JP2018071500A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】クランク信号の異常時に内燃機関の加速運転時であってもカム信号に基づきアクチュエータを適切に操作できるようにした内燃機関の制御装置を提供する。【解決手段】CPU62は、カム信号Sca1,Sca2の一部を抽出することによって、90°CA毎のカム周期信号Scacを生成する。クランク信号Scrの異常時、CPU62は、カム周期信号Scacを逓倍した30°CA毎のタイミング信号に基づき、点火装置16を操作する。ただし、CPU62は、内燃機関10の加速運転時においては、カム周期信号Scacによって定まるクランク軸20の90°CAの回転に要する時間である検出時間の前回値から今回値を減算した値に応じた補正値に基づき、上記タイミング信号を補正する。【選択図】図1
Description
本発明は、内燃機関のクランク角に応じてアクチュエータを操作する内燃機関の制御装置に関する。
たとえば下記特許文献1には、クランク信号に異常が生じているときに、カム信号に基づき疑似クランク信号を生成し、これに基づき点火制御や燃料噴射制御を実行する制御装置が記載されている。具体的には、クランク信号に異常が生じているときに、カム信号から抽出される90°CA毎の信号を逓倍することによって、30°CA毎の信号を疑似クランク信号として生成している。
ただし、上記のカム信号から抽出される90°CA毎の信号は、クランク信号の周期と比較して長いことから、内燃機関の加速運転時においては、クランク軸が実際に30°CA回転するタイミングに対して疑似クランク信号の発生タイミングが過度に遅くなるおそれがある。そしてその場合、アクチュエータを適切に操作することが困難となるおそれがある。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、クランク信号の異常時に内燃機関の加速運転時であってもカム信号に基づきアクチュエータを適切に操作できるようにした内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく、内燃機関のクランク角に応じてアクチュエータを操作する内燃機関の制御装置において、クランク信号に異常が生じる場合、カム信号から抽出される信号であって前記クランク角の所定の角度間隔毎の信号であるカム周期信号を入力とし、前記所定の角度間隔の回転に要する時間である検出時間を算出する検出時間算出処理と、前記検出時間に基づき、前記所定の角度間隔よりも小さい規定の角度間隔の回転に要する時間である推定時間を算出する推定時間算出処理と、前記推定時間に基づき、前記アクチュエータを操作する操作処理と、を実行し、前記推定時間算出処理は、前記内燃機関の加速運転時である場合、前記検出時間算出処理によって前回算出された前記検出時間および今回算出された前記検出時間の一対の時間同士の減算値に比例して定まる補正値を、前記所定の角度間隔と前記規定の角度間隔との比によって前記検出時間を縮小した値および前記検出時間のいずれかから減算する処理を実行することによって前記推定時間を算出する処理である。
上記構成では、内燃機関の加速運転時である場合、推定時間を、検出時間を上記比によって縮小した値に一致させる代わりに、上記縮小した値を上記補正値によって減少補正した値とする。このため、推定時間が、クランク軸が実際に規定の角度間隔だけ回転する時間に対して過度に長くなることを抑制することができる。そして、推定時間に基づきアクチュエータを操作することにより、クランク信号の異常時に内燃機関の加速運転時であってもカム信号に基づきアクチュエータを適切に操作できる。
以下、内燃機関の制御装置にかかる一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示す内燃機関10は、燃料噴射弁12から噴射された燃料と空気との混合気を、燃焼室14内において、点火装置16の火花放電によって燃焼させ、このときに生成される燃焼エネルギをピストン18を介してクランク軸20の回転動力に変換する。内燃機関10は、4ストロークを1サイクルとする。
