JP2016055561A - 多層管 - Google Patents

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Abstract

【課題】変形を受けた場合であっても層界面の剥離が起きにくい多層管を提供する。【解決手段】本発明の多層管100は、軸心から外周への方向に、第1層210と、第2層220と、第3層230とを含む。第2層220は、第1層210に接触するように積層され、第3層230は、第2層220に接触するように積層される。第2層220と前記第3層230との界面225の十点平均粗さRzは、30μm以上である。第2層220と第3層230との界面225の界面最大高さRyは、50μm以上である。第1層210と第3層230は繊維を含まない樹脂であり、第2層は繊維を含む樹脂である。【選択図】図1

Description

本発明は、多層管に関する。より具体的には、本発明は、層界面剥離を抑制した樹脂製多層管に関する。
様々な目的で、複数の層が積層された多層管が開発されている。
たとえば、安価で高剛性、高強度な多層管として、特開昭61−32743号公報(特許文献1)に、中間層として、ガラス繊維、無機充填剤及び不飽和カルボン酸変性ポリオレフィンを含有するポリプロピレン系樹脂層を有することを特徴とする少なくとも3層からなるポリオレフィン系多層構造管が開示されている。
またたとえば、液体状、ペースト状、および/または気体状の媒体用の配管を敷設するためのプラスチック製のパイプであって、機械的、化学的および熱的に高い耐性を有する多層管として、特開2001−355767号公報(特許文献2)に、基礎材料からなる内側層と外側層、および基礎材料ならびに少なくとも1つの追加材料からなる中間層をもつ、少なくとも3つの層で構成されたパイプ本体を備えているものにおいて、パイプの内側層と中間層がポリマー材料でできており、供給されるべき媒体と接触する内側層および/または中間層の半結晶ポリマー材料の非晶領域に、攻撃性媒体、特に酸化作用や還元作用のある媒体に対する添加剤が含まれており、中間層のポリマー材料の非晶領域に、パイプ、取付部品、または成形品の内側層から外側層への添加剤の移動を抑える遮断材料としての充填剤および/または添加剤が含まれていることを特徴とするパイプが開示されている。
特開昭61−32743号公報 特開2001−355767号公報
しかしながら、いずれの多層管も、変形を受けた場合に層界面の剥離が起きやすく、たとえば冷温水配管としての使用に耐えることができない。
そこで、本発明の目的は、変形を受けた場合であっても層界面の剥離が起きにくい多層管を提供することにある。
(1)
本発明の多層管は、軸心から外周への方向に、第1層と、第2層と、第3層とを含む。第2層は、第1層に接触するように積層され、第3層は、第2層に接触するように積層される。第1層と第2層との界面および第2層と前記第3層との界面の少なくともいずれかの十点平均粗さRzは、30μm以上である。
このように、本発明においては、層界面が十分荒れているため、多層管が変形を受けた場合であっても、界面剥離を起こしにくい。本明細書において、多層管が受け得る変形には、外力の負荷による変形、温度変化、湿度変化および経年劣化などの環境変化による変形が含まれる。
十点平均粗さRzの範囲に含まれる上限値は特に限定されないが、製造容易性などの観点からたとえば300μmである。
なお、十点平均粗さRzは、JIS B 0601に準拠した測定値である。
(2)
本発明の多層管においては、第1層と第2層との界面および第2層と第3層との界面の少なくともいずれかの界面最大高さRyが50μm以上であってよい。
これによって、多層管が変形を受けた場合であっても、界面剥離をより起こしにくい。
界面最大高さRyの範囲に含まれる上限値は特に限定されないが、製造容易性などの観点からたとえば500μmである。
なお、界面最大高さRyは、JIS B 0601に準拠した測定値である。
(3)
本発明の多層管においては、第2層が繊維を含む樹脂であり、第3層は繊維を含まない樹脂であってよい。
これによって、第2層の寸法安定性および強度と、第3層の継手との融着接合容易性とを両立させることができる。寸法安定性が良好であるとは、熱伸縮が少ない(線膨張係数が小さい)ことをいう。
(4)
本発明の多層管においては、第1層と第3層とは、互いに同じ樹脂で構成されていてよい。
これによって、第2層の両面に接触する層の機械的特性が揃うとともに、多層管の製造効率もよい。
(5)
本発明の多層管において、第2層の弾性率は、第1層の弾性率および第3層の弾性率の1.5倍以上であることが好ましい。
この場合、第2層が、第1層および第3層よりも充分に大きい弾性率を有するため、多層管全体としての良好な耐変形性を効率よく得ることができる。
弾性率の範囲に含まれる上限値は特に限定されないが、機械的特性などの観点からたとえば3倍である。
なお、弾性率は、JIS K 7171に準拠した測定値である。
(6)
