JP2018066277A - 船外機 - Google Patents

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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

【課題】船外機が大型化するのを抑制しながら、吸気の温度を効率よく低下させることが可能な船外機を提供する。
【解決手段】この船外機100は、エンジン10と、エンジン10のインテークマニホールド12に供給する空気を圧縮する過給機11と、過給機11により圧縮された空気を冷却するクーラ13とを備え、圧縮された空気は、エンジン10内の燃焼により生成されて凝縮された凝縮水がクーラ13に噴き付けられることにより冷却されるように構成されている。
【選択図】図3

Description

この発明は、船外機に関し、特に、過給機を備える船外機に関する。
従来、過給機を備える船外機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、エンジンと、エンジンの吸気部に供給する空気を圧縮する過給機と、過給機により圧縮された空気を冷却するクーラとを備える船外機が開示されている。
特開2001−123845号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているような従来の船外機では、エンジンの出力を過給によりさらに向上させる場合、ノッキングを抑制するために圧縮された吸気の温度を効率よく低下させる必要があるため、クーラの容量をさらに大きくする必要がある。このため、船外機が大型化するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、船外機が大型化するのを抑制しながら、吸気の温度を効率よく低下させることが可能な船外機を提供することである。
この発明の一の局面による船外機は、エンジンと、エンジンの吸気部に供給する空気を圧縮する過給機と、過給機により圧縮された空気を冷却するクーラとを備え、圧縮された空気は、エンジン内の燃焼により生成されて凝縮された凝縮水がクーラに噴き付けられることにより冷却されるように構成されている。
この一の局面による船外機では、上記のように、圧縮された空気を、エンジン内の燃焼により生成されて凝縮された凝縮水がクーラに噴き付けられることにより冷却されるように構成する。これにより、凝縮水が蒸発することにより、クーラの熱を効率よく取り除くことができるので、クーラの容量を大きくしなくても、吸気の温度を効率よく低下させることができる。その結果、船外機が大型化するのを抑制しながら、吸気の温度を効率よく低下させることができる。エンジン内の燃焼により生成されて凝縮した凝縮水を用いるので、船外機の外部の海水を用いる場合と異なり、クーラに塩が析出するのを抑制することができる。これにより、クーラに塩などの異物が溜まるのを抑制することができるので、クーラの効率が低下するのを抑制することができる。エンジン内の燃焼により生成されて凝縮した凝縮水を用いるので、ユーザが冷却のための水を補充する必要がない。
上記一の局面による船外機において、好ましくは、凝縮水をクーラに導く冷却水通路をさらに備える。このように構成すれば、冷却水通路により凝縮水を容易に加圧された高温の吸気に供給することができるので、凝縮水により加圧された高温の吸気を容易に冷却することができる。
上記冷却水通路を備える構成において、好ましくは、冷却水通路の一方端は、エンジンの排気が通る排気流路に接続されている。このように構成すれば、エンジンの排気に含まれる水分が凝縮した凝縮水を排気流路から冷却水通路に導くことができるので、排気流路に凝縮水が溜まるのを抑制しつつ、加圧された高温の吸気の冷却に用いる凝縮水を容易に集めることができる。
この場合、好ましくは、エンジンは、上下方向に配列された複数の気筒を含み、冷却水通路の一方端は、最下部の気筒に対応する排気流路の下部に接続されている。このように構成すれば、最下部の気筒を含む複数の気筒の全てから排出される排気に含まれる凝縮水を集めて冷却水通路に導くことができるので、効率よく凝縮水を集めることができる。
上記冷却水通路を備える構成において、好ましくは、冷却水通路の途中に配置され、凝縮水を貯留する貯留部をさらに備える。ここで、排気中の水分が凝縮しやすい状態では、エンジンの温度も低いため、吸気をさらに冷却する必要がない。つまり、凝縮水が生成されるタイミングと、凝縮水をクーラの冷却に使用するタイミングとは、同じ時期にはならない。貯留部を設けることによって、排気中の水分が凝縮しやすい状態において、凝縮水を貯留しておくことができるとともに、吸気をさらに冷却する必要がある場合に、貯留部に貯留された凝縮水を使用して、加圧された高温の吸気を冷却することができる。
