JP2007088241A - 押圧装置および押圧方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1基板と第2基板とを接合する際の位置ずれを容易に抑制する。
【解決手段】基板接合装置1の第1保持部31は第1基板91を保持し、第2保持部41は第2基板92を保持し、平行度調整機構32は、第1保持部31が取り付けられた可動部321、押圧機構33に接続された固定部322、固定部322に取り付けられた押圧部323、および、可動部321と固定部322とを板バネ3241により接続する複数のガイド機構324を備える。基板接合装置1では、押圧前に可動部321と押圧部323との間に隙間が設けられ、第1基板91の第1当接領域911が第2基板92の第2当接領域921に当接してさらに倣った状態で押圧部323が可動部321に当接して押圧力が伝達されることにより、第1当接領域911が第2当接領域921に倣う際の第2基板92に対する第1基板91の位置ずれを容易に抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一の対象物を他の対象物に向けて押圧する技術に関する。
従来より、多層デバイス等の製造において、半導体基板等の2枚の基板の主面を接合する技術が知られている。基板の接合を行う装置では通常、両基板の主面を当接させた状態で、一方の基板を他方の基板に向けて押圧することにより2枚の基板が接合される。このような2つの対象物を互いに押圧する装置では、対象物を均等に押圧するために、一方の対象物を支持する支持部と他方の対象物に力を加えて支持部に向けて押圧するツールとの平行度を調整するための様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1のチップボンディング装置では、チップをその接合面上に回転中心を有する球面軸受を介して支持した状態で基板に押し付けて、チップを球面軸受にてその回転中心を中心にして任意に傾動させることにより、基板の接合面に対してチップの接合面が倣って平行となり、すべてのバンプ接点とリードを確実に接合することができる技術が開示されている。
また、特許文献2の倣い装置では、倣いステージの背面を球面部に点接触させつつ倣いステージが環状の板バネを介して保持され、倣いステージ上に保持された一のワークを下側の固定ステージ上に保持された他のワークの所定面に当接させて押圧したときに、板バネを弾性変形させながら点接触部を支点として倣いステージ上のワークの当接面を固定ステージ上のワークに対して平行となるように倣わせる技術が開示されている。
特許文献3の半導体実装装置では、絶縁テープ上に形成された回路パターンと複数の熱圧着部との圧着作業において、熱圧着用ツールの上部に形成された加圧部を頂点とした力の三角錐形の底面の頂点が全ての熱圧着部と重ねられたときに、複数の熱圧着部の総合重心点からの垂直軸線上に加圧部がくるように設定したなじみ構造が用いられ、加圧部に一点集中して加圧を行うことにより、数マイクロメートルレベルでの平行度出しが自動的に行え、安定した半導体実装作業ができる技術が開示されている。
特許第2532409号公報 特開2004−281476号公報 特開平6−97238号公報
ところで、特許文献2および特許文献3の装置では、当接させる2つの対象物の当接面と倣い動作時の一方の対象物の回転中心との距離が大きいため、一方の対象物が他方の対象物に倣う際に回転すると当接面間において大きな位置ずれが発生する。また、特許文献1の装置では、2つの対象物の平行度を調整するためにエア圧やオイルが利用される球面軸受が用いられるため、減圧環境で接合を行うことができない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、第1対象物を第2対象物に押圧する際に、簡素化された構造で第1対象物の第1当接領域を第2対象物の第2当接領域に倣わせつつ第1対象物の第2対象物に対する位置ずれを抑制することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、第1対象物を第2対象物に向けて押圧する押圧装置であって、第1対象物を保持する第1保持部と、前記第1対象物の第1当接領域を第2対象物の第2当接領域に対向させつつ前記第2対象物を保持する第2保持部と、前記第1保持部を前記第2保持部に対して所定の押圧方向に相対的に移動することにより前記第1対象物を前記第2対象物に向けて押圧する押圧機構と、前記第1保持部と前記押圧機構との間に配置されて前記第1保持部と前記押圧機構とを接続する平行度調整機構とを備え、前記平行度調整機構が、前記第1保持部が取り付けられる可動部と、前記押圧機構に固定される固定部と、前記固定部に取り付けられて前記可動部に対して接離可能とされる押圧部と、前記第1当接領域の周囲において前記固定部と前記可動部とを接続する弾性体を有する接続部とを備え、押圧時に前記第1当接領域が前記第2当接領域に倣う際の前記可動部の回転中心から前記第1当接領域までの距離をh、前記第1当接領域の幅をL、前記押圧方向に関して前記第1当接領域と前記第2当接領域との間の距離の差の最大値をδ、前記第1当接領域が前記第2当接領域に倣う際の前記第1当接領域の許容位置ずれ量をAとして、
が満たされる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の押圧装置であって、前記許容位置ずれ量が10μm以下である。
請求項3に記載の発明は、第1対象物を第2対象物に向けて押圧する押圧装置であって、第1対象物を保持する第1保持部と、前記第1対象物の第1当接領域を第2対象物の第2当接領域に対向させつつ前記第2対象物を保持する第2保持部と、前記第1保持部を前記第2保持部に対して所定の押圧方向に相対的に移動することにより前記第1対象物を前記第2対象物に向けて押圧する押圧機構と、前記第1保持部と前記押圧機構との間に配置されて前記第1保持部と前記押圧機構とを接続する平行度調整機構とを備え、前記平行度調整機構が、前記第1保持部が取り付けられる可動部と、前記押圧機構に固定される固定部と、前記固定部に取り付けられて前記可動部に対して接離可能とされる押圧部と、前記第1当接領域の周囲において前記固定部と前記可動部とを接続する弾性体を有する接続部とを備え、押圧時に前記第1当接領域が前記第2当接領域に倣う際の前記可動部の回転中心から前記第1当接領域までの距離が前記第1当接領域の幅の1/5以下である。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の押圧装置であって、前記接続部が、前記第1当接領域の周囲の前記第1当接領域の重心を囲む3カ所以上に設けられた複数のガイド機構を備え、前記複数のガイド機構のそれぞれが、前記可動部の前記押圧方向に垂直な方向への移動を拘束するとともに前記押圧方向への移動を可能とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の押圧装置であって、前記弾性体が、前記第1当接領域の周囲の前記第1当接領域の重心を囲む3カ所以上に設けられ、前記押圧方向に対して垂直な複数の板バネである。
請求項6に記載の発明は、第1対象物を第2対象物に向けて押圧する押圧装置であって、第1対象物を保持する第1保持部と、前記第1対象物の第1当接領域を第2対象物の第2当接領域に対向させつつ前記第2対象物を保持する第2保持部と、前記第1保持部を前記第2保持部に対して所定の押圧方向に相対的に移動することにより前記第1対象物を前記第2対象物に向けて押圧する押圧機構と、前記第1保持部と前記押圧機構との間に配置されて前記第1保持部と前記押圧機構とを接続する平行度調整機構とを備え、前記平行度調整機構が、前記第1保持部が取り付けられる可動部と、前記押圧機構に固定される固定部と、前記固定部に取り付けられて前記可動部に対して接離可能とされる押圧部と、前記第1当接領域の側方の前記第1当接領域の重心を囲む3カ所以上において前記固定部と前記可動部とを接続し、前記押圧方向に対して垂直に設けられる複数の板バネとを備える。
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の押圧装置であって、前記第1当接領域から外側に向かう方向の張力を前記複数の板バネに作用させる複数の引張機構をさらに備える。
請求項8に記載の発明は、請求項4ないし7のいずれかに記載の押圧装置であって、前記押圧部と前記可動部との間の接触点を通る前記押圧方向に平行な直線と前記第1当接領域との交点が、前記第1当接領域の重心を囲む前記3カ所以上を結ぶ多角形の中に位置する。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の押圧装置であって、前記平行度調整機構が、前記可動部と前記押圧部とが非接触の状態において前記可動部を支持する支持部をさらに備える。
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし9のいずれかに記載の押圧装置であって、前記可動部が前記固定部に対して重力方向に関して下側に位置し、前記平行度調整機構が、前記可動部と前記固定部との間に配置されて前記可動部に作用する重力よりも小さい上方に向かう力を前記可動部に作用させる付勢機構をさらに備える。
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の押圧装置であって、前記押圧機構による押圧により前記第1当接領域と前記第2当接領域とが接合される。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の押圧装置であって、前記第1保持部に保持された前記第1対象物および前記第2保持部に保持された前記第2対象物を外気から隔離するチャンバをさらに備え、前記第1対象物の前記第2対象物に対する押圧が、減圧環境とされた前記チャンバ内において行われる。
請求項13に記載の発明は、請求項11または12に記載の押圧装置であって、前記第1対象物および前記第2対象物の少なくとも一方が半導体基板である。
請求項14に記載の発明は、第1対象物を第2対象物に向けて押圧する押圧装置であって、第1対象物を保持する第1保持部と、前記第1対象物を第2対象物に対向させつつ前記第2対象物を保持する第2保持部と、前記第1保持部を前記第2保持部に対して所定の押圧方向に相対的に移動することにより前記第1対象物を前記第2対象物に向けて押圧する押圧機構と、前記第1保持部と前記押圧機構との間に配置されて前記第1保持部と前記押圧機構とを接続する平行度調整機構とを備え、前記平行度調整機構が、前記押圧機構に固定される固定部と、前記第1保持部が取り付けられ、重力方向に関して前記固定部の下側に位置する可動部と、前記固定部に取り付けられて前記可動部に対して接離可能とされる押圧部と、前記可動部と前記押圧部とが非接触の状態において前記可動部を支持する支持部と、前記可動部と前記固定部との間に配置され、前記可動部に作用する重力よりも小さい上方に向かう力を前記可動部に作用させる付勢機構とを備える。
請求項15に記載の発明は、第1対象物を第2対象物に向けて押圧する押圧方法であって、a)平行度調整機構を介して押圧機構に接続される保持部により第1対象物を保持する工程と、b)前記第1対象物の第1当接領域を第2対象物の第2当接領域に対向させつつ前記第2対象物を保持する工程と、c)前記保持部を前記第2対象物に対して所定の押圧方向に相対的に移動することにより、前記第1当接領域を前記第2当接領域に倣わせつつ前記第1対象物を前記第2対象物に向けて押圧する工程とを備え、前記平行度調整機構の可動部に前記保持部が取り付けられ、前記平行度調整機構の固定部が前記押圧機構に固定され、前記固定部と前記可動部とが前記第1当接領域の周囲において弾性体により接続され、前記固定部に取り付けられた押圧部が、前記押圧機構による押圧前に前記可動部に対して非接触状態とされ、前記c)工程において前記可動部と接触して前記押圧機構からの押圧力が前記可動部に伝達され、前記第1当接領域が前記第2当接領域に倣う際の前記可動部の回転中心から前記第1当接領域までの距離をh、前記第1当接領域の幅をL、前記押圧方向に関して前記第1当接領域と前記第2当接領域との間の距離の差の最大値をδ、前記第1当接領域が前記第2当接領域に倣う際の前記第1当接領域の許容位置ずれ量をAとして、
が満たされる。
請求項16に記載の発明は、第1対象物を第2対象物に向けて押圧する押圧方法であって、a)平行度調整機構を介して押圧機構に接続される保持部により第1対象物を保持する工程と、b)前記第1対象物の第1当接領域を第2対象物の第2当接領域に対向させつつ前記第2対象物を保持する工程と、c)前記保持部を前記第2対象物に向けて所定の押圧方向に相対的に移動することにより、前記第1当接領域を前記第2当接領域に倣わせつつ前記第1対象物を前記第2対象物に向けて押圧する工程とを備え、前記平行度調整機構の可動部に前記保持部が取り付けられ、前記平行度調整機構の固定部が前記押圧機構に固定され、前記固定部と前記可動部とが前記第1当接領域の周囲において弾性体により接続され、前記固定部に取り付けられた押圧部が、前記押圧機構による押圧前に前記可動部に対して非接触状態とされ、前記c)工程において前記可動部と接触して前記押圧機構からの押圧力が前記可動部に伝達され、前記第1当接領域が前記第2当接領域に倣う際の前記可動部の回転中心から前記第1当接領域までの距離が前記第1当接領域の幅の1/5以下である。
請求項17に記載の発明は、第1対象物を第2対象物に向けて押圧する押圧方法であって、a)平行度調整機構を介して押圧機構に接続される保持部により第1対象物を保持する工程と、b)前記第1対象物の第1当接領域を第2対象物の第2当接領域に対向させつつ前記第2対象物を保持する工程と、c)前記保持部を前記第2対象物に対して所定の押圧方向に相対的に移動することにより、前記第1当接領域を前記第2当接領域に倣わせつつ前記第1対象物を前記第2対象物に向けて押圧する工程とを備え、前記平行度調整機構の可動部に前記保持部が取り付けられ、前記平行度調整機構の固定部が前記押圧機構に固定され、前記第1当接領域の側方の前記第1当接領域の重心を囲む3カ所以上において、前記押圧方向に対して垂直に設けられる複数の板バネにより前記固定部と前記可動部とが接続され、前記固定部に取り付けられた押圧部が、前記押圧機構による押圧前に前記可動部に対して非接触状態とされ、前記c)工程において前記可動部と接触して前記押圧機構からの押圧力が前記可動部に伝達される。
請求項18に記載の発明は、第1対象物を第2対象物に向けて押圧する押圧方法であって、a)平行度調整機構を介して押圧機構に接続される保持部により第1対象物を保持する工程と、b)前記第1対象物の第1当接領域を第2対象物の第2当接領域に対向させつつ前記第2対象物を保持する工程と、c)前記保持部を前記第2対象物に対して所定の押圧方向に相対的に移動することにより、前記第1当接領域を前記第2当接領域に倣わせつつ前記第1対象物を前記第2対象物に向けて押圧する工程とを備え、前記平行度調整機構の固定部が前記押圧機構に固定され、重力方向に関して前記固定部の下側に位置する前記平行度調整機構の可動部に前記保持部が取り付けられ、前記押圧機構による押圧前に、前記固定部に取り付けられた押圧部が前記可動部に対して非接触状態とされ、前記可動部が前記平行度調整機構の支持部により支持され、前記可動部と前記固定部との間に配置された付勢機構により前記可動部に作用する重力よりも小さい上方に向かう力が前記可動部に作用し、前記c)工程において前記押圧部が前記可動部と接触して前記押圧機構からの押圧力が前記可動部に伝達される。
本発明では、第1当接領域が第2当接領域に接触してから押圧部が可動部に当接することから、平行度調整機構が倣い動作を行ったときの第2対象物に対する第1対象物の位置ずれを容易に抑制することができる。請求項5および6の発明では、倣わせるための構造をさらに簡素化することができ、請求項7の発明では、可動部の押圧方向に垂直な方向の拘束を確実に行うことができ、位置ずれをさらに防止することができる。
請求項9の発明では、非押圧時における可動部の自重が平行度調整機構に与える影響を防止することができ、請求項10および14の発明では、対象物同士の当接の瞬間の衝撃を緩和することができる。さらに、請求項12の発明では、減圧環境にて接合が行われる場合であっても簡単な構造で接合を行うことができる。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る押圧装置である基板接合装置1の構成を示す正面図である。基板接合装置1は、第1対象物である略円板状の半導体基板(以下、「第1基板」という。)91を第2対象物である略円板状の半導体基板(以下、「第2基板」という。)92に向けて押圧することにより、両基板の当接領域である主面を接合する装置であり、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイス等の製造に利用される。図1中では、図示の都合上、基板接合装置1の構成の一部を断面にて描いており、断面の細部では平行斜線を省略している(図5においても同様)。
図1に示すように、基板接合装置1は、第1基板91および第2基板92を内部に収容して外気から隔離するチャンバ2、チャンバ2内において第1基板91を第1保持部31にて保持するとともに第1基板91を第2基板92に向けて押圧する押圧ヘッド3、チャンバ2内において第2基板92を静電気力により吸着して保持する第2保持部41、チャンバ2内を減圧環境または不活性ガス環境とする環境調整機構21、並びに、第1保持部31および第2保持部41に保持された第1基板91および第2基板92を撮像する撮像部5を備える。
押圧ヘッド3の第1保持部31は、第1基板91を静電気力により吸着して保持し、第1保持部31に保持された第1基板91の(−Z)側の主面(すなわち、下面)は、第2保持部41に保持された第2基板92の(+Z)側の主面(すなわち、上面)に対向する。本実施の形態では、第1基板91の下面のほぼ全体が第2基板92に当接する予定の領域であり、また、第2基板92の上面のほぼ全体が第1基板91に当接する当接領域であるため、第1基板91の下面を第1当接領域911、第2基板92の上面を第2当接領域921と呼ぶ。
押圧ヘッド3は、第1保持部31の(+Z)側に接続されるとともに第1基板91の第2基板92への押圧時に第1当接領域911を第2当接領域921に倣わせる平行度調整機構32、および、平行度調整機構32の(+Z)側に接続される押圧機構33を備える。換言すれば、平行度調整機構32は、第1保持部31と押圧機構33との間に配置されて第1保持部31と押圧機構33とを接続する。
押圧機構33は、平行度調整機構32が取り付けられる円筒状のシャフト331、並びに、シャフト331および平行度調整機構32を介して第1保持部31を第2保持部41に対して相対的に離れる方向および近づく方向に移動する(すなわち、図1中のZ方向に昇降する)保持部昇降機構332を備える。シャフト331は、チャンバ2の(+Z)側の面に設けられた開口に挿入されており、当該開口はベローズ333によりシールされる。押圧ヘッド3では、押圧機構33が平行度調整機構32を介して第1保持部31を第2保持部41に対して所定の押圧方向(すなわち、図1中のZ方向)に相対的に移動することにより、第1保持部31に保持された第1基板91が第2基板92に向けて押圧される。
図2は、押圧ヘッド3の一部を拡大して示す縦断面図であり、図3は、押圧ヘッド3の底面図である。図1ないし図3に示すように、平行度調整機構32は、第1保持部31が取り付けられる可動部321、押圧機構33に固定される固定部322、固定部322に取り付けられて可動部321に対して接離可能とされる押圧部323、弾性体を有する複数のガイド機構324、および、可動部321と固定部322との間に配置される複数の付勢機構325を備える。ここで、可動部321は固定部322に対して重力方向に関して下側に位置し、本実施の形態ではガイド機構324および付勢機構325の個数はそれぞれ3とされる。
固定部322は、中央にくびれ部3221a(図2参照)を有する略円柱状の固定本体3221、および、固定本体3221に固定されるとともに複数のガイド機構324がそれぞれ取り付けられる複数の支持アーム3222を備え、支持アーム3222の底部には、図2に示すように、内側に向かって突出して可動部321を支持する支持部3224が設けられる。固定部322では、固定本体3221内に複数の調整ネジ3223が周方向に等間隔にて6個配置され、第1基板91および第2基板92の接合に先立って行われる基板接合装置1の調整の際に、各調整ネジ3223をねじ込んだり緩めたりすることにより、固定本体3221のくびれ部3221aを中心としてくびれ部3221aよりも下側の構成の第2保持部41に対する平行度がある程度まで調整される。
押圧部323は、(−Z)側の面が球面状(球面の一部)とされ、可動部321と点接触した際に押圧機構33からの押圧力を可動部321に伝達する。押圧部323は、押圧機構33による押圧前においては可動部321に対して非接触状態とされ、この状態において可動部321と押圧部323との間の隙間は好ましくは50μmとされる。なお、図1および図2では、可動部321と押圧部323との間の隙間を実際より大きく描いており、押圧部323の球面部の曲率半径を実際よりも小さく描いている。
既述のように複数のガイド機構324は、図2および図3に示すように、第1当接領域911の周囲の3カ所に周方向に関して等間隔に設けらる(図3参照)。これにより、ガイド機構は324は第1当接領域911の重心を囲む3カ所に位置する、すなわち、これらの3カ所を結んでできる多角形の中に第1当接領域911の重心が位置する。また、押圧時における押圧部323と可動部321との間の接触点を通る押圧方向に平行な直線と第1当接領域911との交点も、第1当接領域911の重心を囲む3カ所を結ぶ多角形の中に位置することとなる。もちろん、複数のガイド機構324は、第1当接領域911の重心を囲む4カ所以上に設けられてもよい。
各ガイド機構324は、押圧方向に対して垂直に設けられる板バネ3241、可動部321に取り付けられて板バネ3241の一端が取り付けられる第1取付部3242、板バネ3241の他端が取り付けられる第2取付部3243、および、板バネ3241に張力を作用させる引張機構3244を備える。第2取付部3243および引張機構3244は、支持アーム3222の(−Z)側の端面に取り付けられ、複数の板バネ3241により固定部322と可動部321とが接続される。つまり、複数のガイド機構324は、第1当接領域911の周囲において固定部322と可動部321とを接続する接続部としての役割を果たす。
各ガイド機構324では、第2取付部3243が押圧方向に対して垂直な方向にスライド移動可能とされ、引張機構3244が第1当接領域911から外側に向かう方向の張力を板バネ3241に作用させた状態で第2取付部3243が支持アーム3222に固定される。これにより、各板バネ3241に圧縮力が作用することが防止される。板バネ3241により、複数のガイド機構324のそれぞれは、可動部321の押圧方向に垂直な方向(すなわち、板バネ3241の長手方向)への移動を拘束するとともに、板バネ3241が弾性変形して撓むことで可動部321の押圧方向への移動を可能とする。
複数の付勢機構325は、図3に示すように、可動部321および固定本体3221の周囲において等間隔に設けられ、各付勢機構325は互いに隣接する2つのガイド機構324の間に配置される。図2に示すように付勢機構325は、両ネジ型のボルト3251、圧縮コイルバネ3252、および、二重ナットを含むバネ係止部3253を備える。付勢機構325では、ボルト3251の下端が、可動部321に取り付けられたプレート3211に締結され、ボルト3251の上端にバネ係止部3253が固定され、バネ係止部3253と固定本体3221に取り付けられたプレート3225との間に圧縮コイルバネ3252が挟み込まれる。そして、圧縮コイルバネ3252により可動部321に作用する重力よりも小さい上方に向かう力(可動部321の質量および押圧時の可動部321の下降速度にもよるが、好ましくは、可動部321の重量の1/2以上の力、さらに好ましくは、9/10以上の力)が可動部321に作用する。これにより、3つの支持部3224が受ける力は、可動部321に作用する重力よりも小さくなる。
図1に示す撮像部5は、(+Z)側および(−Z)側を撮像するための2つの撮像窓51を備え、2つの撮像窓51はチャンバ2内においてX方向に一体的に進退可能とされる。また、撮像部5は、チャンバ2の(+X)側の面に設けられた開口に挿入されており、当該開口はベローズによりシールされている。
基板接合装置1は、第2保持部41の(−Z)側に配置されて第2保持部41をX方向およびY方向に移動する保持部移動機構42、並びに、第2保持部41の中心を通ってZ方向に伸びる回転軸を中心に第2保持部41を回動する保持部回動機構43をさらに備え、撮像部5により撮像された第1基板91および第2基板92の画像に基づいて第2基板92の位置および向きがチャンバ2内において調整されることにより、第1基板91および第2基板92の位置合わせが行われる。
基板接合装置1は、第1保持部31内に設けられた電極に接続される高周波電源22をさらに備え、第2保持部41内に設けられた電極は接地されている。基板接合装置1では、第1基板91および第2基板92の接合の過程において、所定の減圧環境または不活性ガス環境とされたチャンバ2内において、第1保持部31および第2保持部41により第1基板91および第2基板92が離間した状態で保持され、この状態で高周波電源22から第1保持部31に高周波の電圧が付与されることにより、第1保持部31と第2保持部41との間に高周波電圧が印加されてプラズマが発生する。これにより、第1当接領域911および第2当接領域921にプラズマが照射され、両基板の当接領域911,921上に付着している水や有機物等の不要物質が除去されるとともに当接領域の表面改質が行われる。
換言すれば、基板接合装置1では、高周波電源22、第1保持部31内の電極および第2保持部41内の電極が、第1基板91および第2基板92の当接領域にエネルギー波であるプラズマを照射するエネルギー波照射機構となり、エネルギー波照射機構が能動化されることにより、両基板の当接領域911,921にいわゆるプラズマ洗浄処理が行われる。なお、第1保持部31が金属等の導電体により形成されている場合には、第1保持部31内に電極が設けられる必要はなく、第1保持部31全体が、第1基板91および第2基板92を挟んで配置される1対の電極の一方となる(第2保持部41についても同様)。
次に、基板接合装置1による第1基板91と第2基板92との接合の流れについて説明する。図4は、基板接合装置1による接合動作の流れを示す図である。基板接合装置1により基板の接合が行われる際には、まず、チャンバ2のゲートが開放され、第1基板91が当該ゲートからチャンバ2内に搬入され、図1に示すように、チャンバ2内において第1保持部31により保持される(ステップS11)。続いて、第1基板91と同様にチャンバ2内に搬入された第2基板92が第2保持部41により保持され、これにより、第1基板91と第2基板92とが離間した状態で、第1当接領域911が第2当接領域921に対向する(ステップS12)。なお、第1保持部31および第2保持部41による第1基板91および第2基板92の保持は並行して行われてもよく、第2基板92の保持が第1基板91の保持よりも先に行われてもよい。
第1保持部31および第2保持部41により第1基板91および第2基板92がチャンバ2内にて保持されると、チャンバ2のゲートが閉じられて第1基板91および第2基板92が外気から隔離される。そして、環境調整機構21(例えば、真空ポンプおよびガス供給機構)により、チャンバ2内のエアが排気され、アルゴン(Ar)ガス等の処理ガスが供給されてチャンバ2内が所定の減圧環境(または、不活性ガス環境)とされる(ステップS13)。
チャンバ2内が減圧環境とされると、第1保持部31および第2保持部41の(+X)側に位置する撮像部5が(−X)方向に移動し、図1中に二点鎖線にて示す位置に位置する。2つの撮像窓51は、対向する第1基板91と第2基板92との間に位置し、(+Z)側の撮像窓51を介して第1基板91の下面に設けられたパターン(例えば、配線パターンや位置合わせ用の印)が撮像され、これと同時に(−Z)側の撮像窓51を介して第2基板92の上面に設けられたパターンが撮像される(ステップS14)。
次に、撮像部5により取得された第1基板91および第2基板92の画像に基づいて第1基板91の第2基板92に対する相対位置のずれ量が求められる。そして、保持部移動機構42および保持部回動機構43により、第2保持部41に保持された第2基板92が移動および回動され、第1基板91の第2基板92に対する相対的な位置および向きが調整されて第1基板91および第2基板92の位置合わせ(いわゆる、アライメント)が行われる(ステップS15)。
このとき、平行度調整機構32では、可動部321の下面の一部が支持部3224(図2参照)に当接して可動部321が支持される状態となっている。換言すれば、可動部321と押圧部323が非接触の状態において、上下方向に関して固定部322に対する可動部321の位置が一定とされ、非押圧時に可動部321の自重が平行度調整機構32に与える影響(例えば、板バネ3241が大きく撓んでしまう等)をなくすことができる。その結果、撮像部5による撮像の際に、可動部321の自重による第1基板91の上下方向に関する位置の変化(あるいは位置の不安定さ)が防止され、第1基板91および第2基板92の位置合わせを高い精度にて行うことができる。
第1基板91および第2基板92の位置合わせが行われると、撮像部5の2つの撮像窓51が一体的に(+X)方向に移動し、第1基板91および第2基板92の間から退避する。そして、高周波電源22が能動化され、減圧環境下において第1当接領域911および第2当接領域921にプラズマが照射されて第1基板91および第2基板92に対するプラズマ洗浄処理が行われる(ステップS16)。
図5は、第1基板91および第2基板92の接合途上の様子を示す基板接合装置1の正面図である。図5では、第1基板91に対して第2基板92が傾斜しているものとして第2保持部41の上面の傾きを強調して示しており、これに合わせて第1基板91および第2基板92の傾き、板バネ3241の撓み、並びに、可動部321の下面と支持アーム3222の支持部3224との間の距離を実際よりも大きく描いている。また、図6ないし図8は、両基板の当接途上における可動部321の上部および押圧部323の様子を拡大して示す図である。なお、図6ないし図8においても、可動部321と押圧部323との間の距離を実際よりも大きく描いており、押圧部323の球面部の曲率半径を実際よりも小さく描いている。
プラズマ洗浄処理が完了して両基板91,92の接合が行われる際には、まず、図6に示すように可動部321と押圧部323との間の隙間が保たれたまま、押圧機構33により第1保持部31が(−Z)方向に移動して第1基板91が第2基板92に対して相対的に近づけられ、やがて、第1当接領域911が第2当接領域921に当接する。押圧機構33により第1基板91が第2基板92に向けてさらに移動すと、図5に示すように、複数の板バネ3241が撓む(すなわち、弾性変形する)ことにより可動部321の下面と支持部3224との接触が解除される。このとき、図7に示すように可動部321が元の姿勢から傾斜することにより、第1当接領域911が第2当接領域921に倣うこととなる(ステップS17)。その後、押圧機構33が平行度調整機構32をさらに押圧することにより、図8に示すように押圧部323に可動部321が当接し、(−Z)方向の押圧力が可動部321に伝達されて第1基板91の第2基板92への押圧が開始される。
上記のように第1当接領域911を第2当接領域921に倣わせつつ第1基板91を第2基板92に向けて押圧することにより、大気圧より低い減圧環境(または、不活性ガス環境)とされたチャンバ2内において第1当接領域911全体と第2当接領域921全体とが密着し、第1基板91と第2基板92とが接合される(ステップS18)。
なお、基板接合装置1では、第2保持部41のみ、あるいは、第1保持部31および第2保持部41の双方がZ方向に移動することにより、第1基板91が第2基板92に対して相対的に近づけられて第1基板91と第2基板92との接合が行われてもよい。
第1基板91と第2基板92との接合が完了すると、第1保持部31による第1基板91の吸着が解除され、第1保持部31が(+Z)側へと上昇して第1基板91から離れる。このとき、複数の板バネ3241が元の状態に戻って可動部321の下面と支持アーム3222の支持部3224とが当接し、第1保持部31が押圧前の初期位置に戻される。そして、環境調整機構21によりチャンバ2内にエアが供給された後にチャンバ2のゲートが開放され、第1基板91および第2基板92がチャンバ2外に搬出されて第1基板91および第2基板92の接合が終了する。
次に、第1当接領域911が第2当接領域921に倣う際に、当接直後の状態から第1基板91の位置が第2基板92に対して僅かにずれる位置ずれについて説明する。図9は、第2基板92に対する第1基板91の位置ずれ量を説明する図であり、第1基板91が第2基板92に倣う前の第1基板91を破線、倣った後の第1基板91を実線にて示しているが、実際には第1基板91の第2基板92に対する傾斜は極めて僅かである。なお、図示の都合上、可動部321、第2基板92、および、第2当接領域921を省略して描いている。
図9に示すように、押圧時に第1当接領域911が第2当接領域921に倣う際の可動部321の回転中心J1から第1当接領域911までの距離をh[mm]と想定し、第1当接領域911の幅(正確には可動部321の回転の中心軸に垂直な方向の最大幅を指すが、第1当接領域911の最大幅や平均幅が採用されてよい。)をL[mm]、押圧方向に関して第1当接領域911と第2当接領域921との間の距離の差(いわゆる、第1基板91の倣い量)の最大値をδ[mm]とし、倣い動作時の第1当接領域911の許容位置ずれ量がA[mm]であるとすると、距離hと許容位置ずれ量Aとの関係は、数5で表される。なお、図9では倣い動作時の第1当接領域911の位置ずれ量に符号A1を付している。
数5から明らかなように、第1当接領域の幅Lおよび倣い量δが固定されると、可動部321の回転中心J1と第1当接領域911との間の距離hの許容される最大値は許容位置ずれ量Aに比例し、距離hを小さくすることが両基板の接合の質の向上に重要であることが判る。
基板接合装置1では、押圧前に可動部321と押圧部323とが非接触の状態とされ、第1当接領域911が第2当接領域921に接触してから押圧部323が可動部321に当接することから、倣い動作時の回転中心J1が容易に第1当接領域911に近づけられる(すなわち、距離hを小さくすることができる)。これにより、倣い動作時の第2基板92に対する第1基板91の位置ずれを容易に抑制することができ、位置ずれ量を容易に許容位置ずれ量以下とすることができる。また、可動部321を支持部3224で支持すると共に付勢機構325により上方に可動部321をある程度付勢しておくことにより、押圧前の可動部321と押圧部323との間の距離を所望の僅かな距離とすることができ、かつ、第1基板91が第2基板92に当接する前に支持部3224が受ける可動部321からの力を低減し、第1基板91が第2基板92に当接する瞬間の衝撃も緩和される。
なお、基板接合装置1では、押圧前に可動部321と押圧部323とが非接触状態とされるのであれば、可動部321と固定部322との接続構造として他の様々なものが採用されてよいが、この場合であっても所定の許容位置ずれ量Aに基づいて数5が満たされるように設計が行われる。これにより、倣い動作時の第1基板91の位置ずれによる接合不良を防止することができる。
典型的な例としては、第1当接領域911の幅(すなわち、第1基板91の直径)Lが100mmの半導体基板において、第1基板91の倣い量の最大値δが50μmとされ、許容位置ずれ量Aが10μm以下の場合が想定される。この場合の回転中心J1から第1当接領域911までの距離hは、数5より20mm以下となり、距離hが第1当接領域911の幅Lの1/5以下とすればよいことが判る。もちろん、第1当接領域911の幅L、倣い量の最大値δおよび許容位置ずれ量Aとしては他のものも想定されるが、距離hを第1当接領域911の幅Lの1/5とするという条件は、多くの場合において適用可能であり、一般的な条件として受け入れることができる。許容位置ずれ量が10μm以下という条件も基板接合装置1の構造が必要とされる高精度な接合の一般的な条件として決定することができる。
ところで、基板接合装置1では板バネ3241を利用することで第1当接領域911を第2当接領域921に倣わせるための構造を簡素化しつつ距離hを容易に小さくする工夫も実現されている。複数の板バネ3241は押圧方向に対して垂直に設けられるため、既述のように各ガイド機構324は可動部321の押圧方向に垂直な方向への移動を拘束するとともに押圧方向への移動を許容する。倣い動作時の可動部321の各部位は回転中心に向かう方向に対して垂直な方向に移動することから、上下方向にガイドするという各ガイド機構324の上記特性により可動部321の回転中心は必然的に第1当接領域911に近づくこととなる。
さらに、基板接合装置1では図1に示すように各板バネ3241が第1当接領域911の側方(すなわち、真横)に設けられるため、可動部321と第1当接領域911との間の距離hを極めて小さくすることが容易に実現される。その結果、基板接合装置1では許容位置ずれ量が極めて小さい場合の押圧(および接合)にも対応することができる。さらに、複数の板バネ3241に外側に向かう張力を作用させることにより、可動部321の押圧方向に垂直な方向に対する拘束を確実に行うことができ、位置ずれをさらに防止することができる。
以上に説明したように、基板接合装置1では、平行度調整機構32において倣い動作時の可動部321の回転中心が第1当接領域911に近づけられることにより、倣い動作時の第1基板91の第2基板92に対する位置ずれ量を容易に低減することができ、基板接合の質を向上することができる。
また、基板接合装置1では、基板の平行度の調整に球面軸受等を利用する場合に比べて、平行度の調整に係る機構(すなわち、平行度調整機構32)の構造を簡素化することができるとともに、押圧部323と可動部321との間の接触点を通る押圧方向に平行な直線と第1当接領域911との交点が、第1当接領域911の重心を囲む複数のガイド機構324の位置を結ぶ多角形の中に位置することから、第1当接領域911と第2当接領域921との平行度を精度良く調整しつつ第1基板91を第2基板92に対して均等に押圧することができる。その結果、第1基板91と第2基板92との接合の質をさらに向上することができる。
基板の接合に先立って行われる基板接合装置1の調整時においても、第1保持部31の下面と第2保持部41の上面との平行度を厳密に調整する必要がないため、基板接合装置1の調整に係る作業時間および労力を低減することができる。
また、エア圧やオイルを利用する球面軸受は減圧環境で利用することができないが、基板接合装置1では、エア圧やオイルが不要である平行度調整機構32がチャンバ2内に設けられることにより、減圧環境にて接合が行われる場合であっても簡単な構造で接合を行うことができる。これにより、プラズマを用いる接合において第1基板91および第2基板92に対して照射されるプラズマの分布の均一性を向上して第1基板91および第2基板92の接合の質を向上することができ、チャンバ2内におけるプラズマの異常放電を防止することもできる。さらには、基板接合装置1の調整やメンテナンスを簡素化することもできる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、平行度調整機構32では、固定部322と可動部321とが複数の板バネ3241により接続されているが、可動部321の押圧方向に垂直な方向への移動を拘束するとともに押圧方向への移動を可能とするのであるならば、ガイド機構324として他の様々な構造が採用されてもよい。具体的には、可動部321の周縁部の複数箇所において上下のみに案内するガイドが設けられ、コイルバネなどの弾性体により上下方向に関して可動部321と固定部322とが接続されてもよい。また、一つの平らなリング状のゴム等の弾性体により固定部322と可動部321とが接続されることにより、上記複数のガイド機構324と同等の機能が実現されてもよい。ガイド機構の他の例としては、リニアモータと同様の原理にて磁気を利用して非接触にてガイドを行う磁気ガイドも採用可能である。この場合、上記付勢機構325が可動部321に与える重力方向とは反対の力をこの磁気ガイドが発生することにより、付勢機構325を省略することも可能である。
また、第1保持部31および第2保持部41はメカニカルチャックでもよく、常圧にて押圧が行われるのであれば、真空吸着により第1基板91および第2基板92が保持されてもよい。支持部3224や付勢機構325も同等の機能を果たすのであれば他の構造が採用されてよく、例えば、支持部3224は可動部321の上部にて固定部322に係合してもよく、付勢機構325は基板を避けつつ可動部321を下方から付勢してもよい。
基板接合装置1による第1基板91と第2基板92との接合には、プラズマ以外に紫外線、高速原子ビーム等の他のエネルギー波が利用されてもよい。さらには、必ずしもエネルギー波による表面改質後の接触により接合が行われる必要はなく、例えば、第1基板91および第2基板92を加熱しつつ第1基板91を第2基板92に向けて押圧することにより行われてもよい。この場合、チャンバ2は適宜省略されてもよい。
基板接合装置1は、半導体基板同士の接合に利用される他、半導体基板と他の種類の基板(例えば、セラミック基板)との接合に利用されてもよく、また、半導体基板以外の他の種類の基板(例えば、金属基板)同士の接合に利用されてもよい。また、基板接合装置1により接合される基板は、円板状以外の他の形状(例えば、矩形の薄板状)であってもよい。
基板接合装置1の構成は、接合時の平行度の調整が重要となる比較的大きな基板同士の接合に適しているが、基板の接合以外にも、一の対象物を他の対象物に向けて押圧する他の装置に適用することもできる。例えば、基板に比べて小さい電子部品であってバンプを有するものを回路基板に向けて押圧して実装する電子部品の実装装置に利用されてもよい。この場合、電子部品のバンプの下面、および、回路基板の電極の表面が、実装装置にて扱われる2つの対象物の当接領域となる。
さらには、基板接合装置1の構成は、電子部品や回路基板上に形成された複数のバンプの頂部をレベリングプレートにより押圧してバンプの高さを揃えるレベリング装置に利用されてもよい。この場合、レベリングプレートのバンプに当接する主面、および、複数のバンプの頂部が、レベリング装置にて扱われる2つの対象物の当接領域となる。
本発明は、対象物を他の対象物に向けて押圧する様々な技術に利用可能であり、例えば、基板を他の基板に向けて押圧して接合する基板接合装置に利用することができる。
基板接合装置を示す正面図 押圧ヘッドを示す縦断面図 押圧ヘッドを示す底面図 第1基板と第2基板との接合動作の流れを示す図 基板接合装置を示す正面図 押圧部と可動部を拡大して示す図 押圧部と可動部を拡大して示す図 押圧部と可動部を拡大して示す図 基板の位置ずれ量を示す図
符号の説明
1 基板接合装置
2 チャンバ
31 第1保持部
32 平行度調整機構
33 押圧機構
41 第2保持部
91 第1基板
92 第2基板
321 可動部
322 固定部
323 押圧部
324 ガイド機構
325 付勢機構
911 第1当接領域
921 第2当接領域
3224 支持部
3241 板バネ
3244 引張機構
J1 回転中心
S11〜S18 ステップ

Claims (18)

  1. 第1対象物を第2対象物に向けて押圧する押圧装置であって、
    第1対象物を保持する第1保持部と、
    前記第1対象物の第1当接領域を第2対象物の第2当接領域に対向させつつ前記第2対象物を保持する第2保持部と、
    前記第1保持部を前記第2保持部に対して所定の押圧方向に相対的に移動することにより前記第1対象物を前記第2対象物に向けて押圧する押圧機構と、
    前記第1保持部と前記押圧機構との間に配置されて前記第1保持部と前記押圧機構とを接続する平行度調整機構と、
    を備え、
    前記平行度調整機構が、
    前記第1保持部が取り付けられる可動部と、
    前記押圧機構に固定される固定部と、
    前記固定部に取り付けられて前記可動部に対して接離可能とされる押圧部と、
    前記第1当接領域の周囲において前記固定部と前記可動部とを接続する弾性体を有する接続部と、
    を備え、
    押圧時に前記第1当接領域が前記第2当接領域に倣う際の前記可動部の回転中心から前記第1当接領域までの距離をh、前記第1当接領域の幅をL、前記押圧方向に関して前記第1当接領域と前記第2当接領域との間の距離の差の最大値をδ、前記第1当接領域が前記第2当接領域に倣う際の前記第1当接領域の許容位置ずれ量をAとして、
    が満たされることを特徴とする押圧装置。
  2. 請求項1に記載の押圧装置であって、
    前記許容位置ずれ量が10μm以下であることを特徴とする押圧装置。
  3. 第1対象物を第2対象物に向けて押圧する押圧装置であって、
    第1対象物を保持する第1保持部と、
    前記第1対象物の第1当接領域を第2対象物の第2当接領域に対向させつつ前記第2対象物を保持する第2保持部と、
    前記第1保持部を前記第2保持部に対して所定の押圧方向に相対的に移動することにより前記第1対象物を前記第2対象物に向けて押圧する押圧機構と、
    前記第1保持部と前記押圧機構との間に配置されて前記第1保持部と前記押圧機構とを接続する平行度調整機構と、
    を備え、
    前記平行度調整機構が、
    前記第1保持部が取り付けられる可動部と、
    前記押圧機構に固定される固定部と、
    前記固定部に取り付けられて前記可動部に対して接離可能とされる押圧部と、
    前記第1当接領域の周囲において前記固定部と前記可動部とを接続する弾性体を有する接続部と、
    を備え、
    押圧時に前記第1当接領域が前記第2当接領域に倣う際の前記可動部の回転中心から前記第1当接領域までの距離が前記第1当接領域の幅の1/5以下であることを特徴とする押圧装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の押圧装置であって、
    前記接続部が、前記第1当接領域の周囲の前記第1当接領域の重心を囲む3カ所以上に設けられた複数のガイド機構を備え、
    前記複数のガイド機構のそれぞれが、前記可動部の前記押圧方向に垂直な方向への移動を拘束するとともに前記押圧方向への移動を可能とすることを特徴とする押圧装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載の押圧装置であって、
    前記弾性体が、前記第1当接領域の周囲の前記第1当接領域の重心を囲む3カ所以上に設けられ、前記押圧方向に対して垂直な複数の板バネであることを特徴とする押圧装置。
  6. 第1対象物を第2対象物に向けて押圧する押圧装置であって、
    第1対象物を保持する第1保持部と、
    前記第1対象物の第1当接領域を第2対象物の第2当接領域に対向させつつ前記第2対象物を保持する第2保持部と、
    前記第1保持部を前記第2保持部に対して所定の押圧方向に相対的に移動することにより前記第1対象物を前記第2対象物に向けて押圧する押圧機構と、
    前記第1保持部と前記押圧機構との間に配置されて前記第1保持部と前記押圧機構とを接続する平行度調整機構と、
    を備え、
    前記平行度調整機構が、
    前記第1保持部が取り付けられる可動部と、
    前記押圧機構に固定される固定部と、
    前記固定部に取り付けられて前記可動部に対して接離可能とされる押圧部と、
    前記第1当接領域の側方の前記第1当接領域の重心を囲む3カ所以上において前記固定部と前記可動部とを接続し、前記押圧方向に対して垂直に設けられる複数の板バネと、
    を備えることを特徴とする押圧装置。
  7. 請求項5または6に記載の押圧装置であって、
    前記第1当接領域から外側に向かう方向の張力を前記複数の板バネに作用させる複数の引張機構をさらに備えることを特徴とする押圧装置。
  8. 請求項4ないし7のいずれかに記載の押圧装置であって、
    前記押圧部と前記可動部との間の接触点を通る前記押圧方向に平行な直線と前記第1当接領域との交点が、前記第1当接領域の重心を囲む前記3カ所以上を結ぶ多角形の中に位置することを特徴とする押圧装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の押圧装置であって、
    前記平行度調整機構が、前記可動部と前記押圧部とが非接触の状態において前記可動部を支持する支持部をさらに備えることを特徴とする押圧装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の押圧装置であって、
    前記可動部が前記固定部に対して重力方向に関して下側に位置し、
    前記平行度調整機構が、前記可動部と前記固定部との間に配置されて前記可動部に作用する重力よりも小さい上方に向かう力を前記可動部に作用させる付勢機構をさらに備えることを特徴とする押圧装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の押圧装置であって、
    前記押圧機構による押圧により前記第1当接領域と前記第2当接領域とが接合されることを特徴とする押圧装置。
  12. 請求項11に記載の押圧装置であって、
    前記第1保持部に保持された前記第1対象物および前記第2保持部に保持された前記第2対象物を外気から隔離するチャンバをさらに備え、
    前記第1対象物の前記第2対象物に対する押圧が、減圧環境とされた前記チャンバ内において行われることを特徴とする押圧装置。
  13. 請求項11または12に記載の押圧装置であって、
    前記第1対象物および前記第2対象物の少なくとも一方が半導体基板であることを特徴とする押圧装置。
  14. 第1対象物を第2対象物に向けて押圧する押圧装置であって、
    第1対象物を保持する第1保持部と、
    前記第1対象物を第2対象物に対向させつつ前記第2対象物を保持する第2保持部と、
    前記第1保持部を前記第2保持部に対して所定の押圧方向に相対的に移動することにより前記第1対象物を前記第2対象物に向けて押圧する押圧機構と、
    前記第1保持部と前記押圧機構との間に配置されて前記第1保持部と前記押圧機構とを接続する平行度調整機構と、
    を備え、
    前記平行度調整機構が、
    前記押圧機構に固定される固定部と、
    前記第1保持部が取り付けられ、重力方向に関して前記固定部の下側に位置する可動部と、
    前記固定部に取り付けられて前記可動部に対して接離可能とされる押圧部と、
    前記可動部と前記押圧部とが非接触の状態において前記可動部を支持する支持部と、
    前記可動部と前記固定部との間に配置され、前記可動部に作用する重力よりも小さい上方に向かう力を前記可動部に作用させる付勢機構と、
    を備えることを特徴とする押圧装置。
  15. 第1対象物を第2対象物に向けて押圧する押圧方法であって、
    a)平行度調整機構を介して押圧機構に接続される保持部により第1対象物を保持する工程と、
    b)前記第1対象物の第1当接領域を第2対象物の第2当接領域に対向させつつ前記第2対象物を保持する工程と、
    c)前記保持部を前記第2対象物に対して所定の押圧方向に相対的に移動することにより、前記第1当接領域を前記第2当接領域に倣わせつつ前記第1対象物を前記第2対象物に向けて押圧する工程と、
    を備え、
    前記平行度調整機構の可動部に前記保持部が取り付けられ、前記平行度調整機構の固定部が前記押圧機構に固定され、前記固定部と前記可動部とが前記第1当接領域の周囲において弾性体により接続され、
    前記固定部に取り付けられた押圧部が、前記押圧機構による押圧前に前記可動部に対して非接触状態とされ、前記c)工程において前記可動部と接触して前記押圧機構からの押圧力が前記可動部に伝達され、
    前記第1当接領域が前記第2当接領域に倣う際の前記可動部の回転中心から前記第1当接領域までの距離をh、前記第1当接領域の幅をL、前記押圧方向に関して前記第1当接領域と前記第2当接領域との間の距離の差の最大値をδ、前記第1当接領域が前記第2当接領域に倣う際の前記第1当接領域の許容位置ずれ量をAとして、
    が満たされることを特徴とする押圧方法。
  16. 第1対象物を第2対象物に向けて押圧する押圧方法であって、
    a)平行度調整機構を介して押圧機構に接続される保持部により第1対象物を保持する工程と、
    b)前記第1対象物の第1当接領域を第2対象物の第2当接領域に対向させつつ前記第2対象物を保持する工程と、
    c)前記保持部を前記第2対象物に向けて所定の押圧方向に相対的に移動することにより、前記第1当接領域を前記第2当接領域に倣わせつつ前記第1対象物を前記第2対象物に向けて押圧する工程と、
    を備え、
    前記平行度調整機構の可動部に前記保持部が取り付けられ、前記平行度調整機構の固定部が前記押圧機構に固定され、前記固定部と前記可動部とが前記第1当接領域の周囲において弾性体により接続され、
    前記固定部に取り付けられた押圧部が、前記押圧機構による押圧前に前記可動部に対して非接触状態とされ、前記c)工程において前記可動部と接触して前記押圧機構からの押圧力が前記可動部に伝達され、
    前記第1当接領域が前記第2当接領域に倣う際の前記可動部の回転中心から前記第1当接領域までの距離が前記第1当接領域の幅の1/5以下であることを特徴とする押圧方法。
  17. 第1対象物を第2対象物に向けて押圧する押圧方法であって、
    a)平行度調整機構を介して押圧機構に接続される保持部により第1対象物を保持する工程と、
    b)前記第1対象物の第1当接領域を第2対象物の第2当接領域に対向させつつ前記第2対象物を保持する工程と、
    c)前記保持部を前記第2対象物に対して所定の押圧方向に相対的に移動することにより、前記第1当接領域を前記第2当接領域に倣わせつつ前記第1対象物を前記第2対象物に向けて押圧する工程と、
    を備え、
    前記平行度調整機構の可動部に前記保持部が取り付けられ、前記平行度調整機構の固定部が前記押圧機構に固定され、前記第1当接領域の側方の前記第1当接領域の重心を囲む3カ所以上において、前記押圧方向に対して垂直に設けられる複数の板バネにより前記固定部と前記可動部とが接続され、
    前記固定部に取り付けられた押圧部が、前記押圧機構による押圧前に前記可動部に対して非接触状態とされ、前記c)工程において前記可動部と接触して前記押圧機構からの押圧力が前記可動部に伝達されることを特徴とする押圧方法。
  18. 第1対象物を第2対象物に向けて押圧する押圧方法であって、
    a)平行度調整機構を介して押圧機構に接続される保持部により第1対象物を保持する工程と、
    b)前記第1対象物の第1当接領域を第2対象物の第2当接領域に対向させつつ前記第2対象物を保持する工程と、
    c)前記保持部を前記第2対象物に対して所定の押圧方向に相対的に移動することにより、前記第1当接領域を前記第2当接領域に倣わせつつ前記第1対象物を前記第2対象物に向けて押圧する工程と、
    を備え、
    前記平行度調整機構の固定部が前記押圧機構に固定され、重力方向に関して前記固定部の下側に位置する前記平行度調整機構の可動部に前記保持部が取り付けられ、
    前記押圧機構による押圧前に、前記固定部に取り付けられた押圧部が前記可動部に対して非接触状態とされ、前記可動部が前記平行度調整機構の支持部により支持され、前記可動部と前記固定部との間に配置された付勢機構により前記可動部に作用する重力よりも小さい上方に向かう力が前記可動部に作用し、
    前記c)工程において前記押圧部が前記可動部と接触して前記押圧機構からの押圧力が前記可動部に伝達されることを特徴とする押圧方法。
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