JP2021066572A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 給紙カセットから手差しトレイへ給紙元を切り替える時に、給紙カセットにセットされていたシートと手差しトレイにセットされているシートサイズが不一致であった場合に発生し得る、サイズ混載した成果物が生成されるケースを低減すること。【解決手段】 手差しトレイに載置されているシートサイズが確定した後、手差しトレイのシートが有りから変化しないまま、給紙カセットを給紙元として指定するジョブが投入され、該ジョブを実行中に、給紙カセットのシートが無しと判断された場合に、自動切替設定手段の設定が許可であり、かつ該給紙カセットのシートサイズと前記記憶手段に記憶されているシートサイズが一致していると判断された場合に、給紙カセットから手差しトレイへの自動給紙切替を行う。【選択図】図10

Description

本発明は、複数の給紙装置を有する画像形成装置における給紙装置の切り替え制御に関する。
従来、複数の給紙装置を有する画像形成装置がある。給紙装置は、特定種類のシートを収納する給紙カセットと、不特定の種類のシートが載置される手差しトレイがある。一般に、手差しトレイは、給紙カセットとは違う種類のシートが載置される場合が多い。例えば、給紙カセットにはA3サイズのシートを収納し、手差しトレイにはA4サイズのシートをセットする、等である。
しかしながらユーザの使用形態によっては、給紙カセットと、手差しトレイに同一の種類のシートを格納される場合もある。このように、異なる給紙装置上に同一種類のシートを格納する場合には、給紙装置のシートが紙無しで給紙できなくなったときに自動的に他の給紙トレイに切り替えるオートカセットチェンジ(Auto Cassette Change:ACC。以下「ACC」という。)を行う。最初に給紙元となっている給紙装置1がシート無しの状態となったときに、給紙元を同一種類のシートが格納されている他の給紙装置2に自動的に切り替えるようにする。これにより、給紙装置1へのシート補給を後回しにでき、利便性を向上させることができる。
また、特許文献1に記載のように、紙無し等でACCを実施した場合に、種類の異なるシートが混在してユーザの意図しないコピーが実施される可能性がある。こういった問題を防ぐため、各給紙トレイにACC許可/禁止の設定を設けて、意図しない種類のシート混在を防ぐ画像形成装置が実用化されている。
特開2005−82319号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の画像形成装置には以下の課題がある。ACC許可設定されていたとしても、給紙装置に格納されているシートの種類やシートサイズが画像形成装置の認識している種類と異なる場合がある。特に、手差しトレイは、給紙カセットと異なり、コスト削減、装置の小型化のために、手差しトレイに積載されるシートのサイズを検出する手段を多くは設けない。このように、サイズ検出手段が少ないと、例えば、サイズ検出センサにより、シートの幅方向すなわち、給紙方向に直交する方向の長さは正確に分かっても、給紙方向の長さは正確にはわからない場合がある。また、そもそもサイズ検出センサが手差しトレイに搭載されておらず、ユーザが操作部で設定したサイズ情報のみを画像形成装置が認識して画像形成動作を行う場合もある。
このように、ACC許可設定が有効であったとしても、シートサイズと画像形成装置が認識している種類が異なる場合には、紙無し等でACCを実施した場合に、種類の異なるシートが混在してユーザの意図しないコピーが実施される可能性がある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、
画像形成されるシートが載置される給紙カセット及び手差しトレイを含む複数の給紙部と、前記給紙部にシートが載置されているか否かを判定する判定手段と、前記給紙カセット及び手差しトレイに載置されたシートのサイズを設定するサイズ設定手段と、画像形成中に給紙部のシートが無くなった場合に給紙元を前記手差しトレイに切り替えることを許可するか否かを設定する自動切替設定手段と、手差しトレイから給紙されたシートの長さを検知する検知手段と、前記手差しトレイに対して前記サイズ設定手段により設定されたシートサイズと、前記検知手段により検知された搬送方向のシート長さに基づいて、前記手差しトレイに載置されているシートサイズを確定する確定手段と、前記確定手段により確定したシートサイズを記憶する記憶手段と、前記手差しトレイに載置されているシートサイズが確定した後、前記手差しトレイのシートが有りから変化しないまま、前記給紙カセットを給紙元として指定するジョブが投入され、該ジョブを実行中に、前記給紙カセットのシートが無しと判断された場合に、前記自動切替設定手段の設定が許可であり、かつ該給紙カセットのシートサイズと前記記憶手段に記憶されているシートサイズが一致していると判断された場合に、給紙カセットから手差しトレイへの自動給紙切替を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置によれば、カセットから手差しトレイへのACC発生時に、給紙カセットにセットされていたシートと手差しトレイにセットされているシートサイズが不一致であった場合に発生し得る、サイズ混載した成果物が生成されるケースを低減することが可能である。
第1の実施の形態に係る画像形成システムの全体構成を示すブロック図 (a)は画像形成装置の外観を示す正面図、(b)は手差しトレイの構成を示す概略図 画像形成エンジンの構成を示す概略図 自動サイズ検知機能のサイズ確定判定を示す表 シート長さ検知処理の手順を示すフローチャート (a)は手差しシートのデフォルト設定の毎回指定モード画面を示す画像図、(b)は固定モード画面を示す画像図 固定モードのシート設定画面を示す画像図 シート属性設定処理を示すフローチャート (a)はシート属性情報の設定画面を示す画像図、(b)はシート種類の選択画面を示す画像図 コピージョブを受信した場合の手差しトレイへのACCを示すフローチャート 給紙段から給紙が開始し画像形成が終了するまでのフローチャート 手差し給紙ジョブを受信した場合のフローチャート
