JP2018042345A - 駆動機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立作業を容易化しつつ、動作不良を防止できる駆動機構を提供する。【解決手段】モータ部と、モータ部の回転力を受けて回転する回転軸と、回転軸を回転自在に支持する軸受と、各々一面が開口され、回転軸を軸方向が一面の面方向に沿うように収容する駆動軸収容部、および軸受を収容する軸受収容凹部を有するケーシングと、ケーシングに、一面を閉塞するように設けられるカバー8と、カバー8と軸受の外周面との間に設けられ、軸受の軸受収容部からの抜けを防止する軸受押さえ86A,86Bと、を備えた。【選択図】図6

Description

本発明は、駆動機構に関するものである。
駆動機構として、例えば、モータ部と、モータ部の動力が伝達されて被駆動体に出力する伝達機構と、を備えたものがある。伝達機構は、複数の歯車と、これら歯車を枢支する駆動軸等により構成される場合が多い。
また、この種の駆動機構の中には、組立作業を容易化するために、一面が開口されたケースに、モータ部と伝達機構とを収納したものがある。このものは、ケースの一面側からモータ部と伝達機構とを収納した後、一面の開口をカバーで閉塞する。このように、ケース内への部品の組付けを、全て一面側から行えるので、駆動機構の組立作業を容易に行える。
特開2002−354739号公報
ところで、上述の従来技術にあっては、伝達機構にかかる負荷が大きくなると、伝達機構やモータ部にかかるラジアル方向の力(駆動軸やモータ軸の径方向にかかる力)が大きくなる。このため、ケースからモータ部や伝達機構が浮き上がってしまい、駆動機構が動作不良を起こす可能性があった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、組立作業を容易化しつつ、動作不良を防止できる駆動機構を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の駆動機構は、モータ部と、該モータ部の回転力を受けて回転する駆動軸と、該駆動軸を回転自在に支持する軸受と、各々一面が開口され、前記駆動軸を軸方向が前記一面の面方向に沿うように収容する駆動軸収容部、および前記軸受を収容する軸受収容部を有するケースと、前記ケースに、前記一面を閉塞するように設けられるカバーと、前記カバーと前記軸受の外周面との間に設けられ、該軸受の前記軸受収容部からの抜けを防止する軸受押さえと、を備えたことを特徴とする。
このように構成することで、一面が開口されたケースに収容される軸受のケースからの浮き上がりを、軸受押さえによって防止することができる。このため、駆動機構の組立作業を容易化しつつ、駆動機構の動作不良を防止できる。
本発明に係る駆動機構は、前記カバーに前記軸受押さえが一体成形されていることを特徴とする。
このように構成することで、部品点数を削減できる。このため、駆動機構の製品コストを低減できると共に、駆動機構の組立作業をさらに容易化できる。
本発明に係る駆動機構は、前記軸受押さえの少なくとも前記軸受に当接する表面に、弾性部材が設けられており、該弾性部材を介して前記軸受押さえが前記軸受の前記外周面を押さえていることを特徴とする。
このように構成することで、軸受を介して軸受押さえに伝達される駆動軸の振動を抑制することができる。このため、駆動機構の駆動時の騒音を低減できる。
また、弾性部材を介すことにより、軸受と軸受押さえとを密着させることができる。このため、軸受等に発生する熱を、弾性部材を介して軸受押さえおよびカバーへと伝達させることができる。よって、駆動機構の冷却効率を高めることができる。
本発明に係る駆動機構は、前記駆動軸は、ウォーム軸であり、前記ケースに、前記ウォーム軸と噛合されるウォームホイールが収容されており、前記ウォームホイールに、該ウォームホイールと一体となって回転し、被駆動体に動力を伝達する出力軸が設けられており、前記カバーに、前記出力軸が挿通される開口部が形成されていると共に、前記開口部と前記出力軸との間をシールするシール部材が設けられており、該シール部材と前記弾性部材とが一体成形されていることを特徴とする。
このように、ウォーム軸とウォームホイールとにより構成されるウォーム減速機部を備えた駆動機構に、軸受押さえを好適に用いることができる。
また、シール部材と弾性部材とが一体成形されているので、部品点数を低減でき、シール部材や弾性部材の製造工程を簡素化できる。
本発明に係る駆動機構は、前記モータ部は、前記駆動軸と一体化されたアーマチュアと、外部電源を前記アーマチュアに供給するためのブラシと、前記ブラシを支持するブラシホルダと、を備え、前記ケースは、前記一面と同一面が開口され前記ブラシホルダを収容するホルダ収容部を有し、前記カバーは、前記ホルダ収容部の開口を閉塞するホルダカバーを有していることを特徴とする。
このように構成することで、駆動機構の組立作業性をさらに容易化できる。また、カバーは、ホルダカバーを有しているので、別途ホルダカバーを設ける必要がなく、部品点数を削減できる。
本発明に係る駆動機構は、前記ケースおよび前記カバーの何れか一方に係止突起が設けられていると共に、他方に前記係止突起に係止可能な係止爪が設けられており、前記係止突起および前記係止爪の何れかは、前記軸受収容部に近接配置されていることを特徴とする。
