JP4420769B2 - 陰唇間パッド - Google Patents

陰唇間パッド Download PDF

Info

Publication number
JP4420769B2
JP4420769B2 JP2004231747A JP2004231747A JP4420769B2 JP 4420769 B2 JP4420769 B2 JP 4420769B2 JP 2004231747 A JP2004231747 A JP 2004231747A JP 2004231747 A JP2004231747 A JP 2004231747A JP 4420769 B2 JP4420769 B2 JP 4420769B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interlabial pad
central axis
vicinity
wearer
finger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004231747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006043306A (ja
Inventor
聡 水谷
渡 吉政
祐樹 野田
なほみ 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uni Charm Corp
Original Assignee
Uni Charm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uni Charm Corp filed Critical Uni Charm Corp
Priority to JP2004231747A priority Critical patent/JP4420769B2/ja
Publication of JP2006043306A publication Critical patent/JP2006043306A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4420769B2 publication Critical patent/JP4420769B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

本発明は、女性の陰唇間にその一部分を挟み込み、陰唇内面に当接させて装着する陰唇間パッドに関し、更に詳しくは、着用の際に、容易に陰唇間パッドと陰唇との位置関係を認識できる陰唇間パッドに関する。
従来より、女性用生理用品として、生理用ナプキン、タンポンが一般的に用いられている。ここで、生理用ナプキンについては、膣口付近への密着性の乏しさゆえに生じる隙間からの経血の漏れを防ぐべく、多大な努力が払われている。また、タンポンについても、その物品の属性に起因して、着用時の異物感や不快感、膣内への装着困難性を生じることから、これらを除去するために種々の工夫が行なわれている。
このような状況下、生理用ナプキンやタンポンの中間に位置する生理用品として、近年、陰唇間パッドと称される生理用品が注目されるようになってきている。この陰唇間パッドは、女性の陰唇間にその一部分を挟み込み、陰唇内面に当接させて装着する。従って、陰唇間パッドは、生理用ナプキンに比して身体との密着性が高いために経血の漏れが防止されるとともに、経血が拡散して身体に広く接することを防ぐために衛生的かつ清潔である。また、生理用ナプキンよりも小型であるために、装着感に優れて快適であり、膣内に挿入するタンポンに比べて着用時の心理抵抗も低いという特徴を有している。
このような特徴を有する陰唇間パッドとして、種々の構造を有するものが開発されており、例えば、下記の特許文献1には、陰唇間パッドの反身体側面に指の腹が接するようにして指を挿入できる指挿入用口及びそれに繋がる指挿入用洞を設け、かつ、指挿入用洞内に指の更なる挿入を妨げるストッパーを陰唇間パッドの装着操作に有効な位置に設けることにより、陰唇間パッドに対する指の位置関係を安定させた状態で、陰唇間への装着をスムーズに行うことを可能とした陰唇間パッドが開示されている。
国際公開第WO02/094150号パンフレット
上記の特許文献1における陰唇間パッドは、指挿入規制部が、陰唇間パッドの指の挿入方向に対向して設けられている。すなわち、指挿入規制部は、パッドの長手方向、つまり、前後方向にしか設けられていない。
したがって、着用者が、陰唇間パッドの反身体側面に指を添えた状態で、身体側面が陰唇内壁面に接するように陰唇間に挟んで装着する際、指がパッドの長手中心軸から左右にずれてしまい、正確に陰唇内に装着できない恐れがあるという問題がある。また、パッドの中心軸を認識できるような手段は検討されていないので、着用者は、指の中心軸とパッドの長手中心軸とが一致する位置に確保されているか否かを判断することもできない。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易に陰唇間パッドと陰唇との位置関係を認識できる陰唇間パッドを提供することを目的とする。
より具体的には、本発明は、以下の構成からなる陰唇間パッドを提供する。
