JP2020000664A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好なフィット性を実現可能な吸収性物品(1)を提供することにある。【解決手段】下着に装着して使用され、ウイング部(30)を備え、折り目が幅方向に沿って複数設けられている吸収性物品(1)において、吸収体(10)は、長手方向に延び吸収性物品(1)の幅方向における中心を通る仮想中心線(Y1)を挟んで仮想中心線(Y1)の両側に一対の直線状の曲げ誘導部(14)を備え、一対の曲げ誘導部(14)の幅方向における間隔は、吸収性物品(1)の前側から後側へ向かうほど広くなっており、曲げ誘導部(14)の前端(14a)は、長手方向において、ウイング部(30)の長手方向における中央位置(X2)と中央位置(X2)よりも後側に位置し中央位置(X2)から最も近い折り目(F2)との間に位置することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
下着に装着して使用され、経血などの排泄液を吸収する吸収性物品として生理用ナプキンが知られている。同ナプキンは、互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有している。また、同ナプキンは、トップシートとバックシートとの間に、液体吸収性繊維を主材とする吸収体を有している。
また、このようなナプキンとして、装着者の身体(会陰部等)へのナプキンのフィット性を向上させるために、曲げ誘導部が設けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−95685号公報
特許文献1においては、前記曲げ誘導部として、Y字形状の圧搾(エンボス加工)部が設けられていた。そして、当該圧搾部に誘導されて(を起点として)ナプキンが曲がることにより三角錐型の変形をナプキンに形成するようにしていた。しかしながら、当該ナプキンにおいては、ナプキンのフィット性が不十分であり、液漏れが生じる場合があった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、良好なフィット性を実現可能な吸収性物品を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
下着に装着して使用され、互いに直交する長手方向と幅方向とを有し、吸収体と前記幅方向の両外側に延出したウイング部とを備えた吸収性物品であって、
個別に包装される際に、前記吸収性物品を前記長手方向に折り畳む折り目が前記幅方向に沿って複数設けられている吸収性物品において、
前記吸収体は、前記長手方向に延び前記吸収性物品の前記幅方向における中心を通る仮想中心線を挟んで該仮想中心線の両側に一対の直線状の曲げ誘導部を備え、
一対の前記曲げ誘導部の前記幅方向における間隔は、前記吸収性物品の前側から後側へ向かうほど広くなっており、
前記曲げ誘導部の前端は、前記長手方向において、前記ウイング部の前記長手方向における中央位置と該中央位置よりも後側に位置し前記中央位置から最も近い前記折り目との間に位置することを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、良好なフィット性を実現可能な吸収性物品を提供することができる。
ナプキン1を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。 ナプキン1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。 ナプキン1の概略断面である。 吸収体10を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。 中央側仮想帯状領域10d、一端側仮想帯状領域10e、及び、他端側仮想帯状領域10fを説明するための説明図である。 曲げ誘導部14に対応した仮想帯状領域を説明するための、ナプキン1を厚さ方向の肌側から見た説明図である。 曲げ誘導部14に対応した仮想帯状領域を説明するための、ナプキン1を厚さ方向の非肌側から見た説明図である。 曲げ誘導部14により囲まれる領域に設けられた貫通穴42を示した概略拡大図である。 曲げ誘導部14に誘導されてナプキン1が折れ曲がった様子を示したイメージ図である。 第二実施形態に係るナプキン1を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。 第二実施形態に係るナプキン1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。 第二実施形態に係る吸収体10を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
下着に装着して使用され、互いに直交する長手方向と幅方向とを有し、吸収体と前記幅方向の両外側に延出したウイング部とを備えた吸収性物品であって、
個別に包装される際に、前記吸収性物品を前記長手方向に折り畳む折り目が前記幅方向に沿って複数設けられている吸収性物品において、
前記吸収体は、前記長手方向に延び前記吸収性物品の前記幅方向における中心を通る仮想中心線を挟んで該仮想中心線の両側に一対の直線状の曲げ誘導部を備え、
一対の前記曲げ誘導部の前記幅方向における間隔は、前記吸収性物品の前側から後側へ向かうほど広くなっており、
前記曲げ誘導部の前端は、前記長手方向において、前記ウイング部の前記長手方向における中央位置と該中央位置よりも後側に位置し前記中央位置から最も近い前記折り目との間に位置することを特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、良好なフィット性を実現可能な吸収性物品を提供することが可能となる。
かかる吸収性物品であって、前記曲げ誘導部の誘導部長手方向と直交する直交方向における該曲げ誘導部の幅は、該曲げ誘導部と隣接する前記吸収体の部分の厚み以上であることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、該曲げ誘導部を起点として吸収性物品に谷折りが形成される際に、吸収体同士がぶつかり合うことを適切に防止して、確実に上凸変形を実現することが可能となる。
かかる吸収性物品であって、前記曲げ誘導部を前記後側へ延長した仮想延長線は、前記吸収体の側縁と交わることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、一対の曲げ誘導部の内側の内側領域(上凸変形部分の範囲)が広くなり、会陰部に上凸変形部分をより適切にフィットさせることができるので、より良好なフィット性を実現可能な吸収性物品を提供することが可能となる。
かかる吸収性物品であって、前記長手方向に沿った第一仮想帯状領域であって、該第一仮想帯状領域の前記幅方向における一端及び他端の位置が、一対の前記曲げ誘導部の一方の前記幅方向における一端及び他端の位置と一致する第一仮想帯状領域と、
