JP5243212B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、生理用ナプキンや失禁パッド等の吸収性物品に関する。
生理用ナプキン等の吸収性物品において、身体への密着性や漏れ防止性を向上させるために、吸収体に中高部を形成させることが知られている。例えば、特許文献1には、吸収体に吸収体の幅よりも幅狭の中高部を排液部分や長手方向全長に渡って形成させた生理用ナプキンが開示されている。また、この特許文献1には、中高部の周辺部において、表面シートと吸収体を固定して、中高部のズレ防止や形状保持を行うことが提案されている。
一方、吸収性物品の前方部又は後方部の何れか一方に中高部を変形させる力が発生しても、その変形させる力が他方に伝わらないようにするために、例えば、特許文献2には、中高部が、吸収性物品の前方部及び後方部に別個に設けられた前方中高部と後方中高部とからなり、前方中高部と後方中高部との間に、前方部又は後方部の変形を、互いに影響させない折り曲げ起点が設けられている吸収性物品が開示されている。この折り曲げ起点は、生理用ナプキンの表面シート及び吸収体を圧密化して形成する、いわゆるエンボス溝である。
しかし、特許文献2に記載の如き吸収性物品、即ち、前方中高部及び後方中高部が吸収性物品の長手方向に所定間隔を置いて配され且つ両中高部の間に表面シート及び吸収体が圧密化されてなる溝が形成されている吸収性物品においては、特に、両中高部の間に位置する溝において、両中高部を下方から支持する吸収体に接合され一体化されているべき表面シートが、該吸収体の表面から浮き上がって、その結果溝の成形性が低下したり、浮きを防止する目的に接合強度を高め過ぎると表面シートが切れてしまったりすることがあった。
溝の成形性に対しては、種々の対策が提案されている。例えば特許文献3には、溝の形成に用いる加圧ロールの加圧面に段差を形成して高圧搾部及び低圧搾部を設け、該加圧ロールを用いて溝を形成する方法が記載されている。また特許文献4には、吸収性物品の幅方向に延びる幅方向エンボス溝の存在領域及び長手方向に延びる縦方向エンボス溝の存在領域それぞれの大きさの差を特定範囲に規定する方法が記載されている。しかし、特許文献3及び4に記載の方法では、吸収性物品の長手方向に所定間隔を置いて配された2つの中高部の間に位置する溝における、表面シートの浮きを効果的に防止できない。
実開平6−15621号公報 特開2006−239162号公報 特開2000−14701号公報 特開2003−265519号公報
従って、本発明の目的は、前方中高部と後方中高部とからなる中高部を有し、前方中高部と後方中高部との間に表面シート及び吸収体を圧密化した溝を有しているにもかかわらず、前方中高部と後方中高部との間における表面シートが剥がれ難く、装着者に違和感を与え難く、外観も良好な吸収性物品を提供することにある。
本発明は、肌当接面を形成する表面シート、非肌当接面を形成する裏面シート及び両シート間に介在する吸収体を具備する吸収性物品であって、前記吸収体は、その幅方向中央領域の肌当接面側に隆起する中高部を有しており、該中高部は、別個に設けられる前方中高部及び後方中高部とからなり、該前方中高部と該後方中高部との間には、前記表面シート及び前記吸収体が圧密化されて形成される中間溝が幅方向に延びて形成されており、前記前方中高部の後方部の高さ又は角度が該前方中高部の中央部の高さ又は角度よりも小さい、及び/又は前記後方中高部の前方部の高さ又は角度が該後方中高部の中央部の高さ又は角度よりも小さい吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、前方中高部と後方中高部との間における表面シートの剥がれを防止し、装着者に対し装着感を向上させることができる。本発明の吸収性物品によれば、前方中高部と後方中高部との間における表面シートの剥がれを防止できるので、外観も良好である。
以下、本発明の吸収性物品である生理用ナプキンの好ましい第1実施形態について、図1〜図3に基づいて説明する。
第1実施形態の吸収性物品(生理用ナプキン)1Aは、図1に示すように、生理用ナプキン1Aの長手方向に延びる中心線CLに対して左右対称に形成されている。
第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、図1〜図3に示すように、肌当接面を形成する表面シート2、非肌当接面を形成する裏面シート3及び両シート2,3間に介在する吸収体4を有する実質的に縦長のものである。
生理用ナプキン1Aの吸収体4は、図1及び図2に示すように、その幅方向(以下「X方向」という。X方向;中心線CLに垂直な方向をいう。)中央領域(CT)の肌当接面側に隆起する中高部40を有している。中高部40は、別個に設けられる前方中高部41及び後方中高部42とからなり、前方中高部41と後方中高部42との間には、表面シート2及び吸収体4が圧密化されて形成される中間溝62が幅方向(X方向)に延びて形成されている。
図2及び図3に示すように、生理用ナプキン1Aにおける前方中高部41の後方部41bは前方中高部41の中央部41dの高さ及び角度よりも小さく形成されており、後方中高部42の前方部42aは後方中高部42の中央部42dの高さ及び角度よりも小さく形成されている。
