JP2015076006A - 運転支援装置 - Google Patents

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Kenichi Higashi
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宏幸 南
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宏幸 南
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Abstract

【課題】路車間通信によって情報が入手できない場合でも、不要な運転支援処理を停止させることができる運転支援装置を提供すること。【解決手段】信号機判定部101eは、自車両位置検出部101aにより検出された自車両位置や他車両情報取得部101bにより取得された他車両情報や加速度センサ111G、ジャイロセンサ111Jにより検出された自車両10の挙動に基づいて、自車両10の前方に信号機の有る交差点が有るか無いかを判定する。衝突可能性判定部101cは、信号機判定部101eにより自車両10の前方に信号機の有る交差点が有ると判定された場合には、不要な衝突可能性判定処理を実行しないようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、運転支援装置に関し、詳しくは、走行する車両の衝突の可能性を予測して当該衝突を未然に回避するものに関する。
近年の車両では、外部との間で通信することにより、種々の情報を検出し取得することが行われており、車両と道路側との路車間通信、車両同士の車車間通信などがある。
車車間通信を使って、自車両の位置情報や速度情報などを相互に送受信し、自車両に接近してくる車両の衝突の可能性を判断し、運転者に注意喚起を行う運転支援装置がある。
特許文献1では、路車間通信により取得した信号機の灯色が赤色になるまでの時間と、車車間通信により取得した対向車の車両位置と車両速度と、に基づいて、信号機の灯色が赤色になったとき対向車が交差点を通過しているか否かを判定し、通過していると判定した場合には、その対向車に対する右折事故防止運転支援を実施しないようにすることが提案されている。
特開2011−123736号公報
しかしながら、このような運転支援装置にあっては、路車間通信による情報の入手ができないと、信号機の現在の灯色が変化するまでの時間を取得できず、運転支援処理を止めることができない、という問題があった。
そこで、本発明は、路車間通信によって情報が入手できない場合でも、不要な運転支援処理を停止させることができる運転支援装置を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様は、走行する自車両の位置を検出する自車両位置検出部と、前記自車両周辺の他車両の少なくとも位置情報を含む情報を取得する他車両情報取得部と、前記自車両位置検出部により検出された自車両位置および前記他車両情報取得部により取得された他車両情報に基づいて前記自車両と前記他車両との衝突の可能性を判定する衝突可能性判定部と、を備え、前記自車両と前記他車両との衝突の可能性があると判定された場合に前記自車両の運転者に警告を報知する運転支援装置であって、前記自車両の挙動に基づいて前記自車両前方の交差点に信号機が有るか無いかを判定する信号機判定部を備え、前記衝突可能性判定部は、前記信号機判定部により前記自車両前方の交差点に信号機が有ると判定された場合には、不要な衝突可能性判定処理を実行しないようにすることを特徴とするものである。
本発明の第2の態様としては、前記自車両の前の先行車両を検出する先行車両検出部を備え、前記信号機判定部は、前記先行車両検出部により前記先行車両が検出された場合、前記先行車両の挙動に基づいて前記自車両前方の交差点に信号機が有るか無いかを判定するのが好ましい。
本発明の第3の態様としては、前記信号機判定部は、前記自車両の挙動に、前記自車両の左右方向から接近する前記他車両の前記自車両との間の距離を加味して前記自車両前方の交差点に信号機が有るか無いかを判定するのが好ましい。
本発明の第4の態様としては、前記信号機判定部は、前記先行車両の挙動に、前記自車両の左右方向から接近する前記他車両の前記自車両との間の距離を加味して前記自車両前方の交差点に信号機が有るか無いかを判定するのが好ましい。
本発明の第5の態様としては、前記信号機判定部は、前記自車両が停止したとき、前記自車両前方の交差点と前記自車両との間の距離に基づいて前記交差点に信号機が有るか無いかを判定するのが好ましい。
このように、上記の第1の態様によれば、自車両の挙動に基づいて自車両前方の交差点の信号機の有無を判定しているため、路車間通信等の外部からの情報が無くても信号機の有無を判定することができる。このため、信号機の有る交差点において不要な運転支援処理を実行しないようにすることができる。
上記の第2の態様によれば、先行車両の挙動に基づいて自車両前方の交差点の信号機の有無を判定しているため、先行車両が存在する場合は、早期に信号機の有無を判定することができる。このため、早期に不要な運転支援処理を実行しないようにすることができる。
上記の第3の態様によれば、自車両の挙動に、左右方向から接近してくる他車両との間の距離を加味して自車両前方の交差点の信号機の有無を判定しているため、精度良く信号機の有無を判定することができる。このため、運転支援装置の利便性を損なうことなく不要な運転支援処理を実行しないようにすることができる。
上記の第4の態様によれば、先行車両の挙動に、左右方向から接近してくる他車両との間の距離を加味して自車両前方の交差点の信号機の有無を判定しているため、精度良く信号機の有無を判定することができる。このため、運転支援装置の利便性を損なうことなく不要な運転支援処理を実行しないようにすることができる。
上記の第5の態様によれば、停止している自車両と自車両前方の交差点との間の距離に基づいて、この交差点の信号機の有無を判定しているため、路車間通信等の外部からの情報が無くても信号機の有無を判定することができる。このため、信号機の有る交差点において不要な運転支援処理を実行しないようにすることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る運転支援装置を示す図であり、その概念ブロック図である。 図2は、その交差点の構成により信号機の有無を判定する方法を説明する右方向から接近する車両との位置関係を示した概念平面図である。 図3は、その斜め交差点での信号機の有無を判定する方法を説明する左右方向から接近する車両との位置関係を示した概念平面図である。 図4は、その処理手順を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1〜図4は本発明の一実施形態に係る運転支援装置を示す図である。
(基本構成)
図1において、運転支援装置100は、車両10に搭載され、例えば、道路上に設置された情報提供装置である路側通信装置や、歩行者が携帯している通信端末や、他車両20(20A、20L、20R:図2、3を参照)の運転支援装置などと、各種情報のやり取りをすることにより、T字路や十字路等のように目視し難い環境で右左折等する際に、歩行者との間や車両間での安全性を確保する支援処理を実行する。
この運転支援装置100は、制御部101、GPS(Global Positioning System)アンテナ102、GPS受信回路103、対道路施設間用通信アンテナ104、対道路施設間用通信回路105、対車歩間用通信アンテナ106、対車歩間通信回路107、スピーカ108S、ブザー108B、液晶表示ユニット110、加速度センサ111G、ジャイロセンサ111J、カメラ112C、レーダー112R、を備えて構築されており、例えば、車載のナビゲーションシステムに搭載されて、運転支援装置として機能するようになっている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)やメモリなどを備え、予めメモリ内に格納されている各種制御プログラムに従って上述の支援処理を実行するようになっている。
スピーカ108S、ブザー108Bは、制御部101の選択した案内や警告などの各種情報を音声出力するようになっている。
液晶表示ユニット110(LED(Light Emitting Diode)等でもよい)は、制御部101の選択した案内や警告などの各種情報を表示出力するようになっている。
加速度センサ111Gは、自車両10の加速度を検出するもので、制御部101は、この加速度から自車両10の傾きや動きなどを検出できるようになっている。
ジャイロセンサ111Jは、自車両10の角速度を検出するもので、制御部101は、この角速度から自車両10の動作や振動などを検出できるようになっている。
カメラ112Cは、自車両10の前方の所定範囲内を撮像するもので、制御部101は、この撮像画像から自車両10の前方の障害物や歩行者や他車両20などを検出できるようになっている。
レーダー112Rは、例えば、レーザレーダー装置により構成され、自車両10の進行方向に出射するレーザービームの反射光を受光することにより、自車両10の進行方向に存在する物体を検知するとともに、反射光が返ってくるまでの時間により物体までの距離を算出できるようになっている。
GPS受信回路103は、GPSアンテナ102を介して自車両10の緯度・経度等のGPS情報を取得するようになっており、制御部101は、このGPS情報から自車両10の位置を検出するようになっている。すなわち、制御部101は、自車両位置検出部101aを構成する。
対道路施設間用通信回路105は、対道路施設間用通信アンテナ104を介して交差点C(C’、C”:図2、3を参照)近辺に設置された路側通信装置との間での通信プロトコルを実行して、その交差点Cの信号機S(図2を参照)の情報や道路幅の情報などの各種道路情報を取得するようになっている。
対車歩間通信回路107は、対車歩間用通信アンテナ106を介して歩行者の持つ携帯装置や他車両20の運転支援装置との間での通信プロトコルを実行してGPS情報などの各種情報をやり取りするようになっている。
制御部101は、予め設定された時間間隔で対車歩間通信回路107によりGPS情報を取得し、歩行者または車両ごとに時系列に記憶しておき、例えば、GPS情報の時間変化により移動速度や移動方向を算出可能にしている。なお、歩行者の持つ携帯装置や他車両20の運転支援装置が加速度センサやジャイロセンサを備えていて、自装置の移動速度や移動方向や移動加速度を検出可能に構成されている場合には、対車歩間通信回路107は、それらの情報を取得するようにし、制御部101において利用するようにしてもよい。すなわち、制御部101は、他車両情報取得部101bを構成する。
