JP2018143637A - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018143637A JP2018143637A JP2017043733A JP2017043733A JP2018143637A JP 2018143637 A JP2018143637 A JP 2018143637A JP 2017043733 A JP2017043733 A JP 2017043733A JP 2017043733 A JP2017043733 A JP 2017043733A JP 2018143637 A JP2018143637 A JP 2018143637A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- game
- winning
- art
- push order
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Game Rules And Presentations Of Slot Machines (AREA)
Abstract
【課題】直接的にART抽せんに設定差を設けなくても、間接的にARTに設定差を設けることができ、遊技者に付与される利益の変動幅を大きくすることができる遊技機を提供する。【解決手段】ART制御手段230は、ボーナスゲーム中に所定のART契機役(例えば9枚ベルA)に当せんしたときに、ART抽せんを行うなどしてARTを開始可能またはARTのゲーム数を上乗せ可能となっている。ボーナスゲームは、予め定められた規定数の遊技媒体が払い出されたときに終了するように構成されており、このボーナスゲーム中は、前記所定のART契機役(例えば9枚ベルA)の当せん確率が設定値にかかわらず一定に設定されるとともに、遊技媒体の払い出し率は前記設定値が有利であるほど低く設定されている。【選択図】図6
Description
この発明は、スロットマシンなどの遊技機に関する。
この種の遊技機は、遊技者に付与される利益の量を調整するために、内部的な設定値を保持している。この設定値の変更は、所定の鍵を使用しなければ行えないようになっており、一般的には、遊技機が設置されたホールの管理者によってホールの営業開始前あるいは営業終了後に行われる。
また、こうした遊技機として、ARTと呼ばれる遊技を備えたものが存在する。ARTは、ストップボタンの操作順を報知して小役に入賞しやすくするとともに、リプレイ役に当せんしやすくした状態である。例えば特許文献1には、ART抽せんに当せんしたときにARTを開始する構成が記載されている。
上記したような遊技機において、例えばART抽せんに関して設定差を設けるようにすれば、遊技者に付与される利益の変動幅を大きくすることができるので、遊技の幅を広げることができる。
しかしながら、設定差を自由に設定できない場合(例えば規則等によりART抽せんに設定差を設けることが禁止されている場合)、遊技者に付与される利益の変動幅を大きくすることが困難であった。
そこで、本発明は、直接的にARTに設定差を設けなくても、間接的にARTに設定差を設けることができ、遊技者に付与される利益の変動幅を大きくすることができる遊技機を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
すなわち、複数の図柄を変動表示又は停止表示するための回転リールと、前記回転リールの図柄を変動表示させるためのスタートスイッチと、前記回転リールに対応して設けられ、対応する回転リールの図柄を停止表示させるためのストップスイッチと、複数の当せん役のいずれかに当せんしたか又はハズレかの抽せんを行う当せん抽せん手段と、前記複数の当せん役に対応する当せん領域を記憶した役抽せんテーブルと、前記当せん抽せん手段の抽せん結果と前記ストップスイッチの操作とに基づいて前記回転リールの図柄の停止表示に係る制御を行うリール制御手段と、前記回転リールが図柄を停止表示した際の前記回転リールの停止位置に基づいて前記複数の当せん役のいずれかに入賞したか又は入賞しなかったかの判定を行う入賞判定手段と、前記ストップスイッチの操作順に関する情報を報知する押し順報知手段と、ボーナス役の入賞によりボーナスゲームを開始させる遊技状態制御手段と、前記押し順報知手段によって小役の入賞をアシストするARTの実行を制御するART制御手段と、遊技者への有利度が異なる複数段階の設定値の中から設定値を設定するための設定手段と、を備え、前記ART制御手段は、前記ボーナスゲーム中に所定のART契機役に当せんしたときに、前記ARTを開始可能または前記ARTのゲーム数を上乗せ可能となっており、前記ボーナスゲームは、予め定められた規定数の遊技媒体が払い出されたときに終了するように構成されており、前記ボーナスゲーム中は、前記所定のART契機役の当せん確率が前記設定値にかかわらず一定に設定されるとともに、遊技媒体の払い出し率は前記設定値が有利であるほど低く設定されていることを特徴とする。
また、前記ボーナスゲーム中に入賞して遊技媒体を払い出す複数の小役を備え、前記小役のうちの少なくとも1つは、前記所定のART契機役として設定され、他の前記小役は、前記設定値が有利であるほど当せん確率が低くなるように設定されるようにしてもよい。
また、前記ボーナスゲームは、一般ゲームとRBゲームとから構成され、前記一般ゲーム中にRB役に入賞すると前記RBゲームに移行するように構成されており、前記RB役は、前記設定値が有利であるほど当せん確率が低くなるように設定されていてもよい。
また、前記ボーナスゲームは、一般ゲームとRBゲームとから構成され、前記一般ゲーム中に第1のRB役に入賞すると第1のRBゲームに移行するとともに、前記一般ゲーム中に第2のRB役に入賞すると第2のRBゲームに移行するように構成されており、前記所定のART契機役は、前記第2のRBゲーム中にのみ当せんするように設定され、前記第1のRB役は、前記設定値が有利であるほど当せん確率が低くなるように設定されていてもよい。
本発明は上記の通りであり、ART制御手段は、ボーナスゲーム中に所定のART契機役に当せんしたときに、ARTを開始可能またはARTのゲーム数を上乗せ可能となっている。このため、ボーナスゲームが長く実行されることで、ARTの開始や上乗せの機会が増加するように構成されている。
そして、ボーナスゲームは、予め定められた規定数の遊技媒体が払い出されたときに終了するように構成され、ボーナスゲーム中の遊技媒体の払い出し率は、設定値が有利であるほど低く設定されている。このため、設定値が有利な場合にはボーナスゲーム中の遊技媒体の払い出し率が低下するので、規定数に到達するまでのボーナスゲームのゲーム数が相対的に増加するようになっている。
このような構成によれば、ART契機役の当せん確率に設定差を設けない場合でも、設定値が有利な場合にはARTの開始や上乗せの機会が増加するので、間接的にARTに設定差を設けることができ、遊技者に付与される利益の変動幅を大きくすることができる。
なお、具体的な構成として、ボーナスゲーム中に入賞して遊技媒体を払い出す複数の小役を備え、この小役のうちの少なくとも1つを所定のART契機役として設定し、他の小役は、設定値が有利であるほど当せん確率が低くなるように設定してもよい。このように構成すれば、設定値が有利であるほど、他の小役に当せんしにくくなるので、規定数に到達するまでのボーナスゲームのゲーム数が相対的に増加する。そして、ボーナスゲームのゲーム数が増加することで、ART契機役に当せんする確率が向上する。したがって、設定値が有利なほどART契機役に当せんしやすくなるので、間接的にARTに設定差を設けることができる。
また、別の具体的な構成として、ボーナスゲームを一般ゲームとRBゲームとから構成し、一般ゲーム中にRB役に入賞したときにRBゲームに移行するように構成し、RB役は、設定値が有利であるほど当せん確率が低くなるように設定してもよい。このように構成すれば、設定値が有利であるほどRB役に当せんしにくくなるので、一般ゲームのゲーム数が相対的に増加する。そして、一般ゲームのゲーム数が増加することで、ART契機役に当せんする確率が向上する。したがって、設定値が有利なほどART契機役に当せんしやすくなるので、間接的にARTに設定差を設けることができる。
また、別の具体的な構成として、ボーナスゲームを一般ゲームとRBゲームとから構成し、一般ゲーム中に第1のRB役に入賞すると第1のRBゲームに移行するとともに、一般ゲーム中に第2のRB役に入賞すると第2のRBゲームに移行するように構成し、所定のART契機役は、第2のRBゲーム中にのみ当せんするように設定し、第1のRB役は、設定値が有利であるほど当せん確率が低くなるように設定してもよい。このように構成すれば、設定値が有利であるほど、第1のRB役に当せんしにくくなるので、第2のRBゲームのゲーム数が相対的に増加する。そして、第2のRBゲームのゲーム数が増加することで、ART契機役に当せんする確率が向上する。したがって、設定値が有利なほどART契機役に当せんしやすくなるので、間接的にARTに設定差を設けることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシン10を例に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1〜6を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1〜6を参照しながら説明する。
(スロットマシン10)
スロットマシン10は、図1に示すように、四角箱状の筐体11と、筐体11の正面側に開閉自在に取り付けられる前扉31を有する。この前扉31には、遊技者側に向かって臨む表示窓12が形成されている。
スロットマシン10は、図1に示すように、四角箱状の筐体11と、筐体11の正面側に開閉自在に取り付けられる前扉31を有する。この前扉31には、遊技者側に向かって臨む表示窓12が形成されている。
また、前扉31の高さ方向略中央部には、スロットマシン10を作動させるための操作部31Aおよびメダル投入口14が設けられている。操作部31Aには、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50などが設けられている。
また、操作部31Aの下方には、下パネル31Bを挟んで、メダルを払い出すためのメダル払い出し口18と、メダル払い出し口18から払い出されたメダルを貯留可能な下皿31Cが設けられている。
