JP2018033520A - 加熱調理器 - Google Patents

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小川 将志
Masashi Ogawa
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Abstract

【課題】米などの穀物の均一な加熱調理を実現できる加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱調理器は、穀物が収容される容器(50)と、穀物を加熱するための水蒸気を生成する水蒸気生成部(20)と、水蒸気生成部(20)で生成された水蒸気を容器(50)内に供給する水蒸気供給機構(L2,30)を備える。容器(50)は、側面または底面のうちの少なくとも一方に水蒸気を通す複数の穴(50a)が設けられている。【選択図】図1

Description

この発明は、加熱調理器に関し、特に米などの穀物を加熱調理する加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、炊飯中の蒸らし工程において、100℃を超える過熱蒸気を鍋内に供給することにより、鍋内の米を上面から加熱する炊飯器がある(例えば、(特許文献1)参照)。
特許4029892号
ところで、上記加熱調理器では、蒸らし工程において鍋の上面から過熱水蒸気を当てるため、過熱水蒸気が上側部分の米のみに直接当たり、鍋内の米をムラなく炊き上げることが困難である。
そこで、この発明の課題は、米などの穀物の均一な加熱調理を実現できる加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の加熱調理器は、
穀物が収容される容器と、
上記穀物を加熱するための水蒸気を生成する水蒸気生成部と、
上記水蒸気生成部で生成された水蒸気を上記容器内に供給する水蒸気供給機構と
を備え、
上記容器は、側面または底面のうちの少なくとも一方に上記水蒸気を通す複数の穴が設けられていることを特徴とする。
ここで、上記水蒸気は、100℃を越える過熱水蒸気を含む。
以上より明らかなように、この発明によれば、米などの穀物が収容された容器内に、側面または底面のうちの少なくとも一方に設けられた複数の穴を介して水蒸気を供給することによって、米などの穀物の均一な加熱調理を実現することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の加熱調理器の一例として炊飯器の構成を示す断面模式図である。 図2は上記炊飯器の制御ブロック図である。 図3は上記炊飯器の炊飯時の工程の一例を示す図である。
以下、この発明の加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の加熱調理器の一例として炊飯器の構成を示している。
この第1実施形態の炊飯器は、図1に示すように、本体ケーシング1と、その本体ケーシング1の上部開口を開閉する上蓋2とを備えている。上記本体ケーシング1内に、水を貯える第1タンク10と、第1ポンプP1と、水蒸気生成部20と、収容部30と、温水を貯える第2タンク40と、容器50と、第2ポンプP2を配置している。
上記容器50は、側面および底面に複数の穴50aが設けられ、上側に開口部50bを有している。この容器50の複数の穴50aは、米粒の最小径の1/3程度の大きさである。また、容器50は、容器50の上側と上蓋2の下面との間に間隔をあけて、かつ、容器50の側面と収容部30内側の側壁面との間に間隔をあけて、かつ、容器50の底面と収容部30の底面との間に間隔をあけて収容部30内に収容されている。
また、第1タンク10に配管L1の一端を接続し、配管L1の他端を水蒸気生成部20の給水口20aに接続している。この配管L1に第1ポンプP1を配設し、第1ポンプP1を駆動することにより第1タンク10内の水が水蒸気生成部20に供給される。
なお、第1タンク10の上部には、給水口11を設け、第1タンク10の下部に排水部80を接続している。
また、水蒸気生成部20の蒸気噴射口20bに蒸気供給配管L2の一端を接続し、蒸気供給配管L2の他端を収容部30の下側に接続している。この水蒸気生成部20は、第1タンク10から供給された水を加熱して100℃(または略100℃)の水蒸気を発生させるための水蒸気発生用ヒータ21と、100℃(または略100℃)の水蒸気をさらに加熱して、100℃を超える過熱水蒸気を生成する過熱水蒸気用ヒータ22とを有する。ここで、上記過熱水蒸気とは、100℃を越える過熱状態にまで加熱された水蒸気を意味する。なお、水蒸気は、容器50の下方から供給するだけでなく、容器50の真ん中または上方から供給してもよいし、容器50の下方、真ん中、上方のうちの少なくとも2箇所から供給するようにしてもよい。
上記蒸気供給配管L2と収容部30で、水蒸気生成部20で生成された過熱水蒸気を容器50内に供給する水蒸気供給機構を構成している。
また、上記第2タンク40に配管L3の一端を接続し、配管L3の他端を複数の振り水噴射口70に接続している。この振り水噴射口70は、上蓋2に配置されている。また、配管L3に第2ポンプP2を配設し、配管L3の第2ポンプP2よりも上流にフィルタ60を着脱可能に取り付けている。
上記第2タンク40の下側に、第2タンク40内の水を温める温水生成用ヒータ42を配置している。上記第2ポンプP2を駆動することにより第2タンク40内の温水を、複数の振り水噴射口70を介して容器50にシャワー状に噴射する。
上記第2タンク40と温水生成用ヒータ42で温水生成部を構成している。また、上記配管L3と第2ポンプP2と振り水噴射口70で、上記温水生成部により生成された温水を容器50内に供給する水供給機構を構成している。なお、水供給機構は、常温の水を容器50内に供給するものでもよい。
なお、収容部30の底面に排水口30aを設けている。また、第2タンク40の側面部には、給水口41を設け、第2タンク40の下部に排水部90を接続している。
図2は上記炊飯器の制御ブロック図を示している。この第1実施形態の炊飯器は、図2に示すように、マイクロコンピュータと入出力回路からなる制御装置100を備えている。この制御装置100は、操作パネル3と、水蒸気発生用ヒータ21と、過熱水蒸気用ヒータ22と、水蒸気生成部20から発生する水蒸気や過熱水蒸気の温度を検出する第1温度センサ23と、第1ポンプP1と、温水生成用ヒータ42と、第2ポンプP2と、第2タンク40内の温水の温度を検出する第2温度センサ43とが接続されている。
上記制御装置100は、操作パネル3と第1温度センサ23および第2温度センサ43からの信号に基づいて、水蒸気発生用ヒータ21と過熱水蒸気用ヒータ22と温水生成用ヒータ42および第1,第2ポンプP1,P2などを制御する加熱制御部100aと、炊飯時の制御に用いるタイマ100bとを有する。
上記制御装置100は、第1温度センサ23により検出された温度に基づいて、水蒸気生成部20により生成される過熱水蒸気の温度を設定することができる。上記制御装置100は、第2温度センサ43により検出された第2タンク40内の温水の温度に基づいて、温水生成部(40,42)により生成される温水の温度を設定することができる。
図3は上記炊飯器の炊飯時の工程の一例を示している。
この炊飯器の炊飯では、<吸水>(15分)、<膨潤>(10分)、<つや>(10分)、<弾力、香りつけ>(15分)、<蒸らし>(10分)の5つの工程がある。
まず、第1,第2タンク10,40内に十分な水を貯め、生米を入れた容器50を収容部30内に配置した状態(生米を浸漬させない状態)で炊飯を開始する。このときの生米の含水率は、一般に14%程度である。
<吸水>
炊飯を開始すると、最初の<吸水>の工程では、温水生成用ヒータ42により第2タンク40内の水を加熱して60℃の温水を生成した状態で、第2ポンプP2を駆動することによって、第2タンク40内の温水をフィルタ60,第2ポンプP2を介して振り水噴射口70に供給する。そうして、振り水噴射口70からシャワー状に温水を噴射して容器50内に供給する。
このとき、同時に、第1ポンプP1を駆動し、第1タンク10から供給された水を水蒸気発生用ヒータ21により加熱することによって、水蒸気生成部20から略100℃の水蒸気が発生する。そうして、水蒸気生成部20からの水蒸気を、蒸気噴射口20bと蒸気供給配管L2を介して収容部30の下側から供給する。これにより、シャワー状の温水が容器50内に供給されると同時に、容器50全体を水蒸気で取り囲むことにより、容器50内に略100℃の水蒸気が供給される。
