JP2009226031A - 衛生用紙束 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸液性向上、プライ剥がれ防止、意匠性向上等の効果を奏する他、使用者に有益な情報を提供することができる衛生用紙束を提供する。
【解決手段】複数枚の原紙2a,2bが積層されて1組のプライ4が構成され、プライ4が更に複数組積層されてなり、プライ4には、エンボス加工8が施され、エンボス加工8によって、1組以上のプライ4に、文字、図形、記号のうちの少なくとも1種からなるマーク10が付され、マーク10によって、情報が提示されている衛生用紙束1A。
【選択図】図1A

Description

本発明は、家庭用衛生用紙が積層された衛生用紙束に関するものである。より具体的には、複数枚の原紙が積層されて1組のプライが構成され、そのプライが複数組積層されてなる衛生用紙束に関するものである。
ティシュペーパー、トイレットペーパー、キッチンペーパー等の衛生用紙は、原紙1枚で構成されることは稀であり、複数枚の原紙が積層されて1組のプライが構成されることが一般的である。そして、これらの衛生用紙の中には、プライが更に複数組積層されてなる衛生用紙束の状態でフィルムやカートンに封入されて市販されるものもある。
ところで、これらの衛生用紙においては、凹凸の形成による吸液性向上を目的として、或いはプライを構成する原紙同士を噛み合わせてプライ剥がれを防止する目的で、エンボス加工を施すことが行われている(例えば、特許文献1〜4参照)。
また、意匠性を向上させる目的で、エンボス加工によって模様を施した衛生用紙も提案されている(例えば、特許文献5〜8参照)。
特開2002−17607号公報 特開2003−180550号公報 特開2003−276949号公報 特開2006−271458号公報 特開2004−130053号公報 特開2006−527638号公報 特開2007−68577号公報 特開2007−75510号公報
しかしながら、これらの衛生用紙は、機能面、デザイン面で優れているものの、使用者にとって有用な情報を提供し得るものではなかった。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、吸液性向上、プライ剥がれ防止、意匠性向上等の効果を奏する他、使用者に有益な情報を提示することができる衛生用紙束を提供するものである。
本発明者は上記課題を解決するために鋭意検討した結果、エンボス加工によって、機能上の凹凸や装飾的な模様を付すのみならず、情報を提示することによって、上記課題を解決可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明によれば、以下に示す衛生用紙束が提供される。
[1] 複数枚の原紙が積層されて1組のプライが構成され、前記プライが更に複数組積層されてなり、前記プライには、エンボス加工が施され、前記エンボス加工によって、1組以上のプライに、文字、図形、記号のうちの少なくとも1種からなるマークが付され、前記マークによって、情報が提示されている衛生用紙束。
[2] 前記マークの種類が異なる2種以上のプライを備え、異なる種類のプライが、順次取り出されるように、複数組のプライが積層されることによって、衛生用紙束全体として連続性を有する情報が提示されている前記[1]に記載の衛生用紙束。
[3] 前記マークの種類が異なる2種以上のプライを備え、異なる種類のプライが、一定の組数おきに順次取り出されるように、複数組のプライが積層されることによって、衛生用紙束全体として連続性を有する情報が提示されている前記[1]に記載の衛生用紙束。
[4] 前記マークの種類が異なる2種以上のプライを備え、同種のマークが付されたプライが複数組積層されたブロックが複数形成され、異なる種類のプライが、前記ブロックごとに順次取り出されるように、複数組のプライが積層されることによって、衛生用紙束全体として連続性を有する情報が提示されている前記[1]に記載の衛生用紙束。
[5] 前記マークによって、プライの取り出し数又は残数を示す情報が提示されている前記[1]〜[4]のいずれかに記載の衛生用紙束。
本発明の衛生用紙束は、吸液性向上、プライ剥がれ防止、意匠性向上等の効果を奏する他、使用者に有益な情報を提示することができる。
以下、本発明の衛生用紙束を実施するための最良の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備える衛生用紙束を広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
[1]衛生用紙束:
本発明の衛生用紙束は、図1Aに示す衛生用紙束1Aのように、複数枚の原紙2a,2bが積層されて1組のプライ4が構成され、プライ4が更に複数組積層されてなる衛生用紙束である。そして、プライ4には、エンボス加工8が施され、エンボス加工8によって、1組以上のプライ4に、文字、図形、記号のうちの少なくとも1種からなるマーク10が付され、マーク10によって、情報が提示されている点に特徴がある。
このような構成によれば、単に機能性や意匠性に優れるのみならず、使用者にとって有益な情報を提供することができる。従って、使用者の興味を惹き、購買意欲をそそることができる。
また、ティシュペーパーを折り板式加工機(多連機)によって製造する場合等には、各プライのプライボンディングを行うためのエンボスロールが設置されていることが多い。従って、そのエンボスロールに情報を彫刻しておくことにより、全てのプライに異なる情報を付与することも容易である。更に、エンボスロールに情報を彫刻するだけで情報を付与できるので、印刷等の方法で情報を付与するよりも簡素な設備で実施することができる。
本発明の衛生用紙束は、図1B及び図1Cに示すプライ4のように、複数枚の原紙2a,2bが積層されて1組のプライ4が構成されている。
「プライ」とは、原紙が複数枚積層された積層体を意味する。図1Cには、2枚の原紙2a,2bが積層されている例を示したが、3枚以上の原紙が積層されているものも本発明に言う「プライ」に含まれる。
「原紙」としては、坪量6〜28g/mに抄紙されたティシュペーパー原紙等を好適に用いることができる。プライの組数は特に制限されないが、カートン入りティシュの場合、140〜240組とすることが一般的である。
本発明の衛生用紙束は、1組以上のプライにエンボス加工が施されている。「エンボス加工」とは、1対のロール間に対象物を挟み込み、ロール表面に彫刻された模様を型押しし、対象物に模様を転写する加工方法である。
本発明の衛生用紙束においては、エンボス加工の種類は特に限定されず、従来公知のエンボス加工を利用することができる。例えば、マッチドスチールエンボス、ラバースチールエンボス、ネステッド、ポイント・トゥー・ポイント、ピン・トゥー・ピン、ピン・トゥー・フラット等の方法を利用することができる。中でも、ピン・トゥー・フラットは、マッチドスチールやピン・トゥー・ピンと比較して、プライの穴開き、破れ、折れ等の問題が発生し難く、製品の美観を損ねることが少ないという利点があるため、本発明の衛生用紙束の製造に好適に用いることができる。また、製造装置の噛み合わせ調整が不要であるため、装置操作が容易である点においても好ましい。
本発明の衛生用紙束は、プライを構成する全ての原紙を積層した状態でエンボス加工を施すことが好ましい。これにより、プライに情報を付与するとともに、プライボンディングの効果も得ることができる。
衛生用紙の製造装置には、積層された原紙同士が相互に剥がれてしまう不具合(プライ剥がれ)を防止するため、プライボンディング用のエンボスロールが付設されていることが多い。従って、上記のような方法は、別途、印刷機等の設備を設けることなく、プライに対して情報を付与することができる点においても好ましい。
エンボス加工を施す部位について特に制限はない。但し、プライ剥がれを有効に防止し、プライの縁部に強度を持たせるという観点から、図1A及び図2〜図4に示すように、プライの縁部にエンボス加工を施すことが好ましい(エッジエンボス)。
本発明の衛生用紙束においては、エンボス形状、エンボスパターン等は特に限定されず、通常のエッジエンボスに採用されるエンボス形状、エンボスパターンを採用することができる。そのエンボスパターン上に、何らかのマークを併せて彫刻することで、情報の付与と機能性・意匠性の向上が同時に図られる。また、エッジエンボス自体の模様をマークとして機能させ、別途マークを付することなく、情報を提示することもできる。
「情報」の内容としては、例えば、くじ、占い、キャンペーン情報等を挙げることができる。これらの「情報」は、文字、図形、記号の中の少なくとも1種によって表現されていればよい。
「情報」は複数組のプライの1組のみに付されていてもよい。但し、本発明の衛生用紙束は、図1Aに示す衛生用紙束1Aのように、マーク10の種類が異なる2種以上のプライ4を備え、異なる種類のプライ4が、順次取り出されるように、複数組のプライ4が積層されることによって、衛生用紙束1A全体として連続性を有する情報が提示されていることが好ましい。