上記した前扉31の表示窓12には、背後の回転リール40の図柄を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。回転リール40は、図柄表示窓13の裏側に配置されて、回転可能にスロットマシン10に取り付けられており、外周表面に表示された複数の図柄を変動表示又は停止表示するためのものである。本実施形態においては、左リール41、中リール42、右リール43の3個の回転リール40が設けられており、それぞれの回転リール40が個別に回転可能となっている。
上記した図柄表示窓13からは、3個の回転リール40のそれぞれについて、上段、中段、下段の3段の図柄が表示されるようになっており、計9個の図柄が図柄表示窓13を通して表示されるようになっている。そして、この計9個の図柄の表示位置の組合せによって有効ラインが設定されている。有効ラインとは、3個の回転リール40のそれぞれについて表示位置にある図柄を1個ずつ繋いでできるラインのうち、入賞するために有効となる図柄組合せの並びを規定したラインである。この有効ラインに沿って役に対応付けられた図柄組合せが表示されると、当該役に入賞となる。
このスロットマシン10の内部には、図示しないが、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置20(図2参照)が内蔵されている。
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図2に示すように、投入スイッチ15、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、左ストップスイッチ51、中ストップスイッチ52、右ストップスイッチ53が接続されている。
なお、入力段としては、上記した各入力装置に限定されるものではない。
上記制御装置20の入力段には、図2に示すように、投入スイッチ15、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、左ストップスイッチ51、中ストップスイッチ52、右ストップスイッチ53が接続されている。
なお、入力段としては、上記した各入力装置に限定されるものではない。
(投入スイッチ15)
投入スイッチ15は、図1に示すように、メダル投入口14の下方に内蔵されたスイッチであって、投入された遊技メダルを検知するためのものである。投入スイッチ15が遊技メダルを検知すると、最大50枚まで遊技メダルを遊技機内部に貯留(クレジット)することができるようになっている。このようにクレジットされた遊技メダルは、クレジット表示部32に数値として表示され、次ゲーム以降に使用することができる。
投入スイッチ15は、図1に示すように、メダル投入口14の下方に内蔵されたスイッチであって、投入された遊技メダルを検知するためのものである。投入スイッチ15が遊技メダルを検知すると、最大50枚まで遊技メダルを遊技機内部に貯留(クレジット)することができるようになっている。このようにクレジットされた遊技メダルは、クレジット表示部32に数値として表示され、次ゲーム以降に使用することができる。
(ベットスイッチ16)
ベットスイッチ16は、図1に示すように、操作部31Aの上面に位置するスイッチである。ベットスイッチ16を押下することで、クレジットをメダル投入に代えることができる。クレジットをメダル投入に代えることで、ゲームを開始可能な状態となる。
ベットスイッチ16は、図1に示すように、操作部31Aの上面に位置するスイッチである。ベットスイッチ16を押下することで、クレジットをメダル投入に代えることができる。クレジットをメダル投入に代えることで、ゲームを開始可能な状態となる。
(精算スイッチ17)
精算スイッチ17は、図1に示すように、操作部31Aの上面左端に位置するスイッチであって、クレジットされているメダルを払い戻すためのものである。
精算スイッチ17は、図1に示すように、操作部31Aの上面左端に位置するスイッチであって、クレジットされているメダルを払い戻すためのものである。
(スタートスイッチ30)
スタートスイッチ30は、図1に示すように、操作部31Aの正面左側に位置するレバーである。ゲームを開始可能な状態でスタートスイッチ30を操作すると、後述するリールユニット60の駆動が開始し、回転リール40の図柄が変動表示される。
スタートスイッチ30は、図1に示すように、操作部31Aの正面左側に位置するレバーである。ゲームを開始可能な状態でスタートスイッチ30を操作すると、後述するリールユニット60の駆動が開始し、回転リール40の図柄が変動表示される。
(ストップスイッチ50)
ストップスイッチ50は、後述するリールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図1に示すように、各回転リール40(左リール41,中リール42,右リール43)に対応した3個のスイッチ(左ストップスイッチ51、中ストップスイッチ52、右ストップスイッチ53)から構成され、各回転リール40の下方に一個ずつ配置されている。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止し、回転リール40の図柄が停止表示されるようになっている。
ストップスイッチ50は、後述するリールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図1に示すように、各回転リール40(左リール41,中リール42,右リール43)に対応した3個のスイッチ(左ストップスイッチ51、中ストップスイッチ52、右ストップスイッチ53)から構成され、各回転リール40の下方に一個ずつ配置されている。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止し、回転リール40の図柄が停止表示されるようになっている。
(出力段)
前記制御装置20の出力段には、図2に示すように、リールユニット60、ホッパーユニット65、演出部66(画像表示部67、ランプ68、スピーカ69)、の各パーツが接続されている。
なお、出力段としては、上記した各パーツに限定されるものではない。
前記制御装置20の出力段には、図2に示すように、リールユニット60、ホッパーユニット65、演出部66(画像表示部67、ランプ68、スピーカ69)、の各パーツが接続されている。
なお、出力段としては、上記した各パーツに限定されるものではない。
(リールユニット60)
リールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定あるいは支持された3個のステッピングモータと、各々のステッピングモータの出力軸に固定された3個の回転リール40(左リール41,中リール42,右リール43)とから構成されている。各回転リール40は、短円筒状の回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、それぞれ20個(または21個)の図柄が等間隔で表示されている。
リールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定あるいは支持された3個のステッピングモータと、各々のステッピングモータの出力軸に固定された3個の回転リール40(左リール41,中リール42,右リール43)とから構成されている。各回転リール40は、短円筒状の回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、それぞれ20個(または21個)の図柄が等間隔で表示されている。
(ホッパーユニット65)
ホッパーユニット65は、図1に示すように、筐体11の内部に配置されており、ゲームの結果等に基づいてメダルを払い出すためのものである。
ホッパーユニット65は、図1に示すように、筐体11の内部に配置されており、ゲームの結果等に基づいてメダルを払い出すためのものである。
(演出部66)
演出部66は、制御装置20の制御により、入賞等の報知など、種々の演出を行うものである。具体的には、演出部66は、画像表示部67と、ランプ68と、スピーカ69と、から構成されている。
演出部66は、制御装置20の制御により、入賞等の報知など、種々の演出を行うものである。具体的には、演出部66は、画像表示部67と、ランプ68と、スピーカ69と、から構成されている。
画像表示部67は、回転リール40の上方に設けられた窓部の背後に配置され、LED、ドットマトリックス、液晶画面等を用いて、入賞の報知その他の演出を表示するためのものである。なお、画像表示部67としては上記のものに限らず、例えば演出専用の回転リール40を設け、リールの図柄や文字等により演出を表示するようにしても良い。
ランプ68は、発光体の点灯又は点滅により入賞等を報知するためのものである。
スピーカ69は、入賞音の発生により入賞等を報知するためのものである。
ランプ68は、発光体の点灯又は点滅により入賞等を報知するためのものである。
スピーカ69は、入賞音の発生により入賞等を報知するためのものである。
(制御装置20)
制御装置20は、スロットマシン10の作動を制御するためのものである。この制御装置20は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、各種の制御を実行するように構成されている。
制御装置20は、スロットマシン10の作動を制御するためのものである。この制御装置20は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、各種の制御を実行するように構成されている。
本実施形態に係る制御装置20は、図2に示すように、遊技状態制御手段100、当せん抽せん手段110、役抽せんテーブル120、リール制御手段130、入賞判定手段140、ホッパー制御手段150、演出制御手段200、押し順報知制御手段210、設定手段220、ART制御手段230、遊技区間制御手段240、の各手段として機能する。なお、制御装置20としては、上記した各手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(遊技状態制御手段100)
遊技状態制御手段100は、遊技状態の管理を行うためのものである。本実施形態に係るスロットマシン10は複数の遊技状態を備えており、遊技状態制御手段100は現在の遊技状態を記憶するとともに、遊技状態の移行契機となる所定の事象が発生したときに遊技状態を切り替える処理を実行する。
なお、複数の遊技状態については後ほど詳述する。
遊技状態制御手段100は、遊技状態の管理を行うためのものである。本実施形態に係るスロットマシン10は複数の遊技状態を備えており、遊技状態制御手段100は現在の遊技状態を記憶するとともに、遊技状態の移行契機となる所定の事象が発生したときに遊技状態を切り替える処理を実行する。
なお、複数の遊技状態については後ほど詳述する。
(当せん抽せん手段110)