この制御部101は、自車両10周辺の歩行者や他車両20の動きを検知し、また、自車両10前方の歩行者や障害物を検知し、衝突等の可能性がある場合は、自車両10の運転者に警告を報知する衝突回避制御処理を実行するようになっている。
例えば、制御部101は、GPS受信回路103のGPS情報、対車歩間通信回路107により受け取った周辺の歩行者や他車両20のGPS情報に基づいて、接近する相手側との間の距離や、その進行方向を演算して衝突等の可能性を算出し、衝突等の可能性がある場合は、警告メッセージを液晶表示ユニット110に表示出力し、また、スピーカ108Sから音声出力し、警告音をブザー108Bから音声出力する。
また、制御部101は、カメラ112C、レーダー112Rの検出情報により、例えば、自車両10の前方の障害物や歩行者を検出して衝突の可能性を算出し、衝突の可能性がある場合は、警告メッセージを液晶表示ユニット110に表示出力し、また、スピーカ108Sから音声出力し、警告音をブザー108Bから音声出力する。
(本実施形態の特徴)
制御部101は、交差点Cにおいて、例えば、左右方向から接近する他車両20L、20R(図3を参照)との衝突の可能性を算出し、衝突の可能性がある場合は、警告を報知する出会い頭衝突回避制御処理を実行する。
具体的には、制御部101は、左右方向から接近する他車両20L、20Rの走行速度および進行方向と、自車両10の予測進路とから、自車両10と他車両20L、20Rとの衝突の可能性を判定する。制御部101は、衝突の可能性があると判定した場合には、衝突するまでの猶予時間TTC(Time to Collision)を算出し、衝突猶予時間TTCが予め設定された警告時間以下であれば警告メッセージを液晶表示ユニット110に表示出力し、また、スピーカ108Sから音声出力し、警告音をブザー108Bから音声出力する。警告時間は、自車両10の運転者が衝突の可能性のある他車両20を把握して余裕を持って速度を下げる等の対策をとることができる時間であり、制御部101のメモリに記憶されている。
すなわち、制御部101は、衝突可能性判定部101c、を構成する。
この制御部101は、自車両10の進行方向に有る交差点Cの信号機Sの有無を判定して、信号機Sの有る交差点Cにおいては不要な運転支援処理、例えば、出会い頭衝突回避制御処理を実行しないようになっている。
制御部101は、カメラ112Cの撮像画像やレーダー112Rの検出情報や他車両情報取得部101bの取得結果により、自車両10の前を走行中または停止中の先行車両20A(図2を参照)の有無を検出するようになっている。
また、制御部101は、カメラ112Cの撮像画像から先行車両20Aの方向指示器の状態やブレーキランプの状態を検出し、また、他車両情報取得部101bの取得情報により先行車両20Aの進行方向や走行速度を検出し、先行車両20Aの挙動を検知するようになっている。
また制御部101は、レーダー112Rの検出情報により、先行車両20Aとの間の距離を検出するようになっている。
すなわち、制御部101は、先行車両検出部101dを構成する。
(挙動による判定)
制御部101は、加速度センサ111G、ジャイロセンサ111Jにより検出した自車両10の挙動または先行車両検出部101dで検出した先行車両20Aの挙動に基づいて、路車間通信などによる外部からの情報無しで自車両10の前方の交差点Cに信号機Sが有るか無いかを判定するようになっている。すなわち、制御部101は、信号機判定部101eを構成する。
ここで、信号機判定部101eの交差点Cでの車両の挙動により信号機Sの有無を判定する方法について説明する。
ところで、運転者は、信号機Sの無い交差点Cでは、通過する前に左右方向から来る他車両20L、20Rの確認等をするため一時停止をするが、信号機Sの有る交差点Cではそのような確認は不要で、信号機Sに従って、停止しないで進行方向を右または左に変えることができる。
すなわち、信号機判定部101eは、加速度センサ111G、ジャイロセンサ111Jの検出情報により、停止しないで自車両10の進行方向が、予め設定された右左折角度以上右または左に変わったと判定した場合、その交差点Cには信号機Sが有ると判定する。
また、信号機判定部101eは、先行車両検出部101dの検出情報により、停止しないで先行車両21の進行方向が、予め設定された右左折角度以上右または左に変わったと判定した場合、その交差点Cには信号機Sが有ると判定する。
ここで、右左折角度は、右左折する際の進行方向の変化を判定するための進行方向の変化角度であり、右左折する際の進行方向の変化を確実に判定できるような値が実験等により求められ、制御部101のメモリ内に記憶されている。
ところで、運転者は、信号機Sの無い交差点Cでは、一時停止後、発進可能と判断すれば発進することができるが、信号機Sの有る交差点Cでは、赤信号であれば一定時間停止しなければならない。
すなわち、信号機判定部101eは、加速度センサ111G、ジャイロセンサ111Jの検出情報により、自車両10が予め設定された一時停止時間以上停止していると判定した場合、赤信号で停止していると判定し、その交差点Cは信号機Sが有ると判定する。
