JP2016212247A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の画像形成装置ではメディア専用定着器を使用したジョブを投入するために専用定着器を画像形成装置に装着する必要があった。封筒などの専用定着器を用いるジョブ生成を、専用定着器を装着していない状態でもジョブ投入できるユーザビリティの高い画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置で使用する定着器のメモリ管理し、ジョブで使用する定着器とメモリ管理した情報を照合することで、ジョブを投入可能とした。【選択図】図3
Description
本発明はプリンタやデジタル複合機等において、通常の定着器と、封筒や特殊紙向けにカスタマイズされた定着器(以降「専用定着器」と呼ぶ)とを交換可能な画像形成装置に関する。
近年、特にプロダクション向けの画像形成装置においては、シートへの印字画像のグロスや軽微な傷や皺といった画像品位を特にこだわる場合に、通常の定着器とは別に、上記の専用定着器を換装(載せ替え)して対応する例がある。
このような画像形成装置のユーザに対して、特許文献1では、画像形成装置に搭載されている任意の定着器を使用して印刷(画像形成)ジョブを処理すると定着器を損傷してしまう恐れがあるとして、次のような技術を提案している。これは、印刷ジョブを受け付けると印刷ジョブの仕様を決定する。そして、画像形成装置に装着されている定着器の識別情報を抽出し、印刷ジョブ仕様に対して識別された定着器でない場合には、ユーザに通知し、定着器の取り換え、印刷ジョブの仕様変更、印刷ジョブの実行を選択させる。
しかしながら、先行例のように画像形成装置に対して複数の定着器を使用する場合、印刷ジョブで使用する定着器は所有しているものの、印刷ジョブを投入する時点では使用する定着器が対象の画像形成装置に装着されていない可能性がある。この場合、従来例の画像形成装置では、ユーザはジョブで使用する定着器を装着した上でしかジョブを投入することができなかった。例えば、遠隔のPCなどからジョブを投入する場合に、ユーザは画像形成装置に移動して定着器の交換をし、再びPCからジョブを投入するため不便であった。
本発明はこのような不便を解消するために提案されたものである。その目的とするところは、専用定着器を装着していない状態でもジョブを投入できるユーザビリティの高い画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、印刷情報に従いシートにトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成されたトナー像をシートに定着する定着部と、前記定着部に設けられた識別部と、前記識別部が示す情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された情報を記憶する記憶部と、前記印刷情報に応じた定着部が装着されているか否かを前記取得部により取得された情報に基づいて判断する判断部と、前記印刷情報に応じた定着部が装着されていないと前記判断部により判断され且つ前記記憶部に記憶されている情報に基づく装着されたことのある定着部の中に前記印刷情報に応じた定着部が含まれている場合、定着部の載せ替えを指示する指示部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、専用定着器を装着していない状態でもジョブを投入できるユーザビリティの高い画像形成装置を提供することができる。
《実施例》
(1)画像形成装置
図1は本実施例における画像形成装置100の概略構成を表す縦断面模式図である。この画像形成装置100は画像形成方式として電子写真方式を採用した、シート110にトナーによるフルカラー印刷(画像形成)が可能なレーザビームプリンタである。
(1)画像形成装置
図1は本実施例における画像形成装置100の概略構成を表す縦断面模式図である。この画像形成装置100は画像形成方式として電子写真方式を採用した、シート110にトナーによるフルカラー印刷(画像形成)が可能なレーザビームプリンタである。
シート110はシート状の記録媒体(メディア:記録材)であり、例えば、各種サイズの普通紙、厚紙、封筒、葉書、ラベル、光沢紙、OHPシート、樹脂製シート、印刷用紙、フォーマット紙などが挙げられる。以下、シートを用紙とも記す。
画像形成装置100は、筐体(装置本体)101、表示部180A等を有する操作部180を備える。筐体101の内部には、エンジン部を構成するための各機構と、制御ボード収納部104とが設けられている。制御ボード収納部104には、各機構による各印刷プロセス処理(例えば、シートの給送処理など)に関する制御を行なうエンジン制御部300が収納されている。エンジン制御部300には印刷ジョブを生成する外部ホスト装置としてのPC(パソコン)2がネットワークを介して接続されており、PC2からエンジン制御部300に印刷ジョブが投入される。