このように、軸受収容部の近傍でケースとカバーとを確実に固定することにより、軸受押さえを介し、カバーによって軸受の浮き上がりを確実に押さえることができる。
本発明に係る駆動機構は、前記係止突起および前記係止爪の何れかは、前記駆動軸を挟んで前記軸受の両側に配置されていることを特徴とする。
このように構成することで、軸受押さえを介し、カバーによって軸受の浮き上がりをより確実に押さえることができる。
本発明によれば、一面が開口されたケースに収容される軸受のケースからの浮き上がりを、軸受押さえによって防止することができる。このため、駆動機構の組立作業を容易化しつつ、駆動機構の動作不良を防止できる。
本発明の実施形態における減速機付モータの外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態における減速機付モータの部品構成を示す斜視展開図である。 本発明の実施形態におけるケーシングを示す斜視図である。 本発明の実施形態における減速機付モータのカバーを取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態における回転軸の一方の側に設けられた軸受が軸受収容凹部に嵌合した状態を示す平面図である。 本発明の実施形態におけるカバーをケーシング側からみた斜視図である。
次に、本発明の実施形態に係る減速機付モータについて、図面を参照して説明をする。
(減速機付モータ)
図1は、減速機付モータ(駆動機構)1の外観を示す斜視図である。図2は、減速機付モータ1の部品構成を示す斜視展開図である。図3は、減速機付モータ1を構成するケーシング10を示す斜視図である。図4は、減速機付モータ1のカバー8を取り外した状態を示す斜視図である。
図1〜図4に示すように、減速機付モータ1は、例えば、車両のパワーウィンドウ装置等に用いられるものであって、一面が開口された略箱状のケーシング10と、ケーシング10の開口を閉塞するように設けられたカバー8と、ケーシング10の一端側に設けられたモータ部30と、モータ部30に連結され、ケーシング10内に収容された減速機部60と、を備えている。
(ケーシング)
図2、図3に示すように、ケーシング10は、その一面側に、減速機部60を収容する収容凹部11が形成されている。収容凹部11は、ケーシング10の天面部(一面)10tから天面部10tに対向する背面部10bに向かって窪んでいる。収容凹部11は、その底面11bに、後述する回転軸61を収容する軸収容溝(軸収容凹部)12と、ウォームホイール63(図2参照)を収納するウォームホイール収容凹部21と、ドライブギヤ66(図2参照)を収容するドライブギヤ収容凹部22と、により構成されている。
軸収容溝12は、収容凹部11の底面11bに沿って一方向に延びるよう形成されている。軸収容溝12は、その一方の端部12aと他方の端部12bとが、それぞれ収容凹部11の外側にまで延びるよう形成されている。軸収容溝12には、収容凹部11よりも外側の位置に、軸受収容凹部(軸受収容凹部)15A,15B(第1軸受収容凹部15A、第2軸受収容凹部15B)が形成されている。
軸受収容凹部(軸受収容凹部)15A,15B(第1軸受収容凹部15A、第2軸受収容凹部15B)には、後述する回転軸61を回転自在に支持する軸受67A,67Bが圧入されて収容される。2つの軸受収容凹部15A,15Bのうち、軸収容溝12の一方の端部12a側に形成された第1軸受収容凹部15Aには、軸収容溝12の中心軸に対して直交する径方向の両側に、ケーシング10の天面部10t側から第1軸受収容凹部15Aの底面15cに向かって延びる二本一対の溝部15mが形成されている。
一方、軸収容溝12の他方の端部12b側に形成された第2軸受収容凹部15Bには、軸収容溝12の中心軸に対して直交する径方向の両側に、ケーシング10の天面部10t側から第2軸受収容凹部15Bの底面15dに向かって延びる二本一対のリブ15rが形成されている。
第1軸受収容凹部15Aは、溝部15mを形成することにより、第1軸受収容凹部15Aへの軸受67Aの圧入に対して若干弾性変形を許容できるようになっている。また、第2軸受収容凹部15Bのリブ15rは、弾性変形可能に構成されている。これにより、第2軸受収容凹部15Bへの軸受67Aの圧入が許容される。
このように、軸受67A,67Bは、外周面67a,67bが軸受収容凹部15A,15Bの底面15c,15dに突き当たると共に、圧入されることにより、径方向への移動が規制されている。
また、ウォームホイール収容凹部21の底部21aには、ウォームホイール63の回転軸線に対応する位置に、第1軸13を挿入可能な凹部21bが形成されている。この凹部21bに、第1軸13の基端が挿入される。第1軸13は、底部21aに対して直交し、収容凹部11の開口方向(天面部10t側)に向かって突出するように設けられる。そして、第1軸13の底部21aから突出する箇所に、ウォームホイール63が回転自在に支持されている。
一方、ドライブギヤ収容凹部22の底部22aには、ドライブギヤ66の回転軸線に対応する位置に、第2軸14が立設されている。第2軸14も第1軸13と同様に、底部22aに対して直交し、収容凹部11の開口方向(天面部10t側)に向かって突出するよう設けられる。このような第2軸14に、ドライブギヤ66が回転自在に支持されている。