また、信号機判定部101eは、先行車両検出部101dの検出情報により、先行車両20Aが予め設定された一時停止時間以上停止していると判定した場合、赤信号で停止していると判定し、その交差点Cは信号機Sが有ると判定する。
ここで、一時停止時間は、通常の一時停止時に停止している時間であり、赤信号の点灯時間の最短値以下の値を選択すると好適であり、制御部101のメモリ内に記憶されている。
なお、信号機Sの無い交差点Cでも、左右方向から接近する車両20L、20Rが有る場合は通過するまで発進できないため、左右方向から接近する車両20L、20Rの有無や車両20L、20Rの自車両10からの距離を参照して停止時間を判定するようにすると好適である。
(十字交差点の構成による判定)
信号機判定部101eは、道路が直交している十字交差点C’の構成に基づいて、自車両10の前方の十字交差点C’に信号機Sが有るか無いかを判定するようになっている。
ここで、十字交差点C’の構成により信号機Sの有無を判定する方法について説明する。
図2に示すように、信号機Sの有る十字交差点C’では、横断歩道Wなどがあるため自車両10の停止位置から十字交差点C’までの距離が信号機Sの無い十字交差点C’よりも長くなる。
すなわち、信号機判定部101eは、自車両10の停止位置から十字交差点C’までの距離が、予め設定された規定値未満であれば信号機Sの無い十字交差点C’と判定する。なお、自車両10の停止位置から十字交差点C’までの距離が予め設定された規定値以上の場合は、上述の自車両10または先行車両20Aの挙動により判定するようにする。
ここで、信号機判定部101eは、例えば、自車両10の右方向から接近してくる他車両20Rの進行方向の延長線と自車両10の進行方向の延長線とが交わる点が、十字交差点C’の道路が交わっている部分にあることから、この点から自車両10までの距離を十字交差点C’までの距離として利用するようになっている。
図2に示すように、信号機判定部101eは、自車両10と対象車両20Rを対角の頂点とする長方形の自車両10の前後方向の辺の長さを前後方向距離Pとし、自車両10から十字交差点C’までの距離として利用する。
具体的には、信号機判定部101eは、自車両10が停止すると、自車両位置検出部101aにより検出された自車両10の位置情報と、例えば、他車両情報取得部101bにより取得された右方向から接近してくる車両20Rの位置情報と、により、前後方向距離Pを算出する。
そして、信号機判定部101eは、先行車両20Aが有る場合、右方向から接近してくる他車両20Rの前後方向距離Pが予め設定された先行車有り時の規定値未満であれば信号機Sの無い十字交差点C’と判定する。
ここで、先行車有り時の規定値は、信号機Sの有る十字交差点C’で、先行車両20Aが有る状態で停止中の自車両10に対する、右方向から接近してくる車両20Rの前後方向距離Pであり、予め実験等により求められ、制御部101のメモリ内に記憶されている。
また、信号機判定部101eは、先行車両20Aが無い場合、右方向から接近してくる他車両20Rの前後方向距離Pが予め設定された先行車無し時の規定値未満であれば信号機Sの無い十字交差点C’と判定する。
ここで、先行車無し時の規定値は、信号機Sの有る十字交差点C’で、先行車両20Aが無い状態で停止中の自車両10に対する、右方向から接近してくる車両20Rの前後方向距離Pであり、予め実験等により求められ、制御部101のメモリ内に記憶されている。
なお、先行車両20Aが有る場合は、右方向から接近してくる車両20Rの前後方向距離Pから先行車両20Aの車長と車間距離(レーダー112Rにより検出)を引いて先行車無し時の規定値と比較するようにしてもよい。先行車両20Aの車長は、標準的な値を用いてもよいし、カメラ112Cの撮像画像から大まかな車種(普通車、トラック等)を判定し、その車種に応じた車長を選択するようにしてもよい。
また、右方向から接近してくる他車両20Rについて説明したが、左方向から接近してくる他車両20Lにおいても同様にして前後方向距離Pにより十字交差点C’からの距離を判定することができる。この際、先行車有り時の規定値、先行車無し時の規定値は、左方向から接近してくる他車両20L用のものを別途用意しておく必要がある。
また、左右方向から接近してくる他車両20L、20Rが無いときは、カメラ112Cやレーダー112Rにより前方を横断している歩行者を検出し、その歩行者との距離を算出し、その距離が予め設定された値未満であれば信号機Sの無い十字交差点C’と判定するようにしてもよい。
(斜め交差点での判定)
図3に示すような、道路が直交していない斜め交差点C”の場合、左右方向から接近してくる他車両20L、20Rの前後方向距離Pが、実際の斜め交差点C”までの距離と異なるため誤判定となる可能性がある。この場合、信号機判定部101eは、左右方向から接近してくる他車両20L、20Rの自車両10までの距離を参照しながら、先行車両20Aまたは自車両10の停止時間により信号機Sの有無を判定するようになっている。
左右方向から接近してくる他車両20L、20Rが、無いまたは自車両10から離れていて先行車両20Aまたは自車両10の発進が可能であるとき、一時停止に必要な時間以上停止している場合は、赤信号で停止していると判定してよく、信号機Sの有る斜め交差点C”と判定してよい。
また、左右方向から接近してくる他車両20L、20Rが先行車両20Aまたは自車両10の発進不可能な距離まで近づいている場合、他車両20L、20Rが斜め交差点C”を通過してから一時停止に必要な時間以上停止している場合は、赤信号で停止していると判定してよく、信号機Sの有る斜め交差点C”と判定してよい。
ここで、信号機判定部101eは、左右方向から接近してくる他車両20L、20Rの自車両10までの距離として、自車両10の進行方向に直交する方向での自車両10の進行方向の延長線までの距離を利用するようになっている。
図3に示すように、信号機判定部101eは、自車両10と対象車両20L、20Rを対角の頂点とする長方形の自車両10の左右方向の辺の長さを左右方向距離H(Hl、Hr)とし、他車両20L、20Rの自車両10までの距離として利用する。
具体的には、信号機判定部101eは、自車両10が停止すると、他車両情報取得部101bにより取得された情報に基づき、左右方向から接近してくる他車両20L、20Rが有るか無いかを判定する。
他車両20L、20Rが無かった場合、信号機判定部101eは、先行車両20Aまたは自車両10の停車時間が予め設定された一時停止時間以上であれば、赤信号で停車していると判定し、信号機Sの有る斜め交差点C”と判定する。また、信号機判定部101eは、先行車両20Aまたは自車両10が予め設定された一時停止時間未満で発進すれば、信号機Sの無い斜め交差点C”と判定する。
他車両20L、20Rが有る場合、信号機判定部101eは、他車両情報取得部101bにより取得された情報に基づき、その他車両20L、20Rいずれかの進行方向を算出する。信号機判定部101eは、この他車両20L、20Rのいずれかの進行方向が自車両10の直進方向に直交するか否かにより、十字交差点C’か、斜め交差点C”か、を判定する。
そして、信号機判定部101eは、斜め交差点C”である場合、自車両位置検出部101aにより検出された自車両10の位置情報と、他車両情報取得部101bにより取得された位置情報と、により、左右方向から接近してくる他車両20L、20Rの左右方向距離Hl、Hrを算出する。
信号機判定部101eは、他車両20L、20Rの左右方向距離Hl、Hrが全て予め設定された発進可能距離以上の場合、先行車両20Aまたは自車両10の停車時間が予め設定された一時停止時間以上であれば、赤信号で停車していると判定し、信号機Sの有る斜め交差点C”と判定する。また、信号機判定部101eは、先行車両20Aまたは自車両10が予め設定された一時停止時間未満で発進すれば、信号機Sの無い斜め交差点C”と判定する。
ここで、発進可能距離は、一時停止中の運転者が発進可能と判断する他車両20L、20Rの左右方向距離Hl、Hrの値であり、予め実験等により求められ、制御部101のメモリ内に記憶されている。
なお、左右方向距離Hl、Hrが予め設定された発進可能距離未満であった場合、その時点では信号機Sの有無を判断することは困難なため、信号機判定部101eは、信号機Sの無い斜め交差点C”と判定し、運転支援処理を停止しないようにする。
また、信号機判定部101eは、左右方向距離Hl、Hrが予め設定された発進可能距離未満の車両20L、20Rが通過してから、一時停止時間以内に先行車両20Aまたは自車両10が発進した場合は、信号機Sの無い斜め交差点C”と判定するようにしてもよい。
また、方向指示器などにより、先行車両20Aまたは自車両10が左折しようとしていると判定した場合、信号機判定部101eは、右方向から接近してくる他車両20Rの自車両10までの距離のみ参照すればよく、上述と同様の方法で、右方向から接近してくる他車両20Rの有無や左右方向距離Hrを参照した先行車両20Aまたは自車両10の停止時間により、信号機Sの有無を判定してよい。
このようにして、交差点Cに信号機Sが有ると判定した場合、信号機判定部101eは、信号機Sの有る交差点Cにおいては不要な運転支援処理を停止させるサービス停止情報を衝突可能性判定部101cに出力する。
衝突可能性判定部101cは、信号機判定部101eからサービス停止情報を受け取ったときには、信号機Sの有る交差点Cにおいては不要な運転支援処理、例えば、出会い頭衝突回避制御処理を実行しないようにする。
(処理手順)
このような構成を備えて、制御部101は、予めメモリ内に格納されている運転支援制御プログラムを実行することにより、自車両10の進行方向の交差点Cの信号機Sの有無を検知して、信号機Sの有る交差点Cでは出会い頭衝突回避制御処理を実行しないようにする制御処理を実現するようになっており、具体的には、図4のフローチャートに示す制御処理を実行する。
なお、図4のフローチャートの処理は、制御部101が処理を開始してから、予め設定された時間間隔で繰りされるようになっている。
(先行車両有りのとき)
図4のフローチャートに示すように、信号機判定部101eは、先行車両検出部101dにより、自車両10の前方に先行車両20Aが有るか否かを判定する(ステップS11)。先行車両20Aが有ると判定した場合、信号機判定部101eは、先行車両20Aが走行中か否かを判定する(ステップS12)。
先行車両20Aが走行中であると判定した場合、信号機判定部101eは、先行車両20Aが停止しないで進行方向を右または左に変えたか否かを判定する(ステップS13)。
先行車両20Aが停止しないで右左折しようとしていると判定した場合、信号機判定部101eは、ステップS21に進んで、前方の交差点Cは信号機Sの有る交差点Cであると判定し、衝突可能性判定部101cにサービス停止情報を出力して処理を終了する。
衝突可能性判定部101cは、サービス停止情報を受け取ると、出会い頭衝突回避制御処理を実行しないようにする(ステップS22)。
このようにして、先行車両20Aが停止しないで右左折しようとしていると、前方の交差点Cは信号機Sの有る交差点Cであると判定され、出会い頭衝突回避制御処理が実行されなくなる。
ステップS13において、先行車両20Aの進行方向が変わっていないと判定した場合、信号機判定部101eは、処理を終了する。
ステップS12において、先行車両20Aが停止していると判定した場合、信号機判定部101eは、先行車両20Aの停止時間が予め設定された一時停止時間以上か否かを判定する(ステップS14)。
先行車両20Aの停止時間が一時停止時間以上であると判定した場合、信号機判定部101eは、ステップS21に進んで、前方の交差点Cは信号機Sの有る交差点Cであると判定し、衝突可能性判定部101cにサービス停止情報を出力して処理を終了する。
衝突可能性判定部101cは、サービス停止情報を受け取ると、出会い頭衝突回避制御処理を実行しないようにする(ステップS22)。
このようにして、先行車両20Aの停止時間が一時停止に要する時間以上であると、前方の交差点Cは信号機Sの有る交差点Cであると判定され、出会い頭衝突回避制御処理が実行されなくなる。
ステップS14において、先行車両20Aの停止時間が一時停止時間に満たないと判定した場合、信号機判定部101eは、左右方向から接近する他車両20L、20Rが有るか否かを判定する(ステップS15)。
左右方向から接近する他車両20L、20Rが無いと判定した場合、信号機判定部101eは、処理を終了する。
ステップS15において、左右方向から接近する他車両20L、20Rが有ると判定した場合、信号機判定部101eは、左右方向から接近する他車両20L、20Rのいずれかの進行方向と、自車両10の直進方向と、の交わる角度から前方の交差点Cが斜め交差点C”か否かを判定する(ステップS16)。
前方の交差点Cが斜め交差点C”ではないと判定した場合、信号機判定部101eは、右方向から接近する他車両20Rがあれば、他車両20Rとの前後方向距離Pが予め設定された先行車有り時の規定値未満であるか否かを判定する(ステップS17)。
右方向から接近する他車両20Rとの前後方向距離Pが予め設定された先行車有り時の規定値未満であると判定した場合、信号機判定部101eは、ステップS20に進んで、前方の十字交差点C’は信号機Sの無い十字交差点C’であると判定し、処理を終了する。
このようにして、十字交差点C’からの距離が規定値未満であると、横断歩道Wなどが無い信号機Sの無い十字交差点C’であると判定され、出会い頭衝突回避制御処理が実行される。
ステップS17において、右方向から接近する他車両20Rが無いか、右方向から接近する他車両20Rとの前後方向距離Pが予め設定された先行車有り時の規定値以上であると判定した場合、信号機判定部101eは、処理を終了する。
ステップS16において、前方の交差点Cが斜め交差点C”であると判定した場合、信号機判定部101eは、左右方向から接近する他車両20L、20Rで、左右方向距離Hが予め設定された発進可能距離未満の他車両20L、20Rが無いか否かを判定する(ステップS18)。
左右方向距離Hが予め設定された発進可能距離未満の左右方向から接近する他車両20L、20Rが有ると判定した場合、信号機判定部101eは、ステップS20に進んで、前方の斜め交差点C”は信号機Sの無い斜め交差点C”であると判定し、処理を終了する。
このようにして、自車両10からの距離が発進可能距離未満の他車両20L、20Rが左右方向から接近していると、この時点で信号機Sの有無を判断するのは難しいため、出会い頭衝突回避制御処理が実行されるように、信号機Sの無い斜め交差点C”であると判定される。
ステップS18において、左右方向距離Hが予め設定された発進可能距離未満の左右方向から接近する他車両20L、20Rが無いと判定した場合、信号機判定部101eは、予め設定された一時停止時間未満に先行車両20Aが発進開始したか否かを判定する(ステップS19)。
予め設定された一時停止時間未満に先行車両20Aが発進開始したと判定した場合、信号機判定部101eは、ステップS20に進んで、前方の斜め交差点C”は信号機Sの無い斜め交差点C”であると判定し、処理を終了する。
このようにして、自車両10からの距離が発進可能距離未満の左右方向から接近している他車両20L、20Rが無く、先行車両20Aが一時停止に要する時間未満に発進すると、前方の斜め交差点C”は信号機Sの無い斜め交差点C”であると判定され、出会い頭衝突回避制御処理が実行される。
ステップS19において、予め設定された一時停止時間経過しても先行車両20Aが発進開始しないと判定した場合、信号機判定部101eは、ステップS21に進んで、前方の斜め交差点C”は信号機Sの有る斜め交差点C”であると判定し、衝突可能性判定部101cにサービス停止情報を出力して処理を終了する。
衝突可能性判定部101cは、サービス停止情報を受け取ると、出会い頭衝突回避制御処理を実行しないようにする(ステップS22)。
このようにして、自車両10からの距離が発進可能距離未満の左右方向から接近している他車両20L、20Rが無く、先行車両20Aの停止時間が一時停止に要する時間以上であると、前方の斜め交差点C”は信号機Sの有る斜め交差点C”であると判定され、出会い頭衝突回避制御処理が実行されなくなる。
(先行車両無しのとき)
ステップS11において、先行車両20Aが無いと判定した場合、信号機判定部101eは、自車両10について上述の先行車両20Aと同様の処理を行う。
具体的には、信号機判定部101eは、自車両10が走行中か否かを判定する(ステップS23)。
自車両10が走行中であると判定した場合、信号機判定部101eは、自車両10が停止しないで進行方向を右または左に変えたか否かを判定する(ステップS24)。
自車両10が停止しないで右左折しようとしていると判定した場合、信号機判定部101eは、ステップS32に進んで、前方の交差点Cは信号機Aの有る交差点Cであると判定し、衝突可能性判定部101cにサービス停止情報を出力して処理を終了する。
衝突可能性判定部101cは、サービス停止情報を受け取ると、出会い頭衝突回避制御処理を実行しないようにする(ステップS33)。
このようにして、自車両10が停止しないで右左折しようとしていると、前方の交差点Cは信号機Sの有る交差点Cであると判定され、出会い頭衝突回避制御処理が実行されなくなる。
ステップS24において、自車両10の進行方向が変わっていないと判定した場合、信号機判定部101eは、処理を終了する。
ステップS23において、自車両10が停止していると判定した場合、信号機判定部101eは、自車両10の停止時間が予め設定された一時停止時間以上か否かを判定する(ステップS25)。
自車両10の停止時間が一時停止時間以上であると判定した場合、信号機判定部101eは、ステップS32に進んで、前方の交差点Cは信号機Sの有る交差点Cであると判定し、衝突可能性判定部101cにサービス停止情報を出力して処理を終了する。
衝突可能性判定部101cは、サービス停止情報を受け取ると、出会い頭衝突回避制御処理を実行しないようにする(ステップS33)。
このようにして、自車両10の停止時間が一時停止に要する時間以上であると、前方の交差点Cは信号機Sの有る交差点Cであると判定され、出会い頭衝突回避制御処理が実行されなくなる。
ステップS25において、自車両10の停止時間が一時停止時間に満たないと判定した場合、信号機判定部101eは、左右方向から接近する他車両20L、20Rが有るか否かを判定する(ステップS26)。
左右方向から接近する他車両20L、20Rが無いと判定した場合、信号機判定部101eは、処理を終了する。
ステップS26において、左右方向から接近する他車両20L、20Rが有ると判定した場合、信号機判定部101eは、左右方向から接近する他車両20L、20Rのいずれかの進行方向と、自車両10の直進方向と、の交わる角度から前方の交差点Cが斜め交差点C”か否かを判定する(ステップS27)。
前方の交差点Cが斜め交差点C”ではないと判定した場合、信号機判定部101eは、右方向から接近する他車両20Rがあれば、他車両20Rとの前後方向距離Pが予め設定された先行車無し時の規定値未満であるか否かを判定する(ステップS28)。
右方向から接近する車両20Rとの前後方向距離Pが予め設定された先行車無し時の規定値未満であると判定した場合、信号機判定部101eは、ステップS31に進んで、前方の十字交差点C’は信号機Sの無い十字交差点C’であると判定し、処理を終了する。
このようにして、十字交差点C’からの距離が規定値未満であると、横断歩道Wなどが無い信号機Sの無い十字交差点C’であると判定され、出会い頭衝突回避制御処理が実行される。
ステップS28において、右方向から接近する他車両20Rが無いか、右方向から接近する他車両20Rとの前後方向距離Pが予め設定された先行車無し時の規定値以上であると判定した場合、信号機判定部101eは、処理を終了する。
ステップS27において、前方の交差点Cが斜め交差点C”であると判定した場合、信号機判定部101eは、左右方向距離Hが予め設定された発進可能距離未満の左右方向から接近する他車両20L、20Rが無いか否かを判定する(ステップS29)。
左右方向距離Hが予め設定された発進可能距離未満の左右方向から接近する車両20L、20Rが有ると判定した場合、信号機判定部101eは、ステップS31に進んで、前方の斜め交差点C”は信号機Sの無い斜め交差点C”であると判定し、処理を終了する。
このようにして、自車両10からの距離が発進可能距離未満の他車両20L、20Rが左右方向から接近していると、この時点で信号機Sの有無を判断するのは難しいため、出会い頭衝突回避制御処理が実行されるように、信号機Sの無い斜め交差点C”であると判定される。
ステップS29において、左右方向距離Hが予め設定された発進可能距離未満の左右方向から接近する他車両20L、20Rが無いと判定した場合、信号機判定部101eは、予め設定された一時停止時間未満に自車両10が発進開始したか否かを判定する(ステップS30)。
予め設定された一時停止時間未満に自車両10が発進開始したと判定した場合、信号機判定部101eは、ステップS31に進んで、前方の斜め交差点C”は信号機Sの無い斜め交差点C”であると判定し、処理を終了する。
このようにして、自車両10からの距離が発進可能距離未満の左右方向から接近している他車両20L、20Rが無く、自車両10の停止時間が一時停止に要する時間未満であると、前方の斜め交差点C”は信号機Sの無い斜め交差点C”であると判定され、出会い頭衝突回避制御処理が実行される。
