JP2003038564A - 補助パッド取り付け用吸収性物品 - Google Patents

補助パッド取り付け用吸収性物品

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生理期間全体を通じて対応可能であって、取
り扱いが容易な衛生用品を提供する。 【解決手段】 陰唇に密着する補助パッド2を補助パッ
ド取り付け用吸収性物品である生理用ナプキン1の適切
な位置に容易に取り付けることが可能となるように、生
理用ナプキン1の身体側面に案内要素である圧搾溝5を
形成し、この圧搾溝5を目安として補助パッド2を粘着
剤24によって取り付けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、補助パッドを着脱
自在に取り付けることが可能な補助パッド取り付け用吸
収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、体液を吸収する女性用衛生用品と
して、吸収体を内包させたシート状の吸収性物品が広く
使用されている。このようなシート状の吸収性物品のう
ち、特に、需要の高い生理用ナプキンに関しては、経血
のモレ防止を図るべく、多大なる努力が払われている。
【0003】経血モレ防止効果の高い生理用ナプキンと
しては、例えば、実開昭58−191020号公報や実
開昭58−43430号公報において、着用者の陰唇付
近と接触する部分に隆起物を形成し、凹形状を有する陰
唇部に対して生理用ナプキンの密着性を高めたものが開
示されている。
【0004】また、特表平10−504486号公報に
おいては、肌当接面側に円柱状又は円筒状の吸収層を横
向きに倒した状態で接合し、当該吸収層を着用者の動作
に追従しやすくして、着用者の陰唇部分へのフィット性
を向上させた生理用ナプキンが提案されている。
【0005】しかしながら、生理期間全体を通じて経血
の排泄量は一定ではなく、ばらつきがあることから、上
述のような従来例では、経血の排泄量の少ない時期には
徒に着用者に異物感を与えるだけであるという問題があ
る。
【0006】一方、厚さ寸法が1〜4mmのいわゆる超
薄型の生理用ナプキンは、快適な着用感を提供すること
ができるものの、陰唇部分へのフィット性が低いことか
ら、経血の排泄量が多いときには、経血のモレに対して
不安感を与えてしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の生
理用ナプキンでは、経血の排泄量が多い場合若しくは少
ない場合のいずれかの場合において好適であるというだ
けにすぎず、経血排泄量の変化に柔軟に対応して生理期
間全体をカバーすることができるというものではない。
【0008】この点、特開平10−127692号公報
において、生理用ナプキンと併用して使用する棒状の補
助吸収体が提案されている。この補助吸収体は、臀部の
谷間とナプキンの間の空間を埋めて経血のモレ防止効果
を高めたものであり、経血の排泄量が多いときに補足的
に使用することが可能である。このため、着用者は好適
な生理用ナプキンの選択、という煩わしさからは開放さ
れることとなる。
【0009】しかし、経血が付着している臀部に直接挟
み込むなど、装着が面倒であり、特に、この補助吸収体
を粘着剤によりナプキンに止着する場合には、ナプキン
に対する的確な止着位置の把握が難しいため、的確な位
置に止着できずにフィット性が低下して、モレ防止効果
を十分に発揮できないおそれもある。
【0010】本発明は、以上のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、生理期間全体を通じて対
応可能であって、取り扱いが容易な女性用衛生用品を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
すべく、本発明においては、吸収性物品の体液吸収能等
の機能を補完する補助パッドを吸収性物品に対して着脱
自在とすると共に、当該補助パッドを取り付ける際にそ
の取り付け位置をガイドする案内要素を吸収性物品に付
与したことを特徴とする。
【0012】より具体的には、本発明は、以下のような
ものを提供する。
【0013】(1) 吸収性物品の体液吸収能等の補助
を行う補助パッドを取り付けるための吸収性物品であっ
て、着用者が着用する際に当該着用者の身体側に向く身
体側面に、前記補助パッドの取り付け位置を案内する案
内要素が具備されていることを特徴とする補助パッド取
り付け用吸収性物品。
【0014】このような本発明に係る補助パッド取り付
け用吸収性物品によれば、体液(特に経血)の吸収等の
機能を補完する補助パッドが着脱可能となっていると共
に、身体側面に補助パッドの取り付け位置をガイドする
案内要素が形成されている。このため、着用者は補助パ
ッドを補助パッド取り付け用吸収性物品に取り付けるか
否かを選択することができ、補助パッドを取り付けるこ
とを選択した場合には、前記案内要素を目安として、補
助パッドを適切な位置に接着固定することができる。
【0015】ここで、生理とは約1週間程度継続するも
のであるが、上述のように常に一定量の経血が排泄され
るものではない。具体的には、生理開始日から3日目あ
たりまでは経血の量は多く、約70%の経血が排泄され
るが、それ以降においては、残りの約30%ほどの経血
がなだらかに排泄されることとなる。
【0016】このように経血の排泄量は変化することか
ら、これに伴って着用者にとって最適な生理用ナプキン
も必然的に異なってくる。しかしながら、このような生
理用ナプキンを適宜選択して購入し、これを使い分ける
ということは、着用者にとって非常に煩わしく、心因的
な負担もかかる。
【0017】この点、本発明は、経血の排泄量が多い期
間においては、補助パッド取り付け用吸収性物品の身体
側面に形成された案内要素に従って補助パッドを取り付
ければよく、それ以外の期間においては補助パッドを取
り付けることなく補助パッド取り付け用吸収性物品をそ
のまま使用すればよい。また、上記補助パッド取り付け
用吸収性物品を厚さ寸法が1〜4mmの薄型タイプのも
のとすることにより、経血の排泄量の少ない期間におい
て好適な着用感を得ることができる。
【0018】このように、本発明によれば、経血の排泄
量の変化に応じて異なってくる着用者の要請に柔軟に対
応することが可能なのであり、着用者は、排泄量の多少
に対応可能とするために予め様々な衛生用品を購入して
おき適宜これを使い分ける、という煩わしさから開放さ
れ、容易に好適な衛生用品を使用することができること
となる。
【0019】(2) 前記案内要素は、前記補助パッド
取り付け用吸収性物品上で長手方向の中心線を対称軸と
した線対称に設けられていることを特徴とする(1)記
載の補助パッド取り付け用吸収性物品。
【0020】本発明に係る補助パッド取り付け用吸収性