エンジン部には、減法混色の3原色であるイエロー(Y)・マゼンタ(M)・シアン(C)と、これにブラック(K)を加えた4色のトナー像をそれぞれ形成する4つの画像形成ステーション120・121・122・123がタンデム配設されている。また、中間転写体としての中間転写ベルト(以下、ベルトと記す)106、シート搬送機構部102、定着処理機構部103が配設されている。
各画像形成ステーション120・121・122・123はそれぞれ形成するトナー像の色が上記のように異なるだけで互いにほぼ同様の電子写真画像形成機構である。本実施例では、その機構は、像担持体としての回転ドラム形の電子写真感光体(以下、ドラムと記す)105と、そのドラムに作用するプロセス手段を有する。プロセス手段は、ここでは、一次帯電器111、レーザスキャナ108、現像器112、一次転写ローラ115、ドラムクリーナ116である。図の煩雑を避けるために、これらの符号の画像形成ステーション121・122・123に対する記載は省略した。
各画像形成ステーション120・121・122・123のドラム105にそれぞれ形成されたY色、M色、C色、K色のトナー像がベルト106に対して順次に重畳されて一次転写される。これにより、ベルト106に対してY・M・C・Kの4色フルカラーのトナー像が形成される。なお、各画像形成ステーション120・121・122・123における作像原理・プロセス・動作は周知であるので詳細な説明は省略する。
一方、シート搬送機構部102の第一又は第二のシート収納庫113A又は113Bからシート110が一枚分離給送されて搬送経路109を通ってベルト106と二次転写ローラ114との当接部である二次転写部に所定の制御タイミングにて導入される。これによりベルト106側の4色フルカラーのトナー像がシート110に対して一括して二次転写される。
本実施例において、上記の各画像形成ステーション120・121・122・123、ベルト106、二次転写ローラ114、シート搬送機構部102が、印刷情報に従いシート110にトナー像を形成する画像形成部である。印刷情報は、原稿画像、シートの種類、画像形成枚数、白黒またはカラーか、といったプリントに必要な情報のことである。
二次転写部を出たシート110はベルト106から分離されて搬送装置118で定着処理機構部103へ搬送される。本実施例における定着処理機構103は、二次転写部でシート110に二次転写されたトナー像を加熱および加圧してシート110に定着させる第一定着器(定着部)150および第二定着器(定着部)160を有する。
第一定着器150は、シート110に熱を加えるための定着ローラ151、シート110を定着ローラ151に圧接させるための加圧ベルト152、定着完了を検知する第一定着センサ153を有している。定着ローラ151は中空ローラであり、内部にヒータ140を有している。
第二定着器160は、第一定着器150よりもシート搬送方向下流側に配置されている。第二定着器160は、第一定着器150により定着したシート110上のトナー像に対してグロス(光沢)を付与したり、定着性を確保したりする。第二定着器160は、定着ローラ161、加圧ローラ162、第二定着センサ163を有している。定着ローラ161は中空ローラであり、内部にヒータ141を有する。
即ち、本実施例においては、第一定着器150と第二定着器160は共にシート110に形成されたトナー像を熱及び圧力により定着する一対の回転体を有する画像加熱装置である。
例えば、シート110にグロスを多く付加する設定がされた場合や、シート110が厚紙のように定着に多くの熱量を必要とする場合は、第一定着器150を通過したシート110は搬送経路130Aを通って第二定着器160に導入される。
シート110の種類によっては第二定着器160を通す必要がない。この場合には、第二定着器160を経由せずにシート110は搬送経路130を通過する。例えば、シート110が普通紙や薄紙の場合であって、グロスを多く付加する設定がされていない場合は、第一定着器150を通過したシート110は、第二定着器160を迂回する搬送経路130を搬送される。
第二定着器160にシート110を搬送するか、第二定着器160を迂回してシート110を搬送するかは、第一フラッパ131の切り替え制御でなされる。第二フラッパ132は第二定着器160を通過したシート110又は搬送経路130で搬送されたシート110を搬送経路135へと誘導する、または、外部への排出経路139に誘導する、切り替え制御される誘導部材である。排出経路139を搬送されたシート110は、画像形成装置100の外部へと排出される。
搬送経路135へと導かれたシート110の先端は、反転センサ137を通過し、反転部(スイッチバック搬送経路)136へ搬送される。反転センサ137がシート110の後端を検出すると、シート110の搬送方向が切り替えられる。第三フラッパ133は、シート110を両面画像形成用の搬送経路138へと誘導する誘導部材である。シート110が搬送経路138に誘導された場合、搬送経路109を通じて再び二次転写部に誘導され、表裏反転されたシート110の2面目にトナー像が二次転写されて両面画像形成がなされる。
