JP2018036189A - キャリブレーション装置およびキャリブレーション方法 - Google Patents

キャリブレーション装置およびキャリブレーション方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マーカーの設置のために専用の機器を用いる必要がなく、かつ、従来方法と比較して少ない工程でマーカーの位置を計算することのできるキャリブレーション方法を提供する。
【解決手段】車両基準座標系で座標が既知の複数の車両基準点と、剛体基準座標系で座標が既知の複数の剛体基準点と、の組合せからなる2点間の距離のそれぞれの測定値から、車両基準座標系における複数の剛体基準点の座標を算出する座標算出部(12,14)と、撮像画像に含まれる複数の剛体基準点の画像上座標の位置と、車両基準座標系における複数の剛体基準点の座標との対応関係から、相対姿勢および原点の相対位置をキャリブレーションパラメータとして算出するパラメータ算出部(15〜17)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されたカメラをキャリブレーション対象としたキャリブレーション装置およびキャリブレーション方法に関するものである。
近年、車両周辺を撮影する目的で、車両に取り付けられるカメラ・センサが増えている。これらカメラやセンサにより周辺の障害物などが検知されると、車両を制御するコントローラは、移動中の車両に緊急ブレーキを掛けることができる。
また、コントローラは、これらカメラやセンサを介して取得した車両周辺の複数画像を合成して、ユーザーにその画像を提供することができる。その際、正確に周辺の障害物を検知するためには、あるいは車両周辺の滑らかな合成画像を得るためには、カメラまたはセンサと、車両との位置・姿勢関係を正確に測定しておく必要がある。
上述した測定の方法をキャリブレーション方法という。このようなキャリブレーション方法は、車両にカメラ、およびセンサを取り付ける際には、不可欠な方法である。
車両用のカメラ、センサの位置・姿勢を実際にキャリブレーションする際には、コントローラは、まず、地面や壁に設置したマーカーを該当センサで取得する。そして、コントローラは、センサとマーカーの相対位置、およびマーカーと車両の相対位置とから、センサが車両に対してどのような位置・姿勢で設置されているのかを測定する(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−89984号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
一般に、カメラやセンサのキャリブレーション方法では、精密にカメラ・センサと車両との位置関係を測定するために、車両に対して既知の位置・姿勢で正確にマーカーを設置する必要がある。
すなわち、従来のキャリブレーション方法では、自車両からの相対位置・姿勢があらかじめ分かっている場所に、ターゲットとなるマーカーを正確に配置する必要がある。このため、車両を中心とした正確な座標軸、またはそれに準じる直交パターンを、水糸などを使用して地面に描画する必要があった。
一例として、「自車両の先端中央の地面上の点を原点とし、車両進行方向を軸の一つとするような車両座標系において、車両前方2m、左舷方向1mの場所に自車両と傾きが同一になるようにターゲットマーカーを配置する」場合における従来のキャリブレーション方法について、おおまかに説明する。従来のキャリブレーション方法では、以下の手順1〜手順4の工程を踏む必要があった。
(手順1)初めに、車両先端中央の地面上の点および車両後端中央の地面上の点を、下げ振りを用いてマークする。
(手順2)次に、それら2点を通り、かつ、車両の下を通る直線を、水糸を用いて引き、この直線を車両進行方向の軸とする。
(手順3)次に、車両先端中央の点から2m前方の点を巻尺で測り、そこから車両進行方向の軸と直交する直線を、水糸を用いて引く。
(手順4)そして、最後に、直交する直線において、車両進行方向の軸から左方向に1mの点の場所に、ターゲットのマーカーを設置する。
ここで、手順3において直交する直線パターンを引くためには、墨出し器を用いる方法、あるいはコンパスを用いて作図する方法などを適用する必要がある。しかしながら、前者においては、専用の高価な機器が必要となり、後者においては、作業が煩雑で、作業員のミスにより不正確な作図をしてしまうおそれがある、といった課題があった。
上述した一例では、あらかじめマーカーが設置されていない、ディーラー等にて行う再調整のためのキャリブレーションについて説明した。しかしながら、あらかじめマーカーが設置されている工場などでのキャリブレーションにおいても、自車両とマーカーとの相対位置・姿勢を、例えば、約1cm以下の精度で精密に定めることは、困難を要する。
ここで、工場内で、作業員が、車両をキャリブレーション作業空間に運転して持ち込む場合を考える。この場合、車両を決められた位置に1°の角度も付けずに停車することは、相当に熟練した作業員でも大変難しい。また、車両を定位置に停めるための輪止め等の器具があったとしても、1cmもずれずに停車できるような精度が保障されない場合が多い。
本発明は、上記のような課題を解決するために行われたものであって、マーカーの設置のために専用の機器を用いる必要がなく、かつ、従来方法と比較して少ない工程でマーカーの位置を計算することのできるキャリブレーション装置およびキャリブレーション方法を提供することを目的とする。
本発明に係るキャリブレーション装置は、地面に置かれた剛体と車両との相対位置・姿勢を測定するキャリブレーション装置であって、地面に軸の2つと原点が含まれ、車両の停止位置に応じて規定される車両基準座標系で座標が既知の複数の車両基準点と、地面に軸の2つと原点が含まれ、地面に設置された剛体であるマーカーの設置位置により規定される剛体基準座標系で座標が既知の複数の剛体基準点とに基づいて、複数の車両基準点の1点と複数の剛体基準点の1点との組合せからなる2点間の距離のそれぞれの測定値を、作業員による入力操作に基づいて受け付ける測定距離入力装置と、車両に搭載されたキャリブレーション対象であるカメラにより撮像されたマーカーを含む撮像画像と、それぞれの測定値に基づいて、車両基準座標系における剛体基準座標系の相対姿勢および原点の相対位置をキャリブレーションパラメータとして算出するキャリブレーションパラメータ計算装置とを備え、キャリブレーションパラメータ計算装置は、それぞれの測定値から、車両基準座標系における複数の剛体基準点の座標を算出する座標算出部と、撮像画像に含まれる複数の剛体基準点の画像上座標の位置と、車両基準座標系における複数の剛体基準点の座標との対応関係から、相対姿勢および原点の相対位置をキャリブレーションパラメータとして算出するパラメータ算出部とを備えるものである。
また、本発明に係るキャリブレーション方法は、地面に置かれた剛体と車両との相対位置・姿勢を測定するキャリブレーション方法であって、地面に軸の2つと原点が含まれ、地面に設置された剛体であるマーカーの設置位置により規定される剛体基準座標系で座標が既知の複数の剛体基準点について、複数の剛体基準点のそれぞれの座標をあらかじめ記憶部に記憶させる第1ステップと、地面に軸の2つと原点が含まれ、車両の停止位置に応じて規定される車両基準座標系で座標が既知の複数の車両基準点と、複数の剛体基準点とに基づいて、複数の車両基準点の1点と複数の剛体基準点の1点との組合せからなる2点間の距離のそれぞれの測定値を、作業員による入力操作に基づいて測定距離入力装置を介して受け付ける第2ステップと、車両に搭載されたキャリブレーション対象であるカメラにより撮像されたマーカーを含む撮像画像を取り込む第3ステップと、それぞれの測定値から、車両基準座標系における複数の剛体基準点の座標を算出する第4ステップと、撮像画像に含まれる複数の剛体基準点の画像上座標の位置と、記憶部に記憶された剛体基準座標系における複数の剛体基準点の座標との対応関係から、車両基準座標系における剛体基準座標系の相対姿勢および原点の相対位置をキャリブレーションパラメータとして算出する第5ステップとを有するものである。
