JP2018066936A - 表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の表示装置に所望の画面を表示させる。【解決手段】コンピュータ1は、コンピュータ1に接続される1つ以上の表示装置3と、表示装置3が表示する画面とを対応付けた画面表示パターンデータDptnを参照して、コンピュータ1に接続されている表示装置3に表示させる画面を決定する表示画面決定部833と、決定された画面を対応する表示装置3に表示させる表示制御部82とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、複数の表示装置における画面の表示を制御する表示制御装置に関する。
近年、コンピュータのグラフィック性能が向上してきたことや、コンピュータの利用形態の多様化が進んだことなどにより、1台のコンピュータに複数の表示装置を接続して表示するマルチディスプレイが行なわれるようになってきている。例えば、特許文献1には、ウインドウごとにディスプレイを分配するために、複数のアプリケーション上で起動されているウインドウを、そのウインドウごとに管理し、予め指定されたディスプレイに出力させるオペレーティングシステムが開示されている。このように、近年のオペレーティングシステムには、マルチディスプレイに対応したものが登場している。
特開2012−174150号公報(2012年9月10日公開)
コンピュータと表示装置との接続に近年使用されている映像伝送ケーブルは、端子への接続を検知するための接続検知信号を伝送する機能を有している。このため、表示装置の電源をオフしても、映像伝送ケーブルを接続していれば、コンピュータは表示装置を認識することができる。この接続検知信号を用いることで、表示装置の電源をオン・オフしても、各表示装置に規定された画面の表示が維持される。
しかしながら、映像伝送ケーブルの物理的な切断等により接続検知信号が遮断された状態や、ネットワークを介した表示装置の接続環境のように、接続検知信号を用いることができない場合がある。このような場合、通信異常等が生じることで、コンピュータに接続される表示装置の構成が規定の表示装置の構成と異なることがある。このような状態では、表示装置に本来表示されることが規定されていない画面が表示されてしまう。しかも、コンピュータと表示装置との接続が正常な状態に復帰しても、当該表示装置に表示される画面は正常時の画面に戻らない。
例えば、図11の(a)に示すように、3台の第1表示装置D101、第2表示装置D102および第3表示装置D103が、ネットワーク102を介して1台のコンピュータ101に接続される表示システムを想定する。この表示システムでは、コンピュータ101が記憶している、第1画面SA、第2画面SBおよび第3画面SCのそれぞれの画面データが、対応する第1表示装置D101、第2表示装置D102および第3表示装置D103に送信される。これにより、コンピュータ101と、第1表示装置D101、第2表示装置D102および第3表示装置D103との間に通信異常が生じていない状態では、第1表示装置D101は第1画面SAを表示し、第2表示装置D102は第2画面SBを表示し、第3表示装置D103は第3画面SCを表示する。
これに対し、図11の(b)に示すように、コンピュータ101と第2表示装置D102との間に通信異常が生じている状態では、第2表示装置D102がコンピュータ101から切断された状態となる。このため、コンピュータ101は、第2画面SBを表示すべき第2表示装置D102が切断されていることを認識すると、第2画面SBが表示されないことを回避するため、第2画面SBを第3表示装置D103に表示させる。また、コンピュータ101は、第3表示装置D103に表示されなくなった第3画面SCを第1表示装置D101に表示させる。
このため、工場の製造ラインのように表示装置が各所に分散されて配置されるようなシステムにおいて、上記のように本来表示される画面から他の画面に切り替わって表示されると、各表示装置に配置されたオペレータは所定の画面を監視することができなくなる。しかも、表示装置がタッチパネルを有するような操作型の表示装置である場合、オペレータは所定の画面に対する操作もできなくなる。
本発明の一態様は、所望の表示装置に所望の画面を表示させることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示制御装置は、表示制御装置に接続される1つ以上の表示装置と、当該表示装置が表示する画面とを対応付けた画面表示パターン情報を参照して、前記表示制御装置に接続されている前記表示装置に表示させる前記画面を決定する表示画面決定部と、決定された前記画面を対応する前記表示装置に表示させる表示制御部とを備えている。
上記の構成によれば、画面表示パターン情報に規定された表示装置と画面との対応付けに基づいて、どの表示装置にどの画面を表示させるかが決定される。これにより、表示制御装置または表示装置の通信不良時において、正常に動作している他の表示装置に所望の画面を表示させたり、正常に動作している他の表示制御装置が、通信不良を生じている表示制御装置に代わって表示装置に所望の画面を表示させたりすることができる。
上記表示制御装置は、前記表示制御装置に接続されている1つ以上の前記表示装置を特定する接続特定部をさらに備え、前記表示画面決定部は、前記画面表示パターン情報を参照して、特定された前記表示装置に表示させる前記画面を決定してもよい。
上記の構成によれば、表示制御装置に接続されていることが特定された表示装置に対応する画面が決定される。これにより、ある表示装置の通信不良時において、正常に通信できる他の表示装置に所望の画面を表示させることができる。それゆえ、正常に通信できる他の表示装置に本来表示されない画面が意図せずに表示されるという不都合を回避できる。
上記表示制御装置において、前記画面は表示される優先度が付与されており、前記画面表示パターン情報は、前記優先度が高いほど表示される可能性が高くなるように、前記表示装置と前記画面とを対応付けていてもよい。
上記の構成によれば、任意の表示装置の通信不良時において、表示させたい画面を優先して正常に動作している表示装置に表示することができる。
上記表示制御装置において、前記画面表示パターン情報は、予め定められた事象の発生を報知する報知画面を含めて前記表示装置に対応付けていてもよい。
