JPH05340349A - ガス圧縮装置 - Google Patents

ガス圧縮装置

Info

Publication number
JPH05340349A
JPH05340349A JP17782392A JP17782392A JPH05340349A JP H05340349 A JPH05340349 A JP H05340349A JP 17782392 A JP17782392 A JP 17782392A JP 17782392 A JP17782392 A JP 17782392A JP H05340349 A JPH05340349 A JP H05340349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
large block
block
gas
cylinders
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17782392A
Other languages
English (en)
Inventor
Teppei Yamaji
哲平 山路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Engineering Corp
Original Assignee
Asahi Engineering Co Ltd Osaka
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Engineering Co Ltd Osaka filed Critical Asahi Engineering Co Ltd Osaka
Priority to JP17782392A priority Critical patent/JPH05340349A/ja
Publication of JPH05340349A publication Critical patent/JPH05340349A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸を回転させて大ブロックを往復運動せし
め、該往復運動により大ブロックの両側に設けたシリン
ダを作動し、しかも多段となしたガス圧縮装置を得る。 【構成】 偏心円板17の中心より偏心して固定された
回転軸4を回転せしめて前記偏心円板17が回転自在に
支持された小ブロック13をY軸方向に移動し、該小ブ
ロック13が摺動自在とされた大ブロック9を前記の小
ブロック13の移動によりX軸方向に往復移動させ、前
記大ブロック9の両側壁の外側に配設したそれぞれを連
通せしめた径の異なるシリンダ31と33を前記の大ブ
ロック9の往復移動により圧縮作用を行わせ、回転軸4
の回転で前記の大径及び小径のシリンダ31,33を用
いガスを2段に圧縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動方式にて複数段にて
圧縮し高圧ガスを得るガス圧縮装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来の多段ガス圧縮機をそ
の駆動源で分類すると、油圧シリンダ方式,エアシリン
ダ方式,電動モータ方式の三つに大別することができる
が、油圧シリンダを用いた多段ガス圧縮機は油圧回路と
油圧ポンプが必要で、概して機構が複雑となり、また、
油タンクのスペースもかなり広くとる必要があるうえ油
漏れの事故が発生する可能性がある。エアシリンダを用
いた多段ガス圧縮機は当然ながら多量のエアを必要と
し、場合によっては別置きのエアコンプレッサを設置し
なければならないし、また、概してエネルギ効率が低
い。一方、電動モータを用いた多段圧縮機はその殆どが
スライダークランク機構によるものであって、連結棒が
ピストンに対して斜めになるときにピストンに横荷重が
加わってピストンが摩耗する欠点があるので、なるべく
横荷重がかゝらないように連結棒を長くすると機械が大
型になったり、また、ピストン口径を小さくすると吐出
能力を上げるために高速回転で運転せざるを得ず、オイ
ル潤滑が必要になったり、故障が頻発したりするきらい
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来技術の問題点を解決し、装置の機構は簡単で操作も容
易で、そのうえ製作費も安価で装置自体は非常にコンパ
クトでしかもエネルギー効率も高く、必要に応じて3
段,4段圧縮も可能であり、更に、複数のガスを同時に
圧縮することができるガス圧縮装置の提供を目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガス圧縮装
置は、前記の目的を達成するために架台に設けた第1ガ
イドに沿って往復動自在な大ブロックと、該大ブロック
の両側壁内側に前記第1ガイドと直交する方向に設けら
