JP2018051778A - ポリオレフィン系樹脂多層管 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明のポリオレフィン系樹脂多層管100は、軸心から外周への方向に、第1層110、第2層120および第3層310をこの順で含む。第1層110および第3層130は、ポリオレフィン系樹脂を主成分として含む。第2層120は、ポリオレフィン系樹脂とガラス繊維とを含む。第2層120中に含まれるガラス繊維の配合量は、5重量%以上18重量%以下である。成形後の第2層120中に含まれるガラス繊維の平均繊維長は150μm以上700μm以下である。第2層120は、ガラス繊維が軸心に沿う方向に配向された配向層121を含んでよい。この場合、第2層120における配向層121が占める配向面積割合は5%以上40%未満である。
【選択図】図2
Description
(1)
本発明のポリオレフィン系樹脂多層管は、軸心から外周への方向に、第1層、第2層および第3層をこの順で含む。
第1層および第3層は、ポリオレフィン系樹脂を主成分として含む。
第2層は、ポリオレフィン系樹脂とガラス繊維とを含む。第2層中に含まれるガラス繊維の配合量は、5重量%以上18重量%以下である。成形後の第2層中に含まれるガラス繊維の平均繊維長は150μm以上700μm以下である。第2層は、ガラス繊維が軸心に沿う方向に配向された配向層を含む。この場合、第2層における配向層が占める配向面積割合は5%以上40%未満である。
「配向面積割合」とは、軸心を含む面で多層管を切断した場合の断面において、第2層の全体が占める断面積に対する配向層が占める断面積の割合をいう。
さらに、第2層中に軸方向の配向層を含ませる場合は、配向の効果として低線膨張性および剛性の向上効果を得ることができるとともに、当該配向層が占める配向面積割合を特定範囲とすることで引張伸びも良好に発現させることができる。
上記(1)のポリオレフィン系樹脂多層管は、第2層が相溶化剤として酸変性ポリオレフィン系樹脂をさらに含んでよい。
上記(2)のポリオレフィン系樹脂多層管は、第2層における酸変性ポリオレフィン系樹脂の含有量が、0.3重量%以上10重量%以下であってよい。
上記(1)から(3)のいずれかのポリオレフィン系樹脂多層管は、第1層の相対厚みを1とした場合、第2層の相対厚みが0.5以上2以下であり、第3層の相対厚みが0.5以上1.5以下であってよい。
[1−1.基本構成]
図1は、本発明の一実施形態の多層管を、軸心に垂直な面で切断した場合の模式的断面図である。図2は、図1のA−A線で軸心方向に切断した場合(つまり軸心を含む面で切断した場合)の模式的拡大断面図である。
第1層110および第3層130は、いずれも同じポリオレフィン系樹脂を主成分として構成される樹脂層である。したがって、第2層120の両面で機械的特性が揃うとともに、多層管100の製造効率も良い。しかしながら、本発明は、第1層110と第3層130とが互いに異なるポリオレフィン系樹脂から構成されることを除外するものではない。
これらのポリオレフィン系樹脂は、1種が単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
第2層120は、マトリックス樹脂と繊維とを含む繊維強化樹脂層である。第2層120は、配向層121および無配向層122を含んで構成される。
第2層120のマトリックス樹脂は、ポリオレフィン系樹脂である。ポリオレフィン系樹脂の具体例としては、第1層110および第3層130の構成樹脂として挙げたものと同様である。第2層120のマトリックス樹脂は、第1層110および第2層120を構成する樹脂と同じであっても異なっていてもよいが、第1層110、第2層120および第3層130の全ての層に同じ樹脂を用いる場合、隣接する層が互いになじみやすく、界面剥離を効果的に抑制することができる点で好ましい。
第2層120中のガラス繊維の含有量は、強度、剛性および引張伸びを良好に得る観点から5%以上であり、好ましくは10%以上である。当該含有量の範囲内の上限値は、引張伸びを良好に得る観点から18%であり、好ましくは15%である。
配向層121では、繊維が軸心Oに沿う方向に配向している。具体的には、繊維の平均繊維長の10%以上の長さを有する繊維のうち、少なくとも50%、好ましくは少なくとも70%のものの方向が、当該軸心O方向に対して±15°以内に収まっている。ガラス繊維をこのように配向させることによって、多層管100に低線膨張性および剛性の向上効果が付与される。
無配向層122では、配向層121におけるようなガラス繊維の配向はない。具体的には、無配向層122におけるガラス繊維の繊維方向はランダムであり任意の方向である。このため、相対的に繊維方向が軸心O方向である繊維が配向層121に比べて有意に少ない。このような無配向層122を存在させることは、多層管100に耐圧性能を付与する点で好ましい。
ガラス繊維は、短繊維すなわち不連続長繊維である。成形後の第2層120中に実際に含まれるガラス繊維の平均繊維長は、配向の効果(低線膨張性および剛性の向上効果)を効率的に得る観点から150μm以上であり、配向の効果をより効率的に得る観点から、好ましくは200μm以上である。当該平均繊維長の範囲内の上限値は、成形性の観点から700μmであり、より良好な成形性を得る観点から、好ましくは650μmである。
