JP6818529B2 - カラオケ装置、カラオケシステム - Google Patents

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Description

本発明はカラオケ装置、及びカラオケシステムに関する。
カラオケ装置には、歌唱の巧拙を反映した得点を算出する採点機能が搭載されている(非特許文献1参照)。
たとえば、株式会社第一興商が販売するカラオケ機種XG1000(Premier DAM(登録商標))には、「精密採点II(「精密採点」は登録商標)」(非特許文献2参照)という採点機能が搭載されている。利用者は当該採点機能を利用することにより、自己のカラオケ歌唱の巧拙を具体的な数値(得点)として把握できる。
また、複数の採点機能を搭載するカラオケ装置もある。たとえば、株式会社第一興商が販売するカラオケ装置であるG100X(Cyber DAM(登録商標))には、「精密採点DXLite」及び「精密採点II」という2種類の採点機能が搭載されており、XG5000(LIVE DAM(登録商標))には、「精密採点DX」(非特許文献3参照)及び「シンプル採点」という2種類の採点機能が搭載されており、XG7000(LIVE DAM STADIUM(登録商標))には、「精密採点DX−G」(非特許文献4参照)、及び「精密採点DXデュエット」という2種類の採点機能が搭載されている。
複数の採点機能を有するカラオケ装置においては、利用者がカラオケ装置のフロントパネルやリモコン装置のメニュー画面に表示される複数の採点機能のボタンの中から所望の採点機能を選択することで、当該採点機能を実行することができる。このように、利用者は任意の採点機能を選択することにより、カラオケ歌唱を楽しむことができる。なお、複数の採点機能が搭載されているカラオケ装置においては、ある採点機能を実施中に他の採点機能を選択することにより、採点機能の切り替えも可能となっている。
"精密採点"、[online]、Wikipedia、[平成28年11月28日検索]、インターネット<URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%BE%E5%AF%86%E6%8E%A1%E7%82%B9> "ClubDAM.com DAMとも 精密採点II"、[online]、株式会社第一興商、[平成28年11月28日検索]、インターネット<URL:http://www.clubdam.com/app/damStation/page.do?type=damstation&source=seimitsusaiten2&subType=dscontents> "ClubDAM.com DAMとも 精密採点DX"、[online]、株式会社第一興商、[平成28年11月28日検索]、インターネット<URL:https://www.clubdam.com/app/damStation/page.do?type=damstation&source=seimitsusaiten#dx&subType=dscontents> "ClubDAM.com DAMとも 精密採点DX−G"、[online]、株式会社第一興商、[平成28年11月28日検索]、インターネット<URL:https://www.clubdam.com/app/damStation/page.do?type=damstation&source=seimitsusaiten#dx#g&subType=dscontents>
ところで、上述の通り、カラオケ装置は機種によって搭載されている採点機能が異なる。従って、希望する採点機能が搭載されていないカラオケ装置が設置されたカラオケルームやナイト店に入店してしまうと、利用者はカラオケ歌唱を十分に楽しむことができない。また、利用者によっては、自己のカラオケ歌唱について様々な採点機能を利用して採点してみたいという場合もありうる。
本発明の目的は、利用するカラオケ装置に搭載されている採点機能の種類に関わらず、所望の採点機能による採点結果を得ることが可能なカラオケ装置及びカラオケシステムを提供することにある。
上記目的を達成するための一の発明は、カラオケ歌唱を採点するための採点機能を搭載するカラオケ装置であって、自己が搭載する採点機能を含む複数種類の採点機能の中から、二つ以上の採点機能が所望の採点機能として選択された場合、当該所望の採点機能を搭載するかどうかを判断する判断部と、選択された前記所望の採点機能のうち少なくとも一つを搭載する場合、そのうちの一の採点機能を実行して第一の採点結果を得る採点処理部と、前記所望の採点機能のうち、前記一の採点機能以外の他の採点機能を搭載する他のカラオケ装置を特定する特定部と、特定された前記他のカラオケ装置に対し、前記他の採点機能を実行するために必要な歌唱情報を送信する歌唱情報送信部と、前記第一の採点結果、及び/または前記他のカラオケ装置が搭載する採点機能により得られた第二の採点結果を提示する提示部と、を有するカラオケ装置である。
また、上記目的を達成するための一の発明は、カラオケ歌唱を採点するための採点機能を搭載する一のカラオケ装置及び他のカラオケ装置を有するカラオケシステムであって、前記一のカラオケ装置は、自己が搭載する採点機能を含む複数種類の採点機能の中から、二つ以上の採点機能が所望の採点機能として選択された場合、当該所望の採点機能を搭載するかどうかを判断する判断部と、選択された前記所望の採点機能のうち少なくとも一つを搭載する場合、そのうちの一の採点機能を実行して第一の採点結果を得る第一の採点処理部と、前記所望の採点機能のうち、前記一の採点機能以外の他の採点機能を搭載する前記他のカラオケ装置を特定する特定部と、特定された前記他のカラオケ装置に対し、前記他の採点機能を実行するために必要な歌唱情報を送信する歌唱情報送信部と、前記第一の採点結果、及び/または後記第二の採点結果を提示する提示部と、を有し、前記他のカラオケ装置は、送信された前記歌唱情報に対して前記他の採点機能を実行して第二の採点結果を得る第二の採点処理部と、前記第二の採点結果を前記一のカラオケ装置に送信する採点結果送信部と、を有するカラオケシステムである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、利用するカラオケ装置に搭載されている採点機能の種類に関わらず、所望の採点機能による採点結果を得ることができる。
