JP2018070175A - 吸収性物品の包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】審美性を高めつつ、使用時の機能性を高め、使用者の購買意欲を高めることができる吸収性物品の包装体を提供する。【解決手段】吸収性物品の包装体1は、吸収性物品20と、複数の吸収性物品を包装する袋状の包装シート10と、を有する。包装シート10は、包装体1の外面を構成する表面10Tと、包装体1の内面を構成し、かつ吸収性物品20に接触する裏面10Bと、を有する。包装シート10の表面10Tには、裏面10B側に向かって凹む複数の表面凹部13が形成されている。包装シート10の裏面10Bには、表面10T側に向かって凹む複数の裏面凹部14が形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、吸収性物品を包装する吸収性物品の包装体に関する。
特許文献1は、吸収性物品を包装する包装体において、包装体を構成する包装シートにエンボス加工を施すことを開示している。包装シートにエンボス加工を施すことにより、艶消し効果を発揮し、高級感を得るように構成されている(例えば、特許文献1の段落0005、0050及び0051参照)。
特表2009−536069号公報
特許文献1の包装体は、包装体の高級感を高め、使用者の購買意欲を高めるように構成されている。しかし、使用者は、包装体の審美性のみならず、包装体の持ち運び易さや、包装体を開封した後の吸収性物品の保持のし易さ等、使用時の機能性を指標として商品を選択している。特許文献1の包装体は、使用時の機能性を高めることができなかった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、審美性を高めつつ、使用時の機能性を高め、使用者の購買意欲を高めることができる吸収性物品の包装体を提供することを目的とする。
本開示に係る吸収性物品の包装体(包装体1)は、吸収性物品(吸収性物品20)と、複数の前記吸収性物品を包装する袋状の包装シート(包装シート10)と、を有する吸収性物品の包装体であって、前記包装シートは、前記包装体の外面を構成する表面(表面10T)と、前記包装体の内面を構成し、かつ前記吸収性物品に接触する裏面(裏面10B)と、を有しており、前記包装シートの表面には、前記裏面側に向かって凹む複数の表面凹部(表面凹部13)が形成され、前記包装シートの裏面には、前記表面側に向かって凹む複数の裏面凹部(裏面凹部14)が形成されていることを要旨とする。
本開示によれば、審美性を高めつつ、使用時の機能性を高め、使用者の購買意欲を高めることができる吸収性物品の包装体を提供できる。
一実施形態に係る吸収性物品の包装体の正面側の斜視図である。 一実施形態に係る吸収性物品の包装体の背面側の斜視図である。 図1に示すA−A線に沿った吸収性物品の包装体の断面図である。 図3に示すB部分の拡大図である。 一実施形態に係る包装シートの断面を模式的に示した断面図である。 一実施形態に係る包装シートの表面を模式的に示した平面図である。 変形例に係る包装シートの断面を模式的に示した断面図である。 変形例に係る包装シートの表面を模式的に示した平面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
吸収性物品と、複数の前記吸収性物品を包装する袋状の包装シートと、を有する吸収性物品の包装体であって、
前記包装シートは、前記包装体の外面を構成する表面と、前記包装体の内面を構成し、かつ前記吸収性物品に接触する裏面と、を有しており、
前記包装シートの表面には、前記裏面側に向かって凹む複数の表面凹部が形成され、
前記包装シートの裏面には、前記表面側に向かって凹む複数の裏面凹部が形成されている。
包装シートの表面に表面凹部が形成されているため、使用者が包装体を把持した際に、使用者の指が表面凹部に引っ掛かる。指が包装体の外面で滑り難くなるため、使用者は、吸収性物品の包装体を持ち運びやすくなる。
包装シートの裏面に裏面凹部が形成されているため、裏面凹部が吸収性物品に接触し、吸収性物品が裏面凹部に引っ掛かる。吸収性物品が包装体の内面で滑り難くなるため、未開封状態において吸収性物品がずれることを抑制できる。また、開封後に吸収性物品の個数が少なくなった状態では、包装体内に空間が生じ、吸収性物品の整列状態が崩れ易い。包装体の内面で吸収性物品が滑り難いことにより、吸収性物品の整列状態を維持できる。よって、包装体の持ち運び易さや、包装体を開封した後の吸収性物品の整列状態の維持等、使用時の機能性を高め、使用者の購買意欲を高めることができる。