また、第1軸13と、第2軸14は、軸収容溝12を挟んで一方の側と他方の側とに設けられる。
ケーシング10の外周部には、モータ部30の一部を収容するモータ収容部16が形成されている。モータ収容部16は、断面略U字状に形成されている。すなわち、モータ収容部16は、収容凹部11の底面11bと同じ側に形成された底板部16aと、底板部16aの両側から収容凹部11の開口方向(ケーシング10の天面部10t側)に向かって立ち上がる一対の側壁部16bと、を有している。
また、ケーシング10において、収容凹部11とモータ収容部16との間には、ケーシング10の天面部10tから背面部10b側に窪み、回転軸61をケーシング10の内外に挿通させる挿通凹部17が形成されている。この挿通凹部17は、軸収容溝12の一方の端部12aに連続するよう形成されている。
ケーシング10の外周部には、軸収容溝12の他方の端部12bの近傍位置と、軸収容溝12の一方の端部12a側で、且つドライブギヤ収容凹部22側に、それぞれ凸部18が形成されている。これら凸部18には、ケーシング10を車体に固定するボルト(図示無し)を挿通させるボルト挿通孔18hが形成されている。
また、ケーシング10の外周部には、軸収容溝12の一方の端部12a側で、且つウォームホイール収容凹部21側に、ボルト挿通孔18hが形成されている。すなわち、ボルト挿通孔18hは、合計3つ形成されており、それぞれ周方向に略等間隔で配置されている。
また、ケーシング10の外周部には、モータ収容部16を構成する一対の側壁部16bに、それぞれ係止突起10aが形成されている。さらに、ケーシング10の外周部には、軸収容溝12の一方の端部12a側で、且つ凸部18とモータ収容部16との間に、係止突起10aが形成されている。また、ケーシング10の外周部には、軸収容溝12を挟んでウォームホイール収容凹部21、およびドライブギヤ収容凹部22側に、それぞれ係止突起10aが形成されている。さらに、ケーシング10の外周部には、軸収容溝12の他方の端部12b側に形成された第2軸受収容凹部15Bの周囲に、3つの係止突起10aが形成されている。この3つの係止突起10aのうちの2つは、第2軸受収容凹部15B(回転軸61、ウォームギヤ62)を挟んで両側に配置された形になっている。このように、ケーシング10の外周部には、合計8つの係止突起10aが形成されている。
これら係止突起10aは、ケーシング10にカバー8をスナップフィット固定するためのものである。ケーシング10の天面部10tには、収容凹部11の周縁部に、天面部10tよりも背面部10b側に窪んだ段部19が形成されており、この段部19に略板状のカバー8が嵌め込まれる。
(モータ部)
図2、図4に詳示するように、モータ部30としては、例えば、ブラシ付直流モータなどが用いられている。モータ部30は、ヨーク31と、ヨーク31に一端が回転自在に支持されているアーマチュア32と、アーマチュア32に電力を供給するための一対のブラシ43を保持したブラシホルダ40と、ブラシ43と外部電源(不図示)とを電気的に接続するコネクタ部材50と、を備えている。
ヨーク31は、略有底円筒状に形成されており、開口部をケーシング10のモータ収容部16側に向けて配置されている。そして、不図示のビス等により、モータ収容部16の一端部にヨーク31が締結固定されている。ヨーク31の内周面には、不図示の永久磁石が設けられている。
アーマチュア32は、回転軸61と、回転軸61の一端61aに外嵌固定されたアーマチュアコア33と、アーマチュアコア33に巻回されているアーマチュアコイル34と、回転軸61のアーマチュアコア33よりもモータ収容部16側に外嵌固定されているコンミテータ35と、により構成されている。
アーマチュアコア33は、略リング状の金属板33mを軸方向に複数枚積層したものである。アーマチュアコア33には、アーマチュアコイル34を巻回するための複数のスロット33sおよびティース33tが形成されている。そして、スロット33sを介してティース33tにアーマチュアコイル34が巻回される。
コンミテータ35は、略円柱状に形成されている。コンミテータ35の外周面には、導電材で形成されたセグメント35sが周方向に複数毎取り付けられている。これらセグメント35sに、アーマチュアコイル34が電気的に接続される。
ブラシホルダ40は、ケーシング10のモータ収容部16に収容されている。ブラシホルダ40は、サポートプレート41を有している。サポートプレート41は、回転軸61との接触を回避するように、略U字状に形成されている。そして、サポートプレート41は、その開口をモータ収容部16の底板部16a(図3参照)側に向け、モータ収容部16の開口(ケーシング10の天面部10t側)からモータ収容部16に挿入される。これにより、モータ収容部16にブラシホルダ40が収容される。
このようなサポートプレート41上に、略角筒状のブラシ保持部41aやサーミスタ42等の電子部品が設けられている。そして、ブラシ保持部41aに、コンミテータ35に向かって出没自在に一対のブラシ43が保持されている。また、ブラシ43は、スプリング44により、コンミテータ35側に向かって付勢されている。これにより、ブラシ43の先端が、常時コンミテータ35のセグメント35sに摺接される。
コネクタ部材50は、モータ収容部16の一端部とヨーク31とに挟持されるフレーム部51と、このフレーム部51に一体的に設けられているコネクタ受け部52と、を備えている。フレーム部51は、略長方形で額縁状に形成されており、その開口部51aが、モータ収容部16側とヨーク31側とを連通している。すなわち、開口部51a内にアーマチュア32の一部が挿通されている。そして、開口部51aは、フレーム部51にヨーク31が装着されることで覆われる。
コネクタ受け部52は、車体側に接続されるハーネスの先端に設けられた不図示のコネクタが挿入される略有底筒状のフード52aを有している。フード52a内には、コネクタに設けられたハーネス側端子に電気的に接続される端子部材(何れも不図示)の一端部が保持されている。このようなコネクタ部材50のコネクタ受け部52に、不図示の外部電源に接続されたハーネスの不図示のコネクタを接続することにより、外部電源の電力をモータ部30(アーマチュア32)に供給できる。
(減速機部)
図2、図4に示すように、減速機部60は、アーマチュア32と共有される回転軸61と、回転軸61に一体成形されたウォームギヤ62と、ウォームギヤ62に噛合されるウォームホイール63と、ウォームホイール63と一体化されたピニオンギヤ64と、ピニオンギヤ64に噛合されるスパーギヤ65と、スパーギヤ65と一体化されるドライブギヤ66と、を備えている。
回転軸61は、一端61a側に設けられたモータ部30のアーマチュア32およびコンミテータ35よりも他端61b側が、ケーシング10の軸収容溝12に収容されている。そして、この軸収容溝12に収容された箇所が、減速機部60として構成される。
回転軸61には、その中心軸方向に間隔をあけた2個所に、ケーシング10の軸受収容凹部15A,15Bに収納される軸受67A,67Bが外嵌されている。なお、軸受67A,67Bとしては、例えば、転がり軸受が用いられる。
図5は、回転軸61の一方の側に設けられた軸受67Aが第1軸受収容凹部15Aに嵌合した状態を示す平面図である。
図3、図5に示すように、モータ収容部16側の第1軸受収容凹部15Aには、収容凹部11に近い側に、軸収容溝12の中心軸方向に直交する位置決め面15kが形成されている。回転軸61の一方の側に設けられた軸受67Aは、位置決め面15kに突き当たることにより、回転軸61の軸方向における位置決めが行われる。
図4に示すように、モータ収容部16から離間した側の第2軸受収容凹部15Bは、軸受67Bの軸方向の厚さよりも大きな開口寸法を有している。この軸受収容凹部15Bには、回転軸61の他端61bと軸受67Bとが収容される。軸受67Bは、底面15dと、径方向両側のリブ15rとによって、径方向への移動のみが規制されている。
図2〜図4に戻り、ウォームギヤ62は、軸受67A,67Bの中間部において、回転軸61と一体に形成されている。ウォームギヤ62が設けられた回転軸61は、軸収容溝12内に配置されている。
ここで、軸収容溝12における回転軸61に直交する方向の幅寸法W1は、軸受収容凹部15A,15Bにおける幅寸法W2よりも小さく設定されている。
ピニオンギヤ64は、円筒状に形成され、その外周面から軸方向に突出するように形成された歯車状のギヤ部64bと、その中心部にはケーシング10に形成された第1軸13が挿入される軸挿入孔64hが形成されている。ピニオンギヤ64は、第1軸13を軸挿入孔64hに挿入することで、第1軸13回りに回転自在に支持される。
ウォームホイール63は、略円板状に形成されたものであって、ケーシング10のウォームホイール収容凹部21に収容されている。ウォームホイール63の外周面には、ウォームギヤ62に噛合うギヤ歯63aが形成されている。また、ウォームホイール63には、ケーシング10の天面部10tに近い側の面に、ウォームホイール63の回転軸方向からみて略円環状のガイド凹部63gが形成されている。このガイド凹部63gは、カバー8に設けられた後述のガイド壁84と共にウォームホイール63の径方向への移動を規制する役割を有する。
また、ウォームホイール63のガイド凹部63gよりも内側で、且つウォームホイール63の径方向中央には、その中心軸方向に貫通する挿通孔63hが形成されている。さらに、挿通孔63hの周囲には、径方向外側に向かって窪み、ピニオンギヤ64のギヤ部64bが係合する係合凹部63kが、形成されている。
ウォームホイール63は、ピニオンギヤ64が挿通孔63hに挿入されることにより、ピニオンギヤ64と一体に第1軸13回りに回転自在に支持されている。
ウォームホイール63及びピニオンギヤ64は、モータ部30により回転軸61がその中心軸回りに回転駆動されると、第1軸13回りに回転する。
スパーギヤ65は、略円板状に形成され、ケーシング10のドライブギヤ収容凹部22に収容されている。スパーギヤ65の外周面には、ピニオンギヤ64のギヤ部64bに噛み合うギヤ歯65gが形成されている。
スパーギヤ65の径方向中央には、ウォームホイール63と同様、その中心軸方向に貫通する挿通孔(図示無し)が形成され、挿通孔の周囲に、略扇形状の係合凹部(不図示)が、周方向に間隔をあけて例えば3個所に形成されている。
ドライブギヤ66は、略円板状のプレート部66aと、プレート部66aの一面側に形成された歯車状のギヤ部66gと、を一体に備えている。