上記の構成によれば、事象の発生時にどの表示装置に報知画面を表示させるかを予め設定することができる。これにより、事象の発生時に所望の表示装置に報知画面を表示させることができる。
上記表示制御装置において、前記画面表示パターン情報は、前記表示制御装置にネットワークを介して接続される前記表示装置と、当該表示装置が表示する前記画面と対応付けており、さらに、他の表示制御装置に対応する前記表示装置が表示する前記画面を当該表示装置に対応付けていてもよい。
上記の構成によれば、複数の表示制御装置は、ネットワークを介して相互に動作状態(通信状態)を認識することができる。また、他の表示制御装置に対応する表示装置が表示する画面を表示制御装置(自機)において予め設定することができる。これにより、表示制御装置は、他の表示制御装置が故障してネットワークから切断されたときに、当該他の表示制御装置が画面を表示させていた表示装置に、当該表示装置に代わって当該画面を表示させることができる。
上記表示制御装置は、前記表示装置に接続されている前記表示装置を特定する表示装置特定情報を取得するとともに、前記画面を特定する画面特定情報を取得し、前記表示装置特定情報と前記画面特定情報とを対応付けることにより前記画面表示パターン情報を作成する画面表示パターン情報作成部をさらに備えていてもよい。
上記の構成によれば、自動的に画面表示パターン情報が作成される。これにより、ユーザは、画面表示パターン情報の作成に煩わされることなく、気軽に表示システムを利用することができる。
上記表示制御装置において、前記画面表示パターン情報は、前記表示装置を特定する表示装置特定情報を前記画面と対応付け、前記表示制御装置は、交換された前記表示装置を特定する前記表示装置特定情報を取得するとともに、前記画面表示パターン情報における表示装置特定情報を書き替える画面表示パターン情報更新部をさらに備えていてもよい。
上記の構成によれば、交換された表示装置を含む、表示制御装置に接続された表示装置の新たな構成に応じて画面表示パターン情報を簡単に更新することができる。これにより、保守等で表示装置の容易に交換することができる。
本発明の一態様によれば、所望の表示装置に所望の画面を表示させることができるという効果を奏する。
本発明の各実施形態に係る製造システムの構成を示すブロック図である。 上記製造システムにおけるコンピュータの要部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る上記コンピュータによる画面表示パターンデータの作成手順を示すフローチャート図である。 表示装置が上記コンピュータから切断された状態における上記コンピュータによる画面表示制御の手順を示すフローチャートである。 各表示装置の正常な接続状態の画面表示例を示す図である。 特定の表示装置が上記コンピュータから切断された状態の画面表示例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る製造システムにおいて特定の表示装置が上記コンピュータから切断された状態の画面表示例を示す図である。 本発明の実施形態3に係る製造システムにおいて特定の表示装置が上記コンピュータから切断された状態の画面表示例を示す図である。 本発明の実施形態4に係る表示システムの構成を示すブロック図である。 (a)は上記表示システムにおける正常な画面表示例を示す図であり、(b)は上記表示システムにおいて1台のコンピュータが故障した状態の画面表示例を示す図であり、(c)は上記表示システムにおいて1台のコンピュータが故障した状態の他の画面表示例を示す図である。 (a)は従来の表示システムにおける各表示装置の正常な接続状態の画面表示例を示す図であり、(b)は特定の表示装置がコンピュータから切断された状態の画面表示例を示す図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1について図1〜図6に基づいて説明すると、以下の通りである。
図1は、本実施形態を含む各実施形態に係る製造システム10の構成を示すブロック図である。図2は、製造システム10におけるコンピュータ1の要部の構成を示すブロック図である。
まず、製造システム10の概要について説明する。
図1に示すように、製造システム10は、コンピュータ1(表示制御装置)と、製造ライン2と、LAN(Local Area Network)6とを備えている。コンピュータ1および製造ライン2は、LAN6(ネットワーク)を介した通信を行なうことができるように、LANケーブル、ルータ等を介して相互に接続されている。
コンピュータ1は、製造ライン2を制御するとともに、製造ライン2から得られたデータを収集する機能を備えている。コンピュータ1は、製造ライン2と独立して設けられているが、製造ライン2の一部として設けられていてもよい。
製造ライン2は、複数の表示装置3と、制御機器4と、装置5とを備えている。
表示装置3は、液晶表示パネル、EL表示パネル等からなる表示パネル31と、表示パネル31の表示面に重ねて配置されたタッチパネル32とを有している。表示装置3は、タッチパネル32により、表示パネル31の表示面上での操作が可能となる操作型表示装置として機能する。また、表示装置3は、LAN通信機器であり、LAN6に接続されている。
なお、表示装置3は、LAN6に限らず、RGBケーブルなどの他のケーブルを介してコンピュータ1に接続されていてもよい。
製造システム10において、コンピュータ1、表示装置3およびLAN6によって表示システムが構築されている。
制御機器4は、装置5を制御する機器である。制御機器4は、PLC(Programmable Logic Controller)、温度調節計、インバータ等の機器で構成される。制御機器4も、LAN通信機器であり、LAN6に接続されている。
なお、制御機器4は、シリアル通信機能を備える機種であれば、コンピュータ1と直接シリアル通信を行なってもよい。この場合、コンピュータ1がシリアルインターフェースを備えている必要がある。
装置5は、製造に係る各種の工程(加工、組み立て、塗装、搬送、検査等)を行なう。
続いて、コンピュータ1について詳細に説明する。
