JP2018072445A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】シートの種類を設定するユーザーの手間を軽減しつつ、シート保持手段に保持されたシートの種類に適した画像形成動作を実行可能な画像形成装置、その制御方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】CPUは、シートの種類が指定されているPDLジョブが入力された際に省略設定が有効である状態では、第1の情報が予め設定された所定値から変更されていない場合には、PDLジョブで指定されたシートの種類に応じた画像形成動作を画像形成エンジンに実行させ、第1の情報が所定値から変更されている場合には、第1の情報に応じた画像形成動作を画像形成エンジンに実行させる。【選択図】図13

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置、画像形成装置を制御するための制御方法、及びその制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置は、記録材となるシートを保持するためのシート保持手段として、給送カセットや手差しトレイ等を備えており、シート保持手段から給送されるシートに画像を形成する。シート保持手段には、普通紙や厚紙など複数の種類のシートを載置することが可能となっており、シート保持手段に載置されたシートの種類に応じて異なる画像形成動作が行われることが知られている。例えば、電子写真方式での画像形成においては、シートの種類に応じて、シートに画像を定着させるときの定着温度、定着圧力及び定着時のシートの搬送速度などの設定が異なる。
シート保持手段に載置されたシートの種類は、操作画面を介したユーザーの操作によって特定される(特許文献1参照)。例えば、シート保持手段に普通紙を載置したユーザーが、「普通紙」や「厚紙」などが選択肢として含まれるシート設定画面を介して「普通紙」を選択すると、シート保持手段に載置されたシートの種類が普通紙であることを示す情報が制御部に記憶される。この状態で画像形成ジョブが投入されると、普通紙に対応する画像形成動作が実行される。
特開2015−3476号公報
ところで、画像形成ジョブには、ページ記述言語(Page Description Language、以下PDLとする)によって記述され、ホストコンピュータから画像形成装置に送信されるPDLジョブが含まれる。しかし、PDLジョブを画像形成装置に投入する場合、ユーザーは、ドライバソフトウェアを介したシートの種類の設定操作と、上記特許文献1のように画像形成装置の操作画面を介したシートの種類の設定操作の両方を行う必要があった。
そこで、シート保持手段に指定されたシートの種類が何であろうと、PDLジョブに指定されたシートの種類に応じた画像形成動作を実行するモードを設け、画像形成装置側の設定を省略可能とすることが考えられる。これにより、PDLジョブを実行する際のユーザーの操作負担を軽減することが期待できる。
しかしながら、上記モードが設定されていると、シートを載置しシート保持手段に正しいシートの種類を設定したユーザーがいたとしても、このユーザーによる設定は無視されてPDLジョブに指定されたシートの種類に応じた画像形成動作が行われてしまう。このため、シート保持手段に実際に載置されたシートの種類に適合しない画像形成動作が行われてしまい、ユーザーの期待する出力画像が得られない場合があった。
そこで、本発明は、シートの種類を設定するユーザーの手間を軽減しつつ、シート保持手段に保持されたシートの種類に適した画像形成動作を実行可能な画像形成装置、その制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置において、シートを保持するシート保持手段と、前記シート保持手段から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報と、シートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を記憶可能な記憶手段と、前記シート保持手段にシートが保持されたことに基づいて、前記第1の情報を設定変更可能な画面を表示可能な表示手段と、シートの種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に前記省略設定が有効である状態では、前記第1の情報が予め設定された所定値から前記表示手段の前記画面において変更されていない場合には、前記画像形成ジョブで指定されたシートの種類に応じた画像形成動作を前記画像形成手段に実行させ、前記第1の情報が前記所定値から前記表示手段の前記画面において変更されている場合には、前記第1の情報に応じた画像形成動作を前記画像形成手段に実行させる制御手段と、を備える、とを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置において、シートを保持するシート保持手段と、前記シート保持手段から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する予め設定された第1の情報と、シートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、前記シート保持手段にシートが保持されたことに基づいてシートの種類を設定変更可能な画面を表示する第1のモードと前記画面を表示しない第2のモードとのいずれが選択されているかを示す第3の情報と、を記憶可能な記憶手段と、前記画面を表示可能な表示手段と、シートの種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に前記省略設定が有効であると共に前記第2のモードが選択された状態では、前記第1の情報に応じた画像形成動作を前記画像形成手段に実行させる制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置の制御方法において、制御手段が、シート保持手段にシートが保持されたことに基づいて、シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報を設定変更可能な画面を表示手段に表示させる表示工程と、前記制御手段が、記憶手段に記憶された、前記第1の情報と、シートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を取得する取得工程と、前記制御手段が、シートの種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に前記省略設定が有効である状態では、前記第1の情報が予め設定された所定値から前記画面において変更されていない場合には、前記画像形成ジョブで指定されたシートの種類に応じた画像形成動作を画像形成手段に実行させ、前記第1の情報が前記所定値から前記画面において変更されている場合には、前記第1の情報に応じた画像形成動作を前記画像形成手段に実行させる画像形成工程と、を含む、ことを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置の制御方法において、制御手段が、記憶手段に記憶された、シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する予め設定された第1の情報と、シートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、前記シート保持手段にシートが保持されたことに基づいてシートの種類を設定変更可能な画面を表示手段に表示する第1のモードと前記表示手段に前記画面を表示しない第2のモードとのいずれが選択されているかを示す第3の情報と、を取得する取得工程と、前記制御手段が、シートの種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に前記省略設定が有効であると共に前記第2のモードが選択された状態では、前記第1の情報に応じた画像形成動作を画像形成手段に実行させる画像形成工程と、を含む、ことを特徴とする。