第四フラッパ134は搬送経路135に誘導されたのちスイッチバック搬送されたシート110を外部への排出経路139に誘導する誘導部材である。排出経路139を搬送されたシート110は、画像形成装置100の外部へと排出される。
モノカラー画像形成の場合は、そのモノカラー画像を形成するのに必要な画像形成ステーションが作像動作し、それ以外の画像形成ステーションはドラムが空回転するだけで作像動作はなされない。
定着処理機構103において、第一定着器150と第二定着器160は、それぞれ、筐体101の所定の装着部150Aと160Aに対して所定の手順・要領にて着脱交換可能である。即ち、画像形成装置100は搭載されている定着器を所望の印刷ジョブ仕様にカスタマイズされた他の定着器に載せ替えて画像形成を行うことが可能である。
(2)エンジン制御部
図2は本実施例におけるエンジン制御部300の概略構成を示すブロック図である。エンジン制御部300は画像形成装置100を制御するCPU(制御部:判断部:指示部)301、制御プログラムやデータが保存されたROM302、制御に必要な設定値を保持するRAM303、タイマ304を有する。また、PC2とネットワークを介して通信を行う外部I/F部305、操作部180を制御する操作部I/F部306、各制御機能を備えたロジックIC310を有する。
図2は本実施例におけるエンジン制御部300の概略構成を示すブロック図である。エンジン制御部300は画像形成装置100を制御するCPU(制御部:判断部:指示部)301、制御プログラムやデータが保存されたROM302、制御に必要な設定値を保持するRAM303、タイマ304を有する。また、PC2とネットワークを介して通信を行う外部I/F部305、操作部180を制御する操作部I/F部306、各制御機能を備えたロジックIC310を有する。
CPU301では主にプリントジョブ制御部321、画像形成制御部322、定着温調制御部323がプログラムモジュールとして動作する。
ロジックIC310は各種モータを駆動するためのモータ制御部311、現像、帯電、転写等の高圧を制御する高圧制御部312を有する。また、各種センサ等のI/Oを制御するI/O制御部313、定着温調制御を行うヒータ制御部314、シリアル通信を行うシリアル通信制御部315を有する。
モータ制御部311では画像形成装置100内で使用される複数のモータの制御が行われる。各モータにはそれぞれ搬送ローラが接続されており、モータ制御部311がモータ1〜3の速度、回転方向を制御することで、転写ローラ114、定着ローラ151、定着ローラ161などの速度、回転方向を制御することが出来る。
I/O制御部313には第一定着センサ153、第二定着センサ163、反転センサ137などが接続されており、センサ信号の変化はI/O制御部313を介してCPU301に通知される。またフラッパ131・132を制御するためのソレノイド1〜2もI/O制御部313に接続されており、CPU301からの命令に応じてI/O制御部313から制御信号を出力することによりフラッパ131・132の制御が行われる。
なお、フラッパ134および133はバネにより付勢され、シート110の先端突入により押し上げられ、後端が切替先に進むように構成されているため、エンジン制御部300により制御しなくてもよい。
ヒータ制御部314には第一定着器150用のヒータ140及びサーミスタ142、第二定着器160用のヒータ141及びサーミスタ143が接続されており、第一定着器150及び第二定着器160の温調制御が行われる。
シリアル通信制御部315には、第一定着器150に具備させた識別用のタグとしてのEEPROM(不揮発性メモリ)170、第二定着器160に具備させた識別用のタグとしてのEEPROM171が接続される。そして、CPU301の指示に従い、EEPROM170、EEPROM171の夫々のデータの書き込みや読み出しが行われる。
第一定着器150や第二定着器160は、筐体101側であるエンジン制御部300と夫々ドロワコネクタD1、D2を介して電気的に接続され、筐体101側の装着部150A・160Aに対して着脱が可能である。
CPU301は電源オン時や第一定着器150もしくは第二定着器160が換装(載せ替え)された際にEEPROM170もしくはEEPROM171と情報の授受を行う。即ち、シリアル通信制御部315を介してEEPROM170もしくはEEPROM171のデータを読み込んだり、所定のタイミングでカウンタデータなどを書き込むなどを行う。EEPROM170およびEEPROM171には、定着器の識別情報として、個々の定着器を識別可能なシリアルナンバーと、ユーザが任意で設定可能な定着器名称が記憶されている。
本実施例において、EEPROM170およびEEPROM171は定着器の情報(識別情報)を示す識別部として定着器に備えられている。シリアル通信制御部315がEEPROM170およびEEPROM171が示す識別情報を取得する取得部である。取得部315で取得された情報がCPU301に入力する。
