JP2018064412A - リニアモータ及びリニアモータを有する圧縮機 - Google Patents

リニアモータ及びリニアモータを有する圧縮機 Download PDF

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Abstract

【課題】永久磁石の使用量を低減しつつ、推力の低下を抑制する。
【解決手段】電機子と、電機子に対して第1の方向及び第1の方向の反対方向である第2の方向に相対往復動可能な界磁子と、往復動に応じて流体を圧縮するピストンと、を備える圧縮機であって、界磁子は、第1の方向に並んだ2以上の磁極を有し、磁極の一部は硬磁性部、残部は軟磁性部であり、磁極の並びのうち、真ん中より第1の方向側の磁極の一部又は全部は、軟磁性部である。
【選択図】 図5

Description

本発明は、リニアモータ及びリニアモータを有する圧縮機に関する。
推力発生機構を有するリニアモータは、回転機を直線状に切り開いた形状をしており、固定子と可動子の各々に構成された磁極の間に働く磁力によって、可動子に推力を発生させる。
特許文献1には、巻線が配置された複数の磁極1と、Y軸方向に沿って着磁され、隣り合う磁石で着磁方向が逆になるようにZ方向に並んだ複数の磁石(硬磁性材)3及び磁石3を固定する磁性体(軟磁性材)のはしご状部材4を有する可動子と、を備えたリニアモータが開示されている(段落1103,0014、図2等)。なお磁極1は、磁石3のピッチτに対して2倍のピッチ(2τ)でZ方向に並べられている(段落0015)。
特許文献2には、非磁性体金属からなる移動子1と、シリコン鉄(軟磁性材)からなり移動子1に嵌入固着された誘導子2(磁極)と、を有するリニアモータが開示されている(第2頁右下欄)。なお誘導子2のピッチTは、固定子3側の極ピッチの1/2とされている(第2頁右下欄)。
再公表特許WO2013/124875号パンフレット 特開平1−103152号公報
特許文献1は、永久磁石3(硬磁性材)のみを磁極として推力を発生させようとするものである。特許文献2は、軟磁性材からなる誘導子2のみを磁極として推力を発生させようとするものである。
硬磁性材で構成される磁極は、軟磁性材で構成される磁極に比して大きな推力を得ることができるが、コスト面に鑑みると使用量を抑制することが好ましい。軟磁性材で構成される磁極は、硬磁性材で構成される磁極に比して大きな推力を得にくく、同様の推力を発揮させようとすると、機器の大形化を招来する。
本発明の目的は、硬磁性材の使用量を抑制することができ、機器の大形化を抑制可能なリニアモータ及びリニアモータを有する圧縮機を提供することにある。
なお上述した説明における符号は、特許文献1及び特許文献2で使用されている符号であり、本明細書で使用する符号とは異なる。
上記事情に鑑みてなされた第1の本発明は、電機子と、該電機子に対して第1の方向及び第1の方向の反対方向である第2の方向に相対往復動可能な界磁子と、前記往復動に応じて流体を圧縮するピストンと、を備える圧縮機であって、前記界磁子は、第1の方向に並んだ2以上又は3以上の磁極を有し、該磁極の一部は硬磁性部であり、残部は軟磁性部であり、前記磁極の並びのうち、真ん中より第1の方向側の磁極の一部又は全部は、前記軟磁性部であることを特徴とする。
また、上記事情に鑑みてなされた第2の本発明は、電機子と、該電機子に対して第1の方向及び第1の方向の反対方向である第2の方向に相対往復動可能な界磁子と、を備えるモータであって、前記界磁子は、第1の方向に並んだ2以上又は3以上の磁極を有し、該磁極の一部は硬磁性部であり、残部は軟磁性部であり、前記磁極の並びのうち、真ん中より第1の方向側の磁極の一部又は全部は、前記軟磁性部であることを特徴とする。
本発明によれば、硬磁性材の使用量を抑制することができ、機器の大形化を抑制可能なリニアモータ及びリニアモータを有する圧縮機を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1によるリニアモータの斜視図。 実施例1によるリニアモータの、(a)左右方向に垂直な断面図、(b)前後方向に垂直な断面図。 実施例1によるリニアモータの左右方向に垂直な断面概略図であって、(a)前方向に推力を発生する図、(b)後方向に推力を発生する図。 実施例1によるリニアモータのコイルに直流電流を通電し、可動子を移動させた場合の推力波形。 実施例1によるリニアモータを有する機器の一例である(a)片側にピストンを有する圧縮機、(b)両側にそれぞれピストンを有する圧縮機を示す概略図。 実施例2によるリニアモータの左右方向に垂直な断面概略図であって、(a)前方向に推力を発生する図、(b)後方向に推力を発生する図。 実施例2によるリニアモータのコイルに直流電流を通電し、可動子を移動させた場合の推力波形。 実施例2によるリニアモータを有する圧縮機の概略図。 実施例3によるリニアモータの、可動子を上方向から見た図。 実施例3によるリニアモータの、可動子を上方向から見た図。 実施例4によるリニアモータの、可動子を上方向から見た図。 実施例5によるリニアモータの斜視図。 実施例5によるリニアモータの、左右方向に垂直な断面図。 実施例5による可動子を上方向から見た図。 比較例による可動子を上方向から見た図。 実施例5によるリニアモータのコイルに三相交流電流を通電し、可動子を移動させた場合の推力波形。 実施例6による可動子を上方向から見た図 実施例7による可動子を上方向から見た図 実施例8によるリニアモータの斜視図。 実施例8によるリニアモータの、前後方向に垂直な断面図。 実施例9によるリニアモータを有する圧縮機の概略図。 実施例10による可動子の上面図。 実施例11によるリニアモータを有する圧縮機の斜視図。 実施例11によるリニアモータを有する圧縮機の要部断面図。 弾性体支持部材の外観を示す獅子図。 弾性体支持部材及び共振ばねの可動子に対する取り付け状態を示す平面図。 共振ばね及び可動子の配置を模式的に示す図。 ベース板側から見た、インバータ、排気弁、電磁弁及びシリンダの位置関係を示す図。 実施例12による冷蔵庫の構成を示す図である。 実施例13による車両用エアサスペンションの構成を示す図である。 本発明によるリニアモータの可動子における磁極の配置を説明する図。
以下、本発明の実施例を、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。同様の構成要素には同様の符号を付し、また、同様の説明は繰り返さない。説明のため、互いに直交する前後、左右、及び上下方向という語を用いるが、必ずしも重力方向は下向きである必要はなく、上、右、左、前若しくは後方向又はそれ以外の方向に平行にできる。従って上下方向は、機器の実装状態における上下方向(鉛直方向)とは関係が無い。
また本実施例では、前後、左右、及び上下方向がそれぞれZ軸方向、X軸方向、及びY軸方向に対応するように直交座標系を設定する。なおZ軸方向は、後述するように、可動子の移動方向、すなわち電機子と界磁子との相対的な変位方向(往復動方向)に沿う方向である。
図1は実施例1によるリニアモータ100の斜視図、図2は実施例1によるリニアモータ100の、(a)左右方向に垂直な断面図、(b)前後方向に垂直な断面図である。リニアモータ100は、固定子1および可動子2からなる。以降の説明では、電機子側を地面に対して静止させる固定子、界磁子側を地面に対して前後方向に移動させる可動子として説明するが、固定子と可動子とは逆の関係であっても良い。ピストンは、可動子側に接続する。なお、前方向及び後方向をそれぞれ第1の方向又は第2の方向と表現し、上方向又は下方向を第3の方向と表現しても良い。
[固定子1]
固定子1は、電機子3と、電機子3の前側及び後側それぞれに配置された端部部材4とからなる。電機子3は、軟磁性体のコア300及びスペーサ310を有し、2つのコア300は軟磁性体のスペーサ310で繋いで構成されている。これにより、2つのコア300及びスペーサ310を含む磁路を形成できるようにしている。コア300にはそれぞれ巻線5が巻回されている。
電機子3は、1つ又は2つ以上を前後方向に並べることができる。また、端部部材4は、最も前側の電機子3の前側及び/又は最も後側の電機子3の後側に設けることができる。
以下、前方向及び後方向の一方を第1の方向、他方を第2の方向とも記載する。
[コア300]
コア300は、後述する可動子2を挟んで対向配置された磁極歯301と、これら2つの磁極歯301をつなぐ腕部302とからなる。磁極歯301及び腕部302は、例えば、電磁鋼板を前後方向に積層して構成できる。磁極歯301には巻線5を巻回している。
