JP4515830B2 - トレーニング用陰唇間パッド及び装着用キット - Google Patents

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Description

本発明は陰唇間パッドの使用を練習するためのトレーニング用陰唇間パッドに関するものであり、更に詳しくは、陰唇間パッド未認知者であっても実際に使用を体験することによって使用方法を正確に理解できるように工夫されたトレーニング用陰唇間パッドと、このトレーニング用陰唇間パッドを備えた装着用キットに関する。
従来より、女性の陰唇部に装着されて、経血を吸収する陰唇間パッドが知られている。このような陰唇間パッドは身体に密着するため、経血が拡散されて身体に広く接することを防ぐので、衛生的、かつ清潔なものである。また、膣内に挿入するタンポンに比べて、装着時の心理抵抗も低いという特徴も有している。
このような特徴を有する陰唇間パッドとして種々の構造を有するものが開発されており、例えば、下記の特許文献1には、陰唇間パッドの長手方向中心軸に沿った折り目線で裏面側が互いに向かい合うように二つ折りにされ、裏面側同士が少なくとも一点以上の接合部で接合されている陰唇間パッドが開示されている。
このような陰唇間パッドの包装形態として、陰唇間パッドが複数個封入され、更にその使い方を示す取扱説明書が包装容器の中に備えられたものが、米国のウィスコンシン州、オークレアで2000年5月頃から2001年5月頃までテスト販売されている(プロクター&ギャンブル社(Procter & Gamble Co.)製、商品名:Envive)。
国際公開第WO02/100315号パンフレット
しかしながら、陰唇間パッドの未認知者では陰唇間パッドをどのように使用するのかを理解していないため、初めて使用する際に着用位置が定まらず、何度も装着位置を正しく直そうとしている間に陰唇間パッドが不規則に変形してしまい、再度装着することが出来なくなってしまうことがある。また、取扱説明書が付されて一緒に包装されていたとしても、この取扱説明書を読まなかったり、読んでも確実には理解できていなかったり、更にはしっかり読んで正しく装着できたとしても、「正しく装着できた」という確信を得ることができず、着用中も不安感を抱えたまま行動しなくてはならなくなるという問題もある。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、陰唇間パッドの使用を実際に体験することによってその正しい装着方法と装着位置を認識することができる陰唇間パッドを提供することにある。
また、陰唇間パッド装着後に、正しい装着位置及び装着方法で装着できたかどうかを確認できる梱包形態を提供することをも目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、装着時に陰唇内に接触する面において、使用した状態が使用後に容易に認識できるような構造の陰唇間パッドをトレーニング用の陰唇間パッドとすること、及び、このようなトレーニング用陰唇間パッドとその使用状態の正否をチェックできる表示手段とを備えた装着用キットとすること、により上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
(1) 陰唇に挟み込んで装着する陰唇間パッドの使用を練習するためのトレーニング用陰唇間パッドであって、装着時に身体に向く面の少なくとも身体に接する領域において、微細な凹凸を備えたものであるトレーニング用陰唇間パッド。
本発明によれば、着用者の身体に接する面に微細な凹凸を有している。このため、装着したときに身体と接触した領域において体液が絡み、体液が付着しやすくなっている。これにより、トレーニング用陰唇間パッドを早くて数秒間装着するだけで、体液付着状態を視認することにより正しい装着位置で装着できたかどうかを瞬時に確認できるようになっている。
また、経血に限らず、様々な体液が表面に付着しやすいようになっているので、生理日以外であっても練習することができ、生理日に練習することによって練習中に経血がショーツなどに付いてしまうなどの危険性を回避できる。
なお、トレーニング用陰唇間パッドの身体に接する面においてこのような微細な凹凸を有するようにするためには、身体に接する面に繊維の集合体による凹凸を備えたシートを用いるようにしてもよく、シートに2次加工を施して凹凸が備わるようにしてから用いるようにしても良い。
(2) 陰唇に挟み込んで装着する陰唇間パッドの使用を練習するためのトレーニング用陰唇間パッドであって、装着時に身体と接する面の少なくとも身体に接触する領域において、前記陰唇間パッドに加えられる着圧により形状変化する複数の隆起部から成る隆起群を備えるものであるトレーニング用陰唇間パッド。
本発明によれば、トレーニング用陰唇間パッドの表面形状が圧力変化に応じて容易に変化するようになっている。このため、トレーニング用陰唇間パッドが陰唇に挟まれた状態において陰唇内圧が加わった領域においては、当該表面形状が変化することとなる。これにより、着用者はこの変形した箇所を視覚または触覚で認識することによって、正しい装着位置で装着することができたかどうかを確認できるようになっている。
また、表面形状の変化だけで装着位置を確認できるため、トレーニング用陰唇間パッドが陰唇内の粘液まで奪ってしまうことがなく、トレーニング用陰唇間パッドを複数回装着した場合であっても、陰唇内を傷つけにくくなっている。
隆起部は、瞬時に形状が変化したことを確認し易い形状、大きさやピッチであることが好ましい。具体的には、形状としては凹状、凸状、格子状、波状など特に制限はないが、体圧が加わった箇所を部分的に理解し易くするために、間欠で凹凸が設けられる凹状や凸状が好ましい。なかでも、凹状は下方側からの外圧に対しても変形してしまうため、凸状が好ましい。凸状は円形、長方形、正方形、三角形など特に制限はないが、着用者への異物感を考慮すると角がない円状が好ましい。長さ及び幅は1〜20mmの範囲、好ましくは3〜10mmの範囲であり、ピッチは1〜20mmの範囲、好ましくは3〜10mmの範囲が好ましい。
隆起部はエンボス加工によって設けられても良いし、フィルムである場合は、フィルムをいわゆる漏斗状に開孔処理することによってできる弁を上方へ向くようにして設けられても良い。
また、隆起部の下面には、隆起部が潰された場合であっても回復しないように固定できる接着剤などが備えられていても良い。これにより、着用者はどの箇所の表面形状が変形したのかを明確に認識できるようになる。なお、接着剤の種類に関しては特に限定されるものではないが、SEBS、SBS、SIS等の合成ゴムを主体とした感圧接着剤とすると、陰唇内圧が加わるとタック性が発現することになるため好ましい。また、塗工パターンに関しても特に限定されるものではなく、スパイラル塗工、コントロールシーム塗工、コーター塗工、カーテンコーター塗工、サミットガン塗工などから適宜使用することができる。
なお、トレーニング用陰唇間パッドが、身体側に接する面に配される表面側シート、その反対側に位置する裏面側シート、表面側シートと裏面側シートとに挟まれる吸収体とから構成される場合には、隆起群は表面側シートだけに限らず、厚み方向において全て、即ち、表面側シートの下面に位置する吸収体や裏面側シートにも表面側シートと同様に隆起群が設けられていても良い。
(3) 陰唇に挟み込んで装着する陰唇間パッドの使用を練習するためのトレーニング用陰唇間パッドであって、装着時に身体と接する面において、陰唇と接触するべき領域を示す案内要素が設けられているものであるトレーニング用陰唇間パッド。
本発明によれば、トレーニング用陰唇間パッドの表面に案内要素が現れるようになっている。このため、着用者はこの案内要素に従って装着することができ、装着作業が容易となっている。
「案内要素」は以下の(5)に述べる縦長形状の陰唇間パッドにおける長手方向中心軸上に設けられた一本線状のものであってもよく、長手方向中心軸を跨ぐように設けられているものであっても良い。なお、長手方向中心軸を跨ぐように案内要素が設けられている場合には、案内要素が長手方向と垂直に交わるように横方向に配されていることになる。このため、装着したときに着用者の陰核近くに配置されるトレーニング用陰唇間パッドの前方において、着用者がトレーニング用陰唇間パッドを陰唇間に着用した状態で上方からトレーニング用陰唇間パッドを見て、前記案内要素を基準に前後の着用位置を確認できることとなる。
また、「案内要素」は縦長形状の陰唇間パッドの両側部付近に設けられていても良い。この場合には、着用後のトレーニング用陰唇間パッドに付着している体液やトレーニング用陰唇間パッド自体の変形状態を見ることにより、左右の装着位置が正しかったかどうかを確認できる。
更に、「案内要素」は、小陰唇の形状を型取ったようにして設けられていても良い。このようにすることにより、装着位置を着用前においてより明確に認識することができ、装着後においてはこの型内に位置するように装着していたかどうかを確認することができる。
なお、トレーニング用陰唇間パッドが身体側に接する面に配される表面側シート、その反対側に位置する裏面側シート、表面側シートと裏面側シートとに挟まれる吸収体とから成る場合には、案内要素は表面側シート自体に設けられていなくても、表面側シートを介して表面から見ることが可能であれば、表面側シートの下面に位置する吸収体もしくは裏面側シートに設けられていても良い。
このような案内要素としては、エンボス加工による型取りや表面側シートをたぐらすなどして凹凸を設けたもの、インクや顔料が含まれて着色されたホットメルト接着剤や着色された糸などの第3部材を用いて色合いを変化させたもの、が例として挙げられる。
(4) 前記トレーニング用陰唇間パッドは長手方向と短手方向とを有する実質的に縦長形状をなすものであり、前記案内要素は、前記長手方向の中心軸上に設けられた線状のものである(3)記載のトレーニング用陰唇間パッド。
本発明によれば、案内要素がトレーニング用陰唇間パッドの長手方向中心軸の前端と後端とを結ぶ線状の仮想線となっている。このため、装着前においてはこの仮想線が陰裂に位置するようにして装着するための基準となり、装着後にはトレーニング用陰唇間パッドが正しく装着されているかを確認するための基準とすることができるようになっている。
(5) 陰唇に挟み込んで装着する陰唇間パッドの使用を練習するためのトレーニング用陰唇間パッドであって、装着時に身体に向く面の少なくとも身体に接する領域が湿潤状態のものであるトレーニング用陰唇間パッド。
本発明によれば、トレーニング用陰唇間パッドの表面は若干湿潤状態となっている。このため、トレーニング用陰唇間パッドを装着した場合にその表面が陰唇内の粘液と容易になじむことができるので、生理日以外であっても着用者に対して異物感を与えることが少なくなり、陰唇間パッド装着のトレーニングを快適に行うことができる。
(6) (1)から(5)いずれか記載のトレーニング用陰唇間パッドと、当該トレーニング用陰唇間パッドの使用状態に関係付けられた表示手段と、を備えた装着用キット。
本発明によれば、陰唇間パッドの使用を体験できるトレーニング用陰唇間パッドと、このトレーニング用陰唇間パッドの装着が正しいものであるかどうか確認できる表示手段とが、一体となった装着用キットとなっている。このため、トレーニング用陰唇間パッドを装着し、このトレーニング用陰唇間パッドへ付着した体液の状態や変形状態を表示手段と比較することで、正しい装着位置に装着することができたかどうかを確認できるようになっている。
「表示手段」としては、チェックシートのような印刷体が例として挙げられ、「使用状態」は、イラスト、図、文字など、着用者が自分が使用したトレーニング用陰唇間パッドと比較できるものであれば様々なもので表すことができる。なお、使用状態は、正しい使用状態のみならず誤って装着された場合の使用状態が複数表されているのが好ましい。
ここで使用状態が「体液の付着状態」で表されている場合には、陰唇と身体に対して前後、左右にずれていないかどうか、装着した深さが充分なものであるかどうかを確認することができる。一方、使用状態が「変形状態」によって表されている場合には、陰唇全体が完全に開いた状態で陰唇間パッドを装着できたかどうか、陰唇の長手方向に対して平行に陰唇間パッドを装着できたかどうか、を確認することができるようになっている。
また、装着用キットに陰唇間パッドと併用する併用シートも含まれている場合には、表示手段に併用シートへの「体液の付着状態」が示されていることで、陰唇間パッドに対して併用シートを正しい装着位置に装着することができたかどうか、具体的には、トレーニング用陰唇間パッドと併用シートとが前後、左右にずれていないかどうかを確認することができる。また併用シートの「変形状態」が示されていることで、併用シートを正しい装着方法で装着することができたかどうか、具体的には、併用シートの両サイドが陰唇間パッドの両サイドを覆うように変形してしまい、陰唇間パッドの吸収面を阻害していないかどうか、を確認することができる。
なお、「装着用キット」はトレーニング用陰唇間パッドとチェックシートのみが備えられていてもよく、このほか、通常の陰唇間パッドや併用シートが備えられていても良い。特にトレーニング用陰唇間パッドと通常の陰唇間パッドとを共に備えている場合には、練習用及び実践用の陰唇間パッドを共に備えている、ということになる。
以上のように、本発明によれば、陰唇間パッド未認知者であっても、トレーニング用陰唇間パッドを用いて事前に陰唇間パッドの正しい装着位置及び装着方法を予行演習できるので、初めて陰唇間パッドを装着する際でも容易に正しく装着できる。
また、トレーニング用陰唇間パッドと装着後の使用状態を示す表示手段とがセットとなった装着用キットとすることで、「正しく装着できたかどうか」の確認と「どうすれば正しく装着できるのか」の知識を一度で得ることができる。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一の構成要件については同一符号を付し、その説明は省略もしくは簡略化する。
<第1実施形態>
まず、第1の実施形態について説明する。図1は表面側が体液を付着しやすい微細な凹凸を構成する繊維から成るシートを備えたトレーニング用陰唇間パッドを示す図であり、図2は表面側に体液が付着しやすいように2次的に凹凸加工されたシートを備えたトレーニング用陰唇間パッドを示す図である。
図1には、トレーニング用陰唇間パッド1が示されており、表面側シート2の表面は微細な凹凸が繊維の集合体によって生じている。
図2に示すトレーニング用陰唇間パッド1にも表面側シート2には微細な凹凸が備えられているが、図1とは異なり、シートに2次加工が施されることによって凹凸が備わるようになっている。
<表面側シートの例>
このような表面側シートに使用できるものとしては、具体的には、ポイントボンド、スルーエアー、スパンレース等の製造方法から得られる不織布を単独または複合した材料が挙げられる。更には、極細繊維で構成されて繊維間距離が非常に小さいメルトブローンや、フィルム成膜時に微細な凹凸を有するロールに沿わせることでフィルム表面を微細な凹凸としたもの、フィルムにピンエンボスやニードルによって微細な突起を設けたもの、もしくは繊維層にフィルムがラミネート加工され、繊維層側からウォータージェット加工をし、フィルムが微細な突起を多数有する例も挙げられる。なお、これらのシートに透過孔が施されてあっても良い。
ここで、微細な凹凸を有するロールによってフィルム表面に微細な凹凸を設ける場合について、具体的に説明する。微細な凹凸を有するロールとは、粒径5〜500μmの金属片を表面に溶射して微細な凹凸を有するものなどが挙げられ、その凹凸をフィルムに転写することができるようになっている。フィルム表面の微細な凹凸とは、5〜500μmの高さ及びピッチからなるものが挙げられる。このようなロールによってフィルムには上述の範囲の高さ及びピッチを備えた凹部に体液が入り込めるようになり、表面側シートに体液が絡みやすくなる。
次に、微細な突起を設けた場合について具体的に説明する。開孔フィルムにピンエンボスを施すことにより設けた微細な突起としては、高さは0.1〜2.0mmの範囲であり、好ましくは0.5〜1.0mmの範囲であり、ピッチは0.3〜5.0mmの範囲、好ましくは1.0〜3.0mmの範囲のものが挙げられる。なお、ここに示す「微細な突起」の範囲は先に示した「微細な凹凸」の範囲よりも大きいが、これは、微細な突起が障害となって、付着した体液を拡散し難くするためである。このように体液が拡散し難い方が、着用者はどの領域にトレーニング用陰唇間パッドを装着したかを認識しやすくなるため、好ましい。
表面側シートを構成する材料は、パルプ、化学パルプ、レーヨン、アセテート、天然コットン、高分子吸収体、繊維状高分子吸収体、合繊繊維等を単独またはこれらを混合したものから選ばれる。なかでも、体液とは絡み易いが体液が拡散し難いものの方が、着用者がどの領域にトレーニング用陰唇間パッドを装着したかを認識しやすいため好ましい。具体的には、表面側シートの肌面側が繊維集合体からなる場合、繊経が細いほど体液と絡み易いため好ましい。より具体的には、繊度0.05〜3.3dtexの範囲、好ましくは0.1〜2.2dtexの範囲であり、製造方法としては樹脂を極細に紡糸できるメルトブローンや、スパンレースであっても用いる繊維を水流などの外圧により分割し、極細繊維が得られる分割繊維であれば、先に示した繊度の範囲を得ることができる。また、体液の拡散を防止するためには、合成繊維が主体的に混入されている方が好ましい。