「連続性を有する情報」としては、ティシュペーパーのプライの取り出し数又は残数等の情報を挙げることができる。このような情報は、カートン入りティシュのように、中の状態が把握できないような場合でも、プライの取り出し数や残数がわかるので、次回購入の目安にもなり使用者にとって便利である。
図1Aに示す衛生用紙束1Aは、衛生用紙束1Aを構成する全てのプライ4に、マーク10として、種類の異なるマーク10a〜10fが付されている。このマーク10a〜10fは、プライ4の取り出し数を示す数字(5〜10)である。即ち、付された数字が異なるプライ4が順次取り出されるように、複数組のプライ4が積層されていて、その数字によって、衛生用紙束1A全体として連続性を有する、プライ4の取り出し数に関する情報が提示されるように構成されている。
この例では、文字(数字)による情報の例を示したが、図形や記号によって連続性を有する情報を表してもよい。例えば、残プライ数が徐々に減少していく様子をイメージ的に表現した図形や模様を付することも本発明の範囲に含まれる(例えば、花の模様が付されていて、その花びらの数が徐々に減っていく等)。
なお、図1Aの衛生用紙束1Aは、エンボス加工8によって、通常のエッジエンボスと情報を付すためのマーク10を併せて付した例であるが、マークの形態によっては、通常のエッジエンボスを施すことなく、マークのみでプライボンディングの効果を得ることも可能である。
また、本発明の衛生用紙束は、図2に示す衛生用紙束1Bのように、マーク10の種類が異なる2種以上のプライ4を備え、異なる種類のプライ4が、一定の組数おきに順次取り出されるように、複数組のプライ4が積層されることによって、衛生用紙束1B全体として連続性を有する情報が提示されているものも好ましい。このように、一定の組数おきに情報を付すことにより、全てのプライに情報を付すよりも更に簡便に必要な情報を付与することができる。
図2に示す衛生用紙束1Bは、マーク10として、種類の異なるマーク10g,10hが付されている。このマーク10g,10hは、プライ4の取り出し数を示す数字(5,10)である。即ち、付された数字が異なるプライ4が5組おきに順次取り出されるように、複数組のプライ4が積層されていて、その数字によって、衛生用紙束1B全体として連続性を有する、プライ4の取り出し数に関する情報が提示されるように構成されている。
更に、本発明の衛生用紙束は、図3に示す衛生用紙束1Cのように、マーク10の種類が異なる2種以上のプライ4を備え、同種のマーク10が付されたプライ4が複数組積層されたブロック12が複数形成され、異なる種類のプライ4が、ブロック12ごとに順次取り出されるように、複数組のプライ4が積層されることによって、衛生用紙束1C全体として連続性を有する情報が提示されているものも好ましい。このように、ブロックごとに情報を付すことにより、全てのプライに異なる情報を付すよりも更に簡便に必要な情報を付与することができる。
図3に示す衛生用紙束1Cは、200組のプライが、50組ずつ4つのブロック12a〜12dに区分されており、ブロック12a〜12cに属するプライ4には、種類の異なるマーク10i〜10kが付されている。このマーク10i〜10kは、エンボス加工によって、小径の円形エンボスを直線的に連続配置したものである。マーク10iは3本のライン、マーク10jは2本のライン、マーク10kは1本のラインであり、ラインの数によってプライ4の残数を示唆している。この形態では、付されたライン数が異なるプライ4がブロック12ごとに順次取り出されるように、複数組のプライ4が積層されていて、そのライン数によって、衛生用紙束1C全体として連続性を有する、プライ4の残数に関する情報が提示されるように構成されている。
図3に示す衛生用紙束1Cは、ラインの数で情報を提示するものであるが、情報提示の方法はライン数以外のものであってもよい。例えば、図4に示す衛生用紙束1Dは、小径の円形エンボスを集合配置したマークを用い、そのマークを構成する円形エンボスの数によってプライ4の残数を示唆するものである。
