JP2018070215A - 搬出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多数の被搬送物を搬送方向にずれ寸法ずつずらしてコンベア上に手動で積層配列することなく、配列された多数の被搬送物を自動で1枚ずつ確実に搬出される搬出装置を提供すること。【解決手段】支持手段(2)上に多数の被搬送物(C)を所定搬送経路(L)に沿って起立並列配置させ、最先端の被搬送物を順次に搬出すると共に1個又は複数個の被搬送物の搬出に応じて並列配置された多数の被搬送物を適宜に搬送方向下流側に移動させる。【選択図】図6−1

Description

本発明は、平板状被搬送物、例えば液状洗剤或いはレトルト食品等を収容するためのパウチと称されている包装袋、を1個毎順次に搬出するための搬出装置に関する。
パウチと称されている包装袋の如き平板状被搬送物を1個毎順次に搬出するための従来の搬出装置として、下記特許文献1に開示されている形態の搬出装置及び下記特許文献2に開示されている形態の搬出装置を挙げることができる。
下記特許文献1に開示されている搬出装置は、搬送方向に例えば8乃至10mm程度であるずれ寸法ずつずらして積層配列された多数の被搬送物を搬送する搬送コンベアと、最上位且つ搬送方向最下流に位置する1個の被搬送物を下方且つ搬送方向上流側に位置する他の被搬送物から分離する分離手段と、分離された1個の被搬送物を所要方向に移動する搬出手段とを具備する。
下記特許文献2に開示されている搬出装置は、多数の被搬送物を積層状態で支持する支持手段と、支持手段の底壁に形成されている搬出開口を通して最下層の被搬送物を支持手段から下方に搬出する搬出手段とを具備する。
特許第5897999号公報 特開2015−221667号公報
上記特許文献1に開示されている形態の搬出装置には、多数の被搬送物を搬送方向にずれ寸法ずつずらしてコンベア上に手動で積層配列することが必要であり、かかる作業が相当煩雑である、ずれ寸法に比較的大きな誤差が発生すると1個ずつ分離することができず2個又はそれ以上の被搬送物を同時に搬出してしまうという事態が発生する傾向がある、コンベア上に多数の被搬送物を積層配列するためにはコンベアの搬送方向長さを相当長くすることが必要である、という問題が存在する。
他方、上記特許文献2に開示されている形態の搬出装置には、支持手段上に積層される被搬送物の数を増大せしめると、被搬送物全体の重量が増大し、従って最下層の被搬送物の下面と支持手段の底壁との摩擦抵抗が増大し、これに起因して搬出開口を通して被搬送物を搬出することが困難になる或いは2個又はそれ以上の被搬送物を同時に搬出してしまう虞がある、という問題が存在する。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、従来の搬出装置に存在する上述したとおりの問題が解決された、新規且つ改良された搬出装置を提供することである。
本発明者は、鋭意検討の結果、支持手段上に多数の被搬送物を所定搬送経路に沿って起立並列配置し、最先端の被搬送物を順次に搬出すると共に1個又は複数個の被搬送物の搬出に応じて並列配置された多数の被搬送物を適宜に搬送方向下流側に移動することができる独特な形態の搬出装置によって、上記主たる技術的課題を解決することができることを見出した。
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する搬出装置として、多数の平板状被搬送物を所定搬送経路に沿って順次に起立並列配置された状態で支持するための支持手段と、
該支持手段上に支持されている多数の被搬送物の最前端の被搬送物に対向して配設され、最前端の被搬送物を保持する保持位置と保持した被搬送物を放出する放出位置との間を移動自在である被搬送物搬出手段と、
最前端の被搬送物から後方に第一の所定距離離間した後退位置と該後退位置から該第一の所定距離よりも短い第二の所定距離前進した前進位置との間を移動自在であると共に、該搬送経路に沿って順次に起立並列配置された被搬送物における隣接する2個の被搬送物間に進入する作用位置と被搬送物間から離隔する非作用位置との間を移動自在であるバックプレートと、
該搬送経路に沿って該バックプレートの該後退位置と該前進位置との間隔に対応した間隔をおいて配設された複数個の仕切片を備え、該所定搬送経路に沿って往復動自在であると共に、該仕切片の各々が該搬送経路に沿って順次に起立並列配置された被搬送物における隣接する2個の被搬送物間に進入する作用位置と被搬送物間から離隔する非作用位置との間を移動自在である搬送スタンドと、
該搬送経路に沿って該バックプレートの該後退位置と該前進位置との間隔に対応した間隔をおいて複数個配設され、該搬送経路に沿って順次に起立並列配置された被搬送物における隣接する2個の被搬送物間に進入する作用位置と被搬送物間から離隔する非作用位置との間を移動自在である保持手段と、
を具備することを特徴とする被搬送物を1個毎順次に搬出するための搬出装置が提供される。
好適には、該バックプレートが該後退位置に位置すると共に該作用位置に位置する状態において、該搬送スタンドは最前端の仕切片が搬送方向において該バックプレートよりも該バックプレートの該後退位置と該前進位置との間隔に対応した距離だけ後方に位置すると共に該作用位置に位置し、該保持手段は該非作用位置に位置し、該被搬送物搬出手段の作用によって被搬送物が1個乃至複数個搬出される毎に、該バックプレート及び該搬送スタンドは1個乃至複数個の被搬送物の厚さに対応した距離だけ前進し、該バックプレートが該前進位置まで前進すると、該バックプレートは該作用位置から該非作用位置に移動し、次いで該後退位置まで後退し、しかる後に該作用位置に移動すると共に、該保持手段は該非作用位置から該作用位置に移動し、次いで、該搬送スタンドが該作用位置から該非作用位置に移動し、しかる後に該バックプレートの該後退位置と該前進位置との間隔に対応した距離だけ搬送方向後方に移動し、次いで該非作用位置から該作用位置に移動し、しかる後に、該保持手段が該作用位置から該非作用位置に移動する。好ましくは、該搬送経路は水平に延在し、被搬送物は直立並列配置された状態で支持される。そして、該バックプレートは該非作用位置から下方に移動して該作用位置に位置し、該搬送スタンドは該非作用位置から上方に移動して該作用位置に位置し、該保持手段は該非作用位置から下方に移動して該作用位置に位置する第一の保持片と該非作用位置から上方に移動して該作用位置に位置する第二の保持片を含んでいるのが好適である。最前端の被搬送物が所定位置を超えて前方に移動するのを阻止する阻止手段を具備するのが好ましい。好適には、該被搬送物搬出手段は該保持位置に位置すると該阻止手段によって規定される前進阻止位置を超えて搬送方向上流側に突出する吸引具を有し、該バックプレートは搬送方向上流側に弾性的に後退自在である。該バックプレートの搬送方向下流側面には、被搬送物が当接することによって閉成される検出スイッチ段が配設されており、該検出スイッチが閉成されると該バックプレート及び該搬送スタンドが停止するのが好ましい。該被搬送物搬出手段は搬送方向に移動自在であると共に搬送方向に対して垂直な水平方向にも移動自在であり、該保持位置において被搬送物を保持した後に搬送方向に対して垂直な方向に該搬送経路から離隔する方向に移動して保持した被搬送物を該支持手段から取り出すための取り出し準備位置に位置し、次いで保持した被搬送物を該支持手段から搬送方向に次の被搬送物に接近する方向に移動して保持した被搬送物を該支持手段から取り出す取り出し位置に位置し、次いで搬送方向に対して垂直な方向に該放出位置まで移動して該放出位置に位置し、しかる後に搬送方向に対して垂直な方向に該搬送経路に接近する方向に移動し、次いで搬送方向に次の被搬送物に接近する方向に移動して該保持位置に位置するのが好都合である。
本発明の搬出装置においては、多数の被搬送物は単に搬送経路に沿って支持手段上に起立並列配置すればよく、被搬送物の配列作業は充分に簡単である。被搬送物は起立並列配置される故に多数の被搬送物を充分コンパクトに配列することができ、多数の被搬送物を配列するために支持手段の搬送方向長さを過剰に長くする必要がない。更に、被搬送物は搬送方向に沿って起立並列配置される故に、例えば搬送経路が水平に延在する場合、多数の被搬送物の重量が最先端の被搬送物に作用することはなく、被搬送物の搬出は充分円滑に遂行され得る。
本発明に従って構成された搬出装置の好適実施形態を示す簡略斜視図。 図1に示す搬出装置の簡略正面図。 図1に示す搬出装置のA−A断面簡略平面図。 図1に示す搬出装置の簡略左側面図 被搬送物搬送手段の吸引具の移動経路を説明する図。 図1に示す搬出装置の作動を説明するための簡略模式図。 図1に示す搬出装置の作動を説明するための簡略模式図。 図1に示す搬出装置の作動を説明するための簡略模式図。
以下、添付図面を参照して、本発明に従って構成された搬出装置の好適実施形態について、更に詳述する。
図1には、本発明に従って構成された搬出装置の好適実施形態の全体が簡略に図示されている。かかる搬出装置は、支持手段2と、被搬送物搬出手段4と、バックプレート6と、搬送スタンド8と、保持手段10とを具備している。
図1と共に図2乃至図4を参照して説明すると、支持手段2は支持基板12と、この支持基板12を所定高さ位置にて水平状態で支持する脚14とを備える。支持基板12は実質上水平な上面を持つ矩形形状の平板である。支持基板12には、長手方向片端部(図2及び図3において左側端部)から長手方向中間位置よりも幾分他側まで延出した位置まで長手方向に沿って直線状に延びる溝16が複数形成されている。図示の実施形態においては、溝16は3本形成されており、夫々を番号16a、b、cで示す。溝16は相互に平行であって、基板12の上面から下面にかけて貫通している。支持基板12には、この溝16に沿って、図2及び図3において矢印で示す搬送経路L(及び搬送方向)が規定されている。搬送経路Lは後述するとおりにして平板状の被搬送物が搬送される経路である。支持基板12における、溝16aと溝16bとの間には、円形貫通孔である小孔18が搬送方向に沿って等間隔をおいて複数個(図示の実施形態においては6個)形成されている。夫々の小孔18は、搬送方向に見てバックプレート6の後述する後退位置(図1乃至4に示す状態(特に図2及び図3を参照されたい))から上流側にXだけ移動した位置を始点として、上流側に向かってXの間隔をおいて順次形成されている(Xについては後述する)。所望ならば、小孔18は、溝16aと溝16bとの間に形成されることに代えて、又はこれと共に、溝16bと溝16cとの間に形成されるようにしてもよい。脚14は支持基板12の下面に固定されている。
基板12の幅方向片端部(図4における左側、図3における上側端部)には、基板12の上面から上方に垂直に起立する壁20が設けられている。壁20は搬送方向に見て基板12の上流端部から溝16の下流端を幾分超えた位置まで搬送経路Lに沿って直線状に延びており、その断面は略矩形形状である。壁20の搬送方向下流端部には、被搬送物が所定位置(即ち前進阻止位置Pa)を超えて前方に移動するのを阻止する阻止手段が配設されている。図示の実施形態においては、阻止手段は壁20の搬送方向下流端において上下方向に延在する爪22である。爪22の断面形状は搬送方向に対して垂直に幅方向内側に切り立つ停止面24を有し、この停止面24によって被搬送物の前進阻止位置Paが規定される(図5も参照されたい)。前進阻止位置Paは搬送方向に見て溝16の下流端から後述するX乃至それよりも僅かに大きい距離だけ下流側に位置するのが好都合である(図6−1(a)及び(b)を比較参照されたい)。基板12の幅方向他端部(図4における右側、図3における下側端部)には、搬送ガイド25が設けられている。搬送ガイド25は全体的にL字状板部材であって、その長辺25aは搬送方向Lに沿って壁20と平行に延び、短辺25bは搬送方向Lに対して垂直に延びている。長辺25aと壁20との距離は搬送される被搬送物の形状に対応せしめられている。短辺25bは後述する設置台の脚部の高さ方向略中間位置においてボルトの如き図示しない適宜の固定手段によって固定され、従って搬送ガイド25は基板12から上方に幾分離隔せしめられている。図示の実施形態においては、長辺25aは壁20の搬送方向下流端部と対向する位置にのみ設けられているが、所望ならば、搬送方向下流端部から上流端部まで延在するようにしてもよい。図示の実施形態では更に、後述する設置台の脚部の搬送方向上流側面に上下方向に延びる断面矩形の棒状補助部材26が設けられている。この補助部材26の搬送方向上流側面が搬送方向において前進阻止位置Paと合致することで、被搬送物が前進阻止位置Paを超えて前方に移動することが確実に防止される。
図1乃至図4を参照して説明を続けると、被搬送物搬出手段4は支持基板12の上面であって且つ搬送方向に見て溝16よりも下流側において、後述するとおりに支持手段2上に支持されている多数の被搬送物の最前端の被搬送物に対向して配設される。被搬送物搬出手段4は3個の吸引具28と、これが装着される吸引具装着部材30とを備える。吸引具28はエラストマー材の如き可撓性を有する適宜の軟質合成樹脂から形成された略椀状であり、その中央頂部には吸引孔28a(図4を参照されたい)が形成されている。吸引具装着部材30は上下方向に長い略角柱部材である。吸引具装着部材30の搬送方向上流側面には図示しない接続バルブが上下方向に間隔をおいて複数(図示の実施形態においては3個)設置されている。夫々の接続バルブは2つの口を有し、一方の口には吸引具28の吸引孔28aが接続され、他方の口には図示しないホースを介して図示しない真空ポンプに接続されている。これにより、吸引具28の内側領域(即ち、椀状の内側領域)には上記真空ポンプによって負圧が発生する。吸引具装着部材30の搬送方向下流側面にはアクチュエータ32が接続され、このアクチュエータ32によって被搬送物搬出手段4は搬送方向に移動自在であると共に搬送方向に対して垂直な水平方向にも移動自在となる。アクチュエータ32は図示しない圧縮空気制御機器の一部であり、圧縮空気を作動動力源とするものである。
図5を参照して説明すると、アクチュエータ32は被搬送物搬送手段4を以下のような経路で周期的に移動させることができる。即ち、吸引具28は、後述する最前端の被搬送物を保持する保持位置Pb1から、搬送方向に対して垂直な方向に搬送経路Lから離隔する方向に移動して取り出し準備位置Pb2に位置し、次いで保持した被搬送物を支持手段2から搬送方向に次の被搬送物から離隔する方向(即ち搬送方向の下流方向)に移動して取り出し位置Pb3に位置し、次いで搬送方向に対して垂直な方向に移動して保持した被搬送物を放出する放出位置Pb4に位置し、しかる後に搬送方向に対して垂直な方向に搬送経路Lに接近する方向に移動し、次いで搬送方向に次の被搬送物に接近する方向(即ち搬送方向の上流方向)に移動して保持位置Pb1に位置する。被搬送物搬送手段4が保持位置Pb1に位置すると、吸引具28は停止面24によって規定される前進阻止位置Paを超えて搬送方向上流側に位置する。
図1乃至図4を参照して説明を続けると、バックプレート6は搬送方向において溝16の下流端部と停止面24との間に配置されている。バックプレート6は3つのプレート片34a乃至cから構成される。プレート片34a乃至cは何れも鉛直方向に延びる棒状部材である。プレート片34a及び34bは共に下端部を除いて断面略正方形の同一形状である。プレート片34cは、その幅方向長さがプレート片34a及び34bのそれよりも略2倍程度長く、その搬送方向幅がプレート片34a及びbのそれと同一であり、従ってその断面は略矩形形状である。プレート片34a乃至cの下端部は何れも、搬送方向幅が下方に向かって漸次低減せしめられている。プレート片34cの搬送方向下流側面には、被搬送物が当接することによって閉成される検出スイッチ36が配設されている。プレート片34a乃至cは、プレート片34aと34bとの幅方向間隔がプレート片34bと34cとの幅方向間隔の略半分となるように幅方向に並列した状態で、プレート片固定部材38に固定されている。プレート片固定部材38は幅方向に直線状に延びる第一の平板38a及び第二の平板38bを備えている。第一の平板38aと第二の平板38bとの上端は一対のヒンジ部38cにより結合されており、第一の平板38aと第二の平板38bとはヒンジ部38cを中心に所定角度範囲内において相対的に回動自在である。プレート片34a乃至cは、夫々の上端部が第一の平板38aの搬送方向上流側面に固定されている。
プレート片固定部材38は後述する設置台に設置されるL字状部材40の長辺部40aに配設される。長辺部40aの搬送方向上流側面には上下方向に直線状に延びるレール42が形成されており、プレート片固定部材38の第二の平板38bが図示しないアクチュエータを介してレール42に連結される。従って、プレート片固定部材38はレール42に沿って上下方向に移動自在であり、プレート片固定部材38に固定されたバックプレート6も上下方向に移動自在となる。また、バックプレート6が固定された第一の平板38aとL字状部材40に連結された第二の平板38bとは上端がヒンジ部38cによって結合されているため、バックプレート6は搬送方向上流側に弾性的に後退自在となる。L字状部材40は、支持基板12の上面であって且つ搬送方向に見て停止面24よりも幾分下流側に設けられている設置台44に設置される。設置台44は、被搬送物搬出手段4の上方に幾分離隔して位置する矩形形状天板46と、この天板46を支持する複数、図示の実施形態においては5つ、の脚48とを備えている。天板46の上面には搬送方向に直線状に延びるレール50が形成されており、L字状部材40の短辺部40bが図示しないアクチュエータを介してレール50に連結される。従ってL字状部材40はレール50に沿って搬送方向に移動自在となり、L字状部材40にプレート片固定部材38を介して配設されたバックプレート6も搬送方向に移動自在となる。上記アクチュエータは何れも図示しない圧縮空気制御機器の一部であり、圧縮空気を作動動力源とするものである。
図1乃至図4と共に図6を参照して説明すると、バックプレート6は上記アクチュエータによって、後述する最前端の被搬送物から後方(即ち搬送方向上流方向)に第一の所定距離D1離間した後退位置とこの後退位置から第一の所定距離D1よりも短い第二の所定距離D2前進(即ち搬送方向下流方向に移動)した前進位置との間を移動自在であると共に、後述するとおり、搬送経路Lに沿って順次に起立並列配置された被搬送物における隣接する2個の被搬送物間に進入する作用位置と被搬送物間から離隔する非作用位置との間を移動自在である。図示の実施形態においては、バックプレート6は非作用位置から下方に移動して作用位置に位置する。バックプレート6が非作用位置にあるときには、バックプレート6の下端は支持手段2に支持される被搬送物よりも上方に位置し、バックプレート6が作用位置にあるときには、バックプレート6の下端は被搬送物の上端位置よりも下方であって支持基板12の上面よりも僅かに上方に位置する。然るに、図示の実施形態においては、バックプレート6は搬送方向及び上下方向に移動自在であり、バックプレート6は以下のような経路で周期的に移動する。即ち、バックプレート6は、後退位置であって且つ作用位置である後退作用位置(図6(a)及び(e)乃至(i))、前進位置であって且つ作用位置である前進作用位置(図6(b))、前進位置であって且つ非作用位置である前進非作用位置(図6(c))、後退位置であって且つ非作用位置である後退非作用位置(図6(d))に順次移動した後に、再度後退作用位置(図6(a)及び(e)乃至(i))へ移動する。
図1乃至図4を参照して説明を続けると、搬送スタンド8は、搬送方向において溝16の搬送方向幅内に配置されている。搬送スタンド8は複数個の仕切片52と、夫々の仕切片52を支持固定する仕切片支持部材54とを有する。仕切片52は何れも鉛直方向に延びる棒状部材であり、上端部を除いて断面はプレート片34a及び34bの断面と同一の略正方形である。仕切片52の上端部は何れも、搬送方向幅が上方に向かって漸次低減せしめられている。仕切片支持部材54は、幅方向に延びる複数(図示の実施形態においては7本)の幅方向支持部56と、搬送方向に延びる一対の搬送方向支持部58とを有する。夫々の幅方向支持部56には、仕切片52が3つずつ所定位置に固定される。この3つの仕切片52は、搬送スタンド8が所要とおりに設置された際に、支持手段2に形成された溝16a乃至cと夫々整合するよう位置せしめられる(図3を参照されたい)。仕切片52は、その下端部が幅方向支持部56の搬送方向下流側面に固定される。夫々の幅方向支持部56は、搬送経路Lに沿ってバックプレートの後退位置と前進位置との間隔に対応した間隔(この間隔をXとし、Xは第二の所定距離D2と同一の長さである)をおいて平行に一対の搬送方向支持部58の上面に固定される。従って、仕切片52の搬送方向間隔もバックプレート6の後退位置と前進位置との間隔に対応した間隔(X)と同一となる。一対の搬送方向支持部58の下面には搬送方向に延びるレール60が夫々形成されており、底板62が図示しないアクチュエータを介してレール60に連結されている。従って、搬送方向支持部材58は(底板62に対して)レール60に沿って移動自在、即ち搬送スタンド8は(底板62に対して)搬送方向に移動自在である。更に、底板62の下面にはこれを上下方向に移動自在な昇降用のアクチュエータ64も設けられている。従って、底板62に連結された搬送方向支持部58、即ち搬送スタンド8は上下方向にも移動自在である。上記アクチュエータは何れも図示しない圧縮空気制御機器の一部であり、圧縮空気を作動動力源とするものである。
図1乃至図4と共に図6を参照して説明すると、搬送スタンド8は上記アクチュエータによって、搬送方向下流端(最前端)の仕切片52が搬送方向に見てバックプレート6の後退位置からX(=D2)だけ後方に移動して位置する後退位置とこの後退位置から第二の所定距離D2だけ前進した前進位置(従って、前進位置における搬送方向下流端の仕切片52とバックプレート6の後退位置とは搬送方向において同位置である)との間を移動自在であると共に、仕切片52の夫々が、後述するとおり、搬送経路Lに沿って順次に起立並列配置された被搬送物における隣接する2個の被搬送物間に進入する作用位置と被搬送物間から離隔する非作用位置との間を移動自在である。図示の実施形態においては、搬送スタンド8は非作用位置から上方に移動して作用位置に位置する。搬送スタンド8が非作用位置にあるときには、仕切片52の上端は支持手段2に支持される被搬送物よりも下方、より詳細には、仕切片52の上端が支持基板12の溝16の内部(即ち支持基板12の上面と下面との間)に位置する。搬送スタンド8が作用位置にあるときには、仕切片52の上端は支持基板12の上面を超えて上方に位置する。然るに、図示の実施形態においては、搬送スタンド8は搬送方向及び上下方向に移動自在であり、搬送スタンド8は上記アクチュエータによって以下のような経路で周期的に移動する。即ち、搬送スタンド8は、後退位置であって且つ作用位置である後退作用位置(図6(a)、(h)、及び(i))、前進位置であって且つ作用位置である前進作用位置(図6(b)乃至(e))、前進位置であって且つ非作用位置である前進非作用位置(図6(f))、後退位置であって且つ非作用位置である後退非作用位置(図6(g))に順次移動した後に、再度後退作用位置(図6(a)、(h)、及び(i))へ移動する。
図1乃至図4を参照して説明を続けると、保持手段10は、搬送方向において溝16の搬送方向幅内に複数個配設されている。図示の実施形態においては、保持手段10は複数個の第一の保持片66と複数個の第二の保持片68とを含んでいる。第一の保持片66は何れも鉛直方向に延びる棒状部材であり、下端部を除いて断面はプレート片34a及び34bの断面と同一の略正方形である。第一の保持片66の下端部は何れも、搬送方向幅が下方に向かって漸次低減せしめられている。第一の保持片66は支持基板12の上方において第一の保持片支持部材70によって支持固定されている。第一の保持片支持部材70は、幅方向に延びる複数(図示の実施形態においては6本)の幅方向支持部72と、搬送方向に延びる1つの搬送方向支持部74とを有する。夫々の幅方向支持部72には、第一の保持片66が2つずつ所定位置に固定される。この2つの第一の保持片66は、第一の保持片支持部材70が後述する支持フレーム部材に配設された際に、支持手段2に形成された溝16bと溝16cとの間で幅方向に等間隔になるよう位置せしめられる(図3を参照されたい)。第一の保持片66は、その上端部が幅方向支持部72の搬送方向上流側面に固定される。夫々の幅方向支持部72は、搬送経路Lに沿って距離Xをおいて平行に、搬送方向支持部74に固定される。従って、第一の保持片66の搬送方向間隔もバックプレート6の後退位置と前進位置との間隔に対応した間隔(X)と同一となる。
複数個の第一の保持片66を支持固定した第一の保持片支持部材70は、支持基板12の上方において支持フレーム部材76によって上下方向に移動自在に支持される。支持フレーム部材76は、支持基板12の搬送方向上流端において支持基板12と搬送方向上流側に隣接して配設される下方が開放されたコの字形状の上流フレーム部78と、上流フレーム部78の上辺の幅方向他端部(図4において右側端部)から搬送方向下流に向かって実質上水平に延びて設置台44に接続固定される直線状中間フレーム部80と、中間フレーム部80の搬送方向略中間部の上面においてこれに固定される下方が開放されたコの字形状の上側フレーム部82とを有する。上側フレーム部82の幅方向片側(図4において左側)面には上下方向に直線状に延びる一対のレール84が形成されており(図2を参照されたい)、第一の保持片支持部材70が図示しないアクチュエータを介してレール84に連結される。従って、第一の保持片支持部材70はレール84に沿って移動自在であり、第一の保持片支持部材70に固定された第一の保持片66も上下方向に移動自在である。第一の保持片支持部材70が支持フレーム部材76に連結された状態にあっては、夫々の第一の保持片66は、搬送方向に見てバックプレート6の後退位置(図1乃至4に示す状態)から上流側にXだけ移動した位置を始点として、上流側に向かってXの間隔をおいて順次位置せしめられる。
