JP2018037239A - 通気部材および検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通気部材の通気経路を容易に塞ぐことを可能にする。
【解決手段】通気部材1は、筐体101の貫通孔101Kに取り付けられる通気部材1であって、筐体101内外の気体の流路を形成する通気経路13が設けられる支持体10と、支持体10と筐体101との間を封止する封止部材30と、通気経路13上に設けられ、液体および固体の通過を阻止するとともに気体が透過する通気膜20と、支持体10に設けられるとともに、高さが一様に形成されて通気経路13の端部開口111を囲う被接触部112とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、通気部材および検査方法に関する。
例えば車両用ランプ等においては、筐体内外の温度差に起因する筐体の変形及び破裂を防止する等の目的で、筐体に貫通孔が設けられる。そして、この貫通孔には、筐体内への水や塵埃の侵入を防止するための通気部材が取付けられる場合がある。
例えば、特許文献1に記載の通気部材は、貫通孔が形成された支持体と、支持体の貫通孔を塞ぐ通気膜と、通気膜を覆うカバー部品とを備えている。そして、特許文献1に記載の通気部材では、カバー部品の天井部に通気孔が形成され、側壁部に切り欠きが形成され、これら通気孔及び切り欠きがカバー部品の内外の通気経路として機能し、通気孔は、軸方向において、通気膜の通気領域と重なり合わない位置関係となっており、さらに、カバー部品の側壁部は、通気膜が配置されている位置よりも軸方向の下側まで延びて、通気膜を周方向の全域にわたって保護し、通気膜は、軸方向の上側に凸の台地状部に配置される。
特開2007−141629号公報
ところで、通気部材を筐体に取付ける場合、通気部材と筐体との間を封止する封止部が設けられる。そして、この封止部におけるシール性の検査を行うにあたっては、通気部材の通気経路を介した気体の流れを止めて行う必要がある。この場合において、通気部材の通気経路を容易に塞ぐことができることが好ましい。
本発明は、通気経路を容易に塞ぐことが可能な通気部材を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、筐体の貫通孔に取付けられる通気部材であって、前記筐体内外の気体の流路を形成する通気経路が設けられる本体部と、前記本体部と前記筐体との間を封止する封止部と、前記通気経路上に設けられ、液体および固体の通過を阻止するとともに気体が透過する通気膜部と、前記本体部に設けられるとともに、高さが一様に形成されて前記通気経路の端部開口を囲う囲い部と、を備える通気部材である。
そして、前記囲い部は、前記本体部の前記端部開口よりも突出していることを特徴とする。
ここで、前記本体部は、前記端部開口を塞ぐ際に前記封止部に掛かる負荷を低減する低減部を有していることを特徴とする。
さらに、前記端部開口は、前記筐体における前記通気部材の取付面と交差する交差方向を向いて開口していることを特徴とする。
または、前記端部開口は、前記筐体における前記通気部材の取付面に沿った方向を向いて開口していることを特徴とする。
そして、前記封止部は、内側に開口部を有し、前記通気膜部は、少なくとも一部が前記封止部の前記開口部の内側に設けられることを特徴とする。
また、前記通気膜部は、前記筐体の前記通気部材の取付面と交差する交差方向における前記封止部の幅領域の範囲内に配置されることを特徴とする。
さらに、前記封止部は、前記筐体の前記通気部材の取付面と交差する交差方向における前記本体部の幅領域の範囲内に配置されることを特徴とする。
かかる目的のもと、本発明は、本体部に形成される通気経路上に設けられ液体および固体の通過を阻止するとともに気体が透過する通気膜部を有する通気部材の検査方法であって、封止部を間に介在させて筐体の貫通孔に前記本体部を取付ける取付ステップと、前記封止部よりも硬度が小さく、前記通気経路を介した気体の流れを抑制する治具を前記本体部に設置する設置ステップと、前記筐体内に気体を充填する充填ステップと、を備える検査方法である。
本発明によれば、通気経路を容易に塞ぐことが可能な通気部材を提供することができる。
本実施形態の車両用ランプの全体構成を示した図である。 (A)、(B)および(C)は、第1実施形態の通気部材の説明図である。 第1実施形態の通気部材のシール性検査の説明図である。 (A)および(B)は、第1実施形態の通気部材の通気経路経を治具によって塞いだ状態を示す図である。 変形例1の通気部材の説明図である。 (A)および(B)は、第2実施形態の通気部材の説明図である。 変形例2の通気部材の斜視断面図である。 (A)、(B)および(C)は、第3実施形態の通気部材の説明図である。 (A)および(B)は、第4実施形態の通気部材の説明図である。 (A)および(B)は、第4実施形態の通気部材のシール性検査の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態の車両用ランプ100の全体構成を示した図である。
図1に示すように、車両用ランプ100は、車両の電装部品などを保護する機器筐体101と、電装部品の一つである光を出射するバルブ102と、機器筐体101に取付けられるレンズ103と、を備えている。
本実施形態の車両用ランプ100は、この機器筐体101とレンズ103とによって、車両用ランプ100の閉鎖された筐体内(ランプ筐体内)104を構成している。そして、車両用ランプ100は、筐体内104の各電装部品に対する防水性や防塵性を高めている。ただし、筐体内104は、完全な密封状態ではなく、貫通孔101Kを経由して通気が可能になっている。
そして、本実施形態の車両用ランプ100は、ランプ内外の空気の受け渡しを行うことが可能な通気部材1を備えている。
なお、以下の説明において、機器筐体101において貫通孔101Kが形成される取付面101Pに直交する方向(貫通孔101Kの深さ方向)に沿った方向を「軸方向」とする。また、軸方向において筐体内104に対応する側を「軸方向内側」とし、機器筐体101の外側に対応する側を「軸方向外側」とする。また、図1に示す通気部材1の中央から放射方向に延びる方向を「半径方向」とする。そして、半径方向において、通気部材1の中央側を「半径方向内側」とし、中央側から離れる側を「半径方向外側」とする。
そして、通気部材1は、取付面101Pの貫通孔101Kに挿入される。そして、本実施形態の車両用ランプ100において、取付面101Pは、略鉛直方向に沿って切り立った面である。従って、通気部材1の後述する端部開口111は、略水平方向を向いて開口する。これによって、本実施形態の車両用ランプ100では、通気部材1に液体が入り難くしたり、通気部材1に侵入した液体が流出しやすくしたりしている。