れた第2ガイドに沿って移動自在な小ブロックと、回転
軸を偏心せしめて取着した前記小ブロック内にて該小ブ
ロックに対して回転自在とされた偏心円板を備え、前記
大ブロックの両側壁の外側に径を異にするシリンダのピ
ストンを固設し、前記両シリンダを配管にて連結すると
ともに前記の大ブロックの往復動により前記のシリンダ
を作動せしめてガスを多段に圧縮することをその特徴と
し、また、前記の大ブロックの両側の一方の側壁の外側
に複数のシリンダを設け、他方の側壁の外側に前記のシ
リンダと径を異にするシリンダを複数設け、これらを順
次配管にて連絡して多段に圧縮するようにし、更に、大
ブロックの両側壁の外側に設けられる複数のシリンダに
て数組の圧縮装置を形成し、前記各組を形成する圧縮装
置にそれぞれ各別のガスを供給し、前記各別に供給され
た複数種のガスを同時に圧縮することをその特徴とする
ものである。
【0005】
【作用】本発明に係るガス圧縮装置は、回転軸を偏心せ
しめて取着した偏心円板を回転軸とともに回転させ、前
記の偏心円板が回転可能に支持される小ブロックを、偏
心円板の回転に伴って、大ブロックの両側壁内に固定し
た第2ガイドに沿って移動せしめ、この小ブロックの移
動により大ブロックを往復運動させ、大ブロックの両側
外壁に固設ピストンが嵌入するそれぞれが配管によって
連結されている径の異なるシリンダを前記の大ブロック
の往復運動によって作動させ、このシリンダの作動は、
径の大なるシリンダが前記の大ブロックの往運動で圧
縮,復運動で吸気され、また径の小なるシリンダが前記
の大ブロックの復運動で圧縮,往運動で吸気されるもの
で、回転軸の回転により一つの大ブロックで、前記回転
軸の偏心円板に対する偏心量の2倍のストロークの往復
運動で多段にガスを圧縮できるものである。
【0006】また、大ブロックの両側壁の外側にそれぞ
れ複数のシリンダを並行に設けて多段に構成し、それら
のシリンダを順次配管にて連絡することによりガスを多
段に圧縮できるものであり、また、前記多段に構成した
ものを複数組になるように配管し、前記の複数組に形成
したそれぞれの圧縮装置に各別のガスを供給することに
より、複数種のガスを各別に同時に圧縮することができ
るものである。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図に基いて説明する。図1
〜7は本発明の第1実施例を示し、図において、1は下
部に空間部が形成された箱状の架台2に立設された枠体
で、該枠体1にはモータ3が載置されてある。4は前記
モータ3に連結される回転軸であり、該回転軸4は前記
した架台2の上板2aを貫通して垂下され、後記する偏
心円板17を回転せしめる。5及び6は前記箱状架台2
の上板2a及び下板2bに設けられ前記の軸4を軸支す
る軸受である。
【0008】前記した箱状架台2の上板2aの裏面の長
手方向の両側部にそれぞれ第1ガイド7,7’が固設し
てある。9は上部中央に開口部10が形成され、その短
手側の両側は側壁9a,9bが垂設された大ブロックで
あり、該大ブロック9の長手方向の上面両側のそれぞれ
の端部には摺動部材11,11‥‥が固設され、該摺動
部材11,11,‥‥と、前記箱状架台2の上板2aの
裏面側に固定されている第1ガイド7,7’とが摺動自
在に係合され、したがって大ブロック9は前記の摺動部
材11を介して第1ガイド7,7’に沿ってX軸方向に
移動可能とされている。
【0009】13は正方形の小ブロックであり、前記し
た第1ガイド7,7’と直交する方向の小ブロック13
の両側面端部にはそれぞれ摺動部材14,14,‥‥が
固設され、前記大ブロック9の両側壁9a,9bの内側
に固定した第2ガイド15,15’と前記の摺動部材1
4,14,‥‥とが摺動自在に係合され、小ブロック1
3は第2ガイド15,15’に沿ってY軸方向に移動可
能とされている。そして前記した大ブロック9及び小ブ
ロック13に固設される摺動部材11及び14はボール
ブシュでもよいし、また通常の滑り軸受であってもよ
い。
【0010】17は円形の偏心円板であり、該偏心円板
17は前記した小ブロック13の中央に軸受18を介し
て回転自在に設けられ、該偏心円板17の円中心より距
離eだけ偏心して前記した回転軸4の中心が位置するよ
うに回転軸4が挿通され、キー19で偏心円板17と回
転軸4とが一体的に回転するようにされている。
【0011】20は前記した大ブロック9の一方の側壁
9aの外側部に固設した第1ピストンであり、21は前
記第1ピストン20が摺動自在に嵌入される第1シリン
ダである。また、22は前記した大ブロック9の他の側
壁9bの外側部に固設された第2ピストンであり、23
は前記第2ピストン22が摺動自在に嵌入される第2シ
リンダである。そして、前記の第1シリンダ21の径を
X、第2シリンダ23の径をYとしたとき、X>Yのよ
