JP2018069452A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーの操作負担を軽減しつつ適切な画像形成動作を実行可能とする。【解決手段】シートを保持するシート保持手段と、シート保持手段から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報と、シートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を記憶可能な記憶手段と、シート保持手段にシートが保持されたことに基づいて、シート保持手段に対応付けられたシートの種類を設定可能な画面を表示する表示手段と、を備える。制御手段は、第2の情報が省略設定の無効を示す状態では、シート保持手段にシートが保持されたことに基づいて画面を表示するように表示手段を制御し、第2の情報が省略設定の有効を示す状態では、シート保持手段にシートが保持されても画面を表示させないように表示手段を制御する。【選択図】図8

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置、画像形成装置を制御するための制御方法、及びその制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
画像形成装置は、記録材となるシートを保持するためのシート保持部として、給送カセットや手差しトレイ等を備えている。シート保持部に載置されたシートの属性(例えばシートサイズ、シート種類)は、例えば画像形成装置の操作部を介してユーザーが設定操作を行うことで、画像形成装置の制御ユニットによって認識される。そして、画像形成ジョブが投入された場合には、通常、画像形成ジョブによって指定されたシート属性情報が、シート保持部について設定されたシート属性情報に適合するかどうか判定された上で画像形成ジョブが実行される。
画像形成装置は、シート保持部に載置されたシートに応じて異なる印刷動作が行われることが知られている。具体的には、シートのサイズや向きに応じて印刷する画像向きを回転し、シートの種類に応じて画像を定着させるときの定着温度、定着圧力、定着時のシートの搬送速度を変更することなどが挙げられる。
特許文献1には、手差しトレイについて、画像形成ジョブの実行中に用紙が不足した場合には、用紙サイズ等の用紙情報の再設定を省略可能とした画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、ユーザーが不足分の用紙を補充した際に、用紙情報の再設定を要求されないように構成することにより、ユーザーの操作負担の軽減が図られている。
特開2015−3476号公報
ところで、画像形成ジョブには、ページ記述言語(Page Description Language、以下PDLとする)によって記述され、ホストコンピュータから画像形成装置に送信されるPDLジョブが含まれる。PDLジョブには、シートの種類等のシート属性情報が含まれている。そこで、PDLジョブに含まれているシート属性情報を優先的に用いてジョブを実行するモードを設けることが考えられる。
このようなモードでは、シートの種類をユーザーが操作部により設定する操作が省略可能となる。一方、このようなシートの種類の設定をユーザーが省略可能なモードと、省略しないモードとが切替え可能な画像形成装置においては、ユーザーの操作負担軽減のためにユーザーにシートの種類を設定する画面を適切な場合において表示することが求められている。
本発明は、ユーザーの操作負担を軽減しつつ画像形成動作を実行可能な画像形成装置、その制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置において、シートを保持するシート保持手段と、前記シート保持手段から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報と、シートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を記憶可能な記憶手段と、前記シート保持手段にシートが保持されたことに基づいて、前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類を設定可能な画面を表示する表示手段と、前記第2の情報が省略設定の無効を示す状態では、前記シート保持手段にシートが保持されたことに基づいて前記画面を表示するように前記表示手段を制御し、前記第2の情報が省略設定の有効を示す状態では、前記シート保持手段にシートが保持されても前記画面を表示させないように前記表示手段を制御する制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置において、シートを保持するシート保持手段と、前記シート保持手段から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、前記シート保持手段に対応付けられたシートのサイズ及び種類に関する第1の情報と、シートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を記憶可能な記憶手段と、前記シート保持手段にシートが保持されたことに基づいてシートの種類を設定可能な画面を表示可能であると共に、前記画面において選択操作されることで前記第1の情報を設定可能な表示手段と、シートのサイズ及び種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に、前記第2の情報が省略設定の無効を示す状態では、前記表示手段において前記選択操作が行われることで前記第1の情報が設定され、かつ前記第1の情報と画像形成ジョブに指定されたシートのサイズ及び種類とが一致する場合に、シートに画像形成するように前記画像形成手段を制御し、シートの種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に、前記第2の情報が省略設定の有効を示す状態では、前記表示手段において前記選択操作が行われていなくても前記第1の情報のシートのサイズと前記画像形成ジョブに指定されたシートのサイズとが一致する場合には、シートに画像形成するように前記画像形成手段を制御する制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置において、シートを保持する複数のシート保持部を有するシート保持手段と、前記シート保持手段から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、シートの画像情報を読み取り可能な読取手段と、前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報と、前記複数のシート保持部のうちの少なくとも1つに対応付けられたシートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を記憶可能な記憶手段と、前記読取手段によって読み取られた画像情報に基づいて画像形成する複写ジョブに使用されるシートの供給元を選択可能な選択画面を表示可能な表示手段と、前記選択画面が表示された場合に、前記複数のシート保持部の全てについて前記第2の情報が省略設定の無効を示す状態においては前記シート保持部の全てをシート供給元として選択可能な第1画像を前記表示手段に表示させ、前記複数のシート保持部の少なくとも1つについて前記第2の情報が省略設定の有効を示す状態においては前記省略設定が有効な前記シート保持部をシート供給元として選択不能な第2画像を前記表示手段に表示させる制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置において、シートを保持する複数のシート保持部を有するシート保持手段と、前記シート保持手段から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、シートの画像情報を読み取り可能な読取手段と、前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報と、前記複数のシート保持部のうちの少なくとも1つに対応付けられたシートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を記憶可能な記憶手段と、シートの供給元が指定されず、かつ前記読取手段によって読み取られた画像情報に基づいて画像形成する複写ジョブが入力された場合に、前記第2の情報が省略設定の有効を示す前記シート保持部を除いた他の前記シート保持部に保持されたシートに対して画像形成動作を実行可能な制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置において、シートを保持する複数のシート保持部を有するシート保持手段と、前記シート保持手段から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、シートの画像情報を読み取り可能な読取手段と、前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報と、前記複数のシート保持部のうちの少なくとも1つに対応付けられたシートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を記憶可能な記憶手段と、前記読取手段によって読み取られた画像情報に基づいて画像形成する複写ジョブが入力された場合に、複写動作が開始される前に前記第2の情報が省略設定の有効を示す前記シート保持部に対応付けられたシートに関する情報を入力可能な画面を表示可能な制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によると、ユーザーの操作負担を軽減しつつ適切な画像形成動作を実行することができる。
