JP2016161820A - 画像表示制御装置、画像表示制御プログラム、画像表示制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストで且つ簡易な構成のマルチプロジェクションシステムを提供すること。【解決手段】複数の画像表示装置により表示される画像が一つの全体画像となるように複数の前記画像表示装置に画像を表示させる画像表示制御装置であって、複数の前記画像表示装置のうち異常が発生した画像表示装置を特定する異常発生特定部と、複数の前記画像表示装置のうち異常が発生した画像表示装置として特定された前記画像表示装置を除く他の画像表示装置により表示される画像が一つの全体画像となるように前記他の画像表示装置に画像を表示させる画像表示制御部と、を備える。【選択図】図6
Description
本発明は、画像表示制御装置、画像表示制御プログラム、画像表示制御システムに関する。
近年、プロジェクタや平面ディスプレイなどの画像表示装置を複数台並べて、それら複数台の画像表示装置に疑似的に一つの大画面を表示させるマルチプロジェクションシステムが知られている。
このようなマルチプロジェクションシステムは、複数台の画像表示装置にそれぞれ画像を表示させるべき表示領域を割り当て、各画像表示装置により表示される画像が全体で一つの画像(以下、「全体画像」とする)となるように、それら複数台の画像表示装置にそれぞれ画像を表示させるようになっている。
そのため、このようなマルチプロジェクションシステムは、画像表示装置が1台でも故障すると、その画像表示装置に割り当てられている表示領域に画像が表示されず、若しくは、その表示領域に異常画像が表示されてしまう。従って、このような場合、マルチプロジェクションシステムは、全体画像の一部が欠けてしまい、正常に画像を表示することができなくなってしまう。
そこで、このようなマルチプロジェクションシステムのうち、各表示領域に2台以上の画像表示装置をそれぞれ割り当て、それら2台以上の画像表示装置を使用して各表示領域に画像を表示させるマルチプロジェクションシステムが提案され既に知られている(例えば、特許文献1を参照)。
また、このようなマルチプロジェクションシステムのうち、画像表示装置が故障した場合に、予め用意しておいた予備の画像表示装置を使用して、故障した画像表示装置に割り当てられていた表示領域に画像を表示させるマルチプロジェクションシステムが提案され既に知られている(例えば、特許文献1を参照)。
ところが、特許文献1及び2に記載のマルチプロジェクションシステムは、多くの画像表示装置を必要とするため、イニシャルコスト及びランニングコストが大きくなったり、構成が複雑になったりするといった問題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、低コストで且つ簡易な構成のマルチプロジェクションシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、複数の画像表示装置により表示される画像が一つの全体画像となるように複数の前記画像表示装置に画像を表示させる画像表示制御装置であって、複数の前記画像表示装置のうち異常が発生した画像表示装置を特定する異常発生特定部と、複数の前記画像表示装置のうち異常が発生した画像表示装置として特定された前記画像表示装置を除く他の画像表示装置により表示される画像が一つの全体画像となるように前記他の画像表示装置に画像を表示させる画像表示制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、低コストで且つ簡易な構成のマルチプロジェクションシステムを提供することができる。
実施の形態1.
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、画像表示制御システムの例として、プロジェクタや平面ディスプレイなどの画像表示装置を複数台並べて、それら複数台の画像表示装置に疑似的に一つの大画面を表示させるマルチプロジェクションシステムについて説明する。尚、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいては、画像表示装置がプロジェクタである例について説明する。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、画像表示制御システムの例として、プロジェクタや平面ディスプレイなどの画像表示装置を複数台並べて、それら複数台の画像表示装置に疑似的に一つの大画面を表示させるマルチプロジェクションシステムについて説明する。尚、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいては、画像表示装置がプロジェクタである例について説明する。
まず、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムの運用形態について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムの運用形態を示す図である。図2は、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムによる表示面6への画像の表示例を示す図である。図3は、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおける表示面6の表示領域を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、プロジェクタ1a、1b、1c、1d、1e、1fが接続されたネットワーク3と、情報処理装置2が接続されたネットワーク4とが、インターネットや電話回線等の公衆回線5を介して接続されて構成されている。以下では、プロジェクタ1a〜1fをそれぞれ区別する必要がない場合には、それらを総称してプロジェクタ1とする。
尚、ネットワーク3に接続されているプロジェクタ1の数は一例であり、これらがもっと多く接続された大規模なシステムであっても良い。また、それぞれ異なるプロジェクタ1が接続された複数のネットワークが公衆回線5を介して情報処理装置2と接続される構成としても良いし、プロジェクタ1と情報処理装置2とが同一のネットワーク上に接続されて構成されていても良い。
また、図1におけるネットワーク3、4は、例えば、オフィスLAN(Local Area Network)などの限定されたネットワークであり、プロジェクタ1と情報処理装置2とは、夫々のLANを介して公衆回線5に接続されるが、公衆回線5に直接接続される態様とすることも可能である。
また、図1におけるネットワーク3、4、公衆回線5は、例えば、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)、FeliCa(登録商標)、PCIe(Peripheral Component Interconnect Express)、VGA(Video Graphics Array)、DVI(Digital Visual Interface)、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)規格などのインタフェースを利用したネットワークにより実現されても良い。
プロジェクタ1は、入力された映像信号に応じて、光源から射出される光束を変調して光学像を形成し、形成した光学像を壁やスクリーンなどの表示面6に拡大して表示する。
また、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、プロジェクタ1a〜1fは、情報処理装置2による制御のもと、図2に示すように、それら6台で疑似的に一つの大画面を表示面6に表示することができるように構成されている。
即ち、図2に示すように、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、各プロジェクタ1にそれぞれ画像を表示させるべき表示領域を割り当て、各プロジェクタ1により表示される画像が全体で一つの画像(以下、「全体画像」とする)となるように、各プロジェクタ1を動作させるようになっている。
尚、図2において、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、6台のプロジェクタ1で疑似的に一つの大画面を表示しているが、2台、3台、4台、5台のプロジェクタ1で疑似的に一つの大画面を表示しても良い。
以下では、図3に示すように、プロジェクタ1a、プロジェクタ1b、プロジェクタ1c、プロジェクタ1d、プロジェクタ1e、プロジェクタ1fに割り当てられている表示領域をそれぞれ、表示領域A、表示領域B、表示領域C、表示領域D、表示領域E、表示領域Fとする。
また、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、情報処理装置2による制御のもと、プロジェクタ1に表示させる画像を切り替えたり、静止画だけではなく動画を表示させたりすることが可能である。
情報処理装置2は、各プロジェクタ1に画像を表示させるためにユーザが操作するための端末であり、サーバ装置やPC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)などの情報処理装置によって実現される。
また、情報処理装置2は、プロジェクタ1a〜1fにそれぞれ表示させるべき画像に応じた画像データ(以下、「部分画像データ」とする)を生成して各プロジェクタ1に送信すると共に、画像の表示タイミングを指示する。即ち、本実施形態においては、情報処理装置2が画像表示制御装置として機能する。尚、情報処理装置2が備える機能の少なくとも一部を、プロジェクタ1a〜1fの少なくともいずれかが備えるように構成されていても良い。