うにその径を異にしてあり、この両シリンダ21,23
の径の比(X/Y)2 が圧縮比となるものである。そし
て、前記した大ブロック9、小ブロック13、偏心円板
17、第1シリンダ21及び第2シリンダ23は箱状架
台2内にコンパクトに収納されるものである。
【0012】25は前記した第1シリンダ21と第2シ
リンダ23とを連絡する配管であり、26は前記配管2
5の吸込口、27は前記配管25の吐出口である。した
がってガスは吸込口26より径の大なる第1シリンダ2
1に吸入され、圧縮された後、更に径の小なる第2シリ
ンダ23に吸込まれ、圧縮されたうえ吐出口27より吐
出されるものであり、配管25にはまた第1シリンダ2
1の吸込側及び吐出口側にそれぞれ逆止弁30,31が
配設され、また第2シリンダ23の吸込側及び吐出口側
にそれぞれ逆止弁32,33が配設されている。そし
て、これらの逆止弁30,31及び32,33はそれぞ
れシリンダのガス吸込時及び吐出時にガスの逆流を防止
するものである。
【0013】前述した大ブロック9の往復作動について
説明すると、回転軸4を回転せしめると、該回転軸4と
一体とされている偏心円板17も回転し、この偏心円板
17の回転にしたがい偏心円板17を軸受18を介して
支持する小ブロック13は、大ブロック9の側壁9a,
9bの内面に固設の第2ガイド15,15’に沿ってY
軸方向に移動し、この小ブロック13の移動によって大
ブロック9は箱状の架台2の上板2aの裏面に固設の第
1ガイド7,7’に沿ってX軸方向に往復運動を行う。
このようにして、回転軸4の回転に伴い大ブロック9が
X軸方向に往復運動を行うものである。
【0014】次に、上記した大ブロック9の往復運動に
伴う、該大ブロック9の両側壁の外側に設けられている
第1シリンダ21及び第2シリンダ23の作動について
図3〜図6に基づいて説明すると、図3においては回転
軸4が回転して、偏心円板17の中心が回転軸4の右側
に位置するとき、これを0°とすると、このときは、大
ブロック9は右側一杯にまで移動した状態を示し、この
とき、前記大ブロック9の一方の側壁9aに固設の第1
ピストン20は後退して第1シリンダ21は吸込口より
ガスの吸込みが完了し、大ブロック9の他方の側壁9b
の外側に固定の第2ピストン22は第2シリンダ23内
を圧縮方向に前進し、ガスの第2段の圧縮を完了して吐
出している状態にある。したがって、大ブロック9の左
移動を往、右移動を復とすると、第1シリンダ21は復
で吸込み、第2シリンダ23は復で圧縮となっている。
【0015】次いで、回転軸4が図3の状態より90°
回転したときは図4に示すように、大ブロック9は右一
杯の位置より中央部に戻り、このとき、第1ピストン2
0は圧縮方向に作動し、ガスを第1シリンダ21で圧縮
しながら第2シリンダ23に送り始め、第2シリンダ2
3は前記のガスを吸込み状態となる。すなわち、第1シ
リンダ21にて第1段圧縮が始まり、第2段である第2
シリンダ23は吸込み中となる。次いで、更に90°回
転軸4が回転し、図5に示すように、大ブロック9は左
限度まで移動し、このとき第1ピストン20は第1シリ
ンダ21内を限度まで前進し、圧縮を完了し、第1段の
圧縮が完了したガスは第2シリンダ23に送られるが、
図5の状態では、第2ピストン22は吸込みの限度まで
後退し、第2シリンダ23は吸込みが完了する。したが
って、大ブロック9の往運動で第1シリンダ21は第1
段の圧縮が完了し、第2シリンダ23は吸込みが完了す
ることとなる。
【0016】更に回転軸4が90°回転し、図6の状態
では、第1ピストン20は後退を始め第1シリンダ21
は吸込み、第2ピストン22は前進して第2段の圧縮が
開始され、更に90°回転軸4が回転すると、図3の状
態となり、回転軸4の1回転により第1シリンダ21の
ガス吸込みと圧縮、第2シリンダ23のガス圧縮と吐出
そして吸込みが行われ、回転軸4の回転により上記のガ
スの圧縮が第1シリンダ21及び第2シリンダ23によ
り2段に実施されるものである。すなわち、回転軸4の
回転による大ブロック9の往復運動の往行程により第1
シリンダ21のガス圧縮、第2シリンダ23のガス吸込
み、復行程により第1シリンダ21のガス吸込み、第2
シリンダ23のガス圧縮と吐出が行われ、回転軸4の一
回転で大ブロック9の往行程で第1シリンダ21での第
1段圧縮、復行程での第2シリンダ23での第2段の圧
縮が行われるものである。
【0017】本第1実施例は、以上詳述したように、モ
ータ3に直結された回転軸4が偏心円板17の円板中心
よりeだけ偏心して固定されているので、偏心円板17
は回転軸4の回転とともに回転し、該偏心円板17の回
転に伴い偏心円板17の軸受18を介して支持された小
ブロック13は大ブロック9の両側壁9a,9bの内面
に固設の第2ガイド15,15’に沿ってY軸方向に移
動し、この移動によって大ブロック9も箱状架台2の上