第1の実施の形態に係る画像形成システムの全体構成を示すブロック図。 (a)は画像形成装置の外観を示す正面図。(b)は画像形成エンジンの構成を示す概略図。(c)は手差しトレイの構成を示す概略図。 種類フリーの設定変更処理の手順を示すフローチャート。 種類フリーの設定変更画面を示す画像図。 手差し用紙のデフォルト設定の設定変更処理の手順を示すフローチャート。 (a)は手差し用紙のデフォルト設定の毎回指定モード画面を示す画像図、(b)は固定モード画面を示す画像図。 固定モードのシート設定画面を示す画像図。 シート属性設定処理を示すフローチャート。 (a)はシート属性情報の設定画面を示す画像図、(b)はシート種類の選択画面を示す画像図。 PDLジョブとして送受信されるPDLデータの内容を示す概念図。 PDLジョブの実行処理の手順を示すフローチャート。 シート供給元の検索対象となるシート保持部の一覧を作成する処理の手順を示すフローチャート。 対象とするシート保持部について、シート供給元として適合するかどうか判定する適合判定処理の手順を示すフローチャート。 コピー設定画面を示す画像図。 コピージョブのシート供給元の設定処理の手順を示すフローチャート。 (a)は第1用紙設定画面を示す画像図、(b)は第2用紙設定画面を示す画像図。 コピージョブの実行処理の手順を示すフローチャート。 シート供給元の検索対象となるシート保持部の一覧を作成する処理の手順を示すフローチャート。 対象とするシート保持部について、シート供給元として適合するかどうか判定する適合判定処理の手順を示すフローチャート。 第2の実施の形態に係るシート供給元の検索対象となるシート保持部の一覧を作成する処理の手順を示すフローチャート。 シート情報設定処理の手順を示すフローチャート。 第3の実施の形態に係るシート属性設定処理を示すフローチャート。 第3の実施の形態に係るシート供給元の検索対象となるシート保持部の一覧を作成する処理の手順を示すフローチャート。
<第1の実施の形態>
以下、図面を参照しながら、本開示に係る画像形成装置について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置101を含むシステムの概略構成を示している。画像形成装置101は、プリンタユニット105及びスキャナユニット106を含む機能ユニットと、ユーザーインターフェースである表示部103及び操作部104と、を備えている。また、画像形成装置101は、これらのデバイスを制御するための制御ユニット102を備えている。
表示部103(表示手段)は、表示灯としてのLEDや液晶ディスプレイを含み、制御ユニット102からの信号に基づいてユーザーによる操作結果や装置の内部状態を表示可能である。操作部104は、ハードキー群や、表示部103のタッチパネル機能を実現する制御構成を含んでおり、ユーザーの操作を受付けて電子信号として制御ユニット102に伝達する。すなわち、操作部104は、後述する第1の情報乃至第4の情報の各情報を入力可能である。
スキャナユニット106(読取手段)は、制御ユニット102による指令に基づいて原稿を走査して画像データを読取り、得られた画像データを制御ユニット102に送信する。プリンタユニット105は、制御ユニット102による指令を受けて画像形成動作である印刷動作を実行する。
制御ユニット102は、CPU107、HDD110、EEPROM111、ROM112、及びRAM113を含む制御回路によって構成されている。ただし、CPUは中央処理装置、ROMは読取り専用メモリ、HDDはハードディスクドライブの略称であり、EEPROMは電気的に書換え可能な不揮発メモリを表す。
CPU107は、ROM112等に記憶された制御プログラムの実行媒体であり、制御ユニット102に接続されたデバイスの機械的・電気的動作を制御する。例えば、CPU107は、画像形成ジョブを実行してプリンタユニット105に画像形成動作を行わせる。ただし、画像形成ジョブとは、制御ユニット102が実行すべき画像形成動作のタスクであり、具体的には、各ページの画像データ、部数、シートのサイズ及び種類、両面/ステイプリング等の機能設定等が含まれるデータ列を指すものとする。画像形成ジョブには、スキャナユニット106によって読み取られた画像情報に基づいて制御ユニット102によって生成されるコピージョブ(複写ジョブ)と、外部から入力される後述のPDLジョブとが含まれる。
ROM112は、システム起動に必要なブートプログラムなどを記憶し、揮発メモリであるRAM113は、制御プログラムを実行する際のワークメモリとして使用される。HDD110は、磁気ディスクなどの記憶媒体であり、制御プログラムや画像データなどを記憶している。EEPROM111は、制御プログラムが実行する際に必要となる設定値などを記憶している。
CPU107は、画像形成装置101を制御する制御手段の一例である。以下、特に断らない限り、画像形成装置101を制御するためのプロセスを示すフローチャートの各工程は、CPU107によって実行されるものとする。また、ROM112、RAM113、HDD110、及びEEPROM111は、いずれも、制御手段の指令に基づいて情報を一時的又は恒久的に記憶可能な記憶手段の一例である。例えば、後述するシート保持手段に関する情報(シートサイズ、シート種類、種類フリー設定)などは、EEPROM111に記憶される。
CPU107は、送受信手段としてのネットワークインターフェース(I/F)114を介して、局所的又は広域的なネットワーク(LAN/WAN)に接続されている。これにより、制御ユニット102は、パーソナルコンピュータ(PC)200等のホストコンピュータとの間でデータを送信及び受信可能である。例えば、CPU107は、PC113からページ記述言語(Page Description Language:PDL)によって記述された画像形成ジョブ(以下、PDLジョブとする)を受信する。また、CPU107は、画像形成ジョブの進捗状況やシートの残量等、画像形成装置101の内部状態をホストコンピュータに送信する。
[画像形成装置のハード構成]
次に、画像形成装置101のハード構成について、図2(a)〜(c)を用いて説明する。画像形成装置101のプリンタユニット105は、図2(a)に示すように、装置本体(筐体)の内部に配置された画像形成エンジン50と、記録媒体であるシートを保持する保持手段(51,52)と、を備えている。ただし、シートとは、普通紙の他にも、コート紙等の特殊紙、封筒やインデックス紙等の特殊形状からなる記録材、及びオーバーヘッドプロジェクタ用のプラスチックフィルムや布などを含むものとする。なお、以下の説明や図面に「用紙」という用語を用いる場合があるが、特に断らない限り紙以外の材質を含むシートの同義語として扱うものとする。
図2(b)に示すように、本実施例に係る画像形成エンジン50は電子写真方式の画像形成ユニットPUと、定着装置7(定着手段)と、を備えている。画像形成動作の開始が指令されると、感光体である感光ドラム1が回転し、ドラム表面が帯電装置2によって一様に帯電させられる。すると、露光装置3が、制御ユニット102から送信された画像データに基づいてレーザ光を変調して出力し、感光ドラム1の表面を走査して静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像装置4から供給されるトナーによって可視化(現像)されてトナー像となる。
このような画像形成動作に並行して、シート保持手段(51,52)のいずれかに保持されたシートを画像形成エンジン50へ向けて給送する給送動作が実行される。図2(a)に示すように、シート保持手段には、複数のシート保持部として、プリンタユニット105の筐体に対して引出し可能に装着された複数の給送カセット51と、筐体側面に配置された手差しトレイ52と、が含まれる。
CPU107は、各給送カセット51及び手差しトレイ52に載置されたシートの属性に関するシート属性情報を、操作部104を介したユーザーの操作に基づいて認識する。ただし、シートの属性とは、シートサイズ(シートの向きを含む)、シート種類(坪量、表面処理の有無、材料等)、形状(インデックス紙、ルーズリーフ等)、及び特殊用途(封筒等)等の特徴を総称するものとする。CPU107は、ユーザーによって直接的に入力されたシート属性情報や、各給送カセット51及び手差しトレイ52に配置された検知機構を介して取得したサイズや種類等のシート属性情報をEEPROM111に記憶させる。
なお、シート属性情報は、これら給送カセット51及び手差しトレイ52にそれぞれ対応付けられてEEPROM111に記憶される。また、給送カセット51に載置されているシートのサイズや種類を自動的に検知できるようにしても良い。また、給送カセット51に対しては、後述するサイズフリーや種類フリーの設定をすることはできず、特定のサイズや種類が必ず設定されている状態であるものとする。手差しトレイ52に載置されているシートのサイズや種類の設定については後述する。
手差しトレイ52は、図2(c)に示すように、シート検知センサ56と、一対の側部ガイド53,53と、ガイド幅センサ54,54と、長さ検知センサ57,57とが配置されている。シート検知センサ56は、シート給送方向(図中左方向)における手差しトレイ52の下流端に配置され、トレイ上に載置されたシートを検知して検知信号を発する。側部ガイド53,53は、シート給送方向に直交する幅方向に延びるレールに沿って移動可能であり、ガイド幅センサ54,54によって幅方向の位置を検知される。長さ検知センサ57,57は、シート給送方向における少なくとも1か所に配置され、設置位置におけるシートの有無を検知する。これらの構成により、CPU107は、サイズ検知手段の一例であるガイド幅センサ54,54及び長さ検知センサ57,57からの検知信号に基づいて、手差しトレイ52に載置されたシートサイズに関する情報を取得可能である。特に、ガイド幅センサ54,54及び長さ検知センサ57,57からの検知信号の組み合わせによって、定形サイズに対しては全て自動判別可能である。なお、本実施の形態では、手差しトレイ52には、普通紙や厚紙などのシート種類を検知するためのセンサは備えられていないが、このようなセンサを動作が停止した状態で手差しトレイ52に備え付けてもよい。
図2(a)及び図2(b)に示すように、給送カセット51及び手差しトレイ52に載置されたシートは、リタードローラ方式等の分離機構を備えた給送ユニットにより、1枚ずつ分離された状態で給送される。画像形成エンジン50に供給されたシートは、レジストレーション部において斜行を補正され、画像形成ユニットPUによる画像形成動作の進行に合わせて搬送される。すると、画像形成エンジン50に配置された転写装置5が、感光ドラム1に担持されたトナー像をシートに転写する。未定着のトナー像を転写されたシートは、定着装置7へと受け渡されて、ローラ対に挟持されて加熱及び加圧される。これにより、トナーがシートに対して溶融及び固着して画像が定着したシートは、排出ローラ対等の排出手段によって、排出される。なお、図2(a)に示すように、画像形成装置101は、側方にオプションとしてフィニッシャ109を接続してもよく、フィニッシャ109は、画像が形成されたシートにステイプリング等の処理を施して排出する。
