JP2018051866A - 塗膜構成体 - Google Patents

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【課題】実際の木目のような外観に見えやすい塗膜構成体を提供する。【解決手段】着色受理層2と、該着色受理層2の表面に部分的に設けられる着色層3と、を備える塗膜構成体1である。着色受理層2は光沢を有し、着色層3は着色受理層2よりも光沢が少なくて濃色に形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、塗膜構成体に関する。詳しくは、建材等の表面に設けられた塗膜構成体に関する。
従来、基材の表面に塗膜を設けて建材が形成されており、この場合、複数の塗膜が積層した塗膜構成体を基材の表面に形成するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
図2A及び図2Bには、表面が木目調に形成された建材20の一例を示している。建材20は、表面が凹凸面に形成された基材24と、凹凸面の全面に亘って形成された受理層22と、受理層22の表面に全面に亘って形成されたインク層23とを備えて形成されており、受理層22とインク層23とで塗膜構成体21が形成されている。受理層22はインク層23が定着しやすい塗膜で形成されている。また受理層22は、インク層23の発色が得やすいように白色で形成されている。インク層23はフルカラーのインクジェットプリンタ等を用いて印刷により形成されており、木目調にデザインされている。通常は、白地の受理層22に対して、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、黒)インクを網点としてインク層23を印刷してデザインをつけるようにしている。木目調のインク層23をフルカラーのインクジェット印刷で表現する際は、インクを吸収して定着させる白色の受理層22の凹凸柄に合わせて、受理層22の全面にわたって印刷を行うようにしている。そして、基材24の凹凸面の凸部の箇所で木目の年輪部分231を表現し、基材24の凹凸面の凹部の箇所で木目の非年輪部分(年輪でない部分)232を表現している。
特開2007−154432号公報
しかし、実際の木目は、年輪部分が濃色で表面の光沢が少なく、非年輪部分は年輪部分に比べて淡色で光沢がある。すなわち、実際の木目は、場所によって光沢の度合いが異なっているが、上記のようなインクジェット印刷による全面の印刷では、光沢のコントロールが難しく、塗膜構成体の木目調を実際の木目のような外観にすることが難しかった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、実際の木目のような外観に見えやすい塗膜構成体を提供することを目的とするものである。
本発明に係る塗膜構成体は、
着色受理層と、
該着色受理層の表面に部分的に設けられる着色層と、
を備える塗膜構成体であって、
前記着色受理層は光沢を有し、
前記着色層は前記着色受理層よりも光沢が少なくて濃色に形成されている。
上記塗膜構成体において、前記着色受理層はマイカを含有していることが好ましい。
上記塗膜構成体において、前記着色層で木目の年輪部分を表現し、前記着色受理層で木目の非年輪部分を表現していることが好ましい。
本発明は、光沢を有する着色受理層で木目の非年輪部分を表現することができ、着色受理層よりも光沢が少なくて濃色に形成されている着色層で木目の年輪部分を表現することができ、実際の木目のような外観に見えやすい。
図1Aは、本発明に係る塗膜構成体の一実施の形態を示す断面図である。図1Bは、本発明に係る塗膜構成体の一実施の形態を示す平面図である。 図2Aは、従来例を示す断面図である。図2Bは、従来例を示す平面図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
図1A及び図1Bには、本実施の形態の塗膜構成体1を備えた建材10が示されている。塗膜構成体1は基材4の表面(上面)に全面にわたって設けられている。塗膜構成体1は着色受理層2と着色層3とで構成されている。着色受理層2は基材4の表面に全面にわたって設けられている。着色層3は着色受理層2の表面に部分的に設けられている。
基材4は略平板状に形成されており、その表面には凹凸面を有している。凹凸面は複数の凸部40と複数の凹部41とが交互に繰り返すように形成されるが、凸部40の幅寸法や高さ寸法及び凹部41の幅寸法や深さ寸法は一定でなくてもよく、ランダムに形成することが可能である。基材4は各種の材質で形成することができ、例えば、セメントを含む成形材料の硬化物である窯業系基材、金属板を成形して得られる金属系基材、樹脂材料を成形して得られる樹脂系基材などがある。
着色受理層2は着色層3を構成するインクを吸収するなどして定着、発色しやすくするための塗膜である。着色受理層2の塗膜は、例えば、アクリル系エマルションをベースにしたアクリル樹脂塗料やアクリルシリコン系エマルションをベースにしたアクリルシリコン樹脂塗料などの塗膜である。着色受理層2は、インクの定着性を向上させるために体質顔料や吸湿性樹脂などを含有していることが好ましい。また着色受理層2は、基材4の隠蔽性やインクの定着性のために、20〜180μmの厚みで形成することが好ましい。着色受理層2は、基材4の凹凸面に沿って密着させて全面にわたって形成されている。着色受理層2は所望のデザインの塗膜構成体1に応じて適宜着色されていても良い。
着色層3は建材10の表面に各種の色、柄、模様を付与して化粧し、デザインするための印刷層である。着色層3はインクジェットプリンタなどでデザイン性を高くして印刷して形成することができる。着色層3は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色の水性インクなどで形成することが可能である。着色層3は着色受理層2の表面に設けられているが、凸部40の上面に対応する位置(凸部40の上方)に設けられており、凹部41に対応する位置には設けられていない。このようにして着色層3は凸部40の平面形状に沿った形状に形成される。また着色層3が形成されていない箇所では、着色受理層2が着色層3では覆われなくなって、建材10の表面の意匠を構成することになる。
上記のように形成される塗膜構成体1において、着色受理層2は着色層3よりも光沢(艶)が高く、且つ着色層3よりも淡色になっている。すなわち、着色層3は着色受理層2よりも光沢が低く、且つ着色受理層2よりも濃色になっている。ここで、「光沢」とは、JIS K 5600−4−7:1999「塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第7節:鏡面光沢度」に準拠して測定されるものである。本実施の形態においては、着色受理層2の鏡面光沢度が30〜60であることが好ましく、着色層3の鏡面光沢度が30未満であることが好ましい。
ここで、着色受理層2の光沢などの外観を調整するにあたっては、マイカを使用することができる。例えば、マイカの含有量を増減させることで、着色受理層2の光沢を増減させたり、マイカを着色受理層2に部分的に含有させて着色受理層2の光沢を不均一にしたり、マイカの形状を変化させることで光沢の度合いを変えたりすることができる。また光沢の色味を木肌に近い黄色味に近づけるために、酸化鉄でコーティングされたマイカを使用することも可能である。マイカの含有量は、着色受理層2に対する所望の光沢度に応じて、適宜調整可能であるが、着色受理層2の全量に対して0.1〜30質量%とすることができ、より好ましくは、着色受理層2の全量に対して1〜10質量%とすることができる。
本実施の形態の塗膜構成体1は以下のようにして形成することが可能である。
まず、基材4の表面(凹凸面)に着色受理層2を形成するための塗料を全面にわたって塗布する。この塗料は、建材10のデザイン等に適した色に着色されていても良いし、マイカを含有していてもよい。塗布方法は、特に限定されず、例えば、ロール塗装やスプレー塗装などを採用することができる。基材4の表面に塗布された塗料は乾燥硬化することで着色受理層2が形成される。
次に、着色層3を着色受理層2の表面に形成する。この場合、着色層3はインクジェット印刷等により形成することができる。すなわち、着色層3を形成するためのインク31をドット状に着色受理層2の表面に付着させるようにして印刷することができる。そしてインク31を乾燥硬化させることにより着色層3が形成される。ここで、着色層3は基材4の凸部40の頂面に対応する位置に設けられ、これにより、着色層3により木目の年輪部分を表現することができる。また着色層3が形成されていない着色受理層2により木目の非年輪部分を表現することができる。
このように形成される塗膜構成体1は、非年輪部分を表現する着色受理層2の光沢が強調され、年輪部分を表現する着色層3の光沢が抑制されることで、平面視で見た場合に、実際の木目のような外観を有する木目調に形成される。また着色層3は着色受理層2の全面には印刷せずに、年輪部分を表現する部分のみに局所的な印刷となるために、着色層3の形成時のコストダウンを図ることができる。
1 塗膜構成体
2 着色受理層
3 着色層
4 基材

Claims (3)

  1. 着色受理層と、
    該着色受理層の表面に部分的に設けられる着色層と、
    を備える塗膜構成体であって、
    前記着色受理層は光沢を有し、
    前記着色層は前記着色受理層よりも光沢が少なくて濃色に形成されている
    塗膜構成体。
  2. 請求項1において、
    前記着色受理層はマイカを含有している塗膜構成体。
  3. 請求項1又は2において、
    前記着色層で木目の年輪部分を表現し、
    前記着色受理層で木目の非年輪部分を表現している
    塗膜構成体。
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