コンピュータ1は、汎用のOS(Operating System)を実装しており、アプリケーションプログラムを実行する機能を備えている。また、コンピュータ1としては、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、産業用コンピュータなどが用いられる。産業用コンピュータは、工場などの厳しい環境に適合するように、防塵性、防滴性、耐振動性などを高めた専用のコンピュータである。
本実施形態において、コンピュータ1は、HMI(Human Machine Interface)アプリケーションプログラムを実行させることによりHMI機器として動作するともに、他のアプリケーションプログラムも併せて実行するように構成されている。HMI機器としては、制御対象の監視および制御を行うプログラマブル表示器、SCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)のような監視・制御システムなどが該当する。HMIアプリケーションプログラムは、HMI機器で行われるような、外部機器との通信、当該外部機器から取得したデータの表示、入力装置を用いた操作者による操作の受け付けなどの各種の機能を実現するアプリケーションプログラムである。このHMIアプリケーションプログラムは、HMIアプリケーションプログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワーク、放送波など)を介してコンピュータ1に供給されてもよい。なお、HMIアプリケーションプログラムは、電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
まず、コンピュータ1のハードウェア構成について説明する。
図1に示すように、コンピュータ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、メインメモリ12と、ROM(Read Only Memory)13と、補助記憶装置14と、入力部15と、出力部16と、LANインターフェース部17とを備えている。
CPU11は、アプリケーションプログラムを実行する処理装置である。具体的には、CPU11は、アプリケーションプログラムの実行に際して、メインメモリ12、補助記憶装置14、入力部15などからデータを受け取り、当該データに対して演算または加工を施した上で、メインメモリ12、補助記憶装置14、出力部16等に出力する。
メインメモリ12は、コンピュータ1における主記憶装置を構成するメモリであり、DRAM(Dynamic Random Access Memory)によって構成される。
ROM13は、コンピュータ1の起動時やリセット時に実行されるBIOS(Basic Input Output System)などの、コンピュータ1の動作に不可欠なプログラムを記憶している。
補助記憶装置14は、OS、アプリケーションプログラム、各種のデータなどを記憶する大容量の記憶装置であり、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)などで構成される。
入力部15は、ユーザによる入力操作に用いられ、マウス、キーボードなどの各種の入力機器が装備される。
出力部16は、OSおよびアプリケーションプログラムの実行に伴ってコンピュータ1の内部で生成される、画像、音、文字などの各種の出力情報の出力に用いられ、ディスプレイ、スピーカ、プリンタなどの各種の出力機器が装備される。
入力部15および出力部16は、コンピュータ1に搭載される機器であってもよいが、外部機器としてコンピュータ1に接続される機器であってもよい。このような外部機器は、コンピュータ1と接続されることにより、コンピュータ1と一体に稼働する。
LANインターフェース部17は、外部機器をコンピュータ1とLAN(Local Area Network)通信が可能となるように接続するための接続部である。
続いて、コンピュータ1のシステム構成について説明する。
図2に示すように、コンピュータ1には、オペレーティングシステム(以降「OS」と称する)7が実装されるとともに、HMI制御部8が設けられている。
OS7は、上述したメインメモリ12、ROM13、補助記憶装置14、入力部15、出力部16およびLANインターフェース部17の管理など、アプリケーションプログラムに共通して利用される基本的な機能を提供し、コンピュータ1のシステム全体を管理するプログラムである。また、OS7は、補助記憶装置14に記憶されているレジストリRを管理するレジストリ管理部71を有している。
レジストリRは、設定情報のデータベースであり、OS7に関する基本情報、アプリケーションプログラムの設定情報および拡張情報等を含んでいる。また、レジストリRは、コンピュータ1に接続されている表示装置3に付与されている固有のID(表示装置特定情報)も含んでいる。
レジストリ管理部71は、レジストリRに含まれる各種の情報の設定、更新および削除を行なう。また、レジストリ管理部71は、HMI制御部8に含まれる後述の表示監視部83に表示装置3のIDを通知する。
HMI制御部8は、HMIアプリケーションプログラムが実行されることにより実現されるHMI機能(ヒューマンマシンインターフェース機能)の部分である。
ここで、HMI機能とは、ユーザの入力操作に応じた制御機器4への指示の発生と、制御機器4からの各種データの取得と、取得した当該各種データの表示および上記入力操作の受け付けを行うためのHMI画面の表示とを含む機能である。HMI制御部8は、HMI機能として、ユーザの操作入力に基づいて各部を制御する操作制御部81と、HMI画面の表示を制御する表示制御部82とを有している。また、HMI制御部8は、複数の表示装置3における画面の表示を監視する表示監視部83を有している。
HMI画面は、制御機器4に接続された装置5の状態を表示したり、表示装置3のタッチパネル32への操作を受け付けたりするための各種のオブジェクトを含む画面である。HMI画面に設けられるオブジェクトとしては、ランプ画像、データ表示器画像、スイッチ画像などの各種の部品画像が用意されている。ランプ画像は、装置5のオン・オフを点灯・消灯として表すランプを模した画像である。データ表示器画像は、制御機器4に収集された装置5の出力データを表示するデータ表示器を模した画像である。スイッチ画像は、装置5のオン・オフを操作するスイッチを模した画像である。このようなHMI画面を表示するための画面データDsは、パーソナルコンピュータにおいて作成され、例えば補助記憶装置14に保存されている。