次に、本実施形態に係るプロジェクタ1のハードウェア構成について、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係るプロジェクタ1のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
図4に示すように、本実施形態に係るプロジェクタ1は、CPU(Central Processing Unit)110、RAM(Random Access Memory)120、ROM(Read Only Memory)130、HDD(Hard Disk Drive)140、操作表示装置150、通信I/F160、画像出力装置170、入力装置180がバス190を介して接続されて構成されている。
CPU110は演算手段であり、プロジェクタ1全体の動作を制御する。RAM120は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU110が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM130は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。
HDD140は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、画像データ等の各種データや、OS(Operating System)、画像表示制御プログラム等の各種制御プログラム、アプリケーション・プログラム等の各種プログラムを格納する。
操作表示装置150は、プロジェクタ1に情報を入力するためのユーザインタフェースであり、キーボードやマウス、ボタン、タッチパネルなどの入力装置によって実現される。また、操作表示装置150は、ユーザがプロジェクタ1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースであり、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置によって実現される。
通信I/F160は、プロジェクタ1が他の装置と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)、FeliCa(登録商標)、PCIe、VGA、DVI、IEEE規格などのインタフェースが用いられる。
画像出力装置170は、光源から射出される光束を変調して光学像を形成し、形成した光学像を壁やスクリーンなどの表示面6上に拡大して表示する。
入力装置180は、プロジェクタ1の動作状態を観測するための信号を入力するハードウェアであり、各種センサにより実現される。また、入力装置180は、表示面6における画像の表示状態を観測するための信号を入力するハードウェアであり、撮像装置や各種センサなどによって実現される。
このようなハードウェア構成において、ROM130やHDD140若しくは光学ディスクなどの記憶媒体に格納されたプログラムがRAM120に読み出され、CPU110がRAM120に読み出されたプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るプロジェクタ1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、本実施形態に係る情報処理装置2のハードウェア構成について、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態に係る情報処理装置2のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態に係る情報処理装置2は、CPU210、RAM220、ROM230、HDD240、操作表示装置250、通信I/F260がバス270を介して接続されて構成されている。
HDD240は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、画像データ等の各種データや、OS、画像表示制御プログラム等の各種制御プログラム、アプリケーション・プログラム等の各種プログラムを格納する。
尚、CPU210、RAM220、ROM230、操作表示装置250、通信I/F260はそれぞれ、CPU110、RAM120、ROM130、操作表示装置150、通信I/F160と同様であるため、詳細な説明については省略する。
次に、本実施形態に係るプロジェクタ1及び情報処理装置2の機能構成について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係るプロジェクタ1及び情報処理装置2の機能構成を模式的に示すブロック図である。
図6に示すように、本実施形態に係るプロジェクタ1は、部分画像データ受信部101、画像出力部102、動作状態検知部103、表示状態検知部104、検知信号送信部105を備える。
部分画像データ受信部101は、情報処理装置2からネットワークを介して送信されてきた部分画像データを受信して画像出力部102に入力する。
画像出力部102は、部分画像データ受信部101から入力された部分画像データに応じた画像を表示面6に表示する。画像出力部102は、図4に示す画像出力装置170により実現される。
動作状態検知部103は、自機の動作状態を監視する。そして、動作状態検知部103は、自機の動作状態に異常が発生した場合、その異常検知信号を検知信号送信部105に入力する。動作状態検知部103は、図4に示す入力装置180により実現される。
表示状態検知部104は、自機に割り当てられている表示領域における画像の表示状態を監視する。そして、表示状態検知部104は、自機に割り当てられている表示領域における画像の表示状態に異常が発生した場合、その異常検知信号を検知信号送信部105に入力する。表示状態検知部104は、図4に示す入力装置180により実現される。
検知信号送信部105は、動作状態検知部103若しくは表示状態検知部104から入力された異常検知信号を、ネットワークを介して情報処理装置2に送信する。
また、図6に示すように、本実施形態に係る情報処理装置2は、元画像データ記憶部201、検知信号受信部202、検知信号解析部204、部分画像データ生成部205、部分画像データ送信部206を備える。
元画像データ記憶部201は、部分画像データが生成される際の元データとなる画像データ(以下、「元画像データ」とする)、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)などの静止画ファイル、MPEG(Moving Picture Experts Group)などの動画ファイルなどを記憶する。
を記憶する。
を記憶する。
検知信号受信部202は、各プロジェクタ1からネットワークを介して送信されてきた異常検知信号を受信して検知信号解析部204に入力する。尚、検知信号受信部202は、各プロジェクタ1へのポーリングにより、各プロジェクタ1の動作状態若しくは表示状態を定期的に確認するように構成されていても良い。
通信異常検知部203は、情報処理装置2と各プロジェクタ1a〜1fとを接続するネットワークの通信状態に発生した異常を検知して、その異常検知信号を検知信号解析部204に入力する。
検知信号解析部204は、検知信号受信部202から入力された異常検知信号を解析してどのプロジェクタ1に異常が発生したのかを特定し、解析結果を部分画像データ生成部205に通知する。また、検知信号解析部204は、通信異常検知部203から入力された異常検知信号を解析してどのプロジェクタ1との通信に異常が発生したのかを特定し、解析結果を部分画像データ生成部205に入力する。即ち、本実施形態おいては、検知信号解析部204が異常発生特定部として機能する。
部分画像データ生成部205は、検知信号解析部204から入力された解析結果に基づき、元画像データ記憶部201に記憶されている元画像データをもとに、各プロジェクタ1にそれぞれ表示させるべき画像に応じた部分画像データを生成する。尚、部分画像データ生成部205による部分画像データの生成方法については、図9〜図13を参照して後述する。
このとき生成された部分画像データには、各プロジェクタ1がそれぞれ画像を表示する際のタイミングを制御するための情報が含まれている。即ち、本実施形態においては、部分画像データ生成部205が画像表示制御部として機能する。そして、部分画像データ生成部205は、生成した部分画像データとその部分画像データの送信先とを対応付けて部分画像データ送信部206に入力する。
部分画像データ送信部206は、部分画像データ生成部205から入力された部分画像データを、その部分画像データに対応付けられている送信先に従ってネットワークを介して各プロジェクタ1に送信する。
次に、本実施形態に係る情報処理装置2が各プロジェクタ1に画像を表示させる際の処理について、図7、図8を参照して説明する。図7、図8は、本実施形態に係る情報処理装置2が各プロジェクタ1に画像を表示させる際の処理を説明するためのシーケンス図である。
尚、図7においては、プロジェクタ1fに異常が発生した場合について説明し、図8においては、プロジェクタ1fと情報処理装置2とを接続するネットワークの通信状態に異常が発生した場合について説明する。
以下では、プロジェクタ1fに異常が発生した場合について説明するが、他のプロジェクタ1や複数台のプロジェクタ1に異常が発生した場合についても同様である。また、以下では、プロジェクタ1fと情報処理装置2とを接続するネットワークの通信状態に異常が発生した場合について説明するが、他のプロジェクタ1や複数台のプロジェクタ1と情報処理装置2とを接続するネットワークの通信状態に異常が発生した場合についても同様である。
