JP2018067114A - レーダ装置およびレーダ装置の制御方法 - Google Patents

レーダ装置およびレーダ装置の制御方法 Download PDF

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Hiroshi Tsutsumi
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Abstract

【課題】交差点等において赤信号で停車している場合において、不要な警報が発出されることを抑制すること。【解決手段】車両に搭載するレーダ装置において、車両の前側方に位置する物標を検知する物標検知部(処理部14b)と、車両の走行状態を検出する走行状態検出部(検出部14c)と、走行状態検出部によって車両の走行速度が所定の閾値以下であることが検出された場合において物標検知部によって物標が検知され、かつ、当該物標が前記車両に接触または衝突する可能性があると判定したときは警報を発する警報部(警報部14d)と、車両が信号待ちで停車していることを検出する信号待検出部(処理部14b)と、信号待検出部によって車両が信号待ちで停車していることが検出された場合には警報部による警報を停止させ、車両が停車後に走行状態になった場合には警報部による警報を再開させる制御を行う制御部(制御部14a)と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、レーダ装置およびレーダ装置の制御方法に関するものである。
特許文献1には、車両の進行方向に対して側方を監視して、移動体が検出された場合には移動体までの距離を測定し、その結果に基づいて所定の指標値を取得する。そして、指標値と報知閾値との大小関係に基づいて、移動体の接近を報知する。複数の移動体が連続して接近してきた場合は、先頭の移動体を報知した後、後続する移動体に対する報知は開始しない。これにより、側方から接近する全ての移動体に対して連続して報知されることがないので、移動体の接近が繰り返されることを抑制することが可能なレーダ装置が開示されている。
特開2013−250688号公報
しかしながら、特許文献1に示す技術では、例えば、交差点において赤信号で停車している場合に、交差する道路を通行する車両や歩道を歩行または走行する自転車等を検出して警報が発生されることから、運転者には耳障りであるとの問題点がある。
本発明は、交差点等において赤信号で停車している場合において、不要な警報が発出されることを抑制することが可能なレーダ装置およびレーダ装置の制御方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、車両に搭載するレーダ装置において、前記車両の前側方に位置する物標を検知する物標検知部と、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出部と、前記走行状態検出部によって前記車両の走行速度が所定の閾値以下であることが検出された場合において前記物標検知部によって物標が検知され、かつ、当該物標が前記車両に接触または衝突する可能性があると判定したときは警報を発する警報部と、前記車両が信号待ちで停車していることを検出する信号待検出部と、前記信号待検出部によって前記車両が信号待ちで停車していることが検出された場合には前記警報部による警報を停止させ、前記車両が停車後に走行状態になった場合には前記警報部による警報を再開させる制御を行う制御部と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、交差点等において赤信号で停車している場合において、不要な警報が発出されることを抑制することが可能となる。
また、本発明は、前記信号待検出部は、前記車両が停車している状態が所定の時間以上継続している場合には信号待ちと判定することを特徴とする。
このような構成によれば、簡単な構成によって、信号待ち状態を効率良く検出することが可能になる。
また、本発明は、前記信号待検出部は、GPS(Global Positioning System)による位置情報と地図情報とを参照し、車両が停車している位置が信号機の近くである場合には信号待ちであると判定することを特徴とする。
このような構成によれば、カーナビゲーションシステムの情報を流用することで、信号待ち状態を正確に判定することができる。
また、本発明は、前記信号待検出部は、信号機との通信によって、当該信号機が赤信号の状態であることを示す情報を受信した場合には信号待ちであると判定することを特徴とする。
このような構成によれば、信号機との通信を用いることで、赤信号での信号待ちであることを正確に検出することができる。
また、本発明は、前記信号待検出部は、カメラによって前記車両の進行方向前方の画像を撮影し、当該画像内に信号機が存在し、かつ、赤信号の状態である場合には信号待ちであると判定することを特徴とする。
このような構成によれば、カメラを用いることで、赤信号での信号待ちであることを正確に検出することができる。