前方中高部41の後方部41bは、図3に示すように、前方中高部41を長手方向(以下「Y方向」という。Y方向;中心線CLに平行な方向をいう。)に略三等分した中の最も後方中高部42寄りに位置する部分であって、その部分の幅方向(X方向)中央を基準とした部分である。前方中高部41の中央部41dは、前方中高部41の長手方向(Y方向)に略三等分した中の中央に位置する部分であり、前方中高部41の前方部41aは、前方中高部41の長手方向(Y方向)に略三等分した中の中央部41dより長手方向(Y方向)前方に位置する部分である。後方中高部42の前方部42aは、後方中高部42を長手方向(Y方向)に略三等分した中の最も前方中高部41寄りに位置する部分であって、その部分の幅方向(X方向)中央を基準とした部分である。後方中高部42の中央部42dについては、前方中高部41と同様であり、後方中高部42の後方部42bは、後方中高部42の長手方向(Y方向)に略三等分した中の中央部42dより長手方向(Y方向)後方に位置する部分である。
第1実施形態の生理用ナプキン1Aについて、詳述すると、第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、図1〜図2に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性又は撥水性の裏面シート3及び吸収体4を具備している。表面シート2及び裏面シート3それぞれは、吸収体4よりも大きい外径寸法を有している。表面シート2及び裏面シート3は、生理用ナプキン1Aの長手方向(Y方向)の両端部において、吸収体4の長手方向(Y方向)の両端部から延出し、その延出部は互いにヒートシール等により接合され、また、表面シート2は、吸収体4の長手方向(Y方向)の両側部で吸収体4を包むように折り返されて裏面シート3に接着剤等により接合されて吸収性本体5を形成している。生理用ナプキン1Aは、吸収性本体5の長手方向(Y方向)の両側部に防漏壁7を有している。第1実施形態の防漏壁7は、いわゆるT字状のギャザーを形成している。第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、その長手方向(Y方向)における中央部より前寄りの位置に一対のウイング部31を有している。ウイング部31は、裏面シート3を延出することにより形成されており、その裏面には、該ウイング部31を、ショーツのクロッチ部の非肌当接面に固定するための粘着部(不図示)が形成されている。これらの構成は、従来品と同じである。
次いで、第1実施形態の生理用ナプキン1Aの吸収体4について説明する。
第1実施形態の生理用ナプキン1Aでは、図1及び図2に示すように、吸収体4は、裏面シート3上に配され、前方領域bから後方領域cに亘って延在する下層吸収体43と、下層吸収体43の幅方向(X方向)中央領域(CT)の肌当接面側に隆起する中高部40とを有しており、中高部40は、別個に設けられる前方中高部41及び後方中高部42とから形成されている。具体的には、図1に示すように、吸収体4は、下層吸収体43の上面であって、生理用ナプキン1Aの前方領域b及び後方領域cにおける下層吸収体43の肌当接面側に、下層吸収体43より幅狭で且つ肌当接面側に凸状に隆起する前方中高部41及び後方中高部42を有している。ここで、「前方領域b」とは、後述する中間溝62よりも生理用ナプキン1Aの長手方向(Y方向)前方の領域をいい、「後方領域c」とは、後述する中間溝62よりも生理用ナプキン1Aの長手方向(Y方向)後方の領域をいう。
前方中高部41は、下層吸収体43より幅が狭く、長手方向(Y方向)に長く形成されたものであり、図1に示すように、下層吸収体43の幅方向(X方向)中央領域(CT)であって、ウイング部31の長手方向(Y方向)前後端に亘って形成されている。第1実施形態の前方中高部41は、後方部41bの高さが、図2に示すように、後方中高部42に向かって漸次小さく形成されている。そのため、第1実施形態の前方中高部41の後方部41bの何れの箇所の高さも、前方中高部41の中央部41dの高さよりも小さく形成されている。また、図2に示すように、中間溝62に近い前方中高部41の後方部41bは、傾斜して形成されているのに対して、前方中高部41の中央部41dは、長手方向(Y方向)に略フラット(略180°)に形成されており、前方中高部41の後方部41bの傾斜の角度αは、前方中高部41の中央部41dの角度(略180°)よりも小さく形成されている。角度は長手方向(Y方向)に沿って前方中高部41に平行に接する線を基準としたものであり、第1実施形態の吸収体4では、図2のように、前方中高部41の後方部41bは略180°に形成されている。
前方中高部41の後方部41bの長手方向(X方向)の長さL1(図3参照)は、好ましくは5〜50mm、更に好ましくは10〜30mmである。後方部41bの長さL1と、前方中高部41の長手方向(X方向)の全長Laとの比(L1/La)は、好ましくは0.05〜0.5、更に好ましくは0.1〜0.3である。