また、包装シートの表面に複数の表面凹部が形成されているため、表面凹部が設けられた領域に当たった光と、表面凹部が設けられていない領域に当たった光と、が異なる態様で反射する。包装シートの表面に当たった光が複雑な反射態様となり、審美性を高めることができる。
かかる吸収性物品の包装体であって、
前記吸収性物品は、前記吸収性物品の外面に配置された外装シートを有し、
前記外装シートは、不織布によって構成され、前記包装シートの前記裏面凹部に接触していることが望ましい。
包装シートが裏面凹部に接触した際に、外装シートの繊維が裏面凹部に引っ掛かり、吸収性物品が包装体の内面でより滑り難くなる。
かかる吸収性物品の包装体であって、
前記外装シートには、前記吸収性物品の厚み方向に突出する複数のシート凸部と、前記シート凸部間に配置されたシート凹部と、が形成されており、
前記シート凸部及び前記シート凹部は、それぞれ前記裏面凹部に接触していることが望ましい。
シート凹部及びシート凸部が裏面凹部に引っ掛かり、吸収性物品が包装体の内面でより滑り難くなる。
かかる吸収性物品の包装体であって、
前記吸収性物品が厚み方向に積層された積層体を有し、
前記積層体は、前記厚み方向に直交する直交方向において積層されており、
前記包装シートには、前記裏面側に凹む括れ部が形成されており、
前記括れ部は、前記積層体同士の境界に沿って形成されていることが望ましい。
包装体に括れ部が形成されているため、使用者は、括れ部に指等を引っ掛けることができ、持ち運びし易くなる。また、包装シートの裏面凹部が吸収性物品の外面に引っ掛かるため、吸収性物品側に凹んだ括れ部の形状を維持し易い。括れ部の形状を維持することにより、使用者は、持ち運び時に指等を引っ掛ける箇所を容易に把握でき、使用時の機能性をより高めることができる。
積層体同士の境界に沿って括れ部が形成されているため、上段の積層体の整列状態が崩れた場合であっても、上段の積層体の変形が下段の積層体に伝わり難くなり、下段の積層体の整列状態を維持し易い。よって、吸収性物品の整列状態をより維持し易い。
かかる吸収性物品の包装体であって、
前記包装シートは、フィルム層と、前記フィルム層の表面側に設けられた印刷層と、を有し、
前記表面凹部は、前記フィルム層と、前記印刷層と、に形成されており、
前記フィルム層の前記表面凹部の深さは、前記フィルム層の前記裏面凹部の深さよりも浅いことが望ましい。
包装シートに印刷を施す際は、フィルム層に表面凹部及び裏面凹部を形成した後に、フィルム層上に印刷層を設けることができる。このとき、表面凹部の深さが比較的浅いため、フィルム層上の全体に印刷層をむらなく形成し易い。印刷層をむらなく形成することにより、包装シートの審美性をより高めることができる。
かかる吸収性物品の包装体であって、
前記表面凹部の幅及び前記裏面凹部の幅は、それぞれ0.15mm以上、2.0mm以下であり、
前記表面凹部の間隔及び前記裏面凹部の間隔は、それぞれ0.15mm以上、2.0mm以下であることが望ましい。
このような構成によれば、審美性を高めつつ、包装体の持ち運び易さや、包装体を開封した後の吸収性物品の整列状態の維持等の使用時の機能性をより高めることができる。特に、指で包装シートに触れた際に、複数の表面凹部が複数の表面凹部に触れるため、吸収性物品の包装体の持ち運び易さをより向上できる。
かかる吸収性物品の包装体であって、
前記表面凹部及び前記裏面凹部は、エンボスによって形成されており、
前記表面凹部のエンボス率は、10%以上、80%以下であり、
前記裏面凹部のエンボス率は、20%以上、90%以下であることが望ましい。
このような構成によれば、包装体の全体に亘って審美性を高めつつ、包装体の持ち運び易さや、包装体を開封した後の吸収性物品の保持のし易さ等の使用時の機能性をより高めることができる。
かかる吸収性物品の包装体であって、
前記包装シートは、前記吸収性物品の取り出し開口を形成するミシン目を有しており、
前記表面凹部及び前記裏面凹部は、前記ミシン目を横断していることが望ましい。
表面凹部が設けられた領域と、裏面凹部が設けられた領域と、では、凹部の位置や包装シートの厚みが異なるため、ミシン目の引裂強度が異なる。表面凹部及び裏面凹部がミシン目を横断していることにより、ミシン目を連続して開封する際に、引裂強度が変化し、一気に引き裂かれ難い。そのため、意図せずに取り出し開口が大きくなることを抑制し、使用時に機能性を高めることができる。
かかる吸収性物品の包装体であって、
前記包装シートの前記表面の表面摩擦係数の平均偏差(MMD)は、0.0056以上、0.0257以下であり、
前記包装シートの前記裏面の表面摩擦係数の平均偏差(MMD)は、0.0061以上、0.0258以下であり、
前記包装シートの前記表面の表面粗さの平均偏差(SMD)は、0.8504以上、4.4314以下であり、