腕部302は、巻線5及び可動子2の左右方向それぞれ外側を上下に通る軟磁性体であり、永久磁石磁極210から発せられ、磁極歯301に進入した磁束を、この磁極歯301に対向する別の磁極歯301に導くことができる。これにより、コア300は、磁極歯301に対向する永久磁石磁極210または軟磁性磁極220の両面、2つの磁極歯301、及び腕部302を含む磁路を形成できる。
[スペーサ310]
スペーサ310は、隣接するコア300を流れる磁束を通過させることができる。スペーサ310は、例えば、電磁鋼板を前後方向に積層して構成できる。このため、2つのコア300の間にスペーサ310を配した電機子3は、永久磁石磁極210または軟磁性磁極220の前後方向間隔等の設計に応じて、2つのコア300及び、永久磁石磁極210または軟磁性磁極220を含む磁路を形成できる。
[端部部材4]
端部部材4は、軟磁性体又は非磁性体で形成することができる。端部部材4は、前後方向に延在する貫通ボルト等(図示せず)の固定部材により自身とコア300、及びスペーサ310とともに固定されている。また、端部部材4にはローラベアリング等の支持部材(図示せず)が配置され、可動子2を支持している。
[可動子2]
可動子2は、前後方向に3つの磁極を固定する非磁性体または軟磁性体からなる磁極支持部200、並びに、磁極支持部200に設けられた永久磁石磁極210(硬磁性部)及び軟磁性体で構成した軟磁性磁極220(軟磁性部)を有している。永久磁石磁極210としては、例えば、永久磁石を採用できる。軟磁性磁極220としては、例えば、鉄材、鋼材又は電磁鋼板等を採用できる。また、可動子2は、前後方向を長手方向としている。
本実施例の可動子2は、磁極を3つ固定した態様だが、4つ以上でも良いし2つでもよい。本実施例の永久磁石磁極210は、前後方向に2つ並んでいるが、1つでも良いし3つ以上でも良い。本実施例の軟磁性磁極220は、永久磁石磁極210より前側に1つ並んでいるが、永久磁石磁極210より後側に1つ並んでも良いし、また、2つ以上が並んでも良い。すなわち、可動子2は、一部が永久磁石磁極210、残部が軟磁性磁極220である磁極の並びを有する。永久磁石磁極210及び軟磁性磁極220それぞれの形状は、互いに略同様であることが好ましい。但し、例えば、前後方向で最も外側の磁極については、他の磁極より前後方向に短い寸法にしても良い。
永久磁石磁極210はそれぞれ上下方向に磁化している。2つが配されている本実施例の永久磁石磁極210の上面は、前側の永久磁石磁極210がS極、後側の永久磁石磁極210がN極となるように配されている。磁極の並びは、永久磁石磁極210に加えて軟磁性磁極220も含んだ並びとして考えた上で、軟磁性磁極220の極性を適当な方向に置換した場合、磁化配向方向が交互に反転する態様に置換できるように並べられている。具体的には、本実施例の磁極は、上側の極性について注目すると、前から後にかけて「軟磁性磁極220、S極、N極」の順に並んでいる。軟磁性磁極220の上側の極性をN極に置き換えた場合、磁極の並びは「N極、S極、N極」と、異なる極性が交互に並んでいる態様に置換できる。本実施例の磁極の並びは、このように、上下方向に極性を有する永久磁石磁極210に軟磁性磁極220を置換することで、異なる極性が交互に並んでいるという態様に置換可能な並びである。
また、可動子2は、2つの磁極歯301の間、かつ2つの腕部302の間の空間に配されている。なお、永久磁石磁極210ならびに軟磁性磁極220は上下方向に垂直な平板形状にできる。以下、上方向又は下方向の一方を、第3の方向とも記載する。本実施例では、上下方向とは、磁極歯301と永久磁石磁極210の極性とが対向している方向である。
なお、特許文献1について、仮に、はしご状部材のうち、2つの磁石の間に位置する軟磁性材の部分をN極とS極とが入れ替わる一つの磁極であると考慮して、Z軸方向に並ぶ磁性材のY軸方向での磁石と軟磁性材との並び(極性の並び)を考えるならば、「N極(磁石)、軟磁性材、S極(磁石)、軟磁性材」の繰り返しの並びとなっている。この場合、軟磁性材がN極又はS極に置換されると、隣接する磁石と同じ極性になる軟磁性材が存在し、異なる極性が交互に並んでいる態様にはならない。
[磁極支持部200]
磁極支持部200は、例えば、永久磁石磁極210及び軟磁性磁極220を嵌装する空隙を2つ、3つ又は4つ以上備えたはしご状にすることができ、接着剤等を用いて永久磁石磁極210及び軟磁性磁極220を固定できる。なお、空隙に代えて、永久磁石磁極210及び/又は軟磁性磁極220を貼付できる凹部を備えた態様にしても良い。磁極支持部200は、軟磁性体で形成しても良いし、非磁性体で形成しても良い。
磁極支持部200のはしご状部分のうち、前後方向において磁極210,220の間に位置する部分の前後方向幅は、磁極210,220の前後方向幅とは異なっている。本実施例では特に、このはしご状部分の前後方向幅は、磁極210,220の前後方向幅より短い。
[リニアモータ100に加わる推力]
本実施例においては、電機子3の巻線5に、図示しないインバータから単相の電流を供給して磁極歯301を磁化すると、可動子2の永久磁石磁極210及び軟磁性磁極220との相互作用により前後方向に推力が発生し、可動子2が前後方向に移動する。
図3は、本実施例によるリニアモータ100の左右方向に垂直な断面概略図であって、(a)前方向に推力を発生する図、(b)後方向に推力を発生する図である。まず、前方向に推力を受ける場合について説明する。可動子2には3つの磁極210,220の重心が略一定の間隔で並び、3つの磁極210,220のうち、後側の2つが永久磁石磁極210である。3つの磁極は上述のように、前から後にかけて、上側の極性が「軟磁性磁極220、S極、N極」の順で配置されている。そして、巻線5には、正の電流を通電している。
実線の矢印は、或る時刻における起磁力により発生する磁化方向を示している。リニアモータ100内の主な磁束線は破線で示すように、2つの永久磁石磁極210と電機子3の中をループし、2つの永久磁石磁極210が電機子3に引き寄せられ、可動子2は、白抜き矢印で示すように、前方向に推力を受ける。
次に、後方向に推力を受ける場合について説明する。巻線5には、負の電流を通電している。実線の矢印は、或る時刻における起磁力により発生する磁化方向を示している。リニアモータ100内の主な磁束線は破線で示すように、中央の永久磁石磁極210および軟磁性磁極220と電機子3の中をループする。軟磁性磁極220の上側はN極に磁化され、中央の永久磁石磁極210および軟磁性磁極220が電機子3に引き寄せられ、可動子2は、白抜き矢印で示すように、後方向に推力を受ける。
図4は、本実施例によるリニアモータ100のコイル5に正負それぞれの直流電流を通電し、可動子2を移動させた場合の推力波形を示す。黒塗りされたデータ点が実線で繋げられた3つの曲線はそれぞれ、本実施例に示した、後側の2つを永久磁石磁極210とし、前側の1つを軟磁性磁極220とした場合の推力を示す。
白塗りされたデータ点が破線で繋げられた3つの曲線はそれぞれ、比較例に相当するものであり、磁極のすべてを永久磁石磁極210にした場合の推力を示す。
データ点が四角形であるものは、直流電流が正方向である場合を、三角形であるものは電流がゼロである場合を、円形であるものは、直流電流が負方向である場合を、示す。
ここで、横軸である可動子2の位置は、3つの磁極210,220のうち、中央の永久磁石磁極210の重心が、隣り合う2つのコア300の間の中心に位置する場合を原点とし、これより前方向を正、後方向を負としている。また、正負の電流値はいずれも同じ大きさを与えている。なお、電流がゼロである場合の推力は、コア300及び磁極210,220間にはたらく磁気吸引力(ディテント力)によるものである。
比較例について、電流を正とした場合の推力波形及び負とした場合の推力波形は、原点を中心に回転対称に分布している。すなわち、前方向の推力と後方向の推力が対称となっている。一方、実施例は、電流ゼロの場合、コア300及び永久磁石磁極210間にはたらくディテント力と、コア300及び軟磁性磁極220間にはたらくディテント力とが異なる大きさとなるため、正の推力(前方向への推力)が発生し、電流を正とした推力波形と負とした推力波形とが原点を中心に対称とならない。すなわち、磁極について、永久磁石磁極210と軟磁性磁極220の並びが前後方向で非対称であることから、前方向と後方向の推力が非対称となっている。結果として、実施例の方が比較例に比して、可動子2に対する前方向の推力が大きく発生している。