上記<吸水>の工程では、容器50内にシャワー状に給水された60℃の温水は、米に吸収されるが、吸収されない温水は、米粒の間を流れ落ちて、容器50の底部の複数の穴50aから滴下し、収容部30の底面に設けられた排水口30aを介して第2タンク40内に戻る。すなわち、第2タンク40内の温水は、配管L3および振り水噴射口70と容器50および収容部30を介して循環する。
こうして、<吸水>の工程の15分間で、容器50内の米の温度は常温から70℃に上昇すると共に、米の含水率は46%に上昇した。
<膨潤>
次の<膨潤>の工程は、前の<吸水>の工程と時間が異なり、10分間である。
この<膨潤>の工程の10分間で、容器50内の米の温度は95℃に上昇すると共に、米の含水率は54%に上昇した。
<つや>
次の<つや>の工程では、温水生成用ヒータ42により第2タンク40内の水を加熱して90℃の温水を生成した状態で、第2ポンプP2を駆動することによって、第2タンク40内の温水をフィルタ60,第2ポンプP2を介して振り水噴射口70に供給する。そうして、振り水噴射口70からシャワー状に温水を噴射して容器50内に供給する。
このとき、同時に、第1ポンプP1を駆動し、第1タンク10から供給された水を水蒸気発生用ヒータ21および過熱水蒸気用ヒータ22により加熱することによって、水蒸気生成部20から180℃の過熱水蒸気を生成する。そうして、水蒸気生成部20からの過熱水蒸気を、蒸気噴射口20bと蒸気供給配管L2を介して収容部30の下側から供給する。これにより、シャワー状の90℃の温水が容器50内に供給されると同時に、容器50全体を過熱水蒸気で取り囲むことにより、容器50内に略180℃の過熱水蒸気が供給される。
上記<つや>の工程では、容器50内にシャワー状に給水された90℃の温水は、米粒の間を流れ落ちて、容器50の底部の複数の穴50aから滴下し、収容部30の底面に設けられた排水口30aを介して第2タンク40内に戻る。すなわち、第2タンク40内の温水は、配管L3および振り水噴射口70と容器50および収容部30を介して循環する。
こうして、<つや>の工程の10分間で、容器50内の米の温度は180℃に上昇すると共に、米の含水率は63%に上昇し、米の糊化を促進する。
<弾力、香りつけ>
次の<弾力、香りつけ>の工程は、前の<つや>の工程と時間が異なり、15分間となると共に、第2ポンプP2を停止して、容器50内にシャワー状に給水する振り水を無しにする。
こうして、<弾力、香りつけ>の工程の15分間で、容器50内の米の温度は180℃に保たれ、米の糊化を促進する。
<蒸らし>
次の<蒸らし>の工程は、前の<弾力、香りつけ>の工程と時間が異なり、10分間となると共に、水蒸気発生用ヒータ21をオンし、過熱水蒸気用ヒータ22をオフにして、容器50内への過熱水蒸気の供給を無しにし、略100℃の水蒸気を供給する。
こうして、<蒸らし>の工程の10分間で、容器50内の米の温度は180℃から徐々に低下し、米の含水率は62%程度となった。これにより、炊きあがりが均一なおいしいご飯ができる。
なお、上記第1実施形態の炊飯器では、生米からご飯を炊いたが、この発明の加熱調理器は、米に限らず、大麦、小麦、大豆などの穀物を炊いてもよい。
上記構成の炊飯器によれば、容器50内に米を収容し、水蒸気生成部20で生成された過熱水蒸気を、水蒸気供給機構(L2,30)により容器50内の米に供給する。このとき、容器50上側の開口部50bや、容器50の側面および底面に設けられた複数の穴50aを介して、過熱水蒸気が偏ることなく容器50内の米全体に供給される。これにより、米の均一な炊き上がりを実現できる。また、従来の炊飯器のように米を浸漬させないので、加熱調理の開始前にキャンセルすることが可能になる。
なお、容器50に設けられた複数の穴50aは、側面または底面の一方であってもよい。
また、水を水供給機構(L3,P2,70)によって容器50内の米に供給するので、米に効率よく吸水させることができる。
