JP2018040991A - 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】、折返しミラーの回転振動が発生したとしても、結像面における光ビームの副走査方向の位置ずれを極力抑制する。
【解決手段】折返しミラーは、その反射面38aに垂直な方向から見て、副走査方向の一側が光ビームの入射側となり、他側が光ビームの出射側となるように構成されており、折返しミラーにおける光ビームの反射位置Rpは、複数の支持ピンによる折返しミラーの支持位置によって決まる該折返しミラーの回転振動時の回転軸線Lrに対して副走査方向の一側に離間している。
【選択図】図6

Description

本発明は、光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置に関する。
従来より、電子写真方式の画像形成装置に搭載され、画像データに対応する光ビームを感光体ドラムの表面に照射して主走査方向に走査させる光走査装置は知られている。
この光走査装置は、光源と、光源から出射された光ビームを反射して偏向走査させる回転多面鏡と、該回転多面鏡にて反射された光ビームを被走査面に結像させる結像レンズとを備えている。
上記光走査装置では、光路レイアウトの自由度を高めるために、回転多面鏡から被走査面に至る光路に折返しミラーを設ける場合がある(例えば、特許文献1参照)。
折返しミラーは、主走査方向に長い矩形柱状をなしている。折返しミラーは四つの支持ピンにより表面側(反射面側)から支持されている。折返しミラーは押さえバネによってこの四つの支持ピンに押付けられている。四つの支持ピンは、折返しミラーの表面の四隅に当接している。
光走査装置の作動に伴い回転多面鏡が回転すると、折返しミラーには回転多面鏡からの振動が伝わる。この結果、折返しミラーには撓み振動や回転振動が生じる。
撓み振動は、折返しミラーの主走査方向の中央部が両端部に対してミラー厚さ方向に往復変位する振動である。撓み振動が発生すると画像の主走査方向の中央部における濃度むらが顕著に発生する。
一方、回転振動は、折返しミラーを主走査方向から見たときに当該ミラーが時計回り方向及び反時計回り方向に交互に変位する振動である。折返しミラーの回転中心は、複数の支持ピンによる折返しミラーの支持位置によって決まる。折返しミラーの回転振動が発生すると、印刷画像の主走査方向の全域に亘って濃度むらが顕著に発生する。
ここで、撓み振動は折返しミラーの長手方向(主走査方向)の寸法が長いほど発生し易い。したがって、近年の光走査装置の小型化に伴い折返しミラーの主走査方向の長さが短くなるにつれて、上述の撓み振動は発生し難くなっている。一方、回転振動は、折返しミラーの主走査方向の寸法よりも支持ピンによる折返しミラーの支持位置に影響を受けるので、折返しミラーの主走査方向の寸法が減少しても抑制され難い。したがって、折返しミラーの回転振動を抑制することが、光走査装置の小型化を実現しつつ画像品質の向上を図る上で重要となる。
そこで、特許文献1に示す光走査装置では、折返しミラーに回転防止部材を当接させることで、折返しミラーの回転振動を防止するようにしている。
特開平09−015523号公報
しかしながら、上記特許文献1に示す光走査装置では、折返しミラー(光学素子)に対する回転防止部材の位置が適切でない場合には折返しミラー(光学素子)の回転振動が却って増幅され、印刷画像中にジッター等の画像不良が顕著に発生してしまう。したがって、折返しミラーの回転振動を完全に抑制することは困難である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、折返しミラーに回転振動が発生したとしても、結像面における光ビームの副走査方向の位置ずれを極力抑制しようとすることにある。
本発明に係る光走査装置は、光源と、該光源から出射された光ビームを反射して偏向走査させる回転多面鏡と、主走査方向に延びるように設けられ、上記回転多面鏡にて反射された光ビームを反射する折返しミラーと、該折返しミラーを厚さ方向の一側から支持する複数の支持ピンとを備えている。
そして、上記折返しミラーは、その反射面に垂直な方向から見て、副走査方向の一側が光ビームの入射側となり、他側が光ビームの出射側となるように構成されていて、上記折返しミラーにおける光ビームの反射位置は、上記複数の支持ピンによる上記折返しミラーの支持位置によって決まる該折返しミラーの回転振動時の回転軸線に対し副走査方向の一側に離間している。