前記包装シートの前記裏面の表面粗さの平均偏差(SMD)は、1.0942以上、3.4088以下であることが望ましい。
このような構成によれば、包装体の全体に亘って審美性を高めつつ、包装体の持ち運び易さや、包装体を開封した後の吸収性物品の保持のし易さ等の使用時の機能性をより高めることができる。
===本実施の形態に係る吸収性物品について===
以下、図面を参照して、実施形態に係る吸収性物品の包装体について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
図1は、吸収性物品の包装体1の正面側から見た状態の斜視図であり、図2は、吸収性物品の包装体の背面側から見た状態の斜視図であり、図3は、図1のA−A線に沿った吸収性物品の包装体の断面図である。図4は、図3に示すB部分の拡大図である。吸収性物品の包装体1(以下、包装体1とする)は、吸収性物品20と、複数の吸収性物品20を包装する包装シート10と、を有する。
包装シート10は、袋状に成形されている。包装シート10内の空間に、複数の吸収性物品20が収容されている。包装体1は、互いに対向する正面1A及び背面1Bと、正面1A及び背面1Bの両方に連なり、かつ互いに対向する第1側面1C及び第2側面1Dと、陳列された状態で上側に位置する頂面1Eと、陳列された状態で下側に位置する底面1Fと、を有する。頂面1Eには、持ち運び時に使用者が指をかける把持部2が形成されている。包装体1は、陳列された状態で上下に延びる高さ方向Hと、陳列された状態で左右に延びる横方向Cと、高さ方向H及び横方向Cと直交する奥行方向Dと、を有する。
吸収性物品20としては、例えば、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、吸収パットを例示できる。本実施の形態の吸収性物品20は、使い捨ておむつであり、二つ折りに畳まれた状態で包装シート10内に収容されている。吸収性物品20は、厚み方向Tと、吸収性物品20の前後方向に沿う長手方向Lと、長手方向L及び厚み方向Tに直交する幅方向と、を有する。吸収性物品20の長手方向Lは、包装体1の高さ方向Hに沿っており、吸収性物品20の幅方向は、包装体1の奥行方向Dに沿っており、吸収性物品20の厚み方向Tは、包装体1の横方向Cに沿っている。
包装体1は、図3に示すように、複数の積層体25を有する。積層体25は、吸収性物品20が厚み方向Tに積層されていた集合体である。積層体25は、吸収性物品20の長手方向L(包装体1の高さ方向H)に重なっている。なお、積層体25は、吸収性物品20の厚み方向Tと直交する長手方向L又は幅方向に重なっていればよく、吸収性物品20の幅方向(包装体1の奥行方向D)に重なっていてもよい。複数の積層体25同士は、隣接している。
吸収性物品20は、少なくとも、図示しない吸収体と、吸収性物品20の外面を構成する外装シート21を有する。外装シート21は、例えば、吸収性物品20の非肌対向面に配置されるシートである。外装シート21は、不織布によって構成されている。なお、外装シート21は、フィルムによって構成されていてもよい。外装シート21は、吸収性物品20の厚み方向Tに突出するシート凸部23と、吸収性物品20の厚み方向Tに凹むシート凹部24と、を有する。シート凸部23とシート凹部24の境界は、外装シート21の厚み方向の中間点である。シート凸部23及びシート凹部24は、吸収性物品20の長手方向L(包装体1の高さ方向H)において交互に配置され、吸収性物品20の幅方向(包装体1の奥行方向D)に延びている。なお、シート凸部23及びシート凹部24は、不規則に配置されていてもよいし、吸収性物品の幅方向に交互に配置され、かつ長手方向Lに延びていてもよい。なお、シート凸部23及びシート凹部24は、外装シート21自体をエンボス加工することによって形成されていてもよいし、吸収体に形成された凹凸形状の影響によって外装シート21に形成されていてもよい。
包装シート10は、フィルムからなり、袋状に成形されている。図5は、包装シート10の断面を模式的に示した断面図であり、図6は、包装シート10の表面を模式的に示した平面図である。包装シート10の表面10Tは、包装体1の外面を構成し、包装シート10の裏面10Bは、包装体1の内面を構成し、吸収性物品20に接触する。
