JP2018068215A - 尻手リングを備えた釣竿 - Google Patents

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Abstract

【課題】釣竿の未使用時に、尻手リングが尻栓と衝突しない構成を持つ釣竿の提供。【解決手段】本発明による釣竿は、中空の管状に形成された第1の竿体10と、前記第1の竿体10に収容された第1の位置と、前記第1の位置よりも前方の第2の位置と、を取りえるように構成された第2の竿体12と、前記第2の竿体12に設けられた磁石50と、前記第1の竿体10の後端に設けられた尻栓20と、前記尻栓20に揺動可能に設けられ、その少なくとも一部が磁性体から成る尻手リング30と、を備える。前記尻手リング30は、前記第2の竿体12が前記第1の位置にあるときに前記磁石50により前記尻栓20に吸着されるように構成される。【選択図】図2

Description

本発明は、尻手リングを備えた釣竿に関する。
従来より、尻手リングを備えた釣竿が知られている。この種の釣竿は、尻手リングにロープを結びつけた状態で使用される。これにより、釣竿が落水しても、ロープをたぐり寄せることにより落水した釣竿を容易に回収することができる。
このような尻手リングを備えた釣竿は、例えば、特開2009−240283号公報、実開平5−21660号公報、及び実開昭55−68465号公報に開示されている。
従来の尻手リングは、釣竿の後端に設けられる尻栓にアンカーを介して取り付けられる。アンカーは円柱状に形成され、その側面には貫通孔が形成される。尻手リングは、このアンカーに形成された貫通孔に取り付けられる。尻手リングは、ロープの結びつけを容易にすべく、アンカーの貫通孔の周りに揺動可能に設けられる。
特開2009−240283号公報 実開平5−21660号公報 実開昭55−68465号公報
従来の尻手リングは、アンカーに対して揺動可能に取り付けられるため、釣竿の輸送中に尻栓と衝突してしまう。尻手リングと尻栓とが衝突することにより、両者に傷がつくおそれがある。
本発明の目的は、上述した従来の尻手リングを備えた釣竿における問題を緩和又は解決することである。より具体的な本発明の目的の一つは、釣竿の未使用時に、尻手リングが尻栓と衝突しないようにすることである。本発明のこれ以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
本発明の一実施形態による釣竿は、中空の管状に形成された第1の竿体と、前記第1の竿体に収容された第1の位置と、前記第1の位置よりも前方の第2の位置と、を取りえるように構成された第2の竿体と、前記第2の竿体に設けられた磁石と、前記第1の竿体の後端に設けられた尻栓と、前記尻栓に揺動可能に設けられ、その少なくとも一部が磁性体から成る尻手リングと、を備える。
本発明の一実施形態において、前記尻手リングは、前記第2の竿体が前記第1の位置にあるときに前記磁石により前記尻栓に吸着されるように構成されている。また、本発明の一実施形態において、前記尻手リングは、前記第2の竿体が前記第2の位置にあるときに、前記尻栓に対する揺動が前記磁石によって妨げられないように構成される。
これらの実施形態における釣竿は、いわゆる振出式の釣竿であり、輸送時等の未使用時には、当該第2の竿体が当該第1の竿体の内部に収容される。このとき、当該第2の竿体は第1の位置にある。一方、当該釣竿の使用時には、当該第2の竿体が当該第1の竿体から第2の位置まで引き出される。
よって、当該釣竿の未使用時には、当該第2の竿体が第1の位置にあるため、尻手リングが尻栓に吸着されている。これにより、釣竿の未使用時に、尻手リングが揺動して尻栓と衝突することを防止できる。一方、当該釣竿の使用時には、当該第2の竿体が第2の位置まで引き出されるので、当該第2の竿体が第1の位置にある場合と比較して、磁石と尻手リングとの距離が大きくなる。このため、当該第2の竿体が第2の位置にあるときには、磁石から尻手リングに作用する磁力が尻手リングの揺動を妨げない程度に弱くなる。これにより、釣り人は、尻手リングに容易にロープを結びつけることができる。釣竿の使用時にも尻手リングが尻栓に吸着されていると、ロープを結びつける際に磁石の磁力に逆らって尻手リングを尻栓から起き上がらせるための操作が必要となるが、本発明の上記実施形態によれば、使用時には、尻手リングは尻栓に吸着されないので、尻手リングへのロープの結びつけが容易となる。
本発明の一実施形態による釣竿において、前記尻栓の後面に凹部が形成されており、前記尻手リングは、前記尻栓の後面の前記凹部の底面に対して倒伏した倒伏姿勢と当該底面に対して起立した起立姿勢とをとることができるように設けられる。前記尻手リングは、前記尻栓の後面の前記凹部の底面から突出するアンカーを介して前記尻栓に設けられてもよい。この尻手リングは、第2の竿体が第1の位置にあるときに、磁石により尻栓の凹部の底面に吸着されるように構成されてもよい。
当該実施形態によれば、尻手リングが尻栓に吸着されているときに、当該尻手リングが周囲の物体に接触しにくくなる。これにより、釣竿の未使用時において、尻手リングの破損を防止できる。
本発明の一実施形態による釣竿は、前記第2の竿体の後端に設けられた下栓をさらに備える。本発明の一実施形態において、前記磁石は、前記下栓に設けられている。
当該実施形態によれば、前記第2の竿体が第1の位置にあるときに磁石が尻栓の近くに位置するので、強い磁石を用いなくとも尻手リングを当該尻栓に吸着できる。
本発明の一実施形態において、前記磁石は、柔軟性のあるラバーマグネットであってもよい。この磁石シートは、例えば、前記下栓の後面に取り付けられる。
当該実施形態によれば、第2の竿体が第1の竿体に収容されるときに、尻栓及び第2の竿体に加えられる衝撃を和らげることができる。
本発明の一実施形態において、前記下栓の後面に前記磁石を収容する凹部を形成してもよい。例えば、当該磁石は、その後面が前記下栓の後面よりも後退するように、当該凹部内に設けられる。
当該実施形態によれば、第2の竿体が第1の竿体に収容されるときに、磁石に作用する衝撃を和らげることができる。これにより、割れやすい磁石を用いた場合であっても、当該磁石の破損を防止することができる。
本発明の一実施形態による釣竿は、下栓と尻栓との間に設けられた緩衝部材をさらに備える。
当該実施形態によれば、第2の竿体が第1の竿体に収容されるときに、第2の竿体及び尻栓に作用する衝撃を和らげることができる。
本発明の実施形態によれば、釣竿の未使用時に、尻手リングが尻栓と衝突しないようにすることができる。
本発明の一実施形態に係る釣竿の構成を模式的に示す側面図である。 図1の釣竿の部分断面図である。図2においては、中竿が収容位置にある。 図1の釣竿の部分断面図である。図3においては、中竿が延伸位置にある。 本発明の他の実施形態による釣竿の部分断面図である。
以下、適宜図面を参照し、本発明の様々な実施形態を説明する。なお、各図面において共通する構成要素に対しては同一の参照符号が付されている。各図面は、説明の便宜上、必ずしも正確な縮尺で記載されているとは限らない点に留意されたい。
図1は、本発明の一実施形態に係る釣竿1の外観図である。図示の実施形態において、釣竿1は、手元竿10と、手元竿10の前方にある中竿12と、中竿12の前方にある中竿14と、中竿14の前方にある穂先竿16と、を有する振出式の釣竿である。図1に示した例では、釣竿1は、手元竿10、中竿12、中竿14、及び穂先竿16の4本の竿体を備えるが、釣竿1は任意の数の中竿を備えることができる。
手元竿10、中竿12、及び中竿14は中空の管状に形成される。釣竿1の不使用時においては、中竿12、中竿14、穂先竿16が手元竿10に収納される。釣竿1の使用時には、中竿12、中竿14、及び穂先竿16が前方に引き出され、隣接する竿体と連結される。例えば、前方に引き出された中竿12は、その後端の内周面において竿体10の前端の外周面と連結される。同様に、引き出された中竿14は中竿12と連結され、穂先竿16は中竿14と連結される。図1は、使用時における釣竿1の外観を示している。つまり、図1に示されている釣竿1においては、中竿12、中竿14、及び穂先竿16が前方に引き出され、隣接する竿体と連結されている。
本発明の一実施形態において、手元竿10、中竿12、中竿14、及び穂先竿16は、例えば、炭素繊維に合成樹脂を含浸したプリプレグシートを用いて形成される。本発明の一実施形態において、手元竿10、中竿12、中竿14、及び穂先竿16は、それぞれ穂先方向に先細りとなるテーパー形状を有するように形成される。
中竿12、中竿14、及び穂先竿16の外周面には、リールから繰り出される釣糸を釣竿1の穂先まで案内する複数の釣糸ガイドが設けられてもよい。図1においては、このリール及び釣糸ガイドの図示を省略している。
本明細書において、釣竿1及びその構成部材の前後方向に言及する場合には、文脈上別に解されるべき場合を除き、図1に示すように、釣竿1の穂先側を「前」とし、一方、釣竿1の手元側を「後」とする。
続いて、図2及び図3を参照して、釣竿1についてさらに説明する。図2及び図3は、図1の釣竿1をその軸線を通る平面で切断した断面の一部を示す断面図である。図2においては、各竿体(中竿12、中竿14、及び穂先竿16)が手元竿10に収容されており、一方、図3においては、各竿体が隣接する竿体から引き出されている。すなわち、図2において、中竿12は手元竿10に収容された収容位置にある。一方、図3において、中竿12は、その外周面が手元竿10の内周面と連結されるまで引き出された延伸位置にある。釣竿1の未使用時(例えば運搬時)には、中竿12は図2に示す収容位置にある。一方、釣竿1の使用時には、中竿12は、収容位置から手元竿10の内周面と連結される延伸位置まで引き出される。図2及び図3においては、説明を簡潔にするため、中竿14及び穂先竿16については図示を省略している。
図示の実施形態においては、手元竿10の後端に尻栓20が着脱可能に設けられている。尻栓20は、例えばABS樹脂、ナイロン、もしくはこれら以外の各種樹脂材料から形成される。尻栓20の材料は本明細書に例示したものに限定されず、尻栓20の材料として公知の各種材料を用いることができる。
本発明の一実施形態において、尻栓20は、概ね円柱形状に形成された尻栓本体21を有する。図示の実施形態においては、尻栓本体21の側面の前方側に雄ねじが形成されている。この雄ねじが手元竿10の内周面の後端に形成された雌ねじと螺合されることにより、尻栓20は手元竿10の後端に取り付けられる。尻栓本体21の後部は全部よりも若干大径に形成されている。図示の実施形態において、当該大径部の前面と手元竿10の後端面との間には、Oリング28が設けられている。このOリング28により、水、砂、及び塩等の異物が手元竿10の内部に侵入することを防止できる。
本発明の一実施形態において、尻栓本体21の後面には凹部22が形成されている。この凹部22は、後述する尻手リング30を収容可能に形成される。一方、尻栓本体21の前面26には、緩衝部材27が設けられてもよい。緩衝部材27は、例えば円盤形状に形成される。本発明の一実施形態において、緩衝部材27は、ゴム、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、コルク、エラストマー、又はこれら以外の高いクッション性(衝撃吸収性)を有する素材から形成される。
本発明の一実施形態において、尻栓本体21には、凹部22の底面29から尻栓本体21の前面26まで貫通する貫通孔23が形成されている。貫通孔23は、手元竿10の軸線Aに沿って延びるように形成される。図示の実施形態においては、貫通孔23は、尻栓20の軸線(手元竿10の軸線Aと一致する)から偏心した位置に形成されている。この貫通孔23には、棒状のアンカー24が設けられている。アンカー24は例えば金属製である。図示の実施形態において、貫通孔23は、比較的大きな内径を有しており前面26に開口する大径部23aと、当該大径部よりも小さな内径を有しており凹部22の底面29に開口する小径部23bとを有している。アンカー24もこの貫通孔23の形状に応じた形状に形成される。図示の実施形態において、アンカー24のうち貫通孔23の大径部23aに収容される部分は、小径部23bの内径よりも大きな外径を有している。これにより、アンカー24は尻栓本体21に抜け止めされている。
本発明の一実施形態において、アンカー24は、凹部22の底面29から後方に若干突出するように形成される。図示の実施形態において、アンカー24の底面から突出した位置には貫通孔25が形成されている。この貫通孔25は、手元竿10の軸線Aの方向とは直交する方向に延伸するように形成されている。
本発明の一実施形態において、貫通孔25には、環状の尻手リング30が差し込まれている。このように、本発明の一実施形態における尻手リング30は、アンカー24を介して尻栓20に取り付けられる。尻手リング30は、貫通孔25の軸線の周りに揺動可能にアンカー24に取り付けられる。これにより、尻手リング30は、凹部22の底面29に対して倒伏した倒伏姿勢と、底面29に対して起立した起立姿勢とを取ることができる。図2に示されている尻手リング30は倒伏姿勢を取っており、一方、図3に示されている尻手リング30は起立姿勢をとっている。図2に示すように、尻手リング30は、倒伏姿勢においては、凹部22の外へ露出しないように構成及び配置される。尻手リング30は、軸線Aから偏心した位置に設けられているアンカー24に軸支されているので、比較的大径に形成することが可能である。より具体的には、尻手リング30の直径が凹部22の底面29の半径より大きい場合であっても、当該尻手リングは、倒伏姿勢をとったときに凹部22から外へ露出しないように凹部22へ収納され得る。本発明の一実施形態においては、尻栓本体21の底面29の一部を突出させて突出部を形成し、この突出部に軸線Aと直交する方向に延伸する貫通孔を設け、この貫通孔に尻手リング30が取り付けられる。このようにして取り付けられた尻手リング30も、当該貫通孔の周りに揺動可能に設けられ、凹部22の底面29に対して倒伏した倒伏姿勢と、底面29に対して起立した起立姿勢とを取ることができる。
本発明の一実施形態において、尻手リング30は、後述する磁石50の磁力によって吸着されるように、その少なくとも一部が磁性体(強磁性体)から成る。尻手リング30の素材としては、例えばフェライトを用いることができる。
本発明の一実施形態において、中竿12の後端には下栓40が着脱可能に設けられている。下栓40は、例えばABS樹脂、ナイロン、もしくはこれら以外の各種樹脂材料から形成される。尻栓40の材料は本明細書に例示したものに限定されず、尻栓40の材料として公知の各種材料を用いることができる。
本発明の一実施形態において、下栓40は、概ね円柱形状に形成された下栓本体41を有する。図示の実施形態においては、下栓本体41の側面の前方側に雄ねじが形成されている。この下栓本体41の雄ねじが中竿12の内周面の後端に形成された雌ねじと螺合されることにより、下栓40は中竿12の後端に取り付けられる。
本発明の一実施形態において、下栓本体41の後面には凹部42が形成されている。この凹部42には、磁石50が収容される。磁石50は、円盤形状に形成される。磁石50は、図示のように、その後面51が下栓本体の後面43よりも後退するように、当該凹部42の底面に設けられてもよい。磁石50は、凹部42の底面に接着剤により固定されてもよい。
本発明の一実施形態においては、磁石50として、任意の永久磁石を用いることができる。例えば、磁石50として、ネオジム磁石、フェライト磁石、コバルト磁石、アルニコ磁石、又はこれら以外の任意の永久磁石を用いることができる。
本発明の一実施形態において、磁石50は、中竿12が図2に示す収納位置にあるときに、その磁力により尻手リング30を尻栓20の凹部22の底面29に吸着できるように構成及び配置される。本発明の一実施形態において、磁石50は、中竿12が図3に示す延伸位置にあるときに、尻手リング30の貫通孔25の周りでの揺動を妨げない程度の磁力を有する。本発明の一実施形態においては、中竿12を延伸位置にした状態で釣竿1の後端を鉛直下方に向けたときに尻手リング30が底面29から離れることができれば、尻手リング30の貫通孔25の周りでの揺動が磁石50の磁力によって妨げられていないと考えることができる。
続いて、釣竿1の使用方法について説明する。上述したように、釣竿1の未使用時には、中竿12は図2に示す収容位置にある。このとき、尻手リング30は、磁石50の磁力により凹部22の底面29に吸着されている。これにより、釣竿1の未使用時には、尻手リング30の揺動が規制されているため、尻手リング30と尻栓20との衝突を防ぐことができる。
一方、釣竿1の使用時には、中竿12は、釣り人の操作により、手元竿10の内部をその軸線Aに沿って手元竿10の内周面と連結されるまで前方に摺動し、図3に示す延伸位置に達する。このとき、磁石50から尻手リング30に作用する磁力は、尻手リング30の貫通孔25周りでの揺動を妨げない程度に弱くなっている。よって、尻栓20が鉛直下方を向くように釣竿1を保持することにより、尻手リング30を起立姿勢にすることができる。尻手リング30は、起立姿勢において凹部22の底面29から離れて、凹部22から露出することができる。このとき、尻手リング30が凹部22から露出しているので、釣り人は、尻手リング30にロープを容易に結びつけることができる。
釣竿1を使用後に運搬する際には、中竿12を他の竿体とともに手元竿10の内部に収容する。中竿12は、釣り人の操作により手元竿10の内部をその軸線Aに沿って下栓40の後面43が尻栓20又は緩衝部材27と接するまで後方に摺動して、図2に示す収容位置に達する。上述のとおり、中竿12が収容位置にある場合、磁石50の磁力により、尻手リング30は凹部22の底面29に吸着される。また、磁石50の後面43が下栓本体の後面51よりも後退しているので、中竿12を手元竿10へ収容するとき磁石50へ作用する衝撃を小さくすることができる。
図4には、本発明の他の実施形態による釣竿に備えられる下栓140を示す。この下栓140は、図1ないし図3に示されている釣竿1において、下栓40に代えて用いられ得る。下栓140は、後面に磁石を収容するための凹部が形成されていない点で下栓40と異なっている。
図示の実施形態においては、下栓140は、その後面141が平坦となるように形成されている。この平坦な後面141には、ラバーマグネット150が設けられている。ラバーマグネット150は、ゴムにフェライト等の磁性材料の粉末を混ぜた原料をシート状に成形し、このシート状の成形体を着磁することにより形成される。ラバーマグネット150として、市販のラバーマグネットを用いることができる。ラバーマグネット150は、柔軟性が高いため、中竿12を手元竿10に収容する際に、手元竿10及び中竿12に加えられる衝撃を吸収することができる。
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。
1 釣竿
10 手元竿
12、14 中竿
16 穂先竿
20 尻栓
21 尻栓本体
22 凹部
23 貫通孔
23a 大径部
23b 小径部
24 アンカー
25 貫通孔
26 前面
27 緩衝部材
28 Oリング
29 底面
30 尻手リング
40、140 下栓
41 下栓本体
42 凹部
43 後面
50 磁石
150 ラバーマグネット

Claims (8)

  1. 中空の管状に形成された第1の竿体と、
    前記第1の竿体に収容された第1の位置と、前記第1の位置よりも前方の第2の位置と、を取りえるように構成された第2の竿体と、
    前記第2の竿体に設けられた磁石と、
    前記第1の竿体の後端に設けられた尻栓と、
    前記尻栓に揺動可能に設けられ、その少なくとも一部が磁性体から成る尻手リングと、
    を備え、
    前記尻手リングは、前記第2の竿体が前記第1の位置にあるときに前記磁石により前記尻栓に吸着されるように構成されている、釣竿。
  2. 前記尻栓の後面に凹部が形成されており、
    前記尻手リングは、前記尻栓の後面の前記凹部の底面に対して倒伏した倒伏姿勢と当該底面に対して起立した起立姿勢とをとることができるように設けられる、
    請求項1に記載の釣竿。
  3. 前記尻手リングは、前記尻栓の後面の前記凹部の底面から突出するアンカーを介して前記尻栓に設けられる、請求項2に記載の釣竿。
  4. 前記尻手リングは、前記第2の竿体が前記第1の位置にあるときに前記磁石により前記尻栓の前記凹部の前記底面に吸着されるように構成される、請求項2又は請求項3に記載の釣竿。
  5. 前記第2の竿体の後端に設けられた下栓をさらに備え、
    前記磁石は、前記下栓に設けられている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の釣竿。
  6. 前記下栓は、前記尻栓の前面と対向する後面を有しており、
    前記磁石は、柔軟性のあるラバーマグネットであり、前記下栓の前記後面に設けられている、請求項5に記載の釣竿。
  7. 前記下栓の前記後面には凹部が形成されており、
    前記磁石は、その後面が前記下栓の後面よりも後退するように、前記凹部内に設けられている、請求項5に記載の釣竿。
  8. 前記下栓と前記尻栓との間に設けられた緩衝部材をさらに備える、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の釣竿。
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