JP2016189855A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収性物品の着用時において、吸収体の折り曲げ部分の面形状が崩れることを抑制して良好なフィット性を実現する。【解決手段】互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有する吸収性物品であって、液吸収性の吸収体と、前記厚さ方向の肌側から前記吸収体を覆うトップシートと、前記厚さ方向の非肌側から前記吸収体を覆うバックシートと、を有し、前記吸収体は、前記厚さ方向の肌側に突出して折れ曲がるように誘導する折り誘導線を前記長手方向に沿って有し、前記折り誘導線の前記幅方向の両側にそれぞれ前記吸収体の厚さ以下の幅を有する折り曲げ誘導領域が形成され、前記吸収体と前記トップシートとは前記長手方向に沿った線状圧搾部によって接合されており、前記バックシートは、前記厚さ方向の非肌側に接着剤が塗布された領域である粘着部を有し、少なくとも前記長手方向の中央部において、前記折り曲げ誘導領域及び前記線状圧搾部は、前記粘着部と重複する領域に形成されていない【選択図】図7

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
経血などの排泄液を吸収する吸収性物品として生理用ナプキンが知られている。同ナプキンは、互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有している。また、同ナプキンは、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に、液体吸収性繊維を主材とする吸収体を有している。このような生理用ナプキンの例として、特許文献1には、使用者の臀裂部分と当接する部分において、吸収体を折り曲げて上向きに隆起させることにより、当該臀裂部分に対するフィット性を良好にする吸収性物品が開示されている。
特表2010−227286号
特許文献1に記載された吸収性物品では、上向きに隆起する部分の裏面側に接着部が形成されており、吸収体の表面を折り曲げて山状に隆起させた後に裏面側の接着部によって折り線部を接着固定することで、山折り状態を維持している。しかし、このような構成では接着部によって固定されていない部分に歪が生じやすく、隆起部分を形成する面が変形して当該隆起部の形状が崩れてしまうおそれがある。また、隆起部の上端部(すなわち吸収体の折り目が形成されている部分)が接着固定されているため、接着された部分が固くなって使用者に違和感を生じさせやすい。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、吸収性物品を着用する際に、吸収体の折り曲げ部分の面形状が崩れることを抑制して良好なフィット性を実現することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有する吸収性物品であって、液吸収性の吸収体と、前記厚さ方向の肌側から前記吸収体を覆うトップシートと、前記厚さ方向の非肌側から前記吸収体を覆うバックシートと、を有し、前記吸収体は、前記厚さ方向の肌側に突出して折れ曲がるように誘導する折り誘導線を前記長手方向に沿って有し、前記折り誘導線の前記幅方向の両側にそれぞれ前記吸収体の厚さ以下の幅を有する折り曲げ誘導領域が形成され、前記吸収体と前記トップシートとは前記長手方向に沿った線状圧搾部によって接合されており、前記バックシートは、前記厚さ方向の非肌側に接着剤が塗布された領域である粘着部を有し、少なくとも前記長手方向の中央部において、前記折り曲げ誘導領域及び前記線状圧搾部は、前記粘着部と重複する領域に形成されていない、ことを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、吸収性物品の着用時において、吸収体の折り曲げ部分の面形状が崩れることを抑制して良好なフィット性を実現することができる。
生理用ナプキン1を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。 生理用ナプキン1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。 図1中のA−A矢視で示す概略断面である。 吸収体10を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。 ナプキン1の使用態様について説明する図である。 図6Aは、吸収体10を折り誘導線15に沿って折り曲げたときの状態について説明する概略断面図である。図6Bは、図6Aの状態から吸収体10を平面状に伸ばしたときの状態について説明する概略断面図である。 折り曲げ誘導領域15GA及び線状圧搾部EL20と粘着部40との関係を表す図である。 図8A及び図8Bは、アンカリングが生じる原理について説明する図である。 ウイング部20w,30wを折り返した状態における、折り曲げ誘導領域15GA及び線状圧搾部EL20とウイング粘着部40wとの関係を表す図である。 図9のB−B矢視で示す断面について、ナプキン1を下着に固定したときの状態について示す図である。 