(1) 体液の吸収が可能な吸収体を有する陰唇間パッドであって、長手方向と短手方向とを有する実質的に縦長の形状をなし、着用時に身体側に対向する身体側面と、その反対面側に位置する反身体側面とを備え、前記着用時には、前記反身体側面に着用者の指を添えた状態で、前記身体側面が陰唇内壁面に接するように陰唇間に挟まれて装着されるものであり、前記長手方向の略中心軸付近には、当該略中心軸が前記着用者の指の中心軸と一致しているかどうかを、当該着用者が判断することができる識別手段が形成されている陰唇間パッド。
(1)の陰唇間パッドによれば、陰唇間パッドの長手方向の略中心軸付近には、当該略中心軸が前記着用者の指の中心軸と一致しているかどうかを、当該着用者が判断することができる識別手段が設けられているので、この識別手段によって、着用時に指がパッドの長手中心軸から左右にずれてしまうことを防止でき、正確に陰唇内に装着することができる。ここで、陰唇間パッドの長手方向の略中心軸付近とは、中心軸を含み、中心軸の両側の平行な二直線で分画された領域である。また、この略中心軸付近は厚み方向に制限はなく、表面シート、吸収体、裏面シートのいずれも含まれる。なお、本発明における陰唇間パッドは必ずしも表面シートや裏面シートは必要でなく、吸収体のみで構成されていてもよい。
(2)前記着用時には、前記長手方向の略中心軸に沿って、前記反身体側面同士が対向するように二つ折りがなされるものである(1)記載の陰唇間パッド。
(2)の陰唇間パッドは、長手方向の略中心軸に沿って、前記反身体側面同士が対向するように二つ折りがなされて着用されるものである。このような(2)の陰唇間パッドであれば、折り目線が略中心軸付近に含まれ、着用者は容易に略中心軸付近を認識でき、陰唇間パッドと陰唇との位置関係を把握することができる。
(3)前記識別手段は、視覚によって認識できるものである(1)又は(2)記載の陰唇間パッド。
(3)の陰唇間パッドは、識別手段が視覚によって認識できるものであることを特徴とする。具体的には、着用者が視覚により周辺領域とは異なる領域であることを認識できるものである。このような(3)の陰唇間パッドによれば、着用者は、略中心軸付近を視覚により認識でき、陰唇間パッドと陰唇との位置関係を容易に把握することができる。
(4)前記視覚によって認識できる識別手段は、前記略中心軸付近と、それ以外の周辺領域との色差値が異なるものである(1)から(3)いずれか記載の陰唇間パッド。
(4)の陰唇間パッドは、識別手段として、略中心軸付近と、それ以外の周辺領域との間に色差を設けたものである。このような(4)の陰唇間パッドによれば、着用者は、略中心軸付近を視覚により認識でき、陰唇間パッドと陰唇との位置関係を容易に把握することができる。
(5)前記色差値が、L表色系におけるΔEで4以上である(4)記載の陰唇間パッド。
(5)の陰唇間パッドは、識別手段として、略中心軸付近と、それ以外の周辺領域との間に色差が設けられたものであって、且つ、その色差がL表色系におけるΔEで4以上であるものである。このように、略中心軸付近と、それ以外の周辺領域との間に十分な色差を設けることによって、一層容易に略中心軸付近を視覚により認識できる。
(6)前記色差値が、L表色系におけるΔEで10以上50以下の範囲である(4)又は(5)記載の陰唇間パッド。
(6)の陰唇間パッドでは、略中心軸付近と、それ以外の周辺領域との色差がL表色系におけるΔEで10以上50以下である。このように、ヒトが十分に視覚で認識できる色差を、略中心軸付近と周辺領域との間に設けた(6)の陰唇間パッドによれば、さらに容易に略中心軸付近を視覚により認識できる。
(7)前記視覚によって認識できる識別手段は、前記略中心軸付近と、それ以外の周辺領域との陰影又は光沢が異なるものである(1)から(3)いずれか記載の陰唇間パッド。
(7)の陰唇間パッドでは、略中心軸付近と周辺領域との間で、色差以外の視覚により認識できる加工、例えば、目視可能な陰影や光沢が現れるような折り加工あるいはエンボス加工を施したものである。この(7)の陰唇間パッドによっても容易に略中心軸付近を視認できる。
(8)前記識別手段は、触覚によって認識できるものである(1)又は(2)記載の陰唇間パッド。
(8)の陰唇間パッドは、識別手段が触覚によって認識できるものであることを特徴とする。この(8)の陰唇間パッドによれば、着用者は、略中心軸付近を触覚により容易に認識でき、陰唇間パッドと陰唇との位置関係を把握することができる。
(9)前記触覚によって認識できる識別手段は、前記略中心軸付近と、それ以外の周辺領域との圧縮特性が異なるものである(8)記載の陰唇間パッド。
(9)の陰唇間パッドの識別手段は、略中心軸付近と周辺領域との圧縮特性が異なるものである。具体的には、着用者が指の触覚により周辺領域とは異なる領域であることを認識できるように、圧縮特性が周辺領域と異なるものである。この(9)の陰唇間パッドによれば、より容易に略中心軸付近を触覚により認識でき、陰唇間パッドと陰唇との位置関係を把握することができる。
(10)前記触覚によって認識できる識別手段は、前記略中心軸付近の前記吸収体に、スリット加工又はエンボス加工を施したものである(8)又は(9)記載の陰唇間パッド。
(10)の陰唇間パッドの識別手段は、略中心軸付近の前記吸収体にスリット加工又はエンボス加工が施されたものである。スリット加工又はエンボス加工を施すことによって、略中心軸付近と周辺領域との圧縮特性に差を設けることが可能となるので、この(10)の陰唇間パッドによれば、略中心軸付近を触覚によりさらに容易に認識できる。
(11)前記略中心軸付近と前記周辺領域との圧縮特性の差が、KESシステムによるLC値で0.05以上である(9)又は(10)に記載の陰唇間パッド。
(12)前記略中心軸付近と前記周辺領域との圧縮特性の差が、KESシステムによるLC値で0.05以上0.5以下の範囲である(9)から(11)いずれか記載の陰唇間パッド。
(11)の陰唇間パッドは、略中心軸付近と周辺領域との圧縮特性の差が、KESシステムによるLC値で0.05以上のものであり、(12)の陰唇間パッドでは、0.05以上0.5以下の範囲である。この(11)及び(12)の陰唇間パッドによれば、略中心軸付近と周辺領域との圧縮特性に充分な差があるので、略中心軸付近を触覚により容易に認識できる。LC値の差が0.05未満の場合、中心軸付近と周辺領域における指の沈み込み度合いに大きな違いが生じないため、指の触覚により中心軸を認識するのは困難である。LC値の差が0.05を超える場合、陰唇間パッドに圧縮剛さの高い領域を設けることとなり、着用者に異物感を与えるため好ましくない。
(13)前記識別手段は、視覚及び触覚によって認識できるものである(1)又は(2)記載の陰唇間パッド。
(13)の陰唇間パッドの識別手段は、視覚及び触覚によって認識できるものであることを特徴とする。このような(13)の陰唇間パッドによれば、着用者は、略中心軸付近を視覚及び触覚の双方により認識できるので、陰唇間パッドと陰唇との位置関係をより的確に把握することができる。
(14)前記視覚及び触覚によって認識できる識別手段は、前記反身体側面における、前記略中心軸付近と、それ以外の周辺領域とで表面形状が異なるものである(13)記載の陰唇間パッド。
(14)の陰唇間パッドの識別手段は、略中心軸付近と周辺領域とで表面形状が異なるものである。表面形状を異なるものとすることにより、着用者は、略中心軸付近を視覚及び触覚により認識でき、陰唇間パッドと陰唇との位置関係を把握することができる。
(15)前記略中心軸付近の前記反身体側面の表面上にエンボス加工を施したものである(13)又は(14)記載の陰唇間パッド。
(15)の陰唇間パッドの識別手段は、略中心軸付近の反身体側面の表面上にエンボス加工を施したものである。エンボス加工を施すことにより表面形状を異なるものとすることができるため、着用者は、略中心軸付近を視覚及び触覚により認識でき、陰唇間パッドと陰唇との位置関係を把握することができる。また、エンボス加工は製造ライン中で容易に行うことができるので、製造工程を増やさずに識別手段を形成できる。
(16)前記視覚及び触覚によって認識できる識別手段は、前記反身体側面における、前記略中心軸付近と、それ以外の周辺領域との摩擦係数が異なるものである(13)から(15)記載の陰唇間パッド。
(16)の陰唇間パッドの識別手段は、反身体側面における略中心軸付近と、それ以外の周辺領域との摩擦係数が異なるものである。摩擦係数を異なるものとすることにより、着用者が指を添えた際の滑り具合が変化するので、特に触覚によって略中心軸付近を容易に認識できる。
(17)前記略中心軸付近と前記周辺領域との摩擦係数の差が、KESシステムによるMIU値で0.05以上である(16)記載の陰唇間パッド。
(18)前記略中心軸付近と前記周辺領域との摩擦係数の差が、KESシステムによるMIU値で0.05以上3.00以下の範囲である(16)又は(17)記載の陰唇間パッド。
(17)の陰唇間パッドでは、略中心軸付近と周辺領域との摩擦係数の差が、KESシステムによるMIU値で0.05以上であり、(18)の陰唇間パッドでは、0.05以上3.00以下の範囲である。上記の数値範囲で、略中心軸付近と周辺領域との間に摩擦係数の差を設けることにより、滑り具合が特に大きく変化するので、着用者は、さらに容易に略中心軸付近を視覚及び触覚により認識でき、陰唇間パッドと陰唇との位置関係を把握することができる。摩擦係数の差が0.05未満である場合には、指の触覚により略中心軸付近と周辺領域との差を認識するのが困難であり、3.00以上である場合には、指へ過剰な摩擦や刺激を与えてしまう。
本発明によれば、容易に陰唇間パッドと陰唇との位置関係を認識できる陰唇間パッドを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態の説明において、基本構成と共通するものについては同一符号を付し、その説明を省略若しくは簡略化する。
<基本構成>
本発明に係る陰唇間パッド110の斜視図を図1に示す。また、図1におけるX−X線に沿った断面図を図2に示す。図1及び図2に示すように、本発明に係る陰唇間パッド110は、実質的に縦長であり、長手方向と短手方向とを有する形状である。陰唇間パッド110は、周縁部18と、表面シート15と、裏面シート16とを有しており、表面シート15と裏面シート16との間には吸収体17が配置されている。表面シート15は、着用時に身体側に位置するものであり、着用者の体液を透過する液透過性のものである。裏面シート16は、着用時に反身体側に位置するものであり、着用者の体液を実質的に透過しない液難透過性のものである。また、陰唇間パッド110は、識別手段が設けられ、且つ、長手方向の略中心軸12を含む略中心軸付近13と、この略中心軸付近13を除く周辺領域14とを有している。なお、本発明における陰唇間パッドは必ずしも表面シートや裏面シートは必要でなく、吸収体のみで構成されていてもよい。
[表面シート]
一般的に表面シート15は、液透過性且つ液親水性であり、肌に刺激を与えない素材が好ましく用いられる。例えば、ポイントボンド、エアースルー等の製造方法から得られる不織布を、単独又は複合した材料等が用いられる。これらの材料のうち、陰唇間パッド120と陰唇内壁との間にずれが生じ、着用者が異物感を感じることを防ぐために、セルロース系の液親水性繊維を主体としたものがより好ましい。
具体的には、天然コットン5%以上30%以下、レーヨン又はアセテートレーヨンを70%以上95%以下の比率で混合した繊維を、目付が20g/m以上50g/m以下の範囲内で調製した後、水流交絡により繊維同士を絡合させて乾燥し、厚みが0.3mm以上1.0mm以下の範囲内で調製されたスパンレース不織布が用いられる。使用する糸質は、天然コットンであれば15mm以上60mm以下の範囲内、レーヨン又はアセテートレーヨンであれば25mm以上51mm以下の範囲内で、1.1dtex以上6.6dtex以下の範囲内のものである。また、透過孔を有するフィルムや繊維層にフィルムをラミネート加工したシートを用いてもよい。
[裏面シート]
裏面シート16には難透水性の材料が用いられ、例えば、厚さ15μm以上60μm以下のポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリブチルサクシネート、不織布、紙、これらのラミネート材料等が挙げられる。また、フィルム材料に無機フィラーを含有させて、延伸処理した通気性フィルムを用いてもよい。
具体的には、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂を主体とし、孔径が0.1mm以上0.6mm以下、目付が15g/m以上35g/m以下の範囲で、10%以上30%以下の開孔を有するフィルムが挙げられる。また、不織布として、スパンボンド不織布、スルーエア不織布、ポイントボンド不織布等を用いることができる。これらに撥水処理が施されてあってもよい。なかでも極細繊維で構成され、繊維間距離が非常に小さいメルトブローンを含むSMS(スパンボンド/メルトブローン/スパンボンド)不織布であることが好ましい。この場合、目付はスパンボンド層5〜15g/m、メルトブローン層1〜l0g/m、スパンボンド層5〜15g/mの範囲で構成されることが好ましい。
[略中心軸付近及び周辺領域]
略中心軸付近13とは、略中心軸12を含み、この略中心軸12の両側の平行な二直線で分画された領域である。この二直線間の距離は特に限定されないが、短手方向の最大幅未満であり、好ましくは図1における角度2θが90度未満となるように設定される。なお、θは、中心軸12と、陰唇間パッド110の重心点Gから周縁部へ伸びる直線とのなす角であり、この直線と周縁部との交点P、Pを通るように、前記平行な二直線が規定される。この略中心軸付近13には、後述する種々の識別手段が設けられ、略中心軸付近13を除く領域が周辺領域14である。
<第1実施形態>
本実施形態に係る陰唇間パッド120を身体面側から見た斜視図を図3に示す。本実施形態に係る陰唇間パッド120は、略中心軸付近13における表面シート15の少なくとも一方の側に識別手段23が設けられたものであり、他の構成は基本構成と同様である。ここで、少なくとも一方の側とは、着用時に身体側に位置する側と反身体側に位置する側のうち、少なくとも一方の側を意味する。この識別手段23は、着用者が視覚により周辺領域14とは異なる領域であることを認識できるように、着色されて周辺領域14に対して色差を有したものである。具体的な着色方法としては、繊維の原材料である樹脂に顔料を混合して繊維自体を着色する方法の他、表面シート15に顔料を印刷する方法や顔料を混合したホットメルト接着剤を表面シート15に塗布する方法等が挙げられる。また、識別手段23は着色されたものに限られず、視覚により色差を認識できる加工、例えば、目視可能な陰影や光沢が現れるような、折り加工あるいはエンボス加工が施されたものであってもよい。
色差については、色差測定試験(JIS K7105参照)により、3刺激値X、Y、Zから数量的に求めることができる。測定機器としては、例えば、日本電色工業株式会社製の測色色差計「ZE−2000」を用いることができる。試験片は5×5cmのものを準備し、試料の裏打ちには常用標準白色板を用いることができる。色差は、L*a*b*、L*u*v*、又は、Labが使用されるが、最も一般的に使用されるL*a*b*系の色差式によるものが好ましい。ただし、他の色差式を用いてもよい。L*、a*、b*の値は、三刺激値X、Y、Zから次式により求めることができる。なお、次式におけるΔEは色差を表しており、Xo、Yo、Zoは、標準白色板の3刺激値の値で、具体的には、Xo=97.19、Yo=99.16、Zo=117.27である。
L*=116(Y/Yo)1/3−16 ・・・(数式1)
a*=500((X/Xo)1/3−(Y/Yo)1/3) ・・・(数式2)
b*=200((Y/Yo)1/3−(Z/Zo)1/3) ・・・(数式3)
ΔE*ab=((ΔL*)+(Δa*)+(Δb*)1/2 ・・・(数式4)
以下に具体的な例を挙げて説明する。例えば、識別手段23として、長手方向の略中心軸付近13における表面シート15に、顔料を混合したホットメルト接着剤を塗布した場合において、略中心軸付近13のL*、a*、b*の値、及び、周辺領域14のL*、a*、b*の値を表1に示す。
Figure 0004420769
表1に示すL*、a*、b*の値と数式4とから、略中心軸付近13と周辺領域14との色差ΔEは、18.56と求めることができる。このように、略中心軸付近13と周辺領域14との色差ΔEは、4以上であることが好ましい。さらには、ヒトが視覚により色差を認識するためには、ΔE=10以上であることが好ましいため、略中心軸付近13と周辺領域14との色差ΔEは、10以上50以下の範囲であることが好ましい。
[作用・効果]
陰唇間パッド120の略中心軸付近13における表面シート15の少なくとも一方の側に設けられた識別手段23は、周辺領域14に対して色差を有しているため、先ず、着用者は、指を陰唇間パッド120に置く前の段階、例えば、陰唇間パッド個包装開封時や陰唇間パッド120の確認時に、略中心軸付近13を視認することができる。次いで、着用者は、陰唇間パッド120を指で確保する前の操作段階において、視覚により指を置く位置である略中心軸付近13を認識することができる。このため、着用者は、最小限の動作で陰唇間パッド120の略中心軸付近13に指を置くことができ、指の不必要な置き間違いによる陰唇間パッド120の異変形を防ぐことができる。また、陰唇間パッド120の略中心軸付近13と前庭床とを一致させた状態で装着することができる。さらには、陰唇間パッド120は、ヨレ、しわ等の変形を生じないため、陰唇間に装着した時に、陰唇内壁との隙間が生じ難くなり、隙間からの経血漏れを防ぐことができる。
[変形例1]
本実施形態の変形例1である陰唇間パッド130を反身体側から見た斜視図を図4に示す。図4に示すように、陰唇間パッド130は、識別手段33が裏面シート16の少なくとも一方の側に設けられたものである。このような構成を採用した陰唇間パッド130によれば、本実施形態と同等の効果を奏することができる。
[変形例2]
本実施形態の変形例2である陰唇間パッド140について、図1におけるX−X線に沿った断面図を図5に示す。図5に示すように、陰唇間パッド140は、識別手段43が陰唇間パッド140に内包される領域に設けられたものである。具体的には、識別手段43が裏面シート16と吸収体17との境界に配置されたものである。あるいは、表面シート15と吸収体17との境界に配置されたものであってもよい。表面シート15と吸収体17の境界とは、表面シート15の裏面または吸収体表面に配置されていることであり、裏面シート16と吸収体の境界とは、裏面シート16の表面(吸収体側)または吸収体裏面(裏面シート側)に配置されていることである。このように内部に識別手段43が設けられ、識別手段43が表面シート15または裏面シート16を透過して、着用者に目視可能なものであると、例えば着色剤が肌に触れないため、衛生的である。このような構成を採用した陰唇間パッド140によれば、本実施形態と同等の効果を奏することができる。
[変形例3]
本実施形態の変形例3である陰唇間パッド170を、身体側から見た斜視図を図6に示す。図6に示すように、陰唇間パッド170は、識別手段73が、表面シート15の装着時に膣口付近に当接する部分に設けられている。そのため、着用者は、装着前に陰唇間パッド170と膣口を接触させる位置を視覚により認識することができる。具体的には、陰唇間パッド170の中心軸上、好ましくは、陰唇間パッド全長において、前方から約70%後進した位置に設けられている。識別手段73の設けられる領域は、円形、楕円形、四角形、多角形などが挙げられるが、特に膣口と相似した直径10〜20mmの円形が好ましい。表面シート15の中心軸上に設ける膣口当接領域の識別手段73は、着色加工、エンボス加工などが挙げられるが、皮膚に接触する部分であるため、化学物質を使用しないエンボス加工の方が好ましい。エンボスの配列は、千鳥状、格子状、波状など特に限定しない。開孔の形状については、丸型、楕円型、四角型などが挙げられる。また、識別手段73は、裏面シート16に施されていてもよい。
このような識別手段73の例としては、全長110mmの陰唇間パッドにおいて、目付35g/mの表面シートの中心軸上に、パッド前方先端から75mmの位置を中心点とした直径15mmの円形を、直径0.5mm丸型の開孔ピンエンボス加工により施したものが挙げられる。
<第二実施形態>
本実施形態に係る陰唇間パッド150は、第一実施形態に係る陰唇間パッド120と比較して、識別手段が異なる以外は同様の構成である。陰唇間パッド150の装着前の状態を示す概略図を図7に示す。図7に示すように、陰唇間パッド150は、長手方向の略中心軸付近13に識別手段53が設けられており、この識別手段53は、着用者が指230の触覚により周辺領域14とは異なる領域であることを認識できるように、圧縮特性が周辺領域14と異なるものとなっている。圧縮特性については、LC(圧縮特性の直線性)によって規定され、識別手段53と周辺領域14との圧縮特性の差は、LCの差が0.05以上であるのが好ましい。さらに好ましくは、0.05以上0.5以下の範囲である。
圧縮特性LC値の測定は、KESシステムによる測定方法に準拠して、カトーテック社製の測定機器「KES−5 HANDY−TYPE COMPRESSION TESTER」を用いて、荷重50g/cm、圧縮端子面積2cm、端子速度0.1cm/secの条件下で行われる。KESの圧縮特性を示す図が図8であり、横軸は加圧時のサンプルの厚み(mm)であり、縦軸はサンプルに対して加えた圧力(g/cm)である。図8における曲線dは、サンプルに圧力を加えていく過程における圧力とサンプルの厚みとの関係をプロットしたものであり、曲線eはサンプルに加えた圧力を徐々に開放していく過程における圧力とサンプルの厚みとの関係をプロットしたものである。この図7において、曲線dと曲線eに囲まれた領域Dの面積と、曲線eと直線ACおよび直線BCで囲まれた領域Eとの面積との和を三角形ABCの面積で割った値がLCに相当する。試験片のサイズは、圧縮端子が収まる範囲のものであれば測定可能であり、特に限定されない。例えば、30×30mmのサイズの試験片が用いられる。
具体的には、識別手段53は、陰唇間パッド150の長手方向の略中心軸付近13における吸収体17に、レーヨン85%、コットン15%の混合素材(目付が180g/m)を用いたものである。これに対して、周辺領域14における吸収体17には、コットン100%の素材(目付が360g/m)が用いられている。この陰唇間パッド150の長手方向の略中心軸付近13と周辺領域14のLC値を、KESシステムによる測定方法に準拠して測定した値を表2に示す。なお、この測定サンプルは、中心軸と周辺領域の厚みが均一であるが、密度が異なるものである。この場合、圧縮剛さLC値が異なる材料であるので好ましい。他のサンプルとしては、中心軸と周辺領域の密度が均一であるが、厚みが異なるものが挙げられる。
Figure 0004420769
表2に示す通り、略中心軸付近13のLC値は、0.409であるのに対して、周辺領域14のLC値は、0.554である。従って、略中心軸付近13と周辺領域14との圧縮特性(LC値)の差は0.145であり、略中心軸付近13の方が柔らかい。このため、着用者は、指230の触覚により略中心軸付近13を認識することができる。
[作用・効果]
陰唇間パッド150の長手方向の略中心軸付近13には識別手段53が設けられているため、周辺領域14とは異なる圧縮特性を有している。陰唇間パッド150の装着状態を示す概略図を図9に示す。図9から明らかであるように、略中心軸付近13は周辺領域14と比較して圧縮し易いため、着用者は、前庭床210に沿って陰唇間パッド150を陰唇200内に装着させる操作段階において、指230の触覚により長手方向の略中心軸付近13を認識することができる。従って、着用者は、確実に指230を長手方向の略中心軸付近13に置くことができるため、識別手段53が設けられた略中心軸付近13と前庭床210とを一致させた状態で装着することができる。また、着用者は、指230を陰唇間パッド150から外す際にも、略中心軸付近13を認識できるので、陰唇間パッド150の装着位置が前庭床210に対して前後、左右にずれていないかどうかを再確認することができる。このため、陰唇内壁220と陰唇間パッド150との間に隙間が生じ難くなり、隙間からの経血漏れを防ぐことができる。さらには、陰唇間パッド150から指230を外す段階においても、圧縮特性の差を指の触覚により認識して、指を長手方向の略中心軸付近13に沿わせながら外すことができる。
[変形例1]
本実施形態の変形例1の識別手段は、周辺領域14の吸収体17に施されるスリットパターンとは異なるスリットパターンを、長手方向の略中心軸付近13の吸収体17に施したものである。これらのスリットパターンは、長手方向に向かうパターン、短手方向へ向かうパターン、それぞれが交差したパターン、または、組み合わされているパターン等が挙げられる。スリットの長さは、1mm〜10mmが好ましく、スリット間隔は1mm〜20mmが好ましい。スリットが施されるのは、長手方向の略中心軸付近13と周辺領域14の少なくとも一方である。より好ましいのは、長手方向の略中心軸付近13だけに交差したスリットパターンを施したものである。このような変形例1によれば、着用者は、陰唇間パッドに触れたときに、スリットによる圧縮特性の差を指230の触覚で認識できるため、本実施形態と同等の効果を奏することができる。
[変形例2]
本実施形態の変形例2の識別手段は、周辺領域14の吸収体17に施されるエンボスパターンとは異なるエンボスパターンを、長手方向の略中心軸付近13の吸収体17に施したものである。エンボスパターンとしては、線状、点状、円状、多角形状等が挙げられる。エンボスが施されるのは、長手方向の略中心軸付近13と周辺領域14の少なくとも一方である。より好ましいのは、長手方向の略中心軸付近13だけに交差したエンボスパターンを施したものである。このような変形例2によれば、着用者は、陰唇間パッドに触れたときに、エンボスによる圧縮特性の差を指230の触覚で認識できるため、本実施形態と同等の効果を奏することができる。
<第三実施形態>
本実施形態に係る陰唇間パッド160は、第一実施形態及び第二実施形態と比較して、識別手段が異なる以外は同様の構成である。本実施形態に係る陰唇間パッド160を反身体面側から見た斜視図を図10に示す。また、図10におけるX−X線に沿った断面図を図11に示す。陰唇間パッド160は、長手方向の略中心軸付近13における裏面シート16に識別手段63が設けられており、この識別手段63は、着用者が視覚及び触覚により周辺領域14とは異なる領域であることを認識できるように、摩擦係数(MIU)が周辺領域14と異なるものである。
具体的には、陰唇間パッド160では、長手方向の略中心軸付近13における裏面シート16にエンボス加工が施されている。エンボス加工で施される表面の凹凸パターンは、特に限定されず、綿状、ドット状、多面体状等であってよい。長手方向の略中心軸付近13にエンボス加工を施すことにより、周辺領域14とは摩擦係数が異なるものとなる。具体的には、略中心軸付近13と周辺領域14との摩擦係数の差が0.05以上であることが好ましく、0.05〜3.00の範囲であることがさらに好ましい。摩擦係数の差が0.05未満である場合には、指230の触覚により略中心軸付近13と周辺領域14との差を認識するのが困難であり、3.00以上である場合には、指230へ過剰な摩擦や刺激を与えてしまう。
摩擦係数は、摩擦係数試験JIS K7125に準拠して、カトーテック社製の測定機器「KES−FB4S」により測定を行い、次式を用いることによって求めることができる。なお、次式におけるμsは静摩擦係数、Fsは摩擦力 N(kgf)、Fpは接触力 N(kgf)を表す。また、本発明における摩擦係数は、静摩擦係数を意味する。
μs=Fs/Fp
例えば、素材として、厚みが0.12mmのポリエチレン(23.5g/m)を用い、この素材にエンボス率の異なるエンボス加工を施したときの静摩擦係数は、表3に示す通りである。また、エンボス加工を施さない領域の静摩擦係数は0.287であり、エンボス加工を施した領域と施していない領域との静摩擦係数の差を併せて表3に示す。
Figure 0004420769
表3に示すように、エンボス率0%、即ち、エンボス加工を施していない領域と、エンボス加工を施した領域の静摩擦係数の差はいずれも、0.05以上であり、明らかに両者間で差が認められる。このため、長手方向の略中心軸付近13は滑り難く、ザラツキ感があるため、着用者は、指230の触覚によりエンボス加工された略中心軸付近13を認識することができる。
[作用・効果]
本実施形態に係る陰唇間パッド160の装着状態を示す斜視図を図12に、装着前の状態を示す概略図を図13に、装着状態を示す概略図を図14に示す。本実施形態に係る陰唇間パッド160は、長手方向の略中心軸付近13における裏面シート16にエンボス加工が施されて、識別手段63が形成されており、略中心軸付近13と周辺領域14とでは異なる表面形状を有するため、着用者は陰唇間パッド160を指230で確保する前の操作段階において、視覚により指230を置く位置である長手方向の略中心軸付近13を認識することができる。このため、少ない動作で陰唇間パッド160の長手方向の略中心軸付近13に指230を置くことができ、指230の不必要な置き間違いから生じる陰唇間パッド160の異変形を防ぐことができる。また、着用者は前庭床210に沿って陰唇間パッド160を装着させる前の操作段階において、指230の触覚により長手方向の略中心軸付近13を認識することができる。このため、陰唇間パッド160の長手方向の略中心軸付近13と前庭床210を一致させて装着することができる。従って、陰唇内壁220との隙間が生じにくくなり、隙間からの経血漏れを防ぐことができる。さらに、着用者はパッドから指230を外す段階においても、表面形状の差を認識しながら指230を陰唇間パッド160から外していくことができ、より確実に陰唇間パッド160を装着することができる。
[変形例]
なお、本実施形態における識別手段63として、長手方向の略中心軸付近13と周辺領域14との間に摩擦係数の差を施す方法としては、領域によって異なる材料を用いる方法の他、粒子状物質を付与する方法等が挙げられる。また、凸部を指230で触れたときに、圧縮されて潰れる構造とする等、表面形状を異なるものとする方法であってもよい。裏面シート16の表面形状は、長手方向の略中心軸付近13と周辺領域14との表面物性が異なるのであれば、限定されるものではない。例えば、表面形状を決定する物性としては、表面摩擦、色差、圧縮特性、曲げ特性、剛軟度、熱特性、水蒸気透過性等が挙げられる。即ち、長手方向の略中心軸付近13と周辺領域14の表面形状における、それぞれの領域が上記物性値のうち、1つ以上の異なる物性値を有していればよい。但し、ヒトの感覚器官により、これらの物性値の差を認識できるものであることが好ましい。
本発明は、女性の陰唇間にその一部分を挟み込み、陰唇内面に当接させて装着する陰唇間パッドとして使用することができる。
本発明の陰唇間パッドの全体構成を示す斜視図である。 図1におけるX−X線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態に係る陰唇間パッドを示す、身体面側から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る陰唇間パッドの他の例を示す、反身体面側から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る陰唇間パッドの更に他の例を示す、図1におけるX−X線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態に係る陰唇間パッドの更に他の例を示す、身体面側から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る陰唇間パッドの装着前の状態を示す概略図である。 本発明の第2実施形態に係る陰唇間パッドのKES圧縮特性を示す図表である。 本発明の第2実施形態に係る陰唇間パッドの装着状態を示す概略図である。 本発明の第3実施形態に係る陰唇間パッドを示す、反身体面側から見た斜視図である。 図10におけるX−X線に沿った断面図である。 本発明の第3実施形態に係る陰唇間パッドの装着状態を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る陰唇間パッドの装着前の状態を示す概略図である。 本発明の第3実施形態に係る陰唇間パッドの装着状態を示す概略図である。
符号の説明
12 略中心軸
13 略中心軸付近
14 周辺領域
15 表面シート
16 裏面シート
17 吸収体
18 周縁部
23、33、43、53、63、73 識別手段
110、120、130、140、150、160、170 陰唇間パッド
200 陰唇
210 前庭床
220 陰唇内壁
230 指

Claims (6)

  1. 体液の吸収が可能な吸収体を有する陰唇間パッドであって、
    長手方向と短手方向とを有する実質的に縦長の形状をなし、
    表面シート及び裏面シートを備えるとともに、着用時に身体側に対向する身体側面と、着用時に衣服側に対向する反身体側面とを備え、
    前記吸収体は、前記表面シートと前記裏面シートとの間に配置され、
    前記着用時には、前記反身体側面に着用者の指を添えた状態で、前記身体側面が陰唇内壁面に接するように陰唇間に挟まれて装着されるものであり、
    前記長手方向の略中心軸付近には、当該略中心軸が前記着用者の指の中心軸と一致しているかどうかを、当該着用者が判断することができる識別手段が形成され
    前記識別手段は、前記表面シート又は前記裏面シートと前記吸収体との境界に着色して、前記表面シートの外面側又は前記裏面シートの外面側から目視可能に形成されている陰唇間パッド。
  2. 前記着用時には、前記長手方向の略中心軸に沿って、前記反身体側面同士が対向するように二つ折りがなされるものである請求項1記載の陰唇間パッド。
  3. 前記識別手段は、視覚によって認識できるものである請求項1又は2記載の陰唇間パッド。
  4. 前記視覚によって認識できる識別手段は、前記略中心軸付近と、それ以外の周辺領域との色差値が異なるものである請求項1から3いずれか記載の陰唇間パッド。
  5. 前記色差値が、L表色系におけるΔEで4以上である請求項4記載の陰唇間パッド。
  6. 前記色差値が、L表色系におけるΔEで10以上50以下の範囲である請求項4又は5記載の陰唇間パッド。
JP2004231747A 2004-08-06 2004-08-06 陰唇間パッド Expired - Fee Related JP4420769B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004231747A JP4420769B2 (ja) 2004-08-06 2004-08-06 陰唇間パッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004231747A JP4420769B2 (ja) 2004-08-06 2004-08-06 陰唇間パッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006043306A JP2006043306A (ja) 2006-02-16
JP4420769B2 true JP4420769B2 (ja) 2010-02-24

Family

ID=36022499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004231747A Expired - Fee Related JP4420769B2 (ja) 2004-08-06 2004-08-06 陰唇間パッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4420769B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6049188B2 (ja) * 2012-12-28 2016-12-21 日本製紙クレシア株式会社 吸収性物品の包装体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006043306A (ja) 2006-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2309958B1 (en) Absorbent article having a tufted topsheet
EP2309965B1 (en) Absorbent article having a tufted topsheet
EP2011460A1 (en) Pantiliner
EP1842512A1 (en) Feminine hygienic article with wavy pattern
JP2024042034A (ja) 改善された快適性を有する吸収性物品
KR101964977B1 (ko) 흡수성 물품
JP4119262B2 (ja) 陰唇間パッド
JP4178040B2 (ja) 陰唇間パッド
JP5939739B2 (ja) 吸収性物品
TWI387447B (zh) 陰唇間棉墊
US20180256415A1 (en) Absorbent Core Layer and Absorbent Personal Care Article Containing Such Layer
JPH08246321A (ja) 吸収性物品の表面シート
JP4739957B2 (ja) 陰唇間パッド
TW576732B (en) Interlabial pad
JP4420769B2 (ja) 陰唇間パッド
US20150148765A1 (en) Absorbent article
JP7351664B2 (ja) 吸収性物品
JP6342481B2 (ja) 吸収性物品
CN113301877A (zh) 带有压花表面层的吸收性物品
WO2014085955A1 (en) Absorbent article
JP4515830B2 (ja) トレーニング用陰唇間パッド及び装着用キット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091201

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4420769

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees