JP6342481B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品に関する。
従来より、表面シート等のクッション性を高めたり、表面シートの滑らかさを高めたりして、吸収性物品の肌触りを向上させることが行われている。例えば、特許文献1には、着用者の肌に触れる表面シート等のクッション性を高めた生理用ナプキンが開示されている。
特許文献1の生理用ナプキンは、起毛する繊維の本数が8本/cm以上であり且つ起毛高さが5mm以下である起毛繊維を備えた不織布によって表面シートが構成されている。このような起毛繊維を有する不織布によって表面シートが構成されているため、表面シートのクッション性が高まる。よって、生理用ナプキンの肌触りが向上する。
特開2013−027686号公報
しかし、近年、吸収性物品の装着感に対する要求が高くなっており、更なる肌触りの向上が求められている。このような観点で本出願人が鋭意研究を重ねた結果、表面シートの滑らかさやクッション性のみならず、肌に吸収性物品が追従してくるような触感が装着感の向上に貢献することがわかった。
そこで、本発明は、肌に吸収性物品が追従してくるような触感を実現し、装着感を向上させることができる吸収性物品を提供することを目的とする。
本開示に係る吸収性物品は、製品前後方向と、前記製品前後方向に直交する製品幅方向とを有し、体液を吸収する吸収層と、前記吸収層よりも着用者の肌当接面側に位置する表面層と、前記吸収層よりも着用者の非肌当接面側に位置する裏面層と、を備える吸収性物品であって、前記表面層は、樹脂及び繊維の少なくとも一方を含んでおり、前記表面層には、肌当接面側から吸収層側に液が透過する液透過領域が前記吸収層と平面視にて重なる位置に設けられており、前記液透過領域の肌当接面における、50gf/cm荷重時の平均表面摩擦係数(MIU)は、0.15よりも大きく、前記液透過領域の肌当接面における、50gf/cm荷重時の平均表面摩擦係数の変動(MMD)は、0.007よりも小さく、前記液透過領域の前記肌当接面から前記非肌当接面に向けて測定した、50gf/cm荷重時の前記吸収性物品の圧縮硬さ(LC)は、0.4よりも大きく、前記液透過領域の前記肌当接面から前記非肌当接面に向けて測定した、50gf/cm荷重時の前記吸収性物品の圧縮エネルギー(WC)は、5.5g・cm/cmよりも小さいことを要旨とする。
また、本開示に係る吸収性物品は、製品前後方向と、前記製品前後方向に直交する製品幅方向とを有し、体液を吸収する吸収層と、前記吸収層よりも着用者の肌当接面側に位置する表面層と、前記吸収層よりも着用者の非肌当接面側に位置する裏面層と、を備える吸収性物品であって、前記表面層の肌当接面側には、ゲルが配置されていることを要旨とする。
また、本開示に係る吸収性物品は、製品前後方向と、前記製品前後方向に直交する製品幅方向とを有し、体液を吸収する吸収層と、前記吸収層よりも着用者の肌当接面側に位置する表面層と、前記吸収層よりも着用者の非肌当接面側に位置する裏面層と、を備える吸収性物品であって、前記表面層は、1.5dtex以下の熱可塑性繊維を含む不織布によって構成され、前記不織布の目付は、10g/m以上35g/m以下であることを要旨とする。
第1の実施形態に係る吸収性物品の肌当接面側から見た平面図である。 図1に示すA−A断面の模式断面図である。 第2の実施形態に係る吸収性物品の肌当接面側から見た平面図である。 図3に示すB−B断面の模式断面図である。 第3の実施形態に係る吸収性物品の肌当接面側から見た平面図である。 図3に示すC−C断面の模式断面図である。
図面を参照して、第1の実施形態に係る吸収性物品1について説明する。図1は、吸収性物品の平面図であり、図2は、図1に示すA−A断面図である。第1の実施形態に係る吸収性物品1は、例えば、生理用ナプキンである。
実施の形態に係る吸収性物品は、昼用の生理用ナプキンである。したがって、本実施の形態に係る吸収性物品は、製品前後方向において着用者の前側に位置する前側領域と、着用者の後側に位置する後側領域との長さが略同じである。