ウイング部20w,30wを吸収体10の幅方向端縁部に沿って折り返した状態における、折り曲げ誘導領域15GA及び線状圧搾部EL20とウイング粘着部40wとの関係を表す図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有する吸収性物品であって、液吸収性の吸収体と、前記厚さ方向の肌側から前記吸収体を覆うトップシートと、前記厚さ方向の非肌側から前記吸収体を覆うバックシートと、を有し、前記吸収体は、前記厚さ方向の肌側に突出して折れ曲がるように誘導する折り誘導線を前記長手方向に沿って有し、前記折り誘導線の前記幅方向の両側にそれぞれ前記吸収体の厚さ以下の幅を有する折り曲げ誘導領域が形成され、前記吸収体と前記トップシートとは前記長手方向に沿った線状圧搾部によって接合されており、前記バックシートは、前記厚さ方向の非肌側に接着剤が塗布された領域である粘着部を有し、少なくとも前記長手方向の中央部において、前記折り曲げ誘導領域及び前記線状圧搾部は、前記粘着部と重複する領域に形成されていない、ことを特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、吸収体で粘着部を介して下着と接着された部分の剛性が高くなって平面形状を維持しやすくなる。そして、粘着部によって接着された平面形状を有する部分(すなわち平面部分)に線状圧搾部が重複しないようにすることで、当該平面部分に折り曲げの起点ができてしまうことを抑制できる。また、当該平面部分が折り曲げ誘導領域と重複しないようにすることで、折り誘導線に沿った吸収体の変形を阻害しにくくなる。これらにより、吸収性物品の着用時において、吸収体の折り曲げ部分の平面形状が崩れることを抑制して良好なフィット性を実現することができる。
かかる吸収性物品であって、前記バックシートから前記幅方向の外側に延出して下着に固定されるウイング部を有し、前記ウイング部の前記厚さ方向の非肌側には、前記接着剤が塗布された領域であるウイング粘着部が形成されており、前記長手方向の中央部は、前記長手方向においてウイング粘着部が形成されている領域である、ことが望ましい。
かかる吸収性物品であって、前記吸収体は、前記折り誘導線に沿って前記厚さ方向の肌側に突出して折れ曲がっている、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、折り誘導線に沿った折り癖を吸収体に付けることができる。吸収性物品を着用する際には、当該折り癖によって吸収体が厚さ方向(肌側)に突出して折れ曲がりやすくなるので、使用者に良好なフィット感を与えやすくなる。
このような吸収性物品によれば、ウイング粘着部が形成されている領域、すなわち、使用者の膣口と当接する領域において、吸収体が折り誘導線に沿って肌側に突出して折れ曲がった形状を維持しやすくなる。これにより、膣口付近において使用者に良好なフィット感を与えることができる。
かかる吸収性物品であって、前記バックシートの前記厚さ方向の非肌側で、前記幅方向の両端に設けられた1対の前記ウイング粘着部の間には、前記接着剤が塗布された領域である本体粘着部が形成されており、前記ウイング部を前記幅方向の中央側へ折り返したときに、前記ウイング粘着部のうち少なくとも一部の領域が、前記本体粘着部と重複する、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、ウイング粘着部と本体粘着部とが重複した領域で厚さ方向に下着を挟み込んで固定することにより、当該重複した領域の剛性をより高くすることができる。これにより、重複した領域の平面形状が維持されやすくなり、吸収体の折れ曲がり形状がより崩れにくくなる。
かかる吸収性物品であって、前記ウイング部を前記吸収体の前記幅方向の端縁部に沿って前記幅方向の中央側へ折り返したときに、前記ウイング粘着部と前記折り曲げ誘導領域とが重複しない、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、ウイング粘着部を介して折り曲げ誘導領域とウイング部とが接着されず、折り曲げ誘導領域の剛性が高くなってしまうことが抑制される。これにより、吸収性物品の着用時において、吸収体が折り誘導線に沿った折れ曲がり変形することが阻害されにくくなる。
かかる吸収性物品であって、前記線状圧搾部は、前記長手方向の中央部よりも外側において分断された箇所を有し、前記線状圧搾部が分断された箇所と前記本体粘着部とが重複している、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、前記線状圧搾部を分断することによって長手方向の中央部と長手方向の前後(外側)部分とで吸収体に作用する力を変化させやすくなる。また、前記線状圧搾部が分断された箇所が粘着部を介して下着と接合されることにより、線状圧搾部に沿って長手方向に伝播する力の一部が分断箇所を超えて伝達されるので、使用者の身体の動きに連動する下着の動きに吸収体が追従しやすくなる。これにより、吸収体に形成されている折り曲げ形状が崩れてしまうことが抑制される。
かかる吸収性物品であって、前記吸収体と前記トップシートとは複数の点状圧搾部によって接合されており、複数の前記点状圧搾部のうち、前記幅方向の最も内側に配置されている前記点状圧搾部の位置は、前記本体粘着部の前記幅方向の内側端部の位置よりも前記幅方向の内側である、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、幅方向において粘着部によって吸収体が下着に固定されている領域よりも点状圧搾部が形成されている領域が広いため、当該点状圧搾部が形成されている領域の平面形状が保たれやすくなり、吸収体の折れ曲がり形状がより崩れにくくなる。なお、本体粘着部が幅方向中央部の付近に形成されると吸収体を折り曲げたときに裏面側に生じる突出部と接触するおそれがあるが、点状圧搾部の形成位置にはそのような制約は無いため、本体粘着部よりも幅方向中央部の近くに配置することが可能である。
かかる吸収性物品であって、複数の前記点状圧搾部が前記長手方向に沿って並ぶことにより、複数の列が形成されており、複数の前記列のうち、前記幅方向の最も内側に配置されている前記列の位置は、前記本体粘着部の前記幅方向の内側端部の位置よりも前記幅方向の内側である、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、幅方向のなるべく広い領域に点状圧搾部が形成されることにより、吸収体の剛性をより高くすることが可能となる。その際、点状圧搾部が列状に配置されることにより、当該点状圧搾部の列が形成された領域を平面形状に保ちやすくなり、吸収体の折れ曲がり形状がより崩れにくくなる。