第1実施形態に係るカラオケシステムの概略を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ装置のハードウェア構成例を示す図である。 第1実施形態に係る一のカラオケ装置のソフトウェア構成例を示す図である。 第1実施形態に係る他のカラオケ装置のソフトウェア構成例を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケシステムの処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る一のカラオケ装置のソフトウェア構成例を示す図である。 第2実施形態に係るカラオケシステムの処理を示すフローチャートである。
後述する明細書及び図面の記載から、上記の主たる発明の他、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
すなわち、前記カラオケ装置は、選択された前記所望の採点機能を全て搭載する。或いは、前記カラオケ装置は、選択された前記所望の採点機能のうち、一部のみ搭載する。このようなカラオケ装置によれば、選択された全ての採点機能による採点結果を得ることができる。
また、カラオケ歌唱を採点するための採点機能を搭載するカラオケ装置であって、自己が搭載する採点機能を含む複数種類の採点機能の中から、少なくとも一つの採点機能が所望の採点機能として選択された場合、当該所望の採点機能を搭載するかどうかを判断する判断部と、前記所望の採点機能を搭載していない場合、当該所望の採点機能を搭載する他のカラオケ装置を特定する特定部と、特定された前記他のカラオケ装置に対し、前記所望の採点機能を実行するために必要な歌唱情報を送信する歌唱情報送信部と、前記他のカラオケ装置が搭載する採点機能による採点結果を提示する提示部と、を有するカラオケ装置が明らかとなる。このようなカラオケ装置によれば、利用するカラオケ装置に搭載されていない採点機能による採点結果を得ることが可能となる。
更に、カラオケ歌唱を採点するための採点機能を搭載する一のカラオケ装置及び他のカラオケ装置を有するカラオケシステムであって、前記一のカラオケ装置は、自己が搭載する採点機能を含む複数種類の採点機能の中から、少なくとも一つの採点機能が所望の採点機能として選択された場合、当該所望の採点機能を搭載するかどうかを判断する判断部と、前記所望の採点機能を搭載していない場合、当該所望の採点機能を搭載する前記他のカラオケ装置を特定する特定部と、特定された前記他のカラオケ装置に対し、前記所望の採点機能を実行するために必要な歌唱情報を送信する歌唱情報送信部と、後記採点結果を提示する提示部と、を有し、前記他のカラオケ装置は、送信された前記歌唱情報に対して前記所望の採点機能を実行して採点結果を得る採点処理部と、前記採点結果を前記一のカラオケ装置に送信する採点結果送信部と、を有するカラオケシステムが明らかとなる。このようなカラオケシステムによれば、利用するカラオケ装置に搭載されていない採点機能による採点結果を得ることが可能となる。
<第1実施形態>
図1〜図5を参照して、第1実施形態に係るカラオケシステム1について説明する。
==カラオケシステム==
カラオケシステム1は、カラオケ歌唱を採点するための採点機能を搭載するカラオケ装置を複数有している。図1に示すように、本実施形態に係るカラオケシステム1は、カラオケ装置K1〜カラオケ装置K3の3つのカラオケ装置を有する。各カラオケ装置は、たとえば、同じカラオケ店舗内の各部屋に設置されている。互いのカラオケ装置は、ネットワークN(たとえば、店舗専用のLAN(Local Area Network))を介して互いに通信可能となっている。
カラオケ装置それぞれは、所定の採点機能を少なくとも一つ搭載している。採点機能は、カラオケ歌唱を所定の基準(リファレンスデータとの対比、歌唱技法の有無等)によって評価し、その結果を数値や巧拙のコメント等で利用者に提示するための機能である。採点機能は、所定のプログラムに基づいて実行される。本実施形態において、カラオケ装置K1は、採点機能として「精密採点DX」及び「シンプル採点」を搭載し、カラオケ装置K2は、採点機能として「シンプル採点」を搭載し、カラオケ装置K3は、採点機能として「精密採点DX−G」を搭載しているとする。
==カラオケ装置==
カラオケ装置K1〜カラオケ装置K3は、カラオケ演奏及び利用者がカラオケ歌唱を行うための装置である。カラオケ装置K1〜カラオケ装置K3のハードウェア構成は同じであるため、以下カラオケ装置K1を例に説明する。一方、カラオケ歌唱を行うカラオケ装置とそれ以外のカラオケ装置(採点機能を代行するカラオケ装置)とでは、ソフトウェア構成が異なる(詳細は後述)。
(カラオケ装置K1のハードウェア構成)
図2に示すように、カラオケ装置K1は、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30、マイク40、及びリモコン装置50を備える。
スピーカ20はカラオケ本体10からの放音信号に基づいて放音するための構成である。表示装置30はカラオケ本体10からの信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。マイク40は利用者の歌唱音声をアナログの音声信号に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。利用者はリモコン装置50を用いてカラオケ歌唱を希望する楽曲の選曲(予約)や採点機能の選択(詳細は後述)等を行うことができる。リモコン装置50の表示画面には各種操作の指示入力を行うためのアイコン等が表示される。
カラオケ本体10は、選択されたカラオケ楽曲の演奏制御、歌詞や背景映像等の表示制御、マイク40を通じて入力された音声信号の処理といった、カラオケ歌唱に関する各種の制御を行う。図2に示すように、カラオケ本体10は、制御部11、通信部12、記憶部13、音響処理部14、表示処理部15及び操作部16を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
