立した旨の信号を音量測定部200にも出力する。音量測定部200は、当該信号が入力された場合に歌唱音量の測定を開始する。
また、サービス提供者が入室したこと等により利用者自身でカラオケ歌唱を中断した場合、マイク40を通じて入力される音声信号はない。この場合、音量測定部200は、測定値が0である旨の測定結果を歌唱音量判断部300に出力する。
[歌唱音量判断部]
歌唱音量判断部300は、携帯端末Mとカラオケ装置1との通信が確立され、且つ歌唱区間である場合、測定された歌唱音量が所定値以下であるかどうかを判断する。
見知らぬ人の前で歌うことを躊躇う性格の利用者の場合、サービス提供者が入室するとカラオケ歌唱を中断したり、声が小さくなる傾向にある。この場合の歌唱音量は、一般的なカラオケ歌唱の歌唱音量に比べ小さくなる(或いは0となる)。よって、通信が確立された状態において、音量測定部200で測定された歌唱音量が所定値以下となる場合には、サービス提供者の入室により歌唱音量が低下したと判断できる。
一方、カラオケ楽曲にはカラオケ歌唱を行う区間(歌唱区間)とカラオケ歌唱を行わない区間(間奏部分等の非歌唱区間)が存在する。非歌唱区間においてはマイク40からの歌唱音声の入力がない。よって、歌唱音量の判断は、歌唱区間において行うことが必要となる。
そこで、歌唱音量判断部300は、携帯端末Mとカラオケ装置1との通信が確立した旨の信号の入力を受けて、現在カラオケ演奏されている楽曲の歌唱区間であるかどうかを判断する。歌唱区間の判断は、公知の手法を用いることができる。たとえば、歌唱音量判断部300は、ガイドメロディが発音されている間、歌唱採点を行っている間、あるいは歌詞画像の色替えをおこなっている間については歌唱区間と判断し、それ以外の期間(前奏、間奏、後奏等)については非歌唱期間と判断することができる。また、楽曲データ中に予めAメロ、Bメロ、サビといった歌唱区間を示すマークを付しておく。歌唱音量判断部300は、当該マークを参照することにより歌唱区間かどうかを判断できる。
通信が確立され、且つ歌唱区間である場合、歌唱音量判断部300は、音量測定部200から時系列に入力された歌唱音量が所定値以下となっているかどうかを判断する。
所定値は、様々な値を用いることができる。たとえば、一般的なカラオケ歌唱における歌唱音量の平均値や、他人が同じカラオケ楽曲をカラオケ歌唱した際に得られた歌唱音量(またはその平均値)等を用いることが可能である。
或いは、利用者の性格によっては、店員の居る・居ないに関わらず、元々の歌唱音量が小さい場合や、逆に元々の歌唱音量が大きい場合もありうる。元々の歌唱音量が小さい利用者に対して、所定値として一般的なカラオケ歌唱における歌唱音量の平均値を用いた場合、店員の入室による躊躇いが無くても歌唱音量が平均値以下となり、演奏が中断(詳細は後述)される場合もありうる。一方、元々の歌唱音量が大きい利用者に対して、所定値として一般的なカラオケ歌唱における歌唱音量の平均値を用いた場合、店員の入室により歌唱音量が低下したとしても一般的な歌唱音量の平均値よりも大きい値となり、本来は演奏を中断すべきところが中断されないという可能性もありうる。
このような場合を考慮し、当該利用者が過去に同じ楽曲をカラオケ歌唱した際に得られた時系列の歌唱音量を所定値として利用することも可能である。このような過去のカラオケ歌唱で得られた歌唱音量の値は、楽曲IDや利用者IDと関連付けられてサーバ(図示なし)の記憶部等に記憶しておくことが可能である。
また、所定値として、現在のカラオケ歌唱開始から通信が確立するまでに歌唱された区間の歌唱音量(個々の区間の値、或いは平均値でもよい)を用いることもできる。このような所定値を用いることにより、過去に同じ楽曲をカラオケ歌唱したことがない利用者であっても、その性格に合わせた判断が可能となる。