ガラス繊維の平均繊維径は、たとえば1μm以上30μm以下であってよい。繊維径が上記下限値以上であることは、強度の点で好ましい。繊維径が上記上限値以下であることにより、繊維の配向のコントロールが容易である点で好ましい。これらの効果を一層効果的に得る観点からは、ガラス繊維の繊維径は好ましくは5μm以上20μm以下、より好ましくは5μm以上15μm以下である。なお、平均繊維径とは、第2層120に含まれる複数(たとえば500本)の繊維それぞれの最大径の平均値である。
ガラス繊維は表面処理されていてもかまわない。表面処理剤としては、メタクリルシラン、アクリルシラン、アミノシラン、イミダゾールシラン、ビニルシラン及びエポキシシラン等が挙げられる。この中でも、アミノシランが好ましい。
ガラス繊維を良好に収束させる観点からは、ポリオレフィン収束剤のMFR(メルトマスフローレイト)は好ましくは0.01g/10分以上、好ましくは16g/10分以下である。上記MFRは、JIS K7210に基づいて、温度190℃、荷重2.16kgfの条件で測定される値である(以下において同様)。
第2層120には相溶化剤が含まれてよい。相溶化剤としては、たとえば、変性ポリオレフィンおよび塩素化ポリオレフィンなどが挙げられる。変性ポリオレフィンとしては、たとえば、酸変性ポリオレフィンおよびシラン変性ポリオレフィンなどが挙げられる。変性ポリオレフィンの変性態様としては、グラフトおよび共重合による変性が挙げられる。酸変性ポリオレフィンは、ポリオレフィン系樹脂が不飽和カルボン酸またはその誘導体によって変性されたものである。不飽和カルボン酸としては、たとえば、マレイン酸、ナジック酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、およびメサコン酸などの不飽和ジカルボン酸、ならびに、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、ソルビン酸、アンゲリカ酸、およびフタル酸等が挙げられる。また、その誘導体としては、酸無水物、エステル、アミド、イミド、金属塩等が挙げられ、例えば、無水マレイン酸、無水ナジック酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、無水フタル酸、アクリル酸メチル、メタクル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、マレイン酸モノエチルエステル、アクリルアミド、マレイン酸モノアミド、マレイミド、N−ブチルマレイミド、アクリル酸ナトリウム、メタクリル酸ナトリウム等が挙げられる。これらの中でも、不飽和ジカルボン酸及びその誘導体が好ましく、特に無水マレイン酸および無水フタル酸が好ましく挙げられる。
第2層120に強度を具備させる観点からは、相溶化剤は無水マレイン酸変性ポリオレフィンであることが好ましい。相溶化剤は、1種を単独で用いても良いし、2種以上を併用してもよい。
多層管100において、第2層120を構成する配向層121と無配向層122の数は特に限定されない。すなわち、第2層120は、配向層121および無配向層122のいずれかまたは両方を複数含み、配向層121と無配向層122とが交互に積層されるように構成されていてもよい。配向層121が複数含まれる場合、図2に相当する断面において、配向層121の断面積の合計が、第2層120全体の断面積に対して上記の配向面積割合5%以上40%未満、好ましくは5%以上35%以下を占めるように構成されてよい。
第2層120には、強度、剛性および引張伸びの性能を確保する範囲で、上述以外の他の成分が含まれてよい。当該他の成分は、第2層120を製造するための樹脂組成物からガラス繊維を除いた成分を100重量部とすると、ポリオレフィン系樹脂の含有量が、好ましくは80重量部以上、より好ましくは90重量部以上、更に好ましくは95重量部以上となる量で用いられてよい。ポリオレフィン系樹脂の含有量の範囲に含まれる上限値は、99.99重量%、または99.9重量%であってもよい。
上記酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤及びラクトン系酸化防止剤等が挙げられる。酸化防止剤は、1種が単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
ラクトン系酸化防止剤としては、3−ヒドロキシ−5,7−ジ−tert−ブチル−フラン−2−オンとo−キシレンとの反応生成物等が挙げられる。
滑剤の使用量は特に限定されない。たとえば、マトリックス樹脂であるポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、好ましくは0.01重量部以上、好ましくは3重量部以下である。