このため、実施例のように構成することで、使用する永久磁石量を低減させても前方向への推力の低下を抑制できる。一方、電流を負とした推力は、比較例よりも実施例の方が小さくなる。したがって、本実施例のリニアモータ100は、例えば、前方向に駆動する場合に要する駆動力が後方向に駆動する場合に要する駆動力より大きいことが望まれる機器に適用することが好ましい。具体的には、前方向側にピストンを配置した圧縮機が挙げられる。
図5は、本実施例のリニアモータ100を有する機器の一例である(a)片側にピストン1100を有する圧縮機1000、(b)両側にそれぞれピストン1100,1150を有する圧縮機1050、を示す概略図である。圧縮機1000は、リニアモータ100、ピストン1100、シリンダ1200、及び接続部1300を有する。ピストン1100は、可動子2と接続部1300で接続している。このため、ピストン1100は可動子2の往復動に伴って往復動し、シリンダ1200内の流体を圧縮及び膨張させることができる。
圧縮機1000は、磁極の並びのうち、ピストン1100に近い側、好ましくはピストン1100に最も近い側に軟磁性磁極220を有している。これにより、前方向すなわちピストン1100の押込み方向の推力は、後方向すなわちピストン1100の引戻し方向の推力に比して高くなる。圧縮機1000のピストン1100が受ける負荷特性は、ピストン1100押込み時には大きいが、引戻し時には小さいという特徴を有することから、本実施例の推力特性が好適である。
すなわち、流体圧縮のように、第1の方向に可動子2を移動させる際の負荷が、この第1の方向と反対である第2の方向に可動子2を移動させる際の負荷より大きいという負荷特性を持つ機器等にリニアモータ100を適用することが好ましい。
なお、このような場合、軟磁性磁極220を磁極のうちで最も第1の方向側に配置することが最も好ましい。
このように、本実施例のリニアモータ100を有する機器の一例である圧縮機1000は、可動子2の第1の方向側又は第2の方向側に、流体を圧縮するピストン1100を有している。そして、磁極の並びの真ん中より第1の方向側又は第2の方向側の磁極が、軟磁性磁極220である。軟磁性磁極220をピストン1100が設けられている側に配することで、永久磁石量を低減しつつ、推力の低減を抑制できるため好ましい。しかし、ピストン1100が設けられている側とは反対側に設けても、永久磁石量の低減という効果は奏し得る。なお、軟磁性磁極220は、往復動に伴い固定子3から離間し易い位置の磁極とすることが好ましい。すなわち、軟磁性磁極220は、前後方向で1番目に外側の磁極とすることが最も好ましく、2,3,・・・番目に外側の磁極とすることが次に好ましい。
なお、ここでいう「真ん中より第1の方向側」とは、自然数Nについて、磁極が2N個である場合も(2N+1)個である場合も、「最も第1の方向側からN番目までの磁極」をいう。また、「真ん中」は、磁極が(2N+1)個の場合に定義でき、「最も第1の方向側又は最も第2の方向側から数えて(N+1)番目の磁極」をいう。
また、圧縮機1050は、前後方向について、ピストン1100が備えられているのと反対側に別のピストン1150及び別のシリンダ1250が備えられている点が圧縮機1000と異なる。ピストン1150は、可動子2とは別の接続部1300で接続している。また、別のピストン1150及び別のシリンダ1250が成す容積(圧縮容積)は、ピストン1100及びシリンダ1200が成す容積よりも小さい。リニアモータ100の推力特性は、後方向の推力が前方向の推力に比して小さいものであるから、このように、後側の圧縮容積が前側の圧縮容積より小さい態様にすることが好ましい。無論、各ピストン及びシリンダの成す圧縮容積を同値にすることを妨げるものではなく、同値にしても良い。
なお、本実施例では、磁極それぞれは、第3の方向に極性を有しているが、第1の方向又は第2の方向に極性を有する公知のリニアモータについて、同様に本実施例の思想を適用しても良い。すなわち、磁極として、軟磁性磁極、及び、前後方向又は左右方向に極性を有する永久磁石磁極を備えるリニアモータについて、前後方向又は左右方向に極性を有する永久磁石磁極210に軟磁性磁極220を置換することで、異なる極性が交互に並んでいるという態様に置換可能な磁極の並びを実現させても良い。
実施例2の構成は、以下の点を除き実施例1と同様にできる。
図6は、本実施例によるリニアモータ100の左右方向に垂直な断面概略図であって、(a)前方向に推力を発生する図、(b)後方向に推力を発生する図である。可動子2には3つの磁極210,220の重心が略一定の間隔で並び、これらのうち、中央の1つが永久磁石磁極210であり、その前側及び後側に軟磁性磁極220が配置されている。すなわち、最も前側及び最も後側の磁極は、軟磁性磁極220である。
磁極の並びは、前から後にかけて「軟磁性磁極220、S極、軟磁性磁極220」である。それぞれの軟磁性磁極220の極性を適切に置換、ここではともにN極に置換することで、「N極、S極、N極」と考えることができる。すなわち、軟磁性磁極220も考慮した磁極の並びは、軟磁性磁極220の極性を適切に置換することで、異なる極性が交互に並んだものとなる。
まず、前方向に推力を発生する場合について説明する。巻線5には、正の電流を通電している。実線の矢印は、いずれも起磁力により発生する磁化方向を示している。リニアモータ100内の主な磁束線は破線で示すように、中央の永久磁石磁極210および後側の軟磁性磁極220と電機子3の中をループし、後側の軟磁性磁極220は破線の矢印で示すようにN極に磁化される。中央の永久磁石磁極210及び後側の軟磁性磁極220は電機子3に引き寄せられ、白抜き矢印で示すように、可動子2は前方向に推力を受ける。
次に、後方向に推力を発生する場合について説明する。巻線5に負の電流を通電している。実線の矢印は、いずれも起磁力により発生する磁化方向を示している。リニアモータ100内の主な磁束線は破線で示すように、中央の永久磁石磁極210及び前側の軟磁性磁極220と電機子3の中をループし、前側の軟磁性磁極220は破線の矢印で示すようにN極に磁化され、中央の永久磁石磁極210及び前側の軟磁性磁極220が電機子3に引き寄せられ、白抜き矢印で示すように、可動子2は後方向に推力を受ける。
図7は、本実施例によるリニアモータ100のコイル5に直流電流を通電し、可動子2を移動させた場合の推力波形を示す。黒塗りされたデータ点が実線で繋げられた3つの曲線はそれぞれ、本実施例に示した、中央の1つを永久磁石磁極210とし前後の2つを軟磁性磁極場合220とした場合の推力を示す。
白塗りされたデータ点が破線で繋げられた3つの曲線はそれぞれ、比較例に相当するものであり、磁極のすべてを永久磁石磁極210にした場合の推力を示す。
横軸である可動子2の位置は、3つの磁極210,220のうち、中央の永久磁石磁極210の重心が、隣り合う2つのコア300の間の中心に位置する場合を原点とし、これより前方向を正、後方向を負としている。また、正負の電流値はいずれも同じ大きさを与えている。
実施例は、永久磁石使用量を比較例に比して約67%低減したものであるが、推力は、比較例に比して、平均で約25%の減少に抑えられた。すなわち、永久磁石使用量に対する発生推力の比を向上させることができる。
本実施例によれば、永久磁石の使用量を低減したとしても、推力の減少を抑制できる。また、可動子2の前後側それぞれの磁極の配置を同様にしたことで、正に通電した場合の推力波形及び負に通電した場合の推力波形を、原点に対して略対称にできる。このため、前側及び後側それぞれに発揮する推力が同様の場合が好ましい機器に本実施例のリニアモータ100を適用するとさらに好ましい。例えば、可動子2の往復動方向両側に、圧縮容積が略同値の流体圧縮の負荷(ピストン)が存在する圧縮機に適用することが好ましい。
図8は、本実施例のリニアモータ100を有する圧縮機1060の概略図である。圧縮機1060は、可動子2の第1の方向及び第2の方向それぞれにピストン1100,1160が接続している。また、ピストン1100,1160に対応して、シリンダ1200,1260が設けられている。圧縮機1060は、磁極のうち、最も第1の方向側及び最も第2の方向側の磁極を軟磁性磁極220としているため、上述のように、何れのピストン1100,1160側の流体の圧縮も略均等に行うことができる。ピストン1100及びシリンダ1200が成す圧縮容積と、ピストン1160及びシリンダ1260が成す圧縮容積とは、略同一である。
実施例1,2にて説明したことから分かるように、軟磁性磁極220を、磁極の真ん中よりも負荷が大きい側に設けることで、永久磁石の使用量を低減しつつも推力の低下を、特に、軟磁性磁極220を設けた側の推力の低下を、抑制し易い。態様によっては推力を増加し得る。
このように、本実施例の圧縮機1000は、可動子2の第1の方向側及び第2の方向側に、流体を圧縮するピストン1100を有している。そして、磁極の並びの真ん中より第1の方向側及び第2の方向側の磁極が、軟磁性磁極220である。
なお、本実施例について、特に永久磁石磁極210として希土類磁石を用いる場合、リニアモータ100の製造コストを低減したり、環境負荷を低減したりできる。また、可動子2の往復動に応じて伸縮する共振ばね(不図示)等の弾性体を設けることができる。
実施例3の構成は、以下の点を除き実施例1又は2と同様にできる。
図9は、実施例3によるリニアモータ100、及び可動子2を上方向から見た図である。本実施例では、可動子2は、軟磁性磁極220として、電磁鋼板等の軟磁性体からなる薄板を前後方向に積層した軟磁性磁極220aを有している。積層は、電磁鋼板等を2枚以上重ねることで実現できる。このように、電磁鋼板を前後方向に積層することで、電流の絶縁層となる空気層が形成されるため、軟磁性磁極220に発生する渦電流損を抑制できる。
なお、図10に示すように、軟磁性体からなる薄板を左右方向に積層した場合も同様の効果が得られる。すなわち、薄板は、永久磁石磁極210の極性の向きに直交する方向に積層すると好ましい。
実施例4の構成は、以下の点を除き実施例1乃至3と同様にできる。
図11は、実施例4によるリニアモータの、可動子2を上方向から見た図である。本実施例の可動子2は、磁極支持部200として、軟磁性体からなる磁極支持部200aを有している。磁極支持部200aは、軟磁性磁極が設けられるべき領域にも亘っている。すなわち、磁極支持部200aのうち破線で示した領域を仮想的な軟磁性磁極230とみなすことができる。これにより、軟磁性磁極の加工・貼付等を不要とし、かつ可動子2の強度を向上できる。
仮想的な軟磁性磁極230は、リニアモータの往復動動作において、第3の方向からの観察において、磁極歯301に対向する領域に少なくとも一部が位置する(本実施例では全部が位置している。)。そして、この領域の前後方向幅xは、少なくとも、その他の磁極210,220の前後方向の間に位置するはしご状の部分の前後方向幅yより長い。
本実施例の構成は、以下の点を除き、実施例1乃至4と同様にできる。図12は実施例5によるリニアモータ100の斜視図、図13は実施例5によるリニアモータ100の左右方向に垂直な断面図である。
[固定子1]
本実施例の固定子1は、3つの電機子3を有している。最も前側及び/又は後側の電機子3と端部部材4との間には非磁性体の非磁性スペーサ320を配することができる。こうすることで、電機子3から端部部材4への磁束漏れを抑制できる。
[リニアモータ100に加わる推力]
本実施例においては、3つの電機子3の巻線5それぞれに、図示しないインバータから三相の電流を供給して磁極歯301を磁化する。これにより、可動子2の永久磁石磁極210及び軟磁性磁極220との相互作用により前後方向に推力が発生し、可動子2が前後方向に移動する。
図14は、本実施例の可動子2を上方向から見た図である。本実施例の可動子2は、それぞれ同一方向に磁化された永久磁石磁極210と、軟磁性磁極220とが交互に配置されている。具体的には、上側の極性が、前から後にかけて、「軟磁性磁極220、N極」の繰り返しとなっている。軟磁性磁極220をそれぞれS極に置換すれば、「S極、N極」の繰り返しとなり、磁極の並びは、異なる極性が交互に並んだものとなる。
最も前側の磁極や最も後側の磁極は、上述したように、永久磁石の使用量を低減しつつ一方向の駆動力を維持したいならば、その方向側を軟磁性磁極220にすると好ましい推力特性が得られる。また、両方向を同様の推力にしたいならば、例えば最も前側及び最も後側の磁極を軟磁性磁極220にすると、永久磁石の使用量を効果的に低減できる。なお、最も前側又は最も後側の磁極を軟磁性磁極220にすることに代えて及び/又は追加して、2番目以降に前側又は2番目以降に後側の磁極を軟磁性磁極220にしてもよい。同様に、可動子2の磁極の並びについて、真ん中の磁極よりも前側の何れかを軟磁性磁極220にしてもよいし、真ん中の磁極よりも後側の何れかを軟磁性磁極220にしてもよい。また、丁度真ん中の磁極を軟磁性磁極220にしてもよい。何れの位置の磁極を軟磁性磁極220にするかで、推力特性が変化する。
図15は、比較例として、磁極の全てを永久磁石磁極210にした可動子2を上方向から見た図である。比較例の可動子2は、上側の極性が前から後に掛けて、「S極、N極」の繰り返しである。
図16は、本実施例によるリニアモータ100のコイル5に三相交流電流を通電し、可動子2を移動させた場合の推力波形である。
図16の実線は本実施例のリニアモータ100に加わる推力を、破線は比較例のリニアモータに加わる推力を示す。
実施例は比較例と比べて、永久磁石使用量を50%低減しつつ、推力は約30%の低下に抑えられた。すなわち、永久磁石使用量に対する発生推力の比を向上させることができる。
本実施例によれば、実施例1乃至実施例4と同様の効果を奏することができる。
本実施例の構成は、以下の点を除き、実施例1乃至4と同様にできる。図17は、本実施例の可動子2を上方向から見た図である。上述したように、磁極の配置は、永久磁石磁極210及び軟磁性磁極220について、軟磁性磁極220を適切な方向に磁化した永久磁石磁極210に置換した場合、N極とS極とが交互に並んだことになればよい。例えば、図17に例示したように、前から後にかけて「S極、軟磁性体磁極220、軟磁性体磁極220、N極、軟磁性体磁極220、軟磁性体磁極220、S極、軟磁性体磁極220、S極、N極」としてもよい。この場合、軟磁性体磁極220の極性を、前から順に、「N極、S極、S極、N極、N極」と置換すれば、N極とS極とが交互に並んだ並びになる。すなわち、磁極の何れを軟磁性体磁極220とするかは、リニアモータ100を適用する機器が許容するサイズ、推力、永久磁石使用量、等に鑑みて、適宜設計できる。この場合でも、実施例1乃至5と同様の効果を奏することができる。
図27を用いて、永久磁石磁極210と軟磁性体磁極220との配置(並び)について、補足説明する。一個の永久磁石磁極210と一個の軟磁性体磁極220とは、前後方向における長さ寸法が等しく、等しいピッチ(間隔)τで配置されている。仮に、一つ又は複数の軟磁性体磁極220の両側に配置される永久磁石磁極210が同じ向き(図27では上面側がN極)に磁化されているとすると、2つの永久磁石磁極210の間には、奇数個((2n−1)個、nは自然数)の軟磁性体磁極220が配置され、2つの永久磁石磁極210の間隔はτの奇数倍の長さ寸法((2n−1)τ、nは自然数)になる。仮に、一つ又は複数の軟磁性体磁極220の両側に配置される永久磁石磁極210が異なる向き(図27では上面側がN極とS極)に磁化されているとすると、2つの永久磁石磁極210の間には、偶数個(2n個、nは自然数)の軟磁性体磁極220が配置され、2つの永久磁石磁極210の間隔はτの偶数倍の長さ寸法(2nτ、nは自然数)になる。
本実施例の構成は、以下の点を除き、実施例1乃至4と同様にできる。図18は、本実施例の可動子2を上方向から見た図である。図18のように、磁極2つにより構成する可動子2として、磁極の一方を永久磁石磁極210、他方を軟磁性磁極220としても良い。
本実施例の構成は、以下の点を除き、実施例1乃至7と同様にできる。図19は、実施例8によるリニアモータ100の斜視図、図20は実施例8によるリニアモータ100の前後方向に垂直な断面図である。
本実施例のコア300、スペーサ310、及び端部部材4はそれぞれ、コア300が並んだ方向(前後方向)視で、コア300、スペーサ310、端部部材4それぞれから突出した凸部301,311,401、および、凸部301,311,401に設けた締結穴330を有している。黒塗りの矢印は永久磁石磁極210の磁化方向を示し、破線の矢印はコア300内の磁束線のループを示す。