歌唱音量が所定値以下となっている場合、歌唱音量判断部300は、その旨の信号を演奏制御部400に出力する。
[演奏制御部]
演奏制御部400は、カラオケ装置1におけるカラオケ楽曲の演奏に関する各種制御を行う。たとえば、演奏制御部400は、音響処理部14を制御し、利用者が選択したカラオケ楽曲の演奏を実行させる。
(カラオケ演奏の中断)
ここで、本実施形態に係る演奏制御部400は、歌唱音量が所定値以下の場合、音響処理部14を制御し、現在行われているカラオケ演奏を中断させる。
演奏制御部400は、カラオケ演奏を中断した演奏位置を記憶する。カラオケ演奏を中断した演奏位置は、たとえば、カラオケ楽曲における区間を示す情報や音符を示す情報として特定することができる。なお、本実施形態における「中断」には、カラオケ装置1に搭載されている一時停止機能を利用することや、カラオケ演奏の音量を徐々に低下させる所謂「フェードアウト」も含まれる。
(カラオケ演奏の再開)
また、本実施形態に係る演奏制御部400は、携帯端末Mとの通信が解除された場合、カラオケ演奏を再開させる。
サービス提供者の入室によりカラオケ歌唱を中断した利用者であっても、サービス提供者が退室した後には通常通りのカラオケ歌唱を行うことが可能となる。
そこで、演奏制御部400は、サービス提供者が退室した場合、カラオケ演奏を再開させる。
具体的に、通信処理部100は、サービス提供者が退室すると携帯端末Mからの確認信号を受信できなくなる。この場合、通信処理部100は、携帯端末Mとの通信が解除されたと判断する。通信処理部100は、通信が解除された旨の解除信号を演奏制御部400に出力する。
演奏制御部400は、解除信号を受信した場合、中断したカラオケ演奏を再開させる。カラオケ演奏の再開は、記憶しているカラオケ演奏を中断した演奏位置から開始することが可能である。
或いは、演奏制御部400は、カラオケ演奏を再開させる際、カラオケ演奏を中断した演奏位置よりも前の所定位置から演奏を再開させることも可能である。
上述の通り、カラオケ演奏の中断は、歌唱音量が所定値以下の場合に行われる。ここで、歌唱音量が所定値以下の場合、結果的に、利用者は歌唱音量が所定値以下になった時点からカラオケ歌唱を楽しめていないこととなる。一方で、カラオケ演奏が中断される演奏位置は、カラオケ歌唱が楽しめなくなった時点(サービス提供者が入室した時点)よりも所定時間経過した位置である。
従って、カラオケ演奏を中断した演奏位置から演奏を再開させると、歌唱音量が所定値以下になった時点からカラオケ演奏が中断されるまでの期間については、十分なカラオケ歌唱をする機会がなく、利用者がカラオケ歌唱を楽しむことができない。
そこで、演奏制御部400は、カラオケ演奏を中断した演奏位置よりも前の所定位置から演奏を再開させる。よって、利用者は、歌唱音量が所定値以下になった時点からカラオケ演奏が中断されるまでの期間について、再度のカラオケ歌唱を行うことができる。
所定位置は、たとえば、歌唱音量が所定値以下になった時点からカラオケ演奏が中断されるまでの時間に基づいて特定された演奏位置(中断した演奏位置から当該時間だけ戻った位置)である。或いは、任意の位置(たとえば、中断した演奏位置が含まれる小節よりも一小節前)を予め設定しておくことも可能である。
==カラオケ装置1の動作について==
次に、図3を参照して本実施形態におけるカラオケ装置1の動作の具体例について述べる。図3は、カラオケ装置1の動作例を示すフローチャートである。この例では、カラオケ装置1の利用者が予め飲食物をオーダーしているものとする。また、飲食物を提供するサービス提供者が所持する携帯端末Mでは、カラオケ装置1と通信を確立するためのアプリケーションソフトウエアが予め立ち上げられているものとする。また、利用者が予約した楽曲のカラオケ演奏が行われているとする。