当せん抽せん手段110は、複数の当せん役のいずれかに当せんしたか又はハズレかの抽せんを行うためのものである。すなわち、予め定めた抽せん確率に基づいて当せん役に係る抽せんを行うものである。そして、当せん抽せん手段110による抽せんの結果、所定の当せん役に当せんした場合に当せんフラグが成立し、この当せんフラグの成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当せん図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
当せん抽せん手段110は、複数の当せん役のいずれかに当せんしたか又はハズレかの抽せんを行うためのものである。すなわち、予め定めた抽せん確率に基づいて当せん役に係る抽せんを行うものである。そして、当せん抽せん手段110による抽せんの結果、所定の当せん役に当せんした場合に当せんフラグが成立し、この当せんフラグの成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当せん図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
具体的には、当せん抽せん手段110は、乱数を所定の範囲内で発生させる乱数発生手段を備え、この乱数発生手段が発生する乱数をスタートスイッチ30の操作タイミングで抽出し、抽出した乱数を役抽せんテーブル120に照合することにより抽せんを行う。本実施形態に係る当せん抽せん手段110は、16bitで乱数を発生させるため、0〜65535までの65536通りの乱数を発生させるようになっている。後述する役抽せんテーブル120には、この65536通りの乱数のそれぞれに当せん領域が割り当てられており、この役抽せんテーブル120に乱数を照合することにより当せん役またはハズレを特定することができる。
(役抽せんテーブル120)
役抽せんテーブル120は、当せん抽せん手段110が抽出した乱数がいずれかの当せん役またはハズレに対応するかを定めたものである。この役抽せんテーブル120は、複数の当せん役に対応する当せん領域を記憶しており、具体的には、当せん抽せん手段110において発生する乱数と当せん役との対応表として設けられている。当せん抽せん手段110は、遊技状態や設定値等に応じてこれらの役抽せんテーブル120を切り替えて使用する。これにより、遊技状態ごとに当せん確率が変動するように構成されている。
役抽せんテーブル120は、当せん抽せん手段110が抽出した乱数がいずれかの当せん役またはハズレに対応するかを定めたものである。この役抽せんテーブル120は、複数の当せん役に対応する当せん領域を記憶しており、具体的には、当せん抽せん手段110において発生する乱数と当せん役との対応表として設けられている。当せん抽せん手段110は、遊技状態や設定値等に応じてこれらの役抽せんテーブル120を切り替えて使用する。これにより、遊技状態ごとに当せん確率が変動するように構成されている。
(リール制御手段130)
リール制御手段130は、有効なスタートスイッチ30の操作信号に基づいて回転リール40を回転させると共に、特に図示しないがリール回転検知センサの検知信号に基づいて図柄の現在位置を認識しつつ、当せん抽せん手段110の抽せん結果および有効なストップスイッチ50の操作タイミングに基づいて、回転リール40の停止を制御するためのものである。
リール制御手段130は、有効なスタートスイッチ30の操作信号に基づいて回転リール40を回転させると共に、特に図示しないがリール回転検知センサの検知信号に基づいて図柄の現在位置を認識しつつ、当せん抽せん手段110の抽せん結果および有効なストップスイッチ50の操作タイミングに基づいて、回転リール40の停止を制御するためのものである。
このリール制御手段130は、メダルがベットされ、前ゲーム開始から所定時間(いわゆるウエイト時間)が経過しているなど、所定のゲーム開始条件を満たしている場合には、スタートスイッチ30の操作信号に基づいて全ての回転リール40の回転を開始させる。
また、回転リール40が回転中にいずれかのストップスイッチ50が操作されると、ストップスイッチ50の操作信号に基づきストップ信号を出力し、操作されたストップスイッチ50に対応する回転リール40の回転を停止させる。
なお、リール制御手段130は回転リール40を停止させる際、停止操作がされたときの図柄表示位置を基準として、最大4コマのスベリコマ数で図柄を回転方向に移動させて停止させることができる。このような制御により、当せん抽せん手段110の抽せん結果が「ハズレ」の場合には、3個の回転リール40の図柄が如何なる入賞の態様にも揃わないように蹴飛ばし制御を行う。また、抽せん結果が所定の当せん役に当せんの場合には、3個の回転リール40の図柄が極力当該当せんに係る入賞の態様となるように引き込み制御を行う。
このような蹴飛ばし制御及び引き込み制御は、当せん抽せん手段110による役抽せんの結果や、ストップスイッチ50の操作タイミング、停止位置の優先順位などに基づいて計算されて実行される。例えば、2種類以上の役に同時当せんしている場合、各役に対応付けられた優先順位に従って、優先順位の高い役に対応する図柄組合せを有効ライン上に表示できるように引き込み制御が行われる。
なお、後述する押し順小役に当せんしている場合には、正解の押し順で各ストップスイッチ50が操作された場合には、停止操作のタイミングに関わらず、当該押し順小役に係る図柄を有効ライン上に引き込んで、押し順小役を入賞させる。一方、その正解の押し順以外の押し順で各ストップスイッチ50が操作された場合には、当該押し順小役に係る図柄が有効ライン上に揃わないようにして、押し順小役が入賞しないように制御する。
(入賞判定手段140)
入賞判定手段140は、ストップスイッチ50の操作により3個の回転リール40が停止したときに、その表示態様に基づいて、入賞したか又は入賞なしかの判定を行うためのものである。具体的には、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの有効入賞ライン上に所定の図柄配列が揃うことを条件として、当該図柄配列に対応した当せん役に入賞したと判定する。そして、入賞がメダル払い出しを伴う場合には、ホッパーユニット65に払い出し入賞信号を出力する(もしくはメダルを払い出す代わりにクレジットに加算する)。また、入賞が遊技状態を移行させるものであれば、遊技状態制御手段100に通知して遊技状態を移行させる。また、リプレイ役が入賞した場合には、自動ベット処理を行い、遊技メダルを新たに投入することなく次ゲームを開始できるようにする。
入賞判定手段140は、ストップスイッチ50の操作により3個の回転リール40が停止したときに、その表示態様に基づいて、入賞したか又は入賞なしかの判定を行うためのものである。具体的には、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの有効入賞ライン上に所定の図柄配列が揃うことを条件として、当該図柄配列に対応した当せん役に入賞したと判定する。そして、入賞がメダル払い出しを伴う場合には、ホッパーユニット65に払い出し入賞信号を出力する(もしくはメダルを払い出す代わりにクレジットに加算する)。また、入賞が遊技状態を移行させるものであれば、遊技状態制御手段100に通知して遊技状態を移行させる。また、リプレイ役が入賞した場合には、自動ベット処理を行い、遊技メダルを新たに投入することなく次ゲームを開始できるようにする。
(ホッパー制御手段150)
ホッパー制御手段150は、入賞判定手段140からの払い出し入賞信号、精算スイッチ17の操作信号などに基づいて、ホッパーユニット65を作動させ、メダルの払い出しを制御するためのものである。なお、入賞がメダル払い出しを伴う場合に、この払い出しメダルを自動的にクレジットとして電子的に貯留し、クレジットの許容枚数を超過する払い出し分だけをホッパーユニット65から払い出させるようにしてもよい。
ホッパー制御手段150は、入賞判定手段140からの払い出し入賞信号、精算スイッチ17の操作信号などに基づいて、ホッパーユニット65を作動させ、メダルの払い出しを制御するためのものである。なお、入賞がメダル払い出しを伴う場合に、この払い出しメダルを自動的にクレジットとして電子的に貯留し、クレジットの許容枚数を超過する払い出し分だけをホッパーユニット65から払い出させるようにしてもよい。
(演出制御手段200)
演出制御手段200は、画像表示部67、ランプ68やスピーカ69等の演出部66の作動を制御するためのものである。この演出制御手段200は、ROMに記憶されている演出データをもとに、入賞の報知や押し順報知などの演出を行わせる。
演出制御手段200は、画像表示部67、ランプ68やスピーカ69等の演出部66の作動を制御するためのものである。この演出制御手段200は、ROMに記憶されている演出データをもとに、入賞の報知や押し順報知などの演出を行わせる。
なお、押し順報知は、後述する押し順小役に当せんしたときに、当該押し順小役に入賞可能なストップスイッチ50の操作順を報知するものである。この押し順報知は、例えば、画像表示部67に操作順を表示したり、操作すべきストップスイッチ50をスピーカ69から音声で報知したり、操作すべきストップスイッチ50を光らせたりすることで行われる。
また、この演出制御手段200は、複数回のゲームにわたって連続演出を行わせることができる。所定の条件下においてストーリー性のある連続演出を行わせることで、遊技者に有利な状況を示唆し、ゲームを盛り上げることができるようになっている。
(押し順報知制御手段210)
押し順報知制御手段210は、後述するART中に押し順報知を制御するためのものである。具体的には、この押し順報知制御手段210は、ART中に押し順小役に当せんしたときに、当該押し順小役を入賞させるための正解の押し順(ストップスイッチ50の操作順)を報知する。
押し順報知制御手段210は、後述するART中に押し順報知を制御するためのものである。具体的には、この押し順報知制御手段210は、ART中に押し順小役に当せんしたときに、当該押し順小役を入賞させるための正解の押し順(ストップスイッチ50の操作順)を報知する。
なお、押し順小役は所定の押し順でストップスイッチ50が操作されたときに入賞図柄が揃うように制御される小役やリプレイ役である。ART中でない場合は、押し順が報知されないため、どの押し順小役に当せんしたかが分からず、正解の押し順も分からないため、押し順小役を狙って入賞させることは困難となっている。一方で、ART中は正解の押し順が報知されるため、押し順報知に従ってストップスイッチ50を操作することで容易に押し順小役を入賞させることができるようになっている。
(設定手段220)
