JP2008178566A - リクライニング装置の溶接構造 - Google Patents

リクライニング装置の溶接構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2008178566A
JP2008178566A JP2007014466A JP2007014466A JP2008178566A JP 2008178566 A JP2008178566 A JP 2008178566A JP 2007014466 A JP2007014466 A JP 2007014466A JP 2007014466 A JP2007014466 A JP 2007014466A JP 2008178566 A JP2008178566 A JP 2008178566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reclining mechanism
base plate
hook member
plate
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007014466A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuto Fujii
勝人 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jtekt Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP2007014466A priority Critical patent/JP2008178566A/ja
Publication of JP2008178566A publication Critical patent/JP2008178566A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

【課題】ベースプレートとリクライニング機構及びフック部材の固定を1回の溶接で高精度且つ効率的に行うことができるリクライニング機構の溶接構造提供すること。
【解決手段】リクライニング装置のベースプレート1とフック部材5及びリクライニング機構3の溶接構造として、前記リクライニング機構3の前記ベースプレート1との接合面に突設された複数の円柱状突起8の各外側半円周を連ねた孔9を前記ベースプレート1に形成し、前記フック部材5の外周形状を前記ベースプレート1の前記孔9内に嵌合する形状に成形するとともに、該フック部材5の外周部に前記リクライニング機構3の前記円柱状突起8の各内側半円周に沿う半円状凹部5aを形成し、前記ベースプレート1の孔9内に前記リクライニング機構3の円柱状突起8と前記フック部材5を嵌合させ、その嵌合部を溶接する構造とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、リクライニング装置のベースプレートとリクライニング機構及びフック部材の溶接構造に関するものである。
車両用シートのシートバックの傾斜角度を調整するためのリクライニング装置としては、シートクッション側に取り付けられたベースプレートとシートバック側に取り付けられたアームプレートとの間にリクライニング機構を介設し、シートバックを前傾側へ付勢するために両プレート間にリターンスプリングを介装して構成され、回動可能に軸支された操作レバーの回動操作によって前記リクライニング機構による前記アームプレートの傾動ロックを解除するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種のリクライニング装置では、例えばシートバック側に設けられた操作レバーを操作することによってリクライニング機構によるシートバックの傾動ロックを解除し、その状態でシートバックの傾斜角度を任意に調整することが行われる。
ところで、斯かるリクライニング装置では、リクライニング機構の両側面がベースプレートとアームプレートに溶接によって固定されている。即ち、図3の分解斜視図に示すように、円板状のリクライニング機構103の中心部には1つの円孔107が形成されており、その一端面の円孔107の周囲には6つの円柱状突起108が突設され、図示しないが、他端面にも同様の6つの円柱状突起が突設されている。
又、ベースプレート101の幅方向中央には、前記リクライニング機構103の円孔107に連通する1つの円孔113が形成されており、その周囲には、リクライニング機構103に突設された6つの前記円柱状突起108が嵌合するための6つの円孔114が形成されている。そして、このベースプレート101には、アームプレート102との間に介装されるリターンスプリング104の内端部を係止するためのフック部材105が溶着されるが、このフック部材105には1つの円孔110が形成されている。
同様に、アームプレート102の幅方向中央には、前記リクライニング機構103の円孔107に連通する1つの円孔111が形成されており、その周囲には、リクライニング機構103に突設された不図示の6つの円柱状突起が嵌合するための6つの円孔112が形成されている。そして、このアームプレート102にはリターンスプリング104の外端部を係止するためのフック部材106が取り付けられる。
而して、ベースプレート101の6つの円孔114にリクライニング機構103の6つの円柱状突起108を嵌合し、その嵌合部を溶接することによってベースプレート101をリクライニング機構103に固定した後、該ベースプレート101にフック部材105を溶接することによって両者を固定する。或は、フック部材105が先に溶接されたベースプレート101にリクライニング機構103を溶接して三者が固定される。
同様に、アームプレート102の6つの円孔112にリクライニング機構103の不図示の6つの円柱状突起を嵌合し、その嵌合部を溶接することによってアームプレート102をリクライニング機構103に固定した後、該アームプレート102にフック部材106が取り付けられる。
特開2001−292850号公報
しかしながら、上記従来の溶接構造では、リクライニング機構103とフック部材105はベースプレート101に対して別々に溶接されるため、三者の固定には2回の溶接が必要となり、溶接工数が増える他、溶接熱による歪によってベースプレート101に反りが発生し、ベースプレート101の円孔114とリクライニング機構103の円柱状突起108との嵌合が良好になされないという問題が発生していた。
又、溶接による盛り上がりやスパッタの付着によってフック部材がベースプレートに正確に取り付けられなくなるという問題も発生していた。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ベースプレートとリクライニング機構及びフック部材の固定を1回の溶接で高精度且つ効率的に行うことができるリクライニング機構の溶接構造提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、ベースプレートとアームプレート間にリクライニング機構を介設し、前記ベースプレートとアームプレートにそれぞれ取り付けられたフック部材にリターンスプリングの各端部を係止して構成されるリクライニング装置の前記ベースプレートと前記アームプレートの何れか一方と、前記リターンスプリングの内端を係止する一方の前記フック部材及び前記リクライニング機構の溶接構造であって、
前記リクライニング機構の前記一方のプレートとの接合面に突設された複数の柱状突起の各外側半円周を連ねた孔を前記一方のプレートに形成し、前記フック部材の外周形状を前記一方のプレートの前記孔内に嵌合する形状に成形するとともに、該フック部材の外周部に前記リクライニング機構の前記柱状突起の各内側半円周に沿う半円状凹部を形成し、前記一方のプレートの孔内に前記リクライニング機構の柱状突起と前記フック部材を嵌合させ、その嵌合部を溶接するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、リターンスプリングの内端部を係止するフック部材を固定する側のプレートの孔内にリクライニング機構の柱状突起とフック部材を嵌合させ、その嵌合部を溶接するようにしたため、一方のプレートとフック部材及びリクライニング機構の固定を1回の溶接で同時に行うことができ、工数を削減して溶接作業の効率化を図ることができる。
又、溶接が1回で済むため、溶接熱の影響が軽減され、熱歪によるプレートの反りを防いでプレートとリクライニング機構及びフック部材の固定を高精度に行うことができ、プレートの孔内へのリクライニング機構の円柱状突起とフック部材の嵌合が良好且つ安定的になされる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る溶接構造を示すリクライニング装置の主要部品の分解斜視図、図2は同主要部品の溶接部の部分正面図である。
車両用シートのシートバックの傾斜角度を調整するためのリクライニング装置は、図1に示すように、シートクッション側に取り付けられたベースプレート1と、シートバック側に取り付けられたアームプレート2と、両プレート1,2間に介設される円柱状のリクライニング機構3と、両プレート1,2間に介装されるリターンスプリング4を主要部品として備えており、リターンスプリング4の内端部と外端部はフック部材5,6によってそれぞれ係止されている。
上記リクライニング機構3は、シートバックの傾斜角度を調整するためのものであって、その内部には、シートバック側に取り付けられた前記アームプレート2の回動(シートバックの傾動)をロック/アンロックする機構が収容されており、その中心部には操作軸が挿着される円孔7が形成されている。そして、このリクライニング機構3の一端面(図1の手前側の面)の円孔7の周囲には6つの円柱状突起8が突設され、図示しないが、他端面にも同様の6つの円柱状突起が突設されている。
又、前記ベースプレート1は板金のプレス成形品であって、その幅方向中央には、前記リクライニング機構3の一端面(ベースプレート1との接合面)に突設された6つの前記円柱状突起8の各外側半円周を連ねた孔9が形成されており、この孔9の外周部には、6つの半円状凹部9aが円柱状突起8に対応するように形成されている。