プレート部66aにおいて、ギヤ部66gと反対側には、スパーギヤ65の係合凹部に係合する係合突起(何れも不図示)が突設されている。これにより、ドライブギヤ66は、スパーギヤ65と共に、ドライブギヤ収容凹部22に収容される。
また、ドライブギヤ66には、ケーシング10に形成された第2軸14が挿入される軸挿入孔66hが形成されている。これにより、スパーギヤ65およびドライブギヤ66は、第2軸14回りに回転自在に設けられている。
ここで、図3に示すように、ドライブギヤ収容凹部22の底部22aは、ウォームホイール収容凹部21の底部21aよりもケーシング10の天面部10tに近い位置に形成されている。これにより、図4に示すように、スパーギヤ65は、その外周部が、回転軸61の上方を跨がるように配置され、ウォームギヤ62に噛み合うウォームホイール63よりも上方に配置される。そして、図1に示すように、減速機部60は、ドライブギヤ66の一部を除き、ケーシング10に装着されるカバー8によって覆われる。
(カバー)
図6は、カバー8をケーシング10側からみた斜視図である。
図2、図6に示すように、カバー8は、ケーシング10の天面部10t側に配置されている。カバー8は、樹脂材料により略板状に形成されている。カバー8は、ケーシング10の収容凹部11を閉塞するカバー本体81と、モータ収容部16におけるケーシング10の天面部10t側の開口を閉塞するモータ側カバー82と、が一体成形されている。
また、カバー8の外周部には、ケーシング10の各係止突起10aに対応する位置に、それぞれ係止舌片83が一体成形されている。つまり、カバー8の外周部には、合計8つの係止舌片83が一体成形されている。
係止舌片83は、ケーシング10の外周部に向かって延出しており、対応する係止突起10aと係止可能に構成されている。各係止突起10aに係止舌片83を係止させることにより、ケーシング10にカバー8がスナップフィット固定される。
また、カバー8のカバー本体81には、ウォームホイール収容凹部21に対応する位置に、このウォームホイール収容凹部21に向かって突出する断面略C字状のガイド壁84が一体成形されている。ガイド壁84の先端は、ウォームホイール63に形成されているガイド凹部63g(図4参照)に挿入される。これにより、ウォームホイール63の径方向への移動が規制される。
さらに、カバー本体81におけるガイド壁84の径方向内側には、ケーシング10に突設されている第1軸13を挿入可能な凹部81aが形成されている。この凹部81aに第1軸13の先端が挿入される。このように、ケーシング10とカバー8とにより、第1軸13の両端が支持される。
また、カバー本体81には、ドライブギヤ66のプレート部66aおよびギヤ部66gを挿通可能な開口部85が形成されている。この開口部85を介し、プレート部66aおよびギヤ部66gが外部に露出される。そして、ギヤ部66gに、車両用窓を開閉するウィンドウレギュレータ等が係合される。
さらに、カバー本体81には、開口部85の周縁に、この開口部85とプレート部66aとの間をシールするためのシール部91が設けられている。シール部91は、例えばゴム等により形成されている。
また、カバー8には、軸受収容凹部15A,15Bに対応する位置に、これら軸受収容凹部15A,15Bに向かって突出する軸受押さえ86A,86B(第1軸受押さえ86A、第2軸受押さえ86B)が一体成形されている。軸受押さえ86A,86Bは、軸受収容凹部15A,15Bに収容されている軸受67A,67Bの軸受収容凹部15A,15Bからの抜けを防止するためのものである。軸受押さえ86A,86Bは、軸受収容凹部15A,15Bに挿入可能な略直方体状に形成されている。各軸受押さえ86A,86Bの先端面には、軸受67A,67Bの外周面67a,67bに対応するように円弧状の凹部87a,87bが形成されている。これら凹部87a,87bが、軸受67A,67Bをケーシング10の天面部10t側から押える形になる。
また、軸受押さえ86A,86Bは、表面が弾性部88によって被覆されている。弾性部88は、シール部91と同じ弾性を有する材料(例えばゴム等)により形成されている。弾性部88は、軸受押さえ86A,86Bによって軸受67A,67Bを無理に押さえ付けないように、ある程度の製造誤差を吸収可能な厚さに形成されている。
ここで、シール部91と弾性部88は、カバー8のケーシング10側の面に形成された2つの連結部92によって連結されている。連結部92もシール部91および弾性部88と同じ材料により形成されている。そして、連結部92により、シール部91と弾性部88とが一体化される。一体化されたシール部91、弾性部88、および連結部92は、同時に成形される。つまり、カバー8と、シール部91、弾性部88、および連結部92は、例えば、二色成形によって形成される。
(減速機付モータの組立方法)
次に、減速機付モータ1の組立方法について説明する。
まず、回転軸61に、アーマチュア32およびコンミテータ35と、軸受67A,67Bとを組み付けておく。
次に、ケーシング10の軸収容溝12に対し、回転軸61を、収容凹部11の開口側(ケーシング10の天面部10t側)から、第1軸13、第2軸14の中心軸方向に沿って組み込む。このとき、軸受67A,67Bを、ケーシング10に形成された軸受収容凹部15A,15Bに圧入する。