本発明の多層管において、第2層中の繊維の含有量は、5重量%以上35重量%未満であってよい。
この場合、5重量%以上であることにより、多層管の良好な寸法安定性を効率よく得ることができ、35重量%未満であることにより、第2層の破壊モードを延性的破壊へ遷移させ易くすることができる。
(7)
本発明の多層管において、第2層は、相溶化剤を含んでよい。
これによって、多層管の寸法安定性、強度、高温での伸びの少なくともいずれかを良好に得ることができる。なお、高温での伸びとは、延性的破壊を破壊モードとして生じさせ易くする指標をいう。高温での伸びが良いと、破壊モードが延性的破壊となり易い。
(8)
本発明の多層管においては、第2層の樹脂に含まれる繊維がガラス樹脂であり、第2層に含まれる相溶化剤がシラン変性ポリオレフィンであることが好ましい。
これによって、多層管のより良好な寸法安定性を効率よく得ることができる。
(9)
本発明の多層管においては、第2層の線膨張係数が、第1層または第3層の線膨張係数の0.8倍以下であることが好ましい。
本発明の多層管は、界面が十分荒れているため、第2層の線膨張係数は、第1層または第3層(好ましくは、線膨張係数が大きい方の層)の0.8倍以下であっても、難剥離性を良好に得ることができる。線膨張係数の範囲に含まれる下限値は特に限定されないが、難剥離性を良好に得る観点からたとえば0.01倍である。
(10)
本発明の多層管は、その総厚に対し、第2層の層厚が20%以上80%以下であってよい。
この場合、層厚が20%以上であることにより、多層管の好ましい寸法安定性および機械的強度を得ることができ、80%以下であることにより、継手との良好な融着接合容易性を得ることができる。
本発明の第1実施形態の多層管を軸方向に垂直な断面で切断した場合の模式的断面図である。 図1の一部拡大図である。 本発明の第2実施形態の多層管を軸方向に垂直な断念で切断した場合の模式的断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の要素には同一の符号を付しており、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態の多層管を軸方向に垂直な断面で切断した場合の模式的断面図である。図2は、図1の一部拡大図である。
[基本構成]
図1に示す多層管100は、軸心から外周の方向に順番に、第1層210(内層)、第2層220(中間層)および第3層230(外層)が互いに接触するように積層されている。本実施形態では、多層管100が三層から構成されるものを挙げているが、本発明は、多層管100がさらに1または2以上の他の層を有することを除外するものではない。
[界面粗さ]
多層管100においては、第2層220と第3層230との間の界面225が荒らされている。具体的には、界面225の十点平均粗さRz(JIS B 0601に準拠)は、30μm以上、好ましくは50μm以上である。さらに、界面225の界面最大高さRy(JIS B 0601に準拠)が50μm以上、好ましくは100μm以上である。これにより、多層管100が、外力の負荷による変形、および温度変化、湿度変化ならびに経年劣化などの環境変化による変形の少なくともいずれかを受けた場合であっても、第2層220と第3層230との間で界面剥離を起こしにくい。
界面225の十点平均粗さRzの上限は、たとえば300μm、好ましくは200μmである。また、界面225の界面最大高さRyの上限は、たとえば500μm、好ましくは300μmである。これにより、製造容易性なども担保しやすい。
なお、図2に、十点平均粗さRzおよび界面最大高さRyの基準となる面を平均面225Vとして示す。
[弾性能]
多層管100は、第2層220の弾性率(JIS K 7171に準拠)が、第1層210の弾性率および第3層230の弾性率の1.5倍以上、好ましくは2倍以上となるように構成される。このように、第2層220は第1層210および第3層230よりも充分に大きい弾性率を有する。したがって、多層管100が、外力の負荷による変形、および温度変化、湿度変化ならびに経年劣化などの環境変化による変形の少なくともいずれかを受けた場合であっても、充分に大きい弾性率を有する第2層220の耐変形性が良好であるため、第2層220が芯となり、多層管100全体としての良好な耐変形性を確保することができる。なお、第2層220の弾性率の上限は、たとえば3倍である。
より具体的には、第2層220の弾性率は、たとえば1300MPa以上5000MPa以下であれば、第1層および第3層の弾性率は800MPa以上1200MPa以下であってよい。この場合、多層管100全体の弾性率は、たとえば1200MPa以上5000MPa以下である。
[線膨張性能]
多層管100は、第2層220の線膨張係数が第1層210および第3層230の線膨張係数より小さくなるように構成されている。具体的には、第2層220の線膨張係数は、第1層210および第3層230の線膨張係数の0.8倍以下、または0.3倍以下であってよい。より具体的には、第1層210および第3層230の線膨張係数がたとえば12×10−5以上14×10−5以下であれば、第2層220の線膨張係数は10×10−5前後(9.6×10−5以上11.2×10−5以下)であってよい。