本発明によると、シートの種類を設定するユーザーの手間を軽減しつつ、シート保持手段に保持されたシートの種類に適した画像形成動作を実行することができる。
第1の実施の形態に係る画像形成システムの全体構成を示すブロック図。 (a)は画像形成装置の外観を示す正面図。(b)は画像形成エンジンの構成を示す概略図。(c)は手差しトレイの構成を示す概略図。 種類フリーの設定変更処理の手順を示すフローチャート。 種類フリーの設定変更画面を示す画像図。 手差し用紙のデフォルト設定の設定変更処理の手順を示すフローチャート。 (a)は手差し用紙のデフォルト設定の毎回指定モード画面を示す画像図、(b)は固定モード画面を示す画像図。 固定モードのシート設定画面を示す画像図。 毎回指定モードにおけるシート属性設定処理を示すフローチャート。 (a)はシート属性情報の設定画面を示す画像図、(b)はシート種類の選択画面を示す画像図。 PDLジョブとして送受信されるPDLデータの内容を示す概念図。 PDLジョブによる印刷動作を示すフローチャート。 シート供給元として給送カセットが指定された場合の印刷動作を示すフローチャート。 シート供給元として手差しトレイが指定された場合の印刷動作を示すフローチャート。 第2の実施の形態に係るPDLジョブによる印刷動作を示すフローチャート。 シート供給元として手差しトレイが指定された場合の印刷動作を示すフローチャート。
<第1の実施の形態>
以下、図面を参照しながら、本開示に係る画像形成装置について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置101を含むシステムの概略構成を示している。画像形成装置101は、プリンタユニット105及びスキャナユニット106を含む機能ユニットと、ユーザーインターフェースである表示部103及び操作部104と、を備えている。また、画像形成装置101は、これらのデバイスを制御するための制御ユニット102を備えている。
表示手段としての表示部103は、表示灯としてのLEDや液晶ディスプレイを含み、制御ユニット102からの信号に基づいてユーザーによる操作結果や装置の内部状態を表示可能である。操作部104は、ハードキー群や、表示部103のタッチパネル機能を実現する制御構成を含んでおり、ユーザーの操作を受付けて電子信号として制御ユニット102に伝達する。
スキャナユニット106は、制御ユニット102による指令に基づいて原稿を走査して画像データを読取り、得られた画像データを制御ユニット102に送信する。プリンタユニット105は、制御ユニット102による指令を受けて画像形成動作である印刷動作を実行する。
制御ユニット102は、CPU107、HDD110、EEPROM111、ROM112、及びRAM113を含む制御回路によって構成されている。ただし、CPUは中央処理装置、ROMは読取り専用メモリ、HDDはハードディスクドライブの略称であり、EEPROMは電気的に書換え可能な不揮発メモリを表す。
CPU107は、ROM112等に記憶された制御プログラムの実行媒体であり、制御ユニット102に接続されたデバイスの機械的・電気的動作を制御する。例えば、CPU107は、画像形成ジョブを実行してプリンタユニット105に画像形成動作を行わせる。ただし、画像形成ジョブとは、制御ユニット102が実行すべき画像形成動作のタスクであり、具体的には、各ページの画像データ、部数、シートのサイズ及び種類、両面/ステイプリング等の機能設定等が含まれるデータ列を指すものとする。画像形成ジョブには、スキャナユニット106によって取得した画像データに基づいて制御ユニット102によって生成されるコピージョブと、外部から入力される後述のPDLジョブとが含まれる。
ROM112は、システム起動に必要なブートプログラムなどを記憶し、揮発メモリであるRAM113は、制御プログラムを実行する際のワークメモリとして使用される。HDD110は、磁気ディスクなどの記憶媒体であり、制御プログラムや画像データなどを記憶している。EEPROM111は、制御プログラムが実行する際に必要となる設定値などを記憶している。
CPU107は、画像形成装置101を制御する制御手段の一例である。以下、特に断らない限り、画像形成装置101を制御するためのプロセスを示すフローチャートの各工程は、CPU107によって実行されるものとする。また、ROM112、RAM113、HDD110、及びEEPROM111は、いずれも、制御手段の指令に基づいて情報を一時的又は恒久的に記憶可能な記憶手段の一例である。例えば、後述する各シート保持手段に関する情報(シートサイズ、シート種類、種類フリー設定)などは、EEPROM111に記憶される。
CPU107は、送受信手段としてのネットワークインターフェース(I/F)114を介して、局所的又は広域的なネットワーク(LAN/WAN)に接続されている。これにより、制御ユニット102は、パーソナルコンピュータ(PC)200等のホストコンピュータとの間でデータを送信及び受信可能である。例えば、CPU107は、PC113からページ記述言語(Page Description Language:PDL)によって記述された画像形成ジョブ(以下、PDLジョブとする)を受信する。また、CPU107は、画像形成ジョブの進捗状況やシートの残量等、画像形成装置101の内部状態をホストコンピュータに送信する。
[画像形成装置のハード構成]
次に、画像形成装置101のハード構成について、図2(a)〜(c)を用いて説明する。画像形成装置101のプリンタユニット105は、図2(a)に示すように、装置本体(筐体)の内部に配置された画像形成エンジン50と、記録媒体であるシートを保持する複数のシート保持手段(51,52)と、を備えている。ただし、シートとは、普通紙の他にも、コート紙等の特殊紙、封筒やインデックス紙等の特殊形状からなる記録材、及びオーバーヘッドプロジェクタ用のプラスチックフィルムや布などを含むものとする。なお、以下の説明や図面に「用紙」という用語を用いる場合があるが、特に断らない限り紙以外の材質を含むシートの同義語として扱うものとする。
図2(b)に示すように、本実施例に係る画像形成エンジン50は電子写真方式の画像形成ユニットPUと、定着装置7(定着手段)と、を備えている。画像形成動作の開始が指令されると、感光体である感光ドラム1が回転し、ドラム表面が帯電装置2によって一様に帯電させられる。すると、露光装置3が、制御ユニット102から送信された画像データに基づいてレーザ光を変調して出力し、感光ドラム1の表面を走査して静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像装置4から供給されるトナーによって可視化(現像)されてトナー像となる。
このような画像形成動作に並行して、シート保持手段(51,52)のいずれかに保持されたシートを画像形成エンジン50へ向けて給送する給送動作が実行される。図2(a)に示すように、シート保持手段には、プリンタユニット105の筐体に対して引出し可能に装着された複数の給送カセット51と、筐体側面に配置された手差しトレイ52と、が含まれる。
CPU107は、各給送カセット51及び手差しトレイ52に載置されたシートの属性に関するシート属性情報を、操作部104を介したユーザーの操作に基づいて認識する。ただし、シートの属性とは、シートサイズ(シートの向きを含む)、シート種類(坪量、表面処理の有無、材料等)、形状(インデックス紙、ルーズリーフ等)、及び特殊用途(封筒等)等の特徴を総称するものとする。CPU107は、ユーザーによって直接的に入力されたシート属性情報や、各給送カセット51及び手差しトレイ52に配置された検知機構を介して取得したサイズや種類等のシート属性情報をEEPROM111に記憶させる。
なお、シート属性情報は、これら給送カセット51及び手差しトレイ52にそれぞれ対応付けられてEEPROM111に記憶され、給送カセット51及び手差しトレイ52に実際に載置されているシートのシート属性情報と相違する場合がある。また、給送カセット51に載置されているシートのサイズや種類を自動的に検知できるようにしても良い。また、給送カセット51に対しては、後述するサイズフリーや種類フリーの設定をすることはできず、特定のサイズや種類が必ず設定されている状態であるものとする。手差しトレイ52に載置されているシートのサイズや種類の設定については後述する。
手差しトレイ52は、図2(c)に示すように、シート検知センサ56と、一対の側部ガイド53,53と、ガイド幅センサ54,54と、長さ検知センサ57,57とが配置されている。シート検知センサ56は、シート給送方向(図中左方向)における手差しトレイ52の下流端に配置され、トレイ上に載置されたシートを検知して検知信号を発する。側部ガイド53,53は、シート給送方向に直交する幅方向に延びるレールに沿って移動可能であり、ガイド幅センサ54,54によって幅方向の位置を検知される。長さ検知センサ57,57は、シート給送方向における少なくとも1か所に配置され、設置位置におけるシートの有無を検知する。これらの構成により、CPU107は、サイズ検知手段の一例であるガイド幅センサ54,54及び長さ検知センサ57,57からの検知信号に基づいて、手差しトレイ52に載置されたシートサイズに関する情報を取得可能である。なお、本実施の形態では、手差しトレイ52には、普通紙や厚紙などのシート種類を検知するためのセンサは備えられていないが、このようなセンサを動作が停止した状態で手差しトレイ52に備え付けてもよい。
図2(a)及び図2(b)に示すように、給送カセット51及び手差しトレイ52に載置されたシートは、リタードローラ方式等の分離機構を備えた給送ユニットにより、1枚ずつ分離された状態で給送される。画像形成エンジン50に供給されたシートは、レジストレーション部において斜行を補正され、画像形成ユニットPUによる画像形成動作の進行に合わせて搬送される。すると、画像形成エンジン50に配置された転写装置5が、感光ドラム1に担持されたトナー像をシートに転写する。未定着のトナー像を転写されたシートは、定着装置7へと受け渡されて、ローラ対に挟持されて加熱及び加圧される。これにより、トナーがシートに対して溶融及び固着して画像が定着したシートは、排出ローラ対等の排出手段によって、排出される。なお、図2(a)に示すように、画像形成装置101は、側方にオプションとしてフィニッシャ109を接続してもよく、フィニッシャ109は、画像が形成されたシートにステイプリング等の処理を施して排出する。
なお、本実施例では画像形成手段の一例として電子写真方式の画像形成エンジン50について説明したが、画像形成エンジンとして、インクジェット方式等の他の機構を用いてもよい。また、電子写真方式である場合も、例えばタンデム型中間転写方式のカラー画像を形成可能な画像形成エンジンなど、上述の画像形成エンジン50と異なる構成を用いてもよい。
[種類フリーの設定]
ここで、手差しトレイ52に設定可能な「種類フリー」の設定処理について説明する。上述した通り、給送カセット51及び手差しトレイ52に対応付けられたシート種類に関する情報は、EEPROM111に記憶される。その一方で、外部のホストコンピュータから受信するPDLジョブには、シートの供給元となるシート保持手段を指定する情報や、シート種類を指定する情報が含まれる場合が多い。一般的に、PDLジョブが投入された場合には、印刷動作を開始するための必要条件として、PDLジョブによって指定されるシート種類と、PDLジョブによって指定されたシート保持手段に対応付けられたシート種類と、が一致されることが要求される。
しかし、この場合、ユーザーは、ドライバソフトウェアを介したシート種類の設定操作と、画像形成装置の操作部を介したシート種類の設定操作の両方を行う必要がある。また、複数種類のシートを頻繁に交換しながら印刷を実行する場合には、ユーザーがシートを交換する度に、画像形成側とホストPC側の両方のシート種類を再設定する必要が生じ、ユーザーの操作負担が増大してしまう。特に、画像形成装置の操作部は画面サイズや操作の応答性が十分でないことが多く、印刷可能なシート種類が数十種類以上になる場合などは、シート設定画面上で所望の種類を見つけるのに時間がかかる。
そこで、本実施の形態では、手差しトレイ52に対応付けてEEPROM111に記憶されたシート種類に関係なく、PDLジョブに指定されたシート種類に応じた画像形成動作を実行可能な「種類フリー」という設定を設けている。種類フリーの設定は、ユーザーが操作部104からのシートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定である。このため、手差しトレイ52側の設定として多数の候補の中から特定の種類を選択する必要がなく、「種類フリー」を設定するという簡単な操作で複数種類のシートに対して印刷動作を実行することができる。
なお、本実施例では、手差しトレイ52に対してのみ種類フリー設定が適用される構成となっているが、他のシート保持手段に対して種類フリー設定を適用可能な構成としてもよい。また、本実施の形態では、種類フリー設定の有効/無効は、操作部104を用いた操作によって切換えられるが、ドライバソフトウェアを介してホストコンピュータ側で設定可能な構成としてもよい。
以下、本実施の形態において、種類フリー設定が有効か無効かを切替える設定変更処理について、図3及び図4を用いて説明する。図3は、手差しトレイ52に対する種類フリー設定の変更処理の手順を示すフローチャートであり、図4は設定変更処理において表示部103に表示される設定変更画面401を表す画像図である。
図3に示す設定変更処理は、画像形成装置101が画像形成ジョブの入力を待機する待機状態において表示部103に表示される設定キーが押下された場合等に開始される。CPU107は、設定変更処理を開始すると、表示部103に設定変更画面401(図4参照)を表示させ(ステップS301)、「ON/OFF」キー402及び「OK」キー403の操作信号の入力を待機する。
「ON/OFF」キー402のうち、既に設定されているものと異なるものが選択された場合(ステップS302:Yes)、CPU107は種類フリー設定を変更する(ステップS303)。具体的には、EEPROM111に格納された、手差しトレイ52の種類フリー設定が有効であるか無効であるかを表す変数の値、すなわち第2の情報が書換えられる。CPU107は、「OK」キー403が押下されるまではこのような設定変更を受付け、「OK」キー403が押下されると(ステップS304:Yes)、設定変更を終了する。CPU107は、PDLジョブを受信した場合、後述するようにEEPROM111に記憶された変数を参照することで種類フリー設定が有効であるか無効であるかを判定する。
[手差し用紙のデフォルト設定]
次に、手差し用紙のデフォルト設定について図5乃至図7を用いて説明する。図5は手差し用紙のデフォルト設定の設定変更の手順を示すフローチャートである。図6(a)は毎回指定モードにおいて表示部103に表示される画面を示す画像図であり、図6(b)は固定モードにおいて表示部103に表示される画面を示す画像図である。図7はシート種類を選択する際に表示部103に表示される画面を示す画像図である。
図5に示す設定変更処理は、画像形成装置101が画像形成ジョブの入力を待機する待機状態において表示部103に表示される設定キーが押下された場合等に開始される。CPU107は、設定変更処理を開始すると、EEPROM111から手差し用紙のデフォルト設定に関する情報を取得して、固定モードが設定されているか否かを判定する(ステップS501)。固定モードが設定されている場合(ステップS501:No)には、ステップS504に進み、固定モードが設定されていない場合には、表示部103に毎回指定モード画面601(図6(a)参照)を表示させる(ステップS502)。
毎回指定モード画面601には、図6(a)に示すように、「固定モード」キー及び「毎回指定モード」キーが表示される領域602と、「OK」キー603と、が表示されており、図においては「毎回指定モード」が選択されている。ユーザーによって毎回指定モード画面601の操作がされなければ(ステップS503:No)、CPU107はこのまま設定変更を受け付けた状態で待機し、ステップS511に進む。そして、手差し用紙のデフォルト設定において「毎回指定モード」、すなわち第1のモードが選択された場合には、手差しトレイ52にシートが載置されたことに基づいて、シート設定画面801(図9(a)参照)が表示部103に表示されるようになる。なお、「固定モード」、すなわち第2のモードが選択された場合には、手差しトレイ52にシートが載置されても、シート設定画面801が表示部103に表示されなくなる。
ユーザーが領域602の「固定モード」キーを押下すると(ステップS503:Yes)、図6(b)に示すように、「固定モード」キーが選択された状態で固定モード画面611が表示される(ステップS504)。固定モード画面611においてユーザーが領域612の「毎回指定モード」キーを押下すると(ステップS505:Yes)、毎回指定モード画面601が表示される(ステップS502)。
固定モード画面611の領域613には、現在設定されているシートのサイズ及び種類を示す情報が表示されており、例えば初期値の設定としてシートサイズがA4、シート種類が「普通紙1」に設定されていることが表示されている。固定モードでの初期値としてのシートサイズ及びシート種類に関する情報、すなわち第1の情報は、EEPROM111に予め記憶されている。固定モード画面611の「登録」キー614は、現在設定されているシート種類を変更する場合に操作される。ステップS505において「毎回指定モード」からの変更を受け付けず、「登録」キー614が押下されると(ステップS506:Yes)、CPU107は、表示部103にシート設定画面621(図7参照)を表示させる(ステップS507)。ステップS506において、ユーザーによって「登録」614キーの操作がされなければ、CPU107はこのまま設定変更を受け付けた状態で待機し、ステップS511に進む。
シート設定画面621には、図7に示すように、領域622、「キャンセル」キー624及び「OK」キー623等が表示されており、領域622には、画像形成装置101が画像形成可能なシート種類が一覧表示されている。ユーザーは、シート種類毎に対応付けられている操作キーを押下することによって、シート種類を選択することができる。これらの操作キーのいずれかが押下されると(ステップS508:Yes)、例えば当該操作キーの色が変わることで選択されたシート種類が明示される(ステップS509)。領域622のいずれかの操作キーが選択された状態で「OK」キー623が押下されると(ステップS510:Yes)、表示部103に固定モード画面611が表示されステップS511に進む。この時、EEPROM111に格納された、固定モードにおける手差しトレイ52に対応付けられたシート種類を表す変数の値は、領域622において選択されたシート種類に相当する値に書き換えられる。なお、EEPROM111のシート種類を表す変数の値の書き換えは、ステップS508において領域622のいずれかの操作キーが押下された際に行ってもよい。また、ステップS508においてシート設定画面621の「キャンセル」キー624が押下された場合には、固定モードにおけるシート種類を表す変数の値が変更されることなく固定モード画面611に戻る(ステップS508:No、ステップS510)。
ステップS511においては、毎回指定モード画面601の「OK」キー603又は固定モード画面611の「OK」キー615のいずれかが押下されたか否かが判定される。例えば、「OK」キー603が押下されると、EEPROM111に格納された、手差し用紙のデフォルト設定に関する情報、すなわち第3の情報が、毎回指定モードが選択されたことを示す値に書き換えられる。これにより、手差し用紙のデフォルト設定の変更処理が終了する(ステップS511:Yes)。また、「OK」キー615が押下されると、EEPROM111に格納された、手差し用紙のデフォルト設定に関する情報が、固定モードが選択されたことを示す値に書き換えられる。これにより、手差し用紙のデフォルト設定の変更処理が終了する(ステップS511:Yes)。ステップS511において「OK」キー603及び「OK」キー615のいずれも押下されない場合には、ステップS501に戻る。
[シート属性の設定]
次に、毎回指定モードにおいて、手差しトレイ52に載置されたシートに関するシート属性情報を画像形成装置101に対して設定するシート属性設定処理について、図8乃至図9を用いて説明する。図8はシート属性設定処理の手順を示すフローチャートであり、図9(a)及び図9(b)はシート属性設定処理において表示部103に表示される画面を示す画像図である。また、以下の説明では手差しトレイ52を対象とする設定処理として記述するが、各給送カセット51についても、同様の設定処理が実行されている。
図8に示すシート属性設定処理は、例えば、画像形成装置101の主電源がONである状態で構成的に実行されるものである。CPU107は、手差しトレイ52に配置されたシート検知センサ56(図2(c)参照)の検知信号が変化した場合に(S701:Yes)、後述するように変化の内容に応じた処理を実行する。すなわち、ステップS701では、CPU107は、手差しトレイ52にシートが保持されている保持状態及びシートが保持されていない非保持状態との間で変化があったかを判定する。
次に、CPU107は、EEPROM111からの情報により、手差し用紙のデフォルト設定が毎回指定モードか固定モードかを判定する(ステップS702)。固定モードが選択されている場合には(ステップS702:No)、ステップS711に進む。毎回指定モードが選択されている場合には(ステップS702:Yes)、シート検知センサ56の信号の変化の内容を判定する(ステップS703)。
手差しトレイ52にシートが載置され、シート検知センサ56が非保持状態から保持状態に変化したことを検知した場合(ステップS703:Yes,無→有の変化)、CPU107はシートサイズを表す設定変数に初期値を代入する(ステップS704)。ただし、初期値とは、手差しトレイ52に配置されたサイズ検知手段(54,57)を用いて決定される値、又はプリインストールされた固定値を指すものとし、どちらの値を初期値とするかはユーザーが予め指定しておくものとする。
また、CPU107は、シート種類を表す設定変数についても予め設定された所定値としての初期値を代入する(ステップS705)。本実施の形態ではプリインストールされたシート種類を初期値とするが、ユーザーが初期値を予め選択可能な構成としてもよい。この毎回指定モードにおける初期値としてのシート種類に関する情報は、EEPROM111に記憶されている。また、手差しトレイ52にシート種類に関する情報を取得可能な検知機構を配置する構成の場合、検知結果に基づいて決定された種類を初期値としてもよい。
次に、CPU107は、表示部103に図9(a)に示すシート設定画面801を表示させる(ステップS706、表示工程)。シート設定画面801の領域802には、現在設定されているシートサイズを示す情報が表示され、領域804には現在設定されているシート種類が表示される。従って、シート設定画面801が表示された時点では、シートの初期値のサイズを示す情報と初期値の種類とが表示されるが、シートのサイズ及び種類の変更処理が行われると、領域802,804の表示が更新される。なお、ステップS706におけるシート設定画面801の表示は、シート検知センサ56が非保持状態から保持状態に変化したことを検知してすぐに行ってもいいが、これに限定されない。例えば、ユーザーが手差しトレイ52にシートを載置しPDLジョブが投入された後に、CPU107は、シート設定画面801を表示部103に表示させてもよい。
シート設定画面801の領域803には、シートサイズを変更するための各種操作キー(807〜809)が表示される。図9(a)に示す例では、「自動検知」キー807が選択されているため、シートサイズとして、ガイド幅センサ54及び長さ検知センサ57の検知結果に基づいて特定された値が設定されている。「ユーザー設定サイズ」キー808が押下された場合、シート長さ及びシート幅を示す任意の数値をユーザーが入力する画面が表示される。「定型サイズ」キー809が押下された場合、定型サイズの候補群からシートサイズを選択可能な画面が表示される。
シート設定画面801には、シート種類を変更するための「変更」キー805が表示される。「変更」キー805が押下された場合、CPU107は、表示部103に図9(b)に示すシート設定画面811を表示させる。シート設定画面811の領域812には、画像形成装置101が対応するシート種類に対応付けられた選択操作可能な操作キーが一覧表示される。また、シート設定画面811には、シート種類を変更せずに操作を中止するための「キャンセル」キー814と、選択結果を確定させるための「次へ」キー813とが表示される。「キャンセル」キー814及び「次へ」キー813のどちらが操作された場合にも、シート設定画面811がシート設定画面801に切り替わる。