前記長手方向に沿った第二仮想帯状領域であって、該第二仮想帯状領域の前記幅方向における一端及び他端の位置が、一対の前記曲げ誘導部の他方の前記幅方向における一端及び他端の位置と一致する第二仮想帯状領域の各々には、
前記一方の曲げ誘導部及び前記他方の曲げ誘導部よりも後側において、前記長手方向に延びる線状圧搾部が備えられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、曲げ誘導部よりも後側の吸収性物品の部分がしっかりと面で保たれ(立ち上がった形状が安定的に維持され)、このことによって、一対の曲げ誘導の内側領域(前記上凸変形部分)の立ち上がりを安定させることが可能となる。
かかる吸収性物品であって、前記長手方向に沿った第一仮想帯状領域であって、該第一仮想帯状領域の前記幅方向における一端及び他端の位置が、一対の前記曲げ誘導部の一方の前記幅方向における一端及び他端の位置と一致する第一仮想帯状領域と、
前記長手方向に沿った第二仮想帯状領域であって、該第二仮想帯状領域の前記幅方向における一端及び他端の位置が、一対の前記曲げ誘導部の他方の前記幅方向における一端及び他端の位置と一致する第二仮想帯状領域の各々には、
前記一方の曲げ誘導部及び前記他方の曲げ誘導部よりも後側において、前記下着に前記吸収性物品を装着するための装着部が備えられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、曲げ誘導部よりも後側の吸収性物品の部分がしっかりと面で保たれ(立ち上がった形状が安定的に維持され)、このことによって、一対の曲げ誘導の内側領域(前記上凸変形部分)の立ち上がりを安定させることが可能となる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収体を、前記長手方向に沿った2つの仮想線で、3つの領域幅が等しくなるように3分割することにより定義される中央側仮想帯状領域、一端側仮想帯状領域、及び、他端側仮想帯状領域を備え、
一対の前記曲げ誘導部の後端は、それぞれ、前記一端側仮想帯状領域と前記他端側仮想帯状領域に位置していることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、一対の曲げ誘導部の内側の内側領域(上凸変形部分の範囲)が広くなり、会陰部に上凸変形部分をより適切にフィットさせることができるので、より良好なフィット性を実現可能な吸収性物品を提供することが可能となる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収体の肌側に配置される肌側資材と、前記吸収体の非肌側に配置される非肌側資材と、を有し、
前記肌側資材の前記幅方向における伸度強度は、前記非肌側資材の前記幅方向における伸度強度よりも小さいことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、一対の曲げ誘導部の内側の内側領域をより確実に上凸変形とすることが可能となる。
かかる吸収性物品であって、一対の前記曲げ誘導部よりも前側において、一対の該曲げ誘導部を幅方向に繋ぐ曲げ誘導部である繋ぎ誘導部を有することが望ましい。
このような吸収性物品によれば、より確実に、上凸変形部分が形成され、吸収性物品のフィット性を向上させることが可能となる。
かかる吸収性物品であって、前記繋ぎ誘導部の前端から前記曲げ誘導部の後端までの前記長手方向における長さは、一対の前記曲げ誘導部の一方の幅方向外側端から一対の前記曲げ誘導部の他方の幅方向外側端までの前記幅方向における長さよりも短いことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、上凸変形部分を、全体的になだらかな盛り上がりとするのではなく、会陰部にピンポイントでフィットする盛り上がりとすることが可能となる。
かかる吸収性物品であって、前記長手方向に沿った直線状の曲げ誘導部である長手方向誘導部を有し、
前記長手方向誘導部又は該長手方向誘導部の仮想延長線、一対の前記曲げ誘導部の一方又は該一方の仮想延長線、一対の前記曲げ誘導部の他方又は該他方の仮想延長線は、一点で交わることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、より確実に、上凸変形部分が形成され、吸収性物品のフィット性を向上させることが可能となる。
かかる吸収性物品であって、前記曲げ誘導部の後端よりも後側、かつ、複数の前記折り目のうちの最も後側の折り目よりも前側において、
前記吸収性物品の前側から後側へ向かうほど該吸収性物品の幅が拡がる形状を備えていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、経血の横漏れが生じ難く、また、横漏れが発生する不安感を使用者に生じさせることを抑止することができる。
かかる吸収性物品であって、前記曲げ誘導部の後端は、前記吸収体の前記長手方向における中央位置よりも前側に位置することが望ましい。
このような吸収性物品によれば、上凸変形部分を、全体的になだらかな盛り上がりとするのではなく、会陰部にピンポイントでフィットする盛り上がりとすることが可能となる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収体は、一対の前記曲げ誘導部よりも前側、かつ、前記仮想中心線を挟んで該仮想中心線の両側に、一対の直線状の他の曲げ誘導部を備え、
一対の前記他の曲げ誘導部の前記幅方向における間隔は、前記吸収性物品の前側から後側へ向かうほど広くなっており、
前記他の曲げ誘導部の前端は、前記長手方向において、前記ウイング部の前記長手方向における中央位置よりも前側に位置し、
前記曲げ誘導部の前記仮想中心線に対する傾き角は、前記他の曲げ誘導部の前記仮想中心線に対する傾き角よりも大きいことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、上凸変形部分を会陰部にピンポイントでフィットする盛り上がりとしつつ、経血口から幅方向に移動する経血を他の曲げ誘導部で適切にブロックすることが可能となる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収体は、一対の前記曲げ誘導部よりも前側、かつ、前記仮想中心線を挟んで該仮想中心線の両側に、一対の直線状の他の曲げ誘導部を備え、
一対の前記他の曲げ誘導部の前記幅方向における間隔は、前記吸収性物品の前側から後側へ向かうほど広くなっており、
前記他の曲げ誘導部の前端は、前記長手方向において、前記ウイング部の前記長手方向における中央位置よりも前側に位置し、
前記曲げ誘導部の誘導部長手方向と直交する直交方向における該曲げ誘導部の幅は、前記他の曲げ誘導部の誘導部長手方向と直交する直交方向における該他の曲げ誘導部の幅よりも大きいことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、一対の曲げ誘導部の内側の内側領域に上凸変形部分を確実に形成しつつ、経血口から幅方向に移動し他の曲げ誘導部に至った経血が、当該他の曲げ誘導部を越えて幅方向外側へ漏れてしまうことを抑制することが可能となる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収体の肌側に配置される肌側資材を有し、
前記曲げ誘導部の前端よりも後側かつ前記曲げ誘導部の後端よりも前側であって一対の前記曲げ誘導部の間に、前記肌側資材を貫通し少なくとも前記吸収体まで達する貫通穴が備えられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、曲げ誘導部により囲まれる領域に形成された上凸変形部分が会陰部に適切にフィットした状態で、経血口から会陰部に至った経血を、上凸変形部分に位置する貫通穴を経由させて、適切に吸収体に吸収させることが可能となる。
===本実施の形態に係る生理用ナプキン1について===
ショーツ等の下着に装着して使用される吸収性物品の一例として生理用ナプキン1(以下、単にナプキン1とも呼ぶ)について説明する。
図1は、ナプキン1を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。図2はナプキン1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。図3は、ナプキン1の概略断面である。図4は、吸収体10を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。また、以下の説明では、図1〜図4に示すように、各方向を定義する。すなわち、ナプキン1の製品長手方向に沿った「長手方向」と、ナプキン1の製品短手方向に沿って長手方向と直交する「幅方向」と、長手方向及び幅方向とそれぞれ直交する「厚さ方向」と、を定義する。長手方向は、ナプキン1の使用時において使用者の腹側となる方向である「前側」と、使用者の背側となる方向である「後側」とを有する。厚さ方向は、ナプキン1の着用時に着用者の肌と当接する側(図3において上側)である「肌側」と、その逆側(図3において下側)である「非肌側」とを有する。
ナプキン1は、平面視縦長形状のシート状部材であり、一対のサイドシート2と、トップシート3と、セカンドシート4と、吸収体10と、バックフィルム6と、バックシート5とが厚さ方向の肌側から非肌側へと順に積層されて形成されている(図3参照)。そして、これら各部材2,3,4,10,6,5は、それぞれ、厚さ方向に隣接する部材と、ホットメルト接着剤等の接着剤(不図示)で接合されている。なお、接着剤の塗布パターンとしては、Ωパターンやスパイラルパターン、ストライプパターン等を例示できる。また、ナプキン1は、吸収体10が設けられたナプキン本体部20と、ナプキン本体部20の長手方向中央領域から幅方向の両外側に延出した一対のウイング部30とを有する。また、ナプキン本体部20(ナプキン1)の長手方向における後側(より具体的には、後述する曲げ誘導部14の後端14bよりも後側、かつ、後述する第3折り目F3よりも前側)においては、ナプキン1の前側から後側に向かうほどナプキン1の幅が拡がる形状を備えている。
トップシート3及びバックシート5は、液透過性のシートであり、エアスルー不織布等を例示できる。バックフィルム6は、液不透過性のシートであり、ポリエチレン(PE)の樹脂フィルム等を例示できる。サイドシート2は、液透過性のシートであっても液不透過性のシートであってもよく、トップシート3と同じエアスルー不織布等を例示できる。トップシート3及びバックシート5は、平面サイズが吸収体10よりも大きくされている。そして、図1及び図2に示されるように、サイドシート2及びトップシート3と、バックシート5との外周縁部同士が接着又は溶着で接合されることにより、これらのシート同士の間に吸収体10が保持されている。また、一対のサイドシート2は、トップシート3の幅方向の両側部から幅方向の外側に延出しており、バックシート5と共に一対のウイング部30を形成する。
セカンドシート4は、液透過性のシートであり、トップシート3と同じエアスルー不織布等を例示できる。セカンドシート4は、吸収体10の肌側面上に設けられ、経血等の排泄物の逆戻り防止、排泄物の拡散向上、及びクッション性の向上等の役割を果たす。但しナプキン1がセカンドシート4を有さなくてもよい。
なお、本実施の形態においては、吸収体10の肌側に配置される肌側資材(本実施の形態においては、トップシート3とセカンドシート4)の幅方向における伸度強度(トップシート3とセカンドシート4の伸度強度の合計)は、非肌側資材(本実施の形態においては、バックシート5とバックフィルム6)の幅方向における伸度強度(バックシート5とバックフィルム6の伸度強度の合計)よりも小さくなっている。
なお、肌側資材と非肌側資材の伸度強度の比較(評価)は周知の方法で行えばよい。例えば、吸収性物品(生理用ナプキン)を、有機溶媒を用いて、吸収性コアと肌側資材(トップシート、セカンドシート、コアラップシートを含む。ただし存在しない場合は1枚もしくは2枚のシートとなる)を分離する。この際、肌側資材間を接着している接着剤も溶かすことで分離する。同様の手法で非肌側資材を分離する。そして、有機溶剤が揮発するまで(例えば24時間程度)自然乾燥させる。
なお、かかる際には、表面シート〜吸収体まで圧搾している部分は比較対象から除外される。
肌側資材を長さ50mm、幅25mmに切り、重ねた上でインストロンのチャック間に取り付ける。そして、100mm/minの速度で5%伸長したときの強度を測定する。同様の条件で非肌面資材も測定し、その強度の結果を対比する。
ナプキン本体部20の厚さ方向における非肌側面(つまり、バックシート5の非肌側面)には、長手方向に沿った複数の帯状の領域に適宜な接着剤HMAを塗布することにより形成された本体部用粘着部21(装着部に相当)が設けられている。この本体部用粘着部21は、下着にナプキン1を装着するためのものであり、ナプキン1の使用時に本体部用粘着部21は下着の肌側面に貼り付けられる。これにより、ナプキン1は下着に固定される。本実施形態では、図2に示されるように、長手方向の前側に配置された前側本体部用粘着部21aと、長手方向の後側に配置された後側本体部用粘着部21bと、長手方向の後端部であって後側本体部用粘着部21bの幅方向外側に設けられた後端本体部用粘着部21cが設けられている。
同様に各ウイング部30の厚さ方向における非肌側面(つまり、バックシート5の非肌側面)には、ウイング部用粘着部31が設けられている。ナプキン1の使用時にウイング部30は非肌側に折り曲げられ、ウイング部用粘着部31は下着の非肌側面に貼り付けられ、これによりナプキン1は下着に固定される。図2に示すウイング部用粘着部31は長手方向に長辺を有する長方形状の粘着部である。なお、上記の本体部用粘着部21及びウイング部用粘着部31の形状、数、大きさ等は図2に示すものに限らない。
吸収体10は、経血等の液体(排泄物)を吸収して内部に保持する部材であり、吸収性コア12と、吸収性コア12を包むシート部材11とを有する。吸収性コア12は、液体吸収性繊維を有するものであればよく、パルプ繊維等の液体吸収性繊維に高吸収性ポリマー(所謂SAP)を含有するものを例示できる。シート部材11は、液透過性のシートであり、ティッシュペーパー等を例示できる。吸収性コア12の肌側面及び非肌側面が一枚のシート部材11で包むようにして覆われている。吸収性コア12とシート部材11は接着剤によって互いに接合されていても接合されていなくてもよいとする。
吸収体10は、一部(符号10aで示した高坪量部。図4参照)を除いて、所定の坪量を有するように形成されている。ここで、坪量とは、単位面積当たりの質量のことであり、吸収体10は、高坪量部10aを除いたほぼ全領域において坪量がほぼ均一となるように形成されている。なお、本実施形態の吸収体10における所定の坪量の大きさは100〜500(g/mm2)程度(一方、高秤量部は750(g/mm2)程度)である。
また、本実施の形態に係るナプキン1には、複数箇所に曲げ誘導部14が備えられており、この曲げ誘導部14における吸収体10の坪量は、前記所定の坪量よりも低くなっている。より具体的には、当該曲げ誘導部14における吸収体10の坪量は、いずれも実質的にゼロ(g/mm2)となっている。すなわち、吸収体10のうち曲げ誘導部14に相当する領域が切り欠かれた状態となっている。なお、曲げ誘導部14については、後に詳述する。
また、ナプキン1には、厚さ方向の肌側から非肌側に向かって凹んだ部位であり、隣接する部位に比べて液体吸収性繊維の密度の高い圧搾部40(凹部)が複数設けられている。圧搾部40では、トップシート3、セカンドシート4、及び吸収体10の厚さ方向の全域が、厚さ方向の肌側から圧搾(エンボス加工)され、接合一体化されている。但し、上記に限らず、吸収体10にのみ圧搾部40を設けたり、トップシート3から吸収性コア12の厚さ方向肌側の一部までにしか圧搾部40を設けなかったり、バックシート5から吸収体10に圧搾部40を設けたりしてもよい。また、各圧搾部40の配置パターンも図1に示すものに限らない。
吸収体10において、圧搾部40とそれに隣接する部位とでは、液体吸収性繊維の坪量が等しいとし、圧搾部40では液体吸収性繊維の圧搾によってその密度が高くなったとする。なお、圧搾部40とそれに隣接する部位との液体吸収性繊維の密度の比較は周知の方法で行えばよい。例えば、吸収体10を厚さ方向に切った断面を電子顕微鏡等により撮影し、圧搾部40と隣接する部位とで繊維の密度差を目視で比較したり、各部位の繊維の本数で比較したりするとよい。その他、圧搾部40と隣接する部位とを吸収体10から切り出して、各部位の質量を面積で除することで坪量(g/cm)を算出し、その坪量を厚さで除することで繊維密度(g/cm)を算出して比較してもよい。
また、本実施形態のナプキン1は、製品として市場に出荷される際の個別包装状態において、長手方向の所定の位置に設定された第1折り目F1、第2折り目F2、及び第3折り目F3において長手方向に四つ折りに折り畳まれる。すなわち、個別に包装される際に、ナプキン1を長手方向に折り畳む折り目が幅方向に沿って複数(3つ)設けられている。第1折り目F1は、図1に示されるように長手方向の前側(ウイング部30よりも前側)において、幅方向に沿って形成されている。また、第2折り目F2は、長手方向の中央付近(ウイング部30よりも後側であって、ナプキン1(吸収体10)の長手方向における中央位置X1よりも若干後側)において、幅方向に沿って形成されている。また、第3折り目F3は、長手方向の後側において、幅方向に沿って形成されている。
<<<曲げ誘導部について>>>
前述した通り、ナプキン1(吸収体10)には、曲げ誘導部14が複数備えられている。ここでは、当該曲げ誘導部14について、図1、図2、図4〜図9を用いて詳しく説明する。図5は、中央側仮想帯状領域10d、一端側仮想帯状領域10e、及び、他端側仮想帯状領域10fを説明するための説明図である。図8は、曲げ誘導部14により囲まれる領域に設けられた貫通穴42を示した概略拡大図である。図9は、曲げ誘導部14に誘導されてナプキン1が折れ曲がった様子を示したイメージ図である。図6及び図7については、後述する。
本実施の形態においては、曲げ誘導部として、一対の(二つの)直線状の曲げ誘導部14が備えられている。この一対の直線状の曲げ誘導部14は、図1及び図4に示すように、長手方向に延びナプキン1の幅方向における中心を通る仮想中心線Y1を挟んで該仮想中心線Y1の両側に備えられ、当該仮想中心線Y1を対称軸として線対称となっている。
また、双方の曲げ誘導部14は、図1及び図4に示すように、仮想中心線Y1に対して傾いており、ナプキン1の前側から後側へ向かうほど幅方向の外側へ位置するようになっている。そのため、一対の前記曲げ誘導部14の幅方向における間隔は、ナプキン1の前側から後側へ向かうほど広くなっている。
なお、曲げ誘導部14の傾きについては、図4に示すように、曲げ誘導部14を後側へ延長した仮想延長線L1が吸収体10の後縁10bではなく側縁10cと交わる程度に傾いている。そのため、図5に示すように、吸収体10を、長手方向に沿った2つの仮想線Y2、Y3で、3つの領域幅が等しくなるように3分割することにより、中央側仮想帯状領域10d、一端側仮想帯状領域10e、及び、他端側仮想帯状領域10fを定義したときに、一対の曲げ誘導部14の後端14bは、それぞれ、(中央側仮想帯状領域10dではなく)一端側仮想帯状領域10eと他端側仮想帯状領域10fに位置している。
また、曲げ誘導部14の前端14aは、長手方向において、ウイング部30の長手方向における中央位置X2と該中央位置X2よりも後側に位置し中央位置X2から最も近い前記折り目(すなわち、第2折り目F2)との間に位置している。なお、本実施の形態においては、ナプキン1(吸収体10)の長手方向における中央位置X1が第2折り目F2よりも前側に位置しており、前記前端14aは、当該中央位置X1よりも前側に位置している。また、曲げ誘導部14の後端14bも、当該中央位置X1よりも前側に位置している。
また、曲げ誘導部14に対応した領域には、前述した圧搾部40及び本体部用粘着部21が設けられている。
図6及び図7は、曲げ誘導部14に対応した仮想帯状領域を説明するための説明図であり、図6は図1に、図7は図2に、それぞれ対応した図となっている。図6及び図7においては、一対の曲げ誘導部14の一方(左側の曲げ誘導部14であって、第一曲げ誘導部15とも呼ぶ)に対応した仮想帯状領域を第一仮想帯状領域R1とし、他方(右側の曲げ誘導部14であって、第二曲げ誘導部16とも呼ぶ)に対応した仮想帯状領域を第二仮想帯状領域R2としている。
ここで、第一仮想帯状領域R1は、図6及び図7に示すように、長手方向に沿った帯状領域であって、該帯状領域の幅方向における一端及び他端の位置が、第一曲げ誘導部15の幅方向における一端及び他端の位置と一致する帯状領域と定義される。同様に、第二仮想帯状領域R2は、長手方向に沿った帯状領域であって、該帯状領域の幅方向における一端及び他端の位置が、第二曲げ誘導部16の幅方向における一端及び他端の位置と一致する帯状領域と定義される。そして、第一仮想帯状領域R1と第二仮想帯状領域の各々には、第一曲げ誘導部15及び第二曲げ誘導部16よりも後側において、前記圧搾部40として長手方向に延びる線状圧搾部41が備えられ(図6参照)、下着にナプキン1を装着するための装着部として本体部用粘着部21(後側本体部用粘着部21b)が備えられている(図7参照)。
また、曲げ誘導部14の誘導部長手方向と直交する直交方向における該曲げ誘導部14の幅W1(図4参照)は、十分大きな幅となっており、本実施の形態においては、該曲げ誘導部14と隣接する吸収体10の部分の厚み以上となっている。
また、図8に示すように、曲げ誘導部14により囲まれる領域、より具体的には、曲げ誘導部14の前端14aよりも後側かつ曲げ誘導部の後端14bよりも前側であって一対の曲げ誘導部14の間には、肌側資材(トップシート3及びセカンドシート4)を貫通し少なくとも吸収体10まで達する貫通穴42が多数設けられている。この貫通穴42の配置パターンについては、図8に示すものに限定されない。また、曲げ誘導部14により囲まれる領域以外の領域に当該貫通穴42が設けられていてもよく、本実施の形態においても設けられている(記載については省略している)。
上述したとおり、本実施の形態に係る吸収体10は、長手方向に延びナプキン1の幅方向における中心を通る仮想中心線Y1を挟んで該仮想中心線Y1の両側に一対の直線状の曲げ誘導部14を備え、一対の曲げ誘導部14の幅方向における間隔は、ナプキン1の前側から後側へ向かうほど広くなっており、曲げ誘導部14の前端14aは、長手方向において、ウイング部30の長手方向における中央位置X2と該中央位置X2よりも後側に位置し中央位置X2から最も近い前記折り目(すなわち、第2折り目F2)との間に位置している。そのため、良好なフィット性を実現可能なナプキン1を提供することが可能となる。
すなわち、一対の直線状の曲げ誘導部14を、双方の間隔が後ほど広くなるように仮想中心線Y1の両側に配置することにより、ナプキン1装着時に、当該曲げ誘導部14に誘導されてナプキン1が図9のように折れ曲がる。つまり、曲げ誘導部14を起点として、図9に示すような谷折りが形成されることとなる。また、中央位置X2と第2折り目F2の間は、ナプキン1装着時にナプキン1が太腿から最も力を受ける箇所であり、太腿からの当該力が谷折りとなった箇所にかかることで、一対の曲げ誘導部14の内側の(曲げ誘導部14の間の)内側領域が適切に盛り上がる(換言すれば、立ち上がる。以下、このような盛り上がる事象を上凸変形とも呼ぶ)。さらに、曲げ誘導部14の前端14aは間隔が最も狭くなっており、間隔が狭くなった部分は変形が安定しやすい。したがって、変形が安定しやすい部分に、太腿からの力が加わることになるため、安定した上凸変形が形成されることとなる。
中央位置X2と第2折り目F2で上記のように定義される曲げ誘導部14の長手方向における位置は、ナプキン1装着時に、会陰部に対応する位置となる。そのため、前記内側領域に形成された盛り上がり(上凸変形部分)が、会陰部に適切にフィットし、ナプキン1と体の間の隙間が埋まるので、排血口からの経血が会陰部を伝いにくくすることができる。すなわち、仮にナプキン1の会陰部へのフィット性が良好でないと、排血口からの経血が会陰部を伝って装着者に不快感を与えるだけでなく、会陰部における経血の横伝い(及びこれによる横漏れ)も発生しやすくなる。これに対し、本実施の形態においては、会陰部へ至った経血が会陰部にフィットしたナプキン1に適切に吸収されるため、上述した不快感や横漏れの発生を抑えることが可能となる。
また、本実施の形態においては、曲げ誘導部14の誘導部長手方向と直交する直交方向における該曲げ誘導部14の幅W1は、該曲げ誘導部14と隣接する吸収体10の部分の厚み以上であることとした。
そのため、該曲げ誘導部14を起点としてナプキン1に谷折りが形成される際に、吸収体10同士がぶつかり合うことを適切に防止して、確実に上凸変形を実現することが可能となる。
また、本実施の形態においては、曲げ誘導部14を後側へ延長した仮想延長線L1が吸収体10の側縁10cと交わることとした。すなわち、曲げ誘導部14の傾きについては、仮想延長線L1が吸収体10の後縁10bではなく側縁10cと交わる程度に傾いていることとした。
仮に、曲げ誘導部14が、仮想延長線L1が吸収体10の後縁10bと交わる程度しか傾いていない場合には、一対の曲げ誘導部14の内側の内側領域(上凸変形部分の範囲)が狭くなり、当該上凸変形部分を会陰部に適切にフィットさせることが困難になる。これに対し、本実施の形態においては、仮想延長線L1が十分に傾いているため、一対の曲げ誘導部14の内側の内側領域(上凸変形部分の範囲)が広くなり、会陰部に上凸変形部分をより適切にフィットさせることができる。したがって、より良好なフィット性を実現可能なナプキン1を提供することが可能となる。
また、本実施の形態においては、長手方向に沿った第一仮想帯状領域R1であって、該第一仮想帯状領域R1の幅方向における一端及び他端の位置が、一対の曲げ誘導部14の一方(第一曲げ誘導部15)の幅方向における一端及び他端の位置と一致する第一仮想帯状領域R1と、長手方向に沿った第二仮想帯状領域R2であって、該第二仮想帯状領域R2の幅方向における一端及び他端の位置が、一対の曲げ誘導部の他方(第二曲げ誘導部16)の幅方向における一端及び他端の位置と一致する第二仮想帯状領域R2の各々には、一方の曲げ誘導部14及び他方の曲げ誘導部14よりも後側において、長手方向に延びる線状圧搾部41が備えられていることとした。
そのため、曲げ誘導部14よりも後側に剛性が高い部分(固い部分)が位置することとなる。したがって、図9に示すように、曲げ誘導部14よりも後側のナプキン1の部分がしっかりと面で保たれ(立ち上がった形状が安定的に維持され)、このことによって、一対の曲げ誘導部14の内側領域(前記上凸変形部分)の立ち上がりを安定させることが可能となる。
また、本実施の形態においては、当該第一仮想帯状領域R1と第二仮想帯状領域R2の各々には、一方の曲げ誘導部14及び他方の曲げ誘導部14よりも後側において、下着にナプキン1を装着するための装着部(本体部用粘着部21)が備えられていることとした。
そのため、曲げ誘導部14よりも後側の部分がしっかりと下着を介して人体に支持されることとなる。したがって、図9に示すように、曲げ誘導部14よりも後側のナプキン1の部分がしっかりと面で保たれ(立ち上がった形状が安定的に維持され)、このことによって、一対の曲げ誘導部14の内側領域(前記上凸変形部分)の立ち上がりを安定させることが可能となる。
また、本実施の形態においては、ナプキン1を、長手方向に沿った2つの仮想線で、3つの領域幅が等しくなるように3分割することにより定義される中央側仮想帯状領域10d、一端側仮想帯状領域10e、及び、他端側仮想帯状領域10fを備え、
一対の曲げ誘導部14の後端14bは、それぞれ、一端側仮想帯状領域10eと他端側仮想帯状領域10fに位置していることとした。
仮に、一対の曲げ誘導部14の一方又は両方の後端14bが、中央側仮想帯状領域10dに位置している場合には、一対の曲げ誘導部14の内側の内側領域(上凸変形部分の範囲)が狭くなり、当該上凸変形部分を会陰部に適切にフィットさせることが困難になる。これに対し、本実施の形態においては、一対の曲げ誘導部14の後端14bが、それぞれ、一端側仮想帯状領域10eと他端側仮想帯状領域10fに位置しているため、一対の曲げ誘導部14の内側の内側領域(上凸変形部分の範囲)が広くなり、会陰部に上凸変形部分をより適切にフィットさせることができる。したがって、より良好なフィット性を実現可能なナプキン1を提供することが可能となる。
また、本実施の形態においては、吸収体10の肌側に配置される肌側資材(トップシート3とセカンドシート4)の幅方向における伸度強度(トップシート3とセカンドシート4の伸度強度の合計)が、非肌側資材(バックシート5とバックフィルム6)の幅方向における伸度強度(バックシート5とバックフィルム6の伸度強度の合計)よりも小さいこととした。
仮に、肌側資材に係る伸度強度の方が非肌側より大きい場合には(換言すれば、肌側の方が非肌側よりも伸びやすい場合には)、一対の曲げ誘導部14の内側の内側領域が上凸変形ではなく下凸変形となる可能性が高まる。これに対し、本実施の形態においては、肌側資材に係る伸度強度の方が非肌側より小さいため、より確実に当該内側領域を上凸変形とすることが可能となる。
また、本実施の形態においては、曲げ誘導部14の後端14bよりも後側、かつ、複数の前記折り目のうちの最も後側の折り目(すなわち、第3折り目F3)よりも前側においては、ナプキン1の前側から後側に向かうほどナプキン1の幅が拡がる形状を備えていることとした。
図9に表されているように、一対の曲げ誘導部14の内側の内側領域が上凸変形すると、これと共に、曲げ誘導部14の後端14bと第3折り目F3の間の部分も上凸変形する。仮に、ナプキン1の前側から後側に向かうほどナプキン1の幅が拡がる形状を備えていない場合(拡がらず真っ直ぐな形状や狭まる形状である場合)には、曲げ誘導部14の後端14bと第3折り目F3の間の部分が上凸変形することにより、この部分の製品幅が短くなり過ぎてしまう。そうすると、経血の横漏れが生じ易くなるし、また、横漏れが実際に生じなくても使用者に不安感を募らせることとなる。これに対し、本実施の形態においては、曲げ誘導部14の後端14bと第3折り目F3の間において、ナプキン1の幅が拡がる形状を備えているので、経血の横漏れが生じ難く、また、横漏れが発生する不安感を使用者に生じさせることを抑止することができる。
また、上記実施の形態においては、曲げ誘導部14により囲まれる領域、より具体的には、曲げ誘導部14の前端14aよりも後側かつ曲げ誘導部の後端14bよりも前側であって一対の曲げ誘導部14の間に、肌側資材(トップシート3及びセカンドシート4)を貫通し少なくとも吸収体10まで達する貫通穴42が備えられていることとした。
そのため、曲げ誘導部14により囲まれる領域に形成された上凸変形部分が会陰部に適切にフィットした状態で、経血口から会陰部に至った経血を、上凸変形部分に位置する貫通穴42を経由させて、適切に吸収体10に吸収させることが可能となる。
また、上記実施の形態において、曲げ誘導部14の後端14bは、吸収体10の長手方向における中央位置X1よりも(後側ではなく)前側に位置することとした。そのため、会陰部に対応する位置に前記上凸変形部分を長手方向においてピンポイントで形成することが可能となる。つまり、後端14bを中央位置X1よりも後側ではなく前側とすることにより、上凸変形部分を、全体的になだらかな盛り上がりとするのではなく、会陰部にピンポイントでフィットする盛り上がり(コンパクトな盛り上がり)とすることが可能となる。
===第二実施形態に係る生理用ナプキン1について===
次に、第二実施形態に係るナプキン1について、図10乃至図12を用いて説明する。図10は、第二実施形態に係るナプキン1を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。図11は、第二実施形態に係るナプキン1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。図12は、第二実施形態に係る吸収体10を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。
第二実施形態に係るナプキン1の、上述した実施形態(以下、第一実施形態とも呼ぶ)との相違点は、曲げ誘導部14の形態及び数に関するものである。
先ず、第二実施形態においては、一対の曲げ誘導部14よりも前側において、一対の該曲げ誘導部14を幅方向に繋ぐ曲げ誘導部である繋ぎ誘導部17を有しており、このことにより、以下の優位性が生ずる。
すなわち、一対の曲げ誘導部14に加えて繋ぎ誘導部17が設けられていることで(起点となる曲げ誘導部14が増えることで)、ナプキン1がより一層図9のように折れ曲がりやすくなる。したがって、より確実に、前記上凸変形部分が形成され、ナプキン1のフィット性を向上させることが可能となる。
なお、本実施の形態においては、繋ぎ誘導部17を、曲げ誘導部14と同様、吸収体10の坪量をゼロとすることで実現している。また、繋ぎ誘導部17は、一対の曲げ誘導部14を繋ぐだけでなく、後述する長手方向誘導部18を一対の曲げ誘導部14に繋いでいる。
また、本実施の形態においては、図12に示すように、繋ぎ誘導部17の前端17aから曲げ誘導部14の後端14bまでの長手方向における長さL2は、一対の曲げ誘導部14の一方(第一曲げ誘導部15)の幅方向外側端15aから一対の曲げ誘導部の他方(第二曲げ誘導部16)の幅方向外側端16aまでの幅方向における長さL3よりも短くなっている。これは、長手方向の長さL2を幅方向の長さL3よりも小さくすることにより、会陰部に対応する位置に前記上凸変形部分を長手方向においてピンポイントで形成することを目的としている。つまり、このような寸法関係とすることにより、上凸変形部分を、全体的になだらかな盛り上がりとするのではなく、会陰部にピンポイントでフィットする盛り上がり(コンパクトな盛り上がり)とすることが可能となる。
さらに、第二実施形態においては、長手方向に沿った直線状の曲げ誘導部である長手方向誘導部18を有している。そして、図12に示すように、長手方向誘導部又は該長手方向誘導部の仮想延長線(本実施の形態においては、仮想延長線の方。当該仮想延長線を符号L4で表す)、一対の前記曲げ誘導部の一方又は該一方の仮想延長線(本実施の形態においては、仮想延長線の方。当該仮想延長線を符号L5で表す)、一対の前記曲げ誘導部の他方又は該他方の仮想延長線(本実施の形態においては、仮想延長線の方。当該仮想延長線を符号L6で表す)は、一点で交わっている。そして、長手方向誘導部18が導入されることにより、以下の優位性が生ずる。