図4に示す衛衛生用紙束1Dは、200組のプライが、50組ずつ4つのブロック12e〜12hに区分されており、ブロック12e〜12gに属するプライ4には、種類の異なるマーク10l〜10nが付されている。このマーク10l〜10nは、エンボス加工によって、小径の円形エンボスを三角形状に集合配置したものである。マーク10lは6個の円形エンボス、マーク10mは3個の円形エンボス、マーク10nは1個の円形エンボスからなり、円形エンボスの数によってプライ4の残数を示唆している。この形態では、付された円形エンボス数が異なるプライ4がブロック12ごとに順次取り出されるように、複数組のプライ4が積層されていて、その円形エンボスの数によって、衛生用紙束1D全体として連続性を有する、プライ4の残数に関する情報が提示されるように構成されている。
[2]製造方法:
本発明の衛生用紙束は、例えば、折板式加工機等により製造することができる。折板式加工機(「多連機」とも称される。)は、衛生用紙束を構成するプライの組数に応じた長尺プライ供給ロール及び折り板を備えた加工機である。
まず、2系統の長尺原紙を送り出し、これを1対の押圧ロールに挟み込んで加圧することによって長尺プライを形成する。この長尺プライを1対のエンボスロールに供給し、長尺プライに対してエンボス加工を施す。前記エンボスロールには、プライボンディング用のエッジエンボス及び情報を示す文字等と相補的な形状の彫刻を施しておく。
そして、エンボス加工が施された長尺プライを、折板式加工機の長尺プライ供給ロールに送り込む。長尺プライ供給ロールから供給された長尺プライを折板で折りながら重ね合わせることによって、長尺の衛生用紙束を形成することができる。
このようにして得られた長尺の衛生用紙束は、丸刃又はバンドソーを備えたカッターにより適当な長さに裁断することにより、本発明の衛生用紙束を得ることができる。本発明の衛生用紙束は、カートンに収納し、或いはフィルムに封入する形で包装し、製品化することが一般的である。
本発明の衛生用紙束について、実施例により更に具体的に説明する。但し、本発明は、その発明特定事項を備えた衛生用紙束を全て包含するものであり、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1の衛生用紙束を、図1A〜図1Cを参照しながら説明する。実施例1の衛生用紙束は、図1B及び図1Cに示すように、2枚の原紙2a,2bが積層されて1組のプライ4が構成されたものである。このプライは通常のティシュペーパーのサイズに構成されている(縦197mm×横229mm)。そして、「原紙」としては、坪量11.5g/mに抄紙されたティシュペーパー原紙を用いている。
図1Aでは、図面作成の便宜上、展開された6組のプライ4のみを示したが、実際には200組のプライが折り畳まれた状態で積層されている。この衛生用紙束1Aは、全てのプライ4にエンボス加工8が施され、そのエンボス加工8によって、数字からなるマーク10が付されている。この数字はプライの積層順に対応する1〜200までの連続数字であり、ティシュペーパーのプライの取り出し数に対応するように構成されている。
一方、数字の下地部分はプライボンディングのためにエッジエンボスが施されている。このエッジエンボスとしては、概ね0.4mm角の菱型模様を、プライの両側縁に沿って、6mm幅で形成した。エンボス加工の種類としては、ピン・トゥー・フラットエンボスを用いた。そしてこのエンボス加工は、プライを構成する2枚の原紙2a,2bを積層した状態で施した。衛生用紙束の形成は、折り板式加工機を用いて行った。
(実施例2)
実施例2の衛生用紙束を、図2を参照しながら説明する。実施例2の衛生用紙束は、図1Aの衛生用紙束1Aと同様の構成において、情報となる数字の付し方のみを変更したものである。
図2では、図面作成の便宜上、展開された6組のプライ4のみを示したが、実際には200組のプライが折り畳まれた状態で積層されている。この衛生用紙束1Bは、5組のプライ4ごとに取り出し数を示す数字がマーク10として付されており、その間4組のプライ4にはマークが付されていない例である。
(実施例3)
実施例3の衛生用紙束を、図3を参照しながら説明する。実施例3の衛生用紙束は、200組のプライが、50組ずつ4つのブロック12a〜12dに区分されており、ブロック12a〜12cに属するプライ4に、種類の異なるマーク10i〜10kを付した例である。
図3では、図面作成の便宜上、展開された4組のプライ4のみを示したが、実際には各ブロック12a〜12cのプライ4には、ブロックごとに全て同じマーク10i〜10kが付されている(ブロック12dはエッジエンボスのみ)。