多層管100の第1層110、第2層120および第3層130の層厚の比率は、第1層の相対厚みを1とした場合、第2層の厚みが0.5以上2以下、好ましくは0.5以上1.5以下、第3層の相対厚みが0.5以上1.5以下、好ましくは0.7以上1.2以下となるように設計することができる。各層の厚みをこのような比率とすることによって、第1層および第3層による良好な表面平滑性および耐圧性を得るとともに、第2層の配向の配向の効果と良好な引張伸びに基づく耐震性とが良好に得られ、良好な耐クリープ性を含めたさらに好ましい性能バランスを得ることができる。
多層管100は、第1層110および第3層130をそれぞれ製造するための樹脂組成物と、第2層120を製造するための樹脂組成物とを調製し、成形機を用いて成形することができる。成形機としては特に限定されず、単軸押出機、二軸異方向パラレル押出機、二軸異方向コニカル押出機、及び二軸同方向押出機等が挙げられる。
成形後のガラス繊維の平均繊維長を150μmにより近づける(つまり短くなるように調整する)には、マトリックス樹脂のMFRが小さくなるように調整することができる。
(多層管の製造)
多層管100を以下のように製造した。
第1層110および第3層130を製造するための樹脂組成物として高密度ポリエチレン(PE100相当、密度0.94g/cm3)を用意した。第2層120を製造するための樹脂組成物として、上記と同じ高密度ポリエチレン樹脂の樹脂組成物にガラス繊維(チョップドストランド形状、平均繊維長3mm、平均繊維径13μm、オレフィン収束剤、シラン表面処理品)を10重量%(第2層120を製造するための樹脂組成物全体に対する量)および相溶化剤(無水マレイン酸変性ポリエチレン、融点130℃、密度0.96g/cm3)1重量%をブレンドした樹脂組成物を用意した。樹脂組成物は、二軸同方向押出機を用いて混練し、コンパウンドとして調製した。
多層管100の第2層120から約0.3gの試験片を採取し、500℃で1時間燃焼させた。キーエンス社製マイクロスコープを用い、残ったガラス繊維500本の長さを測定した結果、平均繊維長243μmであった。
第2層120を製造するための樹脂組成物中のガラス繊維のブレンド量を15重量%としたことを除いて、実施例1と同様に多層管を製造し、成形後のガラス繊維の繊維長を測定した。その結果、平均繊維長221μmであった。
第2層120を製造するための樹脂組成物中の相溶化剤のブレンド量を5重量%としたことを除いて、実施例1と同様に多層管を製造し、成形後のガラス繊維の繊維長を測定した。その結果、平均繊維長240μmであった。
多層管の第1層110、第2層120、第3層130の厚みの比を1:0.5:1としたことを除いて、実施例1と同様に多層管を製造し、成形後のガラス繊維の繊維長を測定した。その結果、平均繊維長238μmであった。
第2層120を製造するための樹脂組成物中の相溶化剤のブレンド量を10重量%としたことを除いて、実施例1と同様に多層管を製造し、成形後のガラス繊維の繊維長を測定した。その結果、平均繊維長233μmであった。
第2層120を製造するための樹脂組成物中のガラス繊維のブレンド量を5重量%とし、かつ、多層管の第1層110、第2層120、第3層130の厚みの比を1:3:1としたことを除いて、実施例1と同様に多層管を製造し、成形後のガラス繊維の繊維長を測定した。その結果、実施例1同様、平均繊維長240μmであった。
第2層120を製造するための樹脂組成物中の相溶化剤のブレンド量を15重量%としたことを除いて、実施例1と同様に多層管を製造し、成形後のガラス繊維の繊維長を測定した。その結果、平均繊維長240μmであった。
第2層120を製造するための樹脂組成物中のガラス繊維のブレンド量を25重量%としたことを除いて、実施例1と同様に多層管を製造し、成形後のガラス繊維の繊維長を測定した。その結果、平均繊維長208μmであった。
三層管型の第2層の流路は第1層と3層が合流する前に2mmから6mmまで拡大された部分を経る形態で構成されていない金型で成形したことを除いて、実施例1と同様に多層管を製造し、成形後のガラス繊維の繊維長を測定した。その結果、実施例1同様、平均繊維長248μmであった。
第2層120を製造するための樹脂組成物にガラス繊維を配合しなかったことを除いて実施例1と同様に製管した。つまり、第1層から第3層はいずれも同じ樹脂組成物から構成され、実質的には単層管が製造された。
樹脂組成物を二軸同方向押出機を用いて混練した時にスクリュー回転数を3倍まで上げてコンパウンド調製したことを除いて、実施例1と同様に多層管を製造し、成形後のガラス繊維の繊維長を測定した。その結果、平均繊維長120μmであった。
実施例1から実施例7および比較例1から比較例4で得られた管について、以下の性能試験を行った。
引張降伏強度および引張破断伸びは、JIS K7161(1994)に基づき、以下の条件で試験した。
試験片:JIS K7162(1994)タイプ1B形(打ち抜き加工)
試験温度:23℃
試験速度:50mm/min
試験機:テンシロン(UCT−5T オリエンテック社製)
ただし、試験片は軸方向および周方向に打ち抜いて測定した。周方向を打ち抜く場合は、試作管を200℃で10min間加熱後にハンドプレス機でプレスして平板形状にし、冷却後に打ち抜いた。