リターンスプリング4の内端部を係止するための前記フック部材5は、その外周がベースプレート1の前記孔9内に嵌合する形状及び寸法に成形されており、中心部には、リクライニング機構3に形成された前記円孔7に連通する1つの円孔10が形成されている。そして、フック部材5の外周部には、リクライニング機構3の6つの前記円柱状突起8の各内側半円周に沿う半円状凹部5aが形成されている。
更に、前記アームプレート2も板金のプレス成形品であって、その幅方向中央には、前記リクライニング機構3の円孔7に連通する1つの円孔11が形成されており、その周囲には、リクライニング機構3に突設された不図示の6つの円柱状突起が嵌合するための6つの円孔12が形成されている。そして、このアームプレート2にはリターンスプリング4の外端部を係止するための前記フック部材6がカシメピンや溶接等により取り付けられる。
ここで、本発明の要旨を構成するベースプレート1とリクライニング機構3及びフック部材5の溶接構造について説明する。
ベースプレート1とリクライニング機構3及びフック部材5を溶接によって固定するには、図2に示すように、ベースプレート1の孔9内にリクライニング機構3の円柱状突起8とフック部材5を嵌合させる。即ち、ベースプレート1の孔9の外周に形成された6つの半円状凹部9aにリクライニング機構3に突設された6つの円柱状突起8の外側半円周部分が嵌合するように位置合わせした状態で、ベースプレート1の孔9内にリクライニング機構3の円柱状突起8を嵌め込む。
次に、上述のようにしてベースプレート1の孔9内に嵌め込まれたリクライニング機構3の6つの円柱状突起8の内側半円周部分に、フック部材5の外周に形成された6つの半円状凹部5aが嵌合するように位置決めした状態で、ベースプレート1の孔9内にフック部材5を嵌め込む。
以上のようにしてベースプレート1の孔9内にリクライニング機構3の円柱状突起8とフック部材5を嵌合させた状態で、その嵌合部の図2に示すa,b,c,dの4点を溶接すると、ベースプレート1とリクライニング機構3及びフック部材5の固定を1回の溶接で行うことができ、工数を削減して溶接作業の効率化を図ることができる。
又、上述の溶接構造によれば、溶接が1回で済むため、溶接熱の影響が軽減され、熱歪によるベースプレート1の反りが防がれ、ベースプレート1とリクライニング機構3及びフック部材5の固定を高精度に行うことができ、ベースプレート1の孔9内へのリクライニング機構3の円柱状突起8及びフック部材5の嵌合を良好且つ安定的に行うことができる。
更に、溶接が1回で済む結果、ベースプレート1に溶接による盛り上がりやスパッタの付着が発生することがなく、フック部材5がベースプレート1とリクライニング機構3に正確に取り付けられ、該フック部材5に形成された円孔10とリクライニング機構3に形成された円孔7とが正確に合致した状態でフック部材5が取り付けられる。
又、アームプレート2は、これに形成された6つの円孔12にリクライニング機構3の不図示の6つの円柱状突起を嵌合し、その嵌合部をスポット溶接することによってリクライニング機構に固定され、その後、該アームプレート2にフック部材6が取り付けられる。
尚、上記実施の形態では、リクライニング機構3の一端面に6つの円柱状突起8を突設したが、その数や形状は上記実施の形態に限定されるものではなく、又、その間隔も等間隔である必要はない。この場合、ベースプレート及びフック部材の形状は柱状突起の形状に合わせて変形可能である。更に、上記実施の形態では、ベースプレート1にリターンスプリング4の内端部を係止するフック部材5を固定する場合について説明したが、アームプレートにリターンスプリングの内端部を係止するフック部材を固定する場合も同様である。
本発明に係る溶接構造を示すリクライニング装置の主要部品の分解斜視図である。 本発明に係る溶接構造を示すリクライニング装置の主要部品の溶接部の部分正面図である。 従来の溶接構造を示すリクライニング装置の主要部品の分解斜視図である。
符号の説明
1 ベースプレート
2 アームプレート
3 リクライニング機構
4 リターンスプリング
5 フック部材
5a フック部材の半円状凹部
6 フック部材
7 リクライニング機構の円孔
8 リクライニング機構の円柱状突起
9 ベースプレートの孔
9a ベースプレートの孔の半円状凹部
10 フック部材の円孔
11,12 アームプレートの円孔

Claims (1)

  1. ベースプレートとアームプレート間にリクライニング機構を介設し、前記ベースプレートとアームプレートにそれぞれ取り付けられたフック部材にリターンスプリングの各端部を係止して構成されるリクライニング装置の前記ベースプレートと前記アームプレートの何れか一方と、前記リターンスプリングの内端を係止する一方の前記フック部材及び前記リクライニング機構の溶接構造であって、