凸部301および締結穴330をコア300から突出させたことで、締結穴330がコア300内の磁路を妨げることを抑制でき、磁束の低下を抑制できる。また、凸部311をスペーサ310から突出させ、凸部401を端部部材4から突出させたことで、コア300とともにスペーサ310や端部部材4も共通の部材で固定することができる。また、スペーサ310を磁性体で形成する場合は、スペーサ310の磁路を妨げることを抑制できる。
凸部301,311の突出の態様は、コア300及びスペーサ310それぞれについて、例えば瘤状とすることができる。また、凸部301,311周囲は、例えば、前後方向視で上、下、右、及び左側のうちの3つ側が、凸部301を設けたコア300及び凸部311を設けたスペーサ310それぞれの部材外であることができる。これにより、磁路を確保しつつコア300やスペーサ310の材料使用量を低減できる。なお、端部部材4については、凸部401は、2つの締結穴330を繋ぐように突出している。これにより、端部部材4の強度を向上し、各コア300及びスペーサ310にも挿通しているボルト等の挿通部(不図示)を強固に固定できる。
コア300、スペーサ310、及び端部部材4それぞれに設けられた締結穴330は、複数のコア300、スペーサ310、及び端部部材4が並んだ方向に沿って貫通しており、これら並んだ締結穴330に挿通部を挿通することで、固定子1の構成要素を互いに固定できる。
本実施例の構成は、以下の点を除き、実施例1乃至8と同様にできる。図21は、実施例9によるリニアモータ100を有する圧縮機1070の概略図である。
圧縮機1070は、リニアモータ100、ピストン1100、シリンダ1200、接続部1300、及び端部部材4を有する。ピストン1100は、可動子2と接続部1300で接続している。このため、ピストン1100は可動子2の往復動に伴って往復動し、シリンダ1200内の流体を圧縮及び膨張させることができる。接続部1300は、可動子2の往復動方向(前後方向)について、端部部材4よりも外側に位置している。可動子2には、例えば接続部1300とは反対の側に、可動子2の往復動に応じて伸縮する共振ばね(不図示)等の弾性体を設けることができる。
本実施例では、端部部材4の開口の高さ(可動子2から巻線5に向かう方向の寸法。本実施例では上下寸法。)をA、接続部1300の高さをBとすると、A<Bとしている。これによって、可動子2が後方向に大きく動いてしまった場合でも、接続部1300が端部部材4よりも後方向に移動せず、接続部1300がコイル5及び磁極歯301に接触して損傷することを抑制できる。
本実施例の構成は、以下の点を除き、実施例1乃至9と同様にできる。図22は、実施例10による可動子2の上面図である。可動子2は、3つの永久磁石磁極部210を有しており、そのうち最前端及び/又は最後端の永久磁石磁極部210の前後寸法が、他の永久磁石磁極部210の前後寸法より短い。可動子2の往復動方向の端部は、推力に与える影響が比較的小さいため、このように構成することで永久磁石の使用量を低減できる。なお、永久磁石磁極部210は、4つ以上でも良い。また、一部の磁極を軟磁性磁極部220としてもよい。また、各磁極部の前後距離は略同一にできる。また、2つの磁極部のみを有する可動子2として、1つを軟磁性磁極部220とし、もう1つを軟磁性磁極部220の前後寸法より短い前後寸法の永久磁石磁極部210としてもよい。
本実施例の構成は、以下の点を除き、実施例1乃至10と同様にできる。図23は、本実施例による圧縮機1000の斜視図、図24は圧縮機1000の要部断面図である。本実施例の圧縮機は、空気や冷媒を圧縮する気体圧縮機として用いることができ、可動子2の往復動方向について、電機子3の一方側に設けた共振ばね400及び弾性体支持部材450と、電機子3の他方側に設けたピストン1100、シリンダ1200、電磁弁1400A,1400B、排気弁1500、ドライヤ1600、及びインバータ1700を有する。
本実施例では、図5で説明した圧縮機1000と同様に、ピストン1100の押込み方向を前方向、ピストン1100の引戻し方向を後方向として、説明する。
本実施例の圧縮機1000では、ピストン1100の駆動モータがリニアモータで構成されており、可動子2が扁平な板状(平板状)を成している。また、可動子2は端部部材4の後側端部から更に後方に突き出している。
シリンダ1200には、電機子3、共振ばね400、及び弾性体支持部450を収納するケーシング1800が取付けられている。本実施例では、ケーシング1800の前面として端部部材4を用いているが、端部部材4の前側にケーシング1800の前面を構成する部材を設けても良い。すなわち、端部部材4をケーシング1800の前面部材として兼用する代わりに、端部部材4とは別に前面部材を設けてもよい。
ケーシング1800は、筒状の側面(側面部材)1810と後面(後面部材、底面部材)1820とが別体で構成されており、前後に延在する挿通部1830によって、底面1820がシリンダ1200にベース板1900を介して固定されている。これにより、側面1810は後面1820及びシリンダ1200に挟持されている。
ケーシング1800側から前方に向けて電極465が突出している。電極465は細長い棒状を成しており、一端部に巻線5の引き出し端部が電気的に接続されている。電極465の他端部はベース板1900に形成された貫通孔(図示せず)を貫通してインバータ1700の内部に挿入され、内部のインバータ回路と電気的に接続されている。
ベース板1900にはガスの吸入吐出口1910が設けられている。また、ベース1900には2つの電磁弁1400A,1400Bが取り付けられ、各電磁弁1400A,1400Bに対応してガスが流れる2つの貫通孔(ガス通路)1920a,1920bが設けられている。電磁弁1400A,1400Bは三方弁であり、ガスの吸入吐出弁を構成する。一方の電磁弁1400Aが吸入状態にある場合、他方の電磁弁1400Bは吐出状態となる。一方の電磁弁1400Aは吸入状態において吸入吐出口1910から吸入したガスを、貫通孔1920aを通じてケーシング1800の内部に流す。このとき、他方の電磁弁1400Bは吐出状態になっており、貫通孔1920bを通じたガスの流れを遮断する。
電磁弁1400Aを通じてケーシング1800の内部に流入したガスは、可動子2と端部部材4及びベース板1900との隙間を流れてシリンダ1200の内部に流れ、シリンダ1200を通じてドライヤ1600に流れる。このために、シリンダ1200の内部にガスを取り入れる吸入弁(図示せず)がピストンン1100の頂面(シリンダ1200の内部に面する面)に設けられており、シリンダ1200の内部からガスを吐出する吐出弁(図示せず)はシリンダヘッド1200Aに設けられている。更に、ガスはドライヤ1600からもう一方の電磁弁1400bを通じて吐出される。電磁弁1400A及び電磁弁1400Bの吸入吐出の状態が入れ替わると、ガスの流れは上述した経路の逆を辿って流れる。シリンダ1200では必要に応じて流入したガスの圧縮を行う。ベース板1900の貫通孔1920bが設けられた側には、吸入吐出口1910に対応する位置に、図示しない吸入吐出口が設けられている。
シリンダ1200のシリンダヘッド1200Aには、ドライヤ1600がシリンダ1200の内部と連通可能な状態で取り付けられている。
共振ばね400及び弾性体支持部材450の構成について、説明する。
弾性体支持部材450は、前後方向における共振ばね400の一方側を可動子2に機械的に接続する部材である。なお共振ばね400は、複数(本実施例では4つであり、好ましくは偶数個)設けられており、伸長又は圧縮される方向が前後方向に沿うように配置されている。弾性体支持部材450は、弾性体支持部450Aが複数の共振ばね400それぞれの前側又は後側いずれかに位置するように可動子2に取付けられている。共振ばね400の略半分又は半分は前側の端部を弾性体支持部450Aにより支持され、略半分又は半分は後側の端部を弾性体支持部450Aにより支持されている。なお本実施例では、共振ばね400はコイルばねで構成している。
図24Bに、弾性体支持部材450の外観、また図24Cに、弾性体支持部材450及び共振ばね400Bの可動子2に対する取り付け状態を示す。なお図24Cは、弾性体支持部材450及び共振ばね400Bの後側から見た状態を示す。