線膨張係数は、熱機械分析(TMA)装置を用いて、昇温速度5℃/min、測定範囲−20℃から120℃の条件で測定される。TMA装置としては、Seiko InstrumentsInc.社製「TMA/SS120C」等が挙げられる。
多層管100は、界面225が十分荒れているため、第2層220の線膨張係数は、第1層210および第3層230の0.8倍以下であっても、線膨張係数の小さい第2層220に、線膨張係数のより大きい第1層210および第3層230が好ましく追随するため、難剥離性を良好に得ることができる。線膨張係数の範囲に含まれる下限値は特に限定されないが、難剥離性を良好に得る観点からたとえば0.01倍である。
[長期耐久性(熱間内圧クリープ性能)]
多層管100は、80℃での熱間内圧クリープ試験において、脆性破壊を抑制してニーポイント(延性破壊から脆性破壊への変化点)が発生しない、またはニーポイントの発生がより長期側にシフトすることが好ましく、脆性破壊を抑制してニーポイントが発生しないことがより好ましい。
多層管100は高温でのクリープ性能が高く、高温流体を流す配管として適用範囲が広い。80℃での熱間内圧クリープ試験は、熱間内圧クリープ試験機を用いて、80℃で試験される。熱間内圧クリープ試験機としては、コンドー科学社製の試験機が挙げられる。
具体的には、多層管100の最高使用圧力(60℃−30年)は、0.9MPa以上、好ましくは0.95MPa以上、さらに好ましくは1MPa以上、さらに好ましくは1.05MPa以上である。このように、多層管100は長期耐久性を有する。
多層管100は、上述の線膨張性能と熱間内圧クリープ性能とを両立するため、冷温水管として特に有用となる。
[層厚]
多層管100は、第2層220の層厚T2が、多層管100の総厚(本実施形態においては、第1層210の層厚T1、第2層220の層厚T2、および第3層230の層厚T3の和)の20%以上80%以下となるように構成される。層厚T2が20%以上であることにより、多層管100の好ましい寸法安定性および機械的強度が得られる程度に第2層220の厚みを確保することができる。層厚T2が80%以下であることにより、たとえば多層管100を継手とエレクトロフュージョン接合などにより融着接合する場合に、継手との融着接合容易性を良好に確保することができる。このような効果をより一層効果的に高める観点からは、第2層220の層厚T2は、多層管100の総厚の、好ましくは30%以上70%以下である。なお、第2層220の層厚T2の基準となる外周側の面は、平均面225Vとする。
さらに、第1層210が、第2層220の内周面をコートするための層厚を確保することができ、第3層230が、多層管100を継手とエレクトロフュージョン接合などにより融着接合する場合に、継手との融着接合容易性のための層厚を確保することができれば、第1層210の層厚T1は、第3層230の層厚T3より薄くてもよい。
[第1層および第3層の材料]
第1層210および第3層230は、いずれも同じポリオレフィン系樹脂で構成される。したがって、第2層220の両面で機械的特性が揃うとともに、多層管100の製造効率も良い。なお、本発明は、第1層210と第3層230とは、異なる材料または異なるポリオレフィン系樹脂から構成されることを除外するものではない。
ポリオレフィン系樹脂としては特に限定されない。たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル共重合体及びエチレン−α−オレフィン共重合体等が挙げられる。成形体の強度、および高温での伸び等を効果的に高める観点からは、ポリエチレンまたはポリプロピレンであることが好ましく、ポリエチレンであることがより好ましい。
さらに、ポリエチレン(PE)としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)及び高密度ポリエチレン(HDPE)等が挙げられる。ポリプロピレン(PP)としては、ホモPP、ブロックPP及びランダムPP等が挙げられる。ポリブテンとしては、ポリブテン−1等が挙げられる。エチレン−α−オレフィン共重合体は、エチレンに対して、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン又は1−オクテン等のα−オレフィンを数モル%程度の割合で共重合させた共重合体であることが好ましい。
これらのポリオレフィン樹脂は、1種が単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
第1層210および第3層230は、後述の第2層220のように繊維を含まない。内層である210は、多層管100の内部を流れる流体に、第2層220に含まれる繊維が混入しないように第2層220の内周面をコートする。また、第3層230は、たとえば多層管100を継手とエレクトロフュージョン接合などにより融着接合する場合に、継手との融着接合容易性を確保することができる。