本発明は、車両基準座標系における複数の車両基準点と剛体基準座標系における複数の剛体基準点との組合せからなる2点間の距離のそれぞれの測定値に基づいて、車両基準座標系における複数の剛体基準点の座標を算出し、車両に搭載されたカメラによる撮像画像に含まれる複数の剛体基準点の画像上座標の位置と、車両基準座標系における複数の剛体基準点の座標との対応関係から、カメラの相対姿勢および原点の相対位置をキャリブレーションパラメータとして算出する構成を備えている。この結果、マーカーの設置のために専用の機器を用いる必要がなく、かつ、従来方法と比較して少ない工程でマーカーの位置を計算することのできるキャリブレーション装置およびキャリブレーション方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係るキャリブレーション方法を実行するキャリブレーション装置のブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るキャリブレーション装置により実行されるキャリブレーションパラメータ算出の概要を説明するための外観図である。 本発明の実施の形態1における車両座標系を示す説明図である。 本発明の実施の形態1における測定距離入力装置の画面構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係るキャリブレーション方法の一連の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における三辺測量計算部において実行される三辺測量法の説明図である。 本発明の実施の形態1の手順B4による車両基準座標系での点R0の座標の求め方を示した説明図である。 本発明の実施の形態1の手順B8によるキャリブレーションパラメータの求め方を示した説明図である。 本発明の実施の形態1において、3次元座標系の点を2次元平面上の点に置き換える手法を示した説明図である。 本発明の実施の形態2に係るキャリブレーション装置により実行されるキャリブレーションパラメータ算出の概要を説明するための外観図である。 本発明の実施の形態2に係るキャリブレーション方法の一連の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明のキャリブレーション装置およびキャリブレーション方法の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るキャリブレーション方法を実行するキャリブレーション装置のブロック図である。また、図2は、本発明の実施の形態1に係るキャリブレーション装置により実行されるキャリブレーションパラメータ算出の概要を説明するための外観図である。図1、図2においては、キャリブレーションパラメータ計算装置10とともに、測定距離入力装置20および画像入力装置30が示されている。
測定距離入力装置20は、作業員が測定距離の数値を入力するためのキーボード21と、入力した数値を表示するための画面22とを有して構成される。
画像入力装置30は、詳細は図示を省略しているが、レンズ、撮像素子、および歪み補正部を有して構成され、車両1に搭載されている。以下では、画像入力装置30のことを単に「カメラ30」と称して説明する。そして、カメラ30は、キャリブレーションを行うために地面に設置されたターゲットマーカー31を撮像する。
以下では、ターゲットマーカー31のことを、単に「マーカー31」と称し、マーカー31を含む画像としてカメラ30により撮像された画像を、「マーカー画像」と称して説明する。
図1に示したキャリブレーションパラメータ計算装置10は、測定距離入力装置20を介して作業員により入力された距離データと、カメラ30により撮像されたマーカー画像とに基づいて、マーカー31に対するカメラ30の相対位置、相対姿勢をキャリブレーションパラメータとして計算する。そこで、次に、このようなキャリブレーションパラメータの算出演算処理を行うキャリブレーションパラメータ計算装置10の内部構成について、詳細に説明する。
図1に示した本実施の形態1におけるキャリブレーションパラメータ計算装置10は、マーカー形状パラメータ記憶部11、三辺測量計算部12、誤入力判定部13、車両基準マーカー相対位置計算部14、車両基準カメラ相対位置計算部15、マーカー位置検出部16、およびキャリブレーションパラメータ記憶部17を備えて構成されている。
ここで、キャリブレーションパラメータ計算装置10内の車両基準カメラ相対位置計算部15は、パラメータ算出部に相当する。また、キャリブレーションパラメータ計算装置10内のマーカー形状パラメータ記憶部11、三辺測量計算部12、車両基準マーカー相対位置計算部14、車両基準カメラ相対位置計算部15、マーカー位置検出部16、およびキャリブレーションパラメータ記憶部17は、座標算出部に相当する。
マーカー形状パラメータ記憶部11は、マーカー31の形状についての情報が、あらかじめ記憶されている。このような情報の具体例としては、マーカー31に含まれる特徴点の色、形状、配置等の特徴点情報、マーカー31の外形情報などが挙げられる。
図2では、外径が長方形のマーカー31の内部に、黒丸で記載された15個の特徴点が配置され、外形の右上部が点Mとして、右下部が点Mとして示されている。さらに、図2では、車両1上の特定の2点から垂直に地面に下ろしたそれぞれの点を点V、点Vとして示している。
このような点M、点M、点V、点Vの4点の配置から、作業員は、距離M、距離M、距離M、距離Mの4つの距離を実測する。そして、作業員は、実測した4つの距離を、測定距離入力装置20を介して入力する。
三辺測量計算部12は、測定距離入力装置20から入力された4つの距離の数値から、三辺測量の公式を用いて、点V基準の点M、Mの座標を計算する。誤入力判定部および車両基準マーカー相対位置計算部へ出力する。
誤入力判定部13は、三辺測量計算部12によって点V基準で計算された点M、Mの座標を、マーカー形状パラメータ記憶部11にあらかじめ記憶されたマーカー31の外形情報と比較し、作業員によって入力された測定距離が妥当であるか否かを判定し、測定距離入力装置20にその判定結果を送る。
三辺測量計算部12による三辺測量、および誤入力判定部13による判定処理の詳細については、図および数式を用いて後述する。
なお、作業員は、誤入力判定部13によりNG判定されたことを測定距離入力装置20に表示される判定結果により知った場合には、距離M、距離M、距離M、距離Mを再入力する必要がある。
車両基準マーカー相対位置計算部14は、三辺測量計算部12によって点V基準で計算された点M、Mの座標、およびマーカー形状パラメータ記憶部11にあらかじめ記憶されたマーカー31の外形情報および特徴点情報から、マーカーに31含まれる特徴点群の車両座標系における座標を計算し、車両基準カメラ相対位置計算部15へ送る。
ここで、図3は、本発明の実施の形態1における車両座標系を示す説明図である。自車両1の前方中央端点を地面上に垂直に降ろした点を原点Oとし、直進方向をz軸、右方向をx軸、地中方向をy軸として規定される座標系が、本発明における車両座標系に相当する。
マーカー位置検出部16は、画像入力装置30から受け取ったマーカー画像から、マーカー31上の特徴点群の位置を検出して、その画像上での座標を車両基準カメラ相対位置計算部15へ送る。
車両基準カメラ相対位置計算部15は、マーカー位置検出部から受け取った画像上でのマーカー内特徴点位置の座標と、車両基準マーカー相対位置計算部14から受け取った車両座標系でのマーカー内特徴点位置の座標から、車両座標系におけるカメラの位置・姿勢を計算する。
そして、車両基準カメラ相対位置計算部15は、車両座標系におけるカメラの位置・姿勢をキャリブレーションパラメータ記憶部17に記憶させる。この結果、キャリブレーションパラメータ記憶部17は、車両基準カメラ相対位置計算部15で算出されたカメラの位置・姿勢に関するキャリブレーションパラメータを、ROMへ保存することができる。
