JP3987323B2 - 二段圧縮式レシプロコンプレッサおよび冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば2温度の蒸発器を有する冷凍サイクルに用いられる二段圧縮式レシプロコンプレッサと冷凍サイクル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえば特開昭50−156708号公報と、特開昭53−78407号公報と、特開昭58−101272号公報および特開平11−223396号公報には、高圧縮比に対応する二段圧縮機構を備えた圧縮機において、1段目圧縮機構部の排除容積を2段目圧縮機構部の排除容積より大きく設定した構成が開示されている。
【0003】
また、特開昭63−111292号公報には、二段圧縮機構を備えた圧縮機において、低段側と高段側の圧縮機構部のクランク角を180°ずらし、かつ低段側と高段側の入力を互いに等しく設定した構成が開示されている。
【0004】
また、実開昭59−67768号公報には、蒸発温度の異なる2つの蒸発器を有し、圧縮機のケース内を低段と高段との中間の圧力に保ち、低段を高段よりも大容積として、これらをリニアモータで接続し、ピストン行程とピストン中心位置を独立して制御し、各蒸発器の温度を制御した技術が開示されている。
【0005】
また、特開平4−288454号公報では、複数の蒸発器と複数の圧縮機でサイクルを構成し、サイクルのエネルギ効率を図っている。特開昭50−72205号公報では、低段が高段よりも大きい排除容積を有する回転式圧縮機で、密閉ケース内を低段と高段の中間圧にし高低圧の圧縮比を低下させ、容積効率と指示効率を向上させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来技術では、圧縮効率の向上を得るため二段圧縮式レシプロコンプレッサや、エネルギ効率の向上を得るため蒸発温度が異なる2つの蒸発器を有する冷凍サイクルを備えた冷凍装置が提供されている。
【0007】
しかしながら、これら従来技術では、圧縮機における低段側と高段側の圧縮機構部を、それぞれの蒸発器の圧力や能力に合わせた仕様としての適正化をなすことができず、そのため信頼性に不安があり、サイクルのエネルギ効率の向上が得られないものであった。
【0008】
本発明は上記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、低段側圧縮機構部と高段側圧縮機構部の仕様を適正化して、高い圧縮効率が得られ、信頼性の高い二段圧縮式レシプロコンプレッサと、2温度の蒸発器を有する冷凍サイクルに上記二段圧縮式レシプロコンプレッサを備えて、エネルギ効率の向上を得られる冷凍サイクル装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を満足するため本発明は、密閉ケース内に、それぞれ往復駆動ピストンとシリンダとを備えた低段側圧縮機構部と高段側圧縮機構部を収容し、低段側圧縮機構部において外部から被圧縮ガスを吸込んで低段圧縮し、高段側圧縮機構部において上記低段側圧縮機構部で低段圧縮した被圧縮ガスを吸込んで高段圧縮をなす二段圧縮式レシプロコンプレッサにおいて、密閉ケース内の圧力と各圧縮機構部のシリンダ内部圧力との最大差圧の相違にもとづいて、ピストン長、シリンダのオフセット量、シリンダ内周面とピストン外周面間のクリアランス量、シリンダ内周直径とピストン外周直径の少なくともいずれかの寸法公差の、少なくとも一つを、低段側圧縮機構部と高段側圧縮機構部とで相違させた。
【0010】
さらに、上記密閉ケース内の圧力とシリンダ内部の圧力との最大差圧の小さい方の圧縮機構部におけるピストン長L1を、差圧の大きい方の圧縮機構部におけるピストン長L2よりも小さく(L1<L2)設定した。
【0011】
さらに、上記密閉ケース内の圧力とシリンダ内部の圧力との最大差圧の小さい方の圧縮機構部におけるオフセット量θ1を、差圧の大きい方の圧縮機構部におけるオフセット量θ2よりも、小さく(θ1<θ2)設定した。
【0012】