上記の他、第1層210および第3層230には、後述の第2層220と同様に相溶化剤およびその他の成分を含んでいてもよい。
[第2層の材料]
第2層220は、繊維強化樹脂で構成される。
[第2層の材料−マトリックス樹脂]
マトリックス樹脂は、ポリオレフィン系樹脂である。ポリオレフィン系樹脂の具体例としては、第1層210および第3層230の構成樹脂として挙げたものと同様である。第2層220のマトリックス樹脂は、第1層210および第2層220を構成する樹脂と同じである。全ての層に同じ樹脂を用いることにより、隣接する層が互いになじみやすく、界面剥離を効果的に抑制することができる。
[第2層の材料−繊維]
繊維の材質としては、ガラス繊維、炭素繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維、微細な金属繊維などの無機繊維;およびアラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリアミド、ビニロン、ポリアセタール、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール、高強度ポリプロピレンなどの有機繊維が挙げられる。炭素繊維としては、PAN (ポリアクリロニトリル) 系炭素繊維、シリコン−チタン−炭素繊維、ピッチ系炭素繊維などが挙げられる。また、有機繊維としては、ケナフ、麻などの天然繊維も挙げられる。本発明においては、低線膨張性の観点から、繊維はガラス繊維であることが好ましい。これらの繊維は、単独で、または複数種を組み合わせて用いることができる。
また、このような繊維に、マトリックス樹脂を保持させる方法としては、公知の方法が全て採用可能である。
これら繊維が配される態様としては、連続繊維が長手方向に配される態様、長手方向に配された連続繊維と、当該連続繊維と交差する連続繊維とが配される態様、および有限長さの繊維が配される態様が挙げられる。
繊維の繊維長はたとえば0.05mm以上10mm以下である。繊維の繊維長をこの範囲内とすることにより、成形体の強度、寸法安定性及び高温での伸びが効果的に高くなる。成形体の強度、寸法安定性及び高温での伸びをより一層効果的に高める観点からは、繊維の繊維長は好ましくは0.1mm以上3mm以下である。なお、繊維長とは、複数の繊維の長さの平均を意味する。
繊維の繊維径は、1μm以上30μm以下である。繊維の繊維径をこの範囲内とすることにより、成形体の強度、寸法安定性及び高温での伸びが効果的に高くなる。成形体の強度、寸法安定性及び高温での伸びをより一層効果的に高める観点からは、繊維の繊維径は好ましくは5μm以上15μm以下である。なお、繊維径とは、複数の繊維それぞれの最大径の平均を意味する。
繊維は表面処理されていてもかまわない。たとえば繊維がガラス繊維である場合、表面処理剤としては、メタクリルシラン、アクリルシラン、アミノシラン、イミダゾールシラン、ビニルシラン及びエポキシシラン等が挙げられる。この中でも、アミノシランが好ましい。
第2層220に繊維を含ませることにより、第2層220の強度および寸法安定性を向上させることができる。さらに、第2層220に含まれる繊維の量は、第2層220を製造するための樹脂組成物全体を100重量%として、5重量%以上35重量%未満である。繊維の量の下限を上述のとおりとすることにより、多層管100の良好な寸法安定性を効率よく得ることができる。繊維の量の上限を上述のとおりとすることにより、第2層220の破壊モードを延性的破壊へ遷移させ易くすることができる。したがって、第2層220の脆性的破壊を生じにくくさせることができる。このような効果をより一層効果的に高める観点からは、第2層220に含まれる繊維の量は、好ましくは10重量%以上60重量%以下、さらに好ましくは20重量%以上50重量%以下である。
[第2層の材料−ポリオレフィン収束剤]
さらに、繊維は、ポリオレフィン収束剤により収束されたものであってもよい。ポリオレフィン収束剤は、ガラス繊維を収束させることができれば特に限定されないが、具体的にはポリオレフィンである。当該ポリオレフィンは、マトリックス樹脂と同様のものであってもよい。つまり、マトリックス樹脂がポリエチレンであれば、収束剤もポリエチレンであってよい。さらに、収束剤としての当該ポリオレフィンには、変性ポリオレフィンが含まれる。ポリオレフィン収束剤の具体例としては、マレイン酸変性ポリオレフィン、およびシラン変性ポリオレフィン等が挙げられる。第2層220に低線膨張係数を具備させる観点からは、ポリオレフィン収束剤はシラン変性ポリオレフィンであることが好ましく、さらに、繊維がガラス繊維であることが好ましい。
繊維を良好に収束させる観点からは、ポリオレフィン収束剤の密度は、好ましくは0.85g/cm以上、好ましくは1.1g/cm以下である。