制御部11は、CPU11aおよびメモリ11bを備える。CPU11aは、メモリ11bに記憶された動作プログラムを実行することにより各種の制御機能を実現する。メモリ11bは、CPU11aに実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行時に各種情報を一時的に記憶したりする記憶装置である。
通信部12は、ルーター(図示なし)を介してカラオケ本体10を通信回線に接続するためのインターフェースを提供する。
記憶部13は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどである。記憶部13は、カラオケ装置1によりカラオケ演奏を行うための複数の楽曲データを記憶する。
楽曲データは、個々の楽曲を特定するための楽曲IDが付与されている。楽曲データは、伴奏データ、リファレンスデータ等を含む。伴奏データは、カラオケ演奏音の元となるデータである。リファレンスデータは、楽曲の主旋律等を示すデータである。リファレンスデータは、たとえば、歌唱者によるカラオケ歌唱を採点する際の基準として用いられる。伴奏データ及びリファレンスデータは、たとえばMIDI形式で構成される。また、記憶部13は、カラオケ楽曲に対応する歌詞テロップを表示装置30等に表示させるための歌詞テロップデータ、カラオケ演奏時に表示装置30等に表示される背景画像等の背景画像データ、及び楽曲の属性情報(歌手名、作詞・作曲者名、ジャンル等の当該楽曲に関する情報)を記憶する。
音響処理部14は、制御部11の制御に基づき、カラオケ楽曲に対する演奏の制御およびマイク40を通じて入力された歌唱音声信号の処理を行う。音響処理部14は、たとえばMIDI音源、ミキサ、アンプ(いずれも図示なし)を含む。MIDI音源は、楽曲データに基づいて楽音信号を生成する。ミキサは、当該音楽信号およびマイク40から出力される歌唱音声信号を適当な比率でミキシングしてアンプに出力する。アンプは、ミキサからのミキシング信号を増幅し、放音信号としてスピーカ20へ出力する。これにより、スピーカ20からは放音信号に基づくカラオケ演奏音およびマイク40からの歌唱音声が放音される。
表示処理部15は、制御部11の制御に基づき、表示装置30やリモコン装置50における各種表示に関する処理を行う。たとえば、表示処理部15は、カラオケ演奏時における背景映像に歌詞テロップや各種アイコンが重ねられた映像を表示装置30に表示させる制御を行う。
操作部16は、パネルスイッチおよびリモコン受信回路などからなり、利用者によるカラオケ装置1のパネルスイッチ或いはリモコン装置50の操作に応じて選曲信号、演奏中止信号などの操作信号を制御部11に対して出力する。制御部11は、操作部16からの操作信号を検出し、対応する処理を実行する。
(カラオケ装置K1のソフトウェア構成)
図3はカラオケ装置K1におけるカラオケ本体10のソフトウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、採点機能記憶部100a、機能名称記憶部200a、採点機能選択部300a、判断部400a、採点処理部500a、特定部600a、送信処理部700a、及び提示部800aを備える。採点機能記憶部100a及び機能名称記憶部200aは、記憶部13の記憶領域の一部として実現される。また、採点機能選択部300a、判断部400a、採点処理部500a、特定部600a、送信処理部700a、提示部800aは、CPU11aがメモリ11bに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。本実施形態においてカラオケ装置K1は、「一のカラオケ装置」の一例である。
[採点機能記憶部]
採点機能記憶部100aは、採点処理部500aでカラオケ歌唱を採点する際の処理プログラムを所定のIDと関連付けて記憶している。本実施形態において、カラオケ装置K1の採点機能記憶部100aは、採点機能として「精密採点DX」及び「シンプル採点」を記憶している。
[機能名称記憶部]
機能名称記憶部200aは、カラオケシステム1に含まれるカラオケ装置(カラオケ装置K1〜カラオケ装置K3)で実行可能な全ての採点機能の名称を所定のIDと関連付けて記憶している。すなわち、「全ての採点機能の名称」には、採点機能記憶部100aに記憶されていない採点機能(カラオケ装置K1で実行できない採点機能)の名称も含まれる。
[採点機能選択部]
採点機能選択部300aは、利用者が自己のカラオケ歌唱を採点する際に利用したい採点機能(以下、「所望の採点機能」という場合がある)を選択する際の処理を実行する。
たとえば、リモコン装置50の表示画面に表示された「採点機能」のアイコンが選択された場合、採点機能選択部300aは、機能名称記憶部200aからカラオケシステム1で実行可能な全ての採点機能の名称を読み出し、リモコン装置50の表示画面に一覧表示させる。
表示された名称の一覧の中から利用者が所望の採点機能を選択すると、採点機能選択部300aは、選択された採点機能の名称に対応するIDを判断部400aに出力する。
[判断部]
判断部400aは、自己(カラオケ装置K1)が搭載する採点機能を含む複数種類の採点機能の中から、二つ以上の採点機能が所望の採点機能として選択された場合、カラオケ装置K1が当該所望の採点機能を搭載するかどうかを判断する。
上述の通り、各カラオケ装置は所定の採点機能を搭載している。そこで、判断部400aは、採点機能選択部300aを介して選択された採点機能をカラオケ装置K1が搭載しているかどうかを判断する。判断方法は、たとえば、採点機能選択部300aから入力されたIDと同じIDがカラオケ装置K1の採点機能記憶部100aに記憶されているかどうかを確認することにより行う。
本実施形態では、所望の採点機能として「精密採点DX」と「シンプル採点」の2つが選択されたとする。この場合、選択された採点機能と、採点機能記憶部100aに記憶されている採点機能が一致(「精密採点DX」と「シンプル採点」)する。すなわち、判断部400aは、選択された所望の採点機能をカラオケ装置K1が全て搭載していると判断する。
判断部400aは、この判断結果を採点処理部500a及び特定部600aに出力する。なお、選択された採点機能の一部のみを搭載する場合(第1実施形態の変形例)及び選択された採点機能を搭載しない場合(第2実施形態)については後述する。
[採点処理部]
採点処理部500aは、選択された所望の採点機能のうち少なくとも一つを搭載する場合、そのうちの一の採点機能を実行して第一の採点結果を得る。