設定手段220は、遊技者への有利度が異なる複数段階の設定値の中から設定値を設定するためのものである。この設定値は、鍵のかけられた筐体11の内部に設けられたスイッチを操作することで変更可能であり、スロットマシン10が設置されたホールの管理者によって、ホールの営業開始前あるいは営業終了後に予め設定される。図示しないが、この設定値ごとに異なる役抽せんテーブル120が設けられており、役抽せんにおいて設定値に応じた役抽せんテーブル120が用いられることにより、設定値に応じてARTの開始確率が変わるようになっている。本実施形態においては、設定値は1〜6の6段階からなり、6が最もARTの開始確率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほどARTの開始確率が低くなる。ARTの開始確率の点からでは、設定値として6が設定されているときが遊技者にとって最も遊技に関する有利度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど遊技に関する有利度が段階的に低くなる。なお、本実施形態においては設定値を6段階としているが、これに限らず、設定値は5段階以下であってもよい。
設定手段220は、遊技者への有利度が異なる複数段階の設定値の中から設定値を設定するためのものである。この設定値は、鍵のかけられた筐体11の内部に設けられたスイッチを操作することで変更可能であり、スロットマシン10が設置されたホールの管理者によって、ホールの営業開始前あるいは営業終了後に予め設定される。図示しないが、この設定値ごとに異なる役抽せんテーブル120が設けられており、役抽せんにおいて設定値に応じた役抽せんテーブル120が用いられることにより、設定値に応じてARTの開始確率が変わるようになっている。本実施形態においては、設定値は1〜6の6段階からなり、6が最もARTの開始確率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほどARTの開始確率が低くなる。ARTの開始確率の点からでは、設定値として6が設定されているときが遊技者にとって最も遊技に関する有利度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど遊技に関する有利度が段階的に低くなる。なお、本実施形態においては設定値を6段階としているが、これに限らず、設定値は5段階以下であってもよい。
(ART制御手段230)
ART制御手段230は、ART(アシストリプレイタイム)の実行を制御するためのものである。本実施形態に係るスロットマシン10では、ART制御手段230が押し順報知の可否を制御することでARTが実行されるようになっている。
ART制御手段230は、ART(アシストリプレイタイム)の実行を制御するためのものである。本実施形態に係るスロットマシン10では、ART制御手段230が押し順報知の可否を制御することでARTが実行されるようになっている。
このART制御手段230は、後述する有利区間中にART抽せんを実行するものである。更に具体的には、このART制御手段230は、後述する有利区間中において、後述する所定のART契機役に当せんしたときに、ART抽せんを実行する。そして、ART抽せんに当せんしたときにARTを開始する制御を実行する。なお、すでにARTに当せんしている状態で更にART抽せんに当せんしたときに、ARTのゲーム数を予め定められたゲーム数だけ上乗せするようにしてもよい。
ART制御手段230によるART抽せんは、例えば、乱数発生手段が発生する乱数をスタートスイッチ30の操作タイミングで抽出し、抽出した乱数をART抽せんテーブルに照合することにより行われる。ART抽せんテーブルにおいては、抽出可能なすべての乱数にそれぞれ「当たり」か「ハズレ」が割り当てられているため、乱数をART抽せんテーブルに照合することにより「当たり」か「ハズレ」を特定することができる。
なお、本実施形態においてはART抽せんに当せんしたときにARTを開始または上乗せするようにしているが、これに限らず、ART抽せんを介さずにARTを開始または上乗せするようにしてもよい。すなわち、ART契機役に当せんすると同時にARTを開始または上乗せする制御を実行するようにしてもよい。
ART制御手段230によるARTの開始は、ART抽せんに当せんした次のゲームからARTが開始するようにしてもよいし、ART抽せんに当せんしたBBゲームの終了後にARTが開始するようにしてもよい。
ART制御手段230によって開始したARTは、予め定められた所定のARTゲーム数(上乗せしたゲーム数がある場合には、その上乗せゲーム数を加算したARTゲーム数)を消化するまで継続する。所定のARTゲーム数を消化したら、ART制御手段230はARTを終了させる。
(遊技区間制御手段240)
遊技区間制御手段240は、遊技区間を制御するためのものである。本実施形態に係るスロットマシン10は、遊技区間として、ストップスイッチ50の押し順が報知されない通常区間と、ストップスイッチ50の押し順を報知可能な有利区間と、を備えている。
遊技区間制御手段240は、遊技区間を制御するためのものである。本実施形態に係るスロットマシン10は、遊技区間として、ストップスイッチ50の押し順が報知されない通常区間と、ストップスイッチ50の押し順を報知可能な有利区間と、を備えている。
通常区間とは、当せん役の入賞をアシストできない遊技区間である。具体的には、前記押し順報知制御手段210による押し順報知ができない遊技区間である。
また、有利区間とは、当せん役の入賞をアシスト可能な遊技区間である。具体的には、前記押し順報知制御手段210による押し順報知が可能な遊技区間である。この遊技区間では上記したARTを実行可能であり、ART制御手段230によるART抽せんが実行される。
この遊技区間制御手段240は、後述するBBゲームの開始と同時に遊技区間を有利区間に移行する制御を実行する。
この遊技区間制御手段240は、後述するBBゲームの開始と同時に遊技区間を有利区間に移行する制御を実行する。
この有利区間は、BBゲームが終了すると同時に終了する。ただし、BBゲーム中にART抽せんに当せんしており、ARTが開始している場合には、このARTが終了するまで有利区間が継続する。また、BBゲーム中にART抽せんに当せんしており、BBゲームの終了後にARTが開始される場合には、このARTが終了するまで有利区間が継続する。
(遊技状態について)
本実施形態に係るスロットマシン10は、図3に示すように、以下の遊技状態(リプレイ役の当せん確率等によって規定される複数のRT状態)を備えている。なお、遊技状態は以下に限らず、任意の遊技状態を設けることができる。
(1)RT0状態
(2)RT1状態
(3)RT2状態
(4)BBゲーム状態
本実施形態に係るスロットマシン10は、図3に示すように、以下の遊技状態(リプレイ役の当せん確率等によって規定される複数のRT状態)を備えている。なお、遊技状態は以下に限らず、任意の遊技状態を設けることができる。
(1)RT0状態
(2)RT1状態
(3)RT2状態
(4)BBゲーム状態
このうち、RT0状態は、工場出荷時又は設定変更時に設定される初期状態である。このRT0状態へは、設定変更や有利区間の終了などで設定がリセットされたときに移行する。
RT1状態は、ベルこぼし目が表示されたときに、RT0状態またはRT2状態から移行する遊技状態である。なお、ベルこぼし目とは、後述する押し順ベルに当せんしたゲームにおいて、正解の押し順で操作されなかったときに回転リール40に表示される図柄組み合わせである。
RT2状態は、後述する押し順リプレイに入賞したときに、RT1状態から移行する遊技状態である。
RT2状態は、後述する押し順リプレイに入賞したときに、RT1状態から移行する遊技状態である。
なお、上記したRT2状態は、RT0状態及びRT1状態よりも相対的にリプレイ役の当せん確率が向上した「リプレイ高確率状態」である。また、RT0状態及びRT1状態は、リプレイ役の当せん確率が「リプレイ高確率状態」よりも相対的に低く設定された「リプレイ低確率状態」である。
BBゲーム状態は、後述するBB役に入賞してBBゲームが行われている状態である。BBゲーム状態へは、BB役に入賞したときに移行する。そして、BBゲーム中のメダル払い出し枚数が予め定められた規定数(例えば297枚)に到達すると、BBゲームが終了するようになっている。BBゲームが終了すると、遊技状態はBB役に当せんしたときのRT状態へと移行する。すなわち、RT0状態においてBB役に当せんした場合は、当該BB役に係るBBゲームの終了後にRT0状態へと移行し、RT1状態においてBB役に当せんした場合は、当該BB役に係るBBゲームの終了後にRT1状態へと移行し、RT2状態においてBB役に当せんした場合は、当該BB役に係るBBゲームの終了後にRT2状態へと移行する。
(当せん役について)
本実施形態に係るスロットマシン10は、当せん役として、入賞によりボーナスゲームを開始するボーナス役と、入賞により遊技メダルを新たに投入することなく再度のゲームを行うことができるリプレイ役と、入賞により遊技メダルを払い出す小役と、を備えている。
本実施形態に係るスロットマシン10は、当せん役として、入賞によりボーナスゲームを開始するボーナス役と、入賞により遊技メダルを新たに投入することなく再度のゲームを行うことができるリプレイ役と、入賞により遊技メダルを払い出す小役と、を備えている。
なお、ボーナス役は、入賞によりBBゲームを開始するBB役を含んでいる。BBゲームは、所定枚数のメダルが払い出されるなど、所定の利益が遊技者に付与されるまで実行されるボーナスゲームである。
当せん抽せん手段110による抽せんの結果としてこれらのいずれかの役に当せんとなった場合、その当せんに対応した当せんフラグが成立する。なお、ボーナス役に係る当せんフラグは、当せんフラグが成立したゲームにおいて入賞しなかったとしても、次回以降のゲームに持ち越される。すなわち、入賞するまでは当該当せん役に入賞する権利が維持される。一方、その他の当せん役に係る当せんフラグは、当せんフラグが成立したゲームにおいて入賞しなかった場合にはリセットされ、次回以降のゲームに持ち越されない。
本実施形態に係るスロットマシン10は、図4に示すように、当せん役として「BB」「押し順ベル」「スイカ」「チェリー」「通常リプレイ」「押し順リプレイ」「9枚ベルA」「9枚ベルB」を備えている。
「BB」はBB役である。「BB」に当せんすると、「BB」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「BB」に入賞すると、次ゲームからBBゲームが開始される。