図1に示す内燃機関10は、燃料噴射弁12から噴射された燃料と空気との混合気を、燃焼室14内において、点火装置16の火花放電によって燃焼させ、このときに生成される燃焼エネルギをピストン18を介してクランク軸20の回転動力に変換する。内燃機関10は、4ストロークを1サイクルとする。
クランク軸20には、クランク軸20と一体的に回転するクランクロータ30が組み付けられている。クランクロータ30は、その外周に、凸部32が34個形成されている。これら凸部32は、不等間隔部36を除き、10°CA間隔の凹部34を挟むようにして等間隔に設けられている。不等間隔部36は、凸部32が形成されていない角度領域であって凹部34よりも広い角度領域(ここでは、30°CA)である。
クランク軸20の動力は、タイミングチェーン19を介して、カム軸22,24に伝達可能となっている。カム軸22には、カム軸22と一体的に回転するカムロータ40が組み付けられている。カムロータ40は、その外周に凸部42が3個形成されており、これにより、凸部42と凹部44とが交互に3個ずつ形成されていることとなる。一方、カム軸24には、カム軸24と一体的に回転するカムロータ50が組み付けられている。カムロータ50は、その外周に凸部52が3個形成されており、これにより、凸部52と凹部54とが交互に3個ずつ形成されていることとなる。
クランク角センサ70は、クランクロータ30の凹凸を検出し、クランク信号Scrを凹凸の検出信号として出力する。カム角センサ72は、カムロータ40の凹凸を検出し、カム信号Sca1を凹凸の検出信号として出力する。カム角センサ74は、カムロータ50の凹凸を検出し、カム信号Sca2を凹凸の検出信号として出力する。
ここで、本実施形態では、カムロータ40の凸部42および凹部44と、カムロータ50の凸部52および凹部54とが、それぞれ同一の間隔を有する。すなわち、カムロータ40は、図中反時計回りに回転すると、180°CAの凸部42、180°CAの凹部44、60°CAの凸部42、120°CAの凹部44、120°CAの凸部42、60°CAの凹部44の順にカム角センサ72に対向する。同様、カムロータ50は、図中反時計回りに回転すると、180°CAの凸部52、180°CAの凹部54、60°CAの凸部52、120°CAの凹部54、120°CAの凸部52、60°CAの凹部54の順にカム角センサ74に対向する。ただし、カムロータ40の120°CAの凸部42の中央がカム角センサ72に対向しているときに、カムロータ50の120°CAの凸部52と120°CAの凹部54との境界部分がカム角センサ74に対向するように配置される。
これにより、カム信号Sca1,Sca2に基づき、90°CA周期の信号であるカム周期信号Scacが生成される。カム周期信号Scacは、カム角センサ72による凸部42と凹部44との境界部分の検出信号であるカム信号Sca1の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの一部と、カム角センサ74による凸部52と凹部54との境界部分の検出信号であるカム信号Sca2の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの一部とによる信号である。
制御装置60は、内燃機関を制御対象とし、その制御量(トルク、排気成分等)を制御する。制御装置60は、中央処理装置(CPU62)およびメモリ64を備えており、メモリ64に記憶されたプログラムをCPU62が実行することにより、上記制御量を制御するために、燃料噴射弁12や点火装置16等のアクチュエータを操作する。
CPU62は、上記制御量を制御すべく、点火時期等を操作する。ここで、CPU62は、点火時期の操作を、10°CA毎のクランク信号Scrから30°CA毎のタイミング信号を抽出し、30°CA毎のタイミング信号に基づき実行する。すなわち、CPU62は、30°CA毎のタイミング信号に基づき、クランク軸20が30°CA回転するのに要する時間T30を算出する。そして、点火角度指令値が、上記30°CA毎のタイミング信号によって定まる所定のクランク角度からα°CAだけ進角された角度である場合、所定のクランク角度までの30°CAに対応するT30を用いて、所定のクランク角度の検知タイミングから、「T30・α/30」の時間が経過するときを点火タイミングに設定する。