採点処理部500aは、判断部400aから入力される判断結果に基づいて、採点機能を実行する。
上述の通り、カラオケ装置K1は、選択された所望の採点機能(「精密採点DX」と「シンプル採点」)の全てを搭載している。一方、一のカラオケ装置が複数の採点機能を搭載している場合であっても、ハードウェアの制約上、一のカラオケ装置では一の採点機能のみの実行となる(一のカラオケ装置では、同時に複数の採点機能を実行することはない)。
そこで、本実施形態に係る採点処理部500aは、選択された所望の採点機能のうち、一の採点機能(たとえば、「精密採点DX」)のプログラムを採点機能記憶部100aから読み出す。そして、採点処理部500aは、歌唱音声信号の入力に伴い、当該プログラムを実行することによってカラオケ歌唱の採点処理を実行し、採点結果を得る。一方、採点処理部500aで実行しない採点機能については他のカラオケ装置で実行される(詳細は後述)。採点処理部500aは、実行しない採点機能に対応するIDを特定部600aに出力する。
カラオケ装置K1のように所望の採点機能を複数搭載している場合、いずれの採点機能を実行するかは予め設定しておくことができる。或いは、特定部600aによって特定された他のカラオケ装置が搭載していない採点機能を実行することでもよい(この場合、採点処理部500aで実行しない採点機能に対応するIDを特定部600aに出力する必要はない)。
採点処理は、各プログラムに応じて様々な手法を用いることができる(たとえば、特開2005−107335号公報に記載の採点処理や非特許文献に記載された採点処理を参照)。採点結果は、具体的な数値(採点値)として求められてもよいし、Aランク(採点値90点以上)〜Eランク(採点値50点以下)のように、ランクとして求められてもよい。採点処理部500aは、「第一の採点処理部」の一例である。また、採点処理部500aにより得られた採点結果は、「第一の採点結果」の一例である。
[特定部]
特定部600aは、選択された所望の採点機能のうち、一の採点機能以外の他の採点機能を搭載する他のカラオケ装置を特定する。
上述の通り、一のカラオケ装置(カラオケ装置K1)では、一の採点機能のみの実行となる。よって、特定部600aは、選択された所望の採点機能のうち、カラオケ装置K1で実行しない採点機能(たとえば「シンプル採点」)を実行できる他のカラオケ装置を特定する。
なお、特定される他のカラオケ装置は、他の採点機能を実行する必要があるため、未使用状態でなければならない。未使用状態とは、たとえば楽曲の予約待ち等の待機状態が所定期間継続中の状態や、楽曲配信を受けていない状態等、カラオケ装置が稼働していない状態である。
他のカラオケ装置の特定方法は、様々な手法を用いることができる。
たとえばネットワークN内のカラオケ装置K1〜カラオケ装置K3それぞれは、他のカラオケ装置の機種とアドレスを記憶しておく。未使用状態が所定期間継続したカラオケ装置は、その旨の信号を他の全てのカラオケ装置に通知する。通知を受けたカラオケ装置は、未使用状態のカラオケ装置に対してフラグを立てておくことで、リアルタイムに未使用状態の状況を把握できる。
特定部600aは、未使用状態の他のカラオケ装置に対して、他の採点機能に対応するIDを送信する。送信するIDは、選択された所定の採点機能のID全てを送信することでもよいし、採点処理部500aで予め設定されている採点機能以外の採点機能のIDのみを送信することでもよい。
他のカラオケ装置は、特定部600aから送信されたIDに対応する採点機能を搭載するかどうかを確認する。当該IDに対応する採点機能を搭載するカラオケ装置は、特定部600aに対して、他の採点機能を搭載している旨の信号を送信する。特定部600aは、当該信号を受信することにより、選択された所望の採点機能のうち、一の採点機能以外の他の採点機能を搭載する他のカラオケ装置を特定することができる。
また、別の特定方法として、予め他のカラオケ装置が搭載する採点機能を装置毎に記憶しておく。そして、利用者が所望の採点機能を選択した場合、特定部600aは、他のカラオケ装置が搭載する採点機能の情報に基づいて、他の採点機能を実行できるカラオケ装置を特定する。そして、特定部600aは、特定したカラオケ装置のアドレスに対して未使用状態のカラオケ装置だけ返答する問い合わせをマルチキャストにより行い、返答があったカラオケ装置を「選択された所望の採点機能のうち、一の採点機能以外の他の採点機能を搭載する他のカラオケ装置」として特定することができる。
これらの手法により、本実施形態において、特定部600aは「シンプル採点」の採点機能を搭載するカラオケ装置K2を「他のカラオケ装置」として特定したとする。この場合の「シンプル採点」は「他の採点機能」の一例である。
[送信処理部]
送信処理部700aは、特定された他のカラオケ装置に対し、他の採点機能を実行するために必要な歌唱情報を送信する。本実施形態に係る送信処理部700aは、「歌唱情報送信部」の一例である。
歌唱情報は、他のカラオケ装置で採点機能を実行する際に使用するデータである。歌唱情報は、たとえば、利用者がカラオケ歌唱を行うことで得られる歌唱音声の信号や、カラオケ歌唱を行う楽曲を示す楽曲ID、キー情報、テンポ情報等の楽曲に関する情報を含む。歌唱情報の送信は、各カラオケ装置の通信部12を介して行う。
送信処理部700aは、特定部600aにより特定された他のカラオケ装置に対し、カラオケ演奏の開始前に楽曲に関する情報を送信する。また、送信処理部700aは、カラオケ演奏が開始された後、入力される歌唱音声の信号を、特定部600aにより特定された他のカラオケ装置に対して順次送信する。
[提示部]
提示部800aは、第一の採点結果、及び/または他のカラオケ装置が有する採点機能により得られた第二の採点結果を提示する。
採点結果は、採点処理部500aや他のカラオケ装置(カラオケ装置K2)の採点処理部500b(後述)により得られた具体的な数値(採点値)やランクである。採点結果の提示方法は様々な手法が可能である。
たとえば、カラオケ装置K1での採点結果と、カラオケ装置K2での採点結果を表示装置30に並べて表示することができる。或いは、提示部800aは、カラオケ装置K1での採点結果とカラオケ装置K2での採点結果とを比較し、良い採点結果(或いは悪い採点結果)のみを表示させることでもよい。このように採点結果を表示装置30に表示させることは「採点結果を提示する」ことの一例である。また、提示部800aは、採点結果をリモコン装置50の表示画面に表示させてもよい。
また、提示部800aは、スピーカ20を介し、採点結果を音声として利用者に提示することも可能である。このように採点結果をスピーカ20から放音させることも「採点結果を提示する」ことの一例である。
更に、提示部800aは、採点処理部500a等で得られた採点結果を加工して提示することも可能である。たとえば、採点結果として採点値「80点」が得られた場合、提示部800aは、採点値「80点」に対応する所定のメッセージ(「かなり上手ですね!」等)を記憶部13から読み出し、表示装置30に表示させることも可能である。
(カラオケ装置K2のソフトウェア構成)
図4はカラオケ装置K2におけるカラオケ本体10のソフトウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、採点機能記憶部100b、採点処理部500b、及び送信処理部700bを備える。採点機能記憶部100bは、記憶部13の記憶領域の一部として実現される。また、採点処理部500b、送信処理部700bは、カラオケ装置K2のCPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。本実施形態においてカラオケ装置K2は、「他のカラオケ装置」の一例である。
[採点機能記憶部]
採点機能記憶部100bは、採点処理部500bでカラオケ歌唱を採点する際の処理プログラムを所定のIDと関連付けて記憶している。本実施形態において、カラオケ装置K2の採点機能記憶部100bは、採点機能として「シンプル採点」を記憶している。
[採点処理部]
採点処理部500bは、送信された歌唱情報に対して他の採点機能を実行して第二の採点結果を得る。
採点処理部500bは、カラオケ装置K1で選択された所望の採点機能のうちカラオケ装置K1で実行しない採点機能(「シンプル採点」)のプログラムを採点機能記憶部100bから読み出す。採点処理部500bは、カラオケ装置K1の送信処理部700aから送信される歌唱情報に対し、当該プログラムを実行することによってカラオケ歌唱の採点処理を実行し、採点結果を得る。採点結果は、採点処理部500aと同様、様々な方法により、様々な値として得ることができる。本実施形態に係る採点処理部500bは、「第二の採点処理部」の一例である。また、採点処理部500bにより得られる採点結果は、「第二の採点結果」の一例である。
[送信処理部]
送信処理部700bは、通信部12を介し、第二の採点結果をカラオケ装置K1に送信する。本実施形態に係る送信処理部700bは、「採点結果送信部」の一例である。
==カラオケ装置1の動作について==
次に、図5を参照して本実施形態におけるカラオケシステム1の動作の具体例について述べる。図5は、カラオケシステム1の動作例を示すフローチャートである。この例では、カラオケ装置K1においてカラオケ歌唱を行うものとする。カラオケ装置K1は、採点機能として「精密採点DX」及び「シンプル採点」を記憶しているとする。また、カラオケ装置K2は「他のカラオケ装置」に相当し、採点機能として「シンプル採点」を記憶しているとする。
利用者Xは、カラオケ装置K1のリモコン装置50を介して楽曲を選曲する(楽曲の選曲。ステップ10)。また、利用者は、リモコン装置50を介してステップ10で選曲された楽曲のカラオケ歌唱を採点する際に利用する採点機能を選択する(所望の採点機能を複数選択。ステップ11)。この例では、採点機能として「精密採点DX」及び「シンプル採点」が選択されたとする。
判断部400aは、ステップ11で選択された所望の採点機能をカラオケ装置K1が搭載するかどうかを判断する(少なくとも一つの採点機能を搭載するかを判断。ステップ12)。この例では、カラオケ装置K1は、選択された「精密採点DX」及び「シンプル採点」のいずれの採点機能も搭載している。
採点処理部500aは、搭載する所望の採点機能のうち、一の採点機能を決定する(一の採点機能を決定。ステップ13)。具体的には、採点処理部500aは、採点機能記憶部100aから一の採点機能(ここでは「精密採点DX」)のプログラムを読み出す。
特定部600aは、ステップ11で選択された所望の採点機能のうち、ステップ13で決定された採点機能以外の他の採点機能(シンプル採点)を搭載するカラオケ装置K2(他のカラオケ装置)を特定する(他のカラオケ装置の特定。ステップ14)。
送信処理部700aは、ステップ14で特定されたカラオケ装置K2に対し、他の採点機能を実行するために必要な歌唱情報を送信する(歌唱情報の送信。ステップ15)。
歌唱音声信号の入力に伴い、採点処理部500aは、「精密採点DX」の採点機能を実行して採点結果を得る(一の採点機能による採点結果を取得。ステップ16)。
一方、採点処理部500bは、ステップ15で送信された歌唱情報に対して他の採点機能を実行して採点結果を得る(他の採点機能による採点結果を取得。ステップ17)。
送信処理部700bは、ステップ17で得られた採点結果をカラオケ装置K1に送信する(採点結果の送信。ステップ18)。
提示部800aは、ステップ16で取得された採点結果、及び/またはステップ17で取得された採点結果を提示する(採点結果の提示。ステップ19)。
このように、本実施形態に係るカラオケシステム1によれば、あるカラオケ装置で行う一回のカラオケ歌唱を採点するために複数の採点機能が選択された場合であっても、他のカラオケ装置の採点機能を併せて利用することにより、当該カラオケ歌唱に対し、全ての採点機能による採点結果を提示することができる(採点機能を他のカラオケ装置に代行させることができる)。従って、利用者は、選択した所望の採点機能による複数の採点結果を得ることが可能となる。すなわち、本実施形態に係るカラオケシステム1によれば、利用するカラオケ装置に搭載されている採点機能の種類に関わらず、所望の採点機能による採点結果を得ることができる。
なお、本実施形態においては、カラオケ装置K1においてカラオケ歌唱を行う場合(カラオケ装置K1で所望の採点機能を選択する場合)について述べたが、たとえば、カラオケ装置K2でカラオケ歌唱を行うことも当然に可能である。
この場合、カラオケ装置K2のカラオケ本体10が、採点機能記憶部100a、機能名称記憶部200a、採点機能選択部300a、判断部400a、採点処理部500a、特定部600a、送信処理部700a、及び提示部800aを備え、カラオケ装置K1のカラオケ本体10は、採点機能記憶部100b、採点処理部500b、及び送信処理部700bを備えることとなる。
また、本実施形態では、特定部600aがカラオケ装置K2を「他のカラオケ装置」として特定する例について述べたが、選択された採点機能の種類により、カラオケ装置K3を「他のカラオケ装置」として特定することも当然に可能である。この場合、カラオケ装置K3のカラオケ本体10は、カラオケ装置K2と同様、採点機能記憶部100b、採点処理部500b、及び送信処理部700bを備えることとなる。
また、本実施形態では、カラオケ装置K1における採点処理とカラオケ装置K2における採点処理をほぼ同時に行う構成について述べたがこれに限られない。たとえば、カラオケ装置K1で採点処理を行った後、他のカラオケ装置としてカラオケ装置K2を特定して歌唱情報を送信する。その後、カラオケ装置K2は、採点処理を実行することでもよい。
<第1実施形態の変形例>
第1実施形態では、カラオケ装置K1で選択された所望の採点機能がカラオケ装置K1に全て搭載されている例について述べたが、選択された所望の採点機能のうち、一部のみが搭載されている場合であっても上記カラオケシステム1を利用することが可能である。
たとえば、カラオケ装置K1において、所望の採点機能として「精密採点DX」と「精密採点DX−G」の2つが選択されたとする。この場合、選択された採点機能とカラオケ装置K1に記憶されている採点機能とは、一部のみ一致(「精密採点DX」のみ一致)する。すなわち、カラオケ装置K1は、選択された所望の採点機能のうち、「精密採点DX」のみを搭載し、「精密採点DX−G」については搭載していない。
この場合、判断部400aは、その判断結果を採点処理部500a及び特定部600aに出力する。
採点処理部500aは、選択された所望の採点機能のうち、搭載されている「精密採点DX」のプログラムを採点機能記憶部100aから読み出し、当該プログラムを実行することによってカラオケ歌唱の採点処理を実行し、採点結果を得る。
特定部600aは、カラオケ装置K1に搭載されていない他の採点機能(「精密採点DX−G」)を搭載する他のカラオケ装置を特定する。第1実施形態において「精密採点DX−G」の採点機能は、カラオケ装置K3が搭載している。従って、特定部600aは、他のカラオケ装置としてカラオケ装置K3を特定することができる(但し、カラオケ装置K3が未使用状態であることを要する)。なお、この場合のカラオケ装置K3は、カラオケ装置K2と同様の機能を有する「採点機能記憶部」、「採点処理部」、及び「送信処理部」を備えることとなる。
送信処理部700aは、特定されたカラオケ装置K3に対し、他の採点機能(「精密採点DX−G」)を実行するために必要な歌唱情報を送信する。
提示部800aは、カラオケ装置K1による採点結果、及び/またはカラオケ装置K3採点機能により得られた採点結果を提示する。
更に、一のカラオケ歌唱に対し、カラオケ装置K1〜カラオケ装置K3に搭載されている全ての採点機能を実行することも可能である。
たとえば、カラオケ装置K1で、「精密採点DX」、「シンプル採点」、「精密採点DX−G」の3つの採点機能が選択された場合、カラオケ装置K1は、「精密採点DX」で採点を行う。一方、カラオケ装置K1の特定部600aは、「シンプル採点」の採点機能を搭載するカラオケ装置K2及び、「精密採点DX−G」の採点機能を搭載するカラオケ装置K3をそれぞれ特定する。カラオケ装置K1の情報処理部700aは、カラオケ装置K2及びカラオケ装置K3それぞれに歌唱情報を送信する。カラオケ装置K2及びカラオケ装置K3は、歌唱情報に基づいて採点結果を求め、カラオケ装置K1に送信する。カラオケ装置K1の提示部800aは、3つの採点機能により得られた採点結果を利用者に提示する。
<第2実施形態>
次に、図6及び図7を参照して、第2実施形態に係るカラオケシステム1について説明する。第1実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
第1実施形態では、あるカラオケ装置において利用者が選択した所望の採点機能のうち、少なくとも一つの採点機能は当該あるカラオケ装置に搭載されている例について述べた。
一方、第1実施形態のように、カラオケシステム1に含まれる各カラオケ装置が備える全ての採点機能のリストから所望の採点機能を選択する際、あるカラオケ装置が搭載しない採点機能のみが選択されることもありうる。
本実施形態では、このような場合であっても、所望の採点機能に基づく採点結果を得ることが可能な構成について説明を行う。
(カラオケ装置K1のソフトウェア構成)
図6に示すように、本実施形態に係るカラオケ装置K1のカラオケ本体10は、採点機能記憶部100a、機能名称記憶部200a、採点機能選択部300a、判断部400a、特定部600a、送信処理部700a、及び提示部800aを備える。
[判断部]
判断部400aは、カラオケ装置K1が搭載する採点機能を含む複数種類の採点機能の中から、少なくとも一つの採点機能が所望の採点機能として選択された場合、カラオケ装置K1が当該所望の採点機能を搭載するかどうかを判断する。
たとえば、機能名称記憶部200aに記憶されている採点機能の中から、所望の採点機能として「精密採点DX−G」が選択されたとする。この場合、本実施形態においては、選択された採点機能と採点機能記憶部100aに記憶されている採点機能とが一致しない。すなわち、カラオケ装置K1は、選択された所望の採点機能を搭載していない。よって、カラオケ装置K1では、利用者の希望する採点機能を実行することができない。
判断部400aは、選択された「精密採点DX−G」の採点機能を搭載していない旨の信号を特定部600aに出力する。
[特定部]
特定部600aは、カラオケ装置K1が所望の採点機能を搭載していない場合、当該所望の採点機能を搭載する他のカラオケ装置を特定する。
上述の通り、カラオケ装置K1では、選択された「精密採点DX−G」の採点機能を実行できない。よって、特定部600aは、選択された所望の採点機能を実行できる他のカラオケ装置を特定する。本実施形態において、特定部600aは、「精密採点DX−G」の採点機能を搭載するカラオケ装置K3を「他のカラオケ装置」として特定する。上記例における「精密採点DX−G」は「所望の採点機能」の一例である。
[提示部]
提示部800aは、他のカラオケ装置が搭載する採点機能による採点結果を提示する。本実施形態では、提示部800aは、カラオケ装置K3から受信した採点結果(詳細は後述)を提示する。
(カラオケ装置K3のソフトウェア構成)
カラオケ装置K3のカラオケ本体10は、第1実施形態におけるカラオケ装置K2と同様、採点機能記憶部100b、採点処理部500b、及び送信処理部700bを備える。本実施形態においてカラオケ装置K3は、「他のカラオケ装置」の一例である。
採点機能記憶部100bは、採点機能として「精密採点DX−G」を記憶している。
採点処理部500bは、送信された歌唱情報に対して所望の採点機能を実行して採点結果を得る。
採点処理部500bは、カラオケ装置K1で選択された所望の採点機能(「精密採点DX−G」)のプログラムを採点機能記憶部100bから読み出す。採点処理部500bは、カラオケ装置K1の送信処理部700aから送信される歌唱情報に対し、当該プログラムを実行することによってカラオケ歌唱の採点処理を実行し、採点結果を得る。
[送信処理部]
送信処理部700bは、採点結果をカラオケ装置K1に送信する。本実施形態に係る送信処理部700bは、「採点結果送信部」の一例である。
==カラオケ装置1の動作について==
次に、図7を参照して本実施形態におけるカラオケシステム1の動作の具体例について述べる。図7は、カラオケシステム1の動作例を示すフローチャートである。この例では、カラオケ装置K1においてカラオケ歌唱を行うものとする。カラオケ装置K1は、採点機能として「精密採点DX」及び「シンプル採点」を記憶しているとする。また、カラオケ装置K3は「他のカラオケ装置」に相当し、採点機能として「精密採点DX−G」を記憶しているとする。
利用者Xは、カラオケ装置K1のリモコン装置50を介して楽曲を選曲する(楽曲の選曲。ステップ20)。また、利用者は、リモコン装置50を介して当該楽曲のカラオケ歌唱を採点する際に利用する所望の採点機能を選択する(所望の採点機能を選択。ステップ21)。この例では、採点機能として「精密採点DX−G」が選択されたとする。
判断部400aは、ステップ21で選択された所望の採点機能をカラオケ装置K1が搭載するかどうかを判断する(選択された採点機能を搭載するかを判断。ステップ22)。この例では、カラオケ装置K1は、選択された「精密採点DX−G」の採点機能を搭載していない。
そこで、特定部600aは、ステップ21で選択された所望の採点機能を搭載する他のカラオケ装置としてカラオケ装置K3を特定する(他のカラオケ装置の特定。ステップ23)。
送信処理部700aは、ステップ23で特定されたカラオケ装置K3に対し、他の採点機能を実行するために必要な歌唱情報を送信する(歌唱情報の送信。ステップ24)。
採点処理部500bは、ステップ24で送信された歌唱情報に対して他の採点機能を実行して採点結果を得る(他の採点機能による採点結果を取得。ステップ25)。
送信処理部700bは、ステップ25で得られた採点結果をカラオケ装置K1に送信する(採点結果の送信。ステップ26)。
提示部800aは、ステップ26で取得された採点結果を提示する(他のカラオケ装置による採点結果を提示。ステップ27)。
このように、本実施形態に係るカラオケシステム1によれば、所望の採点機能を選択したカラオケ装置に当該採点機能が搭載されていない場合であっても、他のカラオケ装置の採点機能を利用することにより、当該カラオケ歌唱に対し、所望の採点機能による採点結果を提示することができる。従って、利用者は、選択した所望の採点機能による採点結果を得ることが可能となる。すなわち、本実施形態に係るカラオケシステム1によれば、利用するカラオケ装置に搭載されている採点機能の種類に関わらず、所望の採点機能による採点結果を得ることができる。
<その他>
上記実施形態では、複数のカラオケ装置を含むカラオケシステム1の例について述べたが、カラオケシステム1は、サーバを含んでいてもよい。サーバは、各カラオケ装置とネットワークを介して通信可能となっている。
たとえば、上記実施形態において、カラオケ装置K1で複数の採点機能が選択された場合、カラオケ装置K1で実行できる採点機能以外はカラオケ装置K1と同じ店舗内にある他のカラオケ装置(カラオケ装置K2またはカラオケ装置K3)で実行できる。
一方、カラオケ装置K2及びカラオケ装置K3が使用中の状態であったり、選択された採点機能を搭載していない場合もありうる。或いは、そもそも他のカラオケ装置が存在しない環境(たとえば、ナイト店)もありうる。
このような場合、カラオケシステムがサーバを備えることにより、カラオケ装置K1は、当該サーバに接続されている全てのカラオケ装置(他店舗のカラオケ装置)にアクセスすることができる。
このようなサーバは特定部600aと同様の構成を備える。すなわち、サーバは、未使用状態と判断される他の採点機能が搭載されたカラオケ装置をサーバに接続されている全てのカラオケ装置の中から特定する。なお、複数のカラオケ装置が特定された場合、通信速度等の制約条件の少ないカラオケ装置を一つ特定する。
特定の方法としては、たとえば待機状態が所定期間継続したカラオケ装置は、未使用状態である旨の信号をサーバに通知する。通知を受けたサーバは、記憶部に未使用状態のカラオケ装置を登録しておく。カラオケ装置K1から他の採点機能を実行できるカラオケ装置を特定する旨の要求(代行要求)があった場合、サーバは、記憶部に記憶されている未使用状態のカラオケ装置の中から、他の採点機能を実行できるカラオケ装置を特定する。
或いは、サーバは、カラオケ装置K1から要求された他の採点機能が搭載されたカラオケ装置に対し、未使用状態のカラオケ装置だけ返答する問い合わせをマルチキャストにより行う。そして、サーバの特定部は、返答があったカラオケ装置を「他のカラオケ装置」として特定することでもよい。
また、未使用状態の他のカラオケ装置で採点処理を実行している最中に、他のカラオケ装置が使用状態(たとえば、楽曲が予約された場合)になることもありうる。このような場合であっても以下のような処理を行うことで他の採点機能による採点結果を得ることが可能となる。