前方中高部41の後方部41bの傾斜の角度αは、好ましくは135〜178°、更に好ましくは150〜175°である。尚、角度αの測定は、最終商品形態である生理用ナプキンから前方中高部41を取り出せない場合には、生理用ナプキンを伸張させた状態で、表面シート2上から測定する。
第1実施形態の前方中高部41は、生理用ナプキン1Aの平面視において、図3に示すように、前方中高部41の長手方向(Y方向)の前方部41a及び後方部41bが、何れも生理用ナプキン1Aの長手方向(Y方向)外方に向かって凸の凸曲線形状に形成されている。前方中高部41の前方部41aにおける幅方向(X方向)の長さと前方中高部41の後方部41bにおける幅方向(X方向)の長さとは略同じであり、前方中高部41の後方部41bの凸曲線形状の曲線半径は、前方中高部41の前方部41aの凸曲線形状の曲線半径と略同じになるように形成されている。前方中高部41は、図1に示すように、後述する一対の外溝61と中間溝62とで囲まれている。
後方中高部42は、下層吸収体43より幅が狭く、長手方向(Y方向)に長く形成されたものであり、図1に示すように、下層吸収体43の幅方向(X方向)中央領域(CT)であって、中間溝62よりも生理用ナプキン1Aの長手方向(Y方向)の後方に形成されている。第1実施形態の後方中高部42は、前方部42aの高さが、図2に示すように、前方中高部41に向かって漸次小さく形成されている。そのため、第1実施形態の後方中高部42の前方部42aの何れの箇所の高さも、後方中高部42の中央部42dの高さよりも小さく形成されている。また、図2に示すように、中間溝62に近い後方中高部42の前方部42aは、傾斜して形成されているのに対して、後方中高部42の中央部42dは、長手方向(Y方向)に略フラット(略180°)に形成されており、後方中高部42の前方部42aの傾斜の角度βは、後方中高部42の中央部42dの角度(略180°)よりも小さく形成されている。角度は前方中高部41と同様に、長手方向(Y方向)に沿って後方中高部42に平行に接する線を基準としたものであり、第1実施形態の吸収体4では、図2のように、後方中高部42の中央部42dは略180°に形成されている。
後方中高部42の前方部42aの長手方向(X方向)の長さL2(図3参照)は、好ましくは5〜50mm、更に好ましくは10〜30mmである。また、前方部42aの長さL2と、後方中高部42の長手方向(X方向)の全長Lbとの比(L2/Lb)は、好ましくは0.05〜0.5、更に好ましくは0.1〜0.3である。
後方中高部42の前方部42aの傾斜の角度βは、好ましくは135〜178°、更に好ましくは150〜175°である。尚、角度βの測定は、最終商品形態である生理用ナプキンから前方中高部41を取り出せない場合には、角度αと同様に測定する。
第1実施形態の後方中高部42は、生理用ナプキン1Aの平面視において、図3に示すように、後方中高部42の後方部42b(中間溝62に遠い方)が、後方中高部42の前方部42aよりも先細り形状に形成されている。具体的には、後方中高部42の長手方向(Y方向)の前方部42a及び後方部42bは、図3に示すように、何れも生理用ナプキン1Aの長手方向(Y方向)外方に向かって凸の凸曲線形状に形成されており、中間溝62に遠い後方中高部42の後方部42bの凸曲線形状の曲線半径は、中間溝62に近い後方中高部42の前方部42aの凸曲線形状の曲線半径よりも小さくなるように形成されており、後方中高部42は、後方部42bに向かって幅が漸次小さくなるように形成されている。後方中高部42は、図1に示すように、後述する一対の後方内溝63と中間溝62とで囲まれている。
第1実施形態の前方中高部41は、図2に示すように、前方中高部41の後方部41bの高さ及び角度αが、いずれも、前方中高部41の中央部41dの高さ及び角度(略180°)よりも小さくなるように形成されており、後方中高部42は、後方中高部42の前方部42aの高さ及び角度βが、いずれも、後方中高部42の中央部42dの高さ及び角度(略180°)よりも小さくなるように形成されている。第1実施形態の前方中高部41の後方部41bの密度は、前方中高部41の中央部41dの密度と略同じであり、後方中高部42の前方部42aの密度は、後方中高部42の中央部42dの密度と略同じである。密度は、例えば以下の方法により測定できる。
<密度の測定方法>
室温下、吸収体の中高部における密度の測定部位から、縦方向(吸収性物品の長手方向)に1cm、横方向(吸収性物品の幅方向)に3cmの直方体形状を切り出して測定サンプルとし、該測定サンプルの重量(g)を電子天秤を用いて測定する。異なる5つの測定サンプルについて斯かる重量測定を行い(n=5)、それらの測定値の平均値を算出し、その平均値を測定サンプルの面積(1×3=3cm2)で除して、測定サンプルの坪量(g/cm2)を算出する。また室温下、前記5つの測定サンプルを定盤などの平らな物体の上に置いて、レーザー変位計を用いて各測定サンプルの前記厚み方向の厚み(cm)を測定し、それらの測定値の平均値を算出して、測定サンプルの厚みとする。そして、次式により測定サンプルの密度(g/cm3)を算出する。
密度=坪量÷厚み