図3に詳示するように、第1軸受収容凹部15Aには溝部15mが形成され、第2軸受収容凹部15Bにはリブ15rが形成されているので、回転軸61の径方向位置が容易かつ確実に位置決めされる。また、図5に詳示するように、第1軸受収容凹部15Aには、位置決め面15kが形成されている。このため、回転軸61の軸方向位置が、軸受67Aと位置決め面15kとを基準として、容易かつ確実に位置決めされる。
このように、回転軸61を組み込むことによって、回転軸61に設けられたコンミテータ35は、モータ収容部16内に収容される。
次に、ケーシング10の収容凹部11内に、ウォームホイール63、ピニオンギヤ64、スパーギヤ65、およびドライブギヤ66を、それぞれ収容凹部11の開口側から、第1軸13、第2軸14の中心軸方向に沿って順次組み込む。
また、収容凹部11の開口側から、ブラシホルダ40を第1軸13,第2軸14の中心軸方向に沿って組み込む。
次に、ケーシング10の天面部10tを覆うように、カバー8を取り付ける。
ここで、カバー8には、モータ収容部16を覆うモータ側カバー82が一体成形されている。このため、ケーシング10にカバー8を取り付けることにより、同時にモータ収容部16がモータ側カバー82によって覆われる。
また、ケーシング10にカバー8を取り付けることにより、軸受67A,67Bの外周面67a,67bが、カバー8の軸受押さえ86A,86Bによってケーシング10の開口側から押えられる。
ここで、カバー8のうちのカバー本体81の一部は、このカバー本体81に形成されている係止舌片83と、ケーシング10の第2軸受収容凹部15Bの周囲に形成された3つの係止突起10aと、によりスナップフィット固定されている。また、第2軸受収容凹部15Bの周囲の3つの係止突起10aのうちの2つは、第2軸受収容凹部15B(回転軸61、ウォームギヤ62)を挟んで両側に配置された形になっている。このため、カバー本体81のうち、とりわけ第2軸受収容凹部15Bを覆っている箇所は、浮き上がってしまう事が確実に防止される。
また、カバー8のモータ側カバー82は、このモータ側カバー82に形成されている係止舌片83と、モータ収容部16を構成する一対の側壁部16bに形成された係止突起10aと、によりスナップフィット固定されている。換言すれば、モータ収容部16(回転軸61、ウォームギヤ62)を挟んで両側に配置された係止突起10aと、これら係止突起10aに係止される係止舌片83と、によりモータ収容部16にモータ側カバー82がスナップフィット固定される。このため、モータ側カバー82が浮き上がってしまう事が確実に防止される。
次に、コネクタ部材50を、モータ収容部16に対し、回転軸61の中心軸方向に沿って組み付ける。コネクタ部材50を組み付けると、コネクタ部材50とブラシホルダ40とが電気的に接続される。この後、モータ収容部16の端部にヨーク31を装着する。これにより、減速機付モータ1の組立が完了する。
(減速機付モータの動作)
次に、減速機付モータ1の動作について説明する。
まず、モータ部30を駆動させると、回転軸61、およびウォームギヤ62を介してウォームホイール63が回転する。回転軸61、およびウォームギヤ62は、軸受67A,67Bによって回転自在に支持されている。軸受67A,67Bは、外周面67a,67bがカバー8に設けられた軸受押さえ86A,86Bによって確実に押さえ付けられているので、軸受収容凹部15A,15Bから軸受67A,67Bから浮き上がることがない。
ここで、軸受押さえ86A,86Bの表面は、弾性部88によって被覆されている。このため、軸受67A,67Bの振動がカバー8に伝達されてしまうことが抑制される。また、弾性部88を介すことにより、軸受67A,67Bの外周面67a,67bと軸受押さえ86A,86Bとが密着される。
続いて、回転軸61、およびウォームギヤ62が回転すると、ウォームホイール63と共に、ドライブギヤ66が回転する。そして、ドライブギヤ66のギヤ部66gから、例えば、車両用窓を昇降動作させる駆動力を出力することができる。
ここで、減速機部60は、ウォームギヤ62とウォームホイール63との噛み合い、およびピニオンギヤ64とスパーギヤ65との噛み合いによって、2段階に減速される。
このように、上述の減速機付モータ1は、回転軸61を収容する軸収容溝12、軸受67A,67Bを収容する軸受収容凹部15A,15B、および減速機部60を収容する収容凹部11が形成されたケーシング10と、コンミテータ35を収容するモータ収容部16と、を備えている。そして、軸収容溝12、軸受収容凹部15A,15B、収容凹部11、およびモータ収容部16がケーシング10の天面部10t側に開口している。このため、回転軸61、軸受67A,67B、および減速機部60を構成するウォームホイール63、ピニオンギヤ64、スパーギヤ65、ドライブギヤ66を、ケーシング10に対して天面部10t側の同じ方向から組み込むことが可能となる。したがって、減速機付モータ1の組み立ての際に、組み込む部品に応じてケーシング10の向きを変える必要性を抑え、組立作業を容易化できる。
また、ケーシング10の開口を閉塞するカバー8に、軸受押さえ86A,86Bを一体成形している。このため、軸受67A,67Bの浮き上がりを防止する構造を別途設ける必要がなく、部品点数を削減できると共に、減速機付モータ1の製品コストを低減できる。また、軸受押さえ86A,86Bによって、軸受収容凹部15A,15Bからの軸受67A,67Bの浮き上がりを防止できる。したがって、減速機付モータ1の組立作業を容易化しつつ、減速機付モータ1の動作不良を防止できる。
軸受押さえ86A,86Bの表面は、弾性部88によって被覆されている。このため、軸受67A,67Bの振動がカバー8に伝達されてしまうことが抑制される。また、弾性部88を介すことにより、軸受67A,67Bの外周面67a,67bと軸受押さえ86A,86Bとが密着される。このため、軸受67A,67B等に発生する熱を、弾性部88を介して軸受押さえ86A,86Bおよびカバー8へと伝達させることができる。よって、減速機付モータ1の冷却効率を高めることができる。
また、ケーシング10の軸受収容凹部15A,15Bに近接するように、カバー8を固定するための係止突起10aが設けられている。具体的には、第2軸受収容凹部15B(回転軸61、ウォームギヤ62)を挟んで両側に係止突起10aが配置されている。また、モータ収容部16(回転軸61、ウォームギヤ62)を挟んで両側に係止突起10aが配置されている。
このため、カバー本体81のうち、とりわけ第2軸受収容凹部15Bを覆っている箇所は、浮き上がってしまう事が確実に防止される。また、モータ側カバー82が浮き上がってしまう事が確実に防止される。よって、第2軸受押さえ86Bによって第2軸受収容凹部15Bに収容された軸受67Bを確実に押さえ付けることができる。さらに、第1軸受押さえ86Aによって第1軸受収容凹部15Aに収容された軸受67Aを確実に押さえ付けることができる。
また、カバー8に形成されたシール部91と弾性部88とが連結部92を介して一体化されている。このため、シール部91と弾性部88とを一度に形成することができる。そして、例えば、カバー8と、シール部91、弾性部88、および連結部92を、例えば、二色成形によって形成することが可能になる。よって、減速機付モータ1の製造工程を簡素化できる。
また、軸受収容凹部15A,15Bには、天面部10t側に直交し、軸受67A,67Bの径方向外側に対向する位置に、軸受67A,67B側に突出する弾性変形可能なリブ15rを備えている。このため、回転軸61を支持する軸受67A,67Bを軸受収容凹部15A,15Bに圧入すれば、リブ15r,15rによって軸受67A,67Bを径方向において拘束することができる。
さらに、回転軸61に設けられた一方の軸受67Aは、第1軸受収容凹部15Aの位置決め面15kによって回転軸61の軸方向における位置が規定される。これにより、回転軸61を精度良くケーシング10に組み込むことができる。
また、軸受収容凹部15A,15Bにおける回転軸61に直交する方向の幅寸法W2よりも、軸収容溝12における幅寸法W1が小さい。このため、軸受67A,67Bに充填されたグリース等の潤滑剤が軸受67A,67Bから流れ出してきても、軸収容溝12の幅寸法W1が軸受収容凹部15A,15Bよりも小さいので、回転軸61の回転によって潤滑剤が飛散して潤滑不足になるのを抑えることができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、本発明の減速機付モータの組立方法について説明したが、例えば、ウォームホイール63やドライブギヤ66等と、ブラシホルダ40やコネクタ部材50等との組み付け順序は適宜変更してもよい。
また、上述の減速機付モータを、車両のウィンドウレギュレータ等の駆動源に適用した場合について説明したが、本発明は、ワイパーモータ、サンルーフ、電動シートなどの駆動源、さらには、車両以外の電装品など、さまざまな装置にも適用可能である。
さらに、カバー8には、モータ収容部16を覆うモータ側カバー82が一体成形されており、ケーシング10にカバー8を取り付けることにより、収容凹部11と同時にモータ収容部16が覆われる場合について説明した。ここで、ブラシホルダ40を、カバー8と一体に取り付けておき、カバー8とブラシホルダ40とを同時に組み付けることも可能である。
また、上述の実施形態では、ケーシング10の開口を閉塞するカバー8に、軸受押さえ86A,86Bを一体成形している場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、軸受押さえ86A,86Bを別体で構成してもよい。
さらに、軸受押さえ86A,86Bは、表面全体が弾性部88に被覆されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、少なくとも軸受押さえ86A,86Bの軸受67A,67Bに当接する面(先端面)に弾性部88が形成されていればよい。さらに、仕様に応じて弾性部88やシール部91を設けないことも可能である。
さらに、上述の実施形態では、カバー8に形成されたシール部91と弾性部88とが連結部92を介して一体化されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、シール部91と弾性部88とを別々にしてもよい。
また、上述の実施形態では、カバー8にカバー本体81とモータ側カバー82と、が一体成形されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、カバー本体81とモータ側カバー82とを別々に設けてもよい。
さらに、上述の実施形態では、ケーシング10の外周部に係止突起10aを設け、カバー8に、係止突起10aに係止可能な係止舌片83を設けた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ケーシング10の外周部に係止舌片83を設け、カバー8に係止突起10aを設けてもよい。また、ケーシング10やカバー8に設けられる係止突起10aまたは係止舌片83の配置箇所、係止舌片83の個数は、任意に設定することが可能である。
また、ケーシング10とカバー8とを、係止突起10aおよび係止舌片83によってスナップフィット固定する場合に限られるものではない。つまり、ケーシング10とカバー8とを固定可能な構成な構成であればよい。例えば、ボルトを用いてケーシング10にカバー8を締結固定してもよい。
さらに、上述の実施形態では、減速機付モータ1の減速機部60を構成する回転軸61(ウォームギヤ62)を回転自在に支持する軸受67A,67Bを、軸受押さえ86A,86Bによって押える場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、減速機部60を設けない構成であっても、軸受収容凹部15A,15B、および軸受押さえ86A,86Bの構成を採用することが可能である。
1…減速機付モータ(駆動機構)
8…カバー
10…ケーシング(ケース)
10a…係止突起
10t…天面部(一面)
11…収容凹部
12…軸収容溝(駆動軸収容部)
15A,15B…軸受収容凹部(軸受収容部)
16…モータ収容部(ホルダ収容部)
30…モータ部
32…アーマチュア
35…コンミテータ
40…ブラシホルダ
43…ブラシ
61…回転軸(駆動軸)
62…ウォームギヤ(ウォーム軸)
63…ウォームホイール
66…ドライブギヤ(出力軸)
67A,67B…軸受
67a,67b…外周面
81…カバー本体
82…モータ側カバー(ホルダカバー)
83…係止舌片(係止爪)
85…開口部
86A,86B…軸受押さえ
88…弾性部(弾性部材)
91…シール部(シール部材)
92…連結部

Claims (7)

  1. モータ部と、
    該モータ部の回転力を受けて回転する駆動軸と、
    該駆動軸を回転自在に支持する軸受と、
    各々一面が開口され、前記駆動軸を軸方向が前記一面の面方向に沿うように収容する駆動軸収容部、および前記軸受を収容する軸受収容部を有するケースと、
    前記ケースに、前記一面を閉塞するように設けられるカバーと、
    前記カバーと前記軸受の外周面との間に設けられ、該軸受の前記軸受収容部からの抜けを防止する軸受押さえと、
    を備えたことを特徴とする駆動機構。
  2. 前記カバーに前記軸受押さえが一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動機構。
  3. 前記軸受押さえの少なくとも前記軸受に当接する表面に、弾性部材が設けられており、
    該弾性部材を介して前記軸受押さえが前記軸受の前記外周面を押さえている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の駆動機構。
  4. 前記駆動軸は、ウォーム軸であり、
    前記ケースに、前記ウォーム軸と噛合されるウォームホイールが収容されており、
    前記ウォームホイールに、該ウォームホイールと一体となって回転し、被駆動体に動力を伝達する出力軸が設けられており、
    前記カバーに、前記出力軸が挿通される開口部が形成されていると共に、前記開口部と前記出力軸との間をシールするシール部材が設けられており、
    該シール部材と前記弾性部材とが一体成形されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の駆動機構。
  5. 前記モータ部は、
    前記駆動軸と一体化されたアーマチュアと、
    外部電源を前記アーマチュアに供給するためのブラシと、
    前記ブラシを支持するブラシホルダと、
    を備え、
    前記ケースは、前記一面と同一面が開口され前記ブラシホルダを収容するホルダ収容部を有し、
    前記カバーは、前記ホルダ収容部の開口を閉塞するホルダカバーを有している
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の駆動機構。
  6. 前記ケースおよび前記カバーの何れか一方に係止突起が設けられていると共に、他方に前記係止突起に係止可能な係止爪が設けられており、
    前記係止突起および前記係止爪の何れかは、前記軸受収容部に近接配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の駆動機構。
  7. 前記係止突起および前記係止爪の何れかは、前記駆動軸を挟んで前記軸受の両側に配置されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の駆動機構。
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