マーク10の下地部分はプライボンディングのためにエッジエンボスが施されている。このエッジエンボスとしては、概ね0.4mm角の菱型模様を、プライの両側縁に沿って、6mm幅で形成した。エンボス加工の種類としては、ピン・トゥー・フラットエンボスを用いた。そしてこのエンボス加工は、プライを構成する2枚の原紙を積層した状態で施した。衛生用紙束の形成は、折り板式加工機を用いて行った。
ブロック12a〜12cに属するプライ4には、いずれも径1.4mmの円形エンボスを直線的に連続配置したマーク10i〜10kを形成した。マーク10iは、前記ラインが2.3mm間隔で3本配置されている。マーク10jは、前記ラインが4.6mm間隔で2本配置されている。マーク10kは、前記ラインがエッジエンボスの中央に1本のみ配置されている。
(実施例4)
実施例4の衛生用紙束を、図4を参照しながら説明する。実施例4の衛生用紙束は、図3の衛生用紙束1Cと同様の構成において、マークの形態のみを変更したものである。
ブロック12e〜12gに属するプライ4には、いずれも径1.5mmの円形エンボスを三角形状に集合配置したマーク10l〜10nを、エッジエンボス上に断続的に形成した。マーク10lは、6個の円形エンボスを三角形に配したものであり、このマークが7mm間隔でエッジエンボス上に配置されている。マーク10mは3個の円形エンボスを三角形状に配したものであり、このマークが7mm間隔でエッジエンボス上に配置されている。マーク10nは1個の円形エンボスのみを配したものであり、このマークが7mm間隔でエッジエンボス上に配置されている。
本発明の衛生用紙束は、家庭用衛生用紙、特にティシュペーパーに好適に用いることができる。
本発明の衛生用紙束の一の実施形態を示す図であり、展開した衛生用紙束を積層して上方から見た状態を示す模式図である。 本発明の衛生用紙束を構成するプライの一の実施形態を示す図であり、プライを上方から見た状態を示す模式図である。 図1Bに示すプライのA−A’断面を示す模式図である。 本発明の衛生用紙束の別の実施形態を示す図であり、展開した衛生用紙束を積層して上方から見た状態を示す模式図である。 本発明の衛生用紙束の更に別の実施形態を示す図であり、展開した衛生用紙束を積層して上方から見た状態を示す模式図である。 本発明の衛生用紙束の更にまた別の実施形態を示す図であり、展開した衛生用紙束を積層して上方から見た状態を示す模式図である。
符号の説明
1A,1B,1C,1D:衛生用紙束、2a,2b:原紙、4:プライ、8:エンボス加工、10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,10i,10j,10k,10l,10m,10n:マーク、12,12a,12b,12c,12d,12e,12f,12g,12h:ブロック。

Claims (5)

  1. 複数枚の原紙が積層されて1組のプライが構成され、前記プライが更に複数組積層されてなり、
    前記プライには、エンボス加工が施され、
    前記エンボス加工によって、1組以上のプライに、文字、図形、記号のうちの少なくとも1種からなるマークが付され、
    前記マークによって、情報が提示されている衛生用紙束。
  2. 前記マークの種類が異なる2種以上のプライを備え、
    異なる種類のプライが、順次取り出されるように、複数組のプライが積層されることによって、衛生用紙束全体として連続性を有する情報が提示されている請求項1に記載の衛生用紙束。
  3. 前記マークの種類が異なる2種以上のプライを備え、
    異なる種類のプライが、一定の組数おきに順次取り出されるように、複数組のプライが積層されることによって、衛生用紙束全体として連続性を有する情報が提示されている請求項1に記載の衛生用紙束。
  4. 前記マークの種類が異なる2種以上のプライを備え、
    同種のマークが付されたプライが複数組積層されたブロックが複数形成され、
    異なる種類のプライが、前記ブロックごとに順次取り出されるように、複数組のプライが積層されることによって、衛生用紙束全体として連続性を有する情報が提示されている請求項1に記載の衛生用紙束。
  5. 前記マークによって、プライの取り出し数又は残数を示す情報が提示されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の衛生用紙束。
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