かかる吸収性物品であって、複数の前記点状圧搾部が等間隔で配置されている、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、吸収体とトップシートとの接合強度が均一になりやすく、吸収体の剛性が一定になりやすい。これにより、吸収体に折り癖をつけることが容易になり、折り誘導線に沿った良好な折れ曲がり形状を形成しやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収体の単位面積当たりの質量が均一である、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、吸収体の目付量を均一にすることで、吸収性物品の装着時において、下着を引き上げる際に吸収体の表面に歪等が生じにくくなるため、折り誘導線に沿った良好な折れ曲がり形状を形成しやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収体の厚さは3mm以下である、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、吸収体が薄く形成されるため、折り誘導線に沿って容易に折り曲げることができるようになる。また、薄型であるため、折り曲げた状態から平面状態に戻ろうとする力が小さく、折れ曲がり部の形状が維持されやすくなる。
===実施形態===
<生理用ナプキンの構成>
本実施形態に係る吸収性物品の一例として生理用ナプキン1(以下、単にナプキン1とも呼ぶ)について説明する。なお、以下の説明では吸収性物品の例として生理用ナプキンについて説明するが、本実施形態の吸収性物品には、所謂おりものシート(例えばパンティライナー)等も含まれており、生理用ナプキンに限定されるものではない。
図1は、生理用ナプキン1を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。図2は生理用ナプキン1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。図3は、図1中のA−A矢視で示す概略断面である。また、以下の説明では、図1〜図3に示すように、各方向を定義する。すなわち、ナプキン1の製品長手方向に沿った「長手方向」と、ナプキン1の製品短手方向に沿って長手方向と直交する「幅方向」と、長手方向及び幅方向とそれぞれ直交する「厚さ方向」と、を定義する。長手方向は、ナプキン1の使用時において使用者の腹側となる方向である「前側」と、使用者の背側となる方向である「後側」とを有する。厚さ方向は、ナプキン1の着用時に着用者の肌と当接する側(図3において上側)である「肌側」と、その逆側(図3において下側)である「非肌側」とを有する。
ナプキン1は、平面視縦長形状のシート状部材であり、液透過性のトップシート20と、液吸収性の吸収体10と、液不透過性のバックシート30とが厚さ方向の肌側から非肌側へと順に積層されて形成されている(図3参照)。そして、これら各部材20,10,30は、それぞれ、厚さ方向に隣接する部材と、ホットメルト接着剤等の接着剤HMAで接合されている。なお、同接着剤HMAの塗布パターンとしては、Ωパターンやスパイラルパターン、ストライプパターン等を例示できる。
トップシート20及びバックシート30の平面形状は互いに同形状であり、かつ、その平面サイズは吸収体10の平面サイズよりも大きくされている。そして、図1及び図2に示されるように、これら両シート20,30の外周縁部20e,30e同士が接着又は溶着で接合されることにより、これら両シート20,30同士の間に吸収体10が保持されている。また、トップシート20及びバックシート30の長手方向の略中央部が幅方向の外側に延出することにより、ナプキン1を下着(不図示)に載置固定する際に供される固定部であるウイング部20w,30wが形成されている。
吸収体10は、吸収性コア11と肌側シート12と非肌側シート13とを有する。吸収性コア11は、経血等の液体(排泄液)を吸収して保持する部材である。吸収性コア11は、液体吸収性繊維であるセルロース系吸水性繊維と、熱可塑性樹脂繊維とを有し、これらの繊維同士が互いに混合した状態で、図1の破線で示されるように平面視縦長形状に成形されている。液体吸収性繊維としては、例えばパルプ繊維等が使用される。熱可塑性樹脂繊維としては、例えば鞘がポリエチレン(PE)で芯がポリエチレンテレフタレート(PET)の所謂鞘芯構造の複合繊維等が使用される。また、液体吸収性繊維に加えて液体吸収性粒状物の一例として高吸収性ポリマー(所謂SAP)等が使用されるのであっても良い。
肌側シート12は、吸収性コア11と平面形状が略同形のシート部材であり、吸収性コア11の肌側面を覆うようにして接着剤HMAによって接合されている(図3参照)。肌側シート12は、エアスルー不織布等、液透過性に優れた柔軟なシートが用いられる。但し、他の種類の不織布やティッシュペーパー等が使用されるのであっても良い。非肌側シート13は、吸収性コア11と平面形状が略同形のシート部材であり、吸収性コア11の非肌側面を覆うようにして接着剤HMAによって接合されている(図3参照)。非肌側シート13は、SMS(スパンボンド/メルトブローン/スパンボンド)不織布等の柔軟なシートが用いられる。但し、他の種類の不織布やティッシュペーパー等が使用されるのであっても良い。