次に、本実施の形態1においてキャリブレーションを実施する際の作業手順を、順に説明する。
キャリブレーション作業は、凹凸のない水平な地面上で行うこととする。また、作業空間は、キャリブレーション対象カメラの数、画角に応じたマーカー31の大きさ、配置によって、適切に確保されるものとする。
ターゲットマーカー31は、既知のパターンの複数の特徴点を有している。具体的には、カメラの位置・姿勢計算をするために、複数の特徴点が設けられている。キャリブレーション対象のカメラ30にマーカー31の全体が撮影されるように、マーカー31は、大まかな位置は決めて配置する必要があるが、正確な位置は、未知の状態でよい。
ここで、マーカー31に含まれる複数の特徴点が、どの位置に何点存在するかの特徴点情報、およびマーカー31の外形情報は、あらかじめ既知とする。本実施の形態1では、後の画像処理においてマーカー31の特徴点群の位置を自動処理で検出しやすいようにするために、黒く塗りつぶされた円形として構成された各特徴点を、マーカー31上に規則的に配置した。
また、自車両1に近い方のマーカー31の外側の角2点を点M、点Mとする。また、車両1の特定の2点から地面上に垂直に下ろした2点を点V、点Vとする。なお、点V、点Vの車両座標系における座標位置は、あらかじめ測定しておき既知とする。本実施の形態1では、左右ヘッドライトの端を基準として地面に垂直に降ろした点を、V、Vとした。
図4は、本発明の実施の形態1における測定距離入力装置20の画面構成を示す説明図である。画面22は、測定した距離を入力するための入力部22a、誤入力判定部13で判定された、入力した距離の数値が妥当か否かの判定結果および誤差を表示する出力部22b、およびカメラ映像を表示する表示部22cで構成されている。
表示部22cには、カメラ30から入力されたカメラ映像が出力される。従って、作業員は、設置したマーカー31がカメラ撮像範囲に収まっているか否かを、表示部22cに表示されたカメラ画像から確認できる。
さらに、測定距離入力装置20は、マーカー位置検出部16で検出したマーカーの位置である点M、点Mから、測定対象である点V、点Vまでの4つの距離が、画像上でどの位置に当たるのかを、入力部22aの入力項目に応じて、表示部22c内に重畳してアイコンを表示させる機能を有している。この機能により、作業員は、入力項目に対応する部分がどの距離に相当するかを、視覚的に容易に確認することができる。
また、撮像画像にオーバーラップさせてアイコンを表示部22cに表示させる際には、カメラ画像内のマーカー位置を画像処理により検出することで、検出結果に応じてアイコンの表示位置を正確な位置に修正することができる。すなわち、自車両1の停止位置、あるいはカメラ30の設置状態によらず、アイコンの表示位置を正確な位置に修正することができる。
さらに、キャリブレーションパラメータから複数カメラを用いた合成映像を作成するようなアプリケーションを持つ場合には、測定距離入力装置20は、キャリブレーション計算結果を反映した合成映像を表示部22cに表示させることで、映像品質を確認できるようにしてもよい。
次に、図1〜図4を用いて上述した内容を踏まえ、本実施の形態1におけるキャリブレーション方法について、具体的な手順に沿って説明する。図5は、本発明の実施の形態1に係るキャリブレーション方法の一連の処理手順を示すフローチャートである。
まず始めに、ステップS501において、作業員は、複数の特徴点を持つマーカー31を、カメラ30による撮影範囲内になるように、地面に設置する。
この時、マーカー31の位置と、自車両1の相対位置は、まだ正確に分からなくてよい。ただし、カメラ30により撮像された画像によるキャリブレーション計算精度を安定させるために、マーカー31をおおまかにどの位置に設置するかは、あらかじめ定めておく。本実施の形態1において、マーカー31は、自車両1の前方の地面上であって、かつ、カメラ30の画角の広い範囲内で撮影されるような位置に配置する。
次に、ステップS502において、作業員は、車両1に搭載されたキャリブレーション対象であるカメラ30の実際の撮像範囲内にマーカー31が入るように、車両1を移動させる。この際に、作業員は、測定距離入力装置20の表示部22cに表示される撮像画像を参照しながら、車両1の停止位置を決定することができる。
次に、ステップS503において、作業員は、車両1の特定の2点から地面上に垂直に下ろした2点を、サインペンなどでマークする。この際、下げ振りなどの道具を用いると正確に求められる。この2点が、先の図2中で示した点V、点Vである。
なお、点V、点Vは、後に点間の距離を測る際に作業しやすいように、点V、点Vとマーカーの点M、点Mとの間に、自車両1のタイヤといったような余計な障害物がないように、それぞれの位置を設定するのがよい。
また、本実施の形態1では、後の計算を簡素化するために、点V、点Vの位置は、それらを結んだ直線Vが車両座標系のx軸に平行になるように設定した。
次に、ステップS504において、作業員は、巻尺などを用いて、マーカー上の点M、点Mと、車体上の点V、点Vの間の距離を測定する。具体的に測定する距離は、先の図2中に示したように、M間、M間、M間、M間の4距離である。
次に、ステップS505において、作業員は、これら測定した4距離の数値を、測定距離入力装置20を介して入力する。具体的には、作業員は、先の図4中に示した入力部22aのそれぞれの項目に対応して数値設定を行うことで、4距離の測定結果を入力する。
次に、ステップS506において、キャリブレーションパラメータ計算装置10内の三辺測量計算部12は、測定距離入力装置20を介して入力された4距離の数値から、点Vを基準とした点M、点Mの座標を計算する。図6は、本発明の実施の形態1における三辺測量計算部12において実行される三辺測量法の説明図である。なお、この図6では、点Mの座標を計算する場合を例示している。
具体的には、三辺測量計算部12は、図6に示すような車両座標系における点Mから、直線Vに垂直に降ろした点Hについて、距離VHおよび距離MHを、三辺測量を利用した下式(1)、(2)を用いて求める。
Figure 2018036189
このようにして求めた距離VHと距離MHとは、点Vを原点として直線Vをx軸とした際の、点Mのx座標,z座標の値である。また、三辺測量計算部12は、同様の方法を用いて、点Mの座標値も計算する。
次に、ステップS507において、誤入力判定部13は、三辺測量計算部12で求めた点M、点Mの座標を用いて、距離Mを計算する。さらに、誤入力判定部13は、マーカー形状パラメータ記憶部11からマーカー31の外形の一部である距離Mの設計値を読み出す。計算値である距離Mと識別するために、以下の説明では、この距離Mの設計値のことを、距離M2truthと称することとする。
そして、誤入力判定部13は、計算値である距離Mと設計値である距離M2truthと、特定の閾値θとを用いて、距離Mが妥当な値か否かを、下式(3)が真であるか否かによって判定する。
Figure 2018036189
誤入力判定部13により上式(3)が真であると判定された場合には、先のステップS505で実施した作業員による測定値の入力が妥当であることとなる。そこで、ステップS508による車両基準カメラ相対位置計算部の処理に移行する。
一方、誤入力判定部13により上式(3)が偽であると判定された場合には、先のステップS505で実施した作業員による測定値の入力が妥当でないこととなる。そこで、先の図4で示したように、測定距離入力装置20の出力部22bを介して、その旨および誤差の値を作業員へ通知するとともに、ステップS505の処理に戻り、作業員による再測定、再入力処理を促す。
なお、距離Mと距離M2truthとの差は、巻尺で正しく測定すれば約1cm以下に収まると考えられる。そこで、本実施の形態1では、上式(3)で用いる特定の閾値θの値は、一例として2cmとする。
