JP2018058597A - 液体容器用吐出器及び液体容器用吐出器のノズルヘッド - Google Patents
液体容器用吐出器及び液体容器用吐出器のノズルヘッド Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018058597A JP2018058597A JP2016195119A JP2016195119A JP2018058597A JP 2018058597 A JP2018058597 A JP 2018058597A JP 2016195119 A JP2016195119 A JP 2016195119A JP 2016195119 A JP2016195119 A JP 2016195119A JP 2018058597 A JP2018058597 A JP 2018058597A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- head
- band
- main body
- discharger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
Description
前記作動部材は、嵌合用筒の下端からフランジ状壁部を外方突出してなるピストンガイドと、前記嵌合用筒に嵌合され、上方へ起立するステムと、ステムの下端の拡径筒部とフランジ状壁との間に昇降可能に配置され、シリンダ内面を摺接する筒状ピストンと、前記ステムの上端に取り付けられたノズルヘッドと、を有する。
またこの種の吐出器では、内容液を試用するためにノズルヘッドを不正に押し下げようとする場合があるが、さらには内容液の香りを嗅ぐために、ステムからノズルヘッドを、或いはシリンダからキャップ部材を外したりすることがある。そうして、元の形に戻すと、取り外されたどうか判らなくなってしまう。これらの行為を是正して、一般の需要者が安心して製品を購入できるようにすることが要望されている。
頂壁23外周から垂下されたヘッド周壁24を有し、このヘッド周壁24からノズル32が側外方へ突設され、かつノズル32と連通する通液管26が頂壁23の下方へ突設されてなるヘッド本体22と、
前記頂壁23上面からノズル32の先端部34の上面へ延びる連結バンド42を有し、この連結バンド42の基部44に設けられた係止部Sを前記頂壁23に係止するとともに、その連結バンド42の先部46に付設された閉塞部50で、前記ノズル32のノズル孔36を塞ぐことが可能に形成した封緘カバー40と、
を具備する液体容器用吐出器のノズルヘッドであって、
前記連結バンド42を、前記閉塞部50と連なるバンド本体Bと前記係止部Sの周りの分離用片Dとに分離可能な破断線wが形成されており、
前記バンド本体Bを分離用片Dから分離しない限り、前記閉塞部50を前記ノズル32から離脱できないロック状態となるように形成している。
前記閉塞部50は、ノズル32のノズル孔36を密に閉塞するシール部である。
前記連結バンド42は、可撓性を有し、前記破断線wが破断された状態において、その連結バンド42と閉塞部50との間の角部48を支点として、バンド本体Bがヘッド本体22の上面に接した状態と当該上面から離れた状態との間で回動することが可能に形成している。
なお、「回動」という用語は、図3に示す如く連結バンドが撓み変形しながら回ることを含むものである。
前記装着部材4は、口頸部102に対する封緘手段6を有する。
第2の手段に係る発明によれば、前記閉塞部50は、ノズル孔を密に閉塞するシール部であるので、ノズル孔36への埃などの異物が入ることが防止される。
第3の手段に係る発明によれば、連結バンド42は、可撓性を有し、前記破断線wが破断された状態において、その連結バンド42と閉塞部50との間の角部48を支点として、バンド本体Bがヘッド本体22の上面に接した状態と当該上面から離れた状態との間で回動するから、利用者が連結バンドを取り外そうとするときに操作が容易である。
第4の手段に係る発明によれば、容器体の口頸部に対する封緘手段6を備えた吐出器本体2のステム16に第1の手段から第3の手段のいずれかに記載のノズルヘッドの通液管26が固定されたから、ステムからノズルヘッドを、或いは、口頸部から吐出器本体を不正に取り外す行為が困難となる。
装着筒部4aの下端には封緘手段6が付設されている。図示の封緘手段6は、装着筒部4aの下端に複数の破断片6bを介して、口頸部102を囲む封緘リング6aを連結するとともに、封緘リング6aの内面から弾性を有する複数の爪部6cを上内方へ突出して形成してなる。