上述の「分割繊維」について具体的に説明する。分割繊維は2成分以上の異なる成分の樹脂からなり、機械的衝撃により分割する複合繊維や、極細繊維を仮接着して繊維束としたものが好適に用いられる。分割繊維の樹脂の組合せとしては、剥離性や溶剤溶解性の異なるものを用いることが望ましく、例えば、ポリアミド樹脂とポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂とポリオレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂とポリオレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂とポリアクリロニトリル系樹脂などの組合せが適している。なかでも、ポリエステル樹脂とポリアミド樹脂との組合せは、水流の衝撃で簡単に分割するので好ましい。このような分割繊維としては、繊維を開繊する際、繊維があまり細すぎるとロールに絡みつき開繊性が低下するため、分割繊維の分割前の繊度は1.1〜5.5dtexの範囲で、分割によって生じる極細繊維の繊度は大略0.05〜1.0dtexの範囲にあることが望ましい。また、分割された極細繊維の断面形状は楕円、三日月形、三角形など繊維の表面積が大きい断面形状の方が、体液が絡み易いため好ましい。なお、分割繊維は完全に一本一本の極細繊維に分れていても良いし、分割繊維の一部が極細繊維に分れていても良い。
以上から、体液とは絡み易くかつ拡散しにくい、肌面側が繊維集合体である表面側シートの例として、ポリエステル樹脂とポリアミド樹脂とが組み合わされた分割繊維(分割前の繊度が2.2〜4.4dtexであり、分割後の繊度が0.1〜0.5dtex)が100〜50%、レーヨンまたはアセテート(繊度が1.1〜6.6dtex)を0〜50%の比率で混合した繊維を、20〜50g/mの範囲で調整した後、厚みを0.3〜1.0mmの範囲で調整したスパンレース不織布が挙げられる。
<第2実施形態>
図3はトレーニング用陰唇間パッドへの体液付着パターンのイラストが表示された印刷体から成るチェックシートを示す図であり、図4はトレーニング用陰唇間パッドの変形パターンのイラストが表示された印刷体から成るチェックシートを示す図である。
図3に示すように、トレーニング用陰唇間パッドを装着した場合の経血付着パターンが図示されている。このイラストのうち、11は正しく装着した場合の経血付着パターンを示すものであり、12から15は誤って装着した場合の経血付着パターンを示すものである。そして、11には○が、12から15には×が付され、更に、12には「後ろによりすぎです。もう少し前側に装着しましょう。」と、13には「前によりすぎです。もう少し後ろ側に装着しましょう。」と、14には「左右ずれしています。陰唇に平行に、センターに沿って装着しましょう。」と、15には「陰唇への装着深さが浅いです。陰唇全体を完全に開いて装着しましょう。」というように、それぞれ注意書きやアドバイスが付されている。このため、自分が着用したトレーニング用陰唇間パッドとチェックシート10に記載された各イラストとを見比べ、どのイラストがより似ているかを確認することにより自分の装着が正しいものであったかを認識することができ、また、間違っている場合には自己の経血付着状態と近いパターンのイラストを探し出すことにより、そのイラストに付されたアドバイスに従って、今度は正しく装着することが可能となっている。
図4に示すチェックシート20は、着用者がトレーニング用陰唇間パッドを着用して取り外した際に、トレーニング用陰唇間パッドの変形を見て、正しい装着位置及び装着方法で取り付けられたかどうかを確認できるようになっている。具体的には、チェックシート20には21から24のイラストが付されており、このうち、21は正しい装着位置及び装着方法で着用できた場合の変形状態を示すものであり、22から24は誤った装着位置及び装着方法で着用してまった場合の変形状態を示すものとなっている。そして、21には○が、22から24には×が付され、更に22には「陰唇でほとんど挟まれていません。陰唇全体を完全に開いて装着しましょう。」と、23には「陰唇の前方で挟まれていません。陰唇全体、特に前方を完全に開いて装着しましょう。」と、24には「左右にずれて装着されています。陰唇に対して平行に、センターに沿って装着しましょう。」というように、それぞれ注意書き及びアドバイスが付されている。これにより、自分が着用したトレーニング用陰唇間パッドと、チェックシート20に記載されているイラストとを比較し、自分の装着が正しいものであったかを確認することができ、また、間違っている場合には自己のトレーニング用陰唇間パッドの変形状態と近いパターンのイラストを探し出すことにより、そのイラストに付されたアドバイスに従って、今度は正しく装着することが可能となっている。
<第3実施形態>
次に、第3の実施形態について説明する。図5はトレーニング用陰唇間パッドと併用した併用シートに付着した体液の状態を表した印刷体であるチェックシートを示す図である。
図5に示すように、チェックシート30には、トレーニング用陰唇間パッドと同時に装着した併用シートへの体液の付着パターンを示すイラストが示されている。31は図示されていないトレーニング用陰唇間パッドが正しい装着位置及び装着方法で取り付けられた状態における併用シートへの体液付着状態を示すものであり、31のX1ーX2断面図である32には、陰唇の間にトレーニング用陰唇間パッド32あaが正しく挟み込まれており、その下に併用シート32b、ショーツ32cきちんと配されている状態が示されている。また、33及び34はトレーニング用陰唇間パッドが誤った位置、方法で装着された場合の併用シートへの体液付着状態を示すものとなっている。そして、31には○が、33及び34には×が付され、33には「後によりすぎです。もう少し前側に装着しましょう。」と、34には「前によりすぎです。もう少し後ろ側に装着しましょう。」といった注意書き及びアドバイスが付されている。