また、本発明は、前記制御部は、前記車両が停車後にブレーキペダルに対する操作が終了した場合、または、アクセルに対する操作が開始された場合に走行状態になったと判定することを特徴とする。
このような構成によれば、信号待ち状態から走行状態になった場合には、警報の発出を再開することで、危険を事前に察知することができる。
また、本発明は、前記制御部は、前記車両のトランスミッションが前進の状態に変更された場合、または、パーキングブレーキが解除された場合には前記警報部の動作を再開させることを特徴とする。
このような構成によれば、信号待ち状態から走行状態になった場合には、警報の発出を再開することで、危険を事前に察知することができる。
また、本発明は、車両に搭載するレーダ装置の制御方法において、前記車両の前側方に位置する物標を検知する物標検知ステップと、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出ステップと、前記走行状態検出ステップにおいて前記車両の走行速度が所定の閾値以下であることが検出された場合において前記物標検知ステップにおいて物標が検知され、かつ、当該物標が前記車両に接触または衝突する可能性があると判定したときには警報を発する警報ステップと、前記車両が信号待ちで停車していることを検出する信号待検出ステップと、前記信号待検出ステップにおいて前記車両が信号待ちで停車していることが検出された場合には前記警報部による警報を停止させ、前記車両が停車後に走行状態になった場合には前記警報部による警報を再開させる制御を行う制御ステップと、を有することを特徴とする。
このような方法によれば、交差点等において赤信号で停車している場合において、不要な警報が発出されることを抑制することが可能となる。
本発明によれば、交差点等において赤信号で停車している場合において、不要な警報が発出されることを抑制することが可能なレーダ装置およびレーダ装置の制御方法を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係るレーダ装置の実装例を示す図である。 本発明の実施形態に係るレーダ装置の構成例を示す図である。 図2に示す制御・処理部の詳細な構成例を示すブロック図である。 図1に示す実施形態の動作を説明するための図である。 図1に示す実施形態の動作を説明するための図である。 図1に示す実施形態の動作を説明するための図である。 図1に示す実施形態の動作を説明するための図である。 図1に示す実施形態の動作を説明するための図である。 図1に示す実施形態の動作を説明するための図である。 図1に示す実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)実施形態の構成の説明
図1は、本発明の実施形態に係るレーダ装置の実装例を示す図である。この図に示すように、本発明の実施形態に係るレーダ装置1は、車両Cの前部の左右にそれぞれ配置されている。これらのレーダ装置1は、車両Cの前側方の検知領域DL,DRをそれぞれ有し、検知領域DL,DRに検知対象としての物標(例えば、他の車両、自転車、人等)が存在し、かつ、物標が自車両に接触または衝突する可能性がある場合には、警報を発する。
図2は、図1に示すレーダ装置1の構成例を示す図である。図2に示すように、レーダ装置1は、局部発振部10、送信部11、制御・処理部14、受信部15、および、A/D(Analog to Digital)変換部20を主要な構成要素としている。
ここで、局部発振部10は、所定の周波数のCW(Continuous Wave)信号を生成して、送信部11と受信部15に供給する。
送信部11は、変調部12および送信アンテナ13を有し、局部発振部10から供給されるCW信号を、変調部12によってパルス変調し、送信アンテナ13を介して物標に対して送信する。
送信部11の変調部12は、制御・処理部14によって制御され、局部発振部10から供給されるCW信号をパルス変調して出力する。送信アンテナ13は、変調部12から供給されるパルス信号を、物標に向けて送信する。
制御・処理部14は、変調部12、利得可変増幅部18、および、アンテナ切換部17を制御するとともに、A/D変換部20から供給される受信データに対して演算処理を実行することで、物標を検知する。
図3は、図2に示す制御・処理部14の詳細な構成例を示すブロック図である。図3に示すように、制御・処理部14は、制御部14a、処理部14b、検出部14c、および、警報部14dを有している。ここで、制御部14aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等によって構成され、ROMおよびRAMに記憶されているデータに基づいて装置の各部を制御する。処理部14bは、例えば、DSP(Digital Signal Processor)等によって構成され、A/D変換部20から供給されるデジタル信号に対する処理を実行し、物標を検知する。検出部14cは、車両Cの走行状態を検出する。警報部14dは、例えば、警報音を発するスピーカもしくはブザー、または、光を発するLED(Light Emitting Diode)もしくは液晶ディスプレイ等によって構成される。警報部14dは、物標を検知した場合であって、かつ、物標が自車両に接触または衝突する可能性がある場合には、警報を発して運転者に注意を促す。
受信部15は、受信アンテナ16、アンテナ切換部17、利得可変増幅部18、および、復調部19を有し、送信アンテナ13から送信され、物標によって反射された信号を受信して復調処理を施した後、A/D変換部20に出力する。
受信部15の受信アンテナ16は、複数のアンテナによって構成され、送信アンテナ13から送信され、物標によって反射された信号を受信し、アンテナ切換部17に供給する。アンテナ切換部17は、制御・処理部14の制御部14aによって制御され、受信アンテナ16のいずれか1つを選択して、受信信号を利得可変増幅部18に供給する。利得可変増幅部18は、制御・処理部14の制御部14aによって利得が制御され、アンテナ切換部17から供給される受信信号を所定の利得で増幅して復調部19に出力する。復調部19は、利得可変増幅部18から供給される受信信号を、局部発振部10から供給されるCW信号を用いて復調して出力する。
A/D変換部20は、復調部19から供給される受信信号を所定の周期でサンプリングし、デジタル信号に変換して制御・処理部14に供給する。
(B)実施形態の動作の説明
つぎに、本発明の実施形態の動作を説明する。本発明の実施形態では、レーダ装置1は、車両Cの車速が、例えば、15km/h以下になった場合には、図1に示す検知領域DL,DRを車両Cの前側方に設定し、これらの検知領域DL,DR内に物標が存在し、かつ、物標が自車両に接触または衝突する可能性があると判定した場合は警報部14dから警報を発する。
より詳細には、制御部14aは変調部12を制御し、局部発振部10から供給されるCW信号をパルス変調して出力する。送信アンテナ13は、変調部12から供給されるパルス信号を、物標に向けて送信する。
送信アンテナ13から送信され、物標によって反射された信号は受信アンテナ16を構成する複数のアンテナによって受信される。アンテナ切換部17は、制御・処理部14の制御部14aによって制御され、受信アンテナ16を構成する複数のアンテナのいずれか1つを選択して、受信信号を利得可変増幅部18に供給する。利得可変増幅部18は、制御・処理部14の制御部14aによって利得が制御され、アンテナ切換部17から供給される受信信号を所定の利得で増幅して復調部19に出力する。復調部19は、利得可変増幅部18から供給される受信信号を、局部発振部10から供給されるCW信号を用いて復調して出力する。A/D変換部20は、復調部19から供給される受信信号を所定の周期でサンプリングし、デジタル信号に変換して制御・処理部14に供給する。制御・処理部14の処理部14bは、制御・処理部14の検出部14cによって車速が15km/h以下になったことが検出されると、A/D変換部20から供給されるデジタル信号に対して信号処理を施し、検知領域DL,DR内を設定し、これらの検知領域DL,DR内に物標が存在するかを判定する。その結果、物標が存在すると判定した場合であって、かつ、物標が自車両に接触または衝突する可能性があると判定したときは、警報部14dを制御して警報を発出させる。
具体例として、例えば、図4に一例を示すように、ハッチングを施した自車両Cが信号機の無いT字路にさしかかり、減速した後にT字路に進入して左折または右折する場合に、車両Cの車速が15km/h以下になると、レーダ装置1の処理部14bは、図1に示すような検知領域DL,DRを設定し、この検知領域DL,DR内に存在する物標を検知する。その結果、物標が存在すると判定した場合であって、かつ、物標が自車両に接触または衝突する可能性があると判定したときには、処理部14bは、警報部14dに対して警報を発するように指示をする。警報部14dは、例えば、警報音を発するので運転者は、物標が存在し、かつ、接触等の危険があることを知ることができることから、例えば、アクセルを緩めたり、ブレーキを操作したりすることができる。
なお、図4は、15km/h以下に減速する例であるが、例えば、図5に示すように、ハッチングを施した自車両Cが15km/h以下に減速せずに(例えば、青信号の際に)交差点に減速せずに進入する場合には、図1に示す検知領域DL,DRは設定されないので、危険(接触または衝突の可能性がある)と判定されて警報が発出されることはない。このため、不必要な警報が発出されることで、運転者が勘違いしたり、動揺したりすることを防止できる。
また、同様に、図6に示すように、ハッチングを施した自車両Cが15km/h以下に減速せずに交差点に進入する場合には、図1に示す検知領域DL,DRは設定されないので、危険と判定されて警報が発出されることはない。このため、不必要な警報が発出されることで、運転者が勘違いしたり、動揺したりすることを防止できる。
ところで、図7に示すように、信号機が「赤」の状態である場合において、信号待ちで自車両Cが停車しているとき、車速が15km/h以下となることから、図1に示すような検知領域DL,DRが設定される。この場合、交差する道路を通行する他の車両C2,C3が検知領域DL,DR内に属することから、自車両Cが停車状態であるにも関わらず、車両C1,C2等を検知することによる警報が発せられる可能性がある。また、他の車両C2,C3だけでなく、横断歩道を歩行する歩行者や、自転車等についても検知領域DL,DRに属することから、これらに対する警報も発せられる可能性がある。そのような場合、運転者は、停車しているにも拘わらず、警報が発せられることから、うるさく感じたり、動揺したりすることになる。
そこで、本実施形態では、車両が減速されて15km/h以下になった後、車両が停車され、停車が所定の時間(例えば、3秒)以上継続された場合には、検知領域DL,DR内に物標が検知され、かつ、物標が自車両に接触または衝突する可能性があると判定したときでも、警報部14dによる警報の発出を停止する。これにより、不要な警報が発せられることを防止できる。
より詳細には、制御部14aは、検出部14cによって車速が0km/hの状態が所定の時間(例えば、3秒)以上継続する場合には、警報部14dの動作を停止させる。これにより、警報が発出されなくなる。
そして、信号機が赤から青に変化し、運転者が車両Cのブレーキの操作を終了した場合(ブレーキペダルから足を離した場合)には、警報部14dによる警報の発出を再開する。これにより、例えば、信号を無視して歩道を横断する自転車や保護者を検知し、かつ、物標が自車両に接触または衝突する可能性があると判定したときは警報を発することができる。
より詳細には、制御部14aは、検出部14cによってブレーキの操作を終了したことが検出された場合には、警報部14dの動作を再開させる。これにより、検知領域DL,DR内に物標が存在し、かつ、物標が自車両に接触または衝突する可能性があると判定した場合には警報が発出される。
このように、車両が減速されて15km/h以下になった後、車両が停車され、停車が所定の時間(例えば、3秒)以上継続された場合であっても、ブレーキが解除されたときは警報部14dによる警報の発出を再開するようにしたので、例えば、図8および図9に示すように、駐車場に駐車中の自車両Cのエンジンを始動し、ブレーキを解除した場合には、警報部14dによる警報の発出を再開するので、例えば、図8および図9に示す他の車両C2の接近を検知領域DLによって検知し、かつ、物標が自車両に接触または衝突する可能性があると判定した場合には警報を発出することで運転者に注意を喚起することができる。
以上に説明したように、本発明の実施形態によれば、車両が減速して車速が所定の閾値(例えば、時速15km/h)以下になった場合には検知領域DL,DRを設定してそこに存在する物標を検知し、かつ、物標が自車両に接触または衝突する可能性があると判定した場合には警報を発するようにするとともに、停車状態が所定の時間(例えば、3秒)以上継続する場合には警報を停止するようにしたので、例えば、交差点に信号待ちで停車している場合に、交差する道路を走行する他の車両C2,C3等を検知して不要な警報が発せられることを防止できる。
また、停車状態が所定の時間以上継続して警報を停止した場合に、ブレーキが解除されたときには、警報の発出を再開するようにしたので、例えば、図8および図9に示すように、駐車後に走行する場合において、警報が発せられない事態を回避することができる。
つぎに、図10を参照して、本実施形態において実行される処理の流れの一例について説明する。図10に示す処理は、各レーダ装置において実行される。図10に示すフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS10では、検出部14cは、車両Cの車速Vを検出する。この結果、例えば、車速として10km/hが取得される。
ステップS11では、制御部14aは、ステップS10で検出した車速Vが閾値Th(例えば、15km/h)以下であるか否かを判定し、V≦Thである場合(ステップS11:Y)にはステップS12に進み、それ以外の場合(ステップS11:N)にはステップS18に進む。いまの例では、10km/hであるのでYと判定してステップS12に進む。
ステップS12では、処理部14bは、図1に示すような、前側方の検知領域DL,DRを設定する。
ステップS13では、処理部14bは、ステップS12で設定した検知領域DL,DR内に物標が存在するか否かを判定し、物標が存在する場合(ステップS13:Y)にはステップS14に進み、それ以外の場合(ステップS13:N)にはステップS15に進む。例えば、検知領域DL内に他の車両が存在する場合にはYと判定してステップS14に進む。
ステップS14では、処理部14bは、物標が自車両に接触または衝突する可能性があるか否かを判定し、接触または衝突の可能性があると判定した場合(ステップS14:Y)にはステップS15に進み、それ以外の場合(ステップS14:N)にはステップS16に進む。例えば、ステップS13で検知した物標の位置および進行方向と、自車両の位置とから、物標が自車両に接触または衝突すると判定した場合には、危険と判定してステップS15に進む。
ステップS15では、処理部14bは、警報部14dを制御して警報を発出させる。この結果、運転者は、車両の前側方に物標が存在し、かつ、物標が自車両に接触または衝突する可能性があることを知ることができる。
ステップS16では、制御部14aは、車速V=0が所定の時間(例えば、3秒)以上継続しているか否かを判定し、所定の時間以上継続している場合(ステップS16:Y)と判定した場合にはステップS16に進み、それ以外の場合(ステップS16:N)にはステップS10に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返す。例えば、信号待ちで車両Cが3秒以上停車している場合にはYと判定されてステップS17に進む。
ステップS17では、制御部14aは、警報部14dによる警報の発出を停止する。この結果、例えば、信号待ちで車両Cが停車している場合には、警報の発出が停止される。
ステップS18では、制御部14aは、ブレーキに対する操作が解除されたか否かを検出部14cによって検出し、解除されたと判定した場合(ステップS18:Y)にはステップS19に進み、それ以外の場合(ステップS18:N)にはステップS17に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返す。例えば、信号待ち状態で、信号が赤から青に変わった場合にはブレーキに対する操作が解除されるので、Yと判定してステップS19に進む。
ステップS19では、制御部14aは、処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合(ステップS19:N)にはステップS10に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS19:Y)には処理を終了する。
以上の処理によれば、前述した実施形態の動作を実現することができる。
(C)変形実施形態の説明
以上の実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、以上の実施形態では、車速が15km/h以下になった場合に検知領域DL,DRを設定するようにしたが、これ以外の車速を閾値としてもよい。
また、以上の実施形態では、停車している状態が3秒以上継続した場合に、信号待ち状態であるとして、警報の発出を停止するようにしたが、3秒以外の値を用いるようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、停車している状態が所定の時間以上継続した場合に信号待ち状態であると判定するようにしたが、これ以外にも、例えば、GPS(Global Positioning System)による自車両の位置情報と、地図情報とを対比し、自車両が停車しているのが信号機のある交差点であると判定した場合には、信号待ち状態であるとして、警報を発出するようにしてもよい。
あるいは、信号機との間で通信が可能な場合において、信号機から赤信号であることを示す情報を受信したときは、信号待ち状態であると判断して、警報の発出を停止するようにしてもよい。なお、信号機から青信号に変わったことを示す情報を受信した場合には、警報の発出を再開するようにしてもよい。
あるいは、カメラによって車両の進行方向前方を撮影し、得られた画像を参照して、前方に信号機が存在する場合であって、信号機の赤信号が点灯していると判定したときには、信号待ち状態であると判断して、警報の発出を停止するようにしてもよい。なお、カメラによって撮影した画像により、信号機から青信号に変わったと判定した場合には、警報の発出を再開するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、警報の発出を停止した後に、ブレーキ操作が解除された場合に、警報の発出を再開するようにしたが、ブレーキではなく、アクセルが操作された場合(アクセルペダルに対する操作が開始された場合)に警報の発出を再開するようにしてもよい。これ以外にも、トランスミッションが、例えば、パーキングまたはニュートラルの状態から、ドライブ(前進)の状態に変更された場合に、警報の発出を再開するようにしてもよい。あるいは、パーキングブレーキが解除された場合に、警報の発出を再開するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、警報部14dの動作を停止する方法として、処理部14bが検知領域DL,DR内に物標を検知し、かつ、接触または衝突の可能性があると判定した場合でも、警報部14dから警報を発出しないようにしたが、例えば、検知動作または接触(もしくは衝突)の判定動作そのものを停止するようにしてもよい。より詳細には、制御部14aによって送信アンテナ13からの電波の送信を停止することで、検知動作そのものを停止したり、物標との接触または衝突の可能性の判断を停止したりするようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、検知領域DL,DR内の物標が自車両と接触または衝突する可能性がある場合に、警報部14dによって警報を発するようにしたが、検知領域DL,DR内に物標を検知した場合には、警報部14dまたは別の手段によって運転者に注意を促すようにしてもよい。例えば、検知領域DL,DR内に物標を検知した場合には、自車両と接触または衝突する可能性がある場合よりも軽微な警報(例えば、音が小さい警報音)を、警報部14dまたは別の手段が発するようにしてもよい。なお、車両の速度が閾値Th以下の場合には、検知領域DL,DR内に物標を検知したことを示す前述の軽微な警報を停止するようにしてもよい。
また、本実施形態では、図2に示すように、アンテナ切換部17によって複数の受信アンテナ16を切り換える構成としたが、単一の受信アンテナを用いるとともに、アンテナ切換部17を有しない構成としてもよい。
また、以上の実施形態では、車両として自動四輪車を例に挙げて説明したが、これ以外にも自動二輪車や自転車等を検出するようにしてもよい。すなわち、本明細書中において、車両とは自動四輪車には限定されない。
また、図10に示すフローチャートの処理は一例であって、本発明がこれらフローチャートの処理に限定されるものではないことはいうまでもない。
1 レーダ装置
10 局部発振部
11 送信部
12 変調部
13 送信アンテナ
14 制御・処理部
14a 制御部(制御部)
14b 処理部(物標検知部)
14c 検出部(走行状態検出部、信号待検出部)
14d 警報部(警報部)
15 受信部
16 受信アンテナ
17 アンテナ切換部
18 利得可変増幅部
19 復調部
20 A/D変換部

Claims (8)

  1. 車両に搭載するレーダ装置において、
    前記車両の前側方に位置する物標を検知する物標検知部と、
    前記車両の走行状態を検出する走行状態検出部と、
    前記走行状態検出部によって前記車両の走行速度が所定の閾値以下であることが検出された場合において、前記物標検知部によって物標が検知され、かつ、当該物標が前記車両に接触または衝突する可能性があると判定したときは警報を発する警報部と、
    前記車両が信号待ちで停車していることを検出する信号待検出部と、
    前記信号待検出部によって前記車両が信号待ちで停車していることが検出された場合には前記警報部による警報を停止させ、前記車両が停車後に走行状態になった場合には前記警報部による警報を再開させる制御を行う制御部と、
    を有することを特徴とするレーダ装置。
  2. 前記信号待検出部は、前記車両が停車している状態が所定の時間以上継続している場合には信号待ちと判定することを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。
  3. 前記信号待検出部は、GPS(Global Positioning System)による位置情報と地図情報とを参照し、車両が停車している位置が信号機の近くである場合には信号待ちであると判定することを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。
  4. 前記信号待検出部は、信号機との通信によって、当該信号機が赤信号の状態であることを示す情報を受信した場合には信号待ちであると判定することを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。
  5. 前記信号待検出部は、カメラによって前記車両の進行方向前方の画像を撮影し、当該画像内に信号機が存在し、かつ、赤信号の状態である場合には信号待ちであると判定することを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。
  6. 前記制御部は、前記車両が停車後にブレーキペダルに対する操作が終了した場合、または、アクセルに対する操作が開始された場合に走行状態になったと判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレーダ装置。
  7. 前記制御部は、前記車両のトランスミッションが前進の状態に変更された場合、または、パーキングブレーキが解除された場合には前記警報部の動作を再開させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレーダ装置。
  8. 車両に搭載するレーダ装置の制御方法において、
    前記車両の前側方に位置する物標を検知する物標検知ステップと、
    前記車両の走行状態を検出する走行状態検出ステップと、
    前記走行状態検出ステップにおいて前記車両の走行速度が所定の閾値以下であることが検出された場合において前記物標検知ステップにおいて物標が検知され、かつ、当該物標が前記車両に接触または衝突する可能性があると判定したときには警報を発する警報ステップと、
    前記車両が信号待ちで停車していることを検出する信号待検出ステップと、
    前記信号待検出ステップにおいて前記車両が信号待ちで停車していることが検出された場合には前記警報部による警報を停止させ、前記車両が停車後に走行状態になった場合には前記警報部による警報を再開させる制御を行う制御ステップと、
    を有することを特徴とするレーダ装置の制御方法。
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