また、上記容器50内に供給された水を容器50の複数の穴50aから容器50外に排水可能であり、容器50内に供給された温水の一部は、米に吸水され、他の残りの温水は容器50の複数の穴50aから排水されるので、米を浸漬させることなく炊き上げることで、食感を向上できる。
また、水を水供給機構(L3,P2,70)によって容器50の上方から米に振りかけるので、シャワー状に散水する複数の振り水噴射口70を用いて、容器50内の米全体に水を均一に供給することが可能になり、米に均一に吸水させることができる。
また、上記容器50内に米が入れられた状態で、制御装置100の加熱制御部100aにより第2ポンプP2と温水生成用ヒータ42を制御して、予め設定された期間(この実施形態では<吸水>,<膨潤>,<つや>の25分間)、温水生成部(40,42)で生成された温水を容器50内に供給を開始する。その期間の後、加熱制御部100aにより第1ポンプP1と水蒸気発生用ヒータ21および過熱水蒸気用ヒータ22を制御して、所定期間(この実施形態では<つや>,<弾力、香りつけ>の25分間)、水蒸気生成部20で生成された過熱水蒸気を容器50内に供給する。このようにして、温水を容器50内の米に供給して、含水率を適切な値にまで高めた後、過熱水蒸気を容器50内の米に供給することで、さらに含水率を高めつつでんぷんを糊化させて、ふっくらとした粘りのある炊き上げが実現できる。
また、上記温水生成部(40,42)により生成される温水を供給することによって、過熱水蒸気で炊き上げる前の米に効率よく吸水させることが可能になる。
また、上記水蒸気生成部20により生成される過熱水蒸気の温度を米の種類などに応じて設定することによって、米の種類あるいは米以外の穀物の種類に応じて最適な加熱温度で炊き上げることができる。
また、上記温水生成部(40,42)で生成された温水を容器50内の米に供給する吸水期間(この実施形態では<吸水>,<膨潤>の25分間)で、水蒸気生成部20で生成された略100℃の水蒸気を容器50内の米に供給することによって、吸水時の米の温度を上げて、吸水効率を向上でき、時間を短縮できる。
なお、吸水期間のうちの少なくとも一部の期間において、水蒸気生成部20で生成された100℃または略100℃の水蒸気(あるいは過熱水蒸気)を容器50内の米に供給してもよい。
〔第2実施形態〕
この発明の第2実施形態の加熱調理器は、温水生成部を有しない点を除いて第1実施形態の炊飯器と同一の構成しており、図1を援用する。
上記構成の加熱調理器によれば、容器50内に穀物を収容し、水蒸気生成部20で生成された過熱水蒸気を、水蒸気供給機構(L2,30)により容器50内の穀物に供給する。このとき,容器50上側の開口部50bや、容器50の側面および底面に設けられた複数の穴50aを介して、過熱水蒸気が偏ることなく容器50内の穀物全体に供給される。これにより、穀物の均一な加熱調理を実現することができる。
〔第3実施形態〕
この発明の第3実施形態の加熱調理器の一例として炊飯器は、水蒸気生成部20で略100℃の水蒸気を生成しない点を除いて第1実施形態の炊飯器と同一の構成をしており、図1を援用する。
上記第3実施形態の炊飯器において、米が収容された容器50内に、容器50上側の開口部50bや側面および底面に設けられた複数の穴50aを介して過熱水蒸気を供給することによって、米の均一な炊き上がりを実現することができる。
上記第1〜第3実施形態では、水蒸気生成部20で生成された過熱水蒸気を容器50内に供給することにより加熱調理を行ったが、水蒸気生成部20で生成された100℃または略100℃の水蒸気を容器50内に供給することにより加熱調理を行ってもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、容器50の複数の穴50aを米粒の最小径の1/3程度の大きさとしたが、容器の側面または底面のうちの少なくとも一方に設けられる複数の穴の大きさや数は、所望の炊き上がり状態や穀物の種類などに応じて規定してもよい。これにより、任意の炊き上がりを実現することができる。
また、上記第1〜第3実施形態では、加熱調理器として炊飯器を説明したが、この発明の加熱調理器は、ご飯を炊く炊飯器に限らない。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1〜第3実施形態で記載した内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の加熱調理器は、