図8に示すように、シート設定画面801が表示された状態で、シートサイズを変更する操作が行われた場合(S707:Yes)、CPU107は変更後の値をEEPROM111に格納する(S708)。また、シート種類を変更する操作が行われた場合にも(S709:Yes)、CPU107は変更後の値をEEPROM111に格納する(S710)。そして、シート設定画面801の「OK」キー806が押下されると(S711:Yes)、CPU107はシートのサイズ及び種類を示す値をEEPROM111に記憶させ、シート属性の設定処理が終了する。なお、EEPROM111への変数の記憶は、ステップS708,S710,S710のそれぞれで行ってもよい。
対照的に、シート検知センサ56が保持状態から非保持状態に変化したことを検知した場合(S703:No,有→無の変化)、シートサイズに関する情報とシート種類に関する情報とがリセットされる(S712,S713)。即ち、CPU107は、手差しトレイ52に対応付けられたシート種類に関する情報、すなわち第1の情報を含むシート属性情報の設定値をEEPROM111から消去し、画像形成装置101の起動時の状態に戻す。なお、ステップS712におけるシート属性情報の消去は、シート検知センサ56が保持状態から非保持状態に変化したことを検知してすぐに行ってもいいが、これに限定されない。例えば、ユーザーが手差しトレイ52に新しいシートを載置した際に、前のシートのシート属性情報を消去してもよい。
[PDLジョブ]
以下、画像形成装置101によるPDLジョブの実行プロセスについて説明する。まず、図10を用いてPDLジョブとして画像形成装置101が受信するデータ(以下、PDLデータ900とする)の内容について説明する。PDLデータ900は、ホストコンピュータにインストールされたドライバソフトウェアによって生成され、LAN/WAN等のネットワークを介して画像形成装置101に制御ユニット102に伝達される。
図10に示すように、PDLデータ900は、大まかに、ジョブの属性を表す属性データ911と、印刷を実行すべき画像データのセットであるページデータ920とを含んでいる。属性データ911は、データ名912、部数913、シート供給元914、シートサイズ915、及びシート種類916の各情報を含む。データ名912は、PDLデータ900を識別するための名称であり、例えばドライバソフトウェアにページデータ920を提供したアプリケーションデータのファイル名に基づいて付与される。部数913は、印刷部数を示す情報である。シート供給元914は、印刷に使用するシートの供給元を示す情報である。シート供給元としてユーザーが特定のシート保持手段を指定した場合は、シート供給元914として、給送カセット51のいずれか又は手差しトレイ52を示す値が格納される。なお、PDLジョブに関して、シート供給元914の指定は任意となっており、ユーザーがシート供給元を指定しない場合はシート供給元914として「自動選択」を示す値が格納される。
シートサイズ915は、ユーザーによって指定されたシートサイズを示す情報である。なお、本実施の形態では、PDLジョブにおけるシートサイズの指定は必須であり、シートサイズ915の情報はPDLデータ900に必ず含まれるものとする。シート種類916は、ユーザーによって指定されたシート種類を示す情報である。なお、PDLジョブに対してシート種類916を指定することは任意となっており、ユーザーがシート種類を指定しなかった場合はシート種類916の情報は省略される。また、画像形成装置101に搭載されたステイプリングや両面印刷等の機能を使用する場合には、属性データ911に、上記各情報の他に対応する機能の実行を指令する情報が含まれる。ページデータ920は、ページ毎に、画像形成装置101が対応するPDLのフォーマットで記述された画像データを含んでいる。
[PDLジョブによる印刷動作]
次に、図11乃至図13のフローチャートを用いて、PDLジョブによる印刷動作について説明する。なお、この印刷動作は、画像形成装置101の主電源がONである状態で構成的に実行され、PDLデータを受信した際に適宜進行するものとする。CPU107は、ネットワークを介してPDLデータ900を受信したかどうかを常に確認している(ステップS1001)。PDLデータ900を受信した場合(ステップS1001:Yes)、CPU107はPDLデータ900を解析して、属性データ911のシート供給元914、シートサイズ915、及びシート種類916を含む情報を解析する(ステップS1002)。
次に、CPU107は、受信したPDLジョブにシート供給元の指定があるか否かを判定する(ステップS1003)。PDLジョブにシート供給元の指定が無い場合には(ステップS1003:No)、ステップS1004に進むが、ステップS1004乃至ステップS1021の処理は、ユーザーがPDLジョブのシート供給元914を「自動選択」として設定した場合である。
ステップS1004において、CPU107は、変数Nの値を1に設定し、ステップS1005に進む。そして、CPU107は、複数の給送カセット51のうち、予め定められている優先順位が上からN番目の給送カセット51に対応付けられたシートサイズをEEPROM111から取得する(ステップS1005)。なお、本実施の形態では、画像形成エンジン50に近いほど優先順位が高くなるように、各給送カセット51の優先順位が定められている。
次に、CPU107は、ステップS1005で取得したシートサイズがPDLジョブに指定されたシートサイズ915と一致するか否かを判定する(ステップS1006)。ステップS1006においてシートサイズが一致する場合には(ステップS1006:Yes)、PDLジョブにシート種類が指定されているか否かを判定する(ステップS1012)。PDLジョブにシート種類が指定されていない場合には(ステップS1012:No)、優先順位がN番目の給送カセットをシート供給元として画像形成エンジン50による印刷動作が実行される(ステップS1021)。なお、この時、シート供給元として使用する給送カセット51に対応付けてEEPROM111に記憶されているシート種類に応じた印刷動作が実行される。
印刷動作は、厚紙や薄紙等のシート種類に応じて、例えば定着温度、定着圧力及び定着時のシートの搬送速度がCPU107によって制御される。例えば、厚紙が搬送される場合には、薄紙が搬送される場合に比して、定着温度は高く、定着圧力は高く、定着時のシート搬送速度は遅く設定される。なお、これら定着温度、定着圧力及び定着時のシートの搬送速度の内、1つのみを制御してもよく、2つ以上を制御してもよい。
ステップS1012においてPDLジョブにシート種類が指定されている場合(ステップS1012:Yes)には、優先順位が上からN番目の給送カセット51に対応付けられたシート種類をEEPROM111から取得する(ステップS1013)。ここで、給送カセット51に対応付けられたシート種類とは、操作部104を介してユーザーによって設定されたシート種類である。そして、ステップS1014においてシート種類が一致する場合には(ステップS1014:Yes)ステップS1021に進む。この時、シート供給元として使用する給送カセット51に対応付けられたシート種類、かつPDLジョブで指定されたシート種類に応じた印刷動作が実行される。また、ステップS1014においてシート種類が一致しない場合には(ステップS1014:No)、ステップS1007に進む。
ステップS1006においてシートサイズが一致しない場合又はステップS1014においてシート種類が一致しない場合には、変数Nの値に1加算する(ステップS1007)。そして、CPU107は、変数Nの値が給送カセット51の総数(本実施の形態では4つ)を超えているか否かを判定する(ステップS1008)。変数Nの値が給送カセット51の総数を超えていない場合には(ステップS1008:No)、ステップS1005に進み、優先順位がN+1番目の給送カセットについて上述した処理と同様の処理を行う。すなわち、給送可能な給送カセット51が見つかるまで、上述のステップS1005〜S1008、ステップS1012〜S1014及びステップS1021の処理を繰り返す。