弾性体支持部材450は、共振ばね400の一端部を支持する弾性体支持部450A1,450A2と、弾性体支持部材450を可動子2に固定する固定部450Bとが一体に形成されている。固定部450Bは前後方向(可動子2の移動方向)に沿って延設され、端部部材4から後方に突き出した可動子2の突出部分に当接した状態で、2組のボルト及びナット460により締結固定される。このために固定部450Bには、ボルトを通す2つの貫通孔453が設けられている。弾性体支持部450A1は前後方向における固定部450Bの一端部に設けられ、弾性体支持部450A2は前後方向における固定部450Bの他端部に設けられている。弾性体支持部450A1,450A2は、それぞれ固定部450Bの両端部から固定部450Bの延設方向(前後方向)に対して交差する方向(本実施例では垂直方向)に張り出すように設けられている。言い換えれば、弾性体支持部450A1,450A2は、それぞれ固定部450Bの両端部から平板状を成す可動子2の板面に垂直な方向に、かつ可動子2の板面から離れる方向に、突き出すように設けられている。
弾性体支持部450A1により後側の端部を支持された第1の共振ばね400A(400)は、もう一方の端部を端部部材4に支持されている。弾性体支持部450A2により前側の端部を支持された第2の共振ばね400B(400)は、もう一方の端部をケーシング1800の底面1820に支持されている。
弾性体支持部450A1は、共振ばね400Aが嵌合される、円形の外周面を有する円環状の突状部451を有する。弾性体支持部450A2は、共振ばね400Bが嵌合される、円形の外周面を有する円環状の突状部452を有する。突状部451は共振ばね400Aの径方向における位置を拘束し、突状部452は共振ばね400Bの径方向における位置を拘束する。突状部451が成す円形の中心O400Aを通る中心線と突状部452が成す円形の中心O400Bを通る中心線とは、可動子2の板面に沿う方向に間隔L450を有している。この間隔L450は、共振ばね400A及び共振ばね400Bを弾性体支持部材450に組み付けた状態で、共振ばね400Aと共振ばね400Bとが干渉しない大きさに設定されている。
突状部451が成す円形の中心O400Aを通り可動子2の板面に垂直な断面S1において、弾性体支持部材450は弾性体支持部450A1と固定部450BとがL字状の形状を成している。また、突状部452が成す円形の中心O400Bを通り可動子2の板面に垂直な断面S2において、弾性体支持部材450は弾性体支持部450A2と固定部450BとがL字状の形状を成している。
複数の共振ばね400は、電機子3から後方に突き出した可動子2の両側に分けられて配設されている。具体的には、共振ばね400は、可動子2の板面(磁極面)に垂直な方向に、可動子2を境にして可動子2の両側に分けられて、配設されている。この場合、第1の共振ばね400Aと第2の共振ばね400Bとは、可動子2の両側に、少なくとも1つずつ配設されている。本実施例では、第1の共振ばね400Aと第2の共振ばね400Bとは、可動子2の片方の側にそれぞれ1つずつ配設され、前後方向に垂直な断面で見た場合に、可動子2の中心軸線2Aを中心とする周方向R2Aにおいて、第1の共振ばね400Aと第2の共振ばね400Bとが交互に配設されている。なお、中心軸線2Aは前後方向に沿う軸線であり、可動子2の上下方向における中心及び左右方向における中心を通る軸線である。
本実施例では、弾性体支持部材450は、第1の共振ばね400Aの後側の端部を支持する弾性体支持部450A1と第2の共振ばね400Bの前側の端部を支持する弾性体支持部450A2とが一体に形成されている。そして、可動子2の両側に組み付けられる2つの弾性体支持部材450は、同じ仕様で同じ形状のものを用いている。図24Cにおいて可動子2の左側に配置されている弾性体支持部材450において第1の共振ばね400Aを支持する弾性体支持部450A1は、図24Cにおいて可動子2の右側に配置される場合、第2の共振ばね400Bを支持する弾性体支持部450A2として利用される。また、図24Cにおいて可動子2の左側に配置されている弾性体支持部材450において第2の共振ばね400Bを支持する弾性体支持部450A2は、図24Cにおいて可動子2の右側に配置される場合、第1の共振ばね400Aを支持する弾性体支持部450A1として利用される。すなわち、可動子2の左側に配置される場合と右側に配置される場合とで、弾性体支持部450A1と弾性体支持部450A2とが入れ替わる。
本実施例では、弾性体支持部材450は、可動子2に対して取り付ける向きを変えることにより、可動子2の両側において同じ仕様で同じ形状のものを共用している。これにより、図24Cの平面図上で見た場合に、共振ばね400Aと共振ばね400Bとが中心(中心軸線2Aの投影点)2Aに対して点対称に配置された構成を実現している。また本実施例では、部品の共通化を図り、部品の種類を低減することにより、製造コストを安くすることができる。
可動子2を境にして両側に配置された、第1の共振ばね400Aに対する弾性体支持部材450と第2の共振ばね400Bに対する弾性体支持部材450とは、それぞれの中心軸線2Aに沿う方向における両端部の位置が、中心軸線2Aに沿う方向において同じ位置になるように、可動子2に取り付けられている。2つの弾性体支持部材450は、貫通孔453に挿通したボルトとこのボルトに螺合するナットとにより締結され、可動子2に固定される。2つの弾性体支持部材450が平板上の可動子2の表面と裏面とに固定されていることにより、2つの弾性体支持部材450の相対的な位置の変化を抑制し、安定したピストン1100の駆動機構を構成することができる。なお、2つの弾性体支持部材450を可動子2に固定する固定部材は、ボルト及びナット460に替えて、かしめピンを用いてもよい。
また本実施例において、第1の共振ばね400Aと第2の共振ばね400Bとは同じ仕様及び形状とし、更に、第1の共振ばね400Aを支持する弾性体支持部材450の弾性体支持部450A1と底面1820との間の隙間寸法L400Aと、第2の共振ばね400Bを支持する弾性体支持部材450の弾性体支持部450A2と端部部材4との間の隙間寸法L400Bとを同じ寸法にすると良い。これにより、単純な構造で良好な共振特性を有する共振機構を構成することができ、ピストン1100の持続的な往復運動を実現できる。
図24Dに、第1の共振ばね400A、第2の共振ばね400B及び可動子2の配置を模式的に示す。なお、図24Dは図24Cと同様な方向から見た図である。また、符号400Aaは共振ばね400Aの一端部の位置を,符号400Baは共振ばね400Bの一端部の位置を、それぞれ示す。
第1の共振ばね400A及び第2の共振ばね400Bを点線のように可動子2の板面に垂直な方向から可動子2の板面に投影した場合、第1の共振ばね400A及び第2の共振ばね400Bは、その投影図が可動子2の板面内に存在するように構成される。これにより、第1の共振ばね400Aと第2の共振ばね400Bとをコンパクトに配置することができ、中心軸線2Aに垂直な方向における圧縮機(特にその駆動モータ部)の寸法を小さくすることができる。
また本実施例では、ピストン1100の上死点で「より縮む」2つの第1の共振ばね400Aと、下死点で「より縮む」2つの第2の共振ばね400Bとが、斜向かい(中心(中心軸線2Aの投影点)2Aに対して点対称)に配置されている。共振ばね400は、斜向かいに配置された2つの第1の共振ばね400A同士が同様の伸縮状態となり、斜向かいに配置された2つの第2の共振ばね400B同士が同様の伸縮状態となる。これにより、弾性体支持部材450にモーメントがかかることを抑制することができる。
各共振ばね400A,400Bの位相(軸方向視における共振ばね400A,400Bの一端400Aa,400Baの角度)は、斜向かいの共振ばね同士で180度異なるように構成されている。すなわち、斜向かいに配置された2つの第1の共振ばね400Aの位相(軸方向視における2つの共振ばね400Aの一端400Aaの角度)は、180度異なる。言い換えれば、ばね400Aの中心を始点とし、ばね400Aの端部400Aaを終点にとったベクトル400Acは、2つの第1の共振ばね400Aにおいて、位相が180度異なっている。また、斜向かいに配置された2つの第2の共振ばね400Bの位相(軸方向視における2つの共振ばね400Bの一端400Baの角度)は、180度異なる。すなわち、ばね400Bの中心を始点とし、ばねの端部400Baを終点にとったベクトル400Bcは、2つの第2の共振ばね400Bにおいて、位相が180度異なっている。
コイルばねとしての共振ばね400A,400Bは、振動方向が必ずしも軸方向に平行ではなく、端部の位相関係等に応じてずれる。伸縮が同様になる2つの第1の共振ばね400Aを斜向かいに設け、伸縮が同様になる2つの第2の共振ばね400Bを斜向かいに設けることで、振動方向のずれの位相を略180°異なるものにすることで、共振ばね400A,400Bに接続している可動子2の横振動(可動子の往復動方向に垂直な方向の振動)を相殺するようにして、低減することができる。