歌唱情報を送信する一のカラオケ装置は、他のカラオケ装置で採点処理を行っている間(他のカラオケ装置から採点結果を受信するまで)は、歌唱音声を記憶する。
一方、他のカラオケ装置は、使用状態を検知した場合、採点処理を中止すると共に、一のカラオケ装置に対し、採点処理を中止した旨の信号を送信する。
中止した旨の信号を受信した一のカラオケ装置は、他のカラオケ装置で実施していた採点機能(他の採点機能)と同じ採点機能を有する別のカラオケ装置を特定し、記憶している歌唱音声を含む歌唱情報を順次送信する。別のカラオケ装置は、受信した歌唱情報に基づいて採点処理を実行する。なお、別のカラオケ装置における採点処理は、一のカラオケ装置における採点処理中であってもよいし、採点終了後に行われることでもよい。
更に、他のカラオケ装置は、中止した旨の信号と併せて、それまでの採点経過(採点が終了しているフレーズや音符を特定する情報及びそれまでの採点結果)を送信してもよい。
この場合、一のカラオケ装置は、特定した別のカラオケ装置に対して、歌唱情報と併せて採点経過を送信する。別のカラオケ装置は、採点経過に基づいて、採点が終了しているフレーズに相当する位置まで歌唱音声を早送りし、残りの部分について採点を実行し新たな採点結果を得る。そして、別のカラオケ装置は、他のカラオケ装置で得られた採点結果と新たな採点結果に基づいて、カラオケ歌唱の採点結果を求めることもできる。この場合、一のカラオケ装置に対して採点結果を送信するまでに要する時間を短縮することができる。
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カラオケシステム
10 カラオケ本体
11 制御部
13 記憶部
400a 判断部
500a、500b 採点処理部
600a 特定部
700a、700b 送信処理部
800a 提示部
K1、K2、K3 カラオケ装置

Claims (6)

  1. カラオケ歌唱を採点するための採点機能を搭載しているカラオケ装置であって、
    自己が搭載している採点機能を含む複数種類の採点機能の中から、二つ以上の採点機能が所望の採点機能として選択された場合、当該所望の採点機能を搭載しているかどうかを判断する判断部と、
    選択された前記所望の採点機能のうち少なくとも一つを搭載している場合、そのうちの一の採点機能を実行して第一の採点結果を得る採点処理部と、
    前記所望の採点機能のうち、前記一の採点機能以外の他の採点機能を搭載している他のカラオケ装置を特定する特定部と、
    特定された前記他のカラオケ装置に対し、前記他の採点機能を実行するために必要な歌唱情報を送信する歌唱情報送信部と、
    前記第一の採点結果、及び/または前記他のカラオケ装置が搭載している採点機能により得られた第二の採点結果を提示する提示部と、
    を有するカラオケ装置。
  2. 前記カラオケ装置は、選択された前記所望の採点機能を全て搭載していることを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
  3. 前記カラオケ装置は、選択された前記所望の採点機能のうち、一部のみ搭載していることを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
  4. カラオケ歌唱を採点するための採点機能を搭載しているカラオケ装置であって、
    自己が搭載している採点機能を含む複数種類の採点機能の中から、少なくとも一つの採点機能が所望の採点機能として選択された場合、当該所望の採点機能を搭載しているかどうかを判断する判断部と、
    前記所望の採点機能を搭載していない場合、当該所望の採点機能を搭載している他のカラオケ装置を特定する特定部と、
    特定された前記他のカラオケ装置に対し、前記所望の採点機能を実行するために必要な歌唱情報を送信する歌唱情報送信部と、
    前記他のカラオケ装置が搭載している採点機能による採点結果を提示する提示部と、
    を有するカラオケ装置。
  5. カラオケ歌唱を採点するための採点機能を搭載している一のカラオケ装置及び他のカラオケ装置を有するカラオケシステムであって、
    前記一のカラオケ装置は、
    自己が搭載している採点機能を含む複数種類の採点機能の中から、二つ以上の採点機能が所望の採点機能として選択された場合、当該所望の採点機能を搭載しているかどうかを判断する判断部と、
    選択された前記所望の採点機能のうち少なくとも一つを搭載している場合、そのうちの一の採点機能を実行して第一の採点結果を得る第一の採点処理部と、
    前記所望の採点機能のうち、前記一の採点機能以外の他の採点機能を搭載している前記他のカラオケ装置を特定する特定部と、
    特定された前記他のカラオケ装置に対し、前記他の採点機能を実行するために必要な歌唱情報を送信する歌唱情報送信部と、
    前記第一の採点結果、及び/または後記第二の採点結果を提示する提示部と、
    を有し、
    前記他のカラオケ装置は、
    送信された前記歌唱情報に対して前記他の採点機能を実行して第二の採点結果を得る第二の採点処理部と、
    前記第二の採点結果を前記一のカラオケ装置に送信する採点結果送信部と、
    を有するカラオケシステム。
  6. カラオケ歌唱を採点するための採点機能を搭載している一のカラオケ装置及び他のカラオケ装置を有するカラオケシステムであって、
    前記一のカラオケ装置は、
    自己が搭載している採点機能を含む複数種類の採点機能の中から、少なくとも一つの採点機能が所望の採点機能として選択された場合、当該所望の採点機能を搭載しているかどうかを判断する判断部と、
    前記所望の採点機能を搭載していない場合、当該所望の採点機能を搭載している前記他のカラオケ装置を特定する特定部と、
    特定された前記他のカラオケ装置に対し、前記所望の採点機能を実行するために必要な歌唱情報を送信する歌唱情報送信部と、
    後記採点結果を提示する提示部と、
    を有し、
    前記他のカラオケ装置は、
    送信された前記歌唱情報に対して前記所望の採点機能を実行して採点結果を得る採点処理部と、
    前記採点結果を前記一のカラオケ装置に送信する採点結果送信部と、
    を有するカラオケシステム。
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