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置101を含むシステムの概略構成を示している。
画像形成装置101は、プリンタユニット105及びスキャナユニット106を含む機能ユニットと、ユーザインターフェースである表示部103及び操作部104と、を備えている。また、画像形成装置101は、これらのデバイスを制御するための制御ユニット102を備えている。
表示部103(表示手段)は、表示灯としてのLEDや液晶ディスプレイを含み、制御ユニット102からの信号に基づいてユーザによる操作結果や装置の内部状態を表示可能である。操作部104は、ハードキー群や、表示部103のタッチパネル機能を実現する制御構成を含んでおり、ユーザの操作を受付けて電子信号として制御ユニット102に伝達する。
スキャナユニット106(読取手段)は、制御ユニット102による指令に基づいて原稿を走査して画像データを読取り、得られた画像データを制御ユニット102に送信する。プリンタユニット105は、制御ユニット102による指令を受けて画像形成動作である印刷動作を実行する。
制御ユニット102は、CPU107、HDD110、EEPROM111、ROM112、及びRAM113を含む制御回路によって構成されている。ただし、CPUは中央処理装置、ROMは読取り専用メモリ、HDDはハードディスクドライブの略称であり、EEPROMは電気的に書換え可能な不揮発メモリを表す。
CPU107は、ROM112等に記憶された制御プログラムの実行媒体であり、制御ユニット102に接続されたデバイスの機械的・電気的動作を制御する。例えば、CPU107は、画像形成ジョブを実行してプリンタユニット105に画像形成動作を行わせる。ただし、画像形成ジョブとは、制御ユニット102が実行すべき画像形成動作のタスクであり、具体的には、各ページの画像データ、部数、シートのサイズ及び種類、両面/ステイプリング等の機能設定等が含まれるデータ列を指すものとする。画像形成ジョブには、スキャナユニット106によって読み取られた画像情報に基づいて制御ユニット102によって生成されるコピージョブ(複写ジョブ)と、外部から入力される後述のPDLジョブとが含まれる。
ROM112は、システム起動に必要なブートプログラムなどを記憶し、揮発メモリであるRAM113は、制御プログラムを実行する際のワークメモリとして使用される。HDD110は、磁気ディスクなどの記憶媒体であり、制御プログラムや画像データなどを記憶している。EEPROM111は、制御プログラムが実行する際に必要となる設定値などを記憶している。
CPU107は、画像形成装置101を制御する制御手段の一例である。以下、特に断らない限り、画像形成装置101を制御するためのプロセスを示すフローチャートの各工程は、CPU107によって実行されるものとする。また、ROM112、RAM113、HDD110、及びEEPROM111は、いずれも、制御手段の指令に基づいて情報を一時的又は恒久的に記憶可能な記憶手段の一例である。例えば、後述するシート保持手段に関する情報(シートサイズ、シート種類、種類フリー設定)などは、EEPROM111に記憶される。
CPU107は、送受信手段としてのネットワークインターフェース(I/F)114を介して、局所的又は広域的なネットワーク(LAN/WAN)に接続されている。これにより、制御ユニット102は、パーソナルコンピュータ(PC)200等のホストコンピュータとの間でデータを送信及び受信可能である。例えば、CPU107は、PC113からページ記述言語(Page Description Language:PDL)によって記述された画像形成ジョブ(以下、PDLジョブとする)を受信する。また、CPU107は、画像形成ジョブの進捗状況やシートの残量等、画像形成装置101の内部状態をホストコンピュータに送信する。
[画像形成装置のハード構成]
次に、画像形成装置101のハード構成について、図2(a)、図2(b)及び図3を用いて説明する。
画像形成装置101のプリンタユニット105は、図2(a)に示すように、装置本体(筐体)の内部に配置された画像形成エンジン50と、記録媒体であるシートを保持する保持手段(51,52)と、を備えている。ただし、シートとは、普通紙の他にも、コート紙等の特殊紙、封筒やインデックス紙等の特殊形状からなる記録材、及びオーバーヘッドプロジェクタ用のプラスチックフィルムや布などを含むものとする。なお、以下の説明や図面に「シート」という用語を用いる場合があるが、特に断らない限り紙以外の材質を含むシートの同義語として扱うものとする。
図3は、プリンタユニット105の詳細構成を示す模式図である。
プリンタユニット105は、図3に示すように、画像形成エンジン50と、ピックアップローラ61と、レジストレーションローラ62と、定着装置7と、排出ローラ63と、排出トレイ64と、複数の搬送ローラ65〜68と、を有している。ピックアップローラ61、レジストレーションローラ62、排出ローラ63及び搬送ローラ65〜68は、シートを搬送するシート搬送部69を構成している。また、画像形成部としての電子写真方式の画像形成エンジン50は、感光ドラム1と、帯電ローラ2と、露光装置3と、現像ローラ4と、転写ローラ5と、を有している。
画像形成動作の開始が指令されると、感光体である感光ドラム1が回転し、ドラム表面が帯電ローラ2によって一様に帯電させられる。すると、露光装置3が、制御ユニット102から送信された画像データに基づいてレーザ光を変調して出力し、感光ドラム1の表面を走査して静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像ローラ4から供給されるトナーによって可視化(現像)されてトナー像となる。