第二の保持片68は何れも上方に突出する略半球状の突部86とこの突部86の下面に接続されたロッド88とから構成されている。第二の保持片68は支持基板12に形成された小孔18に夫々収容され、図示しない連結部材及びアクチュエータにより全ての第二の保持片68は同時に上下動自在である。上述したとおり、夫々の小孔18は、搬送方向に見てバックプレート6の後退位置(図1乃至4に示す状態)から上流側にXだけ移動した位置から、上流側に向かってXの間隔をおいて順次形成されており、従って、夫々の第二の保持片68は夫々の第一の保持片66と搬送方向において整合している。
図1乃至図4と共に図6を参照して説明すると、保持手段10はこれを作動させるアクチュエータによって、後述するとおり、搬送経路Lに沿って順次に起立並列配置された被搬送物における隣接する2個の被搬送物間に進入する作用位置(図6(e)乃至(h))と被搬送物間から離隔する非作用位置(図6(a)乃至(d)及び(i))との間を移動自在である。図示の実施形態においては、第一の保持片66は非作用位置から下方に移動して作用位置に位置し、第二の保持片68は非作用位置から上方に移動して作用位置に位置する。第一の保持片66が非作用位置にあるときには、第一の保持片66の下端は支持手段2に支持される被搬送物よりも上方に位置し、第一の保持片66が作用位置にあるときには、第一の保持片66の下端は被搬送物の上端位置よりも下方であって支持基板12の上面よりも僅かに上方に位置する。第二の保持片68が非作用位置にあるときには、突部86の上端は支持手段2に支持される被搬送物よりも下方、より詳細には、突部86の上端が支持基板12の小孔18の内部(即ち上下方向に見て支持基板12の上面と下面との間)に位置する。第二の保持片68が作用位置にあるときには、突部86の下端は上下方向に見て支持基板12の上面を超えて上方に位置する。第一の保持片66及び第二の保持片68は適宜の制御手段により同時に非作用位置から作用位置に切り換わると共に、作用位置から非作用位置へも同時に切り換わる。
続いて、図6を参照して本発明に従って構成された搬出装置の作動について説明する。
先ず、搬出装置を作動させるのに先立って、作業者は手動で多数の被搬送物Cを支持手段2の支持基板12上に搬送経路Lに沿って順次に起立並列した状態で配置せしめる。図6(a)に示すように、被搬送物Cは搬送スタンド8において搬送方向に隣接する仕切片52の間だけでなく、搬送方向下流端の仕切片52とバックプレート6との間、及び、バックプレート6と吸引具28との間にも配置する。かかる作業を行う際には、バックプレート6は後退作用位置に、搬送スタンド8は後退作用位置に、保持手段10(即ち、第一の保持片66及び第二の保持片68)は非作用位置に、夫々位置する。ここで、平板状被搬送物とは、例えば液状洗剤或いはレトルト食品等を収容するためのパウチと称される周知の包装体であり、所謂スタンディングパウチと称する片端部が他端部に比べて厚い形式のものも含む。本発明は上記スタンディングパウチを搬送するのに好適である。図示の実施形態においては、被搬送物Cの夫々は、その一端縁が支持基板12の上面と対向すると共に搬送方向において隣接する被搬送物同士が相互に面接触した状態で、実質上鉛直に起立した直立並列配置で支持される。
搬出装置の作動を開始させると、被搬送物搬出手段4が作動して、支持手段2に支持された被搬送物Cの搬送を開始する。
被搬送物搬出手段4の作動について図6と共に図5を参照して説明する。被搬送物搬出手段4の吸引具28はアクチュエータ32によって以下のように作動する。即ち、最初に、吸引具28は保持位置Pb1において、図示しない真空ポンプによって生じた負圧により最前端の被搬送物C1を吸引してこれを保持する。この際には、吸引具28の椀状部位が被搬送物C1と密着して変形せしめられる。次いで、吸引具28は、搬送方向に対して垂直な方向に搬送経路Lから離隔する方向に移動して取り出し準備位置Pb2に位置する。かくすると、吸引具28によって保持された最前端の被搬送物C1は搬送方向に対して垂直な方向(図5において下方)に移動せしめられようとするが、搬送ガイド25の長辺25aの存在に起因して上記被搬送物C1の移動は規制され、上記被搬送物C1は屈曲せしめられることとなる。これにより最前端の被搬送物C1と、これの直後に位置(即ち前から2番目に位置)する被搬送物C2とが確実に剥離せしめられる。その後に、吸引具28は、保持した被搬送物C1を搬送方向に次の被搬送物C2から離隔する方向に移動して取り出し位置Pb3に位置する。この際には、上記取り出し準備位置Pb2において最前端の被搬送物C1と、前から2番目に位置する被搬送物C2とが確実に剥離せしめられている故に、吸引具28は最前端の被搬送物C1のみを確実に取り出すことができる。しかる後に、吸引具28は、搬送方向に対して垂直な方向に移動して放出位置Pb4に位置し、保持した被搬送物C1を放出する。放出位置Pb4での被搬送物C1の放出は、放出位置Pb4において図示しないニップローラーの如き適宜の搬送手段に被搬送物C1を受け渡すことにより行われる。被搬送物C1を放出した後は、吸引具28は、搬送方向に対して垂直な方向に搬送経路Lに接近する方向に移動し、次いで搬送方向に次の被搬送物C2に接近する方向に移動して保持位置Pb1に位置する。