利用者は、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱を行う。音量測定部200は、歌唱音量の測定を行う(歌唱音量の測定。ステップ10)。測定した音量は、適宜、演奏制御部400に出力される。
通信処理部100は、通信部12を介してカラオケ装置1が設置されている部屋内に接続要求メッセージを送信する(接続要求。ステップ11)。
サービス提供者が部屋に入室し、携帯端末Mがステップ11で送信された接続要求メッセージを受信した場合、携帯端末Mは、通信処理部100に店員である旨の確認信号を送信する。
確認信号を受信した場合(ステップ12でYの場合)、通信処理部100は、携帯端末Mとの間で通信を確立する(通信の確立。ステップ13)。
歌唱音量判断部300は、携帯端末Mとカラオケ装置1との通信が確立され、且つ歌唱区間である場合、測定された歌唱音量が所定値以下であるかどうかを判断する(歌唱音量の判断。ステップ14)。
測定された歌唱音量が所定値以下である場合(ステップ15でYの場合)、演奏制御部400は、カラオケ演奏を中断させる(カラオケ演奏の中断。ステップ16)。
通信処理部100は、携帯端末Mとの接続状況を確認する。携帯端末Mとの通信が解除された場合(ステップ17でYの場合)、演奏制御部400は、ステップ16で中断されたカラオケ演奏を再開させる(カラオケ演奏の再開。ステップ18)。
このように、本実施形態に係るカラオケ装置1によれば、カラオケ歌唱の歌唱音量を参照することにより、サービス提供者が入室した場合にはカラオケ演奏を中断させ、サービス提供者が退室した後にカラオケ演奏を再開させることができる。すなわち、本実施形態に係るカラオケ装置1によれば、利用者の性格に合わせたカラオケ演奏が可能となる。よって、サービス提供者のような見知らぬ人の前で歌うことを躊躇う利用者であってもカラオケ歌唱を十分に楽しむことができる。
<その他>
なお、上記例では、カラオケ装置1が携帯端末Mとの通信を確立する機能(通信処理部100)を有しているがこれに限られない。たとえば、カラオケ装置1と同じ部屋の中に近距離無線通信の専用端末を配置しておく。そして、携帯端末Mとの通信の確立は、この専用端末により行われることでもよい。この場合、専用機器は、通信の確立及び解除の情報をカラオケ装置1に送信し、カラオケ装置1は当該情報の受信に伴って、歌唱音量の測定やカラオケ演奏の中断等の処理を行う。この場合、専用端末及びカラオケ装置1が「カラオケシステム」を構成することとなる。
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カラオケ装置(カラオケシステム)
10 カラオケ本体
11 制御部
12 通信部
100 通信処理部
200 音量測定部
300 歌唱音量判断部
400 演奏制御部

Claims (2)

  1. サービス提供者が所持する携帯端末との間で通信を確立する通信制御部と、
    カラオケ演奏が行われている場合、歌唱音量の測定を行う音量測定部と、
    前記通信が確立され、且つ歌唱区間である場合、測定された前記歌唱音量が所定値以下であるかどうかを判断する歌唱音量判断部と、
    前記歌唱音量が所定値以下の場合、前記カラオケ演奏を中断させ、且つ前記携帯端末との通信が解除された場合、前記カラオケ演奏を再開させる演奏制御部と、
    を有するカラオケシステム。
  2. 前記演奏制御部は、前記カラオケ演奏を再開させる際、前記カラオケ演奏を中断した演奏位置よりも前の所定位置から演奏を再開させることを特徴とする請求項1記載のカラオケシステム。
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