JP2018051142A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機の稼働状況に応じた設定値の示唆を行うことで、遊技の幅を広げることが可能な遊技機を提供する。【解決手段】遊技者への有利度が異なる複数段階の設定値の中から予め設定された設定値に基づいて役抽せんを行う当せん抽せん手段110と、演出データを選択するための演出抽せんを行う演出抽せん手段220と、実行されたゲーム数をカウントするゲーム数カウント手段240と、を備え、前記演出抽せん手段220は、前記ゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数と前記予め設定された設定値とに基づいて、複数の演出抽せんテーブル230から1の演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して前記演出抽せんを行う。【選択図】図3

Description

この発明は、スロットマシンなどの遊技機に関する。
この種の遊技機は、内部抽せんにより当せんした役に入賞したときに所定の利益を遊技者に付与するように構成されている。内部抽せんにおける入賞確率は、予め設定された設定値によって決定される。この設定値の変更は、所定の鍵を使用しなければ行えないようになっており、一般的には、遊技機が設置されたホールの管理者によってホールの営業開始前あるいは営業終了後に行われる。
設定値は、遊技者への有利度が異なる複数段階の設定値の中から選択される。例えば、6段階の設定値がある場合、設定値が大きいほど遊技者への有利度が高く設定される。このため、遊技者にとっては、現在の設定値が何であるかは大きな興味の対象である。
こうした状況に鑑み、内部の設定値を示唆する演出を行う遊技機が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2016−010461号公報
しかし、上記した従来の遊技機では、遊技機の稼働状況に応じて設定値の示唆を行うという視点は存在しなかった。
そこで、本発明は、遊技機の稼働状況に応じた設定値の示唆を行うことで、遊技の幅を広げることが可能な遊技機を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
すなわち、遊技者への有利度が異なる複数段階の設定値の中から予め設定された設定値に基づいて役抽せんを行う当せん抽せん手段と、演出データを選択するための演出抽せんを行う演出抽せん手段と、前記演出抽せん手段が選択した演出データに基づき演出を実行する演出部と、実行されたゲーム数をカウントするゲーム数カウント手段と、を備え、前記演出抽せん手段は、前記ゲーム数カウント手段がカウントしたゲーム数と前記予め設定された設定値とに基づいて、複数の演出抽せんテーブルから1の演出抽せんテーブルを選択し、選択した演出抽せんテーブルを使用して前記演出抽せんを行うことを特徴とする。
また、前記演出抽せん手段は、前記ゲーム数カウント手段が1日単位でカウントしたゲーム数を使用して、前記複数の演出抽せんテーブルから1の演出抽せんテーブルを選択するようにしてもよい。
また、前記演出抽せん手段は、前記ゲーム数カウント手段が出荷時からカウントしたゲーム数を使用して、前記複数の演出抽せんテーブルから1の演出抽せんテーブルを選択するようにしてもよい。
また、前記役抽せんによって当せんする当せん役は、遊技者が所定の順序で操作を行ったときにのみ入賞する押し順小役を含み、前記遊技機の遊技状態として、前記所定の順序が遊技者に報知されない通常区間と、前記所定の順序を遊技者に報知可能な有利区間と、を備え、前記ゲーム数カウント手段は、前記有利区間で実行された有利区間ゲーム数をカウントし、前記演出抽せん手段は、前記有利区間ゲーム数を使用して、前記複数の演出抽せんテーブルから1の演出抽せんテーブルを選択するようにしてもよい。
本発明は上記の通りであり、演出抽せん手段は、ゲーム数カウント手段がカウントしたゲーム数と予め設定された設定値とに基づいて、複数の演出抽せんテーブルから1の演出抽せんテーブルを選択し、選択した演出抽せんテーブルを使用して演出抽せんを行う。このような構成によれば、遊技機の稼働状況に応じた設定値の示唆を行うことができるので、遊技の幅を広げることができる。例えば、ゲーム数が多くなるに従って設定値を判別し易い演出が実行されるようにすることも可能となるので、遊技者が遊技機の稼働率を上げることで設定値を判別しようとするゲーム性が生まれ、遊技の幅を広げることができる。
なお、演出抽せんテーブルの選択に使用するカウントゲーム数は、ゲーム数カウント手段が1日単位でカウントしたゲーム数を使用してもよい。1日単位でカウントしたゲーム数を使用すれば、例えば、一日の稼働率が高いほど設定値を判別し易くするといったことが可能となる。
また、演出抽せんテーブルの選択に使用するカウントゲーム数は、ゲーム数カウント手段が出荷時からカウントしたゲーム数を使用してもよい。出荷時からカウントしたゲーム数を使用すれば、例えば、出荷からの累積の稼働率が高いほど設定値を判別し易くするといったことが可能となる。
また、演出抽せんテーブルの選択に使用するカウントゲーム数は、有利区間ゲーム数を使用してもよい。有利区間ゲーム数を使用すれば、例えば、有利区間のゲーム数が多い場合に設定値を判別し易くするといったことが可能となる。このような態様によれば、有利区間が長くなると更に遊技者に利益が付与されるので、有利区間の重要性を更に高めることができる。
第1の実施形態に係る
スロットマシンの外観図である。 スロットマシンの構成を概略的に示すブロック図である。 演出抽せんテーブルを説明する図であって、(a)1日単位でカウントしたゲーム数が3000ゲーム未満の場合の図、(b)1日単位でカウントしたゲーム数が3000ゲーム以上の場合の図である。 変形例1に係る演出抽せんテーブルを説明する図であって、(a)出荷時からカウントした累計ゲーム数が30000ゲーム未満または1日単位でカウントしたゲーム数が3000ゲーム未満の場合の図、(b)出荷時からカウントした累計ゲーム数が30000ゲーム以上かつ1日単位でカウントしたゲーム数が3000ゲーム以上の場合の図である。 変形例2に係る遊技状態の遷移を示す図である。 変形例2に係る演出抽せんテーブルを説明する図であって、(a)有利区間ゲーム数が1000ゲーム未満の場合の図、(b)有利区間ゲーム数が1000ゲーム以上の場合の図である。 変形例3に係る演出抽せんテーブルを説明する図であって、(a)有利区間ゲーム数が1000ゲーム未満または出荷後1日単位でカウントしたゲーム数が3000ゲーム未満の場合の図、(b)有利区間ゲーム数が1000ゲーム以上かつ1日単位でカウントしたゲーム数が3000ゲーム以上の場合の図である。 変形例4に係る図であって、有利区間ゲーム数と演出抽せん数との関係を示す図である。 変形例5に係る演出抽せんテーブルを説明する図であって、有利区間ゲーム数が1000ゲーム未満かつ有利区間中の獲得ポイントが50ポイント未満の場合の図、(b)有利区間ゲーム数が1000ゲーム未満かつ有利区間中の獲得ポイントが50ポイント以上の場合の図である。 変形例5に係る演出抽せんテーブルを説明する図であって、有利区間ゲーム数が1000ゲーム以上かつ有利区間中の獲得ポイントが50ポイント未満の場合の図、(b)有利区間ゲーム数が1000ゲーム以上かつ有利区間中の獲得ポイントが50ポイント以上の場合の図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシン10を例に説明する。
(スロットマシン10)
スロットマシン10は、図1に示すように、四角箱状の筐体11と、筐体11の正面側に開閉自在に取り付けられる前扉31を有する。この前扉31には、遊技者側に向かって臨む表示窓12が形成されている。
また、前扉31の高さ方向略中央部には、スロットマシン10を作動させるための操作部31Aおよびメダル投入口14が設けられている。操作部31Aには、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50などが設けられている。
また、操作部31Aの下方には、下パネル31Bを挟んで、メダルを払い出すためのメダル払い出し口18と、メダル払い出し口18から払い出されたメダルを貯留可能な下皿31Cが設けられている。
上記した前扉31の表示窓12には、背後の回転リール40の図柄を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。回転リール40は、図柄表示窓13の裏側に配置されて、回転可能にスロットマシン10に取り付けられており、外周表面に表示された複数の図柄を変動表示又は停止表示するためのものである。本実施形態においては、左リール41、中リール42、右リール43の3個の回転リール40が設けられており、それぞれの回転リール40が個別に回転可能となっている。
上記した図柄表示窓13からは、3個の回転リール40のそれぞれについて、上段、中段、下段の3段の図柄が表示されるようになっており、計9個の図柄が図柄表示窓13を通して表示されるようになっている。そして、この計9個の図柄の表示位置の組合せによって有効ラインが設定されている。有効ラインとは、3個の回転リール40のそれぞれについて表示位置にある図柄を1個ずつ繋いでできるラインのうち、入賞するために有効となる図柄組合せの並びを規定したラインである。この有効ラインに沿って役に対応付けられた図柄組合せが表示されると、当該役に入賞となる。
このスロットマシン10の内部には、図示しないが、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置20(図2参照)が内蔵されている。
(制御装置20)
制御装置20は、スロットマシン10の作動を制御するためのものである。制御装置20は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、各種の制御を実行するように構成されている。
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図2に示すように、投入スイッチ15、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、左ストップスイッチ51、中ストップスイッチ52、右ストップスイッチ53が接続されている。
なお、入力段としては、上記した各入力装置に限定されるものではない。
(投入スイッチ15)
投入スイッチ15は、図1に示すように、メダル投入口14の下方に内蔵されたスイッチであって、投入された遊技メダルを検知するためのものである。投入スイッチ15が遊技メダルを検知すると、最大50枚まで遊技メダルを遊技機内部に貯留(クレジット)することができるようになっている。このようにクレジットされた遊技メダルは、クレジット表示部32に数値として表示され、次遊技以降に使用することができる。
(ベットスイッチ16)
ベットスイッチ16は、図1に示すように、操作部31Aの上面に位置するスイッチである。ベットスイッチ16を押下することで、クレジットをメダル投入に代えることができる。クレジットをメダル投入に代えることで、遊技が開始可能な状態となる。
(精算スイッチ17)
精算スイッチ17は、図1に示すように、操作部31Aの上面左端に位置するスイッチであって、クレジットされているメダルを払い戻すためのものである。
(スタートスイッチ30)
スタートスイッチ30は、図1に示すように、操作部31Aの正面左側に位置するレバーである。遊技を開始可能な状態でスタートスイッチ30を操作すると、後述するリールユニット60の駆動が開始し、回転リール40の図柄が変動表示される。
(ストップスイッチ50)
ストップスイッチ50は、後述するリールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図1に示すように、各回転リール40(左リール41,中リール42,右リール43)に対応した3個のスイッチ(左ストップスイッチ51、中ストップスイッチ52、右ストップスイッチ53)から構成され、各回転リール40の下方に一個ずつ配置されている。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止し、回転リール40の図柄が停止表示されるようになっている。
(出力段)
前記制御装置20の出力段には、図2に示すように、リールユニット60、ホッパーユニット65、演出部66(画像表示部67、ランプ68、スピーカ69)、の各パーツが接続されている。
なお、出力段としては、上記した各パーツに限定されるものではない。
(リールユニット60)
リールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定あるいは支持された3個のステッピングモータと、各々のステッピングモータの出力軸に固定された3個の回転リール40(左リール41,中リール42,右リール43)とから構成されている。各回転リール40は、短円筒状の回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、それぞれ21個の図柄が等間隔で表示されている。
(ホッパーユニット65)
ホッパーユニット65は、図1に示すように、筐体11の内部に配置されており、遊技の結果等に基づいてメダルを払い出すためのものである。
(演出部66)
演出部66は、制御装置20の制御により、入賞等の報知など、種々の演出を行うものである。例えば、後述する演出抽せん手段220が選択した演出データに基づき、設定判別演出を実行する。
本実施形態に係る演出部66は、画像表示部67と、ランプ68と、スピーカ69と、から構成されている。
画像表示部67は、回転リール40の上方に設けられた窓部の背後に配置され、LED、ドットマトリックス、液晶画面等を用いて、入賞の報知その他の演出を表示するためのものである。
ランプ68は、発光体の点灯又は点滅により入賞等を報知するためのものである。
スピーカ69は、入賞音の発生により入賞等を報知するためのものである。
(制御装置20)
次に、制御装置20について詳述する。
制御装置20は、スロットマシン10の遊技全般を制御するものであり、本実施形態においては、図2に示すように、遊技状態制御手段100、当せん抽せん手段110、役抽せんテーブル120、リール制御手段130、入賞判定手段140、ホッパー制御手段150、演出制御手段200、押し順報知制御手段210、演出抽せん手段220、演出抽せんテーブル230、ゲーム数カウント手段240の各手段として機能する。なお、制御装置20としては、上記した各手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(遊技状態制御手段100)
遊技状態制御手段100は、遊技状態の管理を行うためのものである。本実施形態に係るスロットマシン10は複数の遊技状態を備えており、遊技状態制御手段100は現在の遊技状態を記憶するとともに、遊技状態の移行契機となる所定の事象が発生したときに遊技状態を切り替える処理を実行する。
例えば、本実施形態に係るスロットマシン10は、遊技状態として少なくとも、通常区間と有利区間とを備えている。通常区間は、ストップスイッチ50の押し順が報知されない遊技状態である。一方、有利区間は、後述する押し順報知制御手段210によってストップスイッチ50の押し順が報知可能な遊技状態である。なお、有利区間は、押し順を報知可能な区間であり、必ずしも有利区間内のゲームのすべてにおいて押し順を報知する必要はない。すなわち、有利区間内の一部のゲームにおいてのみ押し順を報知してもよい。
通常区間から有利区間への移行は、通常区間内で所定条件が達成されることで行われる。例えば、通常区間内において実施される有利区間移行抽選において当せんした場合に、有利区間へ移行する。そして、有利区間へ移行すると、所定の終了条件を達成するまで(例えば所定ゲーム数の遊技が完了するまで)有利区間が継続する。
なお、有利区間中に、リプレイ役の当せん確率が通常よりも高く設定されたリプレイ高確率状態(いわゆるリプレイタイム)が発生するようにしてもよい。リプレイ高確率状態で押し順報知が行われるいわゆるART(アシストリプレイタイム)では、手持ちのメダルの目減りが少なくなるだけでなく、押し順報知に従ってストップスイッチ50を操作することで獲得メダル数が確実に増えていく。
(当せん抽せん手段110)
当せん抽せん手段110は、複数の当せん役のいずれかに当せんしたか又はハズレかの抽せんを行うためのものである。すなわち、予め定めた抽せん確率に基づいて当せん役に係る抽せんを行うものである。そして、当せん抽せん手段110による抽せんの結果、所定の当せん役に当せんである場合に当せんフラグが成立し、この当せんフラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当せん図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
具体的には、当せん抽せん手段110は、乱数を所定の範囲内で発生させる乱数発生手段を備え、この乱数発生手段が発生する乱数をスタートスイッチ30の操作タイミングで抽出し、抽出した乱数を役抽せんテーブル120に照合することにより抽せんを行う。本実施形態に係る当せん抽せん手段110は、16bitで乱数を発生させるため、0〜65535までの65536通りの乱数を発生させるようになっている。後述する役抽せんテーブル120には、この65536通りの乱数のそれぞれに当せん役またはハズレが割り当てられているため、乱数を役抽せんテーブル120に照合することにより当せん役またはハズレを特定することができる。なお、この役抽せんによって当せんする当せん役には、遊技者が所定の順序で操作を行ったときにのみ入賞する押し順小役(後述)が含まれる。
(役抽せんテーブル120)
役抽せんテーブル120は、当せん抽せん手段110が抽出した乱数がいずれかの当せん役またはハズレに対応するかを定めたものである。この役抽せんテーブル120は、複数の当せん役に対応する当せん領域を記憶しており、具体的には、当せん抽せん手段110において発生する乱数と当せん役との対応表として設けられている。
また、スロットマシン10は、遊技者への有利度が異なる複数段階の設定値を備えている。この設定値は、鍵のかけられた筐体11の内部に設けられたスイッチを操作することで変更可能であり、スロットマシン10が設置されたホールの管理者によって、ホールの営業開始前あるいは営業終了後に予め設定される。この設定値ごとに異なる役抽せんテーブル120が設けられており、役抽せんにおいて設定値に応じた役抽せんテーブル120が用いられることにより、設定値に応じてメダルの払出率が変わるようになっている。設定値は1〜6の6段階からなり、6が最も払出率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど払出率が低くなる。払出率の点からでは、設定値として6が設定されているときが遊技者にとって最も遊技に関する有利度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど遊技に関する有利度が段階的に低くなる。なお、本実施形態においては設定値を6段階としているが、これに限らず、設定値は5段階以下であってもよいし、7段階以上であってもよい。
(リール制御手段130)
リール制御手段130は、有効なスタートスイッチ30の操作信号に基づいて回転リール40を回転させると共に、特に図示しないがリール回転検知センサの検知信号に基づいて図柄の現在位置を認識しつつ、当せん抽せん手段110の抽せん結果および有効なストップスイッチ50の操作タイミングに基づいて、回転リール40の停止を制御するためのものである。
このリール制御手段130は、メダルがベットされ、前ゲーム開始から所定時間(いわゆるウエイト時間)が経過しているなど、所定の遊技開始条件を満たしている場合には、スタートスイッチ30の操作信号に基づいて全ての回転リール40の回転を開始させる。
また、回転リール40が回転中にいずれかのストップスイッチ50が操作されると、ストップスイッチ50の操作信号に基づきストップ信号を出力し、操作されたストップスイッチ50に対応する回転リール40の回転を停止させる。
なお、リール制御手段130は回転リール40を停止させる際、停止操作がされたときの図柄表示位置を基準として、最大4コマのスベリコマ数で図柄を回転方向に移動させて停止させることができる。このような制御により、当せん抽せん手段110の抽せん結果が「ハズレ」の場合には、3個の回転リール40の図柄が如何なる入賞の態様にも揃わないように蹴飛ばし制御を行う。また、抽せん結果が所定の当せん役に当せんの場合には、3個の回転リール40の図柄が極力当該当せんに係る入賞の態様となるように引き込み制御を行う。
このような蹴飛ばし制御及び引き込み制御は、当せん抽せん手段110による役抽せんの結果や、ストップスイッチ50の操作タイミング、停止位置の優先順位などに基づいて計算されて実行される。例えば、2種類以上の役に同時当せんしている場合、各役に対応付けられた優先順位に従って、優先順位の高い役に対応する図柄組合せを有効ライン上に表示できるように引き込み制御が行われる。
なお、ストップスイッチ50が所定の押し順で操作された場合にのみ入賞する押し順小役に当せんしている場合には、正解の押し順で各ストップスイッチ50が操作された場合に、停止操作のタイミングに関わらず、当該押し順小役に係る図柄を有効ライン上に引き込んで、押し順小役を入賞させる。一方、その正解の押し順とは異なる押し順で各ストップスイッチ50が操作された場合には、当該押し順小役に係る図柄が有効ライン上に揃わないようにして、押し順小役が入賞しないように制御する。
(入賞判定手段140)
入賞判定手段140は、ストップスイッチ50の操作により3個の回転リール40が停止したときに、その表示態様に基づいて、入賞したか又は入賞なしかの判定を行うためのものである。具体的には、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの有効入賞ライン上に所定の図柄配列が揃うことを条件として、当該図柄配列に対応した当せん役に入賞したと判定するように形成されている。そして、入賞がメダル払い出しを伴う場合には、ホッパーユニット65に払い出し入賞信号を出力する(もしくはメダルを払い出す代わりにクレジットに加算する)。また、入賞が遊技状態を移行させるものであれば、遊技状態制御手段100に通知して遊技状態を移行させる。また、リプレイ役が入賞した場合には、自動ベット処理を行い、遊技メダルを新たに投入することなく次ゲームを開始できるようにする。
(ホッパー制御手段150)
ホッパー制御手段150は、入賞判定手段140からの払い出し入賞信号、精算スイッチ17の操作信号などに基づいて、ホッパーユニット65を作動させ、メダルの払い出しを制御するためのものである。なお、入賞がメダル払い出しを伴う場合に、この払い出しメダルを自動的にクレジットとして電子的に貯留し、クレジットの許容枚数を超過する払い出し分だけをホッパーユニット65から払い出させるようにしてもよい。
(演出制御手段200)
演出制御手段200は、画像表示部67、ランプ68やスピーカ69等の演出部66の作動を制御するためのものである。演出制御手段200は、後述する押し順報知制御手段210や、演出抽せん手段220の決定に基づき、ROMに記憶されている演出データをもとに、押し順報知や設定判別演出などの演出を行わせる。
なお、押し順報知は、後述する押し順小役に当せんしたときに、当該押し順小役に入賞可能なストップスイッチ50の操作順を報知する演出である。この押し順報知は、例えば、画像表示部67に操作順を表示したり、操作すべきストップスイッチ50をスピーカ69から音声で報知したり、操作すべきストップスイッチ50を光らせたりすることで行われる。
また、設定判別演出は、スロットマシン10の設定値を示唆する演出である。本実施形態においては、スタートスイッチ30が操作されてゲームが開始したときに設定判別演出が実行される。この設定判別演出は、設定値によって実行されやすい演出と実行されにくい演出とがあり、このような偏りを拠り所に設置値を推測できるようになっている。例えば、特定の設定判別演出が実行された場合には設定値が6である可能性が高い、といった推測ができるようになっている。
(押し順報知制御手段210)
押し順報知制御手段210は、押し順報知を制御する手段である。この押し順報知制御手段210は、有利区間において押し順小役に当せんしたときに、当該押し順小役を入賞させるための正解の押し順(ストップスイッチ50の操作順)を報知するか否かを決定し、押し順を報知する場合には演出制御手段200に押し順報知を実行させる。押し順報知が実行されると、遊技者は押し順報知に従ってストップスイッチ50を操作すればよいので、容易に押し順小役を入賞させることができる。
(演出抽せん手段220)
演出抽せん手段220は、設定判別演出に使用する演出データを選択するための演出抽せんを行う手段である。この演出抽せん手段220は、後述するゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数と、予め設定された設定値とに基づいて、後述する複数の演出抽せんテーブル230から1の演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを行う。
例えば、演出抽せん手段220は、乱数発生手段が発生する乱数をスタートスイッチ30の操作タイミングで抽出し、抽出した乱数を演出抽せんテーブル230に照合することにより演出抽せんを行う。乱数が16bitである場合には0〜65535までの65536通りの乱数が発生するが、演出抽せんテーブル230には、この65536通りの乱数のそれぞれに演出データ(後述)が割り当てられているため、乱数を演出抽せんテーブル230に照合することにより、1の演出データを演出抽せんにより決定することができる。
なお、本実施形態においてはスタートスイッチ30の操作タイミングで演出抽せんを行っているが、演出抽せんを行うタイミングはスタートスイッチ30の操作タイミングに限らない。例えば、ストップスイッチ50の操作タイミングで演出抽せんを行うようにしてもよい。
(演出抽せんテーブル230)
演出抽せんテーブル230は、演出抽せん手段220によって前記演出抽せんに使用されるものである。この演出抽せんテーブル230は、演出抽せん手段220において発生する乱数と演出データとの対応表として設けられ、演出抽せん手段220が抽出した乱数に対応する演出データを定めている。
演出抽せんテーブル230は複数設けられており、演出抽せん手段220は、後述するゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数と設定値とに基づいて、これら複数の演出抽せんテーブル230から1の演出抽せんテーブル230を選択して使用する。
(ゲーム数カウント手段240)
ゲーム数カウント手段240は、実行されたゲーム数をカウントする手段である。本実施形態に係るゲーム数カウント手段240は、1日単位でゲーム数をカウントする。すなわち、内部カレンダーにおける日付が変わった時点でカウント数をリセットし、リセット後に実行されたゲーム数をカウントする。
このゲーム数カウント手段240によってカウントされたゲーム数は、演出抽せん手段220が複数の演出抽せんテーブル230から1の演出抽せんテーブル230を選択するために使用される。
(演出抽せんについて)
上記したように、演出抽せん手段220は、ゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数と、予め設定された設定値とに基づいて、後述する複数の演出抽せんテーブル230から1の演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを行う。
図3は、演出抽せんテーブル230の一例を示す図であり、演出抽せんはこのような演出抽せんテーブル230を使用して行われる。なお、この図3は一例に過ぎず、ゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数に応じてどのような演出抽せんテーブル230を選択可能であるかといった設定や、選択可能な演出データの種類や確率を任意に変更可能であることは言うまでもない。また、演出抽せんテーブル230のデータ形式についても特に限定するものではなく、ゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数と予め設定された設定値とに基づいて、演出抽せんの抽せん確率が決定されるものであればよい。
この例では、演出抽せん手段220は、ゲーム数カウント手段240が1日単位でカウントしたゲーム数が3000ゲーム未満である場合には、図3(a)に示すリストから演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを実行する。このリストには、図3(a)に示すように、設定値ごとに複数の演出抽せんテーブル230が含まれており、どの演出抽せんテーブル230を使用するかで演出抽せんの抽せん確率が異なるようになっている。すなわち、設定値が1の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が2の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が3の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が4の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が5の場合には、「演出1」の演出データが67.6%の確率で選択され、「演出2」の演出データが32.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データが0.1%の確率で選択される。設定値が6の場合には、「演出1」の演出データが50.5%の確率で選択され、「演出2」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出3」の演出データが1%の確率で選択される。
また、演出抽せん手段220は、ゲーム数カウント手段240が1日単位でカウントしたゲーム数が3000ゲーム以上である場合には、図3(b)に示すリストから演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを実行する。このリストには、図3(b)に示すように、設定値ごとに複数の演出抽せんテーブル230が含まれており、どの演出抽せんテーブル230を使用するかで演出抽せんの抽せん確率が異なるようになっている。すなわち、設定値が1の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が2の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が3の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が4の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が5の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが32.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データが1%の確率で選択される。設定値が6の場合には、「演出1」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出2」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出3」の演出データが3%の確率で選択される。
このように抽せん確率を設定すれば、演出抽せんにおいて「演出3」の演出データが選択されて設定判別演出が実行された場合には、設定値が5か6であると推測することができ、更には、設定値が6である可能性が高いと推測することができる。
また、ゲーム数カウント手段240が1日単位でカウントしたゲーム数が多い(3000ゲーム以上である)方が、「演出3」の演出データが選択される確率が高くなるため、上記したような推測がしやすい状況となる。よって、ゲーム数を消化することで設定判別をしやすくなるので、遊技機の稼働率を上げようとするモチベーションが遊技者に生じる。すなわち、遊技者の関心を高めつつも、遊技機の稼働率を向上させることができる。