「押し順ベル」は小役である。「押し順ベル」に当せんすると、「押し順ベル」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。なお、この「押し順ベル」は、ストップスイッチ50が正解の押し順で操作されたときに入賞する押し順小役である。この「押し順ベル」に当せんしたゲームにおいて、ストップスイッチ50が正解の押し順で操作された場合には、ストップスイッチ50の操作タイミングにかかわらず必ず「押し順ベル」が入賞し、所定枚数(例えば9枚)のメダルが払い出される。一方、この「押し順ベル」に当せんしたゲームにおいて、ストップスイッチ50が正解の押し順で操作されなかった場合には、ストップスイッチ50の操作タイミングにかかわらず絶対に「押し順ベル」の入賞図柄は表示されず、ベルこぼし目が表示される。
なお、このベルこぼし目は、RT状態を転落させる表示態様であるため、リプレイ高確率状態(RT2状態)においてこのベルこぼし目が表示されると、遊技状態がリプレイ低確率状態(RT1状態)へと移行するようになっている。押し順報知がされている場合には、「押し順ベル」に当せんしたゲームにおいて正解の押し順が報知されるため、遊技者はベルこぼし目を容易に回避することができる。一方、押し順報知がされていない場合には、「押し順ベル」に当せんしたゲームにおいて正解の押し順が報知されないため、遊技者はベルこぼし目を表示する確率が高くなっている。
「スイカ」は小役である。「スイカ」に当せんすると、「スイカ」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「スイカ」に入賞すると、所定枚数(例えば2枚)のメダルが払い出される。
「チェリー」は小役である。「チェリー」に当せんすると、「チェリー」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「チェリー」に入賞すると、所定枚数(例えば2枚)のメダルが払い出される。
「通常リプレイ」はリプレイ役である。「通常リプレイ」に当せんすると、「通常リプレイ」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「通常リプレイ」に入賞すると、新たにメダルを投入することなく次ゲームを遊技可能な状態となる。
「押し順リプレイ」はリプレイ役である。「押し順リプレイ」に当せんすると、「押し順リプレイ」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「押し順リプレイ」に入賞すると、新たにメダルを投入することなく次ゲームを遊技可能な状態となる。なお、この「押し順リプレイ」は、ストップスイッチ50が正解の押し順で操作されたときに入賞する押し順小役である。この「押し順リプレイ」に当せんしたゲームにおいて、ストップスイッチ50が正解の押し順で操作された場合には、ストップスイッチ50の操作タイミングにかかわらず必ず「押し順リプレイ」に入賞する。一方、この「押し順リプレイ」に当せんしたゲームにおいて、ストップスイッチ50が正解の押し順で操作されなかった場合には、ストップスイッチ50の操作タイミングにかかわらず絶対に「押し順リプレイ」の入賞図柄は表示されない。
なお、この「押し順リプレイ」は、RT状態を昇格させる表示態様であるため、リプレイ低確率状態(RT1状態)においてこの「押し順リプレイ」に入賞すると、遊技状態がリプレイ高確率状態(RT2状態)へと移行するようになっている。押し順報知がされている場合には、「押し順リプレイ」に当せんしたゲームにおいて正解の押し順が報知されるため、遊技者は容易に「押し順リプレイ」に入賞させることができる。一方、押し順報知がされていない場合には、「押し順リプレイ」に当せんしたゲームにおいて正解の押し順が報知されないため、遊技者は「押し順リプレイ」に入賞させることが困難となっている。
よって、ART制御手段230によってARTが開始されている場合には、「押し順リプレイ」が揃いやすく、ベルこぼし目が表示されにくいので、遊技状態がRT2状態に移行しやすく、かつ、RT2状態にとどまりやすく設定されている。これにより、ART制御手段230によってARTが開始されると、リプレイ役の当せん確率が通常よりも高く設定されたリプレイ高確率状態(RT2状態)において押し順報知が行われるようになっている。
「9枚ベルA」は小役である。「9枚ベルA」に当せんすると、「9枚ベルA」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「9枚ベルA」に入賞すると、所定枚数(例えば9枚)のメダルが払い出される。この「9枚ベルA」は、図5及び図6に示すように、BBゲーム状態でのみ当せんするようになっており、その当せん確率は設定値にかかわらず一定に設定されている。また、この「9枚ベルA」は、ART制御手段230によるART抽せんの開始契機となるART契機役である。よって、この「9枚ベルA」に当せんすると、そのゲームにおいてART抽せんが実行されることで、ARTを開始可能またはARTのゲーム数を上乗せ可能となっている。
「9枚ベルB」は小役である。「9枚ベルB」に当せんすると、「9枚ベルB」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「9枚ベルB」に入賞すると、所定枚数(例えば9枚)のメダルが払い出される。この「9枚ベルB」は、図5及び図6に示すように、BBゲーム状態でのみ当せんするようになっており、その当せん確率は設定値が有利であるほど低く設定されている。このため、BBゲーム中は、設定値が有利であるほど遊技媒体の払い出し率が低く設定されている。
(第1の実施形態の作用効果)
本実施形態は上記のとおりであり、ART制御手段230は、BBゲーム中に所定のART契機役(9枚ベルA)に当せんしたときに、ARTを開始可能またはARTのゲーム数を上乗せ可能となっている。このため、BBゲームが長く実行されることで、ARTの開始や上乗せの機会が増加するように構成されている。
本実施形態は上記のとおりであり、ART制御手段230は、BBゲーム中に所定のART契機役(9枚ベルA)に当せんしたときに、ARTを開始可能またはARTのゲーム数を上乗せ可能となっている。このため、BBゲームが長く実行されることで、ARTの開始や上乗せの機会が増加するように構成されている。
そして、BBゲームは、予め定められた規定数の遊技媒体が払い出されたときに終了するように構成され、BBゲーム中の遊技媒体の払い出し率は、設定値が有利であるほど低く設定されている。このため、設定値が有利な場合にはBBゲーム中の遊技媒体の払い出し率が低下するので、規定数に到達するまでのBBゲームのゲーム数が相対的に増加するようになっている。
具体的には、BBゲーム中に入賞して遊技媒体を払い出す複数の小役(9枚ベルA及び9枚ベルB)を備え、この小役のうちの少なくとも1つ(9枚ベルA)を所定のART契機役として設定し、他の小役(9枚ベルB)は、設定値が有利であるほど当せん確率が低くなるように設定している。このため、設定値が有利であるほど、他の小役(9枚ベルB)に当せんしにくくなるので、規定数に到達するまでのBBゲームのゲーム数が相対的に増加する。そして、BBゲームのゲーム数が増加することで、ART契機役に当せんする確率が向上する。したがって、設定値が有利なほどART契機役(9枚ベルA)に当せんしやすくなるので、間接的にARTに設定差を設けることができる。
このような構成によれば、ART契機役(9枚ベルA)の当せん確率に設定差を設けない場合でも、設定値が有利な場合にはARTの開始や上乗せの機会が増加するので、間接的にARTに設定差を設けることができ、遊技者に付与される利益の変動幅を大きくすることができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図7〜11を参照しながら説明する。なお、本実施形態の基本的構成は第1の実施形態と相違しないため、重複する記載を避けて、相違する箇所のみを説明する。
本発明の第2の実施形態について、図7〜11を参照しながら説明する。なお、本実施形態の基本的構成は第1の実施形態と相違しないため、重複する記載を避けて、相違する箇所のみを説明する。
(遊技状態について)
本実施形態に係るスロットマシン10は、図7に示すように、以下の遊技状態(リプレイ役の当せん確率等によって規定される複数のRT状態)を備えている。なお、遊技状態は以下に限らず、任意の遊技状態を設けることができる。
(1)RT0状態
(2)RT1状態
(3)RT2状態
(4)BBゲーム中一般ゲーム状態
(5)BBゲーム中RBゲーム状態
本実施形態に係るスロットマシン10は、図7に示すように、以下の遊技状態(リプレイ役の当せん確率等によって規定される複数のRT状態)を備えている。なお、遊技状態は以下に限らず、任意の遊技状態を設けることができる。
(1)RT0状態
(2)RT1状態
(3)RT2状態
(4)BBゲーム中一般ゲーム状態
(5)BBゲーム中RBゲーム状態
このうち、RT0状態は、工場出荷時又は設定変更時に設定される初期状態である。このRT0状態へは、設定変更や有利区間の終了などで設定がリセットされたときに移行する。
RT1状態は、ベルこぼし目が表示されたときに、RT0状態またはRT2状態から移行する遊技状態である。なお、ベルこぼし目とは、後述する押し順ベルに当せんしたゲームにおいて、正解の押し順で操作されなかったときに回転リール40に表示される図柄組み合わせである。
RT2状態は、後述する押し順リプレイに入賞したときに、RT1状態から移行する遊技状態である。
RT2状態は、後述する押し順リプレイに入賞したときに、RT1状態から移行する遊技状態である。
なお、上記したRT2状態は、RT0状態及びRT1状態よりも相対的にリプレイ役の当せん確率が向上した「リプレイ高確率状態」である。また、RT0状態及びRT1状態は、リプレイ役の当せん確率が「リプレイ高確率状態」よりも相対的に低く設定された「リプレイ低確率状態」である。
BBゲーム中一般ゲーム状態及びBBゲーム中RBゲーム状態は、BBゲーム中の遊技状態である。BB役に入賞してBBゲームが開始すると、まず一般ゲームが開始されてBBゲーム中一般ゲーム状態となる。このBBゲーム中一般ゲーム状態において、特定図柄が揃うと(RB役に入賞すると)、ジャックインしてRBゲームが開始され、遊技状態がBBゲーム中RBゲーム状態に移行するようになっている。RBゲームは所定のゲーム数(例えば3ゲーム)だけ実行され、所定ゲーム数のRBゲームが実行されると一般ゲームに戻るようになっている。