このような画像形成動作に並行して、シート保持部(51,52)のいずれかに保持されたシートを画像形成エンジン50へ向けて給紙する給紙動作が実行される。図2(a)及び図3に示すように、シート保持部には、プリンタユニット105の筐体に対して引出し可能に装着された複数の給紙カセット51と、筐体側面に配置された手差しトレイ52と、が含まれる。
給紙カセット51と筐体側面に配置された手差しトレイ52には、シート有無を検知するセンサ70、56が含まれ、CPU107はセンサ70、56の入力信号を基にシート有無判定を行う。
給紙カセット51に載置されたシートは、ピックアップローラ61及び不図示の分離ローラ対によって1枚ずつ分離された状態で給紙される。給紙カセット51又は手差しトレイ52から給紙されたシートは、レジストレーションローラ62によって斜行が補正され、画像形成エンジン50の画像形成プロセスに合わせて搬送される。そして、感光ドラム1の表面に形成されたトナー像は、転写ローラ5によってシートに転写される。未定着のトナー像が転写されたシートは、定着装置7へと受け渡されて、ローラ対に挟持されて加熱及び加圧される。これにより、トナーがシートに対して溶融及び固着して画像が定着したシートは、排出ローラ63によって排出トレイ64に排出される。なお、図2(a)に示すように、画像形成装置101は、側方にオプションとしてフィニッシャ109を接続してもよく、フィニッシャ109は、画像が形成されたシートにステイプリング等の処理を施して排出する。
なお、本実施の形態では画像形成部の一例として電子写真方式の画像形成エンジン50について説明したが、画像形成エンジンとして、インクジェット方式等の他の機構を用いてもよい。また、電子写真方式である場合も、例えばタンデム型中間転写方式のカラー画像を形成可能な画像形成エンジンなど、上述の画像形成エンジン50と異なる構成を用いてもよい。
また、CPU107は、各給紙カセット51及び手差しトレイ52に載置されたシートの属性に関するシート属性情報を、操作部104を介したユーザの操作に基づいて認識する。ただし、シートの属性とは、シートのサイズ、シートの向き、シート種類(坪量、表面処理の有無、材料等)、形状(インデックス紙、ルーズリーフ等)、及び特殊用途(封筒等)等の特徴を総称するものとする。CPU107は、ユーザによって直接的に入力されたシート属性情報や、各給紙カセット51及び手差しトレイ52に配置された検知機構を介して取得したサイズや種類等のシート属性情報をEEPROM111に記憶させる。
なお、シート属性情報は、これら給紙カセット51及び手差しトレイ52にそれぞれ対応付けられてEEPROM111に記憶される。また、給紙カセット51に載置されているシートのサイズや種類を自動的に検知できるようにしても良い。
手差しトレイ52は、図2(b)に示すように、シート検知センサ56と、一対の側部ガイド53,53と、シート幅検知部としてのガイド幅センサ54,54と、シート長さ検知部としての長さ検知センサ57,58とが配置されている。シート検知センサ56は、シート給紙方向(図中左方向)における手差しトレイ52の下流端に配置され、トレイ上に載置されたシートを検知して検知信号を発する。側部ガイド53,53は、シート給紙方向に直交する幅方向に延びるレールに沿って移動可能であり、ガイド幅センサ54,54によって幅方向の位置を検知される。
長さ検知センサ57,58は、シート給紙方向における少なくとも1か所に配置され、設置位置におけるシートの有無を検知する。長さ検知センサ57は、シート搬送方向において長さ検知センサ58よりも下流に配置されている。これらの構成により、CPU107は、ガイド幅センサ54,54及び長さ検知センサ57,58からの検知信号に基づいて、手差しトレイ52に載置されたシートサイズに関する情報を取得可能である。なお、本実施の形態では、手差しトレイ52には、普通紙や厚紙などのシート種類を検知するためのセンサは備えられていないが、このようなセンサを動作が停止した状態で手差しトレイ52に備え付けてもよい。
なお、このような手差しトレイのサイズ検出センサは、画像形成装置101の小型化、コスト低減により、搭載されない場合もある。その場合、画像形成装置101の操作部104またはホストコンピュータ200を介してユーザが行ったシート属性の設定の内、シートサイズ情報を載置されたシートのサイズとしてみなして画像形成を行っても良い。
図4は、CPU107が、手差しトレイ52に載置されたシートが定形サイズか否かを自動判別する場合の組み合わせ表である。
CPU107は、ガイド幅センサ54,54と、長さ検知センサ57,58と、から取得できた情報から、図4のいずれかの条件に当てはまるかを判別し、手差しトレイ52に載置されたシートが定形サイズであるかどうか判別する。表中において、長さ検知センサ57,58が手差しトレイ52に載置されたシートを検知した場合には、「○」で示し、検知しない場合には、「×」で示している。例えば、表の組み合わせ段71に示すように、ガイド幅センサ54,54が140±5mmの幅情報を検知し、長さ検知センサ57,58がいずれもシートを検知しない場合、CPU107は、載置されたシートがA5、横向きの定形サイズであると判別する。
一方で、表の組み合わせ段73に示すように、ガイド幅センサ54,54が140±5mmの幅情報を検知し、長さセンサ57のみがシートを検知した場合には、当てはまる定形サイズが無いため、CPU107は不定形サイズであると判別する。また、表の組み合わせ段72に示すように、ガイド幅センサ54,54が140±5mmの幅情報を検知し、長さセンサ58のみがシートを検知した場合には、センサの故障や載置ミス等が考えられるため、検知不可と判別する。これは、上述したように、長さ検知センサ57が、シート搬送方向において長さ検知センサ58よりも下流に配置されているため、通常であれば長さ検知センサ57がOFFであり、長さ検知センサ58がONという状態が有り得ないためである。
図4においては、ガイド幅センサ54,54の検知幅が140±5mm、182±5mm、210±5mm、257±5mm、297±5mmに分かれており、それ以外の幅情報をガイド幅センサ54,54が検知した場合には、基本的には不定形サイズとなる。そして、組み合わせ段71,74,75,76,77,78,79,80の場合において、表中に示す各定形サイズであると判断される。各定形サイズのサイズ情報は、予めROM112等に記憶されている。