ステップS30において、予め設定された一時停止時間経過しても自車両10が発進開始しないと判定した場合、信号機判定部101eは、ステップS32に進んで、前方の斜め交差点C”は信号機Sの有る斜め交差点C”であると判定し、衝突可能性判定部101cにサービス停止情報を出力して処理を終了する。
衝突可能性判定部101cは、サービス停止情報を受け取ると、出会い頭衝突回避制御処理を実行しないようにする(ステップS33)。
このようにして、自車両10からの距離が発進可能距離未満の左右方向から接近している他車両20L、20Rが無く、自車両10の停止時間が一時停止に要する時間以上であると、前方の交差点斜めC”は信号機Sの有る斜め交差点C”であると判定され、出会い頭衝突回避制御処理が実行されなくなる。
したがって、先行車両20Aまたは自車両10の進行方向の変化や停止時間に基づいて自車両10前方の交差点Cの信号機Sの有無を判定しているため、路車間通信等の情報が入手できない場合でも信号機Sの有無を判定することができる。このため、信号機Sが有ると判定された場合に、出会い頭衝突回避制御処理を実行させないようにして、不要な運転支援処理を減らすことができる。
また、先行車両20Aが有る場合は、先行車両20Aの進行方向の変化や停止時間に基づいて信号機Sの有無を判定しているため、早い段階で信号機Sの有無を判定することができ、早い段階から不要な運転支援処理を停止することができる。
また、左右方向から接近してくる他車両20L、20Rの自車両10との距離を参照しながら自車両10または先行車両20Aの停止時間を判定しているため、精度良く信号機Sの有無を判定することができ、運転支援装置100の利便性を損なうことなく不要な運転支援処理を減らすことができる。
また、自車両10の停止位置から交差点Cまでの距離に基づいて自車両10前方の交差点Cの信号機Sの有無を判定しているため、路車間通信等の情報が入手できない場合でも信号機Sの有無を判定することができる。このため、信号機Sが有ると判定された場合に、出会い頭衝突回避制御処理を実行させないようにして、不要な運転支援処理を減らすことができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
10 車両
20A 先行車両
100 運転支援装置
101 制御部
101a 自車両位置検出部
101b 他車両情報取得部
101c 衝突可能性判定部
101d 先行車両検出部
101e 信号機判定部
102 GPSアンテナ
103 GPS受信回路
104 対道路施設間用通信アンテナ
105 対道路施設間用通信回路
106 対車歩間用通信アンテナ
107 対車歩間通信回路
108B ブザー
108S スピーカ
110 液晶表示ユニット
111G 加速度センサ
111J ジャイロセンサ
112C カメラ
112R レーダー

Claims (5)

  1. 走行する自車両の位置を検出する自車両位置検出部と、
    前記自車両周辺の他車両の少なくとも位置情報を含む情報を取得する他車両情報取得部と、
    前記自車両位置検出部により検出された自車両位置および前記他車両情報取得部により取得された他車両情報に基づいて前記自車両と前記他車両との衝突の可能性を判定する衝突可能性判定部と、を備え、
    前記自車両と前記他車両との衝突の可能性があると判定された場合に前記自車両の運転者に警告を報知する運転支援装置であって、
    前記自車両の挙動に基づいて前記自車両前方の交差点に信号機が有るか無いかを判定する信号機判定部を備え、
    前記衝突可能性判定部は、前記信号機判定部により前記自車両前方の交差点に信号機が有ると判定された場合には、不要な衝突可能性判定処理を実行しないようにすることを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記自車両の前の先行車両を検出する先行車両検出部を備え、
    前記信号機判定部は、前記先行車両検出部により前記先行車両が検出された場合、前記先行車両の挙動に基づいて前記自車両前方の交差点に信号機が有るか無いかを判定することを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記信号機判定部は、前記自車両の挙動に、前記自車両の左右方向から接近する前記他車両の前記自車両との間の距離を加味して前記自車両前方の交差点に信号機が有るか無いかを判定することを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
  4. 前記信号機判定部は、前記先行車両の挙動に、前記自車両の左右方向から接近する前記他車両の前記自車両との間の距離を加味して前記自車両前方の交差点に信号機が有るか無いかを判定することを特徴とする請求項2に記載の運転支援装置。
  5. 前記信号機判定部は、前記自車両が停止したとき、前記自車両前方の交差点と前記自車両との間の距離に基づいて前記交差点に信号機が有るか無いかを判定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の運転支援装置。
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