JP2018056507A - 基板接合方法および基板接合装置 - Google Patents

基板接合方法および基板接合装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018056507A
JP2018056507A JP2016194347A JP2016194347A JP2018056507A JP 2018056507 A JP2018056507 A JP 2018056507A JP 2016194347 A JP2016194347 A JP 2016194347A JP 2016194347 A JP2016194347 A JP 2016194347A JP 2018056507 A JP2018056507 A JP 2018056507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
bonding
support base
substrates
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016194347A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6882755B2 (ja
Inventor
山内 朗
Akira Yamauchi
朗 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bondtech Inc
Original Assignee
Bondtech Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bondtech Inc filed Critical Bondtech Inc
Priority to JP2016194347A priority Critical patent/JP6882755B2/ja
Publication of JP2018056507A publication Critical patent/JP2018056507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6882755B2 publication Critical patent/JP6882755B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】基板同士を高い位置精度で接合することができる基板接合方法および基板接合装置を提供する。【解決手段】基板接合装置100は、基板301の基板302に対する位置ずれ量を複数回繰り返し測定し、位置ずれ量を複数回繰り返し測定して得られる複数の位置ずれ量の代表値を算出する。そして、基板接合装置100は、位置ずれ量の代表値が小さくなるように基板301の基板302に対する相対位置を調整する。その後、基板接合装置100は、基板301の基板302との接合面を基板302の基板301との接合面に接触させる。【選択図】図3

Description

本発明は、基板接合方法および基板接合装置に関する。
2つの被接合物の一方をステージに保持し他方をヘッドに保持した状態で、両被接合物の位置ずれ量を測定し、その位置ずれ量に基づいて被接合物の位置合わせを行った後、被接合物同士を接合する接合装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2009−216985号公報
ところで、接合装置の設置場所によっては接合装置に振動が生じる場合がある。この場合、特許文献1に記載された接合装置では、ヘッドがステージに対して相対的に振動してしまい、両被接合物の相対的な位置ずれ量を精度良く測定できない虞がある。そして、両被接合物の位置ずれ量の測定精度が低いと、両被接合物を高い位置精度で接合することが困難になる。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、基板同士を高い位置精度で接合することができる基板接合方法および基板接合装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る基板接合方法は、
第1基板と第2基板とを接合する基板接合方法であって、
前記第1基板の前記第2基板に対する位置ずれ量を複数回繰り返し測定する測定工程と、
前記位置ずれ量を複数回繰り返し測定して得られる複数の位置ずれ量の第1代表値を算出する第1代表値算出工程と、
前記第1代表値が小さくなるように前記第1基板の前記第2基板に対する相対位置を調整する位置調整工程と、
前記第1代表値が予め設定された位置ずれ量閾値以下の場合、前記第1基板の前記第2基板との接合面を前記第2基板の前記第1基板との接合面に接触させる接触工程と、を含む。
他の観点から見た本発明に係る基板接合方法は、
第1基板と前記第1基板に対して振動している第2基板とを接合する基板接合方法であって、
前記第1基板の前記第2基板との接合面を前記第2基板の前記第1基板との接合面に接触させる接触工程と、
前記第1基板の接合面が前記第2基板の接合面に接触した状態で、前記第1基板の前記第2基板に対する位置ずれ量を測定する測定工程と、
前記第1基板の前記第2基板との接合面を前記第2基板の前記第1基板との接合面に接合させる接合工程と、
前記第1基板の接合面を前記第2基板の接合面から離脱させる離脱工程と、を含み、
前記位置ずれ量が予め設定された位置ずれ量閾値以下の場合、前記接合工程を行い、前記位置ずれ量が予め設定された位置ずれ量閾値よりも大きい場合、前記離脱工程の後、再度、前記接触工程および前記測定工程を行う。
他の観点から見た本発明に係る基板接合装置は、
第1基板と第2基板とを接合する基板接合装置であって、
前記第1基板を支持する第1支持台と、
前記第1支持台に対向して配置され、前記第1支持台に対向する側で前記第2基板を支持する第2支持台と、
前記第1支持台と前記第2支持台との少なくとも一方を、前記第1支持台と前記第2支持台とが互いに近づく第1方向または前記第1支持台と前記第2支持台とが離れる第2方向に移動させる支持台駆動部と、
前記第1方向および前記第2方向に直交する方向における、前記第1基板と前記第2基板との位置ずれ量を測定する測定部と、
前記測定部が前記位置ずれ量を複数回繰り返し測定して得られる複数の位置ずれ量の第1代表値が小さくなるように前記第1基板の前記第2基板に対する前記第1方向および前記第2方向に直交する方向における相対位置を調整する位置調整部と、
前記支持台駆動部、前記測定部および前記位置調整部それぞれの動作を制御するとともに、前記第1代表値を算出する制御部と、を備える。
他の観点から見た本発明に係る基板接合装置は、
第1基板と第2基板とを接合する基板接合装置であって、
前記第1基板を支持する第1支持台と、
前記第1支持台に対向して配置され、前記第1支持台に対向する側で前記第2基板を支持する第2支持台と、
前記第1支持台と前記第2支持台との少なくとも一方を、前記第1支持台と前記第2支持台とが互いに近づく第1方向または前記第1支持台と前記第2支持台とが離れる第2方向に移動させる支持台駆動部と、
前記支持台駆動部が前記第1支持台と前記第2支持台との少なくとも一方を前記第1方向に移動させることにより前記第1基板と前記第2基板とが接触した状態において、前記第1方向および前記第2方向に直交する方向における、前記第1基板と前記第2基板との位置ずれ量を測定する測定部と、
前記測定部による前記第1基板と前記第2基板とが接触した状態での前記位置ずれ量の測定が複数回繰り返し実行されることにより得られる複数の位置ずれ量の第2代表値が小さくなるように前記第1基板の前記第2基板に対する前記第1方向および前記第2方向に直交する方向における相対位置を調整する位置調整部と、
前記支持台駆動部、前記測定部および前記位置調整部それぞれの動作を制御するとともに、前記第2代表値を算出する制御部と、を備える。
例えば第2基板が第1基板に対して振動している場合、第1基板の第2基板に対する位置ずれ量の測定により得られる位置ずれ量は、測定のタイミングにより変動しうる。従って、例えば第1基板の第2基板に対する位置ずれ量の測定を1回だけ実行し、それにより得られる位置ずれ量に基づいて第1基板の第2基板に対する相対位置を調整する場合、位置ずれ量の測定タイミングによる位置ずれ量の誤差の影響が生じ易い。これに対して、本発明によれば、基板接合装置が、測定部により、第1基板と第2基板とが接触した状態での第1基板の第2基板に対する位置ずれ量の測定を複数回繰り返し実行する。そして、基板接合装置は、位置調整部により、第1基板の第2基板に対する位置ずれ量の測定が複数回繰り返し実行されることにより得られる複数の位置ずれ量の代表値が小さくなるように、第1基板の第2基板に対する相対位置を調整する。これにより、第2基板が第1基板に対して振動している場合でも位置ずれ量の測定タイミングによる位置ずれ量の誤差の影響が低減されるので、その分、基板同士を高い位置精度で接合することができる。
本発明の実施の形態1に係る基板接合システムの概略構成図である。 (A)は実施の形態1に係る外形アライメント装置の概略正面図であり、(B)は接合面処理装置の概略正面図である。 実施の形態1に係る基板接合装置の内部の概略正面図である。 (A)は実施の形態1に係るステージに設けられた保持機構の構成を示す概略正面図であり、(B)は実施の形態1に係るステージおよびヘッドの構成を示す概略断面図である。 (A)は実施の形態1に係るステージおよびヘッド付近を示す概略斜視図であり、(B)はヘッドを微調整する方法を説明する図である。 (A)は接合する2つの基板の一方に設けられた2つのアライメントマークを示す図であり、(B)は接合する2つの基板の他方に設けられた2つのアライメントマークを示す図である。 (A)はアライメントマークの撮影画像を示す概略図であり、(B)はアライメントマークが互いにずれている状態を示す概略図である。 実施の形態1に係る制御部の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る基板接合装置が実行する基板接合処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1に係る基板接合装置が2つの基板間の距離を算出する処理を説明するための図である。 (A)は実施の形態1に係るステージおよびヘッドに基板が保持された状態を示す概略断面図であり、(B)は実施の形態1に係るステージおよびヘッドを近づけた状態を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る基板接合装置が実行する位置ずれ量算出処理の流れを示すフローチャートである。 (A)は実施の形態1に係る基板接合装置が2つの基板の中央部同士を接触させた状態を示す図であり、(B)は実施の形態1に係る基板接合装置が一方の基板を他方の基板から離脱させる様子を示す図である。 (A)は実施の形態1に係る基板接合装置が一方の基板を他方の基板から離脱させた状態を示す図であり、(B)は実施の形態1に係る基板接合装置が2つの基板を接合させた状態を示す図である。 (A)は実施の形態1に係るヘッドがステージに対して振動している様子を示す概略断面図であり、(B)はヘッドがステージに対して振動している場合における2つの基板の相対的な位置ずれ量の経時変化を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る基板接合装置が実行する基板接合処理の流れを示すフローチャートである。 (A)は本発明の実施の形態3に係る基板接合装置がステージおよびヘッドを近づけた状態を示す概略断面図であり、(B)は実施の形態3に係る基板接合装置が2つの基板同士を接触させた状態を示す図である。 実施の形態3に係る基板接合装置が実行する基板接合処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の各実施の形態に係る基板接合装置について、図を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態に係る基板接合装置は、減圧下のチャンバ内で、2つの基板の接合面について活性化処理および親水化処理を行った後、基板同士を接触させて加圧および加熱することにより、2つの基板を接合する装置である。活性化処理では、基板の接合面に特定の粒子を当てることにより基板の接合面を活性化する。また、親水化処理では、活性化処理により活性化した基板の接合面近傍に水等を供給することにより基板の接合面を親水化する。
本実施の形態に係る基板接合システムは、図1に示すように、導入ポート961と、取り出しポート962と、第1搬送装置930と、洗浄装置940と、外形アライメント装置800と、反転装置950と、接合面処理装置600と、基板接合装置100と、第2搬送装置920と、制御部700と、ロードロック室910と、を備える。第1搬送装置930内と洗浄装置940内と外形アライメント装置800には、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタ(図示せず)が設置されており、それらの中はクリーンな大気圧環境となっている。一方、反転装置950内と接合面処理装置600内と基板接合装置100内とは、真空雰囲気に設定されている。制御部700は、第1搬送装置930、洗浄装置940、外形アライメント装置800、反転装置950、接合面処理装置600、基板接合装置100および第2搬送装置920を制御するものである。互いに接合される2つの基板301,302は、まず、導入ポート961に配置される。次に、基板301、302は、第1搬送装置930の大気搬送ロボット931により導入ポート961から洗浄装置940へ搬送され、洗浄装置940において基板301、302上に存在する異物を除去する洗浄が実施される。続いて、基板301、302は、搬送ロボット931により洗浄装置940から外形アライメント装置800へ搬送され、外形アライメント装置800においてそれらの外形のアライメントとともに基板厚さの測定が実施される。その後、基板301、302は、大気搬送ロボット931により大気開放されたロードロック室910内へ搬送される。そして、ロードロック室910内に存在する気体が排出されることによりロードロック室910内の真空度が第2搬送装置920内の真空度と同じになると、基板301,302は、第2搬送装置920により、接合面処理装置600、基板接合装置100へ搬送されていく。ここで、基板302は、反転装置950に搬送され反転装置950において表裏を反転されてから基板接合装置100へ搬送される。基板301、302は、接合面処理装置600においてそれらの接合面の活性化処理および親水化処理が実行される。その後、基板301、302は、基板接合装置100において互いに接合される。第2搬送装置920は、真空搬送ロボット921を有し、真空搬送ロボット921により基板301、302を、ロードロック室910から接合面処理装置600、接合面処理装置600から反転装置950または基板接合装置100へと搬送する。基板接合装置100において互いに接合された基板301、302は、真空搬送ロボット921により再びロードロック室910へ搬送される。その後、ロードロック室910が大気開放されると、互いに接合された基板301、302は、大気搬送ロボット931によりロードロック室910から取り出しポート962へ搬送される。
外形アライメント装置800は、図2(A)に示すように、エッジ認識センサ810と、基板厚さ測定部802と、ステージ803と、を有する。ステージ803は、基板301、302が載置される載置面に直交する中心軸周りに回転可能となっている。エッジ認識センサ810は、レーザを用いて基板301、302のエッジを認識する。基板厚さ測定部802は、レーザ変位計から構成され、基板301、302に接触せずに基板301、302の厚さを測定する。外形アライメント装置800は、ステージ803を回転させることにより基板301、302を回転させながら(図2(A)の矢印AR11参照)、エッジ認識センサ810により基板301、302のエッジを認識するとともに、基板厚さ測定部802により基板301、302の厚さを測定する。
接合面処理装置600は、図2(B)に示すように、チャンバ601と、活性化処理部610と、親水化処理部620と、基板301、302が載置されるステージ603と、を有する。チャンバ601は、排気管202Bと排気弁203Bとを介して真空ポンプ201に接続されている。排気弁203Bを開状態にして真空ポンプ201を作動させると、チャンバ601内の気体が、排気管202Bを通してチャンバ601外へ排出され、チャンバ601内の気圧が低減(減圧)される。活性化処理部610は、プラズマ発生源611と、トラップ板612と、バイアス電源613と、を有する。活性化処理部610は、プラズマ発生源611でプラズマを発生させたときにトラップ板612を通過したラジカルのみをステージ603へダウンフローさせる構成となっている。なお、プラズマ発生源611がICP(Inductively Coupled Plasma)装置であれば、コイルによりイオンがトラップされるためトラップ板を設けない場合もある。また、バイアス電源613は、ステージ603上に載置された基板301、302に交番電圧を印加することで、基板301、302の接合面近傍に運動エネルギを有するイオンを引き寄せ交番電界によりイオンが繰り返し基板301、302に衝突するシース領域が発生させる。そして、バイアス電源613により基板301、302の接合面近傍に発生した運動エネルギを有するイオンにより基板301、302の接合面をイオンエッチングした後、それらの接合面をラジカル処理することによりそれらの接合面に効率良くOH基を生成することが可能となる。
親水化処理部620は、活性化処理部610によって活性化された基板301,302の接合面に水またはOH含有物質を付着させることにより、基板301,302の接合面を親水化させる。親水化処理部620は、チャンバ601内における基板301,302の接合面の周囲に水(H2O)を供給することにより親水化処理を実行する。親水化処理部620は、水蒸気発生装置621と、供給弁622と、供給管623と、を備えている。水蒸気発生装置621は、貯留された水の中にアルゴン(Ar)や窒素(N2)、ヘリウム(He)、酸素(O2)等のキャリアガスでバブリングすることにより水蒸気を生成する。水蒸気およびキャリアガスの流量は供給弁622の開度を制御することにより調整される。
基板接合装置100は、図3に示すように、チャンバ200とステージ(第1支持台)401とヘッド(第2支持台)402とステージ駆動部403とヘッド駆動部404と基板加熱部420と位置測定部500とを備える。また、基板接合装置100は、ステージ401とヘッド402との間の距離を測定する距離測定部(図示せず)と、を備える。なお、以下の説明において、適宜図3の±Z方向を上下方向、XY方向を水平方向として説明する。
チャンバ200は、排気管202Cと排気弁203Cとを介して真空ポンプ201に接続されている。排気弁203Cを開状態にして真空ポンプ201を作動させると、チャンバ200内の気体が、排気管202Cを通してチャンバ200外へ排出され、チャンバ200内の気圧が低減(減圧)される。また、排気弁203Cの開閉量を変動させて排気量を調節することにより、チャンバ200内の気圧(真空度)を調節することができる。また、チャンバ200の一部には、位置測定部500により基板301、302間における相対位置を測定するために使用される窓部503が設けられている。
ステージ401とヘッド402とは、チャンバ200内において、上下方向において互いに対向するように配置されている。ステージ401は、その上面で基板301を支持し、ヘッド402は、その下面で基板302を支持する。なお、ステージ401の上面とヘッド402の下面とは、基板301、302のステージ401、ヘッド402との接触面が鏡面でステージ401、ヘッド402から剥がれにくい場合を考慮して、粗面加工が施されていてもよい。ステージ401およびヘッド402は、図4(A)に示すように、基板301、302を保持する保持機構440と、基板301の中央部を押圧する第1押圧機構431と、基板302の中央部を押圧する第2押圧機構432と、を有する。保持機構440は、複数(図4(A)では4つ)の円環状の吸着部440a、440b、440c、440dを有する真空チャックから構成されている。基板301、302は、ステージ401、ヘッド402に設けられた吸着部440a、440b、440c、440dにより吸着された状態で、ステージ401、ヘッド402に保持される。
吸着部440a、440b、440c、440dは、各別に基板301、302を吸着している状態と、吸着しない状態と、をとりうる。例えばステージ401、ヘッド402の比較的内側に配置された吸着部440a、440bを真空吸着しない状態にして、ステージ401、ヘッド402の比較的外側に配置された吸着部440c、440dを真空吸着している状態にすることができる。また、ステージ401、ヘッド402の中心に最も近くに位置する吸着部440aの半径L1、吸着部440aと吸着部440aと外側で隣接する吸着部440bとの間の距離L2、吸着部440bと吸着部440bと外側で隣接する吸着部440cとの間の距離L3、吸着部440cと最も外側に位置する吸着部440dとの間の距離L4で、基板301、302の固定位置が決定される。
第1押圧機構431は、図4(B)に示すように、ステージ401の中央部に設けられ、第2押圧機構432は、ヘッド402の中央部に設けられている。第1押圧機構431は、ヘッド402側へ出没可能な第1押圧部431aと、第1押圧部431aを駆動する第1押圧駆動部431bと、を有する。第2押圧機構432は、ステージ401側へ出没可能な第2押圧部432aと、第2押圧部432aを駆動する第2押圧駆動部432bと、を有する。第1押圧駆動部431b、第2押圧駆動部432bとしては、例えば第1押圧部431a、第2押圧部432aの一部が嵌入されたシリンダ内の空気圧を制御することにより第1押圧部431a、第2押圧部432aを駆動する構成を採用できる。或いは、第1押圧駆動部431b、第2押圧駆動部432bとして、ボイスコイルモータを採用してもよい。第1押圧部431a、第2押圧部432aにおける基板301、302に接触する頭頂部は、ドーム状の形状を有する。また、第1押圧部431a、第2押圧部432aは、基板301、302に印加する圧力を一定に維持するよう制御する圧力制御と、基板301、302の接触位置を一定に維持するように制御する位置制御と、のいずれかがなされる。例えば、第1押圧部431aが位置制御され、第2押圧部432aが圧力制御されることにより、基板301、302が一定の位置で一定の圧力で押圧される。
基板加熱部420は、ヒータ421、422から構成される。ヒータ421、422は、例えば電熱ヒータから構成される。ヒータ421,422は、ステージ401、ヘッド402に支持されている基板301,302に熱を伝達することにより基板301、302を加熱する。また、ヒータ421,422の発熱量を調節することにより、基板301,302やそれらの接合面の温度を調節できる。
ステージ駆動部403は、ステージ401をXY方向へ移動させたり、Z軸周りに回転させたりすることができる。
ヘッド駆動部404は、ヘッド402を上方向(第2方向)または下方向(第1方向)(図3の矢印AR1参照)に昇降させる昇降駆動部(支持台駆動部)406と、ヘッド402をXY方向へ移動させるXY方向駆動部405と、ヘッド402をZ軸周りの回転方向(図3の矢印AR2参照)に回転させる回転駆動部407と、を有する。XY方向駆動部405と回転駆動部407とから、基板301の基板302に対する上下方向に直交する方向(XY方向、Z軸周りの回転方向)における相対位置を調整する位置調整部を構成する。また、ヘッド駆動部404は、ヘッド402のステージ401に対する傾きを調整するためのピエゾアクチュエータ411と、ヘッド402に加わる圧力を測定するための第2圧力センサ412と、を有する。XY方向駆動部405および回転駆動部407が、X方向、Y方向、Z軸周りの回転方向において、ヘッド402をステージ401に対して相対的に移動させることにより、ステージ401に保持された基板301とヘッド402に保持された基板302とのアライメントが可能となる。
昇降駆動部406は、ヘッド402を下方向へ移動させることにより、ステージ401とヘッド402とを互いに近づける。また、昇降駆動部406は、ヘッド402を上方向に移動させることにより、ステージ401とヘッド402とを離れさせる。昇降駆動部406がヘッド402を下方向へ移動させることにより、ステージ401に保持された基板301とヘッド402に保持された基板302とが接触する。そして、基板301、302同士が接触した状態において昇降駆動部406がヘッド402に対してステージ401に近づく方向への駆動力を作用させると、基板302が基板301に押し付けられる。また、昇降駆動部406には、昇降駆動部406がヘッド402に対してステージ401に近づく方向へ作用させる駆動力を測定する第1圧力センサ408が設けられている。第1圧力センサ408の測定値から、昇降駆動部406により基板302が基板301に押し付けられたときに基板301、302の接合面に作用する圧力が検出できる。第1圧力センサ408は、例えばロードセルから構成される。
ピエゾアクチュエータ411、第2圧力センサ412は、それぞれ図5(A)に示すように、3つずつ存在する。3つのピエゾアクチュエータ411と3つの第2圧力センサ412とは、ヘッド402とXY方向駆動部405との間に配置されている。3つのピエゾアクチュエータ411は、ヘッド402の上面における同一直線上ではない3つの位置、平面視円形のヘッド402の上面の周部においてヘッド402の周方向に沿って等間隔に並んだ3つの位置に固定されている。3つの第2圧力センサ412は、それぞれピエゾアクチュエータ411の上端部とXY方向駆動部405の下面とを接続している。3つのピエゾアクチュエータ411は、各別に上下方向に伸縮可能である。そして、3つのピエゾアクチュエータ411が伸縮することにより、ヘッド402のX軸周りおよびY軸周りの傾きとヘッド402の上下方向の位置とが微調整される。例えば図5(B)の破線で示すように、ヘッド402がステージ401に対して傾いている場合、3つのピエゾアクチュエータ411のうちの1つを伸長させて(図5(B)の矢印AR3参照)ヘッド402の姿勢を微調整することにより、ヘッド402の下面とステージ401の上面とが平行な状態にすることができる。また、3つの第2圧力センサ412は、ヘッド402の下面における3つの位置での加圧力を測定する。そして、3つの第2圧力センサ412で測定された加圧力が等しくなるように3つのピエゾアクチュエータ411それぞれを駆動することにより、ヘッド402の下面とステージ401の上面とを平行に維持しつつ基板301、302同士を接触させることができる。
距離測定部は、レーザ距離計から構成され、ステージ401およびヘッド402に接触せずにステージ401とヘッド402との間の距離を測定する。具体的には、例えばヘッド402が透明である場合、距離測定部は、ヘッド402の上方からステージ401に向かってレーザ光を照射したときのステージ401の上面での反射光とヘッド402の下面での反射光との差分からステージ401とヘッド402との間の距離を測定する。距離測定部は、図4(A)に示すように、ステージ401の上面における3箇所の部位P11、P12、P13と、ヘッド402の下面における、Z方向において部位P11、P12、P13に対向する3箇所の部位P21、P22、P23との間の距離を測定する。
図3に戻って、位置測定部(測定部)500は、上下方向に直交する方向(XY方向、Z軸周りの回転方向)における、基板301と基板302との位置ずれ量を測定する。位置測定部500は、複数(図3では2つ)の第1撮像部501、第2撮像部502と、ミラー504、505と、を有する。第1撮像部501、第2撮像部502は、それぞれ、撮像素子(図示せず)と同軸照明系とを有している。第1撮像部501、第2撮像部502の同軸照明系の光源としては、基板301、302およびステージ401、チャンバ200に設けられた窓部503を透過する光(例えば赤外光)を出射する光源が用いられる。
例えば図6(A)および(B)に示すように、基板301には、2つのマーク(以下「アライメントマーク」と称する。)MK1a、MK1bが設けられ、基板302には、2つのアライメントマークMK2a、MK2bが設けられている。基板接合装置100は、位置測定部500により両基板301、302に設けられた各アライメントマークMK1a、MK1b、MK2a、MK2bの位置を認識しながら、両基板301、302の位置合わせ動作(アライメント動作)を実行する。より詳細には、基板接合装置100は、まず、位置測定部500により基板301、302に設けられたアライメントマークMK1a、MK1b、MK2a、MK2bを認識しながら、基板301、302の大まかなアライメント動作(ラフアライメント動作)を実行して、2つの基板301、302を対向させる。その後、基板接合装置100は、2つの基板301、302が対向した状態で、位置測定部500により2つの基板301、302に設けられたアライメントマークMK1a、MK2a、MK1b、MK2bを同時に認識しながら。更に精緻なアライメント動作(ファインアライメント動作)を実行する。
ここにおいて、図3に示すように、撮像部(第1撮像部)501の同軸照明系の光源(図示せず)から出射された光は、ミラー504で反射されて上方に進行し、窓部503および基板301、302の一部あるいは全部を透過する(図3の破線矢印SC1、SC2参照)。基板301、302の一部あるいは全部を透過した光は、基板301、302のアライメントマークMK1a,MK2aで反射され、下向きに進行し、窓部503を透過してミラー504で反射されて第1撮像部501の撮像素子に入射する。また、撮像部(第2撮像部)502の同軸照明系の光源(図示せず)から出射された光は、ミラー505で反射されて上方に進行し、窓部503および基板301、302の一部あるいは全部を透過する。基板301、302の一部あるいは全部を透過した光は、基板301、302のアライメントマークMK1a,MK2aで反射され、下向きに進行し、窓部503を透過してミラー505で反射されて第2撮像部502の撮像素子に入射する。このようにして、位置測定部500は、図7(A)に示すように、2つの基板301、302のアライメントマークMK1a,MK2aを含む撮影画像GAaと、2つの基板301、302のアライメントマークMK1b,MK2bを含む撮影画像GAbと、を取得する。なお、第1撮像部501による撮影画像GAaの撮影動作と第2撮像部502による撮影画像GAbの撮影動作とは、同時に実行される。
制御部700は、図8に示すように、MPU(Micro Processing Unit)701と、主記憶部702と、補助記憶部703と、インタフェース704と、各部を接続するバス705と、を有する。主記憶部702は、揮発性メモリから構成され、MPU701の作業領域として使用される。補助記憶部703は、不揮発性メモリから構成され、MPU701が実行するプログラムを記憶する。また、補助記憶部703は、後述する基板301、302の相対的な算出した位置ずれ量Δx、Δy、Δθに対して予め設定された位置ずれ量閾値Δxth、Δyth、Δθthも記憶する。以下インタフェース704は、第1圧力センサ408、第2圧力センサ412、距離測定部801、基板厚み測定部802およびエッジ認識センサ810から入力される測定信号を測定情報に変換してバス705へ出力する。また、インタフェース704は、第1撮像部501および第2撮像部502から入力される撮影画像信号を撮影画像情報に変換してバス705へ出力する。また、MPU701は、補助記憶部703が記憶するプログラムを主記憶部702に読み込んで実行することにより、インタフェース704を介して、保持機構440、ピエゾアクチュエータ411、第1押圧駆動部431b、第2押圧駆動部432b、基板加熱部420、ステージ駆動部403、ヘッド駆動部404、活性化処理部610、親水化処理部620、真空搬送ロボット921、大気搬送ロボット931それぞれへ制御信号を出力する。
制御部700は、図7(B)に示すように、第1撮像部501から取得した撮影画像GAaに基づいて、基板301、302に設けられた1組のアライメントマークMK1a,MK2a相互間の位置ずれ量Δxa、Δyaを算出する。なお、図7(B)は、1組のアライメントマークMK1a,MK2aが互いにずれている状態を示している。同様に、制御部700は、第2撮像部502から取得した撮影画像GAbに基づいて、基板301、302に設けられた他の1組のアライメントマークMK1b,MK2b相互間の位置ずれ量Δxb、Δybを算出する。
その後、制御部700は、これら2組のアライメントマークの位置ずれ量Δxa、Δya、Δxb、Δybと2組のマークの幾何学的関係とに基づいて、X方向、Y方向およびZ軸周りの回転方向における2つの基板301、302の相対的な位置ずれ量Δx、Δy、Δθを算出する。そして、制御部700は、算出した位置ずれ量Δx、Δy、Δθが低減されるように、ヘッド402をX方向およびY方向へ移動させたり、Z軸周りに回転させたりする。これにより、2つの基板301、302の相対的な位置ずれ量Δx、Δy、Δθが低減される。このようにして、基板接合装置100は、2つの基板301、302の水平方向における位置ずれ量Δx、Δy、Δθを補正するファインアライメント動作を実行する。
次に、本実施の形態に係る基板接合装置100が実行する基板接合処理について図9乃至図15を参照しながら説明する。この基板接合処理は、制御部700により基板接合処理を実行するためのプログラムを起動されたことを契機として開始される。なお、図9においては、基板301,302が、第1搬送装置930により外形アライメント装置800内に搬送されているものとする。また、基板302は、基板301に対して振動しているものとする。
まず、外形アライメント装置800は、図9に示すように、基板厚さ測定部802により、基板301、302それぞれの厚さt1、t2を測定する(ステップS1)。このとき、基板厚さ測定部802は、基板301、302の複数箇所(例えば3箇所)における厚さを測定する。そして、制御部700が、各基板301、302について、基板厚さ測定部802が測定した複数の測定値の平均値を厚さt1、t2(図10参照)として算出する。そして、厚さの測定が完了した各基板301、302は、第2搬送装置920の真空搬送ロボット921により、外形アライメント装置800からロードロック室910へ搬送される。そして、ロードロック室910内に存在する気体が排出されることによりロードロック室910内の真空度が第2搬送装置920内の真空度と同じになると、基板301,302は、第2搬送装置920により、接合面処理装置600へ搬送される。
次に、接合面処理装置600は、活性化処理部610により基板301、302の接合面を活性化する活性化処理を実行し、親水化処理部620により基板301、302の接合面を親水化する親水化処理を実行する(親水化処理工程)(ステップS2)。ここでは、まず、活性化処理部610が、運動エネルギを有するイオンを基板301、302の接合面に衝突させることにより、基板301、302の接合面を活性化させる。そして、親水化処理部620が、水蒸気発生装置621で生成した水蒸気をキャリアガスとともに供給管623を通してチャンバ200内に導入する。これにより、基板301、302の接合面に水酸基(OH基)で終端化された層が形成される。
続いて、基板接合装置100は、距離測定部801により、ステージ401およびヘッド402に基板301、302が保持されていない状態で、ステージ401の上面とヘッド402の下面との間の距離を測定する(ステップS3)。このとき、距離測定部801は、図5(A)に示すようにステージ401の上面における3箇所の部位P11、P12、P13とヘッド402の下面における対応する3箇所の部位P21、P22、P23との間の距離それぞれを測定する。そして、制御部700が、距離測定部801が測定した3つの測定値の平均値を距離G1(図10参照)として算出する。
その後、活性化処理および親水化処理の完了した基板301、302が、第2搬送装置920の真空搬送ロボット921により、接合面処理装置600から基板接合装置100へ搬送されると、基板接合装置100は、基板301、302を保持する(ステップS4)。このとき、基板301、302は、例えば図11(A)の矢印で示すように、ステージ401、ヘッド402に設けられた吸着部440a、440b、440c、440d全てにより吸着された状態で、ステージ401、ヘッド402に保持される。ここにおいて、基板接合装置100は、基板301、302に対して前述のラフアライメント動作を実行する。
次に、基板接合装置100は、ステージ401とヘッド402との間の距離G1と基板301、302の厚さt1、t2とから、基板301、302間の距離を算出する(ステップS5)。ここにおいて、制御部700が、基板301,302の厚さt1、t2と、ステージ401とヘッド402との間の距離G1と、から基板301、302間の距離G2(図10参照)を算出する。
図9に戻って、続いて、基板接合装置100は、ヘッド402を下方向へ移動させて基板301、302同士を近づける(ステップS6)。基板接合装置100は、図11(B)に示すように、基板301、302間の距離が距離G2よりも短い距離G11となるまでヘッド402を下方向へ移動量させる。この距離G11は、後述のように基板301、302を撓ませることにより基板301、302同士が接触しうる距離に設定されている。距離G11は、例えば30μm程度に設定される。また、基板接合装置100は、算出した基板301、302間の距離G2から基板301、302間の距離を距離G11にするためのヘッド402の移動量を算出し、算出した移動量だけヘッド402を動かす。
次に、基板接合装置100は、基板301の基板302に対する位置ずれ量を複数回繰り返し測定し、位置ずれ量を複数回繰り返し測定して得られる複数の位置ずれ量の代表値(第1代表値)を算出する(第1代表値算出工程)位置ずれ量算出処理を実行する(ステップS7)。ここで、基板接合装置100が実行する位置ずれ量算出処理について図12を参照しながら説明する。
まず、基板接合装置100は、図12に示すように、位置測定部500により、基板301、302の相対的な位置ずれ量を測定する(ステップS101)。ここにおいて、制御部700は、まず、位置測定部500の第1撮像部501および第2撮像部502から、非接触状態における2つの基板301、302(図11(A)参照)の撮影画像GAa,GAb(図6(A)参照)を取得する。そして、制御部700は、2つの撮影画像GAa,GAbに基づいて、2つの基板301、302のX方向、Y方向およびZ軸周りの回転方向の位置ずれ量Δx、Δy、Δθそれぞれを算出する。具体的には、制御部700は、例えばZ方向に離間したアライメントマークMK1a,MK2aを同時に読み取った撮影画像GAaに基づき、ベクトル相関法を用いて位置ずれ量Δxa、Δya(図7(B)参照)を算出する。同様に、Z方向に離間したアライメントマークMK1b,MK2bを同時に読み取った撮影画像GAbに基づき、ベクトル相関法を用いて位置ずれ量Δxb、Δyb(図7(B)参照)を算出する。そして、制御部700は、位置ずれ量Δxa、Δya、Δxb、Δybに基づいて、2つの基板301、302の水平方向における位置ずれ量Δx、Δy、Δθを算出する。
図12に戻って、次に、基板接合装置100は、予め設定された回数だけ基板301、302の相対的な位置ずれ量の測定を繰り返したか否かを判定する(ステップS102)。位置ずれ量の測定の繰り返し回数は、ヘッド402の振動振幅の大きさや振動周期、測定に要する時間等に応じて適宜設定され、例えば5回程度に設定される。基板接合装置100は、基板301、302の相対的な位置ずれ量の測定の繰り返し回数が予め設定された繰り返し回数に達していないと判定すると(ステップS102:No)、再びステップS101の処理を実行する。
一方、基板接合装置100により基板301、302の相対的な位置ずれ量の測定の繰り返し回数が予め設定された繰り返し回数に達したと判定されたとする(ステップS102:Yes)。この場合、基板接合装置100は、測定により得られた複数の位置ずれ量の測定値の代表値(第1代表値)を、基板301、302の相対的な位置ずれ量Δx、Δy、Δθとして算出する(ステップS103)。ここで、基板接合装置100は、複数の位置ずれ量の測定値の平均値または中間値を算出する。
図9に戻って、続いて、基板接合装置100は、位置ずれ量算出処理を実行することにより算出した位置ずれ量Δx、Δy、Δθを補正するように基板302を基板301に対して相対的に移動させることにより、位置合わせを実行する(ステップS8)。ここにおいて、基板接合装置100は、ステージ401を固定した状態で、位置ずれ量Δx、Δy、Δθが解消するように、ヘッド402をX方向、Y方向およびZ軸周りの回転方向へ移動させる。
その後、基板接合装置100は、基板301、302が互いに離間した状態で、基板301、302を撓ませる(ステップS9)。基板接合装置100は、例えば図13(A)に示すように、基板301の接合面の周部301sに対して中央部301cが基板302側に突出する形で、基板301を撓ませる。このとき、基板接合装置100は、ステージ401の周縁側の2つの吸着部440c、440dにより基板301を吸着させつつ、ステージ401の中央部側の2つの吸着部440a、440bによる基板301の吸着を停止させる(図13(A)の矢印参照)。このとき、基板接合装置100は、基板301、302の周部における基板301、302の中央部からの距離が異なる2つの吸着位置(保持位置)で、基板301、302をステージ401、ヘッド402に保持させている。そして、基板接合装置100は、基板301の周部301sをステージ401に吸着(保持)させた状態で、第1押圧部431aにより基板301の中央部を基板302側に押圧する。これにより、基板301は、その接合面の中央部301cが基板302側に突出するように撓む。また、基板接合装置100は、例えば図13(A)に示すように、基板302の接合面の周部302sに対して中央部302cが基板301側に突出する形で、基板302を撓ませる。このとき、基板接合装置100は、ヘッド402の周縁側の2つの吸着部440c、440dにより基板302を吸着させつつ、ヘッド402の中央部側の2つの吸着部440a、440bによる基板302の吸着を停止させる(図13(A)の矢印参照)。そして、基板接合装置100は、基板302の周部302sをヘッド402に吸着(保持)させた状態で、第2押圧部432aにより基板302の中央部を基板301側に押圧する。これにより、基板302は、その接合面の中央部302cが基板301側に突出するように撓む。
続いて、基板接合装置100は、昇降駆動部406によりヘッド402を下方向へ移動させることにより、基板301の基板302との接合面を基板302の基板301との接合面に接触させる(接触工程)(ステップS10)。ここにおいて、基板接合装置100は、図13(A)に示すように、2つの基板301、302の接合面の中央部同士を接触させる。このとき、基板301と基板302とは、それらの中央部同士が仮接合した状態となっている。ここで、「仮接合状態」とは、基板302を基板301から離脱させることができる状態で、基板301、302同士が接合している状態を意味する。
その後、基板接合装置100は、基板301の接合面が基板302の接合面に接触した状態で、 基板302の基板301に対する位置ずれ量を測定する(測定工程)(ステップS11)。このとき、基板接合装置100は、基板301と基板302との仮接合が進むことにより基板302の基板301に対する移動が規制された状態で、基板301、302の位置ずれ量を測定する。
次に、基板接合装置100は、算出した位置ずれ量Δx、Δy、Δθの全てが予め設定された位置ずれ量閾値Δxth、Δyth、Δθth以下であるか否かを判定する(ステップS12)。
基板接合装置100により、算出した位置ずれ量Δx、Δy、Δθのいずれかが、予め設定された位置ずれ量閾値Δxth、Δyth、Δθthよりも大きいと判定されたとする(ステップS12:No)。この場合、基板接合装置100は、基板302の接合面を基板301の接合面から離脱させる(離脱工程)(ステップS13)。このとき、基板接合装置100は、ヘッド402を上昇させて基板301、302間の隙間を広げつつ、第1押圧部431aをステージ401に埋没させる方向(図13(B)の矢印AR51参照)へ移動させるとともに、第2押圧部432aをヘッド402に埋没させる方向(図13(B)の矢印AR52参照)へ移動させる。ここにおいて、基板接合装置100は、基板302を基板301から剥がす際の基板302の引っ張り圧力が一定となるようにヘッド402の上昇を制御する。また、基板接合装置100は、ステージ401の中央部側の吸着部440a、440bと、ヘッド402の中央部側の吸着部440a、440bと、による基板301、302の吸着を再開させる。ここで、基板接合装置100が基板301、302の吸着を再開するタイミングは、基板301、302間の隙間を広げつつ第1押圧部431aをステージ401に埋没させ第2押圧部432aをヘッド402に埋没させるタイミングの前後のタイミングであってもよいし、同時であってもよい。これにより、図14(A)に示すように、基板302が基板301から離脱し、基板301と基板302との接触状態が解除される。
続いて、基板接合装置100は、予め設定された回数だけステップS9からステップS13までの一連の処理を繰り返したか否かを判定する(ステップS14)。即ち、基板接合装置100は、基板301、302同士の接触、基板301、302の位置ずれ量の算出および基板302の基板301からの離脱を、予め設定された回数だけ繰り返したか否かを判定する。基板接合装置100は、ステップS9からステップS13までの一連の処理の繰り返し回数が予め設定された回数に達していないと判定すると(ステップS14:No)、再びステップS9の処理を実行する。
一方、基板接合装置100によりステップS9からステップS13までの一連の処理の繰り返し回数が予め設定された回数に達したと判定されたとする(ステップS14:Yes)。この場合、基板接合装置100は、ステップS9からステップS13の一連の処理を繰り返し実行することにより得られた複数の位置ずれ量の代表値(第2代表値)Δxc、Δyc、Δθcを算出する(第2代表値算出工程)(ステップS15)。ここで、基板接合装置100は、複数の位置ずれ量の測定値の平均値または中間値を算出する。
その後、基板接合装置100は、算出した位置ずれ量の代表値Δxc、Δyc、Δθcの全てを位置ずれ量閾値Δxth、Δyth、Δθth以下にするための基板301、302の補正移動量を算出する(ステップS16)。ここにおいて、制御部700は、基板302を基板301に接触させた状態での基板301と基板302との位置ずれ量の代表値Δxc、Δyc、Δθcと、基板302が基板301に接触していない状態での基板301と基板302との位置ずれ量との差分に相当する移動量だけ移動させるような補正移動量を算出する。このように、基板301、302同士が接触した状態での位置ずれ量と基板301、302が接触していない状態での位置ずれ量との差分に相当する移動量だけオフセットしてアライメントすることにより、再度基板301、302同士が接触したときに同様の基板301、302の接触による位置ずれが発生すれば基板301、302の位置ずれが無くなることになる。
次に、基板接合装置100は、2つの基板301、302の非接触状態、即ち2つの基板301、302が水平方向において自由に移動可能な状態において、2つの基板301、302の相対的な位置ずれ量Δx、Δy、Δθを補正するように、位置合わせを実行する(ステップS17)。ここにおいて、基板接合装置100は、ステージ401が固定された状態で、ヘッド402をステップS16で算出された補正移動量だけX方向、Y方向およびZ軸周りの回転方向に移動させる。このようにして、基板接合装置100は、基板301の接合面と基板302の接合面とが離間した状態で、位置ずれ量の代表値Δxc、Δyc、Δθcが小さくなるように基板301の基板302に対する相対位置を調整する(位置調整工程)。そして、基板接合装置100は、再びステップS9の処理を実行する。
一方、基板接合装置100により、算出した位置ずれ量Δx、Δy、Δθの全てが、予め設定された位置ずれ量閾値Δxth、Δyth、Δθth以下であると判定されたとする(ステップS12:Yes)。この場合、基板接合装置100は、2つの基板301、302を加圧および加熱することにより、基板301の基板302との接合面を基板302の基板301との接合面に接合させる接合処理(接合工程)を実行する(ステップS19)。ここにおいて、基板接合装置100は、図14(B)に示すように、基板301、302を吸着している吸着部440dを停止させることにより、基板301、302の接合面全体が接触した状態にする。その後、基板接合装置100は、基板301、302の接合面全体が互いに接触した状態で、基板301、302に圧力を加えるとともに、ヒータ421、422により基板301、302を加熱する。
次に、本実施の形態に係る基板接合装置100の動作について具体例を挙げて説明する。ここにおいて、図15(A)に示すように、ヘッド402がステージ401に対して振動しているとする。なお、図15(A)は、ヘッド402がステージ401に対して位置Pos1と位置Pos2との間で振動(矢印AR7参照)している様子を示している。ヘッド402がステージ401に対して振動している場合、図15(B)に示すように、基板301、302の相対的な位置ずれ量Wは経時変化する。
基板接合装置100が例えば時刻t0から時刻t1までの間に、ステップS9からステップS14までの一連の処理を5回繰り返したところ、基板301、302の位置ずれ量Wが位置ずれ量閾値Wth以下にならなかったとする。この場合、基板接合装置100は、ステップS9からステップS14までの一連の処理を5回繰り返して得られた位置ずれ量の代表値W1を算出する。そして、基板接合装置100は、算出した位置ずれ量の代表値W1に応じた補正移動量だけヘッド402をステージ401に対して移動させる。その後、基板接合装置100は、時刻t1から時刻t2までの間に、再びステップS9からステップS14までの一連の処理を5回繰り返したところ、基板301、302の位置ずれ量Wが位置ずれ量閾値Wth以下にならなかったとする。この場合、基板接合装置100は、ステップS9からステップS14までの一連の処理を5回繰り返して得られた位置ずれ量の代表値W2を算出する。そして、基板接合装置100は、算出した位置ずれ量の代表値W2に応じた補正移動量だけヘッド402をステージ401に対して移動させる。その後、基板接合装置100は、時刻t2以降にステップS9からステップS12までの一連の処理を実行したときに、位置ずれ量Wが位置ずれ量閾値Wth未満に収まっていると(図15(B)の黒丸参照)、接合処理を実行する。
以上説明したように、ヘッド402がステージ401に対して振動しており基板302が基板301に対して振動している場合、基板301の基板302に対する位置ずれ量の測定値はその測定のタイミングにより変動しうる。従って、例えば基板301の基板302に対する位置ずれ量の測定を1回だけ実行し、それにより得られる位置ずれ量に基づいて基板302の基板301に対する相対位置を調整する構成の場合、位置ずれ量の測定タイミングによる位置ずれ量の誤差の影響が生じ易い。これに対して、本実施の形態に係る基板接合装置100は、位置測定部により、第1基板と第2基板とが接触した状態での第1基板の第2基板に対する位置ずれ量の測定を複数回繰り返し実行する。そして、基板接合装置100は、位置測定部500により、基板301の基板302に対する位置ずれ量の測定が複数回繰り返し実行することにより得られる複数の位置ずれ量の代表値が小さくなるように、基板302の基板301に対する相対位置を調整する。これにより、基板302が基板301に対して振動している場合でも位置ずれ量の測定タイミングによる位置ずれ量の誤差の影響が低減されるので、その分、基板301、302同士を高い位置精度で接合することができる。
また、ヘッド402がステージ401に対して振動しており基板302が基板301に対して振動している場合、例えば図14(B)に示すように、基板301、302同士を接触させた状態における基板301の基板302に対する位置ずれ量は基板301、302同士を接触させるタイミングにより変動しうる。従って、例えば基板301、302同士を接触させて位置ずれ量を測定し、その都度、その位置ずれ量に基づいて基板302の基板301に対する相対位置を調整する構成の場合、基板302の基板301に対する補正移動量が、基板301、302同士を接触させるタイミングによる位置ずれ量の誤差の影響を受ける。そうすると、基板301、302の位置ずれ量が予め設定された位置ずれ量閾値以下になるまでに、基板302の基板301に対する相対位置の調整の繰り返し回数が増加し、基板301、302同士の接合に要する時間が長くなってしまう虞がある。
これに対して、本実施の形態に係る基板接合装置100は、基板301の接合面を基板302の接合面との接触、基板301の基板302に対する位置ずれ量の測定および基板302の基板301からの離脱を複数回繰り返し実行することにより得られる複数の位置ずれ量の代表値を算出する。そして、基板接合装置100は、算出した代表値が小さくなるように基板302の基板301に対する相対位置を調整する。その後、基板接合装置100は、前述の複数の位置ずれ量の代表値が予め設定された位置ずれ量閾値以下になるまで、基板301の接合面を基板302の接合面との接触、基板301の基板302に対する位置ずれ量の測定、基板302の基板301からの離脱、複数の位置ずれ量の代表値の算出および基板302の基板301に対する相対位置の調整を繰り返す。これにより、基板302が基板301に対して振動している場合でも基板301、302同士を接触させるタイミングによる位置ずれ量の誤差の影響が低減される。従って、基板301、302の位置ずれ量が予め設定された位置ずれ量閾値以下になるまでに、基板302の基板301に対する相対位置の調整の繰り返し回数が低減されるので、基板301、302同士の接合に要する時間を短縮できるという利点がある。
更に、本実施の形態に係る基板接合装置100は、基板301と基板302との接合が進み基板301と基板302との間で生じる摩擦力により基板302の基板301に対する移動が規制されるように基板302を基板301に押し付けた状態で、基板301、302の位置ずれ量を測定する。これにより、基板302が基板301に対して振動している場合において、基板302の基板301に対する位置ずれ量の測定値への振動の影響が低減されるので、基板301、302同士を高い位置精度で接合することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態に係る基板接合システム並びに基板接合装置の構成は、図1乃至図5および図8に示す実施の形態1で説明した基板接合装置100の構成と同様である。但し、基板接合装置の動作は、実施の形態1で説明した基板接合装置100の動作と相違する。なお、以下の説明では、本実施の形態に係る基板接合装置の各構成について、図1乃至図5および図8に示す符号と同じ符号を用いて説明する。
本実施の形態に係る基板接合装置100が実行する基板接合処理について図16を参照しながら説明する。この基板接合処理は、実施の形態1と同様に、制御部により基板接合処理を実行するためのプログラムを起動されたことを契機として開始される。なお、図16においては、前述のラフアライメント動作は既に実行されているものとする。ラフアライメント動作後において、2つの基板301、302は、非接触状態で対向配置されている。
まず、基板接合装置100は、図16に示すように、ステップS201からステップS211までの一連の処理を実行する。なお、ステップS201からステップS211までの各処理の内容は、実施の形態1で説明したステップS1からステップS11までの各処理の内容と同様である。
基板接合装置100は、ステップS211の処理を実行した後、算出した位置ずれ量Δx、Δy、Δθの全てが予め設定された位置ずれ量閾値Δxth、Δyth、Δθth以下であるか否かを判定する(ステップS212)。ここにおいて、制御部700が、まず、補助記憶部703が記憶する位置ずれ量閾値Δxth、Δyth、Δθthと、算出した位置ずれ量Δx、Δy、Δθと、を比較する。そして、制御部700は、比較結果に基づいて、算出した位置ずれ量Δx、Δy、Δθの全てが、それぞれ対応する位置ずれ量閾値Δxth、Δyth、Δθth以下であるか否かを判定する。
基板接合装置100により、算出した位置ずれ量Δx、Δy、Δθのいずれかが、予め設定された位置ずれ量閾値Δxth、Δyth、Δθthよりも大きいと判定されたとする(ステップS212:No)。この場合、基板接合装置100は、基板302を基板301から離脱させる(ステップS213)。なお、ステップS213の処理の内容は、実施の形態1で説明したステップS13の処理の内容と同様である。これにより、基板302が基板301から離脱し、基板301と基板302との接触状態が解除される。
次に、基板接合装置100は、算出した位置ずれ量Δx、Δy、Δθの全てを位置ずれ量閾値Δxth、Δyth、Δθth以下にするための基板301、302の補正移動量を算出する(ステップS214)。ここにおいて、制御部700は、基板302を基板301に接触させた状態での基板301と基板302との位置ずれ量Δx、Δy、Δθと、基板302が基板301に接触していない状態での基板301と基板302との位置ずれ量との差分に相当する移動量だけ移動させるような補正移動量を算出する。
その後、基板接合装置100は、2つの基板301、302の非接触状態、即ち2つの基板301、302が水平方向において自由に移動可能な状態において、2つの基板301、302の相対的な位置ずれ量(第1代表値)Δx、Δy、Δθを補正するように、位置合わせを実行する(ステップS215)。ここにおいて、基板接合装置100は、位置ずれ量Δx、Δy、Δθが小さくなるように基板302の基板301に対する相対位置を調整する(位置調整工程)。そして、基板接合装置100は、再びステップS209の処理を実行する。
一方、基板接合装置100により、算出した位置ずれ量Δx、Δy、Δθの全てが、予め設定された位置ずれ量閾値Δxth、Δyth、Δθth以下であると判定されたとする(ステップS212:Yes)。この場合、基板接合装置100は、基板301の基板302との接合面を基板302の基板301との接合面に接触させてから(接触工程)、2つの基板301、302を加圧および加熱することにより基板301、302同士を接合する接合処理を実行する(ステップS216)。なお、ステップS216の処理の内容は、実施の形態1で説明したステップS19の処理の内容と同様である。
本実施の形態に係る基板接合装置100によれば、実施の形態1で説明したような、基板301、302同士の接触、基板301、302の位置ずれ量の算出および基板302の基板301からの離脱を、予め設定された回数だけ繰り返す動作を実行しない。これにより、実施の形態1に係る基板接合装置100に比べて、基板301、302同士の接合に要する時間が短縮される。
(実施の形態3)
本実施の形態に係る基板接合装置は、図17(A)および(B)に示すように、ステージ2401、ヘッド2402に第1押圧機構431、第2押圧機構432が設けられていない点が実施の形態1に係る基板接合装置100と相違する。なお、本実施の形態に係る基板接合システム並びに基板接合装置の他の構成は、実施の形態1で説明した、図1乃至図5および図8に示す基板接合装置100の構成と同様である。なお、以下の説明では、本実施の形態に係る基板接合装置と同様の構成については、図1乃至図5および図8に示す符号と同じ符号を用いて説明する。
本実施の形態に係る基板接合装置100が実行する基板接合処理について図17および図18を参照しながら説明する。この基板接合処理は、実施の形態1と同様に、制御部により基板接合処理を実行するためのプログラムを起動されたことを契機として開始される。なお、図18においては、前述のラフアライメント動作は既に実行されているものとする。ラフアライメント動作後において、2つの基板301、302は、非接触状態で対向配置されている。
まず、基板接合装置は、図18に示すように、ステップS301からステップS305までの一連の処理を実行する。なお、ステップS301からステップS305までの各処理の内容は、実施の形態1で説明したステップS1からステップS5までの各処理の内容と同様である。
次に、基板接合装置は、ヘッド2402を下方向へ移動させて基板301、302同士を近づける(ステップS306)。基板接合装置100は、図17(A)に示すように、基板301、302間の距離が距離G2よりも短い距離G12となるまでヘッド2402を下方向へ移動量させる。この距離G12は、例えば10μm程度に設定される。また、基板接合装置100は、算出した基板301、302間の距離G2から基板301、302間の距離を距離G12するためのヘッド2402の移動量を算出し、算出した移動量だけヘッド2402を動かす。続いて、基板接合装置は、ステップS307およびステップS308の処理を実行する。ステップS307、S308の処理の内容は、実施の形態1で説明したステップS7、S8の処理の内容と同様である。
その後、基板接合装置は、ヘッド2402をステージ2401に近づけることにより、図17(B)に示すように基板301、302同士を接触させる(ステップS309)。
次に、基板接合装置100は、基板301の接合面が基板302の接合面に接触した状態で、 基板302の基板301に対する位置ずれ量を測定する(測定工程)(ステップS310)。そして、基板接合装置は、算出した位置ずれ量Δx、Δy、Δθの全てが予め設定された位置ずれ量閾値Δxth、Δyth、Δθth以下であるか否かを判定する(ステップS311)。
ここで、基板接合装置100により、算出した位置ずれ量Δx、Δy、Δθのいずれかが、予め設定された位置ずれ量閾値Δxth、Δyth、Δθthよりも大きいと判定されたとする(ステップS311:No)。この場合、基板接合装置100は、ヘッド2402をステージ2401から遠ざけることにより、基板302を基板301から離脱させる(ステップS312)。これにより、基板301と基板302との接触状態が解除される。その後、ステップS313乃至S316の処理が実行される。なお、ステップS313乃至S316の処理の内容は、実施の形態1で説明したステップS14乃至S17の処理の内容と同様である。
一方、基板接合装置により、算出した位置ずれ量Δx、Δy、Δθの全てが、予め設定された位置ずれ量閾値Δxth、Δyth、Δθth以下であると判定されたとする(ステップS311:Yes)。この場合、基板接合装置は、2つの基板301、302を加圧および加熱することにより基板301、302同士を接合する接合処理を実行する(ステップS317)。ここにおいて、基板接合装置100は、図17(B)に示すように基板301、302の接合面全体同士が接触した状態で、吸着部440a、440b、440c、440dの全てを停止させる。その後、基板接合装置100は、基板301、302に圧力を加えるとともに、ヒータ421、422により基板301、302を加熱する。
本実施の形態に係る基板接合装置100は、ステージ2401に第1押圧機構431が設けられておらず、ヘッド2402にも第2押圧機構432が設けられていない。これにより、ステージ2401およびヘッド2402の構造が簡素化されるという利点がある。
(変形例)
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明は前述の各実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、基板接合装置は、基板301と基板302との間で生じる摩擦力により基板302の基板301に対する移動が規制されるように、基板302を基板301に押し付けた状態で、基板301、302の位置ずれ量を測定する構成であってもよい。この場合、昇降駆動部406は、ヘッド402を下方向に移動させることにより基板302を基板301に押し付ける。そして、位置測定部500は、基板302が基板301に押し付けられた状態で、基板301、302の位置ずれ量を測定する。
本構成によれば、基板301、302同士の仮接合がある程度進んでも基板302の基板301に対する移動が規制されない場合でも、基板301と基板302との間で生じる摩擦力により基板302の基板301に対する移動が規制される。これにより、基板301、302の接合の位置精度が向上する。
実施の形態1および実施の形態3では、基板接合装置が、基板接合処理において位置ずれ量算出処理を実行する例について説明した。但し、基板接合装置100は、必ずしも基板接合処理において位置ずれ量算出処理を実行する構成に限定されるものではない。例えば、基板接合装置が、図9または図16に示す位置ずれ量算出処理を実行する代わりに、位置ずれ量の測定を1回だけ実行する構成であってもよい。
各実施の形態において、補正移動量が、基板302の基板301に対する位置ずれ量を引数とする関数により決定されてもよい。なお、この関数の引数として、基板302の基板301に対する位置ずれ量以外のパラメータを含んでもよい。このようなパラメータとしては、例えばステージ401やヘッド402の移動機構に固有の誤差や位置測定部500の誤差等を示すパラメータが挙げられる。
各実施の形態では、保持機構440が真空チャックから構成される場合について説明したが、これに限らず、例えば保持機構が機械式チャックや静電チャックから構成されていてもよい。或いは、保持機構が、真空チャック、機械式チャックおよび静電チャックのうちの少なくとも2種類のチャックを組み合わせた構成であってもよい。また、各実施の形態では、保持機構440が、円環状の吸着部440a、440b、440c、440dから構成される例について説明したが、吸着部の構造はこれに限定されるものではなく、例えばステージ401の上面、ヘッド402の下面の複数箇所に開口する孔を介して基板301、302を吸着する構造であってもよい。
各実施の形態では、距離測定部801が、ステージ401の上面の3箇所の部位とヘッド402の下面の3箇所の部位との間の距離を測定する例について説明した。但し、距離測定部801により測定する箇所の数は3箇所に限定されるものではなく、例えば2箇所以下であってもよいし4箇所以上であってもよい。また、各実施の形態では、ステージ401の上面とヘッド402の下面との間の距離と基板301、302の厚さとを測定してから基板301、302間の距離を算出する構成について説明した。但し、これに限らず、例えば基板接合装置が、基板301がステージ401に保持され、基板302がヘッド402に保持された状態で、基板301、302間の距離を直接測定する構成であってもよい。
各実施の形態では、位置測定部500が第1撮像部501、第2撮像部502を有する例について説明したが、位置測定部500の構成はこれに限定されるものではなく、例えば位置測定部が、撮像部を1つだけ有し、この撮像部をX方向またはY方向へ移動させることにより撮影画像GAa,GAbを逐次的に撮影する構成であってもよい。
また、実施の形態では、基板接合装置100において基板301、302の加圧および加熱が実行される例について説明したが、この構成に限定されない。基板接合装置100とは異なる装置において、基板301、302の加圧処理および/または加熱処理が実行される構成であってもよい。例えば基板接合装置100が、基板301、302の仮接合までを実行し、その後、他の加熱装置(図示せず)において加熱処理が実行される構成であってもよい。この場合、加熱処理は、180℃で2時間程度の条件に設定される。これにより、生産効率向上を図ることができる。
更に、実施の形態では、基板301、302同士の接合方法として親水化接合を採用する例について説明したが、採用される接合方法はこれに限定されず他の接合方法が採用されてもよい。例えば表面活性化直接接合方法を採用してもよい。或いは、金属やハンダ系材料を介した基板同士の接合方法を採用してもよい。
また、実施の形態では、基板301、302同士を真空中で接合する構成について説明したが、これに限らず、基板301、302同士を大気圧下で接合する構成であってもよいし、或いは、任意の気体が充填された雰囲気下で接合する構成であってもよい。
更に、実施の形態では、ステージ401に対してヘッド402が移動する構成について説明したが、これに限らず、例えばヘッド402に対してステージ401が移動する構成であってもよい。
また、実施の形態では、ピエゾアクチュエータ411と第2圧力センサ412とが水平面内において同じ位置にある構成について説明したが、これに限らず、水平面内においてピエゾアクチュエータ411の位置と第2圧力センサ412の位置とが異なっていてもよい。
更に、実施の形態では、第1撮像部501、第2撮像部502から出射され、基板301、302のアライメントマークMK1a,MK2aで反射された赤外光を第1撮像部501、第2撮像部502で検出することにより、基板301、302の位置ずれを測定する構成について説明した。但し、これに限らず、例えば基板301、302の厚さ方向における一方から基板301、302のアライメントマークMK1a,MK2aに向けて照射した赤外光を、基板301、302の厚さ方向における他方で検出する構成であってもよい。或いは、可視光を用いて基板301、302のアライメントマークMK1a,MK2aを直接読み取ることにより、基板301、302の位置ずれ量を測定する構成であってもよい。
また、実施の形態では、洗浄装置940において基板301、302の洗浄が実施された後、接合面処理装置600において基板301、302の接合面の活性化処理および親水化処理が実行され、その後、接合装置100において基板301、302の接合が実行される例について説明した。但し、基板301、302の洗浄、活性化処理および親水化処理、接合の順序はこれに限定されない。例えば、基板301、302の接合面の活性化処理および親水化処理が実行された後、基板301、302の洗浄が実施され、その後、基板301、302の接合が実行されてもよい。
更に、実施の形態では、接合面処理装置600において基板301、302の親水化処理が実行される例について説明したが、親水化処理が実行される場所は接合面処理装置600に限定されるものではない。例えば、ロードロック室910において基板201、302の親水化処理が実行される構成であってもよい。
100:基板接合装置、200,601:チャンバ、201:真空ポンプ、202B,202C:排気管、203B,203C:排気弁、301,302:基板、401,603,2401:ステージ、402,2402:ヘッド、403:ステージ駆動部、404:ヘッド駆動部、405:XY方向駆動部、406:昇降駆動部、407:回転駆動部、408:第1圧力センサ、411:ピエゾアクチュエータ、412:第2圧力センサ、420:基板加熱部、421,422:ヒータ、431:第1押圧機構、431a:第1押圧部、431b:第1押圧駆動部、432:第2押圧機構、432a:第2押圧部、432b:第2押圧駆動部、440:保持機構、440a,440b,440c,440d:吸着部、500:位置測定部、501:第1撮像部、502:第2撮像部、503:窓部、504,505:ミラー、600:接合面処理装置、610:活性化処理部、611:プラズマ発生源、612:トラップ板、613:バイアス電源、620:親水化処理部、621:水蒸気発生装置、622:供給弁、623:供給管、700:制御部、701:MPU、702:主記憶部、703:補助記憶部、704:インタフェース、705:バス、800:外形アライメント装置、801:距離測定部、802:基板厚さ測定部、810:エッジ認識センサ、910:ロードロック室、920:第2搬送装置、921:真空搬送ロボット、930:第1搬送装置、931:大気搬送ロボット、940:洗浄装置、950:反転装置、961:導入ポート、962:取り出しポート、GAa,GAb:撮影画像、MK1a,MK1b,MK2a,MK2b:アライメントマーク

Claims (13)

  1. 第1基板と第2基板とを接合する基板接合方法であって、
    前記第1基板の前記第2基板に対する位置ずれ量を複数回繰り返し測定する測定工程と、
    前記位置ずれ量を複数回繰り返し測定して得られる複数の位置ずれ量の第1代表値を算出する第1代表値算出工程と、
    前記第1代表値が小さくなるように前記第1基板の前記第2基板に対する相対位置を調整する位置調整工程と、
    前記第1代表値が予め設定された位置ずれ量閾値以下の場合、前記第1基板の前記第2基板との接合面を前記第2基板の前記第1基板との接合面に接触させる接触工程と、を含む、
    基板接合方法。
  2. 前記第2基板は、前記第1基板に対して振動している、
    請求項1に記載の基板接合方法。
  3. 第1基板と前記第1基板に対して振動している第2基板とを接合する基板接合方法であって、
    前記第1基板の前記第2基板との接合面を前記第2基板の前記第1基板との接合面に接触させる接触工程と、
    前記第1基板の接合面が前記第2基板の接合面に接触した状態で、前記第1基板の前記第2基板に対する位置ずれ量を測定する測定工程と、
    前記第1基板の前記第2基板との接合面を前記第2基板の前記第1基板との接合面に接合させる接合工程と、
    前記第1基板の接合面を前記第2基板の接合面から離脱させる離脱工程と、を含み、
    前記位置ずれ量が予め設定された位置ずれ量閾値以下の場合、前記接合工程を行い、前記位置ずれ量が予め設定された位置ずれ量閾値よりも大きい場合、前記離脱工程の後、再度、前記接触工程および前記測定工程を行う、
    基板接合方法。
  4. 前記接触工程、前記測定工程および前記離脱工程を複数回繰り返し実行することにより得られる複数の位置ずれ量の第2代表値を算出する第2代表値算出工程と、
    前記第1基板の接合面と前記第2基板の接合面とが離間した状態で、前記第2代表値が小さくなるように前記第1基板の前記第2基板に対する相対位置を調整する位置調整工程と、を更に含む、
    請求項3に記載の基板接合方法。
  5. 前記測定工程において、前記第1基板と前記第2基板との仮接合が進むことにより前記第2基板の前記第1基板に対する移動が規制された状態で、前記位置ずれ量を測定する、
    請求項3または4に記載の基板接合方法。
  6. 前記測定工程において、前記第1基板と前記第2基板との間で生じる摩擦力により前記第2基板の前記第1基板に対する移動が規制されるように、前記第2基板を前記第1基板に押し付けた状態で、前記位置ずれ量を測定する、
    請求項3または4に記載の基板接合方法。
  7. 前記接合工程において、前記第1基板と前記第2基板との加圧および加熱の少なくとも一方を行うことにより本接合する、
    請求項3から6のいずれか1項に記載の基板接合方法。
  8. 前記第2代表値は、中間値または平均値である、
    請求項4に記載の基板接合方法。
  9. 前記接触工程の前に、前記第1基板の接合面と前記第2基板の接合面とに水またはOH含有物質を付着させる親水化処理を行う親水化処理工程を更に含む、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の基板接合方法。
  10. 第1基板と第2基板とを接合する基板接合装置であって、
    前記第1基板を支持する第1支持台と、
    前記第1支持台に対向して配置され、前記第1支持台に対向する側で前記第2基板を支持する第2支持台と、
    前記第1支持台と前記第2支持台との少なくとも一方を、前記第1支持台と前記第2支持台とが互いに近づく第1方向または前記第1支持台と前記第2支持台とが離れる第2方向に移動させる支持台駆動部と、
    前記第1方向および前記第2方向に直交する方向における、前記第1基板と前記第2基板との位置ずれ量を測定する測定部と、
    前記測定部が前記位置ずれ量を複数回繰り返し測定して得られる複数の位置ずれ量の第1代表値が小さくなるように前記第1基板の前記第2基板に対する前記第1方向および前記第2方向に直交する方向における相対位置を調整する位置調整部と、
    前記支持台駆動部、前記測定部および前記位置調整部それぞれの動作を制御するとともに、前記第1代表値を算出する制御部と、を備える、
    基板接合装置。
  11. 第1基板と第2基板とを接合する基板接合装置であって、
    前記第1基板を支持する第1支持台と、
    前記第1支持台に対向して配置され、前記第1支持台に対向する側で前記第2基板を支持する第2支持台と、
    前記第1支持台と前記第2支持台との少なくとも一方を、前記第1支持台と前記第2支持台とが互いに近づく第1方向または前記第1支持台と前記第2支持台とが離れる第2方向に移動させる支持台駆動部と、
    前記支持台駆動部が前記第1支持台と前記第2支持台との少なくとも一方を前記第1方向に移動させることにより前記第1基板と前記第2基板とが接触した状態において、前記第1方向および前記第2方向に直交する方向における、前記第1基板と前記第2基板との位置ずれ量を測定する測定部と、
    前記測定部による前記第1基板と前記第2基板とが接触した状態での前記位置ずれ量の測定が複数回繰り返し実行されることにより得られる複数の位置ずれ量の第2代表値が小さくなるように前記第1基板の前記第2基板に対する前記第1方向および前記第2方向に直交する方向における相対位置を調整する位置調整部と、
    前記支持台駆動部、前記測定部および前記位置調整部それぞれの動作を制御するとともに、前記第2代表値を算出する制御部と、を備える、
    基板接合装置。
  12. 前記支持台駆動部は、前記第1支持台と前記第2支持台との少なくとも一方を前記第1方向に移動させることにより、前記第1基板と前記第2基板とを接触させ、
    前記測定部は、前記第1基板と前記第2基板との仮接合が進むことにより前記第2基板の前記第1基板に対する移動が規制された状態で、前記位置ずれ量を測定する、
    請求項11に記載の基板接合装置。
  13. 前記支持台駆動部は、前記第1支持台と前記第2支持台との少なくとも一方を前記第1方向に移動させることにより前記第2基板を前記第1基板に押し付け、
    前記測定部は、前記第2基板が前記第1基板に押し付けられた状態で、前記位置ずれ量を測定する、
    請求項11に記載の基板接合装置。
JP2016194347A 2016-09-30 2016-09-30 基板接合方法および基板接合装置 Active JP6882755B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016194347A JP6882755B2 (ja) 2016-09-30 2016-09-30 基板接合方法および基板接合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016194347A JP6882755B2 (ja) 2016-09-30 2016-09-30 基板接合方法および基板接合装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018056507A true JP2018056507A (ja) 2018-04-05
JP6882755B2 JP6882755B2 (ja) 2021-06-02

Family

ID=61837050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016194347A Active JP6882755B2 (ja) 2016-09-30 2016-09-30 基板接合方法および基板接合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6882755B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109817128A (zh) * 2019-01-28 2019-05-28 云谷(固安)科技有限公司 一种假压对位的方法及装置
WO2020044579A1 (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 ボンドテック株式会社 接合システムおよび接合方法
JPWO2020226095A1 (ja) * 2019-05-08 2020-11-12
JPWO2020226093A1 (ja) * 2019-05-08 2020-11-12
KR20210009853A (ko) * 2019-07-18 2021-01-27 세메스 주식회사 다이 본딩 장치 및 방법
WO2022210839A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 ボンドテック株式会社 接合システムおよび接合方法
WO2024018937A1 (ja) * 2022-07-21 2024-01-25 ボンドテック株式会社 接合方法および接合装置
JP7479700B2 (ja) 2018-07-19 2024-05-09 ボンドテック株式会社 基板接合装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011066287A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Bondtech Inc 接合装置および接合方法
US20120103255A1 (en) * 2010-10-27 2012-05-03 Canon Kabushiki Kaisha Alignment method, alignment apparatus, and organic el element manufacturing apparatus
JP2015008228A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 ボンドテック株式会社 基板接合方法
WO2015173865A1 (ja) * 2014-05-12 2015-11-19 三菱電機株式会社 位置決め装置
WO2016060274A1 (ja) * 2014-10-17 2016-04-21 ボンドテック株式会社 基板どうしの接合方法、基板接合装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011066287A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Bondtech Inc 接合装置および接合方法
US20120103255A1 (en) * 2010-10-27 2012-05-03 Canon Kabushiki Kaisha Alignment method, alignment apparatus, and organic el element manufacturing apparatus
JP2015008228A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 ボンドテック株式会社 基板接合方法
WO2015173865A1 (ja) * 2014-05-12 2015-11-19 三菱電機株式会社 位置決め装置
WO2016060274A1 (ja) * 2014-10-17 2016-04-21 ボンドテック株式会社 基板どうしの接合方法、基板接合装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7479700B2 (ja) 2018-07-19 2024-05-09 ボンドテック株式会社 基板接合装置
WO2020044579A1 (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 ボンドテック株式会社 接合システムおよび接合方法
CN109817128A (zh) * 2019-01-28 2019-05-28 云谷(固安)科技有限公司 一种假压对位的方法及装置
CN113784814A (zh) * 2019-05-08 2021-12-10 东京毅力科创株式会社 接合装置、接合系统以及接合方法
WO2020226093A1 (ja) * 2019-05-08 2020-11-12 東京エレクトロン株式会社 接合装置、接合システム及び接合方法
WO2020226095A1 (ja) * 2019-05-08 2020-11-12 東京エレクトロン株式会社 接合装置、接合システム及び接合方法
JPWO2020226093A1 (ja) * 2019-05-08 2020-11-12
JP7182703B2 (ja) 2019-05-08 2022-12-02 東京エレクトロン株式会社 接合装置、接合システム及び接合方法
CN113784814B (zh) * 2019-05-08 2023-08-15 东京毅力科创株式会社 接合装置、接合系统以及接合方法
JPWO2020226095A1 (ja) * 2019-05-08 2020-11-12
KR20210009853A (ko) * 2019-07-18 2021-01-27 세메스 주식회사 다이 본딩 장치 및 방법
KR102277210B1 (ko) * 2019-07-18 2021-07-14 세메스 주식회사 다이 본딩 장치 및 방법
WO2022210839A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 ボンドテック株式会社 接合システムおよび接合方法
JPWO2022210839A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06
JP7438592B2 (ja) 2021-03-31 2024-02-27 ボンドテック株式会社 接合システムおよび接合方法
WO2024018937A1 (ja) * 2022-07-21 2024-01-25 ボンドテック株式会社 接合方法および接合装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6882755B2 (ja) 2021-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6882755B2 (ja) 基板接合方法および基板接合装置
JP6448858B2 (ja) 基板接合方法および基板接合装置
CN108133903B (zh) 接合装置、接合系统、接合方法以及计算机存储介质
TWI752944B (zh) 基板接合方法
US20240014079A1 (en) Substrate bonding apparatus and substrate bonding method
JP6935112B2 (ja) 基板接合装置
JP5565792B2 (ja) アライメント装置
JP6991614B2 (ja) 部品実装システムおよび部品実装方法
WO2014156987A1 (ja) 貼合装置および貼合基板の製造方法
WO2021131081A1 (ja) 接合方法、被接合物および接合装置
JP2015018920A (ja) 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP2015207776A (ja) 剥離装置、剥離システムおよび剥離方法
JP2005142537A (ja) 縦振接合方法及び装置
JP2019079893A (ja) アライメント方法、接合方法、樹脂成形方法、接合装置、樹脂成形装置および基板
JP2003249425A (ja) 実装方法および装置
JP2007088241A (ja) 押圧装置および押圧方法
TW201838002A (zh) 分離裝置及分離方法
JP7268931B2 (ja) 接合方法、基板接合装置および基板接合システム
WO2024018937A1 (ja) 接合方法および接合装置
WO2023182255A1 (ja) 接合システムおよび接合方法
KR20150014314A (ko) 기판 처리 시스템, 이에 포함된 라미네이팅 장치, 및 기판 처리 시스템을 이용한 기판 처리 방법
CN112640067B (zh) 部件安装系统以及部件安装方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6882755

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250