なお、BBゲームは、一般ゲームとRBゲームとを通算して、メダル払い出し枚数が予め定められた規定数(例えば297枚)に到達したときに終了するようになっている。BBゲームが終了すると、遊技状態はBB役に当せんしたときのRT状態へと移行する。すなわち、RT0状態においてBB役に当せんした場合は、当該BB役に係るBBゲームの終了後にRT0状態へと移行し、RT1状態においてBB役に当せんした場合は、当該BB役に係るBBゲームの終了後にRT1状態へと移行し、RT2状態においてBB役に当せんした場合は、当該BB役に係るBBゲームの終了後にRT2状態へと移行する。
(当せん役について)
本実施形態に係るスロットマシン10は、当せん役として、入賞によりボーナスゲームを開始するボーナス役と、入賞により遊技メダルを新たに投入することなく再度のゲームを行うことができるリプレイ役と、入賞により遊技メダルを払い出す小役と、を備えている。
本実施形態に係るスロットマシン10は、当せん役として、入賞によりボーナスゲームを開始するボーナス役と、入賞により遊技メダルを新たに投入することなく再度のゲームを行うことができるリプレイ役と、入賞により遊技メダルを払い出す小役と、を備えている。
なお、ボーナス役は、入賞によりBBゲームを開始するBB役と、入賞によりRBゲームを開始するRB役と、を含んでいる。BBゲームは、所定枚数のメダルが払い出されるなど、所定の利益が遊技者に付与されるまで実行されるボーナスゲームである。RBゲームは、BBゲーム中にジャックインして実行されるボーナスゲームである。
当せん抽せん手段110による抽せんの結果としてこれらのいずれかの役に当せんとなった場合、その当せんに対応した当せんフラグが成立する。なお、ボーナス役に係る当せんフラグは、当せんフラグが成立したゲームにおいて入賞しなかったとしても、次回以降のゲームに持ち越される。すなわち、入賞するまでは当該当せん役に入賞する権利が維持される。一方、その他の当せん役に係る当せんフラグは、当せんフラグが成立したゲームにおいて入賞しなかった場合にはリセットされ、次回以降のゲームに持ち越されない。
本実施形態に係るスロットマシン10は、図8に示すように、当せん役として「BB」「押し順ベル」「スイカ」「チェリー」「通常リプレイ」「押し順リプレイ」「9枚ベル」「RB」を備えている。
「BB」はBB役である。「BB」に当せんすると、「BB」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「BB」に入賞すると、次ゲームからBBゲームが開始される。
「押し順ベル」は小役である。「押し順ベル」に当せんすると、「押し順ベル」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。なお、この「押し順ベル」は、ストップスイッチ50が正解の押し順で操作されたときに入賞する押し順小役である。この「押し順ベル」に当せんしたゲームにおいて、ストップスイッチ50が正解の押し順で操作された場合には、ストップスイッチ50の操作タイミングにかかわらず必ず「押し順ベル」が入賞し、所定枚数(例えば9枚)のメダルが払い出される。一方、この「押し順ベル」に当せんしたゲームにおいて、ストップスイッチ50が正解の押し順で操作されなかった場合には、ストップスイッチ50の操作タイミングにかかわらず絶対に「押し順ベル」の入賞図柄は表示されず、ベルこぼし目が表示される。
なお、このベルこぼし目は、RT状態を転落させる表示態様であるため、リプレイ高確率状態(RT2状態)においてこのベルこぼし目が表示されると、遊技状態がリプレイ低確率状態(RT1状態)へと移行するようになっている。押し順報知がされている場合には、「押し順ベル」に当せんしたゲームにおいて正解の押し順が報知されるため、遊技者は容易にベルこぼし目を回避することができる。一方、押し順報知がされていない場合には、「押し順ベル」に当せんしたゲームにおいて正解の押し順が報知されないため、遊技者はベルこぼし目を表示する確率が高くなっている。
「スイカ」は小役である。「スイカ」に当せんすると、「スイカ」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「スイカ」に入賞すると、所定枚数(例えば2枚)のメダルが払い出される。
「チェリー」は小役である。「チェリー」に当せんすると、「チェリー」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「チェリー」に入賞すると、所定枚数(例えば2枚)のメダルが払い出される。
「通常リプレイ」はリプレイ役である。「通常リプレイ」に当せんすると、「通常リプレイ」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「通常リプレイ」に入賞すると、新たにメダルを投入することなく次ゲームを遊技可能な状態となる。
なお、上記した「押し順ベル」「スイカ」「チェリー」「通常リプレイ」は、図9及び図10に示すように、その当せん確率は設定値にかかわらず一定に設定されている。また、この「押し順ベル」「スイカ」「チェリー」「通常リプレイ」は、ART制御手段230によるART抽せんの開始契機となるART契機役である。よって、BBゲーム中(有利区間中)に「押し順ベル」「スイカ」「チェリー」「通常リプレイ」のいずれかに当せんすると、そのゲームにおいてART抽せんが実行されることで、ARTを開始可能またはARTのゲーム数を上乗せ可能となっている。
「押し順リプレイ」はリプレイ役である。「押し順リプレイ」に当せんすると、「押し順リプレイ」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「押し順リプレイ」に入賞すると、新たにメダルを投入することなく次ゲームを遊技可能な状態となる。なお、この「押し順リプレイ」は、ストップスイッチ50が正解の押し順で操作されたときに入賞する押し順小役である。この「押し順リプレイ」に当せんしたゲームにおいて、ストップスイッチ50が正解の押し順で操作された場合には、ストップスイッチ50の操作タイミングにかかわらず必ず「押し順リプレイ」に入賞する。一方、この「押し順リプレイ」に当せんしたゲームにおいて、ストップスイッチ50が正解の押し順で操作されなかった場合には、ストップスイッチ50の操作タイミングにかかわらず絶対に「押し順リプレイ」の入賞図柄は表示されない。
なお、この「押し順リプレイ」は、RT状態を昇格させる表示態様であるため、リプレイ低確率状態(RT1状態)においてこの「押し順リプレイ」に入賞すると、遊技状態がリプレイ高確率状態(RT2状態)へと移行するようになっている。押し順報知がされている場合には、「押し順リプレイ」に当せんしたゲームにおいて正解の押し順が報知されるため、遊技者は容易に「押し順リプレイ」に入賞させることができる。一方、押し順報知がされていない場合には、「押し順リプレイ」に当せんしたゲームにおいて正解の押し順が報知されないため、遊技者は「押し順リプレイ」に入賞させることが困難となっている。
よって、ART制御手段230によってARTが開始されている場合には、「押し順リプレイ」が揃いやすく、ベルこぼし目が表示されにくいので、遊技状態がRT2状態に移行しやすく、かつ、RT2状態にとどまりやすく設定されている。これにより、ART制御手段230によってARTが開始されると、リプレイ役の当せん確率が通常よりも高く設定されたリプレイ高確率状態(RT2状態)において押し順報知が行われるようになっている。
「9枚ベル」は小役である。「9枚ベル」に当せんすると、「9枚ベル」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「9枚ベル」に入賞すると、所定枚数(例えば9枚)のメダルが払い出される。この「9枚ベル」は、図9〜図11に示すように、BBゲーム中RBゲーム状態でのみ当せんする当せん役である。BBゲーム中RBゲーム状態では、必ずこの「9枚ベル」に当せんし、必ず所定枚数(例えば9枚)のメダルが払い出されるようになっている。
「RB」はRB役である。「RB」に当せんすると、「RB」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「RB」に入賞すると、次ゲームからRBゲームが開始される。この「RB」は、BBゲーム中一般ゲーム状態でのみ当せんするようになっており、図10(b)に示すように、その当せん確率は設定値が有利であるほど低く設定されている。このため、BBゲーム中は、設定値が有利であるほどRBゲームの実行確率が低くなっており、これにより遊技媒体の払い出し率が低く設定されている。
(第2の実施形態の作用効果)
本実施形態は上記のとおりであり、ART制御手段230は、BBゲーム中に所定のART契機役(押し順ベル、スイカ、チェリー、通常リプレイ)に当せんしたときに、ARTを開始可能またはARTのゲーム数を上乗せ可能となっている。このため、BBゲームが長く実行されることで、ARTの開始や上乗せの機会が増加するように構成されている。
本実施形態は上記のとおりであり、ART制御手段230は、BBゲーム中に所定のART契機役(押し順ベル、スイカ、チェリー、通常リプレイ)に当せんしたときに、ARTを開始可能またはARTのゲーム数を上乗せ可能となっている。このため、BBゲームが長く実行されることで、ARTの開始や上乗せの機会が増加するように構成されている。
そして、BBゲームは、予め定められた規定数の遊技媒体が払い出されたときに終了するように構成され、BBゲーム中は、遊技媒体の払い出し率は設定値が有利であるほど低く設定されている。このため、設定値が有利な場合にはBBゲーム中の遊技媒体の払い出し率が低下するので、規定数に到達するまでのBBゲームのゲーム数が相対的に増加するようになっている。
具体的には、BBゲームを一般ゲームとRBゲームとから構成し、一般ゲーム中にRB役に入賞したときにRBゲームに移行するように構成し、RB役は、設定値が有利であるほど当せん確率が低くなるように設定されている。このように構成すれば、設定値が有利であるほど、RB役に当せんしにくくなるので、一般ゲームのゲーム数が相対的に増加する。そして、一般ゲームのゲーム数が増加することで、ART契機役に当せんする確率が向上する。したがって、設定値が有利なほどART契機役に当せんしやすくなるので、間接的にARTに設定差を設けることができる。
このような構成によれば、ART契機役(押し順ベル、スイカ、チェリー)の当せん確率に設定差を設けない場合でも、設定値が有利な場合にはARTの開始や上乗せの機会が増加するので、間接的にARTに設定差を設けることができ、遊技者に付与される利益の変動幅を大きくすることができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について、図12〜15を参照しながら説明する。なお、本実施形態の基本的構成は第1の実施形態と相違しないため、重複する記載を避けて、相違する箇所のみを説明する。
本発明の第3の実施形態について、図12〜15を参照しながら説明する。なお、本実施形態の基本的構成は第1の実施形態と相違しないため、重複する記載を避けて、相違する箇所のみを説明する。
(遊技状態について)
本実施形態に係るスロットマシン10は、図12に示すように、以下の遊技状態(リプレイ役の当せん確率等によって規定される複数のRT状態)を備えている。なお、遊技状態は以下に限らず、任意の遊技状態を設けることができる。
(1)通常ゲーム状態
(2)BBゲーム中一般ゲーム状態
(3)BBゲーム中RB1ゲーム状態
(4)BBゲーム中RB2ゲーム状態
本実施形態に係るスロットマシン10は、図12に示すように、以下の遊技状態(リプレイ役の当せん確率等によって規定される複数のRT状態)を備えている。なお、遊技状態は以下に限らず、任意の遊技状態を設けることができる。
(1)通常ゲーム状態
(2)BBゲーム中一般ゲーム状態
(3)BBゲーム中RB1ゲーム状態
(4)BBゲーム中RB2ゲーム状態
このうち、通常ゲーム状態は、工場出荷時又は設定変更時に設定される初期状態である。この通常ゲーム状態へは、設定変更や有利区間の終了などで設定がリセットされたときに移行する。
BBゲーム中一般ゲーム状態と、BBゲーム中RB1ゲーム状態と、BBゲーム中RB2ゲーム状態とは、BBゲーム中の遊技状態である。BB役に入賞してBBゲームが開始すると、まず一般ゲームが開始されてBBゲーム中一般ゲーム状態となる。このBBゲーム中一般ゲーム状態において、特定図柄が揃うと(RB役に入賞すると)、ジャックインしてRBゲームが開始され、遊技状態がBBゲーム中RB1ゲーム状態またはBBゲーム中RB2ゲーム状態に移行するようになっている。本実施形態においては、RB1ゲーム及びRB2ゲームの2種類のRBゲームが設けられており、RB1ゲームの実行中はBBゲーム中RB1ゲーム状態となり、RB2ゲームの実行中はBBゲーム中RB2ゲーム状態となる。これらのRBゲームは所定のゲーム数(例えば3ゲーム)だけ実行され、所定ゲーム数のRBゲームが実行されると一般ゲームに戻るようになっている。
なお、BBゲームは、一般ゲームとRBゲームとを通算して、メダル払い出し枚数が予め定められた規定数(例えば297枚)に到達したときに終了するようになっている。BBゲームが終了すると、遊技状態は通常ゲーム状態へと移行する。
(当せん役について)
本実施形態に係るスロットマシン10は、当せん役として、入賞によりボーナスゲームを開始するボーナス役と、入賞により遊技メダルを新たに投入することなく再度のゲームを行うことができるリプレイ役と、入賞により遊技メダルを払い出す小役と、を備えている。
本実施形態に係るスロットマシン10は、当せん役として、入賞によりボーナスゲームを開始するボーナス役と、入賞により遊技メダルを新たに投入することなく再度のゲームを行うことができるリプレイ役と、入賞により遊技メダルを払い出す小役と、を備えている。
なお、ボーナス役は、入賞によりBBゲームを開始するBB役と、入賞によりRBゲームを開始するRB役と、を含んでいる。BBゲームは、所定枚数のメダルが払い出されるなど、所定の利益が遊技者に付与されるまで実行されるボーナスゲームである。RBゲームは、BBゲーム中にジャックインして実行されるボーナスゲームである。
当せん抽せん手段110による抽せんの結果としてこれらのいずれかの役に当せんとなった場合、その当せんに対応した当せんフラグが成立する。なお、ボーナス役に係る当せんフラグは、当せんフラグが成立したゲームにおいて入賞しなかったとしても、次回以降のゲームに持ち越される。すなわち、入賞するまでは当該当せん役に入賞する権利が維持される。一方、その他の当せん役に係る当せんフラグは、当せんフラグが成立したゲームにおいて入賞しなかった場合にはリセットされ、次回以降のゲームに持ち越されない。
本実施形態に係るスロットマシン10は、図13に示すように、当せん役として「BB」「RB1」「RB2」「リプレイ」「押し順ベル」「9枚ベル1」「9枚ベル2」を備えている。
「BB」はBB役である。「BB」に当せんすると、「BB」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「BB」に入賞すると、次ゲームからBBゲームが開始される。
「RB1」はRB役である。「RB1」に当せんすると、「RB1」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「RB1」に入賞すると、次ゲームからRB1ゲームが開始される。この「RB1」は、BBゲーム中一般ゲーム状態でのみ当せんするようになっており、図14(b)に示すように、その当せん確率は設定値が有利であるほど低く設定されている。このため、BBゲーム中は、設定値が有利であるほど遊技媒体の払い出し率が低く設定されている。
「RB2」はRB役である。「RB2」に当せんすると、「RB2」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「RB2」に入賞すると、次ゲームからRB2ゲームが開始される。この「RB2」は、BBゲーム中一般ゲーム状態でのみ当せんするようになっており、図14(b)に示すように、その当せん確率は設定値にかかわらず一定に設定されている。
「リプレイ」はリプレイ役である。「リプレイ」に当せんすると、「リプレイ」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「リプレイ」に入賞すると、新たにメダルを投入することなく次ゲームを遊技可能な状態となる。
「押し順ベル」は小役である。「押し順ベル」に当せんすると、「押し順ベル」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。なお、この「押し順ベル」は、ストップスイッチ50が正解の押し順で操作されたときに入賞する押し順小役である。この「押し順ベル」に当せんしたゲームにおいて、ストップスイッチ50が正解の押し順で操作された場合には、ストップスイッチ50の操作タイミングにかかわらず必ず「押し順ベル」が入賞し、所定枚数(例えば9枚)のメダルが払い出される。一方、この「押し順ベル」に当せんしたゲームにおいて、ストップスイッチ50が正解の押し順で操作されなかった場合には、ストップスイッチ50の操作タイミングにかかわらず絶対に「押し順ベル」の入賞図柄は表示されず、ベルこぼし目が表示される。
「9枚ベル1」は小役である。「9枚ベル1」に当せんすると、「9枚ベル1」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「9枚ベル1」に入賞すると、所定枚数(例えば9枚)のメダルが払い出される。この「9枚ベル1」は、図9〜図11に示すように、BBゲーム中RB1ゲーム状態でのみ当せんする当せん役である。BBゲーム中RB1ゲーム状態では、必ずこの「9枚ベル1」に当せんし、必ず所定枚数(例えば9枚)のメダルが払い出されるようになっている。
「9枚ベル2」は小役である。「9枚ベル2」に当せんすると、「9枚ベル2」に対応する入賞態様をなすように回転リール40の停止制御が許容される。これらの図柄が表示されて「9枚ベル2」に入賞すると、所定枚数(例えば9枚)のメダルが払い出される。この「9枚ベル2」は、図9〜図11に示すように、BBゲーム中RB2ゲーム状態でのみ当せんする当せん役である。この「9枚ベル2」は、図15(b)に示すように、その当せん確率は設定値にかかわらず一定に設定されている。また、この「9枚ベル2」は、ART制御手段230によるART抽せんの開始契機となるART契機役である。よって、BBゲーム中に「9枚ベル2」に当せんすると、そのゲームにおいてART抽せんが実行されることで、ARTを開始可能またはARTのゲーム数を上乗せ可能となっている。
(第3の実施形態の作用効果)
本実施形態は上記のとおりであり、ART制御手段230は、BBゲーム中に所定のART契機役(9枚ベル2)に当せんしたときに、ARTを開始可能またはARTのゲーム数を上乗せ可能となっている。このため、BBゲームが長く実行されることで、ARTの開始や上乗せの機会が増加するように構成されている。
本実施形態は上記のとおりであり、ART制御手段230は、BBゲーム中に所定のART契機役(9枚ベル2)に当せんしたときに、ARTを開始可能またはARTのゲーム数を上乗せ可能となっている。このため、BBゲームが長く実行されることで、ARTの開始や上乗せの機会が増加するように構成されている。
そして、BBゲームは、予め定められた規定数の遊技媒体が払い出されたときに終了するように構成され、BBゲーム中は、遊技媒体の払い出し率は設定値が有利であるほど低く設定されている。このため、設定値が有利な場合にはBBゲーム中の遊技媒体の払い出し率が低下するので、規定数に到達するまでのBBゲームのゲーム数が相対的に増加するようになっている。
具体的には、BBゲームを一般ゲームとRBゲームとから構成し、一般ゲーム中に第1のRB役(RB1)に入賞すると第1のRBゲーム(RB1ゲーム)に移行するとともに、一般ゲーム中に第2のRB役(RB2)に入賞すると第2のRBゲーム(RB2ゲーム)に移行するように構成し、所定のART契機役(9枚ベル2)には第2のRBゲーム中にのみ当せんするように設定し、第1のRB役は、設定値が有利であるほど当せん確率が低くなるように設定している。このように構成すれば、設定値が有利であるほど、第1のRB役に当せんしにくくなるので、第2のRBゲームのゲーム数が相対的に増加する。そして、第2のRBゲームのゲーム数が増加することで、ART契機役に当せんする確率が向上する。したがって、設定値が有利なほどART契機役に当せんしやすくなるので、間接的にARTに設定差を設けることができる。
このような構成によれば、ART契機役(9枚ベル2)の当せん確率に設定差を設けない場合でも、設定値が有利な場合にはARTの開始や上乗せの機会が増加するので、間接的にARTに設定差を設けることができ、遊技者に付与される利益の変動幅を大きくすることができる。
なお、上記した実施形態においては特に説明していないが、第1のRBゲーム(RB1ゲーム)と第2のRBゲーム(RB2ゲーム)とで、実行するゲーム数や、獲得可能なメダル数が異なるように設定してもよい。例えば、第1のRBゲーム(RB1ゲーム)のゲーム数を第2のRBゲーム(RB2ゲーム)のゲーム数よりも多くしたり、第1のRBゲーム(RB1ゲーム)の払い出しメダル数を第2のRBゲーム(RB2ゲーム)の払い出しメダル数よりも多くしたりすれば、ARTの設定差をより大きくすることができる。具体的には、RB1ゲームは毎ゲーム15枚の払い出しで8ゲーム実行され、RB2ゲームは毎ゲーム6枚の払い出しで4ゲーム実行される、といった構成にしてもよい。