穀物が収容される容器50と、
上記穀物を加熱するための水蒸気を生成する水蒸気生成部20と、
上記水蒸気生成部20で生成された水蒸気を上記容器50内に供給する水蒸気供給機構(L2,30)と
を備え、
上記容器50は、側面または底面のうちの少なくとも一方に上記水蒸気を通す複数の穴50aが設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、容器50内に米などの穀物を収容し、水蒸気生成部20で生成された水蒸気を、水蒸気供給機構(L2,30)により容器50内の穀物に供給する。このとき、容器50の側面または底面のうちの少なくとも一方に設けられた複数の穴50aを介して、水蒸気が偏ることなく容器50内の穀物全体に供給される。これにより、米などの穀物の均一な加熱調理を実現できる。また、従来の炊飯器のように米などの穀物を浸漬させないので、加熱調理の開始前にキャンセルすることが可能になる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
水を上記容器50内に供給する水供給機構(L3,P2,70)と
を備え、
上記容器50内に供給された水を上記容器50の複数の穴50aから上記容器50外に排水可能である。
上記実施形態によれば、水を水供給機構(L3,P2,70)によって容器50内の穀物に供給するので、穀物に効率よく吸水させることができる。また、容器50内に供給された水の一部は、穀物に吸水され、他の残りの水は容器50の複数の穴50aから排水されるので、穀物を浸漬させることなく炊き上げることで、食感を向上できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記水供給機構(L3,P2,70)は、水を上記容器50の上方から上記穀物に振りかける。
上記実施形態によれば、水を水供給機構(L3,P2,70)によって容器50の上方から穀物に振りかけるので、シャワー状に散水するノズルなどを用いて、容器50内の穀物全体に水を均一に供給することが可能になり、穀物に均一に吸水させることができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
温水を生成する温水生成部(40,42)を備え、
上記温水生成部(40,42)により生成された温水を上記水供給機構(L3,P2,70)から上記容器50内に供給する。
上記実施形態によれば、温水生成部(40,42)により生成された温水を水供給機構(L3,P2,70)から容器50内に供給することによって、水蒸気で炊き上げる前の穀物に効率よく吸水させることが可能になる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記温水生成部(40,42)と上記水蒸気生成部20を制御する制御装置100を備え、
上記制御装置100は、上記温水生成部(40,42)と上記水蒸気生成部20を制御して、上記容器50内に穀物が入れられた状態で、予め設定された期間、上記温水生成部(40,42)で生成された温水を上記容器50内に供給を開始した後、もしくは、上記温水を上記容器50内に供給する期間の一部の期間で、上記水蒸気生成部20で生成された水蒸気を上記容器50内に供給する。
上記実施形態によれば、容器50内に穀物が入れられた状態で、制御装置100により温水生成部(40,42)を制御して、予め設定された期間、温水生成部(40,42)で生成された温水を容器50内に供給する。その期間の後、制御装置100により水蒸気生成部20を制御して、水蒸気生成部20で生成された水蒸気を容器50内に供給する。もしくは、制御装置100により温水生成部(40,42)と水蒸気生成部20を制御して、温水を容器50内に供給する期間の一部の期間で、水蒸気生成部20で生成された水蒸気を容器50内に供給する。このようにして、温水を容器50内の穀物に供給を開始して、含水率を適切な値にまで高めた後、水蒸気を容器50内の穀物に供給することで、さらに含水率を高めつつでんぷんを糊化させて、ふっくらとした粘りのある炊き上げが実現できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記水蒸気生成部20は、生成する水蒸気の温度を設定可能である。