操作制御部81は、タッチパネル32におけるユーザのタッチによる入力操作に応じた操作指示を発生する。操作指示としては、制御機器4の起動・停止指示、制御機器4に与える制御データの変更、アプリケーションプログラムを起動させる起動指示などがある。操作制御部81は、HMI画面に設けられた起動スイッチのスイッチ画像がタッチされることで起動指示を発生して、OS7に与える。
表示制御部82は、画面データDsに基づいて表示装置3にHMI画面を表示させる制御処理を行う。また、表示制御部82は、LANインターフェース部17を介して取得した制御機器4のデータを、HMI画面に反映させる処理を行う。例えば、表示制御部82は、HMI画面において、上述のランプ画像を点灯・消灯させたり、上述のデータ表示器画像にデータを表示させたりする処理を行う。また、表示制御部82は、上記操作指示に応じてHMI画面の状態を変化させる処理を行う。例えば、表示制御部82は、上述のスイッチ画像を操作する上記操作指示を受けて、当該スイッチ画像の表示状態(色、形状など)を変化させる処理を行う。
また、表示制御部82は、後述する表示画面決定部833によって決定された、画面と表示装置3との関係に基づいて、各表示装置3が対応する画面を表示するように各表示装置3を制御する。
表示監視部83は、表示装置3における画面の表示を監視するために、画面表示パターンデータ作成部831(画面表示パターン情報作成部)と、接続構成特定部832(接続特定部)と、表示画面決定部833とを有している。
画面表示パターンデータ作成部831は、コンピュータ1に接続されている表示装置3のそれぞれに表示される画面を表示装置3ごとに示すパターン(画面表示パターン)のデータ(画面表示パターンデータDptn)を作成する。画面表示パターンデータ作成部831によって作成された画面表示パターンデータDptn(画面表示パターン情報)は、補助記憶装置14に記憶されている。
接続構成特定部832は、コンピュータ1に接続されている表示装置3がいずれの表示装置3であるのか、表示装置3の接続構成を特定する。
表示画面決定部833は、画面表示パターンデータDptnを参照して、接続構成特定部832によって特定された表示装置3の接続構成に対応する画面表示パターンに基づいて、コンピュータ1に接続されている表示装置3が表示する画面を決定する。
続いて、上記のように構成されるコンピュータ1による画面表示パターンデータDptnの作成について図3を参照して説明する。図3は、コンピュータ1が画面表示パターンデータDptnを作成する手順を示すフローチャートである。
画面表示パターンデータ作成部831は、予め複数台の表示装置3がコンピュータ1に接続されている状態で、自動作成の指示が与えられると、図3に示す以降の処理を実行する。
まず、画面表示パターンデータ作成部831は、コンピュータ1に現在接続されている表示装置3のIDをレジストリ管理部71から取得する(ステップS1)。レジストリ管理部71は、画面表示パターンデータ作成部831の要求に応じて、補助記憶装置14に記憶されているレジストリRから該当するIDを読み出して画面表示パターンデータ作成部831に渡す。
次いで、画面表示パターンデータ作成部831は、各表示装置3が表示する画面を特定する画面特定情報を取得する(ステップS2)。画面特定情報の取得において、画面表示パターンデータ作成部831は、予め設定されている、コンピュータ1に接続されている表示装置3ごとに表示する画面の画面特定情報(画面に固有の画面番号や画面ID)を取得する。画面特定情報は、画面データDsの作成時に併せて設定されてもよい。
さらに、画面表示パターンデータ作成部831は、取得した表示装置3のIDおよび画面特定情報に基づいて、画面表示パターンを決定する(ステップS3)。画面表示パターンの決定において、画面表示パターンデータ作成部831は、複数の表示装置3のうち、コンピュータ1に接続される全ての表示装置3の組み合わせをIDの組み合わせで表し、IDの各組み合わせについて、表示装置3ごとに表示する画面特定情報を割り当てることで、画面表示パターンを決定する。
このように、自動的に画面表示パターンデータDptnを作成することにより、ユーザは、画面表示パターンデータDptnの作成に煩わされることなく、気軽に表示システムを利用することができる。
なお、画面表示パターンデータ作成部831は、上述のように自動的に画面表示パターンデータDptnを作成してもよいし、ユーザによる画面表示パターンデータDptnの作成を支援してもよい。画面表示パターンデータ作成部831は、ユーザによる画面表示パターンデータDptnの作成支援において、ステップS1のIDの取得をユーザの指示で行なうようにしたり、ステップS2の画面特定情報の取得を、画面特定情報(画面に固有の画面番号や画面ID)をユーザに入力させるGUI(Graphical User Interface)をコンピュータ1のディスプレイ(出力部16)に表示させたりする。
これにより、ユーザの所望どおりに画面表示パターンデータDptnを作成することができる。例えば、コンピュータ1に接続される表示装置3が突然変更されるなどといった状況の変化にも即時に対応することができる。
引き続き、表示装置3がLAN6(コンピュータ1)から切断された状態におけるコンピュータ1による画面表示制御について図4を参照して説明する。図4は、コンピュータ1が表示装置3の切断時における画面表示を制御する手順を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、接続構成特定部832は、表示装置3の接続構成が変化したことを検知する(ステップS11)。
一般のネットワーク機器は、定期的に通信を行なうことによって、ネットワーク上で接続が有効であることを確認している。ネットワークに接続された機器は、通信相手の機器からキープアライブ信号を一定時間以上経過しても受信しない場合には接続を遮断する。
OS7は、表示装置3の接続の有無を監視しており、LANケーブルの抜け、ノイズ混入、通信異常等によって表示装置3からキープアライブ信号を受信しなくなると、表示装置3の切断を判断する。ステップS11の検知において、表示装置3がコンピュータ1から切断された場合、接続構成特定部832は、表示装置3の切断をOS7から通知されることで認識する。
次いで、表示画面決定部833は、接続されている全ての表示装置3のIDを取得する(ステップS12)。IDの取得において、表示画面決定部833は、コンピュータ1に現在接続されている表示装置3のIDを、レジストリ管理部71を介してレジストリRから取得する。
さらに、表示画面決定部833は、取得したIDの各表示装置3についての組み合わせと、画面表示パターンデータDptnにおけるIDの全ての組み合わせとを比較する(ステップS13)。そして、表示画面決定部833は、この比較の結果、双方のIDの組み合わせで特定される画面表示パターンに従って各表示装置3に表示される画面を決定する(ステップS14)。
ここで、上記のように手順に基づいた表示装置3の切断時における画面表示の制御の具体例について図5および図6を参照して説明する。図5は、各表示装置3の正常な接続状態の画面表示例を示す図である。図6は、特定の表示装置3がコンピュータ1から切断された状態の画面表示例を示す図である。
まず、以下に説明する例では、3台の表示装置3が1台のコンピュータ1に接続され、1台の表示装置3を主表示装置D1とし、他の2台の表示装置3をそれぞれ第1副表示装置D2および第2副表示装置D3としている。また、OS7としてWindows(登録商標)を用いている。Windows(登録商標)では、マルチディスプレイ表示を行なう場合、主となる画面と副となる画面とを定めている。
また、図5に示すように、コンピュータ1に画面データDsとして保存されている画面SA,SB,SCは、それぞれ主表示装置D1、第1副表示装置D2、第2副表示装置D3に表示されるものとして定められている。そして、主表示装置D1、第1副表示装置D2、第2副表示装置D3のIDを、それぞれID1,ID2,ID3とする。
上記の表示装置3の構成に基づく画面表示パターンは、表1に示すように作成される。
Figure 2018066936
図5に示すように、主表示装置D1、第1副表示装置D2および第2副表示装置D3が正常に接続されている場合、主表示装置D1は画面SAを表示し、第1副表示装置D2は画面SBを表示し、第2副表示装置D3は画面SCを表示している。
この状態から、第1副表示装置D2は、コンピュータ1から切断されると、画面SBを表示できなくなる。この場合、表示画面決定部833は、レジストリ管理部71から取得したID1およびID3の組み合わせと、表1に示す画面表示パターンとに基づいて、主表示装置D1に画面SAを表示し、第2副表示装置D3に画面SCを表示し、第1副表示装置D2を非表示とすることを決定する。これにより、図6に示すように、主表示装置D1および第2副表示装置D3は、正常時と同じく、それぞれ画面SA,SCを表示するが、第1副表示装置D2は何も表示しない。
このように、画面表示パターンを参照することにより、コンピュータ1から切断された表示装置3が表示を行なわず、コンピュータ1に接続されている表示装置3が画面の表示を維持する。これにより、図11の(b)に示す従来の表示システムのように、特定の表示装置(第2表示装置D102)がコンピュータ101から切断されたときに、コンピュータ101に接続されている表示装置(第1表示装置D101および第3表示装置D103)が本来表示すべき画面と異なる画面を表示するということを回避できる。
よって、運用中の製造システム10に影響を与えることなく、用途に応じて、コンピュータ1に接続する表示装置3を追加したり削除したりすることができる。また、切断された表示装置3に表示されていた画面を他の表示装置3に表示させる作業を人手で行なう必要が無くなる。これにより、複数台の表示装置3を離れた位置に配置することができる。
なお、本実施形態におけるコンピュータ1は、以下のように構成されていてもよい。以下の構成は、後述する実施形態2〜4にも適用が可能である。
(1)管理情報の追加
表示監視部83は、各表示装置3の配置、解像度、向き、拡張表示情報、複製表示情報等をさらに管理する。これにより、例えば、最大で3台の表示装置3についての画面表示パターンデータDptnを自動的に作成することができる。
(2)2画面表示
表示監視部83は、切断された表示装置3に表示されていた画面を非表示とし、当該画面を他の表示装置3の表示可能領域に縮小表示等の表示形態で表示する。このため、表示監視部83は、両画面の表示割合の設定に基づいて表示される画面の大きさを制御する。これにより、1台の表示装置3に両方の画面を表示することがでる。
(3)タスクバーの表示位置変更
図6に示す主表示装置D1が切断された場合、主表示装置D1に表示されていたタスクバーが表示可能な第1副表示装置D2および第2副表示装置D3には表示されなくなる。このような不都合を回避するために、表示監視部83は、OS7に対して、タスクバーの表示位置を変更する命令を与える。これにより、第1副表示装置D2および第2副表示装置D3にタスクバーを表示させることができる。タスクバーはウインドウの一つして扱われるので、他のアプリケーションプログラムと同様にタスクバーの表示位置をある程度変更することが可能になる。なお、第1副表示装置D2および第2副表示装置D3に表示させる画像はタスクバーに限定されない。
(4)表示装置3の交換
画面表示パターンデータ作成部831(画面表示パターン情報更新部)は、画面表示パターンデータDptnにおける表示装置3のIDを交換された表示装置3についてのIDに書き替える。表示装置3が故障して交換される場合に、レジストリ管理部71は、レジストリRにおける表示装置3のIDを交換された表示装置3のIDに置き替える。画面表示パターンデータ作成部831は、レジストリ管理部71を介して置き替えられた新たなIDを取得して、画面表示パターンデータDptnにおけるIDを取得したIDに書き替える。
画面表示パターンデータDptnは、コンピュータ1に接続されている表示装置3の構成と、各表示装置3に表示される画面の配置とを規定している。従って、表示装置3の構成ごとに画面の座標が決まっている。このため、表示装置3を交換すると、交換前の表示装置3の情報は使用できない。1台の表示装置3のみが交換されても、コンピュータ1に接続される表示装置3の全体構成が変わるので、画面表示パターンデータDptnを新たに作成する必要がある。そこで、上記のように、画面表示パターンデータDptnにおけるIDを交換された表示装置3のIDに置き替えることにより、表示装置3の新たな構成に応じて画面表示パターンデータDptnを簡単に更新することができる。これにより、保守等で表示装置3の容易に交換することができる。
(5)タッチパネル32の入力無効化
表示監視部83は、表示装置3の切断時および接続時に何らかの入力が行なわれている場合、一時的にタッチパネル32の入力を無効化するように操作制御部81に指示する。これにより、表示装置3の切断時および接続時における誤入力を防止することができる。
(6)スイッチ操作の扱い
表示監視部83は、ユーザが、表示されている画面に含まれる、モーメンタリスイッチのような操作時にオン動作となるスイッチ画像をオン操作しているときに、表示装置3が切断されると、スイッチ画像に対する操作をオフ操作として扱うように操作制御部81に指示する。これにより、スイッチ画像をオン操作しているときに、表示装置3が切断されることで、そのまま意図せずにスイッチ画像のオン操作が持続されることを回避できる。
(7)入力情報の扱い
表示監視部83は、表示装置3に表示されたキーボード等への入力途中で表示装置3が切断されたとき、入力内容を保持するか、あるいは破棄するかを選択できるようにする。これにより、入力途中の入力内容の扱いをユーザが決定できる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について図1、図2、図5および図7に基づいて説明すると、以下の通りである。なお、本実施形態において、実施形態1における構成要素と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記して、その説明を省略する。
図1に示す製造システム10において、本実施形態に係るコンピュータ1の表示画面決定部833は、予め定められた画面ごとの表示の優先度に応じて各表示装置3に表示すべき画面を決定する。このため、画面表示パターンデータ作成部831は、補助記憶装置14に記憶されている優先度データDprを参照して、画面表示パターンデータDptnを作成する。画面表示パターンデータDptnでは、優先度の高い画面から優先して、コンピュータ1に接続されている表示装置3に表示するための画面表示パターンが規定されている。
ここで、実施形態1で説明した手順に基づいた表示装置3の切断時における画面表示の制御の具体例について図7を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る製造システム10において特定の表示装置3がコンピュータ1から切断された状態の画面表示例を示す図である。
本実施形態でも、図5に示すように、主表示装置D1、第1副表示装置D2および第2副表示装置D3がコンピュータ1に接続されている状態では、それぞれに画面SA,SB,SCが表示されるものとする。
まず、優先度データDprにおいては、表2に示すように、各画面SA,SB,SCの表示優先度が定められている。表2において、優先度“1”が最も高い優先度を表し、優先度“3”が最も低い優先度を表している。下記の優先度に基づけば、画面SBの優先度が最も高く、画面SAの優先度がそれに次ぎ、画面SCの優先度が最も低い。
Figure 2018066936
そして、上記の表示装置3の構成と優先度とに基づく画面表示パターンは、表3に示すように作成される。この画面表示パターンでは、優先度が高い画面ほど表示される可能性が高くなるように、表示装置3(ID)と画面とを対応付けている。
Figure 2018066936
第1副表示装置D2は、図5に示す正常な接続状態から、コンピュータ1から切断されると、画面SBを表示できなくなる。この場合、表示画面決定部833は、レジストリ管理部71から取得したID1およびID3の組み合わせと、表3に示す画面表示パターンとに基づいて、主表示装置D1に画面SAを表示し、第2副表示装置D3に画面SBを表示し、第1副表示装置D2を非表示とすることを決定する。これにより、図7に示すように、第2副表示装置D3は、正常時と異なり、優先度の最も高い画面SBを表示し、主表示装置D1は、正常時と同じく、画面SAを表示するが、第1副表示装置D2は何も表示しない。このため、最も優先度の低い画面SCは表示されなくなる。
このように、画面表示の優先度に基づく画面表示パターンを参照することにより、コンピュータ1から切断された表示装置3が表示を行なわず、コンピュータ1に接続されている表示装置3が優先度の高い画面を表示する。これにより、任意の表示装置3がコンピュータ1から切断されても、表示させたい画面を優先して表示装置3に表示することができる。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について図1、図2、図5および図8に基づいて説明すると、以下の通りである。なお、本実施形態において、実施形態1における構成要素と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記して、その説明を省略する。
図1に示す製造システム10において、本実施形態に係るコンピュータ1の表示画面決定部833は、アラーム(警報)の発生時には、コンピュータ1に接続されている表示装置3が表示する画面として、アラームを報知するための報知画面を含む画面を決定する。このため、画面表示パターンデータ作成部831は、通常時の画面表示パターンデータDptnと、アラーム発生時の画面表示パターンデータDptnとを作成する。
ここで、実施形態1で説明した手順に基づいた表示装置3の切断時における画面表示の制御の具体例について図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る製造システム10において特定の表示装置3がコンピュータ1から切断された状態の画面表示例を示す図である。
本実施形態でも、図5に示すように、主表示装置D1、第1副表示装置D2および第2副表示装置D3がコンピュータ1に接続されている状態では、それぞれに画面SA,SB,SCが表示されるものとする。また、図8に示すように、コンピュータ1には、画面データDsとして画面SA,SB,SC,SDが保存されている。画面SDは、報知画面として用意される画面である。
まず、上記の表示装置3の構成に基づく画面表示パターンは、表4に示すように作成される。
Figure 2018066936
第1副表示装置D2は、図5に示す正常な接続状態から、コンピュータ1から切断されると、画面SBを表示できなくなる。この場合、表示画面決定部833は、レジストリ管理部71から取得したID1およびID3の組み合わせと、表4に示す通常時の画面表示パターンとに基づいて、実施形態1で表1の画面表示パターンを参照した場合と同じく、主表示装置D1に画面SAを表示し、第2副表示装置D3に画面SCを表示し、第1副表示装置D2を非表示とすることを決定する。
一方、この状態からアラームが発生すると、表示画面決定部833は、レジストリ管理部71から取得したID1およびID3の組み合わせと、表4に示すアラーム発生時の画面表示パターンとに基づいて、主表示装置D1に画面SAを表示し、第2副表示装置D3に報知画面として画面SDを表示し、第1副表示装置D2を非表示とすることを決定する。表示画面決定部833は、この決定において、例えば、制御機器4から送信されたアラームデータに基づいて、通常時の画面表示パターンをアラーム発生時の画面表示パターンに切り替えて参照する。これにより、図8に示すように、第2副表示装置D3は、通常時と異なり、アラーム画面SDを表示する。
このように、画面表示のアラーム発生時に、画面表示パターンで特定された表示装置3に報知画面を表示することにより、所望の表示装置3でアラームの発生を確認することができる。また、アラームの発生が無くなれば、表示画面決定部833は、アラーム発生時の画面表示パターンを通常時の画面表示パターンに切り替えて参照する。これにより、コンピュータ1に接続された表示装置3は通常の画面を表示する。従って、接続が不安定になりがちなネットワーク経由のマルチディスプレイ環境で、異常の確認や異常からの復旧に容易に対応することができる。
なお、表4に示す画面表示パターンでは、主表示装置D1、第1副表示装置D2および第2副表示装置D3のうちの1台に画面SDを表示するようにしているが、全てに画面SDを表示してもよい。
また、本実施形態では、アラームの発生を報知する報知画面を表示するように構成されているが、報知する対象は、予め定められた何らかの事象であればよい。事象には、アラーム以外に、ユーザの操作、制御機器4や装置5の動作などによって生じる各種のイベントが含まれる。これにより、何らかの事象が生じることによって、画面表示パターンデータDptnを動的に変更することができる。
〔実施形態4〕
本発明の実施形態4について図1、図2、図9および図10に基づいて説明すると、以下の通りである。なお、本実施形態において、実施形態1における構成要素と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記して、その説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る表示システムの構成を示すブロック図である。
図1に示す製造システム10において、図9に示す表示システム20が設けられている。この表示システム20は、実施形態1の表示システムと同じく、複数の表示装置3を備えるが、複数のコンピュータ1を備えることが実施形態1の表示システムと異なる。図9では、表示システム20が2台のコンピュータ1および2台の表示装置3を備える構成を示しているが、コンピュータ1および表示装置3の台数は2台に限定されない。
コンピュータ1および表示装置3は、LAN6を介して相互に接続されている。コンピュータ1は、実施形態1〜3のいずれかにおけるコンピュータ1である。また、コンピュータ1は、それぞれ、自機に対応した表示装置3で通常表示する主画面と、他機に対応した表示装置3で表示する副画面とを、画面データDsの形態で補助記憶装置14に記憶している。
コンピュータ1のそれぞれの表示画面決定部833は、他機のコンピュータ1が故障(切断も含む)した場合に、他機のコンピュータ1に対応する表示装置3に表示すべき画面を決定する。このため、画面表示パターンデータ作成部831は、通常時に自機のコンピュータ1が表示する主画面を規定するとともに、他機のコンピュータ1が故障したときに、他機のコンピュータ1に対応する表示装置3が表示する副画面を規定するように、画面表示パターンデータDptnを作成する。
本実施形態におけるコンピュータ1同士は、OS7によって、他機のコンピュータ1が正常に動作していることを、LAN6を通じてやり取りされる前述のキープアライブ信号によって相互に定期的にチェックしている。このため、コンピュータ1は、他機のコンピュータ1が故障しているか否かをキープアライブ信号によって判断することができる。
ここで、コンピュータ1の故障時における画面表示の制御の具体例について図10を参照して説明する。図10の(a)は、表示システム20における正常な画面表示例を示す図である。図10の(b)は、表示システム20において1台のコンピュータが故障した状態の画面表示例を示す図である。図10の(c)は、表示システム20において1台のコンピュータが故障した状態の他の画面表示例を示す図である。
以降の説明では、2台のコンピュータ1をそれぞれ第1コンピュータC1および第2コンピュータC2とし、2台の表示装置3をそれぞれ第1表示装置D11および第2表示装置D12とする。また、第1コンピュータC1および第2コンピュータC2は、それぞれ画面SA,SBを画面データDsの形態で補助記憶装置14に記憶している。
上記の表示システム20の構成に基づく画面表示パターンは、表5に示すように作成される。表5に示すように、画面表示パターンでは、主画面のみを表示する場合、第1コンピュータC1が第1表示装置D11に表示させる主画面が画面SAであること、および第2コンピュータC2が第2表示装置D12に表示させる主画面が画面SBであることが規定されている。また、画面表示パターンでは、主画面および副画面を表示する場合、上記の主画面のみを表示する場合の主画面の規定に加えて、第1コンピュータC1が第2表示装置D12に表示させる副画面が画面SBであること、および第2コンピュータC2が第1表示装置D11に表示させる副画面が画面SAであることが規定されている。
Figure 2018066936
図10の(a)に示すように、第1コンピュータC1および第2コンピュータC2は、正常に動作している場合、LAN6を介して相互にキープアライブ信号をやり取りすることによって、互いに正常に動作していることを認識する。この場合、第1表示装置D11は画面SAを表示し、第2表示装置D12は画面SBを表示している。また、この場合、第1表示装置D11は画面SBを表示しないし、第2表示装置D12は画面SAを表示しない。
この状態から、第1コンピュータC1が故障した場合、第1コンピュータC1は第1表示装置D11に画面データDsを送信できなくなる。このため、図10の(b)に示すように、第1表示装置D11には何も表示されない。この場合、第2コンピュータC2は、第1コンピュータC1からのキープアライブ信号を受信できないので、第1コンピュータC1が正常に動作していないことを認識する。そこで、第2コンピュータC2の表示監視部83は、OS7からの通知によって第1コンピュータC1の故障を検知すると、表示画面決定部833により、表5に示す画面表示パターンに基づいて、第1表示装置D11に副画面として画面SAを表示することを決定する。これにより、第2コンピュータC2から第1表示装置D11に画面SAの画面データDsがLAN6を介して送信されるので、図10の(c)に示すように、第1表示装置D11は、正常時と同じく、画面SAを表示する。
第1コンピュータC1が故障状態から正常な状態に復帰すると、LAN6を介したキープアライブ信号のやり取りも復帰するので、第2コンピュータC2の表示監視部83は、第1コンピュータC1の正常動作を検知する。表示画面決定部833は、表5に示す画面表示パターンに基づいて、画面SAを非表示することを決定する。これにより、第2コンピュータC2から第1表示装置D11に画面SAの画面データDsが送信されなくなる。一方、第1コンピュータC1の表示監視部83は、表示画面決定部833により、表5に示す画面表示パターンに基づいて、画面SAを表示する一方、画面SBを非表示とすることを決定する。これにより、図10の(a)に示すように、第1コンピュータC1から第1表示装置D11に画面SAの画面データDsが送信される。この結果、第1表示装置D11は、正常時と同じく、画面SAを表示する。
このように、画面表示パターンを参照することにより、複数台のコンピュータ1のうち1台が故障しても、他の正常に動作しているコンピュータ1が、故障したコンピュータ1に代わって、故障したコンピュータ1が画面を表示させていた表示装置3に当該画面を表示させる。これにより、コンピュータ1の故障時にも画面の表示が維持されるので、製造システム10の運転を継続することができる。従って、コンピュータ1の故障が原因となって画面が表示されないために製造システム10の運転に支障を来すという不都合を回避できる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 コンピュータ(表示制御装置)
3 表示装置
6 LAN(ネットワーク)
83 表示監視部
831 画面表示パターンデータ作成部(画面表示パターン情報作成部,画面表示パターン情報更新部)
832 接続構成特定部(接続特定部)
833 表示画面決定部
C1 第1コンピュータ(表示制御装置)
C2 第2コンピュータ(表示制御装置)
D1 主表示装置(表示装置)
D2 第1副表示装置(表示装置)
D3 第2副表示装置(表示装置)
D11 第1表示装置(表示装置)
D12 第2表示装置(表示装置)
Dptn 画面表示パターンデータ(画面表示パターン情報)
SA〜SC 画面
SD 画面(報知画面)

Claims (7)

  1. 表示制御装置に接続される1つ以上の表示装置と、当該表示装置が表示する画面とを対応付けた画面表示パターン情報を参照して、前記表示制御装置に接続されている前記表示装置に表示させる前記画面を決定する表示画面決定部と、
    決定された前記画面を対応する前記表示装置に表示させる表示制御部とを備えていることを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記表示制御装置に接続されている1つ以上の前記表示装置を特定する接続特定部をさらに備え、
    前記表示画面決定部は、前記画面表示パターン情報を参照して、特定された前記表示装置に表示させる前記画面を決定することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記画面は表示される優先度が付与されており、
    前記画面表示パターン情報は、前記優先度が高いほど表示される可能性が高くなるように、前記表示装置と前記画面とを対応付けていることを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記画面表示パターン情報は、予め定められた事象の発生を報知する報知画面を含めて前記表示装置に対応付けていることを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
  5. 前記画面表示パターン情報は、前記表示制御装置にネットワークを介して接続される前記表示装置と、当該表示装置が表示する前記画面と対応付けており、さらに、他の表示制御装置に対応する前記表示装置が表示する前記画面を当該表示装置に対応付けていることを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  6. 前記表示装置に接続されている前記表示装置を特定する表示装置特定情報を取得するとともに、前記画面を特定する画面特定情報を取得し、前記表示装置特定情報と前記画面特定情報とを対応付けることにより前記画面表示パターン情報を作成する画面表示パターン情報作成部をさらに備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  7. 前記画面表示パターン情報は、前記表示装置を特定する表示装置特定情報を前記画面と対応付け、
    前記表示制御装置は、交換された前記表示装置を特定する前記表示装置特定情報を取得するとともに、前記画面表示パターン情報における表示装置特定情報を書き替える画面表示パターン情報更新部をさらに備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
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