繊維を良好に収束させる観点からは、ポリオレフィン収束剤のMFR(メルトマスフローレイト)は好ましくは0.01g/10分以上、好ましくは16g/10分以下である。上記MFRは、JIS K7210に基づいて、温度190℃、荷重2.16kgfの条件で測定された値である。
繊維をポリオレフィン収束剤により収束させる方法としては、どのような方法でもよい。マトリックス樹脂とポリオレフィン収束剤との合計100重量部に対する繊維の量は、好ましくは6重量部以上、より好ましくは12重量部以上、更に好ましくは19重量部以上、好ましくは533重量部以下、より好ましくは171重量部以下、更に好ましくは138重量部以下である。繊維の量を上記の範囲とすることによって、成形体の強度、寸法安定性及び高温での伸びが効果的に高くなる。
[第2層の材料−相溶化剤]
さらに、第2層220には相溶化剤が含まれる。相溶化剤としては、たとえば、変性ポリオレフィンおよび塩素化ポリオレフィンなどが挙げられる。変性ポリオレフィンとしては、たとえば、マレイン酸変性ポリオレフィンおよびシラン変性ポリオレフィンなどが挙げられる。相溶化剤は、1種を単独で用いても良いし、2種以上を併用してもよい。第2層220に低線膨張係数を具備させる観点からは、相溶化剤はシラン変性ポリオレフィンであることが好ましく、さらに、繊維がガラス繊維であることが好ましい。
なお、相溶化剤としての変性ポリオレフィンは、上述の収束剤としての変性ポリオレフィンとは区別される。第2層220に含まれる相溶化剤の量は、第2層220を製造するための樹脂組成物全体を100重量%として、1重量%以上10重量%以下である。相溶化剤の含有量をこのような範囲とすることによって、成形体の強度、寸法安定性及び高温での伸びが効果的に高くなる。成形体の強度、寸法安定性及び高温での伸びをより一層効果的に高める観点からは、第2層220に含まれる相溶化剤の量は、好ましくは2重量%以上9重量%以下である。
[第2層の材料−その他]
第2層220には、さらに他の成分が含まれてよい。当該他の成分は、第2層220を製造するための樹脂組成物から繊維と相溶化剤とを除いた成分を100重量%とすると、ポリオレフィン系樹脂の含有量は、好ましくは80重量%以上、より好ましくは90重量%以上、更に好ましくは95重量%以上となる量で用いられてよい。ポリオレフィン系樹脂の含有量の範囲に含まれる上限値は、99.99重量%、または99.9重量%であってもよい。
他の成分として、マトリックス樹脂としてのポリオレフィン系樹脂以外の他の熱可塑性樹脂が挙げられる。但しこの場合、熱可塑性樹脂の含有量は、ポリオレフィン系樹脂の含有量よりも少ないことが好ましい。
他の成分として、酸化防止剤が挙げられる。酸化防止剤は、成形体の高温下での耐久性をより一層高めたり、銅などの金属による耐久性の低下を抑えたりする観点で用いることができる。
上記酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤及びラクトン系酸化防止剤等が挙げられる。酸化防止剤は、1種が単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
フェノール系酸化防止剤は、ヒンダードフェノール系酸化防止剤であることが好ましい。ヒンダードフェノール系酸化防止剤としては、ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、チオジエチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、N,N’−ヘキサン−1,6−ジイルビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド]、ベンゼンプロパン酸、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシ、C7−C9側鎖アルキルエステル、3,3’,3’’,5,5’,5’’−ヘキサ−tert−ブチル−a,a’,a’’−(メシチレン−2,4,6−トリイル)トリ−p−クレゾール、4,6−ビス(ドデシルチオメチル)−o−クレゾール、4,6−ビス(オクチルチオメチル)−o−クレゾール、エチレンビス(オキシエチレン)ビス[3−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−m−トリル)プロピオネート]、ヘキサメチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン、1,3,5−トリス[(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−キシリル)メチル]−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン、2,6−ジ−tert−ブチル−4−[4,6−ビス(オクチルチオ)−1,3,5−トリアジン2−イルアミノ]フェノール、及びジエチル[{3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル}メチル]ホスフォネート等が挙げられる。