上記実施形態によれば、水蒸気生成部20により生成される水蒸気の温度を穀物の種類などに応じて設定することによって、穀物に応じて最適な加熱温度で炊き上げることが可能になる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記制御装置100は、上記温水生成部(40,42)と上記水蒸気生成部20を制御して、上記温水生成部(40,42)で生成された温水を上記容器50内の穀物に供給する期間のうちの少なくとも一部の吸水期間で、上記水蒸気生成部20で生成された100℃または略100℃の水蒸気を上記容器50内の穀物に供給する。
上記実施形態によれば、温水生成部(40,42)で生成された温水を容器50内の穀物に供給する吸水期間のうちの少なくとも一部の期間で、水蒸気生成部20で生成された100℃または略100℃の水蒸気を容器50内の穀物に供給することによって、吸水時の穀物の温度を上げて、吸水効率を向上でき、時間を短縮できる。
1…本体ケーシング
2…上蓋
10…第1タンク
11…給水口
20…水蒸気生成部
21…水蒸気発生用ヒータ
22…過熱水蒸気用ヒータ
30…収容部
30a…排水口
40…第2タンク
41…給水口
42…温水生成用ヒータ
50…容器
50a…穴
50b…開口部
60…フィルタ
70…振り水噴射口
80,90…排水部
L1…配管
L2…蒸気供給配管
L3…配管
P1…第1ポンプ
P2…第2ポンプ

Claims (7)

  1. 穀物が収容される容器と、
    上記穀物を加熱するための水蒸気を生成する水蒸気生成部と、
    上記水蒸気生成部で生成された水蒸気を上記容器内に供給する水蒸気供給機構と
    を備え、
    上記容器は、側面または底面のうちの少なくとも一方に上記水蒸気を通す複数の穴が設けられていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    水を上記容器内に供給する水供給機構と
    を備え、
    上記容器内に供給された水を上記容器の複数の穴から上記容器外に排水可能であることを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項2に記載の加熱調理器において、
    上記水供給機構は、水を上記容器の上方から上記穀物に振りかけることを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項2または3に記載の加熱調理器において、
    温水を生成する温水生成部を備え、
    上記温水生成部により生成された温水を上記水供給機構から上記容器内に供給することを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項4に記載の加熱調理器において、
    上記温水生成部と上記水蒸気生成部を制御する制御装置を備え、
    上記制御装置は、上記温水生成部と上記水蒸気生成部を制御して、上記容器内に穀物が入れられた状態で、予め設定された期間、上記温水生成部で生成された温水を上記容器内に供給を開始した後、もしくは、上記温水を上記容器内に供給する期間の一部の期間で、上記水蒸気生成部で生成された水蒸気を上記容器内に供給することを特徴とする加熱調理器。
  6. 請求項1から5までのいずれか1つに記載の加熱調理器において、
    上記水蒸気生成部は、生成する水蒸気の温度を設定可能であることを特徴とする加熱調理器。
  7. 請求項5に記載の加熱調理器において、
    上記制御装置は、上記温水生成部と上記水蒸気生成部を制御して、上記温水生成部で生成された温水を上記容器内の穀物に供給する期間のうちの少なくとも一部の期間で、上記水蒸気生成部で生成された100℃または略100℃の水蒸気を上記容器内の穀物に供給することを特徴とする加熱調理器。
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