物品によれば、補助パッドの取り付け位置をガイドする
案内要素が、長手方向の中心線を軸として、左右対称の
一対の線として設けられている。このため、着用者は、
補助パッドの長手方向における両側縁をその案内要素に
沿うようにして補助パッドを取り付けることにより、補
助パッド取り付け用吸収性物品上の適切な位置に補助パ
ッドを取り付けることが可能となる。
【0021】このように、本発明によれば、着用者は的
確かつ迅速に補助パッドを補助パッド取り付け用吸収性
物品に取り付けることができるので、容易に経血のモレ
防止効果の高い衛生用品とすることができる。
【0022】(3) 前記案内要素は、前記補助パッド
取り付け用吸収性物品上で長手方向の中心線を長径とし
た楕円形形状の連続線又は断続線であることを特徴とす
る(1)又は(2)記載の補助パッド取り付け用吸収性
物品。
【0023】本発明に係る補助パッド取り付け用吸収性
物品によれば、案内要素は上述の(2)のように左右対
称な一対の線ではなく、連続線又は断続線となってい
る。このため、着用者は、この連続線又は断続線の内側
の領域内に収まるようにして補助パッドを取り付ければ
よいため、補助パッドの取り付けを一層容易化すること
ができる。
【0024】特に後述する(5)のように複数の案内要
素が形成されている場合においては、案内要素が一対の
線であるときは、対になっているものはどれなのかを確
認しなければ取り付け位置を誤ってしまうおそれがある
が、補助パッドの取り付けが可能な領域を連続線や断続
線からなる案内要素で囲むようにして示す本発明におい
ては、取り付け位置を容易に把握できるため、補助パッ
ドの取り付け位置を誤る危険性が極めて低いのである。
【0025】「連続線」及び「断続線」は「補助パッド
の寸法とほぼ同寸法」〜「取り付けられた補助パッドよ
り約3.0mmはみ出す程度の寸法」とするのが好まし
い。この範囲の内、陰唇との位置関係を考慮した上で特
に好ましい寸法は、補助パッドの寸法より約1.0〜
3.0mmはみ出す程度の寸法である。
【0026】(4) 前記案内要素は、前記補助パッド
取り付け用吸収性物品の身体側面に形成された圧搾線、
圧搾溝、着色シート又は印刷シートから成ることを特徴
とする(1)から(3)いずれか記載の補助パッド取り
付け用吸収性物品。
【0027】本発明に係る補助パッド取り付け用吸収性
物品は、補助パッドの取り付け位置をガイドする案内要
素が、圧搾線、圧搾溝、着色シート又は印刷シートのい
ずれかにより構成されている。
【0028】案内要素を圧搾線や圧搾溝で構成する場合
には、圧搾することにより形成される圧搾されていない
部分と異なる模様を、補助パッドを取り付ける位置とし
て着用者が視認可能であることに加え、補助パッドに吸
収された経血が補助パッドから補助パッド取り付け用吸
収性物品に流出したとしても、圧搾線や圧搾溝の存在が
経血の拡散を抑制するという効果も有することとなる。
【0029】このような圧搾線や圧搾溝は、補助パッド
取り付け用吸収性物品の身体側面に位置する液透過性の
表面側シートとその反身体側に位置する吸収体とを一体
的に成型することにより形成される。
【0030】なお、案内要素としての圧搾線や圧搾溝の
幅寸法は、視認できる範囲に設定されることが必要であ
り、好ましくは後述の(6)や(7)の寸法とするのが
よい。
【0031】案内要素が着色シートや印刷シートで構成
されている場合には、補助パッドの取り付け適切領域と
不適切領域とが互いに異なる色となる。このため、着用
者は両者を容易に識別することができるようになるの
で、補助パッド取り付け作業の一層の迅速化が図れる。
【0032】「着色シート」や「印刷シート」には、親
水性であり水はけの良い材料を使用することができる。
例えば、親水性処理を施した合成繊維より成るサーマル
ボンド不織布が例として挙げられる。この不織布にはセ
ルロース繊維を30%以下の範囲で混合しても良い。
【0033】着色方法としては、繊維の原材料樹脂に着
色剤を混合して繊維自体を着色する方法、シートに顔料
を印刷する方法、ホットメルト接着剤に顔料を混合した
ものをシートに転写する方法等が挙げられる。
【0034】色調は、青、緑、黄色、オレンジ、紺等と
するのが好ましい。これは、清潔性を考慮したものであ
る。
【0035】(5) 前記案内要素は、複数個具備され
ており、前記補助パッド取り付け用吸収性物品の身体側
面に形成された圧搾線、圧搾溝、着色シート、印刷シー
トから成る群から選ばれる同種のもの、若しくは前記群
より選ばれる一以上のものであって異種のもの同士が組
み合わされたもの、であることを特徴とする(1)から
(3)いずれか記載の補助パッド取り付け用吸収性物
品。
【0036】このような本発明に係る補助パッド取り付
け用吸収性物品によれば、複数の案内要素が各々異なる
位置に設けられている。このため、着用者が異なる大き
さの補助パッドを使用しても、それぞれの大きさに対応
した案内要素に従って、当該補助パッドを取り付けるこ
とができる。
【0037】着用者が上記衛生用品を生理用品として選
択的に使用するケースとしては、以下の場合が考えられ
る。すなわち、生理サイクルに伴う経血の排泄量の変
化、着用中の動作による経血のモレ傾向の変化(例え
ば、就寝時では経血は背部へと伝いモレしやすい傾向が
ある等)、一定の経験による経血の排泄量の変化(例
えば、出産経験者は出産未経験者に比べて経血の排泄量
が多い等)、加齢による体型の変化(例えば、30歳
以上になると新陳代謝の衰えと共に特に臀部が下がる傾
向があり、製品への接触位置が異なってくる等)などが
挙げられる。
【0038】このように、経血の排泄量やモレの生じ方
は一様ではないことから、着用者が体感的に抱く安心感
は、経血の排泄量や体型等に応じて異なってくることと
なる。このため、体液吸収能を異ならしめるように、補
助パッドの大きさは複数あるのが好ましく、また、異な
る経血の流れ方向と体型によるサイズインプレッション
に対応するために補助パッドの取り付け位置も複数ある
のが好ましい。
【0039】この点、本発明によれば、複数の案内要素
が設けられているので、共通の補助パッド取り付け用吸
収性物品を使用していても、異なる大きさの補助パッド
を使用したり、その取り付け位置を変更したりすること
により、当該補助パッド取り付け用吸収性物品の性能に
対して微妙な調整をすることが可能になる。
【0040】補助パッドの大きさとしては、経血の排泄
量の変化に対応可能とするために、少なくともスモール
サイズ/ラージサイズの2種類あるのが好ましく、スモ
ールサイズ/ミディアムサイズ/ラージサイズの3種類
あるのがより好ましい。
【0041】具体的な補助パッドの全長は、スモールサ
イズであれば60〜80mm、ミディアムサイズであれ
ば80〜120mm、ラージサイズであれば110〜1
50mmの範囲で設定されるのがよい。