さらに、上記密閉ケース内の圧力よりも吸込み圧力が小さい方の圧縮機構部において、オフセット方向を回転軸の回転方向とは逆方向に設定した。
【0013】
さらに、上記密閉ケース内の圧力とシリンダ内部の圧力との最大差圧の小さい方の圧縮機構部におけるシリンダ内周面とピストン外周面間のクリアランス量を、差圧の大きい方の圧縮機構部におけるシリンダ内周面とピストン外周面間のクリアランス量よりも大きく設定した。
【0014】
さらに、上記密閉ケース内の圧力とシリンダ内部の圧力との最大差圧の小さい方の圧縮機構部におけるシリンダ内周直径と外周直径の少なくともいずれかの寸法公差を、差圧の大きい方の圧縮機構部におけるシリンダ内周直径と外周直径の少なくともいずれかの寸法公差よりも、大きく設定した。
【0015】
さらに、上記目的を満足するため本発明は、上記二段圧縮式レシプロコンプレッサにおいて、トップクリアランス量の増大による仕事量の低減率が体積効率の低減率よりも大きい方の圧縮機構部のトップクリアランス量を、他方の圧縮機構部のトップクリアランス量よりも大きくした。
【0016】
さらに、上記目的を満足するため本発明は、第1の蒸発温度で蒸発する第1の蒸発器と、第2の蒸発温度で蒸発する第2の蒸発器を有する冷凍サイクルの圧縮機として、請求項1記載の二段圧縮式レシプロコンプレッサを備えた冷凍サイクル装置である。
【0017】
このような課題を解決する手段を採用することにより、低段側圧縮機構部と高段側圧縮機構部の仕様が適正化して高い圧縮性能が得られ、特に、2温度の蒸発器を有する冷凍サイクルに適し、低段側圧縮機構部と高段側圧縮機構部を、それぞれの蒸発器の圧力や能力に適応する仕様に設定できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1は二段圧縮式レシプロコンプレッサの縦断面図であり、図2はこのコンプレッサの圧縮機構部を横断面した平面図、図3は上記二段圧縮式レシプロコンプレッサを備えた冷凍装置の冷凍サイクル構成図である。
【0019】
はじめに、図3の冷凍サイクルから説明すると、図中1は、後述する二段圧縮式レシプロコンプレッサ(以下、単に、圧縮機と呼ぶ)であり、この圧縮機の吐出部1aと吸込み部1bに冷媒管Pが接続されている。
【0020】
この冷媒管Pには、圧縮機1の吐出部1aから吸込み部1b側にかけて順に、凝縮器2と、第1のキャピラリーチューブ(減圧膨張装置)3と、第1の蒸発器4と、気液分離器5と、第2のキャピラリーチューブ(減圧膨張装置)6と、第2の蒸発器7が接続され、冷凍サイクルが構成される。
【0021】
上記第1,第2のキャピラリーチューブ3,6の絞り量の設定と、上記第1,第2の蒸発器4,7の熱交換容量の設定から、第1の蒸発器4では冷媒を第1の蒸発温度で蒸発させ、第2の蒸発器7では冷媒を第1の蒸発温度よりも低温の、第2の蒸発温度で蒸発させるようになっている。
【0022】
上記気液分離器5は、導入された冷媒を気液分離して、内部にガス分を充満させ、底部に液分を溜めるようになっている。気液分離器5の上端部には、上記第1の蒸発器4と連通する冷媒管Pの開口端が接続され、底部には第2のキャピラリーチューブ6と連通する冷媒管Pの開口端が接続される。
【0023】
さらに、上記気液分離器5の上端開口部にはバイパス管8の一端部が接続され、このバイパス管8の他端部は上記圧縮機1に対して、後述するようにして接続される。
【0024】
つぎに、上記圧縮機1について、図1および図2から詳述する。
図中10は縦型の密閉ケースであり、この密閉ケース10内の上下方向ほぼ中間部にはフレーム11が適宜な手段を介して取付け固定されている。このフレーム11の上部側に圧縮機部12が載設され、下部側には電動機部13が設けられる。
【0025】
上記圧縮機部12は、図の左側に位置する第1の圧縮機構部12Aと、図の右側に位置する第2の圧縮機構部12Bとから構成される。後述する理由から、第1の圧縮機構部12Aが低段側圧縮機構部となり、第2の圧縮機構部12Bが高段側圧縮機構部となる。
【0026】
上記フレーム11の中心部に沿って枢支用孔11aが設けられ、回転軸14が回転自在に嵌め込まれる。この回転軸14の上端部に、フレーム11上面に載る鍔部14aが一体に設けられ、さらに鍔部14aの上部に、回転軸14の中心軸とは所定量偏心する中心軸をもった偏心軸部14bが一体に設けられる。