リン系酸化防止剤としては、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)フォスファイト、トリス[2−[[2,4,8,10−テトラ−tert−ブチルジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサフォスフェフィン−6−イル]オキシ]エチル]アミン、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイト、ビス[2,4−ビス(1,1−ジメチルエチル)−6−メチルフェニル]エチルエステル亜リン酸、及びテトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)(1,1−ビフェニル)−4,4’−ジイルビスホスフォナイト等が挙げられる。
ラクトン系酸化防止剤としては、3−ヒドロキシ−5,7−ジ−tert−ブチル−フラン−2−オンとo−キシレンとの反応生成物等が挙げられる。
成形体の高温下での耐久性を一層高めたり、銅などの金属による耐久性の低下を抑えたりする観点からは、上記酸化防止剤は、3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸ステアリル又は2,4,6−トリス(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシベンシル)メシチレンであることが好ましく、上記ポリオレフィン系樹脂組成物は、3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸ステアリル又は2,4,6−トリス(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシベンシル)メシチレンを含むことが好ましい。
酸化防止剤の含有量は、第2層220を製造する樹脂組成物を100重量%とすると、好ましくは0.01重量%以上、より好ましくは0.1重量%以上、好ましくは5重量%以下、より好ましくは1重量%以下、更に好ましくは0.5重量%以下である。酸化防止剤の含有量が上記下限以上であることにより、成形体の高温下での耐久性がより一層高くなり、上記上限を超える含有量では、成形体の高温下での耐久性は変わらないため、上記上限以下とすることにより、過剰な酸化防止剤の使用が抑えられる。
第2層220には、必要に応じて、架橋剤、銅害防止剤、滑剤、光安定剤および顔料等の添加剤を含んでいてもよい。
架橋剤としては、有機過酸化物等が挙げられる。有機過酸化物としては、ジクミルパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、及び2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン等が挙げられる。架橋剤は、1種が単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
有機過酸化物の使用量は特に限定されない。たとえば、マトリックス樹脂であるポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、好ましくは0.01重量部以上、好ましくは2重量部以下、より好ましくは1重量部以下である。
滑剤としては特に限定されず、例えば、フッ素系滑剤、パラフィンワックス系滑剤及びステアリン酸系滑剤等が挙げられる。上記滑剤は、1種が単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
滑剤の使用量は特に限定されない。たとえば、マトリックス樹脂であるポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、好ましくは0.01重量部以上、好ましくは3重量部以下である。
光安定剤としては特に限定されず、例えば、サリチル酸エステル系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系及びシアノアクリレート系等の紫外線吸収剤、並びにヒンダードアミン系の光安定剤等が挙げられる。光安定剤は、1種が単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
顔料としては特に限定されず、例えば、アゾ系、フタロシアニン系、スレン系及び染料レーキ系等の有機顔料、並びに酸化物系、クロム酸モリブデン系、硫化物−セレン化物系及びフェロシアン化物系等の無機顔料等が挙げられる。上記顔料は、1種が単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
[多層管の製造]
多層管100は、第1層210および第3層230をそれぞれ製造するための樹脂組成物と、第2層220を製造するための樹脂組成物とを調製し、成形機を用いて成形する。成形機としては特に限定されず、単軸押出機、二軸異方向パラレル押出機、二軸異方向コニカル押出機、及び二軸同方向押出機等が挙げられる。さらに、成形機を用いて成形する場合、賦形する金型および樹脂温度等も、特に限定されない。