手差しトレイ52に載置されたシートの長さは、上述したように長さ検知センサ57,58にて検知する入力レベルの組み合わせによって判別する。
判別することができるが、不定形サイズについては長さ検知センサ57,58では検知することができない。また、長さ検知センサ57、58にて検知する入力レベルの組み合わせにて定型サイズと判断した場合でも、実際定型サイズの用紙がセットされているとは限らない。
そこで、搬送時にシート搬送路上の所定位置をシートの先端が通過してから後端が通過するまでにかかる時間と、その間のシートの搬送速度と、からシートの長さを決定することができる。本実施の形態では、図3に示すように、搬送ローラ67とレジストレーションローラ62の間に配置されたシート検知センサ81が搬送されているシートを検知している時間と、その間のシートの搬送速度と、によってCPU107がシート長さLを算出する。
図5を用いてCPU107が実際に搬送されるシートの長さであるシート長さLを求めるシーケンスについて説明する。
CPU107は、まず検知時間T1の値を0にし(ステップS11)、搬送シート長さ検知部としてのシート検知センサ81がONするのを待つ(ステップS12)。そして、シート検知センサ81がONすると(ステップS12:Yes)、CPU107は、シート検知センサ81がONした時点での時刻Tonを取得すると共に(ステップS13)、現時点での搬送速度S1も併せて取得する(ステップS14)。
次に、CPU107は、シート検知センサ81がOFFするのを待ち(ステップS15)、シート検知センサ81がOFFすると(ステップS15:Yes)、その時点の時刻Toffを取得する(ステップS16)。そして、CPU107は、取得した時刻Toffから時刻Tonを減算して検知時間T1を算出する(T1=Toff−Ton)(ステップS17)。更に、CPU107は、検知時間T1と搬送速度S1を積算することでシート長さLを算出し(L=T1×S1)(ステップS18)、シート長さ検知処理を終了する。CPU107が算出したシート長さLは、RAM109に格納される。
このように、ガイド幅センサ54,54で検出したサイズと、長さ検知センサ57、58で検出したサイズと、搬送時に検出したシート長さLの情報を使用することにより、手差しトレイにセットされている用紙が判別できる。
また、定型紙が手差しトレイに載置されており、長さ検知センサが故障していている場合は定型紙として認識しない。この場合、上記シート長さ検知処理で検出したシート長さを正として載置された定型紙としてのシート長さ情報をEEPROM111もしくは、RAM109に格納するようにしてもよい。
なお、本実施例では画像形成手段の一例として電子写真方式の画像形成エンジン50について説明したが、画像形成エンジンとして、インクジェット方式等の他の機構を用いてもよい。また、電子写真方式である場合も、例えばタンデム型中間転写方式のカラー画像を形成可能な画像形成エンジンなど、上述の画像形成エンジン50と異なる構成を用いてもよい。
[手差しシート設定]
手差しシートの設定には、毎回指定モードと固定サイズモードがある。毎回指定モードは、ユーザは操作部104を介して、毎回指定モードと固定サイズモードを任意にモード切替可能である。手差しトレイ52にシートが載置された場合には毎回、ユーザに手差しトレイにセットされたシートのサイズ、種類の設定を行うように促すモードである。本モードは、使用頻度の高いシート設定情報を登録する機能であり、登録されたシート情報を呼び出して使用することが可能である。
固定モードは、いつも同じシートを手差しトレイにセットするユーザに特化した設定方法であり、手差しトレイのシートサイズと種類の設定を、そのシートのサイズや種類に固定しておくことが可能である。このようにすることで、手差しトレイにシートをセットするたびにシートサイズ、種類を設定する手間を省くことが可能である。
また、手差しトレイで使用するシートのサイズと種類を「よく使うシート」としてあらかじめ登録可能である。「よく使うシート」は、手差しトレイにシートをセットしたときに簡単に呼び出すことができるので、その都度サイズと種類を設定する手間を省くことが可能である。先述の毎回指定モード、固定モード設定時によく使うシートとして登録された情報を呼び出して設定することが可能である。
毎回指定モードと固定サイズモードの有効/無効、よく使うシートの設定は、操作部104を用いた操作によって切り替えられるが、ドライバソフトウェアを介して、ホストコンピュータ側で設定可能な構成としても良い。
[手差しシートのデフォルト設定]
次に、手差しシートのデフォルト設定について図6乃至図7を用いて説明する。
図6は手差しシートのデフォルト設定の設定変更の手順を示すフローチャートである。図7(a)は毎回指定モードにおいて表示部103に表示される画面を示す画像図であり、図7(b)は固定モードにおいて表示部103に表示される画面を示す画像図である。図7はシート種類を選択する際に表示部103に表示される画面を示す画像図である。
図6に示す設定変更処理は、画像形成装置101が画像形成ジョブの入力を待機する待機状態において表示部103に表示される設定キーが押下された場合等に開始される。CPU107は、設定変更処理を開始すると、EEPROM111から手差しシートのデフォルト設定に関する情報を取得して、固定モードが設定されているか否かを判定する(ステップS21)。固定モードが設定されている場合には、ステップS24に進み、固定モードが設定されていない場合には、表示部103に毎回指定モード画面601(図7(a)参照)を表示させる(ステップS22)