【0027】
このことから、回転軸14が回転駆動されると、鍔部14aはフレーム11上面で摺接状態で回転し、かつ上記偏心軸部14bは回転軸14中心の周囲に偏心回転するようになっている。
【0028】
上記第1の圧縮機構部12Aと第2の圧縮機構部12Bは、互いにフレーム11上面に載設されている。第1,第2の圧縮機構部12A,12Bは、上記偏心軸部14bを間にしてほぼ180°対向する位置に配置され、互いに同一構成をなしている。
【0029】
すなわち、第1の圧縮機構部12Aと、第2の圧縮機構部12Bとも、フレーム11上面に載設されるシリンダ15a,15bを備えている。これらシリンダ15a,15bの軸方向は水平である。
【0030】
各シリンダ15a,15bの内部は、ピストン16a,16bが往復動自在に収容される圧縮室17a,17bとなっている。各ピストン16a,16bにはコンロッド18a,18bの一端が接続され、このコンロッドを介してピストン16a,16bは上記偏心軸部14bに連結される。
【0031】
上記コンロッド18a,18bの一端は球部kをなし、ピストン16a,16b内部には球受け部mが設けられていて、互いに掛合され、ボールジョイント式の接続がなされている。
【0032】
コンロッド18a,18bの他端は、偏心軸部14bに対して二重に、かつ回転自在に嵌め合う大端部19a,19bである。すなわち、第2の圧縮機構部12B側の大端部19bが内側大端であり、第1の圧縮機構部12Aの大端部19aが外側大端である。
【0033】
一方、各シリンダ15a,15bの開口端は、弁板20a,20bによって閉塞され、かつバルブカバー21a,21bで覆われる。図2のみに示すように、弁板20a,20bの圧縮室17a,17bと対向する部位には、吸込み口22a,22bと、吐出口23a,23bが設けられていて、それぞれ概略的に示す吸込み弁と吐出弁によって開閉される。
【0034】
上記バルブカバー21a,21bには、内部を二分する仕切り部が一体に設けられ、その一方空間は上記吸込み口22a,22bに対向する吸込み室24a,24bをなし、他方空間は吐出口23a,23bに対向する吐出室25a,25bとなっている。
【0035】
第1の圧縮機構部12Aにおけるシリンダ15aと弁板20aには、密閉ケース10内とバルブカバー21aの吸込み室24aに対して開口する吸込み案内孔26aが設けられる。さらに、密閉ケース10内と吐出室25aに対して開口する吐出案内孔27aが設けられる。
【0036】
上記第2の圧縮機構部12Bにおけるシリンダ15bと弁板20bには、密閉ケース10内と吸込み室24bに対して開口する吸込み案内孔26bと、密閉ケース10内と吐出室25bに対して開口する吐出案内孔27bが設けられる。
【0037】
上記圧縮機部12の一側面に沿って、図2にのみ示すように、矩形状の密閉容器である中間ボリューム30が配置される。この中間ボリューム30の一側面に、2本の接続パイプ31a,31bが突設される。
【0038】
一方の接続パイプ31a端部は、第1の圧縮機構部12Aの吐出案内孔27aに挿入され、密に接続される。したがって、中間ボリューム30内部とバルブカバー21a内の吐出室25aとが連通される。
【0039】
他方の接続パイプ31b端部は、第2の圧縮機構部12Bの吸込み案内孔26bに挿入され、密に接続される。したがって、中間ボリューム30内とバルブカバー21bの吸込み室24bとが連通される。
【0040】
中間ボリューム30の他側面には中間パイプ32が接続されていて、これは密閉ケース10内を複数回曲成して密閉ケースを貫通し、上述した気液分離器5の上端部に接続される。
【0041】
一方、上記密閉ケース10の側部には、吸込み部1bを構成する冷媒管Pが貫通していて、この開口端は密閉ケース10内部に位置する。上記第1の圧縮機構部12Aの吸込み案内孔26aは密閉ケース10内に開口しているので、吸込み部1bをなす冷媒管Pとは密閉ケース10内を介して連通する。
【0042】