更に、35は併用シート自体を誤った状態で装着してしまった状態を示しており、「併用シートが変形して装着されています。ショーツを引き上げるとき、足をやや閉じながら平行に引き上げて装着しましょう。」という注意書き及びアドバイスが付されており、35のX1−X2断面図である36には、トレーニング用陰唇間パッド36aは正しく装着されているが、併用シート36bがショーツ36cの上で変形してしまっている状態が表されている。
このようなチェックシート30により、併用シートにおいても装着状態の確認をすることができるようになっている。なお、このチェックシート30は上述したように「トレーニング用陰唇間パッドと併用シートの装着状態」だけではなく、「通常の陰唇間パッドと併用シートとを併用した場合の併用シートの装着状態」の確認においても利用することができる。
<第4実施形態>
次に、第4の実施形態について説明する。図6は、身体に接する面において、装着時に発生する圧力によって変形可能な隆起群を備えるトレーニング用陰唇間パッドを示す図であり、図7は図6のトレーニング用陰唇間パッドの変形した状態を示す図である。
図6に示すように、トレーニング用陰唇間パッド41には、表面側シート42に複数の隆起部43から成る隆起群を備えている。隆起部43は圧力変化に応じて容易に変形するものであるため、着用した場合には図7に示すように身体と接触した部分が陥没する。このため、陥没した部分を見ることにより、装着位置が正しかったかどうかを確認することができるものとなっている。
隆起部43は、具体的には、スパンレース不織布を、長さ5mm、幅3mm、高さ3mmからなる丸みを帯びた凸状の直方体が、ピッチ3mmで千鳥状に配列されたエンボスパターンでエンボス加工することによって設けられているが、これに限定されるものではない。
<第5実施形態>
次に、第5の実施形態について説明する。図8は身体と接する面に装着位置を示す案内要素として仮想線を備えたトレーニング用陰唇間パッドを示す図であり、図9はトレーニング用陰唇間パッドを装着した後であって、ショーツを引き上げる前の状態を示す図である。
図8に示すトレーニング用陰唇間パッド51の表面側シート52には、長手方向中心軸の前端と後端とを結ぶ案内要素である仮想線53が設けられている。このため、着用者はこの仮想線53が陰裂に沿うようにして装着することができる。そして、トレーニング用陰唇間パッド51を装着した後に上から見下ろした場合には、図9に示すようにトレーニング用陰唇間パッド51の前側の部分を視認することができ、仮想線53を一部確認することができる。そして、身体の中心に位置する恥丘の割れ目部分54(陰裂から通じる部分)から伸びる直線に対して当該仮想線53がずれているため、装着位置がずれていることを認識ができるようになっている。
<第6実施形態>
次に、第6の実施形態について説明する。
この実施形態によれば、トレーニング用陰唇間パッドの表面が若干湿潤状態となっている。このため、トレーニング用陰唇間パッドが陰唇内の粘液まで必要以上に奪ったりすることなく、生理日以外の日でもトレーニングすることが可能となっている。
なお、「若干の湿潤状態」とは、セルロース系の公定水分率(温度20℃、湿度65%での水分率)、具体的にはレーヨンの公定水分率11%以上の湿度を有することを指す。公定水分率11%以上の湿度を有する保湿剤の例としては、グリセリン、ヒアルロン酸Na、レシチン、スクワラン、尿素、ホホバ油、ミリスチルアルコール等が挙げられ、これらの保湿剤が繊維やフィルムに塗布され、あるいは含有されているシートを表面側シートに使用することにより、表面側を湿潤状態とすることが可能となる。
また、上記の保湿剤が表面側シートに塗布、または含有されていない場合には、上述のチェックシートなどに、着用者がトレーニング用陰唇間パッドを着用する前に、水道水などの液体を表面側シートに塗布すること、または、ウェットティッシュなどで身体に残った経血をふき取り若干身体を湿らせておくこと、などを示唆する記載を付すようにすることもできる。
<第7実施形態>
次に、第7の実施形態について説明する。図10はトレーニング用陰唇間パッドを内包するトレーニング用陰唇間パッド個別包装体とチェックシートとが一つの外装容器に収納されている装着用キットを示す図であり、図11はトレーニング用陰唇間パッド個別包装体と陰唇間パッドを内包する陰唇間パッド個別包装体とチェックシートとが一つの外装容器に内包されている状態を示す図であり、図12及び図13はトレーニング用陰唇間パッド個別包装体と通常の陰唇間パッド個別包装体とがそれぞれ中間容器に収納され、更にチェックシートとともに外装容器に収納されている装着用キットを示す図であり、図14はトレーニング用陰唇間パッドの個別包装容器を示す図である。
図10に示すように、トレーニング用陰唇間パッドがそれぞれ個別包装容器に封入された状態のトレーニング用陰唇間パッド個別包装体61が7個、チェックシート62と一緒に外装容器63に封入され、トレーニング用の装着用キット60が構成されている。このため、個別包装容器を開封してトレーニング用陰唇間パッドを取り出して使用し、その後チェックシートで使用状態をチェックすることにより随時装着が正しかったかを確認する、というように、陰唇間パッドの使用方法を複数回練習できるようになっている。
また、図11には、トレーニング用陰唇間パッド個別包装体61とともに、通常の陰唇間パッドを内包する陰唇間パッド個別包装体64がチェックシート62とともに外装容器63に内包されて装着用キット60を形成している。このため、この装着用キット60を携帯していれば、陰唇間パッドのトレーニングと実際の使用の双方を行うことができるようになっている。
更に、図12には、トレーニング用陰唇間パッド個別包装体61が2個、通常の陰唇間パッド個別包装体64が3個、中間容器61A、64Aにそれぞれ内包され、かつ、チェックシート62を更に収納した外装容器63からなる装着用キット60が示されている。このため、着用者がトレーニングだけを行いたい場合には封入状態の中間容器61Aとチェックシート62のみを取り出せばよく、トレーニングではなく通常の陰唇間パッドを使用した場合には封入状態の中間容器64Aだけを取り出せばよく、適宜選択できるようになっている。