なお、通気部材1は、図1に示す車両用ランプ100に限らず、インバーター、コンバーター、ECU(Electronic Control Unit)、電池ボックス、ミリ波レーダ、車載カメラ等の機器筐体101に装着することができる。すなわち、通気部材1は、温度変化により筺体内部に発生する差圧の解消が要求される筐体に取付けられる。
〔通気部材1の構成・機能〕
図2は、第1実施形態の通気部材1の説明図である。
なお、図2(A)は、機器筐体101に取付けられた状態の通気部材1を示す。図2(B)は、通気部材1の全体斜視図である。図2(C)は、図2(A)に示す通気部材1のIIC−IIC断面線での斜視断面図である。つまり、図2(C)は、通気部材1を軸方向に沿って切断し、半径方向から見た通気部材1の断面である。
図2(B)および図2(C)に示すように、通気部材1(本体部の一例)は、支持体10と、支持体10に支持される通気膜20(通気膜部の一例)と、支持体10と機器筐体101との間に設けられる封止部材30(封止部の一例)とを有している。
(支持体10)
図2(C)に示すように、支持体10は、軸方向外側に設けられる外側端部11と、軸方向内側に設けられる通気膜保持部12と、機器筐体101内外の気体の経路を形成する通気経路13と、軸方向内側に設けられる封止部材保持部14とを有している。
図2(B)に示すように、外側端部11は、機器筐体101の外側を向く端部である。そして、外側端部11は、外側端部11の半径方向内側に設けられる中央端部110と、中央端部110の半径方向外側に設けられる端部開口111と、端部開口111の半径方向外側に設けられる被接触部112とを有している。
図2(B)に示すように、中央端部110は、略円盤状に形成されている。また、図2(C)に示すように、中央端部110の外径は、後述する第3通気経路部133の内径よりも大きく形成される。そして、中央端部110は、第3通気経路部133に対向する位置に設けられる。
図2(B)に示すように、端部開口111は、複数(第1実施形態では4つ)設けられる。端部開口111は、後述する第1通気経路部131の軸方向外側の終端を形成する部分である。また、端部開口111は、それぞれ略円弧形状に形成されている。そして、複数の端部開口111は、外側端部11の周方向において所定の間隔を有して並べられる。
そして、第1実施形態において、図2(A)に示すように、端部開口111は、機器筐体101の取付面101Pに直交する直交方向を向いて開口している。
図2(B)に示すように、被接触部112(囲い部の一例)は、第1実施形態では、中央端部110と同じ高さになるように形成される。そして、被接触部112は、複数の端部開口111の全てを囲うように形成される。また、被接触部112は、第1実施形態においては、軸方向における突出高さが一様に形成された箇所である。すなわち、被接触部112は、外側端部11において略円環状に形成された面を形成する。
そして、被接触部112は、後述するシール性検査を行う場合に、検査治具が接触する箇所を形成する。
図2(C)に示すように、通気膜保持部12は、筐体内104に対向して設けられる。また、通気膜保持部12は、略円筒形状に形成される。そして、通気膜保持部12は、通気膜20を取付ける箇所を形成する。
通気経路13は、軸方向外側から軸方向外内側に向けて、第1通気経路部131、第2通気経路部132および第3通気経路部133を有する。
第1通気経路部131は、略円弧状に形成される。そして、第1通気経路部131は、軸方向に延びる気体の経路を形成する。また、第1通気経路部131は、軸方向外側にて端部開口111に接続する。第2通気経路部132は、半径方向に延びる気体の経路を形成する。第3通気経路部133は、略円筒状に形成される。そして、第3通気経路部133は、軸方向に延びる気体の経路を形成する。また、第3通気経路部133は、軸方向内側にて通気膜20と対向する。
そして、図2(C)に示すように、通気部材1では、通気膜20に対向する第3通気経路部133の内径よりも外径の大きい中央端部110が設けられている。また、通気部材1は、通気経路13が軸方向および半径方向に延びて形成される。これによって、通気部材1では、端部開口111を通して通気部材1の内部を覗いた場合であっても、通気膜20が見えないようにしている。そして、通気部材1では、例えば飛散物等が端部開口111に飛び込んだ場合であっても、飛散物等が通気膜20にまっすぐに衝突しないようにして、通気膜20の損傷を抑制している。
図2(C)に示すように、封止部材保持部14は、半径方向内側に向けて窪む環状の溝である。そして、封止部材保持部14は、封止部材30が嵌まり込む部分を形成する。封止部材保持部14は、支持体10に軸方向の力が掛かった場合であっても、封止部材30から外れないようにする。
そして、支持体10は、射出成形、圧縮成型、切削などの一般的な成形手法により作製することができる。また、支持体10の材料には、支持体10自体の成形性や、通気膜20を溶着により取付ける場合に好ましいという観点で、熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。具体的に、支持体10の材料には、PA(ナイロン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、PPE(ポリフェニレンエーテル)、エラストマー等の熱可塑性樹脂を用いることができる。また、支持体10の材料には、金属や、NBR(ニトリルゴム)、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、水素化ニトリルゴム等の熱硬化性樹脂を用いても良い。
(通気膜20)
通気膜20は、円盤状に形成される部材である。通気膜20は、気体の透過を許容し、液体の透過を阻止する孔が複数形成された膜である。通気膜20が侵入を阻止する液体としては、水、塩水、泥水、洗浄水などを例示することができる。そして、通気膜20は、支持体10の上述した通気膜保持部12に固定される。なお、通気膜20の固定には、支持体10が熱可塑性樹脂である場合には、アイロン溶着、超音波溶着、レーザ溶着など熱溶着を用いることができる。また、通気膜20は、通気膜20を例えば金型に設置し、支持体10を構成する樹脂を流すインサート成形によって固定しても良い。
第1実施形態の通気膜20は、樹脂多孔質膜に補強層を積層したものを用いている。この場合において、樹脂多孔質膜の材料には、公知の延伸法、抽出法によって製造することができるフッ素樹脂多孔体やポリオレフィン多孔体を用いることができる。フッ素樹脂としては、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ポリクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体等を例示できる。ポリオレフィンを構成するモノマーとしては、エチレン、プロピレン、4−メチルペンテン−1、1ブテン等が例示でき、これらのモノマーを単体で重合した、または共重合して得たポリオレフィンを使用することができる。また、樹脂多孔質膜の材料には、ポリアクリロニトリル、ナイロン、ポリ乳酸を用いたナノファイバーフィルム多孔体等を用いても良い。特に、材料には、小面積で通気性が確保でき、筐体内部への異物の侵入を阻止する機能の高いPTFE多孔体が好ましい。
なお、樹脂多孔質膜には、機器筐体101の用途に応じて撥液処理を施しても良い。
さらに、第1実施形態の通気膜20には、撥油処理を施している。撥液処理は、例えばフッ素で飽和した炭化水素基(ぺルフルオロアルキル基)を側鎖に含み、主鎖がアクリル系、メタクリル系、シリコーン系等である化合物を成分とする撥液剤を通気膜20の表面に塗布することにより行うことができる。通気膜20の表面に撥液剤を塗布する方法としては、特に限定されず、例えば、グラビア塗工、スプレー塗工、キスコーティング、浸漬等を採用することができる。また、撥油処理としては、ペルフルオロアルキル基を有する高分子を含む撥油皮膜を形成することができるのであれば、その方法は特に限定されない。形成方法としては、エアースプレー法、静電スプレー法、ディップコート法、スピンコート法、ロールコート法、カーテンフローコート法、含浸法等によるペルフルオロアルキル基を有する高分子の溶液もしくはディスパージョンのコーティングや、電着塗装法やプラズマ重合法による皮膜形成法等を例示することができる。
また、撥油処理は、通気膜20に限らず、支持体10に対して行っても良い。
なお、通気膜20は、気体の透過を許容し、液体の透過を阻止するものであれば上記の例に限定されない。通気膜20には、例えば、樹脂や金属からなる織布、不織布、メッシュ、ネット、スポンジ、多孔体など、各種材料や構造を用いることができる。
(封止部材30)
図2(B)に示すように、封止部材30は、半径方向内側に開口部31を有する略環状の弾性部材である。そして、図2(C)に示すように、封止部材30は、支持体10の半径方向外側であって機器筐体101の貫通孔101Kの半径方向内側に設けられ、機器筐体101と支持体10との間を封止する。
また、図2(C)に示すように、封止部材30は、半径方向内側に支持部材対向部32と、半径方向外側に筐体対向部33とを有している。
支持部材対向部32は、封止部材保持部14に嵌まり込む形状をした部分である。また、第1実施形態において、支持部材対向部32は、支持体10とともに、気体が流れる経路の一部を形成するようになっている。
筐体対向部33は、断面がU字状に形成された部分である。そして、筐体対向部33は、貫通孔101Kを軸方向外側、側部および軸方向内側から挟み込むようにして、機器筐体101に接続する。これによって、封止部材30が、機器筐体101に対して外れ難くしている。
そして、封止部材30の材料には、シリコーンゴム、NBR(ニトリルゴム)、EPDM(エチレン・プロピレンゴム)、フッ素ゴム、アクリルゴム、水素化ニトリルゴムなどのエラストマー類、発泡体、または粘着層付き発泡体等の各種の弾性体を用いることができる。
続いて、第1実施形態の通気部材1の各構成部の大きさや位置の関係について詳細に説明する。
図2(C)に示すように、軸方向における支持体10の幅は、支持体幅10Hとする。また、軸方向における通気膜20の幅は、通気膜幅20Hとする。さらに、軸方向における封止部材30の幅は、封止部材幅30Hとする。
そして、第1実施形態では、支持体幅10Hと封止部材幅30Hとは略同じになっている。また、通気膜幅20Hは、支持体幅10Hおよび封止部材幅30Hよりも薄く形成されている。
また、図2(C)に通気部材1の断面において、支持体10が軸方向に占める領域は、支持体幅領域10Lとする。また、封止部材30が軸方向に占める領域は、封止部材幅領域30Lとする。
そして、第1実施形態では、通気膜20は、軸方向において、支持体幅領域10Lの範囲内に配置されている。さらに、通気膜20は、軸方向において、封止部材幅領域30Lの範囲内に配置されている。
さらに、図2(C)に示すように、通気膜20の外径(外形)20Dは、封止部材30の開口部31の内径30D(内形)よりも小さくなっている。
そして、通気部材1において、通気膜20は、軸方向および半径方向において、封止部材30の開口部31の内側に設けられている。
以上説明したとおり、通気部材1では、半径方向において支持体10、通気膜20および封止部材30が並ぶように配置されている。そして、通気部材1では、支持体10、通気膜20および封止部材30の少なくとも一部が、筐体幅領域101Lの範囲内に配置されている。これによって、通気部材1は、機器筐体101の厚み方向において機器筐体101に埋め込まれるように配置される。すなわち、通気部材1が機器筐体101の軸方向に占める寸法が小さくなっている。
また、通気部材1単体としても、薄型化が図られている。
ここで、支持体10では、通気膜20や封止部材30が支持体10の中心部から軸方向に離れて配置されるほど、その通気膜20を保持したり封止部材30を支持したりするために軸方向により長くする必要がある。その結果、支持体10の厚み、つまり通気部材1全体としての厚みは、大きくなる。
これに対して、通気部材1では、通気膜20は、封止部材幅領域30Lの範囲内に配置される。これによって、通気部材1は、軸方向における厚さが薄くなる。また、封止部材30は、支持体幅領域10Lの範囲内に配置されている。そのため、通気部材1は、全体としての薄型化がさらに図られる。
さらに、図2(A)に示すように、通気部材1において、端部開口111は、機器筐体101の取付面101Pに直交する直交方向(交差方向)を向いて開口している。このため、例えば端部開口111を取付面101Pに沿った方向に向ける場合と比較して、軸方向外側にて気体の経路を形成するための構造部が不要になる。これによっても、通気部材1では、通気部材1の軸方向における薄型化が図られる。
次に、第1実施形態の通気部材1のシール性検査について説明する。
図3は、第1実施形態の通気部材1のシール性検査の説明図である。
図4は、第1実施形態の通気部材1の通気経路を治具によって塞いだ状態を示す図である。
機器筐体101の貫通孔101Kに通気部材1を取付けた状態(図1参照)で、封止部材30が支持体10と機器筐体101との間を封止しているか否かのシール性検査を行う場合がある。このとき、通気部材1自体は、気体の流れを許容するものである。そのため、通気部材1の通気経路13を塞いだうえで、封止部材30のシール性検査を行う必要がある。以下、シール性検査について具体的に説明する。
図3に示すように、まず、封止部材30を間に介在させて、機器筐体101の貫通孔101Kに通気膜20が設けられた支持体10を取付ける取付ステップを行う(S101)。その後、封止部材30よりも硬度が小さく、通気経路13を介した気体の流れを阻止する治具を支持体10に設置する設置ステップを行う(S102)。