第2の圧縮機構部12Bの吐出案内孔27bには、ケース内吐出管33の一端部が挿入され、密に接続される。ケース内吐出管33は、密閉ケース10内を半周以上迂回曲成し、密閉ケース10を貫通し外部に突出し、先に説明した圧縮機1の吐出部1aとなる。
【0043】
このようにして構成される圧縮機部12に対して、上記電動機部13は、上記回転軸14のフレーム11から下方に突出する部位に嵌着されるロータ35と、このロータ35の周面と狭小の間隙を存する内周面を備え、上記フレーム11から適宜な手段で垂設固定されるステータ36とからなる。
【0044】
つぎに、上記圧縮機1の圧縮運転と、それにともなう冷凍サイクル作用について説明する。
電動機部13に通電して回転軸14を回転駆動すると、偏心軸部14bが一体に偏心回転する。この偏心回転に応じて、第1の圧縮機構部12Aと、第2の圧縮機構部12Bのピストン16a,16bが、同一方向に往復運動する。
【0045】
これら第1、第2の圧縮機構部12A,12Bがほぼ180°対向する位置に配置されているところから、各ピストン16a,16bはそれぞれの圧縮室17a,17bにおいて互いに逆の行程をなす。
【0046】
たとえば、図1および図2に示すように、第1の圧縮機構部12Aにおいて圧縮室17aに冷媒ガスを吸込む吸込み行程をなすとき、第2の圧縮機構部12Bにおいては圧縮して高圧化したガスを吐出する吐出行程をなす。
【0047】
密閉ケース10内には、第2の蒸発器7で蒸発した低圧Psの冷媒ガスが吸込み部1bから導かれ充満している。このガスは、第1の圧縮機構部12Aの吸込み案内孔26aから吸込み室24aに導かれ、ピストン16aの移動(往動)にともなってシリンダ15a内の圧縮室17aに吸込まれる。
【0048】
ピストン16aが逆方向に移動(復動)することで1段目(低段)圧縮され、中間圧に上昇したところで吐出室25aに吐出される。中間圧Pmの冷媒ガスは吐出案内管31aから中間ボリューム30内に導かれ、充満してから吸込み案内管31bを介して第2の圧縮機構部12Bの吸込み室24bに導かれる。
【0049】
さらに、吸込み室24bから圧縮室17bに吸込まれ、2段目(高段)圧縮される。所定の高圧Pdに上昇したところで吐出室25bへ吐出され、ケース内吐出管33を介して吐出部1aから外部冷媒管Pへ導出される。
【0050】
上記圧縮機1から吐出される高圧冷媒ガスは、凝縮器2に導かれて凝縮し、第1のキャピラリーチューブ3において1段目の減圧膨張をなし、第1の蒸発器4に導かれて第1の蒸発温度で蒸発する。
【0051】
そして、気液分離器5において気液分離され、底部に溜まった液分は第2のキャピラリーチューブ6に導かれて2段目の減圧膨張をなし、第2の蒸発器7に導かれて第2の蒸発温度で蒸発する。
【0052】
このように、第1,第2のキャピラリーチューブ3,6および、第1,第2の蒸発器4,7の設定条件から、第1の蒸発器4では冷媒を第1の蒸発温度で蒸発させ、第2の蒸発器7では冷媒を第1の蒸発温度よりも低い第2の蒸発温度で蒸発させる。
【0053】
また、気液分離器5で分離されたガス分は、バイパス管8を介して圧縮機1に導かれる。すなわち、中間圧Pmの状態で密閉ケース10内の中間ボリューム30に直接導入され、ここで第1の圧縮機構部12Aで1段目圧縮された中間圧の冷媒ガスに混合する。
【0054】
一方、上記第2の蒸発器12Bにおいて第2の蒸発温度で蒸発した低温の冷媒ガスは、冷媒管Pを介して圧縮機1の吸込み部1bから密閉ケース10内に導かれ、上述の冷凍サイクルを繰り返す。
【0055】
このようにして、第1の圧縮機構部12Aでは、第2の蒸発器7で熱交換した冷媒ガスを第1の蒸発器4の圧力レベルまで圧縮し、第2の圧縮機構部12Bでは、第1の蒸発器4で熱交換した冷媒ガスおよび第1の圧縮機構部12Aで圧縮した冷媒ガスを凝縮器2の圧力レベルまで圧縮する。
【0056】
R134a冷媒を用いた冷凍サイクル装置である、たとえば冷凍冷蔵庫を想定した場合の圧力レベルとして、第1の蒸発器4では0.3MPa、第2の蒸発器7では0.1MPa、凝縮器2では0.9MPa程度となる。
【0057】