これら外装容器の中もしくは外に、トレーニング用陰唇間パッドもしくは陰唇間パッドと同時に併用する併用シートが同梱されていても良い。更には、併用シートの個別包装容器や中間容器にも、チェックシートの内容の一部が印刷されていても良い。
なお、チェックシートは、図10及び図11のように折らないようにしてもよく、あるいは図12のように真ん中で二つに折ってもよく、図13のように複数回折り畳むようにしても良い。更には、一連のシートではなく、複数枚のシートから成るようなものであっても良い。また、個別包装容器や中間容器や外装容器にも、チェックシートの内容の一部が印刷されていても良い。なお、チェックシートは外装容器の中に収納されていなくても、外面に接着剤などによって貼り付けてあっても構わない。
トレーニング用陰唇間パッドと陰唇間パッドとが共に外装容器に収納されている場合には、トレーニング用陰唇間パッドが内包されている個別包装体と陰唇間パッドが内包されている個別包装体とは区別し易いことが好ましい。このため、図14のように、開封し易いようにテープ65が開封口に設けられている個別包装容器66において、「トレーニング用」という文字を記載するほか、イラストを付する、色合いを異ならせる、エンボスパターンの有無や形状によって区別する、などして両者を区別できるようにしていることが好ましい。
<トレーニング用陰唇間パッドの構成>
トレーニング用陰唇間パッドは、未認知者の着用者が異物感を感じ難い柔軟性を有していることが好ましく、厚みは1〜10mmの範囲、更には3〜8mmの範囲が好ましい。
形状は楕円型、瓢箪型、雫型等、女性の陰唇に適合する形状であれば特に限定されない。外形の延べ寸法は、長手方向50〜180mmが好ましく、80〜120mmがより好ましい。また、短手方向は30〜100mmが好ましく、50〜80mmであることが好ましい。構成の例としては、表面側シートのみであってもよく、表面側シートの下面に吸収体や裏面側シートが設けられているものであっても良い。
より好ましくは、トレーニング用陰唇間パッドの裏面には、指が固定可能であることによって、より着用し易くしたものであることが好ましい。具体的には、身体と接する面とは反対側の面にミニシート片を取り付け、指の挿入が可能な指挿入口を形成することができる。
〔吸収体〕
トレーニング用陰唇間パッドに吸収体が設けられている場合には、この吸収体にはパルプ、化学パルプ、レーヨン、アセテート、天然コットン、高分子吸収体、繊維状高分子吸収体、合繊繊維等を単独またはこれらを混合したものからなり、嵩高であり、型崩れし難く、化学的刺激が少ないものであるものを使用するのが好ましい。具体的には、1.1〜6.6dtexの範囲から選ばれるレーヨンまたはアセテートを95〜60%、高分子吸収体を1〜10%、天然コットンを4〜30%の混合比で積層した繊維を、エンボス加工によりシート化した目付50〜500g/m、1〜20mmの嵩を有する不織布シートが上げられる。製法に関しては、エアレイド法、スパンレース法、抄紙法等によりシート化し、更にはニードリング、ドット状や格子状などのロール間を通過させエンボス加工を施しても良い。なお、ドット状のエンボスパターンである場合、エンボス面積率は0.3〜60%の範囲であることが好ましい。
〔裏面側シート〕
トレーニング用陰唇間パッドに更に裏面側シートが設けられている場合には、吸収体に保持された経血が陰唇間パッドの外へ漏れ出すことを防止できるものを使用することができる。また、透湿性素材とすることにより、装着時のムレを低減させることができ、装着時における不快感を低減させることが可能となる。このような難透水性のシートの材料としては、厚さ15〜60μmのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリブチルサクシネート、または不織布、紙及びこれらのラミネート材料が挙げられる。また、無機フィラーを充填させて延伸処理を施すことで得られる通気性フィルムであっても良い。具体的には、低密度ポリエチレン樹脂を主体として目付15〜30g/mの範囲で調整したフィルム、更には10〜30%の開孔面積率で孔径0.1〜0.6mmの範囲で調整した通気性フィルムが挙げられる。不織布の例としては、スパンボンド不織布や、ポイントボンド不織布、スルーエアー不織布等が挙げられ、これらに撥水処理が施されてあっても良い。なかでも極細繊維で構成され、繊維間距離が非常に小さいメルトブローンを含むSMS不織布であることが好ましい。この場合、目付はスパンボンド層5〜15g/m・メルトブローン層1〜10g/m・スパンボンド層5〜15g/mの範囲で構成されることが好ましい。
〔ミニシート〕
トレーニング用陰唇間パッドにミニシート片が取り付けられる場合には、このミニシート片には剛性を有するものを使用することができる。また、透湿性素材とすることにより、装着時のムレを低減させることができ、装着時における不快感を低減させることが可能となる。このようなシートの材料としては、厚さ15〜60μmのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリブチルサクシネート、または不織布、紙及びこれらのラミネート材料が挙げられる。また、無機フィラーを充填させて延伸処理を施すことで得られる通気性フィルムであっても良い。不織布の例としては、スパンボンド不織布や、ポイントボンド不織布、スルーエアー不織布等が挙げられ、これらに撥水処理が施されてあっても良い。なかでも極細繊維で構成され、繊維間距離が非常に小さいメルトブローンを含むSMS不織布であることが好ましい。この場合、目付はスパンボンド層5〜15g/m・メルトブローン層1〜10g/m・スパンボンド層5〜15g/mの範囲で構成されることが好ましい。また、着用者の指のサイズに応じて伸長することが好ましく、ウレタンやゴム等の弾性素材を用いたり、波状などのエンボス加工を施すようにしても良い。