被搬送物搬出手段4の上記作動によって被搬送物Cが1個乃至複数個搬出される毎に、バックプレート6及び搬送スタンド8は1個乃至複数個の被搬送物Cの厚さに対応した距離だけ前進する。バックプレート6及び搬送スタンド8は、バックプレート6の搬送方向下流側面に設けられた検出スイッチ36が被搬送物Cに当接せしめられて(即ち検出スイッチ36が被搬送物Cによって相対的に押圧されて)閉成されることで停止する。バックプレート6及び搬送スタンド8が停止した後も被搬送物搬出手段4の上記作動は継続して行われる。バックプレート6及び搬送スタンド8が停止した状態で被搬送物搬出手段4が上記作動を継続すると、被搬送物搬出手段4とバックプレート6との間の被搬送物Cの数が減少して被搬送物Cによる検出スイッチ36への当接(即ち被搬送物Cによる検出スイッチ36の押圧)が解除され、検出スイッチ36は開放される。検出スイッチ36が開放されると、バックプレート6及び搬送スタンド8は再度前進する。このようにすることで、バックプレート6による被搬送物Cへの過剰な押圧に起因して吸引具28による被搬送物Cへの吸着が毀損され、被搬送物搬出手段4が被搬送物Cを適切に搬送することができなくなることが防止される。図示の実施形態においては、バックプレート6及び搬送スタンド8は共にバックプレート6に設けられた検出スイッチ36の切り換えによってその作動が制御されていたが、所望ならば、搬送スタンド8の搬送方向下流端に位置する仕切片52の搬送方向下流側面に第二の検出スイッチを設け、搬送スタンド8の作動が第二の検出スイッチの切り換えによってバックプレート6の作動とは独立して制御されるようにしてもよい。
バックプレート6及び搬送スタンド8が図6(a)に示す各々の後退作用位置から図6(b)に示す各々の前進作用位置まで前進すると、バックプレート6は前進作用位置から前進非作用位置に移動し(図6(c))、次いで後退非作用位置に移動し(図6(d))、しかる後に後退作用位置に移動すると共に、保持手段10(即ち、第一の保持片66及び第二の保持片68)は非作用位置から作用位置に移動する(図6(e))。保持手段10のこの移動は、バックプレート6が前進作用位置から後退作用位置まで移動する間乃至同移動の完了後であってもよい。図6(e)に示す状態にあっては、バックプレート6と搬送スタンド8の最前端の仕切片52とは搬送方向において合致するが、バックプレート6を構成するプレート片34a乃至cと搬送スタンド8の最前端に位置する仕切片52とは幅方向において夫々位置が異なるためプレート片34a乃至cと仕切片52とが干渉することはない。同様に、第一の保持片70及び第二の保持片68と搬送スタンド8の仕切片52とは搬送方向において合致するが、第一の保持片70及び第二の保持片68と搬送スタンド8の仕切片52とは幅方向において夫々位置が異なるため第一の保持片70及び第二の保持片68と仕切片52とが干渉することはない(図3を参照されたい)。バックプレート6及び保持手段10の上記移動の間も被搬送物搬出手段4は支持手段2に支持された被搬送物Cを継続して搬送し続ける。
保持手段10が非作用位置から作用位置に移動した後に、搬送スタンド8は前進作用位置から前進非作用位置に移動し(図6(f))、次いで後退非作用位置に移動し(図6(g))、しかる後に後退作用位置に移動する(図6(h))。そして、搬送スタンド8が後退作用位置まで移動した後に、保持手段10は作用位置から非作用位置に移動する(図6(i))。搬送スタンド8及び保持手段10の上記移動の間も被搬送物搬出手段4は支持手段2に支持された被搬送物Cを連続して搬送し続ける。
図6(i)に示す状態と図6(a)に示す状態とは、搬送スタンド8の搬送方向最後端に位置する仕切片34と、この仕切片34と搬送方向において隣接する仕切片34との間の領域における被搬送物Cの有無のみが相違するがそれ以外は同じ状態であり、上記作動を繰り返すことにより被搬送物Cを搬送し続けることができる。また、被搬送物Cの空いた上記領域に作業者が新たな被搬送物Cを補充することで被搬送物Cを連続して搬送し続けることが可能となる。
従って、本発明の搬出装置においては、多数の被搬送物Cは単に搬送経路Lに沿って支持手段2上に起立並列配置すればよく、被搬送物Cの配列作業は充分に簡単である。被搬送物Cは起立並列配置される故に多数の被搬送物Cを充分コンパクトに配列することができ、多数の被搬送物Cを配列するために支持手段2の搬送方向長さを過剰に長くする必要がない。更に、被搬送物Cは搬送方向に沿って起立並列配置される故に、搬送経路Lが水平に延在する場合、多数の被搬送物Cの重量が最先端の被搬送物C1に作用することはなく、被搬送物Cの搬出は充分円滑に遂行され得る。
以上本発明の搬出装置について添付図面を参照して詳述したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。例えば、本実施形態においては、支持手段を構成する支持基板は1つの平板により構成されこの平板に溝が形成されているが、これに代えて、支持基板を搬送方向に延びる複数の平板を幅方向に間隔をおいて配置せしめ、幅方向に隣接する平板の間に溝が規定されるようにしてもよい。また、本実施形態においては、搬送経路は水平方向に直線状に延在しているが、これに代えて、搬送経路を曲線状に延在するようにしてもよい。
2:支持手段
4:被搬送物搬出手段
6:バックプレート
8:搬送スタンド
10:保持手段
28:吸引具
36:検出スイッチ
52:仕切片
66:第一の保持片
68:第二の保持片
C:被搬送物
L:搬送経路
D1:第一の所定距離
D2:第二の所定距離
X:バックプレートの後退位置と前進位置との間隔に対応した間隔

Claims (9)

  1. 多数の平板状被搬送物を所定搬送経路に沿って順次に起立並列配置された状態で支持するための支持手段と、
    該支持手段上に支持されている多数の被搬送物の最前端の被搬送物に対向して配設され、最前端の被搬送物を保持する保持位置と保持した被搬送物を放出する放出位置との間を移動自在である被搬送物搬出手段と、
    最前端の被搬送物から後方に第一の所定距離離間した後退位置と該後退位置から該第一の所定距離よりも短い第二の所定距離前進した前進位置との間を移動自在であると共に、該搬送経路に沿って順次に起立並列配置された被搬送物における隣接する2個の被搬送物間に進入する作用位置と被搬送物間から離隔する非作用位置との間を移動自在であるバックプレートと、
    該搬送経路に沿って該バックプレートの該後退位置と該前進位置との間隔に対応した間隔をおいて配設された複数個の仕切片を備え、該所定搬送経路に沿って往復動自在であると共に、該仕切片の各々が該搬送経路に沿って順次に起立並列配置された被搬送物における隣接する2個の被搬送物間に進入する作用位置と被搬送物間から離隔する非作用位置との間を移動自在である搬送スタンドと、
    該搬送経路に沿って該バックプレートの該後退位置と該前進位置との間隔に対応した間隔をおいて複数個配設され、該搬送経路に沿って順次に起立並列配置された被搬送物における隣接する2個の被搬送物間に進入する作用位置と被搬送物間から離隔する非作用位置との間を移動自在である保持手段と、
    を具備することを特徴とする被搬送物を1個毎順次に搬出するための搬出装置。
  2. 該バックプレートが該後退位置に位置すると共に該作用位置に位置する状態において、該搬送スタンドは最前端の仕切片が搬送方向において該バックプレートよりも該バックプレートの該後退位置と該前進位置との間隔に対応した距離だけ後方に位置すると共に該作用位置に位置し、該保持手段は該非作用位置に位置し、
    該被搬送物搬出手段の作用によって被搬送物が1個乃至複数個搬出される毎に、該バックプレート及び該搬送スタンドは1個乃至複数個の被搬送物の厚さに対応した距離だけ前進し、
    該バックプレートが該前進位置まで前進すると、該バックプレートは該作用位置から該非作用位置に移動し、次いで該後退位置まで後退し、しかる後に該作用位置に移動すると共に、該保持手段は該非作用位置から該作用位置に移動し、
    次いで、該搬送スタンドが該作用位置から該非作用位置に移動し、しかる後に該バックプレートの該後退位置と該前進位置との間隔に対応した距離だけ搬送方向後方に移動し、次いで該非作用位置から該作用位置に移動し、
    しかる後に、該保持手段が該作用位置から該非作用位置に移動する、請求項1記載の搬出装置。
  3. 該搬送経路は水平に延在し、被搬送物は直立並列配置された状態で支持される、請求項1又は2記載の搬出装置。
  4. 該バックプレートは該非作用位置から下方に移動して該作用位置に位置し、該搬送スタンドは該非作用位置から上方に移動して該作用位置に位置する、請求項3記載の搬出装置。
  5. 該保持手段は該非作用位置から下方に移動して該作用位置に位置する第一の保持片と該非作用位置から上方に移動して該作用位置に位置する第二の保持片を含んでいる、請求項3又は4記載の搬出装置。
  6. 最前端の被搬送物が所定位置を超えて前方に移動するのを阻止する阻止手段を具備する、請求項1から5までのいずれかに記載の搬出装置。
  7. 該被搬送物搬出手段は該保持位置に位置すると該阻止手段によって規定される前進阻止位置を超えて搬送方向上流側に突出する吸引具を有し、該バックプレートは搬送方向上流側に弾性的に後退自在である、請求項6記載の搬出装置。
  8. 該バックプレートの搬送方向下流側面には、被搬送物が当接することによって閉成される検出スイッチが配設されており、該検出スイッチが閉成されると該バックプレート及び該搬送スタンドが停止する、請求項1から7までのいずれかに記載の搬出装置。
  9. 該被搬送物搬出手段は搬送方向に移動自在であると共に搬送方向に対して垂直な水平方向にも移動自在であり、該保持位置において被搬送物を保持した後に搬送方向に対して垂直な方向に該搬送経路から離隔する方向に移動して保持した被搬送物を取り出すための取り出し準備位置に位置し、次いで保持した被搬送物を搬送方向に次の被搬送物から離隔する方向に移動して保持した被搬送物を取り出す取り出し位置に位置し、次いで搬送方向に対して垂直な方向に移動して該放出位置に位置し、しかる後に搬送方向に対して垂直な方向に該搬送経路に接近する方向に移動し、次いで搬送方向に次の被搬送物に接近する方向に移動して該保持位置に位置する、請求項1から8までのいずれかに記載の搬出装置。
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