具体的には、図4(A)に示すように、弾性材料により構成される弾性治具91を用いて、通気経路13を塞ぐ。弾性治具91は、円柱形状をしている。また、弾性治具91の外径は、被接触部112の外径に対応している。そして、弾性治具91を被接触部112に押し付ける。これによって、弾性治具91が端部開口111を外側から覆うことで、通気経路13を介した気体の流れが阻止される。ここで、通気部材1において、被接触部112は、上述したとおり高さが一様に形成されている。つまり、被接触部112には、例えば複数部材の接合箇所や、部分的な突起や窪みなど、弾性治具91との間に隙間を形成するような凹凸がない。従って、通気部材1は、弾性治具91によって通気経路13を容易に塞ぐことができる。
その後、筐体内104(図1参照)に所定の気体を充填させる充填ステップ(S103)を行う。これによって、機器筐体101内の気圧が高まれば、封止部材30のシール性があることが確認される。一方、筐体内104の気圧が高まらなければ、封止部材30のシール性が不十分であることが確認される。
なお、図4(A)に示す例では、弾性材料により構成される治具を被接触部112に接触させているが、この例に限定されない。例えば図4(B)に示すように、粘着性を有するフィルム状部材によって構成される貼付治具92を用いてシール性検査を行っても良い。具体的には、略円形状の貼付治具92を、被接触部112に貼り付ける。上述したとおり通気部材1では、被接触部112の高さが一様に形成されおり、例えば貼付治具92との間に隙間を形成するような凹凸がない。従って、通気部材1は、貼付治具92によっても通気経路13を容易に塞ぐことができる。
また、第1実施形態において、端部開口111は、機器筐体101の取付面101Pに直交する直交方向(交差方向)を向いて開口している。このため、例えば被接触部112に弾性治具91を押し付けるときや、被接触部112に貼付治具92を張り付けるときなど、作業を行う際の作業性が高くなっている。
<変形例1>
図5は、変形例1の通気部材1の説明図である。
図5に示すように、変形例1の通気部材1の基本構成は、上述した第1実施形態の通気部材1と同様である。ただし、変形例1の通気部材1は、上述した第1実施形態の被接触部112に代えて、第2被接触部112hを有するものである。
第2被接触部112h(囲い部の一例)は、軸方向における突出高さが、中央端部110および端部開口111よりも高くなっている。また、第2被接触部112hは、軸方向における突出高さが、封止部材30よりも高くなっている。すなわち、通気部材1において、第2被接触部112hは、軸方向外側に向けて最も突出している。
また、第2被接触部112hは、周方向において、高さが一様に形成されている。そして、第2被接触部112hは、複数の端部開口111の周囲を囲う。
以上のように構成される変形例1の通気部材1において、上述した封止部材30のシール性検査を行う場合には、弾性治具91(図4参照)を第2被接触部112hに接触させる。このとき、通気部材1では、第2被接触部112hが軸方向において突出しているため、弾性治具91が例えば中央端部110などの他の箇所の干渉を受け難くなる。これによって、変形例1の通気部材1では、シール性検査において、通気経路13を容易に塞ぐことを可能にしている。
なお、上記の内容は、貼付治具92を用いて検査を行う際にも同様であり、通気経路13を容易に塞ぐことができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態が適用される通気部材201について説明する。
図6は、第2実施形態の通気部材201の説明図である。
なお、図6(A)は、機器筐体101に取付けられた状態の通気部材201を示す図である。また、図6(B)は、図6(A)に示すVIB−VIB切断線での斜視断面図である。
なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同様な構成については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図6(A)および図6(B)に示すように、通気部材201は、支持体40(本体部の一例)と、支持体40に支持される通気膜20と、支持体40と機器筐体101との間に設けられる封止部材50(封止部の一例)とを有している。
(支持体40)
図6(B)に示すように、支持体40は、第1支持部40Aと、第2支持部40Bとを有している。そして、第1支持部40Aは、軸方向外側に設けられる外側端部41と、軸方向内側に設けられる通気膜保持部42と、半径方向外側に設けられる接続部43とを有している。また、第2支持部40Bは、図6(A)に示すように、中央端部44と、中央端部44の半径方向外側に設けられる脚部45とを有している。そして、図6(B)に示すように、支持体40では、第1支持部40Aと第2支持部40Bとによって通気経路46を形成する。
図6(A)に示すように、外側端部41は、機器筐体101の外側を向く端部である。そして、外側端部41は、半径方向内側に設けられる収容部411と、収容部411の半径方向外側に設けられる被接触部412とを有している。
収容部411は、第2支持部40Bが内側に挿入される部分を形成する。そして、通気部材201では、第1支持部40Aと第2支持部40Bとによって端部開口411Hを形成する。端部開口411Hは、複数(第2実施形態では4つ)設けられる。端部開口411Hは、後述する第1通気経路部461の軸方向外側の終端を形成する部分である。また、端部開口411Hは、それぞれ略円弧状に形成されている。そして、複数の端部開口411Hは、外側端部41の周方向において所定の間隔を有して並べて設けられる。そして、端部開口411Hは、機器筐体101の取付面101Pに直交する直交方向を向いて開口している。
図6(B)に示すように、被接触部412(囲い部の一例)は、第2実施形態では、中央端部44と同じ高さになるように形成される。そして、被接触部412は、複数の端部開口411Hの全てを囲うように形成される。また、被接触部412は、第2実施形態においては、軸方向における突出高さが一様に形成された箇所である。すなわち、被接触部412は、外側端部41において略円環状に形成された面を形成する。そして、被接触部412は、上述したシール性検査を行う場合に、検査治具が接触する箇所を形成する。
通気膜保持部42は、筐体内104に対向して設けられる。また、通気膜保持部42は、略円筒形状に形成される。そして、通気膜保持部42は、通気膜20を取付ける箇所を形成する。
図6(B)に示すように、接続部43(低減部の一例)は、封止部材保持部431と、封止部材保持部431の軸方向外側に設けられる筐体接続部432とを有する。