なお、本実施例では画像形成手段の一例として電子写真方式の画像形成エンジン50について説明したが、画像形成エンジンとして、インクジェット方式等の他の機構を用いてもよい。また、電子写真方式である場合も、例えばタンデム型中間転写方式のカラー画像を形成可能な画像形成エンジンなど、上述の画像形成エンジン50と異なる構成を用いてもよい。
[種類フリーの設定]
ここで、手差しトレイ52に設定可能な「種類フリー」の設定処理について説明する。上述した通り、給送カセット51及び手差しトレイ52に対応付けられたシート種類に関する情報は、EEPROM111に記憶される。その一方で、外部のホストコンピュータから受信するPDLジョブには、シートの供給元となるシート保持手段を指定する情報や、シート種類を指定する情報が含まれる場合が多い。一般的に、PDLジョブが投入された場合には、印刷動作を開始するための必要条件として、PDLジョブによって指定されるシート種類と、PDLジョブによって指定されたシート保持手段に対応付けられたシート種類と、が一致されることが要求される。
しかし、この場合、ユーザーは、ドライバソフトウェアを介したシート種類の設定操作と、画像形成装置の操作部を介したシート種類の設定操作の両方を行う必要がある。また、複数種類のシートを頻繁に交換しながら印刷を実行する場合には、ユーザーがシートを交換する度に、画像形成側とホストPC側の両方のシート種類を再設定する必要が生じ、ユーザーの操作負担が増大してしまう。特に、画像形成装置の操作部は画面サイズや操作の応答性が十分でないことが多く、印刷可能なシート種類が数十種類以上になる場合などは、シート設定画面上で所望の種類を見つけるのに時間がかかる。
そこで、本実施の形態では、手差しトレイ52に対応付けてEEPROM111に記憶されたシート種類に関係なく、PDLジョブに指定されたシート種類に応じた画像形成動作を実行可能な「種類フリー」という設定を設けている。種類フリーの設定は、ユーザーが操作部104からのシートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定である。このため、手差しトレイ52側の設定として多数の候補の中から特定の種類を選択する必要がなく、「種類フリー」を設定するという簡単な操作で複数種類のシートに対して印刷動作を実行することができる。
なお、本実施例では、手差しトレイ52に対してのみ種類フリー設定が適用される構成となっているが、他のシート保持手段に対して種類フリー設定を適用可能な構成としてもよい。また、本実施の形態では、種類フリー設定の有効/無効は、操作部104を用いた操作によって切換えられるが、ドライバソフトウェアを介してホストコンピュータ側で設定可能な構成としてもよい。
以下、本実施の形態において、種類フリー設定が有効か無効かを切替える設定変更処理について、図3及び図4を用いて説明する。図3は、手差しトレイ52に対する種類フリー設定の変更処理の手順を示すフローチャートであり、図4は設定変更処理において表示部103に表示される設定変更画面401を表す画像図である。
図3に示す設定変更処理は、画像形成装置101が画像形成ジョブの入力を待機する待機状態において表示部103に表示される設定キーが押下された場合等に開始される。CPU107は、設定変更処理を開始すると、表示部103に設定変更画面401(図4参照)を表示させ(ステップS11)、「ON/OFF」キー402及び「OK」キー403の操作信号の入力を待機する。
「ON/OFF」キー402のうち、既に設定されているものと異なるものが選択された場合(ステップS12:Yes)、CPU107は種類フリー設定を変更する(ステップS13)。具体的には、EEPROM111に格納された、手差しトレイ52の種類フリー設定が有効であるか無効であるかを表す変数の値、すなわち第2の情報が書換えられる。CPU107は、「OK」キー403が押下されるまではこのような設定変更を受付け、「OK」キー403が押下されると(ステップS14:Yes)、設定変更を終了する。CPU107は、PDLジョブを受信した場合、後述するようにEEPROM111に記憶された変数を参照することで種類フリー設定が有効であるか無効であるかを判定する。
[手差し用紙のデフォルト設定]
次に、手差し用紙のデフォルト設定について図5乃至図7を用いて説明する。図5は手差し用紙のデフォルト設定の設定変更の手順を示すフローチャートである。図6(a)は毎回指定モードにおいて表示部103に表示される画面を示す画像図であり、図6(b)は固定モードにおいて表示部103に表示される画面を示す画像図である。図7はシート種類を選択する際に表示部103に表示される画面を示す画像図である。
図5に示す設定変更処理は、画像形成装置101が画像形成ジョブの入力を待機する待機状態において表示部103に表示される設定キーが押下された場合等に開始される。CPU107は、設定変更処理を開始すると、EEPROM111から手差し用紙のデフォルト設定に関する情報を取得して、固定モードが設定されているか否かを判定する(ステップS21)。固定モードが設定されている場合には、ステップS24に進み、固定モードが設定されていない場合には、表示部103に毎回指定モード画面601(図6(a)参照)を表示させる(ステップS22)。
毎回指定モード画面601には、図6(a)に示すように、「固定モード」キー及び「毎回指定モード」キーが表示される領域602と、「OK」キー603と、が表示されており、図においては「毎回指定モード」が選択されている。ユーザーによって毎回指定モード画面601の操作がされなければ、CPU107はこのまま設定変更を受け付けた状態で待機し、ステップS31に進む。そして、手差し用紙のデフォルト設定において「毎回指定モード」が選択された場合には、手差しトレイ52にシートが載置された際に、シート設定画面801(図9(a)参照)が表示部103に表示されるようになる。なお、「固定モード」が選択された場合には、手差しトレイ52にシートが載置されても、シート設定画面801が表示部103に表示されなくなる。
ユーザーが領域602の「固定モード」キーを押下すると(ステップS23:Yes)、図6(b)に示すように、「固定モード」キーが選択された状態で固定モード画面611が表示される(ステップS24)。固定モード画面611においてユーザーが領域612の「毎回指定モード」キーを押下すると(ステップS25:Yes)、毎回指定モード画面601が表示される(ステップS22)。
固定モード画面611の領域613には、現在設定されているシートのサイズ及び種類を示す情報が表示されており、例えば初期値の設定としてシートサイズがA4、シート種類が「普通紙1」に設定されていることが表示されている。固定モードでの初期値としてのシートサイズ及びシート種類に関する情報は、EEPROM111に予め記憶されている。固定モード画面611の「登録」キー614は、現在設定されているシート種類を変更する場合に操作される。ステップS25において「毎回指定モード」からの変更を受け付けず、「登録」キー614が押下されると(ステップS26:Yes)、CPU107は、表示部103にシート設定画面621(図7参照)を表示させる(ステップS27)。ステップS26において、ユーザーによって「登録」614キーの操作がされなければ、CPU107はこのまま設定変更を受け付けた状態で待機し、ステップS31に進む。
シート設定画面621には、図7に示すように、領域622、「キャンセル」キー624及び「OK」キー623等が表示されており、領域622には、画像形成装置101が画像形成可能なシート種類が一覧表示されている。ユーザーは、シート種類毎に対応付けられている操作キーを押下することによって、シート種類を選択することができる。これらの操作キーのいずれかが押下されると(ステップS28:Yes)、例えば当該操作キーの色が変わることで選択されたシート種類が明示される(ステップS29)。領域622のいずれかの操作キーが選択された状態で「OK」キー623が押下されると(ステップS30:Yes)、表示部103に固定モード画面611が表示されステップS31に進む。この時、EEPROM111に格納された、固定モードにおける手差しトレイ52に対応付けられたシートのサイズ及び種類を表す変数の値、すなわち第1の情報は、領域622において選択されたシート種類に相当する値に書き換えられる。なお、EEPROM111のシート種類を表す変数の値の書き換えは、ステップS28において領域622のいずれかの操作キーが押下された際に行ってもよい。また、ステップS28においてシート設定画面621の「キャンセル」キー624が押下された場合には、固定モードにおけるシート種類を表す変数の値が変更されることなく固定モード画面611に戻る(ステップS28:No、ステップS30)。
ステップS31においては、毎回指定モード画面601の「OK」キー603又は固定モード画面611の「OK」キー615のいずれかが押下されたか否かが判定される。例えば、「OK」キー603が押下されると、EEPROM111に格納された、手差し用紙のデフォルト設定に関する情報が、毎回指定モードが選択されたことを示す値に書き換えられる。これにより、手差し用紙のデフォルト設定の変更処理が終了する(ステップS31:Yes)。また、「OK」キー615が押下されると、EEPROM111に格納された、手差し用紙のデフォルト設定に関する情報が、固定モードが選択されたことを示す値に書き換えられる。これにより、手差し用紙のデフォルト設定の変更処理が終了する(ステップS31:Yes)。ステップS31において「OK」キー603及び「OK」キー615のいずれも押下されない場合には、ステップS21に戻る。
[シート属性の設定]
次に、毎回指定モードにおいて、手差しトレイ52に載置されたシートに関するシート属性情報を画像形成装置101に対して設定するシート属性設定処理について、図8乃至図9を用いて説明する。図8はシート属性設定処理の手順を示すフローチャートであり、図9(a)及び図9(b)はシート属性設定処理において表示部103に表示される画面を示す画像図である。また、以下の説明では手差しトレイ52を対象とする設定処理として記述するが、各給送カセット51についても、同様の設定処理が実行されている。