これらの爪部6cは、前記口頸部102の外面に付設された横方向の係合リブ104の下面に係止されている。前記爪部6cは、装着部材4を口頸部102に嵌合させるときには、前記係合リブ104と接触して外側に押し込まれ、係合リブ104を乗り越えたときに、内方へ広がって係合リブ104の下面に係止するように形成されている。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
図示例のキャップ状部材10は、連結壁部cで内筒部11A及び外筒部11Bの上端を連結してなる嵌合基部10aを有し、前記連結壁部cを側外方へ延長して、この延長壁部の外周からキャップ筒部10bを垂下している。さらに前記嵌合基部10aの内筒部11
Aから上方へ取付筒部10cが延設されている。
そして前記嵌合基部10aの内筒部11A及び外筒部11Bの間に前記延長筒部8cを挟持し、嵌着している。
前記筒状ピストンは、シリンダ周壁8aの内面に摺接する大径筒部及び前記拡径筒部に摺接する小径筒部からなる2重筒状に形成されている。
前記フランジ状壁部と筒状ピストンの小径筒部との間に第2逆止弁が設けられており、この第2逆止弁とステムの内部とを連通する通液孔がステム又はピストンガイドの適所に設けられている。
作動部材本体14は、従来公知の構造であり、例えば前記特許文献1と同様の構成とすることができる。すなわち、嵌合用筒の下端からフランジ状壁部を外方突出してなるピストンガイド(図示せず)と、前記嵌合用筒に嵌合され、上方へ起立するステム16と、ステムの下端の拡径筒部とフランジ状壁部との間に昇降可能に配置された筒状ピストン(図示せず)とを有する。
前記筒状ピストンは、シリンダ周壁8aの内面に摺接する大径筒部及び前記拡径筒部に摺接する小径筒部からなる2重筒状に形成されている。
前記フランジ状壁部と筒状ピストンの小径筒部との間に第2逆止弁が設けられており、この第2逆止弁とステムの内部とを連通する通液孔がステム又はピストンガイドの適所に設けられている。
なお、一般的には、作動部材本体のステムにノズルヘッドを付設したものを、作動部材と言うが、本明細書では、作動部材本体とノズルヘッドとを別々に説明する。
上述の特許文献1の構造は一例に過ぎず、その他従来公知の構造を採用できる。
前記頂壁23の中心部には、後述の係止部Sを係止させるための被係止部Rを形成している。図示例では、係止部Sを係止凸部とし、かつ被係止部Rを被係止凹部(孔)としているが、係止部Sを凹部(孔)とし、かつ被係止部を凸部としても構わない。
好適な図示例では、前記ヘッド周壁24は、前記キャップ筒部10bの上端へ延びており、そのヘッド周壁24とキャップ筒部10bとの間の隙間がほとんどないようにしている。
前記取付周壁28は、図1の状態において、前記取付筒部10cの外面に離脱可能に嵌合(図示例では螺合)されている。
前記通液管26は、前記ステム16の上端部内面に嵌着され、固定されている。図示例では、通液管26の下部外面とステム16の上部内面と相互にかみ合う抜止め用の凹凸手段を周設している。
この通液管26の上部外面には縦リブ27が設けられており、図1の状態でステム16及び補助筒部材18の各上端を当接(或いは近接)させている。
なお、前記取付筒部10cは、取付周壁28の内面に代えて、通液管26の外面に螺合させてもよい。この場合には、ステム16の上部を通液管26の内面に嵌合させて、通液管26の外面に縦リブを設けることを省略し、さらに補助筒部材も省略すればよい。
好適な図示例では、ヘッド本体22の頂壁23の上面とノズル32の上面とがほぼ面一になっている。またこれら頂壁23及びノズル32の上面は、図2に示すように後ろ側から前側に向かって徐々に先細りした形状になっている。
連結バンド42は、頂壁23と閉塞部50とを連結する役割を有し、可撓性を有する材料で形成されている。連結バンド42の後部(基部)44には、前述の被係止部Rに対して抜け出し不能に係止させるための係止部Sが形成されており、連結バンド42の前部(先部)46は、一定の剛性を有する角部48を介して閉塞部50に連結している。
好適な図示例では、図1に示すように、連結バンド42は、前記頂壁23の上面からノズル32の上面に亘って載置されている。連結バンド42の後端部は、前記係止部Sより後方へ突出された自由端であり、摘みgとしての役割を有する。
図示例では、連結バンド42は分離用片Dを形成した箇所で最も巾広であり、前後方向に向かって巾狭の形状にしている。これにより分離用片Dの大きさを十分に確保できる。
好適な一実施例として、閉塞部50がノズル孔36を液密に閉塞するようにしてもよいが、必ずしも、この形態に限られるものではない。閉塞部50は、少なくとも封緘カバー40を装着したままでノズルヘッドを押し下げたときに、ノズルからの内容液の取り出しを邪魔するように、ノズルの突出方向から見てノズル孔36を覆う位置に配置されており、かつ当該位置から不正に引き離せないように形成されていればよい。