毎回指定モード画面601には、図7(a)に示すように、「固定モード」キー及び「毎回指定モード」キーが表示される領域602と、「OK」キー603と、が表示されており、図においては「毎回指定モード」が選択されている。ユーザによって毎回指定モード画面601の操作がされなければ、CPU107はこのまま設定変更を受け付けた状態で待機し、ステップS31に進む。そして、手差し用紙のデフォルト設定において「毎回指定モード」が選択された場合には、手差しトレイ52にシートが載置された際に、シート設定画面801(図9(a)参照)が表示部103に表示されるようになる。なお、「固定モード」が選択された場合には、手差しトレイ52にシートが載置されても、シート設定画面801が表示部103に表示されなくなる。
ユーザが領域602の「固定モード」キーを押下すると(ステップS23:Yes)、図6(b)に示すように、「固定モード」キーが選択された状態で固定モード画面611が表示される(ステップS24)。固定モード画面611においてユーザが領域612の「毎回指定モード」キーを押下すると(ステップS25:Yes)、毎回指定モード画面601が表示される(ステップS22)。
固定モード画面611の領域613には、現在設定されているシートのサイズ及び種類を示す情報が表示されており、例えば初期値の設定としてシートサイズがA4、シート種類が「普通紙1」に設定されていることが表示されている。固定モードでの初期値としてのシートサイズ及びシート種類に関する情報は、EEPROM111に予め記憶されている。固定モード画面611の「登録」キー614は、現在設定されているシート種類を変更する場合に操作される。ステップS25において「毎回指定モード」からの変更を受け付けず、「登録」キー614が押下されると(ステップS26:Yes)、CPU107は、表示部103にシート設定画面621(図7参照)を表示させる(ステップS27)。ステップS26において、ユーザによって「登録」614キーの操作がされなければ、CPU107はこのまま設定変更を受け付けた状態で待機し、ステップS31に進む。
シート設定画面621には、図7に示すように、領域622、「キャンセル」キー624及び「OK」キー623等が表示されており、領域622には、画像形成装置101が画像形成可能なシート種類が一覧表示されている。ユーザは、シート種類毎に対応付けられている操作キーを押下することによって、シート種類を選択することができる。これらの操作キーのいずれかが押下されると(ステップS28:Yes)、例えば当該操作キーの色が変わることで選択されたシート種類が明示される(ステップS29)。領域622のいずれかの操作キーが選択された状態で「OK」キー623が押下されると(ステップS30:Yes)、表示部103に固定モード画面611が表示されステップS31に進む。この時、EEPROM111に格納された、固定モードにおける手差しトレイ52に対応付けられたシートのサイズ及び種類を表す変数の値、すなわち第1の情報は、領域622において選択されたシート種類に相当する値に書き換えられる。なお、EEPROM111のシート種類を表す変数の値の書き換えは、ステップS28において領域622のいずれかの操作キーが押下された際に行ってもよい。また、ステップS28においてシート設定画面621の「キャンセル」キー624が押下された場合には、固定モードにおけるシート種類を表す変数の値が変更されることなく固定モード画面611に戻る(ステップS28:No、ステップS30)。
ステップS31においては、毎回指定モード画面601の「OK」キー603又は固定モード画面611の「OK」キー615のいずれかが押下されたか否かが判定される。例えば、「OK」キー603が押下されると、EEPROM111に格納された、手差し用紙のデフォルト設定に関する情報が、毎回指定モードが選択されたことを示す値に書き換えられる。これにより、手差し用紙のデフォルト設定の変更処理が終了する(ステップS31:Yes)。また、「OK」キー615が押下されると、EEPROM111に格納された、手差し用紙のデフォルト設定に関する情報が、固定モードが選択されたことを示す値に書き換えられる。これにより、手差し用紙のデフォルト設定の変更処理が終了する(ステップS31:Yes)。ステップS31において「OK」キー603及び「OK」キー615のいずれも押下されない場合には、ステップS21に戻る。
[シート属性の設定]
次に、毎回指定モードにおいて、手差しトレイ52に載置されたシートに関するシート属性情報を画像形成装置101に対して設定するシート属性設定処理について、図8乃至図9を用いて説明する。
図8はシート属性設定処理の手順を示すフローチャートであり、図9(a)及び図9(b)はシート属性設定処理において表示部103に表示される画面を示す画像図である。また、以下の説明では手差しトレイ52を対象とする設定処理として記述するが、各給紙カセット51についても、同様の設定処理が実行されている。
図8に示すシート属性設定処理は、例えば、画像形成装置101の主電源がONである状態で構成的に実行されるものである。CPU107は、初期状態では、シート属性情報が確定した状態であるかどうかを表す設定変数である「シート属性情報設定状態」の値を「未確定」とする(ステップS41)。そして、手差しトレイ52に配置されたシート検知センサ56(図2(b)参照)の検知信号が変化した場合に(ステップS42:Yes)、CPU107はステップS45において変化の内容に応じた処理を実行する。
次に、CPU107は、毎回指定モードであるか否かを判定し、毎回指定モードであると判定されれば(ステップS43:Yes)ステップ44に処理を進め、固定モードであると判定されれば(ステップS43:No)ステップS54に処理を進める。ステップS44において、CPU107は、種類フリー設定が有効か無効かを判定し、無効であると判定されれば(ステップS44:No)ステップS45に処理を進め、有効であると判定されれば(ステップS44:Yes)ステップS54に処理を進める。
次に、CPU107は、手差しトレイ52にシートが載置されたか又は取り除かれたかを検知するために、シート検知センサ56の検知信号の変化の内容を判別する(ステップS45)。ここで、シート検知センサ56が手差しトレイ52にシートが載置されている場合に発信する検知信号を「有」、手差しトレイ52にシートが載置されていない場合に発信する検知信号を「無」と便宜的に称する。
ステップS45におけるシート検知センサ56の検知信号の変化が「無」から「有」だった場合(ステップS45:無→有)、CPU107は、シートサイズを表す設定変数に初期値を代入する(ステップS46)。ただし、初期値とは、手差しトレイ52に配置されたサイズ検知部(54,57)を用いて決定される値、又はプリインストールされた固定値を指すものとし、どちらの値を初期値とするかはユーザが予め指定しておくものとする。
また、CPU107は、シートの種類を表す設定変数についても初期値を代入する(ステップS47)。本実施の形態ではプリインストールされたシート種類を初期値とするが、ユーザが初期値を予め選択可能な構成としてもよい。また、手差しトレイ52にシートの種類に関する情報を取得可能な検知機構を配置する構成の場合、検知結果に基づいて決定された種類を初期値としてもよい。
次に、CPU107は、表示部103に図9(a)に示すシート設定画面801を表示させる(ステップS48)。シート設定画面801の領域802には、現在設定されているシートのサイズを示す情報が表示され、領域804には現在設定されているシートの種類が表示される。従って、シート設定画面801が表示された時点では、初期値のサイズと初期値の種類とが表示される。
シート設定画面801の領域803には、シートのサイズを変更するための各種操作キー(807〜809)が表示される。図9(a)に示す例では、「自動検知」キー807が選択されているため、シートのサイズ及び向きとして、ガイド幅センサ54及び長さ検知センサ57,57の検知結果に基づいて特定された値が設定されている。「ユーザ設定サイズ」キー808が押下された場合、シート長さ(給紙方向長さ)及びシート幅(幅方向長さ)を示す任意の数値をユーザが入力する画面が表示される。「定形サイズ」キー809が押下された場合、定形サイズの候補群からシートのサイズ及び向きを選択可能な画面が表示される。
シート設定画面801には、シートの種類を変更するための「変更」キー805が表示される。「変更」キー805が押下された場合、CPU107は、表示部103に図9(b)に示す種類設定画面811を表示させる。種類設定画面811の領域812には、画像形成装置101が対応するシートの種類に対応付けられた選択操作可能な操作キーが一覧表示される。また、種類設定画面811には、シートの種類を変更せずに操作を中止するための「キャンセル」キー814と、選択結果を確定させるための「OK」キー813とが表示される。「キャンセル」キー814及び「OK」キー813のどちらが操作された場合にも、種類設定画面811が閉じられてシート設定画面801が表示される。
図8に示すように、シート設定画面801が表示された状態で、シートのサイズを変更する操作が行われた場合(ステップS49:Yes)、CPU107は、現在設定されているシートサイズを変更後の値に変更する(ステップS50)。この時、領域802に表示されるシートのサイズが変更後の値のものに更新される。また、シートの種類を変更する操作が行われた場合にも(ステップS51:Yes)、CPU107は、現在設定されているシート種類を変更後の値に変更する(ステップS52)。この時、領域804に表示されるシートの種類が変更後の値のものに更新される。
そして、シート設定画面801の「OK」キー806が押下されると(ステップS53:Yes)、CPU107はEEPROM111に記憶された「シート属性情報設定状態」の値を「確定」に設定する(ステップS54)。この時、ステップS51又はステップS52から進んできた処理においては、CPU107は、領域802,804に表示されているシートのサイズ及び種類を、手差しトレイ52に対応付けられたシートに関する情報としてEEPROM111に記憶させる。すなわち、手差しトレイ52にシートが載置されたことに基づいて表示されるシート設定画面801の「OK」キーが選択操作されることで、第1の情報としての手差しトレイ52に対応付けられたシートのサイズ及び種類がEEPROM111に設定される。
また、ステップS43,S44からステップS54に進んできた処理においては、CPU107は、手差しトレイ52にシートが載置されてもシート設定画面801を表示させず、単に「シート属性情報設定状態」の値を「確定」に設定する。すなわち、手差しトレイ52について種類フリー設定が有効の場合には、表示部103及び操作部104を操作することなくPDLジョブによる印刷動作を行うことができる。ステップS54の処理の後、CPU107は、シート検知センサ56の検知信号の変化を待機する待機状態に戻る(ステップS42)。
待機状態にて手差しトレイ52からシートが取除かれたことをCPU107が検知した場合(ステップS45:有→無)、シートのサイズに関する情報とシートの種類に関する情報とがリセットされる(ステップS55,56)。そして、CPU107は、「シート属性情報設定状態」の値を「未確定」に設定した上で(ステップS57)、待機状態に戻る(ステップS42)。なお、ステップS55,56におけるシートのサイズ及び種類に関する情報のリセットは、シート検知センサ56の検知信号を検知してすぐに行ってもいいが、これに限定されない。例えば、ユーザが手差しトレイ52に新しいシートを載置した際に、前のシートのサイズ及び種類に関する情報を消去してもよい。
[通紙実績の記憶]
本実施形態においては、先述のシート属性の設定で画像形成動作を行った後、シート属性情報を通紙実績情報としてRAM113もしくは、EEPROM111に記憶する。尚、シート属性情報の内、シートサイズ情報に関しては、シート属性の設定で設定されたシートサイズに対応するシート長さとシート検知センサ81により検出されたシート長さとを比較する。その結果、所定の閾値以上の差があった場合は、シート検知センサ81により検出されたシート長さに近いシートサイズを定型サイズ、もしくは不定形サイズ情報としてEEPROM111に格納する。
また、画像形成が終了してから次のジョブが投入されるまでEEPROM111に格納されている通紙実績情報は、手差しトレイのシート検知センサ56が発信する検知信号が「有」であれば保持され、検知信号が「無」であればクリアする。これは、検知信号が一旦、「無」になり、その後、「有」になった場合は、手差しトレイに載置されているシートの積載状態が変化している可能性があるためである。
[オートカセットチェンジ]
次にオートカセットチェンジについて説明する。
複数枚のシートに連続して画像形成を行う場合、画像形成動作の途中で使用中のカセットにシートが無くなり、シート切れが発生することがある。本実施形態の画像形成装置101は、途中でカセットに紙が無くなった場合、シート無しエラーとして画像形成動作を停止するのではなく、同じサイズ、種類の紙が収納されている他のカセットに自動的に切り替えて画像形成動作を継続させる。この自動給紙機能のことを「オートカセットチェンジ(Auto Cassette Change:ACC)」と呼ぶ。
本実施の形態では、ACC対象給紙装置を画像形成装置101の各給紙カセット51および、手差しトレイ52とし、ACC機能の有効/無効設定を操作部104を用いた操作によって切り替えられる。または、ドライバソフトウェアを介して、ホストコンピュータ側で設定可能な構成としても良い。
ここで、前述の固定サイズモードは、手差しトレイに載置されているシートの属性を固定にして使用したいユーザ向けのモードである。対して、毎回指定モードの場合は、流動的に手差しトレイに載置されている用紙のサイズや種類が変化する。そこで、本実施形態においては、手差しトレイへのACCが有効設定あり、かつ、固定モード設定であった場合に、直前の給紙実績を使用して給紙カセットにセットされていたシートと手差しトレイにセットされているシートが一致しているかどうかを判断する。その結果、一致していると判断された場合にのみACCを行う。
次に、本実施形態を図11乃至図13のフローチャートを使用して説明する。
[フローチャート]
まず図10のフローチャートについて説明する。
CPU107は、ユーザから操作部104もしくはホストコンピュータ200を介して投入されたジョブを受信したかどうか判断(ステップS301)する。ジョブを受信しない場合は受信するまで待機(ステップS301:No)する。ジョブを受信する(ステップ301:Yes)と、給紙カセットから給紙するジョブなのか手差しトレイから給紙するジョブか否かをCPU107が判断(ステップS302)する。給紙カセットから給紙するジョブであれば(ステップ302:Yes)、指定カセットに該当シートがあるかどうかをCPU107が判断(ステップS303)する。一方、手差しトレイから給紙するジョブであれば(ステップS302:No)、CPU107は手差しトレイから給紙するジョブであった場合のサブルーチン処理(ステップS320)を実施する。
次に、カセットから給紙するジョブであった場合(ステップS302:Yes)に、給紙場所を確定(ステップS306)するまでの処理を説明する。
受信したジョブがカセット給紙ジョブであり、指定カセット給紙段に該当するシートがあった場合(ステップS303:Yes)は、CPU107は、給紙段情報を確定(ステップS306)する。
一方、指定カセット給紙段に該当するシートが無かった場合(ステップS303:No)は、他のカセット給紙段に該当シートが存在するかどうかをCPU107が判断(ステップ304)する。該当シートが存在する(ステップS304:Yes)場合は、その給紙段のACC許可設定が有効かどうかをCPU107が判断(ステップS305)する。該当シートが存在しない(ステップS304:No)場合は、手差しトレイに該当するシートがあるかどうかをCPU107が判断(ステップS315)する。給紙段のACC許可設定が有効(ステップS305:Yes)の場合は、給紙段を該当するカセット給紙段に確定(ステップS306)する。
給紙段のACC許可設定が無効(ステップS305:No)の場合は、手差しトレイに該当するシートがあるかどうかを判断(ステップS315)する。手差しトレイに該当するシートがある(ステップS315:Yes)場合は、手差しトレイへのACC許可設定が有効かどうかを判断(ステップS316)する。有効の(ステップS316:Yes)の場合は、前回の手差しジョブの出力が完了してから手差しトレイの紙有り状態が変化しているかどうか(ステップS317)を判断する。手差しトレイの紙有り状態が変化したかどうかの判断は、前述のシート検出センサ56で行うが、長さ検知センサ57、58をシート検出センサ56と併せて使用しても良い。本実施の形態によらず、紙有り状態が変化したかどうかの判断手段は、柔軟に変更できるものとする。
シート検出センサ56において、手差しトレイの紙有り状態が変化したかどうかの判断手段として使用する。更に、シート検出センサ56の検知信号が「有」の状態で、長さ検知センサ57、58少なくとも一方の検知信号が「無」から「有」、もしくは、「有」から「無」に変化した場合においても、手差しトレイの紙有り状態が変化したとみなしても良い。
また、シート検出センサ56も長さ検出センサ57、58が搭載されていない手差しトレイにおいては、ユーザが操作部104にて設定した手差しトレイのサイズ情報が切り替わったかどうかの情報を基に手差しトレイの紙有り状態の変化を判断してもよい。
変化していない場合(ステップS317:Yes)は、手差しトレイの設定が固定モードがどうかを判断(ステップS318)する。固定モードであった場合は、手差しトレイからのACCを実施するために、給紙段を手差しトレイに確定(ステップS306)する。
一方、以下の場合は、給紙可能な給紙段がないと判断し、カセット給紙ジョブの指定カセット給紙段にシートがセットされるまで待ち(ステップS319:No)、セットされれば(ステップS219:Yes)給紙段を確定する。(S306)手差しトレイに該当するシートが無と判断された(ステップS315:No)場合。手差しトレイへのACC許可設定が無効と判断(ステップS316:No)された場合。前回の手差しジョブから手差しトレイの紙有り無し状態が有りから無しに変わった(ステップS317:No)。固定モードでない場合(ステップS318:No)。
以下に給紙段が確定してから(ステップS306)の処理を説明する。
給紙段が確定する(ステップS307)と、該当給紙段から給紙を開始する(ステップS307)。該当する給紙段から給紙して画像形成完了までの処理はサブルーチン(ステップS308)にて処理される。
以下にサブルーチン処理(ステップS308)について図12を用いて説明する。
画像形成処理を開始する(ステップS309)。この時、給紙段確定処理(ステップS306)にて給紙段が手差しトレイであった場合(ステップ310:Yes)にはシート長さLを測定する。シート長さLは、搬送ローラ67とレジストレーションローラ62の間に配置されたシート検知センサ81が搬送されているシートを検知している時間と、その間のシートの搬送速度と、によってCPU107がシート長さLを算出する。シート長さLの算出に使用するセンサはシート移送時にシートを検出可能なセンサであれば代替可能とする。
シート長さLの算出後は、操作部104を介してユーザによって設定されたシート属性情報の内、シートサイズ情報の長さ方向に対応する情報を更新し、通紙実績情報としてEEPROM111に記憶(ステップS312)する。当該通紙実績情報は、給紙カセットから給紙するジョブが投入され、給紙カセット段に該当シートなかった場合に、手差しトレイからのACCを実施する判定条件(ステップS315)として使用される。その後、画像形成動作が終了(ステップS313)し、サブルーチン(ステップS308)が完了する。
その後、図11の後続シートがあるかどうかの判断処理(ステップS314)へ続く。あると判断された場合(ステップS314:No)は、指定カセット給紙段に該当するシートがあるかどうかの判断処理を(ステップS303)実施する。ないと判断された場合(ステップS314:Yes)はジョブが終了(ステップ:S328)し、処理が終了する。
次に、ジョブを受信(ステップS301:Yes)し、手差し給紙ジョブと判断された場合(ステップS302:No)の処理(サブルーチンS320)について述べる。まず、手差しトレイに該当するシートがあるかどうかの判断を行う。シートがあった場合(ステップS321:Yes)、給紙段を手差しトレイに確定(ステップS324)する。その後、手差しトレイからの給紙を開始(ステップS325)して、サブルーチン(ステップS326)処理を実施する。シートがなかった場合(ステップS321:No)は他のカセット給紙段に該当するシートがあるかどうかを判断(ステップS322)する。手差しトレイに該当するシートがなかった場合、CPU107は以下の条件が満たされるまでは、給紙動作を待たせる。手差しトレイに該当するシートがセットされた場合。もしくは、手差しトレイに該当シートがセットされていない場合でも、他の給紙段に該当シートがセットされ、ACC許可設定が有効になっている場合。前記条件が満たされた場合は給紙段確定(ステップS324)する。その後、該当給紙段から給紙動作を開始(ステップS325)し、サブルーチン(ステップS308)処理を実施する。
画像形成が終了すると、サブルーチン(ステップS308)を抜け、後続紙あるどうかを確認し、なかった場合は処理を終了する。後続紙がなくなるまでは、以上に述べた処理を行う。
本実施形態によれば、カセットから手差しトレイへのACC発生時に、給紙カセットにセットされていたシートと手差しトレイにセットされているシートサイズが不一致であった場合に発生し得る、サイズ混載した成果物が生成されるケースを低減することが可能である。
51 給紙カセット、52 手差しトレイ、
53 側部ガイド(手差しトレイ)、
54 ガイド幅センサ(手差しトレイ)、
56 シート検知センサ(手差しトレイ)、
57 長さ検知センサ(手差しトレイ)、
58 長さ検知センサ(手差しトレイ)、
81 シート検知センサ(搬送路)、101 画像形成装置、
104 操作部、107 CPU、111 EEPROM、
112 ROM、113 RAM、200 ホストコンピュータ

Claims (2)

  1. 画像形成されるシートが載置される給紙カセット及び手差しトレイを含む複数の給紙部と、
    前記給紙部にシートが載置されているか否かを判定する判定手段と、
    前記給紙カセット及び手差しトレイに載置されたシートのサイズを設定するサイズ設定手段と、
    画像形成中に給紙部のシートが無くなった場合に給紙元を前記手差しトレイに切り替えることを許可するか否かを設定する自動切替設定手段と、
    手差しトレイから給紙されたシートの長さを検知する検知手段と、
    前記手差しトレイに対して前記サイズ設定手段により設定されたシートサイズと、前記検知手段により検知された搬送方向のシート長さに基づいて、前記手差しトレイに載置されているシートサイズを確定する確定手段と、
    前記確定手段により確定したシートサイズを記憶する記憶手段と、
    前記手差しトレイに載置されているシートサイズが確定した後、前記手差しトレイのシートが有りから変化しないまま、前記給紙カセットを給紙元として指定するジョブが投入され、該ジョブを実行中に、前記給紙カセットのシートが無しと判断された場合に、前記自動切替設定手段の設定が許可であり、かつ該給紙カセットのシートサイズと前記記憶手段に記憶されているシートサイズが一致していると判断された場合に、給紙カセットから手差しトレイへの自動給紙切替を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記手差しトレイに載置される用紙の設定を固定モードもしくは毎回指定モードに切り替えるモード切替手段と、前記モード切替手段により前記固定モードに設定されている場合に、前記給紙カセットから前記手差しトレイへ自動給紙切替を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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