本発明によれば、折返しミラーに回転振動が発生したとしても、結像面における光ビームの副走査方向の位置ずれを極力抑制することができる。延いては、印刷画像中にジッター等の画像不良が発生するのを抑制することができる。
図1は、実施形態1における光走査装置を備えた画像形成装置である。 図2は、光走査装置を示す斜視図である。 図3は、光走査装置内の走査光学系を示すポリゴンミラーの回転軸方向から見た概略図である。 図4は、複数の支持ピンによる折返しミラーの支持構造の概略を示す斜視図である。 図5は、図4の支持構造を折返しミラーの反射面側から見た平面図である。 図6は、折返しミラーの反射面にて光ビームが反射される際の入射角及び反射角等の関係を示す主走査方向から見た幾何学図である。 図7は、比較例1を示す図6相当像である。 図8は、比較例2を示す図6相当図である。 図9は、実施形態1の変形例を示す図6相当図である。 図10は、実施形態2を示す図4相当図である。 図11は、図10のXI方向矢視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態1》
図1は、本実施形態における画像形成装置としてのレーザープリンター1の概略構成を示す断面図である。
レーザープリンター1は、図1に示すように、箱状のプリンター本体2と、手差し給紙部6と、カセット給紙部7と、画像形成部8と、定着部9と、排紙部10とを備えている。そうして、レーザープリンター1は、プリンター本体2内の搬送路Tに沿って用紙を搬送しながら、不図示の端末等から送信される画像データに基づいて用紙に画像を形成するように構成されている。
手差し給紙部6は、プリンター本体2の1つの側部に開閉可能に設けられた手差しトレイ4と、プリンター本体2の内部に回転可能に設けられた手差し用の給紙ローラー5とを有している。
カセット給紙部7は、プリンター本体2の底部に設けられている。カセット給紙部7は、互いに重ねられた複数の用紙を収容する給紙カセット11と、給紙カセット11内の用紙を1枚ずつ取り出すピックローラ12と、取り出された用紙を1枚ずつ分離して搬送路Tへと送り出すフィードローラ13及びリタードローラ14とを備えている。
画像形成部8は、プリンター本体2内におけるカセット給紙部7の上方に設けられている。画像形成部8は、感光体ドラム16、帯電器17、現像部18、転写ローラー19、クリーニング部20、トナーホッパー21、及び光走査装置30を備えている。画像形成部8は、手差し給紙部6又はカセット給紙部7から供給された用紙にトナー画像を形成する。
尚、搬送路Tには、送り出された用紙を、一時的に待機させた後に所定のタイミングで画像形成部8に供給する一対のレジストローラ15が設けられている。
定着部9は、画像形成部8の側方に配置されている。定着部9は、互いに圧接されて回転する定着ローラー22及び加圧ローラー23を備えている。定着部9は、画像形成部8で用紙に転写されたトナー像を当該用紙に定着させる。
排紙部10は、定着部9の上方に設けられている。排紙部10は、排紙トレイ3と、排紙トレイ3へ用紙を搬送するための排紙ローラー対24と、排紙ローラー対24へ用紙を案内する複数の搬送ガイドリブ25とを備えている。排紙トレイ3は、プリンター本体2の上部に凹状に形成されている。
レーザープリンター1が画像データを受信すると、画像形成部8において、感光体ドラム16が回転駆動されると共に、帯電器17がドラム表面16aを帯電させる。
そして、画像データに基づいて、光ビームが光走査装置30から感光体ドラム16へ出射される。ドラム表面16aには、光ビームが照射されることによって静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像部18にて帯電されたトナーにより現像されることでトナー像として可視化される。
その後、給紙カセット11から供給された用紙が、転写ローラー19と感光体ドラム16との間を通過する。その際、ドラム表面16aに担持されたトナー像が、転写ローラー19からの静電引力を受けて用紙の印刷面に移動する。そのことにより、用紙に感光体ドラム16のトナー像が転写される。トナー像が転写された用紙は、定着部9において定着ローラー22と加圧ローラー23とにより加熱及び加圧される。その結果、トナー像が用紙に定着する。