封止部材保持部431は、半径方向内側に向けて窪む環状の溝に形成される。そして、封止部材保持部431は、封止部材50が嵌まり込む部分を形成する。
筐体接続部432は、軸方向内側を向く面によって形成される。そして、筐体接続部432は、支持体40を軸方向外側から軸方向内側に向けて押した場合に、機器筐体101に引っ掛かる部分を形成する。
図6(A)に示すように、中央端部44は、略円盤状に形成されている。また、図6(B)に示すように、中央端部44の外径は、後述する第3通気経路部463の内径よりも大きく形成される。そして、中央端部44は、第3通気経路部463に対向する位置に設けられる。
図6(A)に示すように、脚部45は、中央端部44から半径方向外側に延びるとともに、軸方向内側に向けて突出している。また、脚部45は、中央端部44の周方向において、所定の間隔を有して略等間隔に配置している。
図6(B)に示すように、通気経路46は、軸方向外側から軸方向外内側に向けて、第1通気経路部461、第2通気経路部462および第3通気経路部463を有する。
第1通気経路部461は、収容部411と、中央端部44および脚部45とによって形成される。そして、第1通気経路部461は、軸方向に延びる気体の経路を形成する。
第2通気経路部462は、収容部411と、中央端部44および脚部45とによって形成される。そして、第2通気経路部462は、半径方向に延びる気体の経路を形成する。
第3通気経路部463は、円筒状に形成される。そして、第3通気経路部463は、軸方向に延びる気体の経路を形成する。また、第3通気経路部463は、軸方向内側にて通気膜20に対向する。
そして、通気部材201では、通気膜20に対向する第3通気経路部463の内径よりも外径の大きい中央端部44を設けている。また、通気部材201は、通気経路46が軸方向および半径方向に延びて形成される。これによって、通気部材201では、端部開口411Hを通して通気部材201の内部を覗いた場合であっても、通気膜20が見えないようにしている。
なお、第2実施形態の支持体40は、第1実施形態の支持体10と同様な材料や成形手法を用いることができる。
(封止部材50)
図6(B)に示すように、封止部材50は、半径方向内側に開口部51を有する略環状の弾性部材である。また、封止部材50を軸方向に沿って切断した場合の断面形状は、略円形になっている。そして、封止部材50は、支持体40の半径方向外側であって機器筐体101の貫通孔101Kの半径方向内側に設けられ、機器筐体101と支持体40との間を封止する。特に、封止部材50は、機器筐体101の貫通孔101Kの内面P1と支持体40の半径方向外側の外面P2とにそれぞれ接触し、半径方向に圧縮変形されて機器筐体101と支持体40とを封止する。
なお、第2実施形態の封止部材50には、第1実施形態の封止部材30と同様な材料を用いることができる。
図6(A)に示すように、以上のように構成される通気部材201において、被接触部412は、上述したとおり高さが一様に形成され、例えば弾性治具91との間に隙間を形成するような凹凸がない。従って、通気部材201は、上述したシール性検査において、弾性治具91等によって通気経路46を容易に塞ぐことができる。
また、図6(B)に示すように、通気部材201では、接続部43(低減部の一例)が、シール性検査において通気経路46を塞ぐ際に封止部材50に掛かる負荷を低減する。
すなわち、封止部材50は、封止部材保持部431の内側に位置している。そのため、封止部材50は、軸方向において、支持体40と機器筐体101との間に挟まれない位置関係にある。また、支持体40は、筐体接続部432にて機器筐体101に掛かっている。これによって、第2実施形態では、軸方向外側から軸方向内側に弾性治具91によって支持体40を押さえ付けて通気経路46を塞ぐ際に、封止部材50が変形し難い。
ここで、封止部材50のシール性を検査するにあたって、封止部材50自体を変形させてしまうと、検査を行わないときの封止部材50の通常の使用条件と異なってしまう。これに対して、通気部材201では、封止部材50のシール性検査を、通常の使用条件と同じ条件にて行えるようになっている。
なお、封止部材50に掛かる負荷を低減するという観点では、封止部材保持部431および筐体接続部432のうちいずれか一方が設けられていれば良い。
続いて、通気部材201の各構成部の大きさや位置の関係について詳細に説明する。
図6(B)に示すように、軸方向における支持体40(第1支持部40A)の幅は、支持体幅40Hとする。また、軸方向における通気膜20の幅は、通気膜幅20Hとする。さらに、軸方向における封止部材50の幅は、封止部材幅50Hとする。
そして、第2実施形態では、封止部材幅50Hは、支持体幅40Hよりも薄く形成されている。また、通気膜幅20Hは、支持体幅40Hおよび封止部材幅50Hよりも薄く形成されている。
また、図6(B)に示す通気部材201の断面において、支持体40(第1支持部40A)が軸方向に占める領域は、支持体幅領域40Lとする。また、封止部材50が軸方向に占める領域は、封止部材幅領域50Lとする。
そして、封止部材50は、軸方向において、支持体幅領域40Lの範囲内に配置されている。また、封止部材50は、軸方向において、筐体幅領域101Lの範囲内に配置されている。
さらに、通気膜20の外径20D(外形)は、封止部材50の開口部51の内径50D(内形)よりも小さくなっている。
そして、通気部材201において、通気膜20は、半径方向において、封止部材50の開口部51の内側に設けられている。
以上説明したとおり、通気部材201では、半径方向において支持体40、通気膜20および封止部材50が並ぶように配置されている。そして、通気部材201は、支持体40および封止部材50の少なくとも一部が、筐体幅領域101Lの範囲内に配置されている。これによって、通気部材201は、機器筐体101の厚み方向において機器筐体101に埋め込まれるように配置される。すなわち、通気部材201が機器筐体101の軸方向に占める寸法が小さくなっている。
そして、通気部材201では、封止部材50は、支持体幅領域40Lの内側に配置されている。さらに、封止部材50は、全てが機器筐体101の貫通孔101Kの半径方向内側に配置されている。そのため、通気部材201は、通気部材201全体として薄型化が図られる。
また、通気部材201において、端部開口411Hは、機器筐体101の取付面101Pに直交する直交方向を向いて開口している。これによっても、通気部材201では、通気部材201の軸方向における薄型化が図られる。
<変形例2の通気部材201>
図7は、変形例2の通気部材201の斜視断面図である。
変形例2の通気部材201は、支持体40と、封止部材50および通気膜20とを有している。変形例2の通気部材201の基本構成は、第2実施形態の通気部材201と同様である。ただし、変形例2の通気部材201は、第2実施形態において2つの部材であった第1支持部40Aと第2支持部40Bとが一体的に形成された支持体40を有している。