<併用シートの構成>
併用シートは、ショーツに貼り付けて装着するための粘着剤が設けられており、少なくとも着用状態における陰唇間パッドの裏面側の大きさよりも大きく設定され、着用中に陰唇間パッドから溢れ出した経血をその下方で受け止め吸収保持できる。
形状は長方形、楕円型、瓢箪型、ショーツとのずれを防止するいわゆるウィングが搭載されている等、女性の身体及びショーツの形状に適合する形状であれば特に限定されない。外形の延べ寸法は、長手方向100〜500mmが好ましく、170〜350mmがより好ましい。また、短手方向は30〜200mmが好ましく、40〜180mmであることが好ましい。
構成の例としては、被覆体である液体を透過させる性質を有する液透過性の表面側シートと、被覆体である液体を実質的に透過させない性質を有する液難透過性の裏面側シートと、表面側シートと裏面側シートとの間に配置された吸収部材と、裏面側シートの裏面にはショーツとのずれを防止するための粘着剤とを備えている。また、個別包装容器に収納する際は、内面へ向けて3つ折りや4つ折りなどされた状態で封入され、個別包装容器の開封部にはテープが備えられている。更には、併用シートが個別包装体から容易に剥がれ易くするために、個別包装体の内面にシリコンなどによる離型処理が施されている、もしくは離型処理されたシートなどが併用シートと個別包装体との間に設けられていても良い。
併用シートが股間形状により沿い易くするために、股間形状を模写したエンボスパターン、いわゆるヒンジが表面側シートと吸収体に備えられていても良い。また、離型処理されたシートなどが併用シートと個別包装体との間に設けられている場合、そのシートは抄紙法で作られた紙などが挙げられる。
〔吸収体〕
吸収体は、パルプ、化学パルプ、レーヨン、アセテート、天然コットン、高分子吸収体、繊維状高分子吸収体、合成繊維等を単独またはこれらを混合したものからなり、嵩高であり、型崩れし難く、化学的刺激が少ないものであることが好ましい。具体的には、パルプを80〜100%の範囲、高分子吸収体を20〜0%の範囲で混合し、ティッシュで被覆した後、エンボス加工によりシート化した目付100〜2000g/m、1〜50mmの嵩を有する吸収体が挙げられる。吸収体の製法としては、エアレイド法、スパンレース法、抄紙法、メルトブローン法等によりシート化したものを、ニードリングやドット状、格子状、波状などのロール間を通過させてエンボス加工を施しても良い。また、吸収体の型崩れを防止するためにもエンボス面積率は、10〜100%の範囲、好ましくは30〜80%の範囲である。
<陰唇間パッドの個別包装容器>
陰唇間パッドを収納し、個別包装体を形成する個別包装容器には、厚さ15〜60μmのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリブチルサクシネート、または不織布、紙及びこれらのラミネート材料が挙げられる。具体的には、低密度ポリエチレン樹脂を0〜80%の範囲のものと、高密度ポリエチレンを100〜20%の範囲ものとを混合して、目付15〜35g/mの範囲に調整したフィルムが挙げられる。更には、樹脂配向を高めるために延伸加工を施したフィルムが挙げられる。不織布の例としては、スパンボンド不織布や、ポイントボンド不織布、スルーエア不織布等が挙げられ、これらに撥水処理が施されてあっても良い。なかでも極細繊維で構成され、繊維間距離が非常に小さいメルトブローンを含むSMS不織布であることが好ましい。この場合、目付はスパンボンド層5〜15g/m・メルトブローン層1〜10g/m・スパンボンド層5〜15g/mの範囲で構成されることが好ましい。
また、陰唇間パッドで吸収した経血の色を遮断できることが好ましく、顔料を0.2〜10%の範囲で混合する、もしくはインキなどが印刷されていても良い。
<併用シート>
陰唇間パッドと共に使用する併用シートは、ショーツに貼り付けて装着するための粘着剤が設けられており、少なくとも着用状態における陰唇間パッドの裏面側の大きさよりも大きく設定され、着用中に陰唇間パッドから溢れ出した経血をその下方で受け止め吸収保持できるものが好ましい。
〔形状〕
形状は長方形、楕円型、瓢箪型、ショーツとのずれを防止するいわゆるウイングが搭載されている等、女性の身体及びショーツの形状に適合する形状であれば特に限定されない。外形の延べ寸法は、長手方向100〜500mmが好ましく、170〜350mmがより好ましい。また、短手方向は30〜200mmが好ましく、40〜180mmであることが好ましい。
〔構成〕
構成としては、被覆体である液体を透過させる性質を有する液透過性の表面側シートと、被覆体である液体を実質的に透過させない性質を有する液難透過性の裏面側シートと、表面側シートと裏面側シートとの間に配置された吸収部材と、裏面側シートの裏面にはショーツとのずれを防止するための粘着剤とを備えている。また、個別包装容器に収納する際は、内面へ向けて3つ折りや4つ折りなどされた状態で封入され、個別包装容器の開封部にはテープが備えられて止着されているのが好ましい。更には、併用シートが個別包装容器から容易に剥がれ易くするために、個別包装容器の内面にシリコンなどによる離型処理が施されている、もしくは、離型処理されたシートなどが併用シートと個別包装体との間に設けられているようにしても良い。
〔吸収体〕
吸収体は、パルプ、化学パルプ、レーヨン、アセテート、天然コットン、高分子吸収体、繊維状高分子吸収体、合成繊維等を単独またはこれらを混合したものからなり、嵩高であり、型崩れし難く、化学的刺激が少ないものであることが好ましい。具体的には、パルプを80〜100%の範囲、高分子吸収体を20〜0%の範囲で混合し、ティッシュで被覆した後、エンボス加工によりシート化した目付100〜2000g/m、1〜50mmの嵩を有する吸収体が挙げられる。吸収体の製法としては、エアレイド法、スパンレース法、抄紙法、メルトブローン法等によりシート化したものを、ニードリングやドット状、格子状、波状などのロール間を通過させエンボス加工を施しても良い。また、吸収体の型崩れを防止するためにもエンボス面積率は、10〜100%の範囲、好ましくは30〜80%の範囲とするのが良い。
併用シートを股間形状により沿い易いものとするために、股間形状を模写したエンボスパターン、いわゆるヒンジが表面側シートと吸収体に備えられたものとしても良い。また、離型処理されたシートなどが併用シートと個別包装容器との間に設けられている場合、そのシートとしては抄紙法で作られた紙などが挙げられる。
<陰唇間パッドの個別包装容器の例>
厚さ15〜60μmのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリブチルサクシネート、または不織布、紙及びこれらのラミネート材料が挙げられる。具体的には、0〜80%の範囲の低密度ポリエチレン樹脂と、100〜20%の範囲の高密度ポリエチレンとを混合して、目付15〜35g/mの範囲で調整したフィルムが挙げられる。更には、樹脂配向を高めるために延伸加工を施したフィルムが挙げられる。不織布の例としては、スパンボンド不織布や、ポイントボンド不織布、スルーエアー不織布等が挙げられ、これらに撥水処理が施されてあっても良い。なかでも極細繊維で構成され、繊維間距離が非常に小さいメルトブローンを含むSMS不織布であることが好ましい。この場合、目付はスパンボンド層5〜15g/m・メルトブローン層1〜10g/m・スパンボンド層5〜15g/mの範囲で構成されることが好ましい。
また、個別包装容器は、陰唇間パッドで吸収した体液の色を遮断できることが好ましく、顔料を0.2〜10%の範囲で混合する、もしくはインキなどが印刷されていても良い。
<外装容器>
材質は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリブチルサクシネート、不織布や紙、それらにラミネート加工した材料、もしくはそれらにアルミ蒸着させた材料、プラスチックが挙げられる。
本発明は、陰唇間パッドの使用を訓練させるためのトレーニング用陰唇間パッド、あるいは、当該トレーニング用陰唇間パッドとこの使用状態に関係付けられた表示手段とによって、陰唇間パッドの正しい使用を認知させる装着用キットとすることができる。
本発明の第1実施形態に係るトレーニング用陰唇間パッドを示す図である。 本発明の第1実施形態に係るトレーニング用陰唇間パッドの他の例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るチェックシートを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るチェックシートの他の例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るチェックシートを示す図である。 本発明の第4実施形態に係るトレーニング用陰唇間パッドを示す図である。 本発明の第4実施形態に係るトレーニング用陰唇間パッドの変形例を示す図である。 本発明の第5実施形態に係るトレーニング用陰唇間パッドを示す図である。 本発明の第5実施形態に係るトレーニング用陰唇間パッドの装着状態を示す図である。 本発明の第7実施形態に係る装着用キットを示す図である。 本発明の第7実施形態に係る装着用キットの他の例を示す図である。 本発明の第7実施形態に係る装着用キットの他の例を示す図である。 本発明の第7実施形態に係る装着用キットの他の例を示す図である。 本発明の第7実施形態に係るトレーニング用陰唇間パッドの個別包装容器を示す図である。
符号の説明
1、41、51 トレーニング用陰唇間パッド
2、42、52 表面側シート
10、20、30、62 チェックシート
43 隆起部
53 仮想線
54 恥丘の割れ目部分
60 装着用キット
61 トレーニング用陰唇間パッド個別包装体
61A、64A 中間容器
63 外装容器
64 陰唇間パッド個別包装体
65 テープ
66 個別包装容器

Claims (6)

  1. 陰唇に挟み込んで装着する陰唇間パッドの使用を練習するためのトレーニング用陰唇間パッドであって、
    装着時に身体に向く面の少なくとも身体に接する領域において、微細な凹凸を備えたものであるトレーニング用陰唇間パッド。
  2. 陰唇に挟み込んで装着する陰唇間パッドの使用を練習するためのトレーニング用陰唇間パッドであって、
    装着時に身体と接する面の少なくとも身体に接触する領域において、前記陰唇間パッドに加えられる着圧により形状変化する複数の隆起部から成る隆起群を備えるものであるトレーニング用陰唇間パッド。
  3. 陰唇に挟み込んで装着する陰唇間パッドの使用を練習するためのトレーニング用陰唇間パッドであって、
    装着時に身体と接する面において、陰唇と接触するべき領域を示す案内要素が設けられているものであるトレーニング用陰唇間パッド。
  4. 前記トレーニング用陰唇間パッドは長手方向と短手方向とを有する実質的に縦長形状をなすものであり、
    前記案内要素は、前記長手方向の中心軸上に設けられた線状のものである請求項3記載のトレーニング用陰唇間パッド。
  5. 陰唇に挟み込んで装着する陰唇間パッドの使用を練習するためのトレーニング用陰唇間パッドであって、
    装着時に身体に向く面の少なくとも身体に接する領域が湿潤状態のものであるトレーニング用陰唇間パッド。
  6. 請求項1から5いずれか記載のトレーニング用陰唇間パッドと、当該トレーニング用陰唇間パッドの使用状態に関係付けられた表示手段と、を備えた装着用キット。
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