すなわち、一対の曲げ誘導部14に加え長手方向誘導部18が設けられていることで(起点となる曲げ誘導部14が増えることで)、ナプキン1がより一層図9のように折れ曲がりやすくなる(長手方向誘導部18は山折りの曲げ起点となる)。したがって、より確実に、前記上凸変形部分が形成され、ナプキン1のフィット性を向上させることが可能となる。
さらに、第二実施形態においては、図10に示すように、吸収体10が、一対の曲げ誘導部14よりも前側、かつ、前記仮想中心線Y1を挟んで該仮想中心線Y1の両側に、一対の直線状の他の曲げ誘導部(以下、便宜上、前側誘導部19と呼ぶ)を備えている。一対の前側誘導部19は、当該仮想中心線Y1を対称軸として線対称となっている。
この前側誘導部19の前端19aは、図10に示すように、曲げ誘導部14とは異なり、長手方向において、ウイング部30の長手方向における中央位置X2よりも前側に位置している。そして、この一対の前側誘導部19の幅方向における間隔は、曲げ誘導部14と同様、ナプキン1の前側から後側へ向かうほど広くなっている。
本実施の形態においては、前側誘導部19を、曲げ誘導部14と同様、吸収体10の坪量をゼロとすることで実現している。また、前側誘導部19は、経血口から幅方向に移動し当該前側誘導部19に至った経血を、当該前側誘導部19を越えて幅方向外側へ行かせないようにしつつ(ブロックしつつ)、長手方向に拡散させる役割を果たすと共に、折れ起点にもなる。
そして、曲げ誘導部14と前側誘導部19の傾きを比較した際に、曲げ誘導部14の前記仮想中心線Y1に対する傾き角は、前側誘導部19の仮想中心線Y1に対する傾き角よりも大きくなっている。このようにした理由は、以下の通りである。
すなわち、曲げ誘導部14の傾き角については、前述の通り、会陰部に対応する位置に上凸変形部分を長手方向においてピンポイントで形成可能とする(上凸変形部分を、全体的になだらかな盛り上がりとするのではなく、会陰部にピンポイントでフィットする盛り上がりとする)観点から、傾き角が大きい方が望ましい。一方で、前側誘導部19の傾き角については、長手方向において広い範囲で経血をブロック可能とする観点から、傾き角が小さい方が望ましい。したがって、このような傾き角の大小関係とすることにより、上凸変形部分を会陰部にピンポイントでフィットする盛り上がりとしつつ、経血口から幅方向に移動する経血を前側誘導部19で適切にブロックすることが可能となる。
また、曲げ誘導部14の誘導部長手方向と直交する直交方向における該曲げ誘導部14の幅W1は、前側誘導部19の誘導部長手方向と直交する直交方向における該前側誘導部19の幅W2よりも大きくなっている。このようにした理由は、以下の通りである。
すなわち、曲げ誘導部14の幅W1については、前述の通り、ナプキン1に谷折りが形成される際に、吸収体10同士がぶつかり合うことを適切に防止して、一対の曲げ誘導部14の内側の内側領域に上凸変形部分(盛り上がり)を確実に形成可能とする観点から、幅W1は大きい方が望ましい。一方で、前側誘導部19の幅W2については、前側誘導部19を起点とした折れ度合いが過度になり過ぎると、経血口から幅方向に移動し前側誘導部19に至った経血が、当該前側誘導部19を越えて幅方向外側へ漏れてしまう可能性が高くなるので、幅W2は小さい方が望ましい。したがって、このような幅の大小関係とすることにより、一対の曲げ誘導部14の内側の内側領域に上凸変形部分(盛り上がり)を確実に形成しつつ、経血口から幅方向に移動し前側誘導部19に至った経血が、当該前側誘導部19を越えて幅方向外側へ漏れてしまうことを抑制することが可能となる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのは言うまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上記実施の形態においては、ショーツ等の下着に装着して使用される吸収性物品として生理用ナプキン1を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、軽失禁パッドも下着に装着して使用され、これも本発明の範疇である。
また、上記実施の形態においては、曲げ誘導部14、繋ぎ誘導部17を、吸収体10の坪量をゼロとすることで実現していたが、前記所定の坪量よりも低ければよく、必ずしもゼロである必要は無い。すなわち、曲げ誘導部14と隣接する吸収体10の部分よりも坪量が低ければよい。また、坪量を減らすことで曲げ誘導部14を実現することに限定されるものではなく、曲げ誘導部14を圧搾(エンボス加工)部で実現することとしてもよい。
また、上記実施の形態においては、吸収性コア12の肌側面及び非肌側面が一枚のシート部材11で包むようにして覆われていることとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、吸収性コア12が上層シートと下層シートの二枚のシートで覆われていることとしてもよい。
また、上記実施の形態においては、トップシート3とは異なるサイドシート2によってウイング部30が形成されていたが、何等これに限らない。例えば、トップシート3(及びバックシート5)が、長手方向中央部の領域において幅方向外側に延出することによって、ウイング部30が形成されているのであっても良い。
1 生理用ナプキン(ナプキン)、
2 サイドシート、3 トップシート、4 セカンドシート、
5 バックシート、6 バックフィルム、
10 吸収体、10a 高坪量部、
10b 後縁、10c 側縁、
10d 中央側仮想帯状領域、
10e 一端側仮想帯状領域、
10f 他端側仮想帯状領域、
11 シート部材、12 吸収性コア、
14 曲げ誘導部、14a 前端、14b 後端、
15 第一曲げ誘導部、15a 幅方向外側端、
16 第二曲げ誘導部、16a 幅方向外側端、
17 繋ぎ誘導部、17a 前端、
18 長手方向誘導部、
19 前側誘導部、19a 前端、
20 ナプキン本体部、
21 本体部用粘着部、21a 前側本体部用粘着部、
21b 後側本体部用粘着部、21c 後端本体部用粘着部、
30 ウイング部、31 ウイング部用粘着部、
40 圧搾部、41 線状圧搾部、
42 貫通穴、
F1 第1折り目、F2 第2折り目、F3 第3折り目、
L1 仮想延長線、L2 長さ、L3 長さ、
L4 仮想延長線、L5 仮想延長線、L6 仮想延長線、
R1 第一仮想帯状領域、R2 第二仮想帯状領域、
W1 幅、W2 幅、
X1 中央位置、X2 中央位置
Y1 仮想中心線、Y2 仮想線、Y3 仮想線

Claims (15)

  1. 下着に装着して使用され、互いに直交する長手方向と幅方向とを有し、吸収体と前記幅方向の両外側に延出したウイング部とを備えた吸収性物品であって、
    個別に包装される際に、前記吸収性物品を前記長手方向に折り畳む折り目が前記幅方向に沿って複数設けられている吸収性物品において、