図7に示すように、本実施形態に係る情報処理装置2が各プロジェクタ1に画像を表示させる際にはまず、情報処理装置2は、元画像データ記憶部201に記憶されている元画像データに基づいて部分画像データを生成する(S701)。そして、情報処理装置2は、生成した部分画像データを各プロジェクタ1a〜1fに送信する(S702)。
各プロジェクタ1a〜1fはそれぞれ、情報処理装置2から送信されてきた部分画像データを受信すると、受信した部分画像データに基づいて自機に割り当てられている表示領域に画像を表示する(S703、S704)。
そして、プロジェクタ1fは、自機の動作状態、若しくは、表示領域Fに表示されている画像の表示状態に発生した異常を検知すると(S705)、その異常検知信号を情報処理装置2に送信する(S706)。
このように、プロジェクタ1fは、自機の動作状態、若しくは、表示領域Fに表示されている画像の表示状態に発生した異常を検知すると、その異常検知信号を情報処理装置2に送信することで、自機に異常が発生したことを通知するようになっている。
情報処理装置2は、プロジェクタ1fから送信されてきた異常検知信号を受信すると、どのプロジェクタ1に異常が発生したのかを解析し(S707)、解析結果に基づいて部分画像データを生成する(S708)。尚、S708における情報処理装置2による部分画像データの生成方法については、図9〜図13を参照して後述する。
そして、情報処理装置2は、解析結果に基づいて生成した部分画像データを、異常が発生したプロジェクタ1f以外の正常に動作している各プロジェクタ1a〜1eに送信する(S709)。
正常に動作している各プロジェクタ1a〜1eはそれぞれ、情報処理装置2から送信されてきた部分画像データを受信すると、受信した部分画像データに基づいて自機に割り当てられている表示領域に画像を表示する(S710)。
また、図8に示すように、本実施形態に係る情報処理装置2が各プロジェクタ1に画像を表示させる際にはまず、情報処理装置2は、元画像データ記憶部201に記憶されている元画像データに基づいて部分画像データを生成する(S801)。そして、情報処理装置2は、生成した部分画像データを各プロジェクタ1a〜1fに送信する(S802)。
各プロジェクタ1a〜1fはそれぞれ、情報処理装置2から送信されてきた部分画像データを受信すると、受信した部分画像データに基づいて自機に割り当てられている表示領域に画像を表示する(S803、S804)。
そして、情報処理装置2は、自機とプロジェクタ1fとを接続するネットワークの通信状態に発生した異常を検知すると(S805)、その検知信号を解析し(S806)、解析結果に基づいて部分画像データを生成する(S807)。尚、S807における情報処理装置2による部分画像データの生成方法については、図9〜図13を参照して詳述する。
このように、情報処理装置2は、自機とプロジェクタ1fとを接続するネットワークの通信状態に異常が発生すると、プロジェクタ1fに部分画像データを送信することができなくなってしまう。そのため、表示領域Fに表示されている画像の表示状態に異常が発生することになる。
ところが、プロジェクタ1fは、自機と情報処理装置2とを接続するネットワークの通信状態に異常が発生しているため、情報処理装置2に異常検知信号を送信することができない。
そこで、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、自機とプロジェクタ1fとを接続するネットワークの通信状態に発生した異常を検知することで、プロジェクタ1fが正常に画像を表示することができなくなったことを検知することができるように構成されている。
そして、情報処理装置2は、解析結果に基づいて生成した部分画像データを、通信状態に異常が発生したプロジェクタ1f以外の正常に動作している各プロジェクタ1a〜1eに送信する(S808)。
正常に動作している各プロジェクタ1a〜1eはそれぞれ、情報処理装置2から送信されてきた部分画像データを受信すると、受信した部分画像データに基づいて自機に割り当てられている表示領域に画像を表示する(S809)。
次に、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合の情報処理装置2による部分画像データの生成方法について、図9〜図12を参照して説明する。図9、図11、図12は、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムよる表示面6への画像の表示例を示す図である。図10は、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおける表示面6の表示可能領域を示す図である。
尚、図9は、プロジェクタ1fに異常が発生した場合の画像の表示例を示している。また、図10は、異常が発生したプロジェクタ1を除く正常に動作しているプロジェクタ1に割り当てられている表示領域(以下、「表示可能領域」とする)を斜線により示している。また、図11、図12は、異常検知信号の解析結果に基づいて部分画像データが生成された場合の画像の表示例を示している。
図9に示すように、プロジェクタ1fに異常が発生すると、表示領域Fに画像が表示されず、若しくは、表示領域Fに異常画像が表示されてしまう。従って、このような場合、全体画像の一部が欠けてしまい、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、正常に全体画像を表示することができなくなってしまう。
そこで、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、異常が発生したプロジェクタ1fを除く正常に動作している各プロジェクタ1a〜1eにそれぞれ割り当てられている表示領域A〜Eの組み合わせにより構成される矩形領域のうち面積が最大となる矩形領域(以下、「最大表示領域」とする)に全体画像が表示されるように部分画像データを生成する。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合であっても、低コストで且つ簡易な構成で、正常に全体画像を表示することが可能となる。
例えば、プロジェクタ1fに異常が発生した場合、表示可能領域は、図10に示すように、表示領域A〜Eとなる。このような場合、矩形領域となる表示領域A〜Eの組み合わせには、「表示領域A、B」、「表示領域A、D」、「表示領域B、C」、「表示領域B、E」、「表示領域D、E」、「表示領域A〜C」、「表示領域A、B、D、E」の7通りがある。
これらのうち、面積が最大の矩形領域となる組み合わせは、「表示領域A、B、D、E」である。従って、本実施形態に係る情報処理装置2は、表示領域A、B、D、Eに全体画像が表示されるように部分画像データを生成する。
その結果、本実施形態係るマルチプロジェクションシステムは、各プロジェクタ1a、1b、1d、1eにより表示領域A、B、D、Eに全体画像を表示することになる。
このとき、本実施形態に係る情報処理装置2は、図11に示すように、プロジェクタ1fに異常が発生する前に表示されていた全体画像(以下、「元画像」とする)とアスペクト比が同じとなるように部分画像データを生成しても良いし、図12に示すように、表示領域A、B、D、Eの全領域に渡って全体画像が表示されるように部分画像データを生成しても良い。
次に、本実施形態に係る情報処理装置2が部分画像データを生成する際の処理について、図13を参照して説明する。図13は、本実施形態に係る情報処理装置2が部分画像データを生成する際の処理を説明するためのフローチャートである。
図13に示すように、本実施形態に係る情報処理装置2が部分画像データを生成する際にはまず、部分画像データ生成部205は、正常に動作している各プロジェクタ1にそれぞれ割り当てられている表示領域の組み合わせのうち面積が最大の矩形領域となる組み合わせを算出する(S1301)。
そして、部分画像データ生成部205は、S1301において算出した組み合わせの表示領域により構成される矩形領域を最大表示領域に決定し(S1302)、その最大表示領域に全体画像が表示されるように部分画像データを生成する(S1303)。
以上、説明したように、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、正常に動作している各プロジェクタ1にそれぞれ割り当てられている表示領域の組み合わせにより構成される矩形領域のうち面積が最大となる矩形領域(最大表示領域)に全体画像が表示されるように部分画像データを生成するように構成されている。
具体的には、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、正常に動作している各プロジェクタ1にそれぞれ割り当てられている表示領域の組み合わせのうち面積が最大の矩形領域となる組み合わせを算出し、その矩形領域を最大表示領域に決定する。そして、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、その最大表示領域に全体画像が表示されるように部分画像データを生成する。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合であっても、低コストで且つ簡易な構成で、正常に全体画像を表示することが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1においては、正常に動作している各プロジェクタ1にそれぞれ割り当てられている表示領域の組み合わせにより構成される矩形領域のうち面積が最大となる矩形領域を最大表示領域として決定するように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明した。
実施の形態1においては、正常に動作している各プロジェクタ1にそれぞれ割り当てられている表示領域の組み合わせにより構成される矩形領域のうち面積が最大となる矩形領域を最大表示領域として決定するように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明した。
本実施形態においては、正常に動作している各プロジェクタ1にそれぞれ割り当てられている表示領域の組み合わせにより構成される矩形領域のうち、元画像と同じアスペクト比で最も大きく画像を表示することができる矩形領域に全体画像を最大表示領域として決定するように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明する。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合であっても、正常に全体画像を表示することが可能となると共に、アスペクト比を維持したまま可能な限り大きく画像を表示することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。尚、実施の形態1と同様の符号を付す構成については、同一または相当部を示すものとし、詳細な説明を省略する。
まず、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合の情報処理装置2による部分画像データの生成方法について、図10、図14〜図19を参照して説明する。図14〜図19は、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムよる表示面6への画像の表示例を示す図である。
尚、図14、図17は、各プロジェクタ1a〜1fが全て正常に動作している場合の画像の表示例を示している。また、図15、図18は、プロジェクタ1fに異常が発生した場合の画像の表示例を示している。また、図16、図19は、異常検知信号の解析結果に基づいて部分画像データが生成された場合の画像の表示例を示している。
図14に示すような画像が表示面6に表示されている場合に、図15に示すように、プロジェクタ1fに異常が発生すると、表示領域Fに画像が表示されず、若しくは、表示領域Fに異常画像が表示されてしまう。従って、このような場合、全体画像の一部が欠けてしまい、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、正常に全体画像を表示することができなくなってしまう。
そこで、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、異常が発生したプロジェクタ1fを除く正常に動作している各プロジェクタ1a〜1eにそれぞれ割り当てられている表示領域A〜Eの組み合わせにより構成される矩形領域のうち、元画像と同じアスペクト比で最も大きく画像を表示することができる矩形領域に全体画像が表示されるように部分画像データを生成する。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、プロジェクタ1fに異常が発生した場合であっても、正常に全体画像を表示することが可能となると共に、アスペクト比を維持したまま可能な限り大きく画像を表示することが可能となる。
例えば、プロジェクタ1fに異常が発生した場合、表示可能領域は、図10に示すように、表示領域A〜Eとなる。このような場合、矩形領域となる表示領域A〜Eの組み合わせには、「表示領域A、B」、「表示領域A、D」、「表示領域B、C」、「表示領域B、E」、「表示領域D、E」、「表示領域A〜C」、「表示領域A、B、D、E」の7通りがある。
これらのうち、図14に示す元画像と同じアスペクト比で画像を表示することができる矩形領域であって、面積が最大の矩形領域となる組み合わせは、「表示領域A、B、C」である。従って、本実施形態に係る情報処理装置2は、表示領域A、B、Cに全体画像が表示されるように部分画像データを生成する。
その結果、本実施形態係るマルチプロジェクションシステムは、各プロジェクタ1a、1b、1cにより表示領域A、B、Cに全体画像を表示することになる。
こうすることで、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、図16に示すように、元画像と同じアスペクト比で全体画像を表示することができる。
また、図17に示すような画像が表示面6に表示されている場合に、図18に示すように、プロジェクタ1fに異常が発生すると、表示領域Fに画像が表示されず、若しくは、表示領域Fに異常画像が表示されてしまう。従って、このような場合、全体画像の一部が欠けてしまい、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、正常に全体画像を表示することができなくなってしまう。
そこで、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、異常が発生したプロジェクタ1fを除く正常に動作している各プロジェクタ1a〜1eにそれぞれ割り当てられている表示領域A〜Eの組み合わせにより構成される矩形領域のうち、元画像と同じアスペクト比で最も大きく画像を表示することができる矩形領域に全体画像が表示されるように部分画像データを生成する。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、プロジェクタ1fに異常が発生した場合であっても、正常に全体画像を表示することが可能となると共に、アスペクト比を維持したまま可能な限り大きく画像を表示することが可能となる。
例えば、プロジェクタ1fに異常が発生した場合、表示可能領域は、図10に示すように、表示領域A〜Eとなる。このような場合、矩形領域となる表示領域A〜Eの組み合わせには、「表示領域A、B」、「表示領域A、D」、「表示領域B、C」、「表示領域B、E」、「表示領域D、E」、「表示領域A〜C」、「表示領域A、B、D、E」の7通りがある。
これらのうち、図17に示す元画像と同じアスペクト比で画像を表示することができる矩形領域であって、面積が最大の矩形領域となる組み合わせは、「表示領域A、B、D、E」である。従って、本実施形態に係る情報処理装置2は、表示領域A、B、D、Eに全体画像が表示されるように部分画像データを生成する。
その結果、本実施形態係るマルチプロジェクションシステムは、各プロジェクタ1a、1b、1d、1eにより表示領域A、B、D、Eに全体画像を表示することになる。
こうすることで、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、図19に示すように、元画像と同じアスペクト比で全体画像を表示することができる。
次に、本実施形態に係る情報処理装置2が部分画像データを生成する際の処理について、図20を参照して説明する。図20は、本実施形態に係る情報処理装置2が部分画像データを生成する際の処理を説明するためのフローチャートである。
図20に示すように、本実施形態に係る情報処理装置2が部分画像データを生成する際にはまず、部分画像データ生成部205は、元画像のアスペクト比が変化すると(S2001)、その元画像のアスペクト比を算出する(S2002)。
そして、部分画像データ生成部205は、S2002において算出した元画像と同じアスペクト比で最も大きく画像を表示することができる矩形領域となる表示領域の組み合わせを算出する(S2003)。
そして、部分画像データ生成部205は、S2003において算出した組み合わせの表示領域により構成される矩形領域を最大表示領域に決定し(S2004)、その最大表示領域に全体画像が表示されるように部分画像データを生成する(S2005)。
以上、説明したように、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、正常に動作している各プロジェクタ1にそれぞれ割り当てられている表示領域の組み合わせにより構成される矩形領域のうち、元画像と同じアスペクト比で最も大きく画像を表示することができる矩形領域に全体画像が表示されるように部分画像データを生成するように構成されている。
具体的には、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、正常に動作している各プロジェクタ1にそれぞれ割り当てられている表示領域の組み合わせのうち、元画像と同じアスペクト比で画像表示することができる矩形領域となる組み合わせを算出し、その矩形領域を最大表示領域に決定する。そして、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、その最大表示領域に全体画像が表示されるように部分画像データを生成する。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合であっても、正常に全体画像を表示することが可能となると共に、アスペクト比を維持したまま可能な限り大きく画像を表示することが可能となる。
また、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、元画像のアスペクト比が変化するタイミングで上記処理を行うように構成されている。本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、画像の表示中に元画像のアスペクト比が変化するような場合に上記効果が特に有効となる。
実施の形態3.
実施の形態1、2においてはそれぞれ、最大表示領域に全体画像を表示するように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明した。実施の形態1、2に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成された場合、正常に動作するプロジェクタ1であっても全体画像の表示に寄与しない、即ち、正常に動作する一部のプロジェクタ1からは画像が表示されない可能性がある。
実施の形態1、2においてはそれぞれ、最大表示領域に全体画像を表示するように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明した。実施の形態1、2に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成された場合、正常に動作するプロジェクタ1であっても全体画像の表示に寄与しない、即ち、正常に動作する一部のプロジェクタ1からは画像が表示されない可能性がある。
そこで、本実施形態においては、正常に動作するが全体画像の表示に寄与しないプロジェクタ1にも何らかの画像を表示させるように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明する。本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、より多くの情報を提示することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。尚、実施の形態1と同様の符号を付す構成については、同一または相当部を示すものとし、詳細な説明を省略する。
まず、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合の情報処理装置2による部分画像データの生成方法について、図2、図9、図11、図21〜図23を参照して説明する。
図21〜図23は、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムよる表示面6への画像の表示例を示す図である。尚、図21〜図23は、正常に動作するが全体画像の表示に寄与していないプロジェクタ1cにも何らかの画像を表示させるように部分画像データが生成された場合の画像の表示例を示している。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、図2に示すような画像が表示面6に表示されている場合に、図9に示すように、プロジェクタ1fに異常が発生すると、図11に示すような最大表示領域に全体画像を表示する。
このとき、プロジェクタ1cは、正常に動作するが全体画像の表示に寄与していないため、表示領域Cには画像が表示されない。
そこで、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、正常に動作するが全体画像の表示に寄与していないプロジェクタ1cにも何らかの画像を表示させるように部分画像データを生成するように構成されている。本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、より多くの情報を提示することが可能となる。
例えば、図21に示すように、本実施形態係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、異常が発生しているプロジェクタ1fについてのメッセージをプロジェクタ1cに表示させるように部分画像データを生成する。
また、例えば、図22に示すように、本実施形態係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、全体画像と同じ画像をプロジェクタ1cに表示させるように部分画像データを生成する。
また、例えば、図23に示すように、全体画像とは異なる画像をプロジェクタ1cに表示させるように部分画像データを生成する。
以上、説明したように、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、正常に動作するが全体画像の表示に寄与しないプロジェクタ1にも何らかの画像を表示させるように構成されている。本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、より多くの情報を提示することが可能となる。
実施の形態4.
実施の形態1、2においてはそれぞれ、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合、最大表示領域に全体画像を表示するように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明した。
実施の形態1、2においてはそれぞれ、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合、最大表示領域に全体画像を表示するように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明した。
実施の形態1、2に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されると、何も表示されない非表示部分や、表示されなくても視聴に差し支えのない部分(以下、「不要部分」とする)が全体画像の少なくとも一辺に沿って含まれている場合、その不要部分についても最大表示領域に表示されることになる。
そのため、このような場合、実施の形態1、2に係るマルチプロジェクションシステムにおいては、最大表示領域に表示される全体画像の画像サイズは、元画像よりも小さくなってしまう。
そこで、本実施形態においては、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合、不要部分を除いた後の全体画像を最大表示領域に表示するように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明する。即ち、本実施形態においては、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合、全体画像における不要部分以外の画像が最も大きく表示されるように全体画像を最大表示領域に表示するように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明する。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合であっても、全体画像をより大きく表示することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。尚、実施の形態1と同様の符号を付す構成については、同一または相当部を示すものとし、詳細な説明を省略する。
まず、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合の情報処理装置2による部分画像データの生成方法について、図24〜図27を参照して説明する。
図24〜図27は、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムよる表示面6への画像の表示例を示す図である。尚、図24は、各プロジェクタ1a〜1fが全て正常に動作している場合の画像の表示例を示している。また、図25は、プロジェクタ1fに異常が発生した場合の画像の表示例を示している。また、図26、異常検知信号の解析結果に基づいて部分画像データが生成された場合の画像の表示例を示している。また、図27は、不要部分が除かれた場合の画像の表示例を示している。
実施の形態1、2に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、図24に示すような画像が表示面6に表示されている場合に、図25に示すように、プロジェクタ1fに異常が発生すると、図26に示すような最大表示領域に全体画像を表示する。
このとき、図24に示すように、表示面6に表示されている全体画像の少なくとも一辺に沿って不要部分が含まれているため、図26に示すように、最大表示領域にもその不要部分が含まれた全体画像が表示されることになる。
そこで、図27に示すように、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、全体画像の少なくとも一辺に沿って不要部分が含まれている場合、その不要部分を除いた後の全体画像が最大表示領域に表示されるように部分画像データを生成するように構成されている。
即ち、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、全体画像の少なくとも一辺に沿って不要部分が含まれている場合、その不要部分を除く画像が最も大きく表示されるように全体画像を最大表示領域に表示するように部分画像データを生成するように構成されている
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合であっても、全体画像をより大きく表示することが可能となる。
次に、本実施形態に係る情報処理装置2が部分画像データを生成する際の処理について、図28を参照して説明する。図28は、本実施形態に係る情報処理装置2が部分画像データを生成する際の処理を説明するためのフローチャートである。
図28に示すように、本実施形態に係る情報処理装置2が部分画像データを生成する際にはまず、部分画像データ生成部205は、一部のプロジェクタ1に異常が発生すると(S2801)、元画像データ記憶部201に記憶されている元画像データによる全体画像の少なくとも一辺に沿って不要部分が含まれることを確認する(S2802)。
そして、部分画像データ生成部205は、元画像データからその不要部分を除き(S2803)、不要部分を除いた後の画像データに基づいて図13や図20に示した処理により部分画像データを生成する(S2804)。
以上、説明したように、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、全体画像の少なくとも一辺に沿って不要部分が含まれている場合、その不要部分を除いた後の全体画像を最大表示領域に表示するように構成されている。
即ち、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、全体画像の少なくとも一辺に沿って不要部分が含まれている場合、その不要部分を除く画像が最も大きく表示されるように全体画像を最大表示領域に表示するように構成されている。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合であっても、全体画像をより大きく表示することが可能となる。
尚、本実施形態においては、全体画像の少なくとも一辺に沿って不要部分が含まれる場合、画像データからその不要部分を除くように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明した。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成された場合、全体画像の少なくとも一辺に沿って不要部分ある画像とそうでない画像とを切り替えて表示させるような場合、それに応じて画像サイズを頻繁に変更することになる。従って、このような場合、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、表示する画像の視認性が低下してしまう。
そこで、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、少なくとも一辺に沿って不要部分が含まれる全体画像を一定時間を超えて表示する場合、若しくは、少なくとも一辺に沿って不要部分が含まれる全体画像を元画像データのファイルが切り替わっても引き続き表示する場合、画像データからその不要部分を除くように構成されていても良い。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、表示する画像の視認性を向上させることが可能となる。
実施の形態5.
実施の形態1においては、あるプロジェクタ1に割り当てられている表示領域における画像の表示状態に発生した異常を検知することで、そのプロジェクタ1に異常が発生していることを検知することができるように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明した。
実施の形態1においては、あるプロジェクタ1に割り当てられている表示領域における画像の表示状態に発生した異常を検知することで、そのプロジェクタ1に異常が発生していることを検知することができるように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明した。
実施の形態1に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成された場合、正常に動作しているプロジェクタ1に割り当てられている表示領域にたまたま何も表示されていない状態にすぎない場合であっても、そのプロジェクタ1に異常が発生したと誤認識してしまう。
そこで、本実施形態においては、あるプロジェクタ1に割り当てられている表示領域に何も表示されていない非表示状態が一定時間継続している場合、若しくは、元画像データのファイルが切り替わっても継続している場合に、そのプロジェクタ1に異常が発生していることを検知するように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明する。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、正常に動作しているプロジェクタ1に異常が発生したと誤認識することを防ぐことが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。尚、実施の形態1と同様の符号を付す構成については、同一または相当部を示すものとし、詳細な説明を省略する。
まず、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、プロジェクタ1が自機に割り当てられている表示領域における画像の表示状態に異常が発生したことを検知する際の処理について、図29、図30を参照して説明する。図29、図30は、本実施形態に係るプロジェクタ1が自機に割り当てられている表示領域における画像の表示状態に異常が発生したことを検知する際の処理を説明するためのフローチャートである。
図29に示すように、本実施形態に係るプロジェクタ1が自機に割り当てられている表示領域における画像の表示状態に異常が発生したことを検知する際にはまず、表示状態検知部104は、自機に割り当てられている表示領域が非表示状態にあるか否かを判定する(S2901)。
表示状態検知部104は、S2901における判定処理において、自機に割り当てられている表示領域が非表示状態にあると判定した場合(S2901/YES)、その非表示状態の継続時間を計測し(S2902)、その継続時間が一定時間を経過したか否かを判定する(S2903)。
表示状態検知部104は、S2903における判定処理において、継続時間が一定時間を経過したと判定した場合(S2903/YES)、自機に割り当てられている表示領域における画像の表示状態に異常が発生したことを検知する(S2904)。
一方、表示状態検知部104は、S2901における判定処理において、自機に割り当てられている表示領域が非表示状態にないと判定した場合(S2901/NO)、若しくは、S2902における判定処理において、自機に割り当てられている表示領域における非表示状態が一定時間を経過する前に解消したと判定した場合(S2903/NO)、自機に割り当てられている表示領域における画像の表示状態に異常は発生していないと判断する(S2905)。
また、図30に示すように、本実施形態に係るプロジェクタ1が自機に割り当てられている表示領域における画像の表示状態に異常が発生したことを検知する際にはまず、表示状態検知部104は、自機に割り当てられている表示領域が非表示状態にあるか否かを判定する(S3001)。
表示状態検知部104は、S3001における判定処理において、自機に割り当てられている表示領域が非表示状態にあると判定した場合(S3001/YES)、元画像データのファイルが切り替わったか否かを判定する(S3002)。尚、このとき、表示状態検知部104は、元画像データのファイルが切替る度に情報処理装置2からその旨がプロジェクタ1へと通知されることで、元画像データのファイルの切り替えタイミングを検知することができる。
表示状態検知部104は、S3002における判定処理において、画像データのファイルが切り替わったと判定した場合(S3002/YES)、元画像データのファイルが切り替わっても、自機に割り当てられている表示領域における非表示状態が継続しているか否かを判定する(S3003)。
表示状態検知部104は、S3003における判定処理において、元画像データのファイルが切り替わっても、自機に割り当てられている表示領域における非表示状態が継続していると判定した場合(S3003/YES)、自機に割り当てられている表示領域における画像の表示状態に異常が発生したことを検知する(S3004)。
一方、表示状態検知部104は、S3001における判定処理において、自機に割り当てられている表示領域が非表示状態にないと判定した場合(S3001/NO)、若しくは、S3002における判定処理において、自機に割り当てられている表示領域における非表示状態が元画像データのファイルが切り替わる前に解消したと判定した場合(S3002/NO)、若しくは、S3003における判定処理において、元画像データのファイルが切り替わったタイミングで自機に割り当てられている表示領域における非表示状態が解消したと判定した場合(S3003/NO)、自機に割り当てられている表示領域における画像の表示状態に異常は発生していないと判断する(S3005)。
尚、本実施形態に係るプロジェクタ1は、静止画を表示している場合、表示面6に表示されている画像に変化がないため、図29を参照して説明した処理よりも、図30を参照して説明した処理によりプロジェクタ1に異常が発生していることを検知する方が、処理負荷を低減させることが可能となる。
以上、説明したように、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、あるプロジェクタ1に割り当てられている表示領域に何も表示されていない非表示状態が一定時間継続している場合、若しくは、元画像データのファイルが切り替わっても継続している場合に、そのプロジェクタ1に異常が発生していることを検知するように構成されている。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、正常に動作しているプロジェクタ1に異常が発生したと誤認識することを防ぐことが可能となる。
尚、本実施形態においては、プロジェクタ1が自機に異常が発生していることを検知するように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明した。この他、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、情報処理装置2がプロジェクタ1に異常が発生していることを検知するように構成されていても良い。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムがこのように構成された場合、情報処理装置2において、検知信号解析部204が、あるプロジェクタ1から送信されてくる異常検知信号を一定時間継続して受信し続け、若しくは、元画像データのファイルが切り替わっても継続して異常検知信号を受信した場合に、そのプロジェクタ1に異常が発生していることを検知する。
実施の形態6.
実施の形態1、2においてはそれぞれ、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合、最大表示領域に合わせて画像サイズを変更するように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明した。そのため、実施の形態1、2に係るマルチプロジェクションシステムにおいては、最大表示領域に表示される全体画像の画像サイズは、元画像よりも小さくなってしまう場合がある。
実施の形態1、2においてはそれぞれ、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合、最大表示領域に合わせて画像サイズを変更するように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明した。そのため、実施の形態1、2に係るマルチプロジェクションシステムにおいては、最大表示領域に表示される全体画像の画像サイズは、元画像よりも小さくなってしまう場合がある。
本実施形態においては、一部のプロジェクタ1に異常が発生しても、そのプロジェクタ1が表示するべき画像が不要部分である場合、画像サイズの変更を行わず、正常に動作しているプロジェクタ1全てを使用して画像を表示するマルチプロジェクションシステムについて説明する。
即ち、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、一部のプロジェクタ1に異常が発生しても、そのプロジェクタ1が表示するべき画像が不要部分である場合、異常が発生する前と同様に部分画像データを生成するように構成されている。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、一部のプロジェクタ1に異常が発生しても、元画像と同じ画像サイズで全体画像を表示することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。尚、実施の形態1と同様の符号を付す構成については、同一または相当部を示すものとし、詳細な説明を省略する。
まず、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、一部のプロジェクタ1に異常が発生した場合の情報処理装置2による部分画像データの生成方法について、図31〜図33を参照して説明する。
図31〜図33は、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムよる表示面6への画像の表示例を示す図である。尚、図31は、各プロジェクタ1a〜1fが全て正常に動作している場合の画像の表示例を示している。また、図32は、プロジェクタ1fに異常が発生した場合の画像の表示例を示している。また、図33、異常検知信号の解析結果に基づいて部分画像データが生成された場合の画像の表示例を示している。
実施の形態1、2に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、図31に示すような画像が表示面6に表示されている場合に、図32に示すように、プロジェクタ1fに異常が発生すると、図33に示すような最大表示領域に全体画像を表示する。
このとき、図31に示すように、表示面6に表示されている全体画像には不要部分が含まれているため、図32に示すように、最大表示領域にも不要部分が含まれた全体画像が表示されることになる。そして、この不要部分は、図31に示すように、元画像においてはプロジェクタ1fにより表示される。
そこで、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、プロジェクタ1fに異常が発生しても、そのプロジェクタ1fが表示するべき画像が不要部分である場合、画像サイズが変更されないように部分画像データを生成するように構成されている。
即ち、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、プロジェクタ1fに異常が発生しても、そのプロジェクタ1fが表示するべき画像が不要部分である場合、異常が発生する前と同様に部分画像データを生成するように構成されている。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、一部のプロジェクタ1に異常が発生しても、図32に示すように、元画像と同じ画像サイズで画像を表示することが可能となる。
次に、本実施形態に係る情報処理装置2が画像サイズを変更する必要があるか否かを判断する際の処理について、図34を参照して説明する。図34は、本実施形態に係る情報処理装置2が画像サイズを変更する必要があるか否かを判断する際の処理を説明するためのフローチャートである。
図34に示すように、本実施形態に係る情報処理装置2が画像サイズを変更する必要があるか否かを判断する際にはまず、部分画像データ生成部205は、一部のプロジェクタ1に異常が発生すると(S3401)、元画像データに基づき、そのプロジェクタ1による表示画像が不要部分であるか否かを判断する(S3402)。
部分画像データ生成部205は、S3402における判定処理において、異常が発生したプロジェクタ1による表示画像が不要部分であると判断した場合(S3402/YES)、画像サイズを変更する必要はないと判断する(S3403)。
い峰、部分画像データ生成部205は、S3402における判定処理において、異常が発生したプロジェクタ1による表示画像が不要部分ではないと判断した場合(S3402/NO)、画像サイズを変更する必要があると判断する(S3404)。
尚、図34においては、異常が発生したプロジェクタ1による表示画像が不要部分であるか否かに応じて、画像サイズを変更する必要があるか否かを判断するように構成されているマルチプロジェクションシステムについて説明した。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成された場合、異常が発生したプロジェクタ1に不要部分と不要部分でない画像とを切り替えて表示させるような場合、それに応じて画像サイズを頻繁に変更することになる。従って、このような場合、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、表示する画像の視認性が低下してしまう。
そこで、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、異常が発生したプロジェクタ1による不要部分の表示時間が一定時間を超えるか否か、若しくは、元画像データのファイルが切り替わっても引き続き不要部分を表示するか否かに応じて、画像サイズを変更する必要があるか否かを判断するように構成されていても良い。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、表示する画像の視認性を向上させることが可能となる。
そこで、このように構成されたマルチプロジェクションシステムにおいて、本実施形態に係る情報処理装置2が画像サイズを変更する必要があるか否かを判断する際の処理について、図35、図36を参照して説明する。図35、図36は、本実施形態に係る情報処理装置2が画像サイズを変更する必要があるか否かを判断する際の処理を説明するためのフローチャートである。
図35に示すように、本実施形態に係る情報処理装置2が画像サイズを変更する必要があるか否かを判断する際にはまず、部分画像データ生成部205は、一部のプロジェクタ1に異常が発生すると(S3501)、元画像データに基づき、そのプロジェクタ1による表示画像が不要部分であるか否かを判断する(S3502)。
部分画像データ生成部205は、S3502における判定処理おいて、異常が発生したプロジェクタ1による表示画像が不要部分であると判断した場合(S3502/YES)、元画像データに基づき、そのプロジェクタ1による不要部分の表示時間を算出し(S3503)、その表示時間が一定時間を超えるか否かを判定する(S3504)。
部分画像データ生成部205は、S3504における判定処理において、表示時間が一定時間を超えると判定した場合(S3504/YES)、画像サイズを変更する必要はないと判断する(S3505)。
一方、部分画像データ生成部205は、S3502における判定処理において、異常が発生したプロジェクタ1による表示画像が不要部分ではないと判断した場合(S3502/NO)、若しくは、S3504における判定処理において、表示時間が一定時間を超えないと判定した場合(S3504/NO)、画像サイズを変更する必要があると判断する(S3506)。
また、図36に示すように、本実施形態に係る情報処理装置2が画像サイズを変更する必要があるか否かを判断する際にはまず、部分画像データ生成部205は、一部のプロジェクタ1に異常が発生すると(S3601)、元画像データに基づき、そのプロジェクタ1による表示画像が不要部分であるか否かを判断する(S3602)。
部分画像データ生成部205は、S3602における判定処理において、異常が発生したプロジェクタ1による表示画像が不要部分であると判断した場合(S3602/YES)、元画像データに基づき、そのプロジェクタ1による表示画像が不要部分のまま元画像データのファイルが切り替わるか否かを判定する(S3603)。尚、このとき、表示状態検知部104は、元画像データのファイルが切替る度に情報処理装置2からその旨がプロジェクタ1へと通知されることで、元画像データのファイルの切り替えタイミングを検知することができる。
部分画像データ生成部205は、S3603における判定処理において、異常が発生したプロジェクタ1による表示画像が不要部分のまま元画像データのファイルが切り替わると判定した場合(S3603/YES)、元画像データのファイルが切り替わっても、そのプロジェクタ1による表示画像が引き続き不要部分のままであるか否かを判定する(S3604)。
部分画像データ生成部205は、S3604における判定処理において、異常が発生したプロジェクタ1による表示画像が元画像データのファイルが切り替わっても引き続き不要部分のままであると判定した場合(S3604/YES)、画像サイズを変更する必要はないと判断する(S3605)。
一方、部分画像データ生成部205は、S3602における判定処理において、異常が発生したプロジェクタ1による表示画像が不要部分ではないと判断した場合(S3602/NO)、若しくは、S3603における判定処理において、そのプロジェクタ1による表示画像が元画像データのファイルが切り替わる前に不要部分ではなくなると判定した場合(S3603/NO)、若しくは、S3604における判定処理において、そのプロジェクタ1による表示画像が元画像データのファイルが切り替わるタイミングで不要部分ではなくなると判定した場合(S3604/NO)、画像サイズを変更する必要があると判断する(S3606)。
尚、本実施形態に係るプロジェクタ1は、静止画を表示している場合、表示面6に表示されている画像に変化がないため、図35を参照して説明した処理よりも、図36を参照して説明した処理によりプロジェクタ1に異常が発生していることを検知する方が、処理負荷を低減させることが可能となる。
以上、説明したように、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、一部のプロジェクタ1に異常が発生しても、そのプロジェクタ1が表示するべき画像が不要部分である場合、画像サイズの変更を行わず、正常に動作しているプロジェクタ1全てを使用して画像を表示するように構成されている。
即ち、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムにおいて、情報処理装置2は、プロジェクタ1に異常が発生しても、そのプロジェクタ1が表示するべき画像が不要部分である場合、異常が発生する前と同様に部分画像データを生成するように構成されている。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、一部のプロジェクタ1に異常が発生しても、元画像と同じ画像サイズで全体画像を表示することが可能となる。
また、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、異常が発生したプロジェクタ1による不要部分の表示時間が一定時間を超えるか否か、若しくは、元画像データのファイルが切り替わっても引き続き不要部分を表示するか否かに応じて、画像サイズを変更する必要があるか否かを判断するように構成されている。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムは、このように構成されることで、表示する画像の視認性を向上させることが可能となる。
1 プロジェクタ
1a プロジェクタ
1b プロジェクタ
1c プロジェクタ
1d プロジェクタ
1e プロジェクタ
1f プロジェクタ
2 情報処理装置
101 部分画像データ受信部
102 画像出力部
103 機器異常検知部
104 表示状態検知部
105 検知信号送信部
110 CPU
120 RAM
130 ROM
140 HDD
150 操作表示装置
160 通信I/F
170 画像出力装置
180 入力装置
190 バス
201 元画像データ記憶部
202 検知信号受信部
203 通信異常検知部
204 検知信号解析部
205 部分画像データ生成部
206 部分画像データ送信部
210 CPU
220 RAM
230 ROM
240 HDD
250 操作表示装置
260 通信I/F
270 バス
1a プロジェクタ
1b プロジェクタ
1c プロジェクタ
1d プロジェクタ
1e プロジェクタ
1f プロジェクタ
2 情報処理装置
101 部分画像データ受信部
102 画像出力部
103 機器異常検知部
104 表示状態検知部
105 検知信号送信部
110 CPU
120 RAM
130 ROM
140 HDD
150 操作表示装置
160 通信I/F
170 画像出力装置
180 入力装置
190 バス
201 元画像データ記憶部
202 検知信号受信部
203 通信異常検知部
204 検知信号解析部
205 部分画像データ生成部
206 部分画像データ送信部
210 CPU
220 RAM
230 ROM
240 HDD
250 操作表示装置
260 通信I/F
270 バス
Claims (10)
- 複数の画像表示装置により表示される画像が一つの全体画像となるように複数の前記画像表示装置に画像を表示させる画像表示制御装置であって、
複数の前記画像表示装置のうち異常が発生した画像表示装置を特定する異常発生特定部と、
複数の前記画像表示装置のうち異常が発生した画像表示装置として特定された前記画像表示装置を除く他の画像表示装置により表示される画像が一つの全体画像となるように前記他の画像表示装置に画像を表示させる画像表示制御部と、
を備えることを特徴とする画像表示制御装置。 - 前記画像表示制御部は、前記全体画像が最も大きく表示されるように前記他の画像表示装置に画像を表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像表示制御装置。
- 前記画像表示制御部は、前記他の画像表示装置にそれぞれ割り当てられている表示領域の組み合わせにより構成される矩形領域のうち、面積が最大となる矩形領域に表示される画像が一つの全体画像となるように前記他の画像表示装置に画像を表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示制御装置。
- 前記画像表示制御部は、前記他の画像表示装置にそれぞれ割り当てられている表示領域の組み合わせにより構成される矩形領域のうち、アスペクト比を維持しつつ前記全体画像を最も大きく表示することができる矩形領域に表示される画像が一つの全体画像となるように前記他の画像表示装置に画像を表示させることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の画像表示制御装置。
- 前記画像表示制御部は、前記他の画像表示装置のうち前記全体画像の表示に寄与しない画像表示装置に画像を表示させることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の画像表示制御装置。
- 前記画像表示制御部は、表示されなくても視聴に差し支えがない不要部分が前記全体画像の少なくとも一辺に沿って含まれる場合、前記不要部分以外の画像が最も大きく表示されるように前記他の画像表示装置に画像を表示させることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項に記載の画像表示制御装置。
- 前記異常発生特定部は、複数の前記画像表示装置にそれぞれ割り当てられている表示領域のうち、画像が表示されていない非表示状態が一定時間継続する表示領域、若しくは、前記全体画像を表示するための情報が記述された元画像データのファイルが切り替わっても前記非表示状態が継続する表示領域が割り当てられている画像表示装置を、異常が発生した画像表示装置として特定することを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項に記載の画像表示制御装置。
- 前記画像表示制御部は、異常が発生した画像表示装置として特定された前記画像表示装置により表示されるべき画像が、表示されなくても視聴に差し支えがない不要部分である場合、異常が発生する前と同様に前記他の画像表示装置に画像を表示させることを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項に記載の画像表示制御装置。
- 複数の画像表示装置により表示される画像が一つの全体画像となるように複数の前記画像表示装置に画像を表示させる画像表示制御プログラムであって、
複数の前記画像表示装置のうち異常が発生した画像表示装置を特定するステップと、
複数の前記画像表示装置のうち異常が発生した画像表示装置として特定された前記画像表示装置を除く他の画像表示装置により表示される画像が一つの全体画像となるように前記他の画像表示装置に画像を表示させるステップと、
を実行することを特徴とする画像表示制御プログラム。 - 複数の画像表示装置により表示される画像が一つの全体画像となるように複数の前記画像表示装置に画像を表示させる画像表示制御システムであって、
複数の前記画像表示装置のうち異常が発生した画像表示装置を特定する異常発生特定部と、
複数の前記画像表示装置のうち異常が発生した画像表示装置として特定された前記画像表示装置を除く他の画像表示装置により表示される画像が一つの全体画像となるように前記他の画像表示装置に画像を表示させる画像表示制御部と、
を備えることを特徴とする画像表示制御システム。
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- 2015-03-03 JP JP2015041430A patent/JP2016161820A/ja active Pending
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2016
- 2016-03-01 CN CN201610114829.3A patent/CN105939468A/zh active Pending
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