変数Nの値が給送カセット51の総数を超えている場合には(ステップS1008:Yes)、CPU107は手差しトレイ52に対応付けられたシートサイズをEEPROM111から取得する(ステップS1009)。そして、CPU107は、ステップS1009で取得したシートサイズと、PDLジョブに指定されたシートサイズと、が一致するか否かを判定する(ステップS1010)。シートサイズが一致した場合には(ステップS1010:Yes)、CPU107は、PDLジョブにシート種類が指定されているか否かを判定する(ステップS1015)。PDLジョブにシート種類が指定されていない場合には(ステップS1015:No)ステップS1021に進み、シート供給元として使用する手差しトレイ52に対応付けてEEPROM111に記憶されているシート種類に応じた印刷動作が実行される。
ステップS1015においてPDLジョブにシート種類が指定されている場合には、CPU107は、手差しトレイ52に対応付けられたシート種類、初期値としてのシート種類及び種類フリーの設定をEEPROM111から取得する(ステップS1016)。ここで、手差しトレイ52に対応付けられたシート種類とは、図5のステップS511及び図8のステップS711において設定されたシート種類である。すなわち、手差しトレイ52に対応付けられたシート種類は、固定モードにおける変更可能なシート種類及び毎回指定モードにおける変更可能なシート種類を含む。
初期値としてのシート種類とは、図6(b)の領域613に初回表示されるシート種類及び図8のステップS704において設定されるシート種類である。すなわち、手差しトレイ52に対応付けられた初期値としてのシート種類は、固定モードにおける初期値のシート種類及び毎回指定モードにおける初期値のシート種類を含む。そして、図11乃至図13で説明される制御フローにおいては、固定モード及び毎回指定モードの区別がなされていないが、固定モード画面611において設定変更可能なシート種類と初期値として予め設定されたシート種類とが用いられる。また、毎回指定モードの際には、シート設定画面801において設定変更可能なシート種類と手差しトレイ52にシートが載置された際にシート設定画面801に初回表示される初期値としてのシート種類とが用いられる。
次に、CPU107は、ステップS1016で取得した変更可能なシート種類がPDLジョブに指定されたシート種類と一致するか否かを判定する(ステップS1017)。ステップS1017においてシート種類が一致する場合には、ステップS1021に進み、手差しトレイ52を給送元として画像形成エンジン50による印刷動作(画像形成動作)が実行される。この時、シート供給元として使用する手差しトレイ52に対応付けられたシート種類、かつPDLジョブで指定されたシート種類に応じた印刷動作が実行される。
ステップS1017においてシート種類が一致しない場合には、CPU107は、種類フリー設定がON(有効)かOFF(無効)かを判定する(ステップS1018)。種類フリー設定がONの場合には(ステップS1018:Yes)、CPU107は、手差しトレイ52に対応付けられたシート種類が初期値から変更があったか否かを判定する(ステップS1019)。シート種類が初期値から変更されていない場合には(ステップS1019:No)、CPU107は、PDLジョブに指定されたシート種類に応じた印刷動作を画像形成エンジン50に実行させる(ステップS1020)。シート種類が初期値から変更されていた場合には(ステップS1019:Yes)、CPU107は、手差しトレイ52に対応付けてEEPROM111に記憶されているシート種類に応じた印刷動作を画像形成エンジン50に実行させる(ステップS1021)。すなわち、画像形成エンジン50は、図9(a)に示す領域804に表示されているシート種類に応じた印刷動作を行う。
一方、ステップS1010においてシートサイズが一致しない場合、又はステップS1018において種類フリーの設定がOFFの場合には、ステップS1011に進む。CPU107は、印刷に適したシートが無い旨を表示部103に表示させ(ステップS1011)、ステップS1004に戻る。この状態で給送カセット51または手差しトレイ52のいずれかのシートがシートサイズ及びシート種類の合うものに取り替えられれば、ステップS1019に進み印刷が実行される。これらステップS1019,S1020,S1021は、画像形成工程を構成する。
次に、ステップS1003においてPDLジョブにシート供給元の指定がある場合の御処理について図12及び図13を参照しながら説明する。まず、CPU107は、図12に示すように、PDLジョブで指定された供給元が給送カセット51か否かを判定する(ステップS1101)。ステップS1101において指定された供給元が給送カセット51の場合には、CPU107は、PDLジョブで指定された給送カセット51のシートサイズを取得する(ステップS1102)。そして、CPU107は、ステップS1102で取得したシートサイズがPDLジョブで指定されたシートサイズと一致するか否かを判定する(ステップS1103)。シートサイズが一致しない場合には(ステップS1103:No)、CPU107は、表示部103にシートサイズが不一致である旨を表示させ(ステップS1104)、ステップS1102に戻る。
ステップS1103においてシートサイズが一致する場合には、CPU107は、PDLジョブにシート種類が指定されているか否かを判定する(ステップS1105)。PDLジョブにシート種類が指定されていない場合には(ステップS1105:No)、給送カセット51をシート供給元として画像形成エンジン50による印刷動作が実行される。この時、シート供給元として使用される給送カセット51に対応付けてEEPROM111に記憶されているシート種類に応じた印刷動作が実行される。
ステップS1105においてPDLジョブにシート種類の指定がされている場合には、CPU107は、シート供給元として指定された給送カセット51のシート種類をEEPROM111から取得する(ステップS1106)。そして、CPU107は、ステップS1106で取得したシート種類がPDLジョブに指定されたシート種類と一致するか否かを判定する(ステップS1107)。シート種類が一致する場合には(ステップS1107:Yes)、指定された給送カセット51を供給元として画像形成エンジン50による印刷動作が実行される(ステップS1109)。この時、シート供給元として使用される給送カセット51に対応付けてEEPROM111に記憶されているシート種類であって、かつPDLジョブに指定されたシート種類に応じた印刷動作が実行される。ステップS1107においてシート種類が一致しない場合には、CPU107は、表示部103にシート種類不一致の旨を表示させ(ステップS1108)、ステップS1106に戻る。
次に、ステップS1101において、PDLジョブでシート供給元として手差しトレイ52が指定されている場合の制御処理について図13を参照しながら説明する。まず、CPU107は、図13に示すように、手差しトレイ52に対応付けられたシートサイズをEEPROM111から取得する(ステップS1201)。そして、CPU107は、ステップS1201で取得したシートサイズがPDLジョブで指定されたシートサイズと一致するか否かを判定する(ステップS1202)。シートサイズが一致しない場合には(ステップS1202:No)、CPU107は、表示部103にシートサイズが不一致である旨を表示させ(ステップS1203)、ステップS1201に戻る。
ステップS1202においてシートサイズが一致する場合には、CPU107は、PDLジョブにシート種類が指定されているか否かを判定する(ステップS1204)。PDLジョブにシート種類が指定されていない場合には(ステップS1204:No)、手差しトレイ52をシート供給元として画像形成エンジン50による印刷動作が実行される(ステップS1211)。この時、手差しトレイ52に対して種類フリーの設定がされているか否かに拘らず、シート供給元として使用される手差しトレイ52に対応付けてEEPROM111に記憶されているシート種類に応じた印刷動作が実行される。これは、種類フリーの設定は、シート種類が指定されているジョブのための設定であり、シート種類が指定されていないPDLジョブには関係ない設定であるためである。