    前記吸収体は、前記長手方向に延び前記吸収性物品の前記幅方向における中心を通る仮想中心線を挟んで該仮想中心線の両側に一対の直線状の曲げ誘導部を備え、
    一対の前記曲げ誘導部の前記幅方向における間隔は、前記吸収性物品の前側から後側へ向かうほど広くなっており、
    前記曲げ誘導部の前端は、前記長手方向において、前記ウイング部の前記長手方向における中央位置と該中央位置よりも後側に位置し前記中央位置から最も近い前記折り目との間に位置することを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記曲げ誘導部の誘導部長手方向と直交する直交方向における該曲げ誘導部の幅は、該曲げ誘導部と隣接する前記吸収体の部分の厚み以上であることを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項1又は2に記載の吸収性物品であって、
    前記曲げ誘導部を前記後側へ延長した仮想延長線は、前記吸収体の側縁と交わることを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記長手方向に沿った第一仮想帯状領域であって、該第一仮想帯状領域の前記幅方向における一端及び他端の位置が、一対の前記曲げ誘導部の一方の前記幅方向における一端及び他端の位置と一致する第一仮想帯状領域と、
    前記長手方向に沿った第二仮想帯状領域であって、該第二仮想帯状領域の前記幅方向における一端及び他端の位置が、一対の前記曲げ誘導部の他方の前記幅方向における一端及び他端の位置と一致する第二仮想帯状領域の各々には、
    前記一方の曲げ誘導部及び前記他方の曲げ誘導部よりも後側において、前記長手方向に延びる線状圧搾部が備えられていることを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記長手方向に沿った第一仮想帯状領域であって、該第一仮想帯状領域の前記幅方向における一端及び他端の位置が、一対の前記曲げ誘導部の一方の前記幅方向における一端及び他端の位置と一致する第一仮想帯状領域と、
    前記長手方向に沿った第二仮想帯状領域であって、該第二仮想帯状領域の前記幅方向における一端及び他端の位置が、一対の前記曲げ誘導部の他方の前記幅方向における一端及び他端の位置と一致する第二仮想帯状領域の各々には、
    前記一方の曲げ誘導部及び前記他方の曲げ誘導部よりも後側において、前記下着に前記吸収性物品を装着するための装着部が備えられていることを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収体を、前記長手方向に沿った2つの仮想線で、3つの領域幅が等しくなるように3分割することにより定義される中央側仮想帯状領域、一端側仮想帯状領域、及び、他端側仮想帯状領域を備え、
    一対の前記曲げ誘導部の後端は、それぞれ、前記一端側仮想帯状領域と前記他端側仮想帯状領域に位置していることを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収体の肌側に配置される肌側資材と、前記吸収体の非肌側に配置される非肌側資材と、を有し、
    前記肌側資材の前記幅方向における伸度強度は、前記非肌側資材の前記幅方向における伸度強度よりも小さいことを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    一対の前記曲げ誘導部よりも前側において、一対の該曲げ誘導部を幅方向に繋ぐ曲げ誘導部である繋ぎ誘導部を有することを特徴とする吸収性物品。
  9. 請求項8に記載の吸収性物品であって、
    前記繋ぎ誘導部の前端から前記曲げ誘導部の後端までの前記長手方向における長さは、一対の前記曲げ誘導部の一方の幅方向外側端から一対の前記曲げ誘導部の他方の幅方向外側端までの前記幅方向における長さよりも短いことを特徴とする吸収性物品。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記長手方向に沿った直線状の曲げ誘導部である長手方向誘導部を有し、
    前記長手方向誘導部又は該長手方向誘導部の仮想延長線、一対の前記曲げ誘導部の一方又は該一方の仮想延長線、一対の前記曲げ誘導部の他方又は該他方の仮想延長線は、一点で交わることを特徴とする吸収性物品。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記曲げ誘導部の後端よりも後側、かつ、複数の前記折り目のうちの最も後側の折り目よりも前側において、
    前記吸収性物品の前側から後側へ向かうほど該吸収性物品の幅が拡がる形状を備えていることを特徴とする吸収性物品。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記曲げ誘導部の後端は、前記吸収体の前記長手方向における中央位置よりも前側に位置することを特徴とする吸収性物品。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収体は、一対の前記曲げ誘導部よりも前側、かつ、前記仮想中心線を挟んで該仮想中心線の両側に、一対の直線状の他の曲げ誘導部を備え、
    一対の前記他の曲げ誘導部の前記幅方向における間隔は、前記吸収性物品の前側から後側へ向かうほど広くなっており、
    前記他の曲げ誘導部の前端は、前記長手方向において、前記ウイング部の前記長手方向における中央位置よりも前側に位置し、
    前記曲げ誘導部の前記仮想中心線に対する傾き角は、前記他の曲げ誘導部の前記仮想中心線に対する傾き角よりも大きいことを特徴とする吸収性物品。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収体は、一対の前記曲げ誘導部よりも前側、かつ、前記仮想中心線を挟んで該仮想中心線の両側に、一対の直線状の他の曲げ誘導部を備え、
    一対の前記他の曲げ誘導部の前記幅方向における間隔は、前記吸収性物品の前側から後側へ向かうほど広くなっており、
    前記他の曲げ誘導部の前端は、前記長手方向において、前記ウイング部の前記長手方向における中央位置よりも前側に位置し、
    前記曲げ誘導部の誘導部長手方向と直交する直交方向における該曲げ誘導部の幅は、前記他の曲げ誘導部の誘導部長手方向と直交する直交方向における該他の曲げ誘導部の幅よりも大きいことを特徴とする吸収性物品。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収体の肌側に配置される肌側資材を有し、
    前記曲げ誘導部の前端よりも後側かつ前記曲げ誘導部の後端よりも前側であって一対の前記曲げ誘導部の間に、前記肌側資材を貫通し少なくとも前記吸収体まで達する貫通穴が備えられていることを特徴とする吸収性物品。
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