JP2018024748A - 光透過性吸湿フィルム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明によれば、高い全光透過性及び低いヘーズを有する吸湿フィルムを提供することができる。
【解決手段】本発明の光透過性吸湿フィルムは、樹脂及び樹脂中に分散している吸湿性粒子を含んでいる。吸湿性粒子は、非晶質ケイ酸アルミニウムを含有し、平均粒径が50μm以下である。樹脂は、エステル部分を有する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の光透過性吸湿フィルムは、樹脂及び樹脂中に分散している吸湿性粒子を含んでいる。吸湿性粒子は、非晶質ケイ酸アルミニウムを含有し、平均粒径が50μm以下である。樹脂は、エステル部分を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、光透過性を有する吸湿フィルムに関する。
従来、食品、医薬品、電子部品、精密機械、及びエネルギー等の分野において、吸湿や酸性ガスに起因する品質劣化を防ぐ目的で、乾燥剤や酸吸着剤を同梱する方法がとられている。これらの分野においては、長期にわたって吸湿及び酸性ガスの吸収を行うため、種々の手段が開示されている。
特許文献1〜4は、吸湿剤として使用可能な物質の一つとして、ケイ酸アルミニウムを挙げている。特許文献1は、吸湿フィルムを有する有機EL素子を開示している。また、特許文献2は、吸湿剤とバインダーからなる塗工液を支持体に塗布、乾燥させることによって吸放湿性シートを製造する方法を開示している。そして、特許文献3及び4は、いずれも吸湿剤と樹脂繊維を組み合わせた成形体を開示している。
特許文献5及び6は、いずれも樹脂中にケイ酸アルミニウムを含有するフィルムを開示している。しかしながら、特許文献5では、ケイ酸アルミニウムをマット剤として用いており、特許文献6では、ケイ酸アルミニウムをヒートシール強度及び剥離時のジップアップ性強化のために使用しており、いずれもケイ酸アルミニウムを吸湿剤として使用していない。
樹脂中に吸湿剤を有する吸湿フィルムは、低い全光透過率、及び/又は高いヘーズを有する場合がある。
ディスプレイ及び一部の包装用積層体等の製品に吸湿フィルムを適用する場合、高い透明性が要求される。そのため、この様な製品に適用される吸湿フィルムは、高い全光透過性を有するのみでなく、低いヘーズも有することが求められる。
特許文献1が開示する吸湿フィルムは、全光透過率を高くするという点について検討されているが、しかしヘーズを低くするという点については検討されていない。
また、特許文献3及び4が開示する吸湿フィルムは、いずれも吸湿剤と樹脂繊維を組み合わせて用いており、全光透過性及びヘーズについては検討されていない。
したがって、本発明の主題は、高い全光透過性及び低いヘーズを有する吸湿フィルムを提供することを目的とする。
上記主題を解決するための手段は、下記のとおりである:
〈態様1〉
樹脂及び前記樹脂中に分散している吸湿性粒子を含んでおり、
前記吸湿性粒子は、非晶質ケイ酸アルミニウムを含有し、
平均粒径が50μm以下であり、かつ
前記樹脂は、エステル部分又はカルボキシル基を有する、
光透過性吸湿フィルム。
〈態様2〉
前記吸湿性粒子が、非晶質ケイ酸アルミニウム及び粘土の複合体である、態様1に記載の光透過性吸湿フィルム。
〈態様3〉
前記吸湿性粒子の平均粒径が30nm以下である、態様1又は2に記載の光透過性吸湿フィルム。
〈態様4〉
前記吸湿性粒子と前記樹脂の合計に対して、10wt%〜50wt%の前記吸湿性粒子を含んでいる、態様1〜3のうち一項に記載の光透過性吸湿フィルム。
〈態様5〉
前記樹脂がエステル部分又はカルボキシル基を側鎖に有する、態様1〜4のうち一項に記載の光透過性吸湿フィルム。
〈態様6〉
前記樹脂がエチレン−酢酸ビニル共重合体及びエチレン−メチルメタクリレート共重合体からなる群より選択される、態様1〜5のうち一項に記載の光透過性吸湿フィルム。
〈態様7〉
前記樹脂が前記エチレン−酢酸ビニル共重合体である場合には、前記エチレン−酢酸ビニル共重合体が、20wt%以上の酢酸ビニル部分を有し、かつ
前記樹脂が前記エチレン−メチルメタクリレート共重合体である場合には、前記エチレン−メチルメタクリレート共重合体が、10wt%以上のメチルメタクリレート部分を有する、
態様6に記載の光透過性吸湿フィルム。
〈態様8〉
全光線透過率が、JIS K7361−1(1997年)に準拠して測定したときに90%以上であり、かつヘーズが、JIS K7136(2000年)に準拠したときに16%以下である、態様1〜7のうち一項に記載の光透過性吸湿フィルム。
樹脂及び前記樹脂中に分散している吸湿性粒子を含んでおり、
前記吸湿性粒子は、非晶質ケイ酸アルミニウムを含有し、
平均粒径が50μm以下であり、かつ
前記樹脂は、エステル部分又はカルボキシル基を有する、
光透過性吸湿フィルム。
〈態様2〉
前記吸湿性粒子が、非晶質ケイ酸アルミニウム及び粘土の複合体である、態様1に記載の光透過性吸湿フィルム。
〈態様3〉
前記吸湿性粒子の平均粒径が30nm以下である、態様1又は2に記載の光透過性吸湿フィルム。
〈態様4〉
前記吸湿性粒子と前記樹脂の合計に対して、10wt%〜50wt%の前記吸湿性粒子を含んでいる、態様1〜3のうち一項に記載の光透過性吸湿フィルム。
〈態様5〉
前記樹脂がエステル部分又はカルボキシル基を側鎖に有する、態様1〜4のうち一項に記載の光透過性吸湿フィルム。
〈態様6〉
前記樹脂がエチレン−酢酸ビニル共重合体及びエチレン−メチルメタクリレート共重合体からなる群より選択される、態様1〜5のうち一項に記載の光透過性吸湿フィルム。
〈態様7〉
前記樹脂が前記エチレン−酢酸ビニル共重合体である場合には、前記エチレン−酢酸ビニル共重合体が、20wt%以上の酢酸ビニル部分を有し、かつ
前記樹脂が前記エチレン−メチルメタクリレート共重合体である場合には、前記エチレン−メチルメタクリレート共重合体が、10wt%以上のメチルメタクリレート部分を有する、
態様6に記載の光透過性吸湿フィルム。
〈態様8〉
全光線透過率が、JIS K7361−1(1997年)に準拠して測定したときに90%以上であり、かつヘーズが、JIS K7136(2000年)に準拠したときに16%以下である、態様1〜7のうち一項に記載の光透過性吸湿フィルム。
本発明によれば、高い全光透過性及び低いヘーズを有する吸湿フィルムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について詳述する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるのではなく、発明の本旨の範囲内で種々変形して実施できる。
本発明の光透過性吸湿フィルムは、樹脂及び樹脂中に分散している吸湿性粒子を含んでいる。吸湿性粒子は、非晶質ケイ酸アルミニウムを含有し、平均粒径が50μm以下である。樹脂は、エステル部分又はカルボキシル基を有する。
原理によって限定されるものではないが、本発明の作用原理は以下のとおりであると考える。
樹脂に吸湿剤を混練して吸湿フィルムを作製した場合、吸湿フィルムの全光線透過率が低くなること及び/又はヘーズが高くなること、すなわちシースルー性が低下することがある。これは、樹脂中に吸湿剤が存在することにより、吸湿フィルム中に入射する光が、吸湿剤によって反射され、又は散乱することを、原因の一つとする。
本発明者らは、エステル部分又はカルボキシル基を有する樹脂と吸湿剤としての非晶質ケイ酸アルミニウムを混合して吸湿フィルムを作製することにより、樹脂と吸湿剤の親和性等により、吸湿フィルムのシースルー性を高めることができることを見出した。
本発明の一つの実施形態に基づく光透過性吸湿フィルムは、十分な吸湿性を維持しつつ、高い全光線透過率及び低いヘーズを有する。
図1は、本発明の一つの実施形態に基づく光透過性吸湿フィルムの内部を光が透過している模式図である。図1において、本発明の光透過性吸湿フィルム(10)は、内部に吸湿性粒子(20)を含有している。本発明の光透過性吸湿フィルム(10)を通る光(30)は、吸湿性粒子(20)による散乱・反射の影響をほとんど受けることなく、光透過性吸湿フィルム(10)を透過することができる。そのため、発明の光透過性吸湿フィルム(10)は高いシースルー性を有する。
図2は、従来の吸湿フィルムの内部を光が透過している模式図である。図2において、従来の吸湿フィルム(11)は、内部に吸湿性粒子(20)を含有している。従来の吸湿フィルム(11)を通る光(30)は、吸湿性粒子(20)による散乱・反射の影響をうける。そのため、従来の吸湿フィルム(11)は低いシースルー性を有する。
〈吸湿性粒子〉
吸湿性粒子は、吸湿性を有し、吸湿剤として用いることができる粒子である。本発明に用いられる吸湿性粒子は、非晶質ケイ酸アルミニウムを含有している。吸湿性粒子は、非晶質ケイ酸アルミニウム及び粘土の複合体であってよい。吸湿性粒子は、樹脂中に分散している。
吸湿性粒子は、吸湿性を有し、吸湿剤として用いることができる粒子である。本発明に用いられる吸湿性粒子は、非晶質ケイ酸アルミニウムを含有している。吸湿性粒子は、非晶質ケイ酸アルミニウム及び粘土の複合体であってよい。吸湿性粒子は、樹脂中に分散している。
吸湿性粒子の平均粒径は、50μm以下である。吸湿性粒子の平均粒径は、50μm以下、25μm以下、又は10μm以下であってよい。
また、吸湿性粒子の平均粒径は、50nm以下、40nm以下、30nm以下、20nm以下、又は10nm以下であることが好ましい。これは、吸湿性粒子の平均粒径が小さいことにより、シースルー性が向上することに加えて、吸湿性粒子の表面積が大きくなり、光透過性吸湿フィルムの吸湿性をより高めることができるためである。
なお、本願明細書において、「平均粒径」とは、特に断りがない限り、透過電子顕微鏡(TEM)を用いて、無作為に選択した100個以上の粒子の最大となる対角線を測定、または丸みを帯びている場合は長軸(長方向の接線)を測定した場合のそれらの測定値の算術平均値をいう。
吸湿性粒子は、吸湿性粒子と樹脂の合計に対して、10wt%以上、15wt%以上、20wt%以上、又は25wt%以上であってよく、50wt%以下、45wt%以下、40wt%以下、35wt%以下、又は30wt%以下であってよい。
〈樹脂〉
本発明において用いられる樹脂は、エステル部分又はカルボキシル基を有するものであれば特に限定されない。樹脂は、特に、側鎖にエステル部分又はカルボキシル基を有することが好ましい。これは、エステル部分又はカルボキシル基が側鎖にあるほうが、吸湿性粒子が分散しやすいためである。
本発明において用いられる樹脂は、エステル部分又はカルボキシル基を有するものであれば特に限定されない。樹脂は、特に、側鎖にエステル部分又はカルボキシル基を有することが好ましい。これは、エステル部分又はカルボキシル基が側鎖にあるほうが、吸湿性粒子が分散しやすいためである。
エステル部分又はカルボキシル基を有する樹脂としては、例えばエチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−ブチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、及びエチレン−酢酸ビニル共重合体等からなる群より選択することができる。
本発明において用いられる樹脂としては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体又はエチレン−メチルメタクリレート共重合体を挙げることができる。
なお、エチレン−酢酸ビニル共重合体は、エチレンと酢酸ビニルとを少なくとも含むモノマーから重合して得られる共重合体である。また、エチレン−メチルメタクリレート共重合体は、エチレンとメタクリル酸メチルとを少なくとも含むモノマーから重合して得られる共重合体である。
また、樹脂がエチレン−酢酸ビニル共重合体である場合には、エチレン−酢酸ビニル共重合体が、吸湿性粒子と樹脂の合計に対して10wt%以上、14wt%以上、20wt%以上、25wt%以上、30wt%以上、35wt%以上、又は40wt%以上の酢酸ビニル部分を有していることが好ましい。また、樹脂がエチレン−メチルメタクリレート共重合体である場合には、エチレン−メチルメタクリレート共重合体が、吸湿性粒子と樹脂の合計に対して10wt%以上、14wt%以上、20wt%以上、25wt%以上、30wt%以上、35wt%以上、又は40wt%以上のメチルメタクリレート部分を有することが好ましい。樹脂がエステル部分又はカルボキシル基をより多く有することにより、吸湿性粒子との親和性などが改良されるためである。
〈厚さ〉
本発明における光透過性吸湿フィルムの厚さは、200μm以下、180μm以下、150μm以下、120μm以下、又は100μm以下であってよい。また、本発明における光透過性吸湿フィルムの厚さは、25μm以上、50μm以上、又は75μm以上であってよい。
本発明における光透過性吸湿フィルムの厚さは、200μm以下、180μm以下、150μm以下、120μm以下、又は100μm以下であってよい。また、本発明における光透過性吸湿フィルムの厚さは、25μm以上、50μm以上、又は75μm以上であってよい。
〈全光線透過率及びヘーズ〉
本発明において、光透過性吸湿フィルムは、厚さが100μmのときの全光線透過率が90%以上であり、かつヘーズが16%以下であることが好ましい。全光線透過率が低すぎる場合、及び/又はヘーズが高すぎる場合には、フィルムの透明性が低下するためである。
本発明において、光透過性吸湿フィルムは、厚さが100μmのときの全光線透過率が90%以上であり、かつヘーズが16%以下であることが好ましい。全光線透過率が低すぎる場合、及び/又はヘーズが高すぎる場合には、フィルムの透明性が低下するためである。
全光線透過率は、90%以上、91%以上、92%以上、又は93%以上であってよい。
ヘーズは、16%以下、14%以下、12%以下、10%以下、8%以下、5%以下、又は2%以下であってよい。
なお、ヘーズとは、フィルムの濁度(又は曇度)を表わす指標である。ヘーズは、フィルム表面の粗さに起因する光線の反射及び散乱、又はフィルム内部における光の内部散乱によって決まる。
ヘーズは、拡散透過光の全光線透過率に対する拡散透過率の割合として求めることができる。
ヘーズが0%に近いほどフィルムの透明性が高く、ヘーズが100%に近いほどフィルムの濁りが大きいことを示している。
なお、全光線透過率はJIS K7361−1(1997年)に準拠して、またヘーズはJIS K7136(2000年)に準拠して、例えばヘーズ・透過率測定計(HR−100、株式会社村上色彩研究所製)を用いて測定することができる。
〈スキン層〉
スキン層は、光透過性吸湿フィルムに含有される吸湿性粒子の脱落を防止し、かつ包装容器としての強度、例えば引張破壊強さや他のフィルム、積層体とのヒートシール強度を持たせるため、光透過性吸湿フィルムの一方又は両方の面に積層されている随意の層である。
スキン層は、光透過性吸湿フィルムに含有される吸湿性粒子の脱落を防止し、かつ包装容器としての強度、例えば引張破壊強さや他のフィルム、積層体とのヒートシール強度を持たせるため、光透過性吸湿フィルムの一方又は両方の面に積層されている随意の層である。
スキン層は樹脂で構成することができ、製膜安定性を向上させ、かつ/又は吸湿性粒子の脱落や外部への直接の接触を防ぐこと、並びに/又は基材フィルムと積層する表面平滑性を付与することができる。
スキン層を構成する樹脂としては、フィルムに一般的に用いられている樹脂を用いることができる。光透過性吸湿フィルムの両側にスキン層を積層させた場合、それぞれのスキン層を構成する樹脂は、同一であっても異なっていてもよい。
スキン層を構成する樹脂は、例えばポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン樹脂、及びこれらの誘導体、並びにこれらの混合物が挙げられる。また、上述の<樹脂>においてあげた樹脂を用いることもできる。
スキン層の厚さは、1μm以上、3μm以上、5μm以上、又は7μm以上であることができ、また50μm以下、40μm以下、30μm以下、20μm以下、又は15μm以下であることができる。光透過性吸湿フィルムの両側にスキン層を積層させた場合、これらのスキン層の厚さは同一であっても異なっていてもよい。
〈光透過性吸湿フィルムの使用例〉
本発明の光透過性吸湿フィルムは、例えばディスプレイ装置に用いることができる。
本発明の光透過性吸湿フィルムは、例えばディスプレイ装置に用いることができる。
図3は、本発明の光透過性吸湿フィルムを有するディスプレイ装置の構成の略図である。図3において、ディスプレイ装置(200)は、発光表示素子(110)と基材(120)との間に本発明の光透過性吸湿フィルム(100)を有する。
また、本発明の光透過性吸湿フィルムは、例えば包装用積層体に用いることができる。
図4は、本発明の光透過性吸湿フィルムを有する包装用積層体の構成の略図である。図4において、包装用積層体(300)は、本発明の光透過性吸湿フィルム(100)、光透過性吸湿フィルムと積層されている透明基材フィルム(130)を含んでいる。
本発明の光透過性吸湿フィルムを有する包装用積層体は、包装袋として用いることができる。この様な包装袋は、具体的には、図4に記載される包装用積層体を1枚又は複数枚含んでおり、かつ1枚又は複数枚の包装用積層体の光透過性吸湿フィルム側の一部が、この積層体の他の部分又は他のフィルムとヒートシールされていることによって袋状にされていることができる。
さらに、この包装袋は、内容物、及び内容物を密封している包装袋を具備している、内容物入り包装袋であってよい。
《実施例1〜5、及び比較例1〜4》
〈フィルムの製造〉
下記の工程により、実施例1〜5、及び比較例1〜4の吸湿フィルムを作製した。
〈フィルムの製造〉
下記の工程により、実施例1〜5、及び比較例1〜4の吸湿フィルムを作製した。
1.プレミキシング
熱可塑性樹脂及び吸湿性粒子を所定の分量で秤量し、170℃、1500rpmの条件で、高速ミキサー(ヘンシェルミキサー、日本コークス株式会社製)で混練して、熱可塑性樹脂と吸湿性粒子の混練物を作製した。
熱可塑性樹脂及び吸湿性粒子を所定の分量で秤量し、170℃、1500rpmの条件で、高速ミキサー(ヘンシェルミキサー、日本コークス株式会社製)で混練して、熱可塑性樹脂と吸湿性粒子の混練物を作製した。
なお、熱可塑性樹脂は、実施例1、並びに比較例1及び3ではエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)を、実施例2〜5、及び比較例2ではエチレン−メチルメタクリレート共重合体(EMMA)を、比較例4ではポリプロピレン(ランダムコポリマー)(PP(ランダム))を、それぞれ用いた。
また、実施例1〜5、及び比較例4では、平均粒径が50μmの非晶質ケイ酸アルミニウム(キョーワード700、協和化学工業株式会社製)を用いた。これに対して比較例1及び2では、平均粒径が50μmのケイ酸マグネシウム(キョーワード600)を用いた。また、比較例3では、平均粒径が30μmのケイ酸カルシウム(フローライトR)用いた。
また、実施例1〜3及び比較例1〜4における吸湿性粒子の配合量は、吸湿性粒子と樹脂の合計に対して30wt%である。他の実施例及び比較例と異なり、実施例4及び5における吸湿性粒子の配合量は、吸湿性粒子と樹脂の合計に対してそれぞれ10wt%及び50wt%である。
下記の〈結果〉において示されている表1に、実施例1〜5、及び比較例1〜4に用いた熱可塑性樹脂及び吸湿性粒子を示している。なお、表1において、樹脂の「全光線透過率」及び「ヘーズ」は、樹脂が元から有している全光線透過率及びヘーズである。また、「VA又はMMA含有率」は、樹脂中の酢酸ビニル(VA)又はメチルメタクリル酸(MMA)の質量%を表している。さらに、「銘柄」は、樹脂の商品名を示している。
2.マスターバッチの作製
上記「1.プレミキシング」において作製した混練物を粉砕し、170℃の条件で、二軸押出機(PCM−30、株式会社池貝)でペレット化して、マスターバッチを作製した。
上記「1.プレミキシング」において作製した混練物を粉砕し、170℃の条件で、二軸押出機(PCM−30、株式会社池貝)でペレット化して、マスターバッチを作製した。
3.多層製膜
上記「2.マスターバッチの作製」で作製したマスターバッチを用いて、170℃、成膜厚み100μm、引取速度10m/minの条件で、押出成膜装置(KZW15TW−45MG−NH−2200)でフィルム化して、吸湿フィルムを作製した。
上記「2.マスターバッチの作製」で作製したマスターバッチを用いて、170℃、成膜厚み100μm、引取速度10m/minの条件で、押出成膜装置(KZW15TW−45MG−NH−2200)でフィルム化して、吸湿フィルムを作製した。
〈飽和吸湿量の測定〉
下記の方法により、実施例1〜5、及び比較例1〜4の吸湿フィルムの飽和吸湿量を測定した。
下記の方法により、実施例1〜5、及び比較例1〜4の吸湿フィルムの飽和吸湿量を測定した。
吸湿フィルムを、一辺の長さが約10cmの正方形の吸湿フィルム片に切り出して、重量を測定した。次に、吸湿フィルム片を40℃、90%RH環境下で48時間放置した後、23℃、50%RH環境下で24時間放置して、吸湿フィルム片に吸湿させた。その後、吸湿フィルム片の重量を測定した。
吸湿フィルム片の吸湿後の重量を吸湿前の重量で除することにより得た吸湿フィルム片の吸湿前後の重量変化率を、飽和吸湿量とした。
〈シースルー性の測定〉
下記の方法により、実施例1〜5、及び比較例1〜4の吸湿フィルムのシースルー性を測定した。
下記の方法により、実施例1〜5、及び比較例1〜4の吸湿フィルムのシースルー性を測定した。
吸湿フィルムを、一辺の長さが約10cmの正方形の吸湿フィルム片3片に切り出した。その後、3片の吸湿フィルム片それぞれについて、ヘーズ・透過率測定計(HR−100、株式会社村上色彩研究所)を用いて全光線透過率、及びヘーズを測定した。なお、全光線透過率は、JIS K7361−1(1997年)に準拠して、かつヘーズは、JIS K7136(2000年)に準拠して行った。また、下記の表1に記載の結果は、吸湿フィルム片3つの測定値の平均値である。
〈結果〉
表1は、飽和吸湿量及びシースルー性(全光線透過率及びヘーズ)の測定結果を示している。
表1は、飽和吸湿量及びシースルー性(全光線透過率及びヘーズ)の測定結果を示している。
表1に示すように、樹脂としてEVA又はEMMAを用い、かつ吸湿性粒子として非晶質ケイ酸アルミニウムを用いた実施例1〜5は、高いシースルー性(高い全光透過率かつ低いヘーズ)を有していた。特に、実施例1では、全光線透過率は92.8%かつヘーズは2.2%という、非常に高いシースルー性を有していた。
これに対して、樹脂としてEVA又はEMMAを用い、かつ吸湿性粒子としてケイ酸マグネシウム又はケイ酸カルシウムを用いた比較例1〜3、及び樹脂としてPP(ランダム)を用い、かつ吸湿性粒子として非晶質ケイ酸アルミニウムを用いた比較例4は、低いシースルー性(低い全光透過率かつ高いヘーズ)を有していた。特に、比較例1〜4は、非常に高いヘーズを有していた。
《実施例6及び7、並びに比較例8〜10》
〈吸湿フィルムの作製〉
下記の工程により、実施例6及び7、並びに比較例8〜10の吸湿フィルムを作製した。
〈吸湿フィルムの作製〉
下記の工程により、実施例6及び7、並びに比較例8〜10の吸湿フィルムを作製した。
1.プレミキシング
熱可塑性樹脂及び吸湿性粒子を所定の分量で秤量し、1500rpmの条件で、30分間、高速ミキサー(ヘンシェルミキサー、日本コークス株式会社製)で混練して、熱可塑性樹脂と吸湿性粒子の混練物を作製した。
熱可塑性樹脂及び吸湿性粒子を所定の分量で秤量し、1500rpmの条件で、30分間、高速ミキサー(ヘンシェルミキサー、日本コークス株式会社製)で混練して、熱可塑性樹脂と吸湿性粒子の混練物を作製した。
実施例6及び7、並びに比較例8〜10では、吸湿性粒子として非晶質ケイ酸アルミニウムと粘土の複合体(ハスクレイGIII−Y2)を用いた。
また、実施例6ではエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、実施例7ではエチレン‐メチルメタクリレート共重合体(EMMA)、比較例8では低密度ポリエチレン(LDPE)、比較例9ではポリプロピレンホモポリマー(PPホモ)、比較例10ではポリプロピレンランダムポリマー(PPランダム)を、熱可塑性樹脂としてそれぞれ用いた。
実施例6及び7、並びに比較例8〜10の吸湿性シートの作製に用いた樹脂及び吸湿性粒子の組み合わせは、下記の〈結果〉の表2において示されている。なお、表2において、樹脂の「全光線透過率」及び「ヘーズ」は、吸湿性シートの厚さが100μmのときの、樹脂自体が有している全光線透過率及びヘーズである。また、「VA又はMMA含有率」は、樹脂中の酢酸ビニル(VA)又はメチルメタクリル酸(MMA)の質量%を表している。
2.マスターバッチの作製
上記「1.プレミキシング」において作製した混練物を粉砕し、180℃、200rpmの条件で、二軸押出機(PCM−30、株式会社池貝)でペレット化して、マスターバッチを作製した。
上記「1.プレミキシング」において作製した混練物を粉砕し、180℃、200rpmの条件で、二軸押出機(PCM−30、株式会社池貝)でペレット化して、マスターバッチを作製した。
3.多層製膜
上記「2.マスターバッチの作製」で作製したマスターバッチを用いて、160℃、成膜厚み100μm、100rpmの条件で、押出成膜装置(KZW15TW−45MG−NH−2200)でフィルム化して、吸湿フィルムを作製した。
上記「2.マスターバッチの作製」で作製したマスターバッチを用いて、160℃、成膜厚み100μm、100rpmの条件で、押出成膜装置(KZW15TW−45MG−NH−2200)でフィルム化して、吸湿フィルムを作製した。
〈飽和吸湿量の測定〉
下記の方法により、実施例6及び7、及び比較例8〜10の吸湿フィルムの飽和吸湿量を測定した。
下記の方法により、実施例6及び7、及び比較例8〜10の吸湿フィルムの飽和吸湿量を測定した。
吸湿フィルムを、一辺の長さが約50mmの正方形の吸湿フィルム片3片に切り出して、重量を測定した。次に、吸湿フィルム片を40℃、90%RH環境下で48時間放置した後、23℃、50%RH環境下で24時間放置して、吸湿フィルム片に吸湿させた。その後、吸湿フィルム片の重量を測定した。
吸湿フィルム片の吸湿後の重量を吸湿前の重量で除することにより得た吸湿フィルム片の吸湿前後の重量変化率を、飽和吸湿量(「吸湿重量変化率」)とした。
また、下記の表2に記載の結果は、吸湿フィルム片3つの測定値の平均値である。
〈シースルー性の測定〉
全光線透過率は、JIS K7361−1(1997年)に準拠して、かつヘーズは、JIS K7136(2000年)に準拠して行った。また、下記の表2に記載の結果は、吸湿フィルム片3つの測定値の平均値である。
全光線透過率は、JIS K7361−1(1997年)に準拠して、かつヘーズは、JIS K7136(2000年)に準拠して行った。また、下記の表2に記載の結果は、吸湿フィルム片3つの測定値の平均値である。
〈結果〉
表2は、飽和吸湿量及びシースルー性(全光線透過率及びヘーズ)の測定結果を示している。
表2は、飽和吸湿量及びシースルー性(全光線透過率及びヘーズ)の測定結果を示している。
表2に示すように、樹脂としてEVA又はEMMAを用い、かつ吸湿性粒子として非晶質ケイ酸アルミニウムと粘土の複合体を用いた実施例6及び7では、高いシースルー性(高い全光透過率かつ低いヘーズ)を有していた。特に、実施例6では、全光線透過率は93.6%かつヘーズは5.0%という、非常に高いシースルー性を有しつつ、吸湿重量変化率は3.8%という、高い吸湿量を有していた。
これに対して、樹脂としてEVA又はEMMA以外の樹脂を用い、かつ吸湿性粒子として非晶質ケイ酸アルミニウムと粘土の複合体を用いた比較例8〜10は、実施例6及び7と比較して、低いシースルー性(低い全光透過率かつ高いヘーズ)を有していた。
10、100 光透過性吸湿フィルム
11 従来の吸湿フィルム
20 吸湿性粒子
30 光
110 発光表示素子
120 基材
130 透明基材フィルム
200 ディスプレイ装置
300 包装用積層体
11 従来の吸湿フィルム
20 吸湿性粒子
30 光
110 発光表示素子
120 基材
130 透明基材フィルム
200 ディスプレイ装置
300 包装用積層体
Claims (8)
- 樹脂及び前記樹脂中に分散している吸湿性粒子を含んでおり、
前記吸湿性粒子は、非晶質ケイ酸アルミニウムを含有し、
平均粒径が50μm以下であり、かつ
前記樹脂は、エステル部分又はカルボキシル基を有する、
光透過性吸湿フィルム。 - 前記吸湿性粒子が、非晶質ケイ酸アルミニウム及び粘土の複合体である、請求項1に記載の光透過性吸湿フィルム。
- 前記吸湿性粒子の平均粒径が30nm以下である、請求項1又は2に記載の光透過性吸湿フィルム。
- 前記吸湿性粒子と前記樹脂の合計に対して、10wt%〜50wt%の前記吸湿性粒子を含んでいる、請求項1〜3のうち一項に記載の光透過性吸湿フィルム。
- 前記樹脂がエステル部分又はカルボキシル基を側鎖に有する、請求項1〜4のうち一項に記載の光透過性吸湿フィルム。
- 前記樹脂がエチレン−酢酸ビニル共重合体及びエチレン−メチルメタクリレート共重合体からなる群より選択される、請求項1〜5のうち一項に記載の光透過性吸湿フィルム。
- 前記樹脂が前記エチレン−酢酸ビニル共重合体である場合には、前記エチレン−酢酸ビニル共重合体が、20wt%以上の酢酸ビニル部分を有し、かつ
前記樹脂が前記エチレン−メチルメタクリレート共重合体である場合には、前記エチレン−メチルメタクリレート共重合体が、10wt%以上のメチルメタクリレート部分を有する、
請求項6に記載の光透過性吸湿フィルム。 - 全光線透過率が、JIS K7361−1(1997年)に準拠して測定したときに90%以上であり、かつヘーズが、JIS K7136(2000年)に準拠したときに16%以下である、請求項1〜7のうち一項に記載の光透過性吸湿フィルム。
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JP2020142954A (ja) * | 2019-03-06 | 2020-09-10 | 宇部エクシモ株式会社 | 複合粒子 |
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-
2016
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JP7439437B2 (ja) | 2019-09-30 | 2024-02-28 | 大日本印刷株式会社 | 透明吸水性シーラントフィルム |
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