板2aの裏面に固設の第1ガイド7,7’に沿ってX軸
方向に往復運動をするものであり、前記回転軸4の回転
で大ブロック9はX軸方向にストローク長2eで往復運
動し、この往復運動のその往行程で大径の第1シリンダ
21でのガスの第1段圧縮、復行程で小径の第2シリン
ダ23でガスの第2段圧縮を行うものであり、回転軸4
の1回転で径の異なる2個のシリンダでガスを2段で圧
縮することができ、しかも、上記したガス圧縮装置を構
成する部品は大ブロック9、小ブロック13、偏心円板
17、第1シリンダ21及び第2シリンダ23であり、
部品数はきわめて少なく、装置自体が非常にコンパクト
に構成されるものであり、前記した装置を構成する部品
は箱状架台2の空間部内に収容されるものである。
【0018】本発明の第2実施例を図7に基づいて説明
すると、この第2実施例においては、第1実施例と同一
部材については同一符号を付してあり、回転軸4の回転
によって大ブロック9が往復動する構成については第1
実施例と同様であり、本第2実施例は、大ブロック9の
一方の側壁9aの外側に第1シリンダ31に嵌入する第
1ピストン32と、第3シリンダ35に嵌入する第3ピ
ストン36が並列して固設され、そしてこの第1シリン
ダ31と第3シリンダ35の径は同一でも異なっていて
もよい。
【0019】また、前記した大ブロック9の他方の側壁
9bの外側に並列して第2シリンダ33に嵌入される第
2ピストン34と第4シリンダ37に嵌入する第4ピス
トン38とが固設されており、これら第2シリンダ33
の径は、前記第1シリンダ31の径より小径とされ、ま
た、第4シリンダ37の径は、前記第3シリンダ35の
径より小径とされている。
【0020】40は前記した第1シリンダ31から第4
シリンダ37を連絡する配管であり、ガスはガス吸込口
41より第1シリンダ31より大ブロック9の反対側に
設けられている第2シリンダ33に入り圧縮され、該第
2シリンダ33より吐出されたガスは前記第1シリンダ
31と同側にある第3シリンダ35に入り圧縮され、更
に第3シリンダ35より吐出されたガスは第2シリンダ
33と同側にある第4シリンダ37に吸込まれ圧縮され
吐出口42より吐出される。そして、前記した各シリン
ダの吸込側及び吐出側にはそれぞれ逆止弁43,43,
‥‥が配設されている。
【0021】本第2実施例は上記のように構成されてい
るので、回転軸4の回転により、大ブロック9が往復運
動し、その往行程(大ブロック9の左方向への移動)に
より第1シリンダ31と第3シリンダ33の圧縮工程が
行われ、第2シリンダ33と第4シリンダ37は吸入工
程が行われ、大ブロック9の復行程(大ブロック9の右
方向への移動)により、第2シリンダ33と第4シリン
ダ37は圧縮工程、吐出工程、第1シリンダ31と第3
シリンダ33は吸入工程が行われることとなる。そし
て、前述したように、配管40による各シリンダの連絡
は、吸込口41よりのガスが第1シリンダ31より順に
第4シリンダ37まで送られるようにされているので、
第1シリンダ31により第1段圧縮、第2シリンダ33
により第2段圧縮、第3シリンダ35により第3段圧
縮、第4シリンダ37により第4段圧縮が行われるもの
であり、回転軸4の回転により、大ブロック9の往運動
で第1段圧縮と第3段圧縮が同時に行われ、また大ブロ
ック9の復運動で第2段圧縮と第4段圧縮が同時に行わ
れるもので、装置をコンパクトにでき、しかも、大ブロ
ック9の両側に配設するシリンダの数を増加することに
より所望の段数の多段圧縮装置を構成できるものであ
る。
【0022】本発明の第3実施例を図8に基づいて説明
すると、この第3実施例は、複数種のガスを同時に圧縮
する装置であって、この第3実施例においても、第1実
施例と同一部材については同一符号を付してあり、回転
軸4の回転に伴い大ブロック9が往復運動する機構は第
1実施例と同様であり、大ブロック9の一方の側壁9a
の外側に第1シリンダ51に嵌入する第1ピストン52
と第3シリンダ55に嵌入する第3ピストン56を並列
的に固設し、また、大ブロック9の他方の側壁9bの外
側に第2シリンダ53に嵌入する第2ピストン54と第
4シリンダ57に嵌入する第4ピストン58を固設し、
前記第1シリンダ51の径を第2シリンダ53の径より
大径となし、また、前記第3シリンダ55の径を第4シ
リンダ57の径より大径に形成してある。
【0023】65は前記した第1シリンダ51と第2シ
リンダ53とを連絡する配管で、ガスAは配管65の吸
込口65aより第1シリンダ51に吸込まれ第1段の圧
縮が行われ、吐出されたガスAは第2シリンダ53に送
られ、第2シリンダ53で第2段の圧縮が行われ吐出口
65bより吐出される。また、66は前記した第3シリ
ンダ55と第4シリンダ57とを連絡する配管で、ガス
Bは配管66の吸込口56aより第3シリンダ55に吸
込まれ第1段の圧縮がされ、第3シリンダ55より吐出