また、隣接する第1の共振ばね400Aと第2の共振ばね400Bとの位相は90°異なるように構成されている。
この場合、第1の共振ばね400Aの中心を始点とし、第1の共振ばねの端部400Aaを終点にとった2つのベクトル400Acと、第2の共振ばね400Bの中心を始点とし、第2の共振ばねの端部400Baを終点にとった2つのベクトル400Bcとの和は、ゼロになっている。このように、隣接する第1の共振ばね400Aと第2の共振ばね400Bの位相が90°異なることにより、両者の横振動の方向が直交するため、横振動の増幅を抑制することができ、これによっても横振動の低減が期待できる。なお、上述したベクトルは、設けられた全ての共振ばねについて、その和がゼロになるようにするとよい。すなわち、共振ばねの個数は4つに限定される訳ではない。
図24Eに、ベース板1900側から見た、インバータ1700、排気弁1500、電磁弁1400A,1400B及びシリンダ1200の位置関係を示す。
可動子2の板面に垂直な方向においてシリンダ1200の両側に、2つの電磁弁1400A,1400Bが分散配置されている。可動子2の板面に沿う方向においてシリンダ1200に対して一方の側に排気弁1500が配置され、シリンダ1200に対して排気弁1500が配置された側とは反対側にインバータ1700が配置されている。このような配置により、シリンダ1200の周囲に電磁弁1400A,1400B及び排気弁1500を配置することができ、電磁弁1400A,1400B及び排気弁1500を配置した残余の空間にインバータ1700を効率よく配置することができる。これにより、コンパクトな圧縮機を構成することができる。
また、可動子2に対して、可動子2の板面に垂直な方向の両側に、2つの電磁弁1400A,1400Bを分散配置したことにより、2つの電磁弁1400A,1400Bに連通する貫通孔1920a,1920bと可動子2との干渉を避けつつ、貫通孔1920a,1920bを配置することができる。さらに、巻線5の引き出し端部が電気的に接続され電極465は、可動子2の板面に垂直な方向に、可動子2の板面から離間した位置に設けられているため、電極465と可動子2との干渉を避けつつ、電極465を配置することができる。
また本実施例では、インバータ1700は、電磁弁1400、排気弁1500、及びドライヤ1600のそれぞれ一部又は全部に対して上面視で重なる位置に設けられている。
従来、密閉容器の内部に弾力支持されるフレームユニットと、このフレームユニットに固定される往復動式モータと、この往復動式モータのアーマチュア(可動子を構成)に結合されるピストン、及びそのピストンが滑動自在に挿入されてフレームユニットに固定されるシリンダで構成される圧縮ユニットと、アーマチュア或いはピストンに具備ざれたスプリング支持部により支持されピストンの往復運動を誘導する圧縮コイルスプリングと、を含んで構成された往復動式圧縮機が知られている。この往復動式圧縮機では、スプリング支持部は、アーマチュアとピストンとの結合部に結合された本体と、この本体の一側面方向に折れ曲がるように、この本体の周縁部から外側に延設されて一体に形成される複数の前方支持部と、各前方支持部の間にそれぞれ配置され、かつ、本体と同一の平面を有するように、本体の縁部から延びて一体に形成される複数の後方支持部と、を具備する。スプリングとして、前方支持部の折曲方向と反対方向に延びるように、前方支持部の各々の端部に結合され、本体の中心周りに等間隔に配設された複数の前方スプリングと、前方スプリングとは反対方向に延びるように、その一端において後方支持部の各々の先端部分に結合され、本体の中心周りに等間隔に配設された複数の後方スプリングとが具備ざれ、前方スプリング及び後方スプリングは前方支持部と後方支持部とに結合された端部に隣接する部分において互いに重なり合う区間を有している。
従来の往復動式圧縮機では、アーマチュアが円筒形状を成しており、アーマチュアの径方向外方に前方スプリング及び後方スプリングが配置されているため、圧縮機を構成する往復動式モータの外径が大きくなる傾向にあった。
本実施例の圧縮機では、平板状を成す可動子2の両側に、第1の共振ばね400Aと第2の共振ばね400Bとをコンパクトに配置することができ、中心軸線2Aに垂直な方向における圧縮機(特にその駆動モータ部)の寸法を小さくすることができる。一方、本実施例では、リニアモータを用いることで、中心軸線2Aに沿う方向(可動子2の移動方向)の寸法が大きくなる傾向にある。本実施例では、第1の共振ばね400Aと第2の共振ばね400Bとを平板状を成す可動子2の両側に配置し、かつ2つの共振ばね400が中心軸線2Aに沿う方向において重複する範囲に設けられているため、中心軸線2Aに沿う方向の寸法が大きくなるのを抑制することができる。従って、本実施例では、リニアモータを用いたコンパクトな圧縮機を構成することができる。
本実施例では、従来の往復動式圧縮機に対して優位な上述した効果を奏することができる。
図25は実施例12による冷蔵庫の構成を示す図である。冷蔵庫2001は、冷蔵室2002の前面側に左右に分割された観音開きの冷蔵室扉2002aを備え、製氷室2003と、上段冷凍室2004と、下段冷凍室2005と、野菜室2006との前面側に、それぞれ引き出し式の製氷室扉2003a、上段冷凍室扉2004a、下段冷凍室扉2005a、野菜室扉2006aを備えている。
野菜室2006の背面側には、機械室2020が設けられ、機械室2020に圧縮機2024が配置されている。また、製氷室2003、上段冷凍室2004、及び下段冷凍室2005の背面側には、蒸発器室2008が設けられ、蒸発器室2008に蒸発器2007が設けられている。冷蔵庫2001では、圧縮機2024及び蒸発器2007のほか、図示しない放熱器、減圧手段であるキャピラリチューブ及び三方弁等が冷媒配管で接続され、冷凍サイクル2030が形成されている。
本実施例では、冷蔵庫2001の冷凍サイクル2030を構成する圧縮機2024に、上述した各実施例のいずれかのリニアモータ100を採用する。例えば、圧縮機2024として実施例9,11の圧縮機1060,1000を採用するとよい。これにより、硬磁性材の使用量を抑制することができ、また冷凍サイクル2030を構成する圧縮機2024の大形化を抑制することができる。そして冷蔵室及び冷凍室のために大きなスペースを確保することが可能になり、外形寸法を大きくすることなく大容量の冷蔵庫を提供することが可能になる。
図26は実施例13による車両用エアサスペンションの構成を示す図である。本実施例では、4輪自動車等の車両に、車両用エアサスペンションを搭載した場合を例に挙げて説明する。
車体3002は、車両3001のボディを構成している。車体3002の下側には、左,右の前輪と左,右の後輪とからなる合計4個の車輪3003が設けられている。エアサスペンション3004は、車体3002と各車輪3003との間にそれぞれ設けられた4個の空気ばね3005と、空気圧縮機3006と、バルブユニット3008と、コントローラ3011とを備える。そして、エアサスペンション3004は、各空気ばね3005に対して空気圧縮機3006から圧縮空気が給排されることにより、車高調整を行う。
本実施例では、空気圧縮機3006の駆動モータとして、上述した各実施例のいずれかのリニアモータ100を採用する。例えば、空気圧縮機3006として実施例9,11の圧縮機1060,1000を採用するとよい。空気圧縮機3006は、給排管路(配管)3007を通じてバルブユニット3008に接続されている。バルブユニット3008には、各車輪3003に対して設けられた、電磁弁からなる給排バルブ3008aが4個設けられている。バルブユニット3008と各車輪3003の空気ばね3005との間には、分岐管路(配管)3009が設けられている。空気ばね3005は、分岐管路3009、バルブ3008a、及び給排管路3007を介して、空気圧縮機3006に接続される。そして、バルブユニット3008は、コントローラ3011からの信号に応じて給排バルブ3008aを開,閉弁させることにより、各空気ばね3005に対して圧縮空気を給排し、車高調整を行う。
本実施例では、空気圧縮機3006の硬磁性材の使用量を抑制することができ、またエアサスペンション3004を構成する空気圧縮機3006の大形化を抑制することができる。そして、車両3001における空気圧縮機3006の搭載スペースを小さくすることができ、空気圧縮機3006の配置の自由度が高まる。
[その他の態様]
各実施例では、電機子3を固定して可動子2(界磁子)が移動するマグネットムービング型を例示したが、可動子2(界磁子)を固定して電機子3を移動するコイルムービング型でもよい。また、磁極の並びについて、必ずしも、軟磁性磁極部220を適当に永久磁石磁極部210に置換することで、極性の並びが完全に交互になる必要はなく、一部乱れて交互ではなくなっていても、上述した効果を奏し得る。すなわち、磁極の一部を軟磁性磁極部220によって構成すればよく、好ましくは、置換によって極性の並びが交互になるように配置する。すなわち本願は、次の技術的思想を包含する。
電機子と、
該電機子に対して第1の方向及び第1の方向の反対方向である第2の方向に相対往復動可能な界磁子と、
前記往復動に応じて流体を圧縮するピストンと、を備える圧縮機であって、
前記界磁子は、第1の方向に並んだ2以上又は3以上の磁極を有し、
該磁極の一部は硬磁性部であり、残部は軟磁性部であり、
前記磁極の並びのうち、真ん中より第1の方向側及び/又は第2の方向側の磁極の一部又は全部は、前記軟磁性部であることを特徴とする圧縮機。
また、可動子2の上下方向それぞれに磁極歯301を設ける代わりに、可動子2の上下方向一方側に設ける構成でもよい。この場合、腕部302は、一端が軟磁性体の床面に接触してコア300を支持することができる。
また、磁極歯301や腕部302はアモルファス金属を積層して構成してもよいし、圧粉磁心で構成してもよい。アモルファス金属を用いた場合は、磁極歯301や腕部302で発生する鉄損を低減する効果があり、圧粉磁心を用いた場合は、三次元的に任意な形状で構成することができる。
また、永久磁石磁極210は、ネオジム磁石等の希土類磁石で構成してもよいし、フェライト磁石等、他の素材による永久磁石を用いてもよい。
軟磁性体磁極220は永久磁石磁極210と固定子磁極とにより生じる磁界(磁束)の影響を受けて磁極が形成される磁極形成部である。そして、界磁子は、一つ又は連続して並ぶ複数の軟磁性体磁極(磁極形成部)220の両側に配置される永久磁石磁極210が同じ向きに磁化されている場合、2つの前記永久磁石磁極210の間には、永久磁石磁極210の第1の方向における長さ寸法と等しい軟磁性体磁極(磁極形成部)220が奇数個配置可能な長さ寸法に構成される。また、界磁子は、一つ又は連続して並ぶ複数の軟磁性体磁極(磁極形成部)220の両側に配置される永久磁石磁極210が異なる向き(逆向き)に磁化されている場合、2つの前記永久磁石磁極210の間には、永久磁石磁極210の第1の方向における長さ寸法と等しい軟磁性体磁極(磁極形成部)220を偶数個配置可能な長さ寸法に構成される。
本発明は、モータ(リニアモータ)及び圧縮機のほか、固定子1及び可動子2を相対移動させる種々の機器に適用できる。例えば、発電機、圧縮機、電磁サスペンション、位置決め装置等に用いても同様の効果が得られる。
なお、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…固定子
2…可動子(界磁子)
200、200a…磁極支持部
210…永久磁石磁極
220、220a…軟磁性磁極
230…仮想的な軟磁性磁極
3…電機子
300…コア
301…磁極歯
302…腕部
310…スペーサ
400…共振ばね
450…弾性体支持部材
4…端部部材
5…巻線
100…リニアモータ
1000…圧縮機
1100…ピストン
1200…シリンダ
1300…接続部
1400…電磁弁
1500…排気弁
1600…ドライヤ
1700…インバータ
1800…ケーシング
1810…側面
1820…後面
1830…挿通部
2001…冷蔵庫
2020…機械室
2024…圧縮機
2030…冷凍サイクル
3001…車両
3002…車体
3003…車輪
3004…エアサスペンション
3005…空気ばね
3006…空気圧縮機
3008…バルブユニット
3011…コントローラ

Claims (14)

  1. 電機子と、
    該電機子に対して第1の方向及び第1の方向の反対方向である第2の方向に相対往復動可能な界磁子と、
    前記往復動に応じて流体を圧縮するピストンと、を備える圧縮機であって、
    前記界磁子は、第1の方向に並んだ2以上又は3以上の磁極を有し、
    該磁極の一部は硬磁性部であり、残部は軟磁性部であり、
    前記磁極の並びのうち、真ん中より第1の方向側の磁極の一部又は全部は、前記軟磁性部であることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記硬磁性部の一部又は全部は、第1の方向に略垂直な第3の方向にN極を有し、残部は第3の方向にS極を有し、
    前記軟磁性部それぞれを、N極又はS極を第3の方向に有する硬磁性部に置換することで、前記磁極の並びを、第3の方向にN極を有する硬磁性部と第3の方向にS極を有する硬磁性部とが交互に並んでいる態様に置換できることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記電機子は、前記界磁子に対して第3の方向に設けられた磁極歯を有し、
    前記ピストンは、第1の方向側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮機。
  4. 前記ピストン及び前記界磁子を接続する接続部と、
    前記磁極歯及び前記接続部の間、かつ、第3の方向に寸法Aの空隙を有する端部部材と、を有し、
    第3の方向について、前記接続部の寸法をBとすると、A<Bの関係が成り立つことを特徴とする請求項3に記載の圧縮機。
  5. 前記磁極の並びのうち、最も第1の方向側の磁極は、前記軟磁性部であることを特徴とする請求項1乃至4何れか一項に記載の圧縮機。
  6. 前記ピストンは、第1の方向側に設けられており、
    第2の方向側に設けられた別のピストンを有し、
    前記ピストンの圧縮容積は、前記別のピストンの圧縮容積より大きいことを特徴とする請求項1乃至5何れか一項に記載の圧縮機。
  7. 前記磁極の並びの実質的に全部は、前記硬磁性部の重心と前記軟磁性部の重心とが略一定の間隔で並んでいる態様であり、
    前記硬磁性部及び前記軟磁性部の実質的に全部の形状は、それぞれ互いに略同一であることを特徴とする請求項1乃至6何れか一項に記載の圧縮機。
  8. 前記磁極の並びの実質的に全部は、前記硬磁性部及び前記軟磁性部が交互に並べられていることを特徴とする請求項1乃至7何れか一項に記載の圧縮機。
  9. 前記軟磁性部の一部又は全部は、絶縁層を有することを特徴とする請求項1乃至8何れか一項に記載の圧縮機。
  10. 前記磁極の一部又は全部を支持する非磁性体の磁極支持部を有することを特徴とする請求項1乃至9何れか一項に記載の圧縮機。
  11. 前記磁極の一部又は全部を支持する軟磁性体の磁極支持部を有し、
    該磁極支持部は、前記軟磁性部が位置すべき領域に及んでいることを特徴とする請求項1乃至9何れか一項に記載の圧縮機。
  12. 前記電機子は、第1の方向又は第2の方向に並んだコア及び/又はスペーサを合計2つ以上有し、
    前記コア及び/又は前記スペーサは、第1の方向又は第2の方向から観察した場合に前記コア及び/又は前記スペーサから突出した凸部をそれぞれ有し、
    前記凸部それぞれに挿通された挿通部を有することを特徴とする請求項1乃至11何れか一項に記載の圧縮機。
  13. 電機子と、
    該電機子に対して第1の方向及び第1の方向の反対方向である第2の方向に相対往復動可能な界磁子と、を備えるモータであって、
    前記界磁子は、第1の方向に並んだ2以上又は3以上の磁極を有し、
    該磁極の一部は硬磁性部であり、残部は軟磁性部であり、
    前記磁極の並びのうち、真ん中より第1の方向側の磁極の一部又は全部は、前記軟磁性部であることを特徴とするリニアモータ。
  14. 前記硬磁性部の一部又は全部は、第1の方向に略垂直な第3の方向にN極を有し、残部は第3の方向にS極を有し、
    前記軟磁性部それぞれを、N極又はS極を第3の方向に有する硬磁性部に置換することで、前記磁極の並びを、第3の方向にN極を有する硬磁性部と第3の方向にS極を有する硬磁性部とが交互に並んでいる態様に置換できることを特徴とする請求項13に記載のリニアモータ。
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