図4は、吸収体10を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。吸収体10には、同図4に示されるように、複数の吸収体点状圧搾部ED10が非肌側から圧搾形成されている。吸収体点状圧搾部ED10は、非肌側シート13と吸収体10と肌側シート12とを厚さ方向に一緒に圧搾することによって形成されており、これにより、吸収体10の剛性が高められていている。なお、ここで言う「点状」は、或る点の周囲に形成される領域を含むものであり、吸収体点状圧搾部ED10は、所定の形状及び面積を有する。図4において、吸収体点状圧搾部ED10の平面形状は直径1.2mm程度の円形であり、千鳥状の配置パターンとされているが、何等これに限らない。本実施形態の吸収体10は、吸収体点状圧搾部ED10によって非肌側シート13と吸収体10と肌側シート12とが接合された状態で、厚さが3mm以下、望ましくは2mm以下となるように形成される、所謂薄型の吸収体である。
図4に示すように、吸収体10には、幅方向の中央位置において長手方向に沿った折り誘導線15が形成されている。折り誘導線15は、長手方向に一直線に延びつつ同長手方向の全長に亘って形成されていて、吸収体10は当該折り誘導線15を基点として厚さ方向の肌側に突出して折れ曲がるように誘導される。実際に、吸収体10は、製造段階において折り誘導線15に沿って一旦折り曲げられた後、平面形状に戻された状態でトップシート20及びバックシート30と接合され、ナプキン1が形成される。すなわち、吸収体10には折り誘導線15に沿った折り癖がつけられている。なお、吸収体10を折り曲げやすくするように、折り誘導線15がスリット状の溝によって形成されていたり、吸収体10の表面にエンボス加工を施すことによって形成されていたりしても良い。また、折り誘導線15を挟んだ幅方向両側の領域(図4の斜線で表示されている領域)には、折り曲げ誘導領域15GAが形成されている。折り曲げ誘導領域15GAの詳細については後で説明する。
トップシート20は、ナプキン1の使用時において使用者の肌と当接する部材であり、経血等の液体を厚さ方向の肌側から非肌側に透過させ、吸収体10に移動させる。トップシート20は、エアスルー不織布等の適宜な不織布によって形成されているが、液透過性の柔軟なシートであれば、これ以外のシートが用いられても良い。
図1に示すように、トップシート20の肌側面には、肌側から複数の圧搾部E,E…が形成されており、これにより、トップシート20と吸収体10とが一緒に厚さ方向に圧搾されて接合一体化されている。本実施形態のトップシート20では、かかる圧搾部Eとして、線状圧搾部EL20と、点状圧搾部ED20とが形成されている。線状圧搾部EL20は、吸収体10の外周縁部に沿って複数連なって形成されていて、これにより、全体として長手方向に長い略環状をなしている。一方、点状圧搾部ED20は、線状圧搾部EL20がトップシート20上に区画する略閉じた領域内に離散的に形成されている。この点状圧搾部ED20は、上述した吸収体点状圧搾部ED10と同様、或る形状及び面積を有して形成される。図1において、点状圧搾部ED20は円形として示されているが、円形に限られるものではない。
バックシート30は、ナプキン1の使用時においてトップシート20を透過して吸収体10によって吸収された液体が下着等の着衣側(非肌側)に染み出すことを抑制する。
バックシート30は、ポリエチレン(PE)等の適宜な樹脂フィルムによって形成されているが、液不透過性の柔軟なシートであれば、これ以外のシートが用いられても良い。
図2に示されるように、バックシート30の非肌側面には、ナプキン1の使用時においてナプキン1を下着等に貼付して固定するための粘着部40が形成されている。粘着部40は、バックシート30のウイング部30wの非肌側面に略矩形状に形成される1対のウイング粘着部40wと、1対のウイング粘着部40wの幅方向の間の部分に形成される本体粘着部40cとを有する。本体粘着部40cは、例えば図2のように、バックシート30と吸収体10とが重複する部分で長手方向に沿った複数の帯状の領域に適宜な接着剤HMAを塗布することにより形成されている。ナプキン1を使用する際は、本体粘着部40cを下着の股下部(クロッチ部)内側に貼付した状態で下着ごとナプキン1を装着することで、使用者の身体に対して吸収体10の位置がずれないようにする。同様に、ウイング粘着部40wは、ウイング部30wが形成されている領域に適宜な接着剤HMAを塗布することにより例えば略矩形状に形成される。ナプキン1を使用する際は、ウイング部30w(20w)を非肌側に折り曲げつつ幅方向中央側に折り返し、ウイング粘着部40wを下着の股下部外側に貼付する。これにより、本体粘着部40cとウイング粘着部40wとで下着の股下部を挟み込むようにしてナプキン1が固定され、使用時の位置ずれ等を抑制することができる。
<ナプキン1の使用時について>
続いて、ナプキン1の使用時の態様について説明する。図5は、ナプキン1の使用態様について説明する図である。
使用者がナプキン1を装着する際には、ナプキン1を下着の股下部(クロッチ部)に固定した状態で、下着を使用者の股間201K側に引き上げる動作を行う。このとき、図5の状態Aで表されるようにナプキン1は、吸収体10に設けられた折り誘導線15に沿って肌側に突出するように折れ曲がる。そして、ナプキン1が使用者の股間201Kに装着された状態では、図5の状態Bで表されるように、折り誘導線15に沿って肌側に突出した折れ曲がり部が、膣口等の排泄口201Heが存在する隙間に接しやすくなる。これにより、使用者に良好なフィット性を感じさせると共に、経血等の排泄液を漏れなく吸収体10に吸収させやすくすることができる。
しかしながら、ナプキン1を着用する動作中には様々な力が作用するため、吸収体10が図5の状態Aに示されるような良好な山型の折れ曲がり形状を維持できなくなるおそれがある。例えば、下着を引き上げる動作において使用者の両脚に挟まれることにより、吸収体10が幅方向内側に圧縮される場合がある。このような場合、吸収体10で折り誘導線15を挟んだ両側の平面形状を有する部分(すなわち、図5の状態Aにおける三角形の辺の部分)に曲げの起点が発生し、山型の折れ曲がり形状が崩れてしまうおそれがある。特に、本実施形態の吸収体10には曲げの起点となりやすい線状圧搾部EL20が形成されているため、当該線状圧搾部EL20によって吸収体10の良好な折れ曲がり形状が崩れないようにする必要がある。
そこで本実施形態では、ナプキン1を下着に固定する粘着部40の配置を調整することにより、吸収体10の剛性に加えて下着の剛性を利用して吸収体10が平面形状を維持しやすいようにしている。その際、吸収体10が折り誘導線15に沿って肌側に突出して折れ曲がる変形を阻害しないように粘着部40の配置が調整される。以下、吸収体10(ナプキン1)の折れ曲がり形状と粘着部40の配置との関係について説明する。
図6Aは、吸収体10を折り誘導線15に沿って折り曲げたときの状態について説明する概略断面図である。図6Bは、図6Aの状態から吸収体10を平面状に伸ばしたときの状態について説明する概略断面図である。
上述したように吸収体10は製造工程において、折り誘導線15に沿って一旦折り曲げられることにより、図6Aに示されるような折り曲げ部が形成される。この折り曲げ部では、折り誘導線15の位置で吸収体10の肌側表面が厚さ方向の肌側に突出した状態となる。また、吸収体10の非肌側表面では、折り誘導線15の部分(幅方向の中央部)が幅方向の内側に圧縮されることから、一部が非肌側に突出した凸部15bが形成される。そして、折り誘導線15を中心とした幅方向の所定の領域に折り癖がつけられる。本明細書中では、この領域を折り曲げ誘導領域15GAとする。折り曲げ誘導領域15GAは、折り誘導線15の幅方向の両側にそれぞれ吸収体10の厚さ以下の幅を有するように形成される。すなわち、吸収体10の厚さをtとすると、折り曲げ誘導領域15GAは折り誘導線15を中心として幅方向に最大で2tの幅を有する領域である。
吸収体10を折り誘導線15に沿って折り曲げた後、折り曲げられた部分を伸ばすと、吸収体10は完全な平面には戻らず、図6Bに示されるように折り曲げ誘導領域15GAの部分に形成された折り癖によって、折り誘導線15に沿って厚さ方向の肌側に突出して折れ曲がった状態がわずかに残る。その後、図6Bのように伸ばされた状態の吸収体10は、トップシート20及びバックシート30によって厚さ方向に覆われて(図3参照)、ナプキン1が形成される。ナプキン1の着用時には、当該折り曲げ誘導領域15GAによって吸収体10(ナプキン1)が肌側に突出して折れ曲がりやすくなり、図5の状態Aのように変形する。
本実施形態では、この折り曲げ誘導領域15GAと重複しないように粘着部40が配置される。さらに、粘着部40は、曲げの起点となりやすい線状圧搾部EL20とも重複しないように配置される。これにより、ナプキン1の着用時において吸収体10の良好な折れ曲がり形状を維持しやすくすることができる。図7は、折り曲げ誘導領域15GA及び線状圧搾部EL20と粘着部40との関係を表す図である。
同図7の網掛け表示部で示されるように、粘着部40のうち本体粘着部40cは、ナプキン1の長手方向中央部において、折り曲げ誘導領域15GAと線状圧搾部EL20との間(幅方向の間)の領域に形成されている。また、粘着部40のうちウイング粘着部40wは、線状圧搾部EL20よりも幅方向の外側に形成されている。すなわち、少なくとも長手方向の中央部において、線状圧搾部EL20及び折り曲げ誘導領域15GAは、粘着部40と重複する領域に形成されていない。なお、「長手方向の中央部」とは、ナプキン1でウイング部20w,30wが形成されている領域である。さらに言うと、ウイング部20w,30wのうち、長手方向においてウイング粘着部40wが形成されている領域である(図7参照)。
上述したように本体粘着部40cは、ナプキン1の着用時に下着の股下部(クロッチ部)に貼付されることにより、ナプキン1(吸収体10)の位置を固定する。本体粘着部40cが下着に貼付された状態では下着の生地と吸収体10とが一体的となるので、吸収体10で本体粘着部40cが形成されている部分の剛性は他の部分の剛性よりも高くなる。そのため、本体粘着部40cが形成されている領域は平面形状を維持しやすく、ナプキン1を着用する動作において、図5の状態Aで示されるような山型の折れ曲がり形状を維持しやすくなる。
一方で、このような剛性が高い平面領域に連続した線状の圧搾部が形成されていると、当該線状圧搾部が関節のように作用して、吸収体10は線状圧搾部を起点として折れ曲がりを生じやすくなる。そこで本実施形態では、本体粘着部40cと線状圧搾部EL20とが重複しないようにすることで、吸収体10及び下着が一体となっている領域(すなわち本体粘着部40cによって接合されている領域)の平面形状を維持しやすくしている。これにより、吸収体10に形成されている山型の折れ曲がり形状が崩れにくくなる。
また、本体粘着部40cが下着に貼付されている領域の剛性が高くなることから、仮に本体粘着部40cが折り曲げ誘導領域15GAと重複していると、折り誘導線15に沿った吸収体10の折れ曲がり変形が阻害されやすくなる。そこで本実施形態では、本体粘着部40cと折り曲げ誘導領域15GAとが重複しないようにすることで、ナプキン1の着用時において吸収体10が折り誘導線15に沿って折れ曲がりやすくなるようにしている。これにより、良好な山型の折れ曲がり形状が形成されやすくなり、ナプキン1のフィット性を向上させることができる。
特に、ウイング粘着部40wによって下着に固定される位置(すなわち、長手方向において使用者の膣口と当接する位置)において、線状圧搾部EL20及び折り曲げ誘導領域15GAと、粘着部40とが重複しないようにすることで、使用者の膣口と当接する領域におけるフィット性を向上させることができる。
なお、図6Aで説明したように、吸収体10が折れ曲がると、吸収体10の幅方向中央部において非肌側面の一部が厚さ方向の非肌側に突出した凸部15bが形成される場合がある。この凸部15bと吸収体10の非肌側面の他の部分とが本体粘着部40cによって接着されると、当該接着された部分が固くなる。すると、吸収体10の山型形状の上端部が固くなるため、使用者に違和感生じさせやすくなるおそれがある。しかし、この凸部15bが吸収体10の厚さtよりも大きく形成されることはないので、折り曲げ誘導領域15GAの幅が2tであれば、凸部15bは必ず折り曲げ誘導領域15GAの領域内に形成される。したがって、本実施形態において本体粘着部40cと折り曲げ誘導領域15GAとが重複していなければ、凸部15bと本体粘着部40cとが接触する可能性は低く、上述のような問題は生じない。但し、折り曲げ誘導領域15GAの幅が2tよりも狭い場合もあるため、凸部15bと本体粘着部40cとの接触を回避するためには、本体粘着部40cがなるべく幅方向の中央から離れた位置に形成されることが望ましい。
また、粘着部40と線状圧搾部EL20とが重複しないようにすることで、使用後のナプキン1を下着から取り外す際に、粘着部40を形成する接着剤HMAが下着に残ってしまうこと(以下、アンカリングとも言う)を抑制することができる。図8A及び図8Bは、アンカリングが生じる原理について説明する図である。なお、図8A及び図8Bでは、説明のため、粘着部40と線状圧搾部EL20とが重複する場合について表している。
線状圧搾部EL20は、厚さ方向の肌側(すなわちトップシート20側)から吸収体10が圧搾されることによって形成され、図8Aのように吸収体10の肌側には深い開口Hfが形成される。一方、吸収体10が厚さ方向に圧縮される影響により、非肌側にも開口Hfよりも浅い開口Hbが形成される場合がある。この状態で、線状圧搾部EL20と重複して粘着部40が設けられると、図8Aのように非肌側の開口Hbによって吸収体10(バックシート30)と粘着部40との間には空間Hbsが形成される。そして、ナプキン1を使用する際には、粘着部40を介してナプキン1の非肌面側が下着に貼付される。
ナプキン1の使用後に該ナプキン1を下着から取り外す際には、ナプキン1を肌側に引っ張って粘着部40を下着から引き剥がす。粘着部40と下着との接着力は、粘着部40とバックシート30との接着力よりも弱いため、通常、粘着部40はバックシート30と共に下着から離脱する。しかし、空間Hbsが形成されていた場合、当該空間Hbsの部分では粘着部40がバックシート30と接着されていないため、図8Bのように粘着部40の一部40hbは下着と接着された状態が維持される。これにより、粘着部40の一部40hbが下着側に残される(アンカリング)。
これに対して、本実施形態では、粘着部40と線状圧搾部EL20とが重複していないので、図8Aにおける空間Hbsが形成されない。したがって、粘着部40を形成する接着剤HMAの一部(図8Bにおける40hbに相当する部分)が下着側に残ってしまうことが抑制される。
ところで、実際にナプキン1を使用する際には、ウイング部20w,30wを幅方向の中央側へ折り返して下着の股下部外側(クロッチ部の非肌側)にウイング粘着部40wを貼付する(図10参照)ことによってナプキン1を下着に固定する。本実施形態のナプキン1では、このウイング粘着部40wによって、折り誘導線15に沿った山型の折れ曲がり形状がより崩れにくくなるようにしている。
図9は、ウイング部20w,30wを折り返した状態における、折り曲げ誘導領域15GA及び線状圧搾部EL20とウイング粘着部40wとの関係を表す図である。図10は、図9のB−B矢視で示す断面について、ナプキン1を下着に固定したときの状態について示す図である。図9の太線部で示されるように、ウイング部20w,30wを幅方向の中央側へ折り返すと、ウイング粘着部40wの一部の領域が本体粘着部40cと重複する。この重複した部分では、図10に示されるようにウイング粘着部40w及び本体粘着部40cが厚さ方向について下着を挟み込んだ状態となるため、当該重複した部分では剛性がより高くなる。つまり、少なくとも吸収体10と下着とウイング部20w,30wとからなる3つの層を有することによって当該部分の剛性が高まり、平面形状を維持しやすくなる。これにより、吸収体10の折れ曲がり形状がより崩れにくくなる。
但し、ウイング部20w,30wを幅方向の中央側へ折り返したときにウイング粘着部40wが折り曲げ誘導領域15GAと重複すると、折り曲げ誘導領域15GAの剛性が高くなり、折り誘導線15に沿った吸収体10の折れ曲がり変形が阻害されるおそれがある。そこで、本実施形態ではウイング部20w,30wの折り返し量が最大となった場合でも、ウイング粘着部40wが折り曲げ誘導領域15GAと重複しないようにしている。ここで、ウイング部20w,30wの折り返し量が最大となる場合とは、ウイング部20w,30wを吸収体10の幅方向の端縁部に沿って折り返したときのことを言う。
図11は、ウイング部20w,30wを吸収体10の幅方向端縁部に沿って折り返した状態における、折り曲げ誘導領域15GA及び線状圧搾部EL20とウイング粘着部40wとの関係を表す図である。同図11に示されるように、ウイング部20w,30wの折り返し量が最大となった場合、ウイン部粘着部40は本体粘着部40cと重複する部分を有するが、折り曲げ誘導領域15GAと重複する部分は有していない。これにより、折り曲げ誘導領域15GAの剛性が高くなることが抑制される。したがって、ナプキン1の着用時において、吸収体10の折り誘導線15に沿った折れ曲がり変形が阻害されにくくなる。なお、図11では、ウイング部20w,30wの幅方向端部が折り曲げ誘導領域15GAと重複しているが、ウイング部20w,30w自体も折り曲げ誘導領域15GAと重複しないようにすれば、折り曲げ誘導領域15GAの剛性が高くなることをさらに抑制しやすくなり、吸収体10の折り誘導線15に沿った折れ曲がり変形がより阻害されにくくなる。