されたガスBは第4シリンダ57に送られ、該第4シリ
ンダ57で第2段の圧縮が行われ吐出口66bより吐出
される。そして、前記した各シリンダの吸込側及び吐出
側には逆止弁67,67,‥‥及び68,68,‥‥が
配管65及び66に配設されている。
【0024】したがって、回転軸4を回転して大ブロッ
ク9を往復運動させ、該大ブロック9の往行程(大ブロ
ック9の左方向への移行)によって第1,第3シリンダ
51,55が同時にガスA,Bの圧縮作用を行い、前記
大ブロック9の復行程(大ブロック9の右方向への移
行)によって第2シリンダ53、第4シリンダ57が同
時にガスA,Bの圧縮作用を行うことができるものであ
り、大ブロック9の往復運動するストロークは回転軸4
の偏心距離eの2倍の2eと一定であるので、第1シリ
ンダ51と第2シリンダ53及び第3シリンダ55と第
4シリンダ57との径を変えれば、ガスA,Bは異なる
吐出量と異なる圧力で圧縮することができるものであ
る。
【0025】以上述べた第1,第2及び第3実施例にお
いて、ガスを圧縮すると発熱現象が生ずるので、予めシ
リンダ、配管部等に冷却装置を施しておくのが好まし
く、また、大ブロック、小ブロックの形状は回転軸の回
転によって大ブロックが往復運動をするものであればよ
く、また、回転軸の偏心距離eはガスの吐出量に応じて
任意に決定でき、圧縮比を変える場合は対をなすシリン
ダの径の比を変えることによって実施できるものであ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明に係るガス圧縮装置は、回転軸を
偏心位置に固定した偏心円板を前記回転軸の回転と同時
に回転せしめ、前記偏心円板の回転により小ブロックを
介して大ブロックをX軸方向に前記の偏心距離の2倍の
ストローク長で往復運動を行わせ、前記大ブロックの両
側壁の外側に配設した径の異なるシリンダを前記の大ブ
ロックの往復運動により作動し、前記の径の異なる両シ
リンダを連通せしめガスを多段で圧縮するようにしたの
で、装置自体が非常にコンパクトで部品数が少なく騒音
も殆どなく、機構も簡単であり、狭隘な場所においても
設置可能であり、大ブロックの両側に配設するシリンダ
の数を増加することにより所望の多段の圧縮が可能であ
り、更に各シリンダに配管を各別に連通せしめることに
より複数のガスを同時に圧縮することもできるものであ
り、本装置は幅広い分野に採用することができ、その効
果は著しいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の全体説明図
【図2】図1のイ−イ矢視図
【図3】回転軸の回転に伴う偏心円板の位置による両シ
リンダの圧縮、吸込み状態の説明図で、位置を0°とし
た場合
【図4】図3より回転軸が90°回転したときの両シリ
ンダの状態説明図
【図5】図3より回転軸が180°回転したときの両シ
リンダの状態説明図
【図6】図3より回転軸が270°回転したときの両シ
リンダの状態説明図
【図7】本発明の第2実施例の説明図
【図8】本発明の第3実施例の説明図
【符号の説明】
1 枠体 2 箱状の架台 4 回転軸 7,7’ 第1ガイド 9 大ブロック 9a,9b 大ブロックの側壁 13 小ブロック 15, 15’ 第2ガイド 17 偏心円板 20 第1ピストン 21 第1シリンダ 22 第2ピストン 23 第2シリンダ 31,51 第1シリンダ 33,53 第2シリンダ 35,55 第3シリンダ 37,57 第4シリンダ 40,65,66 配管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台に設けた第1ガイドに沿って往復動
    自在な大ブロックと、該大ブロックの両側壁内側に前記
    第1ガイドと直交する方向に設けられた第2ガイドに沿
    って移動自在な小ブロックと、回転軸を偏心せしめて取
    着した前記小ブロック内にて該小ブロックに対して回転
    自在とされた偏心円板を備え、前記大ブロックの両側壁
    の外側に径を異にするシリンダとそれに対応するピスト
    ンを固設し、前記両シリンダを配管にて連結するととも
    に前記の大ブロックの往復動により前記のシリンダを作
    動せしめてガスを多段に圧縮することを特徴とするガス
    圧縮装置。
  2. 【請求項2】 大ブロックの両側の一方の側壁の外側に
    複数のシリンダを設けるとともに、他方の側壁の外側に
    前記のシリンダと径を異にするシリンダを複数設けたこ
    とを特徴とする前記請求項1記載のガス圧縮装置。
  3. 【請求項3】 大ブロックの両側壁の外側に設けられる
    複数のシリンダにて複数組の圧縮装置を形成し、前記各
    組を形成する圧縮装置にそれぞれ各別のガスを供給し、
    前記各別に供給された複数種のガスを同時に圧縮するこ