多層管の、軸心を含む面で厚肉を切断した断面を、日本電子社製走査電子顕微鏡JSM−671Fを用い、蒸着厚み10nm、加速電圧15kV、倍率25倍の条件で目視観察し、第2層の断面積に対する配向層の合計断面積の割合を求めた。
PWA(建築設備用ポリエチレンパイプシステム研究会企画)001規格に準拠して破壊水圧評価を行った。つまり、長さ1000mmの多層管の試験片を切り取り、その内部に常温(25℃)の水を充填するとともに一定速度で水を入れ続けることにより加圧し、多層管が破裂する時の水圧を求めた。
多層管の線膨張係数を次のようにして求めた。多層管を1000mmの長さに切断し、60℃(Thot)に設定した恒温槽にて24時間養生した。養生後、多層管の長さ(Lhot)を測定した。その後、同じ多層管を、5℃(Tcool)に設定した恒温槽にて24時間養生し、多層配管の長さ(Lcool)を測定した。得られた値を下記の式1に代入し、線膨張係数を決定した。
110 第1層
120 第2層
121 配向層
130 第3層
Claims (4)
- 軸心から外周への方向に、第1層、第2層および第3層をこの順で含み、
前記第1層および前記第3層がポリオレフィン系樹脂を主成分として含み、
前記第2層が、ポリオレフィン系樹脂とガラス繊維とを含み、前記ガラス繊維の配合量が5重量%以上18重量%以下であり、成形後の前記第2層中に含まれる前記ガラス繊維の平均繊維長が150μm以上700μm以下であり、かつ、
前記第2層が、前記ガラス繊維が前記軸心に沿う方向に配向された配向層を5%以上40%未満の配向面積割合になるように含む、ポリオレフィン系樹脂多層管。 - 前記第2層が相溶化剤として酸変性ポリオレフィン系樹脂をさらに含む、請求項1に記載のポリオレフィン系樹脂多層管。
- 前記第2層における前記酸変性ポリオレフィン系樹脂の含有量が、0.3重量%以上10重量%以下である、請求項2に記載のポリオレフィン系樹脂多層管。
- 前記第1層の相対厚みを1とした場合、前記第2層の相対厚みが0.5以上2以下であり、前記第3層の相対厚みが0.5以上1.5以下である、請求項1から3のいずれか1項に記載のポリオレフィン系樹脂多層管。
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A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
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C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
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A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
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C211 | Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings |
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C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
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C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
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C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
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C23 | Notice of termination of proceedings |
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C03 | Trial/appeal decision taken |
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C30A | Notification sent |
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A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
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R151 | Written notification of patent or utility model registration |
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