また、吸収体10の長手方向の中央部以外の領域では、線状圧搾部EL20と粘着部40とが重複していても良い場合がある。例えば、本実施形態では、図7のR1〜R3で表される領域において、線状圧搾部EL20と粘着部40とが重複している。
図7の領域R1は、長手方向の中央部よりも前側に位置し、当該領域において線状圧搾部EL20は分断されている。同様に、領域R2及び領域R3は、長手方向の中央部分よりも後側に位置し、当該領域において線状圧搾部EL20は分断されている。線状圧搾部EL20が長手方向の中央部よりも外側(R1〜R3)において分断されているのは、長手方向の中央部と長手方向の前後部分とで、吸収体10に作用する力を変化させるためである。例えば、長手方向中央部は使用者の膣口と当接する領域であるため、吸収体10は図5のように肌側に突出して折れ曲がることが望ましい。一方、長手方向の前部は比較的平坦な使用者の腹と当接する領域であるため、吸収体10が長手方向の中央部と同様に折れ曲がると、かえってフィット性が悪化する場合がある。そこで、本実施形態のナプキン1では、線状圧搾部EL20を分断することによって、吸収体10に作用する力を変化させている。
一方、線状圧搾部EL20が完全に分断されている場合、使用者の身体の動きに連動する下着の動きに対して、吸収体10の動きが当該分断箇所を境にして追従できなくなり、吸収体10の折り曲げ形状が崩れてしまうおそれがある。そこで、本実施形態では領域R1〜R3において線状圧搾部EL20が分断された箇所と粘着部40(本体粘着部40c)とを重複させている。これにより、線状圧搾部EL20の分断された箇所が粘着部40を介して下着と接合され、線状圧搾部EL20を伝播する力(例えば、鼠蹊部における股締め力によって発生し、長手方向の中央から前後へ線状圧搾部EL20を伝播する力)の一部が当該分断箇所を超えて伝達されるようになる。したがって、線状圧搾部EL20の分断箇所の前後で吸収体10の動きが下着の動きに追従しやすくなり、折り曲げ形状が崩れてしまうことが抑制される。
また、本実施形態において、点状圧搾部ED20の一部は粘着部40(本体粘着部40c)と重複して配置されている。点状圧搾部ED20は、開口部の大きさが0.5mm〜5mm程度の小さな圧搾部が離散的に形成されたものであるため、線状圧搾部EL20と比較して、吸収体10の折れ曲がりの起点にはなりにくい。したがって、点状圧搾部ED20が粘着部40と重複していたとしても、該点状圧搾部ED20の影響で折り誘導線15に沿った吸収体10の折り曲げ形状が崩れてしまう可能性は低い。逆に、吸収体10の表面に点状圧搾部ED20が等間隔に形成されていれば、吸収体10の剛性が均一になりやすいため、吸収体10に折り癖をつけることが容易になる。本実施形態では、複数の点状圧搾部ED20が長手方向に沿って等間隔に並ぶことにより、列L201〜L205を形成しており、吸収体10が折り誘導線15に沿って山型に折れ曲がる際には、列L201〜L205の形成された領域が平面形状に保たれることにより、吸収体10の折れ曲がり形状が崩れにくくなる。
なお、複数の点状圧搾部ED20のうち、幅方向の最も内側に配置されている列L201に属する点状圧搾部ED20の位置は、本体粘着部40cの幅方向内側端部の位置よりも内側となる(図7参照)。上述したように、吸収体10が折れ曲がる際に折り曲げ誘導領域15GAの非肌側面に突出する凸部15b(図6A参照)と接触させないため、本体粘着部40cは吸収体10の幅方向中央からなるべく離れて形成されることが望ましい。一方、点状圧搾部ED20にはそのような制約は存在しない。したがって、点状圧搾部ED20は本体粘着部40cよりも幅方向の内側まで配置することが可能である。幅方向において下着に固定されている領域よりも点状圧搾部が形成されている領域が広くなるため、平面形状が保たれやすくなり、折れ曲がり形状がより崩れにくくなる。
また、本実施形態では、吸収体10自体の構造が、ナプキン1の着用時に折り誘導線15に沿って肌側に突出して折れ曲がりやすく、また、折れ曲がった状態を維持しやすい構造となっている。具体的に、吸収体10は、全領域において厚さ及び目付量(単位面積当たりの質量)が均一になるように形成されている。特に、点状圧搾部ED20が形成される領域(線状圧搾部EL20によって囲まれる領域)では、目付にムラが生じないように形成されている。当該領域では点状圧搾部ED20が形成されることによって部分的に吸収体10の剛性が変化するため、仮に目付量が不均一であるとその部分に歪等が生じやすくなり、吸収体10の折れ曲がり変形が不安定になるおそれがある。一方、目付量が均一であれば、図5のようにナプキン1の装着時において、下着を引き上げる際に歪等が生じにくくなり、折り誘導線15に沿った良好な変形を阻害しにくい。
そして、上述したように吸収体10は、その厚さtが3mm以下、望ましくは2mm以下となるように形成されている。全体が薄く形成されているため、吸収体10は折り誘導線15に沿って容易に折り曲げることができる。また、薄型であるため、折り曲げた状態から平面状態に戻ろうとする力が大きくなりにくく、肌側に突出して折れ曲がった形状が維持されやすくなる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのは言うまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、吸収性コア11における幅方向の中央位置に折り誘導線15が形成されていたが、何等これに限らない。すなわち、中央位置から若干幅方向にずれた位置に折り誘導線15が形成されていても良い。但し、吸収性コア11やナプキン1は、基本的に幅方向の中央位置に関して対称形状に設計されていることから、望ましくは折り誘導線15を幅方向の中央位置に形成すると良い。
上述の実施形態では、吸収性コア11は肌側シート12と非肌側シート13の二枚のシートで覆われていたが、何等これに限らない。例えば、吸収性コア11の肌側面及び非肌側面を一枚のシートで包むようにして覆っても良い。
上述の実施形態では、トップシート20及びバックシート30が、長手方向中央部の領域において幅方向外側に延出することによって、ウイング部20w,30wが形成されていたが、何等これに限らない。例えば、ウイング部20w,30wを形成する部材とトップシート20,バックシート30を形成する部材とが異なる部材であっても良い。
1 生理用ナプキン(ナプキン)、
10 吸収体、
11 吸収性コア、
12 肌側シート(シート部材)、13 非肌側シート(シート部材)、
15 折り誘導線、15GA 折り曲げ誘導領域、15b 凸部、
20 トップシート、20w ウイング部、20e 外周縁部、
30 バックシート、30w ウイング部、30e 外周縁部、
40 粘着部、40c 本体粘着部、40w ウイング粘着部、
201K 股間、201He 排泄口、
E 圧搾部、
ED10 吸収体点状圧搾部、
ED20 点状圧搾部、
EL20 線状圧搾部、
HMA 接着剤、
L201〜L205 列、
R1〜R3 領域、
t 厚さ(吸収体10)

Claims (11)

  1. 互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有する吸収性物品であって、
    液吸収性の吸収体と、
    前記厚さ方向の肌側から前記吸収体を覆うトップシートと、
    前記厚さ方向の非肌側から前記吸収体を覆うバックシートと、
    を有し、
    前記吸収体は、前記厚さ方向の肌側に突出して折れ曲がるように誘導する折り誘導線を前記長手方向に沿って有し、前記折り誘導線の前記幅方向の両側にそれぞれ前記吸収体の厚さ以下の幅を有する折り曲げ誘導領域が形成され、
    前記吸収体と前記トップシートとは前記長手方向に沿った線状圧搾部によって接合されており、
    前記バックシートは、前記厚さ方向の非肌側に接着剤が塗布された領域である粘着部を有し、
    少なくとも前記長手方向の中央部において、前記折り曲げ誘導領域及び前記線状圧搾部は、前記粘着部と重複する領域に形成されていない、ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収体は、前記折り誘導線に沿って前記厚さ方向の肌側に突出して折れ曲がっている、ことを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項1または2に記載の吸収性物品であって、
    前記バックシートから前記幅方向の外側に延出して下着に固定されるウイング部を有し、
    前記ウイング部の前記厚さ方向の非肌側には、前記接着剤が塗布された領域であるウイング粘着部が形成されており、
    前記長手方向の中央部は、前記長手方向においてウイング粘着部が形成されている領域である、ことを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項3に記載の吸収性物品であって、
    前記バックシートの前記厚さ方向の非肌側で、前記幅方向の両端に設けられた1対の前記ウイング粘着部の間には、前記接着剤が塗布された領域である本体粘着部が形成されており、
    前記ウイング部を前記幅方向の中央側へ折り返したときに、前記ウイング粘着部のうち少なくとも一部の領域が、前記本体粘着部と重複する、ことを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項4に記載の吸収性物品であって、
    前記ウイング部を前記吸収体の前記幅方向の端縁部に沿って前記幅方向の中央側へ折り返したときに、前記ウイング粘着部と前記折り曲げ誘導領域とが重複しない、ことを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項4または5に記載の吸収性物品であって、
    前記線状圧搾部は、前記長手方向の中央部よりも外側において分断された箇所を有し、
    前記線状圧搾部が分断された箇所と前記本体粘着部とが重複している、ことを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記吸収体と前記トップシートとは複数の点状圧搾部によって接合されており、
    複数の前記点状圧搾部のうち、前記幅方向の最も内側に配置されている前記点状圧搾部の位置は、前記本体粘着部の前記幅方向の内側端部の位置よりも前記幅方向の内側である、ことを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項7に記載の吸収性物品であって、
    複数の前記点状圧搾部が前記長手方向に沿って並ぶことにより、複数の列が形成されており、
    複数の前記列のうち、前記幅方向の最も内側に配置されている前記列の位置は、前記本体粘着部の前記幅方向の内側端部の位置よりも前記幅方向の内側である、ことを特徴とする吸収性物品。
  9. 請求項7または8に記載の吸収性物品であって、
    複数の前記点状圧搾部が等間隔で配置されている、ことを特徴とする吸収性物品。
    性物品。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記吸収体の単位面積当たりの質量が均一である、ことを特徴とする吸収性物品。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記吸収体の厚さは3mm以下である、ことを特徴とする吸収性物品。
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