第1実施形態の生理用ナプキン1Aでは、図1及び図2に示すように、表面シート2及び吸収体4が圧密化されて形成されるエンボス溝を有している。エンボス溝は、図1に示すように、生理用ナプキン1Aの長手方向に延びる中心線(CL線)に線対称的に一対設けられている。エンボス溝は、深く形成された部分とそれよりも若干浅く形成された部分とが交互に配置されて連続線を形成している。第1実施形態の生理用ナプキン1Aでは、エンボス溝は、前方溝61、中間溝62、後方内溝63及び後方外溝64を有しており、前方外溝61と後方外溝64とは繋がってリング状の全周防漏溝を成している。
前方溝61は、図1に示すように、生理用ナプキン1Aの長手方向(Y方向)に延びる中心線(CL線)に線対称的に一対設けられている。各前方溝61は、前方中高部41の側部41cに沿って形成され且つ生理用ナプキン1Aの幅方向(X方向)に凸状に形成されている。第1実施形態の生理用ナプキン1Aの前方溝61は、図1に示すように、前方中高部41の長手方向(CL方向)の前方部41aに、生理用ナプキン1Aの内側に括れた一対の括れ部61aを有し、後方部41bに、生理用ナプキン1Aの内側に括れた一対の括れ部61bを有している。
中間溝62は、図1及び図2に示すように、生理用ナプキン1Aのウイング部31の長手方向(Y方向)後端近傍に形成されており、生理用ナプキン1Aの前方中高部41と後方中高部42との間に形成されている。第1実施形態における中間溝62の形状は、生理用ナプキン1Aの平面視において、図1に示すように、生理用ナプキン1Aの幅方向(X方向)に延び且つ後方中高部42に向って凸に形成されている。第1実施形態の生理用ナプキン1Aの中間溝62の曲線半径は、前方中高部41の後方部41bの曲線半径と略同じ又は若干大きくなるように形成されている。
後方内溝63は、図1に示すように、生理用ナプキン1Aの長手方向に延びる中心線(CL線)に線対称的に一対設けられている。各後方内溝63は、先細り形状に形成された後方中高部42の側部42cに沿って形成されている。
後方外溝64は、図1に示すように、生理用ナプキン1Aの中心線(CL線)に線対称的に一対設けられている。後方外溝64は、後方内溝63より生理用ナプキン1Aの幅方向(X方向)の外方に形成されている。後方外溝64は、生理用ナプキン1Aの幅方向(X方向)に凸状に形成されている。後方外溝64は、外溝61と繋がっており、生理用ナプキン1Aの長手方向(Y方向)の前方部から後方部に亘って、連続したエンボス溝を形成している。前方溝61、中間溝62、後方内溝63及び後方外溝64の溝幅は、それぞれ1mm〜20mmである。
第1実施形態の生理用ナプキン1Aの形成材料について説明する。
表面シート2、裏面シート3、吸収体4及び一対の防漏壁(ギャザー)7としては、通常、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては、液透過性の不織布や、開孔フィルム、これらの積層体等を用いることができ、裏面シート3としては、樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。下層吸収体43としては、パルプ等の繊維材料の繊維集合体又はこれに高吸収性ポリマーを担持させたものからを、ティッシュペーパーや透水性の不織布等の被覆材で包んでなるもの等を用いることができる。防漏壁(ギャザー)7を形成するシートとしては、フィルム、不織布、織物またはそれらの積層シート等が挙げられ、部分的または全体的に伸縮性を有することが好ましい。具体的には、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる材自体が伸縮性を有する材料(フィルム、糸状物、不織布、織物)やこれら伸縮性の材料(弾性部材)と非伸縮性の不織布等との複合シート等が挙げられる。
前方中高部41および後方中高部42としては、パルプやコットンのような天然繊維、天然繊維以外の合成繊維、及びそれらを混合した繊維が挙げられ、吸収性の観点からパルプ系繊維から構成されていることが好ましい。フィット性の観点からは合成繊維が含まれていることが好ましい。ここで、合成繊維とは、具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルやポリ乳酸等の樹脂より形成された単繊維や芯鞘構造繊維のような各種複合繊維、レーヨンなどの半合成繊維が含まれる。
前方溝61、中間溝62、後方内溝63及び後方外溝64等のエンボス溝を形成する加工法は、エンボス加工、ヒートエンボス加工、超音波エンボス加工、それらの組み合わせの加工法等が挙げられる。
生理用ナプキン1Aの前方中高部41及び後方中高部42からなる中高部40並びに下層吸収体43を有する吸収体4の形成方法について図6〜図8に基づいて説明する。
生理用ナプキン1Aの製造方法は、幅方向(X方向)中央領域の一面側に隆起する前方中高部41及び後方中高部42とを有し、それら中高部41,42が長手方向(Y方向)に所定間隔を置いて配されている吸収体4を形成する吸収体形成工程を備えている。
吸収体4は、図6に示すように、下層吸収体43を連続的に形成する第1積層ドラム100と下層吸収体43の一面側に中高部40を連続的に形成する第2積層ドラム200とを用いることにより形成される。