また、上記した実施形態においては特に説明していないが、設定値が有利であるほど、第1のRBゲーム(RB1ゲーム)における遊技媒体の払い出し率が低くなるようにしてもよい。例えば、RB1ゲームにおける払い出しメダル数の平均が、設定1の場合は15枚、設定6の場合は10枚になるように設定してもよい。このようにすれば、設定値が有利であるほど、第2のRBゲームのゲーム数が相対的に増加するので、ART抽せんの回数を増やして間接的にARTに設定差を設けることができる。
10 スロットマシン
11 筐体
12 表示窓
13 図柄表示窓
14 メダル投入口
15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
18 メダル払い出し口
20 制御装置
30 スタートスイッチ
31 前扉
31A 操作部
31B 下パネル
31C 下皿
32 クレジット表示部
40 回転リール
41 左リール
42 中リール
43 右リール
50 ストップスイッチ
51 左ストップスイッチ
52 中ストップスイッチ
53 右ストップスイッチ
60 リールユニット
65 ホッパーユニット
66 演出部
67 画像表示部
68 ランプ
69 スピーカ
100 遊技状態制御手段
110 当せん抽せん手段
120 役抽せんテーブル
130 リール制御手段
140 入賞判定手段
150 ホッパー制御手段
200 演出制御手段
210 押し順報知制御手段
220 設定手段
230 ART制御手段
240 遊技区間制御手段
11 筐体
12 表示窓
13 図柄表示窓
14 メダル投入口
15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
18 メダル払い出し口
20 制御装置
30 スタートスイッチ
31 前扉
31A 操作部
31B 下パネル
31C 下皿
32 クレジット表示部
40 回転リール
41 左リール
42 中リール
43 右リール
50 ストップスイッチ
51 左ストップスイッチ
52 中ストップスイッチ
53 右ストップスイッチ
60 リールユニット
65 ホッパーユニット
66 演出部
67 画像表示部
68 ランプ
69 スピーカ
100 遊技状態制御手段
110 当せん抽せん手段
120 役抽せんテーブル
130 リール制御手段
140 入賞判定手段
150 ホッパー制御手段
200 演出制御手段
210 押し順報知制御手段
220 設定手段
230 ART制御手段
240 遊技区間制御手段
Claims (4)
- 複数の図柄を変動表示又は停止表示するための回転リールと、
前記回転リールの図柄を変動表示させるためのスタートスイッチと、
前記回転リールに対応して設けられ、対応する回転リールの図柄を停止表示させるためのストップスイッチと、
複数の当せん役のいずれかに当せんしたか又はハズレかの抽せんを行う当せん抽せん手段と、
前記複数の当せん役に対応する当せん領域を記憶した役抽せんテーブルと、
前記当せん抽せん手段の抽せん結果と前記ストップスイッチの操作とに基づいて前記回転リールの図柄の停止表示に係る制御を行うリール制御手段と、
前記回転リールが図柄を停止表示した際の前記回転リールの停止位置に基づいて前記複数の当せん役のいずれかに入賞したか又は入賞しなかったかの判定を行う入賞判定手段と、
前記ストップスイッチの操作順に関する情報を報知する押し順報知手段と、
ボーナス役の入賞によりボーナスゲームを開始させる遊技状態制御手段と、
前記押し順報知手段によって小役の入賞をアシストするARTの実行を制御するART制御手段と、
遊技者への有利度が異なる複数段階の設定値の中から設定値を設定するための設定手段と、
を備え、
前記ART制御手段は、前記ボーナスゲーム中に所定のART契機役に当せんしたときに、前記ARTを開始可能または前記ARTのゲーム数を上乗せ可能となっており、
前記ボーナスゲームは、予め定められた規定数の遊技媒体が払い出されたときに終了するように構成されており、
前記ボーナスゲーム中は、前記所定のART契機役の当せん確率が前記設定値にかかわらず一定に設定されるとともに、遊技媒体の払い出し率は前記設定値が有利であるほど低く設定されていることを特徴とする、遊技機。 - 前記ボーナスゲーム中に入賞して遊技媒体を払い出す複数の小役を備え、
前記小役のうちの少なくとも1つは、前記所定のART契機役として設定され、
他の前記小役は、前記設定値が有利であるほど当せん確率が低くなるように設定されていることを特徴とする、請求項1記載の遊技機。 - 前記ボーナスゲームは、一般ゲームとRBゲームとから構成され、前記一般ゲーム中にRB役に入賞すると前記RBゲームに移行するように構成されており、
前記RB役は、前記設定値が有利であるほど当せん確率が低くなるように設定されていることを特徴とする、請求項1記載の遊技機。 - 前記ボーナスゲームは、一般ゲームとRBゲームとから構成され、前記一般ゲーム中に第1のRB役に入賞すると第1のRBゲームに移行するとともに、前記一般ゲーム中に第2のRB役に入賞すると第2のRBゲームに移行するように構成されており、
前記所定のART契機役は、前記第2のRBゲーム中にのみ当せんするように設定され、
前記第1のRB役は、前記設定値が有利であるほど当せん確率が低くなるように設定されていることを特徴とする、請求項1記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017043733A JP2018143637A (ja) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017043733A JP2018143637A (ja) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018143637A true JP2018143637A (ja) | 2018-09-20 |
Family
ID=63589010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017043733A Pending JP2018143637A (ja) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018143637A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020049087A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2021016421A (ja) * | 2019-07-17 | 2021-02-15 | 山佐株式会社 | 遊技機 |
JP2022058936A (ja) * | 2018-09-28 | 2022-04-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
2017
- 2017-03-08 JP JP2017043733A patent/JP2018143637A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020049087A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7025701B2 (ja) | 2018-09-28 | 2022-02-25 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2022058936A (ja) * | 2018-09-28 | 2022-04-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7244809B2 (ja) | 2018-09-28 | 2023-03-23 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2021016421A (ja) * | 2019-07-17 | 2021-02-15 | 山佐株式会社 | 遊技機 |
JP7239174B2 (ja) | 2019-07-17 | 2023-03-14 | 山佐株式会社 | 遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2018108263A (ja) | 遊技機 | |
JP6872789B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2018094193A (ja) | 遊技機 | |
JP6839833B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2018094192A (ja) | 遊技機 | |
JP2018143637A (ja) | 遊技機 | |
JP2018108265A (ja) | 遊技機 | |
JP2019170857A (ja) | 遊技機 | |
JP2019195499A (ja) | 遊技機 | |
JP2019195500A (ja) | 遊技機 | |
JP2018134126A (ja) | 遊技機 | |
JP2018108264A (ja) | 遊技機 | |
JP2018175218A (ja) | 遊技機 | |
JP7055354B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6913351B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2015221143A (ja) | 遊技機 | |
JP2019000224A (ja) | 遊技機 | |
JP7423034B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2018108266A (ja) | 遊技機 | |
JP6985710B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6980252B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7055353B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7055359B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6935914B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6935911B2 (ja) | 遊技機 |