また、CPU62は、クランク信号Scrに異常が生じたと判定する場合、上記カム周期信号Scacに基づき、上記点火時期を操作する。
図2に、クランク信号Scrの異常時の点火時期の操作のための信号の生成処理について説明する。図2に示す処理は、メモリ64に記憶されたプログラムをCPU62が上記カム周期信号Scacをトリガとして繰り返し実行することにより実現される。なお、以下では、先頭に「S」を付与した数字によって、各処理のステップ番号を記載する。
図2に、クランク信号Scrの異常時の点火時期の操作のための信号の生成処理について説明する。図2に示す処理は、メモリ64に記憶されたプログラムをCPU62が上記カム周期信号Scacをトリガとして繰り返し実行することにより実現される。なお、以下では、先頭に「S」を付与した数字によって、各処理のステップ番号を記載する。
図2に示す一連の処理において、CPU62は、まずクランク信号Scrの異常時であるか否かを判定する(S10)。ここでは、たとえば、クランク信号Scrが常時一定値となるなどした場合、クランク信号Scrに異常が生じたと判定すればよい。CPU62は、クランク信号Scrの異常時であると判定する場合(S10:YES)、上記カム周期信号Scacに基づき、クランク軸20が90°CA回転するのに要する時間である検出時間T90(n)を算出する(S12)。ここで、変数nは、最新の90°CAの角度間隔の回転に要する時間であることを示すものとする。次に、CPU62は、検出時間T90(n)に基づき、上記クランク信号Scrに基づく時間T30と同様、クランク軸20が30°CA回転するのに要する時間である逓倍時間T30b(n)を算出する(S14)。ここでは、逓倍時間T30b(n)は、「T90(n)/3」として算出される。
次に、CPU62は、図2に示す処理の前回の制御周期において算出された逓倍時間T30b(n−1)から今回の制御周期におけるS14の処理によって算出された逓倍時間T30b(n)を減算した減算値(補正値Vc)が、正であるか否かを判定する(S16)。この処理は、内燃機関10の加速運転時であるか否かを判定するためのものである。そしてCPU62は、ゼロ以下であると判定する場合、すなわち内燃機関10の加速運転時ではないと判定する場合(S16:NO)、点火時期の操作に用いる、30°CAの回転に要する時間の推定値である推定時間T30e(n)を、逓倍時間T30b(n)とする(S18)。
これに対し、CPU62は、正であると判定する場合、すなわち内燃機関10の加速運転時であると判定する場合(S16:YES)、推定時間T30e(n)を、逓倍時間T30b(n)から補正値Vcを減算した値とする(S20)。これは、内燃機関10の加速運転時においては、逓倍時間T30b(n)が、図2に示す処理の今回の制御周期から次回の制御周期までの期間において、クランク軸20が30°CA回転するのに要する時間よりも長くなると考えられるために設けられた処理である。ここで、補正値Vcは、前回の制御周期から今回の制御周期までの90°CAの回転期間における30°CAの回転に要する時間が、今回の制御周期から次回の制御周期までの90°CAの回転期間における30°CAの回転に要する時間を上回る量の予測値となっている。
CPU62は、S18,S20の処理が完了する場合には、クランク信号Scrが正常であるならば、クランク信号Scrのパルス信号を間引くことによって生成される30°CA毎のタイミング信号を、推定時間T30e(n)に基づき生成する(S22)。すなわち、CPU62は、図2に示す一連の処理のトリガとしてのカム周期信号Scacが得られたタイミングから、推定時間T30e(n)が経過するタイミングと、推定時間T30e(n)の2倍の時間が経過するタイミングとを、図1に示した30°CA毎のタイミング信号の代わりとして生成する。これにより、カム周期信号Scacと、上記推定時間T30e(n)に基づき生成される信号とに基づき、30°CA毎のタイミング信号を生成することができる。
そしてCPU62は、変数nを更新し、今回の変数nを「n−1」等とする(S24)。なお、CPU62は、S24の処理が完了する場合や、S10において否定判定する場合には、図2に示す一連の処理を一旦終了する。
ここで、本実施形態の作用を説明する。