第2層220を構成する樹脂組成物層の押出し速度と、第3層230を構成する樹脂組成物層の押出し速度とは異なるようにすることが好ましい。これによって、界面225を好ましく荒らすことができる。この場合、第2層220を構成する樹脂組成物層の押出し速度より、第3層230を構成する樹脂組成物層の押出し速度を遅くすることが、多層管100に歪みなどが生じにくく、より量産に親和性がある点でより好ましい。
[第2実施形態]
図3は、本発明の第2実施形態の多層管を軸方向に垂直な断面で切断した場合の模式的断面図である。第2実施形態においては、第1実施形態と異なる点について説明し、共通する点は説明を省略する。
図3に示す多層管100aは、軸心から外周の方向に順番に、第1層210a(内層)、第2層220a(中間層)および第3層230(外層)が互いに接触するように積層されている。多層管100aは第2層220aと第3層230との界面225だけでなく、第1層210aと第2層220aとの界面215aも界面225と同様に荒らされている。界面215aの具体的な界面粗さは、界面225と同様である。
多層管100aの製造においては、第1層210aを構成する樹脂組成物層の押出し速度と第2層220aを構成する樹脂組成物層の押出し速度とを異ならせ、且つ、第2層220aを構成する樹脂組成物層の押出し速度と第3層230を構成する樹脂組成物層の押出し速度とを異ならせることが好ましい。これによって、界面215aと界面225とを好ましく荒らすことができる。この場合、第1層210aを構成する樹脂組成物層の押出し速度より、第2層220aを構成する樹脂組成物層の押出し速度を遅く、且つ、第2層220aを構成する樹脂組成物層の押出し速度より第3層230を構成する樹脂組成物層の押出し速度を遅くすることが、多層管100aに歪みなどが生じにくく、より量産に親和性がある点でより好ましい。
なお、本発明には、第1実施形態および第2実施形態の他に、第1層と第2層との界面、および第2層と第3層との界面のうち、第1層と第2層との界面が荒らされている態様も含まれる。
[実施形態における各部と請求項の各構成要素との対応関係]
本発明においては、多層管100,100aが「多層管」に相当し、第1層210,210aが「第1層」に相当し、界面215aが「第1層と第2層との界面」に相当し、第2層220,220aが「第2層」に相当し、界面225が「第2層と第3層との界面」に相当し、第3層230が「第3層」に相当し、層厚T2が「第2層の層厚」に相当する。
本発明の好ましい実施形態は上記の通りであるが、本発明はそれらのみに限定されるものではなく、本発明の趣旨と範囲とから逸脱することのない様々な実施形態が他になされる。さらに、本実施形態において述べられる作用および効果は一例であり、本発明を限定するものではない。
100,100a 多層管
210,210a 第1層
215a 界面
220,220a 第2層
225 界面
230 第3層
T2 第2層の層厚

Claims (10)

  1. 軸心から外周への方向に、第1層と、前記第1層に接触するように積層された第2層と、前記第2層に接触するように積層された第3層とを含み、
    前記第1層と前記第2層との界面および前記第2層と前記第3層との界面の少なくともいずれかの十点平均粗さRzが30μm以上である、多層管。
  2. 前記第1層と前記第2層との界面および前記第2層と前記第3層との界面の少なくともいずれかの界面最大高さRyが50μm以上である、請求項1に記載の多層管。
  3. 前記第2層が繊維を含む樹脂であり、前記第3層は繊維を含まない樹脂である、請求項1または2に記載の多層管。
  4. 前記第1層と前記第3層とは、互いに同じ樹脂で構成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の多層管。
  5. 前記第2層の弾性率が、前記第1層の弾性率および前記第3層の弾性率の1.5倍以上である、請求項1から4のいずれか1項に記載の多層管。
  6. 前記第2層中の前記繊維の含有量が5重量%以上35重量%以下である、請求項3から5のいずれか1項に記載の多層管。
  7. 前記第2層が相溶化剤を含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の多層管。
  8. 前記繊維がガラス繊維であり、前記相溶化剤がシラン変性ポリオレフィンである、請求項7に記載の多層管。
  9. 前記第2層の線膨張係数が、前記第1層または前記第3層の線膨張係数の0.8倍以下である、請求項1から8のいずれか1項に記載の多層管。
  10. 総厚に対し、前記第2層の層厚が20%以上80%以下である、請求項1から9のいずれか1項に記載の多層管。
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