包装シート10は、フィルム層11と、フィルム層11の表面側に設けられた印刷層12と、を有する。本実施の形態の印刷層12は、フィルム層11の表面側に設けられ、フィルム層11の裏面側に設けられていない。印刷層12は、フィルム層11の裏面側にも設けられてもよい。フィルム層11の厚みは、印刷層12の厚みよりも薄くてよい。印刷層12の厚みは、一定であってもよいし、部分によって異なっていてもよい。具体的には、図5に示すように、表面凹部13の底面における印刷層の厚みT2は、表面凹部の頂面における印刷層12の厚みT1より厚くてよい。印刷層12は、少なくとも、包装体1の正面1A、背面1B、第1側面1C及び第2側面1Dに設けられている。図1及び図2において、印刷層12が設けられた印刷領域P1と、印刷層12が設けられていない(フィルム層11のみからなる)非印刷領域P2と、を示す。印刷領域P1には、着用者の画像を示す着用者画像15と、商品名等の識別情報を表示する識別画像16と、が設けられている。着用者画像15は、着用対象者を指標するための画像であり、着用対象者の顔及び身体の一部を含んでいる。
包装シート10は、吸収性物品20の取り出し開口を形成するミシン目17を有する。図2に示すように、ミシン目17は、包装体1の背面1Bと第2側面1Dとに跨っている。ミシン目17は、点線状に配置された開口と、当該開口間の領域と、によって構成されている。ミシン目17は、包装体の高さ方向Hに延びる部分と、包装体1の横方向Cに延びる部分と、が連続している。使用時にミシン目17が破断されることにより、包装体1に吸収性物品20を取り出すための取り出し開口が形成される。
包装シート10の表面10Tには、包装シート10の裏面10B側に向かって凹む複数の表面凹部13が形成されている。包装シート10の裏面10Bには、包装シート10の表面10T側に向かって凹む複数の裏面凹部14が形成されている。表面凹部13及び裏面凹部14は、包装シートの最外面から内面側に窪んだ部分であり、連続でも不連続でもよい。不連続の場合には、窪んだ部分において最大となる方向の距離を長さ、それに直交する方向の距離を幅とする。表面凹部13及び裏面凹部14は、不規則に配置されている。なお、表面凹部13及び裏面凹部14の形状及び配置は、限定されず、例えば、ドットや多角形であってもよいし、千鳥状、格子状点線状等の規則的な配置であってもよいし、不規則な曲線状であってもよいし、不規則な直線状であってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。表面凹部13と裏面凹部14は、平面視にて交互に配置されている。詳細には、表面凹部13は、裏面凹部14が形成されていない領域と重なり、裏面凹部14は、表面凹部13が形成されていない領域と重なっている。なお、表面凹部13と裏面凹部14の一部が重なっていてもよい。表面凹部13の領域及び裏面凹部14の領域は、包装シート10の表面と裏面との中間点よりも凹んでいる領域である。
包装シート10の表面10Tに表面凹部13が形成されているため、使用者が包装体1を把持した際に、使用者の指が表面凹部13に引っ掛かり易い。指が包装体1の外面で滑り難くなるため、使用者は、包装体1を持ち運びやすくなる。包装シート10の裏面10Bに裏面凹部が形成されているため、裏面凹部14が吸収性物品20に接触し、吸収性物品20が裏面凹部14に引っ掛かる。吸収性物品が包装体の内面で滑り難くなるため、未開封状態において吸収性物品20がずれることを抑制できる。外装シート21を構成する不織布が包装シート10の裏面凹部14に接触することにより、不織布の繊維が裏面凹部14に引っ掛かり、吸収性物品20が包装体1の内面でより滑り難くなる。また、外装シート21のシート凸部23及びシート凹部24は、それぞれ包装シート10の裏面凹部14に接触している。シート凸部23及びシート凹部24が裏面凹部14に引っ掛かり、吸収性物品20が包装シート10の裏面10Bでより滑り難くなる。
開封後に吸収性物品20の個数が少なくなった状態では、包装体1内に空間が生じ、吸収性物品20の整列状態が崩れ易い。包装体1の内面で吸収性物品20が滑り難いことにより、吸収性物品20の整列状態を維持できる。表面凹部13及び裏面凹部14を有することにより、包装体1の持ち運び易さや、包装体1を開封した後の吸収性物品20の整列状態の維持等、使用時の機能性を高め、使用者の購買意欲を高めることができる。
また、複数の表面凹部13が形成されているため、包装シート10の表面10Tにおいて、表面凹部が設けられた領域に当たった光と、表面凹部が設けられていない領域に当たった光と、が異なる態様で反射する。包装シート10の表面10Tに当たった光が複雑な反射態様となり、審美性を高めることができる。包装シート10は、フラットな表面のみからなる包装シートと光の反射態様が異なるため、フラットな表面のみからなる包装シートよりも目立ち易く、使用者の注意を引き付け、使用者の購買意欲を高めることができる。
表面凹部13の幅及び裏面凹部14の幅は、それぞれ0.15mm以上、2.0mm以下である。表面凹部13の幅及び裏面凹部14の幅が一定でない形態にあっては、最大幅が2.0mm以下であり、最小幅が0.15mm以上であればよい。好適には、表面凹部の幅は、0.15mm以上、2.0mm以下であり、裏面凹部の幅は、0.30mm以上、2.0mm以下であってよい。より好ましくは、表面凹部13の幅及び裏面凹部14の幅は、指紋の凸部を構成する隆線の間隔に対応する0.3mm以上、0.5mm以下がよい。表面凹部13の長さは、表面凹部13の幅よりも長く、裏面凹部14の長さは、裏面凹部14の幅さよりも長い。なお、表面凹部13の長さは、表面凹部13の幅と同じであってもよいし、表面凹部13の幅よりも短くてもよい。裏面凹部14の長さは、裏面凹部14の幅と同じであってもよいし、裏面凹部14の幅よりも短くてもよい。表面凹部13の間隔及び裏面凹部14の間隔は、それぞれ0.15mm以上、2.0mm以下である。好適には、表面凹部の間隔は、0.30mm以上、2.0mm以下であり、裏面凹部の間隔は、0.15mm以上、2.0mm以下であってよい。より好ましくは、0.8mm以下がよい。このような寸法の表面凹部13及び裏面凹部14によれば、包装体1の審美性を高める効果と、使用時の機能性を高める効果と、をより得やすい。
表面凹部13は、着用者画像15が設けられた領域において不規則に配置されている。着用者画像15に規則的な表面凹部13が形成されていると、着用者画像に規則的な模様が形成され、肌のような質感を生じ難い。一般的に人物の肌の表面の凹凸は、規則的なドットや線状ではなく、不規則に形成されている。表面凹部13が不規則であることにより、着用者画像の肌の質感をより高め、審美性を高めることができる。
表面凹部13の深さD1は、裏面凹部14の深さD2よりも浅い。表面凹部13は、印刷層12とフィルム層11とに形成されているため、ここでいう表面凹部13の深さD1は、フィルム層11上に印刷層12が設けられた状態の深さであり、印刷層12の表面側の頂面と印刷層12の底面との厚み方向の距離である。裏面凹部14の深さD2は、フィルム層11の裏面側の頂面とフィルム層11の底面との厚み方向の距離である。裏面凹部14の深さD2が比較的深いため、吸収性物品20の外面が裏面凹部14に引っ掛かり易く、吸収性物品20のずれや倒れを効果的に抑制できる。
また、フィルム層11の表面凹部13の深さD3は、フィルム層11の裏面凹部14の深さD2よりも浅い。フィルム層11の表面凹部13の深さD3は、印刷層12を含まない深さであり、フィルム層11の表面側の頂面とフィルム層11の底面との厚み方向の距離である。包装シート10に印刷を施す際は、フィルム層11に表面凹部13及び裏面凹部14を形成した後に、フィルム層11上に印刷層12を設けることができる。このとき、表面凹部13の深さが比較的浅いため、フィルム層11上の全体に印刷層12をむらなく形成し易い。印刷層12をむらなく形成することにより、包装シート10の審美性をより高めることができる。包装シート10は、全面が印刷されてなく、印刷領域P1と非印刷領域P2を有する。印刷領域P1の表面凹部13の深さと、非印刷領域P2の表面凹部13の深さが異なり、印刷領域P1に当たった光と、非印刷領域P2に当たった光と、が異なる態様で反射する。包装シート10の表面10Tに当たった光が複雑な反射態様となり、審美性を高めることができる。
本実施の形態の包装シート10は、厚み0.04mm〜0.20mmのフィルム層をエンボス加工した後に、印刷を施すことによって得ることができる。より好適なフィルム層の厚みは、0.05mm以上、0.08mm以下である。エンボス加工は、一対のロール間にフィルム層11を通過させることによって加工する。一対のロールは、裏面凹部14に対応する凸部が外周面に設けられた第1ロールと、フラットな外周面を有する第2ロールと、を有する。一対のロール間にフィルム層11を通過させることにより、第1ロールの凸部によって裏面凹部14が形成されるとともに、裏面凹部14の形成に伴ってフィルム層11が引っ張られることにより、裏面凹部14の厚み方向に対応する表面に凸部が形成され、裏面凹部14以外の領域に表面凹部13が形成される。このように形成された裏面凹部の深さD2は、フィルム層11の表面凹部13の深さD3よりも深い。次いで、フィルム層11の表面側に印刷を施す。印刷方法は、特に制限されず、フレキソ印刷を例示できる。裏面凹部14の深さD2は、包装シート10の厚みに対する50%以上の深さであり、表面凹部13の深さD1は、包装シート10の厚みに対する50%未満の深さである。
表面凹部13の深さD1は、10μm〜50μmであることが好ましく、裏面凹部14の深さD2は、40μm〜70μmであることが好ましい。印刷層12をむらなく形成するために、フィルム層11の表面凹部13の深さは、30μm未満であることが好ましい。また、一般的な塵の大きさは、10μm〜100μm程度であり、埃の大きさは、30μm程度である。表面凹部の深さが10μm〜50μmであることにより、表面凹部内に塵や埃等のごみの全体が入り難くなる。また、表面凹部13の深さとごみの大きさが同程度であるため、表面凹部13内にごみが入ったとしても、表面凹部13内からごみが出やすく、包装シート10上にごみが付着し続けることを抑制できる。また、表面凹部13の深さが、裏面凹部14の深さよりも浅いため、包装シート10の表面にごみが付着し難い効果を発揮し易い。
表面凹部13のエンボス率は、10%以上、80%以下であり、裏面凹部14のエンボス率は、20%以上、90%以下である。エンボス率は、単位面積当たりの表面凹部13又は裏面凹部14の面積の比率である。このようなエンボス率によれば、包装体1の審美性を高める効果と、使用時の機能性を高める効果と、をより得やすい。包装シート10は、エンボスを有することにより変形基点が増え、柔軟に変形し易い。よって、指で押圧した際に指の周りに包装シート10が付着し、指と包装シート10の接触面積が増える。接触面積が増えることにより、指と包装シート10の摩擦抵抗が大きくなり、使用者が包装体を持ち運びし易くなる。
包装シート10の表面10Tの表面摩擦係数の平均偏差(MMD)は、0.0056以上、0.0257以下であってよい。包装シート10の裏面10Bの表面摩擦係数の平均偏差(MMD)は、0.0061以上、0.0258以下であってよい。包装シート10の表面10Tの表面粗さの平均偏差(SMD)は、0.8504以上、4.4314以下であってよい。包装シート10の裏面10Bの表面粗さの平均偏差(SMD)は、1.0942以上、3.4088以下であってよい。このような表面摩擦係数の平均偏差(MMD)及び表面粗さの平均偏差(SMD)によれば、包装体1の審美性を高める効果と、使用時の機能性を高める効果と、をより得やすい。
表面摩擦係数の平均偏差(MMD)の測定及び表面粗さの平均偏差(SMD)は、シートの表面の感触を表す特性値として一般的に知られている、カトーテック株式会社製のKESでの特性値(参考文献:風合い評価の標準化と解析(第2版)、著者 川端季雄 発行 昭和55年7月10日)に基づいて測定できる。
具体的には、表面特性の測定は、カトーテック(株)製KES−FB4を用いて、各サンプルにおいて1.0×1.0cmの範囲を試料とし、平滑な金属平面の試験台に配置して行った。表面粗さの測定は、その表面(又は裏面)上に、10gfの荷重を掛け、かつ、0.5mm径のピアノ線で巻かれた幅0.5cmの接触端子を試料に圧着させて行い、また、表面摩擦の測定は、表面粗さの測定に用いた接触端子と同じピアノ線を10本並べ重錘によって50fgの力で接触面を試料に圧着させて行う。表面摩擦及び表面粗さの測定では、試料を0.1cm/secの一定速さで水平に2cm移動させ、試料には20gf/cmの一軸張力が与えられる。測定結果により、表面摩擦係数の平均偏差MMD、及び表面粗さの平均偏差SMD[μm]を求めた。
包装シート10の剛軟度は、46.3mm以上、52.4mm以下であってよい。このような包装シートによれば、ドレープ性が向上し、柔軟に変形し易い。包装シート10の曲げ剛性は、0.064×10−4Nm/m以上、0.077×10−4Nm/m以下であってよい。このような包装シートによれは、使用者が指で押した際に、容易に変形し易くなる。包装シート10の曲げヒステリシス(曲げ回復性)は、0.030×10−4Nm/m以上、0.007×10−4Nm/m以下であってよい。このような包装シートによれば、使用者の指で押圧されて変形した際に変形が回復し易い。このような包装シートによれば、包装シートの表面凹部内にごみが入った場合に、包装シートが柔軟に変形することでゴミが表面凹部外に出やすく、包装シートの表面においてごみが付着し難い効果を発揮し易い。
包装シートの剛軟度は、JIS L 1913 6.7.3に従って測定する。より具体的には、38mm×25mmの試験片を5枚採取し、ガーレー試験機(株式会社安田精機製作所製剛軟度測定器No.311)にて試験片の表、裏を連続測定後の表裏の平均値から、剛軟度を算出する。
包装シート10の曲げ剛性は、カトーテック株式会社製KES FB−2を用いて測定する。寸法50mm×100mmとなる試験片を準備し、一対のチャックの一方に試験片の長手方向の一端を挟み、他方のチャックに試験片の長手方向の他端を挟む。一方のチャックが他方のチャックを中心に回転し、これによって折り曲げられた試験片の曲げ剛性をトルク検出器で測定する。試験片は、5組準備して、測定値の平均値を曲げ剛性とする。