この条件で、密閉ケース1内の圧力を低圧Ps(=0.1MPa)とすると、第1の圧縮機構部12Aにおけるピストン(以下、第1のピストンと言う)16aが受ける最大差圧dP1は、過圧縮を無視した条件で、およそ第1の蒸発器4の圧力(0.3MPa)と密閉ケース1内の圧力(0.1MPa)との差であり、0.2MPaとなる。
【0058】
また、上記条件で、密閉ケース1内の圧力を低圧Ps(=0.1MPa)とすると、第2の圧縮機構部12Bにおけるピストン(以下、第2のピストンと言う)16bが受ける最大差圧dP2は、およそ凝縮器2の圧力(0.9MPa)と密閉ケース1内の圧力との差であり、0.8MPaとなる。
【0059】
密閉ケース1内を中間圧Pm(=0.3MPa)とすると、第1のピストン16aが受ける最大差圧dP1は0.2MPa、第2のピストン16bが受ける最大差圧dP2は0.6MPaとなる。
【0060】
密閉ケース内圧力を高圧Pd(=0.9MPa)とすると、第1のピストン16aが受ける最大差圧dP1は0.8MPaとなり、第2のピストン12bが受ける最大差圧dP2は0.6MPaとなる。
【0061】
このように、密閉ケース1内の圧力によって、第1、第2のピストン16a,16bが受ける最大差圧は異なり、その大きさも異なる。したがって、差圧が小さい方の圧縮機構部におけるピストンの長さを短く設定して、異なる長さのものの組み合わせを特徴の一つとしている。
【0062】
図4は、第1のピストン16aと、第2のピストン16bの、ピストン長を説明する図であって、第1のピストン16aと第2のピストン16bの長さを変えている。
【0063】
上述したように、密閉ケース1内に低圧ガスを導いて充満させる低圧ケースタイプの圧縮機1であるので、第1のピストン長L1より第2のピストン長L2が長く(L1<L2)なるよう設定される。
【0064】
第1のピストン16aのピストン長L1を短く設定しても、差圧が小さいために圧縮時のピストン外周を介してピストン前後に発生する漏れを防止でき、ピストン長が適正化して摺動抵抗が低減し、高い圧縮効率が得られる。
【0065】
また、二段圧縮式の圧縮機では、1つの偏心軸14bに掛合した2つのピストン16a,16bが往復動する形式であるため、慣性力が大きく、かつ振動が大きくなるが、ピストン長L1を短くして軽量化することにより慣性質量が減少化して、低振動化を得る。
【0066】
そして、密閉ケース1内に低圧ガスを充満させる例で説明したが、第1の蒸発器4で熱交換した中間圧の冷媒ガスを充満させる、あるいは第2の圧縮機構部12Bから吐出される高圧ガスを充満させる構成の圧縮機であっても、差圧が小さい方のピストン長を短くすれば、同様の効果が得られる。
また、冷媒として、自然冷媒を用いても同様な効果が得られる。
【0067】
図5は、さらに異なる構成の冷凍サイクルに適用した例である。
上述した二段圧縮式レシプロコンプレッサである圧縮機1の吐出部1aに接続する冷媒管Pに凝縮器2が連通し、この凝縮器2の冷媒導出側において2方向に分岐されている。
【0068】
一方の分岐冷媒管Pは、第1のキャピラリーチューブ3と、第1の蒸発器4を介して圧縮機1の吸込み部1cに接続される。他方の分岐冷媒管Pには、第1のキャピラリーチューブ3よりも絞り量の大きい第2のキャピラリーチューブ6と、第2の蒸発器7を介して圧縮機1の他方の吸込み部1bに接続される。
【0069】
圧縮機1から吐出される冷媒ガスは、凝縮器2に導かれて凝縮液化し、第1のキャピラリーチューブ3と第2のキャピラリーチューブ6に分流される。各キャピラリーチューブ3,6で減圧されたあと、それぞれ第1の蒸発器4と、第2の蒸発器7に導かれて蒸発し、圧縮機1の吸込み部1bに吸込まれる。
【0070】
このようにして構成される冷凍サイクルにおいても、圧縮機1に対して先に説明した設定条件を備えることにより、作用的には全く同様であり、したがって同様の効果が得られる。
【0071】
さらに、以下のごとき設定条件を備えてもよい。
図6(A)、(B)に示すように、第1の圧縮機構部12Aと第2の圧縮機構部12Bのそれぞれで、ピストン16a,16bが上死点位置にあるときの、ピストン頂部と弁板20a,20bとの間隙であるトップクリアランス量を、互いの機構部において変えることが設定条件である。
【0072】
すなわち、図6(A)では第1のピストン16aが上死点位置にある状態を示していて、このときのトップクリアランス量をTL1とする。図6(B)では第2のピストン16bが上死点位置にある状態を示していて、このときのトップクリアランス量をTL2とする。
【0073】
密閉ケース1内の圧力により、各ピストン16a,16bが受ける力が変わってくる。たとえば、密閉ケース1内が低圧ガスPsで満たされる形式では、トップクリアランスTL1とTL2に残った圧縮ガスはそれぞれ、およそ中間圧Pmと高圧Pdの状態である。
【0074】
そして、トップクリアランスTL1とTL2に残った圧縮ガスは、それぞれの圧縮機構部12A,12Bの吸込み行程時に、それぞれの吸込み圧力、すなわち、第1の圧縮機構部12Aでは第2の蒸発器7を通過した圧力Psと同一の低圧まで、第2の圧縮機構部12Bまでは中間圧Pmまで膨張する。
【0075】
このガス膨張時には、ピストン16a,16bを押し下げるため、回転軸14に対して仕事をすることになり、結局、各圧縮機構部12A,12Bの仕事を軽減する。
【0076】
この仕事量の減少は、各圧縮機構部12A,12Bの圧縮室17a,17bの圧力(吸込み圧力または/および吐出圧力)と、密閉ケース1内の圧力との差圧により異なる。
【0077】
しかし、完全膨張するまでの間は圧縮室17a,17bにガスを吸込むことができなくなるため、吸込みガス量が減少して体積効率が低下する。したがって、トップクリアランス量が大きくなると、仕事量が軽減する代りに体積効率の低下を引き起こす。
【0078】
体積効率は、それぞれの圧縮機構部12A,12Bの吸込み圧力と吐出圧力との差圧によって影響が異なる。本実施例の場合、上記差圧は第1の圧縮機構部12Aの方が小さいので、トップクリアランス量を大きくしても体積効率への影響が小さく、仕事を回収(軽減)できるため圧縮効率(成績係数)が向上する。
【0079】
また、トップクリアランス量が大きくなると、組立て性(製造性)が格段に良くなるため、コストの低減に繋がる。上述した本実施例の冷凍冷蔵庫の場合には、 TL1>TL2 と設定すると、圧縮効率の向上とコスト低減を達成できる。
【0080】
密閉ケース1内を中間圧Pmとすると、吸込み行程時の膨張による仕事の回収は圧縮機構部12A,12Bのいずれにおいても期待できない。膨張時やガス吸入時に仕事が発生するが、逆に圧縮時にはピストン16a,16bの背面(ケース内部)が中間圧Pm、圧縮室17a,17b内部はP1=Ps、Pmとなる。そのため、圧縮機構部12Aにおいては、密閉ケース1内のガス圧で圧縮させることができ、圧縮仕事が軽減する。
【0081】
したがって、第1の圧縮機構部12Aのトップクリアランス量を大きくすると、吐出圧力に達するまでの時間が長くなるので、回収できる仕事量が増えて入力低減につながる。
【0082】
高圧ガスPdで密閉ケース1内を満たした場合は、第1、第2の圧縮機構部12A,12Bとも圧縮時の仕事が軽減する。その反面、前記と同様に体積効率が低下する。
【0083】
しかしながら、この場合は、圧縮仕事量の大きい第2の圧縮機構部12Bのトップクリアランスを大きくすれば、仕事量の低減効果が体積効率低下の影響よりも大きくなり、圧縮効率の向上を得られる。
上述した冷凍冷蔵庫の場合は、 TL1<TL2 とすることにより、圧縮効率の向上とコストの低減を図れる。
【0084】
なお、仕事量の低減率と、体積効率の低減率は、密閉ケース1内の圧力、各圧縮機構部12A,12Bの吸込み圧力と吐出圧力の大きさにより変動するが、要は、トップクリアランス量の増大による仕事量の低減率が体積効率の低減率よりも大きい方の圧縮機構部のトップクリアランス量を、他方の圧縮機構部のトップクリアランス量よりも大きくすることにより、圧縮効率が向上する。
【0085】
図7は、オフセット量を第1の圧縮機構部12Aと第2の圧縮機構部12Bとで異ならせた例である。図中には、矢印の方向に回転した場合のオフセット量を角度(θ1、θ2)で表記している。
【0086】
なお、オフセット量の定義として,回転軸中心から密閉ケースに向けて引いた基準線とシリンダボアの中心線とを一致させたときのシリンダ位置を基準位置として、この基準位置に対し、シリンダを基準線上の一点を中心として回転軸の回転方向に回転させた角度を言う。
【0087】
前述のように、第1の圧縮機構部12Aと第2の圧縮機構部12Bとでは、ピストン16a,16bが受ける最大差圧dP1,dP2が異なるため、これに合わせてオフセット量を変えると入力低減や摩耗低減につながる。
【0088】
特に、 dP1<dP2 の場合には、 θ1<θ2 となるように、θ1を小さくすると入力低減につながる。また、密閉ケース1内を中間圧Pmとすると、圧縮室17a,17b内の圧力P1はケース内圧力Pmよりも低い圧力(P1<Pm)になる。
【0089】
したがって、第1の圧縮機構部12Aでは冷媒ガスを吸込むときに仕事を行い、圧縮時には仕事量が小さくなる。このときには吸込み時に仕事を行うため、図中逆向きにして θ1<0度 とすると、さらに入力低減効果が得られる。
【0090】
密閉ケース1内が高圧タイプでは、第1の圧縮機構部12Aと第2の圧縮機構部12Bにおいてガス吸込み時に仕事をするため、両者ともオフセットをマイナス側にセットする(θ1<0度、θ2<0度)と、入力低減効果が得られる。
【0091】
しかも、圧縮室17a,17b内と密閉ケース1内との差圧は、第2の圧縮機構部12Bの方が小さく dP1>dP2 となるため、オフセット量も絶対値が小さく(|θ1|≧|θ2|)なるよう構成すると、コンプレッサ全体として入力低減効果が得られる。
【0092】
密閉ケース1内の圧力をPcとして、第1の圧縮機構部12Aの吐出圧Pmと第2の圧縮機構部12Bの吐出圧Pdとのそれぞれの差圧を dP1=|Pc−Pm|、dP2=|Pc−Pd| とする。
【0093】
さらに、ピストン16a,16bとシリンダ15a,15b頂部間のクリアランスを、第1の圧縮機構部12AでCL1、第2の圧縮機構部12BでCL2とすると、 dP1<dP2 の場合には、 CL1>CL2 とし、 dP1>dP2 の場合には、 CL1<CL2 となるように構成する。
【0094】
このようにすると、差圧が小さい方の圧縮機構部のクリアランスが大きくなるが、差圧が小さいため漏れ損失を抑えることができる。また、クリアランスを大きくとれると、組立て性が容易となる。したがって、性能を変えることなく低コスト化ができる。
【0095】
同様に、密閉ケース1内の圧力とシリンダ15a,15b内部の圧力との最大差圧の小さい方の圧縮機構部におけるシリンダ内周直径と外周直径の少なくともいずれかの寸法公差を、差圧の大きい方の圧縮機構部におけるシリンダ内周直径と外周直径の少なくともいずれかの寸法公差よりも、大きく設定することにより、漏れ損失を抑えられる。また、寸法公差を大きくすると加工性が容易になる。したがって、性能を変えることなく低コスト化を図ることができる。
【0096】
なお、以上述べた二段圧縮式レシプロコンプレッサでは、圧縮機部12の構成をボールジョイント式としているが、これに限定されるものではなく、スコッチヨーク式やコンロッド式でも同様の効果を得られる。また、ボールジョイント式であっても、配置や細かい構成についての変更は、上記効果を損なうものではない。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、低段側圧縮機構部と高段側圧縮機構部の仕様を適正化して、高い圧縮効率が得られ、信頼性の高い二段圧縮式レシプロコンプレッサと、2温度の蒸発器を有する冷凍サイクルに上記二段圧縮式レシプロコンプレッサを備えて、エネルギ効率の向上を得られる冷凍サイクル装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる、二段圧縮式レシプロコンプレッサの縦断面図。
【図2】同実施の形態に係わる、二段圧縮式レシプロコンプレッサの横断面図。
【図3】同実施の形態に係わる、二段圧縮式レシプロコンプレッサを備えた冷凍サイクル構成図。
【図4】同実施の形態に係わる、二段圧縮式レシプロコンプレッサを備えた異なる冷凍サイクル構成図。
【図5】同実施の形態に係わる、ピストン長を異ならせた圧縮機構部一部の横断面図。
【図6】同実施の形態に係わる、第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部におけるトップクリアランスを説明する圧縮機構部の横断面図。
【図7】同実施の形態に係わる、第1の圧縮機構部と第2の圧縮機構部におけるオフセット量を説明する圧縮機構部の横断面図。
【符号の説明】
10…密閉ケース、
12A…第1の圧縮機構部、
12B…第2の圧縮機構部、
16a,16b…ピストン、
15a,15b…シリンダ。
Claims (8)
- 密閉ケース内に、それぞれ往復駆動ピストンとシリンダとを備えた低段側圧縮機構部と高段側圧縮機構部を収容し、上記低段側圧縮機構部において外部から被圧縮ガスを吸込んで低段圧縮し、上記高段側圧縮機構部において上記低段側圧縮機構部で低段圧縮した被圧縮ガスを吸込んで高段圧縮をなす二段圧縮式レシプロコンプレッサにおいて、
密閉ケース内の圧力と各圧縮機構部のシリンダ内部圧力との最大差圧の相違にもとづいて、
ピストン長、シリンダのオフセット量(回転軸中心から密閉ケースに向けて引いた基準線とシリンダボアの中心線とを一致させたときのシリンダ位置を基準位置として、この基準位置に対し、シリンダを基準線上の一点を中心として回転軸の回転方向に回転させた角度)、シリンダ内周面とピストン外周面間のクリアランス量、シリンダ内周直径とピストン外周直径の少なくともいずれかの寸法公差の、少なくとも一つを、低段側圧縮機構部と高段側圧縮機構部とで相違させたことを特徴とする二段圧縮式レシプロコンプレッサ。 - 上記密閉ケース内の圧力とシリンダ内部の圧力との最大差圧の小さい方の圧縮機構部におけるピストン長L1を、差圧の大きい方の圧縮機構部におけるピストン長L2よりも、小さく(L1<L2)設定したことを特徴とする請求項1記載の二段圧縮式レシプロコンプレッサ。
- 上記密閉ケース内の圧力とシリンダ内部の圧力との最大差圧の小さい方の圧縮機構部におけるオフセット量θ1を、差圧の大きい方の圧縮機構部におけるオフセット量θ2よりも、小さく(θ1<θ2)設定したことを特徴とする請求項1記載の二段圧縮式レシプロコンプレッサ。
- 上記密閉ケース内の圧力よりも吸込み圧力が小さい方の圧縮機構部において、オフセット方向を回転軸の回転方向とは逆方向に設定したことを特徴とする請求項3記載の二段圧縮式レシプロコンプレッサ。
- 上記密閉ケース内の圧力とシリンダ内部の圧力との最大差圧の小さい方の圧縮機構部におけるシリンダ内周面とピストン外周面間のクリアランス量を、差圧の大きい方の圧縮機構部におけるシリンダ内周面とピストン外周面間のクリアランス量よりも大きく設定したことを特徴とする請求項1記載の二段圧縮式レシプロコンプレッサ。
- 上記密閉ケース内の圧力とシリンダ内部の圧力との最大差圧の小さい方の圧縮機構部におけるシリンダ内周直径と外周直径の少なくともいずれかの寸法公差を、差圧の大きい方の圧縮機構部におけるシリンダ内周直径と外周直径の少なくともいずれかの寸法公差よりも、大きく設定したことを特徴とする請求項1記載の二段圧縮式レシプロコンプレッサ。
- 密閉ケース内に、それぞれ往復駆動ピストンとシリンダとを備えた低段側圧縮機構部と高段側圧縮機構部を収容し、上記低段側圧縮機構部において外部から被圧縮ガスを吸込んで低段圧縮し、上記高段側圧縮機構部において上記低段側圧縮機構部で低段圧縮した被圧縮ガスを吸込んで高段圧縮をなす二段圧縮式レシプロコンプレッサにおいて、
トップクリアランス量の増大による仕事量の低減率が体積効率の低減率よりも大きい方の圧縮機構部のトップクリアランス量を、他方の圧縮機構部のトップクリアランス量よりも大きくしたことを特徴とする二段圧縮式レシプロコンプレッサ。 - 第1の蒸発温度で蒸発する第1の蒸発器と、第2の蒸発温度で蒸発する第2の蒸発器を有する冷凍サイクルの圧縮機として、請求項1記載の二段圧縮式レシプロコンプレッサを備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
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