下層吸収体43は、図6、図7に示すように、下層吸収体43に対応した立体形状のパターンの下層吸収体形成用凹部430が外周面に所定間隔に複数個設けられた第1積層ドラム100により形成される。第1積層ドラム100は、図6に示すように、その外周面に下層吸収体43の原料を飛散させて供給する第1供給装置101を備えており、第1供給装置101から供給された原料を下層吸収体形成用凹部430内に吸引堆積させ、原料堆積物を各下層吸収体形成用凹部430から順次離型して下層吸収体43を連続的に製造する装置である。第1実施形態の生理用ナプキン1Aを形成する下層吸収体形成用凹部430の形状は、図7(a)に示すように、その底面形状が第1積層ドラム100の回転方向に長い矩形状であり、図7(b)に示すように、その深さが略一定に形成されている。
中高部40は、図6、図8に示すように、前方中高部41に対応した立体形状のパターンの前方中高部形成用凹部410及び後方中高部42に対応した立体形状のパターンの後方中高部形成用凹部420からなる中高部形成用凹部400が外周面に所定間隔に複数個設けられた第2積層ドラム200により形成される。第2積層ドラム200は、図6に示すように、その外周面に前方中高部41及び後方中高部42の原料を飛散させて供給する第2供給装置201を備えており、第2供給装置201から供給された原料を中高部形成用凹部400内に吸引堆積させ、原料堆積物を各中高部形成用凹部400から順次離型して中高部40を連続的に、各下層吸収体43の一面側に製造する装置である。
第1実施形態の生理用ナプキン1Aを形成する前方中高部形成用凹部410及び後方中高部形成用凹部420の形状について図8に基づいて説明する。前方中高部形成用凹部410及び後方中高部形成用凹部420の形状は、図8(a)に示すように、それらの平面形状が、上述した第1実施形態の前方中高部41及び後方中高部42の平面形状と同じように形成されている(図3参照)。生理用ナプキン1Aにおいては、前方中高部形成用凹部410は、前方中高部形成用凹部410の底面における後方中高部形成用凹部420寄りの部分の深さが、前方中高部形成用凹部410の底面における中央部の深さよりも浅く形成されており、さらに後方中高部形成用凹部420は、後方中高部形成用凹部420の底面における前方中高部形成用凹部410寄りの部分の深さが、後方中高部形成用凹部420の底面における中央部の深さよりも浅く形成されている。具体的には、前方中高部形成用凹部410の深さは、図8(b)に示すように、前方中高部形成用凹部410の回転方向の全長を略三等分した中の後方中高部形成用凹部420寄りの1/3の部分411が後方中高部形成用凹部420側に向かって徐々に浅くなっており、残りの2/3の部分が略一定の深さに形成されている。後方中高部形成用凹部420の深さは、図8(b)に示すように、後方中高部形成用凹部420の回転方向の全長を略三等分した中の前方中高部形成用凹部410寄りの1/3の部分421が前方中高部形成用凹部410側に向かって徐々に浅くなっており、残りの2/3の部分が略一定の深さに形成されている。後方中高部形成用凹部420及び前方中高部形成用凹部410は、図8(b)に示すように、後方中高部形成用凹部420の2/3の部分の深さと、前方中高部形成用凹部410の2/3の部分の深さとが、略同じに形成されており、下層吸収体形成用凹部430の深さよりも深く形成されている。
第2積層ドラム200により形成された前方中高部41は、前方中高部41の後方部41bの構成材料の密度が、前方中高部41の長手方向(Y方向)中央部41dの密度と略同じとなる。また第2積層ドラム200により形成された後方中高部42は、後方中高部42の前方部42aの密度が、後方中高部42の長手方向(Y方向)中央部42dの密度と略同じとなる。このように、前方中高部41及び後方中高部42の何れの部分においても密度が同じであるため、形成された吸収体4は、柔らかくて身体にフィットする。また、装着感やフィット性が良好となる。
前方中高部41及び後方中高部42を構成する材料が異なる場合には、下層吸収体43に対応した立体形状のパターンの凹部が外周面に複数個設けられた第1積層ドラムと、前方中高部41に対応した立体形状のパターンの凹部が外周面に複数個設けられた第2積層ドラムと、後方中高部42に対応した立体形状のパターンの凹部が外周面に複数個設けられた第3積層ドラムとからなる3つの積層ドラムを使用することにより形成される。
第1積層ドラムにおいて、先ず第1積層ドラムの凹部に下層吸収体43の構成材料を吸引し、次に、凹部に吸引された構成材料を転写して、下層吸収体43を形成する。次に、第2積層ドラムにおいて、第2積層ドラムの前方中高部41のパターンの凹部に、前方中高部41の構成材料を吸引し、第3積層ドラムにおいて、第3積層ドラムの後方中高部42のパターンの凹部に、後方中高部42の構成材料を吸引する。次に、第2積層ドラム及び第3積層ドラムの凹部に吸引された構成材料を、第1積層ドラムで形成した下層吸収体43の一面上に、転写して、下層吸収体43上に前方中高部41及び後方中高部42を有する吸収体4を形成することができる。なお、下層吸収体43は前述の方法には制限されず、例えば、直接吸収紙上に連続的にパルプを積繊して、後工程で前後をカットして下層吸収体を成形してもよい。
第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、図1及び図2に示すように、吸収体4の上面であって、生理用ナプキン1Aの前方部b及び後方部cに、別個に設けられた前方中高部41及び後方中高部42を有している。そのため、身体形状において大きな屈曲ができる部分に中高部40がないために、その部分の製品の剛性が小さくなり、身体形状にフィットしやすくなる。
また、第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、図2に示すように、前方中高部41の後方部41b(中間溝62に近い方の端面)の高さが、前方中高部41の中央部41dの高さよりも小さく形成されている。そのため、表面シート2及び吸収体4が圧密化されて形成される中間溝62に対して、前方中高部41の構成材料の復元力が生じ難く、表面シート2が吸収体4から剥がれ難く、装着者に違和感を与え難く、外観も良好である。第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、さらに、後方中高部42の前方部42a(中間溝62に近い方の端面)の高さが、後方中高部42の中央部42dの高さよりも小さく形成されている。そのため、中間溝62に対して、後方中高部42の構成材料の復元力が生じ難く、一層、表面シート2が吸収体4からさらに剥がれ難く、装着者に違和感を与え難く、外観も良好である。
また、第1実施形態の生理用ナプキン1Aは、図3に示すように、後方中高部42の前方部42a(中間溝62に近い方)が、後方中高部42の後方部42bよりも先細りとなっている。このように後方中高部42を形成することにより、装着者の身体にフィットし易く、後方への経血の流れを防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態の生理用ナプキンについて、図4に基づいて説明する。
第2実施形態の生理用ナプキン1Bについては、第1実施形態の生理用ナプキン1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態の生理用ナプキン1Aと同様であり、第1実施形態の生理用ナプキン1Aの説明が適宜適用される。
第2実施形態の生理用ナプキン1Bの前方中高部41は、生理用ナプキン1Bの平面視において、図4に示すように、前方中高部41の後方部41bが、前方中高部41の前方部41aよりも先細り形状に形成されている。具体的には、前方中高部41の長手方向(Y方向)の前方部41a及び後方部41bは、図4に示すように、何れも生理用ナプキン1Bの長手方向(Y方向)外方に向かって凸の凸曲線形状に形成されており、中間溝62に近い前方中高部41の後方部41bの凸曲線形状の曲線半径が、前方中高部41の前方部41aの凸曲線形状の曲線半径よりも小さくなるように形成されており、前方中高部41の後方部42bは、後方中高部42に向かって幅が漸次小さくなるように形成されている。第2実施形態の生理用ナプキン1Bの前方中高部41の後方部41bの曲線半径は、中間溝62の曲線半径よりも小さくなるように形成されている。即ち中間溝62の曲線半径の方が、前方中高部41の後方部41bの曲線半径よりも大きく形成されている。
第2実施形態の生理用ナプキン1Bの後方中高部42は、生理用ナプキン1Bの平面視において、図4に示すように、後方中高部42の前方部42aが、後方中高部42の後方部42bよりも先細り形状に形成されている。具体的には、後方中高部42の長手方向(Y方向)の前方部42a及び後方部42bは、図4に示すように、何れも生理用ナプキン1Bの長手方向(Y方向)外方に向かって凸の凸曲線形状に形成されており、中間溝62に近い後方中高部42の前方部42aの凸曲線形状の曲線半径が、後方中高部42の後方部42bの凸曲線形状の曲線半径よりも小さくなるように形成されており、後方中高部42の前方部42aは、前方中高部41に向かって幅が漸次小さくなるように形成されている。
上述した本発明の第2実施形態の生理用ナプキン1Bを使用した際の作用効果について説明する。
第2実施形態の生理用ナプキン1Bは、第1実施形態の生理用ナプキン1Aと同様の効果が得られる。以下、第1実施形態の生理用ナプキン1Aと異なる効果について説明する。
第2実施形態の生理用ナプキン1Bは、図4に示すように、前方中高部41の後方部41b(中間溝62に近い方)が、前方中高部41の前方部41aよりも先細りとなっている。そのため、前方中高部41の構成材料の復元力が、前方部41aよりも後方部41bの方が低く、中間溝62における表面シート2が吸収体4から剥がれ難く、装着者に違和感を与え難く、外観も良好である。第2実施形態の生理用ナプキン1Bは、さらに、後方中高部42の前方部42a(中間溝62に近い方)が、後方中高部42の後方部42bよりも先細りとなっている。そのため、中間溝62における表面シート2が吸収体4からさらに剥がれ難く、装着者に違和感を与え難く、外観も良好である。
また、第2実施形態の生理用ナプキン1Bは、図1,図4に示すように、中間溝62の曲線半径が、前方中高部41の後方部41bの先細り形状の曲線半径よりも大きくなるように形成されている。従って、前方中高部41の後方部41bの端と中間溝62との間に間隔を設けることができる。そのため、中間溝62に対して、前方中高部41の構成材料の復元力が生じ難く、表面シート2が吸収体4から剥がれ難く、装着者に違和感を与え難く、外観も良好である。
次に、本発明の第3実施形態の生理用ナプキンについて、図5に基づいて説明する。
第3実施形態の生理用ナプキン1Cについては、第1実施形態の生理用ナプキン1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態の生理用ナプキン1Aと同様であり、第1実施形態の生理用ナプキン1Aの説明が適宜適用される。
第3実施形態の生理用ナプキン1Cの前方中高部41は、図5に示すように、その後方部41bが、段階的に傾斜している。具体的には、後方部41bは、図5に示すように、後方中高部42に向かって漸次小さく形成されている傾斜部41b1と、傾斜部41b1に連設して高さが略一定となっている水平部41b2とを有している。前方中高部41の後方部41b以外の部分、例えば前方部41a、中央部41d等は、図5に示すように、高さが略一定であるため、前方中高部41の後方部41bは、段階的に傾斜するように形成されている。
前方中高部41における後方部41bの水平部41b2の長手方向(X方向)の長さL3(図5参照)は、L1より短く、好ましくは5〜50mm、更に好ましくは5〜20mmである。
第3実施形態の生理用ナプキン1Cの後方中高部42は、図5に示すように、その前方部42aが、段階的に傾斜している。具体的には、前方部42aは、図5に示すように、その高さが前方中高部41に向かって漸次小さく形成されている傾斜部42a1と、傾斜部42a1に連設して高さが略一定となっている水平部42a2とを有している。後方中高部42の前方部42a以外の部分、例えば後方部42b、中央部42d等は、図5に示すように、高さが略一定であるため、後方中高部42の前方部42aは、段階的に傾斜するように形成されている。
後方中高部42における前方部42aの水平部42a2の長手方向(X方向)の長さL4(図5参照)は、L2より短く、好ましくは5〜50mm、更に好ましくは5〜20mmである。
上述した本発明の第3実施形態の生理用ナプキン1Cを使用した際の作用効果について説明する。
第3実施形態の生理用ナプキン1Cは、第1実施形態の生理用ナプキン1Aと同様の効果が得られる。以下、第1実施形態の生理用ナプキン1Aと異なる効果について説明する。
第3実施形態の生理用ナプキン1Cは、図4に示すように、前方吸収体41の傾斜部41b1と水平部41b2の境界、および後方吸収体42の傾斜部42a1と水平部42a2の境界において、その部分が屈曲しやすくなり、より体にフィットしやすくなる。
本発明の吸収性物品は、上述の第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態の生理用ナプキン1A,1B,1Cに何ら制限されるものではなく、上述の第1、第2及び第3実施形態の生理用ナプキンにおける各構成要件は、本発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜変更可能である。
例えば、上述の第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態の生理用ナプキン1A,1B,1Cにおいては、図2〜図5に示すように、中高部40は、前方中高部41及び後方中高部42の2つの中高部から形成されているが、2つ以上の中高部から形成されていてもよい。
また、上述の第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態の生理用ナプキン1A,1B,1Cにおいては、図2,図5に示すように、前方中高部41の後方部41bの高さは、前方中高部41の中央部41dの高さよりも小さく形成されているが、前方中高部41の前方部41aの高さよりも小さく形成されていてもよく、後方中高部42の前方部42a又は後方部42bの高さよりも小さく形成されていてもよい。同様に、後方中高部42の前方部42aの高さは、後方中高部42の後方部42bの高さよりも小さく形成されていてもよく、前方中高部41の前方部41a又は後方部41bの高さよりも小さく形成されていてもよい。
また、上述の第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態の生理用ナプキン1A,1B,1Cにおいては、図2,図5に示すように、前方中高部41の後方部41bの高さは、前方中高部41の中央部41dの高さよりも小さく形成されており、且つ後方中高部42の前方部42aの高さは、後方中高部42の中央部42dの高さよりも小さく形成されているが、前方中高部41及び後方中高部42の少なくとも一方が要件を満たしていればよい。
また、上述の第1実施形態、第2実施形態の生理用ナプキン1A,1Bにおいては、図2に示すように、前方中高部41の後方部41bは前方中高部41の中央部41dの高さ及び角度よりも小さく形成されており、後方中高部42の前方部42aは後方中高部42の中央部42dの高さ及び角度よりも小さく形成されているが、高さ及び角度の少なくとも一方が要件を満たしていればよい。また、角度が小さい又は高さが小さいというのは、前方中高部41の後方部41b又は後方中高部42の前方部42aの全体の角度や高さが小さい必要はない。
また、上述の第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態の生理用ナプキン1A,1B,1Cにおいては、図1に示すように、後方内溝63及び後方外溝64を備えているが、備えてなくてもよい。
本発明の吸収性物品は、生理用ナプキン以外にも、例えば、失禁者用パッド、パンティーライナー等に好適に用いることができる。
本発明の第1実施形態である生理用ナプキンの斜視図である。 図1に示す生理用ナプキンのY1−Y1線断面図である。 図1に示す生理用ナプキンの中高部の平面図である。 本発明の第2実施形態の生理用ナプキンの中高部の平面図である。 本発明の第3実施形態の生理用ナプキンの断面図である。 本発明の生理用ナプキンの吸収体を形成する工程の概略図である。 (a)は、第1積層ドラムの外周面の部分平面図であり、(b)は、(a)のX1−X1線断面図である。 (a)は、第2積層ドラムの外周面の部分平面図であり、(b)は、(a)のX2−X2線断面図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン
2 表面シート
3 裏面シート
31 ウイング部
4 吸収体
40 中高部
41 前方中高部
41a 前方中高部の長手方向の前方部
41b 前方中高部の長手方向の後方部
41b1 傾斜部、41b2 水平部
41c 前方中高部の側部
41d 前方中高部の長手方向の中央部
42 後方中高部
42a 後方中高部の長手方向の前方部
42a1 傾斜部、42a2 水平部
42b 後方中高部の長手方向の後方部
42c 後方中高部の側部
42d 後方中高部の長手方向の中央部
43 下層吸収体
5 吸収性本体
61 前方溝
61a,61b 括れ部
62 中間溝
63 後方内溝
64 後方外溝
7 防漏壁(ギャザー)
100 第1積層ドラム
101 第1供給装置
200 第2積層ドラム
201 第2供給装置
400 中高部形成用凹部
410 前方中高部形成用凹部
420 後方中高部形成用凹部
430 下層吸収体形成用凹部

Claims (4)

  1. 肌当接面を形成する表面シート、非肌当接面を形成する裏面シート及び両シート間に介在する吸収体を具備する吸収性物品であって、
    前記吸収体は、その幅方向中央領域の肌当接面側に隆起する中高部を有しており、該中高部は、別個に設けられる前方中高部及び後方中高部とからなり、該前方中高部と該後方中高部との間には、前記表面シート及び前記吸収体が圧密化されて形成される中間溝が幅方向に延びて形成されており、
    前記前方中高部の後方部の高さ又は角度が該前方中高部の中央部の高さ又は角度よりも小さい、及び/又は前記後方中高部の前方部の高さ又は角度が該後方中高部の中央部の高さ又は角度よりも小さく、
    前記前方中高部の中央部よりも高さ又は角度が小さい該前方中高部の後方部の密度は該前方中高部の中央部の密度と略同じである、及び/又は前記後方中高部の中央部よりも高さ又は角度が小さい該後方中高部の前方部の密度が該後方中高部の中央部の密度と略同じである吸収性物品。
  2. 前記吸収性物品の平面視において、前記前方中高部の中央部よりも高さ又は角度が小さい該前方中高部の後方部は、該前方中高部の前方部よりも先細り形状に形成され、及び/又は前記後方中高部の中央部よりも高さ又は角度が小さい該後方中高部の前方部は、該後方中高部の後方部よりも先細り形状に形成されている請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記吸収性物品の平面視において、前記前方中高部の中央部よりも高さ又は角度が小さい該前方中高部の後方部は、該前方中高部の前方部よりも先細り形状に形成され、
    前記吸収性物品の平面視において、前記中間溝は、前記後方中高部に向って凸に形成されており、該中間溝の曲線半径が、前記前方中高部の後方部の先細り形状の曲線半径よりも大きい請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 請求項1に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    幅方向中央領域の一面側に隆起する前方中高部及び後方中高部とを有し、それら中高部が長手方向に所定間隔を置いて配されている吸収体を形成する吸収体形成工程を備え、
    該吸収体形成工程は、前記前方中高部に対応した立体形状の前方中高部形成用凹部と前記後方中高部に対応した立体形状の後方中高部形成用凹部とからなる中高部形成用凹部を外周面に複数個備えた回転ドラムを用いて行い、
    前記前方中高部形成用凹部の底面における前記後方中高部形成用凹部寄りの部分の深さが該前方中高部形成用凹部の底面における中央部の深さよりも浅い、及び/又は前記後方中高部形成用凹部の底面における前記前方中高部形成用凹部寄りの部分の深さが該後方中高部形成用凹部の底面における中央部の深さよりも浅い吸収性物品の製造方法。
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