包装シートの曲げヒステリシスは、使用器具にKATO TECH CO.,Ltd製「KES−FB2 AUTO−A」を用いて以下の手順により測定する。包装シートを機器にセットして、機器に付属の説明書に従い、KES−EB2 AUTO−Aを操作し、スタートスイッチを押すことにより、自動的にクランプ(締め付け)し、一定曲率(最大曲率K=±2.5cm−1)を与え、曲げヒステリシスを計測する。3検体を測定し、その平均値を曲げヒステリシスとする。
図1及び図2に示すように、包装シート10には、包装シート10の裏面10B側(包装体1の内面側)に凹む括れ部18が形成されている。括れ部18は、積層体25同士の境界に沿って形成されている。折り畳まれた状態(包装体1に収容されている状態)の吸収性物品20の厚みは、一定でない。吸収性物品20の長手方向L端部の厚みは、吸収性物品20の長手方向L中央の厚みよりも小さい。積層体25の境界付近は、吸収性物品の厚みが小さい領域が積層されている。そのため、包装シート10が吸収性物品20の外面に沿って配置されることにより、括れ部18が形成される。
包装体1に括れ部18が形成されているため、使用者は、括れ部18に指等を引っ掛けることができ、持ち運びし易くなる。また、括れ部18を指で押圧すると、括れ部に指が入り込み、指と包装シート10の接触面積が増える。指と包装シートの接触面積が増えることにより、指と包装シートの摩擦係数が大きくなり、使用者が包装体を持ち運びやすくなる。また、括れ部18が吸収性物品の厚み差が生じする領域と重なっていることにより、厚み差が生じる部分に使用者がより指等を掛けやすくなる。また、包装シート10の裏面凹部14が吸収性物品20の外面に引っ掛かるため、吸収性物品20側に凹んだ括れ部18の形状を維持し易い。括れ部18の形状が維持されることにより、使用者は、持ち運び時に指等を引っ掛ける箇所を容易に把握でき、使用時の機能性をより高めることができる。
積層体25同士の境界に沿って括れ部が形成されているため、上段の積層体25の整列状態が崩れた場合であっても、上段の積層体25の変形が下段の積層体25に伝わり難くなり、下段の積層体25の整列状態を維持し易い。よって、吸収性物品の整列状態をより維持し易くなる。
表面凹部13及び裏面凹部14は、包装シート10のミシン目17を横断している。表面凹部13及び裏面凹部14は、少なくとも一部がミシン目17を横断していればよく、一部がミシン目17に沿って配置されていてもよい。表面凹部13が設けられた領域と、裏面凹部14が設けられた領域と、では、凹部の位置や包装シートの厚みが異なるため、ミシン目17の引裂強度が異なる。表面凹部13及び裏面凹部14がミシン目17を横断していることにより、ミシン目17を連続して開封する際に、引裂強度が変化し、一気に引き裂かれ難い。そのため、意図せずに取り出し開口が大きくなることを抑制し、使用時に機能性を高めることができる。
次いで、図7及び図8に基づいて、変形例に係る包装シート10Aについて説明する。図7は、変形例に係る包装シートの断面図であり、図8は、変形例に係る包装シートの平面図である。なお、以下の変形例の説明において、上述の実施形態と同様の構成については、同符号を用いて説明を省略する。変形例に係る包装シート10Aは、包装シートの表面及び裏面に、微細凸部19が更に形成されている。微細凸部19は、包装シート10の裏面側から表面側に向かって突出する凸状である。微細凸部19は、不規則な曲線形状であり、より詳細には、円弧に類する形状である。微細凸部19は、裏面凹部14と重ならない位置であって、表面凹部13に重なる位置に設けられている。なお、微細凸部19は、裏面凹部14と重なる位置であってよいし、表面凹部13に重ならない位置であってよい。
微細凸部19の幅は、表面凹部13よりも幅及び裏面凹部14の幅よりも短く、微細凸部19の長さは、表面凹部13の長さ及び裏面凹部14の長さよりも短く、微細凸部19の深さは、表面凹部13の深さ及び裏面凹部14の深さよりも浅い。表面凹部13の寸法(長さ、幅、深さ)及び裏面凹部14に対する微細凸部19の寸法の比率は、0.5以下であればよく、0.1以下であることがより好ましい。微細凸部19の幅は、0.01mm以上、1.0mmが好ましい。微細凸部19の高さ(表面凹部13の底面から微細凸部の頂部までの高さ)は、0.1μm〜20μmが好ましい。
微細凸部19は、表面凹部13及び裏面凹部14を設けた後にブラスト加工によって形成してもよいし、表面凹部13及び裏面凹部14を設ける前に形成してもよいし、表面凹部13及び裏面凹部14を形成する一対のロールに微細凸部19に対応する凸部を設け、表面凹部13及び裏面凹部14と共に形成してもよいし、フィルム層11に表面凹部13及び裏面凹部14を設ける際に合わせて形成してもよい。変形例に係る微細凸部19は、エンボス加工によって形成されている。微細凸部19及び裏面凹部14を含む包装シート10の表面のエンボス率は、80%以上である。