    前記リクライニング機構の前記一方のプレートとの接合面に突設された複数の柱状突起の各外側半円周を連ねた孔を前記一方のプレートに形成し、前記フック部材の外周形状を前記一方のプレートの前記孔内に嵌合する形状に成形するとともに、該フック部材の外周部に前記リクライニング機構の前記柱状突起の各内側半円周に沿う半円状凹部を形成し、前記一方のプレートの孔内に前記リクライニング機構の柱状突起と前記フック部材を嵌合させ、その嵌合部を溶接するようにしたことを特徴とするリクライニング装置の溶接構造。
JP2007014466A 2007-01-25 2007-01-25 リクライニング装置の溶接構造 Pending JP2008178566A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007014466A JP2008178566A (ja) 2007-01-25 2007-01-25 リクライニング装置の溶接構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007014466A JP2008178566A (ja) 2007-01-25 2007-01-25 リクライニング装置の溶接構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008178566A true JP2008178566A (ja) 2008-08-07

Family

ID=39722915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007014466A Pending JP2008178566A (ja) 2007-01-25 2007-01-25 リクライニング装置の溶接構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008178566A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016047562A1 (ja) * 2014-09-22 2016-03-31 テイ・エス テック株式会社 車両用シートフレーム及び車両用シート
WO2018029897A1 (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 テイ・エス テック株式会社 車両用シート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016047562A1 (ja) * 2014-09-22 2016-03-31 テイ・エス テック株式会社 車両用シートフレーム及び車両用シート
WO2018029897A1 (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
JP2018024316A (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 テイ・エス テック株式会社 車両用シート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5098867B2 (ja) シートリクライニング装置
JP5167948B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP5046682B2 (ja) 車両用シートリクライニング装置
JP5125836B2 (ja) シートリクライニング装置
JP5051165B2 (ja) 車両用シートリクライニング装置
JP6147980B2 (ja) シートリクライニング装置
US20150266398A1 (en) Seat reclining apparatus
JP5801849B2 (ja) リクライニング装置
JP5262957B2 (ja) リクライニング装置
JP2008178566A (ja) リクライニング装置の溶接構造
JP5028037B2 (ja) リクライニング装置
JP4917389B2 (ja) シート
JP2018079769A (ja) リクライニング装置
JP4720660B2 (ja) 連結装置
JP4750534B2 (ja) リクライニング装置
JP2013011061A (ja) ロック装置
JP2007082928A (ja) 継手装置
JP4720659B2 (ja) 連結装置
JP5128850B2 (ja) 両側リクライニング機構及び両側リクライニング機構の組み付け方法
JP4824938B2 (ja) リクライニング装置
JP6385541B2 (ja) リクライニング装置
JP2010213839A (ja) 車両用シートの連結装置
JP5487742B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP2012224211A (ja) シートリクライニング装置
JP2009077920A (ja) リクライニング装置及びそのガタ低減方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110829