次に、ステップS508に進んだ場合には、車両基準マーカー相対位置計算部14は、三辺測量計算部12で求めた点V基準の点Mおよび点Mの座標を、車両座標基準の座標に変換する。前述したように、本実施の形態1においては、点V、Vは、直線Vが車両座標のx軸に平行になるように設定している。このため、車両基準マーカー相対位置計算部14による座標変換は、点V基準の座標に、車両座標基準の点Vの座標値を加算するだけでよい。
もちろん、直線Vが車両座標系に対して平行あるいは垂直にならないように定めることも可能である。ただし、その場合には、座標変換に回転が加わるため、余計な演算処理がかかることとなる。
また、点V、点Vが地面上ではなく、y軸成分を持つような3次元上の任意の点を指定しても、車両座標系の座標M、Mを求めることは可能である。ただし、その場合には、3次元の座標変換を行う必要があるため、3次元の回転行列を計算する演算処理が必要である。
さらに、3次元上の任意の点を指定する場合には、距離Mなどを測定する際に多少の難しさが生じる。具体的には、地面上ではなく、空中の距離を測定する必要があるため、巻尺がたるむなどの誤測定のリスクが高まることとなる。
次に、ステップS509において、作業員は、カメラ30を用いて、所望のタイミングでマーカー31を含む画像を静止画として撮影する。なお、撮影の際には、画像入力装置であるカメラ30と、設置したマーカー31との間に、マーカー31の全景を撮影することを妨げる障害物があってはならない。
次に、ステップS510において、マーカー位置検出部16は、カメラ30を介して得られた画像中から、マーカー31に含まれる特徴点を画像処理によって見つけ出し、それらの座標を出力する。
本実施の形態1では、マーカー31に含まれている複数の特徴点は、先の図2に示したように、規則的に並んだ黒点としている。従って、マーカー位置検出部16は、複数の黒点の各々の重心位置を各々の特徴点の座標として出力する。このとき、カメラ30は、歪み補正部を有しており、カメラ30のレンズに歪みがある場合には、歪み補正を施した画像を出力することができる。
また、マーカー31の特徴点の座標を特定するに当たっては、画像処理を用いる代わりに、入力画像表示装置と座標指定装置を設けて、作業員が画面を見て特徴点の位置を指定するようにしてもよい。
次に、ステップS511において、車両基準カメラ相対位置計算部15は、ステップS510においてマーカー位置検出部16で検出した画像上のマーカー内特徴点位置と、ステップS508において車両基準マーカー相対位置計算部14で計算した車両座標系でのマーカー内特徴点位置との対比から、車両座標系におけるカメラ30の位置・姿勢を計算する。
具体的には、車両基準カメラ相対位置計算部15は、特徴点群の、画像上座標と車両座標系での座標との対応から連立方程式を立てることができ、その誤差を最小にするように、カメラ30の位置・姿勢を計算する。
さらに、車両基準カメラ相対位置計算部15は、計算したカメラの位置・姿勢をカメラの外部キャリブレーションパラメータとして、キャリブレーションパラメータ記憶部17に保存し、一連処理を終了する。
上述したキャリブレーション方法を整理すると、以下のような手順A1〜A9となる。
(手順A1)マーカー31を地面に置かれた剛体とすると、剛体基準座標系で座標かあらかじめ分かっている2点M、Mを定める。
(手順A2)車両1上の特定の2点から垂直に地面に下ろしたそれぞれの点を点V、点Vとして定める。
(手順A3)点M、点Mと点V、点Vとに基づいて、2点間の計4種類の距離M、M、M、Mを実測する。
(手順A4)地面上の直線Vを車両座標系のx軸に平行になるように設定し、点Vを基準として、手順A3で得られた実測値から三辺測量を用いて点M、点Mの座標を求める。
(手順A5)手順A4により求めた点M、点Mの座標値から距離Mを算出し、計算値とする。また、剛体基準座標系の座標値から距離Mを算出し、設計値とする。
(手順A6)計算値が設計値に対して許容閾値以内の差に収まっていない場合には、手順A3に戻り、実測をやり直す。一方、計算値が設計値に対して許容閾値以内の差に収まっている場合には、次の手順A7に進む。
(手順A7)手順A4により求めたV基準の2点M、Mの座標を車両座標系の座標に変換し、さらに、車両座標系でのマーカー内特徴点群の座標を求める。
(手順A8)車両1に搭載されたカメラ30でマーカーの静止画を撮像し、静止画からマーカー内特徴点群の画像上での位置を画像上座標として検出する。
(手順A9)マーカー内特徴点群に関して、手順A8で検出した画像上座標を、手順A7で求めた車両座標系での座標に一致させるようにして、車両座標系におけるカメラ30の位置、姿勢を計算し、キャリブレーションパラメータとして記憶部に記憶させる。
なお、上述した手順A1〜A9は、計算を簡素化するために、以下のような制約を設けていた。
(制約1)車両に関する2点について
三辺測量を用いて点M、点Mの座標を求める際に、いずれも、点V、点Vに対する座標値として求めていた。しかしながら、点M、点Mのいずれか一方の座標値を点V、点Vに対する座標値として求め、他方の座標値を点V、点Vとは異なる2点に対する座標値として求めることも可能である。
(制約2)直線Vの方向について
直線Vを車両座標系のx軸に平行になるように設定したが、必ずしもx軸と平行にする必要はない。
(制約3)マーカー内の特徴点群について
手順A7〜手順A9では、マーカー内の特徴点群に関する画像上座標と車両座標系での座標との位置合わせを行うことで、キャリブレーションパラメータを求めていたが、必ずしもマーカー内の特徴点群を用いる必要はない。マーカー内の特徴点群は用いずに、剛体に関する2点M、Mに関する画像上座標と車両座標系での座標との位置合わせを行うことでも、キャリブレーションパラメータを求めることが可能である。
そこで、以上のような制約1〜3を設けない場合の一般的な手順を、以下に手順B1〜B9として示す。以下の説明では、剛体基準座標系で座標かあらかじめ分かっている2点をR0、R1とし、車両基準座標系として規定される2組の点をV0、V1、およびV2、V3として説明する。ここで、点R0、R1は、複数の剛体基準点を構成する点に相当し、点V0、V1、V2、V3は、複数の車両基準点を構成する点に相当する。
(手順B1)マーカー31を地面に置かれた剛体とすると、剛体基準座標系で座標かあらかじめ分かっている2点R0、R0を定める。
(手順B2)車両1上の特定の2点から垂直に地面に下ろしたそれぞれの点を点V0、点V1として定める。さらに、車両1上の別の特定の2点から垂直に地面に下ろしたそれぞれの点を点V2、点V3として定める。
(手順B3)点R0と点V0、点V1とに基づいて、2点間の2種類の距離R0V0、R0V1を実測する。同様に、点R1と点V2、点V3とに基づいて、2点間の2種類の距離R1V2、R1V3を実測する。
(手順B4)V0を原点として、直線V0V1を軸の1つとするV0基準座標系において、手順B3で得られた実測値から三辺測量を用いて点R0の座標を求め、(R0x_V0、R0y_V0)とする。同様に、V2を原点として、直線V2V3を軸の1つとするV2基準座標系において、手順B3で得られた実測値から三辺測量を用いて点R1の座標を求め、(R1x_V0、R1y_V0)とする。
さらに、求まった座標(R0x_V0、R0y_V0)および座標(R1x_V0、R1y_V0)を、共通の原点を有する車両基準座標系の座標に変換し、座標(R0x_true、R0y_true)および座標(R1x_true、R1y_true)として求める。
ここで、手順B4について、図および数式を用いて詳細に説明する。図7は、本発明の実施の形態1の手順B4による車両基準座標系での点R0の座標の求め方を示した説明図である。ここで、V0基準座標系におけるV0、V1のそれぞれの値を、
V0=(V0、V0
V1=(V1、V1
とする。
V0を原点とするV0基準座標系と、Oを原点とする車両座標系との角度αv0は、下式(4)で求まる。
Figure 2018036189
そして、車両基準座標系での点R0の座標R0trueは、下式(5)により求めることができる。
Figure 2018036189
同様にして、車両基準座標系での点R1の座標R1trueを求めることができる。