    とを特徴とする前記請求項1記載のガス圧縮装置。
JP17782392A 1992-06-12 1992-06-12 ガス圧縮装置 Pending JPH05340349A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17782392A JPH05340349A (ja) 1992-06-12 1992-06-12 ガス圧縮装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17782392A JPH05340349A (ja) 1992-06-12 1992-06-12 ガス圧縮装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05340349A true JPH05340349A (ja) 1993-12-21

Family

ID=16037731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17782392A Pending JPH05340349A (ja) 1992-06-12 1992-06-12 ガス圧縮装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05340349A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015052307A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 有限会社ケイ・アールアンドデイ ロータリ式シリンダ装置
JP2018064412A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 日立オートモティブシステムズ株式会社 リニアモータ及びリニアモータを有する圧縮機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015052307A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 有限会社ケイ・アールアンドデイ ロータリ式シリンダ装置
JP2018064412A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 日立オートモティブシステムズ株式会社 リニアモータ及びリニアモータを有する圧縮機
WO2018070278A1 (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 日立オートモティブシステムズ株式会社 リニアモータ及びリニアモータを有する圧縮機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105570128A (zh) 一种压缩机泵体结构及压缩机
KR101159863B1 (ko) 압축기
EP3333428A1 (en) Fluid machinery, heat exchanging apparatus, and operating method for fluid machinery
CN2692379Y (zh) 两级转缸滚动活塞式压缩机
JPS60233379A (ja) 往復ガス圧縮機
CN103899510A (zh) 超高压空气压缩机
CN1098477A (zh) 密闭型电动压缩机
JPH05340349A (ja) ガス圧縮装置
CN205533217U (zh) 一种压缩机泵体结构及压缩机
KR102129443B1 (ko) 압축기
US6733257B2 (en) Dual cylinder apparatus for reciprocal hermetic compressor
CN2620109Y (zh) 连动式空气压缩机
JP3987323B2 (ja) 二段圧縮式レシプロコンプレッサおよび冷凍サイクル装置
JP3514356B2 (ja) 多段式圧縮機
JP3475104B2 (ja) 多段圧縮装置
JP2001193638A (ja) 多段式ピストン圧縮機
KR20080009361A (ko) 압축기
KR100608697B1 (ko) 2단 왕복동식 압축기의 편마모 저감 장치
JPS59141778A (ja) 往復式圧縮機
CN104653461A (zh) 摆动式气体压缩机
RU2260712C1 (ru) Сильфонный двухступенчатый безмасляный насос
JP2005106013A (ja) ピストン機関
JP3505628B2 (ja) レシプロ式容積型機械
JP2004204683A (ja) オイルフリーレシプロ型コンプレッサに於ける圧縮方法
KR101065978B1 (ko) 압축기