ステップS1204においてPDLジョブにシート種類が指定されている場合には、CPU107は、手差しトレイ52に対応付けられたシート種類、初期値としてのシート種類及び種類フリーの設定をEEPROM111から取得する(ステップS1205)。次に、CPU107は、ステップS1205で取得した現在のシート種類がPDLジョブに指定されたシート種類と一致するか否かを判定する(ステップS1206)。ステップS1206においてシート種類が一致する場合には、ステップS1211に進み、手差しトレイ52を給送元として画像形成エンジン50による印刷動作(画像形成動作)が実行される。この時、シート供給元として使用する手差しトレイ52に対応付けられたシート種類、かつPDLジョブで指定されたシート種類に応じた印刷動作が実行される。
ステップS1206においてシート種類が一致しない場合には、CPU107は、種類フリー設定がON(有効)かOFF(無効)かを判定する(ステップS1207)。種類フリー設定がONの場合には(ステップS1207:Yes)、CPU107は、手差しトレイ52に対応付けられたシート種類が初期値から変更があったか否かを判定する(ステップS1209)。シート種類が初期値から変更されていない場合には(ステップS1209:No)、CPU107は、PDLジョブに指定されたシート種類に応じた印刷動作を画像形成エンジン50に実行させる(ステップS1210)。シート種類が初期値から変更されていた場合には(ステップS1209:Yes)、CPU107は、手差しトレイ52に対応付けてEEPROM111に記憶されているシート種類に応じた印刷動作を画像形成エンジン50に実行させる(ステップS1211)。すなわち、画像形成エンジン50は、図9(a)に示す領域804に表示されているシート種類に応じた印刷動作を行う。これらステップS1209,S1210,S1211は、画像形成工程を構成する。ステップS1207においてシート種類が一致しない場合には、CPU107は、表示部103にシート種類不一致の旨を表示させ(ステップS1208)、ステップS1205に戻る。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る画像形成装置101は、手差しトレイ52に対応付けられたシート種類が初期値から変更されていなければ、PDLジョブに指定されたシート種類に応じた印刷を行う。このため、シート種類の異なる複数のシートを手差しトレイ52に載置して印刷する際に、種類フリーの設定を有効にすることで画像形成装置101側の設定を簡略化し、ユーザーの手間を軽減することができる。また、手差しトレイ52に対応付けられたシート種類が初期値から変更されていれば、種類フリーの設定が有効となっていても画像形成装置101側の設定を使って印刷を行う。このため、印刷するシートのシート種類に合致した印刷動作を実行することができる。
<第2の実施の形態>
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第2の実施の形態は、第1の実施の形態に対してPDLジョブによる印刷動作のみが異なる。このため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
特に、本実施の形態においては、所定のシート種類しか運用しない環境にある場合、その環境の管理者が代表して画像形成装置側のシート種類を設定することによって、他のユーザーがシート種類の設定を省略することが可能である。そこで、本実施の形態では、第1の実施の形態における画像形成装置101の動作フローの一部を変更することによって、そのような画像形成装置を実現する。なお、図12において説明した、シート供給元として給送カセット51が指定されているPDLジョブにおける動作フローは、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図14及び図15は、画像形成装置101においてPDLジョブを実行する場合の動作を説明するフローチャートである。図14及び図15のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、画像形成装置101のCPU107がROM108に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
図14は、特にシート供給元の指定の無いPDLジョブに対する印刷動作のフローである。図14において、ステップS1301乃至ステップS1318は、第1の実施の形態における図11に示されるステップS1001乃至ステップS1018と同一であるため説明を省略する。ステップS1318において種類フリー設定がONの場合には、CPU107は、手差し用紙のデフォルト設定が固定モードであるか否かを判定する(ステップS1319)。
固定モードではなく毎回指定モードの場合には(ステップS1319:No)、CPU107は、手差しトレイ52に対応付けられたシート種類が初期値から変更があったか否かを判定する(ステップS1320)。
シート種類が初期値から変更されていない場合には(ステップS1320:No)、CPU107は、PDLジョブに指定されたシート種類に応じた印刷動作を画像形成エンジン50に実行させる(ステップS1321)。シート種類が初期値から変更されていた場合(ステップS1320:Yes)、又はステップS1319において固定モードであると判定された場合には(ステップS1319:Yes)、ステップS1322に進む。CPU107は、ステップS1322において、手差しトレイ52に対応付けてEEPROM111に記憶されているシート種類に応じた印刷動作を画像形成エンジン50に実行させる。
すなわち、画像形成エンジン50は、毎回指定モードの際には、図9(a)に示す領域804に表示されているシート種類に応じた印刷動作を行う。また、画像形成エンジン50は、固定モードの際には、図6(b)に示す領域613に表示されているシート種類に応じた印刷動作を行う。
図15は、シート供給元として手差しトレイ52が指定されているPDLジョブに対する印刷動作のフローである。図15において、ステップS1401乃至ステップS1408は、第1の実施の形態における図13に示されるステップS1201乃至ステップS1208と同一であるため説明を省略する。ステップS1407において種類フリー設定がONの場合には、CPU107は、手差し用紙のデフォルト設定が固定モードであるか否かを判定する(ステップS1409)。
固定モードではなく毎回指定モードの場合には(ステップS1409:No)、CPU107は、手差しトレイ52に対応付けられたシート種類が初期値から変更があったか否かを判定する(ステップS1410)。
シート種類が初期値から変更されていない場合には(ステップS1410:No)、CPU107は、PDLジョブに指定されたシート種類に応じた印刷動作を画像形成エンジン50に実行させる(ステップS1411)。シート種類が初期値から変更されていた場合(ステップS1410:Yes)、又はステップS1409において固定モードであると判定された場合には(ステップS1409:Yes)、ステップS1412に進む。CPU107は、ステップS1412において、手差しトレイ52に対応付けてEEPROM111に記憶されているシート種類に応じた印刷動作を画像形成エンジン50に実行させる。
すなわち、画像形成エンジン50は、毎回指定モードの際には、図9(a)に示す領域804に表示されているシート種類に応じた印刷動作を行う。また、画像形成エンジン50は、固定モードの際には、図6(b)に示す領域613に表示されているシート種類に応じた印刷動作を行う。
以上説明したように、本実施の形態では、手差し用紙のデフォルト設定が固定モードの場合及び手差しトレイ52に対応付けられたシート種類が初期値から変更されている場合のいずれかであれば、画像形成装置101側の設定を使用して印刷を行う。特に、所定のシート種類しか運用しない環境にある場合、その環境の管理者が代表して固定モードにおいてシート種類を設定することによって、他のユーザーがシート種類の設定を省略することが可能である。これにより、画像形成装置101側の設定を簡略化し、ユーザーの手間を軽減することができる。