【0042】このような多様な補助パッドに対応できる
ように、補助パッド取り付け用吸収性物品に設けられる
案内要素も、少なくとも2個、若しくは3個形成される
こととなる。
【0043】そして、この案内要素の寸法は、上記のよ
うな補助パッドの寸法に適合するように、「補助パッド
の全長と同程度の寸法」〜「補助パッドの全長より約3
mmはみ出す程度の寸法」の範囲内で設けるようにする
のが好ましい。具体的には、補助パッドの全長が60〜
80mmの長さ寸法を有する場合の案内要素は、「60
乃至63」〜「80乃至83」mm、補助パッドの全長
が80〜120mmの長さを有する場合の案内要素は、
「80乃至83」〜「120乃至123」mm、補助パ
ッドの全長が110〜150mmである場合の案内要素
は、「110乃至113」〜「150乃至153」mm
の範囲とするのがよい。この結果、補助パッド取り付け
用吸収性物品の身体側面には相似形の複数の放物線が形
成されることとなる。
【0044】なお、案内要素の、幅寸法は、補助パッド
の好ましい幅寸法が15〜60mmの範囲であることか
ら、「補助パッドの幅寸法と同程度の寸法」〜「補助パ
ッドの幅寸法より約3mmはみ出す程度の寸法」の範囲
内で設けるようにするのが好ましい。具体的には、「1
5乃至18」〜「60乃至63」mmの範囲とするのが
よい。
【0045】補助パッド取り付け用吸収性物品全体の大
きさとしては、上述のような補助パッドを取り付けるの
に十分な大きさとする必要がある。具体的には、130
〜350mmの全長を有する範囲であり、好ましくは1
90〜300mmの範囲であり、特に好ましくは210
〜260mmの範囲である。また、補助パッド取り付け
用吸収性物品の幅寸法は、60〜120mmの範囲(ウ
イングが付いている場合には、これを除く)が好まし
く、65〜100mmの範囲がより好ましい。
【0046】経血の流れる方向に応じて案内要素の位置
を変動する場合としては、例えば、就寝時のように過度
に臀部後方への経血のモレが生じやすい場合が挙げられ
る。このような場合には、案内要素を後方域(装着時に
着用者の肛門近傍に接する領域)に形成して、後方への
経血もれに対応可能とする。具体的には、補助パッド取
り付け用吸収性物品の長さを250〜350mmとして
尾てい骨近傍にまで届くような長さとし、このような補
助パッド取り付け用吸収性物品の後方域に案内要素を設
けるようにする。なお、幅寸法は着用感を損なわないよ
うに、60〜120mmの範囲で形成するのが好まし
い。
【0047】複数の案内要素は、全て同種のものにより
構成する(例えば全案内要素を圧搾線のみで構成する
等)ほか、異種のものを適宜組み合わせて構成する(例
えば圧搾線と圧搾溝とを組み合わせて案内要素を構成す
る等)ことも可能である。
【0048】(6) 前記圧搾線の幅寸法は、1.0〜
5.0mmであることを特徴とする(4)又は(5)記
載の補助パッド取り付け用吸収性物品。
【0049】このような本発明に係る補助パッド取り付
け用吸収性物品によれば、圧搾線の幅寸法は1.0〜
5.0mm程度の範囲となっているので、着用者がこの
圧搾線を視覚的に判別しやすくなっている。このため、
着用者は補助パッドの取り付け位置を容易に把握するこ
とができる。
【0050】(7) 前記圧搾溝における凹部の間隔寸
法は、0.5〜1.5mmであり、凸部の間隔寸法は
0.5〜1.5mmであることを特徴とする(4)又は
(5)記載の補助パッド取り付け用吸収性物品。
【0051】このような本発明に係る補助パッド取り付
け用吸収性物品によれば、案内要素である圧搾溝の凹部
の間隔寸法が0.5〜1.5mm、凸部の間隔寸法が
0.5〜1.5mmとなっている。このため、着用者は
圧搾溝を視覚的に把握しやすく、補助パッドの補助パッ
ド取り付け用吸収性物品への取り付け作業が容易とな
る。
【0052】(8) 前記着色シートは、補助パッド取
り付け用吸収性物品に視認可能に内包されていることを
特徴とする(4)又は(5)記載の補助パッド取り付け
用吸収性物品。
【0053】本発明によれば、着色シートは補助パッド
取り付け用吸収性物品の身体側面に配置されるのではな
く、補助パッド取り付け用吸収性物品内に内包されてい
る。具体的には、補助パッド取り付け用吸収性物品の身
体側に位置する液透過性の表面側シートと当該表面側シ
ートの反身体側に位置する吸収体との間に配置される。
【0054】このため、表面側シートの身体側面に着色
シートが配置された場合のように、装着中に生じる着圧
や擦れにより着色シートが表面側シートから一部剥がれ
てシワを生じてしまったり、着色シート同士が重なり合
ってしまったりすることがなく、着色シートが表面側シ
ートの液透過性能を阻害するという事態が防止され。
【0055】なお、本発明においては、着用者は、液透
過性の表面側シートを透かして着色シートの色を認識す
ることとなる。このため、液透過性の表面側シートの色
は白色とし、その反身体側に位置する着色シートの色に
影響を及ぼさないようにすることとなる。
【0056】(9) (1)から(8)記載の補助パッ
ド取り付け用吸収性物品に取り付ける補助パッドであっ
て、前記補助パッド取り付け用吸収性物品が具備する案
内要素に対応する被案内要素を有することを特徴とする
補助パッド。
【0057】本発明に係る補助パッドによれば、案内要
素を有する補助パッド取り付け用吸収性物品に対応し
て、被案内要素を具備する。この被案内要素は、補助パ
ッドを補助パッド取り付け用吸収性物品に取り付けられ
るものであればよく、代表的なものとしては粘着剤が挙
げられる。
【0058】この粘着剤を塗布する領域は特に限定され
るものでないが、例えば帯状の形態の補助パッドである
場合には、補助パッド取り付け用吸収性物品と接する面
側に全面、筋状、網目状、ドット状等に塗布すればよ
く、又は粘着剤を前述した模様に塗布した粘着剤付きシ
ートを貼着するようにしても構わない。
【0059】粘着剤を塗布するためのシートとしては、
フィルム、薄葉紙、不織布シート等を使用することが可
能である。粘着剤が塗布されたシートは、補助パッド取
り付け用吸収性物品の身体側面に形成される案内要素の
設定域と同等、若しくは案内要素の設定域を超えない範
囲内の寸法で形成される。
【0060】粘着剤の粘着力は、ピクマータツクテスタ
ーによる計数値が少なくとも10000Paであり、好
ましくは10000〜50000Paの範囲の粘着力で
設けることが好ましい。このような範囲の粘着力を持た
せることにより、使用中の脱落の危険性が防止される。
【0061】粘着剤としては塗布安定性も考慮すると、
感圧型ホットメルト粘着剤を用いることが好ましい。塗
布安定性が高い感圧型ホットメルト粘着剤としては、S
EBS(スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重
合体)を15〜25質量%、可塑剤を15〜35質量