図3(a)は、実際のクランク軸20の回転角度を示し、図3(b)は、上記逓倍時間T30bを示し、図3(c)は、S20の処理によって算出された推定時間T30eを示す。なお、図3は、クランク信号Scrの異常時であって内燃機関10の加速運転時のものである。また、図3において、たとえば「390」と記載された区間は、390°CAのタイミングとなってから、30°CA先の420°CAとなるまでの期間を示す。また、図3においては、点火角度指令値が520°CAであることを例示する。
図3(a)は、実際のクランク軸20の回転角度を示し、図3(b)は、上記逓倍時間T30bを示し、図3(c)は、S20の処理によって算出された推定時間T30eを示す。なお、図3は、クランク信号Scrの異常時であって内燃機関10の加速運転時のものである。また、図3において、たとえば「390」と記載された区間は、390°CAのタイミングとなってから、30°CA先の420°CAとなるまでの期間を示す。また、図3においては、点火角度指令値が520°CAであることを例示する。
図示されるように、カム周期信号Scacに基づく450°CAのタイミングから、逓倍時間T30b(n)の3倍の時間が経過する前に、カム周期信号Scacに基づく540°CAのタイミングが出現する。この場合、クランク軸20の実際の回転角度が点火角度指令値である520°CAとなるタイミング(時刻t1)において、逓倍時間T30bに基づき定まる回転角度は、未だ510°CAにも達していない。このため、図2のS22の処理において、仮に逓倍時間T30b(n)に基づき30°CA毎のタイミング信号を生成する場合には、点火時期を適切に操作することができなくなるおそれがある。これに対し、本実施形態において、CPU62は、加速運転時に逓倍時間T30b(n)が補正値Vcによって減少補正された推定時間T30eに基づき、30°CA毎のタイミング信号を生成するため、図3(c)に示すように、510°CAに対応するタイミング信号を適切に生成することができる。そして、推定時間T30e(n)に基づくタイミング信号と、推定時間T30e(n)とに基づき、点火時期を適切に把握することができる。
なお、CPU62は、燃料噴射弁12の操作についても、推定時間T30e(n)に基づくタイミング信号と、推定時間T30e(n)とに基づき実行する。
<対応関係>
上記実施形態を特定する事項と、上記「課題を解決するための手段」の欄に記載した事項との対応関係は、次の通りである。アクチュエータは、点火装置16や燃料噴射弁12に対応し、検出時間算出処理は、S12の処理に対応し、推定時間算出処理は、S18,S20の処理に対応し、操作処理は、図1に示す処理における時間T30を推定時間T30eに代えて点火時期を設定する処理に対応する。また、「検出時間の一対の時間同士の減算値に比例して定まる補正値」における一対の時間同士の減算値は、補正値Vcを3倍したものであり、減算値に比例して定まる補正値は、補正値Vcに対応する。
<対応関係>
上記実施形態を特定する事項と、上記「課題を解決するための手段」の欄に記載した事項との対応関係は、次の通りである。アクチュエータは、点火装置16や燃料噴射弁12に対応し、検出時間算出処理は、S12の処理に対応し、推定時間算出処理は、S18,S20の処理に対応し、操作処理は、図1に示す処理における時間T30を推定時間T30eに代えて点火時期を設定する処理に対応する。また、「検出時間の一対の時間同士の減算値に比例して定まる補正値」における一対の時間同士の減算値は、補正値Vcを3倍したものであり、減算値に比例して定まる補正値は、補正値Vcに対応する。
<その他の実施形態>
なお、上記実施形態の各事項の少なくとも1つを、以下のように変更してもよい。
・図2の処理において、S16,S18の処理を省き、代わりに、S20において用いる補正値Vcを、「T30b(n−1)−T30b(n)」とゼロとのうちの大きい方としてもよい。もっとも、これに限らず、たとえば、補正値Vcが負であっても、S20の処理にて逓倍時間T30bを補正値Vcにて補正することも可能である。
なお、上記実施形態の各事項の少なくとも1つを、以下のように変更してもよい。
・図2の処理において、S16,S18の処理を省き、代わりに、S20において用いる補正値Vcを、「T30b(n−1)−T30b(n)」とゼロとのうちの大きい方としてもよい。もっとも、これに限らず、たとえば、補正値Vcが負であっても、S20の処理にて逓倍時間T30bを補正値Vcにて補正することも可能である。