<他の実施の形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
7:定着手段(定着装置)/50:画像形成手段(画像形成エンジン)/51,52:シート保持手段(給送カセット、手差しトレイ)/101:画像形成装置/104:操作部/107:制御手段(CPU)/111:記憶手段(EEPROM)/801:画面(シート設定画面)

Claims (12)

  1. シートを保持するシート保持手段と、
    前記シート保持手段から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報と、シートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を記憶可能な記憶手段と、
    前記シート保持手段にシートが保持されたことに基づいて、前記第1の情報を設定変更可能な画面を表示可能な表示手段と、
    シートの種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に前記省略設定が有効である状態では、
    前記第1の情報が予め設定された所定値から前記表示手段の前記画面において変更されていない場合には、前記画像形成ジョブで指定されたシートの種類に応じた画像形成動作を前記画像形成手段に実行させ、
    前記第1の情報が前記所定値から前記表示手段の前記画面において変更されている場合には、前記第1の情報に応じた画像形成動作を前記画像形成手段に実行させる制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記憶手段は、前記シート保持手段にシートが保持されたことに基づいて前記表示手段に前記第1の情報を設定変更可能な前記画面を表示する第1のモードと、前記シート保持手段にシートが保持されても前記表示手段に前記画面を表示しない第2のモードと、のいずれが選択されているかを示す第3の情報を記憶可能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記シート保持手段にシートが保持されている保持状態及びシートが保持されていない非保持状態を検知するシート検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記第1のモードにおいて、前記シート検知手段が前記保持状態から前記非保持状態に変化したことを検知することを条件として前記第1の情報を消去し、前記シート検知手段が前記非保持状態から前記保持状態に変化したことを検知することを条件として前記第1の情報を前記所定値に書き換える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、シートの種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に前記省略設定が有効であると共に前記第2のモードが選択された状態では、前記第1の情報に応じた画像形成動作を前記画像形成手段に実行させる、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. シートを保持するシート保持手段と、
    前記シート保持手段から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する予め設定された第1の情報と、シートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、前記シート保持手段にシートが保持されたことに基づいてシートの種類を設定変更可能な画面を表示する第1のモードと前記画面を表示しない第2のモードとのいずれが選択されているかを示す第3の情報と、を記憶可能な記憶手段と、
    前記画面を表示可能な表示手段と、
    シートの種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に前記省略設定が有効であると共に前記第2のモードが選択された状態では、前記第1の情報に応じた画像形成動作を前記画像形成手段に実行させる制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、シートの種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に前記省略設定が無効である状態では、前記画像形成ジョブで指定されたシートの種類と、前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報と、が一致することを条件に画像形成動作を前記画像形成手段に実行させる
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成手段は、シートに形成された画像を定着させる定着手段を有し、
    前記制御手段は、シートの種類に応じて異なる条件で行うように前記定着手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、シートの種類が指定されていない画像形成ジョブが入力された場合には、前記第1の情報に応じた画像形成動作を前記画像形成手段に実行させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記シート保持手段は、シートを手差し可能なトレイである、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 制御手段が、シート保持手段にシートが保持されたことに基づいて、シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報を設定変更可能な画面を表示手段に表示させる表示工程と、
    前記制御手段が、記憶手段に記憶された、前記第1の情報と、シートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を取得する取得工程と、
    前記制御手段が、シートの種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に前記省略設定が有効である状態では、
    前記第1の情報が予め設定された所定値から前記画面において変更されていない場合には、前記画像形成ジョブで指定されたシートの種類に応じた画像形成動作を画像形成手段に実行させ、
    前記第1の情報が前記所定値から前記画面において変更されている場合には、前記第1の情報に応じた画像形成動作を前記画像形成手段に実行させる画像形成工程と、を含む、
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  11. 制御手段が、記憶手段に記憶された、シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する予め設定された第1の情報と、シートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、前記シート保持手段にシートが保持されたことに基づいてシートの種類を設定変更可能な画面を表示手段に表示する第1のモードと前記表示手段に前記画面を表示しない第2のモードとのいずれが選択されているかを示す第3の情報と、を取得する取得工程と、
    前記制御手段が、シートの種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に前記省略設定が有効であると共に前記第2のモードが選択された状態では、前記第1の情報に応じた画像形成動作を画像形成手段に実行させる画像形成工程と、を含む、
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  12. 請求項10又は11に記載された画像形成装置の制御方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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