(手順B5)手順B4により求めた点R0、点R1の座標値から距離R0R1を算出し、計算値とする。また、マーカー形状パラメータ記憶部11にあらかじめ記憶された剛体基準座標系におけるマーカー31関連の座標値から距離R0R1を算出し、設計値とする。
(手順B6)計算値が設計値に対して許容閾値以内の差に収まっていない場合には、手順B3に戻り、実測をやり直す。一方、計算値が設計値に対して許容閾値以内の差に収まっている場合には、次の手順B7に進む。
(手順B7)車両1に搭載されたカメラ30でマーカーの静止画を撮像し、静止画からマーカーのR0およびR1の位置を画像上座標として検出する。
(手順B8)2点R0、R1に関して、手順B7で検出した画像上座標を、手順B4で求めた車両座標系での座標に一致させるようにして、車両座標系におけるカメラ30の位置、姿勢を計算し、キャリブレーションパラメータとしてキャリブレーションパラメータ記憶部17に記憶させる。
ここで、手順B8について、図および数式を用いて詳細に説明する。図8は、本発明の実施の形態1の手順B8によるキャリブレーションパラメータの求め方を示した説明図である。ここで、画像上座標におけるR0、R1のそれぞれの値を、
R0=(R0x_R、R0y_R
R1=(R1x_R、R1y_R
とする。
を原点とする画像上座標と、Oを原点とする車両座標系との角度に相当する相対姿勢αは、下式(6)で求まる。
Figure 2018036189
さらに、原点Oの相対位置は、下式(7)により求めることができる。
Figure 2018036189
この結果、車両基準カメラ相対位置計算部15は、相対姿勢αと、原点Oの相対位置を、キャリブレーションパラメータとして求めることができる。
なお、上述した手順B1および手順B2は、計算を簡素化するために、点R0、点R1、点V0〜点V3をいずれも地面上と同一の平面内の点として規定していた。しかしながら、本発明は、これらの点を地面よりも上側の、3次元座標系の点として規定することもできる。このような場合には、3次元座標系で規定された点を地面上の2次元平面上の点に置き換えることで、上述した手順B1、B2に対応した座標値を算出することが可能である。
図9は、本発明の実施の形態1において、3次元座標系の点を2次元平面上の点に置き換える手法を示した説明図である。この図9では、点R0が地面からの高さR0heightで規定され、点V0が地面からの高さV0heightで規定されている。さらに、R0は、点R0を垂直に地面に下ろすことで規定される点であり、V0は、点V0を垂直に地面に下ろすことで規定される点である。
そして、図9の横軸は、地平面において、点R0と点V0を結ぶ直線を含む軸であり、縦軸は、高さ方向としたものである。
R0−V0間の距離は、実測値として求められる。また、R0−V0間の高さ方向の距離は、
R0height−V0height
により求めることができる。従って、R0−V0間の横軸方向の距離、すなわち、R0−V0間の距離は、三平方の定理より、
√((R0V0)−(R0height−V0height)によって求めることができる。
同様にして、その他の2点間の地平面上の距離も、三平方の定理を利用して算出することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、車両に対するマーカーの設置位置を、車両基準座標系の2点と剛体基準座標系の2点の組合せによる4つの距離の計測値により規定することで、容易にかつ簡潔に、車両に搭載されたカメラのキャリブレーションパラメータを演算処理によって求めることが可能となる。
より具体的には、三辺測量法を使用することにより、車両とマーカーの位置相対関係を、4つの距離を測定することで求めることが可能となる。さらに、地面上の距離を測るのみなので、3次元測定器や墨出し器などの特殊な機器を使うことなく、下げ振りと巻尺一本で素早く簡単にキャリブレーション作業を行うことができる。
また、車両基準座標系の2点を結んだ直線が車両座標系の1つの軸と平行となるように、この2点を設定することで、平行移動処理のみで座標変換を行うことが可能となる。従って、浮動小数点演算を用いる必要がなく、三角関数の計算が近似計算になるおそれがないため、座標変換の演算精度を向上させることができる。
また、図9を用いて説明したように、地面上の点ではなく、3次元的な高さを持った点を採用した場合にも、三平方の定理を使用して地面上の点に換算することで、キャリブレーションパラメータを求めることが可能である。
また、剛体基準座標系における距離の設計値と、車両基準座標系における距離の計算値の差の絶対値が、特定の閾値以内に収まっているか否かを判定する構成を備えている。さらに、判定結果を表示する構成、および撮像画像にオーバーラップさせて測定箇所をアイコン表示させる構成を備えている。
従って、作業員は、測定ミス、あるいは入力ミスを確実に見つけ出すことができるとともに、表示されるガイダンスに従って正確な測定データを入力でき、このような正確な測定データに基づくキャリブレーションパラメータの算出が可能となる。
なお、先の図4に示したように、撮像画像にオーバーラップさせてアイコンを表示部22cに表示させる際には、撮像画像内のマーカー位置を画像処理により検出することで、検出結果に応じてアイコンの表示位置を正確な位置に修正することができる。すなわち、自車両の停止位置、あるいはカメラの設置状態によらず、アイコンの表示位置を正確な位置に修正することができる。
この結果、実施の形態1によれば、マーカーの設置のために専用の機器を用いる必要がなく、かつ、従来方法と比較して少ない工程で、キャリブレーションパラメータを高精度に求めることのできるキャリブレーション方法を実現できる。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、自車両1に対するマーカー31の2点が地面上に2次元的に配置される場合のキャリブレーションパラメータの算出方法について説明した。これに対して、本実施の形態2では、自車両1に対するマーカー31の3点が3次元的に配置される場合のキャリブレーションパラメータの算出方法について説明する。
図10は、本発明の実施の形態2に係るキャリブレーション装置により実行されるキャリブレーションパラメータ算出の概要を説明するための外観図である。この図10は、自車両1に対するマーカー31の配置が3次元的であるような場合の例を表す図である。
このような場合、マーカー31が地面に対して完全に垂直に立っていることなどが前提にあれば、マーカーが地面に接している部分に対して先の実施の形態1のような方法を実施することで、マーカー31の自車両1に対する相対位置を求めることができる。
しかしながら、このような前提がない場合、すなわち、マーカー31が地面に対して完全に垂直に立っているか分からない場合、あるいは、マーカー31が地面に接していない場合には、マーカー31の3次元的な相対位置・姿勢を求めることが必要になる。そこで、本実施の形態2では、先の実施の形態1の手法を3次元に拡張した形態について説明する。
図11は、本発明の実施の形態2に係るキャリブレーション方法の一連の処理手順を示すフローチャートである。ここでは、先の実施の形態1における図5のフローチャートとの相違点を中心に説明する。
まず始めに、ステップS1101において、作業員は、複数の特徴点を持つマーカー31を、カメラ30による撮影範囲内になるように、地面に設置する。
この時、マーカー31の位置と、自車両1の相対位置は、まだ正確に分からなくてよい。ただし、カメラ30により撮像された画像によるキャリブレーション計算精度を安定させるために、マーカー31をおおまかにどの位置に設置するかは、あらかじめ定めておく。なお、本実施の形態2において、マーカー31は、先の実施の形態1と異なり、自車両1の前方の地面上に設置する必要はない。
次に、ステップS1102において、作業員は、車両1に搭載されたキャリブレーション対象であるカメラ30の実際の撮像範囲内にマーカー31が入るように、車両1を移動させる。この際に、作業員は、測定距離入力装置20の表示部22cに表示される撮像画像を参照しながら、車両1の停止位置を決定することができる。