上記貯留部を備える構成において、好ましくは、貯留部の上部およびエンジンの排気が通る排気通路を接続する戻し通路をさらに備え、戻し通路は、排気通路において、冷却水通路が接続される位置よりも下流の位置に接続されている。このように構成すれば、貯留部が凝縮水により満杯になった場合に、戻し通路により冷却水通路が接続される位置よりも下流の位置の排気通路に凝縮水を返すことができるので、冷却水通路を介して凝縮水が逆流してエンジンに侵入するのを抑制することができる。戻し通路によりガス抜きをすることができるので、貯留部内の圧力が高まるのを抑制することができる。これにより、冷却水通路の凝縮水を容易に貯留部に移送することができる。
この場合、好ましくは、排気通路の途中に配置された触媒をさらに備え、戻し通路は、排気通路において、触媒よりも下流の位置に接続されている。このように構成すれば、凝縮水が触媒を流れるのを抑制することができるので、触媒の効果を効率よく発揮させることができる。
上記貯留部を備える構成において、好ましくは、貯留部は、エンジンの負荷が低い場合に凝縮水が供給されて、エンジンの負荷が高い場合に凝縮水をクーラに噴き付けるように構成されている。このように構成すれば、負荷が低くエンジンの排気中の水が凝縮しやすい場合に凝縮水を貯留部に貯めることができるとともに、負荷が高く吸気をさらに冷却したい場合に、貯留部から供給される凝縮水により加圧された高温の吸気を冷却することができる。
上記冷却水通路を備える構成において、好ましくは、冷却水通路の他方端に接続され、凝縮水をクーラに向けて噴射する凝縮水インジェクタをさらに備える。このように構成すれば、凝縮水をクーラに噴き付けることができるので、凝縮水を蒸発させて、蒸発による気化潜熱により加圧された高温の吸気を冷却することができる。その分、クーラの容量を減じることができる。
この場合、好ましくは、凝縮水を凝縮水インジェクタに送る凝縮水汲み上げポンプをさらに備える。このように構成すれば、凝縮水汲み上げポンプを駆動させることにより、凝縮水をクーラに容易に供給することができる。
上記一の局面による船外機において、好ましくは、凝縮水の不純物を除去するフィルタをさらに備える。このように構成すれば、エンジンの排気に含まれる不純物をフィルタにより除去することができるので、凝縮水が噴き付けられるクーラに異物が付着するのを抑制することができる。
上記一の局面による船外機において、好ましくは、ユーザの増減速操作に基づいて、クーラに噴き付ける凝縮水の供給を制御する制御部をさらに備える。このように構成すれば、増速操作により負荷が増加する場合に、凝縮水により加圧された高温の吸気を速やかに冷却することができるので、エンジンの出力を速やかに高めることができる。
この場合、好ましくは、制御部は、エンジンに供給される吸気の温度に基づいて、クーラに噴き付ける凝縮水の供給を制御するように構成されている。このように構成すれば、吸気の温度が高くなった場合に、凝縮水により加圧された高温の吸気を冷却することができるので、吸気の温度が高くなるのを容易に抑制することができる。
上記一の局面による船外機において、好ましくは、圧縮された空気は、凝縮水がエンジンの吸気部内に噴き付けられることにより冷却されるように構成されている。このように構成すれば、凝縮水を蒸発させて、吸気部内の加圧された高温の吸気を効率よく冷却させることができる。
本発明によれば、上記のように、船外機が大型化するのを抑制しながら、吸気の温度を効率よく低下させることができる。
本発明の一実施形態による船外機の概略を示した側面図である。 本発明の一実施形態による船外機の内部のエンジン付近を示した平面図である。 本発明の一実施形態による船外機を示したブロック図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(船外機の構成)
図1〜図3を参照して、本発明の一実施形態による船外機100の構成について説明する。なお、図中、FWDは、船外機100が設けられた船体200の前進方向(前方)を示しており、BWDは、船体200の後進方向(後方)を示している。
本実施形態による船外機100は、図1に示すように、エンジン10と、筐体1と、ECU(エンジンコントロールユニット)2とを備えている。船外機100は、船体200の後部に取り付けられている。船外機100は、ブラケット部3と、ドライブシャフト4と、ギア部5と、プロペラシャフト6と、プロペラ7とをさらに備えている。船外機100は、ブラケット部3により上下方向の軸および水平方向の軸を中心にそれぞれ回動可能に船体200に取り付けられている。なお、ECU2は、特許請求の範囲の「制御部」の一例である。