なお、定着器が具備する識別部は上記のメモリ(タグ)に限られない。定着器種別(種類)の情報を示し、その情報を取得部で取得できればよく、マイクロスイッチやディップススイッチなど機械的(メカ的)な構成のものにすることもできる。具体的には、例えば、10個の電気接点のうち何個の接点が導通するか(どの位置の接点が導通するかでも構わない)否かで判別するような構成が挙げられる。ユーザが操作部で定着器装着の都度、種別を指定するようにしてもよい。
(3)定着器の載せ替え
図3は本実施例の画像形成装置100における定着器の載せ替えシステムの概念図である。図3では第一定着器150が装着された本実施例の画像形成装置100と、第一定着器150−1が装着された本実施例の画像形成装置100と同等の画像形成装置100−1とがネットワークを介してPC2に接続されている状態を示している。
図3は本実施例の画像形成装置100における定着器の載せ替えシステムの概念図である。図3では第一定着器150が装着された本実施例の画像形成装置100と、第一定着器150−1が装着された本実施例の画像形成装置100と同等の画像形成装置100−1とがネットワークを介してPC2に接続されている状態を示している。
第一定着器150のEEPROM170には識別情報として、図中に示すとおり、シリアルナンバー#12345および、ユーザが任意で設定可能な定着器の名称:Normalが記憶されているものとする。同じく第一定着器150−1のEEPROM170には識別情報として、図中はシリアルナンバー#12347および定着名称:Normalが記憶されている。これらの画像形成装置100および画像形成装置100−1には複数の専用第一定着器140、190、190−1が装着可能(載せ替え可能)である。
以降説明を簡略化するために、第一定着器150の換装(載せ替え)にのみ絞って説明する。第二定着器160の換装についても同様である。
第一定着器140は封筒専用の定着器であり、通常の第一定着器150に対して定着ローラニップ圧を下げ、定着時に封筒に皺が寄りにくくする特殊対応がなされている。この第一定着器140のEEPROM170には識別情報として、図はシリアルナンバー#12346、定着名称は封筒専用定着器であるため「封筒」が記憶されている。
本実施例の画像形成装置100では、RAM303に図3中の(a)の定着器履歴テーブルTaを記憶することができ、過去及び現在、画像形成装置100に装着された定着器を履歴管理することができる。本実施例においては、RAM303が、これまでに画像形成装置に装着された定着器の識別情報が装着履歴として記憶される記憶部である。画像形成装置100−1も同様にRAM303に図3中の(b)の定着器履歴テーブルを記憶することができ、過去及び現在、画像形成装置100−1に装着された定着器を履歴管理することができる。
なお、本実施例の画像形成装置100では定着器の装着履歴をRAM303にて管理する構成を採用しているが、手持ちの定着器を操作部180等から手入力し記憶するようにしても良い。
図4は本実施例の専用定着器選択画面を説明する図である。図5のCPU301で実行される定着器メディア設定フローも併せて説明する。本実施例の画像形成装置100では操作部180に表示部180Aを有する。表示部180Aはタッチパネル方式の液晶画面であり、CPU301によって各種の情報表示(メッセージの表示)がなされると共に、各種の操作ボタン(キー)の表示もなされる。ユーザは表示された操作ボタン(キー)によっても印刷条件(各種設定)等の指定を行うことができる。
ユーザは表示部180Aに図4の(a)、(b)、(c)ように情報表示される画面を使って、専用定着器を指定できる。ユーザは画像形成装置100のRAM303に登録されているシート属性を画面(a)から自由に設定できる。例えば用紙(シート)の名称1801や坪量1802、サイズ1803、表面性1804、特徴1805などである。画面(a)において専用定着器1806の変更を実施すると、画面(b)に遷移する。
画面(b)では初期設定では「専用定着器を使用する」1810のチェックボックスはオフされているが、これを選択すると、定着器履歴テーブルTaを元に画像形成装置100で装着された定着器の一覧を示す定着器選択画面が表示される。
図5のフローにそって、1810のチェックボックスによって専用定着器を使用することが選択されたならば(S100)、定着器選択画面を表示する(S101)。画面(b)のうち1〜3の定着器いずれかを選択した状態でOKボタン1819を押せば(S102)、当該メディアで使用する専用定着器のシリアルナンバーを更新する(S103)。
一方、画面(b)において、定着器を選択せずOKボタン1819を押すことも可能で、この場合、当該メディアで使用する定着器のシリアルナンバーを「不定」とする。
専用定着器を使用しない場合は、画面(a)において、当該メディアで使用する定着器のシリアルナンバーを「設定なし」とする(S105)。
画面(c)はフローS104を経て、当該メディアで使用する定着器のシリアルナンバーを「不定」とした場合の例である。画面上の表示1806は「未設定」となる。
以上のように、本実施例の画像形成装置100では装着履歴のない定着器でもメディアの専用定着器として選択可能としている。
結果として、図5中のメディアテーブルTbで例示すように、画像形成装置100で使用するメディアに対して、専用定着器を使用するか否か、使用する場合の定着器のシリアルナンバーをRAM303に記憶する。
図6は本実施例のジョブ設定画面を説明する図である。図7のCPU301で実行されるジョブ生成フローチャートも併せて説明する。図6のジョブ設定画面(a)のメディア選択メニュー1821によってジョブで使用するメディアを選択する。例では「ISO−C5(封筒)」を選択している。片面印刷及び両面印刷選択メニュー1822、部数選択メニュー1823でジョブ情報を設定する。これらの条件で印刷指示する場合、1824を押すとジョブが生成される(S110)。キャンセルする場合は1825を選択する。
図7のジョブ生成のフローチャートにおいて、ジョブが初期化されると(S110)、ジョブで指定されたメディアをメディアテーブルTbからサーチする(S111)。一致したメディアが専用定着器を使用するかを判別し(S112)、使用しない場合はジョブの定着器情報を“ノーマル”として、初期指定されている定着器を使用する(S113)。
一方、S112において一致したメディアが専用定着器を使用する場合、定着器が未選択か判別する(S114)。専用定着器を選択していれば、ジョブの定着器情報として、メディアテーブルTbの定着器シリアルナンバーを使用する(S115)。S114において、定着器が未選択の場合、図6の(b)の確認画面を表示する(S116)。専用定着器の選択画面(b)ではジョブで使用する定着器の最終選択を行う。
ここで、定着器を選択せずに強制続行1826(印刷ジョブを許可させるためのキー)を押すと(S117)、ジョブの定着器情報を“ノーマル”として、初期指定されている定着器を使用する(S118)。定着器を選択して強制続行1826を押すと、ジョブの定着器情報を選択された定着器シリアルナンバーを使用する(S120)。キャンセル1827(印刷ジョブを許可させないためのキー)を押すと、ジョブ生成はなされない。
以上のフローを経てジョブを生成し(S121)、プリント制御部321によってジョブがスプールされ、実行制御される。
図8は本実施例のCPU301で実行される定着器判別のフローチャートである。第一定着器150の着脱状態を確認する(S130)。これはドロワコネクタD1の接続検知(不図示)をI/O制御部313経由で判断するなどすればよい。第一定着器150が脱状態であれば、CPU301は「定着器なし」状態と認識する(S131)。第一定着器150が挿入されると(S132)、CPU301は「定着器あり」状態と認識する(S133)。
第一定着器150のEEPROM170からデータを読み出し(S134)、シリアルナンバー及び定着器名称を解釈する(S135、S136)。以前装着されていた第一定着器150とS134で読みだしたシリアルナンバーが一致すれば、第一定着器150は交換されていないと判断される(S137)。
一方、交換されたと判断された場合、定着器履歴テーブルTa(図3)をサーチ(照会)して(S138)、該当するシリアルナンバーの定着器が存在するか確認する(S139)。一致した場合、定着器履歴テーブルTa上の当該定着器を「装着中」状態に変更する(S140)。
定着器履歴テーブルTaに無い定着器が装着された場合、定着器履歴テーブルTaに新規定着器として追加し、「装着中」状態とする(S141)。例えば図3中の封筒専用定着器である第一定着器140を装着した場合、定着器履歴テーブルTaは図9の(i)のようになる。その上で図9の(ii)に示す専用定着器の選択画面を表示する(S142)。専用定着器選択画面では、定着器履歴テーブルTaの内、現在装着中の定着器を表示し、メディアテーブルTbの内、専用定着器を使用するメディアのリストを表示する。この際、定着器シリアルナンバーが不定のものを上位に優先的に表示する。
ここで例えば「ISO−C5(封筒)」を選択し、OKボタン1828を押すと、図9の(iii)で示すように、メディアテーブルTbの当該メディアの定着器シリアルナンバーが更新される。
図10の(a)は定着器指定のジョブ制御のフローチャートを示している。定着器指定のジョブが投入されると、CPU301は指定定着器と定着器履歴テーブルTaを照会する。指定定着器が現在装着中であればそのままジュブを実行する。そうでなければ、(b)のように表示部180Aに定着器の交換メッセージを表示して、指定の定着器の装着を待つ。すなわち、定着器履歴に存在する定着器を使用するジョブであれば、装着されていない状態であってもジョブを受けつけ値受け、ジョブ実行時に定着器交換まで待つようにしたため、ユーザビリティの高い画像形成装置となる。
上述した実施例の画像形成装置の構成をまとめると次のとおりである。印刷情報に従いシート110にトナー像を形成する画像形成部120〜123・106・102を有する。その画像形成部により形成されたトナー像をシートに定着する定着部150・160を有する。定着部に設けられた識別部170を有する。その識別部が示す情報を取得する取得部315を有する。取得部315により取得された情報を記憶する記憶部303を有する。印刷情報に応じた定着部が装着されているか否かを取得部315により取得された情報に基づいて判断する判断部301を有する。
印刷情報に応じた定着部が装着されていないと判断部301により判断され且つ記憶部303に記憶されている情報に基づく装着されたことのある定着部の中に印刷情報に応じた定着部が含まれている場合、定着部の載せ替えを指示する指示部301を有する。
上記において、「装着されたことのある定着部」と「印刷情報に応じた定着部」の関係は、同一の例だけでなく、同じ種類の定着器(例えば、封筒用定着器、あるいは、A4サイズ専用定着器)でも構わない。つまり、封筒専用定着器を2台持ちしているユーザの使用例に相当する。
指示部301は、投入された印刷ジョブにおいて使用する定着部が現在装着中であれば印刷ジョブを実行する。表示部180Aを有し、指示部301は、投入された印刷ジョブにおいて使用する定着部が装着されていなければ定着部の載せ替えメッセージを表示部180Aに表示する。指示部301は、印刷ジョブの実行を許可させるためのキー1826と、印刷ジョブの実行を許可させないためのキー1827と、を表示部180Aに表示する。
このように本実施例の画像形成装置は、定着器(定着部)の装着履歴から専用定着器を指定する手段を設け、装着履歴に無い定着器を使用するジョブであってもジョブを強制投入できるようにしたため、ユーザビリティの高い画像形成装置を提供できる。
また、専用定着器を使用するジョブを強制投入後も、新規に定着器が装着されれば、簡便に専用定着器を選択できるようにしたため、更にユーザビリティの高い画像形成装置を提供できる。
100・・画像形成装置、110・・シート、150・・第一定着器、160・・第二定着器、301・・CPU(制御部)、302・・ROM(記憶部)、170・171・・EEPROM(指示部)
Claims (6)
- 印刷情報に従いシートにトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により形成されたトナー像をシートに定着する定着部と、
前記定着部に設けられた識別部と、
前記識別部が示す情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得された情報を記憶する記憶部と、
前記印刷情報に応じた定着部が装着されているか否かを前記取得部により取得された情報に基づいて判断する判断部と、
前記印刷情報に応じた定着部が装着されていないと前記判断部により判断され且つ前記記憶部に記憶されている情報に基づく装着されたことのある定着部の中に前記印刷情報に応じた定着部が含まれている場合、定着部の載せ替えを指示する指示部と、を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記指示部は、投入された印刷ジョブにおいて使用する定着部が現在装着中であれば前記印刷ジョブを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 表示部を有し、前記指示部は、投入された印刷ジョブにおいて使用する定着部が装着されていなければ定着部の載せ替えメッセージを前記表示部に表示することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記指示部は、印刷ジョブの実行を許可させるためのキーと、印刷ジョブの実行を許可させないためのキーと、を前記表示部に表示することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記識別部が不揮発性メモリであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像形成装置。
- 前記定着部は、シートに形成されたトナー像を熱及び圧力により定着する一対の回転体を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2015095638A JP2016212247A (ja) | 2015-05-08 | 2015-05-08 | 画像形成装置 |
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JP2015095638A JP2016212247A (ja) | 2015-05-08 | 2015-05-08 | 画像形成装置 |
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JP2016212247A true JP2016212247A (ja) | 2016-12-15 |
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Family Applications (1)
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2015
- 2015-05-08 JP JP2015095638A patent/JP2016212247A/ja active Pending
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