JP2018024316A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート Download PDF

Info

Publication number
JP2018024316A
JP2018024316A JP2016156887A JP2016156887A JP2018024316A JP 2018024316 A JP2018024316 A JP 2018024316A JP 2016156887 A JP2016156887 A JP 2016156887A JP 2016156887 A JP2016156887 A JP 2016156887A JP 2018024316 A JP2018024316 A JP 2018024316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
seat back
width direction
adjacent
vehicle seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016156887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6761171B2 (ja
Inventor
亘 本田
Wataru Honda
亘 本田
陽一 立川
Yoichi Tachikawa
陽一 立川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Priority to JP2016156887A priority Critical patent/JP6761171B2/ja
Priority to PCT/JP2017/013791 priority patent/WO2018029897A1/ja
Publication of JP2018024316A publication Critical patent/JP2018024316A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6761171B2 publication Critical patent/JP6761171B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/022Reclining or easy chairs having independently-adjustable supporting parts
    • A47C1/024Reclining or easy chairs having independently-adjustable supporting parts the parts, being the back-rest, or the back-rest and seat unit, having adjustable and lockable inclination
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/22Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/68Seat frames

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】係合部材の端部を係合させるためにシート幅方向に沿って延出した部分を有する係合部材の剛性を確保する。
【解決手段】シートクッションに向かって倒れる向きにシートバックを付勢するスパイラルスプリング60を固定するためにスパイラルスプリング60の端部と係合する係合ブラケット14が、スパイラルスプリング60の端部と係合するためにシート幅方向外側に突出した突出部14cと、シート幅方向において突出部14cと隣接した隣接部14eと、を備えている。隣接部14eには、前後方向に沿って延出した第一延出部14fと、該第一延出部14fと連続しており第一延出部14fと交差する方向に沿って延出した第二延出部14gと、が設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両用シートに係り、特に、シートクッションに向かって倒れる向きにシートバックを付勢する付勢部材を有する車両用シートに関する。
シートバックがシートクッションに対して相対回動する(傾く)構成の車両用シートは、既に周知である。かかる構成の車両用シートの中には、シートクッションに向かって倒れる向きにシートバックを付勢する付勢部材を有するものが存在する。例えば、特許文献1に記載された車両用シートには付勢部材としてのスパイラルスプリングが設けられている。
付勢部材は、通常、その一端部がシートバックの側方に配置された係合部材に係合された状態で固定されている。特許文献1では、係合部材の一部分がシートバックの側方からシート幅方向外側に向かって延出し、当該延出部分に付勢部材の一端部が係合されている。
特開2011−6017号公報
ところで、上述の係合部材に関しては、係合部材の端部を係合させる上で十分な剛性が要求される。特に、シート幅方向に沿って延出した部分に係合部材の端部を係合させる上では、その延出部分の基部(根元部分)の剛性を確保する必要がある。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、係合部材の端部を係合させるためにシート幅方向に沿って延出した部分を有する係合部材について剛性を確保することが可能な車両用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の車両用シートによれば、シートバックと、シートクッションと、前記シートクッションに向かって倒れる向きに前記シートバックを付勢する付勢部材と、を有する車両用シートであって、前記シートバックは、前記付勢部材を固定するために前記付勢部材の端部と係合する係合部材を有し、該係合部材は、前記付勢部材の端部と係合するために前記車両用シートの幅方向において外側に突出した突出部と、前記幅方向において前記突出部と隣接した隣接部と、を備え、該隣接部には、前記車両用シートの前後方向に沿って延出した第一延出部と、該第一延出部と連続しており該第一延出部と交差する方向に沿って延出した第二延出部と、が設けられていることにより解決される。
上記のように構成された本発明の車両用シートでは、係合部材に、付勢部材の端部と係合するためにシート幅方向外側に突出した突出部と、当該突出部と隣接する隣接部とが設けられている。また、隣接部は、車両用シートの前後方向に沿って延出した第一延出部と、第一延出部と交差する方向に沿って延出した第二延出部と、を有する。このような隣接部が設けられていることで、突出部の剛性を向上させ、係合部材と付勢部材との係合状態を安定させることが可能となる。
また、上記の構成において、前記第二延出部は、前記前後方向における前記隣接部の両端部にそれぞれ設けられており、前記前後方向における前記隣接部の中央部には隆起形状の補強部が設けられており、該補強部は、前記幅方向において、各々の前記第二延出部と同じ位置にあるとよい。
上記の構成では、シート幅方向において第二延出部が設けられている範囲に補強部が設けられているので、係合部材の肥大化を抑えつつ、係合部材の剛性を更に向上させることが可能となる。
また、上記の構成において、前記シートバックは、シートバックフレームを有し、前記幅方向における前記シートバックフレームの両端部にはシートバックサイドフレームが備えられており、前記係合部材により近い方の前記シートバックサイドフレームのうち、前記幅方向における外側端部には、前記幅方向において内側に窪んだ窪み部が設けられており、前記窪み部内に前記係合部材が取り付けられているとよい。
上記の構成では、シートバックサイドフレームの窪み部を利用して係合部材を取り付けるため、シート幅方向において窪み部の分だけ係合部材の位置をずらすことが可能となる。これにより、係合部材を取り付けることでシートサイズが大型化してしまうのを抑制することが可能となる。
また、上記の構成において、前記突出部の先端部には、前記突出部に係合した前記付勢部材の端部を係止して前記付勢部材の端部が前記幅方向の外側に移動するのを規制する規制部が形成されており、前記前後方向における前記隣接部の長さは、前記前後方向における前記規制部の長さよりも長いとよい。
上記の構成では、隣接部の前後方向長さが規制部の前後方向長さよりも長くなっている分、隣接部が広く設けられるので、隣接部による剛性向上の効果がより有効に発揮されることになる。
また、上記の構成において、前記シートバックは、シートバックフレームを有し、前記幅方向における前記シートバックフレームの両端部にはシートバックサイドフレームが備えられており、前記係合部材は、該係合部材により近い方の前記シートバックサイドフレームのうち、前記幅方向における外側端部に取り付けられる環状部をさらに有し、前記突出部、前記隣接部及び前記環状部は、同一の部材によって構成されていることで一体化しているとよい。
上記の構成では、係合部材中、シートバックサイドフレームに取り付けられる部分が環状となっている。これにより、係合部材中、シートバックサイドフレームに取り付けられる部分の面積が十分に確保され、係合部材の取り付け状態を安定させることが可能となる。また、係合部材中の各部(具体的には、突出部、隣接部及び環状部)が同一の部材によって構成されて一体化していれば、部品点数が少なくなり係合部材の取り扱いが容易となる。
また、上記の構成において、前記付勢部材のうち、前記係合部材と係合する第一端部とは反対側に位置する第二端部と係合する第二の係合部材を更に有し、前記第二の係合部材は、前記幅方向において前記付勢部材と隣り合う位置に配置された第二の環状部を有し、前記第二の環状部と、前記前後方向において前記環状部と同じ位置に配置されているとよい。
上記の構成では、付勢部材の第一端部と係合する係合部材が有する環状部と、付勢部材の第二端部と係合する第二の係合部材が有する環状部(第二の環状部)とが前後方向において同じ位置に配置されている。これにより、各環状部が前後方向において離れた位置に配置されている場合に比べて、車両用シートのサイズがよりコンパクトになる。
本発明によれば、係合部材において突出部に隣接する隣接部が設けられていることで、突出部の剛性が向上するようになる。
また、本発明によれば、シート幅方向において第二延出部が設けられている範囲に補強部を設けることで、係合部材の肥大化を抑えた上で係合部材の剛性が更に向上する。
また、本発明によれば、シートバックサイドフレームの窪み部の分だけ係合部材の位置をシート幅方向にずらすことで、係合部材の取り付けに伴うシートサイズ大型化を抑制することが可能となる。
また、本発明によれば、隣接部の前後方向長さが規制部の前後方向長さよりも長くなる分、隣接部がより広く設けられるので、隣接部による剛性向上の効果がより有効に発揮される。
また、本発明によれば、係合部材中、シートバックサイドフレームに取り付けられる部分の面積が十分に確保され、係合部材の取り付け状態をより安定させることが可能となる。また、係合部材中の各部が同一の部材によって構成されて一体化していることで、部品点数が少なくなり、係合部材の取り扱いが容易となる。
また、本発明によれば、付勢部材の第一端部と係合する係合部材が有する環状部と、付勢部材の第二端部と係合する第二の係合部材が有する第二の環状部とが前後方向において同じ位置に配置されていることで、車両用シートのサイズがよりコンパクトになる。
本発明の一実施形態に係る車両用シートの外観図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートのフレーム構造を示す図である。 車両用シートのフレーム後端部を示す斜視図である。 連結ブラケットの外観図である。 車両用シートのフレーム後端部を示す側面図である。 係止ブラケットの外観図である。 係止ブラケットの取り付け箇所に関する説明図である。 車両用シートのフレーム後端部を上方から見たときの図である。 図5中のA−A断面を示す図である。
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)に係る車両用シートの構成について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
なお、以下の説明中、「前後方向」とは、車両用シートの前後方向を意味し、車両用シートの着座者から見たときの前後方向、すなわち車両の走行方向と一致する方向である。また、「シート幅方向」とは、車両用シートの幅方向を意味し、車両用シートの着座者から見たときの左右方向と一致する。「高さ方向」とは、車両用シートの高さ方向を意味し、前後方向及びシート幅方向の双方と直交する方向、すなわち上下方向と一致する。
また、以下に説明する各部材の位置及び状態については、特に断る場合を除き、完成品としての車両用シートにおける位置や状態を表すものである。
また、以降で参照する図面の一部では、図示の都合上、車両用シートを構成する部品の一部を省略している。例えば、図9に図示の断面図では、リクライニング機構50について内部構造の図示を省略し、ケーシングのみを図示している。
先ず、本実施形態に係る車両用シートSの基本構成について説明する。本実施形態に係る車両用シートSの基本構成は、公知である一般的な車両用シートと略同じ構成であり、図1に示すようにシートバックS1、シートクッションS2及びヘッドレストS3を有する。また、シートクッションS2の下部には、シートバックS1、シートクッションS2及びヘッドレストS3を前後方向にスライド移動させるためのスライドレール機構30が配置されている。さらに、高さ方向においてシートクッションS2とスライドレール機構30との間には、図2に図示した高さ調整機構40が備えられている。高さ調整機構40は、シートクッションS2の脇位置に設けられた操作レバーLが操作されることで駆動し、シートクッションS2の高さを調整する。
車両用シートSは、その骨格として、図2に図示のシートフレームFを有する。シートフレームFは、シートバックフレーム10と、シートクッションフレーム20と、を主な構成要素としている。
シートバックフレーム10は、逆さU字形のアッパフレーム11と、シート幅方向両端部をなす左右一対のシートバックサイドフレーム12と、シートバックサイドフレーム12の下端部の間に架設されたロアメンバーフレーム13と、を有する。また、左右一対のシートバックサイドフレーム12の各々には、リクライニング機構50のリクライニング軸51が貫通している。
シートクッションフレーム20は、上方から見たときに方形枠状の外形形状を有しており、シート幅方向両端部に位置するシートクッションサイドフレーム21と、シートクッションフレーム20の前端部を構成するパンフレーム22と、を主たる構成要素とする。また、シートクッションサイドフレーム21の後端部の上方部分には、連結ブラケット23が取り付けられている。この連結ブラケット23は、シートクッションサイドフレーム21とシートバックサイドフレーム12とを連結するために設けられた金属板部材である。なお、連結ブラケット23の構成については、後に詳述する。
また、図2に示すように、シートクッションサイドフレーム21の後端部同士は、連結パイプ24によって連結されている。この連結パイプ24は、シート幅方向に沿って延出する筒状部材(具体的には丸パイプ)によって構成されている。
ところで、車両用シートSは、リクライニング機構50を備えており、シートクッションS2に対するシートバックS1の角度(傾き)を調整することが可能である。より具体的に説明すると、リクライニング機構50は、前述した連結ブラケット23に取り付けられた状態で一方のシートバックサイドフレーム12に組み付けられている。これにより、シートバックフレーム10は、シート幅方向に延びたリクライニング軸51を回動軸としてシートクッションフレーム20に対して相対回動可能となる。なお、リクライニング機構50の構成は、公知であるため、説明を省略することとする。
また、図2に示すように、左右一対のシートバックサイドフレーム12の各々の脇位置(シート幅方向外側)には渦巻き状のスパイラルスプリング60が配置されている。このスパイラルスプリング60は、付勢部材に相当し、シートクッションS2に向かって倒れる向き(すなわち、前傾する向き)にシートバックS1を付勢する。
リクライニング機構50は、通常時、ロック状態にあり、シートクッションS2に対するシートバックS1の角度(傾き)を保持する。一方、車両用シートSに着座している乗員が所定の操作を行ってリクライニング機構50のロックを解除すると、シートバックS1がシートクッションS2に対して相対回動可能となる。このとき、乗員の背がシートバックS1に凭れ掛かると、シートバックS1がスパイラルスプリング60の付勢力に抗して後傾するようになる。その後にリクライニング機構50が再ロックすると、シートバックS1の傾きが後傾後の傾きにて保持されるようになる。また、乗員の背がシートバックS1から離れた状態でリクライニング機構50のロックが再び解除されると、シートバックS1がスパイラルスプリング60の付勢力を受けてシートクッションS2に向かって倒れる向きに回動し、最終的に元の位置(通常位置)に復帰する。
次に、スパイラルスプリング60の固定構造について説明する。なお、本実施形態において、スパイラルスプリング60は、シート幅方向における車両用シートSの両端部にそれぞれ設けられているが、その固定構造についてはスパイラルスプリング60間で共通している。そのため、以下では、一方のスパイラルスプリング60(具体的には、リクライニング機構50と同じ側に配置されたスパイラルスプリング60)の固定構造についてのみ説明することとする。
スパイラルスプリング60は、図3に示すように、シート幅方向において連結ブラケット23と隣り合う位置に配置されている。そして、スパイラルスプリング60は、その端部が2つの金属板部材に係合されることで固定されている。ここで、2つの金属板部材のうちの一方(以下、係止ブラケット14)は、本発明の係合部材に相当し、シートバックS1に設けられた部材である。厳密に説明すると、係止ブラケット14は、シートバックサイドフレーム12のシート幅方向外側端部に取り付けられている。そして、係止ブラケット14は、スパイラルスプリング60の外側端部60a(第一端部)と係合する。
もう一方の金属板部材は、前述の連結ブラケット23である。すなわち、連結ブラケット23は、本発明の第二の係合部材として機能し、スパイラルスプリング60の内側端部60b(第二端部)と係合する。ここで、スパイラルスプリング60の内側端部60bは、スパイラルスプリング60の外側端部60aとは反対側に位置している。
連結ブラケット23について説明すると、連結ブラケット23は、図4に図示したように側方視で略三角形状の外形形状を有している。より詳しく説明すると、略三角形状の連結ブラケット23のうち、前端部に相当する角部にはボルト穴23hが形成されている。同様に、連結ブラケット23の下方後端部に相当する角部にもボルト穴23hが形成されている。
そして、それぞれのボルト穴23hがシートクッションサイドフレーム21に形成されたボルト穴(不図示)と連通した状態で当該ボルト穴23hにボルトが挿入されることにより、図5に示すように、連結ブラケット23がシートクッションサイドフレーム21の後端部に締結される。
なお、図4に示すように、連結ブラケット23の前端部に相当する角部の外縁部分は、シート幅方向外側に折れ曲がってフランジ型の補強部23aを形成している。この補強部23aは、連結ブラケット23の前端部に相当する角部に形成されたボルト穴23hのやや前方に位置し、当該ボルト穴23hの外縁の前側半分に沿うように形成されている。
また、図4に示すように、連結ブラケット23の下方後端部に相当する角部には、膨出形状の脆弱部23bが形成されている。この脆弱部23bは、連結ブラケット23中のその他の部分より剛性が低く、車両後突時にシートバックS1に入力される衝撃荷重が連結ブラケット23に伝達された際に変形する(押し潰れる)ことで当該衝撃荷重を吸収する。なお、脆弱部23bは、連結ブラケット23の下方後端部に相当する角部に形成されたボルト穴23hのやや上方に位置し、前後方向に沿って伸びている。
また、図4に示すように、連結ブラケット23のうち、上方後端部に相当する角部には比較的大きな貫通孔23cが形成されている。つまり、連結ブラケット23の上方後端部に相当する角部は、環状部23d(第二の環状部)を構成している。この環状部23dは、図3及び図5に示すように、連結ブラケット23のうち、シート幅方向においてスパイラルスプリング60と隣り合う位置に配置された部分である。
なお、シート幅方向においてリクライニング機構50と同じ側に位置する連結ブラケット23に形成された貫通孔23cは、リクライニング機構50が嵌合する嵌合穴として機能する。より具体的に説明すると、貫通孔23cの外縁の形状は、リクライニング機構50のケーシングのシート幅方向外側端部の外形形状と対応した形状となっている。そして、リクライニング機構50のケーシングのシート幅方向外側端が貫通孔23cに嵌り込むことで、リクライニング機構50が当該貫通孔23cと嵌合するようになる。
また、貫通孔23cの外縁の上端位置には、図4に示すように、シート幅方向外側に向かって突出した係合突起部23eが設けられている。この係合突起部23eには、スパイラルスプリング60の内側端部60bが係合する。より具体的に説明すると、スパイラルスプリング60の内側端部60bは、図5に示すように、係合突起部23eの上方から下方に回り込んで係合突起部23eの前端縁に掛かり留めされている。
なお、本実施形態において、係合突起部23eは、連結ブラケット23を構成する金属板部材の一部を切り起こして形成されている。つまり、連結ブラケット23各部(具体的には、補強部23a、脆弱部23b、環状部23d及び係合突起部23e)は、すべて同一の部材によって構成されており一体化している。また、係合突起部23eの延出方向において当該係合突起部23eの基端部(根元部)には矩形状の抜き孔23fが形成されており、その分、連結ブラケット23の軽量化が図られている。
次に、係止ブラケット14について説明すると、係止ブラケット14は、側方視で略卵型楕円状の外形形状を有する。より詳しく説明すると、係止ブラケット14の大部分は、図6に示すように円環状の環状部14aとなっている。環状部14aの中央部には、いびつな円穴状の貫通孔14bが形成されている。この貫通孔14bの内側にはリクライニング機構50のリクライニング軸51が通過する。
環状部14aは、係止ブラケット14をシートバックサイドフレーム12に取り付けるためのベースとなる。具体的に説明すると、係止ブラケット14は、シートバックサイドフレーム12(厳密には、係止ブラケット14により近い方のシートバックサイドフレーム12)のシート幅方向外側端部に環状部14aが溶接されることで当該シートバックサイドフレーム12に取り付けられている。
より具体的に説明すると、環状部14aは、シートバックサイドフレーム12に形成された貫通孔12hと環状部14aの貫通孔14bとが連通した状態でシートバックサイドフレーム12のシート幅外側端部に溶接されている。なお、本実施形態では、貫通孔14bを取り囲む溶接痕Jが複数(図7に図示のケースでは、2つ)形成されるように環状部14aがシートバックサイドフレーム12に溶接されている。
シートバックサイドフレーム12における係止ブラケット14の取り付け箇所について図7を参照しながら更に詳しく説明すると、シートバックサイドフレーム12のシート幅方向外側端部には窪み部12aが形成されている。この窪み部12aは、シートバックサイドフレーム12のシート幅方向外側端部のうち、シート幅方向において内側に窪んだ部分である。なお、本実施形態において、窪み部12aは、シートバックサイドフレーム12の下端部において、シートバックサイドフレーム12の前端から後端に亘って比較的広範囲に形成されている。
そして、図7に示すように、窪み部12a内に係止ブラケット14が取り付けられており、厳密には、係止ブラケット14の外縁すべてが窪み部12a内に収まるように係止ブラケット14が取り付けられている。このように窪み部12a内に係止ブラケット14が取り付けられていることにより、シート幅方向において窪み部12aの分だけ係止ブラケット14の位置がシート幅方向内側にずれることになる。この結果、係止ブラケット14の取り付けによってシートサイズが大型化するのを抑制することが可能となる。
また、図8及び図9に示すように、本実施形態では、係止ブラケット14の環状部14aと連結ブラケット23の環状部23dとが前後方向において同じ位置に配置されている。これにより、各環状部14a、23dが前後方向において離れた位置に配置されている場合と比較して、車両用シートSのサイズがよりコンパクトとなっている。
なお、シート幅方向における車両用シートSの両端部のうち、リクライニング機構50が配置されている側の端部では、係止ブラケット14の環状部14aのシート幅方向外側表面にリクライニング機構50が接着や溶接によって取り付けられている。
係止ブラケット14のうち、環状部14aの上方に位置する部分は、図6に示すように、シート幅方向外側に向かって突出した突出部14cが設けられている。この突出部14cには、スパイラルスプリング60の外側端部60aが係合する。より具体的に説明すると、突出部14cは、スパイラルスプリング60の外側端部60aと係合するためにシート幅方向においてスパイラルスプリング60の配置位置まで突出している。スパイラルスプリング60の外側端部60aは、突出部14cの下方から上方に回り込んで突出部14cの後端縁に引っ掛かっている。
また、突出部14cの先端部(自由端側の端部)では、前後方向における長さが当該先端部以外よりも長くなっていることで規制部14dが形成されている。この規制部14dは、突出部14cに係合したスパイラルスプリング60の外側端部60aを係止して当該外側端部60aがシート幅方向外側に移動するのを規制する目的で係止ブラケット14に設けられている。
さらに、係止ブラケット14には、突出部14cの突出方向において突出部14cの基端部(根元側の端部)と隣接する隣接部14eが設けられている。この隣接部14eは、前後方向に延出しており、前後方向における長さが突出部14cよりも幾分長くなった部分である。そして、隣接部14eが突出部14cの基端部と隣接していることにより、突出部14cの剛性が向上し、以て、係止ブラケット14とスパイラルスプリング60との係合状態が安定するようになる。以下、隣接部14eについて詳しく説明する。
隣接部14eは、突出部14cと同じく、係止ブラケット14において環状部14aの上方に位置する部分である。なお、本実施形態において、隣接部14eは、環状部14a及び突出部14cと一体成形されている。すなわち、突出部14c、隣接部14e及び環状部14aは、同一の部材(より具体的には、一枚の金属板材料)によって構成されており一体化している。これにより、部品点数が少なくなり、係止ブラケット14が取り扱い易くなっている。
また、隣接部14eは、図6に示すように、前後方向に沿って延出した第一延出部14fと、前後方向において第一延出部14fと連続しており第一延出部14fと交差する方向に沿って延出した第二延出部14gと、を有する。第一延出部14fは、シート幅方向において若干の幅を有している。また、第一延出部14fの前端は、突出部14cの前端よりも前方に位置し、第一延出部14fの後端は、突出部14cの後端よりも後方に位置している。
第二延出部14gは、隣接部14eの前端部及び後端部にそれぞれ設けられており、下方(厳密には、シートバックサイドフレーム12の延出方向における下方)に向かって延出している。
なお、本実施形態では、前側に位置する第二延出部14gの前端から後側に位置する第二延出部14gの後端までの距離、換言すると、前後方向における隣接部14eの長さ(図8中、記号w1にて示す長さ)が、前後方向における突出部14cの規制部14dの長さ(図8中、記号w2にて示す長さ)よりも長くなっている。このように本実施形態では、隣接部14eが広く設けられており、その分、隣接部14eによる剛性向上の効果がより有効に発揮される。
また、図6に示すように、前後方向における隣接部14eの中央部には隆起形状の補強部14iが形成されている。この補強部14iは、シート幅方向に沿って延出し、その先端は突出部14cに差し掛かる位置に達している。このように補強部14iが設けられていることで隣接部14e自体の剛性が向上し、突出部14cの剛性が更に高められている。
なお、図6から分かるように、補強部14iは、シート幅方向において、前側の第二延出部14g及び後側の第二延出部14gの各々と同じ位置にある。このようにシート幅方向において第二延出部14gが設けられている範囲に補強部14iが設けられていることで、係止ブラケット14の肥大化を抑えつつ係止ブラケット14の剛性が更に向上する。
10 シートバックフレーム
11 アッパフレーム
12 シートバックサイドフレーム
12a 窪み部
12h 貫通孔
13 ロアメンバーフレーム
14 係止ブラケット(係合部材)
14a 環状部
14b 貫通孔
14c 突出部
14d 規制部
14e 隣接部
14f 第一延出部
14g 第二延出部
14i 補強部
20 シートクッションフレーム
21 シートクッションサイドフレーム
22 パンフレーム
23 連結ブラケット(第二の係合部材)
23a 補強部
23b 脆弱部
23c 貫通孔
23d 環状部(第二の環状部)
23e 係合突起部
23f 抜き孔
24 連結パイプ
30 スライドレール機構
40 高さ調整機構
50 リクライニング機構
51 リクライニング軸
60 スパイラルスプリング(付勢部材)
60a 外側端部(第一端部)
60b 内側端部(第二端部)
F シートフレーム
L 操作レバー
S 車両用シート
S1 シートバック
S2 シートクッション
S3 ヘッドレスト

Claims (6)

  1. シートバックと、シートクッションと、前記シートクッションに向かって倒れる向きに前記シートバックを付勢する付勢部材と、を有する車両用シートであって、
    前記シートバックは、前記付勢部材を固定するために前記付勢部材の端部と係合する係合部材を有し、
    該係合部材は、前記付勢部材の端部と係合するために前記車両用シートの幅方向において外側に突出した突出部と、前記幅方向において前記突出部と隣接した隣接部と、を備え、
    該隣接部には、前記車両用シートの前後方向に沿って延出した第一延出部と、該第一延出部と連続しており該第一延出部と交差する方向に沿って延出した第二延出部と、が設けられていることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記第二延出部は、前記前後方向における前記隣接部の両端部にそれぞれ設けられており、
    前記前後方向における前記隣接部の中央部には隆起形状の補強部が設けられており、
    該補強部は、前記幅方向において、各々の前記第二延出部と同じ位置にあることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記シートバックは、シートバックフレームを有し、
    前記幅方向における前記シートバックフレームの両端部にはシートバックサイドフレームが備えられており、
    前記係合部材により近い方の前記シートバックサイドフレームのうち、前記幅方向における外側端部には、前記幅方向において内側に窪んだ窪み部が設けられており、
    前記窪み部内に前記係合部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート。
  4. 前記突出部の先端部には、前記突出部に係合した前記付勢部材の端部を係止して前記付勢部材の端部が前記幅方向の外側に移動するのを規制する規制部が形成されており、
    前記前後方向における前記隣接部の長さは、前記前後方向における前記規制部の長さよりも長いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用シート。
  5. 前記シートバックは、シートバックフレームを有し、
    前記幅方向における前記シートバックフレームの両端部にはシートバックサイドフレームが備えられており、
    前記係合部材は、該係合部材により近い方の前記シートバックサイドフレームのうち、前記幅方向における外側端部に取り付けられる環状部をさらに有し、
    前記突出部、前記隣接部及び前記環状部は、同一の部材によって構成されていることで一体化していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両用シート。
  6. 前記付勢部材のうち、前記係合部材と係合する第一端部とは反対側に位置する第二端部と係合する第二の係合部材を更に有し、
    前記第二の係合部材は、前記幅方向において前記付勢部材と隣り合う位置に配置された第二の環状部を有し、
    前記第二の環状部と、前記前後方向において前記環状部と同じ位置に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の車両用シート。
JP2016156887A 2016-08-09 2016-08-09 車両用シート Active JP6761171B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016156887A JP6761171B2 (ja) 2016-08-09 2016-08-09 車両用シート
PCT/JP2017/013791 WO2018029897A1 (ja) 2016-08-09 2017-03-31 車両用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016156887A JP6761171B2 (ja) 2016-08-09 2016-08-09 車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018024316A true JP2018024316A (ja) 2018-02-15
JP6761171B2 JP6761171B2 (ja) 2020-09-23

Family

ID=61161856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016156887A Active JP6761171B2 (ja) 2016-08-09 2016-08-09 車両用シート

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6761171B2 (ja)
WO (1) WO2018029897A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020142580A (ja) * 2019-03-05 2020-09-10 トヨタ紡織株式会社 バックフレーム
JP2020185883A (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 本田技研工業株式会社 車両

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS622909A (ja) * 1985-06-28 1987-01-08 株式会社タチエス リクライニング装置
JP2008178566A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Fuji Kiko Co Ltd リクライニング装置の溶接構造
JP2015030341A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 テイ・エス テック株式会社 車両用シート

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS622909A (ja) * 1985-06-28 1987-01-08 株式会社タチエス リクライニング装置
JP2008178566A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Fuji Kiko Co Ltd リクライニング装置の溶接構造
JP2015030341A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 テイ・エス テック株式会社 車両用シート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020142580A (ja) * 2019-03-05 2020-09-10 トヨタ紡織株式会社 バックフレーム
JP7183872B2 (ja) 2019-03-05 2022-12-06 トヨタ紡織株式会社 バックフレーム
JP2020185883A (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 本田技研工業株式会社 車両

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018029897A1 (ja) 2018-02-15
JP6761171B2 (ja) 2020-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5176555B2 (ja) フレーム構造
WO2012011542A1 (ja) 乗物用シート
US9616777B2 (en) Vehicle seat
JP5802368B2 (ja) 乗物用シート
US9156382B2 (en) Vehicle seat
US20150090855A1 (en) Vehicle seat
WO2012077764A1 (ja) 車両用シート
US20150251574A1 (en) Head rest
JP6005164B2 (ja) 車両用シート
WO2017056521A1 (ja) シートフレーム
WO2014167639A1 (ja) シート用フレーム
US10040376B2 (en) Seat frame
WO2018029897A1 (ja) 車両用シート
CN106335414B (zh) 交通工具座椅
JP2018083452A (ja) 乗物用シート
WO2018029898A1 (ja) 車両用シート
JP2012030742A (ja) バックル結合体を装備した車両用シート
JP6544023B2 (ja) 車両用シート
JP2022168254A (ja) 車両用シート
JP5156697B2 (ja) 車両用シート
JP2013067281A (ja) 車両用衝撃吸収シート
JP2018027745A (ja) 乗物用シート及びその製造方法
JP5629516B2 (ja) 乗物用シート
JP7423698B2 (ja) 車両用シートフレーム及び車両用シート
JP6390288B2 (ja) シートバックフレーム構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6761171

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250