次に、ステップS1103において、作業員は、車両1の特定の3点として、点V、点V、点Vを設定する。なお、本実施の形態2における特定の3点は、先の実施の形態1と異なり、必ずしも地面上に設定する必要はない。
次に、ステップS1104において、作業員は、巻尺などを用いて、マーカー上の点M、点M、点Mと、車体上の点V、点V、点Vの間の距離を測定する。具体的に測定する距離は、M間、M間、M間、M間、M間、M間、M間、M間、M間の9距離である。なお、図10では、M間、M間、M間の3距離のみを例示している。
次に、ステップS1105において、作業員は、これら測定した9距離の数値を、測定距離入力装置20を介して入力する。具体的には、作業員は、入力部22aの9項目のそれぞれに対応して数値設定を行うことで、9距離の測定結果を入力する。
次に、ステップS1106において、キャリブレーションパラメータ計算装置10内の三辺測量計算部12は、測定距離入力装置20から入力されてきた9距離の数値から、点Vを基準とした点M、点M、点Mの座標を計算する。
先の実施の形態1では、三角形の3辺の長さから三角形が一意に求まることを利用して、三辺測量にてV基準のM、Mの座標を計算した。これに対して、本実施の形態2では、三角錐の6辺の長さから三角錐が一意に求まることを利用して、V基準のM、M、Mの座標を計算する。
次に、ステップS1107において、誤入力判定部13は、三辺測量計算部12で求めた点M、点M、点Mの座標を用いて、距離M、距離M、距離Mを計算する。さらに、誤入力判定部13は、マーカー形状パラメータ記憶部11からマーカー31の外形の一部である距離M、距離M、距離Mの設計値を読み出す。
なお、計算値である距離M、距離M、距離Mと識別するために、以下の説明では、この距離M、距離M、距離Mの設計値のことを、それぞれ、距離M2truth、距離M3truth、距離M3truthと称することとする。
そして、誤入力判定部13は、対応する計算値と設計値の差分が特定の閾値θに収まっているか否かを判定する。
誤入力判定部13により誤入力がないと判定された場合には先のステップS1105で実施した作業員による測定値の入力が妥当であることとなる。そこで、ステップS1108による車両基準カメラ相対位置計算部の処理に移行する。
一方、誤入力判定部13により誤入力があると判定された場合には、先のステップS1105で実施した作業員による測定値の入力が妥当でないこととなる。そこで、先の図4で示したように、測定距離入力装置20の出力部22bを介して、その旨および誤差の値を作業員へ通知するとともに、ステップS1105の処理に戻り、作業員による再測定、再入力処理を促す。
なお、先の実施の形態1では、マーカー31上で求めた座標は、2点M、Mのみだったため、1つの距離Mのみを用いて誤入力の判定を行った。これに対して、本実施の形態2では、3点M、M、Mの座標を求めている。従って、誤入力の判定も、3つの距離M、M、Mについて個別に実施することが可能である。
この際、例えば、距離Mおよび距離Mについて誤入力であるとの判定が出る一方で、距離Mについては誤入力であるとの判定が出なかった場合を考える。この場合には、点M、Mに係る距離については正確である可能性が高いため、Mが関連する距離であるV、V、Vの3個のみ再測定を行うことで、誤入力判定がなくなる可能性が高いと考えられる。従って、9個全てのデータを再測定する場合と比較して、効率的に再測定を行うことができる。
次に、ステップS1108に進んだ場合には、車両基準マーカー相対位置計算部14は、三辺測量計算部12で求めた点V基準の点M、点M2、および点Mの座標を、車両座標基準の座標に変換する。
なお、先の実施の形態1では、2次元の回転・並進のみで座標変換を行った。これに対して、本実施の形態2では、三次元の回転・並進を用いて座標変換を行うこととなる。
次に、ステップS1109において、作業員は、カメラ30を用いて、所望のタイミングでマーカー31を含む画像を静止画として撮影する。なお、撮影の際には、画像入力装置であるカメラ30と、設置したマーカー31との間に、マーカー31の全景を撮影することを妨げる障害物があってはならない。
次に、ステップS1110において、マーカー位置検出部16は、カメラ30を介して得られた画像中から、マーカー31に含まれる特徴点を画像処理によって見つけ出し、それらの座標を出力する。
次に、ステップS1111において、車両基準カメラ相対位置計算部15は、ステップS1110においてマーカー位置検出部16で検出した画像上のマーカー内特徴点位置と、ステップS1108において車両基準マーカー相対位置計算部14で計算した車両座標系でのマーカー内特徴点位置から、車両座標系におけるカメラ30の位置・姿勢を計算する。
具体的には、車両基準カメラ相対位置計算部15は、特徴点群の、画像上座標と車両座標系での座標との対応から連立方程式を立てることができ、その誤差を最小にするように、カメラ30の原点の相対位置および相対姿勢を計算する。
さらに、車両基準カメラ相対位置計算部15は、計算したカメラ30の原点の相対位置および相対姿勢を、カメラ30の外部キャリブレーションパラメータとして、キャリブレーションパラメータ記憶部17に保存し、一連処理を終了する。
以上のように、実施の形態2によれば、車両に対するマーカーの設置位置を、車両3点とマーカー3点の組合せによる9つの距離の計測値により3次元的に規定することで、容易にかつ簡潔に、車両に搭載されたカメラのキャリブレーションパラメータを演算処理によって求めることが可能となる。
特に、地面に接していないようなマーカーを用いた場合にも、演算処理を2次元から3次元に拡張することで、容易にかつ簡潔に、車両に搭載されたカメラのキャリブレーションパラメータを求めることが可能となる。
この結果、実施の形態2によれば、剛体基準座標系および車両基準座標系で特定される各点を3次元の領域まで拡張した上で、マーカーの設置のために専用の機器を用いる必要がなく、かつ、従来方法と比較して少ない工程でキャリブレーションパラメータを求めることのできるキャリブレーション方法を実現できる。
10 キャリブレーションパラメータ計算装置、11 マーカー形状パラメータ記憶部、12 三辺測量計算部、13 誤入力判定部、14 車両基準マーカー相対位置計算部、15 車両基準カメラ相対位置計算部、16 マーカー位置検出部、17 キャリブレーションパラメータ記憶部、20 測定距離入力装置、21 キーボード、22 画面、22a 入力部、22b 出力部、22c 表示部、30 画像入力装置(カメラ)、31 ターゲットマーカー(マーカー)。

Claims (18)

  1. 地面に置かれた剛体と車両との相対位置・姿勢を測定するキャリブレーション装置であって、
    前記地面に軸の2つと原点が含まれ、車両の停止位置に応じて規定される車両基準座標系で座標が既知の複数の車両基準点と、前記地面に軸の2つと原点が含まれ、前記地面に設置された剛体であるマーカーの設置位置により規定される剛体基準座標系で座標が既知の複数の剛体基準点とに基づいて、前記複数の車両基準点の1点と前記複数の剛体基準点の1点との組合せからなる2点間の距離のそれぞれの測定値を、作業員による入力操作に基づいて受け付ける測定距離入力装置と、
    前記車両に搭載されたキャリブレーション対象であるカメラにより撮像された前記マーカーを含む撮像画像と、前記それぞれの測定値に基づいて、前記車両基準座標系における前記剛体基準座標系の相対姿勢および原点の相対位置をキャリブレーションパラメータとして算出するキャリブレーションパラメータ計算装置と
    を備え、
    前記キャリブレーションパラメータ計算装置は、
    前記それぞれの測定値から、前記車両基準座標系における前記複数の剛体基準点の座標を算出する座標算出部と、
    前記撮像画像に含まれる前記複数の剛体基準点の画像上座標の位置と、前記車両基準座標系における前記複数の剛体基準点の座標との対応関係から、前記相対姿勢および前記原点の相対位置を前記キャリブレーションパラメータとして算出するパラメータ算出部と
    を備えるキャリブレーション装置。
  2. 前記複数の車両基準点は、前記車両基準座標系で前記地面上での座標が既知の点V0、点V1、点V2、および点V3で構成され、
    前記複数の剛体基準点は、前記剛体基準座標系で前記地面上での座標が既知の点R0および点R1で構成され、
    前記測定距離入力装置は、前記点V0と前記点R0との間の距離V0R0の測定値、前記点V1と前記点R0との間の距離V1R0の測定値、前記点V2と前記点R1との間の距離V2R1の測定値、前記点V3と前記点R1との間の距離V3R1の測定値からなる4つの測定値を、前記それぞれの測定値として作業員による入力操作に基づいて受け付け、
    前記座標算出部は、
    前記4つの測定値から、前記点V0を原点とし前記点V0と前記点V1を結ぶ直線を軸の1つとするV0基準座標系における前記点R0の座標と、前記点V2を原点とし前記点V2と前記点V3を結ぶ直線を軸の1つとするV2基準座標系における前記点R1の座標とを、三辺測量法によって計算する三辺測量計算部と、
    前記V0基準座標系における前記点R0の座標を前記車両基準座標系における座標に回転および平行移動を行って座標変換を実行し、前記V2基準座標系における前記点R1の座標を前記車両基準座標系における座標に回転および平行移動を行って座標変換を実行する座標変換部と
    を有し、
    前記パラメータ算出部は、前記撮像画像に含まれる前記点R0および前記点R1の画像上座標の位置と、前記車両基準座標系における前記点R0および前記点R1の座標との対応関係から、前記相対姿勢および前記原点の相対位置を前記キャリブレーションパラメータとして算出する
    請求項1に記載のキャリブレーション装置。
  3. 前記点V2が、前記点V0と同一の点であり、前記点V3が、前記点V1と同一の点であるように設定され、かつ、前記点V0と前記点V1との結ぶ直線が、前記車両基準座標系の1つの軸と平行となるように前記点V0および前記点V1が設定される条件が成立する場合に、
    前記座標変換部は、前記平行移動のみで前記座標変換を実行する
    請求項2に記載のキャリブレーション装置。
  4. 前記車両基準座標系および前記剛体基準座標系がともに前記地面からの高さ方向に3軸目を有する3次元座標系であり、前記点V0、前記点V1、前記点V2、前記点V3、前記点R0、および前記点R1の6点のうちの少なくともいずれか1点が、前記地面に含まれない既知の点である条件が成立する場合には、
    前記三辺測量計算部は、前記点V0、前記点V1、前記点V2、前記点V3、前記点R0、および前記点R1を垂直に地面に下ろした点をそれぞれ点V0、点V1、点V2、点V3、点R0、および点R1として求め、V0基準座標系における前記点R0の座標およびV2基準座標系における前記点R1の座標を三辺測量法によって計算し、
    前記座標変換部は、前記三辺測量計算部により計算された前記V0基準座標系における前記点R0の座標および前記V2基準座標系における前記点R1の座標を用いて前記座標変換を実行し、
    前記パラメータ算出部は、前記座標変換部による座標変換後の値を用いて前記キャリブレーションパラメータを算出する
    請求項2に記載のキャリブレーション装置。
  5. 前記キャリブレーションパラメータ計算装置は、
    前記座標変換部により求められた前記車両基準座標系における前記点R0と前記点R1の座標から両点間の距離を計算値として算出し、前記剛体基準座標系における前記点R0と前記点R1の座標から両点間の距離を設計値として算出し、前記計算値と前記設計値との差分の絶対値が、あらかじめ設定された閾値未満であるか否かを判定し、判定結果を前記測定距離入力装置に送信する誤入力判定部
    をさらに備え、
    前記測定距離入力装置は、受信した前記判定結果から、前記絶対値が前記閾値以上である場合には、作業員に前記4つの測定値の再設定を促すメッセージを表示部に出力させる
    請求項2に記載のキャリブレーション装置。
  6. 前記測定距離入力装置は、
    前記4つの測定値を数値設定するための入力部と、
    前記カメラにより撮像された前記車両の一部および前記マーカーを含む前記撮像画像を画面表示する表示部と
    を有する請求項2に記載のキャリブレーション装置。
  7. 前記測定距離入力装置は、前記4つの測定値のうち、前記入力部で数値設定される項目に該当する測定箇所を示すアイコンを、前記撮像画像にオーバーレイさせて前記表示部に表示させる
    請求項6に記載のキャリブレーション装置。
  8. 前記測定距離入力装置は、前記アイコンをオーバーレイ表示させる際に、前記撮像画像に対して画像処理を施すことで、前記撮像画像内における前記マーカーの位置を検出し、検出結果に応じて前記アイコンの表示位置を修正して前記撮像画像にオーバーレイさせる
    請求項7に記載のキャリブレーション装置。
  9. 前記複数の車両基準点は、前記車両基準座標系で3次元上での座標が既知であり、かつ、3点が一直線上に存在しない3組の点として、(点V0、点V1、点V2)からなる1組目と、(点V3、点V4、点V5)からなる2組目と、(点V6、点V7、点V8)からなる3組目で構成され、
    前記複数の剛体基準点は、前記剛体基準座標系で3次元上での座標が既知であり、かつ、3点が一直線に存在しない1組の点として、(点R0、点R1、点R2)で構成され、
    前記測定距離入力装置は、前記1組目を構成する3点のそれぞれと前記点R0との距離の測定値、前記2組目を構成する3点のそれぞれと前記点R1との距離の測定値、および前記3組目を構成する3点のそれぞれと前記点R2との距離の測定値からなる9つの測定値を、前記それぞれの測定値として作業員による入力操作に基づいて受け付け、
    前記座標算出部は、
    前記9つの測定値から、前記点V0を原点とし前記点V0と前記点V1を結ぶ直線を1軸目とし、前記1組目を構成する3点が含まれる平面上に2軸目を有する3次元のV0基準座標系における前記点R0の座標と、前記点V3を原点とし前記点V3と前記点V4を結ぶ直線を1軸目とし、前記2組目を構成する3点が含まれる平面上に2軸目を有する3次元のV3基準座標系における前記点R1の座標と、前記点V6を原点とし前記点V6と前記点V7を結ぶ直線を1軸目とし、前記3組目を構成する3点が含まれる平面上に2軸目を有する3次元のV6基準座標系における前記点R2の座標とを、三辺測量法によって計算する三辺測量計算部と、
    前記V0基準座標系における前記点R0の座標を前記車両基準座標系における座標に回転および平行移動を行って座標変換を実行し、前記V3基準座標系における前記点R1の座標を前記車両基準座標系における座標に回転および平行移動を行って座標変換を実行し、前記V6基準座標系における前記点R2の座標を前記車両基準座標系における座標に回転および平行移動を行って座標変換を実行する座標変換部と
    を有し、
    前記パラメータ算出部は、前記撮像画像に含まれる前記点R0、前記点R1、および前記点R2の画像上座標の位置と、前記車両基準座標系における前記点R0、前記点R1、および前記点R2の座標との対応関係から、前記相対姿勢および前記原点の相対位置を前記キャリブレーションパラメータとして算出する
    請求項1に記載のキャリブレーション装置。
  10. 地面に置かれた剛体と車両との相対位置・姿勢を測定するキャリブレーション方法であって、
    前記地面に軸の2つと原点が含まれ、前記地面に設置された剛体であるマーカーの設置位置により規定される剛体基準座標系で座標が既知の複数の剛体基準点について、前記複数の剛体基準点のそれぞれの座標をあらかじめ記憶部に記憶させる第1ステップと、
    前記地面に軸の2つと原点が含まれ、車両の停止位置に応じて規定される車両基準座標系で座標が既知の複数の車両基準点と、前記複数の剛体基準点とに基づいて、前記複数の車両基準点の1点と前記複数の剛体基準点の1点との組合せからなる2点間の距離のそれぞれの測定値を、作業員による入力操作に基づいて測定距離入力装置を介して受け付ける第2ステップと、
    前記車両に搭載されたキャリブレーション対象であるカメラにより撮像された前記マーカーを含む撮像画像を取り込む第3ステップと、
    前記それぞれの測定値から、前記車両基準座標系における前記複数の剛体基準点の座標を算出する第4ステップと、
    前記撮像画像に含まれる前記複数の剛体基準点の画像上座標の位置と、前記記憶部に記憶された前記剛体基準座標系における前記複数の剛体基準点の座標との対応関係から、前記車両基準座標系における前記剛体基準座標系の相対姿勢および原点の相対位置をキャリブレーションパラメータとして算出する第5ステップと
    を有するキャリブレーション方法。
  11. 前記複数の車両基準点は、前記車両基準座標系で前記地面上での座標が既知の点V0、点V1、点V2、および点V3で構成され、
    前記複数の剛体基準点は、前記剛体基準座標系で前記地面上での座標が既知の点R0および点R1で構成され、
    前記第2ステップにおいて、前記点V0と前記点R0との間の距離V0R0の測定値、前記点V1と前記点R0との間の距離V1R0の測定値、前記点V2と前記点R1との間の距離V2R1の測定値、前記点V3と前記点R1との間の距離V3R1の測定値からなる4つの測定値を、前記それぞれの測定値として作業員による入力操作に基づいて受け付け、
    前記第4ステップは、
    前記4つの測定値から、前記点V0を原点とし前記点V0と前記点V1を結ぶ直線を軸の1つとするV0基準座標系における前記点R0の座標と、前記点V2を原点とし前記点V2と前記点V3を結ぶ直線を軸の1つとするV2基準座標系における前記点R1の座標とを、三辺測量法によって計算する三辺測量計算ステップと、
    前記V0基準座標系における前記点R0の座標を前記車両基準座標系における座標に回転および平行移動を行って座標変換を実行し、前記V2基準座標系における前記点R1の座標を前記車両基準座標系における座標に回転および平行移動を行って座標変換を実行する座標変換ステップと
    を有し、
    前記第5ステップにおいて、前記撮像画像に含まれる前記点R0および前記点R1の画像上座標の位置と、前記車両基準座標系における前記点R0および前記点R1の座標との対応関係から、前記相対姿勢および前記原点の相対位置を前記キャリブレーションパラメータとして算出する
    請求項10に記載のキャリブレーション方法。
  12. 前記点V2が、前記点V0と同一の点であり、前記点V3が、前記点V1と同一の点であるように設定され、かつ、前記点V0と前記点V1との結ぶ直線が、前記車両基準座標系の1つの軸と平行となるように前記点V0および前記点V1が設定される条件が成立する場合に、
    前記座標変換ステップにおいて、前記平行移動のみで前記座標変換を実行する
    請求項11に記載のキャリブレーション方法。
  13. 前記車両基準座標系および前記剛体基準座標系がともに前記地面からの高さ方向に3軸目を有する3次元座標系であり、前記点V0、前記点V1、前記点V2、前記点V3、前記点R0、および前記点R1の6点のうちの少なくともいずれか1点が、前記地面に含まれない既知の点である条件が成立する場合には、
    前記三辺測量計算ステップにおいて、前記点V0、前記点V1、前記点V2、前記点V3、前記点R0、および前記点R1を垂直に地面に下ろした点をそれぞれ点V0、点V1、点V2、点V3、点R0、および点R1として求め、V0基準座標系における前記点R0の座標およびV2基準座標系における前記点R1の座標を三辺測量法によって計算し、
    前記座標変換ステップにおいて、前記三辺測量計算ステップにより計算された前記V0基準座標系における前記点R0の座標および前記V2基準座標系における前記点R1の座標を用いて前記座標変換を実行し、
    前記第5ステップにおいて、前記座標変換ステップによる座標変換後の値を用いて前記キャリブレーションパラメータを算出する
    請求項11に記載のキャリブレーション方法。
  14. 前記第4ステップは、前記座標変換ステップにより求められた前記車両基準座標系における前記点R0と前記点R1の座標から両点間の距離を計算値として算出し、前記剛体基準座標系における前記点R0と前記点R1の座標から両点間の距離を設計値として算出し、前記計算値と前記設計値との差分の絶対値が、あらかじめ設定された閾値未満であるか否かを判定し、前記絶対値が前記閾値以上であると判定した場合には、作業員に前記4つの測定値の再設定を促すメッセージを前記測定距離入力装置に表示させる誤入力判定ステップ
    をさらに有する請求項11に記載のキャリブレーション方法。
  15. 前記第2ステップにおいて、前記カメラにより撮像された前記車両の一部および前記マーカーを含む前記撮像画像を、前記測定距離入力装置の表示部に表示させる
    請求項11に記載のキャリブレーション方法。
  16. 前記第2ステップにおいて、前記4つの測定値のうち数値設定される項目に該当する測定箇所を示すアイコンを、前記撮像画像にオーバーレイさせて前記表示部に表示させる
    請求項15に記載のキャリブレーション方法。
  17. 前記第2ステップにおいて、前記アイコンをオーバーレイ表示させる際に、前記撮像画像に対して画像処理を施すことで、前記撮像画像内における前記マーカーの位置を検出し、検出結果に応じて前記アイコンの表示位置を修正して前記撮像画像にオーバーレイさせる
    請求項16に記載のキャリブレーション方法。
  18. 前記複数の車両基準点は、前記車両基準座標系で3次元上での座標が既知であり、かつ、3点が一直線上に存在しない3組の点として、(点V0、点V1、点V2)からなる1組目と、(点V3、点V4、点V5)からなる2組目と、(点V6、点V7、点V8)からなる3組目で構成され、
    前記複数の剛体基準点は、前記剛体基準座標系で3次元上での座標が既知であり、かつ、3点が一直線に存在しない1組の点として、(点R0、点R1、点R2)で構成され、
    前記第2ステップにおいて、前記1組目を構成する3点のそれぞれと前記点R0との距離の測定値、前記2組目を構成する3点のそれぞれと前記点R1との距離の測定値、および前記3組目を構成する3点のそれぞれと前記点R2との距離の測定値からなる9つの測定値を、前記それぞれの測定値として作業員による入力操作に基づいて受け付け、
    前記第4ステップは、
    前記9つの測定値から、前記点V0を原点とし前記点V0と前記点V1を結ぶ直線を1軸目とし、前記1組目を構成する3点が含まれる平面上に2軸目を有する3次元のV0基準座標系における前記点R0の座標と、前記点V3を原点とし前記点V3と前記点V4を結ぶ直線を1軸目とし、前記2組目を構成する3点が含まれる平面上に2軸目を有する3次元のV3基準座標系における前記点R1の座標と、前記点V6を原点とし前記点V6と前記点V7を結ぶ直線を1軸目とし、前記3組目を構成する3点が含まれる平面上に2軸目を有する3次元のV6基準座標系における前記点R2の座標とを、三辺測量法によって計算する三辺測量計算ステップと、
    前記V0基準座標系における前記点R0の座標を前記車両基準座標系における座標に回転および平行移動を行って座標変換を実行し、前記V3基準座標系における前記点R1の座標を前記車両基準座標系における座標に回転および平行移動を行って座標変換を実行し、前記V6基準座標系における前記点R2の座標を前記車両基準座標系における座標に回転および平行移動を行って座標変換を実行する座標変換ステップと
    を有し、
    前記第5ステップにおいて、前記撮像画像に含まれる前記点R0、前記点R1、および前記点R2の画像上座標の位置と、前記車両基準座標系における前記点R0、前記点R1、および前記点R2の座標との対応関係から、前記相対姿勢および前記原点の相対位置を前記キャリブレーションパラメータとして算出する
    請求項10に記載のキャリブレーション方法。
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