図示例の閉塞部50は、前記角部48から突出した栓板部jと、栓板の裏面中央部からノズル32のノズル孔36に液密に突入する栓棒部kとで形成されている。前記栓板部jは、ノズル32の先端面eに添って後下方へ斜めに突出している。
図示例では、ヘッド本体22を吐出器本体2に装着した状態で、ノズル本体に封緘カバー40を組み付けているが、予め封緘カバーをノズル本体に組み付けても構わない。
また図1の状態において、封緘手段6の爪部6cが口頸部102の係合リブ104下面に係止しているので、装着部材4を口頸部102から外そうとすると、破断片6bが破断して封緘リング6aが落下して口頸部102下方に残るで、不正行為の痕跡が残り、こうした行為を行い難くなる。
封緘カバー40の閉塞部50は、ノズル孔36へ異物が入らないようにノズル32の先端面eを覆っており、これにより製品の信頼性が確保される。
2…吐出器本体 4…装着部材 4a…装着筒部 4b…内向きフランジ部
6…封緘手段 6a…封緘リング 6b…破断片 6c…爪部
8…ポンプシリンダ 8a…シリンダ周壁 8b…鍔部 8c…延長筒部
9…吸上げパイプ
10…キャップ状部材 10a…装着基部 10b…キャップ筒部 10c…取付筒部
11A…内筒部 11B…外筒部
14…作動部材本体 16…ステム 18…補助筒部材
20…ノズルヘッド 22…ヘッド本体 23…頂壁
24…ヘッド周壁 26…通液管 27…縦リブ 28…取付周壁
32…ノズル 34…先端部 36…ノズル孔
40…封緘カバー 42…連結バンド 44…基部(後部) 46…先部(前部)
48…角部 50…閉塞部
B…バンド本体 c…連結壁部(キャップ状部材の) D…分離用片
e…先端面(ノズルの) g…摘み j…栓板部 k…栓棒部
P…パッキン R…被係止部(被係止孔) S…係止部(係止突片) w…破断線
100…容器体 102…口頸部 104…係合リブ
Claims (4)
- 頂壁(23)外周から垂下されたヘッド周壁(24)を有し、このヘッド周壁(24)からノズル(32)が側外方へ突設され、かつノズル(32)と連通する通液管(26)が頂壁(23)の下方へ突設されてなるヘッド本体(22)と、
前記頂壁(23)上面からノズル(32)の先端部(34)の上面へ延びる連結バンド(42)を有し、この連結バンド(42)の基部(44)に設けられた係止部(S)を前記頂壁(23)に係止するとともに、その連結バンド(42)の先部(46)に付設された閉塞部(50)で、前記ノズル(32)のノズル孔(36)を塞ぐことが可能に形成した封緘カバー(40)と、
を具備する液体容器用吐出器のノズルヘッドであって、
前記連結バンド(42)を、前記閉塞部(50)と連なるバンド本体(B)と前記係止部(S)の周りの分離用片(D)とに分離可能な破断線(w)が形成されており、
前記バンド本体(B)を分離用片(D)から分離しない限り、前記閉塞部(50)を前記ノズル(32)から離脱できないロック状態となるように形成したことを特徴とする液体容器用吐出器のノズルヘッド。 - 前記閉塞部(50)は、ノズル(32)のノズル孔(36)を密に閉塞するシール部であることを特徴とする、
請求項1記載の液体容器用吐出器のノズルヘッド。 - 前記連結バンド(42)は、可撓性を有し、前記破断線(w)が破断された状態において、その連結バンド(42)と閉塞部(50)との間の角部(48)を支点として、バンド本体(B)がヘッド本体(22)の上面に接した状態と当該上面から離れた状態との間で回動することが可能に形成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の液体容器用吐出器のノズルヘッド。
- 上方にステム(16)を突出するとともに容器体口頸部への装着部材(4)を有する吐出器本体(2)と、そのステムに前記通液管(26)が固定された請求項1から請求項3の何れかに記載のノズルヘッド(20)とを具備した液体容器用吐出器であり、
前記装着部材(4)は、口頸部(102)に対する封緘手段(6)を有することを特徴とする液体容器用吐出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016195119A JP6652476B2 (ja) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | 液体容器用吐出器及び液体容器用吐出器のノズルヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016195119A JP6652476B2 (ja) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | 液体容器用吐出器及び液体容器用吐出器のノズルヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018058597A true JP2018058597A (ja) | 2018-04-12 |