上記したように、本実施形態によれば、遊技機の稼働状況に応じた設定値の示唆を行うことができるので、遊技の幅を広げることができる。具体的には、ゲーム数が多くなるに従って設定値を判別し易い演出が実行されることで、遊技者が遊技機の稼働率を上げることで設定値を判別しようとするゲーム性が生まれ、遊技の幅を広げることができる。
(変形例1)
上記した実施形態においては、ゲーム数カウント手段240が1日単位でゲーム数をカウントするようにしたが、これに代えて、またはこれに加えて、ゲーム数カウント手段240が出荷時からゲーム数をカウントするようにしてもよい。
ゲーム数カウント手段240が出荷時からゲーム数をカウントする場合、製造出荷時にカウント数をリセットし、リセット後に実行されたゲーム数をカウントすればよい。また、出荷時からの累計のカウントゲーム数は、ホールの管理者によって任意のタイミングでリセットできるようにしてもよい。
ここでは、ゲーム数カウント手段240が1日単位でゲーム数をカウントするとともに、出荷時からの累計ゲーム数をカウントし、演出抽せん手段220が、このゲーム数カウント手段240がカウントした2種類のゲーム数と、予め設定された設定値とに基づいて、後述する複数の演出抽せんテーブル230から1の演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを行う例について説明する。
図4は、演出抽せんテーブル230の一例を示す図であり、演出抽せんはこのような演出抽せんテーブル230を使用して行われる。なお、この図4は一例に過ぎず、ゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数に応じてどのような演出抽せんテーブル230を選択可能であるかといった設定や、選択可能な演出データの種類や確率を任意に変更可能であることは言うまでもない。また、演出抽せんテーブル230のデータ形式についても特に限定するものではなく、ゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数と予め設定された設定値とに基づいて、演出抽せんの抽せん確率が決定されるものであればよい。
この例では、演出抽せん手段220は、ゲーム数カウント手段240が出荷時からカウントした累計のゲーム数が30000ゲーム未満であるか、または、ゲーム数カウント手段240が1日単位でカウントしたゲーム数が3000ゲーム未満である場合には、図4(a)に示すリストから演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを実行する。このリストには、図4(a)に示すように、設定値ごとに複数の演出抽せんテーブル230が含まれており、どの演出抽せんテーブル230を使用するかで演出抽せんの抽せん確率が異なるようになっている。すなわち、設定値が1の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が2の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が3の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が4の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が5の場合には、「演出1」の演出データが67.6%の確率で選択され、「演出2」の演出データが32.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データが0.1%の確率で選択される。設定値が6の場合には、「演出1」の演出データが50.5%の確率で選択され、「演出2」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出3」の演出データが1%の確率で選択される。
また、演出抽せん手段220は、ゲーム数カウント手段240が出荷時からカウントした累計のゲーム数が30000ゲーム以上であり、かつ、ゲーム数カウント手段240が1日単位でカウントしたゲーム数が3000ゲーム以上である場合には、図4(b)に示すリストから演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを実行する。このリストには、図4(b)に示すように、設定値ごとに複数の演出抽せんテーブル230が含まれており、どの演出抽せんテーブル230を使用するかで演出抽せんの抽せん確率が異なるようになっている。すなわち、設定値が1の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が2の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が3の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が4の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が5の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが32.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データが1%の確率で選択される。設定値が6の場合には、「演出1」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出2」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出3」の演出データが3%の確率で選択される。
このように抽せん確率を設定すれば、演出抽せんにおいて「演出3」の演出データが選択されて設定判別演出が実行された場合には、設定値が5か6であると推測することができ、更には、設定値が6である可能性が高いと推測することができる。
また、ゲーム数カウント手段240が出荷時からカウントした累計のゲーム数と、ゲーム数カウント手段240が1日単位でカウントしたゲーム数とが多いほど、「演出3」の演出データが選択される確率が高くなるため、上記したような推測がしやすい状況となる。よって、ゲーム数を消化することで設定判別をしやすくなるので、遊技機の稼働率を上げようとするモチベーションが遊技者に生じる。すなわち、遊技者の関心を高めつつも、遊技機の稼働率を向上させることができる。
(変形例2)
上記した実施形態においては、ゲーム数カウント手段240が1日単位でゲーム数をカウントするようにしたが、これに代えて、ゲーム数カウント手段240が有利区間で実行された有利区間ゲーム数をカウントするようにしてもよい。
本実施形態においては、図5に示すように、通常区間と有利区間との間を交互に遷移する。ゲーム数カウント手段240が有利区間で実行された有利区間ゲーム数をカウントする場合、有利区間の開始時にカウント数をリセットしてカウントを開始し、有利区間が終了するまでカウントを継続する。
ここでは、ゲーム数カウント手段240が有利区間ゲーム数をカウントし、演出抽せん手段220が、このゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数と、予め設定された設定値とに基づいて、後述する複数の演出抽せんテーブル230から1の演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを行う例について説明する。
図6は、演出抽せんテーブル230の一例を示す図であり、演出抽せんはこのような演出抽せんテーブル230を使用して行われる。なお、この図6は一例に過ぎず、ゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数に応じてどのような演出抽せんテーブル230を選択可能であるかといった設定や、選択可能な演出データの種類や確率を任意に変更可能であることは言うまでもない。また、演出抽せんテーブル230のデータ形式についても特に限定するものではなく、ゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数と予め設定された設定値とに基づいて、演出抽せんの抽せん確率が決定されるものであればよい。
この例では、演出抽せん手段220は、ゲーム数カウント手段240がカウントした有利区間ゲーム数が1000ゲーム未満である場合には、図6(a)に示すリストから演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを実行する。このリストには、図6(a)に示すように、設定値ごとに複数の演出抽せんテーブル230が含まれており、どの演出抽せんテーブル230を使用するかで演出抽せんの抽せん確率が異なるようになっている。すなわち、設定値が1の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が2の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が3の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が4の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が5の場合には、「演出1」の演出データが67.6%の確率で選択され、「演出2」の演出データが32.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データが0.1%の確率で選択される。設定値が6の場合には、「演出1」の演出データが50.5%の確率で選択され、「演出2」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出3」の演出データが1%の確率で選択される。
また、演出抽せん手段220は、ゲーム数カウント手段240がカウントした有利区間ゲーム数が1000ゲーム以上である場合には、図6(b)に示すリストから演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを実行する。このリストには、図6(b)に示すように、設定値ごとに複数の演出抽せんテーブル230が含まれており、どの演出抽せんテーブル230を使用するかで演出抽せんの抽せん確率が異なるようになっている。すなわち、設定値が1の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が2の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が3の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が4の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が5の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが32.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データが1%の確率で選択される。設定値が6の場合には、「演出1」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出2」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出3」の演出データが3%の確率で選択される。
このように抽せん確率を設定すれば、演出抽せんにおいて「演出3」の演出データが選択されて設定判別演出が実行された場合には、設定値が5か6であると推測することができ、更には、設定値が6である可能性が高いと推測することができる。
また、ゲーム数カウント手段240がカウントした有利区間ゲーム数が多いほど、「演出3」の演出データが選択される確率が高くなるため、上記したような推測がしやすい状況となる。よって、有利区間が長くなると更に遊技者に利益が付与されるので、有利区間の重要性を更に高めることができる。
(変形例3)
上記した変形例2においては、ゲーム数カウント手段240が有利区間で実行された有利区間ゲーム数をカウントするようにしたが、これに加えて、ゲーム数カウント手段240が1日単位でゲーム数や出荷時からの累計ゲーム数をカウントしてもよい。
ここでは、ゲーム数カウント手段240が有利区間ゲーム数をカウントするとともに、1日単位のゲーム数をカウントし、演出抽せん手段220が、このゲーム数カウント手段240がカウントした2種類のゲーム数と、予め設定された設定値とに基づいて、後述する複数の演出抽せんテーブル230から1の演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを行う例について説明する。
図7は、演出抽せんテーブル230の一例を示す図であり、演出抽せんはこのような演出抽せんテーブル230を使用して行われる。なお、この図7は一例に過ぎず、ゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数に応じてどのような演出抽せんテーブル230を選択可能であるかといった設定や、選択可能な演出データの種類や確率を任意に変更可能であることは言うまでもない。また、演出抽せんテーブル230のデータ形式についても特に限定するものではなく、ゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数と予め設定された設定値とに基づいて、演出抽せんの抽せん確率が決定されるものであればよい。
この例では、演出抽せん手段220は、ゲーム数カウント手段240がカウントした有利区間ゲーム数が1000ゲーム未満であるか、または、ゲーム数カウント手段240が1日単位でカウントしたゲーム数が3000ゲーム未満である場合には、図7(a)に示すリストから演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを実行する。このリストには、図7(a)に示すように、設定値ごとに複数の演出抽せんテーブル230が含まれており、どの演出抽せんテーブル230を使用するかで演出抽せんの抽せん確率が異なるようになっている。すなわち、設定値が1の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が2の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が3の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が4の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が5の場合には、「演出1」の演出データが67.6%の確率で選択され、「演出2」の演出データが32.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データが0.1%の確率で選択される。設定値が6の場合には、「演出1」の演出データが50.5%の確率で選択され、「演出2」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出3」の演出データが1%の確率で選択される。
また、演出抽せん手段220は、ゲーム数カウント手段240がカウントした有利区間ゲーム数が1000ゲーム以上であり、かつ、ゲーム数カウント手段240が1日単位でカウントしたゲーム数が3000ゲーム以上である場合には、図7(b)に示すリストから演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを実行する。このリストには、図7(b)に示すように、設定値ごとに複数の演出抽せんテーブル230が含まれており、どの演出抽せんテーブル230を使用するかで演出抽せんの抽せん確率が異なるようになっている。すなわち、設定値が1の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が2の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が3の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が4の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が5の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが32.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データが1%の確率で選択される。設定値が6の場合には、「演出1」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出2」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出3」の演出データが3%の確率で選択される。
このように抽せん確率を設定すれば、演出抽せんにおいて「演出3」の演出データが選択されて設定判別演出が実行された場合には、設定値が5か6であると推測することができ、更には、設定値が6である可能性が高いと推測することができる。
また、ゲーム数カウント手段240がカウントした有利区間ゲーム数と、ゲーム数カウント手段240が1日単位でカウントしたゲーム数とが多いほど、「演出3」の演出データが選択される確率が高くなるため、上記したような推測がしやすい状況となる。よって、一日のゲーム数を消化することで設定判別をしやすくなるので、遊技機の稼働率を上げようとするモチベーションが遊技者に生じる。すなわち、遊技者の関心を高めつつも、遊技機の稼働率を向上させることができる。また、遊技機の稼働率を上げるという遊技者がコントロール可能な要素に加え、有利区間ゲーム数という運の要素も必要であるので、更にゲーム性を向上させて遊技者の興趣を高めることができる。
(変形例4)
上記した変形例2及び3においては、設定判別抽せんを実行する期間について特に説明していないが、例えば、有利区間ゲーム数に応じて設定判別抽せんを実行するゲーム数を決定してもよい。
例えば、図8に示すように、設定判別抽せんを実行するゲーム数を規定してもよい。この例では、有利区間ゲーム数が99ゲーム以下である場合には、有利区間終了直後に実行される通常区間の1ゲームで設定判別抽せんを実行する。また、有利区間ゲーム数が100ゲーム以上かつ499ゲーム以下である場合には、有利区間終了直後に実行される通常区間の5ゲームで設定判別抽せんを実行する。また、有利区間ゲーム数が500ゲーム以上かつ999ゲーム以下である場合には、有利区間終了直後に実行される通常区間の10ゲームで設定判別抽せんを実行する。また、有利区間ゲーム数が1000ゲーム以上である場合には、有利区間終了後の通常区間において、次の有利区間が開始するまで常に設定判別抽せんを実行する。
このように有利区間ゲーム数に応じて設定判別抽せんを実行するゲーム数を決定するようにすれば、有利区間が長くなるほど設定判別の可能性が高まるので、有利区間の重要性を更に高めることができる。
なお、設定判別抽せんを実行する期間については、上記したような例に限らず、種々の態様が考えられる。例えば、設定判別抽せんを常に行うようにしてもよい。また、設定判別抽せんを行うゲーム数を予め設定しておいてもよい(例えば常に有利区間終了後のNゲーム(ただしNは自然数)としてもよい)。また、設定判別抽せんを行うか否かを毎ゲーム抽せんにより決定してもよい。
(変形例5)
上記した実施形態においては、演出抽せん手段220が、ゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数と、予め設定された設定値とに基づいて、複数の演出抽せんテーブル230から1の演出抽せんテーブル230を選択するようにしたが、演出抽せんテーブル230を選択する際に更に別の要素を参照するようにしてもよい。
例えば、有利区間中の獲得ポイントを演出抽せんテーブル230の選択に使用してもよい。具体的には、有利区間中において特定の役に入賞するなど、予め決められた条件が達成されるとポイントを加算するように構成し、有利区間の終了時にこのポイントに応じて演出抽せんテーブル230を選択するようにしてもよい。
ここでは、ゲーム数カウント手段240が有利区間ゲーム数をカウントし、演出抽せん手段220が、このゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数と、有利区間中に獲得したポイントと、予め設定された設定値とに基づいて、後述する複数の演出抽せんテーブル230から1の演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを行う例について説明する。
図9及び図10は、演出抽せんテーブル230の一例を示す図であり、演出抽せんはこのような演出抽せんテーブル230を使用して行われる。なお、この図9及び図10は一例に過ぎず、ゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数や有利区間中の獲得ポイントに応じてどのような演出抽せんテーブル230を選択可能であるかといった設定や、選択可能な演出データの種類や確率を任意に変更可能であることは言うまでもない。また、演出抽せんテーブル230のデータ形式についても特に限定するものではなく、ゲーム数カウント手段240がカウントしたゲーム数と予め設定された設定値とに基づいて、演出抽せんの抽せん確率が決定されるものであればよい。
この例では、演出抽せん手段220は、ゲーム数カウント手段240がカウントした有利区間ゲーム数が1000ゲーム未満であり、かつ、獲得ポイントが50ポイント未満である場合には、図9(a)に示すリストから演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを実行する。このリストには、図9(a)に示すように、設定値ごとに複数の演出抽せんテーブル230が含まれており、どの演出抽せんテーブル230を使用するかで演出抽せんの抽せん確率が異なるようになっている。すなわち、設定値が1の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が2の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が3の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が4の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が5の場合には、「演出1」の演出データが67.6%の確率で選択され、「演出2」の演出データが32.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データが0.1%の確率で選択される。設定値が6の場合には、「演出1」の演出データが50.5%の確率で選択され、「演出2」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出3」の演出データが1%の確率で選択される。
また、演出抽せん手段220は、ゲーム数カウント手段240がカウントした有利区間ゲーム数が1000ゲーム未満であり、かつ、獲得ポイントが50ポイント以上である場合には、図9(b)に示すリストから演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを実行する。このリストには、図9(b)に示すように、設定値ごとに複数の演出抽せんテーブル230が含まれており、どの演出抽せんテーブル230を使用するかで演出抽せんの抽せん確率が異なるようになっている。すなわち、設定値が1の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が2の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が3の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が4の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が5の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが32.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データが1%の確率で選択される。設定値が6の場合には、「演出1」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出2」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出3」の演出データが3%の確率で選択される。
また、演出抽せん手段220は、ゲーム数カウント手段240がカウントした有利区間ゲーム数が1000ゲーム以上であり、かつ、獲得ポイントが50ポイント未満である場合には、図10(a)に示すリストから演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを実行する。このリストには、図10(a)に示すように、設定値ごとに複数の演出抽せんテーブル230が含まれており、どの演出抽せんテーブル230を使用するかで演出抽せんの抽せん確率が異なるようになっている。すなわち、設定値が1の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が2の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が3の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が4の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が5の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが32.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データが1%の確率で選択される。設定値が6の場合には、「演出1」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出2」の演出データが48.5%の確率で選択され、「演出3」の演出データが3%の確率で選択される。
また、演出抽せん手段220は、ゲーム数カウント手段240がカウントした有利区間ゲーム数が1000ゲーム以上であり、かつ、獲得ポイントが50ポイント以上である場合には、図10(b)に示すリストから演出抽せんテーブル230を選択し、選択した演出抽せんテーブル230を使用して演出抽せんを実行する。このリストには、図10(b)に示すように、設定値ごとに複数の演出抽せんテーブル230が含まれており、どの演出抽せんテーブル230を使用するかで演出抽せんの抽せん確率が異なるようになっている。すなわち、設定値が1の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が2の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が3の場合には、「演出1」の演出データが66.7%の確率で選択され、「演出2」の演出データが33.3%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が4の場合には、「演出1」の演出データが50%の確率で選択され、「演出2」の演出データが50%の確率で選択され、「演出3」の演出データは選択されない。設定値が5の場合には、「演出1」の演出データが75%の確率で選択され、「演出2」の演出データが22.5%の確率で選択され、「演出3」の演出データが2.5%の確率で選択される。設定値が6の場合には、「演出1」の演出データが45%の確率で選択され、「演出2」の演出データが45%の確率で選択され、「演出3」の演出データが10%の確率で選択される。
このように抽せん確率を設定すれば、演出抽せんにおいて「演出3」の演出データが選択されて設定判別演出が実行された場合には、設定値が5か6であると推測することができ、更には、設定値が6である可能性が高いと推測することができる。
また、ゲーム数カウント手段240がカウントした有利区間ゲーム数が多いほど、「演出3」の演出データが選択される確率が高くなるため、上記したような推測がしやすい状況となる。よって、有利区間が長くなると更に遊技者に利益が付与されるので、有利区間の重要性を更に高めることができる。
更には、有利区間中の獲得ポイントが多いほど、「演出3」の演出データが選択される確率が高くなるため、上記したような推測がしやすい状況となる。よって、有利区間中のゲーム結果が設定判別に影響を与えるため、有利区間の重要性を更に高めることができる。
なお、演出抽せんテーブル230の選択に使用できるポイントは、有利区間の終了時の獲得ポイントをすべて使用するようにしてもよいし、有利区間の終了時の獲得ポイントを上限として遊技者が自由に決定できるようにしてもよい。演出抽せんテーブル230の選択に使用できるポイントを遊技者が自由に決定できるようにすれば、ポイントを使用して精度の高い設定判別抽せんを実行するのか、ポイントを貯めてから設定判別抽せんに使用するのかを遊技者が選択可能となり、新たなゲーム性が生まれることで遊技者の興趣を高めることができる。
10 スロットマシン
11 筐体
12 表示窓
13 図柄表示窓
14 メダル投入口
15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
18 メダル払い出し口
20 制御装置
30 スタートスイッチ
31 前扉
31A 操作部
31B 下パネル
31C 下皿
32 クレジット表示部
40 回転リール
41 左リール
42 中リール
43 右リール
50 ストップスイッチ
51 左ストップスイッチ
52 中ストップスイッチ
53 右ストップスイッチ
60 リールユニット
65 ホッパーユニット
66 演出部
67 画像表示部
68 ランプ
69 スピーカ
100 遊技状態制御手段
110 当せん抽せん手段
120 役抽せんテーブル
130 リール制御手段
140 入賞判定手段
150 ホッパー制御手段
200 演出制御手段
210 押し順報知制御手段
220 演出抽せん手段
230 演出抽せんテーブル
240 ゲーム数カウント手段

Claims (4)

  1. 遊技者への有利度が異なる複数段階の設定値の中から予め設定された設定値に基づいて役抽せんを行う当せん抽せん手段と、
    演出データを選択するための演出抽せんを行う演出抽せん手段と、
    前記演出抽せん手段が選択した演出データに基づき演出を実行する演出部と、
    実行されたゲーム数をカウントするゲーム数カウント手段と、
    を備え、
    前記演出抽せん手段は、前記ゲーム数カウント手段がカウントしたゲーム数と前記予め設定された設定値とに基づいて、複数の演出抽せんテーブルから1の演出抽せんテーブルを選択し、選択した演出抽せんテーブルを使用して前記演出抽せんを行うことを特徴とする、遊技機。
  2. 前記演出抽せん手段は、前記ゲーム数カウント手段が1日単位でカウントしたゲーム数を使用して、前記複数の演出抽せんテーブルから1の演出抽せんテーブルを選択することを特徴とする、請求項1記載の遊技機。
  3. 前記演出抽せん手段は、前記ゲーム数カウント手段が出荷時からカウントしたゲーム数を使用して、前記複数の演出抽せんテーブルから1の演出抽せんテーブルを選択することを特徴とする、請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記役抽せんによって当せんする当せん役は、遊技者が所定の順序で操作を行ったときにのみ入賞する押し順小役を含み、
    前記遊技機の遊技状態として、前記所定の順序が遊技者に報知されない通常区間と、前記所定の順序を遊技者に報知可能な有利区間と、を備え、
    前記ゲーム数カウント手段は、前記有利区間で実行された有利区間ゲーム数をカウントし、
    前記演出抽せん手段は、前記有利区間ゲーム数を使用して、前記複数の演出抽せんテーブルから1の演出抽せんテーブルを選択することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機。
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