図8に示すシート属性設定処理は、例えば、画像形成装置101の主電源がONである状態で構成的に実行されるものである。CPU107は、初期状態では、シート属性情報が確定した状態であるかどうかを表す設定変数である「シート属性情報設定状態」の値を「未確定」とする(ステップS41)。そして、手差しトレイ52に配置されたシート検知センサ56(図2(b)参照)の検知信号が変化した場合に(ステップS42:Yes)、CPU107はステップS45において変化の内容に応じた処理を実行する。
次に、CPU107は、毎回指定モードであるか否かを判定し、毎回指定モードであると判定されれば(ステップS43:Yes)ステップ44に処理を進め、固定モードであると判定されれば(ステップS43:No)ステップS54に処理を進める。ステップS44において、CPU107は、種類フリー設定が有効か無効かを判定し、無効であると判定されれば(ステップS44:No)ステップS45に処理を進め、有効であると判定されれば(ステップS44:Yes)ステップS54に処理を進める。
次に、CPU107は、手差しトレイ52にシートが載置されたか又は取り除かれたかを検知するために、シート検知センサ56の検知信号の変化の内容を判別する(ステップS45)。ここで、シート検知センサ56が手差しトレイ52にシートが載置されている場合に発信する検知信号を「有」、手差しトレイ52にシートが載置されていない場合に発信する検知信号を「無」と便宜的に称する。
ステップS45におけるシート検知センサ56の検知信号の変化が「無」から「有」だった場合(ステップS45:無→有)、CPU107は、シートサイズを表す設定変数に初期値を代入する(ステップS46)。ただし、初期値とは、手差しトレイ52に配置されたサイズ検知部(54,57)を用いて決定される値、又はプリインストールされた固定値を指すものとし、どちらの値を初期値とするかはユーザーが予め指定しておくものとする。
また、CPU107は、シートの種類を表す設定変数についても初期値を代入する(ステップS47)。本実施の形態ではプリインストールされたシート種類を初期値とするが、ユーザーが初期値を予め選択可能な構成としてもよい。また、手差しトレイ52にシートの種類に関する情報を取得可能な検知機構を配置する構成の場合、検知結果に基づいて決定された種類を初期値としてもよい。
次に、CPU107は、表示部103に図9(a)に示すシート設定画面801を表示させる(ステップS48)。シート設定画面801の領域802には、現在設定されているシートのサイズを示す情報が表示され、領域804には現在設定されているシートの種類が表示される。従って、シート設定画面801が表示された時点では、初期値のサイズと初期値の種類とが表示される。
シート設定画面801の領域803には、シートのサイズを変更するための各種操作キー(807〜809)が表示される。図9(a)に示す例では、「自動検知」キー807が選択されているため、シートのサイズ及び向きとして、ガイド幅センサ54及び長さ検知センサ57,57の検知結果に基づいて特定された値が設定されている。「ユーザー設定サイズ」キー808が押下された場合、シート長さ(給送方向長さ)及びシート幅(幅方向長さ)を示す任意の数値をユーザーが入力する画面が表示される。「定形サイズ」キー809が押下された場合、定形サイズの候補群からシートのサイズ及び向きを選択可能な画面が表示される。
シート設定画面801には、シートの種類を変更するための「変更」キー805が表示される。「変更」キー805が押下された場合、CPU107は、表示部103に図9(b)に示す種類設定画面811を表示させる。種類設定画面811の領域812には、画像形成装置101が対応するシートの種類に対応付けられた選択操作可能な操作キーが一覧表示される。また、種類設定画面811には、シートの種類を変更せずに操作を中止するための「キャンセル」キー814と、選択結果を確定させるための「OK」キー813とが表示される。「キャンセル」キー814及び「OK」キー813のどちらが操作された場合にも、種類設定画面811が閉じられてシート設定画面801が表示される。
図8に示すように、シート設定画面801が表示された状態で、シートのサイズを変更する操作が行われた場合(ステップS49:Yes)、CPU107は、現在設定されているシートサイズを変更後の値に変更する(ステップS50)。この時、領域802に表示されるシートのサイズが変更後の値のものに更新される。また、シートの種類を変更する操作が行われた場合にも(ステップS51:Yes)、CPU107は、現在設定されているシート種類を変更後の値に変更する(ステップS52)。この時、領域804に表示されるシートの種類が変更後の値のものに更新される。
そして、シート設定画面801の「OK」キー806が押下されると(ステップS53:Yes)、CPU107はEEPROM111に記憶された「シート属性情報設定状態」の値を「確定」に設定する(ステップS54)。この時、ステップS51又はステップS52から進んできた処理においては、CPU107は、領域802,804に表示されているシートのサイズ及び種類を、手差しトレイ52に対応付けられたシートに関する情報としてEEPROM111に記憶させる。すなわち、手差しトレイ52にシートが載置されたことに基づいて表示されるシート設定画面801の「OK」キーが選択操作されることで、第1の情報としての手差しトレイ52に対応付けられたシートのサイズ及び種類がEEPROM111に設定される。
また、ステップS43,S44からステップS54に進んできた処理においては、CPU107は、手差しトレイ52にシートが載置されてもシート設定画面801を表示させず、単に「シート属性情報設定状態」の値を「確定」に設定する。すなわち、手差しトレイ52について種類フリー設定が有効の場合には、表示部103及び操作部104を操作することなくPDLジョブによる印刷動作を行うことができる。ステップS54の処理の後、CPU107は、シート検知センサ56の検知信号の変化を待機する待機状態に戻る(ステップS42)。
待機状態にて手差しトレイ52からシートが取除かれたことをCPU107が検知した場合(ステップS45:有→無)、シートのサイズに関する情報とシートの種類に関する情報とがリセットされる(ステップS55,56)。そして、CPU107は、「シート属性情報設定状態」の値を「未確定」に設定した上で(ステップS57)、待機状態に戻る(ステップS42)。なお、ステップS55,56におけるシートのサイズ及び種類に関する情報のリセットは、シート検知センサ56の検知信号を検知してすぐに行ってもいいが、これに限定されない。例えば、ユーザーが手差しトレイ52に新しいシートを載置した際に、前のシートのサイズ及び種類に関する情報を消去してもよい。
[PDLジョブ]
以下、画像形成装置101によるPDLジョブの実行プロセスについて説明する。まず、図10を用いてPDLジョブとして画像形成装置101が受信するデータ(以下、PDLデータ900とする)の内容について説明する。PDLデータ900は、ホストコンピュータにインストールされたドライバソフトウェアによって生成され、LAN/WAN等のネットワークを介して画像形成装置101に制御ユニット102に伝達される。
図10に示すように、PDLデータ900は、大まかに、ジョブの属性を表す属性データ911と、印刷を実行すべき画像データのセットであるページデータ920とを含んでいる。属性データ911は、データ名912、部数913、シート供給元914、シートサイズ915、及びシート種類916の各情報を含む。データ名912は、PDLデータ900を識別するための名称であり、例えばドライバソフトウェアにページデータ920を提供したアプリケーションデータのファイル名に基づいて付与される。部数913は、印刷部数を示す情報である。シート供給元914は、印刷に使用するシートの供給元を示す情報である。シート供給元としてユーザーが特定のシート保持部を指定した場合は、シート供給元914として、給送カセット51のいずれか又は手差しトレイ52を示す値が格納される。なお、PDLジョブに関して、シート供給元914の指定は任意となっており、ユーザーがシート供給元を指定しない場合はシート供給元914として「自動選択」を示す値が格納される。
シートサイズ915は、ユーザーによって指定されたシートサイズを示す情報である。なお、本実施の形態では、PDLジョブにおけるシートサイズの指定は必須であり、シートサイズ915の情報はPDLデータ900に必ず含まれるものとする。シート種類916は、ユーザーによって指定されたシート種類を示す情報である。なお、PDLジョブに対してシート種類916を指定することは任意となっており、ユーザーがシート種類を指定しなかった場合はシート種類916の情報は省略される。また、画像形成装置101に搭載されたステイプリングや両面印刷等の機能を使用する場合には、属性データ911に、上記各情報の他に対応する機能の実行を指令する情報が含まれる。ページデータ920は、ページ毎に、画像形成装置101が対応するPDLのフォーマットで記述された画像データを含んでいる。
[PDLジョブによる印刷動作]
次に、図11のフローチャートを用いて、PDLジョブを実行する実行処理の手順の概略について説明する。なお、この実行処理は、画像形成装置101の主電源がONである状態で構成的に実行され、PDLデータを受信した際に適宜進行するものとする。CPU107は、ネットワークを介してPDLデータ900を受信したかどうかを常に確認している(ステップS61)。PDLデータ900を受信した場合(ステップS61:Yes)、CPU107はPDLデータ900を解析して、属性データ911のシート供給元914、シートサイズ915、及びシート種類916を含む情報を抽出する(ステップS62)。
次に、CPU107はシート供給元914の情報に基づいて、画像形成装置101が備えるシート保持部の中から、シート供給元とはなり得ないものを除いた検索対象シート保持部の一覧を作成する(ステップS63)。そして、作成した一覧に含まれるシート保持部について、順に、画像形成動作においてシート供給元として使用可能であるかどうかを判定するシート保持部適合判定(ステップS65)を実行する(ステップS64〜S66)。
検索対象シート保持部の中にシート保持部適合判定によってOK(適合)と判定されたものがあった場合(ステップS66:OK)、CPU107は印刷を実行する(ステップS67)。即ち、CPU107は、画像形成エンジン50により、当該シート保持部から給送されるシートに対してページデータ920に基づく印刷(画像形成)を実行する。PDLデータ900で指定された全てのページ及び全ての部数の印刷が完了すると印刷動作は終了される。
一方、全ての検索対象シート保持部についてシート保持部適合判定の結果がNG(不適合)であった場合(ステップS64:Yes)、CPU107は、印刷に適したシートが無い旨を表示部103に表示する(ステップS68)。そして、いずれかのシート保持部についてシート属性情報が変更されるまで待機し、シート属性情報の変更を検知した場合(ステップS69:Yes)には、検索対象シート保持部の一覧作成及びシート保持部適合判定を再度実行する。すなわち、給送カセット51又は手差しトレイ52に保持されるシートが他のサイズ又は種類のシートに取り換えられれば、印刷動作を再開することができる。
上記PDL実行プロセスにおいて検索対象シート保持部一覧の作成(図11のステップS63)を行う際の処理内容について、図12のフローチャートに沿って説明する。まず、CPU107は、画像形成装置101が備える全てのシート保持部のリストを取得し、検索対象シート保持部一覧とする(ステップS71)。次に、取得したシート保持部のリストを予め定められた優先度に従って並び替えを行う(ステップS72)。例えば、給送カセット51と手差しトレイ52とでは、給送カセット51の方が高い優先順位に、また、カセット同士では画像形成エンジン50に近いほど高い優先順位に設定される。次に、PDLデータ900の解析結果にシート供給元の情報があるかどうかが判定される(ステップS73)。PDLジョブにシート供給元の指定がある場合(ステップS73:Yes)には、指定されたシート供給元以外のシート保持部が検索対象シート保持部一覧から削除される(ステップS74)。
ステップS74の処理が行われた後又はPDLジョブにシート供給元の指定が無い場合(ステップS73:No)には、CPU107は、検索対象シート保持部一覧に手差しトレイ52が含まれているかどうかを判定する(ステップS75)。手差しトレイ52が含まれていない場合(ステップS75:No)には、その時点での内容で検索対象シート保持部一覧が確定し、一覧の作成が終了する。手差しトレイ52が含まれている場合(ステップS75:Yes)、CPU107は、EEPROM111を参照して、手差しトレイ52についての「シート属性情報設定状態」の値を取得する(ステップS76)。「シート属性情報設定状態」が「確定」である場合(ステップS77:Yes)は、CPU107はその時点での内容で検索対象シート保持部一覧を確定する。一方、「シート属性情報設定状態」が「未確定」である場合(ステップS77:No)は、手差しトレイ52を検索対象シート保持部一覧から削除して(ステップS78)、一覧の作成を終了する。
続いて、上記PDL実行プロセスにおいてシート保持部適合判定(図11のステップS65)を行う際の処理内容について、図13のフローチャートに沿って説明する。まず、CPU107は、シート保持部適合判定の判定結果を表す変数を「NG」に設定して初期化し(ステップS81)、検索対象として指定されたシート保持部に対応付けられたシートサイズに関する情報を取得する(ステップS82)。次に、CPU107は、PDLジョブに指定されたシートのサイズと、検索対象として指定されたシート保持部に対応付けられたシートのサイズと、が一致するか判定する(ステップS83)。これらが一致する場合には、ステップS84に処理を進め、一致しない場合には、シート保持部適合判定の処理を終了する。
ステップS84において、CPU107は、PDLジョブにシート種類の指定があるか否かを判定する。PDLジョブにシート種類の指定がある場合(ステップS84:Yes)には、CPU107は、検索対象として指定されたシート保持部に関して種類フリーの設定をEEPROM111から取得する(ステップS85)。次に、CPU107は、種類フリーの設定が有効か無効かを判断し、種類フリーの設定が無効である場合には(ステップS86:No)、シート保持部に対応付けられたシートの種類に関する情報をEEPROM111から取得する(ステップS87)。更に、CPU107は、PDLジョブに指定されたシートの種類と、検索対象として指定されたシート保持部に対応付けられたシートの種類と、が一致するか判定し(ステップS88)、一致しない場合にはシート保持部適合判定の処理を終了する。すなわち、種類フリー設定が有効でないシート保持部に関しては、PDLジョブに指定されたシートのサイズ及び種類と、EEPROM111に記憶されている第1の情報としてのシートのサイズ及び種類と、が一致しない場合には、NG(不適合)となる。この場合、CPU107は、シート保持部適合結果がNG(不適合)であることをEEPROM111に記憶して、処理を終了する。
一方で、ステップS84においてPDLジョブにシート種類の指定が無い場合、ステップS86において種類フリー設定が有効である場合、及びステップS88においてシート種類が一致する場合には、適合判定結果がOK(適合)となる(ステップS89)。すなわち、CPU107は、シート保持部適合結果がOK(適合)であることをEEPROM111に記憶して、処理を終了する。
[コピージョブの設定]
次に、スキャナユニット106によって読み取られた画像情報に基づいて画像形成するコピージョブ(複写ジョブ)の設定について説明する。操作部104によってコピー機能が選択されると、図14に示すように、表示部103にコピー設定画面1001が表示される。コピー設定画面1001には、コピー倍率や使用されるシート供給元が表示される領域1002と、「等倍」キー1003と、「倍率」キー1004と、「用紙選択」キー1005と、等が表示されている。コピー倍率とは、読み取った原稿データに対する印刷データの大きさの比率のことである。
「等倍」キー1003が押下されると、コピー倍率が等倍、すなわち100%に指定される。「倍率」キー1004が押下されると、コピー倍率を変更可能な変更画面が表示される。なお、コピー設定画面1001においては、原稿画像に対する印刷濃度の調整や、カラー/モノクロの選択、部数、ステイプル等の後処理、及び両面印刷などの各種設定を行うことができる。
図15は、コピージョブのシート供給元の設定処理の手順を示すフローチャートである。CPU107は、コピー設定画面1001が表示された状態で待機し、「用紙選択」キー1005が押下されると(ステップS111)、EEPROM111に記憶された種類フリー設定に関する情報を取得する(ステップS112)。CPU107は、種類フリー設定が無効である場合(ステップS113:No)には、図16(a)に示す第1用紙設定画面1101を表示部103に表示させる(ステップS114)。一方、種類フリー設定が有効である場合(ステップS113:Yes)には、図16(b)に示す第2用紙設定画面1111を表示部103に表示させる(ステップS115)。
第1用紙設定画面1101(選択画面、第1画像)には、図16(a)に示すように、「手差し」キー1103と、「自動」キー及び各給送カセットに対応した複数のキーを含む領域1102と、「OK」キー1104と、が表示されている。「自動」キーが選択された場合には、コピージョブがシート供給元の指定されていないジョブとなり、コピージョブが入力された際に、予め定められた優先度に従ってコピー可能なシート保持部が検索される。シート供給元を個別に選択したい場合には、「手差し」キー1103又は領域1102の各給送カセットに対応したキーが選択される。「手差し」キー1103及び領域1102の内のいずれかのキーが選択された状態で「OK」キー1104が押下されると、これらのキーに対応したシート保持部がシート供給元として選択されたことがEEPROM111に記憶される。なお、第1用紙設定画面1101においては、「手差し」キー1103及び領域1102内のキーのいずれも選択可能となっている。
第2用紙設定画面1111(選択画面、第2画像)には、図16(b)に示すように、「手差し」キー1113と、「自動」キー及び各給送カセットに対応した複数のキーを含む領域1112と、「OK」キー1114と、が表示されている。「手差し」キー1113及び領域1112の内のいずれかのキーが選択された状態で「OK」キー1114が押下されると、これらのキーに対応したシート保持部がシート供給元として選択されたことがEEPROM111に記憶される。なお、第2用紙設定画面1111においては、領域1112内のキーは選択可能であるが、「手差し」キー1113はグレーアウトされてシート供給元として選択不能となっている。
これは、上述した図8のステップS44において説明したように、手差しトレイ52に種類フリー設定が有効となっていた場合には、手差しトレイ52にシートが載置されてもシート設定画面801が表示部103に表示されないためである。すなわち、コピージョブは、シート種類が指定されないジョブであるため、種類フリー設定が有効であるシート保持部がシート供給元として選択されていると、シートの種類に応じた適切なコピー動作を行うことができない。
本実施の形態では、毎回指定モードにおいて手差しトレイ52にシートが載置された際に、そもそもシートの種類を設定可能なシート設定画面801が表示部103に表示されない。このため、手差しトレイ52に適切なシート種類に関する情報を対応付けることができない。そこで、本実施の形態では、手差しトレイ52について種類フリー設定が有効となっている場合には、「用紙選択」キー1005が押下されても手差しトレイ52をシート供給元として選択不能な第2用紙設定画面1111が表示部103に表示される。
なお、本実施の形態では、種類フリー設定が可能なのは手差しトレイ52のみとなっているが、他のシート保持部である給送カセット51に種類フリー設定が可能となるように構成してもよい。このため、例えば最上段の給送カセット51について種類フリー設定が有効である場合には、第2用紙設定画面1111において最上段の給送カセット51がグレーアウトされて選択不能となる。
[コピージョブによるコピー動作]
次に、図17のフローチャートを用いて、コピージョブを実行する実行処理の手順について説明する。なお、この実行処理は、画像形成装置101の主電源がONである状態で構成的に実行され、コピージョブを受信した際に適宜進行するものとする。CPU107は、コピージョブを受信したかどうかを常に確認している(ステップS121)。なお、コピージョブは、例えば操作部104に含まれるスタートボタンが押下されることで発信される。コピージョブを受信した場合(ステップS121:Yes)、CPU107はスキャナユニット106による原稿の読取動作を実行させる(ステップS122)。具体的には、所定位置に載置された原稿を搬送し、原稿上の画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを生成する動作を実行させる。
原稿読取が終了すると(ステップS123:Yes)、CPU107はコピージョブのシート供給元の情報に基づいて、複数のシート保持部の中から、シート供給元とはなり得ないものを除いた検索対象シート保持部の一覧を作成する(ステップS124)。そして、作成した一覧に含まれるシート保持部について、順に、画像形成動作においてシート供給元として使用可能であるかどうかを判定するシート保持部適合判定(ステップS126)を実行する(ステップS125〜S127)。
検索対象シート保持部の中にシート保持部適合判定によってOK(適合)と判定されたものがあった場合(ステップS127:OK)、CPU107はコピー動作を実行する(ステップS128)。即ち、CPU107は、画像形成エンジン50により、当該シート保持部から給送されるシートに対してスキャナユニット106によって読み取られた画像情報に基づくコピー(画像形成)を実行する。スキャナユニット106によって読み取られた全てのページ及び全ての部数のコピーが完了するとコピー動作は終了される。
一方、全ての検索対象シート保持部についてシート保持部適合判定の結果がNG(不適合)であった場合(ステップS125:Yes)、CPU107は、コピーに適したシートが無い旨を表示部103に表示する(ステップS129)。そして、いずれかのシート保持部についてシート属性情報が変更されるまで待機し、シート属性情報の変更を検知した場合(ステップS130:Yes)には、検索対象シート保持部の一覧作成及びシート保持部適合判定を再度実行する。すなわち、給送カセット51又は手差しトレイ52に保持されるシートが他のサイズのシートに取り換えられれば、コピー動作を再開することができる。
上記コピージョブ実行プロセスにおいて検索対象シート保持部一覧の作成(図17のステップS124)を行う際の処理内容について、図18のフローチャートに沿って説明する。まず、CPU107は、画像形成装置101が備える全てのシート保持部のリストを取得し、検索対象シート保持部一覧とする(ステップS131)。次に、取得したシート保持部のリストを予め定められた優先度に従って並び替えを行う(ステップS132)。例えば、給送カセット51と手差しトレイ52とでは、給送カセット51の方が高い優先順位に、また、カセット同士では画像形成エンジン50に近いほど高い優先順位に設定される。次に、コピージョブにシート供給元の情報があるかどうかが判定される(ステップS133)。
ここで、シート供給元の情報がないコピージョブとは、領域1102又は領域1112で「自動」キーが選択された場合のコピージョブである。シート供給元の情報があるコピージョブとは、「自動」キー以外の各シート保持部に対応するキーが選択された場合のコピージョブである。コピージョブにシート供給元の指定がある場合(ステップS133:Yes)には、指定されたシート供給元以外のシート保持部が検索対象シート保持部一覧から削除される(ステップS134)。
ステップS134の処理が行われた後又はコピージョブにシート供給元の指定が無い場合(ステップS133:No)には、CPU107は、検索対象シート保持部一覧に手差しトレイ52が含まれているかどうかを判定する(ステップS135)。手差しトレイ52が含まれていない場合(ステップS135:No)には、その時点での内容で検索対象シート保持部一覧が確定し、一覧の作成が終了する。手差しトレイ52が含まれている場合(ステップS135:Yes)、CPU107は、EEPROM111から種類フリー設定に関する情報を取得する(ステップS136)。
手差しトレイ52について種類フリー設定が無効である場合(ステップS137:No)は、CPU107はその時点での内容で検索対象シート保持部一覧を確定する。一方、手差しトレイ52について種類フリー設定が有効である場合(ステップS137:Yes)は、手差しトレイ52を検索対象シート保持部一覧から削除して(ステップS138)、一覧の作成を終了する。すなわち、種類フリー設定が有効なシート保持部(手差しトレイ52)を除いた他のシート保持部(給送カセット51)に保持されたシートに対しては、画像形成動作を実行可能である。しかし、種類フリー設定が有効なシート保持部(手差しトレイ52)は、コピージョブのシート供給元として指定されることはない。
続いて、上記コピージョブ実行プロセスにおいてシート保持部適合判定(図17のステップS126)を行う際の処理内容について、図19のフローチャートに沿って説明する。まず、CPU107は、シート保持部適合判定の判定結果を表す変数を「NG」に設定して初期化し(ステップS141)、検索対象として指定されたシート保持部に対応付けられたシートサイズに関する情報を取得する(ステップS142)。次に、CPU107は、スキャナユニット106に備えられた不図示の検知センサによって検知された原稿サイズと、検索対象として指定されたシート保持部に対応付けられたシートのサイズと、が一致するか判定する(ステップS143)。なお、ここでは原稿サイズと同じサイズのシートに印刷する場合(すなわち等倍コピー)を前提として説明するが、画像の拡大または縮小の設定がなされている場合には、それを考慮する。例えば、原稿サイズがA4サイズであって、141%のコピー倍率が指定されていると、CPU107は、ステップS142で取得したシートサイズがA3サイズであるか否かを判定する。
原稿サイズと取得したシートサイズとが一致しない場合(ステップS143:No)、CPU107は、シート保持部適合結果がNG(不適合)であることをEEPROM111に記憶して、処理を終了する。一方で、これらが一致する場合(ステップS143:Yes)、CPU107は、シート保持部適合結果がOK(適合)であることをEEPROM111に記憶して(ステップS144)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態では、手差しトレイ52について種類フリー設定が有効の場合には、手差しトレイ52にシートを載置しても表示部103にシート設定画面801が表示されない。このため、PDLジョブによる印刷を行う場合には、表示部103及び操作部104を操作することなくPDLジョブによる印刷動作を行うことができ、ユーザーの操作負担を軽減することができる。
また、手差しトレイ52について種類フリー設定が有効の場合には、第2用紙設定画面1111において「手差し」キー1113はグレーアウトされてシート供給元として選択不能となる。また、シート供給元の情報がないコピージョブに対しても、種類フリー設定が有効な手差しトレイ52がシート供給元として選択されることは無い。このため、画像形成装置側及びジョブ側の両方においてシートの種類が指定されていない状態でコピー動作が開始されることが無く、シートの種類が不明な不適切なコピー動作が行われることを防止できる。
<第2の実施の形態>
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第2の実施の形態は、第1の実施の形態に対して、コピージョブ実行プロセスにおける検索対象シート保持部一覧の作成処理(図17のステップS124)が異なる。このため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
図20のフローチャートを用いて、第2の実施の形態に係る検索対象シート保持部一覧の作成処理の手順について説明する。なお、ステップS151〜S157については、第1の実施の形態のステップS131〜S137(図18参照)と同様であるため、説明を省略する。手差しトレイ52について種類フリー設定が有効である場合(ステップS157:Yes)は、CPU107は、シート情報設定処理を行う(ステップS158)。
シート情報設定処理が開始されると、図21に示すように、CPU107は、表示部103にシート設定画面801(図9(a)参照)を表示させる(ステップS161)。シート設定画面801が表示された状態で、シートのサイズを変更する操作が行われた場合(ステップS162:Yes)、CPU107は、現在設定されているシートサイズを変更後の値に変更する(ステップS163)。この時、領域802に表示されるシートのサイズが変更後の値のものに更新される。また、シートの種類を変更する操作が行われた場合にも(ステップS164:Yes)、CPU107は、現在設定されているシート種類を変更後の値に変更する(ステップS165)。この時、領域804に表示されるシートの種類が変更後の値のものに更新される。
そして、シート設定画面801の「OK」キー806が押下されると(ステップS166:Yes)、CPU107は、手差しトレイ52に対応付けられたシートのサイズ及び種類に関する情報をEEPROM111に記憶させ、シート情報設定処理を終了する。
このように、本実施の形態では、コピージョブが入力された際に手差しトレイ52について種類フリー設定が有効となっていた場合、コピー動作(複写動作)が開始される前に表示部103にシート設定画面801が表示される。これにより、ユーザーにシートのサイズや種類等の情報の入力が促され、シートのサイズや種類が不明な不適切なコピー動作が行われることを防止できる。
<第3の実施の形態>
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第2の実施の形態は、第1の実施の形態に対して、シート属性設定処理(図8参照)及びPDLジョブにおける検索対象シート保持部一覧の作成処理(図17のステップS124)が異なる。このため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
まず、本実施の形態におけるシート属性設定処理について、図22を参照しながら説明する。図8に示すシート属性設定処理は、例えば、画像形成装置101の主電源がONである状態で構成的に実行されるものである。CPU107は、初期状態では、シート属性情報が確定した状態であるかどうかを表す設定変数である「シート属性情報設定状態」の値を「未確定」とする(ステップS201)。そして、手差しトレイ52に配置されたシート検知センサ56(図2(b)参照)の検知信号が変化した場合に(ステップS202:Yes)、CPU107はステップS204において変化の内容に応じた処理を実行する。
次に、CPU107は、毎回指定モードであるか否かを判定し、毎回指定モードであると判定されれば(ステップS203:Yes)ステップ204に処理を進め、固定モードであると判定されれば(ステップS203:No)ステップS215に処理を進める。ステップS204におけるシート検知センサ56の検知信号の変化が「無」から「有」だった場合(ステップS204:無→有)、CPU107は、シートサイズを表す設定変数に初期値を代入する(ステップS205)。また、CPU107は、シートの種類を表す設定変数についても初期値を代入する(ステップS206)。
次に、CPU107は、シート設定画面801において「自動検知」キー807が選択され、かつ手差しトレイ52について種類フリー設定が有効であるかを判定する(ステップS207)。「自動検知」キー807が選択されている場合には、手差しトレイ52に載置されたシートのサイズは、ガイド幅センサ54及び長さ検知センサ57,57の検知結果に応じて自動的に設定され、この状態を以下、「自動検知状態」と称する。自動検知状態かつ種類フリー設定が有効である場合(ステップS207:Yes)には、CPU107は、EEPROM111に記憶された「シート属性情報設定状態」の値を「条件付き確定」に設定する(ステップS209)。この時、「条件付き」としたのは、シートサイズは自動検知によってステップS205で正しい値が設定されているが、シート種類に対してはステップS206では仮の初期値が設定されているだけという状態だからである。
自動検知状態かつ種類フリー設定が有効でない場合(ステップS207:No)には、CPU107は、「シート属性情報設定状態」の値を変更することなく、表示部103にシート設定画面801(図9(a)参照)を表示させる(ステップS208)。シート設定画面801が表示された状態で、シートのサイズを変更する操作が行われた場合(ステップS210:Yes)、CPU107は、現在設定されているシートサイズを変更後の値に変更する(ステップS211)。この時、領域802に表示されるシートのサイズが変更後の値のものに更新される。また、シートの種類を変更する操作が行われた場合にも(ステップS212:Yes)、CPU107は、現在設定されているシート種類を変更後の値に変更する(ステップS213)。この時、領域804に表示されるシートの種類が変更後の値のものに更新される。
そして、シート設定画面801の「OK」キー806が押下されると(ステップS214:Yes)、CPU107は、手差しトレイ52に対応付けられたシートのサイズ及び種類に関する情報をEEPROM111に記憶させ、シート情報設定処理を終了する。
なお、本実施の形態では、図11のステップS69において説明したように、PDLジョブが入力された後に手差しトレイ52に保持されるシートが交換された場合、以下のように「シート属性情報設定状態」の値が設定される。すなわち、PDLジョブの入力後に交換されたシートについては、CPU107は、ステップS209において「シート属性情報設定状態」の値を「条件付き確定」にはしないように制御する。なぜなら、シートを交換した途端にユーザーによる確認の間もなく印刷が実行される可能性が高いためである。したがって、このような場合には、ステップS214における「OK」キー806の押下操作を待って、「シート属性情報設定状態」を「未確定」から「確定」にする。
待機状態にて手差しトレイ52からシートが取除かれたことをCPU107が検知した場合(ステップS204:有→無)、シートのサイズに関する情報とシートの種類に関する情報とがリセットされる(ステップS216,217)。そして、CPU107は、「シート属性情報設定状態」の値を「未確定」に設定した上で(ステップS218)、待機状態に戻る(ステップS202)。
次に、図23のフローチャートを用いて、第3の実施の形態に係るPDLジョブにおける検索対象シート保持部一覧の作成処理の手順について説明する。なお、ステップS221〜S225については、第1の実施の形態のステップS71〜S75(図12参照)と同様であるため、説明を省略する。
検索対象シート保持部一覧に手差しトレイ52が含まれている場合(ステップS225:Yes)、CPU107はEEPROM111を参照して、手差しトレイ52についての種類フリー設定及びシート属性情報設定状態の値を取得する(ステップS226)。次に、CPU107は、手差しトレイ52について種類フリー設定が有効か無効かを判定し、有効の場合(ステップS227:Yes)にはステップS228に処理を進め、無効(ステップS227:No)の場合にはステップS231に処理を進める。更に、CPU107は、ステップS228においてPDLジョブにシート種類の指定があるか否かを判定する。
PDLジョブにシート種類の指定がある場合(ステップS228:Yes)には、CPU107は、シート属性情報設定状態を確認する(ステップS229)。シート属性情報設定状態が「確定」又は「条件付き確定」の場合には、その時点での内容で検索対象シート保持部一覧が確定し、一覧の作成が終了する。シート属性情報設定状態が「未確定」の場合には、手差しトレイ52を検索対象シート保持部一覧から削除して(ステップS230)、一覧の作成を終了する。
一方、ステップS227において種類フリー設定が無効である場合、又はステップS228においてPDLジョブにシート種類の指定が無い場合にも、CPU107は、シート属性情報設定状態を確認する(ステップS231)。シート属性情報設定状態が「確定」の場合には、その時点での内容で検索対象シート保持部一覧が確定し、一覧の作成が終了する。シート属性情報設定状態が「未確定」又は「条件付き確定」の場合には、手差しトレイ52を検索対象シート保持部一覧から削除して(ステップS232)、一覧の作成を終了する。
以上説明したように、手差しトレイ52のシート属性情報設定状態に、「条件付き確定」という状態を定義することで、後述の条件を満たせばユーザーは手差しトレイ52にシートを載置するだけで印刷が実行可能となる。このため、PDLジョブによる印刷を行う場合には、表示部103及び操作部104を操作することなくPDLジョブによる印刷動作を行うことができ、ユーザーの操作負担を軽減することができる。具体的には、ステップS208(図22参照)においてシート設定画面801が表示部103に表示され、かつ「OK」キー806が選択操作されていない状態であっても、ユーザーの意図するシート種類で印刷を実行することができるようになる。その条件とは、予め手差しトレイ52に種類フリー設定がされていること、シートサイズが自動検知状態であること、及びPDLデータに対してシート種類の指定があることの3つである。一方でこの条件を満たさない状態では、従来通りシート属性情報設定状態が「確定」していなければ、そのシート保持部(手差しトレイ52)からの印刷は実行しないように制御するため、ユーザーが意図しないシート種類で印刷が実行されることを防止できる。なお、上記3つの条件は、必ずしもすべて必要なわけではなく、例えば、シートサイズが自動検知状態であることの条件が無くてもよい。
<他の実施の形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
50:画像形成手段(画像形成エンジン)/51,52:シート保持手段(給送カセット、手差しトレイ)/54,57:サイズ検知手段(ガイド幅センサ、長さ検知センサ)/101:画像形成装置/103:表示手段(表示部)/106:読取手段(スキャナユニット)/107:制御手段(CPU)/111:記憶手段(EEPROM)/801:画面(シート設定画面)/1101,1111:選択画面、第1画像、第2画像(第1用紙設定画面、第2用紙設定画面)

Claims (14)

  1. シートを保持するシート保持手段と、
    前記シート保持手段から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報と、シートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を記憶可能な記憶手段と、
    前記シート保持手段にシートが保持されたことに基づいて、前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類を設定可能な画面を表示する表示手段と、
    前記第2の情報が省略設定の無効を示す状態では、前記シート保持手段にシートが保持されたことに基づいて前記画面を表示するように前記表示手段を制御し、前記第2の情報が省略設定の有効を示す状態では、前記シート保持手段にシートが保持されても前記画面を表示させないように前記表示手段を制御する制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. シートを保持するシート保持手段と、
    前記シート保持手段から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記シート保持手段に対応付けられたシートのサイズ及び種類に関する第1の情報と、シートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を記憶可能な記憶手段と、
    前記シート保持手段にシートが保持されたことに基づいてシートの種類を設定可能な画面を表示可能であると共に、前記画面において選択操作されることで前記第1の情報を設定可能な表示手段と、
    シートのサイズ及び種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に、前記第2の情報が省略設定の無効を示す状態では、前記表示手段において前記選択操作が行われることで前記第1の情報が設定され、かつ前記第1の情報と画像形成ジョブに指定されたシートのサイズ及び種類とが一致する場合に、シートに画像形成するように前記画像形成手段を制御し、
    シートの種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に、前記第2の情報が省略設定の有効を示す状態では、前記表示手段において前記選択操作が行われていなくても前記第1の情報のシートのサイズと前記画像形成ジョブに指定されたシートのサイズとが一致する場合には、シートに画像形成するように前記画像形成手段を制御する制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記シート保持手段に保持されたシートのサイズを検知するサイズ検知手段を備え、
    前記制御手段は、シートの種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に、前記第2の情報が省略設定の有効を示し、かつ前記第1の情報のシートのサイズが前記サイズ検知手段の検知結果に応じて設定されている状態では、前記表示手段において前記選択操作が行われていなくても前記第1の情報のシートのサイズと前記画像形成ジョブに指定されたシートのサイズとが一致する場合には、シートに画像形成するように前記画像形成手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、シートの種類が指定されている画像形成ジョブが入力された後に前記シート保持手段にシートが保持された場合には、前記第2の情報が有効か無効かのいずれを示すかに拘わらず、前記表示手段において前記選択操作が行われることで前記第1の情報が設定され、かつ前記第1の情報と前記画像形成ジョブに指定されたシートのサイズ及び種類とが一致する場合に、シートに画像形成するように前記画像形成手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記シート保持手段は、シートを手差し可能なトレイである、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. シートを保持する複数のシート保持部を有するシート保持手段と、
    前記シート保持手段から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、
    シートの画像情報を読み取り可能な読取手段と、
    前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報と、前記複数のシート保持部のうちの少なくとも1つに対応付けられたシートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を記憶可能な記憶手段と、
    前記読取手段によって読み取られた画像情報に基づいて画像形成する複写ジョブに使用されるシートの供給元を選択可能な選択画面を表示可能な表示手段と、
    前記選択画面が表示された場合に、前記複数のシート保持部の全てについて前記第2の情報が省略設定の無効を示す状態においては前記シート保持部の全てをシート供給元として選択可能な第1画像を前記表示手段に表示させ、前記複数のシート保持部の少なくとも1つについて前記第2の情報が省略設定の有効を示す状態においては前記省略設定が有効な前記シート保持部をシート供給元として選択不能な第2画像を前記表示手段に表示させる制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. シートを保持する複数のシート保持部を有するシート保持手段と、
    前記シート保持手段から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、
    シートの画像情報を読み取り可能な読取手段と、
    前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報と、前記複数のシート保持部のうちの少なくとも1つに対応付けられたシートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を記憶可能な記憶手段と、
    シートの供給元が指定されず、かつ前記読取手段によって読み取られた画像情報に基づいて画像形成する複写ジョブが入力された場合に、前記第2の情報が省略設定の有効を示す前記シート保持部を除いた他の前記シート保持部に保持されたシートに対して画像形成動作を実行可能な制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. シートを保持する複数のシート保持部を有するシート保持手段と、
    前記シート保持手段から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、
    シートの画像情報を読み取り可能な読取手段と、
    前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報と、前記複数のシート保持部のうちの少なくとも1つに対応付けられたシートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を記憶可能な記憶手段と、
    前記読取手段によって読み取られた画像情報に基づいて画像形成する複写ジョブが入力された場合に、複写動作が開始される前に前記第2の情報が省略設定の有効を示す前記シート保持部に対応付けられたシートに関する情報を入力可能な画面を表示可能な制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. シート保持手段から給送されるシートに画像形成する画像形成装置の制御方法において、
    制御手段が、記憶手段に記憶された、前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報と、シートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を取得する取得工程と、
    前記制御手段が、前記第2の情報が省略設定の無効を示す状態では、前記シート保持手段にシートが保持されたことに基づいてシートの種類を設定可能な画面を表示手段に表示させ、前記第2の情報が省略設定の有効を示す状態では、前記シート保持手段にシートが保持されても前記画面を前記表示手段に表示させない表示工程と、を含む、
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 制御手段が、記憶手段に記憶された、シート保持手段に対応付けられたシートのサイズ及び種類に関する第1の情報と、シートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を取得する取得工程と、
    制御手段が、シートのサイズ及び種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に、前記第2の情報が省略設定の無効を示す状態では、表示手段において選択操作が行われることで前記第1の情報が設定され、かつ前記第1の情報と画像形成ジョブに指定されたシートのサイズ及び種類とが一致する場合に、シートに画像形成するように画像形成手段を制御し、
    シートの種類が指定されている画像形成ジョブが入力された際に、前記第2の情報が省略設定の有効を示す状態では、前記表示手段において前記選択操作が行われていなくても前記第1の情報のシートのサイズと前記画像形成ジョブに指定されたシートのサイズとが一致する場合には、シートに画像形成するように前記画像形成手段を制御する画像形成工程と、を含む、
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  11. 複数のシート保持部を有するシート保持手段から給送されるシートに画像形成する画像形成装置の制御方法において、
    制御手段が、記憶手段に記憶された、前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報と、複数のシート保持部のうちの少なくとも1つに対応付けられたシートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を取得する取得工程と、
    前記制御手段が、複写ジョブに使用されるシートの供給元を選択可能な選択画面が表示された場合に、複数のシート保持部の全てについて前記第2の情報が省略設定の無効を示す状態においては前記シート保持部の全てをシート供給元として選択可能な第1画像を表示手段に表示させ、前記複数のシート保持部の少なくとも1つについて前記第2の情報が省略設定の有効を示す状態においては前記第2の情報が省略設定の有効を示す前記シート保持部をシート供給元として選択不能な第2画像を前記表示手段に表示させる表示工程と、を含む、
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  12. 制御手段が、記憶手段に記憶された、複数のシート保持部を有するシート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報と、前記複数のシート保持部のうちの少なくとも1つに対応付けられたシートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を取得する取得工程と、
    制御手段が、シートの供給元が指定されず、かつ読取手段によって読み取られた画像情報に基づいて画像形成する複写ジョブが入力された場合に、前記第2の情報が省略設定の有効を示す前記シート保持部を除いた他の前記シート保持部に保持されたシートに対して画像形成動作を実行する画像形成工程と、を含む、
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  13. 複数のシート保持部を有するシート保持手段から給送されるシートに画像形成する画像形成装置の制御方法において、
    制御手段が、記憶手段に記憶された、前記シート保持手段に対応付けられたシートの種類に関する第1の情報と、前記複数のシート保持部のうちの少なくとも1つに対応付けられたシートの種類に関する情報の入力を省略可能とする省略設定が有効か無効かを示す第2の情報と、を取得する取得工程と
    制御手段が、読取手段によって読み取られた画像情報に基づいて画像形成する複写ジョブが入力された場合に、複写動作が開始される前に前記第2の情報が省略設定の有効を示す前記シート保持部に対応付けられたシートに関する情報を入力可能な画面を表示させる表示工程と、を含む、
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  14. 請求項9乃至13のいずれか1項に記載された画像形成装置の制御方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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