このように微細凸部19が設けられていることにより、艶消し効果を発揮し、高級感を得ることができる。また、一般的に人物の肌のキメを構成する凹部間の領域は、平滑な面でなく、微細な凹凸が形成されている。微細凸部19が設けられていることにより、着用者画像の肌の質感をより高め、審美性を高めることができる。微細凸部19が設けられていることにより、包装シート10の表面10Tがより滑り難くなり、より持ち運びし易くなる。また、例えば、インクによる艶消し加工が施されていると、インクの粒子が細かいため、包装シート上に埃等のごみが付着することがある。微細凸部19は、インクの粒子よりも大きく、包装シート上にごみが付着し難くなる。また、微細凸部が設けられていることにより、包装シートとごみとの接触面積が小さくなり、包装シート上に付着したごみが離れ易くなり、包装シートの表面においてごみが付着し難い効果を発揮し易い。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1 :吸収性物品の包装体
10 :包装シート
11 :フィルム層
12 :印刷層
13 :表面凹部
14 :裏面凹部
17 :ミシン目
18 :括れ部
20 :吸収性物品
21 :外装シート
23 :シート凸部
24 :シート凹部
25 :積層体
P1 :印刷領域
P2 :非印刷領域

Claims (9)

  1. 吸収性物品と、複数の前記吸収性物品を包装する袋状の包装シートと、を有する吸収性物品の包装体であって、
    前記包装シートは、前記包装体の外面を構成する表面と、前記包装体の内面を構成し、かつ前記吸収性物品に接触する裏面と、を有しており、
    前記包装シートの表面には、前記裏面側に向かって凹む複数の表面凹部が形成され、
    前記包装シートの裏面には、前記表面側に向かって凹む複数の裏面凹部が形成されている、吸収性物品の包装体。
  2. 前記吸収性物品は、前記吸収性物品の外面に配置された外装シートを有し、
    前記外装シートは、不織布によって構成され、前記包装シートの前記裏面凹部に接触している、請求項1に記載の吸収性物品の包装体。
  3. 前記外装シートには、前記吸収性物品の厚み方向に突出する複数のシート凸部と、前記シート凸部間に配置されたシート凹部と、が形成されており、
    前記シート凸部及び前記シート凹部は、それぞれ前記裏面凹部に接触している、請求項2に記載の吸収性物品の包装体。
  4. 前記吸収性物品が厚み方向に積層された積層体を有し、
    前記積層体は、前記厚み方向に直交する直交方向において積層されており、
    前記包装シートには、前記裏面側に凹む括れ部が形成されており、
    前記括れ部は、前記積層体同士の境界に沿って形成されている、請求項1から請求項3のいずれかに記載の吸収性物品の包装体。
  5. 前記包装シートは、フィルム層と、前記フィルム層の表面側に設けられた印刷層と、を有し、
    前記表面凹部は、前記フィルム層と、前記印刷層と、に形成されており、
    前記フィルム層の前記表面凹部の深さは、前記フィルム層の前記裏面凹部の深さよりも浅い、請求項1から請求項4のいずれかに記載の吸収性物品の包装体。
  6. 前記表面凹部の幅及び前記裏面凹部の幅は、それぞれ0.15mm以上、2.0mm以下であり、
    前記表面凹部の間隔及び前記裏面凹部の間隔は、それぞれ0.15mm以上、2.0mm以下である、請求項1から請求項5のいずれかに記載の吸収性物品の包装体。
  7. 前記表面凹部及び前記裏面凹部は、エンボスによって形成されており、
    前記表面凹部のエンボス率は、10%以上、80%以下であり、
    前記裏面凹部のエンボス率は、20%以上、90%以下である、請求項1から請求項6のいずれかに記載の吸収性物品の包装体。
  8. 前記包装シートは、前記吸収性物品の取り出し開口を形成するミシン目を有しており、
    前記表面凹部及び前記裏面凹部は、前記ミシン目を横断している、請求項1から請求項7のいずれかに記載の吸収性物品の包装体。
  9. 前記包装シートの前記表面の表面摩擦係数の平均偏差(MMD)は、0.0056以上、0.0257以下であり、
    前記包装シートの前記裏面の表面摩擦係数の平均偏差(MMD)は、0.0061以上、0.0258以下であり、
    前記包装シートの前記表面の表面粗さの平均偏差(SMD)は、0.8504以上、4.4314以下であり、
    前記包装シートの前記裏面の表面粗さの平均偏差(SMD)は、1.0942以上、3.4088以下である、請求項1から請求項8のいずれかに記載の吸収性物品の包装体。
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