このように形成された変形例2の通気部材201は、通気膜20、支持体40および封止部材50が半径方向に並べて配置されるため、軸方向における厚さが薄くなっている。特に、封止部材50は、支持体40の支持体幅領域40L内に配置されているため、通気部材201全体としても薄型化が図られる。
そして、変形例2の通気部材201では、シール性検査において、第2実施形態の通気部材201と同様に、通気経路46を容易に塞ぐことができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態が適用される通気部材301について説明する。
図8は、第3実施形態の通気部材301の説明図である。
なお、図8(A)は、通気部材301の全体斜視図である。図8(B)は、通気部材301の分解斜視図である。図8(C)は、図8(A)に示すVIIIB−VIIIB切断線での斜視断面図である。
なお、第3実施形態の説明において、上述した他の実施形態と同様な構成については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図8(A)および図8(B)に示すように、通気部材301は、支持体60(本体部の一例)と、支持体60に支持される通気膜20と、支持体60と機器筐体101との間に設けられる封止部材70(封止部の一例)とを有している。
(支持体60)
図8(C)に示すように、支持体60は、第1支持部60Aと、第2支持部60Bとを有している。そして、第1支持部60Aは、軸方向外側に設けられる外側端部61と、軸方向内側に設けられる通気膜保持部62と、半径方向外側に設けられる対向部63とを有している。そして、支持体60では、第1支持部60Aと第2支持部60Bとによって通気経路64を形成する。
図8(B)に示すように、外側端部61は、機器筐体101の外側を向く端部である。そして、外側端部61は、半径方向内側に設けられる収容部611と、収容部611の半径方向外側に設けられる経路形成部612と、経路形成部612の半径方向外側に設けられる被接触部613とを有している。
図8(B)に示すように、収容部611は、第2支持部60Bが内側に挿入される部分を形成する。そして、図8(A)に示すように、通気部材301では、第1支持部60Aと第2支持部60Bとによって端部開口611Hを形成する。端部開口611Hは、複数(第3実施形態では4つ)設けられる。図8(C)に示すように、端部開口611Hは、通気経路64の軸方向外側の終端を形成する部分である。また、図8(A)に示すように、端部開口611Hは、それぞれ略円弧状に形成されている。そして、複数の端部開口611Hは、外側端部61の周方向において所定の間隔を有して並べて設けられる。そして、図8(C)に示すように、端部開口611Hは、機器筐体101の取付面101Pに直交する直交方向を向いて開口している。
図8(B)に示すように、経路形成部612は、第1経路形成部612aと、第1経路形成部612aの軸方向内側に設けられる第2経路形成部612bとを有している。第1経路形成部612aは、収容部611よりも半径方向外側に向けて窪んで形成される。また、第2経路形成部612bは、収容部611よりも半径方向内側に向けて突出して形成される。
図8(A)に示すように、被接触部613は、第3実施形態では、第2支持部60Bと同じ高さになるように形成される。そして、被接触部613は、複数の端部開口611Hの全てを囲うように形成される。また、被接触部613は、第3実施形態においては、軸方向における突出高さが一様に形成された箇所である。すなわち、被接触部613は、外側端部61において略円環状に形成された面を形成する。そして、被接触部613は、上述したシール性検査を行う場合に、検査治具が接触する箇所を形成する。
図8(C)に示すように、通気膜保持部62は、筐体内104に対向して設けられる。また、通気膜保持部62は、略円筒形状に形成される。そして、通気膜保持部62は、通気膜20を取付ける箇所を形成する。
対向部63は、略円筒状に形成される。そして、対向部63は、封止部材70が嵌る部分を形成する。
図8(B)に示すように、第2支持部60Bは、略円盤状に形成されている。また、第2支持部60Bの外径は、後述する第2通気経路部642の内径よりも大きく形成される。そして、図8(C)に示すように、第2支持部60Bは、第2通気経路部642の軸方向外側にて第2通気経路部642と軸方向に並ぶ位置に設けられる。
図8(C)に示すように、通気経路64は、軸方向外側に形成される第1通気経路部641と、第1通気経路部641の軸方向内側に形成される第2通気経路部642と、第2通気経路部642の軸方向内側に形成される第3通気経路部643とを有する。
第1通気経路部641は、第2支持部60Bと第1経路形成部612a(図8(B)参照)とによって形成される。そして、第1通気経路部641は、軸方向に延びる気体の経路を形成する。
第2通気経路部642は、第2支持部60Bと第2経路形成部612b(図8(B)参照)とによって形成される。そして、第2通気経路部642は、半径方向に延びる気体の経路を形成する。
第3通気経路部643は、略円柱状に形成される。そして、第3通気経路部643は、軸方向に延びる気体の経路を形成する。また、第3通気経路部643は、軸方向内側にて通気膜20に対向する。
そして、図8(C)に示すように、通気部材301では、通気膜20に対向する第3通気経路部643の内径よりも外径の大きい第2支持部60Bを設けている。また、通気部材301は、通気経路64が軸方向および半径方向に延びて形成される。これによって、通気部材301では、端部開口611Hを通して通気部材301の内部を覗いた場合であっても、通気膜20が見えないようにしている。
なお、第3実施形態の支持体60は、第1実施形態の支持体10と同様な材料や成形手法を用いることができる。
(封止部材70)
図8(A)に示すように、封止部材70の基本構成は、第1実施形態の封止部材30と同様である。封止部材70は、半径方向内側に開口部71を有している。そして、図8(C)に示すように、封止部材70は、開口部71の内面が平たんになっている。そして、封止部材70は、側面が平たんな円筒状である支持体60の対向部63に圧入される。
なお、第3実施形態の封止部材70には、第1実施形態の封止部材30と同様な材料を用いることができる。
以上のように構成される通気部材301は、被接触部613は上述したとおり高さが一様に形成され、例えば弾性治具91との間に隙間を形成するような凹凸がない。従って、通気部材301は、上述したシール性検査において、弾性治具91や貼付治具92等によって通気経路64を容易に塞ぐことができる。
続いて、通気部材301の各構成部の大きさや位置の関係について詳細に説明する。
図8(C)に示すように、軸方向における支持体60(第1支持部60A)の幅は、支持体幅60Hとする。また、軸方向における通気膜20の幅は、通気膜幅20Hとする。さらに、軸方向における封止部材70の幅は、封止部材幅70Hとする。
そして、封止部材幅70Hは、支持体幅60Hと同じ幅に形成されている。また、通気膜幅20Hは、支持体幅60Hおよび封止部材幅70Hよりも薄く形成されている。
また、図8(B)に示す通気部材301の断面において、支持体60(第1支持部60A)が軸方向に占める領域は、支持体幅領域60Lとする。また、封止部材70が軸方向に占める領域は、封止部材幅領域70Lとする。
そして、通気膜20は、軸方向において、支持体幅領域60Lの範囲内に配置されている。さらに、通気膜20は、軸方向において、封止部材幅領域70Lの範囲内に配置されている。
また、封止部材幅領域70Lは、支持体幅領域60Lの範囲内に配置されている。
さらに、図8(C)に示すように、通気膜20の外径20Dは、封止部材70の開口部71の内径70Dよりも小さくなっている。
そして、通気部材301において、通気膜20は、半径方向および軸方向において、封止部材70の開口部71の内側に設けられている。
以上説明したとおり、通気部材301では、半径方向において支持体60、通気膜20および封止部材70が並ぶように配置されている。そして、通気部材301では、支持体60、通気膜20および封止部材70の少なくとも一部が、筐体幅領域101Lの範囲内に配置されている。これによって、通気部材301は、機器筐体101の厚み方向において埋め込まれるように配置される。すなわち、通気部材301が機器筐体101の軸方向に占める寸法は、小さくなっている。
そして、通気部材301では、通気膜20は、封止部材幅領域70Lの範囲内に配置される。これによって、通気部材301は、軸方向における厚さが薄くなる。また、封止部材70は、支持体幅領域60Lの範囲内に配置されている。そのため、通気部材301は、全体としての薄型化がさらに図られている。
また、通気部材301において、端部開口611Hは、機器筐体101の取付面101Pに直交する直交方向を向いて開口している。これによっても、通気部材301では、通気部材301の軸方向における薄型化が図られる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態が適用される通気部材401について説明する。
図9は、第4実施形態の通気部材401の説明図である。
なお、図9(A)は、通気部材401の全体斜視図である。図9(B)は、図9(A)に示すIXB−IXB切断線での斜視断面図である。
なお、第4実施形態の説明において、他の実施形態と同様な構成については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
通気部材401は、支持体80(本体部の一例)と、支持体80に支持される通気膜20と、支持体80と機器筐体101との間に設けられる封止部材50とを有している。
(支持体80)
支持体80は、軸方向外側に設けられる開口形成部81と、開口形成部81の軸方向内側に設けられるフランジ部82と、フランジ部82の軸方向内側に設けられる円筒部83と、通気経路84とを有している。
開口形成部81は、外側端部811と、外周部812とを有する。外側端部811は、略円盤状に形成される。また、外周部812は、略円筒状に形成される。そして、外周部812には、複数(第4実施形態では2つ)の端部開口812Hが形成される。図9(A)に示すように、端部開口812Hは、機器筐体101の取付面101Pに沿った方向(半径方向)を向いて開口している。なお、外周部812は、端部開口812Hが形成される箇所を除いて、周方向において凹凸が形成されず、半径方向における高さ(長さ)が一様に形成されている。
フランジ部82は、半径方向において開口形成部81よりも半径方向外側に突出している。そして、フランジ部82は、軸方向外側を向く外側面821と、軸方向内側を向く内側面822とを有している。
外側面821は、端部開口812Hの半径方向外側に設けられる。そして、フランジ部82は、複数の端部開口812Hの全てを囲うように形成される。また、フランジ部82は、第4実施形態においては、軸方向における突出高さが一様に形成された箇所である。つまり、フランジ部82は、略円環状に形成された面を形成する。そして、フランジ部82は、上述したシール性検査を行う場合に、検査治具が接触する箇所を形成する。
内側面822は、支持体80を軸方向外側から軸方向内側に向けて押した場合に、機器筐体101に引っ掛かる部分を形成する。
円筒部83は、封止部材保持部831と、通気膜保持部832とを有する。
封止部材保持部831は、半径方向内側に向けて窪む環状の溝に形成される。そして、封止部材保持部831は、封止部材50が嵌まり込む部分を形成する。
通気膜保持部832は、後述する第2通気経路部842の内径よりも大きく形成される。そして、通気膜保持部832は、第2通気経路部842との内径の違いにより形成された段差にて通気膜20を保持する。
通気経路84は、軸方向外側に形成される第1通気経路部841と、第1通気経路部841の軸方向内側に形成される第2通気経路部842とを有する。
第1通気経路部841は、半径方向に延びる気体の経路を形成する。また、第1通気経路部841は、半径方向外側にて端部開口812Hに接続する。第2通気経路部842は、軸方向に延びる気体の経路を形成する。
そして、図9(B)に示すように、通気部材401では、通気膜20に対向する第2通気経路部842の内径よりも外径の大きい外側端部811を設けている。また、通気部材401は、通気経路84が軸方向および半径方向に延びて形成される。これによって、通気部材401では、端部開口812Hを通して通気部材401の内部を覗いた場合であっても、通気膜20が見えないようにしている。
なお、第4実施形態の支持体80は、第1実施形態の支持体10と同様な材料や成形手法を用いることができる。
続いて、通気部材401の各構成部の大きさや位置の関係について詳細に説明する。
図9(B)に示すように、軸方向における支持体80の幅は、支持体幅80Hとする。また、軸方向における通気膜20の幅は、通気膜幅20Hとする。さらに、軸方向における封止部材50の幅は、封止部材幅50Hとする。
そして、封止部材幅50Hは、支持体幅80Hよりも薄く形成されている。また、通気膜幅20Hは、支持体幅80Hおよび封止部材幅50Hよりも薄く形成されている。
また、図9(B)に示す通気部材401の断面において、支持体80が軸方向に占める領域は、支持体幅領域80Lとする。また、封止部材50が軸方向に占める領域は、封止部材幅領域50Lとする。
そして、通気膜20は、軸方向において、封止部材幅領域50Lの範囲内に配置されている。
次に、図9(B)に示すように、通気膜20の外径20Dは、封止部材50の開口部51の内径50Dよりも小さくなっている。
そして、通気部材401において、通気膜20は、軸方向および半径方向において、封止部材50の開口部51の内側に設けられている。
以上説明したとおり、通気部材401では、半径方向において支持体80、通気膜20および封止部材50が並ぶように配置されている。そして、通気部材401では、支持体80、通気膜20および封止部材50の少なくとも一部が、筐体幅領域101Lの範囲内に配置されている。これによって、通気部材401は、機器筐体101の厚み方向において埋め込まれるように配置される。すなわち、通気部材401が機器筐体101の軸方向に占める寸法は、小さくなっている。
そして、通気部材401では、通気膜20は、封止部材幅領域50Lの範囲内に配置される。これによって、通気部材401は、軸方向における厚さが薄くなる。また、封止部材50は、支持体幅領域80Lの範囲内に配置されている。さらに、封止部材50は、全てが機器筐体101の貫通孔101Kの半径方向内側に配置されている。そのため、通気部材401は、通気部材401全体としての薄型化が図られる。
図10は、第4実施形態の通気部材401のシール性検査の説明図である。
図10(A)に示すように、通気部材401のシール性検査には、開口形成部81を覆うとともに、フランジ部82の外側面821に接触可能な弾性治具93を用いる。そして、弾性治具93を通気部材401に押し付けることで、通気部材401の通気経路84を介した気体の流れを阻止する。
ここで、通気部材401の外側面821は、上述したとおり高さが一様に形成され、例えば弾性治具93との間に隙間を形成するような凹凸がない。従って、通気部材401は、上述したシール性検査において、例えば弾性治具93によって通気経路84を容易に塞ぐことができる。
また、通気部材401では、封止部材50は、封止部材保持部831の内側に位置している。そのため、封止部材50は、軸方向において、支持体80と機器筐体101との間に挟まれない位置関係にある。また、支持体80は、フランジ部82の内側面822にて機器筐体101に掛かっている。これによって、第4実施形態では、軸方向外側から軸方向内側に弾性治具93によって支持体80を押さえつけて通気経路84を塞ぐ際に、封止部材50が変形し難い。
なお、封止部材50に掛かる負荷を低減するという観点では、封止部材保持部831およびフランジ部82のいずれか一方が設けられていれば良い。
なお、図10(A)に示す例では、弾性治具93を通気部材401に押し付けて、通気経路84を塞ぐようにしているが、この例に限定されない。
例えば図10(B)に示すように、管状の弾性部材によって構成される環状弾性治具94を用いて、通気部材401のシール性検査を行っても良い。
ここで、通気部材401のように、端部開口812Hが機器筐体101の取付面101Pに沿った方向を向いている場合に、通気経路84を塞ぐために通気部材401に掛かる力の方向は半径方向となる。そのため、シール性検査の際に、封止部材50に掛かる負荷が低減され、通常の使用条件と同じ条件にて行うことができる。
なお、通常の使用条件と同じ条件にてシール性検査を行うという点では、端部開口812Hが機器筐体101の取付面101Pに沿った方向を向いている構成を採用した場合、通気部材401にフランジ部82を設けなくても良い。また、通常の使用条件と同じ条件にてシール性検査を行うという点では、端部開口812Hが機器筐体101の取付面101Pに沿った方向を向いている構成を採用した場合、封止部材50が軸方向において支持体80と機器筐体101の取付面101Pの間に挟み込まれている態様であっても良い。
なお、図2に示すように、例えば第1実施形態の通気部材1において、被接触部112は、凹凸が形成されないなど、弾性治具91等によって隙間なく押さえることができれば良く、例えばすり鉢状や円錐状など半径方向においてなだらかに傾斜していても良い。このことは、他の実施形態や変形例においても同様である。
また、例えば第1実施形態において、軸方向において、通気膜20の全てが封止部材30の封止部材幅領域30Lの範囲内に入っている必要はない。例えば、軸方向において、通気膜20の少なくとも一部でも封止部材幅領域30Lの内側に入っていることで、通気部材1の軸方向の厚みが薄くなる。このことは、他の部材同士の関係や、他の実施形態や変形例においても同様である。
1(201、301、401)…通気部材、10(40、60、80)…支持体、13…通気経路、20…通気膜、30(50、70)…封止部材、31…開口部、91…弾性治具、100…車両用ランプ、101K…貫通孔、101P…取付面、111…端部開口、112…被接触部、201…通気部材

Claims (9)

  1. 筐体の貫通孔に取付けられる通気部材であって、
    前記筐体内外の気体の流路を形成する通気経路が設けられる本体部と、
    前記本体部と前記筐体との間を封止する封止部と、
    前記通気経路上に設けられ、液体および固体の通過を阻止するとともに気体が透過する通気膜部と、
    前記本体部に設けられるとともに、高さが一様に形成されて前記通気経路の端部開口を囲う囲い部と、
    を備える通気部材。
  2. 前記囲い部は、前記本体部の前記端部開口よりも突出している請求項1に記載の通気部材。
  3. 前記本体部は、前記端部開口を塞ぐ際に前記封止部に掛かる負荷を低減する低減部を有している請求項1に記載の通気部材。
  4. 前記端部開口は、前記筐体における前記通気部材の取付面と交差する交差方向を向いて開口している請求項1に記載の通気部材。
  5. 前記端部開口は、前記筐体における前記通気部材の取付面に沿った方向を向いて開口している請求項1に記載の通気部材。
  6. 前記封止部は、内側に開口部を有し、
    前記通気膜部は、少なくとも一部が前記封止部の前記開口部の内側に設けられる請求項1に記載の通気部材。
  7. 前記通気膜部は、前記筐体の前記通気部材の取付面と交差する交差方向における前記封止部の幅領域の範囲内に配置される請求項6に記載の通気部材。
  8. 前記封止部は、前記筐体の前記通気部材の取付面と交差する交差方向における前記本体部の幅領域の範囲内に配置される請求項6または7に記載の通気部材。
  9. 本体部に形成される通気経路上に設けられ液体および固体の通過を阻止するとともに気体が透過する通気膜部を有する通気部材の検査方法であって、
    封止部を間に介在させて筐体の貫通孔に前記本体部を取付ける取付ステップと、
    前記封止部よりも硬度が小さく、前記通気経路を介した気体の流れを抑制する治具を前記本体部に設置する設置ステップと、
    前記筐体内に気体を充填する充填ステップと、
    を備える検査方法。
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