次に、図2及び図3を参照して光走査装置30の詳細について説明する。光走査装置30は、筐体31(図2にのみ示す)と、筐体31の内部に収容されて光源32からの光ビームを偏向走査するポリゴンミラー35と、ポリゴンミラー35により偏向走査されて光ビームを結像させる結像レンズ36と、結像レンズ36を通過した光ビームを反射してドラム表面16aに導く折返しミラー38と、筐体31に装着された蓋部材(図示省略)とを備えている。
ポリゴンミラー35は、ポリゴンモーター40を介して筐体31の底部に設けられている。ポリゴンミラー35は、回転多面鏡であってポリゴンモーター40により回転駆動される。
光源32は、図2に示すように、筐体31の側壁部に配置されている。光源32は、例えばレーザダイオードを有するレーザー光源である。そして、光源32は、ポリゴンミラー35へ向けてレーザビーム(光ビーム)を出射するようになっている。光源32とポリゴンミラー35との間には、コリメータレンズ33(図3参照)及びシリンドリカルレンズ34が配置されている。
結像レンズ36は、図2に示すように、ポリゴンミラー35の側方において筐体31の底部に設置されている。結像レンズ36は、筐体31の底部に沿って主走査方向に延びている。
筐体31の内部における、結像レンズ36のポリゴンミラー35側と反対側には折返しミラー38が配置されている。折返しミラー38は、主走査方向に長い矩形柱状をなしている。
筐体31の側壁部における折返しミラー38の主走査方向の一側端部に対向する箇所には同期検知センサー50(図3参照)が配置されている。折返しミラー38の主走査方向の他側端部の近傍には同期検知ミラー53が設けられている。同期検知ミラー53は、ポリゴンミラー35により偏向されて有効走査範囲(実際に画像データの書き込みが行われる範囲)を外れた光路を進む光ビームを反射して同期検知センサー50に入射させる。
同期検知センサー50は、例えばフォトダイオード、フォトトランジスタ、フォトIC等によって構成されている。同期検知センサー50は、光ビームを検知したときに、そのことを示す検知信号を制御部100に出力する。
制御部100は、例えばCPU、ROM、RAM等を有するマイクロコンピューターからなり、同期検知信号を受信した時から所定時間が経過後に、光源32により画像データに対応する光ビームの出射を開始する。
光源32から出射されたレーザー光は、コリメータレンズ33によって平行光束とされた後にシリンドリカルレンズ34によってポリゴンミラー35の反射面に集光される。ポリゴンミラー35に集光された光は、ポリゴンミラー35の反射面により反射され、走査光として結像レンズ36に入射する。結像レンズ36を通過した走査光は、折返しミラー38により開口部39を介して筐体31の外部の感光体ドラム16へ向けて反射される。こうして、走査光は、ドラム表面(被走査面に相当)16aに結像する。ドラム表面16aに結像された走査光は、ポリゴンミラー35の回転によってドラム表面16aを主走査方向に走査し、感光体ドラム16の回転によって副走査方向に走査してドラム表面16aに静電潜像を形成する。
図4に示すように、折返しミラー38は、光ビームを反射する反射面38aと該反射面38aに対向する背面38bとを有している。折返しミラー38は、反射面38aに垂直方向から見て、副走査方向の一側から入射した光ビームを反射して他側に出射するように構成されている。折返しミラー38は、第一支持ピン41、第二支持ピン42及び第三支持ピン43によって反射面38a側から支持されている。尚、本実施形態1並びに下記の変形例及び実施形態2において、折返しミラー38の副走査方向の寸法は例えば10mm以上20mm以下とされ、主走査方向の寸法は例えば200mm以上350mm以下とされている。
各支持ピン41〜43の先端部は球面状をなしていて折返しミラー38の反射面38aの主走査方向の両端部に点接触している。折返しミラー38の背面38bにおける主走査方向の両端部にはそれぞれ板バネ49が設けられている。そして、この一対の板バネ49によって折返しミラー38が各支持ピン41〜43の先端部に押し付けられている。
図5に示すように、第一支持ピン41は、折返しミラー38の反射面38aの主走査方向の一側端部を支持している。第二支持ピン42及び第三支持ピン43は、折返しミラー38の反射面38aの主走査方向の他側端部を支持している。第二支持ピン42及び第三支持ピン43の主走査方向の位置は同じである。第二支持ピン42及び第三支持ピン43は副走査方向に間隔を空けて配置されている。
ここで、光走査装置30の作動時にはポリゴンミラー35の回転振動が折返しミラー38に伝達されることにより、折返しミラー38が主走査方向にから見て時計回り方向及び反時計回り方向に交互に変位する回転振動が生じる場合がある。折返しミラー38の回転振動時の回転軸線Lrは、各支持ピン41〜43による折返しミラー38の支持位置によって決まる。すなわち、第二支持ピン42に折返しミラー38の支持位置と第三支持ピン43による折返しミラー38の支持位置との中点をMとしたとき、この中点Mと第一支持ピン41による折返しミラー38の支持位置とを通る直線が折返しミラー38の回転振動時の回転軸線Lrとなる。回転軸線Lrは、折返しミラー38を厚さ方向から見たときに各支持ピン41〜43による折返しミラー38の支持位置を結んで出来る三角形の図心を通り且つ主走査方向に延びる直線である。本実施形態では、回転軸線Lrは、折返しミラー38を反射面38a側から見たときにその副走査方向の中央位置を通る中央線に一致している。
折返しミラー38が回転軸線Lr回りに回転振動すると、図6の破線で示すように、ドラム表面(光ビームの結像面であって、以下ではドラム表面という)16aにおける光ビームの走査位置が回転振動が生じる前に比べて副走査方向にΔZbだけずれてしまう。この結果、印刷画像中にジッター等の画像不良が生じる虞がある。
この問題を解決するべく、本実施形態では、折返しミラー38の反射面38aにおける光ビームの反射位置Rpを折返しミラー38の回転軸線Lrに対して副走査方向の一側、つまり光ビームの入射側であってドラム表面16aから遠い側に所定距離だけ離間させるようにしている(図5及び図6参照)。これにより、折返しミラー38に回転振動が生じたとしてもドラム表面16aで光ビームが振動するのを極力抑制することができる。
次に図7〜図9を参照してドラム表面16aにて光ビームの振動が抑制される理由を説明する。 図7は、本実施形態の光走査装置30において折返しミラー38の反射面38aにて光ビームが反射される様子を示す主走査方向から見た概略図であり、図8は、反射面38aにおける光ビームの反射位置Rpと折返しミラー38の回転軸線Lrとが一致する比較例1を示す図6相当図であり、図9は、反射面38aおける光ビームの反射位置Rpが折返しミラー38の回転軸線Lrに対して副走査方向の他側(本実施形態とは逆側であって光ビームの出射側)に離間した比較例2を示す図6相当図である。
各図中の実線は、折返しミラー38に回転振動が生じていない基準状態を示し、θは該基準状態における光ビームの入射角度及び反射角度を示している。図中の破線は折返しミラー38が回転振動により上記基準状態に対して図の時計回り方向に回転した状態を示し、θ’は、該回転状態における光ビームの入射角度及び反射角度を示している。ΔZa,ΔZb,ΔZcは、ドラム表面16aにおける光ビームの副走査方向の位置ずれ量を表し、ΔXb,ΔXcは、折返しミラー38の反射面38aに入射する光ビームの光路長の変化量を表している。
図7〜図9によれば、ドラム表面16aにおける光ビームの位置ずれ量はΔZb<ΔZa<ΔZcであることがかわる。すなわち、本実施形態の光走査装置30では、ドラム表面16aにおける光ビームの位置ずれ量ΔZbが、比較例1及び比較例2における光ビームの位置ずれ量ΔZa、ΔZcに比べて低減されている。したがって、ドラム表面(結像面)16aにおける光ビームの位置ずれに起因して印刷画像中にジッター等の画像不良が発生するのを抑制することができる。
尚、図6を参照すると、折返しミラー38が回転した際にポリゴンミラー35の反射面から折返しミラー38の反射面38aまでの光路長がΔXbだけ変化しているが、この光路長の変化量ΔXbは、ドラム表面16aにおける光ビームの位置ずれ量ΔZaよりも小いので数μm程度のオーダーに収まる。したがって、焦点深度が数mmオーダーである本実施形態の光走査装置30において、この光路長の変化量ΔXbが光学特性に与える影響は軽微である。
《変形例》
図9は、実施形態1の変形例であって、折返しミラー38に回転振動が生じた状態と回転振動が生じる前の状態とでドラム表面16aにおける光ビームのの副走査方向の位置ずれ量がほぼ0になる例を示している。この例において、折返しミラー38の反射面38aにおける光ビームの反射位置Rpと光ビームの結像位置との距離Lに対して、光ビームの光路長の変化量Δxbが十分に小さい場合には、図中の寸法Xcは入射角θが変化したとしても距離Lと略等しくなり、折返しミラー38の反射面38aにおける光ビームの反射位置Rpと折返しミラー38の回転軸線Lrとの距離dはL/sinθに略等しくなる。逆にいうと距離d=L/sinθを満たすように光学系の設定を行うことで、ドラム表面16aにおける光ビームの副走査方向の位置ずれ量を最小にすることができる。距離d=L/sinθの関係を満たすには、折返しミラー38における光ビームの反射位置Rpとドラム表面16aとの距離Lが、折返しミラー38の副走査方向の長さに近い値であることが前提となり、したがって距離Lは50mm以下であることが好ましい。
《実施形態2》
図10及び図11は実施形態2を示している。この実施形態では、各支持ピン41〜43により折返しミラー38を直接支持するのではなく一対の保持板46を介して間接的に支持するようにしている点が上記実施形態1とは異なる。
一対の保持板46は副走査方向に延びる矩形板状をなしていて主走査方向に間隔を空けて配置されている。各保持板46は、折返しミラー38の反射面38aの主走査方向の両端部に設けられている。折返しミラー38は、保持板46と該保持板46に対向する対向板47との間に挟持されて固定ボルト48で固定されている。固定ボルト48は保持板46及び折返しミラー38を貫通して対向板47の螺子孔に螺合している。
一方の保持板46の基端部は、第一支持ピン41により支持されている。他方の保持板46の基端部は、第二支持ピン42及び第三支持ピン43により支持されている。各保持板46は、板バネ49によって各支持ピン41〜43に押し付けられている。
折返しミラー38の厚さ方向から見て、第二支持ピン42による折返しミラー38の支持位置と第三支持ピン43による折返しミラー38の支持位置との中点Mとしたとき、該中点Mと第一支持ピン41による折返しミラー38の支持位置とを通る直線が折返しミラー38の回転軸線Lrとなる。
この構成によれば、保持板46を用いることで、折返しミラー38の回転軸線Lrに対する反射位置Rpの調整自由度を高めることができる。
《他の実施形態》
上記各実施形態では、折返しミラー38を3つの支持ピン41〜43により支持するようにしているが、支持ピンの数は3つに限ったものではなく、2つ以下であってもよいし、4つ以上であってもよい。例えば、支持ピンが4つである場合には、折返しミラー38の主走査方向の両端部をそれぞれ2つの支持ピンで支持するようにすればよい。この場合、折返しミラー38の主走査方向の一端部に設けられた2つの支持ピンによる支持位置の中点と、主走査方向の他端部に設けられた2つの支持ピンによる支持位置の中点とを結ぶ直線が回転軸線Lrとなる。
上記実施形態では、画像形成装置がレーザープリンター1である例について説明したが、これに限ったものではなく、画像形成装置は複写機、複合機、又はMFP等であってもよい。
また、本発明には上記各実施形態及び変形例の任意の組み合わせが含まれる
以上説明したように、本発明は、光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置について有用である。
L 距離
Lr 回転軸線
Rp 反射位置
d 距離(離間量)
1 レーザープリンター(画像形成装置)
30 光走査装置
32 光源
35 ポリゴンミラー(回転多面鏡)
38 折返しミラー
38a 反射面
41 第一支持ピン
42 第二支持ピン
43 第三支持ピン


Claims (3)

  1. 光源と、該光源から出射された光ビームを反射して偏向走査させる回転多面鏡と、主走査方向に延びるように設けられ、上記回転多面鏡にて反射された光ビームを反射して結像面に導く折返しミラーと、該折返しミラーを厚さ方向の一側から支持する複数の支持ピンとを備えた光走査装置であって、
    上記折返しミラーは、その反射面に垂直な方向から見て、副走査方向の一側が光ビームの入射側となり、他側が光ビームの出射側となるように構成されており、
    上記折返しミラーにおける光ビームの反射位置は、上記複数の支持ピンによる上記折返しミラーの支持位置によって決まる該折返しミラーの回転振動時の回転軸線に対して副走査方向の一側に離間している、光走査装置。
  2. 請求項1記載の光走査装置において、
    上記折返しミラーの反射面における光ビームの反射位置と上記結像面との距離をLとし、上記折返しミラーの反射面への光ビームの入射角をθと、
    上記光ビームの反射位置及び上記回転軸線の副走査方向における離間量dとしたとき、d=L/sinθの関係を満たしている、光走査装置。
  3. 請求項1又は2記載の光走査装置を備えた画像形成装置。


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