JP2007143499A - 釣り竿のバランスウエイト取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 元竿1の握り部1Eより竿尻側に寄った後端部分に、バランスウエイト2を収納したバランスウエイトケース3を、元竿1の竿軸線に直交する横軸芯回りで相対揺動可能にアーム4,4を介して吊り下げ支持され、鮎竿Aが水平姿勢にある時に、穂先竿側の重量とのバランスを確保する。
【選択図】 図1
Description
このような持ち重り感や違和感を解消する為に、元竿の握り部より後方側の内部空間内にバランサーを収納していた(特許文献1参照)。
したがって、元竿内をバランサーの設置場所とする限りにおいては、長い竿においては、十分なバランス量を確保できないことも考えられる。
請求項1に係る発明の特徴構成は、元竿の握り部より竿尻側に寄った後端部分に、バランスウエイト機構を前記元竿の竿軸線に直交する横軸芯回りで相対揺動可能に吊り下げ支持してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
つまり、元竿の必要な箇所にバランスウエイト機構を吊り下げ支持する構成を採ることによって、元竿内部にバランスウエイトを収納して装備する場合のように設置長さの制約はなく、十分な量のバランスウエイトを吊下げ支持することができる。
しかも、バランスウエイト機構は元竿の竿軸線に直交する横軸芯回りで相対揺動可能に吊下げ支持されているので、釣り竿を略水平姿勢に近い姿勢にして当りを待つ場合には、バランスウエイト機構は釣り竿に対して直交する垂直姿勢となる。このように、垂直姿勢となることによって、元竿から穂先竿までの重量とバランスする重量を元竿に付与することとなる。
一方、釣り竿を垂直に近い姿勢にして、魚を取り込む場合には、バランスウエイト機構は釣り竿の軸線に沿った垂直姿勢になっている。この場合には、釣り竿とバランスウエイト機構とが一直線上に位置するので、それらの重量を釣り人が支える必要はあるが、水平姿勢の場合に生じていたモーメントが元竿を持つ釣り人の手に作用することはない。
したがって、釣り竿の長さに対応した十分なバランス量を確保できるものでありながら、バランスウエイト機構を釣り竿の姿勢に対応して姿勢を変更することができ、必要な場合にのみバランスウエイトとしての機能を発揮させることのできるものを提供できるに至った。
つまり、誘導溝を通してバランスウエイト機構を釣り竿から取外すことができるので、バランスウエイト機構を吊り下げ基準位置に位置させてバランス機能を発揮させながら、バランス機能を発揮させる必要はない場合には、取外すことができる。
釣り竿を水平姿勢にして当りを待つ間はバランスウエイト機構を吊り下げ基準位置に位置させてバランス機能を発揮させながら、釣り竿を垂直姿勢にして魚を釣上げる場合には、バランス機能を発揮させる必要はないので、取外すことができる。
このような鎖状のものに構成すると、バランスウエイト自体は固体で出来ていても、バランスウエイト機構が姿勢や形状を変形し易いものとなるので、釣り操作時に邪魔になりにくく、操作が容易になる。
つまり、釣り竿を左右に寝かせ操作した場合にも、バランスウエイト機構が元竿に対して円周方向に沿って自由に移動するので、バランスウエイト機構は常に元竿の下方で下向き姿勢に維持されることとなり、バランスを採る機能が十分に発揮される。
鮎竿A等の多数の竿体を縦継して長竿に使用されるバランスウエイト機構Bについて説明する。図1及び図2に示すように、元竿1の握り部1Eの後端位置に尻栓5を螺着するとともに、元竿1の尻栓5の装着部位より前方に、バランスウエイト機構Bを吊り下げ支持してある。図2中の番号6は元上竿であり、7はゴム製の保持体であり、元上竿6を収納状態でゴム製の保持体7で元上竿6の竿尻端部を摩擦保持する構成を採っており、伸縮式の釣り竿を構成してある。
この場合に、吊り下げアーム4、4の着脱を容易にする為に、吊り下げアーム4,4自体を弾性変形可能な金属等で形成するのが望ましい。
バランスウエイト機構Bとして、複数個のバランスウエイトケース3を鎖状に連結したものについて説明する。図4に示すように、元竿1に吊り下げられる上バランスウエイトケース3Aと、その下方に吊り下げられる中間バランスウエイトケース3Bと、更に、下方に吊り下げられる下バランスウエイトケース3Cとでバランスウエイト機構Bが構成される。
小吊り下げアーム4としては、中間部が切断されていない完全な円弧状のものであるか、又は、図4に示すように、中間部4aが切断されたものであり、その切断された部分を相手側バランスウエイトケース3A等の左右両側面に形成したボス部に差し込んで装着する構成を採るものであってもよい。
第1実施形態と同様に、バランスウエイトケース3A、3B、3C内には、金属製のバランスウエイト2以外に、水や砂等を利用したものを収納してもよい。また、バランスウエイトケース3A等の構成としては、中間バランスウエイトケース3Bを一つ使用するものを示したが、必要なバランス量に応じて、同一仕様になる中間バランスウエイトケース3Bを複数個連設してもよい。
また、鎖状のバランスウエイト機構Bとしては、金属を枠状に連結した鎖を使用してもよい。
釣り操作時における竿の姿勢によって、バランスウエイト機構Bが元竿1から離脱する構成を有するバランスウエイト機構Bについて説明する。図5に示すように、尻栓5の後端にブラケット部5Aを突設するとともに、ブラケット部5Aに竿軸線方向に沿った誘導溝としての切込溝5aを形成してある。切込溝5aの後ろ向き先端部においては、切込溝5aをやや上向きに経路を変更して、切込溝5aの先端開口部5bをやや上方に向けて開口するように形成している。
この待ち姿勢より針掛かりした魚を抜き上げる場合に、図5(ロ)に示すように、鮎竿Aを垂直に近い姿勢に立てると、吊り下げアーム4が切込溝5aの先端開口側に向けて自重で移動し、開口端より離脱する。
そうすると、釣り人はバランスウエイト機構Bの影響を受けることなく、取り込み操作を行うことができる。
ここでは、元竿1に取り付けたバランスウエイト機構Bがその元竿1の円周方向に相対移動可能に構成するものについて説明する。図6に示すように、元竿1の外周面に円周方向に沿った環状溝を形成するとともに、前記環状溝内にチャンネル状の環状ガイドレール枠1Bを装着する。環状ガイドレール枠1Bには、外向き面に開口溝が形成されており、その開口溝を介して一対のスライド体1C、1Cを挿入してある。
ここでは、尻栓5にバランスウエイト機構Bを取り付ける形態について説明する。図7(イ)に示すように、尻栓5の中心位置にバランスウエイトケース3を吊り下げ支持するに、まず、尻栓5の中心位置にネジ穴5Cを形成する。一方、バランスウエイトケース3を尻栓5に取り付ける為に、バランスウエイトケース3に吊下具3Dを設ける。この吊下具3Dとしては、バランスウエイトケース3を吊下げる下ブラケット3fと、その下ブラケット3fに対して横向きピン3bによって相対揺動自在に連結される上ブラケット3cと、さらに、その上ブラケット3cに回転自在に取り付けられているネジ軸3dとで構成してある。
上記実施形態においては、リールを使用しない鮎竿A等に適用する形態について説明したが、リールを使用する長い竿に適用してもよい。その場合には、リールシートと尻栓との間にバランスウエイト機構Bを吊下げ支持することとなる。
1E 握り部
2 バランスウエイト
5a 誘導溝
B バランスウエイト機構
Claims (4)
- 元竿の握り部より竿尻側に寄った後端部分に、バランスウエイト機構を前記元竿の竿軸線に直交する横軸芯回りで相対揺動可能に吊り下げ支持してある釣り竿のバランスウエイト取付構造。
- 前記バランスウエイト機構を吊り下げ支持する吊り下げ基準位置から、前記バランスウエイト機構が元竿から離脱すべく移動する誘導溝を形成してある請求項1記載の釣り竿のバランスウエイト取付構造。
- 前記バランスウエイト機構が複数個のバランスウエイトを鎖状に連結して構成されたものである請求項1又は2記載の釣り竿のバランスウエイト取付構造。
- 前記バランスウエイト機構を元竿に対してその円周方向に沿って自由移動可能に取付構成してある請求項1記載の釣り竿のバランスウエイト取付構造。
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JP2005343933A JP4627034B2 (ja) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | 釣り竿のバランスウエイト取付構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009291750A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Nobutaya:Kk | 卓上フード |
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