なお、後述する一対のウイング部の間の領域は、着用者の排泄口が当接する排泄口当接領域を含む中央領域である。中央領域よりも前側が前側領域となり、中央領域よりも後側が後側領域となる。
なお、本実施の形態では、昼用の生理用ナプキンを例に挙げて説明しているが、本発明に係る吸収性物品は、夜用の生理用ナプキンにおいても適用することができる。夜用の生理用ナプキンは、製品前後方向において着用者の前側に位置する前側領域よりも、着用者の後側に位置する後側領域の方が長く構成されている。
吸収性物品1は、体液を吸収する吸収層30と、吸収層30よりも着用者の肌当接面側に位置する表面層10と、吸収層30よりも着用者の非肌当接面側に位置する裏面層20と、を備える。吸収層30は、表面層10と裏面層20との間に配設される。従って、吸収層30は、図1において破線で示される。吸収層30は、吸収性物品1の製品前後方向L及び製品幅方向Wにおける中央部分に配設される。
吸収層30は、吸収性物品1の製品前後方向L及び製品幅方向Wにおける中央部分に配設される。吸収性物品1は、図1に示す平面視にて、製品前後方向Lに直交する製品幅方向Wにおいて吸収層30の外側に設けられるウイング部43を備える。なお、吸収性物品は、ウイング部を備えていなくてもよい。
表面層10は、表面シートとしての液透過性シート11と、液透過性シートの肌当接面側において不連続に配置されたゲル12と、液透過性シートの製品幅方向端部の肌当接面側に配置されたサイドシート13と、を有する。
液透過性シート11は、樹脂及び繊維の少なくとも一方を含んでいる。液透過性シート11は、不織布、織布、有孔プラスチックシート、メッシュシート等、液体を透過する構造のシート状の材料であれば、特に限定されない。織布や不織布の素材としては、天然繊維、化学繊維のいずれも使用できる。
ゲル12は、製品前後方向に連続した線状であり、製品幅方向に間隔を空けて5列に配置されている。ゲル12は、体温程度(35°〜40°)においてゲル状(固体でもなく、液体でもな状態)となるように構成されている。
ゲルは、例えば、アルコール成分と有機ポリイソシアネートとを混合させたポリウレタン組成物であって、アルコール成分の合計量を100重量部とした時、官能基数2.4〜3.0、分子量3,000〜6,000のポリオールを99.5〜90重量部と、二級若しくは三級の高級モノアルコールを0.5〜10重量部含有するポリウレタン組成物によって構成できる。
なお、ゲルは、粘着性のある樹脂のゲルであればよく、ポリウレタンゲルからなるゲルに限定されない。他の粘着性のあるゲルとしては、シリコンゲル、ポリスチレンゲル、アクリルゲル、ポリ塩化ビニルゲル、ゼラチンゲルを例示できる。これらの中でも、粘着性、剥離性及び肌への追随性に優れ、また、可塑剤が添加されない点から上記のポリウレタンゲルが好ましい。
ゲル12の配置は、第1の実施形態の構成に限られず、種々の構成を採用できる。例えば、ゲル12は、製品幅方向に延びる線状であって、製品前後方向に間隔を空けて配置されていてもよいし、複数間欠的に配置された点状であってもよいし、シート形状であって、スリット等の切れ込みが複数形成されていてもよい。
サイドシート13の製品幅方向内側端部は、液透過性シート11の製品幅方向外側端部を覆う。サイドシート13の製品幅方向外側端部は、吸収層30よりも製品幅方向外側に延出し、ウイング部43の製品幅方向外側端部に位置する。サイドシート13は、不織布、織布、開孔フィルム、メッシュシート等、液体を透過しない構造のシート状の材料であれば、特に限定されない。
なお、表面層10は、液透過性シート11とゲル12を含み、かつサイドシート13を含まない構成であってもよい。
裏面層20は、液不透過性シート21を有する。液不透過性シート21は、表面層10の長さと略同一の長さを有する。液不透過性シート21は、表面層と異なる材料からなる。ポリエチレンシート、ポリプロピレン等を主体としたラミネート不織布、通気性の樹脂フィルム、スパンボンド、又はスパンレース等の不織布に通気性の樹脂フィルムが接合されたシートなどを用いることができる。
吸収層30は、親水性繊維、パルプを含む積層体31を有する。積層体31は、経血などの体液を吸収可能な材料によって形成される。例として、粉砕パルプ、コットン等のセルロース、レーヨン、フィブリルレーヨン等の再生セルロース、アセテート、トリアセテート等の半合成セルロース、粒子状ポリマー、繊維状ポリマー、熱可塑性疎水性化学繊維、もしくは親水化処理を施した熱可塑性疎水性化学繊維、ケミカルボンド処理されたエアレイドパルプ等を単独又は混合して用いることができる。
本実施の形態に係る積層体31は、綿状パルプや合成パルプ等を目付50〜700g/m程度に積層したパルプを保護紙(図示せず)で包むことによって構成されている。保護紙は、パルプの形状を保持するためのものであり、例えばクレープ紙やティッシュペーパーなどを用いることができる。
吸収層30は、製品前後方向に延びる形状である。吸収層30の製品前後方向の長さは、裏面層20の製品前後方向の長さよりも短い。吸収層30の製品幅方向Wの長さは、成人女性の股間隔に対応しており、概ね50〜80mmである。吸収層30は、ホットメルトなどの接着剤によって裏面層20に接着される。
吸収性物品1では、表面層10及び裏面層20の周縁が接合されて、吸収層30が内封される。表面層10と裏面層20との接合方法としては、ヒートエンボス加工、超音波、又はホットメルト接着剤のいずれか一つ、又は複数を組み合わせることが可能である。
裏面層20において、下着と接触する表面には、複数の領域において粘着剤(図示せず)が塗布されている。使用前の状態では、粘着剤は、図示しない剥離シートに接している。剥離シートは、使用前に粘着剤が劣化するのを防止している。そして、使用時に着用者によって剥離シートが剥離される。
なお、剥離シートを有しない吸収性物品においては、吸収性物品を個別に包装する包装シートによって使用前に粘着剤が劣化するのを防止するように構成されていてもよい。
また、吸収性物品1には、表面層10及び吸収層30を厚み方向に圧縮した圧搾部が形成されていてもよい。
次いで、第1の実施の形態に表面層について詳細に説明する。表面層10は、液透過領域RAと、液不透過領域RBと、を有する。液透過領域RAは、肌当接面側から吸収層側に液が透過する領域である。具体的には、液透過領域RAは、液透過性シート11が配置され、かつゲル12が配置されていない領域である。また、液不透過領域RBは、液透過性シート11が配置され、かつゲル12が配置されている領域、及びサイドシート13が配置された領域である。液透過領域RAは、吸収層と平面視にて重なる位置に設けられている。よって、着用者から排出された体液は、液透過領域RAを介して吸収層30に導かれる。
このように構成された吸収性物品1Aを着用者が装着すると、着用者の肌にゲル12の肌当接面が当てられる。ゲルの態様の物質により、着用者が触れたときに、着用者の肌の凹凸にゲルが馴染む(入り込む)ことができる。よって、単に表面が抵抗感のない感覚ではなく、一定の抵抗感が得られるようになる。更には、吸収性物品の厚み方向に押したときに、一定の押し込み量が得られ、かつ押した力を解除した際にゲルが元の厚みに戻ろうとする戻り感が得られる。これらにより、肌に吸収性物品が追従してくるような触感を得ることができる。
また、ゲル12は、製品幅方向の少なくとも一方において不連続に配置されている。よって、着用者から排出された体液は、ゲル12間の液透過領域RAを介して吸収層30に到達し、吸収層30に吸収される。
第1の実施形態に係る表面層10の肌当接面における、50gf/cm2荷重時の平均表面摩擦係数(MIU)は、0.15よりも大きい。また、液透過領域の肌当接面における、50gf/cm荷重時の平均表面摩擦係数の変動(MMD)は、0.007よりも小さい。
平均表面摩擦係数は、液透過領域の風合いを示す指標であり、値が大きい程表面の抵抗感、ヌメリ感が大きくなることを示す。平均表面摩擦係数が0.15よりも大きいことにより、肌に吸収性物品が追従してくるような触感がより優れたものとなる。平均表面摩擦係数の上限は特に限定されないが、通常1.0である。また、平均表面摩擦係数の変動(MMD)は、摩擦係数のばらつきを示す指標であり、値が大きい程、表面のざらつき感が大きくなることを示す。
平均表面摩擦係数及び平均表面摩擦係数の変動(MMD)は、以下の方法によって測定できる。摩擦距離30mmに合わせてサンプルを用意し、カトーテック(株)製の表面摩擦係数測定器(KES−FB4-AUTO-A)を用いて、当該サンプルの平均表面摩擦係数(MIU)及び平均表面摩擦係数の変動(MMD)を測定した。測定条件は、標準摩擦子(指紋タイプ)、摩擦時の荷重50gf/cm2(1.0197kgf/cm2)、測定感度L(感度100g/V)とした。摩擦距離、摩擦速度等その他の条件は装置仕様通りである(摩擦距離30mm、解析距離20mm、試料移動速度1mm/sec)。
平均表面摩擦係数(MIU)は、20mmの解析距離にわたって測定したサンプル表面の摩擦係数の平均値である。平均表面摩擦係数の変動(MMD)は、20mmの解析距離にわたって測定したサンプル表面の摩擦係数の平均偏差である。
また、第1の実施形態に係る液透過領域の肌当接面側から非肌当接面側に向けて測定した、50gf/cm荷重時の吸収性物品の圧縮硬さは、0.4よりも大きく、液透過領域の肌当接面から非肌当接面に向けて測定した、50gf/cm荷重時の吸収性物品の圧縮エネルギーは、5.5g・cm/cmよりも小さい。50gf/cm荷重時の吸収性物品の圧縮硬さは、吸収性物品の小さな力での圧縮性を示しており、値が大きくなるほど圧縮時の硬さが発現していることとなる。圧縮エネルギー(WC)は、値が大きくなるほど、圧縮されやすいことを示している。なお、圧縮エネルギーは、圧縮仕事量(WC値)のことを意味する。
吸収性物品の圧縮硬さ(LC)及び圧縮エネルギー(WC)は、以下の方法によって測定できる。カトーテック(株)製の圧縮試験機(KES−FB3)を用いて、試料の圧縮変位量を測定した。液透過領域の肌当接面から非肌当接面に向けて圧縮するように、圧縮試験機に吸収性物品をセットし、加圧板は2cm2の円形の加圧板を用いて、0.02mm/secのスピードで50gf/cm2まで圧縮し、圧縮硬さ(LC)及び圧縮エネルギー(WC)を計測した。測定条件として、圧縮変形速度を0.02mm/sec、圧縮最大荷重を50gf/cmとした。
液透過領域の肌当接面の表面粗さ(SMD)は、1.8μm以下である。表面粗さ(SMD)とは、液透過領域の表面風合い(例えば、ザラツキ、粗さ、凹凸感)を示す指標であり、値が小さい程ザラツキが小さく、粗さ、凹凸感が無く、なめらかでキメが細かい感覚が得られ、肌に吸収性物品が追従してくるような触感がより優れたものとなる。表面粗さ(SMD)の下限は特に限定されないが、通常1.0μm以上である。表面粗さ(SMD)は、KES(Kawabata Evaluation System)法によって測定されるものである。
表面粗さの測定方法は、以下の方法によって測定できる。カトーテック(株)製の表面試験機(KES−FB4−AUTO−A)を用いて、試料表面の上下厚み変動を測定した。測定条件は5mm幅の0.5mm径ピアノ線に0.098Nの荷重をかけ、摩擦距離30mm、解析距離20mm、試料移動速度1mm/secとした。
表面層10は、50gf/cm荷重時の平均表面摩擦係数(MIU)が0.15よりも大きく、かつ50gf/cm荷重時の平均表面摩擦係数の変動(MMD)は、0.007よりも小さいため、表面に抵抗感、ヌメリ感が大きくなる。例えば、表面の抵抗感が少なすぎると、使用中に肌と吸収性物品がこすれるおそれがある。しかし、液透過領域の表面に一定以上の抵抗感、ヌメリ感を設けることにより、肌に吸収性物品が追従してくるような触感を実現できる。
更に、液透過領域の肌当接面から非肌当接面に向けて測定した、50gf/cm荷重時の吸収性物品の圧縮硬さ(LC)が0.4よりも大きく、かつ50gf/cm荷重時の吸収性物品の圧縮エネルギー(WC)は、5.5g・cm/cmよりも小さいため、使用者が吸収性物品を柔らかいと感じ易くなる。また、吸収性物品の圧縮硬さ(LC)が0.4よりも大きく、かつ50gf/cm荷重時の吸収性物品の圧縮エネルギー(WC)が5.5g・cm/cmよりも小さいことにより肌に吸収性物品に触れた状態を維持し易くなり、肌に吸収性物品が追従してくるような触感を実現できる。液透過領域の適度な抵抗感と吸収性物品1全体の柔らかさによって、肌に吸収性物品が追従してくるような触感を効果的に実現できる。
また、使用者は、使用時に指で吸収性物品に触れたときに感じる触感により、装着したときの装着感を想像する。そして、使用者は、肌に吸収性物品を付けることを想像しながら、その製品に対しての装着感に対する印象を形成する。使用者が手で吸収性物品に触れたときの肌に吸収性物品が追従してくるような触感によって、その吸収性物品の装着性に対する期待感が強くなり、従来の吸収性物品よりも、つけ心地がより優れた印象を与えることが可能となる。安心して吸収性物品を使用することができる。
また、液透過領域の肌当接面側の表面粗さ(SMD)は、1.8μm以下であるため、液透過領域の表面がなめらかでキメが細かい触感となる。よって、肌に液透過領域が触れた際に、液透過領域の表面が肌に追従するような感触を実現しやすくなる。
ゲルのゴム硬度は、15°未満である。ゲルのゴム硬度は、10°未満であることが好ましく、5°未満であることがより好ましい。ゲルのゴム硬度が15°未満であることにより、肌に対してより馴染み易くなる。特に指で触った際に、指へ馴染み易くなる。指による押し込み及び指の押し込みを解除した際の変形が戻る際において、やわらかい印象となる。指等の肌に対してよりなじむことにより、使用前の期待感及び使用に対する安心感を得ることができる。なお、ゴム硬度は、「JIS K 6253-3:2012」規格に準じたものであり、デュロメータを用いて測定することができる。
次いで、第2の実施形態に係る吸収性物品1Aについて説明する。なお、以下変形例の説明においては、上述した実施形態に係る吸収性物品1と同一部分には同一の符号を付して、相違する部分を主として説明する。
第2の実施形態は、表面層10と吸収層30の構成が、第1の実施形態と異なる。第2の実施形態の表面層10は、液透過性シート11と、サイドシート13と、ゲル41と、を有する。吸収層30は、ゲル41からなる。ゲル41は、表面層10及び吸収層30の両方として機能している。
液透過性シート11には、吸収層30の製品幅方向中央を含み、かつ製品前後方向に延びる開口11Aが形成されている。液透過性シート11は、ゲル41の表面の一部を覆う。
ゲル41は、第1の実施形態のゲル12と同様の材質によって構成される。ゲル41は、肌当接面から非肌当接面に貫通した孔42が複数形成されている。ゲル41の肌当接面の一部は、液透過性シート11に覆われている。液透過性シート11及びサイドシート13によって覆われた部分のゲルは、吸収層30を構成する。液透過性シート11及びサイドシート13によってゲルが覆われていない部分(開口11Aが配置された部分)は、表面層10を構成する。
サイドシート13によってゲル41が覆われた部分は、液不透過領域RBとなる。サイドシート13によってゲル41が覆われていない部分(液透過性シート11のみによってゲル41が覆われた部分、及び液透過性シート11の開口11Aが配置された部分)は、液透過領域RAとなる。液透過性シート11によってゲル41が覆われていない部分(開口11Aが配置された部分)よりも非肌当接面側に位置するゲル41は、吸収層30を構成する。
このように構成された吸収性物品1Aを着用者が装着すると、着用者の肌にゲル41の肌当接面が当てられる。ゲルの態様の物質により、着用者が触れたときに、着用者の肌の凹凸にゲルが馴染む(入り込む)ことができる。よって、単に表面が抵抗感のない感覚ではなく、一定の抵抗感が得られるようになる。更には、物品の厚み方向に押したときに、一定の押し込み量が得られ、押し込みから戻ったときには、ゲルが元の厚みに戻ろうとする戻り感が得られる。これらにより、肌に吸収性物品が追従してくるような触感を得ることができる。また、体液が排出された際は、液透過領域RAにおけるゲル41の孔42内に体液が浸入し、ゲル41の孔42内に体液を保持したり、孔42内に保持した体液をゲル41によって吸収したりできる。
なお、ゲル41の配置は、第2の実施形態の構成に限られず、種々の構成を採用できる。例えば、ゲル41は、孔部の代わりに、肌当接面側から非肌当接側に向かって凹む凹部が形成されていてもよい。体液が排出された際は、複数の凹部が形成されたゲルに体液が浸入し、ゲル41の凹部内に体液を保持したり、凹部内に保持した体液をゲル41によって吸収したりできる。
次いで、第3の実施形態に係る吸収性物品1Bについて説明する。第3の実施形態は、表面層10と吸収層30の構成が、第1の実施形態と異なる。第3の実施形態の表面層10は、液透過性シート11と、サイドシート13と、を有する。吸収層30は、第1の実施形態と同様の構成であり、親水性繊維、パルプを含む。第3の実施形態は、ゲルが設けられていない。
第3の実施形態に係る液透過性シート11は、1.5dtex以下の熱可塑性繊維を含む不織布によって構成されている。不織布の目付は、10g/m以上35g/m以下である。液透過性シート11の一部は、サイドシート13に覆われている。サイドシート13によって覆われた部分の液透過性シート11は、液不透過領域RBとなる。サイドシート13によって液透過性シート11が覆われていない部分は、液透過領域RAとなる。
なお、液透過性シート11は、液透過性のシートである。よって、サイドシート13によって液透過性シート11が覆われた部分は、液不透過領域であり、サイドシート13によって液透過性シート11が覆われていない部分は、液透過領域である。
第3の実施の形態に係る液透過性シート11は、以下に示す上層の繊維構成と下層の繊維構成とによって構成されており、上層が目付7g/m2及び下層が目付15g/m2の全体の目付が22g/m2の不織布シートである。以下、具体的な構成について説明する。
(a)下層の構成
後述の第1工程にて、第1カード機に第3繊維(下層用の繊維構成)として下記構成の複合繊維を供給して、単位面積当たりの質量が15g/m2の第1ウエブとし、所定の加工により不織布シートの下層とする。
・繊維の芯成分:ポリエチレンテレフタレート(PET、融点約260℃)
・繊維の鞘成分:高密度ポリエチレン(HDPE、融点約130℃)
・繊度:2.2dtex
・繊維長:45mm
(b) 第1上層繊維
・芯成分:PET(融点260℃)
・鞘成分:HDPE(融点130℃)
・繊度:1.3dtex
・繊維長:35mm
(c) 第2上層繊維
・芯成分:PET(融点260℃)
・鞘成分:HDPE(融点130℃)
・繊度:2.2dtex
・繊維長:45mm
また、第1上層繊維と第2上層繊維の上層繊維中における繊維重量比率は、第1上層繊維が70%、第2上層繊維が30%である。
(d)不織布シートの製造方法
第1工程では、第3繊維を第1カード機に供給し、第1ウエブを得る。
第2工程では、第1上層繊維・第2上層繊維を所定の混合比率にて第2カード機に供給し、第2ウエブを得て、それを第1ウエブに重ね、複合ウエブを得る。
第3工程では、複合ウエブがドライヤーを通過する。ドライヤーでは、ウエブを構成する繊維の表面を溶融させることのできる温度(例えば140℃)の加熱空気が複合ウエブに吹き付けられて、各種繊維どうしが部分的に互いに溶着して、一定の強度を有する不織布シートになる。
最終、ドライヤーを出た複合ウエブは、それが室温にまで冷却されることによって吸収性物品として使用することのできる不織布シートとする。
なお、液透過性シート11は、表面にパターンニングされた凹凸(例えば、1.5mmピッチで凹部と凸部とが互いにならぶ)を有する不織布でなくてもよいし、凹凸を有していても良い。但し、凹凸を有する液透過性シート11において、凹部表面には、1.3dtexの繊維層を有することが好ましい。
表面層の液透過領域RAは、1.5dtex以下の熱可塑性繊維を含む不織布によって構成されている。よって、肌の表面の凹凸内に繊維が入り込み、液透過領域の表面に一定以上の抵抗感、ヌメリ感が生じる。よって、使用者は、肌に吸収性物品が追従してくるような触感を実現できる。
また、液透過性シート11を構成する不織布の目付は、10g/m以上35g/m以下であるため、変形時の戻り量が多くなる傾向にあるため、肌に吸収性物品に触れた状態を維持し易くなり、肌に吸収性物品が追従してくるような触感を実現できる。液透過領域の適度な抵抗感と吸収性物品1B全体の柔らかさによって、肌に吸収性物品が追従してくるような触感を効果的に実現できる。
また、一般的に、1.5dtex以下の繊維は、指の指紋による凹凸よりも狭い。例えば、指の指紋による凸に対して複数の繊維が当たると、触覚器官が刺激されて「繊細で柔らかい」という感触を受ける。ここでの「繊細」とは、軽く触ることによって分かる非常にセンシティブな意味として表現している。よって、肌に吸収性物品が追従してくるような触感によって、使用者が手で吸収性物品に触れたときに、期待感が強くなる。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
吸収性物品は、生理用ナプキンのみならず、パンティーライナーや尿取りパッド、使い捨ておむつ等、吸収層を有する吸収性物品であればよい。例えば、乳幼児用の使い捨ておむつにおいては、母親が、着用者に装着する際に指等で触ることにより、肌に吸収性物品が追従してくるような触感を体感できる。近年、使い捨ておむつのユーザ(母親)の要求は高まっており、特に、乳幼児に着用する場合には、乳幼児の肌への負担を皆無にしたい、或いはできるだけ負担を減らしたいとの意識が高まっている。乳幼児用の使い捨ておむつの液透過領域を肌に追従するような触感とすることにより、乳幼児の肌へ優しいイメージをユーザが感じ、安心感を得ることができる。
次いで、表面層の比較評価について説明する。表1は、表面層の比較評価結果を示す。表1に示すように、実施例1及び実施例2、及び比較例1及び2に係る表面層について試験を実施した。
Figure 0006342481
実施例1に係る表面層は、1.3dtexの熱可塑性繊維を含む目付7g/m2の上層と、目付15g/m2の上層とからなる目付が22g/m2のエアスルー不織布シートである。実施例2に係る表面層は、実施例1に係る表面層の肌当接面側にゲルを不連続的に塗布したものである。比較例1に係る表面層は、2.2dtexの熱可塑性繊維を含む目付7g/m2の上層と、目付15g/m2の下層とからなる目付が22g/m2のエアスルー不織布シートである。比較例2に係る表面層は、比較例1に係る表面層に5mm幅の凹凸を形成したエアスルー不織布シートである。各表面層の平均表面摩擦係数(MIU)、平均表面摩擦係数の変動(MMD)、圧縮硬さ(LC)及び圧縮エネルギー(WC)を表1に示す。
比較評価の試験は、ナプキンを使用している女性30名が実施した。実施例1〜2、及び比較例1〜2に係るサンプルを机の上におき、実施者である女性が当該サンプルの表面を触り、次いで、実施者がサンプルを手に取り、サンプルの触感・肌触りについて、以下の質問をした。
質問1:「普段使用しているナプキンと比べて、触感・肌触りについて好ましいか?」。当該質問1に対して「好ましい」と答えた人数の比率が60%以上のサンプルを官能評価(触感)が良好であり、○と評価した。また、質問1に対して「好ましい」と答えた人数の比率が60%未満のサンプルを官能評価(触感)が良好でなく、×と評価した。
質問2:「サンプルの触感・肌触りを言葉で表現すると何か?」。当該質問2に対する答えが、「ふかふか、やわらかい(硬軟感)、さらさら(ドライ感)」のいずれの場合には、官能評価(触感)が良好でなく、×と評価した。当該質問2に対する答えが、「しっとり、きめ細かい、なめらかの湿度感、滑り感」のいずれかの場合には、官能評価(触感)が良好であり、○と評価した。
比較例1に係る表面層は、平均表面摩擦係数(MIU)が0.15以下であり(本発明の条件を満たさない)、平均表面摩擦係数の変動(MMD)が0.007よりも小さく(本発明の条件を満たす)、比較評価で良好な結果を得ることができなかった。一方、比較例2に係る表面層は、平均表面摩擦係数(MIU)が0.15より大きく(本発明の条件を満たす)、平均表面摩擦係数の変動(MMD)が0.007以上(本発明の条件を満たさない)であり、比較評価で良好な結果を得ることができなかった。また、実施例1及び実施例2は、平均表面摩擦係数(MIU)が0.15より大きく(本発明の条件を満たす)、かつ平均表面摩擦係数の変動(MMD)が0.007よりも小さく(本発明の条件を満たす)、比較評価で良好な結果を得ることができた。このことから、平均表面摩擦係数(MIU)は、0.15よりも大きく、かつ平均表面摩擦係数の変動(MMD)が0.007よりも小さいことにより、肌に吸収性物品が追従してくるような触感を効果的に実現できることがわかった。
また、比較例1は、圧縮硬さ(LC)が0.4以下であり(本発明の条件を満たさない)、圧縮エネルギー(WC)が5.5g・cm/cm以上であり(本発明の条件を満たさない)、比較評価1で良好な結果を得ることができなかった。一方、実施例1、実施例2及び比較例2は、圧縮硬さ(LC)が0.4よりも大きく(本発明の条件を満たす)、圧縮エネルギー(WC)が5.5g・cm/cmよりも小さく(本発明の条件を満たす)、比較評価1で良好な結果を得ることができた。このことから、圧縮硬さ(LC)が0.4よりも大きく、かつ圧縮エネルギー(WC)が5.5g・cm/cmよりも小さいことにより、肌に吸収性物品が追従してくるような触感を効果的に実現できることがわかった。
なお、2014年4月15日に出願された日本国特許出願第2014−083883号の全内容が、参照により、本明細書に組み込まれる。
本発明によれば、肌に吸収性物品が追従してくるような触感を実現し、装着感を向上させることができる吸収性物品を提供できる。
1、1A、1B :吸収性物品
10 :表面層
11 :液透過性シート
11A :開口
12 :ゲル
13 :サイドシート
20 :裏面層
21 :液不透過性シート
30 :吸収層
31 :積層体
41 :ゲル
42 :孔
43 :ウイング部
L :製品前後方向
RA :液透過領域
RB :液不透過領域
W :製品幅方向

Claims (4)

  1. 製品前後方向と、前記製品前後方向に直交する製品幅方向とを有し、
    体液を吸収する吸収層と、前記吸収層よりも着用者の肌当接面側に位置する表面層と、前記吸収層よりも着用者の非肌当接面側に位置する裏面層と、を備える吸収性物品であって、
    前記表面層は、樹脂及び繊維の少なくとも一方を含んでおり、
    前記表面層には、前記肌当接面側から前記吸収層側に液が透過する液透過領域が前記吸収層と平面視にて重なる位置に設けられており、
    前記表面層の肌当接面における、50gf/cm荷重時の平均表面摩擦係数(MIU)は、0.15よりも大きく、
    前記表面層の肌当接面における、50gf/cm荷重時の平均表面摩擦係数の変動(MMD)は、0.007よりも小さく、
    前記液透過領域の前記肌当接面から前記非肌当接面に向けて測定した、50gf/cm荷重時の前記吸収性物品の圧縮硬さ(LC)は、0.4よりも大きく、
    前記液透過領域の前記肌当接面から前記非肌当接面に向けて測定した、50gf/cm荷重時の前記吸収性物品の圧縮エネルギー(WC)は、5.5g・cm/cmよりも小さく、
    前記表面層は、前記吸収層を覆い、かつ繊維を含む液透過性シートと、前記液透過性シートの肌当接面側において不連続に配置された樹脂製のゲルと、を有する、吸収性物品。
  2. 前記ゲルのゴム硬度は、15°未満である、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記液透過領域の肌当接面の表面粗さ(SMD)は、1.8μm以下である、請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記表面層の前記液透過領域は、1.5dtex以下の熱可塑性繊維を含む不織布によって構成され、
    前記不織布の目付は、10g/m以上35g/m以下である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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