JP6652476B2 JP6652476B2 (ja) | 2020-02-26 |
Family
ID=61909597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016195119A Active JP6652476B2 (ja) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | 液体容器用吐出器及び液体容器用吐出器のノズルヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6652476B2 (ja) |
-
2016
- 2016-09-30 JP JP2016195119A patent/JP6652476B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6652476B2 (ja) | 2020-02-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5415351B2 (ja) | 容器用注出器 | |
KR101147005B1 (ko) | 버튼식 용기마개 | |
KR102003109B1 (ko) | 캡 유닛 및 음료용 용기 | |
JP6669632B2 (ja) | 封緘機能を有する吐出容器 | |
TWI669250B (zh) | 附防止開封功能的容器及防止開封構件 | |
JP2018058597A (ja) | 液体容器用吐出器及び液体容器用吐出器のノズルヘッド | |
ITMI20071970A1 (it) | Dispositivo di chiusura antisofisticazione per bottiglie | |
JP4907228B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP6061749B2 (ja) | 不正開封防止機構を有するヒンジキャップ | |
JP6332694B2 (ja) | 吐出兼用噴出容器 | |
JP2018058598A (ja) | 液体容器用吐出器及び液体容器用吐出器のノズルヘッド | |
JP5804849B2 (ja) | 逆止弁付注出具及びこれのキャップ | |
JP4951016B2 (ja) | 合成樹脂製ヒンジキャップ | |
UA96944C2 (en) | Closure (embodiments) | |
JP5388222B2 (ja) | 吐出容器 | |
US1956747A (en) | Replaceable closure | |
JP2005067647A (ja) | 合成樹脂製ヒンジキャップ | |
JP6391968B2 (ja) | 逆止弁付き注出栓 | |
JP7401414B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP6096585B2 (ja) | 容器蓋 | |
JP5669706B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP7348128B2 (ja) | 液体容器用吐出器 | |
JP2009132464A (ja) | 合成樹脂製ヒンジキャップ | |
JP2019011086A (ja) | 口栓及び口栓付き容器 | |
JP5916437B2 (ja) | 封印帯付きキャップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190401 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200122 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200123 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6652476 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |