JP2018052288A - 移動体の相互監視システム - Google Patents

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【課題】通信に係るコストを抑制しつつ、監視対象となる移動体の盗難を検知することができる移動体の相互監視システムを提供する。【解決手段】複数の移動体101,151,171,191の間で通信を行う無線装置109と、複数の移動体101,151,171,191の少なくとも1つに設けられ、移動体101,151,171,191を管理する管理サーバ113と通信回路網112を介して通信を行う通信装置108と、複数の移動体101,151,171,191の各移動体が他の少なくとも1つの移動体との間で予め定めた情報の通信を行う確認通信処理において異常が確認された場合に、異常が生じた旨を通信装置108を通じて管理サーバ113に通知する監視装置103とを備えて構成した。【選択図】 図1

Description

本発明は、建設機械や自動車などの移動体を監視する移動体の相互監視システムに関する。
建設機械や自動車などの移動体の盗難は、その所有者にとって非常に大きな問題である。そこで、このような移動体の盗難防止に関する技術として、例えば、特許文献1(特開2007−204000号公報)には、監視対象の移動体に搭載され、該移動体に関する移動体情報を、該移動体を管理する管理装置側に送信する移動体監視装置であって、前記移動体の始動を禁止する始動ロック機能が有効である場合に、該始動ロック機能が解除されている場合と異なる送信条件で前記管理装置側に前記移動体情報を送信させる制御を行う移動体監視装置が開示されている。
特開2007−204000号公報
しかしながら、上記従来技術においては、監視対象である各移動体に通信機能を持たせた上で各移動体と管理サーバとの間で通信を行う必要があり、通信装置の設置や通信インフラの使用による通信コストが個別に発生してしまうためコストの増加を招いてしまうという問題点があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、通信に係るコストを抑制しつつ、監視対象となる移動体の盗難を検知することができる移動体の相互監視システムを提供することを目的とする。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、複数の移動体を監視する移動体の相互監視システムにおいて、前記複数の移動体に前記移動体の監視に関する情報を設定する設定装置と、前記複数の移動体の間で通信を行う第1の通信装置と、前記複数の移動体の少なくとも1つに設けられ、前記移動体を管理する管理サーバと通信回路網を介して通信を行う第2の通信装置と、前記複数の移動体の各移動体が他の少なくとも1つの移動体との間で予め定めた情報の通信を行う確認通信処理において異常が確認された場合に、異常が生じた旨を前記第2の通信装置を通じて前記管理サーバに通知する監視装置とを備えたものとする。
本発明によれば、通信に係るコストを抑制しつつ、監視対象となる移動体の盗難を検知することができる。
一実施の形態に係る移動体の相互監視システムの全体構成を概略的に示す図である。 移動体相互監視処理の監視開始処理を示すフローチャートである。 監視処理における監視設定移動体の処理を示すフローチャートである。 監視処理中において監視設定移動体を始動させる場合の処理(監視終了処理)を示すフローチャートである。 監視処理中において監視対象移動体を始動させる場合の処理(監視終了処理)を示すフローチャートである。 監視処理を実行していない状態において移動体を始動させる場合の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施の形態においては、相互監視システムの適用対象としてディーゼル燃料等を用いるエンジン(原動機)により駆動される建設機械や自動車などの移動体を例示して説明するが、原動機として電動機(所謂、電動モータ)を用いる移動体を含む場合も本発明を適用しても構わない。
図1は、本実施の形態に係る移動体の相互監視システムの全体構成を概略的に示す図である。
図1に示すように、移動体の相互監視システムは監視対象となりうる複数(例えば本実施の形態では4つ)の移動体101,151,171,191により構成された一群の移動体に適用される。
移動体101は、エンジン107を原動機として用いた移動体であり、イグニッションキー110の操作に応じてエンジン107の動作を制御するエンジン制御装置106と、移動体101の各構成に電力を供給するバッテリー111と、アンテナ109aを介して他の移動体151,171,191との間で通信を行う無線装置(第1の通信装置)109と、移動体101,151,171,191を管理する管理サーバ113とアンテナ108a及び通信回路網112(例えば、衛星通信回路を含むインターネット通信網など)を介して通信を行う通信装置(第2の通信装置)108と、移動体101,151,171,191の監視を行う移動体相互監視処理を行う監視装置103と、移動体相互監視処理の設定情報を含む種々の情報を入力するための入力装置102とを概略備えている。
監視装置103は、移動体相互監視処理に関する情報を記憶する記憶部105と、オペレータが入力装置102に入力した移動体相互監視処理に関する設定や情報を記憶部105に記憶させるとともに、記憶部に記憶された内容に基づいて移動体相互監視処理を実行する制御部104とを備えている。ここで、入力装置102と監視装置103(制御部104、記憶部105)の少なくとも一部は、移動体の監視に関する設定をオペレータの操作に基づいて行う、言い換えると、移動体の監視に関する情報を設定する設定装置を構成している。
イグニッションキー110は、その操作位置として、停止(OFF)、アクセサリ(ACC)、動作(ON)、始動(START)の4つの状態を有しており、エンジン制御装置106はイグニッションキー110の操作位置に応じてエンジン107の動作を制御する。イグニッションキー110がオペレータによって停止(OFF)位置に操作された場合はエンジン107を停止し、アクセサリ(ACC)位置に操作された場合は移動体101のアクセサリ電源に接続された各構成に電力を供給し、始動(START)位置を介して始動(START)位置に操作された場合はエンジン107の始動装置(セルモータなど、図示せず)に電力を供給してエンジン107を始動させる。なお、イグニッションキー110は、始動(START)位置でオペレータの操作から解放されると、動作(ON)位置に戻り、アクセサリ電源への電力の供給及びエンジン107の動作が継続される。また、バッテリー111は、イグニッションキー110の操作位置に関係なく、入力装置102、監視装置103、通信装置108、および無線装置109に常時電力を供給するように構成されている。
管理サーバ113は、移動体相互監視処理の監視対象となる移動体101,151,171,191の情報を管理するとともに、監視対象の移動体101,151,171,191の異常が検知された場合に所有者(又は管理者)に異常の発生した旨を報知する機能を有している。
移動体151は、移動体101と同様の構成を有するものであって、エンジン157を原動機として用いた移動体であり、イグニッションキー160の操作に応じてエンジン157の動作を制御するエンジン制御装置156と、移動体151の各構成に電力を供給するバッテリー161と、アンテナ159aを介して他の移動体101,171,191との間で通信を行う無線装置(第1の通信装置)159と、移動体101,151,171,191を管理する管理サーバ113とアンテナ158a及び通信回路網112(例えば、通信衛星を含むインターネット通信網など)を介して通信を行う通信装置(第2の通信装置)158と、移動体101,151,171,191の監視を行う移動体相互監視処理を行う監視装置153(制御部154及び記憶部155を含む)と、移動体相互監視処理の設定情報を含む種々の情報を入力するための入力装置152とを概略備えている。
移動体171は、移動体101,151に対して通信装置(第2の通信装置)108,158を含まない構成となっているが、その他の部材については同様の構成を有している。なお、説明の簡単のため、移動体171の他の構成については図示及び説明を省略する。
移動体191は、他の移動体200(例えば、移動体101,151,171のようにエンジンを原動機として用いた監視対象となる他の移動体)に後付けで設置可能に設けられた監視ユニット(言い換えると簡易構成ユニット)であり、移動体191の各構成に電力を供給するバッテリー196と、アンテナ199aを介して他の移動体101,151,171との間で通信を行う無線装置(第1の通信装置)199と、移動体101,151,171,191の監視を行う移動体相互監視処理を行う監視装置193(制御部194及び記憶部195を含む)と、移動体相互監視処理の設定情報を含む種々の情報を入力するための入力装置192とを概略備えている。移動体191を用いることにより、本発明の移動体の相互監視システムの構成が製造時に組み込まれていない移動体においても、本発明の移動体相互監視処理の対象とすることができる。なお、本実施の形態では移動体191が通信装置(第2の通信装置)を有しない構成としたが、移動体191に移動体101,151の通信装置(第2の通信装置108,158)と同様の通信装置を設ける構成とし、後に詳述する移動体相互監視処理において通信装置108,158と同様の機能を果たすことができるように、すなわち、移動体191が監視設定移動体(後述)としての機能を果たすことができるように構成しても良い。
次に、図2〜図5のフローチャートを用いて移動体相互監視処理の詳細について説明する。移動体相互監視処理は、監視開始処理(図2)、監視処理(図3)、監視終了処理(図4,図5)の各処理により構成されている。
まず、監視開始処理について図2を参照しつつ説明する。図2は、移動体相互監視処理の監視開始処理を示すフローチャートである。監視開始処理は、監視対象となる複数の移動体についての監視処理を開始する処理であり、例えば、移動体による作業を行わない夜間等において移動体の運転者(オペレータ)が作業現場を離れる際に行う。監視開始処理は、監視対象となる全ての移動体101,151,171,191のイグニッションキー110をアクセサリ(ACC)位置に操作してエンジンを停止した後に開始する。
図2において、監視開始処理が開始されると、まず、監視対象となる複数の移動体から1つの移動体を監視処理の設定主体となる監視設定移動体として選択する(ステップS201)。ここでは、移動体101を監視設定移動体として選択した場合を例示する。次に、移動体101(以降、監視設定移動体101とも称する)を他の移動体151,171,191の無線装置(第1の通信装置)からの移動体情報の信号を無線装置(第1の通信装置)109で受信可能な状態とする(ステップS202)。監視設定移動体101の受信可能な状態への移行(すなわち、移動体101の監視設定移動体101としての選択)は入力装置102からの設定入力により行われる。移動体情報は各移動体を識別するための識別情報であり、移動体(機体等)の種類、車体の号機、無線装置のシリアルナンバー、移動体のシリアルナンバー等である。なお、簡易構成ユニットである移動体191においては、無線装置のシリアルナンバー、移動体のシリアルナンバー等が移動体情報となる。
監視設定移動体101が移動体情報を受信可能な状態に移行されると、監視設定移動体101の無線装置109から監視開始処理が実行された旨の信号(監視開始処理信号)が出力され、無線装置109と通信可能な範囲にあって監視開始処理信号を受信した他の移動体151,171,191のそれぞれにおいて、監視設定移動体101に移動体情報を送信する(ステップS203〜S205)。すなわち、ステップS203〜S205は、他の移動体151,171,191の台数分だけ繰り返される。
ステップS203〜S205の処理が終了し、監視設定移動体101において全ての移動体151,171,191からの移動体情報が受信されると、入力装置102の図示しない表示部に受信した移動体情報が一覧表示される(ステップS206)。
次に、一覧表示された移動体情報から監視処理の監視対象とする移動体(以降、監視対象移動体とも称する)を選択し、監視間隔時間を設定する(ステップS207)。つまり、移動体情報を受信した全ての移動体(本実施の形態では移動体151,171,191)を監視処理の監視対象とする必要はなく、必要に応じて監視対象とする移動体を選択することができる。ここでは、全ての移動体151,171,191を監視対象移動体として選択したものとして説明する。監視対象として選択された移動体151,171,191の移動体情報は、監視設定移動体101の移動体情報とともに監視対象移動体情報として監視装置103の記憶部105に記憶される。
監視対象移動体の選択が終了すると、監視設定移動体101から全ての監視対象移動体151,171,191に監視対象移動体情報と監視間隔時間を送信し(ステップS208)、各監視対象移動体151,171,191からの受信完了信号の受信を確認したら監視処理を開始する(ステップS209)。監視対象移動体151,171,191は、受信した監視対象移動体情報を監視装置153,193の記憶部155,195に記憶する(移動体171も同様である)。各移動体101,151,171,191は監視対象移動体情報を参照することにより、監視対象に含まれている他の移動体についても知ることができる。
監視処理が開始されたら監視設定移動体101および監視対象移動体151,171,191のイグニッションキー110を停止(OFF)位置に操作して鍵を抜き取り(ステップS210)、処理を終了する。
なお、監視開始処理の処理(ステップS201〜S208)が終了する前にイグニッションキー110を停止(OFF)位置に操作すると監視処理は開始されず、監視開始処理の各処理状態はリセットされる。
次に、監視処理及び監視終了処理について図3〜図5を参照しつつ説明する。
図3は、監視処理における監視設定移動体の処理を示すフローチャートである。図3に示すように、監視設定移動体101は監視処理が開始されると、記憶部105に記憶した監視間隔時間が経過するまで待機する(ステップS401)。監視間隔時間が経過したら、無線装置109を介して確認情報を送信した場合の各監視対象移動体151,171,191からの受信情報の受信が正常に行われたかどうかによって、監視対象移動体が監視対象範囲内にあるかどうかを判定し(ステップS403:確認通信処理)、判定結果がNOの場合、すなわち、監視対象移動体が無いと判定した場合には、無いと判定した監視対象移動体の移動体情報を異常のある監視対象移動体の情報として通信装置108を介して管理サーバ113に送信する(ステップS404)。管理サーバ113は、監視対象移動体の異常の情報を受信すると所有者(又は管理者)に異常の発生した旨を報知する。なお、確認情報とは、監視対象移動体の存在を確認するための情報であり、監視対象移動体情報等から生成されるものである。また、監視対象範囲は、例えば、監視設定移動体101の無線装置109と通信可能な範囲であり、監視設定移動体101から50〜100m程度の範囲である。また、監視処理中に行った確認情報の送信・受信情報の受信状況は通信履歴として監視装置103の記憶部105に記憶される。同様に、監視対象移動体においても監視処理中に行った確認情報の受信・受信情報の送信状況は通信履歴として監視装置の記憶部に記憶される。ステップS403での判定結果がYESの場合、すなわち、監視対象移動体が監視対象範囲内にあると判定した場合には何もせずに、次の監視対象移動体の存在の有無の判定を行う。ステップS402〜S405の処理が監視対象移動体の台数分だけ繰り返されて全ての監視対象移動体の存在の有無が判定されると、ステップS401に戻る。
なお、確認情報は各監視対象移動体から監視設定移動体に送信されるとしたが、監視設定移動体で中継するように構成しても良い。また、監視処理中において、何らかの障害等により監視設定移動体101が監視設定移動体としての機能を維持できなくなった場合には、他の監視対象移動体が移動体101の監視設定移動体としての機能を全て代行する。この場合には、監視設定移動体としての機能を代行する監視対象移動体が監視設定移動体の異常を通信装置を介して管理サーバ113に送信する。なお、監視設定移動体としての機能を維持できなくなったかどうかは、例えば、監視対象移動体151,171,191において監視設定移動体101からの確認情報を受信できない場合に監視対象移動体同士でその旨を確認することによって確認することができる。また、監視設定移動体としての機能を代行する監視対象移動体は一意に決まれば良く、決め方には種々の方法が考えられるが、例えば、監視対象移動体の中で移動体情報に含まれる機体番号などが若い順に監視対象移動体の機能を代行するように設定しても良い。
図4は、監視処理中において監視設定移動体を始動させる場合の処理(監視終了処理)を示すフローチャートである。図4において、まず、監視設定移動体101のイグニッションキー110に鍵を差し込み、始動(START)位置に操作する(ステップS501)。続いて、記憶部105の通信履歴を参照し、直前の監視処理(図3のステップS402〜S405)において全ての監視対象移動体が監視対象範囲内にあると判定されているかどうかを確認し(ステップS502)、確認結果がYESの場合には、無線装置109を介して確認情報を送信した場合の各監視対象移動体151,171,191からの受信情報の受信が正常に行われたかどうかによって、監視対象移動体が監視対象範囲内にあるかどうかを判定する(ステップS504:確認通信処理)。ステップS503〜S505は、ステップS504での判定結果がNOとなるまで、或いは、監視対象移動体の台数分だけ繰り返される。
ステップS502,S504の何れかの判定結果がNOの場合には、入力装置102の表示部に監視対象範囲内に存在しないと判定された監視対象移動体の移動体情報とエンジン107の始動が不可である旨の情報(アイコン等)とを表示し(ステップS507)、エンジン制御装置106にエンジン107を始動させないように制御する指示情報を送信してエンジン始動不可とし(ステップS508)、処理を終了する。また、ステップS503〜S505において、全ての監視対象移動体が監視対象範囲内に存在すると判定された場合(判定結果がYESの場合)には、監視設定移動体101から無線装置109を介して全ての監視対象移動体151,171,191に監視処理を終了する旨の信号(監視終了情報)が送信され、各監視対象移動体151,171,191からの受信完了信号の受信を確認する(ステップS511〜S513)。各監視対象移動体151,171,191は、監視終了情報を受信すると監視処理を終了し、記憶部155,195に記憶した監視対象移動体情報を削除する(移動体171も同様である)。ステップS511〜S513が監視対象移動体の台数分だけ繰り返されて全ての監視対象移動体から受信完了信号が受信されると、監視設定移動体101は監視処理を終了し、エンジン107を始動可能とする旨の情報をエンジン制御装置106に送信してエンジン107を始動し(ステップS506)、処理を終了する。このように、監視対象となった全ての移動体がそろうことによりエンジン107の始動が可能となる。
図5は、監視処理中において監視対象移動体を始動させる場合の処理(監視終了処理)を示すフローチャートである。ここでは、監視対象移動体151の場合を例示して説明する。図5において、まず、監視対象移動体151のイグニッションキー160に鍵を差し込み、始動(START)位置に操作する(ステップS601)。続いて、記憶部155の通信履歴を参照し、確認情報の前回の受信時間から現在までの経過時間を確認し(ステップS602)、経過時間が監視間隔時間よりも短いかどうかを判定する(ステップS603)。ステップS603での判定結果がYESの場合には、無線装置159を介して監視設定移動体101及び監視対象移動体171,191に確認情報を送信し、各移動体101,171,191からの受信情報の受信が正常に行われたかどうかによって、監視対象移動体に属する他の移動体が監視対象範囲内にあるかどうかを判定する(ステップS605:確認通信処理)。ステップS604〜S606は、ステップS605での判定結果がNOとなるまで、或いは、監視対象移動体の台数分だけ繰り返される。
ステップS603,S605の何れかの判定結果がNOの場合には、入力装置152の表示部に監視対象範囲内に存在しないと判定された移動体の移動体情報とエンジン157の始動が不可である旨の情報(アイコン等)とを表示し(ステップS611)、エンジン制御装置156にエンジン157を始動させないように制御する指示情報を送信してエンジン始動不可とし(ステップS612)、処理を終了する。また、ステップS604〜S606において、全ての監視対象移動体が監視対象範囲内に存在すると判定された場合(判定結果がYESの場合)には、監視対象移動体151から無線装置159を介して他の全ての移動体101,171,191に監視処理を終了する旨の信号(監視終了情報)が送信され、各移動体101,171,191からの受信完了信号の受信を確認する(ステップS607〜S609)。他の移動体101,171,191は、監視終了情報を受信すると監視処理を終了し、記憶部105,195に記憶した監視対象移動体情報を削除する(移動体171も同様である)。ステップS607〜S609が他の移動体の台数分だけ繰り返されて全ての監視対象移動体から受信完了信号が受信されると、監視対象移動体151はエンジン157を始動可能とする旨の情報をエンジン制御装置156に送信してエンジン157を始動し(ステップS610)、処理を終了する。このように、監視対象となった全ての移動体がそろうことによりエンジン157の始動が可能となる。
次に、監視処理を実行していない状態における移動体の始動について図6を参照しつつ説明する。図6は、監視処理を実行していない状態において移動体を始動させる場合の処理を示すフローチャートである。ここでは、移動体101の場合を例示して説明する。図6に示すように、まず、移動体101のイグニッションキー110に鍵を差し込み、始動(START)位置に操作すると(ステップS701)、エンジン制御装置106は監視装置103からの制約なくエンジン107を始動し(ステップS702)、処理を終了する。
以上のように構成した本実施の形態における効果を説明する。
建設機械や自動車などの移動体の盗難防止に関する従来技術においては、監視対象である各移動体に通信機能を持たせた上で各移動体と管理サーバとの間で通信を行う必要があり、通信装置の設置や通信インフラの使用による通信コストが個別に発生してしまうためコストの増加を招いてしまうという問題点があった。
これに対して本実施の形態に係る移動体の相互監視システムは、複数の移動体に移動体の監視に関する情報を設定する設定装置と、複数の移動体の間で通信を行う第1の通信装置と、複数の移動体の少なくとも1つに設けられ、移動体を管理する管理サーバと通信回路網を介して通信を行う第2の通信装置と、複数の移動体の各移動体が他の少なくとも1つの移動体との間で予め定めた情報の通信を行う確認通信処理において異常が確認された場合に、異常が生じた旨を第2の通信装置を通じて管理サーバに通知する監視装置とを備えて構成した。このように、複数の移動体を監視することで、監視対象となる移動体の盗難や故障の発生を効率的に検知することができる。また、通信に係るコストを抑制しつつ、監視対象となる移動体の盗難を検知することができる。
また、監視装置は、確認通信処理に異常が生じた時には移動体の原動機の始動を制限するように構成したので、移動体の持ち去り(盗難)に遭った移動体の単体でのエンジンスタートを制限することができ、作業現場からの持ち去り(盗難)に遭った移動体の盗難や不正使用を抑制することができる。
さらに、確認通信処理は、設定装置での設定に基づいて定期的に実行されるように構成したので、監視対象となる移動体の盗難や故障の発生を定期的に検知することができる。
また、第2の通信装置により管理サーバと通信を行うよう予め設定された移動体における確認通信処理で異常が確認された場合に、第2の通信装置を有する他の移動体が管理サーバとの通信を代理するように構成したので、監視対象の各移動体における各種障害の報告漏れが無くなり、移動体の相互監視システムの信頼性を向上することができる。
さらにまた、移動体の原動機の始動が制限された場合には、原動機の始動が制限された旨とその理由に関する情報とを表示部に表示するように構成したので、移動体である作業機や自動車の始動が制限されていること、監視対象の移動体に盗難や故障などの異常が生じていることをオペレータが容易に知ることができ、エンジンの始動が制限されていること対して不要に戸惑うことなく、盗難や故障などの異常に対処することができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内の様々な変形例が含まれる。例えば、本発明は、上記の実施の形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含まれる。
101,151,171,191(200)…移動体(監視設定移動体・監視対象移動体)、102,152,192…入力装置、103,153,193…監視装置、104,154,194…制御部、105,155,195…記憶部、106,156…エンジン制御装置、107,157…エンジン、108,158…通信装置(第2の通信装置)、108a,109a,158a,159a,179a,199a…アンテナ、109,159,199…無線装置(第1の通信装置)、110,160…イグニッションキー、111,161,196…バッテリー、112…通信回路網、113…管理サーバ

Claims (5)

  1. 複数の移動体を監視する移動体の相互監視システムにおいて、
    前記複数の移動体に前記移動体の監視に関する情報を設定する設定装置と、
    前記複数の移動体の間で通信を行う第1の通信装置と、
    前記複数の移動体の少なくとも1つに設けられ、前記移動体を管理する管理サーバと通信回路網を介して通信を行う第2の通信装置と、
    前記複数の移動体の各移動体が他の少なくとも1つの移動体との間で予め定めた情報の通信を行う確認通信処理において異常が確認された場合に、異常が生じた旨を前記第2の通信装置を通じて前記管理サーバに通知する監視装置と
    を備えたことを特徴とする移動体の相互監視システム。
  2. 請求項1記載の移動体の相互監視システムにおいて、
    前記監視装置は、前記確認通信処理に異常が生じた時には前記移動体の原動機の始動を制限することを特徴とする移動体の相互監視システム。
  3. 請求項1記載の移動体の相互監視システムにおいて、
    前記確認通信処理は、前記設定装置での設定に基づいて定期的に実行されることを特徴とする移動体の相互監視システム。
  4. 請求項1記載の移動体の相互監視システムにおいて、
    前記第2の通信装置により前記管理サーバと通信を行うよう予め設定された移動体における前記確認通信処理で異常が確認された場合に、前記第2の通信装置を有する他の移動体が前記管理サーバとの通信を代理することを特徴とする移動体の相互監視システム。
  5. 請求項2記載の移動体の相互監視システムにおいて、
    前記移動体の原動機の始動が制限された場合には、原動機の始動が制限された旨とその理由に関する情報とを表示部に表示することを特徴とする移動体の相互監視システム。
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