%、粘着付与剤を40〜70質量%で溶融混合したもの
が挙げられる。この感圧型ホットメルト粘着剤について
は、酸化防止剤、蛍光防止剤などを0.1〜1.0質量
%の範囲で添加してもよい。得られた粘着剤は、50〜
150g/mの目付範囲でホットメルトアプリケータ
によりコートされる。
【0062】(10) 前記補助パッドは帯状若しくは
平坦状の補助パッドであることを特徴とする(9)記載
の補助パッド。
【0063】本発明に係る補助パッドによれば、その形
態が帯状若しくは平坦状の形態をなしている。
【0064】このような補助パッドのサイズとしては、
少なくとも陰唇付近に適応するサイズが必要であり、好
ましくは長手方向における全長寸法が60〜150mm
の範囲、より好ましくは80〜130mmの範囲とする
のがよい。
【0065】補助パッドが帯状の場合には、短手方向の
寸法は15〜60mmの範囲が好ましく、25〜40m
mの範囲がより好ましい。また、高さ寸法は、5〜30
mmの範囲が好ましく、10〜20mmの範囲がより好
ましい。
【0066】なお、本発明において「帯状」とは、補助
パッドを身体側面から見て、長手方向に帯状となってい
ることをいい、その断面の形状は円、楕円、三角、四
角、それ以上の多角形等、着用者の陰唇に着用者の陰唇
に好適に密着するものであればよい。
【0067】(11) 前記平坦状の補助パッドは、補
助パッド取り付け用吸収性物品が具備する案内要素と当
該案内要素に対応する前記平坦状の補助パッドが具備す
る被案内要素とをそれぞれ合致させた場合に、平坦状の
補助パッドに余剰ができるように当該補助パッドの大き
さが設定されており、使用の際に折り曲げられて前記補
助パッド取り付け用吸収性物品に取り付けられるもので
あることを特徴とする(10)記載の補助パッド。
【0068】本発明に係る補助パッドによれば、補助パ
ッド取り付け用吸収性物品における案内要素の間隔寸法
よりも、補助パッドにおける被案内要素の間隔寸法のほ
うが長くなっている。このため、補助パッドを取り付け
る際には、身体側に凸になるように補助パッドは折り曲
げられることとなる。
【0069】このように、補助パッドは折り曲げられて
から取り付けられるため、以下のような効果を有するこ
ととなる。即ち、補助パッドが予め陰唇の向きに沿っ
た形態となっているため、陰唇の形状に沿って流出する
経血の流れに事前に対応していることとなる。単に折
り曲げられることにより凸部が形成されているため、着
圧により着用者の陰唇形状に応じて好適に変形させるこ
とができる。仮に補助パッドの取り付け位置を誤った
場合(例えば少し傾いた状態で取り付けられた場合等)
であっても、着用者が着用感の悪さを容易に察知するこ
とができるため、着用者に対して直ちに位置修正を仕向
けることとなる。
【0070】平坦状の補助パッドは、折り曲げられたと
きの底辺の幅寸法が25〜40mmの範囲とするのが好
ましい。この場合において、頂部における最大高さ寸法
は、10〜20mmの範囲で変位するように設定され
る。
【0071】本発明における補助パッドの被案内要素が
粘着剤である場合には、折り曲げた補助パッドの内側壁
面の側縁部近傍に粘着剤の塗布領域を設けると共に、当
該粘着剤の塗布領域が補助パッド取り付け用吸収性物品
の身体側面に向くように補助パッドを更に折り曲げるの
が好ましい(図4参照)。このようにすることにより、
補助パッドを折り曲げて取り付けるという操作中に粘着
剤同士が不意に接着することを防止でき、また、塗布領
域が補助パッド取り付け用吸収性物品に接触し易くな
る。
【0072】粘着剤を塗布するための領域は、補助パッ
ドの少なくとも両側縁付近に設けられ、幅が1〜5m
m、長さ寸法が少なくとも10mm以上、好ましくは3
0〜120mm、更に好ましくは40〜90mmの範囲
で、折り曲げられた補助パッドの長手方向の全端に至る
寸法で塗布される。
【0073】なお、二つ折りにした内面側同士を予め互
いに接着剤により接合しておき、着用者により折りの位
置にばらつきが生じるのを未然に防止することも可能で
ある。
【0074】(12) 前記平坦状の補助パッドは、折
り曲げ位置を指示する折り曲げ誘導要素が設けられてい
ることを特徴とする(11)記載の補助パッド。
【0075】本発明に係る補助パッドによれば、補助パ
ッドを折り曲げる位置に折り曲げ誘導要素が配されてい
る。このため、着用者はこの折り曲げ誘導要素に沿って
容易に補助パッドを折り曲げることができる。
【0076】「折り曲げ誘導要素」は、補助パッドを折
り曲げたときに、当該折り曲げられた状態の補助パッド
が着用者の陰裂にはまり込みやすいように、その折り曲
げ位置を指示するものであり、折り曲げられた補助パッ
ドが着用者の陰裂にはまり込みやすいような折り曲げ位
置を示すものであれば、補助パッド上のいかなる位置に
描かれていてもよい。
【0077】その好適な例としては、例えば、長手方向
の略中心線部分にラインが引かれたようなものであって
もよく、あるいは短手方向の略中心線部分にラインが引
かれたものであってもよい。この部分において、上記目
的、作用、効果を発し得る以上は、上記の中心線がずれ
ていてもよく、また、着用者の陰唇形状に応じてアンバ
ランスに設けられていてもよい。好適な実施形態では、
それは補助パッドの中央域、より好ましくは縦中心線に
沿って設けられる。
【0078】折り曲げ誘導要素は、単なるラインが引か
れたものだけでなく、予め折り癖をつけたものであって
もよく、線又は破線による切れ目線を付けて頂部の強度
を弱めたり、頂部を中心として幅寸法が1〜5mmの範
囲で間隔を置いて分割された吸収体を配置することによ
り形成することもできる。なお、折り曲げ誘導要素は一
条の連続するものとしてもよく、間欠にしたものとして
もよい。
【0079】このような折り曲げ誘導要素の存在によ
り、補助パッドは、折り曲げ誘導要素に沿って容易に折
り曲げられるため、補助パッド取り付け用吸収性物品へ
の取り付け作業の迅速化を図ることができる。
【0080】(13) 前記補助パッドは肌当接面に粘
着剤が塗布されていることを特徴とする(9)から(1
2)いずれか記載の補助パッド。
【0081】本発明に係る補助パッドによれば、肌当接
面に粘着剤が塗布されている。このため、着用者の臀部
に補助パッドを密着させることが可能となり、着用者の
急激な体勢変化によっても、補助パッドと身体との間に
空隙が生じることを防止することができる。従って、着
用者はその行動を制限されることなく、安心して自由な
活動をすることができるようになる。
【0082】この粘着剤は、肌に対して接着可能であ
り、その一方で過度な接着強度を与えるものであっては
ならない。具体的には、粘着剤の粘着力が、ステレンス
板上に荷重3000Paのローラでポリエステルフィル
ム上に載せた粘着剤を圧着した後、引張速度100m/
minで180度剥離強度を測定した値が100〜20
00mN、せん断力が3000〜15000mNの範囲
であるが好ましい。これは、肌への負担を考慮したもの
である。
【0083】本発明において使用可能な粘着剤として
は、水溶性高分子、架橋剤、可塑剤、水分から成るゲル
粘着剤等が挙げられる。より具体的には、水溶性高分子
の例として、ゼラチン、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビ
ニルアルコール、カルボキシルメチルセルロース等が、
架橋剤の例として、塩化カルシウム、硫酸マグネシウム
のような水溶性金属塩が、可塑剤の例として、グリセリ
ン、ワックス、パラフィン等が挙げられる。
【0084】この他にも、感圧型ホットメルト粘着剤も
使用することができる。感圧型ホットメルト粘着剤は、
スチレン−エチレン・ブタジエン−スチレンブロック共
重合体(SEBS)、スチレン−イソプレン−スチレン
ブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエン−
スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−エチ
レン・プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEP
S)のような合成ゴム樹脂を主たる成分とし、そこにテ
ルペン樹脂、ロジン樹脂などの粘着付与剤とワックス等
の可塑剤を溶融混合することによって得られる。
【0085】更には、シリコーン樹脂系粘着剤も使用す
ることが可能である。シリコーン樹脂系粘着剤として
は、シリコーン樹脂、フッ素樹脂を主たる成分とし、白
金、モリブデン、アンチモン等の金属塩等の架橋剤、エ
ステル系ワックス、グリセリン、マシンオイル等の可塑
剤を混合して成る混合物などが挙げられる。
【0086】このように本発明に使用可能な粘着剤は多
種類存在するが、塗布安定性をも考慮すると、感圧型ホ
ットメルト粘着剤を用いることが好ましい。塗布安定性
が高い感圧型ホットメルト粘着剤としては、SEBSを
15〜25質量%、可塑剤を15〜35質量%、粘着付
与剤を40〜70質量%で溶融混合したものが挙げられ
る。この感圧型ホットメルト粘着剤については、酸化防
止剤、蛍光防止剤などを0.1〜1.0質量%の範囲で
添加してもよい。
【0087】また、上記粘着剤を塗布する際に窒素ガス
を送り込み、窒素ガスと粘着剤とを混合させて発泡性粘
着剤とすることにより、粘着剤に弾力感を持たせ、肌に
与えるストレスを低減することも可能である。
【0088】(14) (1)から(8)記載の補助パ
ッド取り付け用吸収性物品と、前記補助パッド取り付け
用吸収性物品が具備する案内要素に対応する被案内要素
を有する補助パッドと、から成り、前記補助パッド取り
付け用吸収性物品及び前記補助パッドは、それ自体独立
して使用することができるものであると同時に、両者を
自由に組み合わせて使用できるものである衛生用品。
【0089】本発明によれば、補助パッド取り付け用吸
収性物品とそれに取り付けるための補助パッドとが一組
のセットとなっている。このため、着用者は、本発明に
係る衛生用品セットを持ってさえいれば、その場その場
で最適な衛生用品を構築することができる。
【0090】この結果、着用者は、様々な衛生用品を予
め購入しておくという購入時の煩わしさと、その場その
場で最適なものを選り分けるという使用時の煩わしさと
の双方から開放されることとなる。
【0091】(15) 前記補助パッドは、体液吸収能
が異なる複数のものから成り、前記案内要素は前記補助
パッドの数に応じて設けられていることを特徴とする
(14)記載の衛生用品。
【0092】本発明によれば、大きさの異なる複数の補
助パッドと、それに対応して複数の案内要素を有する補
助パッド取り付け用吸収性物品とが、一組のセットとな
っている。このため、着用者はその日の体液の排泄量、
あるいは、自己の体型や経血のモレ傾向に応じて微妙な
調整が可能となる。
【0093】このように、本発明に係る衛生用品セット
は、既成の吸収性製品と異なり、多様化された性能を有
する衛生用品として利用することができるのである。
【0094】
【発明の実施の形態】次に、本発明の補助パッド取り付
け用吸収性物品の一実施形態について、図を参照しつつ
説明する。
【0095】[本実施形態の基本構成] <補助パッド取り付け用吸収性物品(生理用ナプキン)
>まず、本実施形態における補助パッド取り付け用吸収
性物品としての生理用ナプキンについて説明する。図1
は本実施形態に係る生理用ナプキン1を示す概略上面図
であり、図2は図1におけるA−A視断面図である。
【0096】図1に示されるように、本実施形態に係る
生理用ナプキン1は、その外観形状は、実質的に縦長の
平坦形状を有している。そして、身体側面11aには、
長尺状の圧搾溝15が長手方向に沿って二つ形成されて
いる。この圧搾溝15が、ここには図示しない補助パッ
ドの取り付け位置の目安となる案内要素となっている。
【0097】この生理用ナプキン1は、図2に示される
ように、身体側面に配置された液体を透過する液透過性
の表面側シート11と、反身体側面に配置された液体を
透過しない液不透過性の裏面側シート12とにより、体
液(特に経血)を吸収する平坦状の吸収体13を挟み込
み、液不透過性の裏面側シート12の衣服側面に、下着
に固定するための粘着剤14が塗布された構造となって
いる。
【0098】生理用ナプキン1の身体側面には、液透過
性の表面側シート11と吸収体13とを一体的に成型し
て成る圧搾溝15が形成されている。これにより、補助
パッド(図示せず)の側縁部を圧搾溝15に合わせて位
置合わせすることができるため、着用者にとって補助パ
ッドの取り付け作業が迅速かつ確実なものとなる。
【0099】<補助パッド>次に、本実施形態に用いら
れる補助パッドについて説明する。図3は本実施形態の
補助パッド2を示す概略上面図であり、図4は折り曲げ
た補助パッド2を示す図3(B)におけるB−B視断面
図である。
【0100】補助パッド2の外観形状は、生理用ナプキ
ン1に取り付けられる前においては、図3(A)に示さ
れるように平坦状となっている。そして、その中央には
折り曲げ誘導要素である切れ目線26が配されている。
このため、着用者は、この切れ目線26に従って補助パ
ッド2を容易に折り曲げることができ、これにより、図
3(B)に示されるような凸領域2aが形成されること
となる。
【0101】補助パッド2は、図4に示されるように、
経血などの体液を吸収する吸収体23と、この吸収体2
3の全体を包み込むように覆う液透過性のカバーシート
21とを備え、上面側が着用者の肌に接触する肌当接面
とすると共に下面側を生理用ナプキンに取り付ける取付
面としている。
【0102】この取付面には、生理用ナプキン(図示せ
ず)に補助パッド2を止着するための非案内要素である
粘着剤24が、両側縁部近傍の長手方向に沿った2個所
において塗布されている。この粘着剤24は、上述の切
れ目線26に従って身体側に凸になるように補助パッド
2を折り畳んだときに、凸領域2a以外の領域である平
坦領域2bの反身体側面に位置することととなる。この
ため、粘着剤24は生理用ナプキンに接触し易く、且つ
粘着剤24同士が接着してしまう危険性が軽減されてい
る。
【0103】<生理用ナプキンと補助パッドの取り付け
状態>次に、上述の生理用ナプキン1に補助パッド2を
取り付けて使用する場合の取り付け状態について説明す
る。図5は補助パッド2を生理用ナプキン1に取り付け
た状態を示す概略斜視図であり、図6は図5におけるC
−C視断面図である。
【0104】補助パッド2は、図5に示すように、下着
に固定させる生理用ナプキン1の身体側面に取り付けら
れ、この状態で着用者に使用される。
【0105】生理用ナプキン1の身体側面においては、
図6に示されるように、二つの圧搾溝15が形成されて
いることから、着用者は補助パッド2の左右両側端を各
々圧搾溝15に合わせることにより、粘着剤24を介し
て生理用ナプキン1に補助パッド2を容易に取り付ける
ことができる。
【0106】[生理用ナプキンの案内要素]次に、生理
用ナプキンの身体側面に形成される案内要素について説
明する。図7(A)は左右対称の一対の案内要素35が
形成された生理用ナプキン30を示す上面図であり、図
7(B)は連続線である案内要素45が、図7(C)は
断続線である案内要素45が形成された生理用ナプキン
40を示す上面図である。また、図8は表面側シート5
1とは異なる色を有する着色シート55を備えた生理用
ナプキン50を説明するための説明図であり、図9は複
数の案内要素65が形成された生理用ナプキン60を示
す上面図であり、図10は複数の案内要素75が形成さ
れたウイング77付き生理用ナプキン70を示す上面図
である。
【0107】<案内要素の形態>図7(A)において
は、液透過性の表面側シート31上に長手方向の中心線
を軸として左右対称となる35aと35bの二本線から
成る案内要素35が設けられている。この場合には、補
助パッド(図示せず)の両側縁を一対の二本線35a及
び35bに沿うようにして補助パッドを取り付けること
となる。
【0108】一方、図7(B)のように、液透過性の表
面側シート41上に連続線として案内要素45を形成し
た場合には、着用者は案内要素45の内側に形成される
領域45cに収まるように補助パッド(図示せず)を取
り付けることになる。このため、図7(A)と比較し
て、補助パッドの取り付け位置が着用者に対して明確と
なっている。
【0109】なお、案内要素45は、補助パッドの取り
付け位置である領域45cを示すことができるものであ
れば連続線に限られるものではなく、図7(C)のよう
に断続線であっても構わない。
【0110】<着色シート>案内要素を、着色シートで
構成する場合には、図8(A)に示されるように、液透
過性の表面側シート51と吸収体53との間に、表面側
シートとは異なる色で着色された着色シート55を配置
させる。この場合には、表面側シート51は白色である
ため、図8(B)に示されるように、着色シートの部分
が身体側面から視認することができる。このようにする
ことにより、着用者には色の相違によって、補助パッド
(図示せず)の取り付け位置を容易に把握することがで
きる。
【0111】<複数の案内要素>案内要素は、経血の排
泄量の多少や着用者の体型に合わせて微妙に補助パッド
の大きさや取り付け位置を調整することができるよう
に、複数設けることができる。
【0112】例えば、図9に示される生理用ナプキン6
0は、身体側面61a上に三つの案内要素65が各々異
なる位置に設けられている。この案内要素65は、スモ
ールサイズの補助パッド用65a、ミディアムサイズの
補助パッド用65b及びラージサイズの補助パッド用6
5cに分かれており、三種類の大きさの補助パッド(図
示せず)に対応可能となっている。
【0113】また、図10に示される生理用ナプキン7
0のように、ウイング77を有する場合には、ウイング
77は長手方向の中央ではなく前方(装着時に着用者の
恥骨近傍に接する部分)寄りに形成され、案内要素75
は着用者の肛門付近から尾てい骨に至る範囲内で設けら
れる。これにより、経血の後ろモレ防止効果の極めて高
い生理用品とすることができる。
【0114】[補助パッド] <補助パッドの構成>本実施形態に用いられる補助パッ
ド2は、図4に示されるように液透過性材料からなるカ
バーシート21で吸収体23を包み込むように包囲した
封入タイプとなっているが、これに限定されるものでは
なく、液透過性材料から成るシートで吸収体と不透過性
材料とを包むように包囲した封入タイプ、吸収体の両面
に配置した液透過性材料から成るシート同士を吸収体の
周縁で接合した貼り合わせタイプ、吸収体の身体側面に
液透過性材料から成るシートを、反身体側面に液不透過
性材料から成るシートを配置して互いを吸収体の周縁で
接合した貼り合わせタイプ等とすることもできる。
【0115】補助パッドは、外観形状が実質的に縦長形
状であればよく、その輪郭形状は長方形、長楕円、砂時
計型等から選択されることとなる。
【0116】本実施形態における補助パッド2は平坦状
となっているが、帯状であってもよい。帯状の場合には
その断面形状は、例えば、図11に示される補助パッド
82のように、三角形状として、陰唇に勘合しやすいよ
うにしてもよい
【0117】次いで、肌に接する面側に、肌に貼りつけ
る粘着剤を塗布した補助パッドについて説明する。
【0118】図12に示されるように、補助パッド92
の生理用ナプキン取付面92bにおいて両側縁部近傍に
生理用ナプキン(図示せず)に取り付けるための粘着剤
94を塗布する一方、肌当接面92aにおける両側縁部
に肌に貼りつけるための粘着剤98を塗布することがで
きる。このようにすることにより、補助パッド92と着
用者との動きが一体的に作用するため、着用中のズレに
より生じる経血のモレが軽減されることになる。
【0119】[補助パッド取り付け用吸収性物品及び補
助パッドの材料] <液透過性材料>「液透過性材料」は、陰唇部分又は陰
唇周辺に刺激の無い柔軟な材料であることが好ましい。
例えば、カード方式で得られるスルーエア不織布、ポイ
ントボンド不織布等を使用することができる。
【0120】他の不織布材料としては、水流交絡法で得
られるスパンレース不織布も、ドレーブ性に優れている
ため好ましい。また、溶融樹脂をエア圧により極めて細
い繊維として吹き出しシート化したメルトブロン不織布
も、細く柔軟な繊維で構成されているため好ましい。
【0121】使用できる繊維材料としては、芯鞘構造を
なす合成複合繊維又は単独合成繊維があり、好ましくは
陰唇から排泄される液体を吸収体側に移動させることが
可能な繊維材料であり、Y型、C型、幾何学型等の断面
形状を有した異型断面繊維である。特には親水性で多く
の微細な溝を形成しているセルロース繊維が好ましく、
再生繊維であるレーヨン、半合成繊維であるアセテート
が好ましい。また、天然セルロース繊維も使用すること
ができる。再生セルロースであれば1.1〜3.3dt
exの範囲で繊維長さ寸法は38〜51mmの範囲、天
然セルロース繊維であれば5〜25mmの範囲とするの
が望ましい。
【0122】より具体的には、再生セルロースを40〜
90%重量比と天然セルロース繊維10〜60%重量比
とで混合した積層物が好ましく、水流交絡式により目付
が20〜50g/cmの範囲、より好ましくは25〜
35g/cmの範囲で得られるスパンレース不織布で
ある。別の使用方法としては、連続繊維束を解繊維する
ことにより得られる、いわゆるトウを50〜200g/
cmの範囲で調整し、製品の表面側に配置し吸収体の
周縁であるフラップ域に防漏性材料と脱落しないように
接合することにより、陰唇部分に対しフレキシブル性に
優れた柔軟な表面材を提供し得る。他の材料としては、
通気管が形成されている開孔プラスチックシートを使用
することも可能である。
【0123】<吸収体> 「吸収体」は、液透過性材料と同様に、陰唇部分又は陰
唇付近に柔軟な材料であることが望ましく、例として以
下の材料が挙げられる。
【0124】親水性であり、液体の保持性を有する繊維
材料としては、木材パルプ、天然セルロース繊維、再生
セルロース繊維が挙げられる。また、他の材料として
は、疎水性合成繊維に親水性処理を施した繊維又は親水
性繊維との混合物であり、更にはアクリル酸、アクリル
酸とデンプンのグラフト重合物、デンプン、カルボキシ
ルメチルセルロース、フォームSAPなどから選ばれる
いわゆる高分子吸収体である粒子又は繊維状物の混合物
であってもよい。あるいは、単独又は複合合成繊維との
混合物であってもよい。
【0125】更に他の吸収体の材料としては、ティッシ
ュ、親水性処理を施した発泡シート、親水性処理を施し
たメルトプロン不織布、親水性繊維を主体とした繊維ウ
エブ、繊維ウエブをシート化することにより得られるス
パンレース不織布、サーマルボンド不織布等の不織布材
料から選ばれるシート若しくは粉砕状物、エアレイドバ
ルブ不織布などが挙げられる。
【0126】着用中の形態の適合性を考慮すると、親水
性処理を施した合成ゴムを主体とした発泡フォーム、セ
ルロースを主体としたセルローススポンジを使用するこ
とも可能である。更に、吸収体の材料として、連続繊維
の束を解織することにより得られるいわゆるトウを使用
しても構わない。また、ラミネート材料であってもよ
く、例えば導液管が形成されている開孔プラスチックシ
ートとスパンレース不織布のラミネートシート又はラミ
ネートシートの粉砕状である材料からも使用されること
が可能である。
【0127】好適な吸収体の材料として具体的には、再
生セルロース繊維2.2dtexを60〜90重量%、
天然セルロース繊維を10〜40重量%で混合した繊維
ウエブを水流交絡法によりシートとして得られるスパン
レース不織布を単一又は複数枚重ねることにより50〜
500g/cmの範囲、より好ましくは150〜40
0g/cmの範囲に調節した繊維シートである。スパ
ンレース不織布の下面側に、厚さ寸法1.0〜10mm
で5〜30倍で発泡されたフォーム材料、特に合成ゴム
成分を主体としたフォームシートを配置させることによ
り、吸収体の形態の保持性を向上させることが可能とな
る。
【0128】<液不透過性シート> 「液不透過性シート」は、ポリオレフィン系、例えば、
LDPE、LLDPE、HDPEを原材料としたフィル
ム、合成ゴム系、例えばSEBS、SIS、SBS、ウ
レタンを原材料としたフィルム等から選ばれる。また、
無機充填剤を混合し延伸処理を施すことにより微細なセ
ルを形成する、いわゆる透湿性フィルム、ポリエステル
・ポリエーテルのブロック共重合樹脂から選ばれる無孔
性の透湿性フィルムも使用することが可能である。更に
は、液体が漏出し難い程度の通気孔を持つ有孔透湿フィ
ルムも使用可能な材料である。
【0129】他の材料としては、メルトプブロン不織布
やフィルム、ポリビニルアルコールである水溶性の樹脂
の片面にシリコンのような撥水剤をコーティングしたフ
ィルムも使用可能である。
【0130】<防漏材料について>本発明に係る補助パ
ッド取り付け用吸収性物品及び補助パッドにおいては、
防漏材料を使用することができる。防漏材料は、柔軟で
あり且つ液不透過性であるものから選ばれる。具体的に
はポリオレフィン系、例えば、LDPE、LLDPE、
HDPEを原材料としたフィルム、合成ゴム系、例えば
SEBS、SIS、SBS、ウレタンを原材料としたフ
ィルム等から選ばれる。
【0131】この他の材料としては、無機充填剤を混合
し延伸処理を施すことにより微細なセルを形成する、い
わゆる透湿性フィルム、ポリエステル・ポリエーテルの
ブロック共重合樹脂から選ばれる無孔性の透湿性フィル
ムも使用することが可能である。また、液体が漏出し難
い程度の通気孔を持つ有孔透湿フィルムも使用可能な材
料である。
【0132】更に他の材料としては、メルトプロン不織
布やフィルムや、ポリビニルアルコールである水溶性の
樹脂の片面にシリコンのような撥水剤をコーティングし
たフィルムも使用可能である。
【0133】<粘着剤>補助パッドにおいて、被案内要
素として塗布される粘着剤及び肌当接面に塗布される粘
着剤に対しては、一般に剥離紙として用いられている薄
葉紙にシリコーン樹脂をコーティングして成るシート、
又はプラスチックフィルムにシリコーン樹脂をコーティ
ングして成るシートで被覆しておくことが好ましい。こ
うすることにより、保管時における粘着部の汚損や剥離
を防止し得る。
【0134】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、補助パッ
ド取り付け用吸収性物品の身体側面に体液吸収等の機能
を補完する補助パッドが着脱自在となっている。このた
め、体液(特に経血)の排泄量等に応じて、選択的に補
助パッドを取り付けることができる。
【0135】しかも、補助パッド取り付け用吸収性物品
の身体側面には補助パッドの取り付け位置を案内する案
内要素が形成されていることから、補助パッドを取り付
けることを選択した場合には、着用者はこの案内要素に
従って容易に補助パッドを取り付けることができる。こ
のため、補助パッド取り付け用吸収性物品において好適
な位置に補助パッドを取り付けることが可能となり、体
液のモレ効果の高い衛生用品とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における生理用ナプキンを示す概
略上面図である。
【図2】 図1におけるA−A線により見た断面図であ
る。
【図3】 本実施形態における補助パッドを示す概略上
面図である。
【図4】 図3におけるB−B線により見た断面図であ
る。
【図5】 本実施形態に用いられる生理用ナプキンに補
助パッドを取り付けた状態を示す概略斜視図である。
【図6】 図5におけるC−C線により見た断面図であ
る。
【図7】 生理用ナプキン上に設けられた案内要素の形
態を示す概略上面図である。
【図8】 表面側シートとは異なる色を有する着色シー
トを備えた生理用ナプキンを説明するための説明図であ
る。
【図9】 異なる複数の案内要素が形成された生理用ナ
プキンを示す上面図である。
【図10】 異なる複数の案内要素が形成されたウイン
グ付き生理用ナプキンを示す上面図である。
【図11】 断面が三角形状の補助パッドを示す概略斜
視図である。
【図12】 補助パッドの身体側面に粘着剤が塗布され
た状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1、30、40、50、60、70 生理用ナプキン 2、82、92 補助パッド 11、51 表面側シート 12 裏面側シート 13、53 吸収体(生理用ナプキン) 14 粘着剤(生理用ナプキンの下着固定用) 15 圧搾溝 21 カバーシート 23 吸収体(補助パッド) 24、94 粘着剤(補助パッドの生理用ナプキン取付
用) 26 切れ目線 35、45、65、75 案内要素 55 着色シート 77 ウイング 98 粘着剤(肌貼り付け用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八巻 孝一 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−7 ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 (72)発明者 野田 祐樹 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−7 ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 Fターム(参考) 4C003 AA04 BA03 EA02 EA04 HA05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収性物品の体液吸収能等の補助を行う
    補助パッドを取り付けるための吸収性物品であって、 着用者が着用する際に当該着用者の身体側に向く身体側
    面に、前記補助パッドの取り付け位置を案内する案内要
    素が具備されていることを特徴とする補助パッド取り付
    け用吸収性物品。
  2. 【請求項2】 前記案内要素は、前記補助パッド取り付
    け用吸収性物品上で長手方向の中心線を対称軸とした線
    対称に設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    補助パッド取り付け用吸収性物品。
  3. 【請求項3】 前記案内要素は、前記補助パッド取り付
    け用吸収性物品上で長手方向の中心線を長径とした楕円
    形形状の連続線又は断続線であることを特徴とする請求
    項1又は2記載の補助パッド取り付け用吸収性物品。
  4. 【請求項4】 前記案内要素は、前記補助パッド取り付
    け用吸収性物品の身体側面に形成された圧搾線、圧搾
    溝、着色シート又は印刷シートから成ることを特徴とす
    る請求項1から3いずれか記載の補助パッド取り付け用
    吸収性物品。
  5. 【請求項5】 前記案内要素は、複数個具備されてお
    り、 前記補助パッド取り付け用吸収性物品の身体側面に形成
    された圧搾線、圧搾溝、着色シート、印刷シートから成
    る群から選ばれる同種のもの、若しくは前記群より選ば
    れる一以上のものであって異種のもの同士が組み合わさ
    れたもの、であることを特徴とする請求項1から3いず
    れか記載の補助パッド取り付け用吸収性物品。
  6. 【請求項6】 前記圧搾線の幅寸法は、1.0〜5.0
    mmであることを特徴とする請求項4又は5記載の補助
    パッド取り付け用吸収性物品。
  7. 【請求項7】 前記圧搾溝における凹部の間隔寸法は、
    0.5〜1.5mmであり、凸部の間隔寸法は0.5〜
    1.5mmであることを特徴とする請求項4又は5記載
    の補助パッド取り付け用吸収性物品。
  8. 【請求項8】 前記着色シートは、補助パッド取り付け
    用吸収性物品に視認可能に内包されていることを特徴と
    する請求項4又は5記載の補助パッド取り付け用吸収性
    物品。
  9. 【請求項9】 請求項1から8記載の補助パッド取り付
    け用吸収性物品に取り付ける補助パッドであって、 前記補助パッド取り付け用吸収性物品が具備する案内要
    素に対応する被案内要素を有することを特徴とする補助
    パッド。
  10. 【請求項10】 前記補助パッドは、帯状若しくは平坦
    状の補助パッドであることを特徴とする請求項9記載の
    補助パッド。
  11. 【請求項11】 前記平坦状の補助パッドは、補助パッ
    ド取り付け用吸収性物品が具備する案内要素と当該案内
    要素に対応する前記平坦状の補助パッドが具備する被案
    内要素とをそれぞれ合致させた場合に、平坦状の補助パ
    ッドに余剰ができるように当該補助パッドの大きさが設
    定されており、使用の際に折り曲げられて前記補助パッ
    ド取り付け用吸収性物品に取り付けられるものであるこ
    とを特徴とする請求項10記載の補助パッド。
  12. 【請求項12】 前記平坦状の補助パッドは、折り曲げ
    位置を指示する折り曲げ誘導要素を有することを特徴と
    する請求項11記載の補助パッド。
  13. 【請求項13】 前記補助パッドは肌当接面に粘着剤が
    塗布されていることを特徴とする請求項9から12いず
    れか記載の補助パッド
  14. 【請求項14】 請求項1から8記載の補助パッド取り
    付け用吸収性物品と、 前記補助パッド取り付け用吸収性物品が具備する案内要
    素に対応する被案内要素を有する補助パッドと、から成
    り、 前記補助パッド取り付け用吸収性物品及び前記補助パッ
    ドは、それ自体独立して使用することができるものであ
    ると同時に、両者を自由に組み合わせて使用できるもの
    である衛生用品。
  15. 【請求項15】 前記補助パッドは、体液吸収能が異な
    る複数のものから成り、前記案内要素は、前記補助パッ
    ドの数に応じて設けられていることを特徴とする請求項
    14記載の衛生用品。
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