・補正値Vcを、「T30b(n−1)−T30b(n)」とする代わりに、これに補正係数Kを乗算した値である「K・{T30b(n−1)−T30b(n)}」としてもよい。ここで、補正係数Kは、「0.5」よりも大きく「1」よりも小さい値か、「1」よりも大きく「1.5」よりも小さい値とされる。
・逓倍時間T30bを算出することは必須ではなく、たとえば、補正値Vcを、「T90(n−1)−T90(n)」とし、この補正値Vcを、検出時間T90(n)に加算した値を「1/3」倍したものを推定時間T30eとしてもよい。また、この際、補正値Vcを、「K・{T90(n−1)−T90(n)}」としてもよい。ここで、補正係数Kは、「0.5」よりも大きく「1」よりも小さい値か、「1」よりも大きく「1.5」よりも小さい値とされる。さらに、補正値Vcを、「K・{T30b(n−1)−T30b(n)}:0.5<K/3<1.5」とし、検出時間T90(n)を補正値によって補正した値を「1/3」倍したものを推定時間T30eとしてもよい。
・カム周期信号Scacによって規定される90°CAの領域を3分割した各領域のうち後に出現する領域において先に出現する領域よりも、推定時間T30eの算出に用いる補正値Vcが大きくなるように、上記補正係数Kを可変設定してもよい。
・制御装置としては、CPU62とメモリ64とを備えて、ソフトウェア処理を実行するものに限らない。たとえば、上記実施形態においてソフトウェア処理されたものの少なくとも一部を、ハードウェア処理する専用のハードウェア回路(たとえばASIC等)を備えてもよい。すなわち、制御装置は、以下の(a)〜(c)のいずれかの構成であればよい。(a)上記処理の全てを、プログラムに従って実行する処理装置と、プログラムを記憶するメモリとを備える。(b)上記処理の一部をプログラムに従って実行する処理装置およびプログラムを記憶するメモリと、残りの処理を実行する専用のハードウェア回路とを備える。(c)上記処理の全てを実行する専用のハードウェア回路を備える。
・カムロータやカム角センサを2個ずつ備えることは必須ではなく、1個ずつであってもよい。内燃機関としては、火花点火式内燃機関に限らず、たとえば圧縮着火式内燃機関であってもよい。アクチュエータを操作するために利用するタイミング信号としては、30°CA毎の信号に限らず、たとえば10°CA毎の信号であってもよい。
・カム周期信号としては、90°CA毎の信号に限らない。たとえば、4気筒の内燃機関の場合、90°CAよりも広い角度間隔の周期信号であってもよい。
10…内燃機関、12…燃料噴射弁、14…燃焼室、16…点火装置、18…ピストン、19…タイミングチェーン、20…クランク軸、22…カム軸、24…カム軸、30…クランクロータ、32…凸部、34…凹部、36…不等間隔部、40…カムロータ、42…凸部、44…凹部、50…カムロータ、52…凸部、54…凹部、60…制御装置、62…CPU、64…メモリ、70…クランク角センサ、72,74…カム角センサ。
Claims (1)
- 内燃機関のクランク角に応じてアクチュエータを操作する内燃機関の制御装置において、
クランク信号に異常が生じる場合、カム信号から抽出される信号であって前記クランク角の所定の角度間隔毎の信号であるカム周期信号を入力とし、前記所定の角度間隔の回転に要する時間である検出時間を算出する検出時間算出処理と、
前記検出時間に基づき、前記所定の角度間隔よりも小さい規定の角度間隔の回転に要する時間である推定時間を算出する推定時間算出処理と、
前記推定時間に基づき、前記アクチュエータを操作する操作処理と、を実行し、
前記推定時間算出処理は、前記内燃機関の加速運転時である場合、前記検出時間算出処理によって前回算出された前記検出時間および今回算出された前記検出時間の一対の時間同士の減算値に比例して定まる補正値を、前記所定の角度間隔と前記規定の角度間隔との比によって前記検出時間を縮小した値および前記検出時間のいずれかから減算する処理を実行することによって前記推定時間を算出する処理である内燃機関の制御装置。
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