船外機100は、図3に示すように、過給機11と、インテークマニホールド12と、クーラ13と、吸気通路14と、エキゾーストマニホールド15と、排気通路16と、冷却水通路17と、貯留部18と、ウォーターポンプ19とをさらに備えている。なお、インテークマニホールド12は、特許請求の範囲の「吸気部」の一例である。エキゾーストマニホールド15および排気通路16は、「排気流路」の一例である。
エンジン10は、図2および図3に示すように、クランクシャフト101と、複数の気筒102とを含んでいる。エンジン10には、図3に示すように、エンジン10の回転数を検知するエンジン回転数センサ103が設けられている。過給機11には、クラッチ111が設けられている。クラッチ111は、動力伝達部112により、クランクシャフト101に対して動力が伝達可能に接続されている。インテークマニホールド12には、吸気圧を検知する吸気圧センサ122と、吸気温度を検知する吸気温センサ123とが設けられている。
クーラ13には、凝縮水を噴射する凝縮水インジェクタ131が設けられている。吸気通路14には、スロットルバルブ141と、バイパスバルブ142と、リリーフバルブ143と、フィルタ144とが設けられている。排気通路16には、触媒161が設けられている。
冷却水通路17は、通路171と、通路172とを含んでいる。貯留部18には、凝縮水汲み上げポンプ181と、フィルタ182と、戻し通路183とが設けられている。
エンジン10は、船外機100の上方に設けられており、ガソリンや軽油などの爆発燃焼により駆動される内燃機関により構成されている。エンジン10は、過給運転により駆動される。クランクシャフト101は、エンジン10の駆動により回転駆動される。気筒102は、たとえば、4つ設けられている。複数の気筒102は、上下方向に配列されている。複数の気筒102は、図2に示すように、V型に配置されている。つまり、エンジン10は、V型エンジンである。エンジン回転数センサ103は、エンジン10の回転数を検知する。エンジン回転数センサ103は、検知したエンジン10の回転数をECU2に送信する。
筐体1は、エンジン10を覆っている。筐体1の内部には、少なくともエンジン10と、ECU2と、過給機11と、インテークマニホールド12と、クーラ13と、エキゾーストマニホールド15と、排気通路16と、冷却水通路17と、貯留部18とが配置されている。
ECU2は、船外機100の各部を制御する。ECU2は、エンジン10の駆動を制御する。ECU2は、過給機11の駆動を制御する。ECU2は、スロットルバルブ141の開閉を制御する。ECU2は、バイパスバルブ142の開閉を制御する。ECU2は、クラッチ111のオン・オフを制御する。ECU2は、凝縮水汲み上げポンプ181の駆動を制御する。
図1に示すように、ドライブシャフト4は、エンジン10の動力を伝達可能にエンジン10のクランクシャフト101に連結されている。ドライブシャフト4は、上下方向に延びるように配置されている。
ギア部5は、船外機100の下方に配置されている。ギア部5は、ドライブシャフト4の回転を減速して、プロペラシャフト6に伝達する。つまり、ギア部5は、上下方向に延びる回転軸線回りに回転するドライブシャフト4の駆動力を、前後方向に延びる回転軸線回りに回転するプロペラシャフト6に伝達する。
具体的には、ギア部5は、ピニオンギアと、前進用ベベルギアと、後進用ベベルギアと、ドッグクラッチとを含んでいる。ピニオンギアは、ドライブシャフト4の下端に取り付けられている。前進用ベベルギアおよび後進用ベベルギアは、ピニオンギアを挟み込むように、プロペラシャフト6に設けられている。ピニオンギアは、前進用ベベルギアおよび後進用ベベルギアと噛み合っている。ギア部5は、プロペラシャフト6と一体的に回転するドッグクラッチが前進用ベベルギアまたは後進用ベベルギアのいずれかと噛み合うように切り替えることにより、シフト位置(プロペラシャフト6の回転方向(前進方向および後進方向))を切り替える。ギア部5は、ドッククラッチが前進用ベベルギアおよび後進用ベベルギアのいずれとも噛み合わないように切り替えることにより、シフト位置をニュートラルとする。ギア部5は、ECU2の制御により、シフト位置が前進方向、後進方向またはニュートラルに切り替えられる。
プロペラ7(スクリュー)は、プロペラシャフト6に接続されている。プロペラ7は、前後方向に延びる回転軸線回りに回転駆動される。プロペラ7は、水中で回転することにより、軸方向に推力を発生させる。プロペラ7は、回転方向に応じて、船体200を、前進または後進させる。
図3に示すように、過給機11は、エンジン10のインテークマニホールド12に供給する空気を圧縮する。過給機11は、エンジン10の駆動により回転駆動される。具体的には、過給機11は、クランクシャフト101の回転による駆動を、動力伝達部112およびクラッチ111を介して伝達されて回転駆動される。つまり、過給機11は、機械式過給機である。過給機11は、一対のロータまたは羽根車を回転させることにより、インテークマニホールド12に供給する空気を圧縮する。過給機11は、たとえば、遠心式、ルーツ式、スクリュー式などにより駆動される。過給機11は、スロットルバルブ141を介して空気が供給され、クーラ13に圧縮した空気を送り出す。
クラッチ111は、過給機11の駆動および停止を切り替える。具体的には、クラッチ111は、オンにすることにより過給機11を駆動させ、オフにすることにより過給機11を停止させる。クラッチ111は、電磁クラッチを含み、ECU2の制御によりオンとオフとが切り替えられる。クラッチ111は、オンにされた場合、動力伝達部112を介したエンジン10の駆動力を過給機11に伝達する。クラッチ111は、オフにされた場合、動力伝達部112からの駆動力が伝達されなくなる。
動力伝達部112は、クランクシャフト101の回転駆動力をクラッチ111に伝達する。動力伝達部112は、たとえば、ベルトプーリ機構や、チェーンや、ギア機構などにより構成されている。
インテークマニホールド12は、エンジン10の各気筒に空気を分配して供給する。インテークマニホールド12は、クーラ13から空気が供給され、エンジン10に空気を供給する。
吸気圧センサ122は、インテークマニホールド12の吸気圧を検知する。吸気圧センサ122は、検知した吸気圧をECU2に送信する。吸気温センサ123は、インテークマニホールド12の吸気温度を検知する。吸気温センサ123は、検知した吸気温度をECU2に送信する。
クーラ13は、過給機11により圧縮された空気を冷却する。クーラ13は、エンジン10により駆動されるウォーターポンプ19で汲み上げた冷却水を用いて、過給機11により圧縮された空気を冷却する。具体的には、クーラ13は、クーラ13内を流通する圧縮された空気とウォーターポンプ19により汲み上げられた冷却水とが、フィンなどの放熱部材を介して熱交換を行うことによって、圧縮された空気を冷却する。つまり、クーラ13は、水冷式である。クーラ13により、エンジン10に供給される空気の温度を低下させて、空気の密度を大きくすることが可能である。クーラ13は、図3に示すように、過給機11から圧縮された空気が供給され、冷却した空気をインテークマニホールド12に供給する。なお、クーラ13は、空気により冷却されてもよい。
ここで、本実施形態では、クーラ13は、エンジン10内の燃焼により生成する水蒸気が凝縮された凝縮水が噴き付けられる。具体的には、さらに圧縮され高温になった吸気をクーラ13により冷却したい場合に、クーラ13に凝縮水が噴射されて、加圧された高温の吸気が冷却される。これにより、凝縮水が気化して気化潜熱を加圧された高温の吸気から奪う。凝縮水は、冷却水通路17に接続された凝縮水インジェクタ131によりクーラ13に向けて噴射される。凝縮水インジェクタ131は、冷却水通路17のクーラ13に近い端部に接続されている。
なお、凝縮水をクーラ13よりも上流に噴射してもよいが、凝縮水をクーラ13に直接噴射することにより、クーラ13に温度が高いままの(下げられる前の)空気が入るので、クーラ13の入口の圧縮空気と、熱交換する流体(冷却水および凝縮水)との温度差を大きくすることができる。これにより、クーラ13の熱交換効率を高めることが可能である。
吸気通路14は、空気をエンジン10に供給するために設けられている。スロットルバルブ141は、エンジン10のインテークマニホールド12に供給する空気の量を調整する。具体的には、スロットルバルブ141は、ECU2の制御によりスロットル開度が調整される。スロットルバルブ141は、ユーザの操作に基づいて開閉が制御される。スロットルバルブ141には、フィルタ144を介する新しい空気と、ブローバイガスとが供給される。
バイパスバルブ142は、過給機11により過剰に圧縮された空気を、過給機11の上流に戻すために設けられている。つまり、バイパスバルブ142は、インテークマニホールド12の吸気圧を調整する。具体的には、吸気圧が目標値よりも高い場合に、バイパスバルブ142は、開けられる方向に制御される。一方、吸気圧が目標値よりも低い場合に、バイパスバルブ142は、閉じられる方向に制御される。
リリーフバルブ143は、過給機11により空気が所定の圧力以上に圧縮された場合に開いて、過剰な圧力を逃がすために設けられている。リリーフバルブ143は、機械式のバルブを含む。
フィルタ144は、スロットルバルブ141の上流に設けられている。フィルタ144は、エンジン10に供給する空気に異物を入れないために設けられている。
エキゾーストマニホールド15は、エンジン10の各気筒102からの排気を合流させる。エキゾーストマニホールド15は、エンジン10から排気が流入され、排気通路16に排気を送り出す。
排気通路16は、エンジン10の排気を船外機100の外部に導くために設けられている。排気通路16を通る排気は、エンジン10を冷却した水とともに、船外機100の外に排出される。
触媒161は、エンジン10の排気を浄化するために設けられている。触媒161は、排気通路16の途中に配置されている。触媒161は、エンジン10の排気に含まれる所定の成分を、酸化または還元させて、低減または0にする。触媒161は、たとえば、エンジン10内により燃焼しきれなかった、または、反応により生じた、炭化水素や一酸化炭素を、水および二酸化炭素に酸化する。触媒161は、たとえば、酸化窒素を還元して窒素ガスにする。触媒161は、たとえば、白金やパラジウムなどを含む。
本実施形態では、冷却水通路17は、エンジン10内の燃焼により生成されて凝縮された凝縮水をクーラ13に導く。ここで、エンジン10では、ガソリンや軽油などの炭化水素を含む燃料が燃焼されるので、燃焼により水が生成される。燃焼により生成された水は、気体の状態であるが、エンジン10、エキゾーストマニホールド15、排気通路16が冷却されることにより、水(気体)を含む排気が冷却されて、凝縮して液体の水(凝縮水)になる。特に、エンジン10をアイドリング運転している場合や、低負荷により運転している場合に、凝縮水が生成されやすい。冬場などの水温や外気温が低い場合にも、排気が冷却されやすくなるため、凝縮水が生成されやすい。凝縮水は、燃焼により生成された水であるため、塩分やミネラル分をほとんど含んでいない。
冷却水通路17の一方端は、エンジン10の排気が通るエキゾーストマニホールド15に接続されている。具体的には、冷却水通路17の一方端は、最下部の気筒102に対応するエキゾーストマニホールド15の下部に接続されている。冷却水通路17の他方端には、凝縮水インジェクタ131が接続されている。
通路171は、エキゾーストマニホールド15と貯留部18とを接続している。つまり、エキゾーストマニホールド15の下部に集められた凝縮水が、通路171を通って、貯留部18に移動される。通路171には、凝縮水の移動方向をエキゾーストマニホールド15から貯留部18へ流れる方向に限定するように逆止弁が設けられていてもよい。これにより、貯留部18からエキゾーストマニホールド15を介してエンジン10に凝縮水が逆流するのを抑制することが可能である。
通路172は、貯留部18と凝縮水インジェクタ131とを接続している。つまり、貯留部18に貯留された凝縮水が、通路172および凝縮水インジェクタ131を介して、クーラ13に噴き付けられる。
ここで、本実施形態では、貯留部18は、冷却水通路17の途中に配置され、凝縮水を貯留する。貯留部18は、エンジン10の負荷が低い場合に凝縮水が供給される。貯留部18は、エンジン10の負荷が高い場合に凝縮水をクーラ13に噴き付けられる。つまり、エンジン10の負荷が低く、排気の温度も低い場合に、排気中の水が凝集されて、貯留部18に貯留される。一方、エンジン10の負荷が高く、吸気の温度が高くなる場合に、貯留部18の凝縮水がクーラ13に噴き付けられて、加圧された高温の吸気が冷却される。
凝縮水汲み上げポンプ181は、凝縮水を凝縮水インジェクタ131に送る。具体的には、凝縮水汲み上げポンプ181は、貯留部18に設けられ、貯留部18に貯留された凝縮水を凝縮水インジェクタ131に送る。凝縮水汲み上げポンプ181は、ECU2の制御により駆動される。凝縮水汲み上げポンプ181は、電動ポンプを含む。凝縮水汲み上げポンプ181は、通路172に接続されている。凝縮水汲み上げポンプ181は、フィルタ182を介して凝縮水を吸い上げて、通路172を介して凝縮水インジェクタ131に凝縮水を圧送する。
フィルタ182は、凝縮水の不純物を除去する。具体的には、フィルタ182は、貯留部18に設けられている。フィルタ182では、たとえば、排気に混入するススや油分などが取り除かれる。フィルタ182は、交換可能に取り付けられている。つまり、ユーザは、フィルタ182を定期的に交換するだけでよく、加圧された高温の吸気を冷却するための水を補充する必要がない。
戻し通路183は、貯留部18の上部およびエンジン10の排気が通る排気通路16を接続する。戻し通路183は、排気通路16において、冷却水通路17が接続される位置よりも下流の位置に接続されている。具体的には、戻し通路183は、排気通路16において、触媒161よりも下流の位置に接続されている。戻し通路183は、排気通路16において、冷却水通路17(通路171)が接続される位置よりも下方の位置に接続されている。戻し通路183は、貯留部18に貯留された凝縮水をオーバーフローさせるために設けられている。戻し通路183は、貯留部18のガスを抜く機能も有している。
ウォーターポンプ19は、エンジン10、クーラ13、エキゾーストマニホールド15、排気通路16、オイルパンなどを冷却するための外部の水を送るために設けられている。ウォーターポンプ19は、ドライブシャフト4の回転により駆動される。ウォーターポンプ19から吐出された水は、エンジン10、エキゾーストマニホールド15、排気通路16、オイルパンなどの外周部に設けられたウォータジャケットを構成する流路中およびクーラ13の熱交換器内部を流れる。冷却に使用された後の水は、エンジン10の排気とともに、外部に放出される。
本実施形態では、ECU2は、ユーザの増減速操作に基づいて、クーラ13に噴き付ける凝縮水の供給を制御する。具体的には、ユーザが増速操作を行った場合において、吸気の圧縮率が上がり、吸気の温度が所定値より上がりそうな場合に、ECU2は、凝縮水汲み上げポンプ181と凝縮水インジェクタ131とを駆動させて、クーラ13に噴き付ける凝縮水を噴射させる。つまり、さらに圧縮され高温になった吸気をクーラ13により冷却したい場合に、ECU2は、クーラ13に噴き付ける凝縮水を供給するように制御する。たとえば、ECU2は、増速操作に対して凝縮水を供給する必要があるか否かを予め記憶されたマップやテーブルを用いて判断してもよい。
本実施形態では、ECU2は、エンジン10に供給される吸気の温度に基づいて、クーラ13に噴き付ける凝縮水の供給を制御する。具体的には、ECU2は、吸気温センサ123により取得した吸気の温度が所定値よりも大きい場合に、凝縮水汲み上げポンプ181と凝縮水インジェクタ131とを駆動させて、クーラ13に対して凝縮水を噴射させる。つまり、クーラ13の冷却が足りないと判断された場合に、ECU2は、クーラ13に噴き付ける凝縮水を供給するように制御する。
(本実施形態の効果)
上記実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、加圧された高温の吸気を、エンジン10内の燃焼により生成されて凝縮された凝縮水がクーラ13に噴き付けられることにより冷却されるように構成する。これにより、凝縮水が蒸発することにより、クーラ13に凝縮水を噴き付けることで、吸気の熱を効率よく取り除くことができるので、クーラ13の容量を大きくしなくても、吸気の温度を効率よく低下させることができる。その結果、船外機100が大型化するのを抑制しながら、吸気の温度を効率よく低下させることができる。これにより、エンジン10の出力を上げようとした場合に、ノッキングが起きるのを抑制することができるので、点火のタイミングを遅角させることがない。その結果、効率よくエンジン10の出力を上げることができる。エンジン10内の燃焼により生成されて凝縮した凝縮水を用いるので、船外機100の外部の海水を用いる場合と異なり、クーラ13に塩が析出することは無い。これにより、クーラ13に塩などの異物が溜まることは無いので、クーラ13の熱交換効率が低下するのを抑制することができるとともに、塩害によるクーラ材料の腐食を招くことが無い。エンジン10内の燃焼により生成されて凝縮した凝縮水を用いるので、ユーザが冷却のための水を補充する必要がない。
本実施形態では、上記のように、凝縮水をクーラ13に導く冷却水通路17を設ける。これにより、冷却水通路17により凝縮水を容易にクーラ13に供給することができるので、凝縮水により加圧された高温の吸気を容易に冷却することができる。
本実施形態では、上記のように、冷却水通路17の一方端を、エンジン10の排気が通るエキゾーストマニホールド15に接続する。これにより、エンジン10の排気に含まれる水分が凝縮した凝縮水をエキゾーストマニホールド15から冷却水通路17に導くことができるので、エキゾーストマニホールド15に凝縮水が溜まるのを抑制しつつ、クーラ13の冷却に用いる凝縮水を容易に集めることができる。
本実施形態では、上記のように、冷却水通路17の一方端を、最下部の気筒102に対応するエキゾーストマニホールド15の下部に接続する。これにより、最下部の気筒102を含む複数の気筒102の全てから排出される排気に含まれる凝縮水を集めて冷却水通路17に導くことができるので、効率よく凝縮水を集めることができる。
本実施形態では、上記のように、冷却水通路17の途中に配置され、凝縮水を貯留する貯留部18を設ける。ここで、排気中の水分が凝縮しやすい状態では、エンジン10の温度も低いため、吸気をさらに冷却する必要がない。つまり、凝縮水が生成されるタイミングと、凝縮水をクーラ13の冷却に使用するタイミングとは、同じ時期にはならない。貯留部18を設けることによって、排気中の水分が凝縮しやすい状態において、凝縮水を貯留しておくことができるとともに、吸気をさらに冷却する必要がある場合に、貯留部18に貯留された凝縮水を使用して、加圧された高温の吸気を冷却することができる。
本実施形態では、上記のように、貯留部18の上部およびエンジン10の排気が通る排気通路16を接続する戻し通路183を、排気通路16において、冷却水通路17が接続される位置よりも下流の位置に接続する。これにより、貯留部18が凝縮水により満杯になった場合に、戻し通路183により冷却水通路17が接続される位置よりも下流の位置の排気通路16に凝縮水を返すことができるので、冷却水通路17を介して凝縮水が逆流してエンジン10に侵入するのを抑制することができる。戻し通路183によりガス抜きをすることができるので、貯留部18内の圧力が高まるのを抑制することができる。これにより、冷却水通路17の凝縮水を容易に貯留部18に移送することができる。
本実施形態では、上記のように、戻し通路183を、排気通路16において、触媒161よりも下流の位置に接続する。これにより、凝縮水が触媒161を流れるのを抑制することができるので、触媒161の効果を効率よく発揮させることができる。
本実施形態では、上記のように、貯留部18を、エンジン10の負荷が低い場合に凝縮水が供給されて、エンジン10の負荷が高い場合に凝縮水をクーラ13に供給するように構成する。これにより、負荷が低くエンジン10の排気中の水が凝縮しやすい場合に凝縮水を貯留部18に貯めることができるとともに、負荷が高く吸気をさらに冷却したい場合に、貯留部18から供給される凝縮水により加圧された高温の吸気を冷却することができる。
本実施形態では、上記のように、冷却水通路17の他方端に接続され、凝縮水をクーラ13に向けて噴射する凝縮水インジェクタ131を設ける。これにより、凝縮水をクーラ13に噴き付けることができるので、凝縮水を蒸発させやすくすることができる。これにより、凝縮水の蒸発量を増やすことができるので、蒸発潜熱として熱を奪うことにより、加圧された高温の吸気を効率よく冷却することができる。
本実施形態では、上記のように、凝縮水を凝縮水インジェクタ131に送る凝縮水汲み上げポンプ181を設ける。これにより、凝縮水汲み上げポンプ181と凝縮水インジェクタ131とを駆動させることにより、凝縮水をクーラ13に容易に噴き付けることができる。
本実施形態では、上記のように、凝縮水の不純物を除去するフィルタ182を設ける。これにより、エンジン10の排気に含まれる不純物をフィルタ182により除去することができるので、凝縮水が噴き付けられるクーラ13に異物が付着するのを抑制することができる。
本実施形態では、上記のように、ユーザの増減速操作に基づいて、クーラ13に噴き付けられる凝縮水の供給を制御するECU2を設ける。これにより、増速操作により負荷が増加する場合に、凝縮水により加圧された高温の吸気を速やかに冷却することができるので、エンジン10の出力を速やかに高めることができる。
本実施形態では、上記のように、ECU2を、エンジン10に供給される吸気の温度に基づいて、クーラ13に噴き付けられる凝縮水の供給を制御するように構成する。これにより、吸気の温度が高くなった場合に、凝縮水により加圧された高温の吸気を冷却することができるので、吸気の温度が高くなるのを容易に抑制することができる。
本実施形態では、上記のように、複数の気筒102を、V型に配置する。これにより、V型のエンジン10において、船外機100が大型化するのを抑制しながら、吸気の温度を効率よく低下させることができる。
(変形例)
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、船体に船外機が1機設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、船体に船外機が複数設けられていてもよい。
上記実施形態では、過給機がエンジンの駆動により回転駆動される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、過給機をエンジンの排気ガスにより駆動させてもよい。つまり、排気タービン式の過給機を用いてもよい。
上記実施形態では、過給機がエンジンの駆動により回転駆動される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、過給機をモータの駆動により回転駆動させてもよい。
上記実施形態では、4つの気筒を含むV型のエンジンを備える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、エンジンが1つ以上3つ以下の気筒を含んでいてもよいし、5つ以上の気筒を含んでいてもよい。複数の気筒を直列に配置した直列型のエンジンであってもよい。
上記実施形態では、制御部としてのECUが船外機の筐体内に設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部は、船外機の外に配置されていてもよい。たとえば、制御部は、船体に設けられていてもよい。
上記実施形態では、凝縮水汲み上げポンプを貯留部に設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、凝縮水汲み上げポンプを貯留部以外の冷却水通路中に設けてもよい。
上記実施形態では、フィルタを貯留部に設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、フィルタを貯留部以外の冷却水通路中に設けてもよい。
上記実施形態では、クーラに凝縮水を噴き付ける構成の例を説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、クーラ下流側の吸気部に凝縮水インジェクタを取り付け、吸気部内に凝縮水を噴射してもよい。つまり、圧縮された空気を、凝縮水がエンジンの吸気部内に噴き付けられることにより冷却されるように構成してもよい。
2 ECU(制御部)
10 エンジン
11 過給機
12 インテークマニホールド(吸気部)
13 クーラ
15 エキゾーストマニホールド(排気通路)
16 排気通路(排気流路)
17 冷却水通路
18 貯留部
100 船外機
102 気筒
131 凝縮水インジェクタ
161 触媒
181 凝縮水汲み上げポンプ
182 フィルタ
183 戻し通路

Claims (14)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの吸気部に供給する空気を圧縮する過給機と、
    前記過給機により圧縮された空気を冷却するクーラとを備え、
    圧縮された空気は、前記エンジン内の燃焼により生成されて凝縮された凝縮水が前記クーラに噴き付けられることにより冷却されるように構成されている、船外機。
  2. 凝縮水を前記クーラに導く冷却水通路をさらに備える、請求項1に記載の船外機。
  3. 前記冷却水通路の一方端は、前記エンジンの排気が通る排気流路に接続されている、請求項2に記載の船外機。
  4. 前記エンジンは、上下方向に配列された複数の気筒を含み、
    前記冷却水通路の一方端は、最下部の前記気筒に対応する前記排気流路の下部に接続されている、請求項3に記載の船外機。
  5. 前記冷却水通路の途中に配置され、凝縮水を貯留する貯留部をさらに備える、請求項2〜4のいずれか1項に記載の船外機。
  6. 前記貯留部の上部および前記エンジンの排気が通る排気通路を接続する戻し通路をさらに備え、
    前記戻し通路は、前記排気通路において、前記冷却水通路が接続される位置よりも下流の位置に接続されている、請求項5に記載の船外機。
  7. 前記排気通路の途中に配置された触媒をさらに備え、
    前記戻し通路は、前記排気通路において、前記触媒よりも下流の位置に接続されている、請求項6に記載の船外機。
  8. 前記貯留部は、前記エンジンの負荷が低い場合に凝縮水が供給されて、前記エンジンの負荷が高い場合に凝縮水を前記クーラに噴き付けるように構成されている、請求項5〜7のいずれか1項に記載の船外機。
  9. 前記冷却水通路の他方端に接続され、凝縮水を前記クーラに向けて噴射する凝縮水インジェクタをさらに備える、請求項2〜8のいずれか1項に記載の船外機。
  10. 凝縮水を前記凝縮水インジェクタに送る凝縮水汲み上げポンプをさらに備える、請求項9に記載の船外機。
  11. 凝縮水の不純物を除去するフィルタをさらに備える、請求項1〜10のいずれか1項に記載の船外機。
  12. ユーザの増減速操作に基づいて、前記クーラに噴き付ける凝縮水の供給を制御する制御部をさらに備える、請求項1〜11のいずれか1項に記載の船外機。
  13. 前記制御部は、前記エンジンに供給される吸気の温度に基づいて、前記クーラに噴き付ける凝縮水の供給を制御するように構成されている、請求項12に記載の船外機。
  14. 前記圧縮された空気は、凝縮水が前記エンジンの吸気部内に噴き付けられることにより冷却されるように構成されている、請求項1〜13のいずれか1項に記載の船外機。
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